JP2019206040A - 芯合わせ機構、及び、当該芯合わせ機構を備える作業装置 - Google Patents

芯合わせ機構、及び、当該芯合わせ機構を備える作業装置 Download PDF

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Abstract

【課題】形状及びサイズの仕様が複数存在するパイプに対しても、芯合わせの容易化を実現する。【解決手段】芯合わせ機構10は、被作業対象物に設けられた対象側パイプ91の軸芯91cnに自身の軸芯11cnの位置が合わされる機構側パイプ11と、機構側パイプの軸芯から等距離の位置に放射状に配置された複数本の爪部材12と、機構側パイプを保持するとともに、それぞれの爪部材を回動自在に保持する保持部13と、保持部を摺動自在に保持するスライド機構15と、を備えている。それぞれの爪部材は、対象側パイプの内部に挿入される先端部21と、対象側パイプの端面に対向配置される後端部22と、を有している。それぞれの爪部材の先端部と後端部とは、側面視でL字型に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、芯合わせ機構、及び、当該芯合わせ機構を備える作業装置に関する。
例えば、原子力発電所等の原子力発電設備の熱交換器には、複数の伝熱管が設けられている。各伝熱管は、原子力発電設備の稼働に伴って、摩耗したり損傷したりする。そのため、任意のタイミングで各伝熱管の外部や内部の検査が行われる。その際に、伝熱管の内部検査を行うために、個々の伝熱管の孔に検査プローブが挿入される。一般に、検査プローブの挿入作業は、作業者の人手で行われている。しかしながら、検査プローブの挿入作業は、作業者の負担を軽減するために、機械的な手段で効率よく行うことが要望されている。
機械的な手段で検査プローブの挿入作業を行うことを検討した場合に、伝熱管に検査プローブの通路となるパイプを接続して、そのパイプを介して検査プローブを挿入する作業装置が考えられる。このような作業装置では、作業装置に設けられたパイプの軸芯の位置と伝熱管の軸芯の位置とを合わせる芯合わせを行う必要がある。
なお、芯合わせに関連する技術としては、例えば、特許文献1乃至特許文献3に記載されたものがある。
特許文献1には、自動車のオートマチックトランスミッションの油圧制御装置に適用される調心機能付きコネクタに関する技術が記載されている。
また、特許文献2には、自動車等のモジュール部品の紐付け時に用いられる自動調芯機能を備えたコネクタに関する技術が記載されている。
また、特許文献3には、電気機器の電気接続に用いられるコネクタの接続構造に関連し、特に自動車等に搭載するモジュール化したインストルメントパネルに装着されるセルフロケートコネクタに関する技術が記載されている。
特開2015−201405号公報 特開2006−244969号公報 特開2003−272764号公報
原子力発電設備の熱交換器に設けられている伝熱管は、形状及びサイズの仕様が複数存在する。これに対し、特許文献1乃至特許文献3に記載された従来技術は、形状及びサイズの仕様が単一なコネクタ同士の芯合わせに関するものであり、形状及びサイズの仕様が複数存在する物品に対して芯合わせを行うことを想定したものではない。そのため、従来技術は、形状及びサイズの仕様が複数存在するパイプに対しても、芯合わせの容易化を実現することが要望されていた。
本発明は、前記した課題を解決するためになされたものであり、形状及びサイズの仕様が複数存在するパイプに対しても、芯合わせの容易化を実現する芯合わせ機構、及び、当該芯合わせ機構を備える作業装置を提供することを主な目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、芯合わせ機構であって、被作業対象物に設けられた対象側パイプの軸芯に自身の軸芯の位置が合わされる機構側パイプと、前記機構側パイプの軸芯から等距離の位置に放射状に配置された複数本の爪部材と、前記機構側パイプを保持するとともに、それぞれの前記爪部材を回動自在に保持する保持部と、前記保持部を摺動自在に保持するスライド機構と、を備え、それぞれの前記爪部材は、前記対象側パイプの内部に挿入される先端部と、前記対象側パイプの端面に対向配置される後端部と、を有し、それぞれの前記爪部材の前記先端部と前記後端部とは、側面視でL字型に配置されている構成とする。
その他の手段は、後記する。
本発明によれば、形状及びサイズの仕様が複数存在するパイプに対しても、芯合わせの容易化を実現することができる。
