JP7388231B2 - 電動機 - Google Patents
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Description
第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態の電動機の主要構成を示す概略断面図である。図2は、図1の電動機の平面図である。図1に示すように、電動機は、回転子10と、固定子20とを備える。回転子10は、回転軸C1を中心として回転する。回転軸C1は、上下方向に延びる。固定子20は、軸受30を介して回転子10を回転可能に支持する。第1実施形態の電動機は、回転子10が固定子20に対して回転軸C1を中心とした径方向の外側に位置する所謂アウタロータ型の電動機である。本実施形態では、回転軸C1を中心とする中空部は、固定子20の内側に設けられるが、固定子20の内側が中空部でなくてもよい。また、本実施形態では、回転軸C1が鉛直方向になっている。
第1変形例について説明する。図3は、第1変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。
第2変形例について説明する。図4は、第2変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第2変形例のカバー50の外周縁には、シール部材53が設けられている。シール部材53は、ゴム等の弾性部材である。シール部材53は、1つのリップ53aを有する。リップ53aは、回転子10Aの一端側に面する摺接面10bと摺接する。第2変形例によれば、摺接箇所をより少なくしつつ、磁気リング41及びセンサ部45aへの異物の侵入をより抑制することができる。
第3変形例について説明する。図5は、第3変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第3変形例では、回転子10Bにおいて、出力軸部10fの内周側に環状突出部10cが設けられる。環状突出部10cは、一端側(図5での上側)に突出し回転軸C1を中心とする環状の形状を有する。環状突出部10cと出力軸部10fとの間に環状の溝10eが設けられる。
第4変形例について説明する。図6は、第4変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。カバー50は、傾斜部50aと平坦部50cとを有する。平坦部50cは、回転軸C1に直交する平面に沿って平坦な部位である。第4変形例では、カバー50の部位のうち、例えば外周縁部に平坦部50cが設けられ、平坦部50cの上面に磁石55が固定される。磁石55は、例えば環状の永久磁石である。即ち、磁石55は、カバー50を挟んで磁気リング41の反対側に位置する。磁石55は、磁石に引き寄せられる性質を有する異物(強磁性体等)を引き寄せて保持する。また、磁石に引き寄せられる性質を有する異物の引き寄せを、カバー50の外周縁50bと回転子10との間隙Gの近傍で行うことができる。
第5変形例について説明する。図7は、第5変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第5変形例では、カバー50の部位のうち、例えば外周縁部に平坦部50cが設けられ、平坦部50cの下面に磁石55が固定される。磁石55は、磁石に引き寄せられる性質を有する異物(強磁性体等)を引き寄せて保持する。また、磁石に引き寄せられる性質を有する異物の引き寄せを、カバー50の外周縁50bと回転子10との間隙Gの近傍で行うことができる。
第6変形例について説明する。図8は、第6変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第6変形例では、カバー50の部位のうち、例えば外周縁部に、上方に延びる屈曲部50dが設けられる。屈曲部50dと回転子10との間には、間隙Gが設けられる。屈曲部50dの内周面に磁石55が固定される。磁石55は、磁石に引き寄せられる性質を有する異物(強磁性体等)を引き寄せて保持する。また、磁石に引き寄せられる性質を有する異物の引き寄せを間隙Gの近傍で行うことができる。
第7変形例について説明する。図9は、第7変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第7変形例では、カバー50の部位のうち、例えば外周縁部に、上方に延びる屈曲部50dが設けられる。屈曲部50dと回転子10との間には、間隙Gが設けられる。屈曲部50dの外周面に磁石55が固定される。磁石55は、磁石に引き寄せられる性質を有する異物(強磁性体等)を引き寄せて保持する。また、磁石に引き寄せられる性質を有する異物の引き寄せを間隙Gの近傍で行うことができる。
