JP2019209387A - チップ付き回転鋸及びその研磨方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】正の横すくい角を左右対称に有するチップを、高い精度且つ小さい横すくい角にて実現する。その結果、被削材を切削するとき、被削材を精度良く切削し且つチップの強度を高くする。【解決手段】チップ付き回転鋸10において、チップ30のすくい面33を、外周面に砥粒部が設けられるとともに内部に空間が形成され且つ下面が開放されているカップ砥石にて研磨する。このカップ砥石が、その外周面が複数のチップ30のチップ付き回転鋸10の回転軸A1方向における長さの中点のそれぞれを通る平面である中心面、と垂直に交差するように配置されたとき、すくい面が、カップ砥石50の砥粒部52の外周面52aに沿って形成された凹面状の面であり、且つ研磨された面として形成される。【選択図】図2

Description

本発明は、木材、樹脂又はアルミニウム合金等の非鉄金属の切断に使用されるチップ付き回転鋸及びチップ研磨方法に関する。
従来から、木材及び樹脂等からなる材料の切断・切削に用いられる回転鋸が知られている。このような回転鋸の多くは刃としてチップを用いている。チップを用いた回転鋸(チップ付き回転鋸)の一つは、すくい面を左右対称にV字あるいはU字に凹ませたチップを採用している(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1の回転鋸によれば、チップのすくい面を左右対称の形状とし、且つチップの横すくい角を左右とも正の値(すくい面の左右端がすくい面の中央よりも回転鋸の回転方向に突出するよう)に設定することができる。ところで、台金に左キキ刃と右キキ刃を交互に配置した所謂チドリ刃の回転鋸は、台金に形成された刃が半分ずつ被削材の切断・切削に寄与する。これに対し、特許文献1の回転鋸によれば、すくい面の上記形状により台金に形成された全ての刃を被削材の切断・切削に寄与させることができるのでチドリ刃の回転鋸と比べて、被削材の切断面(切り口面)に与える衝撃を低減し刃先の直進性を向上させるとともに切削方向左右への振動を低減し切り口を平滑にすることができる。
特開2004−122300号公報
特許文献1によれば、すくい面のV字面(つまり、凹面)は、チップを型で焼結成形する際に同時に、又は焼結成形後、台金にチップを固定する前に研磨により形成される。しかし、チップを焼結成形する際に同時にすくい面を形成する方法は、研磨による方法に比べて鋭利さに劣り、更にはすくい面の表面粗さが粗くなる。これに対し、焼結成形後、チップを台金に固定する前にすくい面を研磨する方法は、台金に固定した後に研磨する方法に比べて加工が困難であるため加工精度が低くなる。
そこで、焼結によりすくい面を平坦に成形した後、チップを台金に固定して、すくい面を軸砥石を用いて研磨することにより横すくい角を左右とも正の値に設定する方法が考えられる。この場合、すくい面を研磨するために、軸砥石はチップと隣接する刃台との間に挿入可能な大きさでなければならない。よって使用可能な軸砥石の径は、例えば、5mm〜8mm程度である。この場合、研磨後のすくい面の曲率半径は2.5mm〜4mmとなり、横すくい角(即ち、上面視で、すくい面、側面及び逃げ面の交点におけるすくい面の接線と、回転鋸の回転軸とチップの外周端とを含む面である基準面と、のなす角)は、例えば、15°から30°となる。しかし、このように横すくい角が過度に大きい場合、チップが被削材に過度に食い込み、更に、生成された切り屑が刃厚方向内側に寄って圧縮されることにより切削抵抗が増大する虞がある。更に、横すくい角が大きいほどチップの強度が低下する虞がある。
本発明は上記課題に対処するために為されたものである。即ち、本発明の目的の一つは、左右対称形状且つ、すくい面の両側に正の小さい横すくい角を有するチップを備え、当該チップが切れ味良好で精度高く形成されたチップ付き回転鋸及びそのチップの研磨方法を提供することにある。
そこで、上記の問題を解決するため、本発明のチップ付き回転鋸は、
