JP2019201264A - 画像処理装置、画像処理プログラム及び画像処理方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、表面の表示用画像と裏面の表示用画像を生成し、その両方を表示可能とした画像処理装置、画像処理プログラム及び画像処理方法を提供することを目的としている。
請求項1の発明は、印刷データを含み、透明な記録媒体に対して裏刷りを行うことが指定された印刷ジョブを受け付ける受付手段と、前記印刷ジョブに含まれる前記印刷データに基づき、印刷された後の記録媒体の表面の表示用画像と裏面の表示用画像を生成する生成手段と、前記生成手段によって生成された表面の表示用画像と裏面の表示用画像を表示可能とする表示手段を有する画像処理装置である。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係、ログイン等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態にしたがって、又はそれまでの状況・状態にしたがって定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。また、「A、B、C」等のように事物を列挙した場合は、断りがない限り例示列挙であり、その1つのみを選んでいる場合(例えば、Aのみ)を含む。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
図6は、印刷ジョブテーブル600のデータ構造例を示す説明図である。印刷ジョブテーブル600は、印刷ジョブID欄605、印刷ジョブ名欄610、所有者欄615、頁数欄620、部数欄625、記録媒体サイズ欄630、表刷り/裏刷り欄635、印刷データ欄640、指定色材欄645、記録媒体欄650等を有している。印刷ジョブID欄605は、本実施の形態において、印刷ジョブを一意に識別するための情報(印刷ジョブID:IDentification)を記憶している。印刷ジョブ名欄610は、その印刷ジョブ名を記憶している。所有者欄615は、その印刷ジョブの所有者を記憶している。なお、ここでの所有者とは、印刷ジョブによって印刷される印刷物の所有者である。印刷ジョブを依頼した者であってもよい。頁数欄620は、その印刷ジョブにおける文書の頁数を記憶している。部数欄625は、その印刷ジョブにおける印刷部数を記憶している。記録媒体サイズ欄630は、記録媒体のサイズ(A4等)を記憶している。表刷り/裏刷り欄635は、表刷りであるか裏刷りであるかの情報を記憶している。印刷データ欄640は、印刷データを記憶している。印刷データとして、例えば、PDF(Portable Document Format)、画像データ等であってもよい。指定色材欄645は、その印刷ジョブを印刷する画像形成装置190で使用する色材の指定を記憶している。指定色材欄645では、(1)印刷で使用する色材が指定されていてもよいし、(2)印刷データ内の色(A)について色材(B)が指定されていてもよい。(2)として、例えば、印刷データ内の白色に対して白色の色材が指定されていることがある。記録媒体欄650は、印刷が行われる記録媒体の種類を記憶している。記録媒体欄650では、印刷対象である記録媒体の種類(例えば、記録媒体の色、材質等を含む。具体的には、透明なフィルム等)が指定されている。なお、透明な記録媒体でない場合は、表刷り/裏刷り欄635は、表刷りであるとして取り扱うようにしてもよい。
ここで「透明」には、完全な透明と半透明(色付き透明等)を含む。「透明な記録媒体」として、例えば、フィルム素材等がある。
「裏刷り」とは、印刷物を記録媒体側(印刷面とは逆の面)から見ることを想定した印刷であって、透明な記録媒体へ画像の向きと刷り重ね順を逆にして、裏から印刷することである。透明な記録媒体を介して見ることになるので、刷り上がり効果を高めることができるとともに印刷面の摩耗、汚染を防止できる。
また、印刷ジョブ受付モジュール105は、表刷りを行うことが指定された印刷ジョブも受け付け可能であってもよい。
ここで「表面の表示用画像」とは、画像を正像で見た場合の画像である。つまり、透明である記録媒体に対して裏刷りを行った場合は、記録媒体側から見た画像である。表刷りを行った場合は、印刷面側から見た画像である。「裏面の表示用画像」とは、正像の画像を裏側から見た場合の画像である。つまり、透明である記録媒体に対して裏刷りを行った場合は、印刷面側から見た場合の画像である。表刷りを行った場合は、記録媒体側から見た画像である。後に、図3の例を用いて詳述する。
また、印刷ジョブ受付モジュール105によって受け付けられた印刷ジョブが、表刷りを行うことが指定されていた場合、表示用画像生成モジュール115は、印刷された後の記録媒体の表面の表示用画像のみを生成してもよい。つまり、この場合、裏面の表示用画像は生成しないようにしている。
