JP2019197101A - プローブ光ファイバ及び光ファイバ側方入出力装置 - Google Patents

プローブ光ファイバ及び光ファイバ側方入出力装置 Download PDF

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Abstract

【課題】入力効率測定やプローブ調心をすることなく高効率に光を入力できるプローブ光ファイバ及び光ファイバ側方入出力装置を提供する。【解決手段】光ファイバ側方入出力装置に配置された光ファイバ心線の曲げ部40に先端が近接され、光ファイバ心線の曲げ部に対して光を入出力するプローブ光ファイバ50であって、先端から出射した光が、光ファイバ心線の曲げ部において、光軸中心の光強度に対し、光軸から20μm離れた位置の光強度の低下が17.6dB未満の光強度プロファイルを持つことを特徴とする。【選択図】図2

Description

本開示は、光ファイバ心線を曲げ、光ファイバの側方から光を入出力する光ファイバ側方入出力装置に関する。
光ファイバを切断することなく光信号を光ファイバに入出力する技術として、既設の光ファイバ(被入力側光ファイバ)に曲げを与え、この曲げ部位に側面から別の光ファイバ(プローブ光ファイバ)を対向させ、当該プローブ光ファイバの先端部から光信号を入射すると共に、被入力側光ファイバから出射される光信号をプローブ光ファイバの先端部で受光する光ファイバ側方入出力技術が検討されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2015−040916号公報
植松他,"光ファイバ側方入力技術を用いた心線対照の曲げ損失低減に向けた検討",2015年電子情報通信学会通信ソサイエティ大会,B−13−12. 川野他,"ローカル光入出力器のプローブファイバ位置固定精度に関する検討",信学技報,OFT2014−28,Oct. 2014. T. Uematsu et. al., "High−efficiency light injection and extraction using fiber bending", OFC2017, W2A.15, Mar. 2017. 植松他、"所外8分岐スプリッタ上部での通信光モニタに向けた光ファイバ側方出力技術の検討"、信学技報、OFT2015−22,Aug. 2015.
プローブから曲げファイバへの入力効率向上のためには曲げファイバのコアへ光を結合させるため、プローブから出射するビームを絞る必要がある(例えば、非特許文献1を参照。)。しかし、ビームを絞ることで軸ずれが生じたときに入力効率が著しく低下する(非特許文献2、図6)。たとえば、10μm程度の軸ずれにより入力効率が5dB程度低下する。特に、保護チューブ付光ファイバやテープファイバ心線の場合、各個体の構造上のばらつきにより数十μm程度の軸ずれの可能性がある。このため、これらのファイバ心線に光を入力する場合には、最も入力効率が得られる位置へプローブを調心する必要がある。
しかし、現用線として用いられている光ファイバ心線を曲げ光を入出力する場合には、曲げ部より入力された光の強度がどの程度なのかを測定すること(入力効率測定)が難しく、プローブを最適位置へ調心することが困難という課題があった。また、プローブを最適位置へ調心しようとすればプローブを機械的に動かす必要があるため構造が複雑になるという課題もある。
そこで、本発明は、上記課題を解決するために、入力効率測定やプローブ調心をすることなく高効率に光を入力できるプローブ光ファイバ及び光ファイバ側方入出力装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るプローブ光ファイバは、プローブ光ファイバの先端から出射する光の光強度プロファイルを緩やかな形状とした。
具体的には、本発明に係るプローブ光ファイバは、光ファイバ側方入出力装置に配置された光ファイバ心線の曲げ部に先端が近接され、前記光ファイバ心線の曲げ部に対して光を入出力するプローブ光ファイバであって、
前記先端から出射した光が、前記光ファイバ心線の曲げ部において、光軸中心の光強度に対し、光軸から20μm離れた位置の光強度の低下が17.6dB未満の光強度プロファイルを持つことを特徴とする。
従来装置では入出力用プローブ光ファイバとして単一モードファイバやダブルクラッドファイバ(例えば、非特許文献3を参照。)などが用いられている。そして、プローブ先端に接続されたレンズにより入力光(プローブ光ファイバからの出射光)を光ファイバ心線の曲げ部のコアに光を集光させ、入力効率を向上させている。光ファイバ心線の曲げ部における光の強度分布は、図1のように入力光の光軸(プローブ光ファイバの中心軸)付近でピークとなり、光軸から離れると急激に強度が低下する形状を持つ。このため、軸ずれが生じると入力効率が大幅に低下することになる。
