JP2019161682A - 電動機 - Google Patents

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英也 樋口
Hideya Higuchi
英也 樋口
昌樹 桑原
Masaki Kuwabara
昌樹 桑原
正幸 丸山
Masayuki Maruyama
正幸 丸山
健一 福山
Kenichi Fukuyama
健一 福山
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Abstract

【課題】回転角度を検知する検知部に対する異物の侵入を抑制することができる電動機を提供する。【解決手段】電動機は、回転可能に設けられた回転子10と、回転子を回転可能に支持する固定子20と、回転子10の回転角度を検知する検知部と、回転子10又は固定子20の一方に固定されて検知部を覆うカバー50とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、電動機に関する。
回転子の回転角度を検知するための検知部が設けられた電動機が知られている(例えば、特許文献1)。
特開昭61−262066号公報
検知部に異物が付着すると、回転角度の検出に誤りが生じる等、回転角度の検出精度に問題が生じる。このため、異物の侵入を抑制する仕組みが求められていた。
本発明は、回転子の回転角度を検知する検知部に対する異物の侵入を抑制することができる電動機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の電動機は、回転可能に設けられた回転子と、前記回転子を回転可能に支持する固定子と、前記回転子の回転角度を検知する検知部と、前記回転子又は前記固定子の一方に固定されて前記検知部を覆うカバーとを備える。
従って、カバー部材が検知部を外界から遮るように覆うことで、検知部に対する異物の侵入を抑制することができる。
本発明の電動機では、回転子又は前記固定子の他方と前記カバーとの隙間を塞ぐシール部材を備える。
従って、シール部材によって検知部に対する異物の侵入をより抑制することができる。
本発明の電動機では、前記シール部材は、前記カバーに設けられている。
従って、隙間を塞ぐためのシール部材と電動機とを別個に扱う必要がなく、より利便性の高い電動機とすることができる。
本発明の電動機では、前記カバーは、前記回転子の回転軸に直交する平面と交差する方向に延出する回り込み部を有する。
従って、回り込み部の延出長に応じて外界から検知部までの経路長をより長くすることができる。このため、検知部に対する異物の侵入をより抑制することができる。
本発明の電動機では、前記回転子又は前記固定子の他方には、前記回り込み部の先端を非接触状態で収める溝が形成されている。
従って、回り込み部と溝とにより形成される経路長に応じて外界から検知部までの経路長をより長くすることができる。このため、検知部に対する異物の侵入をより抑制することができる。
本発明の電動機では、前記カバーは、前記回転子の回転軸方向において前記検知部の反対側に位置する磁石を有する。
従って、磁石に引き寄せられる性質を有する異物を、検知部の反対側で引き寄せて保持することができる。このため、検知部に対する異物の侵入をより抑制することができる。
本発明の電動機では、前記磁石は、前記回転子又は前記固定子の他方と前記カバーとの隙間付近に設けられる。
従って、磁石に引き寄せられる性質を有する異物の引き寄せを隙間付近で行うことができる。このため、検知部に対する異物の侵入をより抑制することができる。
本発明の電動機では、前記検知部は、前記回転軸を中心とする環状の磁気リングを有する。
従って、検知部が強磁性の異物を引き寄せる性質を有する場合であっても、検知部に対する異物の侵入をより抑制することができる。
本発明の電動機によれば、回転角度を検知する検知部に対する異物の侵入を抑制することができる。
図1は、実施形態1の電動機の主要構成を示す概略断面図である。 図2は、実施形態1の電動機を一端側から見た場合の概略構成を示す平面図である。 図3は、変形例1において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。 図4は、変形例2において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。 図5は、変形例3において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。 図6は、変形例4において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。 図7は、変形例4の電動機を一端側から見た場合の概略構成を示す平面図である。 図8は、変形例5において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。 図9は、変形例6において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。 図10は、変形例7において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。 図11は、変形例8において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。 