なお、表刷り印刷の場合は、特色(例えば、白色)を最初に印刷し、記録媒体の色が印刷画像に影響を及ぼさないようしている。例えば、記録媒体が有色(例えば、黒色)である場合、特色はCMYKに対して背景になるが、この特色は、記録媒体の色の影響がCMYKの印刷画像に及ぼすことを減少させる効果がある。もしも、記録媒体の色が黒であって特色がない場合は、印刷画像の色味が黒っぽくなってしまうが、特色があることによって印刷画像そのものの色味を表現できるようにしている。
また、表示用画像生成モジュール115は、印刷データを鏡像反転し、その印刷データの印刷順と逆の順序で描画して、表面の表示用画像を生成するようにしてもよい。つまり、裏刷り印刷を行う場合と同じ方法で、表示用画像を生成している。
なお、表示用画像生成モジュール115は、透明の記録媒体を含む白以外の有色の記録媒体や白色の色材を使った印刷物のプレビュー機能として、有色の記録媒体の色がCMYKイメージに与える影響や、下塗りの白色の色材による記録媒体の色の隠蔽をシミュレートしたプレビュー表示のための表示用画像の生成を行っている。
また、ユーザー操作受付モジュール120、表示モジュール125として、タッチパネルを兼ねる液晶ディスプレイを制御して、ユーザーの操作を受け付け、ユーザーに対して画像を表示するようにしてもよい。
ここで「表面の表示用画像と裏面の表示用画像を表示可能とする」とは、1つの画面で両方(表面と裏面)の表示用画像を表示すること、1つの画面では表面の表示用画像と裏面の表示用画像のうちいずれか一方の表示用画像を表示することであってもよい。後者の場合は、ユーザーの操作(表示切り替え操作)に応じて、いずれかの表示用画像を選択できるようにしてもよいし、予め定められた順番で、表示用画像を順に表示するようにしてもよい。例えば、予め定められた間隔で、表面の表示用画像と裏面の表示用画像を交代で表示してもよい。なお、裏面の表示用画像も表示するのは、透明な記録媒体の場合、裏面(印刷面側)からも印刷画像が見えるからである。もちろんのことながら、透明でない記録媒体の場合は、光に透かして見る等をしなければ、一般的には、裏面(記録媒体側)からは印刷画像は見えない。
また、表示モジュール125は、印刷ジョブ受付モジュール105によって受け付けられた印刷ジョブが、裏刷りを行うことが指定されていた場合は、記録媒体の表面の表示用画像を表示することを初期設定(デフォルト)としてもよい。つまり、裏刷りを行うことが指定されていた場合は、透明な記録媒体に対しての印刷であるはずであるので、正像である表面の表示用画像をデフォルトとして表示する。なお、表面の表示用画像をデフォルトとした場合であっても、ユーザーの指示があった場合は、裏面の表示用画像を表示するようにしてよい。
また、印刷ジョブ受付モジュール105によって受け付けられた印刷ジョブが、表刷りを行うことが指定されていた場合、表示モジュール125は、表示用画像生成モジュール115によって生成された表面の表示用画像のみを表示すればよい。裏面の表示用画像は表示する必要がないためである。
図7は、画像形成装置情報テーブル700のデータ構造例を示す説明図である。画像形成装置情報テーブル700は、画像形成装置ID欄710、画像形成装置名欄720、色材種類欄730、給紙手段数欄740、記録媒体欄750等を有しており、記録媒体欄750は、記録媒体サイズ欄752、記録媒体色欄754を有している。画像形成装置ID欄710は、本実施の形態において、画像形成装置を一意に識別するための情報(画像形成装置ID)を記憶している。画像形成装置名欄720は、その画像形成装置の名称を記憶している。色材種類欄730は、その画像形成装置が装備している(又は装備可能な)色材の種類を記憶している。例えば、前述した特色の色材の種類が該当する。給紙手段数欄740は、その画像形成装置が装備している給紙手段数を記憶している。給紙手段数欄740以降に、この給紙手段数だけ記録媒体欄750が続くことになる。記録媒体欄750は、給紙手段に格納される記録媒体の属性を記憶している。記録媒体サイズ欄752は、その記録媒体のサイズを記憶している。例えば、A4等がある。記録媒体色欄754は、その記録媒体の色を記憶している。例えば、白、赤、透明等がある。また、色の代わりに、その記録媒体の材料(材質)を記憶するようにしてもよい。なお、ここでは図示しないが、給紙手段に格納され得る記録媒体の最大枚数や、現に格納手段に格納されている記録媒体の枚数を記憶媒体欄750に記憶するようにしてもよい。また、画像形成装置情報テーブル700は、プレビュー画像表示処理モジュール110によってもアクセスされる。
印刷ジョブ生成装置180をユーザー端末280内に構築し、画像処理装置100をプリントサーバー200内に構築し、画像形成装置190を印刷装置220として実現した例である。表示モジュール120が表示装置210に表示用画像等を表示する例を示している。