実施形態1に係る芯合わせ機構、及び、当該芯合わせ機構を備える作業装置の斜視図である。 実施形態1に係る芯合わせ機構、及び、被作業対象物に設けられた対象側パイプの側面図である。 対象側パイプの内部検査に用いる検査プローブの正面図である。 実施形態1に係る芯合わせ機構の機構側パイプの正面図である。 対象側パイプの正面図である。 検査プローブの正面図である。 機構側パイプの正面図である。 対象側パイプの正面図である。 実施形態1に係る芯合わせ機構の動作を示す概略図(1)である。 実施形態1に係る芯合わせ機構の動作を示す概略図(2)である。 実施形態2に係る芯合わせ機構の斜視図である。 実施形態2に係る芯合わせ機構の側面図である。 変形例に係る芯合わせ機構の主要部の側面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と称する)について詳細に説明する。なお、各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
[実施形態1]
<芯合わせ機構と作業装置の概略構成>
以下、図1及び図2を参照して、本実施形態1に係る芯合わせ機構10とその芯合わせ機構10を備える作業装置1の概略構成について説明する。図1は、本実施形態1に係る芯合わせ機構10、及び、当該芯合わせ機構10を備える作業装置1の斜視図である。図2は、芯合わせ機構10、及び、被作業対象物99に設けられた対象側パイプ91の側面図である。なお、対象側パイプ91は、形状及びサイズの仕様が複数存在するパイプである。
図1に示すように、作業装置1は、芯合わせ機構10と、検査装置60と、検査プローブ61と、を備えている。
作業装置1は、芯合わせ機構10を用いて所望の作業を行う装置である。ここでは、作業装置1が対象側パイプ91の内部の傷を探知する探傷検査を行うものとして説明する。
芯合わせ機構10は、自身に設けられた機構側パイプ11の軸芯の位置と被作業対象物99(図2参照)に設けられた対象側パイプ91の軸芯の位置とを合わせる芯合わせを行う機構である。
検査装置60は、被作業対象物99(図2参照)の検査(例えば、被作業対象物99に設けられた対象側パイプ91の内部の探傷検査)を行う装置である。
検査プローブ61は、対象側パイプ91(図2参照)の検査データを取得する装置である。
ここでは、被作業対象物99(図2参照)が原子力発電所等の原子力発電設備に設置された熱交換器であるものとして説明する。また、対象側パイプ91(図2参照)が熱交換器に設けられた伝熱管であるものとして説明する。また、機構側パイプ11が対象側パイプ91の内部に挿入される検査プローブ61を通すためのパイプであるものとして説明する。また、検査プローブ61が超音波発振機による超音波を対象側パイプ91にあててその反響信号を検査データとして取得するものとして説明する。
図2に示すように、芯合わせ機構10は、自身に設けられた機構側パイプ11を、被作業対象物99に設けられた対象側パイプ91に対向配置し、機構側パイプ11と対象側パイプ91との芯合わせを行う。なお、図2では、各爪部材12が開いた状態(つまり、複数の爪部材12の各先端部21が離間した状態)で示されている。しかしながら、例えば、図5Aに示すように、機構側パイプ11と対象側パイプ91とが離間した状態では、各爪部材12は、閉じた状態(つまり、複数の爪部材12の各先端部21が近接した状態)になっている。
機構側パイプ11と対象側パイプ91との芯合わせが行われると、検査プローブ61(図1参照)が機構側パイプ11の中を通って対象側パイプ91の中に送り込まれる。その際に、検査プローブ61は、機構側パイプ11の後端側から機構側パイプ11の中に送り込まれ、機構側パイプ11の先端側を通って対象側パイプ91の中に送り込まれる。ここでは、機構側パイプ11の先端側が対象側パイプ91の端部に対向される側であるものとして説明する。
図1に示すように、検査装置60と検査プローブ61とは、折り曲げ自在なケーブルを介して電気的に接続されている。検査プローブ61は、対象側パイプ91(図2参照)に挿入されると、超音波を対象側パイプ91(図2参照)にあててその反響信号を検査データとして取得する。そして、検査プローブ61は、取得された検査データを出力信号として検査装置60に出力する。
なお、検査プローブ61は、超音波発振機に加え、対象側パイプ91(図2参照)の内部を撮像する撮像素子を有する構成であってもよい。この場合に、検査プローブ61は、超音波発振機による超音波の反響信号に加えて撮像素子による撮像画像も検査データとして取得し、これらを出力信号として検査装置60に出力する。