図12は、変形例9において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。 図13は、実施形態2の電動機の主要構成を示す概略断面図である。 図14は、実施形態2の電動機を一端側から見た場合の概略構成を示す平面図である。 図15は、変形例10において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。 図16は、変形例11において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。 図17は、変形例12において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。 図18は、変形例13において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。 図19は、変形例13の電動機を一端側から見た場合の概略構成を示す平面図である。 図20は、変形例14において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。 図21は、変形例15において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。 図22は、変形例16において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。 図23は、変形例17において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。 図24は、変形例18において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。以下で説明する各実施形態の要件は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
(実施形態1)
図1は、実施形態1の電動機の主要構成を示す概略断面図である。電動機は、回転子10と、固定子20とを備える。回転子10は、回転軸C1を中心として回転する。固定子20は、軸受30を介して回転子10を回転可能に支持する。実施形態1の電動機は、回転子10が固定子20に対して回転軸C1を中心とした径方向の外周側に位置する所謂アウタロータ型の電動機である。電動機は、回転軸C1を中心とする空洞を固定子20の内側に有するが、固定子20の内側が空洞でなくてもよい。
回転子10と固定子20の一方には磁石15が設けられる。回転子10と固定子20の他方にはコイル21が設けられる。図1では、回転子10の内周面側に磁石15が設けられ、固定子20の外周面側にコイル21が設けられている例を示しているが、磁石15とコイル21の位置関係は逆であってもよい。図1のコイル21は、固定子20のコア22に巻回されている。コア22は、コイル21の鉄心として機能する。コイル21の励磁駆動に応じて、回転子10が回転駆動される。
電動機には、回転子10の回転角度を検知するための検知部が設けられている。検知部は、例えば環状の磁気リング41とセンサ部45aとの相対角度変化の度合いに基づいて回転子10の回転角度を検知する。回転子10と固定子20の一方には磁気リング41が設けられる。回転子10と固定子20の他方にはセンサ部45aが設けられる。図1では、回転子10に磁気リング41が設けられ、固定子20にセンサ部45aが設けられている例を示しているが、磁気リング41とセンサ部45aの位置関係は逆であってもよい。実施形態1における環状の構成とは、回転軸C1を中心とした環状の構成である。
磁気リング41は、例えば磁石の多極が環状に並ぶよう形成された永久磁石である。磁気リング41は、例えば環状の基板42に固定されている。基板42は、ねじ43を用いて回転子10の第1基部10aにねじ留め固定されている。センサ部45aは、例えばホール素子、所謂MR(Magneto Resistive)センサとして機能する磁気抵抗効果素子、磁歪線の変位を検知するセンサのいずれかである。センサ部45aは、基板45に設けられている。基板45は、ねじ46を用いて固定子20の第2基部20aにねじ留め固定されている。基板45、ねじ46を介して回転子10に固定されたセンサ部45aは、磁気リング41に対して非接触状態で対向する位置で支持される。すなわち、磁気リング41とセンサ部45aは、基板42と基板45の対向面に設けられている。回転子10が回転すると、回転子10に固定されている磁気リング41が回転する。センサ部45aは、磁気リング41が回転することで生じる磁気の変化を検知し、この磁気の変化に基づいて回転子10の回転角度を検知する。
図1では、コイル21とセンサ部45aとの間に軸受30が配置されている。これによって、センサ部45aに対するコイル21及び磁石15の磁気による影響をより抑制することができる。また、図1では、磁気リング41とセンサ部45aのうち、磁気リング41が相対的に軸受30に近い位置にあるが、軸受30に対する磁気リング41とセンサ部45aの位置関係は逆になっていてもよい。また、基板45は環状である必要はない。基板45は、センサ部45aを支持するとともにセンサ部45aに接続されている配線等を設けるために必要な大きさを有していればよい。図1では、環状の磁気リング41及び基板42が回転軸C1を挟んで対向する概略断面図の両側に図示されているが、環状でない基板45は回転軸C1を挟んで対向する概略断面図の片側に図示されている。