第8変形例について説明する。図10は、第8変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第8変形例では、カバー50の部位のうち、例えば外周縁部に、下方に延びる屈曲部50eが設けられる。屈曲部50eと回転子10との間には、間隙Gが設けられる。屈曲部50eの内周面に磁石55が固定される。磁石55は、磁石に引き寄せられる性質を有する異物(強磁性体等)を引き寄せて保持する。また、磁石に引き寄せられる性質を有する異物の引き寄せを間隙Gの近傍で行うことができる。
第9変形例について説明する。図11は、第9変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第9変形例では、カバー50の部位のうち、例えば外周縁部に、下方に延びる屈曲部50eが設けられる。屈曲部50eと回転子10との間には、間隙Gが設けられる。屈曲部50eの外周面に磁石55が固定される。磁石55は、磁石に引き寄せられる性質を有する異物(強磁性体等)を引き寄せて保持する。また、磁石に引き寄せられる性質を有する異物の引き寄せを間隙Gの近傍で行うことができる。
第2実施形態について説明する。図12は、第2実施形態において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。図13は、図12の電動機の平面図である。
第10変形例について説明する。図14は、第10変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第10変形例では、第2実施形態と同様の圧入カバー56が設けられている。ただし、第10変形例では、第2実施形態と異なり、圧入カバー56の内周縁にシール部材58が設けられている。シール部材58は、1つのリップ58aを有する。リップ58aは、固定子20Bの一端側に面する摺接面20dと摺接する。第10変形例によれば、第2実施形態よりも摺接箇所をより少なくしつつ、電動機の一端側から磁気リング41及びセンサ部45aへの異物の侵入を抑制する。
第11変形例について説明する。図15は、第11変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第11変形例では、固定子20Cの一端側に溝20gが設けられている。溝20gは、環状突出部20eと環状突出部20fとの間に形成された環状の溝である。環状突出部20e及び環状突出部20fは、一端側(図15での上側)に突出し、回転軸C1を中心とする環状の形状を有する。
第12変形例について説明する。図16は、第12変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第12変形例では、圧入カバー59(カバー)が設けられている。ただし、第12変形例では、第11変形例と異なり、回り込み部59dが環状突出部20eの径方向の内周面のさらに内側に回り込むよう位置している。すなわち、第12変形例では、第11変形例と異なり、環状突出部20fがない。一方、第12変形例では、回り込み部59dの先端側に傾斜面20iが設けられている。傾斜面20iは、固定子20Dの他端側から一端側に向かって内径を大きくするよう回転軸C1に対して傾斜する固定子20Dの内周面である。
第13変形例について説明する。図17は、第13変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第13変形例では、圧入カバー60(カバー)が設けられている。圧入カバー60は、湾曲部60aよりも外周側に設けられた当接部60bを有し、圧入カバー56と同様、回転子10に圧入されることで回転子10に固定されている。圧入カバー60は、内周側の端部60cが圧入カバー60の板面の延長線上(例えば、回転軸C1に直交する平面に沿う方向)に延出する。第13変形例では、固定子20Eの一端部20jが圧入カバー60と平行になるよう設けられている。圧入カバー60と一端部20jとは非接触である。
第14変形例について説明する。図18は、第14変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第14変形例では、カバー61(カバー)が設けられている。カバー61は、外周側がねじ62を用いて出力軸部10fの内側のねじ留め部10gにねじ留めされることで回転子10Cに固定されている環状かつ板状の部材である。回り込み部61bが溝20gの内部に収容される。
第15変形例について説明する。図19は、第15変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第15変形例は、カバー61(カバー)が設けられている。カバー61は、外周側がねじ62を用いて出力軸部10fの内側のねじ留め部10gにねじ留めされる。傾斜面20iは、固定子20Dの他端側から一端側に向かって内径を大きくするよう回転軸C1に対して傾斜する固定子20Dの内周面である。
第16変形例について説明する。図20は、第16変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。カバー61は、内周側の湾曲部61aで湾曲することで、回り込み部61bが一端部20jの径方向の内周面のさらに内側に回り込むように位置している。回り込み部61bと一端部20jとの間には、間隙が設けられる。
