JP2019211076A - 駆動伝達装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転体の回転ムラを小さく抑えること。【解決手段】第一歯車と、前記第一歯車と噛み合う第二歯車と、を備え、前記第一歯車と前記第二歯車を介して回転体に駆動を伝達する駆動伝達装置であって、前記第一歯車および前記第二歯車の全ての歯は、歯先と歯底の間において、噛み合う側の一方の歯面と、前記一方の歯面とは反対側で非噛み合い側の他方の歯面と、を有し、前記一方の歯面は、インボリュート曲線に沿うように形成された面であり、前記他方の歯面は、歯車の回転中心から歯先を通る直線を基準とした前記一方の歯面の線対称な面より内側に設けられた、歯先から歯底まで前記直線を通る面である。【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の歯車を介して回転体に駆動を伝達する駆動伝達装置及びこれを備えた画像形成装置に関するものである。
プリンタ、複写機、ファクシミリ装置等の画像形成装置は、露光部により静電潜像を生成可能な感光層を有し、現像器によりトナー像を担持する感光ドラムを有している。この感光ドラムは、駆動源から駆動力が伝達され回転し、静電潜像に現像器によってトナーが付着される。その後、感光ドラムに付着された前記トナーが転写器により記録媒体に転写される。しかし、転写器により記録媒体に転写されずに感光ドラムに残留するトナーも少なからず存在するため、この残留トナーを感光ドラムから除去するトナー除去部も備えている。
トナー除去部としては、大きく分けて2つのトナー除去部が存在する。1つ目のトナー除去部は、クリーニングブレードを有し、回転する感光ドラムに対してカウンター方向からクリーニングブレードを当接させて、感光ドラムからトナーを除去する。他方のトナー除去部は、一般的にクリーナーレス構成と呼ばれるものである。感光ドラムに残留したトナーを現像器による感光ドラムへのトナー付着動作と同時に、静電吸引力により現像器で回収する。つまり、クリーニングブレードがない。
ここで、感光ドラムを回転させるときの負荷トルクに着目すると、以下のような違いがある。クリーニングブレードを有する構成の場合は、ブレード当接部での摩擦力が大きいために負荷トルクが大きく、クリーナーレス構成の場合は、摩擦力がほとんど働かないために負荷トルクが小さいという違いがある。しかし、負荷トルクが小さいと、感光ドラムの回転ムラが発生しやすくなる。
例えば、互いに噛み合うギア同士のアライメントが少し崩れたとき、負荷トルクがある程度大きい場合は、ギアの歯面が潰れてくれるため、噛み合う歯面同士の接触面積を稼げる。しかし、負荷トルクが小さい場合は、ギアの歯面が潰れないため、噛み合う歯面同士の接触面積は非常に小さくなり、噛み合い率が低下してしまう。このため、前述したように、負荷トルクが小さいと、感光ドラムの回転ムラが発生しやすくなる。
すなわち、クリーナーレス構成は、クリーニングブレードを有する構成と比べて、残留トナーを再利用でき、残留トナーを回収して貯めておくスペースを必要とせず、また駆動トルクも小さいといった小資源化、小型化および省エネルギーというメリットはある。しかし、クリーナーレス構成は、負荷トルクが小さいため、回転ムラが発生しやすく、縞模様が現れるバンディング等の画像不良が発生するという問題があった。
この負荷トルクが小さいときの回転ムラを解消する構成としては、従来、感光ドラムの側面にコイルスプリングによって負荷トルクを加えた構成がある(特許文献1)。また、ギアのスラスト力によって摩擦力を加え、その摩擦力を調整できるようにした構成もある(特許文献2)。
また、ギアの歯を撓みやすくする構成としては、歯の材質を柔らかいものにした構成(特許文献3)や、ギアの歯幅を細くした構成および歯部に穴を開けた構成(特許文献4)がある。
また、ギアの歯を撓みやすくする構成としては、ギアの歯にバネの効果を発揮させる部分を設けた構成(特許文献6)がある。具体的には、図13に示すように、ギアの歯61がバネ性を持って周方向に移動可能なように、歯61の根元の両側に略方形の切り込み61aを設けている。
また、特許文献7には、互いに噛合する一対の歯車からなる歯車装置が開示されている。特許文献7では、図17に示すように、一方の歯車62の全歯63と他方の歯車64の一枚おきの歯65に対し、それぞれ対向する片側歯面に歯先から歯元にかけて切欠き63a,65aを形成している。また、他方の歯車64の残りの歯66に対し、前記切欠き65aを有する歯65の反対側歯面と対向する片側歯面に、その歯厚方向に突出する延設部66aを設け、その歯先部分に切欠き66bを形成している。
特開平6−124054号公報 特開2004−156746号公報 特開2003−323077号公報 特開平10−171194号公報 特開2017−150619号公報 特開平6−305224号公報 実開昭59−122459号公報
しかしながら、回転体の負荷トルクが小さい場合でも、省エネルギー、低コストを実現しつつ、回転体の回転ムラを小さく抑えることは難しかった。強制的に負荷トルクを与える構成では、省エネルギーというクリーナーレス構成の1つのメリットが無くなってしまう。さらに、負荷トルクを付与する機構の追加でコストアップにもなってしまう。
また、ギアの歯を撓みやすくするために、ギアの材質をプリンタギアに一般的に用いられているポリアセタール(POM)よりも柔らかいポリエステル系エラストマーなどの材質にする構成では、コストアップが避けられない。また、ギアの歯幅を細くする構成では、噛み合い率が減ってしまう。ギアの歯部に穴を開ける構成では、感光ドラムを駆動するギアのモジュールは一般的におよそ0.5と歯自体が小さいため穴径を非常に小さくする必要がある。このため、ギアをモールド成形で作るために細い突起を有する金型を作る必要があるが金型強度が弱く実用的ではない。また、歯の根元の両側に略方形の切り込みを設けた構成では、噛み合いを良好に保つためには歯面を歯底まで残してその下を切り欠くことになるが、この場合もモールド成形で作るために細い突起を有する金型を作る必要があり金型強度が弱く実用的ではない。
上記課題を解決するため、本発明は、第一歯車と、前記第一歯車と噛み合う第二歯車と、を備え、前記第一歯車と前記第二歯車を介して回転体に駆動を伝達する駆動伝達装置であって、前記第一歯車および前記第二歯車の全ての歯は、歯先と歯底の間において、噛み合う側の一方の歯面と、前記一方の歯面とは反対側で非噛み合い側の他方の歯面と、を有し、前記一方の歯面は、インボリュート曲線に沿うように形成された面であり、前記他方の歯面は、歯車の回転中心から歯先を通る直線を基準とした前記一方の歯面の線対称な面より内側に設けられた、歯先から歯底まで前記直線を通る面であることを特徴とする。
