JP2019210426A - テープ除去方法及びテープ除去具 - Google Patents

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【課題】巻回された金属帯のコイルボビンへの巻き付けを短時間で実現させることができるテープ除去方法などを提供する。【解決手段】テープ除去方法は、巻回された金属帯の最外周部分51の端部と該端部よりも内側に位置する前記金属帯の内側部分54とを連結するテープ60を除去するテープ除去方法であって、前記テープの一面に粘着部62及び非粘着部61が形成され、前記粘着部62によって前記端部及び内側部分54が連結されており、巻回された前記金属帯と、挿入部3を有するテープ除去具1とを前記金属帯の周方向に相対移動させ、前記非粘着部61及び金属帯の隙間に前記挿入部3を挿入させて、前記テープ60を前記金属帯から剥がす。【選択図】図11

Description

本技術は、金属帯(例えば鋼帯)の最外周部分の端部と金属帯の内側部分とを連結するテープを除去するテープ除去方法及びテープ除去具に関する。
従来、変圧器の作製において、以下のようにして、鋼帯によって構成された巻鉄心を、環状のコイルボビンに巻き付けていた。まず巻鉄心の内側に内側ローラを配置し、外側に外側ローラを配置して、内側ローラ及び外側ローラによって、巻鉄心を挟む。そして、巻鉄心の最外周部分を延ばして、コイルボビンの中央開口に挿入させ、最外周部分の端部と、巻鉄心の前記端部よりも内側の部分とをテープによって連結させる。
そして、内側ローラ及び外側ローラを回転させ、巻鉄心を、巻鉄心よりも大径の大円にする。その後、作業者がテープを取り外し、内側ローラを大円から離間させる。大円の直径は短くなり、縮小した大円、即ち巻鉄心がコイルボビンに巻き付けられる(例えば特許文献1参照)。
特許第2777070号公報
従来、コイルボビンに巻鉄心を巻き付ける場合、作業者が手を使って直接テープを取り外していた。そのため、コイルボビンへの巻鉄心の巻き付けに長時間を要していた。
本開示は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、巻回された金属帯のコイルボビンへの巻き付けを短時間で実現させることができるテープ除去方法及びテープ除去具を提供することを目的とする。
本開示に係るテープ除去方法は、巻回された金属帯の最外周部分の端部と該端部よりも内側に位置する前記金属帯の内側部分とを連結するテープを除去するテープ除去方法であって、前記テープの一面に粘着部及び非粘着部が形成され、前記粘着部によって前記端部及び内側部分が連結されており、巻回された前記金属帯と、挿入部を有するテープ除去具とを前記金属帯の周方向に相対移動させ、前記非粘着部及び金属帯の隙間に前記挿入部を挿入させて、前記テープを前記金属帯から剥がす。
本開示においては、テープ除去具の挿入部を、テープの非粘着部及び金属帯の隙間に挿入し、短時間でテープを金属帯から剥がす。
本開示に係るテープ除去方法は、前記テープ除去具の押さえ部によって、剥がれた前記テープを押さえる。
本開示においては、剥がしたテープをテープ除去具に留めて、外部に放出させることなく、回収する。
本開示に係るテープ除去方法は、前記挿入部の隣に形成された溝の上に、剥がれた前記テープが移動するように、前記挿入部を前記非粘着部及び金属帯の隙間に挿入する。
本開示においては、溝の上に、剥がれたテープを配置させるので、粘着部とテープ除去具との接触面積が、溝が無い場合に比べて小さくなり、テープ除去具からテープを取り外しやすくなる。
本開示に係るテープ除去方法は、前記テープ除去具は湾曲部が形成された開口を備え、前記湾曲部が前記金属帯の径方向外向きに突出するように、前記テープ除去具を前記金属帯の最外周部分に配置し、剥がれた前記テープを前記開口に取り込む。
本開示においては、開口から、剥がれたテープを取り込み、テープ除去具の内側に回収する。
本開示に係るテープ除去方法は、前記テープ除去具は開口を備え、剥がれた前記テープを前記開口に取り込み、前記テープ除去具を前記金属帯から離し、前記開口に取り込まれた前記テープを前記テープ除去具から取り外す。
本開示においては、開口を通して回収したテープを、テープ除去具から取り外し、廃棄する。
本開示に係るテープ除去具は、ベース板と、該ベース板に平行な方向にて前記ベース板から突出しており、巻回された金属帯と該金属帯に貼付されたテープの非粘着部との隙間に挿入する為の挿入部とを備える。