本発明に係るプローブ光ファイバは、従来とは逆に入力光の集光を弱め、光ファイバ心線の曲げ部における光の強度分布を、入力光の光軸付近の光強度と光軸から離れた部分の光強度との差を少なくする形状としている。このため、本発明に係るプローブ光ファイバは、入力効率の軸ずれに対するトレランスを向上させることができる。従って、本発明は、入力効率測定やプローブ調心をすることなく高効率に光を入力できるプローブ光ファイバを提供することができる。
例えば、前記プローブ光ファイバは、複数のコアを有するマルチコアファイバであり、前記複数のコアで同一の光を伝搬させて前記先端から出射することを特徴とする。また、前記プローブ光ファイバは、複数の単一コアファイバを束ねたファイババンドルであり、前記複数の単一コアファイバのコアで同一の光を伝搬させて前記先端から出射することを特徴とする。
このとき、前記コアのいずれか1つが、前記光ファイバ心線の曲げ部からの漏洩する光の受光用であることが好ましい。また、断面において、前記コアが、中心に1つ配置され、前記中心の周りで正多角形の頂点の位置に配置され、前記中心に配置された前記コアが、前記光ファイバ心線の曲げ部からの漏洩する光の受光用であることがさらに好ましい。
例えば、前記プローブ光ファイバは、コアの直径が100μm以上の大口径コアファイバであってもよい。
本発明に係る光ファイバ側方入出力装置は、
光ファイバ心線に対して長手方向に湾曲する凹部、及び前記曲げ部が与えられた前記光ファイバ心線に対して光を入出力する前記プローブ光ファイバを保持する保持部を有する第1治具と、
前記光ファイバ心線に対して長手方向に湾曲し、前記第1治具の凹部との間で前記光ファイバ心線を挟み込む凸部を有する第2治具と、
を備える。
本光ファイバ側方入出力装置は、前述したプローブ光ファイバを備えている。このため、本光ファイバ側方入出力装置は、入力効率の軸ずれに対するトレランスを向上させることができる。従って、本発明は、入力効率測定やプローブ調心をすることなく高効率に光を入力できる光ファイバ側方入出力装置を提供することができる。
本発明は、入力効率測定やプローブ調心をすることなく高効率に光を入力できるプローブ光ファイバ及び光ファイバ側方入出力装置を提供することができる。
従来の光ファイバ側方入出力装置が備えるプローブ光ファイバから出射される光の、光ファイバ心線の曲げ部における光強度分布を説明する図である。 本発明に係る光ファイバ側方入出力装置を説明する図である。 本発明に係るプローブ光ファイバの断面図である。 本発明に係るプローブ光ファイバの構造を説明する図である。 本発明に係るプローブ光ファイバから出射する光の光強度分布を説明する図である。 本発明に係るプローブ光ファイバの断面図である。 本発明に係るプローブ光ファイバの構造を説明する図である。 本発明に係るプローブ光ファイバの断面図である。 本発明に係るプローブ光ファイバの構造を説明する図である。 本発明に係るプローブ光ファイバの断面図である。 本発明に係るプローブ光ファイバから出射する光の光強度分布を説明する図である。 本発明に係るプローブ光ファイバから出射する光の光強度分布を説明する図である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(実施形態1)
図2は、本実施形態の光ファイバ側方入出力装置を説明する図である。本光ファイバ側方入出力装置は、
光ファイバ心線100に対して長手方向に湾曲する凹部21、及び光ファイバ心線100の曲げ部40に対して光Lを入出力するプローブ光ファイバ50を保持する保持部51を有する第1治具11と、
光ファイバ心線100に対して長手方向に湾曲し、第1治具11の凹部21との間で光ファイバ心線100を挟み込む凸部22を有する第2治具12と、
を備える。
光ファイバ側方入出力装置は、第1治具11と第2治具12とで光ファイバ心線100を挟み込む。そして、光ファイバ側方入出力装置は、第2治具12に押圧力を加えて第2治具12を第1治具11へ近づけ、凸部22で光ファイバ心線100を第1治具11の凹部21に沿うように曲げて曲げ部40を形成する。一方、光ファイバ側方入出力装置は、押圧力を解放することで、第1治具11と第2治具12とを離し、光ファイバ心線100の曲げを解消する。
プローブ光ファイバ50はBからの光を先端から光ファイバ心線100の曲げ部40へ出射し、当該光は曲げ部40から光ファイバ心線100に入り、A方向へ伝搬する。また、Aの方向から光ファイバ100を伝搬する光の一部は、曲げ部40から漏洩する。プローブ光ファイバ50は先端でこの漏洩した光を受光し、Bの方向へ伝搬する。例えば、プローブ光ファイバ50の先端と曲げ部40との距離は、1〜2mm程度である。
(実施形態2)