本発明によれば、回転体の回転ムラを小さく抑えることができる。
実施例1に係るギア形状を示す図である。 実施例1に係る画像形成装置の概略構成図である。 実施例1に係る感光ドラム駆動伝達装置を示す上面図である。 実施例1に係る感光ドラム駆動伝達装置を示す背面図である。 ギアの回転伝達誤差の測定に用いた噛み合い試験機の概略図である。 比較例のギアのアライメントずれに対する回転伝達誤差と負荷トルクの影響を測定した結果を示す図である。 実施例1に係るギアのアライメントずれに対する回転伝達誤差を低負荷トルク下で測定した結果を示す図である。 比較例のギアの高負荷トルク下での互いに噛み合う歯面の接触面積を示す図である。 比較例のギアの低負荷トルク下での互いに噛み合う歯面の接触面積を示す図である。 実施例1に係るギアの低負荷トルク下での互いに噛み合う歯面の接触面積を示す図である。 実施例2に係るギア形状を示す図である。 実施例3に係るギア形状を示す図である。 従来のギア形状を示す図である。 実施例4に係る画像形成装置の概略構成図である。 実施例4に係る感光ドラムおよび中間転写ベルト駆動伝達装置を示す背面図である。 実施例4に係るギア形状を示す図である。 従来のギア形状を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
〔実施例1〕
実施例1に係る駆動伝達装置を備えた画像形成装置について、図面に基づいて詳細に説明する。まず画像形成装置について説明し、次に駆動伝達装置について説明する。
図2は、本実施例に係る画像形成装置1を装置正面から見た概略構成図である。図2において、2は像担持体である感光ドラムである。感光ドラム2は、黒色の現像剤(トナー)を備えたプロセスカートリッジ3に回転自在にその両端を支持されて設けられている。また、回転体である感光ドラム2は、図3に示す駆動モータ20およびギア22,23,24により画像形成装置1の背面側の端部から駆動伝達され、図2の反時計回り方向に回転駆動される。感光ドラム2は、表面に感光層としての有機光導電体層を塗布された感光体である。感光ドラム2は、帯電ローラ4に帯電バイアスを印加することにより、その表面が一様に帯電される。帯電された感光ドラム2は、露光部であるレーザースキャナユニット5から発せられたレーザー光6により選択的に露光され、静電潜像が形成される。感光ドラム2に形成された静電潜像は、現像部7によりトナーを付着させられ、トナー像として現像される。
記録媒体としての記録紙Pは給送カセット8に積載されている。記録紙Pは図示しない駆動モータおよび駆動伝達部により所定のタイミングで駆動される給送ローラ9により給送されると同時に、分離パッド10の摩擦力により捌かれて、1枚の記録紙Pのみが給送される。その後、記録紙Pはレジストローラ対11を通って感光ドラム2と転写部である転写ローラ12とが当接する転写位置に搬送される。転写位置では、所定のバイアスを印加された転写ローラ12により、感光ドラム2上のトナー像が記録紙Pに転写される。
ここで、感光ドラム2上のトナー像は全て記録紙Pに転写されるわけではなく、転写後に残留トナーとして感光ドラム2上に残ってしまうトナーも存在する。この残留トナーは、導電性ブラシ等によりなるメモリ除去部材13により掻き乱されて一様に分散される。その後、現像部7による感光ドラム2へのトナー付着動作と同時に、残留トナーは静電吸引力により現像部7で回収される。この残留トナー除去部は、一般的にクリーナーレス部と呼ばれる。
感光ドラムに接しながらクリーニングするクリーニングブレードを設けないクリーナレス構成として、導電性ブラシ等よりなるメモリ除去部材を用いた構成を例示したが、これに限定されるものではない。導電性ブラシを使わずに、クリーニングブレードを設けないクリーナレス構成としても良い。転写工程後に感光ドラム上に残った残留トナーは、帯電ニップ前の空隙部における放電によって感光ドラムと同様に負極性に帯電される。負極性に帯電した残留トナーは、感光ドラムと帯電ローラとが対向する帯電ニップにおいて電位差の関係(例えば感光ドラム表面電位=−700V、帯電ローラ電位=−1300V)で帯電ローラには付着せず通過することになる。帯電ニップを通過した残留トナーは、感光ドラムの表面のうちレーザー光が照射されるレーザー照射位置に到達する。残留トナーは露光部のレーザー光を遮蔽するほど多くないため、感光ドラム上の静電潜像を作像する工程に影響しない。レーザ照射位置を通過したトナーのうち非露光部(レーザー照射を受けていない感光ドラム面)のトナーは、現像部において、静電力によって回収される。
一方、レーザ照射位置を通過したトナーのうち露光部(レーザー照射を受けた感光ドラム面)のトナーは、静電力的には回収されずにそのまま感光ドラム上に存在し続ける。しかし、一部のトナーは、現像部と感光ドラムの周速差による物理的な力で回収されることもある。このように記録紙に転写されずに感光ドラム上に残ったトナーは、概ね現像部に回収される。そして、現像部に回収されたトナーは、現像部内に残っているトナーと混合され使用される。
また、感光ドラム上に残った残留トナーを帯電ローラに付着させずに帯電ニップを通過させるために、感光ドラムの回転方向における転写ローラと帯電ローラの間に光除電部材を設けた構成としてもよい。光除電部材は、帯電ニップで安定した放電を行うために転写ニップを通過したあとの感光ドラムの表面電位を光除電する。光除電部材は、前記露光部とは別に設けられており、転写後の感光ドラムに残留するトナーに光を照射する転写後露光部である。この光除電部材によって、帯電前の感光ドラムの電位を光除電しておくことで、帯電時に均一な放電が行え、転写残トナーを均一に負極性にすることが可能となる。その結果、転写残トナーは帯電ニップを通過する。
あるいは、感光ドラム上に残った残留トナーを帯電ローラに付着させずに帯電ニップを通過させるために、帯電ローラを感光ドラムと所定の周速差を設け駆動回転させる構成としてもよい。上述のように放電によってほとんどのトナーが負極性になるものの、若干負極性になりきれなかったトナーが残っており、このトナーが帯電ニップで帯電ローラに付着することがある。そこで、帯電ローラと感光ドラムを所定の周速差を設けて駆動回転させることで、感光ドラムと帯電ローラとの摺擦によって、このようなトナーを負極性にさせることが可能となる。これによって帯電ローラへのトナーの付着を低減する効果がある。
このように、導電性ブラシを使わずに、クリーニングブレードを設けないクリーナレス構成としても良い。
