JP2019206781A - 座位姿勢作業用のアシスト器具 - Google Patents

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Yoshiatsu Ikeura
良淳 池浦
伸哉 近藤
Shinya Kondo
伸哉 近藤
杉本 敏文
Toshifumi Sugimoto
敏文 杉本
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Abstract

【課題】座位姿勢作業における作業者の股部や膝部への負担を軽減することができる座位姿勢作業用のアシスト器具を提供する。【解決手段】座位姿勢作業用のアシスト器具10は、座位姿勢特にあぐら姿勢や前屈み姿勢で作業を行う作業者11の股部又は膝部13の負担を軽減するためのものである。アシスト器具10は、例えば作業者11が装着したパンツ17外面の面ファスナーにクッション16が貼着されて構成される。このクッション16は、2つの軟質材料層24間に硬質材料層25が挟着された3層構造に構成される。そして、座位姿勢での作業時には、クッション16があぐら姿勢又は前屈み姿勢における臀部15を支持するとともに、床面14の凹凸を吸収して安定姿勢をとることができるように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば発電所、変電所等の配電盤室や地下ピット等の狭隘な作業場において、あぐら座り又は前屈み姿勢で作業を行うとともに、頻繁に移動して作業位置を変更し、作業を継続する場合に好適に使用される座位姿勢作業用のアシスト器具に関する。
変電所の配電盤室における狭い空間の所定位置で、作業者はあぐら姿勢や前屈み姿勢で制御ケーブルの撤去作業や布設作業を行い、さらにその場を移動して別の作業位置で同様の作業を繰返して行わなければならない。あぐら姿勢や前屈み姿勢のときには股部の外転や外旋、さらに膝部の屈曲について関節可動域の許容角度を超えることから、作業者の股部や膝部への負担が大きくなっている。
この種の身体への負担軽減を図る工夫の1つとして、例えば釣り用ズボンが特許文献1に開示されている。この釣り用ズボンは、臀部用パッドを備え、その臀部用パッドの身体側の面が着用者の臀部の形状に沿うように例えば窪み部が設けられたものである。この釣り用ズボンによれば、釣り人が釣り用ズボンを着用するだけで臀部を保護することができるとともに、長時間座って釣りをしても疲れにくいという効果が得られる。
特開平11−335910号公報
前述した特許文献1に記載されている従来構成の釣り用ズボンは、長時間座って釣りをする場合に臀部を保護するものに過ぎない。しかしながら、狭い空間においてあぐら姿勢や前屈み姿勢を長時間維持して作業を続ける場合には、股部や膝部に対する負荷は極めて大きいことから、釣り用ズボンの内面側に臀部用パッドを備えるだけでは作業者の股部や膝部の負担を軽減することは困難である。
そこで、本発明の目的とするところは、座位姿勢作業における作業者の股部や膝部への負担を軽減することができる座位姿勢作業用のアシスト器具を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の座位姿勢作業用のアシスト器具は、座位姿勢で作業を行う作業者の股部又は膝部の負担を軽減するためのアシスト器具であって、前記作業者の座位姿勢としてのあぐら姿勢又は前屈み姿勢における臀部を支持するとともに、床面の凹凸を吸収して安定姿勢をとるためのクッションを作業者の身体に一体化可能に構成したものである。
このため、作業者はアシスト器具を装着することにより、アシスト器具を手で持つことなく、そのアシスト器具が身体に一体化された状態で作業現場まで移動することができる。そして、狭い空間の作業現場で座ることにより、クッションが臀部を支持するとともに、座位高さを高く維持することができ、あぐら姿勢や前屈み姿勢での作業において作業者の股部や膝部への負担を軽減することができる。さらに、クッションが床面の凹凸を吸収して安定姿勢をとることができるため、作業を安定した状態で進めることができる。