図3は、プローブ光ファイバ50の断面図である。プローブ光ファイバ50は、複数のコアを有するマルチコアファイバであり、前記複数のコアで同一の光を伝搬させて前記先端から出射することを特徴とする。図3は7コアのマルチコアファイバの例である。例えば、図4のように、プローブ光ファイバ50は、複数の単一コアファイバ53からの光をマルチコアファイバの各コアに入出力するためにマルチコアファイバファンイン52を用いてもよい。図4はプローブ光ファイバ50が7コアのマルチコアファイバの例である。
プローブ光ファイバ50は、全てのコアを光ファイバ心線100に対する光の入出力用としてもよい。一方、プローブ光ファイバ50は、いずれかのコアを光ファイバ心線100からの漏洩光を受光する出力用としてもよい。例えば、出力用コアに対応する単一コアファイバ53にサーキュレータなどを設置すれば、当該コアを入出力用として使用可能である。
図5は、マルチコアファイバのプローブ光ファイバ50の先端から出射され、光ファイバ心線100の曲げ部40へ入力される光の強度分布を説明する図である。本評価ではコア数を7とし、コアの配置は図3の通りである。図5において、横軸は図3のプローブ光ファイバ50の中心を基準としたx軸である。ここで、各コアの直径は8μm、開口数は0.14、波長は1550nmである。また、プローブ光ファイバ50の先端から光ファイバ心線100の曲げ部40までの距離は2mmである。非特許文献2に記載の単一コアのプローブ光ファイバと同様に、プローブ光ファイバ50の先端に屈折率分布型レンズが接続されたものを用いた。
本評価では、プローブ光ファイバ50のコア間隔を20、30、40μmとした場合の強度分布を示している。また比較として、非特許文献2に記載の単一コアのプローブ光ファイバから出射された入力光の強度分布も示す(一点鎖線)。なお、図5ではX軸方向の強度分布を示しているが、プローブ光ファイバ断面に対して水平方向の軸であればどの軸でも同等の結果となる。
単一コアのプローブ光ファイバの場合と比較して、プローブ光ファイバ50のほうが広範囲のXに対して高い強度分布が得られている。具体的には、プローブ光ファイバ50は、先端から出射した光が、2mm離れた光ファイバ心線100の曲げ部40において、光軸中心の光強度に対し、光軸から20μm離れた位置の光強度の低下が17.6dB未満の光強度プロファイルを持つ。
このような光強度プロファイルは、プローブ光ファイバ50が最適位置に調心されておらず軸ずれが生じていても入力効率の低下が小さいことを意味する。また、コア間隔を大きくするほど光強度分布が広がり、軸ずれに対するトレランスが向上していることがわかる。
(実施形態3)
図6は、プローブ光ファイバ50の断面図である。プローブ光ファイバ50は、複数の単一コアファイバ53を束ねたファイババンドルであり、複数の単一コアファイバ53のコアで同一の光を伝搬させて前記先端から出射することを特徴とする。例えば、図7のように、プローブ光ファイバ50は、7本の単一コアファイバ53を一端側でまとめ、プローブ光ファイバ50としたものである。単一コアファイバ53の他端はまとめない状態としておき、光源や受光器に接続する。
ファイババンドルは従来の光ファイバを束ねて構成されるため、実施形態2のマルチコアファイバの場合と比較してマルチコアファイバファンインが不要で低コストである。また、プローブ光ファイバ50は、いずれのコアを漏洩光の受光用、及び光ファイバ心線への入力用にするかが単一コアファイバの選択で可能なため、設定が容易である。
本実施形態のプローブ光ファイバ50の光強度分布も図5の通りである。軸ずれに対するトレランスに影響があるコア間隔は単一コアファイバ53の直径によって決まる。一般的な単一モードファイバなどではコア間隔は125μmとなる。また、細径ファイバを用いればコア間隔をさらに小さくできる(たとえば80μm)。
(実施形態4)
実施形態2や3で説明したプローブ光ファイバ50において、前記コアのいずれか1つが、光ファイバ心線100の曲げ部40からの漏洩する光の受光用であってもよい。図8は、実施形態3で説明したファイババンドルのプローブ光ファイバ50において中心に配置した単一コアファイバ54をダブルクラッドファイバなどの大口径ファイバとしたものである。大口径ファイバを用いることで曲げ部40からの漏洩光を多く取り込むことができ、図6のプローブ光ファイバ50と比較して受光効率(結合効率)が向上する。このため、図9のように光源と受光素子を接続することが好ましい。
本実施形態ではプローブ光ファイバ50がファイババンドルの場合で説明したが、プローブ光ファイバ50がマルチコアファイバの場合でも同様である。
(実施形態5)
実施形態2や3で説明したプローブ光ファイバ50において、断面において、前記コアが、中心に1つ配置され、前記中心の周りで正多角形の頂点の位置に配置され、前記中心に配置された前記コアが、光ファイバ心線100の曲げ部40からの漏洩する光の受光用であってもよい。
