JP2019200119A - 磁場検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】回転部材の回転に伴って生ずる磁場の検出精度を向上させる。【解決手段】磁石2は、ステアリングシャフト100に結合される。磁気ヨーク部材3は、ステアリングシャフト100の回転軸Aと交差する方向に磁石2と対向する部分を有している。検出部4は、磁場を検出し、検出された磁場に応じた信号を出力する。支持体5は、検出部4を支持しており、少なくとも磁気ヨーク部材3の変位に追随して変位する。【選択図】図3
Description
本発明は、回転部材の回転に伴って生じる磁場を検出する磁場検出装置に関する。
この種の磁場検出装置の一例として、特許文献1は、トルク検出装置を開示している。当該トルク検出装置は、回転部材の一例として車両に搭載されるステアリングシャフトに加わるトルクを検出する。ステアリングシャフトは、トーションバーにより連結された入力軸部と出力軸部を備えている。トーションバーは、ねじれ変形が可能な弾性部材である。入力軸部は、ステアリングホイールなどの操舵部材に接続される。出力軸部は、パワーステアリング機構のギア機構に接続される。
入力軸部に入力される操舵力によっては、ステアリングシャフトに操舵トルクが生じる。これにより、トーションバーがねじれ変形し、入力軸部と出力軸部の間にステアリングシャフトの周方向に沿う相対変位が生じる。
上記のトルク検出装置は、磁石とヨークにより構成される磁気回路を備えている。磁石は入力軸部に結合され、ヨークは出力軸部に結合されている。入力軸部と出力軸部の間に相対変位が生じていない場合と相対変位が生じた場合とでは、磁気回路における磁束に差異が生じる。
トルク検出装置は、検出部を備えている。検出部は、磁気回路における磁束の検出を通じて、ステアリングシャフトに生じたトルクを検出する。
本発明の目的は、回転部材の回転に伴って生ずる磁場の検出精度を向上させることである。
本願の発明者たちは、磁場の検出精度を向上させるために、回転部材の偏心に着目した。特許文献1に記載された装置においては、磁場の検出部が、回転部材を回転可能に支持するハウジングに固定されている。回転部材に偏心が存在する場合、回転に伴って回転軸が傾く一方で検出部が不動であるので、磁石とヨークの少なくとも一方と検出部との距離が変化する。本願の発明者たちは、この距離の変化を小さくすることにより、磁場の検出精度を向上させる余地があるとの着想を得た。
したがって、上記の目的を達成するための一態様は、磁場検出装置であって、
回転部材に結合される磁場発生源と、
前記回転部材の回転軸と交差する方向に前記磁場発生源と対向する部分を有しているヨークと、
磁場を検出し、検出された磁場に応じた信号を出力する検出部と、
前記検出部を支持し、少なくとも前記ヨークの変位に追随して変位する支持体と、
を備えている。
回転部材に結合される磁場発生源と、
前記回転部材の回転軸と交差する方向に前記磁場発生源と対向する部分を有しているヨークと、
磁場を検出し、検出された磁場に応じた信号を出力する検出部と、
前記検出部を支持し、少なくとも前記ヨークの変位に追随して変位する支持体と、
を備えている。
偏心を伴う回転部材の回転に伴い、回転軸が傾斜する。すなわち、ヨークは、回転部材の回転に伴って当該傾斜の方向へ変位する。しかしながら、磁場を検出する検出部がヨークの変位に追随して変位する支持体によって支持されているので、回転部材の回転に伴うヨークと検出部の間の距離の変化を抑制できる。したがって、回転部材の回転に伴って生ずる磁場の検出精度が向上する。
上記の磁場検出装置は、以下のように構成されうる。
前記支持体は、
前記ヨークと前記検出部を収容しているケースと、
前記ケースに対する前記ヨークの相対回転を許容しつつ、前記ヨークに対する前記検出部の変位を規制する連結部と、
を備えている。
前記支持体は、
前記ヨークと前記検出部を収容しているケースと、
前記ケースに対する前記ヨークの相対回転を許容しつつ、前記ヨークに対する前記検出部の変位を規制する連結部と、
を備えている。
このような構成によれば、検出部に対するヨーク部材の回転を許容しつつ、両者の相対変位を規制する構成が容易に得られる。
この場合、上記の磁場検出装置は、以下のように構成されうる。
前記検出部は、磁場検出素子と、当該磁場検出素子が搭載された基板を含んでおり、
前記ケースは、前記基板を着脱可能なスロットを備えている。
