JP2019205545A - 使い捨てパンツ型おむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】脚回りの締め付けが軽減された使い捨てパンツ型おむつを提供する。【解決手段】使い捨てパンツ型おむつ1には、股部を横断し、脚開口部の前側の縁に沿って前側胴部Pと後側胴部Qの接合部11まで延びる前側脚部弾性部材14と、股部を横断し、脚開口部の後側の縁に沿って前記接合部11まで延びる後側脚部弾性部材15とが設けられ、前側脚部弾性部材14は、一方側の脚開口部の縁に沿って延びる前側第1部分14Aと、吸収体10と重なる前側第2部分14Bと、他方側の脚開口部の縁に沿って延び前側第3部分14Cとを有し、前側第1部分14Aと前側第3部分14Cが複数箇所で分断されて断続的に設けられ、前側第1部分14Aと前側第3部分14Cはそれぞれ、接合部近傍部16において、それよりも前側第2部分14B側であって幅方向xに対して35°以上の角度で配された傾斜延在部17よりも、長いピッチで設けられている。【選択図】図4

Description

本発明は、パンツ型の使い捨ておむつに関するものである。
従来、ウェスト開口部と一対の脚開口部を有するパンツ形状に形成された使い捨てパンツ型おむつが広く知られている(例えば、特許文献1〜5)。
特開平8−280739号公報 特開2004−049763号公報 特開2004−298395号公報 特開2005−087622号公報 特開2014−180346号公報
使い捨てパンツ型おむつには、脚開口部の縁に沿って脚部弾性部材が設けられることが多く、この脚部弾性部材の収縮力によっておむつの脚開口部の縁に沿ったギャザーが形成され、着用者の脚回りのフィット性を高めることができる。一方で、使い捨てパンツ型おむつを長時間着用する場合など、着用者によっては、脚部弾性部材による締め付けが強く感じられることがある。本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、脚回りの締め付けが軽減された使い捨てパンツ型おむつを提供することにある。
前記課題を解決することができた本発明の使い捨てパンツ型おむつとは、前側胴部と後側胴部とこれらの間に位置する股部とを有し、前側胴部と後側胴部とが接合されることによりウェスト開口部と一対の脚開口部とを有するパンツ形状に形成された使い捨てパンツ型おむつであって;おむつには、股部に吸収体が設けられるとともに、股部を横断し、脚開口部の前側の縁に沿って前側胴部と後側胴部の接合部まで延びる前側脚部弾性部材と、股部を横断し、脚開口部の後側の縁に沿って前側胴部と後側胴部の接合部まで延びる後側脚部弾性部材とが設けられ;前側脚部弾性部材は、一方側の脚開口部の縁に沿って延び、吸収体と重ならない前側第1部分と、吸収体と重なる前側第2部分と、他方側の脚開口部の縁に沿って延び、吸収体と重ならない前側第3部分とを有しており、前側第1部分と前側第3部分が複数箇所で分断されて断続的に設けられ;前側第1部分と前側第3部分はそれぞれ、接合部から50mm以内の部分(接合部近傍部)において、それよりも前側第2部分側であっておむつ幅方向に対して35°以上の角度で配された傾斜延在部よりも、長いピッチで設けられているところに特徴を有する。
本発明の使い捨てパンツ型おむつは、前側脚部弾性部材の前側第1部分と前側第3部分が複数箇所で分断されて断続的に設けられているため、着用者の脚回り、特にそけい部での締め付けが緩和され、おむつ着用の際に、脚開口部回りの着用感を向上することができる。また、前側脚部弾性部材が断続的に設けられた部分には一定の剛性が付与されるため、当該部分の伸縮力が軽減されていても、おむつのパンツ形状が好適に維持される。そして、前側第1部分と前側第3部分は、接合部近傍部において傾斜延在部よりも長いピッチで設けられているため、使い捨てパンツ型おむつは、着用の際に脚開口部の縁のそけい部近傍が接合部に向かって引っ張られ、そけい部での締め付けを軽減しつつ、当該部分でのフィット性を高めることができる。
前側脚部弾性部材は、前側第1部分の傾斜延在部と前側第3部分の傾斜延在部において、それぞれ平均3mm〜20mmのピッチで設けられていることが好ましい。前側脚部弾性部材が傾斜延在部においてこのようなピッチで設けられていれば、おむつのそけい部での締め付けを軽減しつつ、当該部分に適度な剛性が付与され、おむつをパンツ形状に好適に維持しやすくなる。
前側脚部弾性部材は、前側第2部分が複数箇所で分断されて断続的に設けられていることが好ましい。これにより、前側脚部弾性部材の収縮力により吸収体が歪むことが抑えられ、吸収体の着用者の股間へのフィット性を高めることができる。
