JP2019198349A - 弾球遊技機 - Google Patents

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博康 水野
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Abstract

【課題】弾球遊技機において保留図柄を用いた先読み演出に対する遊技者の興趣を向上させる。【解決手段】弾球遊技機は、保留記憶手段と、当否判定手段と、大当り遊技手段と、演出表示装置とを備える。保留記憶手段は、遊技球の始動口への入球に基づいて抽出される乱数を、所定の上限個数であるN個まで記憶する。演出表示装置は、保留記憶手段に記憶されている乱数の個数を示す演出表示を実行する。保留記憶手段に記憶されている乱数の個数が当否判定処理によってN個から(N−1)個に減少する際に始まる特定期間において、保留記憶手段に新たな乱数が記憶された場合、演出表示装置は、特定期間に新たな乱数が記憶されたことを示す特定の演出表示を実行する。【選択図】図21

Description

本明細書は、弾球遊技機(パチンコ遊技機、パチンコ機とも呼ばれる。)に関する技術を開示する。
一形態の弾球遊技機は、遊技球の始動口への入球に基づいて抽出される乱数を所定の上限個数まで保留記憶として記憶し、保留記憶に記憶された乱数に基づいて大当りか否かの当否を示す抽選結果を判定する。このような弾球遊技機は、一般的に、保留記憶として記憶されている乱数の個数を示す演出表示を実行する(例えば、特許文献1を参照)。保留記憶として上限個数の乱数が記憶されている状態(いわゆる「保留満タン状態」)では、遊技球が始動口に入球した場合であっても、更なる保留記憶が実施されることはない。
特開2018−357号公報
保留満タン状態から1つの保留記憶が消化されたか否かのタイミングで遊技球が始動口に入球した場合、その入球に基づいて保留記憶が実施されたか否かについて遊技者にとって気がかりな状況でありながら、このような状況において保留記憶が実施されたか否かを遊技者に認識させることについて十分な配慮がなされていなかった。
本明細書に開示する技術は、以下の形態として実現できる。
(1)本明細書に開示する一形態における弾球遊技機は、遊技球の始動口への入球に基づいて抽出される乱数を、所定の上限個数であるN個まで記憶する保留記憶手段と;前記保留記憶手段に記憶された乱数に基づいて、大当りか否かの当否を示す抽選結果を判定する当否判定処理を実行する当否判定手段と;前記当否判定手段による前記抽選結果が大当りを示す場合、通常遊技より遊技者に有利な大当り遊技を実行する大当り遊技手段と;前記保留記憶手段に記憶されている前記乱数の個数を示す演出表示を実行する演出表示装置とを備える。この弾球遊技機では、前記保留記憶手段に記憶されている乱数の個数が前記当否判定処理によってN個から(N−1)個に減少する際に始まる特定期間において、前記保留記憶手段に新たな乱数が記憶された場合、前記演出表示装置は、前記特定期間に新たな乱数が記憶されたことを示す特定の演出表示を実行する。この形態の弾球遊技機によれば、特定期間において保有記憶手段に新たな乱数が記憶された場合に特定の演出表示を実行するため、保留満タン状態から1つの保留記憶が消化されたか否かのタイミングで遊技球が始動口に入球した場合に、その入球に基づいて保留記憶が実施されたか否かを、特定の演出表示の有無によって遊技者に認識させることができる。したがって、特定期間における保留記憶に対する遊技者の興趣を向上させることができる。
(2)上記形態の弾球遊技機において、前記特定期間は、前記保留記憶手段に記憶されている乱数の個数が前記当否判定処理によってN個から(N−1)個に減少する際に始まり、前記演出表示装置において前記乱数の個数として(N−1)個を示す演出表示への更新が少なくとも完了するまでの期間であってもよい。この形態の弾球遊技機によれば、保留記憶が実施されたか否かを遊技者が判断し難い演出表示の更新が少なくとも完了するまでを対象に、特定の演出表示を実行するため、特定期間における保留記憶に対する遊技者の興趣をいっそう向上させることができる。
(3)上記形態の弾球遊技機は、更に、前記当否判定処理に先立って、前記保留記憶手段に記憶される前記乱数に基づく前記抽選結果が大当りか否かを判定する先読み判定処理を実行する先読み判定手段を備えてもよい。前記演出表示装置は、前記先読み判定処理に基づいて、前記保留記憶手段に記憶されている前記乱数の抽選結果が大当りとなる期待度を示す演出表示を、所定の確率で実行してもよい。前記特定期間において前記保留記憶手段に記憶される乱数に対して前記先読み判定処理に基づく演出表示を実行する確率は、前記他の期間において前記保留記憶手段に記憶される乱数に対して前記先読み判定処理に基づく演出表示を実行する確率より高くてもよい。この形態の弾球遊技機によれば、特定期間において新たな乱数が記憶される場合、特定の演出表示に加え、先読み判定処理に基づく演出表示を実行する確率が高くなるため、特定期間における保留記憶に対する遊技者の興趣をいっそう向上させることができる。
(4)上記形態の弾球遊技機は、更に、前記保留記憶手段による新たな乱数の記憶に応じて保留発生音を出力する保留発生音出力手段と;前記特定期間において前記保留記憶手段に新たな乱数が記憶される場合、前記保留発生音の出力を前記特定の演出表示の開始以降に遅延、または、前記保留発生音の出力を回避する出力態様変更手段とを備えてもよい。この形態の弾球遊技機によれば、特定期間において新たな乱数が記憶される場合、特定の演出表示に加え、保留発生音の出力を遅延または回避するため、特定期間において保留記憶が実施されたことを、特定の演出表示より前に保留発生音によって遊技者に認識されることを回避できる。その結果、特定の演出表示を通じて、特定期間における保留記憶に対する遊技者の興趣をいっそう向上させることができる。
本明細書に開示する技術は、弾球遊技機とは異なる種々の形態で実現できる。本明細書に開示する技術は、例えば、弾球遊技機の形態のほか、弾球遊技機において実施される制御方法、コンピュータプログラムなどの形態で実現できる。
パチンコ機の構成を示す正面図である。 遊技盤の構成を示す正面図である。 パチンコ機の構成を示す裏面図である。 パチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。 主制御装置が実行するメインルーチンを示すフローチャートである。 主制御装置が実行する始動入賞確認処理を示すフローチャートである。 主制御装置が実行する先読み判定処理を示すフローチャートである。 主制御装置が実行する当否判定処理を示すフローチャートである。 主制御装置が実行する当否判定処理を示すフローチャートである。 主制御装置が実行する当否判定処理を示すフローチャートである。 主制御装置が実行する当否判定処理を示すフローチャートである。 主制御装置が実行する大当り遊技処理を示すフローチャートである。 主制御装置が実行する大当り遊技処理を示すフローチャートである。 主制御装置が実行する大当り遊技処理を示すフローチャートである。 サブ統合制御装置が実行する保留表示加算処理を示すフローチャートである。 サブ統合制御装置が実行する保留表示加算処理を示すフローチャートである。 サブ統合制御装置が実行する保留表示減算処理を示すフローチャートである。 サブ統合制御装置が実行する保留表示減算処理を示すフローチャートである。 サブ統合制御装置が実行する変動中表示更新処理を示すフローチャートである。 保留図柄と信頼度との関係の一例を示す説明図である。 保留図柄を表示する一例を示す説明図である。 保留図柄を表示する一例を示す説明図である。 保留図柄を表示する一例を示す説明図である。 保留図柄を表示する一例を示す説明図である。 保留図柄を表示する一例を示す説明図である。 保留図柄を表示する一例を示す説明図である。 保留図柄を表示する一例を示す説明図である。 第2実施形態において主制御装置が実行する始動入賞確認処理を示すフローチャートである。 第2実施形態においてサブ統合制御装置が実行する保留非加算処理を示すフローチャートである。 保留図柄を表示する一例を示す説明図である。 保留図柄を表示する一例を示す説明図である。
A.第1実施形態
図1は、パチンコ機50の構成を示す正面図である。図1に示すように、第一実施形態のパチンコ機50は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠51にて各構成を保持する構造を有している。外枠51の左側上下にはヒンジ53が設けられており、ヒンジ53により、板ガラス61が嵌め込まれた前枠(ガラス枠)52及び後述の内枠が、外枠51に対し開閉可能に構成される。また、前枠52の板ガラス61の奥には、内枠に保持された遊技盤1(図2)が設けられている。
前枠52の上部の左右両側にはスピーカ66が設置されており、これらにより遊技音が出力され、遊技の趣向性を向上させる。また前枠52には、遊技状態に応じて発光する枠側装飾ランプ65のほか、遊技の異常を報知するLEDが設けられている。
前枠52の下部には、上皿55と下皿63とが一体に形成されている。また、下皿63の右側には発射ハンドル64が設けられており、該発射ハンドル64を時計回りに操作することにより発射装置が作動し、上皿55から供給された遊技球が遊技盤1に向けて発射される。
下皿63は、上皿55から溢れた賞球を受けるよう構成されており、球抜きレバーを操作することで、下皿63に溜まった遊技球を遊技店に備えられたドル箱に移すことができる。また、上皿55の中央には、演出ボタン67及びジョグダイヤル68が設けられている。
さらに、本実施形態では、演出ボタン67の左側に十字ボタン69を備える。該十字ボタン69について、図1(a)を参照して説明する。十字ボタン69は、中央から上下左右方向に突出した各突出部を備えた略十字状に形成された押しボタンとして構成される。各突出部には、「上」、「下」、「左」、及び「右」の文字が印字されており、押下により個々の部位が下方に沈下するように構成されている。また、上突出部、下突出部、左突出部、及び右突出部の下方には、破線にて図示したように、各突出部が沈下した際に、これを検知する検知スイッチとして、十字ボタン上SW69a、十字ボタン下SW69b、十字ボタン左SW69c、及び十字ボタン右SW69dが設けられている。これにより、例えば、遊技者が十字ボタン69の上突出部を押下した場合は、上突出部の沈下に伴って該押下されたことを十字ボタン上SW69aが検知して、該検知に基づく検知信号を生成し、後述するサブ統合制御装置83に送信するように構成されている。また、本実施形態の演出ボタン67は、特別図柄の変動表示に対応した演出図柄の変動表示演出中に、所定のタイミングで所定回数だけ操作することによって、当該変動表示の大当りとなる期待度を報知表示する場合が発生可能な、第1操作手段として構成される。
本パチンコ機50は、いわゆるCR機であり、プリペイドカードの読み書きを行うプリペイドカードユニット(CRユニット)56が付属されていると共に、上皿55の右側には球貸ボタン57,精算ボタン58,残高表示器59が設けられている。
なお、図1の39は、前枠52及び前記内枠を外枠51にロックするシリンダ錠であり、該シリンダ錠39に所定の鍵を挿入して鍵を時計回りに操作すると、内枠が開放され、反時計回りに操作すると、前枠52が開放される。
図2は、遊技盤1の構成を示す正面図である。図2に示すように、遊技盤1には、外レール2aと内レール2bとによって囲まれた略円形の遊技領域3が形成されている。遊技領域3には、その中央部にセンターケース5が装着され、センターケース5に向かって左横には、普通図柄作動ゲート17が設置されている。普通図柄作動ゲート17を遊技球が通過すると、普通図柄の当否抽選用の複数種類の乱数が抽出され、抽出された乱数に基づく当否判定(普通図柄抽選)が行なわれる。
センターケース5の直下には、遊技球の入球に起因して、特別図柄(特図とも記載)の変動表示を伴う大当り抽選が行われる第1始動口11及び第2始動口12が、上下に並んで配設されている。第1始動口11は、常時遊技球が入球可能に構成されているが、第2始動口12は、普通図柄抽選での当選により開放される普通電動役物として構成されており、普通図柄抽選での当選時のみ入球可能となっている。
第1,第2始動口11,12に遊技球が入球すると、複数種類の数値データ(例えば、乱数)が抽出され、保留記憶として記憶される。普通電動役物として構成された第2始動口12は、普通図柄抽選での当選時に、所定の回数にわたり、所定時間の開放が行われる。具体的には、通常モード時であれば、1回の当選により約2.6秒の開放が2回行なわれる。
第2始動口12の下方には、大当り抽選で当ると行われる大当り遊技の際に開放される特別電動役物からなる大入賞口14が配設されている。また、遊技領域3における向かって左下の領域には、複数の普通入賞口31〜34が配設されている。
遊技盤1における向かって右下の領域には、7セグメントの特図表示装置9と、4個のLEDからなる特図保留数表示装置18と、2個のLEDからなる普通図柄表示装置7と、4個のLEDからなる普図保留数表示装置8が設置されている。
図2に示す遊技盤1のセンターケース5には、中央に演出図柄表示装置6(全体の図示は省略)のLCDパネルが配設され、LCDパネルの画面上では、演出図柄の変動表示等を行うことで大当り抽選の結果を報知する大当り演出が行われる。
また、センターケース5には、周知のものと同様にワープ入口、ワープ樋、ステージ等が設けられている。なお、遊技盤1の遊技領域3には多数の遊技釘4が植設されており、盤面最下部にはアウト口が設けられている。
図3は、パチンコ機50の構成を示す裏面図である。図3に示すように、パチンコ機50の裏側は、遊技盤1を脱着可能に取付ける内枠70が外枠51に収納された構成となっている。内枠70は、前枠52と同様、一方の側縁(図3に向かって右側)の上下位置が外枠51に設けられたヒンジ53に結合され、開閉可能に設置されている。内枠70には、遊技球流下通路が形成されており、上方(上流)から球タンク71、タンクレール72、払出ユニット73が設けられ、払出ユニット73の中には払出装置が設けられている。この構成により、遊技盤1の入賞口に遊技球が入賞すると、球タンク71に貯留されている所定個数の遊技球(賞球)が払出装置から払い出され、流下通路を通り上皿55に払い出される。また、第一実施形態では、払出装置は、球貸ボタン57の操作に応じて遊技球(貸球)を払い出すよう構成されている。
また、パチンコ機50の裏側には、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83、発射制御装置、電源基板85が設けられている。主制御装置80,演出図柄制御装置82,サブ統合制御装置83は、遊技盤1に設けられ、払出制御装置81,発射制御装置,電源基板85は、内枠70に設けられている。なお、図3では発射制御装置が記載されていないが、発射制御装置は、払出制御装置81の奥側(遊技盤1側)に配されている。
また、球タンク71の右側には、外部接続端子板78が設けられており、外部接続端子板78により、遊技状態や遊技結果を示す信号が図示しないホールコンピュータへ送られる。