トナー像を転写された記録紙Pは定着部である定着ローラ対14に搬送され、トナー像が熱と圧力により記録紙P上に溶融固着されることにより画像が得られる。定着ローラ対14により搬送された記録紙Pは、排出ローラ対15を通過して排出トレイ16上に排出、積載される。
図3は、回転体である感光ドラム2を回転駆動させる駆動伝達装置17を説明するための図であり、図2における画像形成装置1の上面から見た図である。感光ドラム2に駆動を伝達する駆動伝達装置17は、図3に示すように、駆動源である駆動モータ20と、ピニオンギア22と、第一歯車である伝達ギア23と、第二歯車であるドラムギア24と、を有している。駆動源となる駆動モータ20は、本体後側板26に図示しないビスにより締結されている。駆動モータ20の出力軸となるモータ軸21にはピニオンギア22が圧入固定されている。後側板26にはギア軸27がかしめ部により取り付けられている。ギア軸27には伝達ギア23が回転可能に保持されている。回転体である感光ドラム2は中空構造であり、その両端には樹脂でできたフランジ28,29が圧入固定されている。回転軸であるドラム軸30は感光ドラム2の内部を貫通しており、フランジ28,29に固定保持されている。すなわち、ドラム軸30と感光ドラム2とは一体となって回転可能である。回転軸であるドラム軸30の一方の端部には、回転体ギアであるドラムギア24が圧入固定されている。プロセスカートリッジの枠体31は、画像形成装置の本体フレームをなす前側板25および前側板25と対向する後側板26に設けられた穴に入り込んで位置決めされ、図示しない押圧部により保持されている。ドラム軸30はプロセスカートリッジの枠体31に回転可能に保持されており、その背面側(後側板26側)の先端部にはドラムギア24が図示しない平行ピンにより取り付けられている。よって、ドラムギア24が回転すると、ドラム軸30を介して感光ドラム2が回転する。
図4は、感光ドラム2を回転駆動させる駆動伝達装置の回転方向を説明するための図であり、図2における画像形成装置の背面側(図3における矢印R方向)から見た図である。ピニオンギア22は、駆動モータ20により矢印A方向に回転する。伝達ギア23は、ピニオンギア22と噛み合い、ピニオンギア22が矢印A方向に回転することで矢印B方向に回転する。ここで伝達ギア23は、ピニオンギア22と噛み合う大ギアと、ドラムギア24と噛み合う前記大ギアより径の小さい小ギアを有する段ギアであり、減速機能を持つ。ドラムギア24は、伝達ギア23と噛み合い、伝達ギア23が矢印B方向に回転することで矢印C方向に回転する。
以上で述べた3つのギアは全て、インボリュート歯面を持つハスバギアであり、モジュールは0.5、材質はポリアセタール(POM)である。ここで、ギアが持つインボリュート歯面とは、インボリュート曲線に沿うように形成された歯面である。インボリュート曲線は、基礎円(図4に示す一点鎖線の円)から作られる曲線(図1に実線で示した曲面と、点線で示した仮想の曲面)である。すなわち、インボリュート曲線は、法線が常に一つの定円(基礎円)に接するような平面曲線であり、基礎円に巻き付けた糸を弛まないように引きほどいていったときに、その糸の端点(先端)が描く曲線である。なお、基礎円は、インボリュート曲線の基礎となる円であり、歯車の大きさの基準となる基準円の大きさと歯車の圧力角(歯の傾き)によって決まる。
本実施例は、前述したようにクリーナーレス部を採用しているため、感光ドラム2が回転する際の摩擦抵抗が軽く、その負荷トルクはおよそ0.5kgf・cm程度と軽い。一方、クリーニングブレードを有している構成では一般的に負荷トルクが2.0kgf・cm以上と重い。ここで、負荷トルクによる回転ムラの違いとその原因について説明する。図5は、回転ムラを測定するのに使用した試験機の概略図である。伝達ギア23に相当する入力ギア33が図示しない駆動源から駆動伝達されて矢印D方向に回転する。ドラムギア24に相当する従動ギア34は、入力ギア33と噛み合っており、入力ギア33が矢印D方向に回転することで矢印E方向に従動回転する。従動ギア34側は、図示しない負荷部により負荷トルクを可変できる。また、従動ギア34の軸心35は矢印θ方向に傾けることができ、入力ギア33に対するアライメントを崩すことができる。図6は、比較例のギアを使用したときの、各負荷トルクに対するアライメントずれθと回転伝達誤差との関係を示したものである。比較例のギアは、図5に示すように入力ギア33と従動ギア34の歯の形状が、噛み合い側の歯面も非噛み合い側の歯面も、すべてインボリュート曲線に沿うように形成された歯面である。この比較例のギアの噛み合いにおいて、負荷トルクが第一の負荷トルク(ここでは2.0kgf・cm)のときは、アライメントがずれても回転伝達誤差は大きくは変化しない。しかし、負荷トルクが前記第一の負荷トルクより小さい第二の負荷トルク(ここでは0.5kgf・cm)のときは、アライメントが少しずれただけで回転伝達誤差が大きく悪化する。回転伝達誤差が良好なアライメントずれ範囲Kは、第二の負荷トルクの場合、第一の負荷トルクの場合に比べて非常に狭い。
次に、負荷トルクが前記第一の負荷トルクに比べて小さい第二の負荷トルクのとき、アライメントが少しずれただけで、なぜ回転伝達誤差が大きく悪化してしまうのかを説明する。図8は、負荷トルクが前記第二の負荷トルクに比べて大きい第一の負荷トルクであり、且つアライメントがずれたときの、図5における噛み合い部での入力ギア33の歯33aを拡大したものである。負荷トルクが第二の負荷トルクに比べて大きい第一の負荷トルクであるため、入力ギア33の歯33aの噛み合い側の歯面33bが従動ギア34により潰され、噛み合い接触部40の面積が大きくとれている。一方、図9は、負荷トルクが前記第一の負荷トルクに比べて小さい第二の負荷トルクであり、且つアライメントがずれたときの、図5における噛み合い部での入力ギア33の歯33aを拡大したものである。負荷トルクが前記第一の負荷トルクに比べて小さい第二の負荷トルクであるため、入力ギア33の歯33aの噛み合い側の歯面33bが従動ギア34により潰される量が前記第一の負荷トルクの場合に比べて少なく、噛み合い接触部41の面積が小さい。以上が負荷トルクによって回転ムラが違う説明であり、負荷トルクが第二の負荷トルクに比べて大きい第一の負荷トルクのときは、噛み合い接触部の面積を大きくとれるので、噛み合い率が大きいまま保たれて回転ムラも小さい。一方、負荷トルクが第一の負荷トルクに比べて小さい第二の負荷トルクのときは、噛み合い歯幅の面積が前記第一の負荷トルクの場合に比べて小さいため、噛み合い率が小さくなり、ギア噛み合い周期の回転ムラが悪化してしまう。
