JP2019202425A - ヤレ位置特定シート生成装置および画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】出力紙上でヤレのある位置を容易に特定可能な合紙を印刷することのできるヤレ位置特定シート生成装置および画像形成システムを提供する。【解決手段】画像形成システムは、印刷された出力紙を読み取って得た画像を解析してヤレの有無、種別、位置を検出し、ヤレを検出した場合にその出力紙(ヤレ紙)より大きい用紙に、ヤレ紙を重ね合わせる位置を示す基準マーク41と、基準マーク41に位置合わせして重ねたヤレ紙の中のヤレ位置を指し示すヤレ位置特定マーク43とを含む画像を印刷するための印刷データを生成し、ヤレ位置特定シートを印刷出力する。【選択図】図6

Description

本発明は、出力紙上のヤレの位置を確認するためのシートの印刷データを生成するヤレ位置特定シート生成装置およびこれを含む画像形成システムに関する。
近年、印刷装置から出力された出力紙の異常を検出する方法として、印刷装置の後段の搬送経路上にスキャナ部を有るヤレ検査装置を設け、印刷された各出力紙を光学的に読み取って得た画像を即座に解析することで、印刷の実行中にリアルタイムに出力紙の異常(ヤレ)を検出する方法がある(たとえば、特許文献1参照)。
ヤレ検査装置で異常の検査された出力紙(ヤレ紙)の情報は、印刷装置の操作パネルに表示される。しかし、商業印刷領域では、大量・高速に印刷が行われるため、印刷装置の運用はオペレータが行い、出力物の仕上がり品質のチェックは検査員が行う、というように分業化されることが多いので、オペレータが操作パネルを使用しているときは、検査員がヤレ紙の情報を操作パネルで確認できない場合があった。
この問題に対して、ヤレ紙の情報を合紙に印刷して排紙することで検査員がいつでもヤレ紙の情報を確認できるようにした印刷システムが提案されている。検査員は、図20に示すような出力紙の山の中から合紙を取り出し、これに印刷されたヤレ紙の情報に基づいて、ヤレ紙とされた出力紙の状態を確認し、該出力紙を取り除くべきかどうかを判断する。
たとえば、合紙に、検出された異常(ヤレ)の位置を示す情報、ヤレの種類、不良ページの抜き取り方法等を印刷する画像形成装置が下記の特許文献2に開示されている。この画像形成装置では、ヤレ位置情報を単に座標で示すと実際の出力紙の中から異常のある場所を特定することが難しいことに鑑みて、図21に示すように、出力紙を読み取って得た画像を縮小したサムネイル画像を合紙に印刷すると共に、このサムネイル画像の上にヤレの発生している箇所を囲む赤丸等のマークを重ねて印刷する。
検査員は、合紙に印刷されたサムネイル画像上でマークのある箇所を確認し、実際の出力紙上でこれらのマークに対応する箇所を見てヤレの状況を判断する。
特開2013−200222号公報 特開2017−202627号公報
サムネイル画像に付加されたマークでおおよその位置を確認して、これに対応する出力紙上のヤレ位置を見つけ出す場合、図22に示すマーク1のように、該マーク1のある場所の近くに特徴的な目標物(この例では窓)があれば、マーク1に対応する出力紙上の位置を該目標物を手掛かりにして比較的容易に特定することができる。しかし、同図のマーク2のように、マーク2のある場所やその周辺に特徴的な目標物が何もなければ、出力紙上でマーク2に対応する位置を絞り込むことは難しく、ヤレの発見が困難になる場合がある。そのため、検査員によるヤレの確認を迅速・正確に行うことが難しくなり、生産性が低下してしまうという問題があった。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、出力紙上でヤレのある位置を容易に特定可能なシートを印刷することのできるヤレ位置特定シート生成装置および画像形成システムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]ヤレ紙に存在する異常の位置情報を含むヤレ情報を取得するヤレ情報取得部と、
所定の用紙に、前記ヤレ紙を重ね合わせる位置を示す基準マークと、前記基準マークに位置合わせして重ねた前記ヤレ紙の中の前記位置情報が示す位置を示すヤレ位置特定マークとを印刷するための印刷データを生成する印刷データ生成部と、
を有する
ことを特徴とするヤレ位置特定シート生成装置。
上記発明では、ヤレ紙を重ね合わせる位置を示す基準マークと、この基準マークに位置合わせして重ねたヤレ紙の中のヤレ位置を示すヤレ位置特定マークとを含む画像を印刷するための印刷データが生成される。ヤレ情報取得部は、外部装置からヤレ情報を取得してもよいし、自ら出力紙を光学的に読み取り、その読取画像を解析してヤレ情報を取得してもよい。
[2]前記ヤレ情報は、前記異常の種類を示す情報を含み、
前記印刷データ生成部は、前記ヤレ情報が示す前記異常の種類に応じて前記ヤレ位置特定マークの種類を切り替える
ことを特徴とする[1]に記載のヤレ位置特定シート生成装置。
上記発明では、ホタル、スジ等の異常の種類に応じて、ヤレ位置特定マークの種類(形態)を切り替える。