検査装置60は、検査プローブ61から出力される出力信号(検査データ)を受信して記憶する記憶手段として機能する。そして、検査装置60は、記憶された出力信号(検査データ)に基づいて、対象側パイプ91(図2参照)の内部の状態を検査する。ただし、検査は、検査装置60ではなく、図示せぬ別の装置に行わせるようにしてもよい。この場合に、検査装置60に記憶された出力信号(検査データ)が図示せぬ別の装置に提供され、図示せぬ別の装置は提供された出力信号に基づいて対象側パイプ91(図2参照)の内部の状態を検査する。
<芯合わせ機構の詳細な構成>
以下、図1、図2、並びに、図3A乃至図3Cを参照して、芯合わせ機構10の詳細な構成について説明する。図3Aは、検査プローブ61の正面図である。図3Bは、機構側パイプ11の正面図である。図3Cは、対象側パイプ91の正面図である。
図1及び図2に示すように、芯合わせ機構10は、機構側パイプ11と、複数本(本実施形態では、3本)の爪部材12と、保持部13と、バネ14と、スライド機構15と、エアシリンダ16と、を備えている。
機構側パイプ11は、対象側パイプ91の軸芯91cn(図2及び図3C参照)に自身の軸芯11cn(図2及び図3B参照)の位置が合わされる作業装置1のパイプである。
爪部材12は、対象側パイプ91の端部に係合する部材である。
保持部13は、機構側パイプ11を保持するとともに、それぞれの爪部材12を回動自在に保持する部位である。
バネ14は、爪部材12を機構側パイプ11の軸芯11cn(図2及び図3B参照)の方向(図5Aに示す矢印A10の方向)に付勢する第1付勢手段である。
スライド機構15は、保持部13を摺動自在に保持する機構である。
エアシリンダ16は、保持部13とスライド機構15とを対象側パイプ91の方向(図5Bに示す白抜き矢印A11の方向)に付勢する第2付勢手段である。
機構側パイプ11の内部には、軸方向11ax(図2参照)に延在する貫通孔11hoが形成されている(図1、図2、及び図3B参照)。本実施形態では、貫通孔11hoの断面形状は、円形状を呈している。機構側パイプ11の軸芯11cnは、貫通孔11hoの中心を通っている(図2及び図3B参照)。
なお、対象側パイプ91の内部には、軸方向に延在する貫通孔91hoが形成されている(図2及び図3C参照)。本実施形態では、貫通孔91hoの断面形状は、円形状を呈している。対象側パイプ91の軸芯91cnは、貫通孔91hoの中心を通っている(図2及び図3C参照)。
複数本(本実施形態では、3本)の爪部材12は、機構側パイプ11の軸芯11cnから等距離の位置に放射状に配置されている(図3B参照)。各爪部材12は、好ましくは、機構側パイプ11の軸芯11cnを中心にして、等間隔な角度で配置されているとよい。本実施形態では、爪部材12の数が3本であるので、図3Bに示すように、各爪部材12は、120°の間隔で配置されている。爪部材12の数が3本以上である場合に、爪部材12は、対象側パイプ91の貫通孔91hoに好適に係合することができる。なお、爪部材12の数が4本以上である場合に、爪部材12は、貫通孔91hoの断面形状が四角形や五角形等の多角形状になっている、対象側パイプ91の貫通孔91hoにも係合することができる。
それぞれの爪部材12は、対象側パイプ91の内部に挿入される先端部21と、対象側パイプ91の端面91en(図2参照)に対向配置される後端部22と、を有している(図1、図2、及び図3B参照)。それぞれの爪部材12の先端部21と後端部22とは、側面視でL字型に配置されている(図1及び図2参照)。つまり、それぞれの爪部材12は、側面視でL字型の形状を呈している。
それぞれの爪部材12は、機構側パイプ11の先端部に軸方向11ax(図2参照)に延びるように形成された切欠き部11ctの中に自身の先端部21が挿入されるように、配置されている(図1及び図2参照)。それぞれの爪部材12は、後記する保持筒部32の内部に設けられた軸部23で回動自在に保持されている(図1及び図2参照)。図3Bに示すように、各爪部材12の先端部21の内周面と外周面は、好ましくは、機構側パイプ11の軸芯11cnを中心にして、円弧状に形成されているとよい。
保持部13は、保持板部31と、保持筒部32と、を有している(図1及び図2参照)。
保持板部31は、保持筒部32とともに機構側パイプ11を保持する板状の部位である。
保持筒部32は、機構側パイプ11を保持する筒状の部位である。
スライド機構15は、第1方向スライド機構41と、第2方向スライド機構42と、を有している(図1及び図2参照)。
第1方向スライド機構41は、機構側パイプ11の軸方向11ax(図2参照)に直交する平面において、任意の第1方向に、保持部13の保持板部31を摺動自在に保持している。