図4は、パチンコ機50の電気的構成を示すブロック図である。パチンコ機50の電気的構成について説明する。このパチンコ機50は、図4のブロック図に示すとおり、主制御装置80を中心にして構成されている。なお、このブロック図には、単に信号を中継するいわゆる中継基板や電源基板等は記載されていない。また、詳細な図示は省略するが、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83のいずれもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えている。また、発射制御装置84、電源基板にはCPU、ROM、RAMは設けられていないが、これに限るわけではなく、発射制御装置84等にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
主制御装置80には、第1始動口11に入球した遊技球を検出する第1始動口SW11a、第2始動口12に入球した遊技球を検出する第2始動口SW12a、普通図柄作動ゲート17に進入した遊技球を検出する普通図柄作動SW17a、大入賞口14に入球した遊技球を計数するためのカウントSW14a、普通入賞口31〜34に入球した遊技球を検出する一般入賞口SW31a等からの検出信号が入力される。
第1始動口SW11aは、第1始動口11に入球した遊技球をパチンコ機50の外部に排出する経路の途中に設けられている。第1始動口SW11aは、遊技盤1の裏側に形成された経路に配置されている。これによって、パチンコ機50の表側から第1始動口SW11aの位置を確認することが困難となるとともに、板ガラス61から第1始動口SW11aまでの距離を十分に確保することができるため、電波などを用いた不正行為を防止できる。その反面、遊技者は、第1始動口11に入球してから、その入球が第1始動口SW11aによって検出されるまでのタイミングを把握することが困難である。
第2始動口SW12aは、第2始動口12に入球した遊技球をパチンコ機50の外部に排出する経路の途中に設けられている。第2始動口SW12aは、遊技盤1の裏側に形成された経路に配置されている。これによって、パチンコ機50の表側から第2始動口SW12aの位置を確認することが困難となるとともに、板ガラス61から第2始動口SW12aまでの距離を十分に確保することができるため、磁石や電波などを用いた不正行為を防止できる。その反面、遊技者は、第2始動口12に入球してから、その入球が第2始動口SW12aによって検出されるまでのタイミングを把握することが困難である。
主制御装置80は搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成し、払出制御装置81及びサブ統合制御装置83に出力する。
また、主制御装置80は、図柄表示装置中継端子板90を介して接続されている特図表示装置9,特図保留数表示装置18,普通図柄表示装置7,普図保留数表示装置8の表示を制御する。
さらに、主制御装置80は、大入賞口ソレノイド14bを制御することで大入賞口14の開閉を制御し、普電役物ソレノイド12bを制御することで第2始動口12の開閉を制御する。
主制御装置80からの出力信号は試験信号端子にも出力されほか、図柄変動や大当り等の管理用の信号が外部接続端子板78に出力されてホールコンピュータ87に送られる。
主制御装置80と払出制御装置81とは双方向通信が可能である。
払出制御装置81は、主制御装置80から送られてくるコマンドに応じて払出モータ20を稼働させて賞球を払い出させる。本実施例においては、賞球として払い出される遊技球を計数するための払出SW21の検出信号は払出制御装置81に入力され、払出制御装置81で賞球の計数が行われる構成を用いる。この他にも主制御装置80と払出制御装置81に払出SW21の検出信号が入力され、主制御装置80と払出制御装置81の双方で賞球の計数を行う構成を用いることも考えられる。
なお、払出制御装置81は、ガラス枠開放SW35,内枠開放SW36,球切れSW23,払出SW21,満杯SW22からの信号が入力され、満杯SW22により下皿63が満タンであることを示す信号が入力された場合や、球切れSW23により球タンク71に遊技球が少ないあるいは無いことを示す信号が入力された場合には、払出モータ20を停止させ、賞球の払出動作を停止させる。また、満杯SW22,球切れSW23も、その状態が解消されるまで信号を出力し続ける構成になっており、払出制御装置81は、その信号が出力されなくなることに起因して払出モータ20の駆動を再開させる。
また、払出制御装置81はCRユニット端子板24を介してCRユニット56と交信することで払出モータ20を作動させ、貸し球を排出する。払出された貸し球は払出SW21に検出され、検出信号は払出制御装置81に入力される。また、CRユニット端子板24は精算表示装置25とも双方向通信可能に接続されており、精算表示装置25には、遊技球の貸出しを要求するための球貸ボタン57、精算を要求するための精算ボタン58が設けられている。
また、払出制御装置81は、外部接続端子板78を介して賞球に関する情報、枠(内枠70,前枠52)の開閉状態を示す情報などをホールコンピュータ87に送信するほか、発射制御装置84に対して発射停止信号を送信する。
なお、本実施例では遊技球を払出す構成であるが、入賞等に応じて発生した賞球を払い出さずに記憶する封入式の構成にしても良い。発射制御装置84は、発射モータ30を制御して、遊技領域3に遊技球を発射させる。
なお、発射制御装置84には、払出制御装置81以外に、発射ハンドル64からの回動量信号、タッチSW28からのタッチ信号、発射停止SW29から発射停止信号が入力される。
回動量信号は、遊技者が発射ハンドル64を操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドル64を触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止SW29を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置84に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドル64を触っていても遊技球は発射出来ないようになっている。
サブ統合制御装置83は、主制御装置80から送信されてくるデータ及びコマンドを受信し、それらを演出表示制御用、音制御用及びランプ制御用のデータに振り分けて、演出表示制御用のコマンド等は演出図柄制御装置82に送信し、音制御用及びランプ制御用は自身に含まれている各制御部位(音声制御装置及びランプ制御装置としての機能部)に分配する。
そして、音声制御装置としての機能部は、音声制御用のデータに基づいて音LSIを作動させることによってスピーカ66からの音声出力を制御し、ランプ制御装置としての機能部は、ランプ制御用のデータに基づいてランプドライバを作動させることによって各種LED、ランプ26を制御する。
また、サブ統合制御装置83には、演出ボタン67,ジョグダイヤル68が接続されており、遊技者が演出ボタン67,ジョグダイヤル68を操作した際には、その信号がサブ統合制御装置83に入力される。
また、上述したように、本実施形態のサブ統合制御装置83には、十字ボタン上SW69a、十字ボタン下SW69b、十字ボタン左SW69c、及び十字ボタン右SW69dが接続されており、遊技者が十字ボタン69の上突出部、下突出部、左突出部、及び右突出部を操作した際には、押下された突出部の種別に対応した信号がサブ統合制御装置83に入力される。
サブ統合制御装置83と演出図柄制御装置82とは双方向通信が可能である。演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置80から送信されてきたものとサブ統合制御装置83が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置6を制御して、演出図柄等の演出画像を表示させる。
第1実施形態のパチンコ機50は、常時入賞が可能な第1始動口11と、上述した普通図柄抽選での当選により一定期間にわたり開放され、入賞が可能となる第2始動口12が設けられており、第1,第2始動口11,12への入賞に起因して抽出された数値データ(乱数)に基づいて大当り抽選が行われる。そして、大当り抽選の際には、特図表示装置9にて特別図柄の変動表示が行われると共に、これらを停止表示して確定図柄を表示することで大当り抽選の結果が報知される。また、これと並行して、演出図柄表示装置6の画面上で、演出図柄の変動表示を実行した後にこれらを停止表示して特別図柄に対応した演出図柄の確定図柄を表示して、大当り抽選の結果を報知する疑似演出が行われる。
また、パチンコ機50では、第1,第2始動口11,12への入賞により抽出された乱数が、最大4個まで保留記憶として記憶され、特図保留数表示装置18にて保留記憶の数が表示されると共に、サブ統合制御装置83によって演出図柄表示装置6の画面上の所定の領域に、各保留記憶に対応する保留図柄が表示される。また、大当り抽選で当たると、所定ラウンド数の大当り遊技が行われる。
そして、大当り遊技の終了後は、一定期間(所定数の大当り抽選が行われるまでの期間)にわたり、パチンコ機50の遊技状態が、大当り抽選で当る確率が上昇する確変モードとなり、また、これと同時に、普通図柄抽選での当選確率が上昇すると共に、普通図柄抽選での当選時の第2始動口12の開放時間が延長され、さらに普通図柄の変動時間が短縮される時短モードとなる。なお、確変モードと時短モードのどちらでもない遊技状態を、通常モードと記載する。
また、本実施形態のパチンコ機50では、保留図柄として、複数種類の保留図柄が設けられている。各種類の保留図柄は、対応する保留記憶が大当りとなる確率である所謂信頼度の違いによって、異なる表示態様によって複数種類設けられている。また、対応する保留記憶の信頼度は、該保留記憶が消化(変動表示の開始による保留図柄の消去)される直前に表示された保留図柄の表示態様によって示される。そして、各種類の保留図柄を表示することで、対応する保留記憶により大当りとなる可能性の有無や、該可能性の大きさを示唆する保留予告演出が行われる。
また、この保留予告演出の一つとして、一旦表示された保留図柄(一時保留図柄)を、他の種類の保留図柄であって変動表示直前に表示される最終の保留図柄(最終保留図柄)に変化させる「変化演出」が行われる。なお、この変化演出では、対応する保留記憶が消化されるまで最終保留図柄が表示され、最終保留図柄の種類により、該保留記憶により大当りとなる可能性の有無や、該可能性の大きさが示唆される。なお、本実施形態の「一時保留図柄」とは、最初に表示される保留図柄に限らず、「最終保留図柄」に至るまでの全ての保留図柄を含めたものであって、変化の過程における最終保留図柄以外の保留図柄である。
さらに、保留図柄に対して変化演出が行われる際には、一時保留図柄の種類が変化することを示唆する「段階演出」が行われると共に、変化演出が行われないいずれかの保留図柄に対しても、疑似的な段階演出(疑似段階演出とも呼称する場合がある)が行われる。この段階演出には複数の態様が設けられており、抽選により、段階演出が行われる保留図柄の種類や、該保留図柄に対応する保留記憶により大当りとなるか否か等に応じた確率でこの態様が選択される。よって、遊技者には、変化演出が行われるか、或いは、保留図柄に対応する保留記憶が消化される直前になるまで表示されている保留図柄が一時保留図柄であるのか最終保留図柄であるのか、判別不能である。そして、このように本実施形態では、変化演出の実行の可否に関係なく、段階演出や疑似的な段階演出が行われる。よって、当該演出が段階演出なのか疑似的な段階演出なのかを判別不能な遊技者に対して、当該段階演出及び疑似的な段階演出は、変化演出が行われることの期待感を煽る、所謂「前兆演出」として機能するものである。
なお、言うまでも無く、保留予告演出や変化演出は、大当り抽選の結果を常に正確に予告するというものではなく、予告が外れる場合もあり、無論、保留予告演出や変化演出が行われていない保留記憶による大当り抽選で当ることもある。
図5は、主制御装置80が実行するメインルーチンを示すフローチャートである。パチンコ機50の主制御装置80におけるメインルーチンについて、図5に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、このメインルーチンは、2ms周期のタイマ割り込み処理として起動される。
S10では、主制御装置80は、正常なタイマ割り込みによりメインルーチンが起動されたか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S10:Yes)、S20に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S10:No)、S15に処理を移行する。
S15では、主制御装置80は、CPUやI/O等の初期設定を行い、S75に処理を移行する。一方、S10で肯定判定が得られた場合には、主制御装置80は、初期値乱数の更新(S20),大当り決定用乱数の更新(S25),大当り図柄決定用乱数の更新(S30),当り決定用乱数の更新(S35),リーチ判定用乱数の更新(S40),変動パターン決定用乱数1,2の更新(S45)を行う。
なお、初期値乱数は、0〜3899の範囲であり、乱数の大きさは3900である。また、大当り判定用乱数は、0〜3899の範囲であり、乱数の大きさは3900である。なお、通常モードにおいて大当りとなる値の数は13(大当り確率は1/300)で、775〜778,1775〜1778,2775〜2779となる。また、確変モードにおいては、大当りとなる値の数は、13よりも大きい数となるものである。
さらに、確変モードにおいては、大当りとなる値の数は、通常モードにおける大当りとなる上記乱数を含むように構成される。よって、抽出した乱数によっては、モードに関係無く大当りとなる乱数もあれば、確変モードで大当りとなっても通常モードでは大当りとはならない乱数もある。つまり、抽出された時点が確変モードであったことで先読み判定により大当りとなることが予定されていても、当該乱数に基づく変動表示開始前に、他の乱数に基づく大当りによって確変モードが終了して通常モードになってしまった場合には、上記先読み判定結果に反して大当りとならない場合も発生し得る。
また、大当り図柄決定用乱数の値は、0〜59の範囲であり、乱数の大きさは60である。また、リーチ判定用乱数の値は、0〜228の範囲であり、乱数の大きさは229である。なお、通常モードにおいてリーチとなる値の数は11で、値は0〜10となる。また、確変モードにおいてリーチとなる値の数は、11よりも大きい数となる。
また、変動パターン決定用乱数1の値は、0〜1020の範囲であり、乱数の大きさは1021である。また、変動パターン決定用乱数2の値は、0〜600の範囲であり、乱数の大きさは601である。
そして、主制御装置80は、始動口等といった入賞口への遊技球の入賞を検出する入賞確認処理と(S50),始動口への入賞に起因して大当り抽選を行う当否判定処理と(S55)、大当り抽選で当った際に行われる大当り遊技を制御する大当り遊技処理と(S60)を行う。また、遊技者の不正行為を検出する不正監視処理と(S65)、ホールコンピュータ87等に各種情報を送信する各出力処理と(S70)を実行する。
また、S75では、主制御装置80は、次のタイマ割込みが発生してメインルーチンが起動されるまで、初期値乱数の更新を繰り返し行う。