以下、図1の軸受30に対して磁気リング41及びセンサ部45aが設けられている側を電動機の一端側とする。また、図1の軸受30に対して磁石15及びコイル21が設けられている側を電動機の他端側とする。コイル21の他端側には、カバー70が設けられている。カバー70は、例えば径方向の内周側が固定子20に固定されている。電動機の出力軸として機能する出力軸部10fは、例えば回転子10の一端側にあるが、他端側にあってもよい。
図2は、実施形態1の電動機を一端側から見た場合の概略構成を示す平面図である。固定子20の一端部20bには、磁気リング41及びセンサ部45aを覆うカバー50が設けられている。具体的には、カバー50は、例えば内周側がねじ52を用いてねじ留めされている環状かつ板状の部材である。図1に示すカバー50は、ねじ留め位置よりも外周側で、一端側に向かって傾斜する傾斜部50aを有しているが、これはカバー50の具体的形状の一例であってこれに限られるものでなく、適宜変更可能である。カバー50は、例えば磁気リング41及びセンサ部45aに対して一端側に位置するよう設けられることで、磁気リング41及びセンサ部45aが電動機の外側に露出しないよう覆う。
カバー50の径方向の縁のうち、ねじ52の反対側である外周側の縁には環状のシール部材51が設けられている。シール部材51は、例えば図1に示すように、径方向の外周側に設けられた2つのリップ51a,51bを有するゴム等の樹脂背製の部材である。2つのリップ51a,51bは、出力軸部10fの径方向の内周面と摺接する。シール部材51は、カバー50と出力軸部10fとの隙間を塞ぐ。カバー50及びシール部材51は、磁気リング41及びセンサ部45a及びこれらを固定するための構成(例えば、基板42、ねじ43、基板45、ねじ46)と非接触である。
以上、実施形態1によれば、カバー50とシール部材51によって、磁気リング41及びセンサ部45aに対する電動機の一端側からの異物の侵入を抑制することができる。また、シール部材51がカバー50に設けられているため、隙間を塞ぐための構成と電動機とを別個に扱う必要がなく、より利便性の高い電動機とすることができる。
(実施形態1の変形例)
以下、実施形態1の変形例である変形例1から変形例9について、図3から図12を参照して説明する。図3から図12を参照した説明では、磁気リング41及びセンサ部45aを覆う環状のカバー50及びシール部材51の別の形態について説明する。変形例1から変形例9の構成のうち、図3から図12を参照して説明する特筆事項を除いた構成は、実施形態1と同様である。
(変形例1)
図3は、変形例1において磁気リング41及びセンサ部45aを覆う構成を示す概略断面図である。変形例1のカバー50の外周側の縁には、シール部材51に代えてシール部材53が設けられている。シール部材53は、1つのリップ53aを有するゴム等の樹脂背製の部材である。リップ53aは、回転子10Aの一端側に面する摺接面10bと摺接する。変形例1によれば、摺接箇所をより少なくしつつ、磁気リング41及びセンサ部45aに対する電動機の一端側からの異物の侵入を抑制することができる。
(変形例2)
図4は、変形例2において磁気リング41及びセンサ部45aを覆う構成を示す概略断面図である。変形例2では、回転子10Bの一端側に溝10eが設けられている。溝10eは、相対的に内周側の環状突出部10cと相対的に外周側の出力軸部10fとの間に形成された環状の溝である。環状突出部10cは、一端側に突出する先端が回転軸C1を中心とする環を描く回転子10Bの延出部である。
また、変形例2では、カバー50に代えてカバー54が設けられている。カバー54は、カバー50と同様、内周側がねじ52を用いてねじ留めされ、傾斜部50aを有する環状かつ板状の部材である。カバー54は、外周側に湾曲部54aを有する。湾曲部54aは、カバー54の外周側の回り込み部54bを、溝10eの内側に位置させるよう湾曲するカバー54の部分である。回り込み部54bは、回転軸C1に直交する平面と交差する方向に延出する。溝10eは、回り込み部54bの先端を非接触状態で収める。回り込み部54bと、環状突出部10c、出力軸部10f及び溝10eの内壁面とは非接触である。電動機の一端側の外界と磁気リング41及びセンサ部45aとの間に回り込み部54b及び溝10eが介在することで、外界から磁気リング41及びセンサ部45aに到達する経路に回り込みを含めるとともに、経路長をより長くすることができる。このため、磁気リング41及びセンサ部45aに対する電動機の一端側からの異物の侵入を抑制することができる。
(変形例3)
図5は、変形例3において磁気リング41及びセンサ部45aを覆う構成を示す概略断面図である。変形例3では、変形例1のカバー50の外周側には、シール部材51に代えて磁石55が設けられている。磁石55は、例えばカバー50の板面のうち、電動機の一端側の面に固定された環状の永久磁石である。すなわち、磁石55は、カバー50を挟んで磁気リング41の反対側に位置する。磁石55は、カバー50の一端側で、磁石に引き寄せられる性質を有する異物(強磁性体等)を引き寄せて保持する。また、磁石に引き寄せられる性質を有する異物の引き寄せを隙間付近で行うことができる。これによって、当該異物が磁気リング41の位置まで侵入することを抑制する。さらに、磁気リング41のように、強磁性の異物を引き寄せる性質を有する構成が検知部に含まれる場合であっても、磁石55によって磁気リング41に引き寄せられる異物の侵入をより抑制することができる。