本発明の座位姿勢作業用のアシスト器具によれば、座位姿勢作業における作業者の股部や膝部への負担を軽減することができるという効果を奏する。
第1実施形態におけるパンツタイプのアシスト器具を示し、(a)は作業者がアシスト器具を装着して移動する状態を示す斜視図、(b)は作業者がアシスト器具を装着してあぐら姿勢で作業をする状態を示す斜視図。 第1実施形態におけるベルトタイプのアシスト器具を示し、(a)は作業者がアシスト器具を装着して移動する状態を示す斜視図、(b)は作業者がアシスト器具を装着してあぐら姿勢で作業をする状態を示す斜視図。 パンツタイプのアシスト器具を後方から見た状態を示す斜視図。 ベルトタイプのアシスト器具を後方から見た状態を示す斜視図。 (a)はクッションを示す斜視図、(b)はクッションを示す平面図、(c)はクッションを示す断面図。 クッションに追加クッションを貼着する状態を示す断面図。 (a)はアシスト器具を使用して作業者が前屈み姿勢で作業をする状態を示す斜視図、(b)はアシスト器具を使用して作業者があぐら姿勢で作業をする状態を示す斜視図。 (a)は作業者がアシスト器具を装着して移動する状態を示す側面図、(b)は作業者がアシスト器具を使用して作業をする状態を示す側面図。 (a)は作業者が座位高さ100mmのクッションを使用してあぐら姿勢で作業をする状態を示す側面図、(b)は作業者が座位高さ50mmのクッションを使用してあぐら姿勢で作業する状態を示す側面図、(c)は作業者がクッションを使用しないであぐら姿勢で作業をする状態を示す側面図。 あぐら姿勢における作業者の下肢負担状態を示す図であって、(a)は作業者を上方から見た平面図、(b)は作業者を前方から見た部分正面図、(c)は作業者を左斜め後方から見た部分斜視図。 (a)は第2実施形態のクッション内部に収容する容器を示す斜視図、(b)は前記容器を収容したクッションを示す斜視図、(c)は容器を収容したクッションを示す断面図。 前記容器を収容したアシスト器具の両側部に凹部を設けた状態を示す斜視図。 蛇腹構造を有するアシスト器具を示す斜視図。 第3実施形態のアシスト器具を示す正面図。 (a)は作業者がアシスト器具を装着している状態を示す斜視図、(b)はアシスト器具の不使用時にクッションを背中に背負っている状態を示す斜視図。 (a)は第4実施形態のアシスト器具を展開し、その外面側を示す平面図、(b)はアシスト器具を展開し、その身体側を示す平面図。 (a)は作業者がアシスト器具を装着している状態を示す斜視図、(b)はアシスト器具の不使用時にクッションを横に保持して移動する状態を示す斜視図。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態を図1〜図9に基づいて詳細に説明する。
図1(a)、(b)及び図2(a)、(b)に示すように、第1実施形態における座位姿勢作業用のアシスト器具(以下、単にアシスト器具ともいう)10は、例えば変電所の配電盤室の狭い空間において、座位姿勢で制御ケーブルの布設作業や撤去作業を行う作業者11の股部12(図3)や膝部13への負担を軽減するために使用される。座位姿勢として代表的には、図7(b)に示すあぐら姿勢と図7(a)に示す前屈み姿勢が挙げられる。図5(c)に示すように、前記配電盤室の床面14は平らな面のほか、床面14上に制御ケーブル14aが布設されていたり、凹凸部14bを有していたりする凹凸面の場合がある。
図1(a)及び図2(a)に示すように、前記アシスト器具10は、作業者11のあぐら姿勢又は前屈み姿勢における臀部15を支持するためのクッション16が作業者11の身体に一体化されて構成されている。一体化するための構成としては、前記クッション16を身体装着用のパンツ17の外面に着脱可能に構成したパンツタイプと、クッション16を作業者11のベルト18に支持されたシート本体19に着脱可能に構成したベルトタイプとがある。