図6は、主制御装置80が実行する始動入賞確認処理を示すフローチャートである。第1,第2始動口11,12への入賞を検出し、該入賞に応じて保留記憶の生成等を行う始動入賞確認処理について、図6に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、メインルーチンから実行される入賞確認処理(S50)からコールされるサブルーチンとして構成されている。
S100では、主制御装置80は、第1,第2始動口SW11a,12aの検出信号に基づき、第1,第2始動口11,12への遊技球の入賞が発生したかを判定する。そして、肯定判定の場合は(S100:Yes)、S105に処理を移行し、否定判定の場合は(S100:No)、本処理を終了する。
S105では、主制御装置80は、保留記憶の数が上限値(一例として4)か否かを判定する。そして、否定判定の場合は(S105:No)、S110に処理を移行し、肯定判定の場合は(S105:Yes)、本処理を終了する。
S110では、主制御装置80は、大当り抽選に用いられる大当り決定用乱数や、大当り抽選で当った際に停止表示される図柄(当り図柄)を決定するための大当り図柄決定用乱数や、疑似演出において、リーチ状態となった後に外れを示す演出図柄を停止表示させる演出(ノーマルリーチやスーパーリーチ)を行うか否かを決定するためのリーチ判定用乱数や、特別図柄の変動時間等を決定するための変動パターン決定用乱数等を抽出し、これらの乱数(数値データ)を保留記憶として記憶する。そして、消化されていない保留記憶の数を示す「保留数コマンド」を生成しこれを、サブ統合制御装置83に送信し、S115に処理を移行する。なお、S110にてサブ統合制御装置83に送信する保留情報(コマンド)は、消化(消滅)されていない保留記憶の数を示すコマンドではなく、保留記憶の増加を示す情報を送信する構成でも良い。
S115では、主制御装置80は、新たに発生した保留記憶に対応する大当り決定用乱数等の値について判定する先読み判定処理を実行し、本処理を終了する。
図7は、主制御装置80が実行する先読み判定処理を示すフローチャートである。新たに発生した保留記憶に対応する大当り決定用乱数等の値について判定する先読み判定処理について、図7に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、始動入賞確認処理からコールされる。
S150では、主制御装置80は、新たに発生した保留記憶に係る大当り決定用乱数の値が特定値(大当り抽選で当りとなる値)か否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S150:Yes)、S155に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S150:No)、S160に処理を移行する。
S155では、主制御装置80は、新たに発生した保留記憶に係る大当り決定用乱数の値が上記特定値であることを示す先読みコマンド1を生成してサブ統合制御装置83に送信し、本処理を終了する。
一方、S160では、主制御装置80は、新たに発生した保留記憶に係るリーチ判定用乱数と変動パターン決定用乱数1,2の値が特定値(疑似演出でスーパーリーチとなる値)か否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S160:Yes)、S165に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S160:No)、S170に処理を移行する。
S165では、主制御装置80は、新たに発生した保留記憶に係るリーチ判定用乱数と変動パターン決定用乱数1,2の値が上記特定値であることを示す先読みコマンド2を生成してサブ統合制御装置83に送信し、本処理を終了する。
また、S170では、主制御装置80は、新たに発生した保留記憶に係るリーチ判定用乱数と変動パターン決定用乱数1,2の値が特定値(疑似演出でノーマルリーチとなる値)か否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S170:Yes)、S175に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S170:No)、S180に処理を移行する。
S175では、主制御装置80は、新たに発生した保留記憶に係るリーチ判定用乱数と変動パターン決定用乱数1,2の値が上記特定値であることを示す先読みコマンド3を生成してサブ統合制御装置83に送信し、本処理を終了する。
一方、S180では、主制御装置80は、新たに発生した保留記憶に係る大当り決定用乱数やリーチ判定用乱数や変動パターン決定用乱数1,2が、上記特定値のうちのいずれでもないことを示す先読みコマンド4を生成してサブ統合制御装置83に送信し、本処理を終了する。このように、本実施形態の先読み判定処理では、後述する当否判定処理に先んじて、S110の抽出乱数保留記憶処理にて記憶した数値データを参照して、該数値データが特定値であるか否かを示す先読み判定結果をサブ統合制御装置23に送信する。
なお、「先読み判定処理」のS155、S165、S175、及びS180では、各種先読みコマンドを送信するだけではなく、上述した「始動入賞確認処理」(図6)のS110で生成した「保留数コマンド」を併せてサブ統合制御装置23に送信する構成としても良い。この構成であれば、S110では、「保留数コマンド」を生成して、S155、S165、S175、及びS180の何れかを実行するまで所定のバッファに「保留数コマンド」を格納する処理が好適である。
図8、図9、図10および図11は、主制御装置80が実行する当否判定処理を示すフローチャートである。保留記憶として記憶された大当り決定用乱数により大当り抽選を行う当否判定処理について、図8〜図11のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、メインルーチンから実行される処理である。
まず、図8に関して、S200では、主制御装置80は、特別電動役物の作動中、すなわち、大当り遊技の実行中であるか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S200:Yes)、本処理を終了し、否定判定の場合には(S200:No)、S205に処理を移行する。
S205では、主制御装置80は、特図の変動表示中か否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S205:Yes)、図10のS280に処理を移行し、否定判定の場合には(S205:No)、S210に処理を移行する。
S210では、主制御装置80は、特図の確定表示中か否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S210:Yes)、図11のS290に処理を移行し、否定判定の場合には(S210:No)、図9のS215に処理を移行する。
続いて図9に関して、S215では、主制御装置80は、保留記憶の有無について判定し、肯定判定の場合には(S215:Yes)、S220に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S215:No)、本処理を終了する。
S220では、主制御装置80は、保留記憶の数をデクリメントすると共に、最も古い保留記憶を選択し、後述するS230、S235、S245、S250、S255、S260、及びS265等にて参照するために、該保留記憶に記憶された情報(乱数値等の数値データ)を大当り判定用の所定のバッファに移動処理して、S225に処理を移行する。
S225では、主制御装置80は、確変モードであることを示す確変フラグが1か否かを判定し、肯定判定の場合には(S225:Yes)、S230に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S225:No)、S235に処理を移行する。
S230では、主制御装置80は、選択された保留記憶に係る大当り判定用乱数と、確変モードに対応する当否判定用テーブル(確変テーブル)に基づき、大当り抽選を実行し、該抽選に当るか否かを判定し、該保留記憶を消化する。そして、S240に処理を移行する。
一方、S235では、主制御装置80は、選択された保留記憶に係る大当り判定用乱数と、通常モードに対応する当否判定用テーブル(通常テーブル)に基づき、大当り抽選を実行し、該抽選に当るか否かを判定し、該保留記憶を消化する。そして、S240に処理を移行する。
S240では、主制御装置80は、S230又はS235の判定結果を参照して、大当り抽選で当ったか否かを判定し、肯定判定の場合には(S240:Yes)、S245に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S240:No)、S260に処理を移行する。
S245では、主制御装置80は、消化した保留記憶に係る大当り図柄決定用乱数に基づき大当り図柄を決定することで、当該大当り図柄に対応して予め定められた大当り遊技のラウンド数等を決定する。そして、S250に処理を移行する。
S250では、主制御装置80は、消化した保留記憶に係る変動パターン決定用乱数等に基づき、特別図柄の変動時間等を決定し、S255に処理を移行する。S255では、主制御装置80は、大当り遊技のラウンド数、大入賞口の開放パターン、大当り遊技に係る演出時間、インターバル時間、及び大当り遊技の演出態様等を設定し、S270に処理を移行する。
一方、S240で否定判定が得られた場合に移行する(すなわち、大当り抽選で外れた際に移行する)S260では、主制御装置80は、消化した保留記憶に係る変動パターン決定用乱数等に基づき、特別図柄の変動時間等を決定し、S265に処理を移行する。
S265では、主制御装置80は、確変モード中に実行可能な大当り抽選の残り回数を示すカウンタや、時短モード中に実行可能な大当り抽選の残り回数を示すカウンタの更新等を行い、S270に処理を移行する。
S270では、主制御装置80は、上述したS220においてデクリメントした結果として残った保留記憶の数を示す「保留数コマンド」をサブ統合制御装置83に送信し、S275に処理を移行する。なお、S270にてサブ統合制御装置83に送信する保留情報(コマンド)は、消化(消滅)によって残った保留記憶の数を示すコマンドではなく、保留記憶の減少を示す情報を送信する構成でも良い。
S275では、主制御装置80は、特別図柄の変動時間や大当り抽選の結果等を示す変動開始コマンドをサブ統合制御装置83に送信すると共に、特別図柄の変動を開始させ、本処理を終了する。このように、主制御装置80は、大当り抽選の結果を、特別図柄の変動表示の結果にて報知する。なお、変動開始コマンドを受信したサブ統合制御装置83は、大当り抽選の結果、特別図柄の変動時間をもとに、特別図柄の変動時間と同じ時間の演出の中から演出図柄表示装置6にて表示する疑似演出を選択し、選択した疑似演出を表示させる。また、変動開始コマンドは、さらに、大当り抽選により消化された保留記憶が、第1始動口11への入賞により生成されたものであるか、第2始動口12への入賞により生成されたものであるかを示しても良い。
続いて図10に関して、特図の変動表示中に移行するS280では、主制御装置80は、特図の変動時間が経過したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S280:Yes)、S285に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S280:No)、本処理を終了する。
S285では、主制御装置80は、特図の変動表示を終了し、特図の確定図柄を表示させると共に、サブ統合制御装置83に対し演出図柄の確定表示を行わせる図柄確定コマンドを送信し、本処理を終了する。
続いて図11に関して、特図の確定表示中に移行するS290では、主制御装置80は、特図の確定表示の継続時間が終了したか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S290:Yes)、S295に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S290:No)、本処理を終了する。
S295では、主制御装置80は、特図の確定表示を終了し、S300に処理を移行する。S300では、主制御装置80は、確定表示されていた特図が大当り時のものであるかを判定し、肯定判定の場合には(S300:Yes)、S305に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S300:No)、S340に処理を移行する。
S305では、主制御装置80は、確変モードであることを示す確変フラグを参照すると共に、確変フラグが1である場合には確変フラグをクリアし(S310)、その後、S315に処理を移行する。
S315では、主制御装置80は、時短モードであることを示す時短フラグを参照すると共に、時短フラグが1である場合には時短フラグをクリアし(S320)、その後、S325に処理を移行する。
そして、主制御装置80は、条件装置作動開始処理(S325),役物連続作動装置作動開始処理(S330),大当り開始演出処理(S335)を順次実行することで、大当り遊技の態様を示すコマンドや、大当り遊技の開始を指示するコマンドをサブ統合制御装置83に送信する等して大当り遊技を開始し、本処理を終了する。
一方、S300にて否定判定が得られた場合に移行するS340では、主制御装置80は、確変フラグを参照し、該フラグが1である場合には(S340:Yes)、確変モード中に実行可能な大当り抽選の残り回数(確変回数)を参照する(S345)。そして、確変回数が0である場合には(S345:Yes)、確変フラグをクリアし(S350)、S355に処理を移行する。
S355では、主制御装置80は、時短フラグを参照し、該フラグが1である場合には(S355:Yes)、時短モード中に実行可能な大当り抽選の残り回数(時短回数)を参照する(S360)。そして、時短回数が0である場合には(S360:Yes)、時短フラグをクリアし(S365)、S370に処理を移行する。
S370では、主制御装置80は、状態指定コマンド送信処理を実行し、本処理を終了する。
図12、図13および図14は、主制御装置80が実行する大当り遊技処理を示すフローチャートである。大当り遊技の進行を制御する大当り遊技処理について、図12〜図14のフローチャートを用いて説明する。本処理は、メインルーチンから実行される処理である。
S400では、主制御装置80は、役物連続作動装置の作動中、すなわち、大当り遊技の実行中であるか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S400:Yes)、S405に処理を移行し、否定判定の場合には(S400:No)、本処理を終了する。
S405では、主制御装置80は、大入賞口14の開放中であるか否かを判定し、肯定判定の場合には(S405:Yes)、図13のS430に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S405:No)、S410に処理を移行する。
