JP2019211028A - トルクコンバータ - Google Patents
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Abstract
【課題】トルク増幅機能が向上したトルクコンバータを提供する。【解決手段】トルクコンバータ100は、フロントカバー2、第1トルクコンバータ本体部3、及び第2トルクコンバータ本体部4を備えている。第1トルクコンバータ本体部3は、第1インペラ31、第1タービン32、及び第1ステータ33を有する。第1インペラ31はフロントカバーに固定される。第2トルクコンバータ本体部4は、第2インペラ41、第2タービン42、及び第2ステータ43を有する。第2インペラ41は第1タービン32からのトルクが入力される。第1トルクコンバータ本体部3と第2トルクコンバータ本体部4とは、径方向視において、重複するように配置される。【選択図】図1
Description
本発明は、トルクコンバータに関するものである。
一般的に、自動車は、トルクコンバータを備えている。このトルクコンバータは、エンジン又はモータ等の駆動源からのトルクを増幅させる機能を有している。
従来のトルクコンバータよりもトルクを増幅させたいという要望がある。そこで、本発明の課題は、トルク増幅機能が向上したトルクコンバータを提供することにある。
本発明のある側面に係るトルクコンバータは、フロントカバーと、第1トルクコンバータ本体部と、第2トルクコンバータ本体部と、を備えている。フロントカバーは、駆動源からのトルクが入力される。第1トルクコンバータ本体部は、第1インペラ、第1タービン、及び第1ステータを有する。第1インペラは、フロントカバーに固定される。第1タービンは、第1インペラと対向して配置される。第1ステータは、第1インペラと第1タービンとの間に配置される。第2トルクコンバータ本体部は、第2インペラ、第2タービン、及び第2ステータを有する。第2インペラは、第1タービンからのトルクが入力される。第2タービンは、第2インペラと対向して配置される。第2ステータは、第2インペラと第2タービンとの間に配置される。第1トルクコンバータ本体部と第2トルクコンバータ本体部とは、径方向視において、重複するように配置される。
この構成によれば、トルクコンバータは、駆動源からのトルクを第1トルクコンバータ本体部によって増幅させた後、さらに第2トルクコンバータ本体部によっても増幅させることができる。このように、本発明に係るトルクコンバータは、トルク増幅機能が向上している。また、第1トルクコンバータ本体部と第2トルクコンバータ本体部とは、径方向視において、重複している。このため、本発明に係るトルクコンバータは、軸方向においてコンパクト化することができる。
好ましくは、第1トルクコンバータ本体部は、径方向において、第2トルクコンバータ本体部の外側に配置される。
好ましくは、第1トルクコンバータ本体部は、径方向において、第2トルクコンバータ本体部の内側に配置される。
好ましくは、第1タービンは第1タービンシェルを含み、第2インペラは第2インペラシェルを含む。そして、第1タービンシェルと第2インペラシェルとは、1つの部材によって構成される。
好ましくは、第1ステータ及び第2ステータは、それぞれワンウェイクラッチを介して同じ固定シャフトに支持される。
好ましくは、第1ステータの内周端部と、第2ステータの内周端部とは、互いに連結している。
本発明によれば、トルク増幅機能が向上したトルクコンバータを提供することができる。
以下、本発明に係るトルクコンバータの実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において、「軸方向」とは、トルクコンバータ100の回転軸Oが延びる方向を意味する。また、「半径方向」とは、回転軸Oを中心とした円の半径方向を意味し、「周方向」とは、回転軸Oを中心とした円の周方向を意味する。なお、図示していないが、図1の左側にはエンジン又はモータなどの駆動源が配置されている。
[全体構成]
図1に示すように、トルクコンバータ100は、回転軸Oを中心に回転可能である。トルクコンバータ100は、フロントカバー2、第1トルクコンバータ本体部3、第2トルクコンバータ本体部4、及びロックアップ装置5を備えている。
図1に示すように、トルクコンバータ100は、回転軸Oを中心に回転可能である。トルクコンバータ100は、フロントカバー2、第1トルクコンバータ本体部3、第2トルクコンバータ本体部4、及びロックアップ装置5を備えている。