円板状の台金(20)と、前記台金の外周部に、前記台金の円周方向に所定の間隔にて形成された複数の刃台(22)と、前記複数の刃台にそれぞれ固定された複数のチップ(30)と、を備える。
更に、前記複数のチップのすくい面の全てあるいは幾つかは、
外周面(51a)に砥粒部(52)が設けられた砥石(50)の前記外周面が、前記複数のチップの、前記チップ付き回転鋸の回転軸(A1)方向における長さの中点のそれぞれを通る平面である中心面(C1、C2)、と垂直に交差するように前記砥石が配置されたとき、前記砥石の前記砥粒部の外周面(52a)に沿って形成された凹面状の面であり、且つ研磨された面である。
上記構成において、中心面とは、言い換えると、チップ付き回転鋸(以下、「回転鋸」とも称呼する)の回転軸と垂直な方向に回転鋸を二等分する面に実質的に等しい。この態様によれば、すくい面は、中心面を境界として、正面視(チップをすくい面に向かって見た場合)にて、左右対称の凹面となる。更に、例えばチップのすくい角が正の値である場合、上面視(回転鋸の半径方向外方からチップを見た場合)にて、すくい面の上端部は、中心面に対し左右対称の弧として形成される。上面視にて、基準面と、すくい面の上端部における弧の接線と、のなす角(以下、「接線角」とも称呼する)は、横すくい角に相当する。上記構成において、接線角(横すくい角に相当する角)は左右とも等しく且つ正の値を有する角度に設定される。更に、上記すくい面は研磨によって形成された面である。従って、この態様によれば、正の横すくい角を左右対称に有する切れ味の良好なチップを、高い精度で実現することができる。その結果、被削材を切削するとき、被削材を精度良く切削し且つその切削面を平滑にすることができる。
本発明の一態様において、前記砥石は、内部(55)に空間が形成され且つ下面(54)が開放されているカップ砥石(50)であり得る。
この態様によれば、カップ砥石は、その内部に空間が形成され、且つ下面が開放されているので、すくい面を研磨するときに、台金の外周面に所定の間隔にて形成される刃台及びチップと干渉することなく配置され得る。従って、例えば、軸砥石をすくい面と隣接する刃台との間に挿入して研磨する方法に比べて、砥石の径を大きく設定することができる。これにより、接線角をすくい面の左右両側とも正の小さい値に設定することができる。従って、チップの被削材への過度な食い込みを防ぐとともにチップの強度を向上させることができる。このように、本発明によれば、左右対称形状且つすくい面の両端に正の小さい横すくい角を有し、切れ味良好で精度が高いチップを備えた回転鋸を実現することができる。
本発明の一態様において、前記カップ砥石の形状は上面よりも下面が大きい円錐台形状であり得る。
この態様によれば、カップ砥石の下面は上面よりも大きい形状となっているので、チップのすくい角を正方向に大きく設定する場合であっても、カップ砥石と隣接する又は近傍の刃台及びチップとの干渉を妨げることができる。なお、カップ砥石のすくい面の形状は、円錐台の外周面に沿った凹面状であり、且つ中心面を境として左右対称の形状となる。
本発明の一態様において、
前記チップ付き回転鋸の半径方向外方から見た、前記すくい面と前記チップの上面との交線である弧の端部(P1、P2)における接線と、前記チップ付き回転鋸の回転軸と、のなす角が0.3°〜15°に設定されている。
本発明の一態様において、
更に、前記弧の曲率半径が10mm〜100mmに設定されている。
上述したように、弧の端部における接線と回転鋸の回転軸とのなす角(以下、「接線角」と称呼する。)は、実質的に「横すくい角」に相当する角度である。この態様によれば、接線角は、カップ砥石の回転半径と相関している。接線角は、カップ砥石の回転半径が大きいほど小さくなる。例えば、チップの幅(刃厚)が代表的な値である場合において、カップ砥石の回転半径が100mmであるとき、接線角は0.3°に設定される。カップ砥石の回転半径が10mmであるとき、接線角は15°に設定される。このように接線角が比較的小さい0.3°〜15°に設定されることにより、チップの被削材への過度な食い込みを防ぐとともにチップの強度を向上させることができる。