S410では、主制御装置80は、大当り遊技における各ラウンドのインターバル中であるか否かを判定し、肯定判定の場合には(S410:Yes)、図13のS450に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S410:No)、S415に処理を移行する。
S415では、主制御装置80は、大当り遊技の終了演出中であるか否かを判定し、肯定判定の場合には(S415:Yes)、図14のS470に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S415:No)、S420に処理を移行する。
S420では、主制御装置80は、大当り遊技における開始演出時間が経過したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S420:Yes)、S425に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S420:No)、本処理を終了する。
S425では、主制御装置80は、大入賞口14を開放させる大入賞口開放処理を実行し、本処理を終了する。続いて図13に関して、大入賞口14の開放中に移行するS430では、主制御装置80は、大入賞口14に入賞した遊技球の数が10個となったか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S430:Yes)、S440に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S430:No)、S435に処理を移行する。
S435では、主制御装置80は、大入賞口14の開放時間が終了したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S435:Yes)、S440に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S435:No)、本処理を終了する。
S440では、主制御装置80は、大入賞口14を閉鎖させる大入賞口閉鎖処理を実行し、S445に処理を移行する。S445では、主制御装置80は、大当り遊技の各ラウンドのインターバルを設定する大当りインターバル処理を実行し、本処理を終了する。
一方、各ラウンドのインターバル中に移行するS450では、主制御装置80は、大当り遊技のインターバル時間が経過したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S450:Yes)、S455に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S450:No)、本処理を終了する。
S455では、主制御装置80は、大当り遊技の最終ラウンドか否かを判定し、肯定判定の場合には(S455:Yes)、S460に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S455:No)、S465に処理を移行する。
S460では、主制御装置80は、大当り遊技を終了させる際の演出を行う大当り終了演出処理を実行し、本処理を終了する。一方、S465では、主制御装置80は、大入賞口14を開放させる大入賞口開放処理を実行し、本処理を終了する。
続いて図14に関して、大当り遊技の終了演出中に移行するS470では、主制御装置80は、該終了演出の時間が終了したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S470:Yes)、S475に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S470:No)、本処理を終了する。
続くS475,S480では、主制御装置80は、役物連続作動装置と条件装置とを停止させ、S485に処理を移行する。S485では、主制御装置80は、大当り遊技後に確変モードに移行するか否かを判定し、肯定判定の場合には(S485:Yes)、確変モード中に実行可能な大当り抽選の回数(確変回数)を設定すると共に(S490)、確変フラグをセットし(S495)、S500に処理を移行する。
S500では、主制御装置80は、大当り遊技後に時短モードに移行するか否かを判定し、肯定判定の場合には(S500:Yes)、時短モード中に実行可能な大当り抽選の回数(時短回数)を設定すると共に(S505)、時短フラグをセットし(S510)、S515に処理を移行する。
S515,S520では、主制御装置80は、サブ統合制御装置83に対し、大当り遊技に関する演出を終了させる大当り終了コマンドを送信する処理と、状態指定コマンド送信処理とを実行し、本処理を終了する。
図15Aおよび図15Bは、サブ統合制御装置83が実行する保留表示加算処理を示すフローチャートである。保留表示加算処理は、保留記憶に対応して演出図柄表示装置6に表示される保留図柄の個数を加算する処理である。サブ統合制御装置83は、定期的に保留表示加算処理を開始する。本実施形態では、サブ統合制御装置83は、2ms周期のタイマ割り込みによって保留表示加算処理を開始する。
保留表示加算処理を開始した後、サブ統合制御装置83は、演出図柄表示装置6に演出表示されている保留図柄の個数を加算する保留数コマンドを主制御装置80から受信しているか否かを判断する(ステップS608)。保留図柄の個数を加算する保留数コマンドを主制御装置80から受信していない場合(ステップS608:「NO」)、サブ統合制御装置83は、保留表示加算処理を終了し、リターンする。
一方、保留図柄の個数を加算する保留数コマンドを主制御装置80から受信している場合(ステップS608:「YES」)、サブ統合制御装置83は、特定タイマTsが作動中であるか否かを判断する(ステップS612)。特定タイマTsは、演出図柄表示装置6において演出表示されている保留図柄の個数を上限個数Nから減算してからの経過時間をカウントするタイマである。サブ統合制御装置83は、後述の保留表示減算処理において特定タイマTsを設定する(図16AのステップS703)。本実施形態では、特定タイマTsは、開始時に設定された値から時間の経過に応じて減算する減算タイマである。本実施形態では、サブ統合制御装置83は、減算更新時間Tdを特定タイマTsの開始時の値として設定する。減算更新時間Tdは、演出図柄表示装置6に演出表示されている保留図柄の個数を減算するコマンドを演出図柄表示装置6に送信してから、演出図柄表示装置6において演出表示されている保留図柄の個数が減算後の個数に更新されるまでに要する時間である。
特定タイマTsが作動中でない場合(ステップS612:「NO」)、サブ統合制御装置83は、先読み実施確率Ppを通常確率に設定する(ステップS624)。先読み実施確率Ppは、先読み保留演出を実施する確率を示す。先読み保留演出は、先読み判定処理(図7)による先読みコマンドに基づいて、乱数の抽選結果が大当たりとなる期待度を保留図柄の種類によって示す演出である。特定タイマTsが作動中である場合(ステップS612:「YES」)、サブ統合制御装置83は、先読み実施確率Ppを通常確率より高い高確率に設定する(ステップS626)。
先読み実施確率Ppを設定した後(ステップS624,S626)、サブ統合制御装置83は、最終図柄選択処理(ステップS628)を実行する。最終図柄選択処理(ステップS628)において、サブ統合制御装置83は、先読み実施確率Ppに基づいて先読み保留演出を実施するか否かを判断する。先読み保留演出を実施する場合、サブ統合制御装置83は、主制御装置80から受信した先読みコマンドに基づいて、先読み保留演出において最終的に表示される保留図柄である最終保留図柄の種類を選択する。先読み保留演出表示を実施しない場合、サブ統合制御装置83は、最終保留図柄として通常の保留図柄を選択する。
図15Bの説明に移り、最終図柄選択処理(ステップS628)を終えた後、サブ統合制御装置83は、変化演出を実行するか否かを判断する(ステップS630)。変化演出は、先読み保留演出を実施する場合に、演出図柄表示装置6に表示される保留図柄の種類を変化させる演出である。変化演出は、先行する保留記憶が存在する場合において所定の確率で実施される。本実施形態では、変化変出は、先行する保留記憶が存在しない場合には実施されない。
変化演出を実行する場合(ステップS630:「YES」)、サブ統合制御装置83は、特定タイマTsが0より大きいか否かを判断する(ステップS632)。特定タイマTsが0より大きい場合(ステップS632:「YES」)、すなわち、特定タイマTsが減算更新時間Tdを過ぎていない場合、サブ統合制御装置83は、特定演出表示処理(ステップS634)を実行する。特定演出表示処理(ステップS634)において、サブ統合制御装置83は、特定の演出表示の実行を演出図柄表示装置6に指示する。特定の演出表示は、特定期間において保留記憶手段に新たな乱数が記憶された場合、演出図柄表示装置6において実行される演出表示である。特定の演出表示は、特定期間とは異なる他の期間において保留記憶手段に新たな乱数が記憶された場合とは異なる表示態様による演出表示である。特定期間は、保留記憶手段に記憶されている乱数の個数が当否判定処理によって上限個数であるN個から(N−1)個に減少する際(本実施形態では、4個から3個に減少する際)に始まり、演出図柄表示装置6において乱数の個数として(N−1)個(本実施形態では、3個)を示す演出表示への更新が完了するまでの期間である。
本実施形態では、特定演出表示処理(ステップS634)において、サブ統合制御装置83は、保留発生音遅延処理を実行する。保留発生音遅延処理において、サブ統合制御装置83は、保留記憶手段による新たな乱数の記憶に応じてスピーカ66から発生する効果音である保留発生音の出力を、特定の演出表示の開始以降に遅延する。他の実施形態では、保留発生音遅延処理において、サブ統合制御装置83は、後続の保留図柄が表示されるまでスピーカ66から保留発生音を発生させないことによって、保留発生音の出力を回避してもよい。
特定タイマTsが0以上である場合(ステップS632:「NO」)、または、特定演出表示処理(ステップS634)を終えた後、サブ統合制御装置83は、一時図柄選択処理(ステップS636)を実行する。一時図柄選択処理(ステップS636)において、サブ統合制御装置83は、最終保留図柄とは異なる種類の保留図柄を一時保留図柄として選択する。この一時保留図柄は、変化演出において最初に表示される保留図柄となる。
一時図柄選択処理(ステップS636)を終えた後、サブ統合制御装置83は、一時図柄表示処理(ステップS637)を実行する。一時図柄表示処理(ステップS637)において、サブ統合制御装置83は、新たな保留記憶に対応する保留図柄として一時保留図柄の表示を演出図柄表示装置6に指示する。一時図柄表示処理(ステップS637)において、サブ統合制御装置83は、一時保留図柄の表示に合わせた保留発生音の出力をスピーカ66に指示する。
一時図柄表示処理(ステップS637)を終えた後、サブ統合制御装置83は、最終図柄表示時期決定処理(ステップS638)を実行する。最終図柄表示時期決定処理(ステップS638)において、サブ統合制御装置83は、変化演出において一時保留図柄から最終保留図柄へと保留図柄の種類を変化させるタイミングを決定する。最終図柄表示時期決定処理(ステップS638)を終えた後、サブ統合制御装置83は、保留表示加算処理を終了し、リターンする。
変化演出を実行しない場合(ステップS630:「NO」)、サブ統合制御装置83は、特定タイマTsが0より大きいか否かを判断する(ステップS642)。特定タイマTsが0より大きい場合(ステップS642:「YES」)、すなわち、特定タイマTsが減算更新時間Tdを過ぎていない場合、サブ統合制御装置83は、特定演出表示処理(ステップS644)を実行する。特定演出表示処理(ステップS644)は、変化演出を実行する場合(ステップS630:「YES」)に実行する特定演出表示処理(ステップS634)と同様である。本実施形態では、特定演出表示処理(ステップS644)においても、サブ統合制御装置83は、保留発生音遅延処理を実行する。
特定タイマTsが0以上である場合(ステップS642:「NO」)、または、特定演出表示処理(ステップS644)を終えた後、サブ統合制御装置83は、最終図柄表示処理(ステップS646)を実行する。最終図柄表示処理(ステップS646)において、サブ統合制御装置83は、新たな保留記憶に対応する保留図柄として最終保留図柄の表示を演出図柄表示装置6に指示する。最終図柄表示処理(ステップS646)において、サブ統合制御装置83は、最終保留図柄の表示に合わせた保留発生音の出力をスピーカ66に指示する。
最終図柄表示処理(ステップS646)を終えた後、サブ統合制御装置83は、疑似段階演出実行抽選処理(ステップS652)を実行する。疑似段階演出実行抽選処理(ステップS652)において、サブ統合制御装置83は、疑似的な段階演出である疑似段階演出を実行するか否かを抽選する。段階演出は、変化演出に先立つ演出であり、疑似段階演出は、変化演出を実行するように見せかけて、変化演出を実行せずに、保留図柄の種類を維持する演出である。
疑似段階演出実行抽選処理(ステップS652)を終えた後、サブ統合制御装置83は、疑似段階演出を実行するか否かを判断する(ステップS654)。疑似段階演出を実行する場合(ステップS654:「YES」)、サブ統合制御装置83は、疑似段階演出実行時期決定処理(ステップS656)を実行する。疑似段階演出実行時期決定処理(ステップS656)において、サブ統合制御装置83は、疑似段階演出を実行するタイミングを決定する。
疑似段階演出実行時期決定処理(ステップS656)を終えた後、または、疑似段階演出を実行しない場合(ステップS654:「NO」)、サブ統合制御装置83は、保留表示加算処理を終了し、リターンする。
図16Aおよび図16Bは、サブ統合制御装置83が実行する保留表示減算処理を示すフローチャートである。保留表示減算処理は、保留記憶に対応して演出図柄表示装置6に表示される保留図柄の個数を減算する処理である。サブ統合制御装置83は、定期的に保留表示減算処理を開始する。本実施形態では、サブ統合制御装置83は、2ms周期のタイマ割り込みによって保留表示減算処理を開始する。
保留表示減算処理を開始した後、サブ統合制御装置83は、演出図柄表示装置6に演出表示されている保留図柄の個数を減算する保留数コマンドを主制御装置80から受信しているか否かを判断する(ステップS700)。保留図柄の個数を減算する保留数コマンドを主制御装置80から受信していない場合(ステップS700:「NO」)、サブ統合制御装置83は、保留表示減算処理を終了し、リターンする。
保留図柄の個数を減算する保留数コマンドを主制御装置80から受信している場合(ステップS700:「YES」)、サブ統合制御装置83は、演出図柄表示装置6において演出表示されている保留図柄の個数が上限個数N(本実施形態では、N=4)であるか否かを判断する(ステップS702)。演出図柄表示装置6において演出表示されている保留図柄の個数が上限個数Nでない場合(ステップS702:「YES」)、サブ統合制御装置83は、保留表示減算処理を終了し、リターンする。
