JP2019209762A - 車両用ホイール - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、周溝を必要としない車両用ホイールを提供することである。【解決手段】本発明に係る車両用ホイール100は、タイヤ空気室MCの内周壁を構成するリム2と、副気室SCを構成するヘルムホルツレゾネータ3と、を備えた車両用ホイール100であって、ヘルムホルツレゾネータ3は、リム2に設けられたビードシート21の内周側の空間S2に配置され、副気室SCは、リム2を貫通する貫通孔26aを介してタイヤ空気室MCと連通していることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用ホイールに関する。
車両の走行中、路面からの振動が伝達しタイヤ空気室内の空気が振動する。そして、その空気の振動数がタイヤ空気室の固有振動数と一致すると、気柱共鳴が生じて騒音となる。よって、特許文献1の車両用ホイールは、ウェル部の外周側にヘルムホルツレゾネータを配置し、気柱共鳴による騒音を抑制している。
特許文献1のヘルムホルツレゾネータの取り付け構造は、ウェル部に径方向外側に立設する縦壁を形成し、この縦壁とウェル部の側壁との間にヘルムホルツレゾネータを配置している。そして、縦壁の側面と側壁の側面を周方向に切削して周溝を形成し、この周溝にヘルムホルツレゾネータの縁部を係止させている。
特開2008−279873号公報
しかしながら、周溝を形成するための作業(縦壁の側面と側壁の側面を周方向に切削する作業)が容易でないことから、周溝を必要としない車両用ホイールの開発が従来から望まれている。
そこで、本発明は、前記する背景に鑑みて創案された発明であって、周溝を必要としない車両用ホイールを提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明に係る車両用ホイールは、タイヤ空気室の内周壁を構成するリムと、副気室を構成するヘルムホルツレゾネータと、を備えた車両用ホイールであって、前記ヘルムホルツレゾネータは、前記リムに設けられた-ビードシートの内周側の空間に配置され、前記副気室は、前記リムを貫通する貫通孔を介して前記タイヤ空気室と連通していることを特徴とする。
本発明の車両用ホイールによれば、周溝を必要としない車両用ホイールを提供することができる。
実施形態の車両用ホイールを回転軸を含む鉛直面方向で切り、その断面を後方から視た示す模式図である。 図1の車体側内周空間の近傍を拡大した端面図である。 車両用ホイールにおいてヘルムホルツレゾネータが取り付けられた部分を車幅方向内側から視た側面図である。 図3のIV−IV線矢視端面図である。 第1変形例の車両用ホイールを鉛直面方向で切り、その断面を後方から視た示す模式図である。 第2変形例の車両用ホイールを車幅方向外側から視た側面図である。 図6のVII−VII線矢視端面図である。
つぎに、本発明である車両用ホイールの実施形態について、図面を参照しながら説明する。最初に車両用ホイールの基本構造を説明し、その次に車両用ホイールの特徴的構成を説明する。また、左右の車両用ホイールのうち左側の車両用ホイールを挙げて説明する。
(基本構造)
図1に示すように、車両用ホイール100は、ボルト(不図示)により車軸ハブ101に固定され、外周側に装着されたタイヤ102とともに回転軸Oを中心に回転する部品である。以下、回転軸Oを単に軸Oと称する。
車両用ホイール100は、車軸ハブ101に固定される略円盤状のディスク1と、タイヤ102が装着される略円筒状のリム2と、ヘルムホルツレゾネータ3と、を備える。
実施形態のディスク1とリム2は、例えば、アルミニウム合金、マグネシウム合金等の軽量高強度材料等により一体的に製造されたワンピースホイールである。なお、本発明は、ワンピースホイールに限定されず、ツーピースホイールやスリーピースホイールであってもよい。
ディスク1は、スポーク型ディスクである。よって、ディスク1は、中心部に位置し車軸ハブ101に締結されるホイールハブ10と、そのホイールハブ10の外周面から放射状に延出する複数のスポーク11と、を備える。また、各スポーク11の径方向外側の端部11aは、リム2の内周面であって車幅方向外寄りの部位に連続している。