[フロントカバー2]
フロントカバー2は、駆動源からのトルクが入力される。フロントカバー2は、円板部21と、第1円筒部22とを有している。第1円筒部22は、円板部21の外周端部から第1インペラ31側へ軸方向に延びている。
フロントカバー2は、駆動源からのトルクが入力される。フロントカバー2は、円板部21と、第1円筒部22とを有している。第1円筒部22は、円板部21の外周端部から第1インペラ31側へ軸方向に延びている。
[第1トルクコンバータ本体部3]
第1トルクコンバータ本体部3は、第1インペラ31、第1タービン32、及び第1ステータ33を有している。
第1トルクコンバータ本体部3は、第1インペラ31、第1タービン32、及び第1ステータ33を有している。
第1インペラ31は、フロントカバー2に固定されている。すなわち、第1インペラ31は、フロントカバー2からのトルクが入力される。第1インペラ31は、第1インペラシェル311、複数の第1インペラブレード312、及び第1インペラハブ313を有する。第1インペラシェル311は、例えば溶接によって、フロントカバー2に固定されている。
第1インペラブレード312は、第1インペラシェル311の内側面に固定されている。第1インペラハブ313は第1インペラシェル311の内周端部に溶接などによって固定されている。
第1タービン32は、第1インペラ31に対向して配置されている。第1タービン32は、第1タービンシェル321、及び複数の第1タービンブレード322を有している。第1タービンブレード322は、第1タービンシェル321の内側面に、ろう付けなどによって固定されている。第1タービンブレード322は、軸方向において、フロントカバー2から離れる方向に延びている。
第1ステータ33は、第1タービン32から第1インペラ31へと戻る作動油を整流するように構成されている。第1ステータ33は、回転軸O周りに回転可能である。詳細には、第1ステータ33は、固定シャフト101に、ワンウェイクラッチ102を介して支持されている。この第1ステータ33は、軸方向において、第1インペラ31と第1タービン32との間に配置される。
第1ステータ33は、円板状の第1ステータキャリア331と、その外周面に取り付けられる複数の第1ステータブレード332と、を有している。
[第2トルクコンバータ本体部]
第2トルクコンバータ本体部4は、第2インペラ41、第2タービン42、及び第2ステータ43を有している。
第2トルクコンバータ本体部4は、第2インペラ41、第2タービン42、及び第2ステータ43を有している。
第2トルクコンバータ本体部4は、径方向において、第1トルクコンバータ本体部3の内側に配置されている。すなわち、第2トルクコンバータ本体部4の第2インペラ41、第2タービン42、及び第2ステータ43のそれぞれは、第1トルクコンバータ本体部3の第1インペラ31、第1タービン32、及び第1ステータ33のそれぞれよりも外径が小さい。
第2トルクコンバータ本体部4は、径方向視において、第1トルクコンバータ本体部3と重複している。特に、第2トルクコンバータ本体部4の第2インペラ41が、第1トルクコンバータ本体部3の第1タービン32と重複している。なお、第2トルクコンバータ本体部4の第2タービン42及び第2ステータ43が、第1トルクコンバータ本体部3の第1タービン32と重複していてもよい。
第2インペラ41は、第1タービン32に固定されている。このため、第2インペラ41は、第1タービン32からのトルクが入力される。第2インペラ41は、第2インペラシェル411、複数の第2インペラブレード412、及び第2インペラハブ413を有する。
第2インペラシェル411は、第1タービン32の第1タービンシェル321と一体的に回転するように構成されている。例えば、第2インペラシェル411は、第1タービン32の第1タービンシェル321と一体的に構成されている。より詳細には、第2インペラシェル411は、第1タービン32の第1タービンシェル321と一つの部材によって構成されている。
第2インペラブレード412は、第2インペラシェル411の内側面に固定されている。第2インペラブレード412は、軸方向において、フロントカバー2に向かって延びている。すなわち、第2インペラブレード412は、軸方向において、上記第1タービンブレード322と反対方向に延びている。