演出図柄表示装置6において演出表示されている保留図柄の個数が上限個数Nである場合(ステップS702:「YES」)、サブ統合制御装置83は、特定タイマTsによるカウント(計時)を開始する(ステップS703)。特定タイマTsは、演出図柄表示装置6において演出表示されている保留図柄の個数を上限個数Nから減算してからの経過時間をカウントするタイマである。本実施形態では、特定タイマTsは、開始時に設定された値から時間の経過に応じて減算する減算タイマである。本実施形態では、サブ統合制御装置83は、減算更新時間Tdを特定タイマTsの開始時の値として設定する。減算更新時間Tdは、演出図柄表示装置6に演出表示されている保留図柄の個数を減算するコマンドを演出図柄表示装置6に送信する処理(後述するステップS705)を実行してから、演出図柄表示装置6において演出表示されている保留図柄の個数が減算後の個数に更新されるまでに要する時間である。
S705では、サブ統合制御装置83は、演出図柄表示装置6に表示されている最も古い保留記憶に対応する保留図柄を消去すると共に、これ以外に保留図柄が表示されている場合には、残りの保留図柄の表示位置を順にシフトし、S710に処理を移行する。例えば、演出図柄表示装置6は、下方に保留図柄の表示領域を備え、保留図柄の表示領域は、第1保留図柄表示位置から第4保留図柄表示位置までの4個の表示位置にて構成されてもよい。第1保留図柄表示位置は、略中央に位置し、最も古い保留記憶に対応した保留図柄すなわち次に変動開始される保留記憶に対応した保留図柄が表示されてもよい。第1保留図柄表示位置から右方向に向かって、第2、第3、第4保留図柄表示位置が順に設けられてもよい。新たな保留記憶が発生する都度、順に最古の保留図柄の右側の表示位置に表示されて、保留記憶の上限数である4個までが表示可能となっていてもよい。
S715では、サブ統合制御装置83は、表示中の保留図柄の中に一時保留図柄が有るか否か、すなわち「変化演出」の実行が予定されておりその初期プロセスにあるか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S715:Yes)、S725に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S715:No)、S760に処理を移行する。
S725では、サブ統合制御装置83は、表示中の一時保留図柄を最終保留図柄に変更表示する時期となったか、すなわち今回のシフト処理(保留図柄の移動処理)によって、対象となる一時保留図柄が、予定された表示位置に表示されたか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S725:Yes)、S730に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S725:No)、S730に処理を移行する。
S730では、サブ統合制御装置83は、抽選により、変化させるタイミングが到来した一時保留図柄の種類と、該一時保留図柄に替えて表示される最終保留図柄の種類と、該一時保留図柄に対応する保留記憶についての先読みコマンドの種類とに応じた確率で段階演出の態様を選択し、S735に処理を移行する。
S735では、サブ統合制御装置83は、演出図柄表示装置6にて選択した態様の段階演出を行い、S740に処理を移行する。S740では、サブ統合制御装置83は、演出図柄表示装置6にて表示中の変化させるタイミングが到来した一時保留図柄を、先に選択された最終保留図柄に変更し、S745に処理を移行する。
S745では、サブ統合制御装置83は、実行済みでない疑似的な段階演出(疑似段階演出)の有無を判定し、肯定判定が得られた場合には(S745:Yes)、S750に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S745:No)、本処理を終了する。
S750では、サブ統合制御装置83は、実行済みでない疑似的な段階演出の実行タイミングが到来したか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S750:Yes)、S755に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S750:No)、本処理を終了する。
S755では、サブ統合制御装置83は、抽選により、実行済みでない疑似的な段階演出の対象となる特別保留図柄の種類と、該特別保留図柄に対応する保留記憶についての先読みコマンドの種類とに応じた確率で、該段階演出の態様を選択し、選択された態様の疑似的な段階演出を行い、本処理を終了する。
S715にて否定判定の場合に移行するS765で、サブ統合制御装置83は、最終保留図柄が表示されているか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S765:Yes)、S770に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S765:No)、本処理を終了する。このときに表示されている最終保留図柄は、予め選択された「変化演出」の最終プロセスにより表示された最終保留図柄である。
S770で、サブ統合制御装置83は、表示されている最終保留図柄が、最も期待度の高い保留図柄以外の保留図柄であるか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S770:Yes)、S745に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S770:No)、本処理を終了する。
S755では、疑似段階演出を実行する。疑似段階演出は、表示上、遊技者には段階演出と判別不能に設定されている。疑似段階演出と段階演出は何れも、「変化演出」すなわち一時保留図柄が期待度の異なる他の図柄への変化が、実行される可能性を有する旨を示す、変化の前兆を示す演出である。そして、段階演出は変化演出に先立って実行され、疑似段階演出は、該疑似段階演出が実行されても変化演出は実行されない。このような構成により、本実施形態では、変化演出の前兆を示す演出を行ったとしても、変化演出が行われない場合が発生可能になっており、所謂ガセ演出を備える。よって、段階演出や疑似段階演出が実行されると、遊技者は、変化演出が行われるか否かに期待感を抱くことができる。また、段階演出や疑似段階演出が実行されても、必ず変化演出が実行されるとは限らないので、変化演出が実行されたときの遊技者の喜びを向上させることができる。
また、S770では、予め定められた変化演出の最終プロセスとして最終保留図柄が表示されていても、それが昇格の可能性の無い、最も期待度の高い保留図柄以外、つまり未だ昇格の可能性のある保留図柄が表示されているときは、疑似段階演出の実行を禁止しない構成となっている。これにより、疑似段階演出が実行されないことで、表示されている保留図柄が最終保留図柄であることを遊技者に察知されてしまい、興趣が低下することを防止することができる。
本実施形態では、上述した保留記憶の消化後、すなわち、当該保留記憶に基づく変動表示中に表示される変動中図柄を備える。該変動中図柄は、上記保留図柄と同様、対応する保留記憶(変動中図柄においては既に消化されている)により大当りとなる可能性の有無や大きさを示唆する。但し、上記保留図柄が保留記憶の開始から変動表示の開始までの期間において表示されるのに対して、変動中図柄は、変動表示の開始から図柄の確定表示までの期間において表示される。本実施形態では、一時変動中図柄や最終変動中図柄を備えてもよく、さらに、変動中図柄を対象とした変化演出も実行されるように構成されてもよい。
本実施形態では、上述したように、変動表示の実行開始から終了までにおいて表示される変動中図柄を備える。例えば、変動表示中の特別図柄に対応して演出図柄の変動表示が実行されるときに変動中図柄が表示される。変動中図柄は、対象となる当該変動表示の結果が大当りとなる期待度を示す最終変動中図柄と、該最終変動中図柄よりも前の時点にて表示される一時変動中図柄を少なくとも備えることができる。一時変動中図柄は、最終変動中図柄への変更表示が予定される変動中図柄である。
また、本実施形態において、変動表示開始時に、つまり最初に表示される変動中図柄は、該変動中図柄が表示される直前まで表示されていた最古の保留図柄と関連性を有する態様にて表示されてもよい。関連性を有する態様とは、色彩、形状等において、個々に判別可能でありつつ、保留図柄に対応した変動中図柄であることが、一目瞭然に判別可能となるよう設定された態様であってもよい。
変動中図柄は、保留図柄よりも大きく表示されてもよい。また、2次元的表示である保留図柄に対して、変動中図柄は立体的に表現されてもよい。このように設定されることで、遊技者は、一見して明らかに両者が関連していることを認識しつつ、一方両者が同じカテゴリに属さないことも同時に理解可能となる。
保留記憶が消化される際に、対応する保留図柄が変動中図柄の表示される領域に変位して変動中図柄と置き換えられるように表示するようにしてもよい。これにより、両者の関連性をより明確に遊技者に知らしめることができると共に、両者が異なるカテゴリに属する図柄であることを明確にすることができる。
また、本実施形態の変動中図柄は、変動表示中における所定の演出段階に到達したタイミングにて、表示が消去されるように構成してもよい。例えば、変動表示中においてスーパーリーチに発展するまで表示が維持され、スーパーリーチとなった時点にて消去されるようにしてもよい。この際には、併せて保留図柄の表示も一時的に表示を中断(消去)することが好適である。これにより、遊技者の注意が、変動中図柄や保留図柄により散漫となることを防止し、スーパーリーチに集中させることができるので、遊技内容の展開に対応した最適な状態で、興趣を向上することが可能となる。
本実施形態では、保留表示加算処理の最終図柄選択処理(図15AのステップS628)において、サブ統合制御装置83は、最終変動中図柄を選択決定する処理を行う。
最終図柄表示時期決定処理(図15BのステップS638)において、サブ統合制御装置83は、変動表示中も含めた何れの時期にて、保留図柄又は変動中図柄の最終的な態様の表示を行うかを決定する。つまり、変動開始前であれば、何れの保留図柄表示位置に表示された時に最終変動中図柄に関連した態様の保留図柄に変更するかを決定し、変動中であれば変動表示中のどの時期に、表示されている一時変動中図柄を最終変動中図柄に変更するかを決定する。このように、サブ統合制御装置83は、保留図柄の表示開始から最終変動中図柄の表示までの表示プロセスを決定する。そして、当該決定された表示プロセスに係るデータは、保留記憶毎に設けられた「表示プロセス格納バッファ」に格納され、当該保留記憶に係る変動表示が終了するまで保存されるよう構成されている。
なお、上記プロセスとしては、図示しないが、最終変動中図柄に関連した態様の保留図柄に至るまでに、期待度の異なる複数種類の保留図柄の変化演出を介するようにしても良いし、最終変動中図柄に至るまでに期待度の異なる複数種類の変動中図柄の変化演出を介するようにしても良い。このように本実施形態では、最終図柄表示時期決定処理(図15BのステップS638)で決定した変化演出の表示プロセスに従って、演出が展開される。
本実施形態の表示プロセスは、上述したように、最終図柄表示時期決定処理(図15BのステップS638)において決定される。決定された内容には、対象となる保留記憶、又は該保留記憶に基づく変動表示の、最終図柄表示時期を変動開始前の何れの時期とするか、又は、変動中の何れの時期とするか、が含まれる。そして、本実施形態では、変動開始前の時期に決定した場合には、該時期に一時保留図柄を最終変動中図柄に関連した保留図柄に変更表示する。該保留図柄は対象となる保留記憶が消化されるまで表示が維持される。そして、変動開始されて該保留図柄が消去されるのに合わせて、該保留図柄と関連のある態様で設定された変動中図柄が表示開始され、該変動中図柄が変動表示終了まで表示維持される。
また、本実施形態では、変動中の時期に決定した場合には、変動開始されて保留図柄が消去されるのに合わせて、該保留図柄と関連のある態様で設定された一時変動中図柄が表示開始される。変動表示中に、決定された時期が到来すると、該一時変動中図柄を最終変動中図柄に変更して、該最終変動中図柄の表示終了時期が到来するまで表示維持する。
図16の保留表示減算処理において、本実施形態のS725では、最終変動中図柄に関連した態様の保留図柄を表示する時期が到来したか否かを判定する。また、本実施形態のS740では、一時保留図柄を最終変動中図柄に関連した態様の保留図柄に変更する処理を実行する。また、本実施形態のS765では、最終変動中図柄に関連した態様の保留図柄が表示されているか否かを判定する処理を実行する。さらに、本実施形態のS770では、最終変動中図柄に関連した態様の保留図柄が、最も高い信頼度の保留図柄以外の態様で表示されているか否かを判定する処理を実行する。
図17は、サブ統合制御装置83が実行する変動中表示更新処理を示すフローチャートである。変動表示中に、演出図柄表示装置6に表示されている変動中図柄を変更表示する変動中表示更新処理について、図17に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、サブ統合制御装置83にて定期的(例えば、2ms周期のタイマ割り込み処理)に実行される処理である。
S1700では、サブ統合制御装置83は、変動表示の開始時か否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S1700:Yes)、S1705に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S1700:No)、S1702に処理を移行する。
S1705では、サブ統合制御装置83は、当該変動表示の開始直前に消去された最古の保留図柄に関連した態様の変動中図柄を選択して、これを表示し、本処理を終了する。
S1702では、サブ統合制御装置83は、変動表示中か否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S1702:Yes)、S1707に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S1702:No)、本処理を終了する。
S1715では、サブ統合制御装置83は、一時変動中図柄が表示中か否か、すなわち変動中図柄を変化(昇格)させる演出のプロセス途中であるか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S1715:Yes)、S1725に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S1715:No)、S1760に処理を移行する。つまり、上述した、S625の「最終図柄表示時期決定処理」の決定結果に基づき、一時変動中図柄が表示されているか否かを判定する処理である。
S1725では、サブ統合制御装置83は、一時変動中図柄を最終変動中図柄に変更するための予め定められた時期が到来したか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S1725:Yes)、S1730に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S1725:No)、S1745に処理を移行する。