なお、磁石55は、環状に連続する永久磁石でなくてもよい。磁石55は、例えば、カバー50の外周端に沿って環状に配置された複数の永久磁石であってもよい。また、図5において実線で示す磁石55はカバー50に対して磁気リング41の反対側に設けられているが、これは磁石55の配置例であってこれに限られるものでない。例えば、図5において破線で示すように、磁石55は、カバー50に対して磁気リング41側に設けられていてもよい。
(変形例4)
図6は、変形例4において磁気リング41及びセンサ部45aを覆う構成を示す概略断面図である。図7は、変形例4の電動機を一端側から見た場合の概略構成を示す平面図である。変形例4では、カバー50に代えて、圧入カバー56が設けられている。圧入カバー56は、回転子10に圧入されることで回転子10に固定されている。具体的には、圧入カバー56は、例えば湾曲部56aよりも外周側に設けられた当接部56bを有する。圧入カバー56は、例えば湾曲部56aよりも内周側が回転軸C1に直交する平面に沿い、当接部56bが回転軸C1と平行に延出するよう湾曲部56aで湾曲した環状かつ板状の部材である。当接部56bは、出力軸部10fの内周面と当接する。当接部56bの外径と出力軸部10fの内径は、当接部56bが回転子10fの内側に圧入状態で固定されるよう設計されている。
圧入カバー56の内周側の縁にはシール部材57が設けられている。シール部材57は、例えば図6に示すように、径方向の内周側に設けられた2つのリップ57a,57bを有する。2つのリップ57a,57bは、固定子20Aの一端部20cの外周面と摺接する。シール部材57は、圧入カバー56と一端部20cとの隙間を塞ぐ。圧入カバー56とシール部材57は、磁気リング41及びセンサ部45aに対する電動機の一端側からの異物の侵入を抑制する。変形例4によれば、圧入カバー56のねじ留めを不要にすることができる。
(変形例5)
図8は、変形例5において磁気リング41及びセンサ部45aを覆う構成を示す概略断面図である。変形例5では、変形例4と同様の圧入カバー56が設けられている。ただし、変形例5では、変形例4と異なり、圧入カバー56の内周側の縁にシール部材58が設けられている。シール部材58は、1つのリップ58aを有する。リップ58aは、固定子20Bの一端側に面する摺接面20dと摺接する。変形例5によれば、変形例4よりも摺接箇所をより少なくしつつ、磁気リング41及びセンサ部45aに対する電動機の一端側からの異物の侵入を抑制することができる。
(変形例6)
図9は、変形例6において磁気リング41及びセンサ部45aを覆う構成を示す概略断面図である。変形例6では、固定子20Cの一端側に溝20gが設けられている。溝20gは、相対的に外周側の環状突出部20eと相対的に内周側の環状突出部20fとの間に形成された環状の溝である。環状突出部20e及び環状突出部20fは、一端側に突出する先端が回転軸C1を中心とする環を描く固定子20Cの延出部である。
また、変形例6では、カバー50に代えて、圧入カバー59が設けられている。圧入カバー59は、湾曲部59aよりも外周側に設けられた当接部59bを有し、圧入カバー56と同様、回転子10に圧入されることで回転子10に固定されている。圧入カバー59は、内周側に湾曲部59cを有する。湾曲部59cは、カバー54の内周側の回り込み部59dを溝20gの内側に位置させるよう湾曲する圧入カバー59の部分である。回り込み部59dは、回転軸C1に直交する平面と交差する方向に延出する。溝20gは、回り込み部59dの先端を非接触状態で収める。回り込み部59dと、環状突出部20e、環状突出部20f及び溝20gの内壁面とは非接触である。回り込み部59d及び溝20gが介在することで、外界から磁気リング41及びセンサ部45aに到達する経路に回り込みを含めるとともに、経路長をより長くすることができる。このため、磁気リング41及びセンサ部45aに対する電動機の一端側からの異物の侵入を抑制することができる。
(変形例7)
図10は、変形例7において磁気リング41及びセンサ部45aを覆う構成を示す概略断面図である。変形例7では、変形例6と同様の圧入カバー59が設けられている。ただし、変形例7では、変形例6と異なり、回り込み部59dが環状突出部20eの径方向の内周面のさらに内側に回り込むよう位置している。すなわち、変形例7では、変形例6と異なり、環状突出部20fがない。一方、変形例7では、回り込み部59dの先端側に傾斜面20iが設けられている。傾斜面20iは、固定子20Dの他端側から一端側に向かって内径を大きくするよう回転軸C1に対して傾斜する固定子20Dの内周面である。回り込み部59dと環状突出部20e、傾斜面20iとの隙間が介在することで、外界から磁気リング41及びセンサ部45aに到達する経路に回り込みを含めるとともに、経路長をより長くすることができる。このため、磁気リング41及びセンサ部45aに対する電動機の一端側からの異物の侵入を抑制することができる。
(変形例8)