前側脚部弾性部材は、前側第2部分の両端において、おむつ幅方向に対して30°以下の角度となるように配されていることが好ましい。このように前側第2部分が設けられていれば、前側脚部弾性部材の収縮力によって、吸収体がおむつ幅方向に対して広がるように形成されやすくなる。この場合、前側第1部分と前側第3部分はそれぞれ、傾斜延在部よりも前側第2部分側が、傾斜延在部よりも長いピッチで設けられることが好ましく、これにより、前側第1部分と前側第3部分の前側第2部分に近い部分の収縮力がより強く発揮されやすくなる。
後側脚部弾性部材は、一方側の脚開口部の縁に沿って延び、吸収体と重ならない後側第1部分と、吸収体と重なる後側第2部分と、他方側の脚開口部の縁に沿って延び、吸収体と重ならない後側第3部分とを有しており、後側第1部分と後側第3部分が複数箇所で分断されて断続的に設けられていることが好ましい。これにより、おむつの着用者の臀部での締め付けが緩和され、おむつの着用感を向上することができる。
後側弾性部材は、後側第1部分と後側第3部分において、接合部から50mm以内の部分が、それよりも後側第2部分側であっておむつ幅方向に対して35°以上の角度で配された傾斜延在部よりも、長いピッチで設けられていることが好ましい。このように後側第1部分と後側第3部分が構成されることにより、傾斜延在部が接合部側に引っ張られ、おむつの着用者の臀部での締め付けを緩和しつつ、当該部分での着用者の臀部へのフィット性を高めることができる。
後側脚部弾性部材は、後側第1部分の傾斜延在部と後側第3部分の傾斜延在部において、それぞれ平均3mm〜20mmのピッチで設けられていることが好ましい。後側脚部弾性部材が傾斜延在部においてこのようなピッチで設けられていれば、おむつの臀部での締め付けを軽減しつつ、当該部分に適度な剛性が付与され、おむつがパンツ形状に好適に維持されやすくなる。
後側脚部弾性部材は、後側第2部分が複数箇所で分断されて断続的に設けられていることが好ましい。これにより、後側脚部弾性部材の収縮力により吸収体が歪むことが抑えられ、吸収体の着用者の股間へのフィット性を高めることができる。
本発明の使い捨てパンツ型おむつは、前側脚部弾性部材の脚開口縁に沿った部分が複数箇所で分断されて断続的に設けられているため、着用者の脚回り、特にそけい部での締め付けが緩和されたものとなり、おむつ着用の際に、脚開口部回りの着用感を向上することができる。また、前側脚部弾性部材の前側胴部と後側胴部との接合部付近が長いピッチで設けられているため、脚開口部の縁のそけい部近傍が接合部に向かって引っ張られる形となり、そけい部での締め付けを緩和しつつ、当該部分でのたるみを抑えて着用者の肌へのフィット性を高めることができる。
使い捨てパンツ型おむつの斜視図を表す。 図1に示した使い捨てパンツ型おむつの前側胴部と後側胴部との接合を解いて展開した状態を肌面側から見た平面図を表す。 図2に示した使い捨てパンツ型おむつのIII−III断面図を表す。 図2に示した展開状態の使い捨てパンツ型おむつにおいて、主に脚部弾性部材と吸収体の配置を示した図を表す。
本発明の使い捨てパンツ型おむつについて、図面を参照して説明する。なお本発明は、図面に示された実施態様に限定されるものではない。図1〜図3には、本発明の使い捨てパンツ型おむつの一例を示した。図1は使い捨てパンツ型おむつの斜視図を表し、図2は、図1に示した使い捨てパンツ型おむつの前側胴部と後側胴部との接合を解いて平面に展開した状態を肌面側から見た図を表し、図3は、図2に示した使い捨てパンツ型おむつのIII−III断面図を表す。なお図面では、矢印xがおむつ幅方向、矢印yがおむつ前後方向を表し、矢印x,yにより形成される面に対して垂直方向がおむつ厚み方向zを表す。また本発明において、おむつ幅方向、おむつ前後方向、おむつ厚み方向を、単に幅方向、前後方向、厚み方向と称する場合がある。
使い捨てパンツ型おむつ1は、前側胴部Pと後側胴部Qとこれらの間に位置する股部Rとを有し、ウェスト開口部3と一対の脚開口部4を有するパンツ形状に形成されたものである。ウェスト開口部3は着用者の胴を通すための開口であり、脚開口部4は着用者の脚を通すための開口である。前側胴部Pは、おむつを着用の際に着用者の腹側に当てる部分に相当し、後側胴部Qは、おむつを着用の際に着用者の背側に当てる部分に相当する。使い捨てパンツ型おむつ1において、前側胴部Pと後側胴部Qはウェスト開口部3と脚開口部4の間に位置する部分に相当する。股部Rは、前側胴部Pと後側胴部Qとの間に位置し、着用者の股間に当てる部分に相当する。股部Rは一対の脚開口部4の間に位置し、幅方向xの両側で互いに接合されない。使い捨てパンツ型おむつ1は、前側胴部Pと後側胴部Qが接合部11で接合されることによりウェスト開口部3と一対の脚開口部4が形成される。接合部11は、例えば、前側胴部Pと後側胴部Qの幅方向xの両側を熱融着により互いに接合することにより形成される。
