JP2019199154A - バッテリー冷却装置のダクト構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車室外に配設される第1ダクト部分と車室内に配設される第2ダクト部分との接続部分における気密性を容易な組み付け作業のもとで確保することのできるバッテリー冷却装置のダクト構造を提供する。【解決手段】バッテリー冷却装置は、バッテリーに取り付けられて点検パネル23aの開口34を通じて車室22に突出する接続筒部31Aを有する第1吸気ダクト31と、第1シール部材35を接続筒部31Aに押圧するシール筒部37と点検パネル23aに車室22側から対向するシールフランジ部38とを有する補助部材36と、点検パネル23aとシールフランジ部38との間で開口34を取り囲む第2シール部材41と、点検パネル23aに車室22側から組み付けられる第2吸気ダクト32であって、シール筒部37を取り囲むダクト本体部42とシールフランジ部38を点検パネル23aへ押圧する押圧フランジ部43とを有する第2吸気ダクト32とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、バッテリー冷却装置のダクト構造に関する。
ハイブリッド自動車や電気自動車は、バッテリーの性能低下を抑えることを目的の1つとしてバッテリーを冷却するバッテリー冷却装置を備えている。例えば特許文献1には、車室の空調された空気を用いてバッテリーを冷却するバッテリー冷却装置が開示されている。このバッテリー冷却装置は、吸気口を有して車室に配設される第1ダクト部分と、バッテリーに接続されて車室外に配設された第2ダクト部分とが接続される構造を有する吸気ダクトを有している。近年では観光バスなどの大型自動車についてもハイブリッド自動車や電気自動車が実用化されており、こうした大型自動車にも車室の空調された空気を用いてバッテリーを冷却するバッテリー冷却装置が採用されている。
特開2009−12606号公報
ところで、上述したバッテリー冷却装置においては、第1ダクト部分と第2ダクト部分との接続部分に車室外の空気が車室に侵入することのないような気密性が求められる。観光バスのような大型自動車においては、第1ダクト部分はバッテリーなどが連結されるシャーシ側に固定される部材であり、また、第2ダクト部分は車室などを有するボディ側に固定される部材である。そのため、これら第1ダクト部材と第2ダクト部材との間に寸法誤差が生じやすい。第1ダクト部分と第2ダクト部分とを接続する際には、そうした寸法誤差に対処しつつ気密性を確保する必要があるため、第1ダクト部分と第2ダクト部分とを組み付ける作業が非常に繁雑なものとなっていた。
本発明の目的は、車室外に配設される第1ダクト部分と車室内に配設される第2ダクト部分との接続部分における気密性を容易な組み付け作業のもとで確保することのできるバッテリー冷却装置のダクト構造を提供することにある。
上記課題を解決するバッテリー冷却装置のダクト構造は、収容室内のバッテリーを車室内の空気で冷却するバッテリー冷却装置のダクト構造であって、前記バッテリーに取り付けられる第1ダクト部分であって前記収容室と前記車室を区画するパネルに形成された開口を通じて前記車室に突出する接続筒部を有する前記第1ダクト部分と、前記接続筒部を取り囲む第1シール部材と、前記第1シール部材を取り囲んで前記第1シール部材を前記接続筒部に押圧するシール筒部と前記パネルに前記車室側から対向するシールフランジ部とを有する補助部材と、前記パネルと前記シールフランジ部との間にて前記開口を取り囲む第2シール部材と、前記パネルに前記車室側から組み付けられる第2ダクト部分であって、前記シール筒部を取り囲むダクト本体部と前記シールフランジ部を介して前記第2シール部材を前記パネルへ押圧する押圧フランジ部とを有する前記第2ダクト部分と、を備える。
上述した構成によれば、第1ダクト部分と第2ダクト部分との間に補助部材が介在していることにより、第1ダクト部分と第2ダクト部分との間に寸法誤差が生じているとしても、第1シール部材、第2シール部材、および、補助部材を組み付けた状態で第2ダクト部分がパネルに組み付けられることにより、第1シール部材および第2シール部材によって車室の気密性が確保される。また、第2ダクト部分がパネルに組み付けられるまえに、第1シール部材および第2シール部材のシール性が確保されるように第1シール部材、第2シール部材、および、補助部材の位置調整をこれらの部材を視認しながら行うことができる。すなわち、上記構成によれば、第1ダクト部分と第2ダクト部分との寸法誤差に対処しつつ接続部分における気密性を容易な組み付け作業のもとで確保することができる。
上記バッテリー冷却装置のダクト構造は、前記第1シール部材を前記接続筒部あるいは前記シール筒部に接着する第1接着層、および、前記第2シール部材を前記シールフランジ部に接着する第2接着層の少なくとも一方を有することが好ましい。
上記構成によれば、第1接着層を有する場合には接続筒部がシール筒部に挿入される際の第1シール部材の位置ずれが抑えられる。また、第2接着層を有する場合には補助部材の位置調整と第2シール部材の位置調整とを同時期に行うことができる。その結果、組み付け作業のさらなる簡素化を図ることができる。