[3]前記印刷データ生成部は、前記ヤレ位置特定マークの色を黒に指定した印刷データを生成する
ことを特徴とする[1]または[2]に記載のヤレ位置特定シート生成装置。
上記発明では、ヤレ位置特定マークを黒にすれば、重ねられたヤレ紙を透かしてヤレ位置特定マークが見やすくなる。
[4]前記印刷データ生成部は、前記印刷データに基づく印刷を行わせる画像形成装置の給紙トレイにセットされている用紙の中から前記所定の用紙を選択する際の選択基準の1つとして透光率を含み、透光率がより高い用紙を優先する
ことを特徴とする[1]乃至[3]のいずれか1つに記載のヤレ位置特定シート生成装置。
上記発明では、ヤレ位置特定マークが印刷される用紙の選択基準の1つとして用紙の透光率を採用する。透光率が高い用紙を優先的に選択する。透光率が高い用紙を使えば、この用紙をその手前に重ねたヤレ紙を透かして見たときにヤレ位置特定マークが見やすくなる。
[5]前記印刷データ生成部は、坪量が少ないほど透光率が高く、かつ、透明シートは最も坪量が少ない用紙より透光率が高いとして前記選択を行う
ことを特徴とする[4]に記載のヤレ位置特定シート生成装置。
上記発明では、透明シートは最も透光率が高い用紙として扱い、不透明な用紙は坪量が少ないほど透光率が高いものとして扱う。
[6]前記印刷データ生成部は、前記印刷データに基づく印刷を行わせる画像形成装置の給紙トレイにセットされている用紙の中から前記所定の用紙を選択する際の選択基準の1つとして用紙のサイズを含み、前記ヤレ紙を超えるサイズの用紙を優先する
ことを特徴とする[1]乃至[5]のいずれか1つに記載のヤレ位置特定シート生成装置。
上記発明では、ヤレ位置特定マークが印刷される用紙の選択基準の1つとして用紙のサイズを採用する。ヤレ位置特定マークが印刷される用紙としてヤレ紙より大きいサイズの用紙を使用すれば、出力物の束の中からこの用紙を容易に見つけ出すことができる。
[7]前記印刷データ生成部は、前記所定の用紙の選択をユーザから受け付ける
ことを特徴とする[1]乃至[3]のいずれか1つに記載のヤレ位置特定シート生成装置。
[8]前記基準マークは、前記ヤレ紙の角部を位置合わせするものであり、
前記印刷データ生成部は、前記ヤレ紙が有する複数の角部の中から前記基準マークに位置合わせする一の角部を選択する際に、前記一の角部が位置合わせされる基準マークと前記ヤレ位置特定マークとが前記所定の用紙に収まるように、前記一の角部を選択する
ことを特徴とする[1]乃至[7]のいずれか1つに記載のヤレ位置特定シート生成装置。
上記発明では、所定の用紙がヤレ紙より小さい場合には、ヤレ紙の一の角部を基準マークに位置合わせしたとき、ヤレ位置特定マークがこの用紙に収まらない場合が生じ得る。そこで、一の角部が位置合わせされる基準マークとヤレ位置特定マークとが所定の用紙に収まるように、一の角部を選択する。たとえば、ヤレ位置に最も近い角部を選択すればよい。
[9]前記印刷データ生成部は、前記所定の用紙に前記ヤレ紙を重ねたときの前記ヤレ紙の排紙方向を示す排紙方向マークがさらに印刷されるように前記印刷データを生成する
ことを特徴とする[1]乃至[8]のいずれか1つに記載のヤレ位置特定シート生成装置。
上記発明では、ヤレ紙とヤレ位置特定マークが印刷された用紙とを重ね合わせる際の向きを、排紙方向マークによって特定することができる。
[10]前記印刷データ生成部は、前記所定の用紙と前記ヤレ紙が同一サイズの場合は前記基準マークを印刷しない
ことを特徴とする[1]乃至[9]のいずれか1つに記載のヤレ位置特定シート生成装置。
上記発明では、ヤレ紙とヤレ位置特定マークが印刷された用紙のサイズが同じ場合は、用紙の角で位置合わせすればよい。
[11]前記印刷データ生成部は、前記ヤレ位置特定マークとして、前記基準マークに位置合わせして重ねた前記ヤレ紙の中の前記位置情報が示す位置もしくはその脇を通る線分と、前記線分の少なくとも一方側で前記位置情報が示す位置を指し示す指示マークが印刷される印刷データを生成する
ことを特徴とする[1]乃至[10]のいずれか1つに記載のヤレ位置特定シート生成装置。
上記発明では、ヤレ紙の透光度が低い場合には、ヤレ紙を透かしてヤレ位置特定マークが見えない場合が生じる。そこで、ヤレ位置もしくはその脇を通る線分と、この線分の少なくとも一方側でヤレ位置を指し示す矢印等の指示マークをヤレ位置特定マークとして印刷する。ヤレ位置特定マークが印刷された用紙を線分の所で折り曲げたものを、ヤレ紙の上に基準マークで位置合わせして重ねれば、指示マークが指し示す先にヤレを発見することができる。
[12]前記印刷データ生成部は、前記ヤレ紙の透光率が基準値以下の場合に、前記ヤレ位置特定マークとして前記線分と前記指示マークを選択する
ことを特徴とする[11]に記載のヤレ位置特定シート生成装置。
[13]前記ヤレ情報取得部は、
印刷された用紙を光学的に読み取る読取部と、
前記読取部で前記用紙を光学的に読み取って得た読み取り画像を解析して前記用紙に存在する異常を検出して前記ヤレ情報を取得する異常検出部と、
を有する