使い捨てパンツ型おむつ1において、前後方向yは、おむつを着用した際に着用者の股間の前後方向に延びる方向に相当する。幅方向xは、使い捨てパンツ型おむつ1と同一面上にあり前後方向yと直交する方向を意味し、おむつを着用した際の着用者の左右方向に相当する。使い捨てパンツ型おむつ1はまた、肌面側と外面側を有する。肌面側とは、おむつを着用した際の着用者の肌に向く側を意味し、外面側とは、おむつを着用した際の着用者とは反対に向く側を意味する。
使い捨てパンツ型おむつ1には、股部Rに吸収体10が設けられる。吸収体10は、少なくとも股部Rに存在すればよく、さらに前側胴部Pおよび/または後側胴部Qに延在してもよい。図面に示した使い捨てパンツ型おむつ1では、パンツ形状に形成された外装部材2の肌面側に、トップシート8とバックシート9の間に吸収体10が配された吸収性本体7が設けられている。トップシート8は吸収体10の肌面側に配され、バックシート9は吸収体10の外面側に配される。なお、図面には示していないが、吸収体は、パンツ形状に形成された積層体の層間に配されるものであってもよい。
吸収性本体7は、おむつ1の少なくとも股部に配され、さらに前側胴部Pおよび/または後側胴部Qに延在してもよい。外装部材2は、基本的に、吸収性本体7よりも幅方向xの外方に延在している。外装部材2はまた、吸収性本体7よりも前後方向yの外方に延在していることが好ましい。
トップシート8は液透過性であることが好ましく、例えば、セルロース、レーヨン、コットン等の親水性繊維から形成された不織布や、ポリオレフィン(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン)、ポリエステル(例えば、PET)、ポリアミド(例えば、ナイロン)等の疎水性繊維から形成された不織布であって、疎水性繊維の表面が界面活性剤により親水化されたもの等を用いることができる。また、トップシート8として、織布、編布、有孔プラスチックフィルム等を用いてもよい。
バックシート9は液不透過性であることが好ましく、例えば、ポリオレフィン(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン)、ポリエステル(例えば、PET)、ポリアミド(例えば、ナイロン)等の疎水性繊維から形成された不織布や、プラスチックフィルム等を用いることができる。また、不織布とプラスチックフィルムとの積層体を用いてもよい。
トップシート8やバックシート9が不織布から構成される場合、不織布としては、スパンボンド不織布、エアスルー不織布、ポイントボンド不織布、メルトブロー不織布、エアレイド不織布、SMS不織布等を用いることが好ましい。
吸収体10は、尿等の排泄物を吸収できる吸収性材料を含むものであれば特に限定されない。吸収体10としては、例えば、吸収性材料を所定形状に成形した成形体を用いることができる。吸収体10は、紙シート(例えば、ティッシュペーパーや薄葉紙)や液透過性不織布等のシート部材で覆われてもよい。吸収体10に含まれる吸収性材料としては、例えば、セルロース繊維(例えば、粉砕したパルプ繊維)等の親水性繊維や、ポリアクリル酸系、ポリアスパラギン酸系、セルロース系、デンプン・アクリロニトリル系等の吸水性樹脂等が挙げられる。また、吸収性材料には、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン繊維や、PET等のポリエステル繊維、ナイロン等のポリアミド繊維等の熱融着性繊維が含まれてもよい。これらの熱融着性繊維は、尿等の体液との親和性を高めるために、界面活性剤等により親水化処理がされていてもよい。
吸収性材料は、尿等の吸収速度を高める点から、親水性繊維を含むことが好ましい。また、吸収容量を高める点からは、吸収性材料は吸水性樹脂を含むことが好ましい。従って、吸収体は親水性繊維(特にパルプ繊維)と吸水性樹脂を含むことが好ましい。この場合、例えば、親水性繊維の集合体に吸水性樹脂を混合または散布したものを用いることが好ましい。
吸収体10は、シート状吸収体であってもよい。シート状吸収体としては、不織布間に吸水性樹脂を有しパルプ繊維を有しないように形成されたものが挙げられる。このように形成されたシート状吸収体は不織布間に吸水性樹脂を有するため、高い吸収容量を実現できる。また、シート状吸収体は不織布間にパルプ繊維を有しないため、嵩張らず薄型に形成することができる。