S1730では、サブ統合制御装置83は、段階演出を選択し、次いで、S1735で、選択した段階演出を表示して、S1740に処理を移行する。
S1740では、サブ統合制御装置83は、表示中の一時変動中図柄を最終変動中図柄に変更して、S1745に処理を移行する。
S1715で否定判定の際に移行するS1765では、サブ統合制御装置83は、最終変動中図柄が表示されているか否かの判定処理を実行し、肯定判定が得られた場合には(S1765:Yes)、S1770に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S1765:No)、本処理を終了する。
S1770では、サブ統合制御装置83は、表示されている最終変動中図柄が、最も高い信頼度の保留図柄に関連した態様の変動中図柄以外の変動中図柄か否かの判定処理を実行し、肯定判定が得られた場合には(S1770:Yes)、S1745に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S1770:No)、本処理を終了する。
S1745では、サブ統合制御装置83は、実行されていない疑似段階演出が有るか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S1745:Yes)、S1750に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S1745:No)、本処理を終了する。
S1750では、サブ統合制御装置83は、実行されていない疑似段階演出の予定された実行時期が到来したか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S1750:Yes)、S1755に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S1750:No)、本処理を終了する。
S1755では、サブ統合制御装置83は、疑似段階演出の表示を実行して、本処理を終了する。
パチンコ機50は、保留記憶手段と、当否判定手段と、大当り遊戯手段と、演出表示装置とを備える。パチンコ機50は、更に、先読み判定手段を備える。パチンコ機50は、更に、保留発生音出力手段と、出力態様変更手段とを備える。
パチンコ機50の主制御装置80は、抽出乱数保留記憶処理(図6のステップS110)を実行する際、遊技球の始動口への入球に基づいて抽出される乱数を、所定の上限個数であるN個まで記憶する保留記憶手段として機能する。
パチンコ機50の主制御装置80は、当否判定処理(図9のステップS220、S230、S235)を実行する際、保留記憶手段に記憶された乱数に基づいて、大当りか否かの当否を示す抽選結果を判定する当否判定処理を実行する当否判定手段として機能する。当否判定手段は、先に記憶された順に乱数に基づく当否判定処理を実行する。パチンコ機50が、第1始動口への入球に基づく第1の特別図柄用の乱数を記憶する第1の保留記憶手段と、第2始動口への入球に基づく第2の特別図柄用の乱数を記憶する第2の保留記憶手段とを備える場合、当否判定手段は、それぞれの特別図柄用の乱数について、先に記憶された順に乱数に基づく当否判定処理を実行してもよい。
パチンコ機50の主制御装置80は、大当り遊技処理(図12、図13および図14)を実行する際、当否判定手段による抽選結果が大当りを示す場合、通常遊技より遊技者に有利な大当り遊技を実行する大当り遊技手段として機能する。
パチンコ機50の演出図柄表示装置6は、保留表示加算処理(図15Aおよび図15B)、保留表示減算処理(図16Aおよび図16B)ならびに変動中表示更新処理(図17)におけるサブ統合制御装置83からのコマンドに基づいて動作することによって、保留記憶手段に記憶されている乱数の個数を示す演出表示を実行する演出表示装置として機能する。演出表示装置である演出図柄表示装置6は、保留記憶手段に記憶されている乱数の個数が当否判定処理によってN個から(N−1)個に減少する際に始まる特定期間において、保留記憶手段に新たな乱数が記憶された場合、前記特定期間に新たな乱数が記憶されたことを示す特定の演出表示を実行する。
本実施形態では、特定期間は、保留記憶手段に記憶されている乱数の個数が当否判定処理によってN個から(N−1)個に減少する際に始まり、演出表示装置において乱数の個数として(N−1)個を示す演出表示への更新が完了するまでの期間である。他の実施形態では、特定期間は、(N−1)個を示す演出表示への更新が完了する時点の前までであってもよいし、(N−1)個を示す演出表示への更新が完了する時点の後までであってもよい。
パチンコ機50の主制御装置80は、先読み判定処理(図6のステップS115、図7)を実行する際、当否判定処理に先立って、保留記憶手段に記憶される乱数に基づく抽選結果が大当りか否かを判定する先読み判定処理を実行する先読み判定手段として機能する。演出表示装置である演出図柄表示装置6は、保留表示加算処理(図15Aおよび図15B)におけるサブ統合制御装置83からのコマンドに基づいて動作することによって、先読み判定処理に基づいて、保留記憶手段に記憶されている乱数の抽選結果が大当りとなる期待度を示す演出表示を、所定の確率で実行する。保留表示加算処理(図15AのステップS612、S624、S626)によって、特定期間において保留記憶手段に記憶される乱数に対して先読み判定処理に基づく演出表示を実行する確率は、他の期間において保留記憶手段に記憶される乱数に対して先読み判定処理に基づく演出表示を実行する確率より高くなる。
パチンコ機50のスピーカ66は、保留表示加算処理(図15BのS637ならびに図15BのS646)におけるサブ統合制御装置83からのコマンドに基づいて動作することによって、保留記憶手段による新たな乱数の記憶に応じて保留発生音を出力する保留発生音出力手段として機能する。パチンコ機50のサブ統合制御装置83は、保留表示加算処理(図15BのステップS634ならびに図15BのステップS644)を実行する際、特定期間において保留記憶手段に新たな乱数が記憶される場合、保留発生音の出力を特定の演出表示の開始以降に遅延する出力態様変更手段として機能する。出力態様変更手段であるサブ統合制御装置83は、特定期間において保留記憶手段に新たな乱数が記憶される場合、保留発生音の出力を回避してもよい。
図18は、保留図柄と信頼度との関係の一例を示す説明図である。保留図柄の種類に応じて信頼度が設定されている。信頼度は、抽選結果が大当りとなる確率を示す。信頼度は、期待度とも呼ばれる。例えば、例えば、25%の信頼度は、その信頼度が設定された保留図柄が最終保留表示として100回表示された場合に25回が大当りとなる確率を示す。
保留図柄の種類は、円形の図柄と、三角形の図柄と、矩形の図柄と、星形の図柄との4種類である。他の実施形態では、保留図柄の種類は、2種類でもよいし、3種類でもよいし、5種類以上であってもよい。保留図柄の種類は、形状の相違に限らず、色の相違でもよいし、大きさの相違でもよいし、形状、色、大きさの組み合わせの相違であってもよい。
円形の保留図柄には、1%以下の信頼度が設定されている。三角形の保留図柄には、25%の信頼度が設定されている。矩形の保留図柄には、55%の信頼度が設定されている。星型の保留図柄には、100%の信頼度が設定されている。他の実施形態では、各保留図柄に設定されている信頼度の少なくとも一部は、異なる確率であってもよい。
図19は、保留図柄を表示する一例を示す説明図である。図19には、図柄の可変表示を実現する画面500が図示されている。画面500は、演出図柄表示装置6によって表示される。画面500は、演出図柄表示領域300L,300C,300Rと、保留図柄表示領域411,412,413,414と、変動中保留図柄を表示する変動中保留図柄表示領域420とを備える。図19の画面500は、先読み判定処理に基づいて大当りとなる期待度を保留図柄の種類で示す先読み演出を実行することなく、保留記憶の個数を示す通常の演出表示を実施する様子を示す。
画面500の演出図柄表示領域300Lは、左側の演出図柄の可変表示を実施する領域である。画面500の演出図柄表示領域300Cは、中央の演出図柄の可変表示が実施される領域である。画面500の演出図柄表示領域300Rは、右側の演出図柄の可変表示が実施される領域である。図19(a)および図19(b)には、演出図柄表示領域300L,300C,300Rにおいて演出図柄が可変表示中である様子が図示されている。図19(c)には、演出図柄表示領域300L,300C,300Rにおいて演出図柄が確定表示された様子が図示されている。
画面500の保留図柄表示領域411,412,413,414は、保留図柄を表示する領域である。演出図柄表示領域300L,300C,300Rにおいて可変表示が実施されている間に、始動口への入球がある場合、保留図柄表示領域411に保留図柄が表示される。その後に更なる入球がある場合、保留図柄表示領域412に保留図柄が表示される。その後に更なる入球がある場合、保留図柄表示領域413、その次に保留図柄表示領域414へと順に保留図柄が表示される。
演出図柄表示領域300L,300C,300Rにおいて可変表示が完了した場合、保留図柄表示領域414の保留図柄は、保留図柄表示領域413へと移動し、保留図柄表示領域413の保留図柄は、保留図柄表示領域412へと移動し、保留図柄表示領域412の保留図柄は、保留図柄表示領域411へと移動する。本実施形態では、演出図柄表示領域300L,300C,300Rにおいて可変表示が完了した場合、保留図柄表示領域414の保留図柄は、変動中保留図柄表示領域420へと移動する。
変動中保留図柄表示領域420は、可変表示手段によって実行中の可変表示に対応する変動中保留図柄を表示する領域である。本実施形態では、変動中保留図柄表示領域420に表示される変動中保留図柄は、図18に示した保留図柄と同様である。変動中保留図柄の少なくとも一部は、保留図柄と異なる図柄であってもよい。
図19(a)は、演出図柄の可変表示が実施されている画面500の一例を示す。図19(a)の画面500では、演出図柄表示領域300L,300C,300Rにおいて演出図柄が可変表示されている。変動中保留図柄表示領域420には、変動中保留図柄として円形の保留図柄110が表示されている。保留図柄表示領域411,412,413にはそれぞれ、円形の保留図柄110が表示されている。保留図柄表示領域414には、保留図柄が表示されていない。このように、図19(a)の画面500では、3個の保留記憶を示す演出表示が実施されている。
図19(b)は、図19(a)の状態において始動口への入球があった場合における画面500の一例を示す。図19(b)の画面500では、始動口への入球に応じて、保留図柄表示領域414には、円形の保留図柄110が新たに表示される。保留図柄表示領域414に保留図柄110が表示されるタイミングに合わせて、スピーカ66は、保留発生音を出力する。演出図柄表示領域300L,300C,300Rには、図19(a)の状態から引き続き、演出図柄が可変表示されている。変動中保留図柄表示領域420には、図19(a)の状態から引き続き、変動中保留図柄として円形の保留図柄110が表示されている。保留図柄表示領域411,412,413にはそれぞれ、図19(a)の状態から引き続き、円形の保留図柄110が表示されている。このように、図19(b)の画面500では、上限個数(4個)の保留記憶を示す演出表示(保留満杯を示す演出表示)が実施されている。
図19(c)は、図19(b)の状態から演出図柄が確定表示された画面500の一例を示す。図19(c)の画面500では、演出図柄表示領域300L,300C,300Rには、演出図柄が確定表示されている。変動中保留図柄表示領域420には、図19(b)の状態から引き続き、変動中保留図柄として円形の保留図柄110が表示されている。保留図柄表示領域411,412,413,414にはそれぞれ、図19(b)の状態から引き続き、円形の保留図柄110が表示されている。
図20は、保留図柄を表示する一例を示す説明図である。図20には、図19と同様に、図柄の可変表示を実現する画面500が図示されている。図20の画面500は、保留図柄の個数を減算する保留数コマンド(ステップS270)に基づいて保留記憶を減少させる演出表示を実施する様子を示す。
図20(a)は、図19(c)の状態に続いて、後続の演出図柄の可変表示に先立って、変動中保留図柄表示領域420から保留図柄110が消去された画面500の一例を示す。図20(a)の画面500では、演出図柄表示領域300L,300C,300Rには、図19(c)の状態から引き続き、演出図柄が確定表示されている。変動中保留図柄表示領域420は、保留図柄110が消去されることによって空欄となる。保留図柄表示領域411,412,413,414にはそれぞれ、図19(c)の状態から引き続き、円形の保留図柄110が表示されている。
図20(b)は、図20(a)の状態に続いて、後続の演出図柄の可変表示に先立って、保留図柄表示領域411,412,413,414における各保留図柄が次の表示領域への移動を開始した画面500の一例を示す。図20(b)の画面500では、演出図柄表示領域300L,300C,300Rには、図20(a)の状態から引き続き、演出図柄が確定表示されている。保留図柄表示領域411の保留図柄110は、変動中保留図柄表示領域420へと移動を開始する。保留図柄表示領域412の保留図柄110は、保留図柄表示領域411へと移動を開始する。保留図柄表示領域413の保留図柄110は、保留図柄表示領域412へと移動を開始する。保留図柄表示領域414の保留図柄110は、保留図柄表示領域413へと移動を開始する。
図20(c)は、図20(b)の状態に続いて、後続の演出図柄の可変表示に先立って、保留図柄表示領域411,412,413,414における各保留図柄が次の表示領域への移動を完了した画面500の一例を示す。図20(c)の画面500では、演出図柄表示領域300L,300C,300Rには、図20(b)の状態から引き続き、演出図柄が確定表示されている。変動中保留図柄表示領域420には、保留図柄表示領域411から移動した保留図柄110が表示される。保留図柄表示領域411には、保留図柄表示領域412から移動した保留図柄110が表示される。保留図柄表示領域413には、保留図柄表示領域414から移動した保留図柄110が表示される。保留図柄表示領域414は、保留図柄110が保留図柄表示領域413へと移動することによって空欄となる。このように、図20(c)の画面500において、上限個数(4個)から1個減少した個数(3個)の保留記憶を示す演出表示への更新が完了する。
図21は、保留図柄を表示する一例を示す説明図である。図21には、図19と同様に、図柄の可変表示を実現する画面500が図示されている。図21の画面500は、先読み演出(変化演出を含む)および段階演出を実行することなく、図20(a)の状態から図20(c)の状態へと演出表示を更新する特定期間に保留記憶が増加した場合(図16CのステップS642:「YES」)における特定の演出表示を実施する様子を示す。
図21(a)は、図20(c)と同様に、保留図柄表示領域411,412,413,414における各保留図柄が次の表示領域への移動を完了した状態を示す画面500の一例を示す。