前記検出部は、磁場検出素子と、当該磁場検出素子が搭載された基板を含んでおり、
前記ケースは、前記基板を着脱可能なスロットを備えている。
このような構成によれば、検出部に対する保守作業や、検出部のみの交換が容易になされうる。
上記の磁場検出装置は、以下のように構成されうる。
前記検出部から出力された前記信号を中継するコネクタと、
前記検出部と前記コネクタを接続するフレキシブルケーブルと、
を備えている。
前記検出部から出力された前記信号を中継するコネクタと、
前記検出部と前記コネクタを接続するフレキシブルケーブルと、
を備えている。
このような構成によれば、回転部材が偏心を伴って回転することにより支持体が変位しても、その影響がコネクタの装着部分に及ぶことを防止できる。
この場合、上記の磁場検出装置は、以下のように構成されうる。
前記コネクタは、防水構造を備えている。
前記コネクタは、防水構造を備えている。
このような構成によれば、磁場検出装置を収容するハウジングにコネクタが固定される場合において、磁場検出装置に対する防水性や防塵性を確保できる。
上記の磁場検出装置は、以下のように構成されうる。
前記回転部材の回転方向への前記支持体の変位を規制する規制部材を備えている。
前記回転部材の回転方向への前記支持体の変位を規制する規制部材を備えている。
偏心を伴う回転部材の回転に支持体を追随させようとする力が生ずる場合がある。上記の構成によれば、このような力に起因する支持体の変位が規制され、回転軸の傾きに伴うヨークの変位に支持体を追随させることが容易になる。
相対回転可能に結合されている第一回転部材と第二回転部材を前記回転部材が含んでいる場合、上記の磁場検出装置において、前記磁場発生源を前記第一回転部材に結合し、前記ヨークを前記第二回転部材に結合することにより、前記検出部は、前記磁場に基づいて前記回転部材に加わるトルクを検出できる。
本発明によれば、回転部材の回転に伴って生ずる磁場の検出精度が向上する。
添付の図面を参照しつつ、実施形態例について以下詳細に説明する。以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするために縮尺を適宜変更している。添付の図面において、矢印Uは、図示された構造の上方向を示している。矢印Dは、図示された構造の下方向を示している。以降の説明に現れる「上方」および「下方」という表現は、説明の便宜のために用いているに過ぎず、図示された構造の使用時における姿勢を限定する意図はない。
図1は、一実施形態に係るトルク検出装置1の構成を模式的に示している。トルク検出装置1は、磁場検出装置の一例である。
トルク検出装置1は、例えば車両のパワーステアリング装置におけるステアリングシャフト100に装着される。ステアリングシャフト100は、回転軸Aを中心として回転可能な回転部材の一例である。
ステアリングシャフト100は、入力軸部101、出力軸部102、およびトーションバー103を含んでいる。入力軸部101と出力軸部102は、トーションバー103を介して連結されている。トーションバー103は、ねじれ変形が可能な弾性部材である。入力軸部101は、ステアリングホイールなどの操舵部材に接続される。出力軸部102は、パワーステアリング装置のギア機構などに接続される。入力軸部101は、第一回転部材の一例である。出力軸部102は、第二回転部材の一例である。
トルク検出装置1は、磁石2を備えている。磁石2は、環形状を有している。磁石2においては、当該環形状の周方向についてN極とS極が交互に着磁されている。磁石2は、ステアリングシャフト100の入力軸部101に結合される。具体的には、磁石2は、ステアリングシャフト100の回転方向にN極とS極が交互に現れるように結合される。磁石2は、磁場発生源の一例である。磁石2は、磁化により強磁性やフェリ磁性を示す磁性体であれば、適宜の部材で置き換えられうる。
トルク検出装置1は、磁気ヨーク部材3を備えている。磁気ヨーク部材3は、スペーサ30、第一ヨーク31、および第二ヨーク32を含んでいる。第一ヨーク31と第二ヨーク32の各々は、軟磁性体を含んでいる。スペーサ30は、非磁性体を含んでいる。
図2の(A)に示されるように、第一ヨーク31は、第一基部31aと複数の第一歯部31bを備えている。第一基部31aは、環形状を有している。複数の第一歯部31bは、第一基部31aから上方へ突出している。複数の第一歯部31bは、第一基部31aの周方向に沿って等間隔に配列されている。