リム2は、タイヤ102のビード部102a,102aを支持する一対のビードシート20,21と、一対のビードシート20,21間に位置し外周側に窪みS1を有するウェル部22と、各ビードシート20,21から径方向外側に延出する一対のリムフランジ23,24と、を備える。
各ビードシート20,21は、タイヤ102のビード部102a,102aを径方向に支持するための部位である。各ビードシート20,21は、軸Oを中心とする円筒状を呈し、軸O方向の長さが比較的短く形成され、外周面にタイヤ102のビード部102a,102aが当接するようになっている。
以下、一対のビードシート20,21のうちウェル部22よりも車幅方向外側に配置される方を外ビードシート20と称し、ウェル部22よりも車幅方向内側に配置される方を内ビードシート21と称する。
ウェル部22は、一対のビードシート20,21の端部から径方向内側に延出する環状の一対の側壁25,26と、円筒状を呈し一対の側壁25,26の径方向内端に連続する底壁27と、を備える。つまり、ウェル部22は、断面形状が略U字状に形成され、外周側に窪みS1を有している。そして、ウェル部22の窪みS1は、タイヤ空気室MCの一部を構成しているとともに、タイヤ102をリム2に装着する際にタイヤ102のビード部102a,102aを落とし込むための空間となっている。
また、本実施形態の一対の側壁25,26は、径方向内側に延出するにつれて互いに近接するように傾斜している。
以下、一対の側壁25,26のうち外ビードシート20の右端(車幅方向内端)と連続する方を外側壁25と称し、内ビードシート21の左端(車幅方向外端)と連続する方を内側壁26と称する。
一対のリムフランジ23,24は、タイヤ102のビード部102a,102aが各ビードシート20,21から脱落しないように規制するための部位である。
以下、一対のリムフランジ23,24のうち外ビードシート20の左端(車幅方向外端)に連続する方を外リムフランジ23と称し、内ビードシート21の右端(車幅方向内端)に連続する方を内リムフランジ24と称する。
以上の構成から、タイヤ102のタイヤ空気室MCは、内周側がリム2により閉塞されて密封空間となっている。また、リム2には、各ビードシート20,21の内周側の空間であって、ウェル部22の一対の側壁25,26と軸O方向に隣り合う内周空間が形成されている。以下、内ビードシート21の内周側に形成される空間を車体側内周空間S2と称し、外ビードシート20の内周側に形成される空間をディスク側内周空間S3と称する。
ヘルムホルツレゾネータ3は、断面形状が略矩形枠状を呈し、内部に副気室SCが形成された樹脂製の中空部品である。また、ヘルムホルツレゾネータ3には、副気室SCとタイヤ空気室MCと連通させるための管状の管体30が設けられている。ヘルムホルツレゾネータ3の詳細については後述する。つぎに車両用ホイール100の特徴的構成について説明する。
(特徴的構成)
図2に示すように、実施形態の車両用ホイール100は、タイヤ空気室MCの内周壁を構成するリム2と、副気室SCを構成するヘルムホルツレゾネータ3と、を備える。また、ヘルムホルツレゾネータ3は、リム2に設けられた内ビードシート21の内周側の空間(車体側内周空間S2)に配置され、副気室SCは、リム2を貫通する貫通孔26aを介してタイヤ空気室MCと連通している。
上記構成によれば、車両用ホイール100は、従来、ウェル部の外周面から立設された縦壁と、縦壁の側面と側壁の側面を切削して成る周溝とを備えていない。よって、車両用ホイール100の製造が容易となる。
ヘルムホルツレゾネータ3に遠心力が作用した場合、ヘルムホルツレゾネータ3は外周側に配置された内ビードシート21に支持される。よって、ヘルムホルツレゾネータ3の固定強度が高い。
ヘルムホルツレゾネータ3がタイヤ空気室MC内に配置されていない。つまり、車両用ホイール100にタイヤ102を装着させた後であっても、ヘルムホルツレゾネータ3を車両用ホイール100に組み付けることができる。よって、ヘルムホルツレゾネータ3の組み付け性が良い。
ヘルムホルツレゾネータ3がタイヤ空気室MC外に配置されるため、ヘルムホルツレゾネータ3の構成が気柱共鳴に影響を与えない。