第2方向スライド機構42は、機構側パイプ11の軸方向11ax(図2参照)に直交する平面において、第1方向と直交する第2方向に、第1方向スライド機構41を摺動自在に保持している。
スライド機構15は、第1方向スライド機構41と第2方向スライド機構42とが独立して作動することにより、機構側パイプ11の軸方向11ax(図2参照)に直交する平面上の全方向に保持部13を摺動自在に保持している。
前記したバネ14(第1付勢手段)は、常時、爪部材12を機構側パイプ11の軸芯11cnの方向に付勢している。つまり、バネ14は、先端部21が機構側パイプ11の軸芯11cnに近づくように、それぞれの爪部材12を付勢している。
一方、前記したエアシリンダ16(第2付勢手段)は、作業者が作動操作を行っていない場合に、未作動の状態(保持部13とスライド機構15とを付勢しない状態)になっている。そして、エアシリンダ16(第2付勢手段)は、作業者が作動操作を行ったときに、作動して、保持部13とスライド機構15とを対象側パイプ91の方向に付勢する。
ただし、芯合わせ機構10は、バネ14の代わりに、他の付勢手段(例えば、空気圧や油圧等で爪部材12を付勢する付勢手段)を用いるようにしてもよい。また、芯合わせ機構10は、エアシリンダ16の代わりに、他の付勢手段(例えば、油圧やバネ圧等で保持部13とスライド機構15とを付勢する付勢手段)を用いるようにしてもよい。
ところで、芯合わせ機構10は、機構側パイプ11と対象側パイプ91との芯合わせを行う際に、以下の2つの条件を満たす必要がある。
(1−a)図5Bに示すように、爪部材12の後端部22が対象側パイプ91の端面91enに当接するという条件。
(1−b)図5Bに示すように、爪部材12の先端部21が対象側パイプ91の貫通孔91hoの中に挿入するという条件。
上記した2つの条件を満たすために、芯合わせ機構10は、以下の式(1)の関係を満たしている(図3B及び図3C参照)。
RNa1>RTg≧RNa2 …(1)
ここで、「RNa1」と「RTg」と「RNa2」とは、それぞれ、以下のように定義されたものである。
図3Bに示すように、「RNa1」は、軸方向視で、機構側パイプ11の軸芯11cnから爪部材12の後端部22の外端までの半径を表している。
図3Cに示すように、「RTg」は、軸方向視で、対象側パイプ91の軸芯91cnから内壁面までの半径を表している。
図3Bに示すように、「RNa2」は、軸方向視で、機構側パイプ11の軸芯11cnから爪部材12の先端部21の外壁面までの半径を表している。
さらに、芯合わせ機構10は、検査プローブ61を機構側パイプ11の貫通孔11hoの中を通して対象側パイプ91の貫通孔91hoの中に送り込む際に、以下の2つの条件を満たす必要がある。
(2−a)図5Bに示すように、検査プローブ61が機構側パイプ11の貫通孔11hoの中を通るという条件。
(2−b)図5Bに示すように、検査プローブ61が各爪部材12の間を通るという条件。
上記した2つの条件を満たすために、芯合わせ機構10は、さらに、以下の式(2)の関係を満たしている(図3A乃至図3C参照)。
RNa1>RTg≧RNa2>RSy≒RNa3>RPr …(2)
ここで、「RSy」と「RNa3」と「RPr」とは、それぞれ、以下のように定義されたものである。
図3Bに示すように、「RSy」は、軸方向視で、機構側パイプ11の軸芯11cnから機構側パイプ11の内壁面までの半径を表している。
図3Bに示すように、「RNa3」は、軸方向視で、機構側パイプ11の軸芯11cnから爪部材12の先端部21の内壁面までの半径を表している。
図3Aに示すように、「RPr」は、軸方向視で、検査プローブ61の軸芯61cnから検査プローブ61の外壁面までの半径を表している。
なお、図3Bに示すように、「RNa2」は、「RSy」よりも大きい。また、「RNa2」は、「RNa3」よりも大きい。また、「RSy」と「RNa3」とは、ほぼ同じ大きさである。「RSy」と「RNa3」とは、「RPr(図3A参照)」よりも大きければ、設計次第で、「RSy」を「RNa3」よりも若干大きくすることができるし、逆に、「RNa3」を「RSy」よりも若干大きくすることもできる。
<芯合わせ機構の動作>
以下、図4A乃至図4C、並びに、図5A及び図5Bを参照して、芯合わせ機構10の動作について説明する。図4Aは、検査プローブ61の正面図である。図4Bは、機構側パイプ11の正面図である。図4Cは、対象側パイプ91(伝熱管)の正面図である。図5A及び図5Bは、それぞれ、芯合わせ機構10の動作を示す概略図である。
