JP2002103726A - 画像処理装置、印刷装置、印刷方法、印刷用プログラムを記録した記録媒体、および印刷システム - Google Patents

画像処理装置、印刷装置、印刷方法、印刷用プログラムを記録した記録媒体、および印刷システム

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JP2002103726A
JP2002103726A JP2000296862A JP2000296862A JP2002103726A JP 2002103726 A JP2002103726 A JP 2002103726A JP 2000296862 A JP2000296862 A JP 2000296862A JP 2000296862 A JP2000296862 A JP 2000296862A JP 2002103726 A JP2002103726 A JP 2002103726A
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JP2000296862A
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English (en)
Inventor
Kenji Ogasawara
賢二 小笠原
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実際の印刷物の状態が十分に表現されたプレ
ビュー用画像データを示す。 【解決手段】 用紙データベース１５１は、紙質の異な
る用紙形態が表現された複数の用紙画像データを記憶し
ている。この用紙画像データと、クライアント２０から
受信された画像データとに基づいてプレビュー用画像デ
ータが作成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【従来の技術】近年、オンディマンド印刷が広く行なわ
れている。オンディマンド印刷技術によれば、印刷を希
望するユーザのクライアントコンピュータは、インター
ネットなどのネットワークを介して、遠隔地にある印刷
業者の装置に接続されている。ユーザは、ネットワーク
を介して画像データを印刷業者の装置に送信し、印刷を
依頼する。依頼を受けた印刷業者は、受信した画像デー
タに基づいて印刷を行う。
【０００２】このようなオンディマンド印刷において、
印刷処理を開始する前に印刷された後の状態を示すプレ
ビュー用画像データを印刷業者の装置からクライアント
コンピュータに送信し、ユーザの確認を受けることがで
きるプレビュー技術が用いられている。
【０００３】このようなプレビュー技術は、例えば、特
開平１１―１８４６６６号公報に記載されている。前記
公報記載の技術によれば、プレビュー用のフォームデー
タが予め登録されている。このフォームデータとクライ
アントから受信された画像データとに基づいてプレビュ
ー用画像データが作成される。
【０００４】また、特開２０００−２２７８４９号公報
にも、指定された印刷条件に従った印刷結果を印刷処理
の開始前に確認することができる仕上りレイアウト作成
装置が記載されている。
【０００５】これらの公報記載の技術によれば、用紙上
に画像が配置される位置、すなわちレイアウト状態を詳
細に確認することができる。特に、特開平２０００−２
２７８４９号公報に記載の技術によれば、複数ページ分
の画像を１枚の用紙上に印刷するＮアップ印刷処理が行
なわれる場合、およびＯＨＰ用紙、厚紙などの紙質の違
う用紙を用いる場合であっても、詳細にレイアウト状態
を確認することができる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
報記載の技術によれば、用紙の平滑度、光沢度、透過
度、および色調などを含めた詳細な紙質の違いが十分に
表現されたプレビューをユーザに対して示すことができ
ない。
【０００７】したがって、現実に印刷された印刷物にお
ける用紙の紙質が、プレビューに基づいてユーザが想像
していた印刷物の状態と異なるといった問題が発生しや
すい。
【０００８】本発明は、以上の問題点を解決するために
なされたものである。したがって、本発明の目的は、用
紙の平滑度、光沢度、透過度、および色調などの紙質が
十分に表現されたプレビュー用画像データを作成するこ
とができ、実際に印刷された状態に近いプレビューをユ
ーザに示すことができる画像処理装置、印刷装置、印刷
方法、印刷用プログラムを記録したコンピュータ読取可
能な記録媒体、および印刷システムを提供することであ
る。
【０００９】
【課題を解決するための手段】（１）本発明に係る画像
処理装置は、画像データを用紙上に出力するための画像
処理装置において、画像データを受信する受信手段と、
紙質の異なる用紙形態が表現された複数の用紙画像デー
タを記憶する記憶手段と、用紙画像データを選択する選
択手段と、受信した画像データと選択された用紙画像デ
ータとに基づいて、選択された用紙画像データに対応し
た用紙上に画像データが印刷された状態を示すプレビュ
ー用画像データを作成するプレビュー用画像作成手段
と、を有することを特徴とする。
【００１０】（２）本発明に係る印刷装置は、遠隔地に
ある外部装置から送られてきた画像データに基づいて、
用紙上に印刷を行う印刷装置において、外部装置から送
られてきた画像データを受信する受信手段と、紙質の異
なる用紙形態が表現された複数の用紙画像データを記憶
する記憶手段と、外部装置によって指定された印刷用の
用紙種類に応じて、用紙画像データを選択する選択手段
と、受信した画像データと選択された用紙画像データと
に基づいて、外部装置によって指定された用紙上に画像
データが印刷された状態を示すプレビュー用画像データ
を作成するプレビュー用画像作成手段と、プレビュー用