図1(a)及び図3に示すように、パンツタイプでは、袋状をなすパンツ17の上部には身体の腰部20が挿入される上部開口部17aが設けられ、下部両側には身体の両脚部21をそれぞれ挿通する下部右側開口部17b及び下部左側開口部17cが設けられている。前記パンツ17は、弾力性を有し、身体に密着するゴム状弾性材料により形成されている。パンツ17の後部外面の下端部には面ファスナー22が取付けられ、この面ファスナー22にクッション16に設けた面ファスナー(図示せず)により着脱可能に構成されている。
図2(a)及び図4に示すように、ベルトタイプでは、横長矩形状をなすシート本体19の上端部の左右に一対のベルト装着用帯23がループ状に取付けられ、そのベルト装着用帯23にベルト18が挿通されている。前記シート本体19外面の下端中央部には面ファスナー22が取付けられ、この面ファスナー22にクッション16が着脱可能に構成されている。座位につく前に、シート本体19が揺らがないよう、シート本体19と大腿を止める紐やベルトを設けて作業性を良くすることができる。
図5(a)〜(c)に示すように、前記クッション16は、少なくとも身体側の軟質材料層24と外面側の硬質材料層25とが重ね合わされた2層構造を有している。この2層構造を基本の構成として、3層構造、4層構造などを適宜採用することができる。なお、2層構造の場合には、外面側の硬質材料層25が床面14の凹凸を吸収できるように材質等を設定してもよいし、又は床面14の凹凸が硬質材料層25で吸収可能な平坦である場合において使用してもよい。
この第1実施形態において、クッション16は2つの軟質材料層24a、24bの間に硬質材料層25が挟着された3層構造を有している。すなわち、身体側の軟質材料層24aは臀部15への密着性や感触を良好にして臀部15を保護するとともに、外面側の軟質材料層24bは床面14の制御ケーブル14a、凹凸部14b等の凹凸を吸収してクッション16を安定化させるように構成されている。一方、中間部の硬質材料層25は、作業者11がアシスト器具10のクッション16に座ったときの沈み込みを抑え、図9(a)、(b)における座位高さ40を維持できるように構成されている。
前記軟質材料層24は臀部15への密着性や感触を良好にするとともに、床面14の制御ケーブル14aや凹凸部14bに対する吸収性を高めるために、デュロメータ硬さがA70〜A50程度の材料で構成されることが好ましい。具体的には低反発発泡樹脂が好ましく、例えば低反発発泡ポリウレタンとして和気産業(株)製の低反発ウレタンフォームPUF-06等が用いられる。この低反発発泡ポリウレタンとしては、反発弾性率(JISK6400−2)が30〜60%であることが好ましく、このような低反発発泡ポリウレタンは感触が良く、局部的な圧迫が少なく体圧分散性に優れている。
一方、硬質材料層25は作業者11の体重による沈み込みを抑え、座位高さ40を維持するために、デュロメータ硬さがA98〜A90程度の材料で構成されることが好ましい。具体的には発泡オレフィン樹脂が好ましく、例えば発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン等が用いられる。発泡ポリエチレンとしては、トラスコ中山(株)製の発泡ポリエチレンシート(ハードタイプ、低密度ポリエチレン)が挙げられる。発泡ポリオレフィンは独立気泡の発泡体で、強度及び耐荷重性に優れている。
前記クッション16の厚さは、作業者11の股部12や膝部13の負担を軽減するために、作業者11がクッション16に座った状態で5〜50cmであることが好ましく、5〜10cmであることがさらに好ましい。なお、作業者11がクッション16に座った状態の厚さは、作業者11がクッション16に座っていない状態の厚さに比べて10〜20%程度低くなる。前記クッション16の厚さが5cmよりも薄い場合には、作業者11の座位が十分に高められず、作業者11の股部12や膝部13への負担を軽減することが難しい。その一方、クッション16の厚さが50cmよりも厚い場合には、作業者11の座位が高くなり過ぎて腰部20に負担を及ぼしたり、作業時に狭い空間で頭が上部の構造物に接触しやすくなったりして好ましくない。
図5(b)に示すように、クッション16は平面略長方形に形成され、横向き(横長)又は縦向き(縦長)のいずれの向きでも使用することができる。