本開示においては、テープ除去具の挿入部を、テープの非粘着部及び金属帯の隙間に挿入し、短時間でテープを金属帯から剥がす。
本開示に係るテープ除去具は、前記ベース板に対向し、前記金属帯から剥がれた前記テープを押さえる押さえ部を備える。
本開示においては、剥がしたテープをテープ除去具に留めて、外部に放出させることなく、回収する。
本開示に係るテープ除去具は、前記ベース板における前記挿入部の隣に溝が形成されている。
本開示においては、溝の上に、剥がれたテープを配置させるので、粘着部とテープ除去具との接触面積が、溝が無い場合に比べて小さくなり、テープ除去具からテープを取り外しやすくなる。
本開示に係るテープ除去具は、前記ベース板の周囲に配置された枠が設けられており、前記枠に、前記ベース板に平行な方向に貫通し、剥がれた前記テープを取り込む開口が形成されており、前記ベース板から離れる向きに突出する湾曲部が前記開口に形成されている。
本開示においては、開口から、剥がれたテープを取り込み、テープ除去具の内側に回収する。湾曲部を設けることによって、回収されたテープは湾曲部に沿って移動し、テープをベース板から離れさせることができる。
本開示に係るテープ除去具は、前記ベース板に対向する対向板が前記枠に設けられており、前記対向板に、前記ベース板に直角な方向に貫通した第二開口が形成されている。
本開示においては、開口から取り込まれたテープを第二開口から取り出し、廃棄することができる。
本開示に係るテープ除去方法及びテープ除去具にあっては、テープ除去具の挿入部を、テープの非粘着部及び金属帯の隙間に挿入して、短時間でテープを金属帯から剥がし、巻回された金属帯のコイルボビンへの巻き付けを短時間で実現させることができる。
巻き付け装置の略示斜視図である。 コイルボビンに金属帯を巻き付ける巻き付け方法を説明する説明図である。 コイルボビンに金属帯を巻き付ける巻き付け方法を説明する説明図である。 金属帯が脚に巻き付いた状態での巻き付け装置の略示斜視図である。 テープ除去具の略示斜視図である。 テープ除去具の略示正面図である。 テープ除去具の略示平面図である。 テープ除去具の略示側面図である。 テープ除去具の略示底面図である。 図7に示すX−X線を切断線とした略示断面図である。 金属帯に取り付けたテープの取り外し方法を説明する説明図である。 金属帯から取り外す場合における非粘着部を有さないテープを示す模式図である。 非粘着部を有するテープを作製する作製方法の一例を示す模式図である。
以下本発明を、コイルボビン55に金属帯50を巻き付ける巻き付け装置、巻き付け方法及びテープ除去具1を示す図面に基づいて説明する。図1は巻き付け装置の略示斜視図である。
巻き付け装置は、巻回された金属帯50(例えば鋼帯)を支持する支持台10を備える。支持台10には貫通穴10aが形成されている。貫通穴10aの直径よりも大きい内径を有する巻回された金属帯50が支持台10に支持されている。金属帯50は貫通穴10aに対して同軸的に配置されている。
巻き付け装置は、軸回りに回転する第一回転軸11と、該第一回転軸11の端部に取り付けられた内側ローラ11aと、軸回りに回転する第二回転軸12と、該第二回転軸12の端部に取り付けられた外側ローラ12aとを備える。第一回転軸11及び内側ローラ11aは、金属帯50の反対側(図1の下側)から、同軸的に貫通穴10aに挿入されている。内側ローラ11aは金属帯50の内側に配置されている。第一回転軸11は軸方向に移動可能である。
第二回転軸12及び外側ローラ12aは、金属帯50の外側に配置されている。第二回転軸12及び外側ローラ12aは、第一回転軸11及び内側ローラ11aと略平行になるように、配置されている。第二回転軸12は外側ローラ12aから第一回転軸11の反対側(図1の上側)に延びている。第二回転軸12は、径方向に移動可能である。
四角環状のコイルボビン55が金属帯50の近傍に配置されている。コイルボビン55の軸方向は、金属帯50の軸方向に略直交する。コイルボビン55の対向する二辺(以下、脚55aという)は、金属帯50に略平行であり、他の二辺は金属帯50に略直角である。金属帯50は、脚55aと外側ローラ12aとの間に配置されている。
図2及び図3は、コイルボビン55に金属帯50を巻き付ける巻き付け方法を説明する説明図、図4は、金属帯50が脚55aに巻き付いた状態での巻き付け装置の略示斜視図である。コイルボビン55に金属帯50を巻き付ける場合、まず、外側ローラ12aを金属帯50に接近させ、金属帯50を内側ローラ11a及び外側ローラ12aによって挟む。そして、金属帯50の最外周部分51を延ばし、最外周部分51の端部51aをコイルボビン55の中央開口56に挿入させる(図2A参照)。