ことを特徴とする[1]乃至[12]のいずれか1つに記載のヤレ位置特定シート生成装置。
[14][13]に記載のヤレ位置特定シート生成装置と、
前記ヤレ位置特定シート生成装置によって生成された印刷データに基づいて前記所定の用紙に印刷する画像形成装置と、
を有する
ことを特徴とする画像形成システム
[15]前記読取部は、前記画像形成装置から出力された用紙の搬送経路上に設けられたものである
ことを特徴とする[14]に記載の画像形成システム。
本発明に係るヤレ位置特定シート生成装置および画像形成システムによれば、出力紙上でヤレのある位置を容易に特定可能なシートを印刷することができ、検査の効率を高めることができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成システムを示す図である。 読取部の構成例を示す図である。 画像形成システム3の概略構成を示すブロック図である。 ヤレ情報保存部に保存されたヤレ情報の一例を示す図である。 基準マークとしての十字型のトンボの画像をヤレ紙の4隅の角位置に合成した例を示す図である。 基準マークと環状のヤレ位置特定マークを配置したヤレ位置特定シートの一例を示す図である。 汚れ(ホタル)とこれを囲む環状のヤレ位置特定マークの位置、サイズ、形状を示す図である。 ヤレ種別がスジの場合のヤレ位置特定シートの一例を示す図である。 基準マークに位置合わせしてヤレ紙とヤレ位置特定シートを重ね合わせた後に線状のヤレ位置特定マークに沿ってヤレ位置特定シートを折り曲げた状態を示す図である。 印刷されるべき本来の位置にトンボが印刷された正常な出力紙と、本来の位置から位置ズレしてトンボが印刷されたヤレ紙を対比して示す図である。 基準マークと正常位置トンボが描画されたヤレ位置特定シートの一例を示す図である。 図画像形成部11に示すヤレ位置特定シートにヤレ紙を重ねた状態を示す図である。 ヤレ紙の左上の角を基準マークに位置合わせした場合にヤレ位置特定マークがヤレ位置特定シートの領域外になる場合の例を示す図である。 位置合わせの基準をヤレ紙の右上角に変更することでヤレ位置特定マークがヤレ位置特定シートの中に入った例を示す図である。 ヤレ位置特定マークを折り曲げ線と指示マークとした例を示す図である。 折り曲げ線に沿って折り曲げたヤレ位置特定シートをヤレ紙の上に重ね合わせた状態を示す図である。 ヤレ検査装置が行う処理を示す流れ図である 図17の続きの処理を示す流れ図である。 用紙選択処理を示す流れ図である。 合紙を含む出力物の山の一例を示す図である。 出力画像を縮小したサムネイル画像を含む合紙の一例を示す図である。 目標物の有無によりヤレの発見の難易度が左右される例を示す図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成システム3を示している。画像形成システム3は、給紙ユニット5と、画像形成装置10と、ヤレ位置特定シート生成装置としてのヤレ検査装置20と、スタッカ装置7等をカスケード接続して構成される。
給紙ユニット5は記録紙、透明シート(フィルム)、布などの記録材(以下、用紙とする)を収納する給紙トレイを複数備えており、指定された給紙トレイに収納されている用紙を繰り出して画像形成装置10に向けて搬送する機能を果たす。
画像形成装置10は、給紙ユニット5もしくは自装置が有する給紙トレイから繰り出して搬送される用紙に画像を形成して後段のヤレ検査装置20へ送り出す。
画像形成装置10は、無端で環状に掛け渡された中間転写ベルト11aと、この中間転写ベルト11aに沿って配置されたC,M,Y,K各色の像形成ユニット11bを備え、像形成ユニット11bによって中間転写ベルト11a上にC,M,Y,K各色のトナー像を重畳してフルカラーのトナー像を形成する。そして、画像形成装置10は、給紙トレイから搬送されてきた用紙に中間転写ベルト11a上に形成したトナー像を2次転写位置Dで転写し、さらに定着器11cで用紙に熱定着させた後、該用紙を後段の装置へ送り出す。画像形成装置10は、上記のようなタンデム式の電子写真方式のものに限定されず、用紙に画像を形成する方式は任意でよい。
ヤレ検査装置20は、画像形成装置10から搬送されて来た用紙(出力紙)を後段のスタッカ装置7に向けて搬送する共に搬送中の用紙を読取部23で光学的に読み取って画像を取得し、この画像を解析して出力紙の異常(ヤレ)を検出する。異常のある出力紙をヤレ紙とする。ヤレ検査装置20は、ヤレ紙毎に、そのヤレ紙に存在する異常の位置を特定可能な画像が印刷されたシート(ヤレ位置特定シート)を印刷するための印刷データを生成する機能を果たす。
ヤレ位置特定シートには、ヤレ紙を重ね合わせる位置を示す基準マークと、基準マークに位置合わせして重ねたヤレ紙の中のヤレ位置を示すヤレ位置特定マークが印刷される。基準マークに位置合わせしてヤレ位置特定シートにヤレ紙を重ね合わせて透かして見れば、ヤレ位置特定マークがヤレ紙にあるヤレを指し示すので、検査員はヤレ紙上でヤレ位置を容易に認識することができる。