図6に示すように、前記クッション16には、クッション16全体の厚さを調整するためにクッション16に着脱可能に構成された追加クッション16aを使用することができる。この追加クッション16aとしては例えば、前記軟質材料層24と硬質材料層25との2層構造に設定される。該追加クッション16aの厚さ、層構成、材質、さらに個数等の構成は特に制約されず、適宜設定することができる。
前記クッション16の両面には面ファスナー22が取付けられるとともに、追加クッション16aの上面にも面ファスナー22が取付けられ、クッション16の下面の面ファスナー22に対して追加クッション16aの上面の面ファスナー22が貼着されて一体化されるようになっている。
図5(a)、(b)に示すように、前記クッション16の両側部には、作業者11の脚部21の内股部を挿着するための凹部26を設けることができる。作業者11がこの凹部26に脚部21の内股部を挿着した状態で正座姿勢やあぐら座りをして作業を行うことにより、主に膝部13への負担を軽減することができる。ここで、軟質材料層24a、硬質材料層25及び軟質材料層24bの各層間は接着剤で接着することによって一体化したものを、高さを変えて何種類か準備してもよい。また、軟質材料層24a、硬質材料層25、軟質材料層24bのそれぞれの層の両面にも面ファスナー22を着脱可能な極性で設けてもよい。ここで極性とは、面ファスナー22のフック状面とループ状面のことを示している。このように構成すれば、硬質材料層25を変更するだけでクッション16の厚さを変えることができる。軟質材料層24a、軟質材料層24bは同じ材質の低反発発泡ポリウレタンであってもよいし、一方は高反発発泡ウレタンを用いることなど、作業環境やクッション性の好みに応じて変えてもよい。重さは軟質材料層24a、硬質材料層25、軟質材料層24b合わせても200g〜500g程度であり、移動の際、作業者11の負担にはならないことも重要な要素である。
図7(b)及び図8(b)に示すように、前記あぐら姿勢や前屈み姿勢をとるためには、股関節の外転、外旋、屈曲及び膝関節の屈曲の4つの関節動作が必要となる。この場合、図10(a)に示すように股外転角度αは45度以下、図10(b)に示すように股外旋角度βは45度以下、図10(c)に示すように股屈曲角度γは125度以下及び図10(a)に示すように膝屈曲角度δは130度以下であることが望ましい。
図9(a)、(b)に示すように、アシスト器具10を使用することにより、作業者11の臀部15の位置すなわち座位高さ40が高くなり、股部12や膝部13への負荷が抑制されることがわかる。
その一方、図9(c)に示すように、アシスト器具10を使用しない従来のあぐら姿勢や前屈み姿勢での作業では、股部12や膝部13への負荷が大きくなり、例えば股外転角度αが50度、股外旋角度βが75度、膝屈曲角度が149度程度になる。このため、従来のあぐら姿勢や前屈み姿勢での作業では、股部12や膝部13への負担が非常に大きかった。
次に、前述のように構成された第1実施形態のアシスト器具10について作用を説明する。
さて、作業者11がアシスト器具10を用いて変電所の配電盤室の狭い空間で制御ケーブル14aの布設作業や撤去作業を行う場合には、図3及び図1(a)に示すように、パンツ17外面の面ファスナー22にクッション16を貼着した状態で、パンツ17を履く。或いは、図4及び図2(a)に示すように、クッション16が貼着されたアシスト器具10をベルト18に装着する。その状態で、作業者11は作業現場まで移動する。このとき、アシスト器具10が作業者11の体に一体的に取付けられていることから、作業者11は移動時にアシスト器具10を手で持ち運びする必要がなく、そのまま移動できて便利である。
次いで、図1(b)及び図2(b)に示すように、作業現場において作業者11はあぐら姿勢で座って作業を行う。このとき、図9(a)及び(b)に示すように、作業者11がアシスト器具10を装着している場合には、図9(c)に示す作業者11がアシスト器具10を装着していない場合に比べて座位高さ40が高くなるとともに、上半身が前傾姿勢になる。すなわち、作業者11の股関節の股外転角度α、股外旋角度β及び股屈曲角度γ並びに膝関節の膝屈曲角度δを小さくすることができ、関節可動域の限界角度を下回る方向に改善できて、作業者11の股関節及び膝関節へ加わる力を緩和することができる。