更に、本発明のチップ付き回転鋸のチップの研磨方法は、円板状の台金(20)と、前記台金の外周部に、前記台金の円周方向に所定の間隔にて形成された複数の刃台(22)と、前記複数の刃台にそれぞれ固定された複数のチップ(30)と、を備えたチップ付き回転鋸(10)における前記チップの研磨方法である。
この研磨方法は、次の通りである。
外周面(51a)に砥粒部(52)が設けられるとともに、内部(55)に空間が形成され且つ下面(54)が開放されているカップ砥石(50)を、前記カップ砥石の回転軸(A2)が、前記複数のチップの、前記チップ付き回転鋸の回転軸(A1)方向における長さの中点のそれぞれを通る平面である中心面(C1、C2)に含まれるように、且つ研磨部位に位置する前記チップ(30)のすくい面(31)側に隣接する刃台(22)を覆うように配置し、前記カップ砥石を前記カップ砥石の回転軸を中心に回転させることにより、前記すくい面を研磨する。
この態様によれば、カップ砥石は、研磨部位に位置するチップのすくい面側に隣接する刃台を覆うように配置される。カップ砥石の内部には、空間が形成され且つ下面が開放されているので、カップ砥石は台金の外周面に所定の間隔にて形成される刃台及びチップと干渉することなく配置され得る。従って、例えば、軸砥石をすくい面と隣接する刃台との間に挿入して研磨する方法に比べて、砥石の径を大きく設定することができる。これにより、接線角をすくい面の左右両側とも正の小さい値に設定することができる。更に、この態様によれば、カップ砥石の回転軸が中心面に含まれるように配置されるので、すくい面は中心面を対称面として左右対称な形状に加工される。その結果、被削材の切削面を平滑にし、且つ十分に強度が確保された回転鋸を製造することができる。
本発明の一態様において、前記外周面がテーパ状に形成され、上面より下面が大きいカップ砥石を用いて前記すくい面を研磨する方法が採用され得る。
この態様によれば、すくい角が比較的大きい場合であっても、カップ砥石が隣接する刃台及びチップと干渉することなく、すくい面の研磨が可能である。
本発明の一態様において、前記砥粒部の最大外径部の直径が、20mm〜210mmに設定されているカップ砥石を用いてすくい面を研磨する方法が採用され得る。
この態様によれば、砥粒部の最大外径部の直径は20mm〜210mmに設定され得る。直径が20mmの砥粒部を取り付けたカップ砥石を用いて研磨すると、すくい面の最小曲率半径は10mm、接線角は15°に仕上げられる。直径が210mmの砥粒部を有するカップ砥石を用いて研磨すると、すくい面の最小曲率半径は100mm、接線角は0.3°に仕上げられる。
上記説明においては、本発明の理解を助けるために、後述する実施形態に対応する発明の構成に対し、その実施形態で用いた名称及び/又は符号を括弧書きで添えている。しかしながら、本発明の各構成要素は、前記名称及び/又は符号によって規定される実施形態に限定されるものではない。本発明の他の目的、他の特徴及び付随する利点は、以下の図面を参照しつつ記述される本発明の実施形態についての説明から容易に理解されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係るチップ付き回転鋸を示した側面図である。 図2は、図1に示したチップ付き回転鋸の刃台に固定された超硬質チップを示した図であり、図2(A)は正面図、図2(B)は側面図、図2(C)は上面図である。 図3は、図1に示したチップ付き回転鋸の刃台に固定された超硬質チップを示した斜視図である。 図4は、図1に示したチップ付き回転鋸の刃台に固定された超硬質チップのすくい面を研磨する砥石の側面図(断面図)である。 図5は、図1に示したチップ付き回転鋸の刃台に固定された超硬質チップのすくい面を図4に示した砥石を用いて研磨する様子を示した図である。 図6は、本発明の実施形態の変形例に係るチップ付き回転鋸の刃台に固定された超硬質チップを示した図であり、図6(A)はすくい面が凹面状の超硬質チップ(凹面状チップ)とすくい面が平面状の超硬質チップ(平面状チップ)が交互に固定されている例、図6(B)は1つの凹面状チップと2つの平面状チップとが一つの組として固定される例、図6(C)は2つの凹面状チップと1つの平面状チップとが一つの組として固定される例、をそれぞれ示した図である。 