画像データを外部装置に対して送信する送信手段と、を
有することを特徴とする。
【００１１】（３）上記（２）のプレビュー用画像作成
手段は、選択された用紙画像データに対応する用紙の平
滑度または光沢度を示す部分を有するプレビュー用画像
データを作成する。
【００１２】（４）上記（２）のプレビュー用画像作成
手段は、選択された用紙画像データに対応する用紙の透
過度を示す部分を有するプレビュー用画像データを作成
する。
【００１３】（５）上記（４）のプレビュー用画像作成
手段は、前記用紙の片面の印刷が反対面から透けて見え
る状態を示すプレビュー用画像データを作成する。
【００１４】（６）上記（４）のプレビュー用画像作成
手段は、前記用紙の背面に重ねて配置される画像が透け
て見える状態を示すプレビュー用画像データを作成す
る。
【００１５】（７）上記（２）のプレビュー用画像作成
手段は、選択された用紙画像データに対応する用紙の色
調が調整されたプレビュー用画像データを作成する。
【００１６】（８）本発明に係る印刷方法は、遠隔地に
ある外部装置から送られてきた画像データに基づいて、
用紙上に印刷を行う印刷方法において、外部装置から送
られてきた画像データを受信するステップと、紙質の異
なる用紙形態が表現された複数の用紙画像データを記憶
するステップと、外部装置によって指定された印刷用の
用紙種類に応じて、用紙画像データを選択するステップ
と、受信した画像データと選択された用紙画像データと
に基づいて、外部装置によって指定された用紙上に画像
データが印刷された状態を示すプレビュー用画像データ
を作成するステップと、プレビュー用画像データを外部
装置に対して送信するステップと、を有することを特徴
とする。
【００１７】（９）本発明に係るコンピュータ読取可能
な記録媒体は、遠隔地にある画像装置から送られてきた
画像データに基づいて、用紙上に印刷を行う印刷用プロ
グラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体であ
って、外部装置から送られてきた画像データを受信する
ステップと、紙質の異なる用紙形態が表現された複数の
用紙画像データを記憶するステップと、外部装置によっ
て指定された印刷用の用紙種類に応じて、用紙画像デー
タを選択するステップと、受信した画像データと選択さ
れた用紙画像データとに基づいて、外部装置によって指
定された用紙上に画像データが印刷された状態を示すプ
レビュー用画像データを作成するステップと、プレビュ
ー用画像データを外部装置に対して送信するステップ
と、をコンピュータに実行させるための印刷用プログラ
ムを記録したことを特徴とする。
【００１８】（１０）本発明に係る印刷システムは、印
刷用の画像データを送信する端末装置と、端末装置から
送られてきた画像データに基づいて、用紙上に印刷を行
う印刷装置と、を有する印刷システムにおいて、前記端
末装置は、画像データを送信する画像データ送信手段
と、印刷用の用紙種類を指定する指定手段と、前記指定
手段によって指定された用紙上に画像データが印刷され
た状態を示すプレビュー用画像データを受信するプレビ
ュー用画像受信手段と、受信したプレビュー用画像デー
タに基づいて、プレビュー表示する表示手段と、を有
し、前記印刷装置は、前記画像データ送信手段から送ら
れてきた画像データを受信する画像データ受信手段と、
紙質の異なる用紙形態が表現された複数の用紙画像デー
タを記憶する記憶手段と、前記指定手段によって指定さ
れた印刷用の用紙種類に応じて、用紙画像データを選択
する選択手段と、受信した画像データと選択された用紙
画像データとに基づいて、プレビュー用画像データを作
成するプレビュー用画像作成手段と、プレビュー用画像
データを前記端末装置に対して送信するプレビュー用画
像送信手段と、を有することを特徴とする。
【００１９】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照しつ
つ、本発明の実施形態を説明する。
【００２０】図１は、本発明に係る印刷システムのブロ
ック図である。
【００２１】印刷装置１０は、ネットワーク３５０を介
してクライアントコンピュータ（以下「クライアント」
と称する）２０と接続されている。印刷装置１０は、ク
ライアント２０から印刷要求を受ける。具体的には、印
刷装置１０は、クライアント２０から画像データ、用紙
の種類に関する情報、および印刷条件を含む印刷要求デ
ータを受信する。
【００２２】本発明に係る印刷装置１０は、画像処理を
行う画像処理部１００と、実際に用紙上に画像データを
出力し、印刷を行うプリンタ部２００とを有する。画像
処理部１００は、以下の構成を有する。
【００２３】ＣＰＵ１１０は、印刷装置１０の全体を制
御する。ＲＡＭ１２０は、データを一時的に記憶する。
ＲＯＭ１３０は、制御プログラムを記憶する。操作パネ
ル１４０は、印刷システムの管理者が操作を行うための
入力装置であり、具体的には、キーボードおよびディス
プレイである。なお、操作パネル１４０としてタッチパ
ネルを用いることもできる。
【００２４】ハードディスク１５０は、用紙データベー
ス１５１および画像データ記憶部１５２を有する。用紙
データベース１５１は、複数の用紙画像データを記憶す
る。ここで、「用紙画像データ」とは、紙質の異なる用
紙形態が画像として表現された画像データである。用紙
画像データは、紙質の異なる用紙毎に記憶されている。
クライアント２０によって指定された用紙の種類に対応
する用紙画像データが、用紙データベース１５１に記憶
されているデータのうちから選択される。なお、用紙画
像データの詳細については後述する。一方、画像データ
記憶部１５２は、印刷を希望するクライアント２０から
受信された画像データを記憶する。
【００２５】プリンタインタフェース１６０は、プリン
タ部２００と通信するためのインタフェースである。一