第17変形例について説明する。図21は、第17変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第17変形例では、圧入カバー56(カバー)が設けられている。圧入カバー56の内周縁にシール部材57が設けられている。また、磁気リング41は、圧入カバー56の下面に固定される。磁気リング41は、例えば接着層を介して圧入カバー56に固定される。センサ部45aは第2基板45の上面に固定され、センサ部45aと磁気リング41とは上下に対向して配置される。
第18変形例について説明する。図22は、第18変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第18変形例では、圧入カバー56(カバー)が設けられている。圧入カバー56の内周縁にシール部材58が設けられている。また、磁気リング41は、圧入カバー56の下面に固定される。センサ部45aは第2基板45の上面に固定され、センサ部45aと磁気リング41とは上下に対向して配置される。
第19変形例について説明する。図23は、第19変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第19変形例において、圧入カバー59(カバー)は、内周側に湾曲部59cを有する。湾曲部59cの先端側には回り込み部59dが設けられる。回り込み部59dは、溝20gの内部に収容される。磁気リング41は、圧入カバー59の下面に固定される。センサ部45aは第2基板45の上面に固定され、センサ部45aと磁気リング41とは上下に対向して配置される。
第20変形例について説明する。図24は、第20変形例の電動機を一端側から見た場合の概略構成を示す平面図である。第20変形例では、圧入カバー59(カバー)が設けられている。傾斜面20iは、固定子20Dの他端側から一端側に向かって内径を大きくするよう回転軸C1に対して傾斜する固定子20Dの内周面である。磁気リング41が圧入カバー59の下面に固定される。センサ部45aは第2基板45の上面に固定され、センサ部45aと磁気リング41とは上下に対向して配置される。
第21変形例について説明する。図25は、第21変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第21変形例では、圧入カバー60(カバー)が設けられている。圧入カバー60は、当接部60bを有する。磁気リング41が圧入カバー60の下面に固定される。センサ部45aは第2基板45の上面に固定され、センサ部45aと磁気リング41とは上下に対向して配置される。
第22変形例について説明する。図26は、第22変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第22変形例では、カバー61が設けられている。カバー61は、外周側がねじ62を用いて出力軸部10fの内側のねじ留め部10gにねじ留めされる。磁気リング41がカバー61の下面に固定される。センサ部45aは第2基板45の上面に固定され、センサ部45aと磁気リング41とは上下に対向して配置される。
第23変形例について説明する。図27は、第23変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第23変形例では、カバー61は、外周側がねじ62を用いて出力軸部10fの内側のねじ留め部10gにねじ留めされる。傾斜面20iは、固定子20Dの他端側から一端側に向かって内径を大きくするよう回転軸C1に対して傾斜する固定子20Dの内周面である。磁気リング41がカバー61の下面に固定される。センサ部45aは第2基板45の上面に固定され、センサ部45aと磁気リング41とは上下に対向して配置される。
第24変形例について説明する。図28は、第24変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第24変形例では、カバー61は、内周側の湾曲部61aで湾曲することで、回り込み部61bが一端部20jの径方向の内周面のさらに内側に回り込むように位置している。磁気リング41がカバー61の下面に固定される。センサ部45aは第2基板45の上面に固定され、センサ部45aと磁気リング41とは上下に対向して配置される。
第3実施形態について説明する。図29は、第3実施形態の電動機の主要構成を示す概略断面図である。図29は、図28の電動機の平面図である。電動機は、回転子120と、固定子110とを備える。回転子120は、回転軸C2を中心として回転する。固定子110は、軸受130を介して回転子120を回転可能に支持する。第2実施形態の電動機は、回転子120が固定子110に対して回転軸C2を中心とした径方向の外周側に位置する所謂インナロータ型の電動機である。電動機は、回転軸C2を中心とする中空部を回転子120の内側に有するが、回転子120の内側が中空部でなくてもよい。