ここで、実験によるとアシスト器具10を使用しない場合、股外転角度αが50度、股外旋角度βが75度、膝屈曲角度δが149度程度であった数値は、アシスト器具10の高さ100mmを使用した場合、股外転角度αが45度、股外旋角度βが65度、膝屈曲角度δが138度と大幅に改善された。
図7(a)に示すように、作業者11が脚部21を開いて前屈み姿勢で作業を行う場合にも、作業者11がアシスト器具10を装着することにより前傾姿勢が取りやすくなって作業が容易になるとともに、作業者11の股関節及び膝関節へ加わる力を和らげることができる。
その後、図1(a)、図2(a)及び図8(a)に示すように、次の作業現場へ移動するときには、作業者11はあぐら姿勢又は前屈み姿勢から立ち上がり、そのまま次の作業現場に向かって移動すればよい。このとき、クッション16が貼着されたアシスト器具10は作業者11に一体となって移動できるため、作業者11は工具や材料を手に持って移動することができる。そして、作業者11は速やかに次の作業現場へ移り、そこで次の作業を行うことができる。
以上の第1実施形態により発揮される効果を以下にまとめて記載する。
(1)この第1実施形態のアシスト器具10は、あぐら姿勢又は前屈み姿勢における臀部15を支持するとともに、床面14の凹凸を吸収して安定姿勢をとるためのクッション16が作業者11の身体に一体化可能に構成されている。
このため、作業者11はアシスト器具10を装着することにより、アシスト器具10を手で持つことなく、そのアシスト器具10が身体に一体化された状態で作業現場まで移動することができる。そして、作業現場で座ることにより、クッション16が臀部15を支持するとともに、座位高さ40を高く維持することができ、あぐら姿勢や前屈み姿勢での作業において作業者11の股部12や膝部13への負担を軽減することができる。さらに、クッション16が床面14の凹凸を吸収して安定姿勢をとることができるため、作業を安定した状態で進めることができる。
従って、本実施形態のアシスト器具10によれば、座位姿勢作業における作業者11の股部12や膝部13への負担を軽減することができる。
(2)前記クッション16は身体装着用のパンツ17の外面又はベルト18に支持されたシート本体19の外面に面ファスナー22で着脱可能に構成されている。このため、クッション16を身体にワンタッチで一体化したり、分離したりすることができ、その操作が簡易である。
(3)前記クッション16は、少なくとも身体側の軟質材料層24と外面側の硬質材料層25とが重ね合わされた2層構造を有し、2つの軟質材料層24の間に硬質材料層25が挟着された3層構造を有することが好ましい。この場合、軟質材料層24により作業者11の臀部15に対して密着でき、臀部15を軟らかく保護できるとともに、床面14に対して安定状態にでき、かつ硬質材料層25により沈み込みを抑え、座位高さ40を維持することができる。
(4)前記軟質材料層24は低反発発泡樹脂で構成されるとともに、硬質材料層25は発泡オレフィン樹脂で構成されている。そのため、軟質材料層24は弾力性が良く、座ったときの感触を向上させるとともに、硬質材料層25は十分な硬さを示し、クッション16の厚さを維持することができる。
(5)前記クッション16の両側部には、作業者11の脚部21の内股部を挿着する凹部26〔図5(a)、(b)〕が設けられている。従って、この凹部26に脚部21の内股部を挿着した状態で正座姿勢やあぐら姿勢により作業を行う場合、特に股部12への負荷を軽減することができる。
(6)前記クッション16には、クッション16全体の厚さを調整するためにクッション16に着脱可能に構成された追加クッション16aを備えている。このため、高さの異なる作業現場に対応することができるとともに、座位高さ40を変更することにより前屈み姿勢での作業にも対応することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。この第2実施形態においては、前記第1実施形態と相違する点について主に説明する。具体的には、第2実施形態では第1実施形態のクッション16又は追加クッション16aの変更形態を示す。