そして、最外周部分51の端部51aを内側ローラ11a及び外側ローラ12aの間に挿入し、前記端部51aと、端部51aよりも内側に位置する金属帯50の内側部分54(図11参照)とを、テープ60によって連結する(図2B参照)。このとき、前記最外周部分51によって、金属帯50よりも大径の円(以下、大円52という)が形成される。次に、内側ローラ11aを、金属帯50の巻回方向と逆向きに回転させ、金属帯50の外側の層を順次、大円52に供給し、金属帯50の全てを大円52にする(図2C参照)。
そして、テープ除去具1を大円52の外周面に接近させて、テープ除去具1によって、テープ60を大円52から除去する(図3D参照)。テープ除去具1の詳細な構成は後述する。テープ60の除去後、第一回転軸11及び内側ローラ11aを金属帯50から抜き出す。大円52は、自身の弾性復元力によって径方向に収縮し、コイルボビン55の脚55aに金属帯50が巻き付く(図3E及び図4参照)。
図5は、テープ除去具1の略示斜視図、図6は、テープ除去具1の略示正面図、図7は、テープ除去具1の略示平面図、図8は、テープ除去具1の略示側面図、図9は、テープ除去具1の略示底面図、図10は、図7に示すX−X線を切断線とした略示断面図である。以下の説明では、図5〜図10に示す上下前後左右を使用する。
図9に示すように、テープ除去具1は五角形状をなすベース板2を備える。ベース板2は、平面視ホームベース状をなし、尖端を前方に向けている。ベース板2の先端部に、前方に突出した挿入部3が形成されている。挿入部3は平面視半円状をなす。図10に示すように、挿入部3の上面には、前方に向けて下降傾斜した傾斜面3aが形成されている。
図5及び図10に示すように、ベース板2の前部には、上方に突出した隆起部2aが形成されている。隆起部2aの左右方向中央部に、前後に延びた凹部2bが形成されている。図5〜図7に示すように、凹部2bの左側及び右側において、前後に延びる細い複数の溝2cが隆起部2aに形成されている。溝2cの左右幅は、凹部2bの左右幅の略1/4〜1/5程度である。
ベース板2の周囲に、平面視U状をなす枠4が設けられている。枠4は、その二つの先端を前方に向けている。枠4は、左枠部5、右枠部6及び後枠部7を備える。左枠部5は右枠部6よりも左側に位置する。左枠部5及び右枠部6は前後方向に延びた直方体状をなし、左右方向に対向している。左枠部5及び右枠部6の前後寸法は略同じである。後枠部7は左右方向に延びた直方体状をなし、後枠部7の左端部と、左枠部5の後端部とは略直角に連結されている。後枠部7の右端部と、右枠部6の後端部とは略直角に連結されている。
後枠部7と左枠部5との連結部分は、右斜め前に延出した第一延出部8aを形成し、後枠部7と右枠部6との連結部分は、左斜め前に延出した第二延出部8bを形成している。後枠部7、左枠部5、右枠部6、第一延出部8a及び第二延出部8bによって囲まれた部分に、上下に貫通した第二開口1bが形成されている。平面視において、第二開口1bは、尖端を後方に向けたホームベース状をなす。
図8に示すように、右枠部6の前端部下側部分に、後方に向けて下降傾斜した傾斜面6bが形成され、図10に示すように、左枠部5の前端部下側部分に、後方に向けて下降傾斜した傾斜面5bが形成されている。図9に示すように、左右方向における左枠部5及び右枠部6の離間距離は、ベース板2の左右寸法よりも長い。ベース板2は左枠部5及び右枠部6の間に配置されている。ベース板2の後端部は後枠部7に連結されている。ベース板2と左枠部5との間、及びベース板2と右枠部6との間には、隙間2dが形成されている。挿入部3は、枠4の前端、即ち左枠部5及び右枠部6の前端よりも前側に突出している。
図6に示すように、左枠部5及び右枠部6の前端部の間には、前後方向、即ちベース板2に平行な方向に貫通した開口1aが設けられている。該開口1aは、上向き、即ちベース板2から離れる向きに突出する湾曲部5a、6aを有する。該湾曲部5a、6aは、左枠部5及び右枠部6それぞれの前端部に形成されている。
図7の破線によって示されているように、枠4の下部に平面視U状の溝8cが形成されている。溝8cは、左枠部5の右下部分、右枠部6の左下部分、後枠部7の前下部分をくり抜くように形成されており、枠4における溝8cの上側部分は、庇状をなす。前記湾曲部5a、6aは溝8cに連なる。