図5A及び図5Bは、図4A乃至図4Cに示すX1−X1線に沿って検査プローブ61と機構側パイプ11と対象側パイプ91とを切断して得られる断面のレイアウトを、バネ14(図1及び図2参照)を省略して示している。
図5Aは、機構側パイプ11の軸芯11cnの位置と対象側パイプ91の軸芯91cnの位置とを合わせる(一致させる)前の状態を示している。図5Aでは、機構側パイプ11の軸芯11cnの位置が対象側パイプ91の軸芯91cnの位置から下方向に距離t1だけずれ量としてずれた状態になっている。
一方、図5Bは、機構側パイプ11の軸芯11cnの位置と対象側パイプ91の軸芯91cnの位置とを合わせた(一致させた)後の状態を示している。図5Bでは、機構側パイプ11の軸芯11cnの位置が対象側パイプ91の軸芯91cnの位置と一致した状態になっている。
例えば、対象側パイプ91の内部の探傷検査を行う場合に、作業者は、芯合わせ機構10を手で持ち、図5Aに示すように、爪部材12の先端部21を対象側パイプ91の貫通孔91hoに対向させる。
このとき、作業者は、機構側パイプ11の軸方向11ax(図2参照)が被作業対象物99の端面に対してほぼ垂直な状態になるように、芯合わせ機構10を配置する。これにより、作業者は、機構側パイプ11の軸方向11ax(図2参照)の向きと対象側パイプ91の軸方向の向きとをほぼ合わせる。
また、このとき、作業者は、エアシリンダ16の付勢方向(図5Bに示す白抜き矢印A11の方向)に爪部材12を移動させるだけで、爪部材12の先端部21を対象側パイプ91の貫通孔91hoに挿入することができる位置に、芯合わせ機構10を配置する。その際に、機構側パイプ11の軸芯11cnの位置が対象側パイプ91の軸芯91cnの位置から多少ずれていてもよい。
なお、このとき、エアシリンダ16は、作動操作が行われておらず、未作動の状態になっている。つまり、エアシリンダ16は、保持部13とスライド機構15とを付勢しない状態になっている。
図5Aに示すように、機構側パイプ11と対象側パイプ91とが離間した状態において、爪部材12は、先端部21が機構側パイプ11の軸芯11cnに近づくように、バネ14(図1及び図2参照)によって付勢されている。そのため、各爪部材12の先端部21は、閉じた状態(つまり、複数の爪部材12の各先端部21が近接した状態)になっている。また、各爪部材12の後端部22は、外端が機構側パイプ11の先端側に突出した状態(つまり、外端が対象側パイプ91の端面91enの方向に近接した状態)になっている。
このような芯合わせ機構10は、各爪部材12の先端部21が閉じた状態になっている。そのため、芯合わせ機構10は、形状及びサイズの仕様が複数存在する対象側パイプ91の貫通孔91hoの中に各爪部材12の先端部21を容易に挿入することができる。
作業者は、爪部材12の先端部21を対象側パイプ91の貫通孔91hoに対向させた後、エアシリンダ16を作動させる。
このとき、エアシリンダ16は、機構側パイプ11とともに保持部13とスライド機構15とを対象側パイプ91の方向に付勢する。これにより、図5Bに示すように、エアシリンダ16は、機構側パイプ11とともに保持部13とスライド機構15とを白抜き矢印A11の方向(対象側パイプ91の方向)に移動させる。
すると、まず、爪部材12の先端部21が対象側パイプ91の貫通孔91hoに挿入され、その後に、爪部材12の後端部22が対象側パイプ91の端面91enに当接する。
エアシリンダ16の付勢力は、バネ14(図1及び図2参照)の付勢力よりも大きな値に設定されている。そのため、爪部材12の後端部22が対象側パイプ91の端面91enに当接すると、爪部材12は、バネ14(図1及び図2参照)の付勢力に抗して、先端部21が機構側パイプ11の軸芯11cnから離間するように、白抜き矢印A12の方向に回動する。その結果、爪部材12は、開いた状態(つまり、複数の爪部材12の各先端部21が離間した状態)になる。これにより、爪部材12の後端部22が対象側パイプ91の端面91enと密着した状態になる。
スライド機構15は、爪部材12の先端部21の貫通孔91hoへの挿入動作及び爪部材12の回動動作に従動して、保持部13を摺動させる。このとき、例えば、スライド機構15の第2方向スライド機構42が図5Aに示す距離(ずれ量)t1を解消するように保持部13を摺動させる。その結果、第2方向スライド機構42が白抜き矢印A13の方向に保持部13を摺動させる。
なお、仮に、図5Aに示す状態において、機構側パイプ11の軸芯11cnと対象側パイプ91の軸芯91cnとの間に横方向(図5Aの紙面に対して垂直方向)のずれ量があったとする。この場合に、スライド機構15の第1方向スライド機構41がそのずれ量を解消するように保持部13を摺動させる。その結果、第1方向スライド機構41が横方向(図5Aの紙面に対して垂直方向)に保持部13を摺動させる。その際に、第1方向スライド機構41と第2方向スライド機構42は、互いに独立して作動する。