方、ネットワークインタフェース１７０は、ネットワー
ク３５０を介してクライアント２０と通信するためのイ
ンタフェースである。
【００２６】図２は、本発明に係る印刷装置のソフトウ
エア構成について示す。
【００２７】プレビュー用画像作成部１３１は、画像デ
ータ記憶部１５２に記憶された画像データと、用紙デー
タベース１５１に記憶されているデータのうちから選択
された用紙画像データとに基づいて、プレビュー用画像
データを作成する。本発明によれば、紙質の異なる用紙
形態が表現されている複数の用紙画像データを用いてプ
レビュー用画像データが作成されるため、用紙の紙質、
例えば、平滑度、光沢度、透過度、および色調が表現さ
れたプレビューを表示することが可能となる。
【００２８】なお、平滑度（ｓｍｏｏｔｈｎｅｓｓ）と
は、紙の表面の凹凸の程度や表面粗さの程度を意味す
る。光沢度（ｇｌｏｓｓｉｎｅｓｓ）とは、紙の表面に
見られる方向選択的な反射特性の程度を意味する。透過
度とは、光が紙を透過する程度を意味する。本発明にお
ける色調には、紙質としての白色度（ｂｒｉｇｈｔｎｅ
ｓｓ）を含む。白色度とは、紙の白さの程度を意味し、
古紙の割合や塗工の程度によって定まる。
【００２９】印刷要求キュー管理部１３２は、クライア
ント２０から受信した印刷要求データに対応するジョブ
を印刷要求キューに登録し、必要に応じて削除するとい
った管理を行う。印刷待ちキュー管理部１３３は、複数
のジョブが登録され、印刷待ち状態が発生した場合の管
理を行う。
【００３０】以上のように構成される本実施形態に係る
印刷装置は、以下のように処理を行う。
【００３１】図３、図４、および図５は、印刷装置の処
理内容を示すフローチャートである。図３、図４、図５
に示されるフローチャートの内容は、プログラムとして
ＲＯＭ１３０内に記憶されており、ＣＰＵ１１０によっ
て実行される。
【００３２】ステップＳ１００では、印刷要求の有無が
確認される。より具体的には、印刷要求データが受信さ
れたか否かが確認される。
【００３３】ステップＳ１０１では、ステップ１００で
の確認の結果、印刷要求データが受信されているか否か
が判断される。印刷要求データが受信されている場合に
は（ステップＳ１０１：ＹＥＳ）、ステップＳ１０２の
処理が実行され、受信されていない場合には（ステップ
Ｓ１０１：ＮＯ）、印刷要求装置１００は、印刷要求デ
ータが受信されるまで待機する。
【００３４】図６は、印刷要求データの一例を模式的に
示している。
【００３５】印刷要求データ４００は、ヘッダー部４１
０と、画像データ４２０とを含んでいる。ヘッダー部４
１０は、用紙サイズ情報４１１、用紙種類情報４１２、
および印刷条件４１３を含んでいる。
【００３６】用紙サイズ情報４１１は、印刷に用いられ
る用紙のサイズを指定するための情報である。具体的に
は、用紙サイズ情報４１１を用いてＡ４サイズ、Ａ６サ
イズ、レターサイズ、はがきサイズなどの種々のサイズ
が指定される。
【００３７】用紙種類情報４１２は、印刷用の用紙の種
類を指定するための情報である。用紙種類の指定は、用
紙の品名およびメーカ名を特定することによって行うこ
とができる。また、ユーザが希望する用紙の特徴や印刷
物の用途を指定し、該当する用紙種類を検索させること
によっても、間接的に用紙の種類の指定を行うことがで
きる。さらに、用紙自体を特定することなく、用紙の平
滑度、透過度などを別々に指定することによっても、用
紙の種類を指定することができる。用紙種類の指定の詳
細については、後述する。
【００３８】印刷条件４１３は、印刷処理を行う部数、
製本処理などの内容、カラー印刷かモノクロ印刷かの指
定、および両面印刷か片面印刷かの指定を含む。なお、
ヘッダー部４１０は、課金情報、および、依頼者である
ユーザの住所、氏名、電子メールアドレスなどのユーザ
識別を含んでいてもよい。
【００３９】一方、画像データ４２０は、例えば、ビッ
トマップ形式で作成されている。この画像データ４２０
に基づいて、実際の印刷処理が実行される。受信された
画像データ４２０は、画像データ記憶部１５２に記憶さ
れる。
【００４０】なお、本実施形態のように、画像データ４
２０の受信と、用紙の種類およびサイズの指定の受け付
けとを同時に行うこともできるが、本実施形態と異な
り、画像データ４２０の受信と、用紙の種類およびサイ
ズの指定の受け付けを別々に行うこともできる。
【００４１】図３のステップＳ１０２では、受信された
印刷要求データに対応するジョブが印刷要求キューに登
録される。特に、画像データ４２０は、ハードディスク
１５０内の画像データ記憶部１５２に一時的に記憶され
る。
【００４２】ステップＳ１０３では、指定された用紙の
種類および用紙サイズが、印刷要求データのヘッダー部
４１０に基づいて取得される。
【００４３】なお、用紙種類の指定の受け付けは、種々
の方法によって行うことができる。例えば、クライアン
トによって入力された用紙の品名およびメーカ名に基づ
き、印刷用の用紙種類の指定を受け付けることができ
る。
【００４４】ただし、一般のユーザは、特定の紙のメー
カ名および品名を指定することが難しい。この場合は、
以下に説明する対話側の処理によって、用紙の種類の指
定が受け付けられる。
【００４５】まず、印刷装置１０は、クライアント２０
に対して、希望する用紙のタイプの入力を促す画面を表
示させる。この画面上では、いくつかの設問が用意され
ている。例えば、「紙の白色度が高いものを希望する
か」、「紙の光沢が高いものを希望するか」、および
「紙の透過度が低いものを希望するか」という設問が用
意されている。これらの設問に対する回答が、クライア
ント２０において入力される。回答された結果は、印刷
装置１０によって受信される。この結果、総ての回答を
満足するような紙が用紙データベース１５１内から検索