実際に画像形成装置を製造すると、互いに噛み合うギア同士のアライメントずれを無くすことは困難であり、治具を使わない状態で組み付けると、±30分くらいのずれが生じる。噛み合うギア同士のアライメントの±30分のずれは、ギアとそのギアを嵌合する軸との間の嵌合の誤差や、ギアを嵌合する軸とその軸を支持する側板などの部材との間のずれによる軸間距離の変化や軸の傾きが公差の範囲でずれることによって生じる。以上、比較例を例示して説明したことが、従来、負荷トルクが小さいクリーナーレス部を採用したときに回転ムラによるギア噛み合い周期のバンディングといった画像不良が発生してしまう原因であった。なお、ギア同士のアライメントずれを測定する治具は、2つの軸を有し、それぞれの軸にギアを取り付ける。そして、一方の軸を他方の軸に対してアライメントをずらすことで、前記2つの軸に取り付けたギア同士のアライメントずれを測定するものである。
そこで、本実施例では、回転体である感光ドラムに駆動を伝達する複数の歯車のうちの少なくとも1つの歯車の歯の形状を図1に示すように形成している。図1は、本実施例の特徴である伝達ギア23とドラムギア24の歯の形状を説明する図である。回転体である感光ドラムに駆動を伝達する駆動伝達装置17は、前述したように、駆動モータ20と、ピニオンギア22と、伝達ギア23と、ドラムギア24と、を有している(図3参照)。図1は、この駆動伝達装置のうち、第一歯車である伝達ギア23と、前記伝達ギア23と噛み合う第二歯車であるドラムギア24の要部を拡大して示した図である。
図1に示すように、第一歯車である伝達ギア23の全ての歯23aは、歯先23dと歯底23eの間において、噛み合う側の一方の歯面23bと、非噛み合い側の前記歯面23bとは反対側の他方の歯面23cと、を有している。ここでは、前記一方の歯面23bは、歯先23dから歯底23eまでインボリュート曲線(図1中の実線)に沿うように形成された歯面である。前記他方の歯面23cは、歯先23dから歯底23eまでインボリュート曲線(図1中の破線)よりも内側に切り欠かれた形状の面である。前記他方の歯面23cは、直線CL1を基準とした前記一方の歯面23cの線対称な面(図1に点線で示す仮想の面)23fより内側に設けられた、歯先23dから歯底23eまで前記直線CL1を通る面である。なお、直線CL1は、伝達ギア23の回転中心(図4に示す23C)から歯23aのインボリュート歯車を設計する際の設計上の歯先23gを通る直線である。直線CL1は、図1に実線で示す一方の歯面23bに対して、前記一方の歯面23bとは反対側の仮想の面(図1に点線で示す仮想の面)23fが線対称の関係になる基準線である。
前記伝達ギア23と噛み合う第二歯車であるドラムギア24の歯24aも、伝達ギア23の歯23aと同様に形成されている。第二歯車であるドラムギア24の全ての歯24aは、歯先24dと歯底24eの間において、噛み合う側の一方の歯面24bと、非噛み合い側の前記歯面24bとは反対側の他方の歯面24cと、を有している。ここでは、前記一方の歯面24bは、歯先24dから歯底24eまでインボリュート曲線で定義される歯面である。前記他方の歯面24cは、歯先24dから歯底24eまでインボリュート曲線よりも内側に切り欠かれた形状の面である。前記他方の歯面24cは、直線CL2を基準とした前記一方の歯面24bの線対称な面(図1に点線で示す仮想の面)24fよりも内側に設けられた、歯先24dから歯底24eまで前記直線CL2を通る面である。なお、直線CL2は、ドラムギア24の回転中心(図4に示す24C)から歯24aのインボリュート歯車を設計する際の設計上の歯先24gを通る直線である。直線CL2は、図1に実線で示す一方の歯面24bに対して、前記一方の歯面23bとは反対側の仮想の面(図1に点線で示す仮想の面)24fが線対称の関係になる基準線である。
前記伝達ギア23の歯23aと前記ドラムギア24の歯24aとは、インボリュート曲線で定義される歯面23bと歯面24bとが噛み合って駆動伝達されている。比較例のギアは、噛み合いに使用されない非噛み合い側の歯面もインボリュート曲線で定義される歯面を有していた。しかし、本実施例の噛み合いに使用されない非噛み合い側の歯面23c,24cは、歯先から歯底まで歯厚方向の中心である直線CL1,CL2までカットされた形状になっている。これにより、本実施例の歯23a,24aは比較例のギアの歯よりも剛性が弱くなっている。
図7は、本実施例の伝達ギア23とドラムギア24とを図5における入力ギア33と従動ギア34として使用したときの、負荷トルクが第一の負荷トルクに比べて小さい第二の負荷トルクのときのアライメントずれθと回転伝達誤差との関係を示した図である。ここでは、第二の負荷トルクとして0.5kgf・cmを例示している。図6で示した比較例のギアの回転伝達誤差が良好なアライメントずれ範囲Kと比較して、本実施例ではその範囲Lが大きくなっている。
次に、本実施例では比較例に比べてなぜ回転伝達誤差が良好なアライメントずれ範囲Lを大きくとれるのかについて説明する。図10は、負荷トルクが第一の負荷トルクに比べて小さく第二の負荷トルクであり、且つアライメントがずれたときの、図5における噛み合い部での入力ギアに相当する伝達ギア23の歯23aを拡大したものである。負荷トルクが第一の負荷トルクに比べて小さい第二の負荷トルクであるものの、伝達ギア23の歯23aは比較例の入力ギアの歯に比べて剛性が弱くなっている。そのため、伝達ギア23の歯23aは、図5に示すようにアライメントがずれた場合であっても、図10に示すように歯幅方向において強く接触する側(図10で手前側)が矢印M方向に撓む。これにより、伝達ギア23の歯面23bは噛み合い相手となる従動ギアに相当するドラムギア24の歯面の傾きに近づき、比較例に比べて噛み合い接触部42の面積を大きくとれる。従って、本実施例では負荷トルクが小さくても噛み合い歯幅を大きくとれるので、噛み合い率が大きく保たれて回転伝達誤差が良好なアライメントずれ範囲Lを大きくとれる。ここでは、回転伝達誤差3.5以下が良好なアライメントずれ範囲Lとしているが、構成によっては回転伝達誤差5以下が良好なアライメントずれ範囲とすることも可能である。
上述したように、本実施例では、ギアの非噛み合い側の歯面を歯先から歯底まで歯厚方向のほぼ中心まで切り欠いた形状にする。これにより、負荷トルクが小さいクリーナーレス部を採用し、且つ互いに噛み合うギア同士のアライメントに±30分くらいのずれが生じても、感光ドラムの回転ムラを小さく抑えることができる。よって、ギア噛み合い周期のバンディングといった画像不良のない画像形成装置を得ることができる。
また、感光ドラムを駆動するギアのモジュールは、一般的に、本実施例と同様に0.5程度と小さいものが多いが、本実施例のギア形状であれば特許文献4に記載されたギアの歯部に穴を開けた構成に比べて金型強度を落とすことなく成形できる。