図2の(B)に示されるように、第二ヨーク32は、第二基部32aと複数の第二歯部32bを備えている。第二基部32aは、環形状を有している。複数の第二歯部32bは、第二基部32aから下方へ突出している。複数の第二歯部32bは、第二基部32aの周方向に沿って等間隔に配列されている。
図1に示されるように、磁気ヨーク部材3は、全体として環形状を有している。磁気ヨーク部材3は、ステアリングシャフト100の出力軸部102に装着される。磁気ヨーク部材3は、磁石2と同心状に配置される。
第一ヨーク31の第一基部31aは、ステアリングシャフト100の回転方向に沿って延びる部分を有している。複数の第一歯部31bは、ステアリングシャフト100の回転軸Aに沿う方向に第一基部31aから突出しつつ、ステアリングシャフト100の径方向に磁石2と対向している。ステアリングシャフト100の径方向は、回転軸Aと交差する方向の一例である。
第二ヨーク32の第二基部32aは、ステアリングシャフト100の回転方向に沿って延びる部分を有している。複数の第二歯部32bは、ステアリングシャフト100の回転軸Aに沿う方向に第二基部32aから突出しつつ、ステアリングシャフト100の径方向に磁石2と対向している。第二ヨーク32における各第二歯部32bの長さは、第一ヨーク31における各第一歯部31bの長さと一致している。
磁気ヨーク部材3は、スペーサ30によって第一ヨーク31と第二ヨーク32がステアリングシャフト100の回転軸Aに沿う方向に離間するように、一体成形されている。
操舵部材を通じて入力軸部101に操舵力が入力されると、ステアリングシャフト100全体が回転する。磁石2と磁気ヨーク部材3もまた、ステアリングシャフト100とともに回転する。
入力軸部101に入力される操舵力によっては、ステアリングシャフト100に操舵トルクが生じる。これにより、トーションバー103がねじれ変形し、入力軸部101と出力軸部102の間にステアリングシャフト100の周方向に沿う相対変位が生じる。
図示を省略するが、第一ヨーク31の周方向における各第一歯部31bの中央部は、ステアリングシャフト100の径方向から見て磁石2における着磁境界線上に位置している。同様に、第二ヨーク32の周方向における各第二歯部32bの中央部は、ステアリングシャフト100の径方向から見て磁石2における着磁境界線上に位置している。
この場合、各第一歯部31bと各第二歯部32bには磁石2のN極とS極から同数の磁力線が出入りする。第一ヨーク31と第二ヨーク32の各内部で磁力線が閉ループを形成するので、磁気ヨーク部材3の外部に磁束が漏出しない。
ステアリングシャフト100に操舵トルクが生じてトーションバー103がねじれ変形すると、磁石2と磁気ヨーク部材3の相対位置が、ステアリングシャフト100の周方向に変化する。これにより、各第一歯部31bと各第二歯部32bの位置が上記の着磁境界線から当該周方向にずれる。
この場合、第一ヨーク31と第二ヨーク32には、それぞれ逆の極性を有する磁力線が増加する。その結果、両ヨーク間に磁束が発生する。すなわち、ステアリングシャフト100に生じたトルクに応じて磁束が変化する。
トルク検出装置1は、検出部4を備えている。検出部4は、磁場を検出し、検出された磁場に応じた信号を出力するように構成されている。検出部4は、ホール素子や磁気抵抗素子などの磁場検出素子41を含んでいる。検出部4は、ステアリングシャフト100の回転軸Aに沿う方向における第一ヨーク31の第一基部31aと第二ヨーク32の第二基部32aの間に配置されている。具体的には、検出部4は、第一基部31aと第二基部32aの間に生じた磁束を検出し、当該磁束の密度に応じた検出信号を出力するように構成されている。検出信号は、ECUなどの制御装置に送られ、信号処理に供される。
本願の発明者たちは、磁場の検出精度を向上させるために、ステアリングシャフトの偏心に着目した。特許文献1に記載された装置においては、磁場の検出部が、ステアリングシャフトを回転可能に支持するハウジングに固定されている。ステアリングシャフトに偏心が存在する場合、回転に伴って回転軸が傾く一方で検出部が不動であるので、磁石とヨークの少なくとも一方と検出部との距離が変化する。本願の発明者たちは、この距離の変化を小さくすることにより、磁場の検出精度を向上させる余地があるとの着想を得た。
そこで本実施形態においては、トルク検出装置1が、検出部4を支持するための支持体5を備えている。支持体5は、少なくとも磁気ヨーク部材3の変位に追随して変位するように構成されている。