上記バッテリー冷却装置のダクト構造において、前記シールフランジ部は、前記第2シール部材が対向する薄肉部と、前記薄肉部の外周部分に一体的に連結されて前記薄肉部よりも前記パネル側へ肉厚が大きい複数の厚肉部とを有することが好ましい。
上記構成によれば、厚肉部がパネルに当接することで第2シール部材の過度な圧縮を抑えることができる。その結果、パネルと補助部材との間の隙間をより確実にシールするとともに第2シール部材の早期劣化を抑えることができる。
上記バッテリー冷却装置のダクト構造は、前記パネルに固定されて前記補助部材の前記シールフランジ部よりも外側に位置する位置決めボルトと、前記第2ダクト部分に形成されて前記位置決めボルトが挿通される位置決め孔と、前記位置決め孔に挿通された前記位置決めボルトに締結されるナットとを有することが好ましい。
上記構成によれば、位置決め孔に位置決めボルトを挿通させることにより、パネルに対する第2ダクト部分の位置決めと第2ダクト部分をパネルに組み付けるボルトの取付作業とを同時期に行うことができる。その結果、パネルに対する第2ダクト部分の組付作業をより簡易化することができる。
上記バッテリー冷却装置のダクト構造において、前記第2ダクト部分は、前記押圧フランジ部に一体的に連結されて前記補助部材の前記シールフランジ部よりも外側へ張り出す張出片と、前記張出片に連結されて前記張出片と前記パネルとの間に位置するスペーサーとを有しており、前記位置決め孔は、前記張出片および前記スペーサーを貫通している孔であることが好ましい。
上記構成によれば、パネルにスペーサーが当接する位置まで位置決めボルトとナットとを締結することにより、押圧フランジで補助部材のシールフランジを適度に押圧することができる。そのうえ、パネルにスペーサーが当接することにより張出片の曲げ変形を抑えることができる。その結果、位置決めボルトに対するナットの締結作業を容易に行うことができる。
上記バッテリー冷却装置のダクト構造において、前記第1ダクト部分と前記第2ダクト部分は、前記バッテリーに車室内の空気を案内する吸気ダクトを構成するものであり、前記バッテリー冷却装置は、前記パネルに形成された排気口を通じて前記車室に排出される空気である排気を案内する排気ダクトを有し、前記排気ダクトは、前記バッテリーに対して固定される第1排気ダクトと、前記パネルに固定されるとともに前記パネルに対する前記車室の反対側に位置して前記第1排気ダクトを通過した排気を前記排気口へ案内する第2排気ダクトであって、前記第1排気ダクトの下流端部が挿入される挿入口を有して前記排気の流れ方向を屈曲方向へ屈曲させる前記第2排気ダクトとを備え、前記第1排気ダクトの下流端部は、前記屈曲方向側の部位ほど下方に位置する上縁部を有するとよい。
上記構成によれば、第1排気ダクトの下流端部が屈曲方向側の部位ほど下方に位置する上縁部を有することから、パネルに固定された第2排気ダクトを第1排気ダクトに組み付ける際に第1排気ダクトの下流端部をガイドとして有効的に利用することができる。また、第1排気ダクトから第2排気ダクトへ排気が流入する排気が屈曲方向へ屈曲したとしても、排気の流れに対して第1排気ダクトの下流端部が障害になりにくい。これにより、第1排気ダクトから第2排気ダクトへの排気の流入を円滑に行うことができる。
バッテリー冷却装置のダクト構造の一実施形態の概略構成を示す斜視図であって、車両の最後部における構造を最後列座席を省略して示す斜視図。 吸気ダクトの一例を示す分解斜視図。 補助部材の一例を示す斜視図。 第2シール部材の接着位置の一例を示す図。 第1吸気ダクトと第2吸気ダクトとの接続部分の一例を模式的に示す断面図であって、補助部材の薄肉部および厚肉部、ならびに、第2吸気ダクトのスペーサーを含んだ断面構造を模式的に示す断面図。 排気ダクトの一例を示す分解斜視図。 排気ダクトの組み付け作業における状態の1つを示す図。 排気ダクトの組み付け作業が終了した状態を示す図。
図1〜図8を参照しバッテリー冷却装置のダクト構造の一実施形態について説明する。
図1に示すように、観光バスなどの車両は、シャーシ11とシャーシ11に取り付けられるボディ21とを備えている。シャーシ11は、サイドフレーム13や該サイドフレーム13に対して直接的あるいは間接的に連結されるクロスメンバ14などで構成された車体フレーム15と、車体フレーム15に対して取り付けられた駆動輪やエンジン、バッテリー16などで構成されている。ボディ21は、シャーシ11との間を区画するとともに運転席や乗客用の座席などが設置される車室22を画定する複数のパネル23を有している。複数のパネル23の1つは、図示されない最後列座席の後方に位置する背面パネル23bである。複数のパネル23の他の1つは、最後列座席の下方にエンジンやバッテリー16が収容される収容室17を形成するとともに該収容室17の点検時などにハンドル23hを用いて車室22側から取り外し可能な点検パネル23aである。点検パネル23aは、収容室17と車室22とを区画するパネルの1つである。また、車両には、バッテリー16の性能低下を抑えることを目的の1つとして、車室22内の空調された空気を用いてバッテリー16を冷却するバッテリー冷却装置25が備えられている。