芯合わせ機構10は、スライド機構15が保持部13を摺動させることにより、機構側パイプ11の軸芯11cnの位置を対象側パイプ91の軸芯91cnの位置に合わせること(つまり、一致させること)ができる。なお、位置を合わせる作業は、将来的には、作業者ではなく、ロボットに行わせるようにしてもよい。
この後、作業者は、機構側パイプ11の後端側から貫通孔11hoの中に検査プローブ61を挿入する。そして、作業者は、検査プローブ61に繋がれたケーブルを押し込んで、白抜き矢印A14の方向に検査プローブ61を移動させる。これにより、作業者は、検査プローブ61を機構側パイプ11から対象側パイプ91に送り込む。その結果、検査プローブ61は、機構側パイプ11の先端側を通って対象側パイプ91の貫通孔91hoの中に進入する。
作業者は、任意のタイミングで、検査装置60を作動させる。すると、検査装置60は、検査プローブ61を作動させて、検査プローブ61から出力される出力信号を受信して記憶する。そして、検査装置60は、記憶された出力信号に基づいて、対象側パイプ91の内部の傷を探知する。このようにして、作業者は、対象側パイプ91の内部の探傷検査を行う。
作業者は、探傷検査が終了すると、検査プローブ61に繋がれたケーブルを引き出して、対象側パイプ91及び機構側パイプ11から検査プローブ61を取り出す。この後、作業者は、芯合わせ機構10を対象側パイプ91から離間させる。このとき、各爪部材12は、バネ14(図1及び図2参照)の付勢力により、図5Aに示す矢印A10の方向(軸芯11cnの方向)に回動する。その結果、図5Aに示すように、各爪部材12の先端部21は、閉じた状態(つまり、複数の爪部材12の各先端部21が近接した状態)に戻る。
係る構成において、芯合わせ機構10は、先端部21が開閉する複数の爪部材12を機構側パイプ11の先端側に有している。また、芯合わせ機構10は、機構側パイプ11を保持する保持部13を摺動自在に保持するスライド機構15を有している。
このような芯合わせ機構10は、対象側パイプ91の近くに機構側パイプ11を配置して、エアシリンダ16を作動させるだけで、機構側パイプ11の軸芯11cnの位置と対象側パイプ91の軸芯91cnの位置とを自動的に合わせる(一致させる)ことができる。そのため、芯合わせ機構10は、形状及びサイズの仕様が複数存在する対象側パイプ91に対しても、芯合わせの容易化を実現することができる。
以上の通り、本実施形態1に係る芯合わせ機構10によれば、形状及びサイズの仕様が複数存在する対象側パイプ91に対しても、芯合わせの容易化を実現することができる。
[実施形態2]
実施形態1に係る芯合わせ機構10(図1参照)は、機構側パイプ11の軸方向の向きと対象側パイプ91の軸方向の向きとの間にずれがある状態で芯合わせを行った場合に、芯合わせを良好に行うことができない可能性がある。
これに対し、本実施形態2では、機構側パイプ11の軸方向の向きと対象側パイプ91の軸方向の向きとの間にずれがある状態で芯合わせを行った場合であっても、芯合わせを良好に行うことができる芯合わせ機構10Aを提供する。
以下、図6及び図7を参照して、本実施形態2に係る芯合わせ機構10Aの構成について説明する。図6は、本実施形態2に係る芯合わせ機構10Aの斜視図である。図7は、芯合わせ機構10Aの側面図である。
図6及び図7に示すように、本実施形態2に係る芯合わせ機構10Aは、実施形態1に係る芯合わせ機構10(図1及び図2参照)と比較すると、保持部13の代わりに、保持部13Aを備えている点で相違している。
保持部13Aは、実施形態1の保持部13(図1及び図2参照)と比較すると、以下の点で相違している。
(1)保持部13Aは、実施形態1の保持板部31の代わりに、第1保持板部131aと第2保持板部131bとで構成された保持板部131を有している。
(2)保持部13Aは、第1保持板部131aと第2保持板部131bとを回動可能に連結する角度可動部132を有している。
保持板部131は、実施形態1の保持板部31とほぼ同じ形状を呈している。保持板部131は、上部側が第1保持板部131aで構成され、下部側が第2保持板部131bで構成されている。
角度可動部132は、無負荷の状態で第1保持板部131aが回動しないように、所望の保持力で第1保持板部131aを保持している。