図7は、本発明の実施形態の変形例に係るチップ付き回転鋸の刃台に固定された超硬質チップを示した図であり、図7(A)は凹面状チップと逃げ面が切り欠かれた平面状チップが交互に固定されている例、図7(B)は凹面状チップの逃げ面が一つおきに切り欠かれた例、図7(C)は凹面状チップの逃げ面が全て切り欠かれた例、をそれぞれ示した図である。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係るチップ付き回転鋸(以下、「回転鋸」とも称呼する)10の側面を示している。回転鋸10は、図示しない切断機等の回転支軸に組み付けられ、被削材を切断及び切削するために用いられる。回転鋸10は、図1において、時計周り(右回り)に回転することにより、被削材を切断及び切削することができる。なお、以下の説明においては、前後の方向は、回転鋸10の回転方向に基づいた方向とする。即ち、回転鋸10の回転方向を前側と、回転方向と反対方向を後側と称呼する。更に、回転鋸10を構成する各部品の説明で用いる方向は、回転鋸10の径方向における外周側を外側又は上側と、内周側を内側又は下側と称呼する。回転鋸10の回転軸A1方向を左右方向とし、図1の紙面表側(回転方向右側)を左側と、紙面裏側(回転方向左側)を右側と、と称呼する。図1に一点鎖線Lrにより示した線は回転鋸10の基準面の一つを表している。基準面(一点鎖線Lr)は回転鋸10の回転軸A1と刃30の前面外側(図1においてP1)とを含む面として定義される。この一点鎖線Lrは以下、「基準線Lr」とも称呼される。この基準線Lrに沿った方向は回転鋸10の半径方向と一致する。
回転鋸10は、台金20と、台金20に固定される複数のチップ30と、により構成されている。台金20は、台金基部21と、台金基部21の外周部に形成された複数の刃台22と、から構成される。複数の刃台22には、それぞれ刃固定部23が円周方向に一定のピッチにて設けられる。複数の刃30は、各刃固定部23にそれぞれ接合されている。
台金基部21の中心部には、軸穴24が形成されている。回転鋸10は、軸穴24を介して切断機等の回転支軸に組み付けられる。台金20は、SK85、SKS5、SAE1074及びDIN75Cr1等の炭素鋼又は合金工具鋼からなる鋼板材であり、台金基部21及び複数の刃台22は一体的に形成されている。
刃台22は、台金基部21の外周部に、凹部からなる歯室22aと、凸部からなる歯背部22bとを交互に配置することにより構成される。歯室22aの後部と歯背部22bの前部との間に、側方から見た縁部の形状がL形の刃固定部23が形成されている。歯背部22bの外側に位置する縁部22cは、外側前端から内側後端に傾斜しながら延びたのちに滑らかに凸部を描くように湾曲して後方の歯室22aの前部に連続している。歯室22aの縁部は、略半円状の凹部を描くようにして後方に延びて、刃固定部23の内側前端に連続している。
チップ30は、炭化タングステンとコバルトとを混合して焼結した超硬合金であり、以下、超硬質チップ30とも称呼される。超硬質チップ30は、刃固定部23の大きさに対応した小さな部材である。超硬質チップ30は、金型成型により形成された研磨前の超硬質チップが各刃固定部23にろう付けによって固定され、所定の寸法に研磨されることにより形成される。超硬質チップ30の硬度は、HRA88〜95程度である。
次に、このように構成された各部材を用いて、回転鋸10を製造する方法を説明する。この場合、先ず、台金20を構成する鋼板材と、複数個の研磨前の超硬質チップを準備する。台金20を構成する鋼板材には、前述したように予め複数の刃台22及び複数の刃固定部23が形成されている。研磨前の超硬質チップが、それぞれの刃固定部23に1個ずつ、ろう付けによって接合される。そして、研磨前の超硬質チップに対して研磨加工を施すことにより、各部分が仕上げ寸法となった超硬質チップ30を備えた回転鋸10が得られる。