第25変形例について説明する。図31は、第25変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。固定子110の一端部110bには、磁気リング141及びセンサ部145aを覆うカバー150が設けられている。具体的には、カバー150は、例えば外周側がねじ152を用いてねじ留めされている環状かつ板状の部材である。
第26変形例について説明する。図32は、第26変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第26変形例のカバー150の内周縁には、シール部材153が設けられている。シール部材153は、1つのリップ153aを有する。リップ153aは、回転子120Aの一端側に面する摺接面120bと摺接する。これによれば、摺接箇所をより少なくしつつ、磁気リング141及びセンサ部145aに対する電動機の一端側からの異物の侵入を抑制することができる。
第27変形例について説明する。図33は、第27変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第27変形例では、回転子120Bの一端側に溝120eが設けられている。溝120eは、環状突出部120cと出力軸部120fとの間に形成された環状の溝である。環状突出部120cは、回転軸C2を中心とする環状の形状を有する。
第28変形例について説明する。図34は、第28変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第28変形例では、カバー150の内周側端部は平坦部となっており、当該内周側端部の上面には、磁石155が設けられている。磁石155は、例えば環状の永久磁石である。すなわち、磁石155は、カバー150を挟んで磁気リング141の反対側に位置する。磁石155は、カバー150の一端側で、磁石155に引き寄せられる性質を有する異物(強磁性体等)を引き寄せて保持する。また、磁石155に引き寄せられる性質を有する異物の引き寄せを間隙付近で行うことができる。
第4実施形態について説明する。図35は、第4実施形態において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。図36は、図35の電動機の平面図である。
第29変形例について説明する。図37は、第29変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第29変形例では、圧入カバー156(カバー)が設けられている。ただし、第29変形例では、第28変形例と異なり、圧入カバー156の外周縁にシール部材158が設けられている。シール部材158は、1つのリップ158aを有する。リップ158aは、固定子110Bの一端側に面する摺接面110dと摺接する。これによれば、第23変形例よりも摺接箇所をより少なくしつつ、磁気リング141及びセンサ部145aに対する電動機の一端側からの異物の侵入を抑制することができる。
第30変形例について説明する。図38は、第30変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第30変形例では、固定子110Cの一端側に溝110gが設けられている。環状突出部110eと環状突出部110fとの間に溝110gが設けられる。
第31変形例について説明する。図34は、第31変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第31変形例では、第30変形例と同様の圧入カバー159が設けられている。ただし、第31変形例では、第30変形例と異なり、回り込み部159dが環状突出部110eの径方向の外周面のさらに外側に回り込むよう位置している。すなわち、第31変形例では、第30変形例と異なり、環状突出部110f及び環状突出部110eがない。一方、第31変形例では、回り込み部159dの先端側に傾斜面110iが設けられている。傾斜面110iは、固定子110Dの他端側から一端側に向かって外径を小さくするよう回転軸C2に対して傾斜する固定子110Dの外周面である。
第32変形例について説明する。図40は、第32変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第32変形例では、圧入カバー160(カバー)が設けられている。圧入カバー160は、湾曲部160aよりも内周側に設けられた当接部160bを有し、圧入カバー156と同様、回転子120に圧入されることで回転子120に固定されている。圧入カバー160は、外周側の端部160cが圧入カバー160の板面の延長線上(例えば、回転軸C2に直交する平面に沿う方向)に延出する。第32変形例では、固定子110Eの一端部110jが圧入カバー160と平行になるよう設けられている。また、第32変形例では、端部160cの外周側を取り巻くように、環状の縁部110kが固定子110Eの一端側に延出している。