吸収体10は、吸収性材料として吸水性繊維を用いたものであってもよい。この場合もまた、吸収体10を薄型に形成することができる。吸水性繊維としては、プロトン化または塩形成したカルボキシル基を含有する繊維が挙げられる。例えば、アクリル繊維を加水分解して、アクリル繊維に含まれるニトリル基をカルボキシル基に変換することにより、吸水性繊維を得ることができる。このとき、吸水性繊維に含まれるカルボキシル基は、アルカリ金属塩またはアンモニア塩を形成していることが好ましい。また吸水性繊維は、親水性繊維をアクリル酸に浸漬し、繊維表面でアクリル酸を析出させることにより製造することができる。
吸収体10の形状(平面形状)は特に限定されない。吸収体10の形状としては、例えば、略長方形、砂時計形、ひょうたん形、羽子板形等が挙げられる。図2では、吸収体10は砂時計形に形成されている。
吸収性本体7には、幅方向xの両側に立ち上がりフラップ12が設けられることが好ましい。立ち上がりフラップ12を設けることにより、尿等の排泄物の横漏れを防ぐことができる。立ち上がりフラップ12は、液不透過性であることが好ましい。立ち上がりフラップ12が立ち上がった状態の上端部(着用者側の端部)には、起立用弾性部材13が設けられることが好ましく、起立用弾性部材13の収縮力により立ち上がりフラップ12の起立が促される。
外装部材2は、内側シート5と、内側シート5の外面側に配された外側シート6を有することが好ましい。吸収性本体7は内側シート5の肌面側に設けられることが好ましい。内側シート5と外側シート6は、液透過性であっても液不透過性であってもよく、トップシート8やバックシート9に使用可能なシート材料を用いることができる。
おむつ1には、脚開口部4の縁に沿って脚部弾性部材14,15が設けられている。具体的には、股部Rを横断し、脚開口部4の前側の縁に沿って前側胴部Pと後側胴部Qの接合部11まで延びる前側脚部弾性部材14と、股部Rを横断し、脚開口部4の後側の縁に沿って前側胴部Pと後側胴部Qの接合部11まで延びる後側脚部弾性部材15とが設けられている。前側脚部弾性部材14と後側脚部弾性部材15は、好ましくは外装部材2に設けられ、外装部材2の内側シート5と外側シート6の間に設けられることがより好ましい。前側脚部弾性部材14と後側脚部弾性部材15は、内側シート5および/または外側シート6に接着されることが好ましい。図面では、前側脚部弾性部材14と後側脚部弾性部材15が互いに離間して設けられているが、前側脚部弾性部材14と後側脚部弾性部材15は互いに接していたり交差していてもよい。
前側脚部弾性部材14と後側脚部弾性部材15について、以下、図4を参照して詳しく説明する。図4では、図2に示した展開状態の使い捨てパンツ型おむつ1において、吸収性本体7を取り外し、外装部材2とそこに設けられた前側脚部弾性部材14と後側脚部弾性部材15を抜き出して示している。吸収体10がもともと配されていた部分は点線で表されている。なお、図4において、前側脚部弾性部材14と後側脚部弾性部材15は外装部材2を肌面側から見て直接視認できないため、図面上点線で表されている。従って、当該点線のピッチは、断続的に設けられた前側脚部弾性部材14と後側脚部弾性部材15のピッチを表すものではない。図2における各種弾性部材についても同様である。
前側脚部弾性部材14は、次のように3つの部分に区分される。すなわち、前側脚部弾性部材14は、一方側の脚開口部4の縁に沿って延び、吸収体10と重ならない前側第1部分14Aと、吸収体10と重なる前側第2部分14Bと、他方側の脚開口部4の縁に沿って延び、吸収体10と重ならない前側第3部分14Cとを有する。前側脚部弾性部材14において、前側第2部分14Bは、前側第1部分14Aと前側第3部分14Cとの間に位置し、股部Rを幅方向xに横断する部分となる。
後側脚部弾性部材15は、次のように3つの部分に区分される。すなわち、後側脚部弾性部材15は、一方側の脚開口部4の縁に沿って延び、吸収体10と重ならない後側第1部分15Aと、吸収体10と重なる後側第2部分15Bと、他方側の脚開口部4の縁に沿って延び、吸収体10と重ならない後側第3部分15Cとを有する。後側脚部弾性部材15において、後側第2部分15Bは、後側第1部分15Aと後側第3部分15Cとの間に位置し、股部Rを幅方向xに横断する部分となる。
前側脚部弾性部材14は、前側第1部分14Aと前側第3部分14Cが複数箇所で分断されて断続的に設けられている。これによりおむつ1は、着用者の脚回り、特にそけい部での締め付けが緩和され、おむつ着用の際に、脚開口部4回りの着用感を向上することができる。また、このように前側第1部分14Aと前側第3部分14Cが複数箇所で分断されて断続的に設けられることにより、当該部分に一定の剛性が付与され、パンツ形状が好適に維持されるようになる。