次に、仕上げ寸法に加工された超硬質チップ30について、図2を参照しながら詳細に説明する。超硬質チップ30は、図2(A)に示したように、前方(正面)から見た形状が、上下方向に長く、上辺31a(以下、「すくい面上端31a」とも称呼する)が下辺32よりも長い台形状の形状である。すくい面上端31aの長さ(超硬質チップの幅又は刃厚)W1は、2.5mmである。すくい面33は、すくい面上端31aと、すくい面上端31a及び下辺32との間のすくい面下端31bと、の間の面である。更に、超硬質チップ30の前方から見た形状は、中心線C1を中心に左右対称の形状となっている。この中心線C1は、各刃台22にそれぞれ固定された超硬質チップ30の、回転鋸10の回転軸A1(図1を参照)方向における長さの中点のそれぞれを通る平面(以下、「中心面」と称呼する)の断面を表している。
超硬質チップ30は、図2(B)に示したように、側方左側から見た形状が、上下方向に長い五角形状である。前方の辺34Lは、すくい面33の左側方端である。前方の辺34Lと基準線Lrとのなす角(以下、「すくい角」と称呼される)θ1は、10°に設定されている。このように、基準面に対してすくい面の外側が内側よりも前方に位置しているとき、すくい角θ1は正と定義されている。超硬質チップ30の左側方端P1を通り、基準線Lrと直交する直線(即ち、基準面の法線)Lnは、回転鋸10の被削材に対する切断(切削)方向と平行である。上方の辺35Lは、上面36(図2(C)を参照)の左側方端である。上方の辺35Lと直線Lnとのなす角(以下、「逃げ角」と称呼される)θ2は、13°に設定されている。なお、上面36は「逃げ面」とも称呼される。
超硬質チップ30は、図2(C)に示したように、上方から見た形状が、前方が長く後方が短い略台形の形状であり、中心線C2を中心に左右対称の形状となっている。この中心線C2は、前述の中心線C1と同様に中心面の断面を表している。前方の辺、即ち、すくい面上端31aの形状は、中心線C2を中心とする左右対称の円弧状である。すくい面上端31aの曲率半径R1は、20mmに設定されている。従って、すくい面上端31aの左側方端P1における接線Lt1は基準線Lrに対して前方に傾斜している。すくい面上端31aの接線Lt1と基準線Lrとのなす角(以下、「接線角」と称呼する)θ3は3.6°に設定されている。すくい面上端31aの右側方端P2における接線Lt2と基準線Lrとのなす角θ4も、同様に3.6°に設定されている。これら接線角θ3及びθ4は、実質的に横すくい角に等しい。なお、接線角θ3及びθ4は、すくい面上端31amの接線Lt1及び接線Lt2と、回転軸A1と、のなす角であるとも言える。
左側方の辺35L及び右側方の辺35Rは、後方に向かうに従って中心線C2に近付くように傾斜している。左側方の辺35L及び右側方の辺35Rと中心線C2と平行な線とのなす角(以下、「横逃げ角」と称呼される)θ5は、1°に設定されている。
図3に示したように、すくい面33は、すくい面上端31aからすくい面下端31bまで円弧状に凹んでいる。より具体的に述べると、すくい面33は、上面が下面より小さい円錐台の外周面に沿って形成された凹面状の面である。従って、すくい面下端31bの回転鋸10の半径方向外方から見た形状は円弧状であり、その曲率半径はすくい面上端31aの曲率半径より大きくなっている。この円錐台の回転中心軸(図示せず)は、中心面(即ち、中心線C1及び中心線C2)に含まれる。辺34Rは、すくい面33の右側方端であり、左側方端34Lと左右対称に形成されている。
上記形状を有するすくい面33は、後述の研磨工具を用いて研磨されている。つまり、すくい面33は、研磨工具の外周面が、中心面と垂直に交差するように、研磨工具が配置されたとき、研磨工具の外周面に沿って形成された凹面状の面であり、且つ研磨された面である。なお、上面36、左側面37L及び右側面37Rも、研磨された面である。すくい面33の下方の面38は、研磨されていない面である。