ヘルムホルツレゾネータ3は、内ビードシート21の内周側の空間(車体側内周空間S2)に配置され、車幅方向外側に配置されたディスク1に覆われている。よって、ヘルムホルツレゾネータ3は、紫外線を受光し難くなっているとともに、他の車両が跳ね上げた小石等が接触し難く、耐久性が高い。また、ヘルムホルツレゾネータ3が視認され難く、車両用ホイール100のデザイン性が損なわれる恐れがない。
貫通孔26aは、ウェル部22の内側壁26に形成されている。また、貫通孔26aの内周面と管体30の外周面と間には、ゴム製のシール部材31が設けられている。よって、タイヤ空気室MCの密封性が確保されるとともに、貫通孔26a内から管体30が脱落し難くなっている。なお、本実施形態のシール部材31は、ゴム製のものを用いているが樹脂製のものを用いてもよい。
管体30は、内側壁26の内周面26bよりもタイヤ空気室MC内に突出している。つまり、管体30は、リム2の内周面よりもタイヤ空気室MC内に突出している。このため、タイヤ空気室MC内に存在する水やパンク修理剤が内側壁26の内周面26bを沿って移動しても管体30内に流入し難い。
管体30は、副気室SC側の端部よりもタイヤ空気室MCの端部の方が径方向外側に位置するように傾斜している。このため、仮にパンク修理剤等が管体30を介して副気室SC内に流入したとしても、走行中の遠心力によって、副気室SC内のパンク修理剤等は管体30内を通ってタイヤ空気室MC内へ排出され易い。以上から、パンク修理剤等によって副気室SCの容積が減少し難い構造となっている。
図3に示すように、ヘルムホルツレゾネータ3は、側面視で円弧状に形成され、車体側内周空間S2に沿って延在している。よって、副気室SCも周方向に延在しており、所定の容積が確保されている。
なお、ヘルムホルツレゾネータ3の周方向の長さは、本発明において特に限定されず、適時設計してよい。また、特に図示しないが、ヘルムホルツレゾネータ3は、車両用ホイール100の車体側内周空間S2に対し、90°間隔で4つ組み付けられている。
ヘルムホルツレゾネータ3の外表面3aにはリブ32が形成されている。リブ32は、周方向に互いに離間しながら複数形成されている。
図4に示すように、各リブ32は、前後方向から視て略L字状を呈しており、ヘルムホルツレゾネータ3の外表面3aのうち、車幅方向内側を向く外面と、径方向内側を向く外面とに跨って形成されている。
また、ヘルムホルツレゾネータ3の外表面3aのうち残りの外面(車幅方向外側を向く外面と径方向外側を向く外面)は、リム2(内側壁26と内ビードシート21)に支持されている。
よって、ヘルムホルツレゾネータ3は、副気室SCの内圧によって変形しないようになっている。
リム2は、内ビードシート21の右端から径方向外側に延出する内リムフランジ24を備える。ヘルムホルツレゾネータ3には、径方向外側に延出して内リムフランジ24に引っ掛かる断面視略J字状の外向係止部33が形成されている。なお、外向係止部33は、ヘルムホルツレゾネータ3の周方向両端にそれぞれ形成されている(図3参照)。
上記構成によれば、ヘルムホルツレゾネータ3がリム2に対し径方向内側に係止して脱落し難く、ヘルムホルツレゾネータ3の固定強度が高い。
また、ヘルムホルツレゾネータ3の組み付け時、外向係止部33を内リムフランジ24に引っ掛けながらヘルムホルツレゾネータ3を車体側内周空間S2に配置すると、内側壁26に対する管体30の径方向の位置が一定となり、貫通孔26aに挿入し易くなる。よって、外向係止部33は、ヘルムホルツレゾネータ3を組み付ける際の位置決めとしての役割も果たす。
外向係止部33について詳細に説明すると、外向係止部33は、図4に示すように、ヘルムホルツレゾネータ3の上部から内リムフランジ24の右面(車幅方向内側を向く外面)24aに沿って径方向外側へ延出している。そして、外向係止部33の先端部33aは、は、内リムフランジ24の先端24bで左側に折り返し、内リムフランジ24の左面(車幅方向外側を向く内面)24cに当接している。
ここで、外向係止部33の先端部33aは、内リムフランジ24の左面24cのうち径方向外側の一部にのみ係止し、係止部分が比較的短くなっている。このため、ビードシート20,21にタイヤ102を装着した後であっても、外向係止部33の先端部33aを内リムフランジ24に係止させることができるとともに、タイヤ空気室MCの密封性を損なわないようになっている。