このように前側脚部弾性部材14を断続的に設けた場合、おむつ着用の際に、おむつ1の脚開口部4の縁が垂れ下がり、脚を動かすのに邪魔になるおそれがある。そこで、前側第1部分14Aと前側第3部分14Cは、接合部11の近傍部分でより強くテンションがかかるようにしている。具体的には、前側第1部分14Aと前側第3部分14Cはそれぞれ、接合部11から50mm以内の部分16(以下、「接合部近傍部16」と称する)において、それよりも前側第2部分14B側であって幅方向xに対して35°以上の角度で配された傾斜延在部17よりも、長いピッチで設けられている。このように前側第1部分14Aと前側第3部分14Cが形成されることにより、おむつ着用の際に脚開口部4の縁のそけい部近傍が接合部11に向かって引っ張られ、おむつ1のそけい部での締め付けを軽減しつつ、当該部分でのフィット性を高めることができる。
前側第1部分14Aと前側第3部分14Cの接合部近傍部16および傾斜延在部17の範囲は、おむつ1の前側胴部Pと後側胴部Qの接合部11での接合を解いて展開して完全に広げた状態で規定する。すなわち、このようにおむつ1を展開した状態で、前側脚部弾性部材14の接合部11から50mm以内の部分を接合部近傍部16とし、前側脚部弾性部材14の前側第1部分14Aと前側第3部分14Cであって、接合部11から50mmを超えて離れ、幅方向xに対して35°以上の角度となる部分を傾斜延在部17とする。前側脚部弾性部材14と幅方向xとのなす角は0°〜90°の範囲で定められる。本発明では、これ以外のおむつ1に係る長さや角度も、このようにおむつ1を展開した状態で定められるものとする。
前側脚部弾性部材14のピッチは、前側脚部弾性部材14の存在部分、すなわち前側脚部弾性部材14が分断された残存部分において、おむつ1の幅方向xの一方側を始点側、他方側を終点側としたときに、全ての前側脚部弾性部材14の存在部分の始点側(または終点側)をマーキングし、そのマーキング間隔を測定することにより求めることができる。前側脚部弾性部材14の接合部近傍部16と傾斜延在部17における各ピッチは、それぞれの平均値を意味する。後側脚部弾性部材15のピッチも同様にして求めることができる。
前側脚部弾性部材14は、接合部近傍部16において連続的に設けられていてもよく、断続的に設けられていてもよい。前者の場合、前側脚部弾性部材14の接合部近傍部16におけるピッチは50mmとなる。なお、おむつ1の脚開口部4回りの締め付けを軽減する点からは、前側脚部弾性部材14は接合部近傍部16において断続的に設けられることが好ましい。
前側脚部弾性部材14は、傾斜延在部17で断続的に設けられることが好ましい。具体的には、前側脚部弾性部材14は、前側第1部分14Aの傾斜延在部17と前側第3部分14Cの傾斜延在部17において、それぞれ平均3mm〜20mmのピッチで設けられることが好ましい。前側脚部弾性部材14が傾斜延在部17においてこのようなピッチで設けられていれば、おむつ1のそけい部での締め付けを軽減しつつ、当該部分に適度な剛性が付与され、おむつ1をパンツ形状に好適に維持しやすくなる。傾斜延在部17における前側脚部弾性部材14の平均ピッチは、4mm以上がより好ましく、5mm以上がさらに好ましく、また16mm以下が好ましく、12mm以下がより好ましい。
前側脚部弾性部材14は、前側第1部分14Aと前側第3部分14Cの全体において、それぞれ平均4mm〜30mmのピッチで設けられることが好ましい。当該平均ピッチは、5mm以上がより好ましく、6mm以上がさらに好ましく、また25mm以下がより好ましく、20mm以下がさらに好ましく、16mm以下がさらにより好ましい。
前側第1部分14Aと前側第3部分14Cはそれぞれ、接合部近傍部16における平均ピッチが傾斜延在部17における平均ピッチの1.2倍以上であることが好ましく、1.4倍以上がより好ましく、1.6倍以上がさらに好ましい。
前側脚部弾性部材14は、前側第2部分14Bも複数箇所で分断されて断続的に設けられていることが好ましい。これにより、前側脚部弾性部材14の収縮力により吸収体10が歪むことが抑えられ、吸収体10の着用者の股間へのフィット性を高めることができる。前側脚部弾性部材14の前側第2部分14Bのピッチは特に限定されない。例えば、前側脚部弾性部材14の前側第2部分14Bのピッチが、前側第1部分14Aの傾斜延在部17のピッチおよび前側第3部分14Cの傾斜延在部17のピッチよりも短ければ、前側脚部弾性部材14による吸収体10の歪みをより抑えることができる。一方、前側脚部弾性部材14の前側第2部分14Bのピッチは、前側第1部分14Aの傾斜延在部17のピッチおよび前側第3部分14Cの傾斜延在部17のピッチよりも長くてもよく、この場合、おむつ1の前側脚部弾性部材14と吸収体10とが重なる部分での剛性を高めることができる。前側脚部弾性部材14は、前側第2部分14Bにおいて、平均3mm〜30mmのピッチで設けられることが好ましく、当該ピッチは4mm以上が好ましく、5mm以上がより好ましく、また25mm以下が好ましく、20mm以下がより好ましく、16mm以下がさらに好ましい。