スタッカ装置7は、ヤレ検査装置20から送られて来る用紙を積み重ねて保持する。積み重ねられた用紙は検査台等に移動され、検査員によって検査される。
図2は、ヤレ検査装置20が備える読取部23の構成例を示している。読取部23は用紙の両面を1パスで読み取るため、用紙の表面を読み取るラインイメージセンサ23aと、用紙の裏面を読み取るラインイメージセンサ23bが、用紙搬送方向に距離を置いて配置されている。各ラインイメージセンサ23a、23bの前後には、用紙を保持、搬送するための搬送ローラが設けてある。
ラインイメージセンサ23a、23bは搬送路上の特定箇所に固定されており、これらの読み取り位置に対して、搬送される用紙が相対移動することで該用紙の表裏および用紙周辺の背景がラインイメージセンサ23a、23bによって読み取られる。用紙の搬送方向を副走査方向、用紙上でこれに直交する方向を主走査方向とする。読取部23は、副走査方向に搬送される用紙に対して主走査方向のライン単位の読み取りを繰り返すことで用紙を二次元に読み取る。
図3は、画像形成システム3の概略構成を示すブロック図である。画像形成装置10は、前述の画像形成部11および画像形成装置10全体の動作を制御するジョブ制御部13を有する。ジョブ制御部13は、CPU(Central Processing Unit)、記憶部、画像処理部、通信部などで構成される。ジョブ制御部13には、操作画面、設定画面等の表示およびユーザから各種の操作の受け付ける機能を果たす操作パネル14が接続されている。
ヤレ検査装置(ヤレ位置特定シート生成装置)20は、ヤレ紙情報取得部21と印刷データ生成部22を備えて構成される。ヤレ紙情報取得部21は、読取部23と、読取画像バッファ24と、ヤレ検出部25と、ヤレ情報保存部26を備えている。
読取部23から出力された読取画像は読取画像バッファ24に入力されて一時的に記憶される。ヤレ検出部25は、読取画像バッファ24に一時記憶されている読取画像を読み出して解析し、該読取画像に対応する出力紙に異常があるか否かを判断する。ヤレ検出部25は、読取画像と、事前に登録されている正解画像を比較して異常(ヤレ)を検出する。ヤレ検出部25は、ヤレのある出力紙(ヤレ紙)を検出した場合には、そのヤレ紙に関する各種の情報(ヤレ情報)を生成してヤレ情報保存部26に保存すると共に、印刷データ生成部22に対してヤレ位置特定シートを印刷するための印刷データの生成を指示する。
図4は、ヤレ情報保存部26に保存されたヤレ情報の一例を示す。ヤレ情報は、スタッカに積載した用紙群の中でのヤレ紙の位置(上から何シート目、およびヤレがそのシートの表裏いずれにあるかを示す)、用紙サイズ、ヤレ種別、ヤレ位置などの情報で構成される。ヤレ種別には、ホタル(点状に現れる濃度ムラ)、スジ(線状に現れる濃度ムラ)、表裏位置ズレなどがある。
ヤレ位置は、用紙の左上を原点としたXY座標で表される。点状のホタルの場合は、その中心位置の座標と中心位置から最も離れた箇所の座標で示される。スジの場合は始端と終端の座標で示される。表裏ズレの場合は表裏のズレ量が示される。
図3に戻って説明を続ける。印刷データ生成部22は、ヤレ検出部25から印刷データの生成指示を受けると、ヤレ情報保存部26に保存されているヤレ情報に基づいて、ヤレ位置特定シートを印刷するための印刷データを生成する。
印刷データ生成部22は、用紙選択部27、マーク設定部28、画像合成部29の機能を備えている。用紙選択部27は、ヤレ位置特定シートの印刷に使用する用紙を選択する。ここでは、画像形成装置10の給紙トレイ(給紙ユニット5を含む)にセットされている用紙の中から、ヤレ位置特定シートの印刷に適した用紙を選択する。
マーク設定部28は、用紙選択部27が選択した用紙に印刷するヤレ位置特定マークの種類をヤレの種別に応じて設定する。ヤレ位置特定マークの色は黒がデフォルト色である。他の色としてもよいが、透かしたときに黒が最もコントラストが付いて見やすくなる。
画像合成部29は、用紙選択部27が選択した用紙に所定の基準マークとマーク設定部28が設定した種類のヤレ位置特定マークを含む画像を印刷するための印刷データを生成する。印刷データ生成部22は画像合成部29が生成した印刷データとこの印刷データに基づく割り込み印刷の実行指示を画像形成装置10のジョブ制御部13に転送する。画像形成装置10はヤレ検査装置20から転送された印刷データに基づいてヤレ位置特定シートを割り込み印刷として直ちに出力する。
ヤレ検査装置20はCPUを備えており、記憶部に記憶されたプログラムに従ってCPUが動作し、各部を制御することによってヤレ検査装置20としての機能が実現される。
次に、ヤレ検査装置20の印刷データ生成部22がヤレ位置特定シートの印刷データを生成する工程について説明する。
<用紙選択>
用紙選択部27は、画像形成装置10の給紙トレイにセットされて使用可能な用紙の情報を取得し、それらの中から、ヤレ位置特定シートの印刷に使用する用紙を選択する。用紙を選択する際の選択基準の1つとして用紙の透光率がある。透光率がより高い用紙を優先的に選択する。なお、坪量が少ないほど透光率が高く、かつ、透明シートは最も坪量が少ない不透明な用紙より透光率が高いものとする。
