JP2001004406A - エンコーダ装置の防塵機構 - Google Patents

エンコーダ装置の防塵機構

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JP2001004406A
JP2001004406A JP11178466A JP17846699A JP2001004406A JP 2001004406 A JP2001004406 A JP 2001004406A JP 11178466 A JP11178466 A JP 11178466A JP 17846699 A JP17846699 A JP 17846699A JP 2001004406 A JP2001004406 A JP 2001004406A
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JP
Japan
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encoder device
rotating shaft
encoder
opening
motor
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JP11178466A
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English (en)
Inventor
Noboru Otsuki
登 大槻
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Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転軸を非接触の状態でエンコーダ装置から
突出させると共に、この突出部の周囲に磁性体金属粉吸
着用の着磁マグネットを設けることにより、磁性粉等が
エンコーダ装置のエンコーダケース内に侵入するのを防
止することができるエンコーダ装置の防塵機構を得る。 【解決手段】 回転体5と、磁気感応素子6と、回転体
5と磁気感応素子6とを覆うケース体4とを有し、回転
軸2がケース体4より突出するように構成されているエ
ンコーダ装置3の防塵機構において、ケース体4は回転
軸2を突出させる開口部8を有し、回転軸2と開口部8
との間には微小ギャップ10が形成されることによって
回転軸2が非接触で突出していて、開口部8の周囲に磁
性体金属粉吸着用の着磁マグネット11を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンコーダ装置の
防塵機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からモータとエンコーダ装置とを一
体にし、エンコーダ装置によってモータの回転軸の回転
を検出するものが知られている。図3(a)には、モー
タ30の回転軸32が、エンコーダ装置31が取り付け
られていない側のモータ30の本体部からのみ突出した
片軸仕様のものを示し、図3(b)には、モータ30の
回転軸32が、モータ30の本体部、およびエンコーダ
装置31の両側から突出した両軸仕様のものを示してい
る。上記モータ30の回転軸32の突出部分には、プー
リーやギヤー等が取り付けられ回転出力が得られるよう
になっている。
【0003】図4には、図3(b)に示す両軸仕様のも
のに用いられた従来のエンコーダ装置31を示してい
る。図4に示すように、エンコーダ装置31のエンコー
ダケース33内には、モータ30の回転軸32に取り付
けられ外周面に多極着磁されたマグネット等の磁気媒体
を有する回転体37と、この回転体37の磁気媒体に対
して対向するように配置されたMR素子等の磁気感応素
子38とが設けられている。エンコーダ装置31は、回
転体37を磁気感応素子38で検知することによりモー
タ30の回転を検知している。
【0004】上記エンコーダ装置31のエンコーダケー
ス33には、モータ30の回転軸32が突出する穴34
が形成されていて、この穴34には、オイルシールホル
ダ35を介してリング状のオイルシール36が取り付け
られている。モータ30の回転軸32は、このオイルシ
ール36に接触した状態でエンコーダ装置31側から突
出している。このオイルシール36によって、エンコー
ダ装置31のエンコーダケース33内に粉塵等が侵入す
るのが防止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように、モータ30の回転軸32をオイルシール36に
接触した状態でエンコーダ装置31側から突出させる
と、モータ30の回転軸32の回転によって、回転軸3
2およびオイルシール36が互いに磨耗してしまい、こ
の磨耗粉等がエンコーダ装置31のエンコーダケース3
3内に侵入して、エンコーダ装置31の機能を低下させ
てしまうという問題がある。
【0006】特に、回転軸32は、通常、磁性体で形成
されているため、回転軸32の磨耗粉である磁性粉がエ
ンコーダケース33内に侵入してしまうと、マグネット
等の磁気媒体を有する回転体37に吸着し、回転体37
あるいは磁気感応素子38を損傷させてしまうという問
題がある。
【0007】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解消するためになされたものであり、回転軸を非接触の
状態でエンコーダ装置から突出させると共に、この突出
部の周囲に磁性体金属粉吸着用の着磁マグネットを設け