図11は、変形例8において磁気リング41及びセンサ部45aを覆う構成を示す概略断面図である。変形例8では、カバー50に代えて、圧入カバー60が設けられている。圧入カバー60は、湾曲部60aよりも外周側に設けられた当接部60bを有し、圧入カバー56と同様、回転子10に圧入されることで回転子10に固定されている。圧入カバー60は、内周側の端部60cが圧入カバー60の板面の延長線上(例えば、回転軸C1に直交する平面に沿う方向)に延出する。変形例8では、固定子20Eの一端部20jが圧入カバー60と平行になるよう設けられている。圧入カバー60と一端部20jとは非接触である。圧入カバー60と一端部20jとの隙間が介在することで、外界から磁気リング41及びセンサ部45aに到達する経路に回り込みを含めるとともに、経路長をより長くすることができる。このため、磁気リング41及びセンサ部45aに対する電動機の一端側からの異物の侵入を抑制することができる。
(変形例9)
図12は、変形例9において磁気リング41及びセンサ部45aを覆う構成を示す概略断面図である。変形例9では、カバー50に代えて、カバー61が設けられている。カバー61は、外周側がねじ62を用いて出力軸部10fの内側のねじ留め部10gにねじ留めされることで回転子10Cに固定されている環状かつ板状の部材である。カバー61は、内周側の湾曲部61aで湾曲することで、回り込み部61bが一端部20jの径方向の内周面のさらに内側に回り込むように位置している。回り込み部61bと一端部20jとの隙間が介在することで、外界から磁気リング41及びセンサ部45aに到達する経路に回り込みを含めるとともに、経路長をより長くすることができる。このため、磁気リング41及びセンサ部45aに対する電動機の一端側からの異物の侵入を抑制することができる。
なお、図6から図11を参照して説明した圧入カバー59,60の外周側における圧入による固定を、図12を参照して説明したカバー61のようにねじ留めによる固定で置換してもよい。また、図1から図5を参照して説明したカバー50,54の内周側におけるねじ留め固定を、図6から図11を参照して説明した圧入カバー59,60のように圧入による固定で置換してもよい。
また、図5を参照して説明した変形例3のように磁石55を設ける構成を、実施形態1及び他の変形例に適用してもよい。例えば、カバー54、圧入カバー59,60、カバー61が有する板面のうち、電動機の一端側に磁石55を設けてもよい。この場合、カバー54、圧入カバー59,60、カバー61の固定されている端部とは反対側寄りに磁石55を設けることが望ましい。また、実施形態1及び変形例1におけるカバー50並びに変形例4,5における圧入カバー56が有する板面のうち、電動機の一端側に磁石55を設けてもよい。この場合、カバー50、圧入カバー56の固定されている端部とは反対側寄りであって、カバー50、圧入カバー56よりも当該端部寄りに磁石55を設けることが望ましい。
(実施形態2)
図13は、実施形態2の電動機の主要構成を示す概略断面図である。電動機は、回転子120と、固定子110とを備える。回転子120は、回転軸C2を中心として回転する。固定子110は、軸受130を介して回転子120を回転可能に支持する。実施形態2の電動機は、回転子120が固定子110に対して回転軸C2を中心とした径方向の外周側に位置する所謂インナロータ型の電動機である。電動機は、回転軸C2を中心とする空洞を回転子120の内側に有するが、回転子120の内側が空洞でなくてもよい。
回転子120と固定子110の一方には磁石125が設けられる。回転子120と固定子110の他方にはコイル111が設けられる。図1では、回転子120の外周面側に磁石125が設けられ、固定子110の外周面側にコイル111が設けられている例を示しているが、磁石125とコイル111の位置関係は逆であってもよい。図1のコイル111は、固定子110のコア112に巻回されている。コア112は、コイル111の鉄心として機能する。コイル111の励磁駆動に応じて、回転子120が回転駆動される。
電動機には、回転子120の回転角度を検知するための検知部が設けられている。検知部は、例えば環状の磁気リング141とセンサ部145aとの相対角度変化の度合いに基づいて回転子120の回転角度を検知する。回転子120と固定子110の一方には磁気リング141が設けられる。回転子120と固定子110の他方にはセンサ部145aが設けられる。図1では、回転子120に磁気リング141が設けられ、固定子110にセンサ部145aが設けられている例を示しているが、磁気リング141とセンサ部145aの位置関係は逆であってもよい。磁気リング141は、例えば環状の基板142に固定されている。基板142は、ねじ143を用いて回転子120の第1基部120aにねじ留め固定されている。センサ部145aは、基板145に設けられている。基板145は、ねじ146を用いて固定子110の第2基部110aにねじ留め固定されている。磁気リング141、基板145の具体的構成は、実施形態1の磁気リング41、センサ部45aと同様である。実施形態2における環状の構成とは、回転軸C2を中心とした環状の構成である。
以下、図13の軸受130に対して磁気リング141及びセンサ部145aが設けられている側を電動機の一端側とする。また、図1の軸受130に対して磁石125及びコイル111が設けられている側を電動機の他端側とする。電動機の出力軸として機能する出力軸部120fは、例えば回転子120の一端側にあるが、他端側にあってもよい。