後枠部7の左右方向中央部から斜め前上方向に向けて押さえ部9が突出している。押さえ部9は帯状をなし、前側に向かうに従って上昇するように傾斜した第一傾斜部9aと、前側に向かうに従って下降するように傾斜した第二傾斜部9bと、第一傾斜部9a及び第二傾斜部9bを連結する頂部9cとを備える。第一傾斜部9aは、後枠部7の溝8cの上側から斜め前上方向に突出する。第一傾斜部9aの突出端部に頂部9cが形成されている。頂部9cから第二傾斜部9bが斜め前下方向に突出する。頂部9cは枠4よりも上側に配置され、前後方向において、左枠部5及び右枠部6の前端部分に対応する位置に配されている。第二傾斜部9bの前端は、挿入部3よりも前側に配置され、上下方向において、ベース板2と、枠4の上面との間に配置されている。
図11は、金属帯50に取り付けたテープ60の取り外し方法を説明する説明図である。矩形のテープ60の裏面中央部に非粘着部61が形成されている。非粘着部61は、テープ60の長手方向に延びる。テープ60の裏面にて、長手方向に交差する方向において、非粘着部61の両側それぞれに粘着部62が形成されている。テープ60は、巻回された金属帯50の最外周部分51の端部51aと、該端部51aよりも内側に位置する金属帯50の内側部分とを連結する。最外周部分51の端部51aと、内側部分との境界には段差53が形成されており、テープ60は段差53を覆う。非粘着部61及び粘着部62は、金属帯50の周方向に沿って延び、粘着部62の一端部は、前記最外周部分51に接着し、他端部は内側部分に接着する。
図3Dに示すように、金属帯50からテープ60を取り外す場合、金属帯50を回転させた状態で、テープ除去具1をテープ60に接近させる。このとき、ベース板2を金属帯50の外周面に対向させて、湾曲部5a、6aが金属帯50の径方向外向きに突出するように、テープ除去具1を金属帯50の最外周部分51に配置する。そして、図11に示すように、テープ除去具1の挿入部3を、テープ60の非粘着部61と、金属帯50の最外周部分51との間に挿入する。金属帯50は回転しているので、挿入部3と金属帯50とは相対的に移動している。挿入部3はテープ60と金属帯50との間に挿入され、テープ60の粘着部62は金属帯50から剥がれ、テープ60は開口1aに取り込まれる。取り込まれたテープ60は溝2cの上に移動し、テープ除去具1の内側に収納される。そして、テープ60を収納したテープ除去具1が金属帯50から離される。テープ除去具1に収納されたテープ60は、第二開口1bを通して、テープ除去具1から取り除かれる。テープ60をテープ除去具1から取り除く作業は、作業者の手20で行ってもよいし、吸引器22で行ってもよい。金属帯50に対するテープ除去具1の接近又は離間は、作業者の手20で行ってもよいし、機械のアーム21によって行ってもよい。
実施の形態に係るテープ除去方法及びテープ除去具1においては、テープ除去具1の挿入部3を、テープ60の非粘着部61及び金属帯50の隙間に挿入し、短時間でテープ60を金属帯50から剥がすことができる。
また剥がしたテープ60を押さえ部9によって押さえて、テープ除去具1の内側空間に留める。そのため、剥がしたテープ60を外部に放出させることなく、回収することができる。
また溝2cの上に剥がれたテープ60が配置されるので、粘着部62とベース板2との接触面積が、溝2cが無い場合に比べて小さくなり、テープ除去具1からテープ60を取り外しやすくなる。
また剥がれたテープ60を、開口1aを通して取り込み、テープ除去具1の内側に回収する。湾曲部5a、6aを設けることによって、回収されたテープ60は湾曲部5a、6aに沿って移動し、テープ60をベース板2から離れさせることができる。挿入部3をテープ60と金属帯50との間に挿入した時、テープ60の二つの粘着部62の内、一方の粘着部62のみが剥がれ、他方の粘着部62が剥がれなかった場合、剥がれたテープ60の部分は、湾曲部5a、6aに沿って上方、即ち金属帯50から離れる方向に引っ張られる。その結果、剥がれていない他方の粘着部62も、金属帯50から離れる方向に引っ張られ、テープ60の円滑な除去が実現される。
また開口1aから取り込まれたテープ60を第二開口1bから取り出し、容易に廃棄することができる。
図12は、金属帯50から取り外す場合における非粘着部61を有さないテープ65を示す模式図である。テープ65が非粘着部61を有さない場合、段差53には、テープ65の粘着部が密着している。そのため、図12に示すように、テープ除去具1の挿入部3をテープ65と金属帯50との間に挿入しても、テープ65が段差53から離れずに折れ曲がり、テープ除去具1は、折れ曲がったテープ65の裏面に乗り上げ、テープ65を除去することができない。実施の形態にあっては、非粘着部61をテープに形成することによって、上記問題を解決することができる。