図11(a)、(c)に示すように、四角筒状をなす硬質ゴム製の収容容器27内には、温度調整用の蓄熱材料28、例えばゲル材料、液状材料等が収容されている。ゲル材料としては、弾力性と蓄熱性を有しておればよく、例えばカルボキシメチルセルロース、エチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースの水溶性ゲル等が挙げられる。液状材料としては、水等が挙げられる。前記収容容器27の一側壁には密封栓29が取付けられ、収容容器27内の蓄熱材料28が流出しないようになっている。なお、前記密封栓29を省略し、収容容器27内に蓄熱材料28を密封してもよい。ゲル材料又は液状材料の重さは、100g〜200gに抑えると作業上好ましい。
図11(b)、(c)に示すように、アシスト器具10のクッション16は低反発発泡ポリウレタンよりなる軟質材料層24で構成され、その内部には前記蓄熱材料28を収容した収容容器27が埋め込まれている。この蓄熱材料28により、冬季には作業者11の臀部15を保温し、夏季には作業者11の臀部15を冷却でき、作業を快適かつ円滑に進行することができる。
図12に示すように、前記クッション16の両側部には作業者11の脚部21の内股部を挿入する凹部26が設けられている。また、図13に示すように、内部が空洞の硬質ゴム製又は樹脂製の収容容器27を使用し、クッション16の側面を蛇腹部38にした構成である。このことで、クッション16の高さを、密封栓29を通して高さ調整可能に構成することができる。すなわち、クッション16の両側部に蛇腹部38を設けて蛇腹構造にするとともに、一端部に密封栓29を設け、内部に空気を充填して密封する空気充填部39としての役割を持つ。
(7)この第2実施形態によれば、アシスト器具10は蓄熱材料28によりクッション16又は追加クッション16aの温度調節性能を発揮でき、空気充填部39の空気によりクッション16又は追加クッション16aの断熱性能を発揮でき、さらに空気圧を変えることにより、クッション16を取り替えることなく高さが可変できる。従って、座位姿勢作業を快適に行うことができ、作業能率を向上させることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。この第3実施形態においては、前記第1実施形態と相違する点について主に説明する。具体的には、第3実施形態では前記ベルトタイプのアシスト器具10の変更形態を示す。
図14に示すように、前記シート本体19の一側部には一対の長サスペンダー30が取付けられ、その先端部にはベルト18に留めるための留め具31が取着されている。また、シート本体19の他側部には一対の短サスペンダー32が取付けられ、その先端部にはベルト18に留めるための係止具33が取着されている。これらの長サスペンダー30及び短サスペンダー32は、ゴムベルト等の弾力性のある材料で形成されている。シート本体19の外面には、クッション16を貼着するための面ファスナー22が取付けられている。
そして、図15(a)に示すように、アシスト器具10の使用時には、一対の短サスペンダー32の係止具33をベルト18に係止し、シート本体19外面の面ファスナー22にクッション16を貼着するとともに、長サスペンダー30を作業者11の横又は股間から前に回してその先端部の留め具31をベルト18に留める。その状態で、作業者11は座位姿勢をとることにより、クッション16によって適正な座位高さ40で作業を行うことができる。留め具31、係止具33はベルト18に固定されればよく、クリップでベルト18を挟むものやカラビナ状のベルト18に通すもの、ボタンとボタン穴の様な組合せであっても良い。短サスペンダー32、長サスペンダー30は、1.5〜2倍の伸縮をするゴムなどが良好である。
図15(b)に示すように、アシスト器具10の不使用時には、クッション16を表裏逆にして持ち上げ、一対の長サスペンダー30を両肩から前に回してその先端部の留め具31をベルト18に留めることにより、クッション16を背中に背負うことができる。その状態で、作業者11は次の作業現場へ移動することができる。