ウェル部22の底壁27の内周面27aには、径方向外側に窪む被係止部27bが形成されている。なお、被係止部27bの内面には、車幅方向外側に突出する爪27cが形成されている。ヘルムホルツレゾネータ3には、軸方向(車幅方向外側)に延出して被係止部27b(爪27c)に引っ掛かる軸向係止部34が形成されている。
軸向係止部34について詳細に説明すると、軸向係止部34は、ヘルムホルツレゾネータ3における車幅方向外側の壁部から底壁27の内周面27aに沿って車幅方向外側へ延出している。そして、軸向係止部34の先端部34aは、径方向外側に折れ曲がって被係止部27b内に入り込み、爪27cに対し径方向内側に係止している。以上から、ヘルムホルツレゾネータ3がリム2に対し車幅方向内側に係止して脱落し難く、ヘルムホルツレゾネータ3の固定強度が高い。
なお、特に図示しないが、軸向係止部34は、ヘルムホルツレゾネータ3の周方向両端のそれぞれに形成されている。
また、被係止部27bは、軸向係止部34に対応するように形成されている。つまり、図1に示すように、被係止部27bは、底壁27の内周面27aの一部にのみに形成され、周方向に延在していない。
以上、実施形態について説明したが、本発明は実施形態で説明した例に限定されない。
ヘルムホルツレゾネータ3の固定方法に関し、実施形態のヘルムホルツレゾネータ3は、外向係止部33や軸向係止部34によってリム2に固定されているが、本発明はこれに限定されない。
たとえば、軸向係止部34の代わりに底壁27の内周面27aに沿って延在する延出部を形成し、この延出部と底壁27とを接着剤により固着してもよい。
または、外向係止部33の代わりに内リムフランジ24の右面(外面)24aに沿って延在する延出部を形成し、この延出部と内リムフランジ24とを接着剤により固着してもよい。
また、実施形態のヘルムホルツレゾネータ3は、車体側内周空間S2に配置されているが、本発明は、図5に示すように、外ビードシート20の内周側の空間(ディスク側内周空間S3)に配置してもよい。
ここで、ディスク側内周空間S3は複数のスポーク11により周方向に仕切られている(図6参照)。よって、ヘルムホルツレゾネータ3をディスク側内周空間S3に配置する場合、ヘルムホルツレゾネータ3の周方向の端部をスポーク11に当接するように配置することが好ましい。そして、このような構成によれば、ヘルムホルツレゾネータ3による周方向の位置ずれが規制され、固定強度が向上する。なお、このような変形例の場合、ウェル部22の外側壁25に連通孔25aが形成される。
また、本発明においては、複数のヘルムホルツレゾネータ3のうち、一部を車体側内周空間S2に配置し、残りをディスク側内周空間S3に配置するようにしてもよい。また、貫通孔26aを形成する位置は、内側壁25や外側壁26に限定されず、底壁27であってもよい。
また、実施形態及び上記変形例のヘルムホルツレゾネータ3は、側面視で円弧状を呈し、内周空間(車体側内周空間S2,ディスク側内周空間S3)に沿った形状となっている。言い換えると、ヘルムホルツレゾネータ3の略全体が内周空間(車体側内周空間S2,ディスク側内周空間S3)に収まる形状となっている。
しかしながら、本発明のヘルムホルツレゾネータは、円弧状のものに限定されない。つまり、本発明は、一対のビードシート20,21の内周側の空間に配置できる形状であれば特に限定されない。以下、変形例に係るヘルムホルツレゾネータを図6、図7を参照しながら説明する。
図6に示すように、変形例のヘルムホルツレゾネータ4は、側面視で側面視扇状に形成されている。ヘルムホルツレゾネータ4は、ディスク1のスポーク11,11間に配置され、ヘルムホルツレゾネータ4の外周部分40がディスク側内周空間S3に配置されている。
ヘルムホルツレゾネータ4には周方向外側に延出する取付部41が形成されるとともに、この取付部41が隣り合うスポーク11に対しボルトで締結され、ヘルムホルツレゾネータ4がディスク1に固定されている。
なお、変形例において、ヘルムホルツレゾネータ4は90°間隔で配置され、合計4つヘルムホルツレゾネータ4が車両用ホイール100A組み付けられている。
図7に示すように、ヘルムホルツレゾネータ4の外周部分40には管体42が設けられている。管体42は外側壁25の連通孔25a内に配置され、副気室SC内とタイヤ空気室MC内とが連通している。