図3は、ステアリングシャフト100が偏心を伴って回転する場合におけるトルク検出装置1の動作を示している。この場合、ステアリングシャフト100の回転に伴い、回転軸Aは、同図における左右方向に傾斜を繰り返す。すなわち、磁気ヨーク部材3は、ステアリングシャフト100の回転に伴って回転軸Aの傾斜方向へ変位する。しかしながら、磁場を検出する検出部4が、磁気ヨーク部材3の変位に追随して変位する支持体5によって支持されているので、ステアリングシャフト100の回転に伴う磁気ヨーク部材3と検出部4の間の距離の変化を抑制できる。したがって、ステアリングシャフト100の回転に伴って生ずる磁場の検出精度が向上する。
図3に示された例においては、ステアリングシャフト100の入力軸部101と出力軸部102が同心状態を保ったまま傾斜している。しかしながら、入力軸部101と出力軸部102が独立して偏心を伴う回転をし、磁石2と検出部4の距離が変化する場合もありうる。このような場合においても、検出部4を支持する支持体5が少なくとも磁気ヨーク部材3の変位に追随して変位するので、ステアリングシャフト100がより複雑な偏心を伴う回転をする場合においても、磁場の検出精度の低下を抑制できる。
より具体的には、図1に示されるように、支持体5は、磁気ヨーク部材3と検出部4を収容する共通のケース51を備えている。ケース51には、第一開口51aと第二開口51bが形成されている。ケース51は、入力軸部101と出力軸部102がそれぞれ第一開口51aと第二開口51b内を延びるように、ステアリングシャフト100に装着されている。
このような構成によれば、検出部4に対する磁気ヨーク部材3の回転を許容しつつ、両者の相対変位を規制する構成が容易に得られる。すなわち、ケース51の第一開口51aと第二開口51bの少なくとも一方は、連結部として機能する。
好ましくは、ケース51の第一開口51aの内縁とステアリングシャフト100の入力軸部101の間には、樹脂製の第一軸受52aが介在されることが好ましい。同様に、ケース51の第二開口51bの内縁とステアリングシャフト100の出力軸部102の間には、樹脂製の第二軸受52bが介在されることが好ましい。
このような構成においては、ステアリングシャフト100が偏心を伴って回転する場合、入力軸部101と第一軸受52aの間、および出力軸部102と第二軸受52bの間の少なくとも一方において摺動抵抗が生じる。これにより、ステアリングシャフト100の回転に支持体5を追随させようとする力が生ずる。上記の構成によれば、このような力に起因する支持体5の変位が規制され、回転軸Aの傾きに伴う磁気ヨーク部材3の変位に支持体5を追随させることが容易になる。すなわち、第一軸受52aと第二軸受52bの少なくとも一方は、連結部として機能する。
第一軸受52aと第二軸受52bに加えてあるいは代えて、支持体5は、軸受支持機構53を備えうる。軸受支持機構53は、ケース51と磁気ヨーク部材3の間に介在するように配置されうる。軸受支持機構53は、ステアリングシャフト100の回転に伴う磁気ヨーク部材3のケース51に対する相対回転を許容する一方、磁気ヨーク部材3に対する検出部4の変位を規制する。すなわち、軸受支持機構53は、連結部として機能する。
図1に示されるように、検出部4は、上記の磁場検出素子41に加えて基板42を含んでいる。磁場検出素子41は、基板42に搭載されている。基板42上には、磁場検出素子41の動作に必要とされる適宜の回路が形成されている。
図1と図4の(A)に示されるように、ケース51にはスロット51cが形成されている。図1と図4の(B)は、基板42がスロット51cに装着された状態を示している。
このような構成によれば、検出部4に対する保守作業や、検出部4のみの交換が容易になされうる。
図1に示されるように、トルク検出装置1は、他の回路部品などを収容するためのハウジング104に収容されうる。この場合、図4の(B)に示されるように、トルク検出装置1は、コネクタ61とフレキシブルケーブル62を備えうる。
コネクタ61は、検出された磁場に応じて検出部4から出力された信号を中継するように構成されている。フレキシブルケーブル62は、検出部4とコネクタ61を接続する。図5に示されるように、コネクタ61は、トルク検出装置1を収容するハウジング104に固定される。
図3に示されるように、ステアリングシャフト100が偏心を伴って回転する場合、検出部4を支持している支持体5は、ハウジング104内で変位する。しかしながら、ハウジング104に固定されたコネクタ61と検出部4の間がフレキシブルケーブル62によって接続されているので、上記の変位の影響がコネクタ61に及ぶことがない。