図13は、非粘着部61を有するテープ60を作製する作製方法の一例を示す模式図である。図13に示すように、両面が粘着性を有さない第一テープ66a、両面が粘着性を有する第二テープ66b、及び非粘着テープ67、例えば紙テープを準備する。第一及び第二テープ66a、66bの幅は略同じである。非粘着テープ67の幅は、第一及び第二テープ66a、66bよりも短い。まず第一及び第二テープ66a、66bを引き出して、第二テープ66bを第一テープ66aの片面(裏面)に接着させて、粘着テープ66を作成する。そして、非粘着テープ67を引き出して、粘着テープ66の裏面側に配置し、粘着テープ66の裏面に非粘着テープ67を接着させて、テープ60を作製する。非粘着テープ67は、幅方向において、粘着テープ66の中央部分に接着させる。そして、テープカッタ68によって、テープ60を所定の寸法で切断する。
今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。各実施例にて記載されている技術的特徴は互いに組み合わせることができ、本発明の範囲は、特許請求の範囲内での全ての変更及び特許請求の範囲と均等の範囲が含まれることが意図される。
1 テープ除去具
1a 開口
1b 第二開口
2 ベース板
2c 溝
3 挿入部
4 枠
5 左枠部
6 右枠部
5a、6a 湾曲部
7 後枠部
9 押さえ部
50 金属帯
51 最外周部分
54 内側部分
60 テープ
61 非粘着部
62 粘着部

Claims (10)

  1. 巻回された金属帯の最外周部分の端部と該端部よりも内側に位置する前記金属帯の内側部分とを連結するテープを除去するテープ除去方法であって、
    前記テープの一面に粘着部及び非粘着部が形成され、前記粘着部によって前記端部及び内側部分が連結されており、
    巻回された前記金属帯と、挿入部を有するテープ除去具とを前記金属帯の周方向に相対移動させ、
    前記非粘着部及び金属帯の隙間に前記挿入部を挿入させて、前記テープを前記金属帯から剥がす
    テープ除去方法。
  2. 前記テープ除去具の押さえ部によって、剥がれた前記テープを押さえる
    請求項1に記載のテープ除去方法。
  3. 前記挿入部の隣に形成された溝の上に、剥がれた前記テープが移動するように、前記挿入部を前記非粘着部及び金属帯の隙間に挿入する
    請求項1又は2に記載のテープ除去方法。
  4. 前記テープ除去具は湾曲部が形成された開口を備え、
    前記湾曲部が前記金属帯の径方向外向きに突出するように、前記テープ除去具を前記金属帯の最外周部分に配置し、
    剥がれた前記テープを前記開口に取り込む
    請求項1から3のいずれか一つに記載のテープ除去方法。
  5. 前記テープ除去具は開口を備え、
    剥がれた前記テープを前記開口に取り込み、
    前記テープ除去具を前記金属帯から離し、
    前記開口に取り込まれた前記テープを前記テープ除去具から取り外す
    請求項1から3のいずれか一つに記載のテープ除去方法。
  6. ベース板と、
    該ベース板に平行な方向にて前記ベース板から突出しており、巻回された金属帯と該金属帯に貼付されたテープの非粘着部との隙間に挿入する為の挿入部と
    を備えるテープ除去具。
  7. 前記ベース板に対向し、前記金属帯から剥がれた前記テープを押さえる押さえ部
    を備える請求項6に記載のテープ除去具。
  8. 前記ベース板における前記挿入部の隣に溝が形成されている
    請求項6又は7に記載のテープ除去具。
  9. 前記ベース板の周囲に配置された枠が設けられており、
    前記枠に、前記ベース板に平行な方向に貫通し、剥がれた前記テープを取り込む開口が形成されており、
    前記ベース板から離れる向きに突出する湾曲部が前記開口に形成されている
    請求項6から8のいずれか一つに記載のテープ除去具。
  10. 前記ベース板に対向する対向板が前記枠に設けられており、前記対向板に、前記ベース板に直角な方向に貫通した第二開口が形成されている
    請求項9に記載のテープ除去具。
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