また、本実施例では感光ドラムを駆動するギアの材質はポリアセタール(POM)であるが、本実施例によれば、ギアの歯を撓みやすくするためにギアの材質をポリエステル系エラストマーなどの柔らかいものにする必要がなく、低コストを実現できる。
このように、本実施例によれば、感光ドラムの回転ムラを小さく抑えることができる。
〔実施例2〕
以下、実施例2に係る駆動伝達装置を備えた画像形成装置について、図面に基づいて詳細に説明する。尚、画像形成装置の概略構成は前述した実施例1と同様であるため、説明を省略する。また、実施例1と同一部材に関しては同じ符号を付し、その説明を省略する。本実施例は、実施例1における伝達ギア23とドラムギア24に対応するギアは歯の形状のみが異なり、それぞれ伝達ギア43、ドラムギア44と符号を変えて説明する。
図11は、本実施例の特徴である伝達ギア43とドラムギア44の歯の形状を説明する図である。図11に示すように、第一歯車である伝達ギア43の全ての歯43aは、噛み合う側の一方の歯面43bと、非噛み合い側の前記歯面43bとは反対側の他方の歯面43cと、を有している。前記一方の歯面43bは、歯先43dから歯底43eまで前述した実施例1における一方の歯面33bと同様に形成されている。前記他方の歯面43cは、歯先側を除き、歯底側が直線CL1を基準とした前記一方の歯面43cの線対称な歯面よりも内側に切り欠かれた形状である。なお、直線CL1は、伝達ギア43の回転中心(図4に示す43C)から歯43aの歯先を通る直線である。直線CL1は、図11に実線で示す一方の歯面43bに対して、前記一方の歯面43bとは反対側の仮想の面(図11に点線で示す仮想の面)43fが線対称の関係になる基準線である。更に詳しくは、本実施例では、前記他方の歯面43cは、歯先側を除き、歯底側が前記直線CL1(歯厚方向の中心)まで切り欠かれた形状である。
前記伝達ギア43と噛み合う第二歯車であるドラムギア44の歯44aも、伝達ギア43の歯43aと同様に形成されている。第二歯車であるドラムギア44の全ての歯44aは、噛み合う側の一方の歯面44bと、非噛み合い側の前記歯面44bとは反対側の他方の歯面44cと、を有している。前記一方の歯面44bは、歯先44dから歯底44eまで前述した実施例1における一方の歯面34bと同様に形成されている。前記他方の歯面44cは、歯先側を除き、歯底側が直線CL2を基準とした前記一方の歯面44cの線対称な歯面よりも内側に切り欠かれた形状である。なお、直線CL2は、ドラムギア44の回転中心(図4に示す44C)から歯44aの歯先を通る直線である。直線CL2は、図11に実線で示す一方の歯面44bに対して、前記一方の歯面44bとは反対側の仮想の面(図11に点線で示す仮想の面)44fが線対称の関係になる基準線である。更に詳しくは、本実施例では、前記他方の歯面44cは、歯先側を除き、歯底側が前記直線CL2(歯厚方向の中心)まで切り欠かれた形状である。
前記伝達ギア43の歯43aと前記ドラムギア44の歯44aとは、インボリュート曲線で定義される歯面43bと歯面44bとが噛み合って駆動伝達されている。比較例のギアは、噛み合いに使用されない非噛み合い側の歯面もインボリュート曲線で定義される歯面を有していた。しかし、本実施例の噛み合いに使用されない非噛み合い側の歯面43c,44cは、歯先側を除き、歯底側が歯厚方向の中心である直線CL1,CL2までカットされた切り欠き形状になっている。これにより、本実施例の歯43a,44aは比較例のギアの歯よりも剛性が弱くなっている。従って、本実施例でも実施例1と同様に、負荷トルクが小さくても噛み合い歯幅を大きくとれるので、噛み合い率が大きく保たれて回転伝達誤差が良好なアライメントずれ範囲L(図7参照)を大きくとれる。
上述したように、本実施例では、ギアの非噛み合い側の歯面の歯底付近を歯厚方向の中心(直線CL1,CL2)までカットされた切り欠き形状にする。これにより、負荷トルクが小さいクリーナーレス部を採用し、且つ互いに噛み合うギア同士のアライメントに±30分くらいのずれが生じても、感光ドラムの回転ムラを小さく抑えることができる。よって、ギア噛み合い周期のバンディングといった画像不良のない画像形成装置を得ることができる。
また、歯先の幅が比較例のギアと同じなので、部品単品での物流時や装置に組み付け作業時に、歯先に打痕等の傷が付きやすくなってしまうことを防止できる。
〔実施例3〕
以下、実施例3に係る駆動伝達装置を備えた画像形成装置について、図面に基づいて詳細に説明する。尚、画像形成装置の概略構成は前述した実施例1と同様であるため、説明を省略する。また、実施例1と同一部材に関しては同じ符号を付し、その説明を省略する。本実施例は、実施例1における伝達ギア23とドラムギア24に対応するギアは歯の形状のみが異なり、それぞれ伝達ギア53、ドラムギア54と符号を変えて説明する。
図12は、本実施例の特徴である伝達ギア53とドラムギア54の歯の形状を説明する図である。図12に示すように、第一歯車である伝達ギア53の全ての歯53aは、噛み合う側の一方の歯面53bと、非噛み合い側の前記歯面53bとは反対側の他方の歯面53cと、を有している。前記一方の歯面53bは、歯先53dから歯底53eまで前述した実施例1における一方の歯面33bと同様に形成されている。前記他方の歯面53cは、直線CL1を基準とした前記一方の歯面53bの線対称な面(図12に点線で示す仮想の面)53fより内側に設けられた、歯先53dから歯底53eまで前記直線CL1を通る面である。なおかつ、前記他方の歯面53cは、歯底円53Eよりも半径方向内側まで切り欠かれた形状である。ここで、歯底円53Eは、ギアの回転中心(図4に示す53C)から歯底53eまでを半径とする円である。半径方向とは、歯底53eからギアの回転中心(図4に示す53C)に向かう方向である。
前記伝達ギア53と噛み合う第二歯車であるドラムギア54の歯54aも、伝達ギア53の歯53aと同様に形成されている。第二歯車であるドラムギア54の全ての歯54aは、噛み合う側の一方の歯面54bと、非噛み合い側の前記歯面54bとは反対側の他方の歯面54cと、を有している。前記一方の歯面54bは、歯先54dから歯底54eまで前述した実施例1における一方の歯面34bと同様に形成されている。前記他方の歯面54cは、直線CL2を基準とした前記一方の歯面54bの線対称な面(図12に点線で示す仮想の面)54fより内側に設けられた、歯先54dから歯底54eまで前記直線CL2を通る面である。なおかつ、前記他方の歯面54cは、歯底円54Eよりも半径方向内側まで切り欠かれた形状である。ここで、歯底円54Eは、ギアの回転中心(図4に示す54C)から歯底54eまでを半径とする円である。半径方向とは、歯底54eからギアの回転中心(図4に示す54C)に向かう方向である。