される。このような処理によって、ユーザの希望に沿っ
た用紙種類の指定を受け付けることができる。
【００４６】また、別の方法として、印刷装置１０は、
クライアント２０に対して、希望する印刷物の用途の入
力を促す画面を表示させてもよい。この画面上で、クラ
イアント２０は、例えば、名刺の印刷を希望する旨、広
告の印刷を希望する旨、または書籍の印刷を希望する旨
などを入力する。入力された結果が、印刷装置１０によ
って受信される。この結果、その印刷物に適した用紙の
候補が用紙データベース１５１内から検索される。検索
された用紙の候補が、クライアント２０に対して提示さ
れる。このような処理によっても、ユーザの希望に沿っ
た用紙種類の指定を受け付けることができる。
【００４７】ステップＳ１０４では、指定された印刷用
の用紙種類に応じて、用紙画像データが、用紙データベ
ース１５１に予め記憶されているデータのうちから選択
される。さらに、ネットワークインタフェース１７０を
介して受信されている画像データ４２０と用紙画像デー
タ選択手段によって選択された用紙画像データとに基づ
いて、プレビュー用画像データが作成される。
【００４８】ステップＳ１０５では、作成されたプレビ
ュー用画像データが、クライアント２０に対して送信さ
れる。
【００４９】図４のステップＳ１０６では、クライアン
ト２０からの印刷合意結果が受信されているか否かが確
認される。
【００５０】ステップＳ１０７では、ステップＳ１０６
の確認の結果、印刷合意結果が受信されているか否かが
判断される。印刷合意結果が受信されている場合は（ス
テップＳ１０７：ＹＥＳ）、ステップＳ１０８の処理が
実行される。一方、印刷合意結果が受信されていない場
合（ステップＳ１０７：ＮＯ）、印刷装置１０は、印刷
合意結果が受信されるまで待機する。
【００５１】ステップＳ１０８では、印刷処理に対して
合意がされているか否かが判断される。印刷処理に対し
て合意がされていない場合には（ステップＳ１０８：Ｎ
Ｏ）、ステップＳ１０９の処理が実行される。一方、印
刷処理に対して合意がされている場合には（ステップＳ
１０８：ＹＥＳ）、後続する図５のステップＳ１１０の
処理が行なわれる。
【００５２】ステップＳ１０９では、印刷処理に対して
合意がなされなかった場合（印刷要求がキャンセルされ
た場合）の処理として、印刷要求キューに登録されてい
るジョブが削除され、処理が終了する。
【００５３】図５のステップＳ１１０では、印刷処理に
対して合意がなされた場合の処理として、印刷実行指示
の有無が確認される。ここで、印刷実行指示とは、印刷
処理に対して合意が得られたジョブについて、現実に印
刷処理を開始するトリガとなる指示である。例えば、印
刷システムの管理者が操作パネル１４０を操作すること
によって、印刷実行指示が行なわれる。
【００５４】ステップＳ１１１では、印刷実行指示が受
信されたか否かが判断される。印刷実行指示が受信され
た場合には（ステップＳ１１１：ＹＥＳ）、ステップＳ
１１２の処理が実行される。一方、印刷実行指示が受信
されていない場合には（ステップＳ１１１：ＮＯ）、ス
テップＳ１１０に戻り、印刷装置１０は、印刷実行指示
が受信されるまで、待機する。
【００５５】ステップＳ１１２では、ジョブが、印刷要
求キューから削除されるとともに、印刷待ちキューに登
録される。この結果、印刷処理待ちの状態となる。な
お、先に登録されているジョブがなければ、直ちに印刷
処理が開始される。
【００５６】ステップＳ１１３では、印刷処理の実行中
であるか否かが判断される。印刷処理の実行が完了した
場合（ステップＳ１１３：ＮＯ）、ステップＳ１１４の
処理が実行される。印刷処理の実行が完了していない場
合（ステップＳ１１３：ＹＥＳ）、完了するまでステッ
プＳ１１３の処理が継続される。
【００５７】ステップＳ１１４では、印刷待ちキューに
先に登録されているジョブから、順次に印刷処理が実行
され、用紙上に画像データが出力される。
【００５８】ステップＳ１１５では、印刷待ちキューに
ジョブが登録されているか否かが判断される。ジョブが
登録されている場合には（ステップＳ１１５：ＹＥ
Ｓ）、ステップＳ１１３〜ステップＳ１１５の処理が継
続して実行される。一方、ジョブが登録されていない場
合には（ステップＳ１１５：ＮＯ）、処理が完了する。
【００５９】次にクライアント２０の処理内容を説明す
る。
【００６０】図７は、クライアントの処理内容を示すフ
ローチャートである。
【００６１】ステップＳ２００では、印刷要求データが
送信される。したがって、クライアント２０は、画像デ
ータを送信するとともに、印刷用の用紙種別を指定す
る。
【００６２】ステップＳ２０１では、プレビュー用画像
データが受信されたか否かが判断される。プレビュー用
画像データが受信された場合、プレビュー用画像データ
は、図示されていないディスプレイに表示される。この
結果、ユーザは、用紙の紙質、具体的には、用紙の光沢
度、光沢度、透過度、および色調についても十分に情報
を得た上で、印刷処理に合意をするか否かを判断するこ
とができる。
【００６３】ステップＳ２０２では、印刷処理に対する
合意またはキャンセルが指示される。
【００６４】ステップＳ２０３では、ステップＳ２０２
で指示された結果が印刷装置１０に送信され、処理が終
了する。
【００６５】次に、本実施形態における印刷装置におけ
るプレビュー用画像データの作成処理の内容について説
明する。
【００６６】図８は、プレビュー用画像データの作成処
理の内容を示すフローチャートである。図８は、図３の
ステップＳ１０４の内容を詳細に示している。
【００６７】図８のステップＳ３００では、図３のステ
ップＳ１０３で取得された用紙種類に基づいて、用紙表
面の平滑度、光沢度、透過度、および色調（白色度）な
どを含む紙質の内容が取得される。具体的には、用紙種
類テーブルが参照される。
