JP2019205539A - まな板 - Google Patents

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將人 澤原
Masato Sawahara
將人 澤原
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Osaka Torafugu No Kai Co Ltd
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Abstract

【課題】食品の一部を残しつつ、他の部分を容易に切ることができるまな板を提供する。【解決手段】食品が置かれる表面11を備えるまな板10であって、表面11は、底表面22aが平坦に形成された溝部12と、溝部12を挟むように隣接し底表面22aよりも高い位置に隣接表面24A、24Bを有する非溝エリア14A、14Bと、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、まな板に関する。
通常、食品をまな板の表面に置き、包丁等の刃物を用いて食品を切る。特許文献1に記載されているように、まな板の表面は平坦に形成されている。
食品の調理方法によっては、食品を完全に切断することなく食品の一部(例えば、食品の表面付近等)を残しつつ他の部分のみを切ることがある。この場合、包丁の刃先を食品に入れてから、刃先がまな板表面に触れる前に食品に対する刃先の進入を止める必要がある。例えば、魚の鱧を調理する場合においては、表面の皮を残しつつ、骨を細かく切る「骨切り」という処理が行われる。骨切りは、鱧の骨に刃先を入れてから、刃先が皮に到達する前に刃先の進入を止めることにより行われる。
特開2015−2909号公報
しかしながら、食品を完全に切断しないように刃先の位置をコントロールすることは大変である。特に、鱧の骨切りは、職人でも一人前になるには10年かかると言われるほど、高度な技術力が必要であり、容易に行うことができなかった。
そこで、本発明は、熟練の技術を調理者に要求することなく、食品の一部を残しつつ他の部分を容易に切ることができるまな板を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るまな板は、食品が置かれる表面を備えるまな板であって、表面は、底表面が平坦に形成された溝部と、溝部を挟むように隣接し底表面よりも高い位置に隣接表面を有する非溝エリアと、を有する。
この態様によれば、食品を包丁で切る際、食品を溝部に置いてこれを挟むようにして包丁の刃先を非溝エリアに向けておろすと、まな板の表面のうち、非溝エリアのところには包丁の刃先が接触するが、溝部のところでは刃先が溝部の底表面まで到達せず接触しない。すなわち、溝部の底表面と非溝エリアの隣接表面との間の高さの分だけ、溝部上の食品は切断されないことになる。これにより、調理者が刃先の位置を慎重にコントロールしなくとも、食品の一部を残しつつ、他の部分を容易に切ることができる。
溝部は、表面の長手方向に沿って形成されているとよい。これにより、切断せずに残す食品の部分をまな板上で長くとることができるため、長い食品を調理するのに便利となる。
溝部は、表面の略中央部に形成されているとよい。この態様によれば、包丁の刃先のうち切っ先に近い先端部分及び刃元に近い根本部分が接触する部分をまな板の表面上に比較的広く確保することができる。そのため、安定した状態で食品を切ることができる。とりわけ、食品をまな板の真ん中に置いて切るという一般的な調理の仕様の観点からすると、まな板の表面は、溝部及び非溝エリアによって、ほぼ三等分されているとよい。これにより、本発明のまな板を通常のまな板と同じような仕様にさせ得るので、利用者に違和感なく本発明のまな板を使用させることができる。
溝部の深さは、0.3mmであるとよい。この態様によれば、魚、とりわけ鱧を溝部に載置して調理する場合に、容易に骨切りを行うことができる。
本発明のまな板によれば、熟練の技術を調理者に要求することなく、食品の一部を残しつつ他の部分を容易に切ることができる。
実施形態に係るまな板を示す斜視図である。 図1に示すII−II線で切断した断面図である。 図2の断面図において、まな板の溝部に食品を置いて包丁で切ったときの様子を追加した断面図である。
添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
図1に示すように、まな板10は、全体が板状に形成されており、食品が置かれる表面11を備えている。表面11は、平面視、長方形状に形成されている。まな板10の角部及び辺部は、面取りされていてもよい。まな板10は、合成樹脂、金属または木材で形成することができ、表面11には細菌の繁殖を防止するための抗菌加工が施されていてもよい。
表面11は、溝部12及び非溝エリア14A、14Bから構成されている。非溝エリア14A、14Bは、溝部12を挟むようにして、溝部12の両側に隣接している。溝部12及び非溝エリア14A、14Bは、表面11の長手方向に沿って延在している。溝部12は、表面11の略中央部に形成された凹部であり、表面11の長手方向おける一端から他端に亘って形成されている。溝部12は、例えば、平坦に形成した表面11の一部を長手方向に沿って切削することにより形成される。他の方法では、例えば、厚さの異なる板状部材を横並びに接続することにより溝部12を形成してもよい。