前記伝達ギア53の歯53aと前記ドラムギア54の歯54aとは、インボリュート曲線で定義される歯面53bと歯面54bとが噛み合って駆動伝達されている。比較例のギアは、噛み合いに使用されない非噛み合い側の歯面もインボリュート曲線で定義される歯面を有していた。しかし、本実施例の噛み合いに使用されない非噛み合い側の歯面53c,54cは、実施例1と同様に歯先から歯底まで歯厚方向の中心である直線CL1,CL2までカットされた形状になっている。なおかつ、非噛み合い側の歯面53c,54cは、歯底円53E,54Eよりもギア半径方向内側にまで切り欠いた形状を有している。これにより、本実施例の歯53a,54aは比較例のギアの歯よりも剛性が弱くなっている。従って、本実施例でも実施例1と同様に、負荷トルクが小さくても噛み合い歯幅を大きくとれるので、噛み合い率が大きく保たれて回転伝達誤差が良好なアライメントずれ範囲L(図7参照)を大きくとれる。
上述したように、本実施例では、ギアの非噛み合い側の歯面の歯先から歯底円の半径方向内側までを歯厚方向の中心までカットされた切り欠き形状にする。これにより、負荷トルクが小さいクリーナーレス部を採用し、且つ互いに噛み合うギア同士のアライメントに±30分くらいのずれが生じても、感光ドラムの回転ムラを小さく抑えることができる。よって、ギア噛み合い周期のバンディングといった画像不良のない画像形成装置を得ることができる。
また、本実施例によれば、実施例1よりも歯の剛性が弱いため、0.5kgf・cmよりも低い負荷トルクでも噛み合い歯幅を大きくとれる。すなわち、本実施例によれば、実施例1に比べて負荷トルクがさらに小さくても、感光ドラムの回転ムラを小さく抑えることができる。
〔実施例4〕
以下、実施例4に係る駆動伝達装置を備えた画像形成装置について、図面に基づいて詳細に説明する。尚、実施例1と同一部材に関しては同じ符号を付し、その説明を省略する。
本実施例は、プロセスカートリッジ3を4つ有しており、中間転写ベルト70を有するカラー画像形成装置である点が実施例1と異なる。
4つのプロセスカートリッジは、それぞれイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの現像剤(トナー)を備えている。それぞれの感光ドラム2は、図示しない駆動モータにより画像形成装置101の背面側の端部から駆動伝達され、図14の時計回り方向に回転駆動される。また、レーザースキャナユニット5から発せられたレーザー光6により選択的に露光され、静電潜像が形成される。感光ドラム2に形成された静電潜像は、現像部7によりトナーを付着させられ、それぞれの色のトナー像をとして現像される。
中間転写ベルト70は駆動ローラ71と従動ローラとしてのテンションローラ72とにより張架されており、図示しない駆動モータにより画像形成装置101の背面側の端部から駆動伝達され、図14の反時計回り方向に回転駆動される。これにより、中間転写ベルト70も反時計回り方向に回転する。
4つの感光ドラム2に形成されたトナー像は、感光ドラム2に対向し所定のバイアスを印加された4つの一次転写ローラ73により中間転写ベルト70に順次転写され、担持された状態で搬送される。
ここで、感光ドラム2上のトナー像は全て中間転写ベルト70に転写されるわけではなく、転写後に残留トナーとして感光ドラム2上に残ってしまうトナーも存在する。この残留トナーは、導電性ブラシ等によりなるメモリ除去部材13により掻き乱されて一様に分散される。その後、現像部7による感光ドラム2へのトナー付着動作と同時に、残留トナーは静電吸引力により現像部7で回収される。この残留トナー除去部は、一般的にクリーナーレス部と呼ばれる。
また、給送された記録紙Pはレジストローラ対11を通って中間転写ベルト70と転写部である二次転写ローラ74とが当接する転写位置に搬送される。二次転写位置では、所定のバイアスを印加された二次転写ローラ74により、中間転写ベルト70上のトナー像が記録紙P転写される。
トナー像を転写された記録紙Pは定着部である定着ローラ対14に搬送される。
図15は、感光ドラム2と駆動ローラ71とを回転駆動させる駆動伝達装置の回転方向を説明するための図であり、図14における画像形成装置の背面側から見た図である。駆動源となる図示しない駆動モータは本体後側板75に図示しないビスにより締結されており、その出力軸にピニオンギア76が圧入固定されている。実施例1と同様に、本体後側板75にはギア軸77a〜77fがかしめ部により取り付けられている。ギア軸77a〜77fには伝達ギア78〜83が回転可能に保持されている。また、感光ドラム2と一体となって回転するドラム軸84にドラムギア85〜88が圧入固定されている。また、駆動ローラ71と一体となって回転する駆動ローラ軸89に駆動ローラギア90が圧入固定されている。
ピニオンギア76は、図15の矢印方向に回転する。駆動ローラギア90は伝達ギア78、79および80によりピニオンギア76から駆動伝達されて図15の矢印方向に回転する。伝達ギア78、79、80および駆動ローラギア90は、駆動ローラ91に駆動伝達する第一歯車列である。また、ドラムギア85と86は伝達ギア78から分岐した伝達ギア81によりピニオンギア76から駆動伝達されて図15の矢印方向に回転する。また、ドラムギア87と88は伝達ギア82と83とによりピニオンギア76から駆動伝達されて図15の矢印方向に回転する。伝達ギア82と83およびドラムギア87と88は、前記第一歯車列から分岐し感光ドラム2に駆動伝達する第二歯車列である。ここで、伝達ギア81と83は、それぞれ伝達ギア78と82とに噛み合う大ギアと、ドラムギア85、86および87、88と噛み合う前記大ギアより径の小さい小ギアを有する段ギアであり、減速機能を持つ。
以上で述べた伝達ギア81の大ギア以外の全てのギアは回転中心から歯先を通る直線を基準として対称形状のインボリュート歯面を持っている。
図16は、伝達ギア81の大ギアの形状を説明するためのものである。図16は、前記第一歯車列から前記第二歯車列が分岐する箇所における一対の歯車である伝達ギア81の大ギアと伝達ギア78の噛み合う歯の形状を示す図である。前記一対の歯車のうち、分岐前の伝達ギア78を第一歯車とし、分岐後の伝達ギア81の大ギアを第二歯車とする。噛み合う側の歯面81bは歯先81dから歯底81eまでインボリュート曲線に沿うように形成された歯面である一方、非噛み合い側の歯面81cは実施例1の歯面24cと同様に切りかかれている。