【００６８】図９は、用紙種類テーブルの一例を模式的
に示している。
【００６９】用紙種類テーブル５００には、用紙種類５
１０毎に、平滑度５２０、透過度５３０、および色調
（白色度）５４０が登録されている。したがって、用紙
種類テーブル５００を参照することによって、紙質の内
容を取得することができる。
【００７０】ステップＳ３０１では、図３のステップＳ
１０３で取得された用紙サイズに基づいて、作成される
プレビュー用画像データのサイズが決定される。具体的
には、用紙サイズテーブルが参照される。
【００７１】図１０は、用紙サイズテーブルの一例を模
式的に示している。
【００７２】用紙サイズテーブル６００には、各用紙サ
イズ６１０別に、縦方向のサイズ６２０および横方向の
サイズ６３０が登録されている。したがって、用紙サイ
ズテーブル６００を参照することによって、プレビュー
用画像データを作成する際に切り出される画像の縦方向
および横方向のサイズが決定される。
【００７３】ステップＳ３０２では、平滑度表示に用い
られるプレビュー用画像データ（以下、「平滑度表示用
プレビュー画像データ」と称する）が作成される。
【００７４】ステップＳ３０３では、透過度表示に用い
られるプレビュー用画像データ（以下、「透過度表示用
プレビュー画像データ」と称する）が作成される。
【００７５】本実施形態においては、平滑度表示用プレ
ビュー画像データと透過度表示用プレビュー画像データ
の両方を作成することができる。したがって、用紙デー
タベース１５１には、平滑度表示用プレビュー画像デー
タを作成する際に用いられる用紙画像データ（以下、
「平滑度表示用の用紙画像データ」と称する）と、透過
度表示用画像データを作成する際に用いられる用紙画像
データ（以下、「透過度表示用の用紙画像データ」と称
する）とが共に記憶されている。
【００７６】以下、平滑度表示用プレビュー画像データ
を作成する処理と透過度表示用プレビュー画像データを
作成する処理とに分けて説明する。 （平滑度表示用プレビュー画像データの作成）まず、平
滑度テーブルが参照される。
【００７７】図１１は、平滑度テーブルの一例を模式的
に示している。
【００７８】平滑度テーブル７００には、各平滑度７１
０別に、平滑度表示用の用紙画像データのファイル名７
２０が登録されている。したがって、平滑度テーブル７
００を参照することによって、平滑度表示用プレビュー
画像データを作成する際に用いられる用紙画像データが
選択される。選択された用紙画像データと、クライアン
ト２０から受信された画像データとに基づいて、プレビ
ュー用画像データが作成される。
【００７９】図１２に平滑度表示用プレビュー画像デー
タの一例を示す。
【００８０】図１２（Ａ）は、用紙表面の平滑度が低い
用紙に印刷を行う場合のプレビュー用画像データの例で
ある。一方、図１２（Ｂ）は、用紙用面の平滑度が高い
用紙に印刷を行う場合のプレビュー用画像データの例で
ある。なお、図１２では、「ＴＥＳＴ」という文字が印
刷用の画像データとして受信された場合の処理例が示さ
れている。
【００８１】まず、クライアント２０から送られてきた
印刷用の画像データが表示用の画像データ７３１ａに変
換され、用紙画像データ７３２ａ上にレイアウトされ
る。用紙画像データ７３２ａは、表面の平滑度を視覚的
に示す地合（ｆｏｒｍａｔｉｏｎ）の状態を画像として
含んでいる。なお、「地合」とは、用紙中でのパルプ繊
維分布の均一さであり、通常は肉眼で判別される。この
ように、紙質を示す部分を有する用紙画像データ７３２
ａを用いて、プレビュー用画像データ７３０ａが作成さ
れるため、ユーザは、用紙の地合を確認することがで
き、用紙表面の平滑度について認識することができる。
【００８２】なお、必要に応じて、紙質の違いが強調さ
れて作成された用紙画像データ７３２ａを用いることが
できる。
【００８３】また、図１３に示されるように、用紙表面
の平滑度を表現する用紙画像データ７３２ａに代えて、
用紙表面の光沢度を表現する用紙画像データ７３２ｂを
用いることもできる。例えば、用紙画像データ７３２ｂ
は、用紙表面に斜め方向から光を当てた場合の反射の具
合を画像として表現したものである。この場合、ユーザ
は、表面が光沢仕上げされた用紙であるのか否かを簡単
に確認することができる。
【００８４】なお、用紙画像データ７３２ａ上への表示
用の画像データ７３１ａのレイアウト処理については、
従来と同様であるので、詳しい説明を省略する。 （平滑度表示用プレビュー画像データの作成）まず、透
過度テーブルが参照される。
【００８５】図１４は、透過度テーブルの一例を模式的
に示している。
【００８６】透過度テーブル８００には、各透過度８１
０別に、透過度表示用の用紙画像データファイル名８２
０が登録されている。したがって、透過度テーブル８０
０を参照することによって選択される透過度表示用の用
紙画像データと、クライアント２０から受信された画像
データとに基づいて、プレビュー用画像データが作成さ
れる。
【００８７】図１５に透過度表示用プレビュー画像デー
タの一例を示す。なお、図１５では、「ＴＥＳＴ」およ
び「ＡＢＣＤＥＦＧ」という文字と、濃度の異なる３つ
の図形部分とを含む印刷用の画像データがクライアント
２０から受信された場合の処理例が示されている。
【００８８】図１５に示されるように、透過度表示用プ
レビュー画像データ８３０ａは、通常の印刷システムに
おいて用いられるプレビュー用画像と異なり、用紙の片
面の印刷が反対面から透けて見える状態を示す。印刷が
透けて見える度合は、用紙の透過度に応じて決定され
る。
【００８９】図１５（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）は、用紙の
透過度が異なる場合のプレビュー用画像データを示して
いる。