図14は、実施形態2の電動機を一端側から見た場合の概略構成を示す平面図である。固定子110の一端部110bには、磁気リング141及びセンサ部145aを覆うカバー150が設けられている。具体的には、カバー150は、例えば外周側がねじ152を用いてねじ留めされている環状かつ板状の部材である。図13に示すカバー150は、ねじ留め位置よりも内周側で、一端側に向かって傾斜する傾斜部150aを有しているが、これはカバー150の具体的形状の一例であってこれに限られるものでなく、適宜変更可能である。カバー150は、例えば磁気リング141及びセンサ部145aに対して一端側に位置するよう設けられることで、磁気リング141及びセンサ部145aが電動機の外側に露出しないよう覆う。
カバー150の径方向の縁のうち、ねじ152の反対側である内周側の縁には環状のシール部材151が設けられている。シール部材151は、例えば図1に示すように、径方向の内周側に設けられた2つのリップ151a,151bを有する。2つのリップ151a,151bは、出力軸部120fの径方向の内周面と摺接する。シール部材151は、カバー150と出力軸部120fとの隙間を塞ぐ。カバー150及びシール部材151は、磁気リング141及びセンサ部145a及びこれらを固定するための構成(例えば、基板142、ねじ143、基板145、ねじ146)と非接触である。
以上、実施形態2によれば、カバー150とシール部材151によって、磁気リング141及びセンサ部145aに対する電動機の一端側からの異物の侵入を抑制することができる。また、シール部材151がカバー150に設けられているため、隙間を塞ぐための構成と電動機とを別個に扱う必要がなく、より利便性の高い電動機とすることができる。
(実施形態2の変形例)
以下、実施形態2の変形例である変形例10から変形例18について、図15から図24を参照して説明する。図15から図24を参照した説明では、磁気リング141及びセンサ部145aを覆う環状のカバー150及びシール部材151の別の形態について説明する。変形例10から変形例18の構成のうち、図15から図24を参照して説明する特筆事項を除いた構成は、実施形態2と同様である。
(変形例10)
図15は、変形例10において磁気リング141及びセンサ部145aを覆う構成を示す概略断面図である。変形例10のカバー150の内周側の縁には、シール部材151に代えてシール部材153が設けられている。シール部材153は、1つのリップ153aを有する。リップ153aは、回転子120Aの一端側に面する摺接面120bと摺接する。変形例1によれば、摺接箇所をより少なくしつつ、磁気リング141及びセンサ部145aに対する電動機の一端側からの異物の侵入を抑制することができる。
(変形例11)
図16は、変形例11において磁気リング141及びセンサ部145aを覆う構成を示す概略断面図である。変形例11では、回転子120Bの一端側に溝120eが設けられている。溝120eは、相対的に外周側の環状突出部120cと相対的に内周側の出力軸部120fとの間に形成された環状の溝である。環状突出部120cは、一端側に突出する先端が回転軸C2を中心とする環を描く回転子120Bの延出部である。
また、変形例11では、カバー150に代えてカバー154が設けられている。カバー154は、カバー150と同様、外周側がねじ152を用いてねじ留めされ、傾斜部150aを有する環状かつ板状の部材である。カバー154は、内周側に湾曲部154aを有する。湾曲部154aは、カバー154の内周側の回り込み部154bを、溝120eの内側に位置させるよう湾曲するカバー154の部分である。回り込み部154bは、回転軸C2に直交する平面と交差する方向に延出する。溝120eは、回り込み部154bの先端を非接触状態で収める。回り込み部154bと、環状突出部120c、出力軸部120f及び溝120eの内壁面とは非接触である。電動機の一端側の外界と磁気リング141及びセンサ部145aとの間に回り込み部154b及び溝120eが介在することで、外界から磁気リング141及びセンサ部145aに到達する経路に回り込みを含めるとともに、経路長をより長くすることができる。このため、磁気リング141及びセンサ部145aに対する電動機の一端側からの異物の侵入を抑制することができる。
(変形例12)
図17は、変形例12において磁気リング141及びセンサ部145aを覆う構成を示す概略断面図である。変形例12では、変形例1のカバー150の内周側には、シール部材151に代えて磁石155が設けられている。磁石155は、例えばカバー150の板面のうち、電動機の一端側の面に固定された環状の永久磁石である。すなわち、磁石155は、カバー150を挟んで磁気リング141の反対側に位置する。磁石155は、カバー150の一端側で、磁石に引き寄せられる性質を有する異物(強磁性体等)を引き寄せて保持する。また、磁石に引き寄せられる性質を有する異物の引き寄せを隙間付近で行うことができる。これによって、当該異物が磁気リング141の位置まで侵入することを抑制する。さらに、磁気リング141のように、強磁性の異物を引き寄せる性質を有する構成が検知部に含まれる場合であっても、磁石155によって磁気リング141に引き寄せられる異物の侵入をより抑制することができる。