プリントサーバー200は、表示装置210、印刷装置220と接続されており、プリンタコントローラ(DFE:Digital Front End)としての機能を有しており、また、通信回線290を介してユーザー端末280A、ユーザー端末280Bと接続されている。通信回線290は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。また、プリントサーバー200による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。具体的には、表示用画像をユーザー端末280A、ユーザー端末280B等に送信し、ユーザーはブラウザによって、表示用画像を見ることができ、その表示用画像に対する操作(色味の調整等)を行うことができる。
表示装置210は、プリントサーバー200と接続されており、液晶ディスプレイ等である。表示モジュール120は、表示装置210に対して表示用画像等の表示を行う。また、印刷装置220は、プリントサーバー200と接続されており、いわゆるプリンタとしての機能を有しており、透明な記録媒体等に印刷を行う。ユーザー端末280A、ユーザー端末280Bは、ユーザーによって操作され、例えば、文書の印刷指示等によって印刷ジョブを生成し、通信回線290を介して印刷ジョブがプリントサーバー200に渡される。
図3の例は、裏刷りの印刷を行った結果、透明な記録媒体300上に黒色材310、イエロー色材320、マゼンタ色材330、シアン色材340、白色材350の順で印刷されていることを示している。表ビュー360は、印刷されていない記録媒体300側(図3では下側)から見た場合であって、印刷画像を正像で見ることになる。裏刷り印刷は、フィルムなどの透明な記録媒体300に対して行う印刷で、印刷絵柄の向きを鏡像反転し、色の刷り順を逆にし、印刷されていない側からフィルム越しに、逆に印刷された絵柄を見ることになる。記録媒体300を通して印刷物を見ることになるので、印刷面の摩耗、汚れ等が防止でき、耐久性の必要な印刷物に適している。例えば、ラベル印刷等に用いられている。なお、表ビュー360において、白色材350は、印刷画像の背景の役割を有することになる。白色材350があるので、透明メディアに対する裏刷り印刷が可能になっている。
一方、裏ビュー370は、この印刷物を裏(印刷されている側、白色材350側)から見たことになる。つまり、見ることができる印刷画像は、白色材350となる。ただし、白色材350は色材であり、光を遮断できるほどの厚みはないのが普通であるので、下の印刷画像(シアン色材340、マゼンタ色材330、イエロー色材320、黒色材310)が透けて見えるのが一般的である。したがって、表ビュー360の印刷画像だけでなく、白色材350の印刷画像を確認したいとする要望がある。つまり、その要望に応えるために、プレビュー画像として、表ビュー360の表示用画像、裏ビュー370の表示用画像を生成する必要がある。
ラベル印刷など、透明な記録媒体に対する裏刷り印刷を行う場合、記録媒体に対して鏡像のCMYKイメージを印刷した後、上塗りで有色部に白データを載せることが一般的である。
従来のプレビュー表示で、透明な記録媒体の裏刷り印刷ジョブのプレビューを表示しようとすると、鏡像のCMYKイメージの上に白を上塗りしたプレビューしか表現できず、本来確認したい記録媒体側から見たプレビューを確認することができなかった。本実施の形態は、表ビュー360によるプレビュー表示を行うことができる。
図4(a)の例に示す表面表示画像400aには、白領域401a、緑領域402a、赤領域403a、黒領域404a、文字領域(黒)405aが描画されている。
図4(b)の例に示す裏面表示画像400bには、白領域401b、白領域402b、白領域403b、白領域404b、文字領域(白)405bが描画されている。
なお、背景406a、背景406bは、透明の記録媒体を表すので、表示用アプリケーションにおける背景と同じ色とするのが望ましい。ただし、予め定められた色(例えば、白色等)にしてもよい。また、表面表示画像400a内の表示用画像と裏面表示画像400b内の表示用画像は鏡像反転の関係になっている。そして、描画順が逆になっている。具体的には、表面表示画像400aでは下から白色材350、シアン色材340、マゼンタ色材330、イエロー色材320、黒色材310の順になっており、裏面表示画像400bでは下から黒色材310、イエロー色材320、マゼンタ色材330、シアン色材340、白色材350の順になっている。表面表示画像400a、裏面表示画像400bでは、この印刷順を再現するようにアルファブレンド法を用いてシミュレートしている。なお、表示用画像を生成するに際し、シアン色材340、マゼンタ色材330、イエロー色材320、黒色材310はそれぞれ対応する各画素ごとに一組のプロセスカラー値として扱い、対応するRGB値に写像変換(印刷用データであるCMYK空間やLab/XYZ空間等の画像データを、RGB空間の表示用画像(プレビュー画像)に写像変換)し、アルファブレンディング法による処理は置換されたRGB値と白色材350に対応するRGB空間に写像された画像データとの間で行えばよい。