さらに、用紙を選択する際の選択基準の1つとして用紙のサイズがある。用紙選択部27は、ヤレ紙を超えるサイズの用紙を優先的に選択する。このほか用紙選択部27は、用紙の選択をユーザから受け付ける機能も備える。
透光率と用紙サイズのいずれを優先的な選択基準にするかは任意に選べばよい。ここでは、用紙選択部27は、画像形成装置10の給紙トレイにセットされている用紙の中から、用紙サイズがヤレ紙の用紙サイズより大きいものをまず候補に絞り込み、この候補の中で坪量が最小の用紙をヤレ位置特定用紙の印刷に使用する用紙に選択する。なお、候補の中にOHPシートのような透明シートがあれば、これを最優先で選択する。用紙選択の方法はこれに限定されるものではない。
<基準マークの生成>
選択された用紙に対して、ヤレ紙を重ね合わせる際の位置合わせの基準となる基準マーク41の画像をヤレ位置特定シートに印刷する画像データに合成する。ここでは、基準マークとして十字型のトンボを使用する。図5は、ヤレ紙と、選択された用紙に基準マークとしての十字型のトンボをヤレ紙の4隅の角の位置に合成した例を示している。
<ヤレ位置特定マークの生成>
ヤレ位置特定シートに形成される左上の基準マーク(トンボの中央)の位置を座標(0.0)として、ヤレ情報のヤレ位置が示す座標に、ヤレ種別に応じた種類のヤレ位置特定マークの画像をヤレ位置特定シートに印刷する画像データに追加合成する。具体的にはヤレ種別毎に以下のようになる。
(a)ヤレ種別がホタルの場合
図6に示すように、基準マーク41に位置合わせしてヤレ紙をヤレ位置特定シートに重ねたときに、そのヤレ紙にあるヤレ(ホタル)を取り囲むように環状のヤレ位置特定マーク43を合成する。図6の例は、ヤレ紙の中でのヤレ位置は(120,110)の座標位置にあるので、ヤレ位置特定シートの左上の基準マーク41(トンボの中心)を(0,0)とした座標上で(120,110)の位置を中心とした環状のヤレ位置特定マーク43を合成する。
ここでは、図7に示すように、汚れ(ホタル)の中心を中心とし、この汚れの中心と該中心から最も遠い汚れの箇所までの距離を半径とする円を、環状のヤレ位置特定マーク43として描画する。なお、このようにして求めた半径が、予め設定した最小値以下の場合は、その予め設定した最小値を環状のヤレ位置特定マーク43の半径とする。最小値は、固定値でもよいし、ユーザにより設定変更可能としてもよい。
(b)ヤレ種別がスジの場合
図8に示すように、ヤレ紙にあるスジの始端と終端をそれぞれ始端・終端とする線分45をヤレ位置特定マークとして描画する。図9に示すように、ユーザは、基準マーク41に位置合わせしてヤレ紙とヤレ位置特定シートを重ね合わせた後、線状のヤレ位置特定マーク45に沿ってヤレ位置特定シートを折り曲げると、その箇所にスジを発見することができる。なお、折り曲げてからヤレ紙と重ねてもよい。
(c)ヤレ種別が表裏位置ズレの場合
図10は、印刷されるべき本来の位置にトンボが印刷された正常な出力紙と、本来の位置から位置ズレしてトンボが印刷されたヤレ紙を示している。ヤレ位置特定シートには、図11に示すように、基準マーク41と、この基準マーク41に対して本来の位置にヤレ位置特定マークとしてのトンボ(正常位置トンボ47)を描画する。
図12は、図11のヤレ位置特定シートに図10の位置ズレしたヤレ紙を重ね合わせた状態を示している。ユーザは、基準マーク41に合わせてヤレ位置特定用紙の上にヤレ紙を重ねて透かして見ると、正常位置トンボ47とヤレ紙上のトンボ46との位置ズレにより、ヤレ紙に生じた位置ズレ量を認識することができる。
なお、ヤレ検出部25は、設定値以上の表裏位置ズレが生じていない場合はヤレとして検出せず、正常な出力紙として扱う。したがって、ヤレ位置特定シートは印刷されない。
以上のようにして印刷データの生成処理が完了すると、印刷データ生成部22は直ちにこの印刷データとこれを割り込み印刷する指示を画像形成装置10のジョブ制御部13に転送する。これを受けた画像形成装置10は転送されてきた印刷データに基づいてヤレ位置特定シートを割り込み印刷として直ちに出力する。検査員は、印刷されたヤレ位置特定シートとヤレ紙とされた出力紙を基準マーク41で位置合わせして重ね合わせる。そして、これを透かして見たり、線状のヤレ位置特定マーク45に沿ってヤレ位置特定シートを折り曲げたりして、ヤレ紙上のヤレを発見し、ヤレ紙とされた出力紙を取り除くべきか等を判断する。
なお、ヤレ位置特定マークの色はデフォルトで黒にされる。
次に、本発明の各種の変形例について説明する。
(1)ヤレ検査装置20を画像形成装置10の後段に接続せずに別体とし、かつヤレ検査装置20の読取部23を原稿台にセットされた用紙を読み取る方式とし、画像形成装置10で印刷された出力紙を上記の原稿台にユーザがセットし、これを順次読み取る、といった構成としてもよい。
(2)ヤレ位置特定シートとする用紙については、サイズ、坪量、透明シートか否かに係らず、ユーザが任意に選択できるようにしてもよい。たとえば、ユーザからの選択操作を画像形成装置10の操作パネル14で受けたり、通信により外部装置から受けたりするようにしてもよい。