なお、磁石155は、環状に連続する永久磁石でなくてもよい。磁石155は、例えば、カバー150の内周端に沿って環状に配置された複数の永久磁石であってもよい。また、図17において実線で示す磁石155はカバー150に対して磁気リング141の反対側に設けられているが、これは磁石155の配置例であってこれに限られるものでない。例えば、図17において破線で示すように、磁石155は、カバー150に対して磁気リング141側に設けられていてもよい。
(変形例13)
図18は、変形例13において磁気リング141及びセンサ部145aを覆う構成を示す概略断面図である。図19は、変形例13の電動機を一端側から見た場合の概略構成を示す平面図である。変形例13では、カバー150に代えて、圧入カバー156が設けられている。圧入カバー156は、回転子120に圧入されることで回転子120に固定されている。具体的には、圧入カバー156は、例えば湾曲部156aよりも内周側に設けられた当接部156bを有する。圧入カバー156は、例えば湾曲部156aよりも外周側が回転軸C2に直交する平面に沿い、当接部156bが回転軸C2と平行に延出するよう湾曲部156aで湾曲した環状かつ板状の部材である。当接部156bは、出力軸部120fの外周面と当接する。当接部156bの内径と出力軸部120fの外径は、当接部156bが回転子120fの内側に圧入状態で固定されるよう設計されている。
圧入カバー156の外周側の縁にはシール部材157が設けられている。シール部材157は、例えば図6に示すように、径方向の外周側に設けられた2つのリップ157a,157bを有する。2つのリップ157a,157bは、固定子110Aの一端部110cの内周面と摺接する。シール部材157は、圧入カバー156と一端部110cとの隙間を塞ぐ。圧入カバー156とシール部材157は、磁気リング141及びセンサ部145aに対する電動機の一端側からの異物の侵入を抑制する。変形例13によれば、圧入カバー156のねじ留めを不要にすることができる。
(変形例14)
図20は、変形例14において磁気リング141及びセンサ部145aを覆う構成を示す概略断面図である。変形例14では、変形例13と同様の圧入カバー156が設けられている。ただし、変形例14では、変形例13と異なり、圧入カバー156の外周側の縁にシール部材158が設けられている。シール部材158は、1つのリップ158aを有する。リップ158aは、固定子110Bの一端側に面する摺接面110dと摺接する。変形例14によれば、変形例13よりも摺接箇所をより少なくしつつ、磁気リング141及びセンサ部145aに対する電動機の一端側からの異物の侵入を抑制することができる。
(変形例15)
図21は、変形例15において磁気リング141及びセンサ部145aを覆う構成を示す概略断面図である。変形例15では、固定子110Cの一端側に溝110gが設けられている。溝110gは、相対的に内周側の環状突出部110eと相対的に外周側の環状突出部110fとの間に形成された環状の溝である。環状突出部110e及び環状突出部110fは、一端側に突出する先端が回転軸C2を中心とする環を描く固定子110Cの延出部である。
また、変形例15では、カバー150に代えて、圧入カバー159が設けられている。圧入カバー159は、湾曲部159aよりも内周側に設けられた当接部159bを有し、圧入カバー156と同様、回転子120に圧入されることで回転子120に固定されている。圧入カバー159は、外周側に湾曲部159cを有する。湾曲部159cは、カバー154の内周側の回り込み部159dを溝110gの内側に位置させるよう湾曲する圧入カバー159の部分である。回り込み部159dは、回転軸C2に直交する平面と交差する方向に延出する。溝110gは、回り込み部159dの先端を非接触状態で収める。回り込み部159dと、環状突出部110e、環状突出部110f及び溝110gの内壁面とは非接触である。回り込み部159d及び溝110gが介在することで、外界から磁気リング141及びセンサ部145aに到達する経路に回り込みを含めるとともに、経路長をより長くすることができる。このため、磁気リング141及びセンサ部145aに対する電動機の一端側からの異物の侵入を抑制することができる。
(変形例16)
図22は、変形例16において磁気リング141及びセンサ部145aを覆う構成を示す概略断面図である。変形例16では、変形例15と同様の圧入カバー159が設けられている。ただし、変形例16では、変形例15と異なり、回り込み部159dが環状突出部110eの径方向の外周面のさらに外側に回り込むよう位置している。すなわち、変形例16では、変形例15と異なり、環状突出部110f及び環状突出部110eがない。一方、変形例16では、回り込み部159dの先端側に傾斜面110iが設けられている。傾斜面110iは、固定子110Dの他端側から一端側に向かって外径を小さくするよう回転軸C2に対して傾斜する固定子110Dの内周面である。回り込み部159dと環状突出部110e、傾斜面110iとの隙間が介在することで、外界から磁気リング141及びセンサ部145aに到達する経路に回り込みを含めるとともに、経路長をより長くすることができる。このため、磁気リング141及びセンサ部145aに対する電動機の一端側からの異物の侵入を抑制することができる。
(変形例17)