ることにより、磁性粉等がエンコーダ装置のエンコーダ
ケース内に侵入するのを防止することができるエンコー
ダ装置の防塵機構を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
回転軸に取り付けられ外周面に多極着磁された磁気媒体
を有する回転体と、上記磁気媒体に対向するように配設
された磁気感応素子と、上記回転体と磁気感応素子とを
覆うケース体とを有し、上記回転軸が上記ケース体より
突出するように構成されているエンコーダ装置の防塵機
構において、上記ケース体は上記回転軸を突出させる開
口部を有し、上記回転軸と上記開口部との間には微小ギ
ャップが形成されることによって上記回転軸が非接触で
突出していて、上記開口部の周囲に磁性体金属粉吸着用
の着磁マグネットを設けたことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記回転軸は、モータ本体部によって回転
される回転軸であり、上記ケース体は上記モータ本体部
に固定されており、上記回転軸は上記モータ本体部と上
記ケース体の両側に突出していることを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、上記着磁マグネットは、上記ケース体の少
なくとも外側または内側に上記開口部に近接するように
設けられていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
にかかるエンコーダ装置の防塵機構の実施の形態につい
て説明する。図1には、モータ1のモータ本体部7によ
って回転される回転軸2が、モータ1のモータ本体部7
とエンコーダ装置3のエンコーダケース4の両側から突
出した両軸仕様のものを示している。上記モータ1の回
転軸2の突出部分には、図示しないプーリーやギヤー等
が取り付けられ回転出力を利用することができるように
なっている。
【0012】図1に示すように、エンコーダ装置3は、
モータ1の回転軸2に取り付けられ外周面に回転位置を
検出できるように多極着磁されたマグネット等の磁気媒
体を有する回転体5と、この回転体5の磁気媒体に対し
て対向するように配設されたMR素子等の磁気感応素子
6とで主に構成されている。エンコーダ装置3は、回転
体5の磁極を磁気感応素子6で検知することによりモー
タ1の回転角度を検知し、あるいは単位時間当たりの磁
極数を計数することによって回転速度を検出するように
なっている。なお、磁気感応素子6は、基板9に電気的
に接続されていて、基板9上に配設された回路によって
磁気感応素子6の出力信号が処理される。
【0013】この回転体5と磁気感応素子6は、ケース
体としてのエンコーダケース4によって覆われている。
このエンコーダケース4は、図示のようにモータ1の本
体部7に固定されている。上記エンコーダ装置3のエン
コーダケース4には、丸穴の開口部8が形成されてい
て、この開口部8からモータ1の回転軸2が突出してい
る。この開口部8の内径は、上記回転軸2と接触しない
ように回転軸2の外径よりも若干大きく形成されている
ため、開口部8と回転軸2との間には微小ギャップ10
が形成されていて、回転軸2は、開口部8に対して非接
触の状態で突出している。
【0014】上記エンコーダケース4の開口部8の周囲
には、開口部8の内径と略同径の内径を有する環状の着
磁マグネット11が、開口部8の内径と着磁マグネット
11の内径とが重なるように設けられている。従って、
着磁マグネット11と回転軸2も非接触の状態になって
いて、着磁マグネット11と回転軸2との間にも微小ギ
ャップ10が形成されている。この着磁マグネット11
は、開口部8を介して内部に侵入しようとする磁性体金
属粉を吸着して磁性体金属粉がエンコーダケース4内に
侵入するのを防止するためのものである。
【0015】図1に示す着磁マグネット11は、エンコ
ーダケース4の外側で開口部8の周囲に設けられている
が、この着磁マグネット11は、図2に示すように上記
エンコーダケース4の少なくとも外側または内側に上記
開口部8に近接するように設けることができる。図2
(a)に示すものは、エンコーダケース4の内側で開口
部8の周囲に着磁マグネット11が設けられている。図
2(b)に示すものは、エンコーダケース4の開口部8
の周囲を内側に略直角に折り曲げて短い円筒部12を形
成し、この円筒部12の外周でありかつケース4の内側
に着磁マグネット11を設けている。
【0016】また、図2(c)に示すものは、エンコー
ダケース4の開口部8の周囲を外側に略直角に折り曲げ
て短い円筒部12を形成し、この円筒部12の外周であ
りかつケース4の内側に着磁マグネット11を設けてい
る。図2(d)に示すものは、インサートモールドを利
用して着磁マグネット11を成形し、これをエンコーダ
ケース4の開口部8の周囲に、かつ、ケース4の内外に
取り付けている。
【0017】図2(a)、(b)に示すものは、着磁マ
グネット11がエンコーダケース4内に設けられている
ため、図1に示すものに比べて装置全体を小型化するこ
とができる。また、図2(b)、(c)に示すものは、
折曲部12に着磁マグネット11を設けているため、図
1に示すものに比べて着磁マグネット11の位置決めを
容易に行うことができる。
【0018】また、図2(d)に示すものは、インサー
トモールドを利用して着磁マグネット11を開口部8の
周囲に取り付けているため、図1に示すものに比べて磁
性体金属粉をより吸着して磁性体金属粉がエンコーダケ