(3)ヤレ位置特定シートの用紙サイズがヤレ紙より小さい場合への対応
上記(2)の場合、ヤレ紙より小さい用紙がヤレ位置特定シートに選択されることがある。このとき、図13に示すように、ヤレ紙の左上の角を基準マーク41に位置合わせすると、ヤレ位置特定マーク43を描画すべき位置がヤレ位置特定用紙の外になってしまうことがある。そのような場合は、ヤレ紙の4つの角のうち、ヤレ位置に最も近い角を自動判別し、その角に合わせて基準マーク41とヤレ位置特定マークを描画する。
図14に示す例では、ヤレの位置に最も近い角は右上なので、ヤレ位置特定シートには、ヤレ紙の右上の角を位置合わせするための基準マーク41を描画し、この基準マーク41にヤレ紙を位置合わせした時のヤレの位置に、ヤレ位置特定マーク43を描画してある。なお、ヤレ位置特定シートに使用する用紙を自動選択した場合にその用紙のサイズがヤレ紙より小さい場合も同様にすればよい。
なお、左上の角部を優先することなく、適切な任意の角部を最初から選択するように構成してもよい。すなわち、ヤレ紙が有する複数の角部の中から基準マークに位置合わせする一の角部を選択する際に、該一の角部が位置合わせされる基準マークとヤレ位置特定マークとが用紙に収まるように、一の角部を選択してもよい。具体的には、ヤレ位置に最も近い角部を選択すればよい。
(4)ヤレ紙の透光性が低い場合
ヤレ紙の透光性が低いと、ヤレ位置特定シートの上にヤレ紙を重ね合わせても、ヤレ位置特定マークが透けて見えない若しくは見難い。そこで、ヤレ紙の透光性が基準値以下の場合には、図15に示すように、ヤレ位置特定マークを、折り曲げ箇所を示す折り曲げ線51と、矢印等の指示マーク52で構成する。折り曲げ線51は、基準マークに位置合わせして重ねたヤレ紙の中のヤレ位置もしくはその脇を通る線分であり、指示マーク52は、この線分の少なくとも一方側で位置情報が示すヤレ位置を指し示すマークである。ここでは、折り曲げ線51をヤレ位置の脇を通る線分とし、指示マーク52は折り曲げ線51を挟んでヤレ位置の反対側からヤレ位置を指し示す矢印等のマークとする。矢印の先に折り曲げ線51が位置するようにする。
図16に示すように、ヤレ位置特定シートを折り曲げ線51に沿って折り曲げた後、ヤレ紙の上にこの折り曲げたヤレ位置特定シートを重ね合わせると、指示マーク52がヤレ紙上のヤレを直接的に指し示すことになる。
なお、折り曲げ線51がヤレの脇ではなくヤレのある場所を通る場合には、指示マーク52を折り曲げ線51の両側に設けてもよい。どちらに折り曲げても対応可能になる。
(5)ヤレ位置特定シートには、ヤレ紙の排紙方向を示す矢印等のマーク(排紙方向マーク)をさらに印刷するようにしてもよい。ヤレ紙とヤレ位置特定シートとを重ね合わせる向きを間違えることが防止される。
(6)ヤレ紙とヤレ位置特定シートの用紙サイズが同一の場合には、ヤレ位置特定シートに基準マーク41を印刷しないようにしてもよい。この場合、ヤレ紙の角とヤレ位置特定シートの角で位置合わせすればよい。
次に、ヤレ検査装置20が行う処理を流れ図に基づいて説明する。
図17、図18は、ヤレ検査装置20が行う処理を示す流れ図である。ヤレ検査装置20は、画像形成装置10から排出されてスタッカ装置7へ向かう印刷された出力紙を読取部23で光学的に読み取り(ステップS101)、その読取画像を解析して異常(ヤレ)を検出する(ステップS102)。
異常(ヤレ)が検出されなければ(ステップS103;No)、本処理を終了する。
異常(ヤレ)が検出された場合は(ステップS103;Yes)、ヤレ位置、ヤレ種別、ヤレ紙の用紙サイズなどのヤレ情報を取得する(ステップS104)。
次に、後述する用紙選択処理を行って(ステップS105)、ヤレ位置特定シートに使用する用紙を決定する。
次に、検出された異常(ヤレ)の種別を判断し、検出された異常が表裏位置ズレの場合は(ステップS106;Yes)、ヤレ位置特定シートに印刷すべきヤレ位置特定マークを正常位置トンボ47に設定して(ステップS107)、図18のステップS113に移行する。
検出された異常(ヤレ)がスジならば(ステップS106;No、S108:スジ)、ヤレ位置特定シートに印刷すべきヤレ位置特定マークを線状のヤレ位置特定マーク45に設定して(ステップS109)、図18のステップS113に移行する。
検出された異常(ヤレ)がホタルならば(ステップS106;No、S108:ホタル)、ヤレ紙の透光度が基準値以上か否かを判断する。ヤレ紙の透光度が基準値以上ならば(ステップS110;Yes)、ヤレ位置特定シートに印刷すべきヤレ位置特定マークを環状のヤレ位置特定マーク43に設定して(ステップS109)、図18のステップS113に移行する。ヤレ紙の透光度が基準値未満ならば(ステップS110;No)、ヤレ位置特定シートに印刷すべきヤレ位置特定マークを折り曲げ線51と指示マーク52に設定して(ステップS112)、図18のステップS113に移行する。