前側脚部弾性部材14を断続的に設ける方法としては、例えば、前側脚部弾性部材14をおむつ1(特に外装部材2)に接着剤等で固定した後、前側脚部弾性部材14をカッター刃や押圧凸部等で切断すればよい。この際、前側脚部弾性部材14は、前側第1部分14Aの接合部近傍部16や傾斜延在部17、前側第2部分14B、前側第3部分14Cの接合部近傍部16や傾斜延在部17に応じて、適宜切断ピッチを調整すればよい。例えば、おむつ1(特に外装部材2)を幅方向xに搬送しながら連続製造する場合は、カッターロールやエンボスロールを用いて前側脚部弾性部材14を切断することができるが、この際、カッターロールの刃やエンボスロールの押圧凸部の設置間隔を前側第1部分14Aの接合部近傍部16や傾斜延在部17、前側第2部分14B、前側第3部分14Cの接合部近傍部16や傾斜延在部17に応じて適宜設定することで、前側脚部弾性部材14の各部の切断ピッチを調整することができる。後述するように、後側脚部弾性部材15を断続的に設ける場合も、同様にして後側脚部弾性部材15の各部の切断ピッチを調整することができる。
前側脚部弾性部材14は、前側第2部分14Bの両端において、幅方向xに対して30°以下の角度となるように配されていることが好ましい。このように前側第2部分14Bが配されていれば、前側脚部弾性部材14の収縮力(具体的には、前側第1部分14Aと前側第3部分14Cの前側第2部分14Bに近い部分の収縮力)によって、吸収体10が幅方向xに対して広がるように形成されやすくなる。この場合、前側第1部分14Aと前側第3部分14Cはそれぞれ、傾斜延在部17よりも前側第2部分14B側が、傾斜延在部17よりも長いピッチで設けられていることが好ましく、これにより、前側第1部分14Aと前側第3部分14Cの前側第2部分14Bに近い部分の収縮力がより強く発揮されやすくなる。
前側脚部弾性部材14は複数本並んでおむつ1に配置されていることが好ましい。図面では、前側脚部弾性部材14は2本並んで配置されているが、3本以上並んで配置されていてもよい。このように前側脚部弾性部材14が複数本並んで配置され、かつ断続的に設けられることにより、おむつ1は、脚開口部4の縁から広い範囲に適度な剛性が付与され、パンツ形状により好適に維持されやすくなる。
おむつ1は、後側脚部弾性部材15が、後側第1部分15Aと後側第3部分15Cで複数箇所で分断されて断続的に設けられていることが好ましい。これにより、おむつ1の着用者の臀部での締め付けが緩和され、おむつの着用感を向上することができる。また、このように後側第1部分15Aと後側第3部分15Cが複数箇所で分断されて断続的に設けられることにより、当該部分に一定の剛性が付与され、パンツ形状が好適に維持されるようになる。
後側第1部分15Aと後側第3部分15Cは、接合部11の近傍部分でより強くテンションがかかるようになっていることが好ましい。具体的には、後側第1部分15Aと後側第3部分15Cはそれぞれ、接合部11から50mm以内の部分18(以下、「接合部近傍部18」と称する)において、それよりも後側第2部分15B側であって幅方向xに対して35°以上の角度で配された傾斜延在部19よりも、長いピッチで設けられていることが好ましい。このように後側第1部分15Aと後側第3部分15Cが形成されることにより、傾斜延在部19が接合部11側に引っ張られ、おむつ1の着用者の臀部での締め付けを軽減しつつ、当該部分での着用者の臀部へのフィット性を高めることができる。
後側脚部弾性部材15は、後側第1部分15Aの傾斜延在部19と後側第3部分15Cの傾斜延在部19において、それぞれ平均3mm〜20mmのピッチで設けられることが好ましい。後側脚部弾性部材15が傾斜延在部19においてこのようなピッチで設けられていれば、おむつ1の臀部での締め付けを軽減しつつ、当該部分に適度な剛性が付与され、おむつ1がパンツ形状に好適に維持されやすくなり、おむつ1を後側から見たときの見栄えを良くすることができる。傾斜延在部19における後側脚部弾性部材15の平均ピッチは、4mm以上がより好ましく、5mm以上がさらに好ましく、また16mm以下が好ましく、12mm以下がより好ましい。