(8)この第3実施形態によれば、不使用時には長サスペンダー30を両肩から前に回してベルト18に留めるだけでクッション16を簡単に背負うことができ、作業者11は狭い空間を移動する際にクッション16が他の器物に不意に接触したりすることによる転倒や、スイッチ等の誤操作などを避けることができ、移動を円滑に行うことができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。この第4実施形態においても、前記第1実施形態と相違する点について主に説明する。具体的には、第4実施形態では前記パンツタイプのアシスト器具10の変更形態を示す。
図16(a)、(b)に示すように、連結用部材が展開されたパンツ17の上部両側には一対の腰部連結片34が延出され、それらの先端部にはそれぞれ両面に連結用面ファスナー22aが取付けられている。図16(a)及び(b)はアシスト器具10のパンツ17を展開した図であり、(a)は外面側を示す平面図、(b)は身体側を示す平面図である。腰部連結片34の下方位置には左右一対の脚部連結片35が斜め下方に延出され、それらの先端部にはそれぞれ両面に連結用面ファスナー22aが取付けられている。脚部連結片35の下方位置には左右一対の股部連結片36が下方へ延出され、それらの先端部にはそれぞれ両面に連結用面ファスナー22aが取付けられている。
前記パンツ17の上部には、一方の腰部連結片34の下縁に沿って延びるように分離部としてのジップファスナー37が設けられ、図16(a)、(b)の二点鎖線に示すように、一方の腰部連結片34をパンツ17から切り離すことができるように構成されている。パンツ17の外面にはクッション16貼着用の面ファスナー22が取付けられている。
そして、図17(a)に示すように、アシスト器具10の使用時には、パンツ17のジップファスナー37を閉じた状態で、パンツ17の外面の面ファスナー22にクッション16を貼着した後、一対の腰部連結片34を腰部20の位置で後ろから前へ回し、両腰部連結片34先端部の連結用面ファスナー22a間を貼着する。さらに、一対の脚部連結片35を脚部21の外側から前へ回すとともに、一対の股部連結片36を、股部12を通して前へ回し、それぞれ脚部連結片35先端部の連結用面ファスナー22aと股部連結片36先端部の連結用面ファスナー22aとを貼着して連結する。この状態で、作業者11は座位姿勢をとることにより、クッション16によって適正な座位高さ40で作業を行うことができる。
一方、図17(b)に示すように、アシスト器具10の不使用時には、ジップファスナー37を開くとともに、両脚部連結片35の連結用面ファスナー22aと両股部連結片36の連結用面ファスナー22aとを分離する。続いて、パンツ17を、クッション16を包み込むようにしてクッション16が体の横(側部)に位置するようにし、両脚部連結片35の連結用面ファスナー22aと両股部連結片36の連結用面ファスナー22aとをそれぞれ連結する。その状態で作業者11は次の作業現場へ移動することができる。
(9)この第4実施形態によれば、アシスト器具10の不使用時には、ジップファスナー37を開いてクッション16をパンツ17で包み込むようにしてクッション16を体の横で保持することができる。このため、作業者11は狭い空間を移動する際にクッション16が他の器物に接触して起きる転倒や、スイッチ等の誤操作などを避けることができ、支障なく速やかに移動することができる。
なお、前記各実施形態を次のように変更して具体化することも可能である。
・前記第1実施形態において、3層構造のクッション16を構成する軟質材料層24として、身体側の軟質材料層24aを外面側の軟質材料層24bより軟らかく構成したり、逆に外面側の軟質材料層24bを身体側の軟質材料層24aより軟らかく構成したりしてもよい。この場合、身体側の軟質材料層24aを構成する材料と外面側の軟質材料層24bを構成する材料を異種材料で構成してもよい。