ース4内に侵入するのをより確実に防止することができ
る。
【0019】発明が解決しようとする課題の欄で述べた
ように、従来においては回転軸をオイルシールに接触さ
せた状態で突出させていたため、回転軸の磨耗粉がエン
コーダケース内に侵入して回転体に吸着し、回転体ある
いは磁気感応素子を損傷させてしまうということがあっ
たが、上記実施の形態によれば、エンコーダケース4に
形成された開口部8と回転軸2との間に微小ギャップ1
0を形成して回転軸2を非接触な状態で突出させている
ため、回転軸が磨耗して磨耗粉が発生することはなく、
モータおよびエンコーダ装置の信頼性を向上させること
ができる。
【0020】また、エンコーダケース4に形成された開
口部8の周囲に磁性体金属粉吸着用の着磁マグネット1
1を設けているため、外部に存在する磁性体金属粉を吸
着して磁性体金属粉がエンコーダケース4内に侵入する
のを防止することができ、エンコーダ装置の信頼性を向
上させることができる。また、着磁マグネット11と回
転軸2が非接触の状態になっているため、摩擦抵抗がな
く、モータの発熱を抑制して無駄なエネルギーを削減し
てモータの寿命を長くすることができるとともに、モー
タおよびエンコーダ装置の信頼性を向上させることがで
きる。また、従来のようにオイルシールを設けたものよ
りも、装置全体を小型化することができる。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、回転軸に
取り付けられ外周面に多極着磁された磁気媒体を有する
回転体と、上記磁気媒体に対向するように配設された磁
気感応素子と、上記回転体と磁気感応素子とを覆うケー
ス体とを有し、上記回転軸が上記ケース体より突出する
ように構成されているエンコーダ装置の防塵機構におい
て、上記ケース体は上記回転軸を突出させる開口部を有
し、上記回転軸と上記開口部との間には微小ギャップが
形成されることによって上記回転軸が非接触で突出して
いて、上記開口部の周囲に磁性体金属粉吸着用の着磁マ
グネットを設けたため、外部に存在する磁性体金属粉を
吸着して磁性体金属粉がエンコーダケース内に侵入する
のを防止するができ、モータおよびエンコーダ装置の信
頼性を向上させることができる。また、着磁マグネット
と回転軸が非接触の状態になっているため、摩擦抵抗が
なく、モータの発熱を抑制して無駄なエネルギーを削減
してモータの寿命を長くすることができるとともに、モ
ータおよびエンコーダ装置の信頼性を向上させることが
できる。また、従来のようにオイルシールを設けたもの
よりも、装置全体を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるエンコーダ装置の防塵機構の実
施の形態を示す断面図である。
【図2】上記防塵機構の例を示す部分断面図である。
【図3】(a)は片軸仕様のモータ、(b)は両軸仕様
のモータを示す側面図である。
【図4】従来のエンコーダ装置の防塵機構を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 モータ 2 回転軸 3 エンコーダ装置 4 エンコーダケース 5 回転体 6 磁気感応素子 7 モータ本体部 8 開口部 9 基板 10 微小ギャップ 11 着磁マグネット 12 円筒部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に取り付けられ外周面に多極着磁
    された磁気媒体を有する回転体と、上記磁気媒体に対向
    するように配設された磁気感応素子と、上記回転体と磁
    気感応素子とを覆うケース体とを有し、上記回転軸が上
    記ケース体より突出するように構成されているエンコー
    ダ装置の防塵機構において、 上記ケース体は上記回転軸を突出させる開口部を有し、
    上記回転軸と上記開口部との間には微小ギャップが形成
    されることによって上記回転軸が非接触で突出してい
    て、上記開口部の周囲に磁性体金属粉吸着用の着磁マグ
    ネットを設けたことを特徴とするエンコーダ装置の防塵
    機構。
  2. 【請求項2】 上記回転軸は、モータ本体部によって回
    転される回転軸であり、上記ケース体は上記モータ本体
    部に固定されており、上記回転軸は上記モータ本体部と
    上記ケース体の両側に突出していることを特徴とする請
    求項1記載のエンコーダ装置の防塵機構。
  3. 【請求項3】 上記着磁マグネットは、上記ケース体の
    少なくとも外側または内側に上記開口部に近接するよう
    に設けられていることを特徴とする請求項2記載のエン
    コーダ装置の防塵機構。
JP11178466A 1999-06-24 1999-06-24 エンコーダ装置の防塵機構 Ceased JP2001004406A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021129486A (ja) * 2020-02-17 2021-09-02 日本精工株式会社 電動機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021129486A (ja) * 2020-02-17 2021-09-02 日本精工株式会社 電動機
JP7388231B2 (ja) 2020-02-17 2023-11-29 日本精工株式会社 電動機

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