ステップS113では、ステップS105で選択されたヤレ位置特定シートに使用する用紙のサイズがヤレ紙の用紙サイズ以上か否を判断する。ヤレ位置特定シートがヤレ紙の用紙サイズ以上ならば(ステップS113;Yes)、選択された用紙に、ヤレ紙の四隅の位置となる4つの基準マーク41と、設定されたヤレ位置特定マークとを配置した画像を印刷するための印刷データを生成する(ステップS114)。なお、ヤレ位置特定シートとヤレ紙が同一サイズの場合は、基準マーク41を描画しない印刷データを生成する。
その後、生成した印刷データとこれを割り込みで印刷する指示とを画像形成装置10に転送して(ステップS120)、本処理を終了する。
ヤレ位置特定シートがヤレ紙の用紙サイズ未満の場合は(ステップS、113;No)、ヤレ紙が有する4つの角部のうち、どの角部を位置合わせ用の角部にするかを設定する。具体的には、異常(ヤレ)の種別が表裏位置ズレであれば(ステップS115;Yes)、左上の角を指定して(ステップS117)、ステップS119へ移行する。異常(ヤレ)の種別が表裏位置ズレでなく、ホタルかスジであれば(ステップS115;No)、左上の角部で位置合わせした場合にヤレ位置が用紙内に収まるか否かを判断する(ステップS116)。
左上の角部で位置合わせしてヤレ位置(ヤレ位置特定マーク)が用紙内に収まるならば(ステップS116;Yes)、左上の角部を指定して(ステップS117)、ステップS119へ移行する。左上の角部で位置合わせするとヤレ位置(ヤレ位置特定マーク)が用紙内に収まらない場合は(ステップS116;No)、ヤレ位置(ヤレ位置特定マーク)が用紙内に収まる他の角部を指定(ここではヤレ位置に最も近い角部を指定)して(ステップS118)、ステップS119へ移行する。
ステップS119では、ステップS117もしくはS118で指定された角部に対応する基準マーク41と、ステップS107、109、112のいずれかで設定された種類のヤレ位置特定マークとを配置した画像を印刷するための印刷データを生成する。その後、生成した印刷データとこれを割り込みで印刷する指示とを画像形成装置10に転送して(ステップS120)、本処理を終了する。
次に、用紙選択処理(図17のステップS105)の詳細を図19に示す流れ図に基づいて説明する。
ヤレ検査装置20は、画像形成装置10の各給紙トレイ(給紙ユニット5が接続されている場合はこれを含む)にセットされている用紙の用紙情報を取得する(ステップS201)。用紙情報には、用紙のサイズ、坪量、用紙種類(OHPシートなどの透明シートか、特殊紙等)などが含まれる。
ステップS201で用紙情報を取得した用紙の中に、ヤレ紙の用紙サイズ以上の用紙がある否かを判断し(ステップS202)、ヤレ紙以上のサイズの用紙があれば(ステップS202;Yes)それらを用紙の候補に設定する(ステップS203)。なお、ヤレ紙より大きいサイズの用紙があれば、ヤレ紙より大きいサイズの用紙のみを候補としてもよい。
一方、ヤレ紙以上のサイズの用紙がなければ(ステップS202;No)、すべての用紙を候補に設定する(ステップS204)。そして、ステップS203もしくはS204で候補に設定した用紙の中に透明シートがあれば(ステップS205;Yes)、その透明シートをヤレ位置特定シートに使用する用紙に選択して(ステップS207)本処理を終了する。
候補の中に透明シートがなければ(ステップS205;No)、候補の中で最小坪量の用紙を選択して(ステップS206)本処理を終了する。
なお、用紙の指定をユーザから受けた場合はその用紙を採用する。また、ヤレ紙以上のサイズの用紙がない場合(ステップS202;No)用紙の選択基準として、サイズ優先と透光性優先を選択可能とし、サイズ優先の場合は、使用可能な用紙の中で最もサイズの大きい用紙を選択し、透光性優先の場合は、透明シートがあればそれを選択し、透明シートがなければ最小坪量の用紙を選択するように構成してもよい。
以上、本発明の実施の形態および変形例を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
図17〜図20に示す流れ図は処理の一例であり、これに限定されるものではない。用紙サイズや透光性の選択基準を任意に組み合わせて用紙を選択してもよい。
3…画像形成システム
5…給紙ユニット
7…スタッカ装置
10…画像形成装置
11…画像形成部
11a…中間転写ベルト
11b…像形成ユニット
11c…定着器
13…ジョブ制御部
14…操作パネル
20…ヤレ検査装置
21…ヤレ紙情報取得部
22…印刷データ生成部
23…読取部
23a、23b…ラインイメージセンサ
24…読取画像バッファ
25…ヤレ検出部
26…ヤレ情報保存部
27…用紙選択部
28…マーク設定部
29…画像合成部
41…基準マーク
43…環状のヤレ位置特定マーク
45…線状のヤレ位置特定マーク
46…ヤレ紙上のトンボ
47…正常位置トンボ
51…折り曲げ線
52…指示マーク

Claims (15)

  1. ヤレ紙に存在する異常の位置情報を含むヤレ情報を取得するヤレ情報取得部と、