・前記第1実施形態において、作業者11の腹部に面ファスナー22を設け、作業者11の移動時にクッション16をパンツ17外面の面ファスナー22やシート本体19外面の面ファスナー22から剥がし、腹部の面ファスナー22に貼着して移動するようにしてもよい。
・図17(a)の二点鎖線に示すように、第4実施形態において、ジップファスナー37を長くして、アシスト器具10の不使用時にクッション16が身体の腹部(前部)に位置するように構成してもよい。
・各実施形態におけるクッション16の装着方法については、弾性を有するネットで作られた袋状のものを臀部15に設け、適当な厚み或いは材質のクッション16を選択して、上記の袋に入れることでも実現できる。
・各実施形態において、クッション16の平面形状を、正方形、楕円形等に変更してもよい。
・各実施形態において、面ファスナー22に代えて、ホック、ジップファスナー、粘着テープ等を使用してもよい。
・上記の作業は変電所、送電所内の作業に限定されず、電車や大型車輌の下部点検作業、ビルの天井裏、床下などの点検、配線、清掃作業など、座位を続け長時間作業する現場等でも股部12や膝部13の負担軽減のために有効なアシスト器具10となるものである。
10…アシスト器具、11…作業者、12…股部、13…膝部、14…床面、15…臀部、16…クッション、16a…追加クッション、17…パンツ、18…ベルト、19…シート本体、21…脚部、24、24a、24b…軟質材料層、25…硬質材料層、26…凹部、28…蓄熱材料、30…長サスペンダー、32…短サスペンダー、37…分離部としてのジップファスナー、39…空気充填部。

Claims (10)

  1. 座位姿勢で作業を行う作業者の股部又は膝部の負担を軽減するためのアシスト器具であって、
    前記作業者の座位姿勢としてのあぐら姿勢又は前屈み姿勢における臀部を支持するとともに、床面の凹凸を吸収して安定姿勢をとるためのクッションを作業者の身体に一体化可能に構成した座位姿勢作業用のアシスト器具。
  2. 前記クッションを身体装着用のパンツの外面又はベルトに支持されたシート本体の外面に着脱可能に構成した請求項1に記載の座位姿勢作業用のアシスト器具。
  3. 前記クッションは、少なくとも身体側の軟質材料層と外面側の硬質材料層とが重ね合わされた2層構造を有する請求項1又は請求項2に記載の座位姿勢作業用のアシスト器具。
  4. 前記クッションは、2つの軟質材料層の間に硬質材料層が挟着された3層構造を有する請求項3に記載の座位姿勢作業用のアシスト器具。
  5. 前記クッションの両側部には、作業者の脚部の内股部を挿着する凹部が設けられている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の座位姿勢作業用のアシスト器具。
  6. 前記クッションには、クッション全体の厚さを調整するためにクッションに着脱可能に構成された追加クッションを備える請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の座位姿勢作業用のアシスト器具。
  7. 前記クッションには、蓄熱材料が収容されている請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の座位姿勢作業用のアシスト器具。
  8. 前記軟質材料層は低反発発泡樹脂で構成されるとともに、硬質材料層は発泡オレフィン樹脂で構成されている請求項3又は請求項4に記載の座位姿勢作業用のアシスト器具。
  9. 前記クッションには、空気充填部を含む請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の座位姿勢作業用のアシスト器具。
  10. 前記アシスト器具の不使用時には、前記パンツに設けた分離部でパンツの一部を分離し、クッションを身体の前部又は側部に保持するか、又は前記シート本体をサスペンダーで支持し、そのサスペンダーを背中から肩を介して腹部へ回してクッションを背中に背負うように構成した請求項2に記載の座位姿勢作業用のアシスト器具。
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