【００９０】このようなプレビュー用画像データ８３０
ａは、例えば、以下のように作成される。
【００９１】クライアント２０から受信された印刷用の
画像データが表示用の画像データに変換されるととも
に、鏡像に変換される。鏡像への変換は、例えば、画像
データをビットマップ化し、ビットパターンの書き出し
または読み出し順序を変更することによって行われる。
次に、用紙の透過度に応じて、鏡像に変換された画像デ
ータの濃度が調整される。具体的には、透過度が低い場
合は、濃度が低く設定される。この結果、図１５に示さ
れるようなプレビュー用画像データ８３０ａが作成され
る。
【００９２】また、図１６に示されるように、プレビュ
ー用画像データの背面に重ねて背面画像データを配置す
ることによって、透過度表示用プレビュー画像データを
作成することも可能である。図１６では、木目状の模様
を有する背面画像８４０が設けられている。プレビュー
用画像データ８３０ｂは、用紙を介して背面画像８４０
の木目状の模様が透けて見える状態を示す。
【００９３】具体的には、図１６（Ａ）のように、用紙
の透過度が高い場合には、用紙を介して背面画像、すな
わち木目状の模様が透けて見える状態が示される。用紙
の透過度が低下するのにしたがって、背面画像が透けて
見える度合が低くなる。
【００９４】このようなプレビュー用画像データ８３０
ｂおよび背面画像８４０ｂは、例えば、以下のように作
成される。
【００９５】受信した印刷用の画像データに基づいて作
成されたプレビュー用画像データ８３０ｂと背面画像８
４０ｂとが重なる領域が設定される。次に、設定された
領域内において、用紙の透過度に応じて、背面画像８４
０ｂの濃度が調整される。具体的には、透過度が低い場
合には、濃度が低く設定される。そして、プレビュー用
画像データ８３０ｂと、濃度が調整された背面画像８４
０ｂとがレイアウトされる。
【００９６】なお、図１６には、プレビュー用画像デー
タ８３０ｂに比べて背面画像８４０のサイズが大きい場
合が示されているが、本発明は、この場合に限られな
い。プレビュー用画像データ８３０ｂのサイズと背面画
像８４０のサイズが同じ場合であってもよく、背面画像
８４０がプレビュー用画像データ８３０ｂよりも小さい
場合であってもよい。具体的には、プレビュー用画像デ
ータ８３０ｂの一部分（例えばコーナ部分）のみを用い
て、用紙の透過度を示すこともできる。この結果、受信
された画像と背面画像とが混在する領域が制限されるた
め、ユーザは、受信された画像データと背面画像とを見
分けることが容易となる。
【００９７】なお、以上の説明では、用紙の平滑度また
は透過度を示す部分を有するプレビュー用画像データが
作成される場合の処理を示したが、さらに選択された用
紙画像データに対応する用紙の色調を調整することもで
きる。
【００９８】本実施形態における色調の調整は、染料に
よって着色されたカラー用紙を使用する際にも行うこと
ができる。しかしながら、好適には、用紙の紙質として
の白色度の違いをプレビュー用画像データとして表現す
ることを目的として、色調が調整される。すなわち、同
じ白系の用紙であっても、メーカの違いや品名によって
は、白色度に違いがある。より具体的には、茶色味がか
った用紙も存在し、黄色味がかった用紙も存在する。こ
のような色調の違いを考慮して、プレビュー用画像デー
タを作成することができる。
【００９９】本実施形態によれば、ステップＳ３０２お
よびステップＳ３０３において、色調が調整された用紙
画像データに基づいて、プレビュー用画像データを作成
することができる。一方、本実施形態と異なり、クライ
アント２０から受信された画像データと用紙画像データ
とに基づいてプレビュー用画像データが作成された後
に、色調の調整を行うこともできる。
【０１００】まず、色調（白色度）テーブルが参照され
る。
【０１０１】図１７は、色調（白色度）テーブルの一例
を示している。
【０１０２】色調（白色度）テーブル９００には、各色
調９１０別に、色調の調整用のデータが登録されてい
る。色調の調整用のデータは、各基本色別に、シアン補
正値（Ｃ補正）９２０、マゼンタ補正値（Ｍ補正）９３
０、イエロー補正値（Ｙ補正）９４０、ブラック補正値
（Ｋ補正）９５０を含む。
【０１０３】したがって、用紙毎に定められた色調に基
づいて、調整用のデータが選択され、選択された調整用
のデータに基づいて、用紙画像データが調整される。
【０１０４】このように色調が調整された用紙画像デー
タを用いて、平滑度表示用プレビュー画像データおよび
透過度表示用プレビュー画像データが作成される。した
がって、ユーザは、白色系の用紙における紙質に基づく
微妙な白色度の違いについても認識することができる。
【０１０５】なお、以上の説明では、まず、用紙が特定
されることによって、用紙種類が指定される場合を説明
したが、本発明は、この場合に限られない。
【０１０６】平滑度、透過度、色調（白色度）が個別に
指定されることによっても、用紙種類を指定することが
できる。
【０１０７】図１８は、平滑度、透過度、および色調
（白色度）が個別に指定される場合におけるプレビュー
用画像データの作成処理の内容を示すフローチャートで
ある。
【０１０８】ステップＳ４００では、平滑度が指定され
ているか否かが判断されている。平滑度が指定されてい
ない場合には（ステップＳ４００：ＮＯ）、ステップＳ
４０１の処理が行なわれる。一方、平滑度が指定されて
いる場合には（ステップＳ４００：ＹＥＳ）、ステップ
Ｓ４０２の処理が行なわれる。
【０１０９】ステップＳ４０１では、標準的な平滑度が
デフォルト値として設定される。
【０１１０】ステップＳ４０２では、設定された平滑度
に応じて、平滑度表示用の用紙画像データが選択され
る。選択された用紙画像データに対応する画像サイズ
は、用紙サイズとなるように調整される。
【０１１１】ステップＳ４０３では、選択された用紙画