なお、この回転鋸10の直径(回転鋸10が回転するときの外周縁部の直径)は255mmに設定されている。更に、台金基部21の厚み及び刃台22の厚みは2.0mmに設定されている。刃台22は、円周方向に一定間隔(ピッチ)で60個形成されている。軸穴24の直径は25.4mmに設定されている。超硬質チップ30の刃丈L1は6.25mmに設定され、すくい面33の上下方向の長さL2は4.5mmに設定されている。超硬質チップ30の奥行きL3は、約2.0mmに設定されている。
回転鋸10の直径は、80mm〜1000mmに設定することが好ましい。超硬質チップ30の刃丈は、3.5mm〜15mmに設定することが好ましい。超硬質チップ30の刃厚は、0.8mm〜10.0mmに設定することが好ましい。すくい面33の刃丈方向の長さは、2.5mm〜13.0mmに設定することが好ましい。すくい面上端31aの曲率半径は10mm〜100mmに設定することが好ましい。
すくい角は−30°〜30°に設定することが好ましい。接線角(横すくい角)は0.3°〜15°に設定することが好ましい。上面(逃げ面)の逃げ角は5°〜20°に設定することが好ましい。側面の横逃げ角は0.3°〜5.0°に設定することが好ましい。
次に、すくい面の研磨に用いられる研磨工具について、図4を参照しながら説明する。研磨工具50は、カップ状の基材51の外周面の主要部(全体又は大部分)に円環状の砥粒部52が固定された所謂カップ砥石であり、以下、「カップ砥石」とも称呼される。基材51は、鉄材、アルミニウム及びアルミニウム合金等でできている。カップ砥石50の外周面は上端が下端よりも小径になったテーパ状に形成される。つまり、カップ砥石の上面53は下面54よりも小さい。従って、カップ砥石50の横から見た形状は、円錐台形状である。テーパ角θtは30°である。カップ砥石50の外径D1は、砥粒部52も含め最大部で40mmである。砥粒部52は、ダイヤモンドの砥粒を備えている。砥粒部52の幅W2は、少なくとも、すくい面33の長さL2よりも大きい。砥粒部52の厚さL3は1.5mmである。本実施形態において、幅W2は7.5mmに設定されている。カップ状の基材51の内部55は図中下部(下面54)が開放した空間が形成されている。より具体的に述べると、内部55は、円錐台状の空間であり、その開口部の内径D2は35mm、深さL4は6.3mmである。カップ砥石50は、図示しない研磨機の砥石固定部(回転支軸)60に取り付けられる。カップ砥石50は回転軸A2を中心にして砥石固定部60とともに一体的に回転するようになっている。
次に、すくい面33の研磨工程について、図5を参照しながら説明する。カップ砥石50は、研磨部位に位置する(即ち、研磨対象の)超硬質チップ30Aの前方に配置される。カップ砥石50の回転軸A2は、研磨部位に位置する超硬質チップ30Aに対して回転方向前方に隣接する刃台22B及び超硬質チップ30Bよりも遠方に配置される。更に、カップ砥石50の回転軸A2は、回転鋸10の刃厚中心面(回転鋸10の回転軸方向の対称面)に含まれている。
このとき、カップ砥石50の内部55は下方に開放しているので、カップ砥石50は隣接する刃台22B及び超硬質チップ30Bを覆うように配置される。更に、カップ砥石50は外周面がテーパ形状に形成されているため、本実施形態のようにすくい面33のすくい角が正の値に設定される場合であっても、カップ砥石50が隣接する刃台22及び超硬質チップ30Bと干渉し難くなっている。
なお、砥粒部52の直径(最大径)は、20mm〜210mmに設定することが好ましい。砥粒部の幅W1は、4.2mm〜21.7mmに設定することが好ましい。テーパ角θtは5°〜60°に設定することが好ましい。
以上説明したように、本発明の一実施形態に係るチップ付き回転鋸10におけるチップ30のすくい面33は、外周面51aに砥粒部52が設けられるとともに、内部55に空間が形成され且つ下面54が開放されているカップ砥石50の外周面51aが、複数のチップ30の、回転鋸10の回転軸A1方向における長さの中点のそれぞれを通る平面である中心面C1、C2と垂直に交差するようにカップ砥石50が配置されたとき、カップ砥石50の砥粒部52の外周面52aに沿って形成された凹面状の面であり、且つ研磨された面として構成される。