ステップS502では、印刷ジョブ受付モジュール105は、印刷ジョブを受け付ける。
ステップS504では、プレビュー画像表示処理モジュール110は、プレビュー画像を表示する。ステップS504の詳細な処理については、図8の例に示すフローチャートを用いて後述する。
ステップS506では、プレビュー画像表示処理モジュール110は、ユーザーの操作に応じて、印刷するか否かを判断し、印刷する場合はステップS508へ進み、それ以外の場合はステップS510へ進む。
ステップS508では、画像形成装置通信モジュール125は、画像形成装置190に印刷ジョブを渡す。
ステップS510では、プレビュー画像表示処理モジュール110は、ユーザーの操作に応じて、印刷ジョブ内の印刷属性(例えば、色味等)を修正し、ステップS506へ戻る。
ステップS802では、印刷ジョブから処理指示に関する属性情報を取得する。取得する属性情報として、例えば、印刷ジョブテーブル600がある。
ステップS804では、給紙される記録媒体の色は透明であるか否かを判断し、透明の場合はステップS806へ進み、それ以外の場合はステップS814へ進む。
ステップS808では、裏刷りの印刷ジョブと判定する。
ステップS812では、裏面の表示用画像を生成する。
ステップS814では、表示用画像を生成する。従来の表示用画像の生成を行えばよい。例えば、アルファブレンド法を用いればよい。
ステップS902では、印刷データの鏡像反転処理を行う。
ステップS904では、描画順を逆順にする。
ステップS906では、表示用画像を生成する。例えば、アルファブレンド法を用いればよい。
ステップS1002では、裏刷り印刷であるか否かを判断し、裏刷り印刷の場合はステップS1004へ進み、それ以外の場合はステップS1014へ進む。
ステップS1004では、表示設定を判断し、「表面と裏面の両方」の場合はステップS1006へ進み、「表面、裏面のいずれか一方」の場合はステップS1008へ進む。
ステップS1008では、表面の表示用画像を表示する。
ステップS1012では、裏面の表示用画像を表示する。
ステップS1014では、表示用画像を表示する。
図11(a)の例は、印刷ジョブプロパティ画面1100の例を示したものである。印刷ジョブプロパティ画面1100は、印刷ジョブの内容を表示するものであって、例えば、印刷ジョブプロパティ項目選択領域1110、印刷ジョブプロパティ内容表示領域1120を表示する。
印刷ジョブプロパティ項目選択領域1110には、設定1112、用紙1114、レイアウト1116、カラー1118等を表示する。用紙1114が選択された場合、印刷ジョブプロパティ内容表示領域1120に給紙方法表示・変更領域1122等を表示する。給紙方法表示・変更領域1122では、印刷ジョブで指定された記録媒体の指定を表示する。なお、ユーザーの操作に応じて、給紙方法表示・変更領域1122で、記録媒体を変更してもよい。具体的には、ユーザー操作受付モジュール120が、ユーザーによる記録媒体の変更操作(フィルム等への変更)を受け付けるようにしてもよい。
カラー調整テーブル1162は、列方向にカラー欄1164、調整値欄1166を有しており、行方向に特殊色(最前面)欄1168、シアン欄1170、マゼンタ欄1172、イエロー欄1174、ブラック欄1176、特殊色(最背面)欄1178、用紙欄1180、背景欄1182を有している。この順番は、印刷物の印刷処理形態を示すようにしてもよい。つまり、特殊色(最前面)欄1168から特殊色(最背面)欄1178までは、画像形成装置190における記録色の記録順としてもよい。ただし、裏刷印刷の表面の表示の場合は逆順としてもよい。調整値欄1166は、その色の調整値(例えば、色材を用いる割合)を記憶している。この調整値を、ユーザーの操作によって変更することによって色味を調整することができる。
ビューワー領域1190には、描画領域1140を表示する。この描画領域1140には、表示用画像生成モジュール115によって生成された表示用画像(裏面、表面、又は、その両方)を表示する。
図12(a1)の例は、下からイメージプレビュー領域(背景)1210a、白塗りイメージ1250a、CMYKイメージ1240a、媒体カラーイメージ1220aのレイヤーがあることを示している。なお、CMYKイメージ1240aは表示用画像であることからRGBイメージで扱われる。
図12(b1)の例は、下からイメージプレビュー領域(背景)1210b、媒体カラーイメージ1220b、CMYKイメージ1240b、白塗りイメージ1250bのレイヤーがあることを示している。この図12(b1)の例は、従来のプレビュー表示になっている。ただし、白塗りイメージ1250bが、最前面になっている。CMYKイメージ1240bは表示用画像であることからRGBイメージで扱われる。