像データと、クライアント２０から受信されている画像
データに基づいて、平滑度表示用プレビュー画像データ
が作成される。
【０１１２】ステップＳ４０４では、透過度が指定され
ているか否かが判断されている。透過度が指定されてい
ない場合には（ステップＳ４０４：ＮＯ）、ステップＳ
４０５の処理が行なわれる。一方、透過度の指定がされ
ている場合には（ステップＳ４０４：ＹＥＳ）、ステッ
プＳ４０６の処理が行なわれる。
【０１１３】ステップＳ４０５では、標準的な透過度が
デフォルト値として設定される。
【０１１４】ステップＳ４０６では、設定された透過度
に応じて、平滑度表示用の用紙画像データが選択され
る。選択された用紙画像データに対応する画像サイズ
は、用紙サイズとなるように調整される。
【０１１５】ステップＳ４０７では、選択された用紙画
像データと、クライアント２０から受信されている画像
データとに基づいて、透過度表示用プレビュー画像デー
タが作成される。
【０１１６】ステップＳ４０８では、色調、特に白色度
が指定されているか否かが判断される。色調が指定され
ている場合には（ステップＳ４０８：ＹＥＳ）、ステッ
プＳ４０９の処理が行なわれる。色調が指定されていな
い場合には（ステップＳ４０８：ＮＯ）、そのままリタ
ーンされる。
【０１１７】ステップＳ４０９では、用紙部分の色調が
調整される。
【０１１８】なお、以上のように本発明の実施形態につ
いて説明したが、本発明は、上記した実施形態のみに限
定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種
々の変形ができる。
【０１１９】例えば、上記説明では、平滑度表示用プレ
ビュー画像データと、透過度表示用プレビュー画像デー
タとを別々に作成し、クライアント２０に送信する場合
を説明したが、本発明は、この場合に限られない。例え
ば、地合などを画像として表現することによって平滑度
を示しつつ、背面に重ねて配置された背面画像が透過度
に応じて透けて見える状態を示すことによって、平滑度
および透過度を同時に表現するプレビュー用画像データ
を作成することもできる。
【０１２０】なお、上記した実施形態において、印刷処
理は、図３〜図１８において説明された処理内容を含む
印刷用プログラムをＣＰＵ１１０が実行することによっ
て行うことができる。このプログラムは、コンピュータ
読取可能な記録媒体（例えば、フロッピー（登録商標）
ディスクやＣＤ−ＲＯＭなど）によって提供されてもよ
い。
【０１２１】
【発明の効果】本発明によれば、紙質の異なる用紙形態
が表現された複数の用紙画像データを記憶しておき、外
部装置から受信した画像データと選択された用紙画像デ
ータとに基づいてプレビュー用画像が作成されるため、
印刷された状態が十分に表現されたプレビュー用画像デ
ータをユーザに示すことができる。したがって、現実に
印刷された印刷物における用紙の紙質が、プレビュー用
画像データに基づいてユーザが想像していた印刷物の状
態と異なるといった問題の発生を軽減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明に係る印刷システムのブロック図であ
る。
【図２】 本発明に係る印刷装置のソフトウエア構成を
示すブロック図である。
【図３】 本発明に係る印刷装置の処理内容を示すフロ
ーチャートである。
【図４】 図３に後続する処理内容を示すフローチャー
トである。
【図５】 図４に後続する処理内容を示すフローチャー
トである。
【図６】 印刷要求データの一例を示す図である。
【図７】 クライアントコンピュータの処理内容を示す
フローチャートである。
【図８】 プレビュー用画像データの作成処理の一例を
示すフローチャートである。
【図９】 用紙種類テーブルの一例を示す図である。
【図１０】 用紙サイズテーブルの一例を示す図であ
る。
【図１１】 平滑度テーブルの一例を示す図である。
【図１２】 平滑度表示用プレビュー画像データの一例
を示す図である
【図１３】 光沢度を示すプレビュー画像の一例を示す
図である。
【図１４】 透過度テーブルの一例を示す図である。
【図１５】 透過度表示用プレビュー画像データの一例
を示す図である。
【図１６】 透過度を示すプレビュー画像の他の例を示
す図である。
【図１７】 色調（白色度）テーブルの一例を示す図で
ある。
【図１８】 プレビュー用画像データの作成処理の他の
例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
１０…印刷装置、 ２０…クライアントコンピュータ、 １００…画像処理部、 ２００…プリンタ部、 ３５０…ネットワーク、 １１０…ＣＰＵ、 １２０…ＲＡＭ、 １３０…ＲＯＭ、 １３１…プレビュー用画像作成部、 １４０…操作パネル、 １５０…ハードディスク、 １５１…用紙データベース、 １５２…画像データ記憶部、 １６０…プリンタインタフェース、 １７０…ネットワークインタフェース、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 3/12 Ｇ０６Ｆ 3/12 Ｎ Ｆターム(参考） 2C061 AP01 AS02 AS13 HJ06 HJ07 HK07 HN15 2C087 BA03 BC02 CB17 CB20 2C187 CD15 CD17 2H027 EE08 EE10 EJ15 FA05 FA30 FD08 GA20 GA28 GA43 GA47 GA54 GA56 ZA07 ZA09 5B021 AA01 BB02 DD09 KK00 KK02 PP04 PP08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 画像データを用紙上に出力するための画