図21(b)は、図21(a)の状態に続いて、特定期間に新たな保留記憶が発生した場合における特定の演出表示を実行する画面500の一例を示す。図21(b)の画面500では、演出図柄表示領域300L,300C,300Rにおいて演出図柄の可変表示が開始される際、特定期間において新たな保留記憶が発生したことを示す特定の演出表示として、保留図柄表示領域414に特定保留図柄150が表示される。特定保留図柄150は、横回転している円形の保留図柄である。保留図柄表示領域414に特定保留図柄150が表示されるタイミングでは、スピーカ66は、保留発生音を出力しない。変動中保留図柄表示領域420には、図21(a)の状態から引き続き、変動中保留図柄として円形の保留図柄110が表示されている。保留図柄表示領域411,412,413にはそれぞれ、図21(a)の状態から引き続き、円形の保留図柄110が表示されている。
図21(c)は、図21(b)の状態に続く画面500の一例を示す。図21(c)の画面500では、保留図柄表示領域414には、特定保留図柄150に代わって、円形の保留図柄110が表示される。保留図柄表示領域414に特定保留図柄150が表示されるタイミングから遅延した保留図柄110が表示されるタイミングに合わせて、スピーカ66は、保留発生音を出力する。演出図柄表示領域300L,300C,300Rには、図21(b)の状態から引き続き、演出図柄が可変表示されている。変動中保留図柄表示領域420には、図21(b)の状態から引き続き、変動中保留図柄として円形の保留図柄110が表示されている。保留図柄表示領域411,412,413にはそれぞれ、図21(b)の状態から引き続き、円形の保留図柄110が表示されている。その後、図21(c)の状態から所定のタイミングで、演出図柄表示領域300L,300C,300Rにおいて演出図柄が確定表示された後、図20と同様に保留図柄の演出表示が更新される。
図22は、保留図柄を表示する一例を示す説明図である。図22には、図19と同様に、図柄の可変表示を実現する画面500が図示されている。図22の画面500は、先読み判定処理に基づく変化演出を実行せずに先読み演出を実行する場合であって、(図15BのステップS630:「NO」)、図20(c)の演出表示が完了した後に保留記憶が増加した場合(図16CのステップS642:「NO」)における演出表示を実施する様子を示す。
図22(a)は、図20(c)と同様であり、保留図柄表示領域411,412,413,414における各保留図柄が次の表示領域への移動を完了した状態を示す画面500の一例を示す。
図22(b)は、図19(a)と同様であり、図22(a)の状態から演出図柄の可変表示が開始された画面500の一例を示す。
図22(c)は、図22(b)の状態において始動口への入球があった場合における画面500の一例を示す。図22(c)の画面500では、始動口への入球に応じて、保留図柄表示領域414に、先読み判定処理に基づいて大当りとなる期待度「100%」を示す星型の保留図柄140が最終図柄として表示される。保留図柄表示領域414に保留図柄140が表示されるタイミングに合わせて、スピーカ66は、保留発生音を出力する。演出図柄表示領域300L,300C,300Rには、図22(b)の状態から引き続き、演出図柄が可変表示されている。変動中保留図柄表示領域420には、図22(b)の状態から引き続き、変動中保留図柄として円形の保留図柄110が表示されている。保留図柄表示領域411,412,413にはそれぞれ、図22(b)の状態から引き続き、円形の保留図柄110が表示されている。その後、図22(c)の状態から所定のタイミングで、演出図柄表示領域300L,300C,300Rにおいて演出図柄が確定表示された後、図20と同様に保留図柄の演出表示が更新される。
図23は、保留図柄を表示する一例を示す説明図である。図23には、図19と同様に、図柄の可変表示を実現する画面500が図示されている。図23の画面500は、先読み判定処理に基づく変化演出を実行せずに先読み演出を実行する場合であって、(図15BのステップS630:「NO」)、図20(a)の状態から図20(c)の状態へと演出表示を更新中に保留記憶が増加した場合(図16CのステップS642:「YES」)における特定の演出表示を実施する様子を示す。
図23(a)は、図20(c)と同様であり、保留図柄表示領域411,412,413,414における各保留図柄が次の表示領域への移動を完了した状態を示す画面500の一例を示す。
図23(b)は、図23(a)の状態に続いて、特定期間に新たな保留記憶が発生した場合における特定の演出表示を実行する画面500の一例を示す。図23(b)の画面500では、演出図柄表示領域300L,300C,300Rにおいて演出図柄の可変表示が開始される際、特定期間において新たな保留記憶が発生したことを示す特定の演出表示として、保留図柄表示領域414に特定保留図柄150が表示される。特定保留図柄150は、横回転している円形の保留図柄である。保留図柄表示領域414に特定保留図柄150が表示されるタイミングでは、スピーカ66は、保留発生音を出力しない。変動中保留図柄表示領域420には、図23(a)の状態から引き続き、変動中保留図柄として円形の保留図柄110が表示されている。保留図柄表示領域411,412,413にはそれぞれ、図23(a)の状態から引き続き、円形の保留図柄110が表示されている。
図23(c)は、図23(b)の状態に続く画面500の一例を示す。図23(c)の画面500では、保留図柄表示領域414には、特定保留図柄150に代わって、先読み判定処理に基づいて大当りとなる期待度「100%」を示す星型の保留図柄140が最終図柄として表示される。保留図柄表示領域414に特定保留図柄150が表示されるタイミングから遅延した保留図柄140が表示されるタイミングに合わせて、スピーカ66は、保留発生音を出力する。演出図柄表示領域300L,300C,300Rには、図23(b)の状態から引き続き、演出図柄が可変表示されている。変動中保留図柄表示領域420には、図23(b)の状態から引き続き、変動中保留図柄として円形の保留図柄110が表示されている。保留図柄表示領域411,412,413にはそれぞれ、図23(b)の状態から引き続き、円形の保留図柄110が表示されている。その後、図23(c)の状態から所定のタイミングで、演出図柄表示領域300L,300C,300Rにおいて演出図柄が確定表示された後、図20と同様に保留図柄の演出表示が更新される。
図24は、保留図柄を表示する一例を示す説明図である。図24には、図19と同様に、図柄の可変表示を実現する画面500が図示されている。図24の画面500は、先読み判定処理に基づく変化演出を実行する場合(図15BのステップS630:「YES」)であって、図20(c)の演出表示が完了した後に保留記憶が増加した場合(図16BのステップS632:「NO」)における演出表示を実施する様子を示す。
図24(a)は、図19(b)と同様であり、図19(a)の状態において始動口への入球があった場合における画面500の一例を示す。図24(a)の画面500では、始動口への入球に応じて、保留図柄表示領域414には、信頼度「1%以下」を示す円形の保留図柄110が一時図柄として表示される。保留図柄表示領域414に保留図柄110が表示されるタイミングに合わせて、スピーカ66は、保留発生音を出力する。演出図柄表示領域300L,300C,300Rには、図19(a)の状態から引き続き、演出図柄が可変表示されている。変動中保留図柄表示領域420には、図19(a)の状態から引き続き、変動中保留図柄として円形の保留図柄110が表示されている。保留図柄表示領域411,412,413にはそれぞれ、図19(a)の状態から引き続き、円形の保留図柄110が表示されている。
図24(b)は、図24(a)の状態から変化演出が実行された画面500の一例を示す。図24(b)の画面500では、保留図柄表示領域414には、信頼度「1%以下」を示す円形の保留図柄110に代えて、信頼度「25%」を示す三角形の保留図柄120が一時図柄として表示される。保留図柄表示領域414に保留図柄120が表示されるタイミングに合わせて、スピーカ66は、保留発生音とは異なる保留変化音を出力する。演出図柄表示領域300L,300C,300Rには、図24(a)の状態から引き続き、演出図柄が可変表示されている。変動中保留図柄表示領域420には、図24(a)の状態から引き続き、変動中保留図柄として円形の保留図柄110が表示されている。保留図柄表示領域411,412,413にはそれぞれ、図24(a)の状態から引き続き、円形の保留図柄110が表示されている。
図24(c)は、図24(b)の状態から更なる変化演出が実行された画面500の一例を示す。図24(c)の画面500では、保留図柄表示領域414には、信頼度「25%」を示す三角形の保留図柄120に代えて、信頼度「55%」を示す矩形の保留図柄130が最終図柄として表示される。保留図柄表示領域414に保留図柄130が表示されるタイミングに合わせて、スピーカ66は、保留発生音とは異なる保留変化音を出力する。演出図柄表示領域300L,300C,300Rには、図24(b)の状態から引き続き、演出図柄が可変表示されている。変動中保留図柄表示領域420には、図24(b)の状態から引き続き、変動中保留図柄として円形の保留図柄110が表示されている。保留図柄表示領域411,412,413にはそれぞれ、図24(b)の状態から引き続き、円形の保留図柄110が表示されている。その後、図24(c)の状態から所定のタイミングで、演出図柄表示領域300L,300C,300Rにおいて演出図柄が確定表示された後、図20と同様に保留図柄の演出表示が更新される。
図25は、保留図柄を表示する一例を示す説明図である。図25には、図19と同様に、図柄の可変表示を実現する画面500が図示されている。図25の画面500は、先読み判定処理に基づく変化演出を実行する場合(図15BのステップS630:「YES」)であって、図20(a)の状態から図20(c)の状態へと演出表示を更新中に保留記憶が増加した場合(図16CのステップS642:「YES」)における演出表示を実施する様子を示す。
図25(a)は、図21(b)と同様に、図21(a)の状態に続いて、特定期間に新たな保留記憶が発生した場合における特定の演出表示を実行する画面500の一例を示す。図25(a)の画面500では、演出図柄表示領域300L,300C,300Rにおいて演出図柄の可変表示が開始される際、特定期間において新たな保留記憶が発生したことを示す特定の演出表示として、保留図柄表示領域414に特定保留図柄150が表示される。特定保留図柄150は、横回転している円形の保留図柄である。保留図柄表示領域414に特定保留図柄150が表示されるタイミングでは、スピーカ66は、保留発生音を出力しない。変動中保留図柄表示領域420には、図21(a)の状態から引き続き、変動中保留図柄として円形の保留図柄110が表示されている。保留図柄表示領域411,412,413にはそれぞれ、図21(a)の状態から引き続き、円形の保留図柄110が表示されている。
図25(b)は、図25(a)の状態から変化演出が実行された画面500の一例を示す。図25(b)の画面500では、保留図柄表示領域414には、特定保留図柄150に代わって、信頼度「1%以下」を示す円形の保留図柄110を飛ばして、信頼度「25%」を示す三角形の保留図柄120が一時図柄として表示される。保留図柄表示領域414に特定保留図柄150が表示されるタイミングから遅延した保留図柄120が表示されるタイミングに合わせて、スピーカ66は、保留発生音を出力する。演出図柄表示領域300L,300C,300Rには、図25(a)の状態から引き続き、演出図柄が可変表示されている。変動中保留図柄表示領域420には、図25(a)の状態から引き続き、変動中保留図柄として円形の保留図柄110が表示されている。保留図柄表示領域411,412,413にはそれぞれ、図25(a)の状態から引き続き、円形の保留図柄110が表示されている。
図25(c)は、図25(b)の状態から更なる変化演出が実行された画面500の一例を示す。図25(c)の画面500では、保留図柄表示領域414には、信頼度「25%」を示す三角形の保留図柄120に代えて、信頼度「55%」を示す矩形の保留図柄130が最終図柄として表示される。保留図柄表示領域414に保留図柄130が表示されるタイミングに合わせて、スピーカ66は、保留発生音とは異なる保留変化音を出力する。演出図柄表示領域300L,300C,300Rには、図25(b)の状態から引き続き、演出図柄が可変表示されている。変動中保留図柄表示領域420には、図25(b)の状態から引き続き、変動中保留図柄として円形の保留図柄110が表示されている。保留図柄表示領域411,412,413にはそれぞれ、図25(b)の状態から引き続き、円形の保留図柄110が表示されている。その後、図25(c)の状態から所定のタイミングで、演出図柄表示領域300L,300C,300Rにおいて演出図柄が確定表示された後、図20と同様に保留図柄の演出表示が更新される。
以上説明した第1実施形態によれば、保留記憶手段に記憶されている乱数の個数が当否判定処理によってN個から(N−1)個に減少する際に始まる特定期間において保有記憶手段に新たな乱数が記憶された場合に、特定保留図柄150を表示することによって特定の演出表示を実行するため、保留満タン状態から1つの保留記憶が消化されたか否かのタイミングで遊技球が始動口に入球した場合に、その入球に基づいて保留記憶が実施されたか否かを、特定の演出表示の有無によって遊技者に認識させることができる。したがって、特定期間における保留記憶に対する遊技者の興趣を向上させることができる。
また、保留記憶が実施されたか否かを遊技者が判断し難い演出表示の更新完了(図20(c)の画面500)までを対象に、特定保留図柄150を表示することによって特定の演出表示を実行するため、特定期間における保留記憶に対する遊技者の興趣をいっそう向上させることができる。
また、特定期間において新たな乱数が記憶される場合、特定保留図柄150による特定の演出表示に加え、先読み判定処理(図7)に基づく演出表示を実行する確率が高くなるため、特定期間における保留記憶に対する遊技者の興趣をいっそう向上させることができる。
また、特定期間において新たな乱数が記憶される場合、特定保留図柄150による特定の演出表示に加え、保留発生音遅延処理(図15BのステップS634、図15CのステップS644)によって保留発生音の出力を遅延または回避するため、特定期間において保留記憶が実施されたことを、特定の演出表示より前に保留発生音によって遊技者に認識されることを回避できる。その結果、特定の演出表示を通じて、特定期間における保留記憶に対する遊技者の興趣をいっそう向上させることができる。
B.第2実施形態
第2実施形態のパチンコ機50は、特定期間に新たな乱数が記憶されたことを示す特定の演出表示における態様、ならびに、その態様を実現するための処理が異なる点を除き、第1実施形態と同様である。
図26は、第2実施形態において主制御装置80が実行する始動入賞確認処理を示すフローチャートである。第2実施形態では、主制御装置80は、図6の始動入賞確認処理に代えて、図26の始動入賞確認処理を実行する。主制御装置80は、入賞確認処理(ステップS50)において呼び出されるサブルーチンとして、図26の始動入賞確認処理を開始する。
