JP2019207072A - 床吹出器具用の環状熱交換器及びその環状熱交換器が装備された床吹出器具 - Google Patents
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Abstract
Description
詳しくは、床吹出器具における吹出口部に対する背面視で前記吹出口部に向かう放射状の空気流動経路に配置される床吹出器具用の環状熱交換器、及び、その環状熱交換器が装備された床吹出器具に関する。
床吹出器具における吹出口部に対する背面視で前記吹出口部に向かう放射状の空気流動経路に配置される床吹出器具用の環状熱交換器であって、
環状の屈曲形状に形成された伝熱管が設けられるとともに、前記伝熱管に接続されたタッピングユニットが設けられ、
前記伝熱管は、前記吹出口部に対する背面視において前記吹出口部を囲む状態で前記放射状の空気流動経路に配置され、
前記伝熱管の熱媒入口側の端部と前記伝熱管の熱媒出口側の端部とが前記タッピングユニットに接続され、
前記タッピングユニットの外面部には、熱媒往き管が接続される入口側の管接続具と熱媒還り管が接続される出口側の管接続具とが設けられ、
前記タッピングユニットの内部には、前記伝熱管の熱媒入口と前記入口側の管接続具とを連通させる入口側連通路、及び、前記伝熱管の熱媒出口と前記出口側の管接続具とを連通させる出口側連通路が形成されている点にある。
複数の前記伝熱管が、前記吹出口部に対する直交方向に分散された状態で前記空気流動経路に配置され、
前記タッピングユニットの内部には、複数の前記伝熱管を直列に連通させる渡り連通路と、その直列連通において最も上流側に位置する前記伝熱管の前記熱媒入口と前記入口側の管接続具とを連通させる前記入口側連通路と、前記直列連通において最も下流側に位置する前記伝熱管の前記熱媒出口と前記出口側の管接続具とを連通させる前記出口側連通路とが形成されている点にある。
前記タッピンユニットは、箱状のケースと前記ケースの内部に設けられた仕切板とにより形成され、
前記入口側連通路と前記出口側連通路、又は、前記渡り連通路と前記入口側連通路と前記出口側連通路とは、前記ケースの内部において前記仕切板により区画されている点にある。
環状形状に形成された複数の板状基材が設けられ、
複数の前記板状基材は、それら板状基材の各々が前記吹出口部に対する背面視において前記吹出口部を囲む状態で、かつ、それら板状基材どうしの間が前記放射状の空気流動経路になる状態に間隔を開けて配置され、
多数の伝熱フィンが前記吹出口部に対する背面視で放射状に配置されて、前記伝熱フィンの夫々が、隣り合う前記板状基材どうしの間に亘る状態で、それら隣り合う前記板状基材の夫々に連結され、
前記伝熱管は、放射状に配置された多数の前記伝熱フィンの夫々に対する貫通状態で、前記放射状の空気流動経路に配置されている点にある。
前記タッピングユニットは、前記板状基材の環状形状における環状方向の一部箇所において、隣り合う前記板状基材どうしの間に亘る状態で、それら隣り合う前記板状基材の夫々に連結されている点にある。
複数の前記板状基材のうち、前記吹出口部に対する直交方向において前記吹出口部から最も離れた板状基材である底部板状基材は、その底部板状基材における前記環状形状の中央孔部分が閉塞板により閉塞されている点にある。
複数の前記板状基材のうち、前記吹出口部に対する直交方向において前記吹出口部から最も離れた板状基材である底部板状基材と、その下方に位置する支持体との間に介在させるジャッキ機構が設けられている点にある。
前記放射状の空気流動経路を通じ器具外周囲の空気を吸入して、吸入した空気を前記吹出口部に送風するファンが設けられ、
前記ファンが前記伝熱管の環状屈曲形状における内方部に配置されている点にある。
前記ファンにより送風された空気の一部が前記ファンと前記吹出口部との間から分流する分流路が設けられるとともに、ダクト接続部が設けられ、
前記分流路を通じて分流された空気が前記ダクト接続部を通じて、前記ダクト接続部に接続された送風ダクトに送出される点にある。
次に本発明の別実施形態を列記する。
一例としては、外調機で湿度調整した空気を天井部から空調対象室に吹き出し供給するのに併行して、空調対象室から床下空間に供給される還気空気を環状熱交換器22で温度調整して床吹出器具19から床上の空調対象室に吹き出し供給してもよく、
あるいは、外調機で湿度調整した空気を床下空間に供給するのに併行して、床下空間に供給された空気を環状熱交換器22で温度調整して床吹出器具19から床上の空調対象室に吹き出し供給するようにしてもよい。
19a 吹出口部
K 放射状の空気流動経路
22 環状熱交換器
24a,24b 伝熱管
25 タッピングユニット