非溝エリア14A、14Bは、それぞれ、溝部12の短手方向の一方側と他方側とに位置している。非溝エリア14A、14Bは、溝部12の底表面22aよりも高い位置にそれぞれ隣接表面24A、24Bを有する。底表面22a及び隣接表面24A、24Bは、平坦な面となっている。隣接表面24A、24Bは、溝部12に置かれた食品を包丁で切ったときに、包丁の刃先が接触する面となる。
ここで、まな板10を用いて食品を切る場合、まず、食品を溝部12の底表面22aに置く。その後、刃先がまな板10の短手方向と沿うように包丁を位置させて食品に刃先を入れる。すると、包丁の刃先のうち切っ先に近い先端部分及び刃元に近い根本部分が隣接表面24A、24Bに接触する。他方、刃先のうち先端部分と根本部分との間に位置する中央部分(底表面22aと対向する部分)については、底表面22aに接触しないため、刃先と底表面22aとの間に隙間が生じる。したがって、この隙間に位置する食品の部分については包丁によって切られずに残ることとなる。
図2に示すように、溝部12では、その短手方向における両端に底表面22aと隣接表面24A、24Bとをつなぐ側壁22b、22bが形成されている。側壁22bは、溝部12の深さに相当する高さDを有する。上述のように、まな板10に置いた食品を切る際、溝部12の内部、すなわち、底表面22aから高さD以下に位置する食品部分は包丁により切られることなく残る。そのため、溝部12の高さDの大きさは、切らずに残したい食品部分の厚さに設定することができる。例えば、食品が鱧である場合、骨切りに適した溝部12の高さDは0.25mm〜0.35mmであり、その中でも特に0.3mmが最適である。
溝部12は、短手方向に沿った幅W1を有する。また、非溝エリア14A、14Bは、短手方向に沿った幅W2、W3をそれぞれ有している。幅W1、W2及びW3は、ほぼ等しい大きさである。そのため、まな板10の表面11は、溝部12及び非溝エリア14A、14Bによって、ほぼ三等分されている。
図3を用いて包丁Nで食品Fを切る様子を具体的に説明する。食品Fを溝部12の底表面22aに置く際に、食品Fのうち切らずに残したい部分F1を底表面22a側に向けておく。この状態で食品Fを切る場合、まず、包丁Nの刃先は、食品Fの上側から侵入し、食品Fの下側に向かって移動する。その後、包丁Nの刃先のうち切っ先に近い先端部分及び刃元に近い根本部分がそれぞれ非溝エリア14A、14Bの隣接表面24A、24Bに接触する。刃先が隣接表面24A、24Bに接触した時点で、包丁Nの移動は停止する。この時点において、包丁Nの刃先の中央部分と底表面22aとの間には、溝部12の高さDに相当する隙間30が存在しているので、食品Fのうち、隙間30に位置する部分F1は、包丁Nによって切られず残ったままである。他方、食品Fのうち隣接表面24A、24Bより高い位置にある部分F2は、包丁により切断済みとなっている。
このように、本実施形態のまな板10によれば、隣接表面24A、24Bが包丁Nのストッパーとして機能するため、調理者が包丁Nに対して上側から力を加えた場合であっても、包丁Nの刃先は隣接表面24A、24Bの高さ位置より下側に移動しない。そのため、調理者は繊細な力加減の調整を行うことなく、食品の一部F1を残しつつ、他の部分F2を容易に切ることができる。したがって、熟練の技術がなくとも、鱧の骨切りなどを簡単に行うことができる。
また、溝部12は、表面11の長手方向に沿って形成されているため、切断せずに残す食品の部分をまな板10上で長くとることができ、長い食品を調理するのに便利である。さらに、まな板10の表面11は、溝部12及び非溝エリア14A、14Bによってほぼ三等分され、溝部12は、表面11の略中央部に形成されている。そのため、包丁Nの刃先のうち切っ先に近い先端部分及び刃元に近い根本部分が接触する部分をまな板10の表面11上に比較的広く確保することができ、安定した状態で食品Fを切ることができる。また、食品をまな板10の真ん中に置いて切ることができるので、調理者に対して、通常のまな板と同じような仕様でまな板10を使用させることができる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
例えば、まな板10の形状は上記形状に限られない。例えば、表面11は、面視正方形状や円形状であってもよい。また、溝部12は、表面11の短手方向に沿って形成されてもよいし、表面11の一端から他端に亘る長さで形成されなくてもよい。さらに、溝部12は、まな板10の両面に形成されてもよい。この場合、両面の溝部の深さをそれぞれ異ならせてもよい。そうすることで、食品の種類に合わせた適切な深さの溝部を選択して食品を切ることができる。
10…まな板、11…表面、12…溝部、14A…非溝エリア、14B…非溝エリア、22a…底表面、22b…側壁、24A…隣接表面、24B…隣接表面、30…隙間

Claims (5)

  1. 食品が置かれる表面を備えるまな板であって、
    前記表面は、底表面が平坦に形成された溝部と、前記溝部を挟むように隣接し前記底表面よりも高い位置に隣接表面を有する非溝エリアと、を有する、まな板。
  2. 前記溝部は、前記表面の長手方向に沿って形成されている、請求項1に記載のまな板。
  3. 前記溝部は、前記表面の略中央部に形成されている、請求項1又は2に記載のまな板。
  4. 前記表面は、前記溝部及び前記非溝エリアによって、ほぼ三等分されている、請求項3に記載のまな板。
  5. 前記溝部の深さは、0.3mmである、請求項1から4のいずれか一項に記載のまな板。
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