角度可動部132は、図7に示す矢印B11の方向に、第1保持板部131aを回動させて、第2保持板部131bに対する第1保持板部131aの傾きを変更することにより、機構側パイプ11の軸芯11cnの傾き角度を変更することができる。
芯合わせ機構10Aでは、芯合わせが行われると、その際に行われる爪部材12の先端部21の貫通孔91hoへの挿入動作及び爪部材12の回動動作によって、角度可動部132の保持力を超える負荷が爪部材12に加わる。これにより、第1保持板部131aが回動する。その結果、爪部材12の後端部22が対象側パイプ91の端面91enと密着した状態になる。
スライド機構15は、爪部材12の先端部21の貫通孔91hoへの挿入動作及び爪部材12の回動動作に加え、第1保持板部131aの回動動作に従動して、保持部13Aを摺動させる。
このような芯合わせ機構10Aは、角度可動部132を持つことで、機構側パイプ11の軸方向の向きと対象側パイプ91の軸方向の向きとの間のずれを吸収することができる。そのため、芯合わせ機構10Aは、たとえ機構側パイプ11の軸方向の向きと対象側パイプ91の軸方向の向きとの間にずれがある状態で芯合わせを行った場合であっても、芯合わせを良好に行うことができる。
以上の通り、本実施形態2に係る芯合わせ機構10Aによれば、実施形態1に係る芯合わせ機構10と同様に、形状及びサイズの仕様が複数存在する対象側パイプ91に対しても、芯合わせの容易化を実現することができる。
しかも、本実施形態2に係る芯合わせ機構10Aによれば、実施形態1に係る芯合わせ機構10に比べて、機構側パイプ11の軸方向の向きと対象側パイプ91の軸方向の向きとの間のずれを吸収することができる。そのため、たとえ機構側パイプ11の軸方向の向きと対象側パイプ91の軸方向の向きとの間にずれがある状態で芯合わせを行った場合であっても、芯合わせを良好に行うことができる。
本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施形態は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施形態の構成の一部を他の構成に置き換えることが可能であり、また、実施形態の構成に他の構成を加えることも可能である。また、各構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
例えば、実施形態1に係る芯合わせ機構10は、図8に示すように変形することができる。図8は、変形例に係る芯合わせ機構10の主要部の側面図である。
図8に示す変形例では、保持部13は、対象側パイプ91の端面91en(図2参照)に対向する部位に、クッションパーツ19を有している。クッションパーツ19は、弾性材で構成されている。なお、実施形態2に係る芯合わせ機構10Aも、同様に変形することができる。
変形例に係る芯合わせ機構10は、芯合わせを行う際に、対象側パイプ91の端面91en(図2参照)から保持部13に受ける衝撃をクッションパーツ7で吸収することができる。また、変形例に係る芯合わせ機構10は、機構側パイプ11の軸方向の向きと対象側パイプ91の軸方向の向きとの間のずれをクッションパーツ7で吸収することができる。また、変形例に係る芯合わせ機構10は、対象側パイプ91や被作業対象物99との密着性をクッションパーツ7で向上させることができる。
また、例えば、前記した実施形態では、原子力発電所等の原子力発電設備の熱交換器を被作業対象物99とし、その熱交換器(被作業対象物99)に設けられている伝熱管を対象側パイプ91としている。そして、その伝熱管(対象側パイプ91)の貫通孔91hoに検査プローブ61を挿入するために芯合わせ機構10,10Aが用いられている。しかしながら、芯合わせ機構10,10Aは、対向配置された2つのパイプにおいて、一方の軸芯の位置と他方の軸芯の位置とを合わせるものであれば、このような用途に限定されない。
1 作業装置
10,10A 芯合わせ機構
11 機構側パイプ(作業装置のパイプ)
11ax 軸方向
11cn,61cn,91cn 軸芯
11ct 切欠き部
11ho 貫通孔
12 爪部材(L字型爪部材)
13,13A 保持部
14 バネ(第1付勢手段)
15 スライド機構
16 エアシリンダ(第2付勢手段)
19 クッションパーツ
21 先端部
22 後端部
23 軸部
31,131 保持板部
32 保持筒部
41 第1方向スライド機構
42 第2方向スライド機構
60 検査装置(記憶手段)
61 検査プローブ
91 対象側パイプ(伝熱管)
91en 端面
91ho 貫通孔
99 被作業対象物(熱交換器)
131a 第1保持板部
131b 第2保持板部
132 角度可動部