また、ヘルムホルツレゾネータ4の径方向の長さは、スポーク11とほぼ同じに形成されており、実施形態で説明した円弧状のヘルムホルツレゾネータ3(図1参照)よりも径方向に拡大している。つまり、ヘルムホルツレゾネータ4内に形成された副気室SCの容積も、実施形態で説明した円弧状のヘルムホルツレゾネータ3の副気室SCよりも大きい仕様となっている。
以上から、本発明は、円弧状のヘルムホルツレゾネータ3に限られず、騒音を効果的に低減できる副気室SCの容積が大きいヘルムホルツレゾネータ4を用いることができる。
なお、車体側内周空間S2の径方向内側には、ブレーキキャリパ(不図示)が配置される。よって、径方向に拡大したヘルムホルツレゾネータ4を用いる場合には、ディスク側内周空間S3に配置する必要がある。
1 ディスク
2 リム
3,4 ヘルムホルツレゾネータ
10 ホイールハブ
11 スポーク
20,21 ビードシート(外ビードシート,内ビードシート)
22 ウェル部
23,24 リムフランジ(外リムフランジ,内リムフランジ)
25,26 側壁(外側壁,内側壁)
25a,26a 連通孔
27 底壁
27b 被係止部
27c 爪
30,42 管体
31 シール部材
32 リブ
33 外向係止部
34 軸向係止部
40 外周部分
41 取付部
100,100A 車両用ホイール
101 車軸ハブ
102 タイヤ
MC タイヤ空気室
SC 副気室
S2,S3 内周空間(車体側内周空間,ディスク側内周空間)

Claims (8)

  1. タイヤ空気室の内周壁を構成するリムと、副気室を構成するヘルムホルツレゾネータと、を備えた車両用ホイールであって、
    前記ヘルムホルツレゾネータは、前記リムに設けられたビードシートの内周側の空間に配置され、
    前記副気室は、前記リムを貫通する貫通孔を介して前記タイヤ空気室と連通していることを特徴とする車両用ホイール。
  2. 前記リムは、前記ビードシートから径方向外側に延出するリムフランジを備え、
    前記ヘルムホルツレゾネータには、径方向外側に延出して前記リムフランジに引っ掛かる外向係止部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用ホイール。
  3. 前記ビードシートは、前記リムに設けられたウェル部よりも車幅方向内側に配置された内ビードシートであり、
    前記ヘルムホルツレゾネータは、前記内ビードシートの内周側の空間に配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用ホイール。
  4. 前記ビードシートは、前記リムに設けられたウェル部よりも車幅方向外側に配置された外ビードシートであり、
    前記ヘルムホルツレゾネータは、前記外ビードシートの内周側の空間に配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用ホイール。
  5. 前記ヘルムホルツレゾネータの管体は、前記副気室側の端部よりも前記タイヤ空気室の端部の方が径方向外側に位置するように傾斜していることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車両用ホイール。
  6. 前記リムに設けられたウェル部の内周面には、径方向外側に窪む被係止部が形成され、
    前記ヘルムホルツレゾネータには、軸方向に延出して前記被係止部に引っ掛かる軸向係止部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車両用ホイール。
  7. 前記ヘルムホルツレゾネータの管体は、前記リムの内周面よりも前記タイヤ空気室内に突出していることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の車両用ホイール。
  8. 前記ヘルムホルツレゾネータの外表面には、リブが形成されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の車両用ホイール。
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