第33変形例について説明する。図41は、第33変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第33変形例では、カバー161(カバー)が設けられている。カバー161は、内周側がねじ162を用いて出力軸部120fの内側のねじ留め部120gにねじ留めされることで回転子120Cに固定されている環状かつ板状の部材である。カバー161は、外周側の湾曲部161aで湾曲して回転軸C2の周方向に延びる回り込み部161bを有する。回り込み部159dは溝110gの内側に収容される。
第34変形例について説明する。図42は、第34変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第34変形例では、カバー161(カバー)が設けられている。カバー161は、内周側がねじ162を用いて出力軸部120fの内側のねじ留め部120gにねじ留めされる。カバー161は、外周側の湾曲部161aで湾曲して軸方向に延びる回り込み部161bを有する。固定子110Dの外周部分に傾斜面110iが設けられている。傾斜面110iは、固定子110Dの他端側から一端側に向かって外径を小さくするよう回転軸C2に対して傾斜する固定子110Dの外周面である。
第35変形例について説明する。図43は、第35変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第35変形例では、カバー161(カバー)が設けられている。カバー161は、内周側がねじ162を用いて出力軸部120fの内側のねじ留め部120gにねじ留めされることで回転子120Cに固定されている環状かつ板状の部材である。カバー161は、外周側の湾曲部161aで湾曲することで、回り込み部161bが固定子110Fの一端部110mの径方向の外周面のさらに外側に回り込むように位置している。
第36変形例について説明する。図44は、第36変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第36変形例では、圧入カバー156(カバー)が設けられている。圧入カバー156は、回転子120に圧入されることで回転子120に固定されている。具体的には、圧入カバー156は、例えば湾曲部156aよりも内周側に設けられた当接部156bを有する。
第37変形例について説明する。図45は、第37変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第37変形例では、圧入カバー156(カバー)が設けられている。圧入カバー156の外周縁にシール部材158が設けられている。また、磁気リング141は、圧入カバー156の下面に固定される。センサ部145aは第2基板145の上面に固定され、センサ部145aと磁気リング141とは上下に対向して配置される。これによれば、第31変形例よりも摺接箇所をより少なくしつつ、磁気リング141及びセンサ部145aに対する電動機の一端側からの異物の侵入を抑制することができる。また、第1基板142が不要になるため、異物付着防止構造を有しつつ部品点数が低減される。
第38変形例について説明する。図46は、第38変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第38変形例では、圧入カバー159(カバー)が設けられている。圧入カバー159は、当接部159bと回り込み部159dとを備える。また、磁気リング141は、圧入カバー159の下面に固定される。センサ部145aは第2基板145の上面に固定され、センサ部145aと磁気リング141とは上下に対向して配置される。また、磁気リング141は、圧入カバー159の下面に固定される。センサ部145aは第2基板145の上面に固定され、センサ部145aと磁気リング141とは上下に対向して配置される。
第39変形例について説明する。図47は、第39変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第39変形例では、圧入カバー159(カバー)が設けられている。圧入カバー159は、当接部159bと回り込み部159dとを備える。また、磁気リング141は、圧入カバー159の下面に固定される。センサ部145aは第2基板145の上面に固定され、センサ部145aと磁気リング141とは上下に対向して配置される。
第40変形例について説明する。図48は、第40変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第40変形例では、圧入カバー160が設けられている。圧入カバー160(カバー)は、当接部160bを有する。また、磁気リング141は、圧入カバー160の下面に固定される。センサ部145aは第2基板145の上面に固定され、センサ部145aと磁気リング141とは上下に対向して配置される。