    像処理装置において、 画像データを受信する受信手段と、 紙質の異なる用紙形態が表現された複数の用紙画像デー
    タを記憶する記憶手段と、 用紙画像データを選択する選択手段と、 受信した画像データと選択された用紙画像データとに基
    づいて、選択された用紙画像データに対応した用紙上に
    画像データが印刷された状態を示すプレビュー用画像デ
    ータを作成するプレビュー用画像作成手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項２】 遠隔地にある外部装置から送られてきた
    画像データに基づいて、用紙上に印刷を行う印刷装置に
    おいて、 外部装置から送られてきた画像データを受信する受信手
    段と、 紙質の異なる用紙形態が表現された複数の用紙画像デー
    タを記憶する記憶手段と、 外部装置によって指定された印刷用の用紙種類に応じ
    て、用紙画像データを選択する選択手段と、 受信した画像データと選択された用紙画像データとに基
    づいて、外部装置によって指定された用紙上に画像デー
    タが印刷された状態を示すプレビュー用画像データを作
    成するプレビュー用画像作成手段と、 プレビュー用画像データを外部装置に対して送信する送
    信手段と、 を有することを特徴とする印刷装置。
  3. 【請求項３】 前記プレビュー用画像作成手段は、選択
    された用紙画像データに対応する用紙の平滑度または光
    沢度を示す部分を有するプレビュー用画像データを作成
    することを特徴とする請求項２に記載の印刷装置。
  4. 【請求項４】 前記プレビュー用画像作成手段は、選択
    された用紙画像データに対応する用紙の透過度を示す部
    分を有するプレビュー用画像データを作成することを特
    徴とする請求項２に記載の印刷装置。
  5. 【請求項５】 前記プレビュー用画像作成手段は、前記
    用紙の片面の印刷が反対面から透けて見える状態を示す
    プレビュー用画像データを作成することを特徴とする請
    求項４に記載の印刷装置。
  6. 【請求項６】 前記プレビュー用画像作成手段は、前記
    用紙の背面に重ねて配置される画像が透けて見える状態
    を示すプレビュー用画像データを作成することを特徴と
    する請求項４に記載の印刷装置。
  7. 【請求項７】 前記プレビュー用画像作成手段は、選択
    された用紙画像データに対応する用紙の色調が調整され
    たプレビュー用画像データを作成することを特徴とする
    請求項２に記載の印刷装置。
  8. 【請求項８】 遠隔地にある外部装置から送られてきた
    画像データに基づいて、用紙上に印刷を行う印刷方法に
    おいて、 外部装置から送られてきた画像データを受信するステッ
    プと、 紙質の異なる用紙形態が表現された複数の用紙画像デー
    タを記憶するステップと、 外部装置によって指定された印刷用の用紙種類に応じ
    て、用紙画像データを選択するステップと、 受信した画像データと選択された用紙画像データとに基
    づいて、外部装置によって指定された用紙上に画像デー
    タが印刷された状態を示すプレビュー用画像データを作
    成するステップと、 プレビュー用画像データを外部装置に対して送信するス
    テップと、 を有することを特徴とする印刷方法。
  9. 【請求項９】 遠隔地にある画像装置から送られてきた
    画像データに基づいて、用紙上に印刷を行う印刷用プロ
    グラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体であ
    って、 外部装置から送られてきた画像データを受信するステッ
    プと、 紙質の異なる用紙形態が表現された複数の用紙画像デー
    タを記憶するステップと、 外部装置によって指定された印刷用の用紙種類に応じ
    て、用紙画像データを選択するステップと、 受信した画像データと選択された用紙画像データとに基
    づいて、外部装置によって指定された用紙上に画像デー
    タが印刷された状態を示すプレビュー用画像データを作
    成するステップと、 プレビュー用画像データを外部装置に対して送信するス
    テップと、 をコンピュータに実行させるための印刷用プログラムを
    記録したことを特徴とするコンピュータ読取可能な記録
    媒体
  10. 【請求項１０】 印刷用の画像データを送信する端末装
    置と、端末装置から送られてきた画像データに基づい
    て、用紙上に印刷を行う印刷装置と、を有する印刷シス
    テムにおいて、 前記端末装置は、 画像データを送信する画像データ送信手段と、 印刷用の用紙種類を指定する指定手段と、 前記指定手段によって指定された用紙上に画像データが
    印刷された状態を示すプレビュー用画像データを受信す
    るプレビュー用画像受信手段と、 受信したプレビュー用画像データに基づいて、プレビュ
    ー表示する表示手段と、 を有し、 前記印刷装置は、 前記画像データ送信手段から送られてきた画像データを
    受信する画像データ受信手段と、 紙質の異なる用紙形態が表現された複数の用紙画像デー
    タを記憶する記憶手段と、 前記指定手段によって指定された印刷用の用紙種類に応
    じて、用紙画像データを選択する選択手段と、 受信した画像データと選択された用紙画像データとに基
    づいて、プレビュー用画像データを作成するプレビュー
    用画像作成手段と、 プレビュー用画像データを前記端末装置に対して送信す
    るプレビュー用画像送信手段と、 を有することを特徴とする印刷システム。
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