本実施例は、前述したようにクリーナーレス部を採用しているため、感光ドラム2が回転する際の摩擦抵抗が軽く、その負荷トルクはおよそ0.5kgf・cmと軽い。一方、駆動ローラ71の負荷トルクは、テンションローラ72により付勢された中間転写ベルト70を回転させるため、およそ4kgf・cmと重い。よって、駆動ローラ71を駆動伝達する伝達ギア78〜80は負荷トルクが重く、ギア軸77a〜77cの倒れやギア自体の変形等によりある程度の傾きを持ってしまう。これに対し、感光ドラム2を駆動伝達する伝達ギア81は負荷トルクが軽いため、その傾きは伝達ギア78〜80よりも小さい。従って、伝達ギア78と伝達ギア81の大ギアとの噛み合い部では、アライメントずれが他のドラム駆動列の噛み合い部と比べて大きくなる。つまり、負荷トルクの軽いドラム駆動列において、伝達ギア78と伝達ギア81の大ギアとの噛み合い部が最も回転伝達誤差に対して不利といえる。本実施例は、この最も不利な噛み合い部の歯に図16で示す切欠き形状を設けたものである。本実施例は、負荷トルクが軽くても噛み合い歯幅を大きくとれるので回転伝達誤差を良好に保て、ギア噛み合い周期のバンディングといった画像不良に対して大きく改善できる画像形成装置を得ることができる。
また、本実施例では、伝達ギア81の大ギアの非噛み合い側の歯面に切欠き形状を設けたが、これに限定されるものではない。例えば、伝達ギア81をポリアセタール(POM)よりも柔らかいポリエステル系エラストマーなどの材質にすることでも歯が撓み易くなることにより噛み合い歯幅を大きくとれ同様の効果が得られる。この場合、ポリアセタール(POM)よりもコストが高い材質で作るギアはピンポイントで1つだけにすることができるため、コストアップを限定的に抑えることができる。
また、上記以外に、伝達ギア81の大ギアをクラウニングさせてもギアが傾いたときの噛み合い歯幅の減少を緩和できるので同様の効果が得られる。この場合、クラウニングさせるギアはピンポイントで1つだけにすることができるため、コストアップを限定的に抑えることができる。なお、ここでギアのクラウニングとは、ギアの歯の歯すじ方向の歯形修整のことであり、例えば歯当たりを歯幅中央部に集中させるなど、歯すじ方向に適当にふくらみをつけるような歯車加工のことである。
〔他の実施例〕
前述した実施例1〜3では、駆動伝達装置が有する複数の歯車としての、第一歯車と、この第一歯車に噛み合う第二歯車の両方に、非噛み合い側の歯面に切り欠き形状を設けた構成を例示した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。噛み合い関係にあるいずれか一方の非噛み合い側の歯面に切り欠き形状を設けた構成であっても良い。この構成によっても、前述した実施例と同様に、複数の歯車を介して駆動が伝達される回転体の回転ムラを小さく抑えることができる。この構成よれば、噛み合いギア同士のアライメントずれ範囲Lは、図7に示す実施例の範囲よりも若干小さくなるが、図6に示す比較例の範囲Kよりも大きくなり、回転ムラを小さく抑える効果がある。
また前述した実施例1〜3では、1つのプロセスカートリッジが着脱可能な画像形成装置を例示したが、4つのプロセスカートリッジが着脱可能な画像形成装置など、カートリッジの使用個数は限定されるものではなく、必要に応じて適宜設定すれば良い。
また前述した実施例では、画像形成装置に対して着脱可能なプロセスカートリッジとして、感光ドラムと、該感光ドラムに作用するプロセス手段としての帯電手段,現像手段を一体に有するプロセスカートリッジを例示したが、これに限定されるものではない。感光ドラムの他に、帯電手段、現像手段のうち、いずれか1つを一体に有するプロセスカートリッジであっても良い。
更に前述した実施例では、感光ドラムを含むプロセスカートリッジが画像形成装置に対して着脱可能な構成を例示したが、これに限定されるものではない。例えば各構成部材がそれぞれ組み込まれた画像形成装置、或いは各構成部材がそれぞれ着脱可能な画像形成装置であって良い。
また前述した実施例では、転写後の感光ドラムに残留したトナーを現像部で回収する構成を例示したが、これに限定されるものではない。現像部がクリーニング部を兼ねる構成ではなく、感光ドラムに残留したトナーをクリーニングブレード等により除去するクリーニング部を別途設けた構成としても良い。
また前述した実施例では、画像形成装置としてプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置であっても良い。また前述した実施例4では、中間転写ベルトに各色のトナー像を順次重ねて転写し、該中間転写ベルトに担持されたトナー像を記録媒体に一括して転写する画像形成装置を例示したが、これに限定されるものではない。転写搬送ベルトに吸着搬送された記録媒体に各色の感光体のトナー像を順次重ねて転写する画像形成装置であっても良い。これらの画像形成装置に用いられる駆動伝達装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
K,L …アライメントずれ範囲
1 …画像形成装置
2 …感光ドラム
13 …メモリ除去部材
17 …駆動伝達装置
20 …駆動モータ
23,43,53,78〜83 …伝達ギア
23a,43a,53a …歯
23b,43b,53b …歯面
23c,43c,53c …歯面
23d,43d,53d …歯先
23e,43e,53e …歯底
24,44,54,85〜88 …ドラムギア
24a,44a,54a …歯
24b,44b,54b,81b …歯面
24c,44c,54c,81c …歯面
24d,44d,54d,81d …歯先
24e,44e,54e,81e …歯底
30,84 …ドラム軸
41,42,43 …噛み合い接触部

Claims (17)

  1. 第一歯車と、前記第一歯車と噛み合う第二歯車と、を備え、前記第一歯車と前記第二歯車を介して回転体に駆動を伝達する駆動伝達装置であって、
    前記第一歯車および前記第二歯車の全ての歯は、歯先と歯底の間において、噛み合う側の一方の歯面と、前記一方の歯面とは反対側で非噛み合い側の他方の歯面と、を有し、
    前記一方の歯面は、インボリュート曲線に沿うように形成された面であり、
    前記他方の歯面は、歯車の回転中心から歯先を通る直線を基準とした前記一方の歯面の線対称な面より内側に設けられた、歯先から歯底まで前記直線を通る面であることを特徴とする駆動伝達装置。
  2. 第一歯車と、前記第一歯車と噛み合う第二歯車と、を備え、前記第一歯車と前記第二歯車を介して回転体に駆動を伝達する駆動伝達装置であって、
    前記第一歯車および前記第二歯車の全ての歯は、歯先と歯底の間において、噛み合う側の一方の歯面と、前記一方の歯面とは反対側で非噛み合い側の他方の歯面と、を有し、