図23は、変形例17において磁気リング141及びセンサ部145aを覆う構成を示す概略断面図である。変形例17では、カバー150に代えて、圧入カバー160が設けられている。圧入カバー160は、湾曲部160aよりも内周側に設けられた当接部160bを有し、圧入カバー156と同様、回転子120に圧入されることで回転子120に固定されている。圧入カバー160は、外周側の端部160cが圧入カバー160の板面の延長線上(例えば、回転軸C2に直交する平面に沿う方向)に延出する。変形例17では、固定子110Eの一端部110jが圧入カバー160と平行になるよう設けられている。また、変形例17では、端部160cの外周側を取り巻くように、環状の縁部110kが固定子110Eの一端側に延出している。圧入カバー160と一端部110j、縁部110kとは非接触である。圧入カバー160と一端部110j及び縁部110kとの隙間が介在することで、外界から磁気リング141及びセンサ部145aに到達する経路に回り込みを含めるとともに、経路長をより長くすることができる。このため、磁気リング141及びセンサ部145aに対する電動機の一端側からの異物の侵入を抑制することができる。
(変形例18)
図24は、変形例18において磁気リング141及びセンサ部145aを覆う構成を示す概略断面図である。変形例18では、カバー150に代えて、カバー161が設けられている。カバー161は、内周側がねじ162を用いて出力軸部120fの内側のねじ留め部120gにねじ留めされることで回転子120Cに固定されている環状かつ板状の部材である。カバー161は、外周側の湾曲部161aで湾曲することで、回り込み部161bが固定子110Fの一端部110mの径方向の外周面のさらに外側に回り込むように位置している。回り込み部161bと一端部110mとの隙間が介在することで、外界から磁気リング141及びセンサ部145aに到達する経路に回り込みを含めるとともに、経路長をより長くすることができる。このため、磁気リング141及びセンサ部145aに対する電動機の一端側からの異物の侵入を抑制することができる。
なお、図18から図23を参照して説明した圧入カバー159,160の外周側における圧入による固定を、図24を参照して説明したカバー161のようにねじ留めによる固定で置換してもよい。また、図13から図17を参照して説明したカバー150,154の内周側におけるねじ留め固定を、図18から図23を参照して説明した圧入カバー159,160のように圧入による固定で置換してもよい。
また、図17を参照して説明した変形例12のように磁石155を設ける構成を、実施形態2及び他の変形例に適用してもよい。例えば、カバー154、圧入カバー159,160、カバー161が有する板面のうち、電動機の一端側に磁石155を設けてもよい。この場合、カバー154、圧入カバー159,160、カバー161の固定されている端部とは反対側寄りに磁石155を設けることが望ましい。また、実施形態2及び変形例10におけるカバー150並びに変形例13,14における圧入カバー156が有する板面のうち、電動機の一端側に磁石155を設けてもよい。この場合、カバー150、圧入カバー156の固定されている端部とは反対側寄りであって、カバー150、圧入カバー156よりも当該端部寄りに磁石155を設けることが望ましい。
以上、実施形態1,2及びこれらの変形例について説明したが、検知部は磁気を用いるものに限られない。例えば、光学式のエンコーダであってもよい。
10,120 回転子
20,110 固定子
10e,20g,110g,120e 溝
30,130 軸受
41,141 磁気リング
42,45,142,145 基板
43,46,52,62,143,146,152,162 ねじ
45a,145a センサ部
50,54,61,150,154,161 カバー
56,59,60,156,159,160 圧入カバー
51,53,57,58,151,153,157,158 シール部材
51a,51b,53a,57a,57b,58a,151a,151b,153a,157a,157b,158a リップ
54b,59d,61b,154b,159d,161b 回り込み部
55,155 磁石

Claims (8)

  1. 回転可能に設けられた回転子と、
    前記回転子を回転可能に支持する固定子と、
    前記回転子の回転角度を検知する検知部と、
    前記回転子又は前記固定子の一方に固定されて前記検知部を覆うカバーと
    を備える電動機。
  2. 前記回転子又は前記固定子の他方と前記カバーとの隙間を塞ぐシール部材を備える
    請求項1に記載の電動機。
  3. 前記シール部材は、前記カバーに設けられている
    請求項2に記載の電動機。
  4. 前記カバーは、前記回転子の回転軸に直交する平面と交差する方向に延出する回り込み部を有する
    請求項1に記載の電動機。
  5. 前記回転子又は前記固定子の他方には、前記回り込み部の先端を非接触状態で収める溝が形成されている
    請求項4に記載の電動機。
  6. 前記カバーは、前記回転子の回転軸方向において前記検知部の反対側に位置する磁石を有する
    請求項1から5のいずれか一項に記載の電動機。
  7. 前記磁石は、前記回転子又は前記固定子の他方と前記カバーとの隙間付近に設けられる
    請求項6に記載の電動機。
  8. 前記検知部は、前記回転軸を中心とする環状の磁気リングを有する
    請求項1から7のいずれか一項に記載の電動機。
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