以下、バッテリー冷却装置25について説明するが、収容室17には左右一対のバッテリー16が配設されており、バッテリー冷却装置25は、これら一対のバッテリー16の各々に対して設けられている。これらバッテリー16およびバッテリー冷却装置25は、搭載位置が異なるだけでその基本的な構成は同じである。そのため、前進方向に対する右側(図1における手前側)に位置するバッテリー冷却装置について詳しく説明し、左側(図1における奥側)に位置するバッテリー冷却装置については同じ符号を付すことによりその詳細な説明を省略する。
バッテリー冷却装置25は、図示されないブロアなどが駆動されることによりバッテリー16を冷却する。バッテリー冷却装置25は、車室22内の空調された空気をバッテリー16に案内する吸気ダクト30と、バッテリー16を冷却した後の空気である排気を車室22へと案内する排気ダクト70とを備えている。
吸気ダクト30は、バッテリー16に連結されて上方に向かって延びる第1吸気ダクト31と、点検パネル23aに車室22側から組み付けられる第2吸気ダクト32とを備えている。第2吸気ダクト32の先端部には、吸気ダクト30に流入する空気から異物を取り除くエアフィルター33が取り付けられている。第1吸気ダクト31は第1ダクト部分であり、第2吸気ダクト32は第2ダクト部分である。
排気ダクト70は、バッテリー16に連結されて上方に向かって延びる第1排気ダクト71と、上述した点検パネル23aに連結される第2排気ダクト72とを備えている。第2排気ダクト72は、点検パネル23aに対する収容室17側に位置しており、その内部空間が点検パネル23aに形成された排気口73を通じて車室22に連通している。点検パネル23aの組み付け作業は、第2排気ダクト72が組み付けられた状態で行われる。
(吸気ダクト30)
図2に示すように、吸気ダクト30は、上述した第1吸気ダクト31および第2吸気ダクト32のほか、第1吸気ダクト31と第2吸気ダクト32との間に介在する補助部材36を備えている。
第1吸気ダクト31は、例えば合成樹脂などの成形品であり、バッテリー16に対して固定されているとともにバッテリー16から上方へ延びている。第1吸気ダクト31は、点検パネル23aにおける後方側外側端部に形成された開口34を通じて車室22内へ突出する接続筒部31Aを有している。開口34は、接続筒部31Aが遊挿される開口であり、接続筒部31Aの断面形状に対して略相似的に大きい開口形状を有している。接続筒部31Aの先端部には、接続筒部31Aにおける周方向の全周に亘って第1シール部材35が接着されている。第1シール部材35は、弾性を有するシール部材であり、例えばエプトシーラー(登録商標、日東電工株式会社製、EPDM混和物の発泡体)である。
図2,3,4に示すように、補助部材36は、例えばアルミニウムなどの金属板を変形加工および接合加工することにより作製される。補助部材36は、第1吸気ダクト31の接続筒部31Aおよび第1シール部材35を取り囲むシール筒部37と、シール筒部37における点検パネル23a側の端部に連結されたシールフランジ部38とを有している。シール筒部37は、接続筒部31Aに取り付けられた第1シール部材35が内側に位置するかたちで接続筒部31Aに差し入れられる。第1シール部材35は、補助部材36のシール筒部37と第1吸気ダクト31の接続筒部31Aとに挟持されることにより適度に圧縮され、シール筒部37と接続筒部31Aとの間の隙間をシールする。これにより、第1吸気ダクト31に対する補助部材36の位置決めがなされるとともに、シール筒部37と接続筒部31Aとの間の隙間を通じて収容室17内の空気が車室22に侵入することが抑えられる(図5参照)。
なお、シール筒部37は、シールフランジ部38との連結部分を基端として先細りする形状であってもよい。こうした構成によれば、第1シール部材35の圧縮がシール筒部37の先端部で行われることから、接続筒部31Aへのシール筒部37の差し入れを容易に行うことができる。
補助部材36のシールフランジ部38は、環状の形状を有してその外周部分が開口34の外側に配置される薄肉部39と薄肉部39の外周部分に一体的に連結された複数の厚肉部40とを有している。薄肉部39は、第1吸気ダクト31の接続筒部31Aに位置にかかわらず当該接続筒部31Aがシール筒部37に挿入された状態において、その全周に亘って点検パネル23aと対向する形状を有している。薄肉部39において点検パネル23aに対向する裏面には、点検パネル23aと補助部材36のシールフランジ部38との間の隙間をシールする第2シール部材41が接着される。第2シール部材41は、第1シール部材35と同様に、弾性を有するシール部材であり、例えばエプトシーラー(登録商標、日東電工株式会社製、EPDM混和物の発泡体)である。厚肉部40は、本実施形態では略矩形環状のシールフランジ部38の各隅部を形成しており、シールフランジ部38に対するシール筒部37の反対側へ、すなわち点検パネル23a側へ薄肉部39よりも肉厚が大きい部分である。各厚肉部40は、第2シール部材41の接着位置を案内するとともに、点検パネル23aに当接することにより薄肉部39と点検パネル23aとの距離を確保して第2シール部材41の過度な圧縮を規制する規制部として機能する。第2シール部材41は、各厚肉部40が点検パネル23aに当接した補助部材36によって適度に圧縮され、点検パネル23aと補助部材36との間の隙間をシールする。これにより、点検パネル23aと補助部材36との間の隙間を通じて収容室17内の空気が車室22に侵入することが抑えられる(図5参照)。