第2インペラハブ413は、第2インペラシェル411の内周端部に、溶接又はリベットなどによって固定されている。なお、第2インペラハブ413は、第2インペラシェル411と1つの部材によって構成されていてもよい。
第2インペラハブ413は、後述する第2円筒部433に対して相対回転可能に配置されている。第2インペラハブ413の内周面は、第2円筒部433の外周面と当接している。
第2タービン42は、第2インペラ41に対向して配置されている。第2タービン42は、第2タービンシェル421、複数の第2タービンブレード422、及び第2タービンハブ423を有している。第2タービンブレード422は、第2タービンシェル421の内側面に、ろう付けなどによって固定されている。第2タービンブレード422は、フロントカバー2から離れる方向に延びている。すなわち、第2タービンブレード422は、軸方向において、第1タービンブレード322と同じ方向に延びる一方、第2インペラブレード412とは反対方向に延びている。
第2タービンハブ423は、第2タービンシェル421の内周端部に、リベット又は溶接などによって固定されている。第2タービンハブ423はスプライン孔が形成されている。このスプライン孔によって、トランスミッションなどの入力軸104が第2タービンハブ423にスプライン嵌合する。
第2ステータ43は、第2タービン42から第2インペラ41へと戻る作動油を整流するように構成されている。第2ステータ43は、回転軸O周りに回転可能である。詳細には、第2ステータ43は、固定シャフト101に、ワンウェイクラッチ103を介して支持されている。すなわち、第2ステータ43は、第1ステータ33とともに、固定シャフト101に支持されている。この第2ステータ43は、軸方向において、第2インペラ41と第2タービン42との間に配置される。
第2ステータ43は、円板状の第2ステータキャリア431と、その外周面に取り付けられる複数の第2ステータブレード432と、を有している。第2ステータ43の内側端部は、第1ステータ33の内側端部と連結されている。例えば、第2円筒部433が、第1ステータ33及び第2ステータ43の両方の内周端部を構成している。この第2円筒部433に、固定シャフト101がスプライン嵌合する。
[ロックアップ装置]
ロックアップ装置5は、フロントカバー2から第2トルクコンバータ本体部4の第2タービン42にトルクを機械的に伝達するように構成されている。ロックアップ装置5は、軸方向において、フロントカバー2と第2トルクコンバータ本体部4との間に配置されている。ロックアップ装置5は、ピストン51と、クラッチ部52と、を有している。
ロックアップ装置5は、フロントカバー2から第2トルクコンバータ本体部4の第2タービン42にトルクを機械的に伝達するように構成されている。ロックアップ装置5は、軸方向において、フロントカバー2と第2トルクコンバータ本体部4との間に配置されている。ロックアップ装置5は、ピストン51と、クラッチ部52と、を有している。
ピストン51は、フロントカバー2と第2タービン42との間において軸方向に移動可能に配置されている。詳細には、ピストン51は、第2タービンハブ423の外周面上を軸方向に摺動可能に配置されている。なお、ピストン51は、第2タービン42と一体的に回転するように構成されている。例えば、ピストン51はスプライン孔を有しており、第2タービンハブ423がピストン51にスプライン嵌合している。
クラッチ部52は、ピストン51とフロントカバー2とを摩擦係合可能に構成されている。詳細には、ピストン51は、外周端部において、フロントカバー2と摩擦係合可能に構成されている。クラッチ部52は、摩擦材521を含んでいる。摩擦材521は、環状であり、ピストン51の外周端部に取り付けられている。なお、摩擦材521は、ピストン51ではなくフロントカバー2に固定されていてもよい。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
変形例1
図2に示すように、第2トルクコンバータ本体部4は、径方向において、第1トルクコンバータ本体部3の外側に配置されていてもよい。すなわち、第2トルクコンバータ本体部4の第2インペラ41、第2タービン42、及び第2ステータ43のそれぞれは、第1トルクコンバータ本体部3の第1インペラ31、第1タービン32、及び第1ステータ33のそれぞれよりも外径が大きい。