白塗りイメージ1250bを鏡像反転し、最前面から最背面(正確にはイメージプレビュー領域(背景)1210以外の最背面、以下、同様)に移動して、白塗りイメージ1250aとする。
CMYKイメージ1240bを鏡像反転し、CMYKイメージ1240aとする。
媒体カラーイメージ1220bを最背面から最前面に移動して、媒体カラーイメージ1220aにする。なお、媒体カラーイメージ1220a、媒体カラーイメージ1220bは透明であるので、なくてもよい。
CMYKイメージ1240bには、白領域1241b、緑領域1242b、赤領域1243b、黒領域1244b、文字領域1245bが描画されている。
CMYKイメージ1240aには、白領域1241a、緑領域1242a、赤領域1243a、黒領域1244a、文字領域1245aが描画されている。
白塗りイメージ1250bには、白領域1251b、白領域1252b、白領域1253b、白領域1254b、文字領域(白)1255bが描画されている。
白塗りイメージ1250aには、白領域1251a、白領域1252a、白領域1253a、白領域1254a、文字領域(白)1255aが描画されている。
なお、図12(a2)(b2)の例に示すイメージプレビュー1200a、イメージプレビュー1200b内の各画素の色は、各レイヤーの対応する画素の色を基にしたアルファブレンド法によって生成している。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラムの全体又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分若しくは全部であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
105…印刷ジョブ受付モジュール
110…プレビュー画像表示処理モジュール
115…表示用画像生成モジュール
120…ユーザー操作受付モジュール
125…表示モジュール
130…画像形成装置通信モジュール
180…印刷ジョブ生成装置
190…画像形成装置
Claims (7)
- 印刷データを含み、透明な記録媒体に対して裏刷りを行うことが指定された印刷ジョブを受け付ける受付手段と、
前記印刷ジョブに含まれる前記印刷データに基づき、印刷された後の記録媒体の表面の表示用画像と裏面の表示用画像を生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された表面の表示用画像と裏面の表示用画像を表示可能とする表示手段
を有する画像処理装置。 - 前記受付手段は、表刷りを行うことが指定された印刷ジョブも受け付け可能であり、
前記表示手段は、前記受付手段によって受け付けられた印刷ジョブが、裏刷りを行うことが指定されていた場合は、記録媒体の表面の表示用画像を表示することを初期設定とする、
請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記受付手段によって受け付けられた印刷ジョブが、表刷りを行うことが指定されていた場合、
前記生成手段は、印刷された後の記録媒体の表面の表示用画像のみを生成し、
前記表示手段は、前記生成手段によって生成された表面の表示用画像のみを表示する、
請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記生成手段は、特色を最後に印刷した場合の表示用画像を生成する、
請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記生成手段は、前記印刷データを鏡像反転し、該印刷データの印刷順と逆の順序で描画して、前記表面の表示用画像を生成する、
請求項4に記載の画像処理装置。 - コンピュータを、
印刷データを含み、透明な記録媒体に対して裏刷りを行うことが指定された印刷ジョブを受け付ける受付手段と、
前記印刷ジョブに含まれる前記印刷データに基づき、印刷された後の記録媒体の表面の表示用画像と裏面の表示用画像を生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された表面の表示用画像と裏面の表示用画像を表示可能とする表示手段
として機能させるための画像処理プログラム。 - 印刷データを含み、透明な記録媒体に対して裏刷りを行うことが指定された印刷ジョブを受け付ける受付ステップと、
前記印刷ジョブに含まれる前記印刷データに基づき、印刷された後の記録媒体の表面の表示用画像と裏面の表示用画像を生成する生成ステップと、
前記生成ステップによって生成された表面の表示用画像と裏面の表示用画像を表示可能とする表示ステップ
を有する画像処理方法。
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