i 熱媒入口
o 熱媒出口
26a 熱媒往き管
26b 熱媒還り管
27a 入口側管接続部
27b 出口側管接続部
ri 入口側連通路
ro 出口側連通路
rm 渡り連通路
25a 箱状ケース
25b 仕切板
28a,28b 板状基材
29 伝熱フィン
28c 閉塞板
16 躯体スラブ(支持体)
30 ジャッキ機構
RA′ 空気
20 吹出ファン
47 周部吹出口(分流路)
45a ダクト接続部
48 送風ダクト
Claims (9)
- 床吹出器具における吹出口部に対する背面視で前記吹出口部に向かう放射状の空気流動経路に配置される床吹出器具用の環状熱交換器であって、
環状の屈曲形状に形成された伝熱管が設けられるとともに、前記伝熱管に接続されたタッピングユニットが設けられ、
前記伝熱管は、前記吹出口部に対する背面視において前記吹出口部を囲む状態で前記放射状の空気流動経路に配置され、
前記伝熱管の熱媒入口側の端部と前記伝熱管の熱媒出口側の端部とが前記タッピングユニットに接続され、
前記タッピングユニットの外面部には、熱媒往き管が接続される入口側の管接続具と熱媒還り管が接続される出口側の管接続具とが設けられ、
前記タッピングユニットの内部には、前記伝熱管の熱媒入口と前記入口側の管接続具とを連通させる入口側連通路、及び、前記伝熱管の熱媒出口と前記出口側の管接続具とを連通させる出口側連通路が形成されている床吹出器具用の環状熱交換器。 - 複数の前記伝熱管が、前記吹出口部に対する直交方向に分散された状態で前記空気流動経路に配置され、
前記タッピングユニットの内部には、複数の前記伝熱管を直列に連通させる渡り連通路と、その直列連通において最も上流側に位置する前記伝熱管の前記熱媒入口と前記入口側の管接続具とを連通させる前記入口側連通路と、前記直列連通において最も下流側に位置する前記伝熱管の前記熱媒出口と前記出口側の管接続具とを連通させる前記出口側連通路とが形成されている請求項1に記載した床吹出器具用の環状熱交換器。 - 前記タッピンユニットは、箱状のケースと前記ケースの内部に設けられた仕切板とにより形成され、
前記入口側連通路と前記出口側連通路、又は、前記渡り連通路と前記入口側連通路と前記出口側連通路とは、前記ケースの内部において前記仕切板により区画されている請求項1又は2に記載した床吹出器具用の環状熱交換器。 - 環状形状に形成された複数の板状基材が設けられ、
複数の前記板状基材は、それら板状基材の各々が前記吹出口部に対する背面視において前記吹出口部を囲む状態で、かつ、それら板状基材どうしの間が前記放射状の空気流動経路になる状態に間隔を開けて配置され、
多数の伝熱フィンが前記吹出口部に対する背面視で放射状に配置されて、前記伝熱フィンの夫々が、隣り合う前記板状基材どうしの間に亘る状態で、それら隣り合う前記板状基材の夫々に連結され、
前記伝熱管は、放射状に配置された多数の前記伝熱フィンの夫々に対する貫通状態で、前記放射状の空気流動経路に配置されている請求項1〜3のいずれか1項に記載した床吹出器具用の環状熱交換器。 - 前記タッピングユニットは、前記板状基材の環状形状における環状方向の一部箇所において、隣り合う前記板状基材どうしの間に亘る状態で、それら隣り合う前記板状基材の夫々に連結されている請求項4に記載した床吹出器具用の環状熱交換器。
- 複数の前記板状基材のうち、前記吹出口部に対する直交方向において前記吹出口部から最も離れた板状基材である底部板状基材は、その底部板状基材における前記環状形状の中央孔部分が閉塞板により閉塞されている請求項4又は5に記載した床吹出器具用の環状熱交換器。
- 複数の前記板状基材のうち、前記吹出口部に対する直交方向において前記吹出口部から最も離れた板状基材である底部板状基材と、その下方に位置する支持体との間に介在させるジャッキ機構が設けられている請求項4〜6のいずれか1項に記載した床吹出器具用の環状熱交換器。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載した環状熱交換器が装備された床吹出器具であって、
前記放射状の空気流動経路を通じ器具外周囲の空気を吸入して、吸入した空気を前記吹出口部に送風するファンが設けられ、
前記ファンが前記伝熱管の環状屈曲形状における内方部に配置されている床吹出器具。 - 前記ファンにより送風された空気の一部が前記ファンと前記吹出口部との間から分流する分流路が設けられるとともに、ダクト接続部が設けられ、
前記分流路を通じて分流された空気が前記ダクト接続部を通じて、前記ダクト接続部に接続された送風ダクトに送出される請求項8に記載した床吹出器具。
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