図2に示すように、第2吸気ダクト32は、例えばアルミニウムなどの金属板を変形加工・接合加工することにより作製される。第2吸気ダクト32は、車両の背面側へ向かって湾曲するダクト本体部42と、ダクト本体部42の基端部に連結されて補助部材36のシールフランジ部38を点検パネル23aへと押圧する押圧フランジ部43とを備えている。ダクト本体部42の先端部には、スナップ錠などの図示されない留め具によってエアフィルター33が取り付けられる。第2吸気ダクト32は、点検パネル23aに固定された一対の位置決めボルト47に対して組付ナット48が締結されることにより、また、点検パネル23aに固定された一対の締結ブラケット55に締結ボルト53が締結されることにより、点検パネル23aに組み付けられる。
第2吸気ダクト32の押圧フランジ部43は、車両の幅方向における両側の前方側端部に、車両の側方へ張り出す一対の張出片44が一体的に連結されている。一対の張出片44には、シールフランジ部38の各厚肉部40以下の肉厚を有し、点検パネル23aに当接することにより張出片44と点検パネル23aとの距離を確保するスペーサー45が連結されている。これら張出片44およびスペーサー45には、上述した一対の位置決めボルト47が挿通される位置決め孔46が形成されている。
一対の位置決めボルト47は、車両の幅方向において補助部材36を挟む位置であって車両の前方寄りの位置を上方に向かって延びている。一対の位置決めボルト47は、第2吸気ダクト32を位置決めする位置決めピンとしても機能し、第2吸気ダクト32の押圧フランジ部43と補助部材36のシールフランジ部38とがこれらの周方向において連続的に当接する位置に第2吸気ダクト32を位置決めする。第2吸気ダクト32は、位置決め孔46に挿通された一対の位置決めボルト47に対して組付ナット48が締結されることにより点検パネル23aに対して部分的に組み付けられる。張出片44は、一対の位置決めボルト47と組付ナット48との締結に起因した曲げ変形がスペーサー45によって規制される。
第2吸気ダクト32のダクト本体部42は、車両の側方に臨む側面の各々における後方側下部に組付ブラケット50を有している。各組付ブラケット50は、L字アングル状の形状を有している。各組付ブラケット50は、ダクト本体部42の側面に固定されて車両の後方側斜め下方へ向かって延びる固定片51と、固定片51の先端部からダクト本体部42の側方へ屈曲する組付片52とを有している。組付片52は、締結ボルト53が挿通されるボルト挿通孔54を有しており、点検パネル23aに固定された締結ブラケット55に対して締結ボルト53によって締結される部分である。
締結ブラケット55は、点検パネル23aに対して、車両の後方寄りの位置において車両の幅方向で第2吸気ダクト32の押圧フランジ部43を挟む位置に位置している。締結ブラケット55は、屈曲角度が鋭角のアングル状の形状を有している。締結ブラケット55は、点検パネル23aに固定されて車両の前方に向かって延びる固定片56と、固定片56の前端部から車両の後方側斜め上方へ延びて締結ボルト53が締結される雌ねじ部である締結孔57が形成された締結片58とを有している。締結片58の背面側に溶接ナットが固定された形状であってもよい。
図5を参照して、上述した補助部材36および第2吸気ダクト32の組み付け作業の手順の一例について説明する。補助部材36および第2吸気ダクト32は、シャーシ11とボディ21とが連結された状態にあり、かつ、第1吸気ダクト31がバッテリー16に固定されて点検パネル23aの開口34から接続筒部31Aが突出している状態から組み付けられる。補助部材36および第2吸気ダクト32の組み付け作業は、接続筒部31Aに対する車両の前方側、すなわち図1に示すパネル23cを足場として行われる。
まず、接続筒部31Aの先端部にその周方向における全周に亘って第1シール部材35が接着され、シールフランジ部38の薄肉部39の裏面に第2シール部材41が接着される。これにより、接続筒部31Aと第1シール部材35との境界部分には、第1接着層35aが形成され、押圧フランジ部43と第2シール部材41との境界部分には、第2接着層41aが形成される。