図5に示されるように、コネクタ61は、防水構造を備えうる。具体的には、コネクタ61は、封止部材61aを備えている。封止部材61aとしては、弾性を有するOリングやガスケットが例示されうる。
このような構成によれば、コネクタ61が固定されるハウジング104内に収容されたトルク検出装置1に対する防水性や防塵性を確保できる。
図5に示されるように、トルク検出装置1は、規制部材7を備えうる。規制部材7は、ステアリングシャフト100の回転方向への支持体5の変位を規制するように構成されている。図示の例においては、規制部材7は、支持体5のケース51の外面に設けられた突起として提供されている。突起の先端は、ハウジング104の内壁面104aに当接している。
ステアリングシャフト100の回転方向への支持体5の変位を規制できるのであれば、規制部材7は、ハウジング104の内壁面104aに設けられてもよい。また、ステアリングシャフト100の回転軸Aに沿って延びる突起によって、ステアリングシャフト100の回転方向への支持体5の変位を規制してもよい。
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための例示にすぎない。上記の実施形態に係る構成は、本発明の趣旨を逸脱しなければ、適宜に変更・改良されうる。
上記の実施形態においては、磁気ヨーク部材3の相対回転を許容している支持体5に検出部が支持されている。しかしながら、ステアリングシャフト100の偏心に伴う磁気ヨーク部材3の変位に検出部4を追随させることができれば、磁気ヨーク部材3と一体に設けられた支持体に検出部4を支持させてもよい。
上記の実施形態においては、検出部4による磁場の検出を通じて、入力軸部101と出力軸部102が相対回転可能に結合されたステアリングシャフト100に加わるトルクを検出している。しかしながら、上述した磁気ヨーク部材3の構成は、回転部材の回転の有無を検出するために使用されうる。この場合、当該回転部材は、相対回転可能に結合された二つの回転部材を備える必要はない。磁石2を当該回転部材に結合し、磁気ヨーク部材3をステータとして磁石2と同心状に配置すれば、当該回転部材の回転に伴う磁場の変化を検出部4によって検出できる。
1:トルク検出装置、2:磁石、3:磁気ヨーク部材、4:検出部、5:支持体、51:ケース、51a:第一開口、51b:第二開口、51c:スロット、52a:第一軸受、52b:第二軸受、53:軸受支持機構、61:コネクタ、61a:封止部材、62:フレキシブルケーブル、7:規制部材、100:ステアリングシャフト、101:入力軸部、102:出力軸部、A:回転軸
Claims (7)
- 回転部材に結合される磁場発生源と、
前記回転部材の回転軸と交差する方向に前記磁場発生源と対向する部分を有しているヨークと、
磁場を検出し、検出された磁場に応じた信号を出力する検出部と、
前記検出部を支持し、少なくとも前記ヨークの変位に追随して変位する支持体と、
を備えている、
磁場検出装置。 - 前記支持体は、
前記ヨークと前記検出部を収容しているケースと、
前記ケースに対する前記ヨークの相対回転を許容しつつ、前記ヨークに対する前記検出部の変位を規制する連結部と、
を備えている、
請求項1に記載の磁場検出装置。 - 前記検出部は、磁場検出素子と、当該磁場検出素子が搭載された基板を含んでおり、
前記ケースは、前記基板を着脱可能なスロットを備えている、
請求項2に記載の磁場検出装置。 - 前記検出部から出力された前記信号を中継するコネクタと、
前記検出部と前記コネクタを接続するフレキシブルケーブルと、
を備えている、
請求項1から3のいずれか一項に記載の磁場検出装置。 - 前記コネクタは、防水構造を備えている、
請求項4に記載の磁場検出装置。 - 前記回転部材の回転方向への前記支持体の変位を規制する規制部材を備えている、
請求項1から5のいずれか一項に記載の磁場検出装置。 - 前記回転部材は、相対回転可能に結合されている第一回転部材と第二回転部材を含んでおり、
前記磁場発生源は、前記第一回転部材に結合されており、
前記ヨークは、前記第二回転部材に結合されており、
前記信号に基づき前記回転部材に加わるトルクを検出するトルク検出部を備えている、
請求項1から6のいずれか一項に記載の磁場検出装置。
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