RNa1 機構側パイプの軸芯から爪部材の後端部の外端までの半径
RNa2 機構側パイプの軸芯から爪部材の先端部の外壁面までの半径
RNa3 機構側パイプの軸芯から爪部材の先端部の内壁面までの半径
RPr 検査プローブの軸芯から検査プローブの外壁面までの半径
RSy 機構側パイプの軸芯から機構側パイプの内壁面までの半径
RTg 対象側パイプの軸芯から対象側パイプの内壁面までの半径

Claims (9)

  1. 被作業対象物に設けられた対象側パイプの軸芯に自身の軸芯の位置が合わされる機構側パイプと、
    前記機構側パイプの軸芯から等距離の位置に放射状に配置された複数本の爪部材と、
    前記機構側パイプを保持するとともに、それぞれの前記爪部材を回動自在に保持する保持部と、
    前記保持部を摺動自在に保持するスライド機構と、を備え、
    それぞれの前記爪部材は、前記対象側パイプの内部に挿入される先端部と、前記対象側パイプの端面に対向配置される後端部と、を有し、
    それぞれの前記爪部材の前記先端部と前記後端部とは、側面視でL字型に配置されている
    ことを特徴とする芯合わせ機構。
  2. 請求項1に記載の芯合わせ機構において、
    前記先端部が前記機構側パイプの軸芯に近づくように、それぞれの前記爪部材を付勢する第1付勢手段と、
    前記保持部と前記スライド機構とを前記対象側パイプの方向に付勢する第2付勢手段と、を備える
    ことを特徴とする芯合わせ機構。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の芯合わせ機構において、
    軸方向視で、前記機構側パイプの軸芯から前記爪部材の前記後端部の外端までの半径をRNa1とし、前記対象側パイプの軸芯から内壁面までの半径をRTgとし、前記機構側パイプの軸芯から前記爪部材の前記先端部の外壁面までの半径をRNa2とする場合に、以下の式(1)の関係を満たしている
    ことを特徴とする芯合わせ機構。
    RNa1>RTg≧RNa2 …(1)
  4. 請求項1に記載の芯合わせ機構において、
    前記機構側パイプは、前記対象側パイプの内部に挿入される検査プローブを通すためのパイプであり、
    それぞれの前記爪部材は、前記機構側パイプの先端部に軸方向に延びるように形成された切欠き部の中に自身の前記先端部が挿入されるように、配置されている
    ことを特徴とする芯合わせ機構。
  5. 請求項4に記載の芯合わせ機構において、
    軸方向視で、前記機構側パイプの軸芯から前記爪部材の前記後端部の外端までの半径をRNa1とし、前記対象側パイプの軸芯から前記対象側パイプの内壁面までの半径をRTgとし、前記機構側パイプの軸芯から前記爪部材の前記先端部の外壁面までの半径をRNa2とし、前記機構側パイプの軸芯から前記機構側パイプの内壁面までの半径をRSyとし、前記機構側パイプの軸芯から前記爪部材の前記先端部の内壁面までの半径をRNa3とし、前記検査プローブの軸芯から前記検査プローブの外壁面までの半径をRPrとする場合に、以下の式(2)の関係を満たしている
    ことを特徴とする芯合わせ機構。
    RNa1>RTg≧RNa2>RSy≒RNa3>RPr …(2)
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の芯合わせ機構において、
    前記スライド機構は、前記機構側パイプの軸方向に直交する平面上の全方向に前記保持部を摺動自在に保持している
    ことを特徴とする芯合わせ機構。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の芯合わせ機構において、
    前記保持部は、前記機構側パイプの軸芯の傾き角度を変更することが可能な角度可動部を有する
    ことを特徴とする芯合わせ機構。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の芯合わせ機構において、
    前記保持部は、前記対象側パイプの端面に対向する部位にクッションパーツを有する
    ことを特徴とする芯合わせ機構。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の芯合わせ機構と、
    被作業対象物に設けられた対象側パイプの内部に挿入される検査プローブと、
    前記検査プローブから出力される出力信号を記憶する記憶手段と、を備える
    ことを特徴とする作業装置。
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