次に、補助部材36が組み付けられる。補助部材36は、接続筒部31Aおよび第1シール部材35が内側に位置するかたちでシール筒部37が接続筒部31Aおよび第1シール部材35に差し入れられる。補助部材36は、シールフランジ部38に接着された第2シール部材41が点検パネル23aに当接するまで差し入れられる。第2シール部材41が点検パネル23aに当接した状態にある補助部材36は、第1吸気ダクト31の接続筒部31Aと協働して第1シール部材35を適度に圧縮する。
次に、第2吸気ダクト32が組み付けられる。なお、エアフィルター33は、第2吸気ダクト32に対して当該第2吸気ダクト32が点検パネル23aへの組み付けられるまえに取り付けられていてもよいし、点検パネル23aに組み付けられた第2吸気ダクト32に対して取り付けられてもよい。
第2吸気ダクト32は、補助部材36のシール筒部37が内側に位置するようにダクト本体部42がシール筒部37に差し入れられる。第2吸気ダクト32は、点検パネル23aに固定された位置決めボルト47が位置決め孔46に挿通されたのち、押圧フランジ部43が補助部材36のシールフランジ部38に当接するまで差し入れられる。そして、位置決めボルト47の各々に対して組付ナット48が仮締結される。このとき、第2吸気ダクト32は、位置決めボルト47の位置決め孔46への挿通によりある程度の位置決めがなされているとともに、押圧フランジ部43とシールフランジ部38とがその周方向の全周に亘って当接している。次に、締結ブラケット55の締結孔57と組付ブラケット50のボルト挿通孔54との位置調整が行われたのち、ボルト挿通孔54を通じて締結孔57に締結ボルト53が仮締結される。そして、上述した組付ナット48および締結ボルト53が本締結される。これにより、第2吸気ダクト32が組み付けられる。
こうした構成の吸気ダクト30においては、第1シール部材35が補助部材36のシール筒部37と第1吸気ダクト31の接続筒部31Aとに挟持される。これにより、第1シール部材35が適度に圧縮されることで、補助部材36のシール筒部37と第1吸気ダクト31の接続筒部31Aとの間の隙間を通じて収容室17内の空気が車室22に侵入することが抑えられる。また、補助部材36のシールフランジ部38が周方向における全体に亘って第2吸気ダクト32の押圧フランジ部43によって点検パネル23aに押圧される。これにより、第2シール部材41が適度に圧縮されることで、補助部材36のシールフランジ部38と第2吸気ダクト32の押圧フランジ部43との隙間を通じて収容室17内の空気が車室22に侵入することが抑えられる。
(排気ダクト70)
図6に示すように、排気ダクト70は、バッテリー16に固定されて上方に向かって延びる第1排気ダクト71と、第1排気ダクト71に接続されるとともに点検パネル23aに対して収容室17側から組み付けられる第2排気ダクト72とを備えている。排気ダクト70において、排気は、第1排気ダクト71を上方に向かって流れたのち、第2排気ダクト72に流入することによってその流れ方向が車両の内方へと屈曲する。その後、排気は、第2排気ダクト72の形状に倣うように、その流れ方向が車両の内方から車両の後方へと徐々に変化していき、やがて排気口73を通じて車室22に排出される。なお、第2排気ダクト72における排気の流れ方向を屈曲方向という。
第1排気ダクト71は、例えば合成樹脂などの成形品であり、バッテリー16に対して固定される排気ダクト本体部74と、排気ダクト本体部74の上端部に一体的に連結された支持フランジ部75と、支持フランジ部75の内縁部から上方に向かって延びる挿入ガイド部76とを備えている。排気ダクト本体部74は、車両の幅方向に長手方向が設定された断面略矩形状をなしている。支持フランジ部75は、挿入ガイド部76を周方向で取り囲む環状の第3シール部材77を下方から支持する部分である。第3シール部材77は、弾性を有するシール部材であり、例えばエプトシーラー(登録商標、日東電工株式会社製、EPDM混和物の発泡体)である。
挿入ガイド部76は、第1排気ダクト71における下流端部であり、第1排気ダクト71に第2排気ダクト72を接続する際に第2排気ダクト72の位置をガイドする。挿入ガイド部76の上縁部76tは、第2排気ダクト72に流入した排気の屈曲方向、すなわち車両の内方寄りの部位ほど下方に位置するように車両の内方へ向かって傾斜している。
第2排気ダクト72は、第1排気ダクト71を通過した排気を排気口73へと導くダクトである。第2排気ダクト72は、吸気ダクト30との干渉を回避しつつ排気口73を含む領域を下方から覆う凹部80と、凹部80の上端部に一体的に連結されて第2排気ダクト72を点検パネル23aに組み付ける組付フランジ部81とを有している。
第2排気ダクト72の凹部80は、第1排気ダクト71の挿入ガイド部76が挿入される挿入口82を底部に有して車両の内方に向かって延びる内方部83と、内方部83から車両の後方へ向かって湾曲する湾曲部84とを有している。組付フランジ部81には、第2排気ダクト72と点検パネル23aとの間の隙間をシールする第4シール部材85が接着されている。第4シール部材85は、弾性を有するシール部材であり、例えばエプトシーラー(登録商標、日東電工株式会社製、EPDM混和物の発泡体)である。第2排気ダクト72は、組付フランジ部81において第4シール部材85の外側に位置する部分に複数の組付ボルト挿通孔86を有している。第2排気ダクト72は、点検パネル23aの裏面に固定された複数の組付ボルト87を組付ボルト挿通孔86に挿通させたのち、各組付ボルト87に対して組付ナット88が締結されることにより点検パネル23aに組み付けられる。