    前記一方の歯面は、歯先から歯底までインボリュート曲線に沿うように形成された面であり、
    前記他方の歯面は、歯先側を除き、歯底側が、歯車の回転中心から歯先を通る直線を基準とした前記一方の歯面の線対称な面より内側に切り欠かれた形状であることを特徴とする駆動伝達装置。
  3. 前記他方の歯面は、前記歯底側が前記直線まで切り欠かれた形状であることを特徴とする請求項2に記載の駆動伝達装置。
  4. 前記他方の歯面は、さらに歯底円よりも内側まで切り欠かれた形状であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の駆動伝達装置。
  5. 前記第一歯車および前記第二歯車の材質は、ポリアセタールであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の駆動伝達装置。
  6. 前記回転体は、露光により静電潜像が形成される感光層を有する感光体であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の駆動伝達装置。
  7. 感光体と、前記感光体を露光する露光部と、前記露光部により前記感光体に形成された静電潜像にトナー像を現像する現像部と、記録媒体に前記トナー像を転写する転写部と、転写後の前記感光体に残留するトナーを除去するクリーニング部と、前記記録媒体に転写されたトナー像を定着させる定着部と、を有し、前記記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
    前記感光体に駆動を伝達する駆動伝達装置として、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の駆動伝達装置を有することを特徴とする画像形成装置。
  8. 感光体と、前記感光体を露光する露光部と、前記露光部により前記感光体に形成された静電潜像にトナー像を現像する現像部と、記録媒体に前記トナー像を転写する転写部と、前記記録媒体に転写されたトナー像を定着させる定着部と、を有し、前記記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
    前記現像部は、転写後の前記感光体に残留するトナーを回収し、
    前記感光体に駆動を伝達する駆動伝達装置として、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の駆動伝達装置を有することを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記露光部とは別に、前記転写後の前記感光体に残留するトナーに光を照射する転写後露光部を有することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. 転写後の前記感光体に残留するトナーを前記感光体に接しながらクリーニングするクリーニングブレードがないことを特徴とする請求項8または9に記載の画像形成装置。
  11. 感光体と、前記感光体を露光する露光部と、前記露光部により前記感光体に形成された静電潜像にトナー像を現像する現像部と、記録媒体に前記トナー像を転写する転写部と、前記記録媒体に転写されたトナー像を定着させる定着部と、1つの駆動ローラと少なくとも1つの従動ローラとに張架されたベルトを有し、前記駆動ローラに駆動伝達する第一歯車列と、該第一歯車列から分岐し前記感光体に駆動伝達する第二歯車列とを有し、前記記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
    前記第一歯車列から前記第二歯車列が分岐する箇所における一対の歯車のうち、分岐前の歯車を前記第一歯車、分岐後の歯車を前記第二歯車とした請求項1乃至6のいずれか一項に記載の駆動伝達装置を有することを特徴とする画像形成装置。
  12. 感光体と、前記感光体を露光する露光部と、前記露光部により前記感光体に形成された静電潜像にトナー像を現像する現像部と、記録媒体に前記トナー像を転写する転写部と、前記記録媒体に転写されたトナー像を定着させる定着部と、1つの駆動ローラと少なくとも1つの従動ローラとに張架されたベルトを有し、前記駆動ローラに駆動伝達する第一歯車列と、該第一歯車列から分岐し前記感光体に駆動伝達する第二歯車列とを有し、前記記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
    前記第一歯車列から前記第二歯車列が分岐する箇所における一対の歯車のうち、少なくとも1つの歯車の材質は、前記駆動ローラの回転軸に位置する歯車の材質よりも柔らかいことを特徴とする画像形成装置。
  13. 感光体と、前記感光体を露光する露光部と、前記露光部により前記感光体に形成された静電潜像にトナー像を現像する現像部と、記録媒体に前記トナー像を転写する転写部と、前記記録媒体に転写されたトナー像を定着させる定着部と、1つの駆動ローラと少なくとも1つの従動ローラとに張架されたベルトを有し、前記駆動ローラに駆動伝達する第一歯車列と、該第一歯車列から分岐し前記感光体に駆動伝達する第二歯車列とを有し、前記記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
    前記第一歯車列から前記第二歯車列が分岐する箇所における一対の歯車のうち、少なくとも1つの歯車の歯面をクラウニングさせたことを特徴とする画像形成装置。
  14. 前記ベルトは、前記感光体のトナー像を前記ベルトに順次転写し担持する中間転写ベルトであることを特徴とする請求項11乃至13のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  15. 前記ベルトは、前記記録媒体を吸着搬送し前記感光体のトナー像を前記記録媒体に順次転写し搬送する転写搬送ベルトであることを特徴とする請求項11乃至13のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  16. 前記現像部は、転写後の前記感光体に残留するトナーを回収することを特徴とする請求項11乃至15のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  17. 前記露光部とは別に、前記転写後の前記感光体に残留するトナーに光を照射する転写後露光部を有することを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
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