後側脚部弾性部材15は、後側第1部分15Aと後側第3部分15Cの全体において、それぞれ平均4mm〜30mmのピッチで設けられることが好ましい。当該平均ピッチは、5mm以上がより好ましく、6mm以上がさらに好ましく、また25mm以下がより好ましく、20mm以下がさらに好ましく、16mm以下がさらにより好ましい。
後側第1部分15Aと後側第3部分15Cはそれぞれ、接合部近傍部18における平均ピッチが傾斜延在部19における平均ピッチの1.2倍以上であることが好ましく、1.4倍以上がより好ましく、1.6倍以上がさらに好ましい。
後側第1部分15Aと後側第3部分15Cの傾斜延在部19は、前側第1部分14Aと前側第3部分14Cの傾斜延在部17よりも、平均ピッチが短くてもよく、長くてもよく、また同じでもよい。例えば、前側第1部分14Aと前側第3部分14Cの傾斜延在部17の平均ピッチが後側第1部分15Aと後側第3部分15Cの傾斜延在部19の平均ピッチよりも長ければ、おむつ1のそけい部でのフィット性が高められ、当該部分で着用者の肌との間に隙間を生じにくくすることができる。一方、後側第1部分15Aと後側第3部分15Cの傾斜延在部19の平均ピッチが前側第1部分14Aと前側第3部分14Cの傾斜延在部17の平均ピッチよりも長ければ、おむつ1の脚開口部4の縁の臀部での剛性が高められ、当該部分で脚開口部4の縁が捲れたりしにくくなり、おむつ1を後側から見たときの見栄えを良くすることができる。
後側脚部弾性部材15は、後側第2部分15Bも複数箇所で分断されて断続的に設けられていることが好ましい。これにより、後側脚部弾性部材15の収縮力により吸収体10が歪むことが抑えられ、吸収体10の着用者の股間へのフィット性を高めることができる。後側脚部弾性部材15の後側第2部分15Bのピッチは特に限定されない。例えば、後側脚部弾性部材15の後側第2部分15Bのピッチが、後側第1部分15Aの傾斜延在部19のピッチおよび後側第3部分15Cの傾斜延在部19のピッチよりも短ければ、後側脚部弾性部材15による吸収体10の歪みをより抑えることができる。一方、後側脚部弾性部材15の後側第2部分15Bのピッチは、後側第1部分15Aの傾斜延在部19のピッチおよび後側第3部分15Cの傾斜延在部19のピッチよりも長くてもよく、この場合、おむつ1の後側脚部弾性部材15と吸収体10とが重なる部分での剛性を高めることができる。後側脚部弾性部材15は、後側第2部分15Bにおいて、平均3mm〜30mmのピッチで設けられることが好ましく、当該ピッチは4mm以上が好ましく、5mm以上がより好ましく、また25mm以下が好ましく、20mm以下がより好ましく、16mm以下がさらに好ましい。
後側脚部弾性部材15は、後側第2部分15Bの両端において、幅方向xに対して30°以下の角度となるように配されていることが好ましい。このように後側第2部分15Bが配されていれば、後側脚部弾性部材15の収縮力(具体的には、後側第1部分15Aと後側第3部分15Cの後側第2部分15Bに近い部分の収縮力)によって、吸収体10が幅方向xに対して広がるように形成されやすくなる。この場合、後側第1部分15Aと後側第3部分15Cはそれぞれ、傾斜延在部19よりも後側第2部分15B側が、傾斜延在部19よりも長いピッチで設けられていることが好ましく、これにより、後側第1部分15Aと後側第3部分15Cの後側第2部分15Bに近い部分の収縮力がより強く発揮されやすくなる。
後側脚部弾性部材15は複数本並んでおむつ1に配置されていることが好ましい。図面では、後側脚部弾性部材15は2本並んで配置されているが、3本以上並んで配置されていてもよい。このように後側脚部弾性部材15が複数本並んで配置され、かつ断続的に設けられることにより、おむつ1は、脚開口部4の縁から広い範囲に適度な剛性が付与され、パンツ形状により好適に維持されやすくなる。
おむつ1は、図1や図2に示すように、前側胴部Pと後側胴部Qに、幅方向xに延びる複数の胴部弾性部材20が設けられることが好ましい。胴部弾性部材20は、ウェスト開口部3と脚開口部4の間に設けられる。胴部弾性部材20により、着用者の胴回りのフィット性が高められる。なお、胴部弾性部材20のうち、ウェスト開口部3の縁に沿って前後方向yに狭い間隔で設けられる弾性部材を腰部弾性部材21として設けてもよく、これにより着用者の腰回りに沿ったウェストギャザーが形成され、背中側や腹部側からの尿等の排泄物の漏れが防止される。図1および図2では、腰部弾性部材21は胴部弾性部材20よりも前後方向yに狭い間隔で設けられている。
胴部弾性部材20と腰部弾性部材21は、外装部材2に設けられることが好ましく、内側シート5と外側シート6の間に設けられることがより好ましい。この場合、胴部弾性部材20と腰部弾性部材21は、内側シート5および/または外側シート6に接着されることが好ましい。