図7および図8を参照して上述した排気ダクト70の組み付け方法の手順の一例について説明する。なお、バッテリー16には、第1吸気ダクト31が取り付けられているものとする。
排気ダクト70においては、まず、第1排気ダクト71の支持フランジ部75に第3シール部材77が接着されるとともに、第2排気ダクト72の組付フランジ部81に第4シール部材85が接着される。これにより、支持フランジ部75と第3シール部材77との境界には第3接着層77aが形成され、組付フランジ部81と第4シール部材85との境界には第4接着層85aが形成される。
続いて、バッテリー16に対して第1排気ダクト71が取り付けられる。この際、第3接着層77aによって第3シール部材77の脱落が防止される。また、点検パネル23aに対して第2排気ダクト72が組み付けられる。この際、第4接着層85aによって第4シール部材85の位置ずれが抑えられる。点検パネル23aに第2排気ダクト72が組み付けられた状態において、第4シール部材85は、車室22外の空気が点検パネル23aと組付フランジ部81との間の隙間を通じて排気ダクト70内に侵入することを抑える。そして、第2排気ダクト72が組み付けられた点検パネル23aがボディ21に対して取り付けられる。
図7に示すように、点検パネル23aのボディ21への取り付け作業は、図1に示すパネル23cを足場として行われる。作業者は、ハンドル23hを把持して点検パネル23aを持ち上げたのちに挿入方向89に沿うように点検パネル23aを移動させながら、第1吸気ダクト31が開口34に挿入されるように、また、第1排気ダクト71の挿入ガイド部76が第2排気ダクト72の挿入口82に挿入されるように点検パネル23aをコントロールする。挿入ガイド部76が挿入口82に挿入されることにより、第1排気ダクト71と第2排気ダクト72との位置合わせが行われる。挿入ガイド部76は、第2排気ダクト72の挿入口82に対して先細りした形状を有していることで挿入口82に挿入されやすくなっている。
ボディ21への点検パネル23aの取り付けの際、作業者は、点検パネル23aが障害となって挿入ガイド部76の位置と挿入口82の位置とを視認することができないことが多い。しかしながら、挿入ガイド部76が先細り形状を有することで第2排気ダクト72の挿入口82に挿入ガイド部76が挿入されやすくなっている。そのため、点検パネル23aの取付作業を一人の作業者で行う場合であっても、第1排気ダクト71と第2排気ダクト72との接続作業、すなわち点検パネル23aの位置調整作業に要する時間を短縮することができる。
なお、挿入ガイド部76は、開口34に第1吸気ダクト31が挿入される前に挿入口82に挿入される構成が好ましい。すなわち、接続筒部31Aの突出高さよりも挿入ガイド部76の最大高さが大きい方が好ましい。こうした構成によれば、開口34に対する第1吸気ダクト31の挿入タイミングよりも挿入口82に対する挿入ガイド部76の挿入タイミングが早くなる。これにより、挿入口82に対する挿入ガイド部76の挿入は、第1排気ダクト71と第2排気ダクト72との接続だけでなく、開口34に対する第1吸気ダクト31のガイドとしても機能することができる。
図8に示すように、ボディ21に点検パネル23aが取り付けられると、第3シール部材77は、第2排気ダクト72の挿入方向において第1排気ダクト71の支持フランジ部75と第2排気ダクト72の内方部83の底部とに挟持される。これにより第3シール部材77は、適度に圧縮され、第1排気ダクト71と第2排気ダクト72との間の隙間を通じて収容室17側の空気が排気ダクト70内に侵入することを抑える。
排気ダクト70においては、第1排気ダクト71を通過した排気が車両の内方に向かって屈曲して流れる。このとき、挿入ガイド部76が均一の高さを有している構成においては、車両の内方に向かって流れるときに挿入ガイド部76の一部が障害となることでスムーズな排気が阻害される。この点、上述した構成においては、挿入ガイド部76の上縁部76tが第2排気ダクト72に流入した排気の屈曲方向、すなわち車両の内方寄りの部位ほど下方に位置するように車両の内方へ向かって傾斜している。そのため、流れ方向90のように第2排気ダクト72の流入にともなう排気の屈曲が阻害されることがなく、スムーズな排気を実現することができる。
上記実施形態のバッテリー冷却装置のダクト構造によれば以下の作用効果が得られる。
(1)吸気ダクト30では、第1吸気ダクト31と第2吸気ダクト32との間の寸法誤差が補助部材36によって吸収される。そのため、第1シール部材35によるシール、および、第2シール部材41によるシールは、補助部材36および第2吸気ダクト32を組み付けるだけで具現化される。その結果、第1吸気ダクト31と第2吸気ダクト32との接続部分における気密性を容易な組み付け作業のもとで確保することができる。