これによれば、上面視にて、基準面とすくい面33とのなす角である接線角θ3、θ4を研磨により正の小さい値に設定することができる。従って、切れ味良好で精度が高く、強度の高いチップを備えた回転鋸を実現することができる。
更に、本発明の一実施形態に係るチップ付き回転鋸10のチップ研磨方法は、円板状の台金20と、台金20の外周部に、台金20の円周方向に所定の間隔にて形成された複数の刃台22と、複数の刃台22にそれぞれ固定された複数のチップ30と、を備えたチップ付き回転鋸10におけるチップ30の研磨方法である。
この研磨方法は、外周面51aに砥粒部52が設けられるとともに、内部55に空間が形成され且つ下面54が開放されているカップ砥石50を、カップ砥石50の回転軸A2が中心面C1、C2に含まれるように、且つ研磨部位に位置するチップ30のすくい面31側に隣接する刃台22を覆うように配置し、カップ砥石50をカップ砥石50の回転軸A2を中心に回転させることにより、すくい面33を研磨する。
これによれば、カップ砥石50の内部55は空間が形成され且つ下面54が開放されているので、研磨部位に位置するチップ30のすくい面33側に隣接する刃台22を覆うように配置され得る。よって、カップ砥石50の径は大きくされ得る。従って、すくい面33は、径の大きい砥石を用いて中心面を対称面として左右対称な形状に研磨加工されるので、被削材の切削面を平滑にし、且つ十分に強度が確保された回転鋸を製造することができる。
<変形例>
本発明は上記実施形態に限定されることはなく、以下に述べるように、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。
上記実施形態において、すくい面の形状は円錐体の内周面に沿った形状とされているが、すくい面の形状は、円筒の内周面に沿った形状とされてもよい。即ち、研磨工具の砥粒部52が取り付けられる外周面はテーパ形状ではなく、円筒形状であってもよい。
上記実施形態において、カップ砥石50の砥粒部52の砥粒面はその断面が平坦であったが、断面が凸面であってもよい。断面が凸面である砥粒部を有する研磨工具を用いて研磨されたすくい面は、例えば、ドーナツ形状の表面のような形状の凹面(凹トーラス面)となり得る。
上記実施形態において、チップ付き回転鋸10の超硬質チップ30のすくい面の全ては中心面を境界として左右対称の凹面状に形成されていたが、複数の超硬質チップのうち、少なくとも幾つかのすくい面の形状が凹面状に形成され、残りの超硬質チップのすくい面が平面状に形成されていてもよい。例えば、この態様に係るチップ付き回転鋸の一つは、図6(A)に示したように、すくい面が凹面状に形成された超硬質チップ(以下、「凹面状チップ」と称呼する。)30とすくい面が平面状に形成された超硬質チップ(以下、「平面状チップ」と称呼する。)30Cとが複数の刃台22のそれぞれに交互に固定されてなる。
凹面状チップ30及び平面状チップ30Cの複数の刃台22への配置パターンは上記のような交互のパターンに限らず、1つの凹面状チップ30と2つの平面状チップ30Cとを一つの組として配置するパターンでもよいし(図6(B)を参照)、2つの凹面状チップ30と1つの平面状チップ30Cとを一つの組として配置するパターンでもよい(図6(C)を参照)。あるいは、凹面状チップ30と平面状チップ30Cは任意の組み合わせにて配置されてもよい。
更に、凹面状チップ30及び平面状チップ30Cは、各チップの上面(逃げ面)の左右両端部が切り欠かれることにより、すくい面視にてすくい面上端が山形状となるように形成されてもよい。例えば、この態様に係るチップ付き回転鋸の一つは、図7(A)に示したように、凹面状チップ30と、逃げ面の左右両端部が逃げ面左右中央(刃厚中心面)から切り欠かれ、すくい面視にてすくい面上端が山形(切妻形)状となるように形成された平面状チップ30Dと、が複数の刃台22のそれぞれに交互に固定されてなる。この例は、図6(A)において平面状チップ30Cが平面状チップ30Dに置き換えられた場合に相当する。