おむつ1(特に外装部材2)は、ウェスト開口部3の縁に沿って折り返されていてもよい。例えば、外側シート6がウェスト開口部3の縁で内側シート5側に折り返されていてもよい(図示せず)。この場合、腰部弾性部材21は、折り返された外側シート6間に挟まれて、外側シート6に接着されてもよい。
前側脚部弾性部材14と後側脚部弾性部材15が外装部材2に設けられる場合、外装部材2の股部には、弾性部材として前側脚部弾性部材14と後側脚部弾性部材15のみが設けられることが好ましい。胴部弾性部材20は、前側胴部Pおよび/または後側胴部Qのみに配されることが好ましい。
おむつ1に設けられる各弾性部材としては、ポリウレタン糸、ポリウレタンフィルム、天然ゴム等の通常の使い捨ておむつに用いられる弾性伸縮材料を用いることができる。各弾性部材は、伸張状態でおむつに固定されることが好ましく、また、ホットメルト接着剤等の接着剤で固定されることが好ましい。例えば、繊度40〜1,240dtexのポリウレタン糸を、倍率1.1〜5.0倍に伸張して配設し、固定する。接着剤としては、ゴム系のホットメルト接着剤を用いることが好ましい。なお、前記倍率は、非伸張状態を1.0倍とする。
1: 使い捨てパンツ型おむつ
2: 外装部材
3: ウェスト開口部
4: 脚開口部
5: 内側シート
6: 外側シート
7: 吸収性本体
8: トップシート
9: バックシート
10: 吸収体
14: 前側脚部弾性部材
15: 後側脚部弾性部材
16,18: 接合部近傍部
17,19: 傾斜延在部

Claims (9)

  1. 前側胴部と後側胴部とこれらの間に位置する股部とを有し、前側胴部と後側胴部とが接合されることによりウェスト開口部と一対の脚開口部とを有するパンツ形状に形成された使い捨てパンツ型おむつであって、
    前記おむつには、股部に吸収体が設けられるとともに、股部を横断し、脚開口部の前側の縁に沿って前側胴部と後側胴部の接合部まで延びる前側脚部弾性部材と、股部を横断し、脚開口部の後側の縁に沿って前側胴部と後側胴部の接合部まで延びる後側脚部弾性部材とが設けられ、
    前側脚部弾性部材は、一方側の脚開口部の縁に沿って延び、前記吸収体と重ならない前側第1部分と、前記吸収体と重なる前側第2部分と、他方側の脚開口部の縁に沿って延び、前記吸収体と重ならない前側第3部分とを有しており、前側第1部分と前側第3部分が複数箇所で分断されて断続的に設けられ、
    前側第1部分と前側第3部分はそれぞれ、前記接合部から50mm以内の部分において、それよりも前側第2部分側であっておむつ幅方向に対して35°以上の角度で配された傾斜延在部よりも、長いピッチで設けられていることを特徴とする使い捨てパンツ型おむつ。
  2. 前側脚部弾性部材は、前側第1部分の傾斜延在部と前側第3部分の傾斜延在部において、それぞれ平均3mm〜20mmのピッチで設けられている請求項1に記載の使い捨てパンツ型おむつ。
  3. 前側脚部弾性部材は、前側第2部分が複数箇所で分断されて断続的に設けられている請求項1または2に記載の使い捨てパンツ型おむつ。
  4. 前側脚部弾性部材は、前側第2部分の両端において、おむつ幅方向に対して30°以下の角度となるように配されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の使い捨てパンツ型おむつ。
  5. 前側第1部分と前側第3部分はそれぞれ、傾斜延在部よりも前側第2部分側が、傾斜延在部よりも長いピッチで設けられている請求項4に記載の使い捨てパンツ型おむつ。
  6. 後側脚部弾性部材は、一方側の脚開口部の縁に沿って延び、前記吸収体と重ならない後側第1部分と、前記吸収体と重なる後側第2部分と、他方側の脚開口部の縁に沿って延び、前記吸収体と重ならない後側第3部分とを有しており、後側第1部分と後側第3部分が複数箇所で分断されて断続的に設けられている請求項1〜5のいずれか一項に記載の使い捨てパンツ型おむつ。
  7. 後側弾性部材は、後側第1部分と後側第3部分において、前記接合部から50mm以内の部分が、それよりも後側第2部分側であっておむつ幅方向に対して35°以上の角度で配された傾斜延在部よりも、長いピッチで設けられている請求項6に記載の使い捨てパンツ型おむつ。
  8. 後側脚部弾性部材は、後側第1部分の傾斜延在部と後側第3部分の傾斜延在部において、それぞれ平均3mm〜20mmのピッチで設けられている請求項6または7に記載の使い捨てパンツ型おむつ。
  9. 後側脚部弾性部材は、後側第2部分が複数箇所で分断されて断続的に設けられている請求項6〜8のいずれか一項に記載の使い捨てパンツ型おむつ。
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