(2)第1シール部材35が第1接着層35aを介して接続筒部31Aに接着されていることにより、接続筒部31Aにシール筒部37が挿入される際の第1シール部材35の位置ずれが抑えられる。
(3)第2シール部材41が第2接着層41aを介してシールフランジ部38に接着されていることにより、補助部材36の位置調整と第2シール部材41の位置調整とを同時期に行うことができる。
(4)シールフランジ部38による第2シール部材41の圧縮は、補助部材36の各厚肉部40が点検パネル23aに当接することによって規制される。これにより、第2シール部材41の過度な圧縮が抑えられることで、第2シール部材41によるより確実なシールと第2シール部材41そのものの早期劣化を抑えることができる。
(5)(2)〜(4)により補助部材36の組み付け作業の容易化を図ることができる。
(6)シールフランジ部38に対する押圧フランジ部43の押圧は、点検パネル23aにスペーサー45が当接することで規制される。これにより、一対の位置決めボルト47と組付ナット48との締結に起因した張出片44の過度な曲げ変形が抑えられる。
(7)位置決め孔46への位置決めボルト47の挿通により、点検パネル23aに対する第2吸気ダクト32の位置決めと第2吸気ダクト32を点検パネル23aに組み付けるボルトの取付作業とを同時期に行うことができる。そのうえ、補助部材36および第2吸気ダクト32の組付け作業は点検パネル23aに対する車両の前方側から行われる。そのため、位置決め孔46および位置決めボルト47が車両の前方側、すなわち作業者から近い位置に配置されていることで、位置決め孔46への位置決めボルト47の挿通作業を高い視認性のもとで行うことができる。
(8)位置決め孔46と位置決めボルト47とによる第2吸気ダクト32の位置決めが行われると、組付ブラケット50の組付片52と締結ブラケット55の締結片58とは、前方側斜め上方に沿う方向で互いに対向する状態となる。このとき、ボルト挿通孔54を通じた締結孔57の視認が当該締結孔57に対する前方側斜め上方から可能となることから、ボルト挿通孔54および締結孔57の視認性を向上させることができる。
(9)締結孔57に対する締結ボルト53の締結作業も前方側斜め上方から行うことができる。そのうえ、締結ブラケット55に雌ねじ部である締結孔57が形成されていることで、背面パネル23bが直ぐ後方側に位置していたとしても締結ボルト53の締結作業を容易に行うことができる。
(10)(6)〜(9)の各々により、第2吸気ダクト32の組み付け作業の容易化を図ることができる。なお、こうした第2吸気ダクト32の組み付け作業の容易化は、同時に第2吸気ダクト32の取り外し作業の容易化にも繋がる。
(11)挿入ガイド部76の上縁部76tは、第2排気ダクト72への流入した排気の屈曲方向寄りの部位ほど下方に位置するように傾斜している。こうした構成によれば、第1排気ダクト71と第2排気ダクト72との接続時に第2排気ダクト72の案内を容易に行うことができる。また、第2排気ダクト72への流入にともなう排気の屈曲が阻害されることがないため、スムーズな排気を実現することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・吸気ダクト30について、点検パネル23aに対する第2吸気ダクト32の組み付けは、点検パネル23aに対して第2吸気ダクト32が固定され、かつ、点検パネル23aに対する第2吸気ダクト32の相対位置が規定される構成であればよい。そのため、位置決めボルト47と組付ナット48との組み合わせのみによって構成されていてもよいし、組付ブラケット50と締結ブラケット55との組み合わせのみによって構成されていてもよい。
・吸気ダクト30について、スペーサー45は張出片44に連結されていればよく、位置決め孔46が張出片44のみに形成されている構成であってもよい。こうした構成であっても上記(6)に記載した作用効果を得ることができる。
・吸気ダクト30について、点検パネル23aに対する第2吸気ダクト32の組み付け機構として位置決めボルト47と組付ナット48との組み合わせを含む場合、張出片44からスペーサー45が割愛された構成であってもよい。
・吸気ダクト30について、補助部材36のシールフランジ部38は、薄肉部39のみで構成されてもよい。
・吸気ダクト30について、第1シール部材35は接続筒部31Aに接着される構成に限らず、補助部材36のシール筒部37の内側に接着される構成であってもよい。また、第1シール部材35は、接続筒部31Aおよびシール筒部37の双方に対して接着されない構成であってもよい。
・吸気ダクト30について、第2シール部材41は、シールフランジ部38に接着される構成に限らず、点検パネル23aに接着される構成であってもよい。また、第2シール部材41は、シールフランジ部38および点検パネル23aの双方に対して接着されない構成であってもよい。
・上述した吸気ダクト30のダクト構造は、吸気ダクトだけでなく排気ダクトにも適用可能である。また、上述した排気ダクト70のダクト構造は、第1排気ダクト71を第1ダクト部分、第2排気ダクト72を第2ダクト部分として吸気ダクトに適用することも可能である。