    所定の用紙に、前記ヤレ紙を重ね合わせる位置を示す基準マークと、前記基準マークに位置合わせして重ねた前記ヤレ紙の中の前記位置情報が示す位置を示すヤレ位置特定マークとを印刷するための印刷データを生成する印刷データ生成部と、
    を有する
    ことを特徴とするヤレ位置特定シート生成装置。
  2. 前記ヤレ情報は、前記異常の種類を示す情報を含み、
    前記印刷データ生成部は、前記ヤレ情報が示す前記異常の種類に応じて前記ヤレ位置特定マークの種類を切り替える
    ことを特徴とする請求項1に記載のヤレ位置特定シート生成装置。
  3. 前記印刷データ生成部は、前記ヤレ位置特定マークの色を黒に指定した印刷データを生成する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のヤレ位置特定シート生成装置。
  4. 前記印刷データ生成部は、前記印刷データに基づく印刷を行わせる画像形成装置の給紙トレイにセットされている用紙の中から前記所定の用紙を選択する際の選択基準の1つとして透光率を含み、透光率がより高い用紙を優先する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載のヤレ位置特定シート生成装置。
  5. 前記印刷データ生成部は、坪量が少ないほど透光率が高く、かつ、透明シートは最も坪量が少ない用紙より透光率が高いとして前記選択を行う
    ことを特徴とする請求項4に記載のヤレ位置特定シート生成装置。
  6. 前記印刷データ生成部は、前記印刷データに基づく印刷を行わせる画像形成装置の給紙トレイにセットされている用紙の中から前記所定の用紙を選択する際の選択基準の1つとして用紙のサイズを含み、前記ヤレ紙を超えるサイズの用紙を優先する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載のヤレ位置特定シート生成装置。
  7. 前記印刷データ生成部は、前記所定の用紙の選択をユーザから受け付ける
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載のヤレ位置特定シート生成装置。
  8. 前記基準マークは、前記ヤレ紙の角部を位置合わせするものであり、
    前記印刷データ生成部は、前記ヤレ紙が有する複数の角部の中から前記基準マークに位置合わせする一の角部を選択する際に、前記一の角部が位置合わせされる基準マークと前記ヤレ位置特定マークとが前記所定の用紙に収まるように、前記一の角部を選択する
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1つに記載のヤレ位置特定シート生成装置。
  9. 前記印刷データ生成部は、前記所定の用紙に前記ヤレ紙を重ねたときの前記ヤレ紙の排紙方向を示す排紙方向マークがさらに印刷されるように前記印刷データを生成する
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1つに記載のヤレ位置特定シート生成装置。
  10. 前記印刷データ生成部は、前記所定の用紙と前記ヤレ紙が同一サイズの場合は前記基準マークを印刷しない
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1つに記載のヤレ位置特定シート生成装置。
  11. 前記印刷データ生成部は、前記ヤレ位置特定マークとして、前記基準マークに位置合わせして重ねた前記ヤレ紙の中の前記位置情報が示す位置もしくはその脇を通る線分と、前記線分の少なくとも一方側で前記位置情報が示す位置を指し示す指示マークが印刷される印刷データを生成する
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1つに記載のヤレ位置特定シート生成装置。
  12. 前記印刷データ生成部は、前記ヤレ紙の透光率が基準値以下の場合に、前記ヤレ位置特定マークとして前記線分と前記指示マークを選択する
    ことを特徴とする請求項11に記載のヤレ位置特定シート生成装置。
  13. 前記ヤレ情報取得部は、
    印刷された用紙を光学的に読み取る読取部と、
    前記読取部で前記用紙を光学的に読み取って得た読み取り画像を解析して前記用紙に存在する異常を検出して前記ヤレ情報を取得する異常検出部と、
    を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1つに記載のヤレ位置特定シート生成装置。
  14. 請求項13に記載のヤレ位置特定シート生成装置と、
    前記ヤレ位置特定シート生成装置によって生成された印刷データに基づいて前記所定の用紙に印刷する画像形成装置と、
    を有する
    ことを特徴とする画像形成システム。
  15. 前記読取部は、前記画像形成装置から出力された用紙の搬送経路上に設けられたものである
    ことを特徴とする請求項14に記載の画像形成システム。
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