始動入賞確認処理を開始した後、主制御装置80は、第1始動口11または第2始動口12において入賞が発生したか否かを判断する(ステップS100)。第1始動口11または第2始動口12において入賞が発生していない場合(ステップS100:「NO」)、主制御装置80は、始動入賞確認処理を終了し、リターンする。
第1始動口11または第2始動口12において入賞が発生している場合(ステップS100:「YES」)、主制御装置80は、第1始動口11または第2始動口12に入賞したことを示す始動口入賞コマンドをサブ統合制御装置83に送信する(ステップS102B)。始動口入賞コマンドを送信した後(ステップS102B)、主制御装置80は、保留記憶の数が上限値(本実施形態では4個)であるか否かを判断する(ステップS105)。保留記憶の数が上限値でない場合(ステップS105:「NO」)、主制御装置80は、第1実施形態と同様に抽出乱数保留記憶処理(ステップS110)を実行する。抽出乱数保留記憶処理(ステップS110)を実行した後、主制御装置80は、第1実施形態と同様に先読み判定処理(ステップS115)を実行する。先読み判定処理(ステップS115)を実行した後、または、保留記憶の数が上限値である場合(ステップS105:「YES」)、主制御装置80は、始動入賞確認処理を終了し、リターンする。
保留記憶の数が上限値である場合(ステップS105:「YES」)、主制御装置80は、第1始動口11または第2始動口12への入賞のタイミングが、変動中の特別図柄が確定表示されるタイミングより以前における所定期間であるか否か、すなわち、後続の特別図柄が変動を開始することによって保留記憶が消化される以前の所定期間であるか否かを判断する(ステップS106)。その所定期間は、入賞のタイミングが保留記憶の消化前であるか否かを遊技者にとって判別し難い期間である(例えば、保留記憶が消化されるタイミングより前の0.5秒間)。入賞のタイミングが保留記憶の消化前における所定期間でない場合(ステップS106:「NO」)、主制御装置80は、始動入賞確認処理を終了し、リターンする。
入賞のタイミングが保留記憶の消化前における所定期間である場合(ステップS106:「YES」)、主制御装置80は、入賞のタイミングが保留記憶の消化前における所定期間であることを示す保留非加算コマンドをサブ統合制御装置83に送信する(ステップS108B)。保留非加算コマンドをサブ統合制御装置83に送信した後(ステップS108B)、主制御装置80は、始動入賞確認処理を終了し、リターンする。
図27は、第2実施形態においてサブ統合制御装置83が実行する保留非加算処理を示すフローチャートである。サブ統合制御装置83は、定期的に保留非加算処理を開始する。本実施形態では、サブ統合制御装置83は、2ms周期のタイマ割り込みによって保留非加算処理を開始する。
保留非加算処理を開始した後、サブ統合制御装置83は、主制御装置80から始動口入賞コマンドを受信しているか否かを判断する(ステップS642)。始動口入賞コマンドを受信していない場合(ステップS642:「NO」)、サブ統合制御装置83は、保留非加算処理を終了し、リターンする。
始動口入賞コマンドを受信している場合(ステップS642:「YES」)、サブ統合制御装置83は、保留記憶の数が上限値(本実施形態では4個)であるか否かを判断する(ステップS644)。保留記憶の数が上限値でない場合(ステップS642:「NO」)、サブ統合制御装置83は、保留非加算処理を終了し、リターンする。
保留記憶の数が上限値である場合(ステップS642:「YES」)、主制御装置80は、始動口入賞コマンドに基づいて、第1始動口11または第2始動口12への入賞のタイミングが、変動中の特別図柄が確定表示されるタイミングより以前における所定期間であるか否か、すなわち、後続の特別図柄が変動を開始することによって保留記憶が消化される以前の所定期間であるか否かを判断する(ステップS646)。その所定期間は、入賞のタイミングが保留記憶の消化前であるか否かを遊技者にとって判別し難い期間である(例えば、保留記憶が消化されるタイミングより前の0.5秒間)。入賞のタイミングが保留記憶の消化前における所定期間でない場合(ステップS646:「NO」)、サブ統合制御装置83は、保留非加算処理を終了し、リターンする。
入賞のタイミングが保留記憶の消化前における所定期間である場合(ステップS646:「YES」)、サブ統合制御装置83は、非加算演出表示処理(ステップS648)を実行する。非加算演出表示処理(ステップS648)において、サブ統合制御装置83は、特定期間に新たな乱数が記憶されたことを示す特定の演出表示と一部の演出が共通する非加算演出表示を演出図柄表示装置6に指示する。非加算演出表示処理(ステップS648)を実行した後、サブ統合制御装置83は、保留非加算処理を終了し、リターンする。
図28は、保留図柄を表示する一例を示す説明図である。図28には、図19と同様に、図柄の可変表示を実現する画面500が図示されている。図28の画面500は、先読み演出(変化演出を含む)および段階演出を実行することなく、図20(a)の状態から図20(c)の状態へと演出表示を更新する特定期間に保留記憶が増加した場合(図16CのステップS642:「YES」)における特定の演出表示を実施する様子を示す。
図28(a)は、図20(b)の状態に続いて、保留図柄表示領域411,412,413,414における各保留図柄が次の表示領域への移動の途中にある画面500を示す。図28(a)の画面500では、演出図柄表示領域300L,300C,300Rには、図20(b)の状態から引き続き、演出図柄が確定表示されている。
図28(b)は、図28(a)の状態に続いて、特定期間に新たな保留記憶が発生した場合における特定の演出表示を実行する画面500の一例を示す。図28(b)の画面500では、保留図柄表示領域411,412,413,414における各保留図柄が次の表示領域への移動の途中において、保留図柄表示領域414に特定演出図柄160が表示される。特定演出図柄160は、保留図柄を覆い隠す煙を模した図柄である。図28(b)の画面500では、演出図柄表示領域300L,300C,300Rには、図28(a)の状態から引き続き、演出図柄が確定表示されている。
図28(c)は、図28(b)の状態に続く画面500の一例を示す。図28(c)の画面500では、保留図柄表示領域411,412,413,414における各保留図柄が次の表示領域への移動を完了し、演出図柄表示領域300L,300C,300Rにおいて演出図柄の可変表示が開始された後、保留図柄表示領域414には、特定演出図柄160が消去され、特定演出図柄160の裏に隠されていた円形の保留図柄110が表示される。本実施形態では、特定の演出表示は、特定演出図柄160を表示した後に特定演出図柄160を消去して保留図柄110を表示する一連の演出表示である。その後、図28(c)の状態から所定のタイミングで、演出図柄表示領域300L,300C,300Rにおいて演出図柄が確定表示された後、保留図柄の演出表示が更新される。
図29は、保留図柄を表示する一例を示す説明図である。図29には、図19と同様に、図柄の可変表示を実現する画面500が図示されている。図29の画面500は、非加算演出表示処理(ステップS644)に基づく非加算演出表示を実施する様子を示す。
図29(a)は、図28(a)と同様であり、保留図柄表示領域411,412,413,414における各保留図柄が次の表示領域への移動の途中にある画面500を示す。図29(a)の画面500では、演出図柄表示領域300L,300C,300Rには、図20(b)の状態から引き続き、演出図柄が確定表示されている。
図29(b)は、図29(a)の状態に続いて、非加算演出表示を実行する画面500の一例を示す。図29(b)の画面500では、保留図柄表示領域411,412,413,414における各保留図柄が次の表示領域への移動の途中において、保留図柄表示領域414に特定演出図柄160が表示される。特定演出図柄160は、保留図柄を覆い隠す煙を模した図柄である。図29(b)の画面500では、演出図柄表示領域300L,300C,300Rには、図29(a)の状態から引き続き、演出図柄が確定表示されている。
図29(c)は、図29(b)の状態に続く画面500の一例を示す。図29(c)の画面500では、保留図柄表示領域411,412,413,414における各保留図柄が次の表示領域への移動を完了し、演出図柄表示領域300L,300C,300Rにおいて演出図柄の可変表示が開始された後、保留図柄表示領域414には、特定演出図柄160が消去され、保留図柄表示領域414が空欄となる。本実施形態では、非加算演出表示は、特定演出図柄160を表示した後に特定演出図柄160を消去して保留図柄表示領域414を空欄にする一連の演出表示である。その後、図29(c)の状態から所定のタイミングで、演出図柄表示領域300L,300C,300Rにおいて演出図柄が確定表示された後、保留図柄の演出表示が更新される。
以上説明した実施形態によれば、保留記憶手段に記憶されている乱数の個数が当否判定処理によってN個から(N−1)個に減少する際に始まる特定期間において保有記憶手段に新たな乱数が記憶された場合に、特定演出図柄160の後に保留図柄110を表示することによって特定の演出表示を実行するため、保留満タン状態から1つの保留記憶が消化されたか否かのタイミングで遊技球が始動口に入球した場合に、その入球に基づいて保留記憶が実施されたか否かを、特定の演出表示の有無によって遊技者に認識させることができる。したがって、特定期間における保留記憶に対する遊技者の興趣を向上させることができる。
また、特定の演出表示と一部の演出が共通する非加算演出表示を実行するため、保留満タン状態から1つの保留記憶が消化されたか否かのタイミングで遊技球が始動口に入球した場合に、特定期間における保留記憶に対する遊技者の興趣をいっそう向上させることができる。
C.他の実施形態
本明細書に開示する技術は、上述した実施形態、実施例および変形例に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現できる。例えば、上述した実施形態、実施例および変形例における技術的特徴のうち、発明の概要の欄に記載した各形態における技術的特徴に対応するものは、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えおよび組み合わせることができる。また、本明細書中に必須なものとして説明されていない技術的特徴については、適宜、削除できる。例えば、本発明は、パチンコ機台内に所定数の遊技球が封入され、封入された遊技球を遊技盤の遊技領域に向けて発射するとともに、発射された遊技球を回収し、回収した遊技球を再度発射することで内部の所定数の遊技球を循環的に使用して遊技を行う封入式パチンコ機に適用してもよい。
特定の演出表示は、上述の態様に限らず、保留図柄を増加させる通常の演出表示と異なる態様であればよく、例えば、保留図柄を下から上に登場させる演出表示であってもよいし、通常の演出表示より保留図柄を表示するタイミングを遅延させる演出表示であってもよい。
1…遊技盤
2a…外レール
2b…内レール
3…遊技領域
4…遊技釘
5…センターケース
6…演出図柄表示装置
7…普通図柄表示装置
8…普図保留数表示装置
9…特図表示装置
11…第1始動口
12…第2始動口
12b…普電役物ソレノイド
14…大入賞口
14b…大入賞口ソレノイド
17…普通図柄作動ゲート
18…特図保留数表示装置
20…払出モータ
23…サブ統合制御装置
24…CRユニット端子板
25…精算表示装置
26…ランプ
30…発射モータ
31…普通入賞口
39…シリンダ錠
50…パチンコ機
51…外枠
52…前枠
53…ヒンジ
55…上皿
56…CRユニット
57…球貸ボタン
58…精算ボタン
59…残高表示器
61…板ガラス
63…下皿
64…発射ハンドル
65…枠側装飾ランプ
66…スピーカ
67…演出ボタン
68…ジョグダイヤル
69…十字ボタン
70…内枠
71…球タンク
72…タンクレール
73…払出ユニット
78…外部接続端子板
80…主制御装置
81…払出制御装置
82…演出図柄制御装置
83…サブ統合制御装置
84…発射制御装置
85…電源基板
87…ホールコンピュータ
90…図柄表示装置中継端子板
110…保留図柄
120…保留図柄
130…保留図柄
140…保留図柄
150…特定保留図柄
160…特定演出図柄
300C…演出図柄表示領域
300L…演出図柄表示領域
300R…演出図柄表示領域
411…保留図柄表示領域
412…保留図柄表示領域
413…保留図柄表示領域
414…保留図柄表示領域
420…変動中保留図柄表示領域
500…画面

Claims (4)

  1. 遊技球の始動口への入球に基づいて抽出される乱数を、所定の上限個数であるN個まで記憶する保留記憶手段と、
    前記保留記憶手段に記憶された乱数に基づいて、大当りか否かの当否を示す抽選結果を判定する当否判定処理を実行する当否判定手段と、
    前記当否判定手段による前記抽選結果が大当りを示す場合、通常遊技より遊技者に有利な大当り遊技を実行する大当り遊技手段と、
    前記保留記憶手段に記憶されている前記乱数の個数を示す演出表示を実行する演出表示装置と
    を備える弾球遊技機であって、
    前記保留記憶手段に記憶されている乱数の個数が前記当否判定処理によってN個から(N−1)個に減少する際に始まる特定期間において、前記保留記憶手段に新たな乱数が記憶された場合、前記演出表示装置は、前記特定期間に新たな乱数が記憶されたことを示す特定の演出表示を実行することを特徴とする弾球遊技機。
  2. 請求項1に記載の弾球遊技機であって、
    前記特定期間は、前記保留記憶手段に記憶されている乱数の個数が前記当否判定処理によってN個から(N−1)個に減少する際に始まり、前記演出表示装置において前記乱数の個数として(N−1)個を示す演出表示への更新が少なくとも完了するまでの期間であることを特徴とする弾球遊技機。
  3. 請求項1または請求項2に記載の弾球遊技機であって、
    更に、前記当否判定処理に先立って、前記保留記憶手段に記憶される前記乱数に基づく前記抽選結果が大当りか否かを判定する先読み判定処理を実行する先読み判定手段を備え、
    前記演出表示装置は、前記先読み判定処理に基づいて、前記保留記憶手段に記憶されている前記乱数の抽選結果が大当りとなる期待度を示す演出表示を、所定の確率で実行し、
    前記特定期間において前記保留記憶手段に記憶される乱数に対して前記先読み判定処理に基づく演出表示を実行する確率は、前記他の期間において前記保留記憶手段に記憶される乱数に対して前記先読み判定処理に基づく演出表示を実行する確率より高いことを特徴とする弾球遊技機。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の弾球遊技機であって、更に、
    前記保留記憶手段による新たな乱数の記憶に応じて保留発生音を出力する保留発生音出力手段と、
    前記特定期間において前記保留記憶手段に新たな乱数が記憶される場合、前記保留発生音の出力を前記特定の演出表示の開始以降に遅延、または、前記保留発生音の出力を回避する出力態様変更手段と
    を備えることを特徴とする弾球遊技機。
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