11…シャーシ、13…サイドフレーム、14…クロスメンバ、15…車体フレーム、16…バッテリー、17…収容室、21…ボディ、22…車室、23…パネル、23a…点検パネル、23b…背面パネル、23c…パネル、23h…ハンドル、25…バッテリー冷却装置、30…吸気ダクト、31…第1吸気ダクト、31A…接続筒部、32…第2吸気ダクト、33…エアフィルター、34…開口、35…第1シール部材、35a…第1接着層、36…補助部材、37…シール筒部、38…シールフランジ部、39…薄肉部、40…厚肉部、41…第2シール部材、41a…第2接着層、42…ダクト本体部、43…押圧フランジ部、44…張出片、45…スペーサー、46…位置決め孔、47…位置決めボルト、48…組付ナット、50…組付ブラケット、51…固定片、52…組付片、53…締結ボルト、54…ボルト挿通孔、55…締結ブラケット、56…固定片、57…締結孔、58…締結片、70…排気ダクト、71…第1排気ダクト、72…第2排気ダクト、73…排気口、74…排気ダクト本体部、75…支持フランジ部、76…挿入ガイド部、76t…上縁部、77…第3シール部材、77a…第3接着層、80…凹部、81…組付フランジ部、82…挿入口、83…内方部、84…湾曲部、85…第4シール部材、85a…第4接着層、86…組付ボルト挿通孔、87…組付ボルト、88…組付ナット、89…挿入方向、90…流れ方向。

Claims (6)

  1. 収容室内のバッテリーを車室内の空気で冷却するバッテリー冷却装置のダクト構造であって、
    前記バッテリーに取り付けられる第1ダクト部分であって前記収容室と前記車室を区画するパネルに形成された開口を通じて前記車室に突出する接続筒部を有する前記第1ダクト部分と、
    前記接続筒部を取り囲む第1シール部材と、
    前記第1シール部材を取り囲んで前記第1シール部材を前記接続筒部に押圧するシール筒部と前記パネルに前記車室側から対向するシールフランジ部とを有する補助部材と、
    前記パネルと前記シールフランジ部との間にて前記開口を取り囲む第2シール部材と、
    前記パネルに前記車室側から組み付けられる第2ダクト部分であって、前記シール筒部を取り囲むダクト本体部と前記シールフランジ部を介して前記第2シール部材を前記パネルへ押圧する押圧フランジ部とを有する前記第2ダクト部分と、を備える
    バッテリー冷却装置のダクト構造。
  2. 前記第1シール部材を前記接続筒部あるいは前記シール筒部に接着する第1接着層、および、前記第2シール部材を前記シールフランジ部に接着する第2接着層の少なくとも一方を有する
    請求項1に記載のバッテリー冷却装置のダクト構造。
  3. 前記シールフランジ部は、
    前記第2シール部材が対向する薄肉部と、
    前記薄肉部の外周部分に一体的に連結されて前記薄肉部よりも前記パネル側へ肉厚が大きい複数の厚肉部とを有する
    請求項1または2に記載のバッテリー冷却装置のダクト構造。
  4. 前記パネルに固定されて前記補助部材の前記シールフランジ部よりも外側に位置する位置決めボルトと、
    前記第2ダクト部分に形成されて前記位置決めボルトが挿通される位置決め孔と、
    前記位置決め孔に挿通された前記位置決めボルトに締結されるナットとを有する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のバッテリー冷却装置のダクト構造。
  5. 前記第2ダクト部分は、
    前記押圧フランジ部に一体的に連結されて前記補助部材の前記シールフランジ部よりも外側へ張り出す張出片と、
    前記張出片に連結されて前記張出片と前記パネルとの間に位置するスペーサーと
    を有しており、
    前記位置決め孔は、
    前記張出片および前記スペーサーを貫通している孔である
    請求項4に記載のバッテリー冷却装置のダクト構造。
  6. 前記第1ダクト部分と前記第2ダクト部分は、前記バッテリーに車室内の空気を案内する吸気ダクトを構成するものであり、
    前記バッテリー冷却装置は、前記パネルに形成された排気口を通じて前記車室に排出される空気である排気を案内する排気ダクトを有し、
    前記排気ダクトは、
    前記バッテリーに対して固定される第1排気ダクトと、
    前記パネルに固定されるとともに前記パネルに対する前記車室の反対側に位置して前記第1排気ダクトを通過した排気を前記排気口へ案内する第2排気ダクトであって、前記第1排気ダクトの下流端部が挿入される挿入口を有して前記排気の流れ方向を屈曲方向へ屈曲させる前記第2排気ダクトとを備え、
    前記第1排気ダクトの下流端部は、
    前記屈曲方向側の部位ほど下方に位置する上縁部を有する
    請求項1〜5のいずれか一項に記載のバッテリー冷却装置のダクト構造。
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