図2に示すように、第2トルクコンバータ本体部4は、径方向において、第1トルクコンバータ本体部3の外側に配置されていてもよい。すなわち、第2トルクコンバータ本体部4の第2インペラ41、第2タービン42、及び第2ステータ43のそれぞれは、第1トルクコンバータ本体部3の第1インペラ31、第1タービン32、及び第1ステータ33のそれぞれよりも外径が大きい。
変形例2
ロックアップ装置5は、ダンパ機構をさらに有していてもよい。ダンパ機構によって、ロックアップ装置5においてトルク変動を減衰させることができる。
ロックアップ装置5は、ダンパ機構をさらに有していてもよい。ダンパ機構によって、ロックアップ装置5においてトルク変動を減衰させることができる。
100 トルクコンバータ
2 フロントカバー
3 第1トルクコンバータ本体部
31 第1インペラ
32 第1タービン
33 第1ステータ
4 第2トルクコンバータ本体部
41 第2インペラ
42 第2タービン
43 第2ステータ
2 フロントカバー
3 第1トルクコンバータ本体部
31 第1インペラ
32 第1タービン
33 第1ステータ
4 第2トルクコンバータ本体部
41 第2インペラ
42 第2タービン
43 第2ステータ
Claims (6)
- 駆動源からのトルクが入力されるフロントカバーと、
前記フロントカバーに固定される第1インペラ、前記第1インペラと対向して配置される第1タービン、及び前記第1インペラと前記第1タービンとの間に配置される第1ステータ、を有する第1トルクコンバータ本体部と、
前記第1タービンからのトルクが入力される第2インペラ、前記第2インペラと対向して配置される第2タービン、及び前記第2インペラと前記第2タービンとの間に配置される第2ステータ、を有する第2トルクコンバータ本体部と、
を備え、
前記第1トルクコンバータ本体部と前記第2トルクコンバータ本体部とは、径方向視において、重複するように配置される、
トルクコンバータ。
- 前記第1トルクコンバータ本体部は、径方向において、前記第2トルクコンバータ本体部の外側に配置される、
請求項1に記載のトルクコンバータ。
- 前記第1トルクコンバータ本体部は、径方向において、前記第2トルクコンバータ本体部の内側に配置される、
請求項1に記載のトルクコンバータ。
- 前記第1タービンは、第1タービンシェルを含み、
前記第2インペラは、第2インペラシェルを含み、
前記第1タービンシェルと前記第2インペラシェルとは、1つの部材によって構成される、
請求項1から3のいずれかに記載のトルクコンバータ。
- 前記第1ステータ及び前記第2ステータは、それぞれワンウェイクラッチを介して同じ固定シャフトに支持される、
請求項1から4のいずれかに記載のトルクコンバータ。
- 前記第1ステータの内周端部と、前記第2ステータの内周端部とは、互いに連結している、
請求項1から5のいずれかに記載のトルクコンバータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018108944A JP2019211028A (ja) | 2018-06-06 | 2018-06-06 | トルクコンバータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018108944A JP2019211028A (ja) | 2018-06-06 | 2018-06-06 | トルクコンバータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019211028A true JP2019211028A (ja) | 2019-12-12 |
Family
ID=68845074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018108944A Pending JP2019211028A (ja) | 2018-06-06 | 2018-06-06 | トルクコンバータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019211028A (ja) |
-
2018
- 2018-06-06 JP JP2018108944A patent/JP2019211028A/ja active Pending
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