この態様に係るチップ付き回転鋸の一つは、図7(B)に示したように、凹面状チップ30と、逃げ面の左右両端部が切り欠かれ、すくい面視にてすくい面上端が山形状に形成された凹面状チップ30Eと、が複数の刃台22のそれぞれに交互に固定されてなる。この例は、回転鋸10の複数の刃台22に固定された超硬質チップ(凹面状チップ)30の逃げ面が、一つおきに山形状に切り欠かれたことに相当する。
この態様に係るチップ付き回転鋸の一つは、図7(C)に示したように、逃げ面の左右両端部が切り欠かれ、すくい面視にてすくい面上端が山形状(台地状)に形成された凹面状チップ30Fが複数の刃台22のそれぞれに固定されてなる。この例は、回転鋸10の複数の刃台22に固定された超硬質チップ(凹面状チップ)30の逃げ面が、全て山形状(台地状)に切り欠かれたことに相当する。
10…回転鋸、20…台金、21…台金基部、22…刃台、23…刃固定部、30…超硬質チップ、31a…すくい面上端、31b…すくい面下端、32…上面(逃げ面)、33…すくい面、34…、50…カップ砥石(研磨工具)、51…外周面、52…砥粒部、54…下面、55…内部、A1…回転鋸の回転軸、A2…カップ砥石の回転軸、C1…中心線(中心面)、C2…中心線(中心面)、Lt1…接線、Lt2…接線。

Claims (8)

  1. 円板状の台金と、
    前記台金の外周部に、前記台金の円周方向に所定の間隔にて形成された複数の刃台と、
    前記複数の刃台にそれぞれ固定された複数のチップと、
    を備えたチップ付き回転鋸であって、
    前記複数のチップのすくい面の全てあるいは幾つかは、
    外周面に砥粒部が設けられた砥石の前記外周面が、前記複数のチップの、前記チップ付き回転鋸の回転軸方向における長さの中点のそれぞれを通る平面である中心面と垂直に交差するように前記カップ砥石が配置されたとき、前記カップ砥石の前記砥粒部の外周面に沿って形成された凹面状の面であり、且つ研磨された面であることを特徴とする、
    チップ付き回転鋸。
  2. 請求項1に記載のチップ付き回転鋸において、
    前記砥石は、内部に空間が形成され且つ下面が開放されているカップ砥石である、
    チップ付き回転鋸。
  3. 請求項2に記載のチップ付き回転鋸において、
    前記カップ砥石の形状は上面よりも下面が大きい円錐台形状である、
    チップ付き回転鋸。
  4. 請求項3に記載のチップ付き回転鋸において、
    前記チップ付き回転鋸の半径方向外方から見た、前記すくい面と前記チップの上面との交線である弧の端部における接線と、前記チップ付き回転鋸の回転軸と、のなす角が0.3°〜15°に設定されている、
    チップ付き回転鋸。
  5. 請求項4に記載のチップ付き回転鋸において、
    前記弧の曲率半径が10mm〜100mmに設定された、
    チップ付き回転鋸。
  6. 円板状の台金と、
    前記台金の外周部に、前記台金の円周方向に所定の間隔にて形成された複数の刃台と、
    前記複数の刃台にそれぞれ固定された複数のチップと、
    を備えたチップ付き回転鋸における
    前記チップの研磨方法であって、
    外周面に砥粒部が設けられるとともに、内部に空間が形成され且つ下面が開放されているカップ砥石を、
    前記カップ砥石の回転軸が、前記複数のチップの、前記チップ付き回転鋸の回転軸方向における長さの中点のそれぞれを通る平面である中心面に含まれるように、且つ
    研磨部位に位置する前記チップのすくい面側に隣接する刃台を覆うように配置し、
    前記カップ砥石を前記カップ砥石の回転軸を中心に回転させることにより、前記すくい面を研磨する、
    研磨方法。
  7. 請求項6に記載のチップの研磨方法において、
    前記外周面がテーパ状に形成され、上面より下面が大きいカップ砥石を用いて前記すくい面を研磨する、
    研磨方法。
  8. 請求項6又は請求項7に記載のチップの研磨方法において、
    前記砥粒部の最大外径部の直径が、20mm〜210mmに設定されているカップ砥石を用いて前記すくい面を研磨する、
    研磨方法。
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