第41変形例について説明する。図49は、第41変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第41変形例では、カバー161(カバー)が設けられている。カバー161は、内周側がねじ162を用いて出力軸部120fの内側のねじ留め部120gにねじ留めされることで回転子120Cに固定されている環状かつ板状の部材である。カバー161は、外周側の湾曲部161aで湾曲して軸方向に延びる回り込み部161bを有する。回り込み部161bは溝110gの内側に収容される。また、磁気リング141は、カバー161の下面に固定される。センサ部145aは第2基板145の上面に固定され、センサ部145aと磁気リング141とは上下に対向して配置される。
第42変形例について説明する。図50は、第42変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第42変形例では、カバー161(カバー)が設けられている。カバー161は、内周側がねじ162を用いて出力軸部120fの内側のねじ留め部120gにねじ留めされる。カバー161は、外周側の湾曲部161aで湾曲して軸方向に延びる回り込み部161bを有する。固定子110Dの外周部分に傾斜面110iが設けられている。傾斜面110iは、固定子110Dの他端側から一端側に向かって外径を小さくするよう回転軸C2に対して傾斜する固定子110Dの外周面である。また、磁気リング141は、カバー161の下面に固定される。センサ部145aは第2基板145の上面に固定され、センサ部145aと磁気リング141とは上下に対向して配置される。
第43変形例について説明する。図51は、第43変形例において磁気リング及びセンサ部を覆う構成を示す概略断面図である。第43変形例では、カバー161(カバー)が設けられている。カバー161は、内周側がねじ162を用いて出力軸部120fの内側のねじ留め部120gにねじ留めされることで回転子120Cに固定されている環状かつ板状の部材である。カバー161は、外周側の湾曲部161aで湾曲することで、回り込み部161bが固定子110Fの一端部110mの径方向の外周面のさらに外側に回り込むように位置している。また、磁気リング141は、カバー161の下面に固定される。センサ部145aは第2基板145の上面に固定され、センサ部145aと磁気リング141とは上下に対向して配置される。
10e,20g,110g,120e 溝
20,110 固定子
30,130 軸受
41,141 磁気リング
42,142 第1基板
43,46,52,62,143,146,152,162 ねじ
45,145 第2基板
45a,145a センサ部
50,54,61,150,154,161 カバー
50c 平坦部
50d,50e 屈曲部
51,53,57,58,151,153,157,158 シール部材
51a,51b,53a,57a,57b,58a,151a,151b,153a,1
54b,59d,61b,154b,159d,161b 回り込み部
55,155 磁石
56,59,60,156,159,160 圧入カバー(カバー)
57a,157b,158a リップ
Claims (3)
- 固定子と、
前記固定子に軸受を介して、上下方向に延びる回転軸を中心に回転可能に支持される回転子と、
前記回転子の回転角度を検知する検知部と、
前記回転子に固定されて前記検知部を覆うカバーと、を備え、
前記固定子は、前記回転軸の軸回りの周方向に延びる環状体であり、前記回転子は、前記固定子の内周側に配置され、
前記検知部は、前記回転子及び前記固定子の一方に固定される第1基板と、前記第1基板の下面に固定される磁気リングと、前記回転子及び前記固定子の他方に固定され前記第1基板よりも下側に配置される第2基板と、前記第2基板の上面に固定され且つ前記磁気リングの下側に対向して配置されるセンサ部と、を有し、
前記カバーの外周側の端部と前記固定子との間には、径方向に間隙が設けられ、
前記カバーの外周側の端部は、上方又は下方に延びる屈曲部を有し、
前記間隙に対し径方向で面した状態で、当該屈曲部における外周面に磁石が設けられる、
電動機。 - 固定子と、
前記固定子に軸受を介して、上下方向に延びる回転軸を中心に回転可能に支持される回転子と、
前記回転子の回転角度を検知する検知部と、
前記回転子に固定されて前記検知部を覆うカバーと、を備え、
前記固定子は、前記回転軸の軸回りの周方向に延びる環状体であり、前記回転子は、前記固定子の内周側に配置され、
前記検知部は、前記回転子及び前記固定子の一方に固定される第1基板と、前記第1基板の下面に固定される磁気リングと、前記回転子及び前記固定子の他方に固定され前記第1基板よりも下側に配置される第2基板と、前記第2基板の上面に固定され且つ前記磁気リングの下側に対向して配置されるセンサ部と、を有し、
前記カバーの外周側の端部と前記固定子との間には、径方向に間隙が設けられ、
前記カバーの外周側の端部は、上方又は下方に延びる屈曲部を有し、当該屈曲部における内周面に磁石が設けられる、
電動機。 - 前記磁石は、前記回転軸の周方向に延びる環状の永久磁石である、
請求項1または2に記載の電動機。
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