図10は、曲げ部40からの漏洩光を受光するコア(中心コア)を中心に配し、その周りに曲げ部40へ光を入射するコア(外側コア)を正多角形の頂点の位置に配置したプローブ光ファイバ50の断面図である。図10Aは外側コアを正6角形の頂点(六方最密構造)に、図10Bは外側コアを正5角形の頂点に、図10Cは外側コアを正4角形の頂点に、図10Dは外側コアを正3角形の頂点に、配したプローブ光ファイバ50の断面図である。
ファイバ(コア)の配置については図10のように中心コアに対して外側コアが対称となるように(n個のコアの場合、正n−1角形になるように)配置することが望ましい。この配置により、外側コアから出射された光が重なり合い、光ファイバ心線への入射ビームの強度分布の中心軸がプローブ光ファイバ50の中心軸と一致するため、入射ビームと漏洩光受光とで最適なプローブ調心位置が一致し、入力および出力の両方で最大の入出力効率が得られる。
図10Aのように、六方最密構造とし、中心コアを漏洩光受光用とした構造が望ましい。この構造とすることで、外側の6コアから出射された入射ビームが重なり合い、7コアすべてのコアから出射した場合と同等の入射ビームが得られるためである.図11は、六方最密構造のプローブ光ファイバ50において外側の6コアから出射され、光ファイバ心線100へ入力される光の強度分布を説明する図である。横軸はプローブ光ファイバ50の中心を基準としたx軸である.ここで、コア直径は8μm、開口数は0.14である。実線がコア間隔125μm、破線がコア間隔80μmの場合の光強度分布である。比較として従来の単一コアのプローブ光ファイバの光強度分布も一点鎖線で示している。
図11より、六方最密構造のプローブ光ファイバ50は、中心付近では従来プローブ光ファイバより光強度が低下するものの、広範囲のXにおいて光強度の低下を回避でき、入力効率が維持できることがわかる。したがって、軸ずれに対するトレランスが大幅に向上することがわかる。また、出力効率に関しては、中心コアを出力用として使用し、非特許文献4に記載のような大口径コアファイバを用いることで、高い出力効率が得られるとともに軸ずれに対して高いトレランスが得られる。以上より、六方最密構造のプローブ光ファイバ50は、光ファイバ心線100への入力と光ファイバ心線100からの出力において軸ずれに対して高いトレランスを実現できる。
なお、本実施形態ではファイババンドルのプローブ光ファイバ50で説明したが、マルチコアファイバのプローブ光ファイバ50でも同様である。また、外側コアの数を7以上としても、コアの配置を変えても、あるいはファイバアレイを用いても同様である。
(実施形態6)
本実施形態のプローブ光ファイバ50は、コアの直径が100μm以上の大口径コアファイバである。実施形態2から5で説明したプローブ光ファイバ50は、マルチコアファイバやファイババンドルである場合であって、各コアからの出力光が重ねあわされた光を光ファイバ心線100への入力光として用いていた。実施形態2から5で説明したプローブ光ファイバ50の重ね合わされた強度分布に相当する光を、一つの大口径コアのファイバ(大口径コアファイバ)を用いても出力可能である。
図12は、大口径コアファイバのコア直径に対するプローブ光ファイバ50から出力される光の強度分布を説明する図である。一点鎖線はコア径100μm、実線はコア径200μm、破線はコア径300μmの光強度分布である。図12のように、コア直径を大きくすることで光強度分布が広がり、入力効率の軸ずれトレランスが向上することがわかる。
(発明の効果)
本発明に係るプローブ光ファイバは、複数のコアから光を出射することで、従来の単一コアファイバから出射する光より光強度プロファイルをなだらかにすること(トータルの開口数を大きくすること)で、入力効率の軸ずれに対するトレランスを向上し、常に安定的な入出力効率が得られる光ファイバ側方入出力装置を実現できる。
本発明に係るプローブ光ファイバは、構造上のばらつきにより数十μm程度の軸ずれが避けられない光ファイバ心線(保護チューブ付光ファイバやテープ心線など)へ調心することなく高効率に入出力することができる。
11:第1治具
12:第2治具
21:凹部
22:凸部
40:曲げ部
50:プローブ光ファイバ
51:保持部
52:マルチコアファイバファンイン
53:単一コアファイバ
54:単一コアファイバ
100:光ファイバ心線

Claims (7)

  1. 光ファイバ側方入出力装置に配置された光ファイバ心線の曲げ部に先端が近接され、前記光ファイバ心線の曲げ部に対して光を入出力するプローブ光ファイバであって、
    前記先端から出射した光が、前記光ファイバ心線の曲げ部において、光軸中心の光強度に対し、光軸から20μm離れた位置の光強度の低下が17.6dB未満の光強度プロファイルを持つことを特徴とするプローブ光ファイバ。
  2. 前記プローブ光ファイバは、複数のコアを有するマルチコアファイバであり、前記複数のコアで同一の光を伝搬させて前記先端から出射することを特徴とする請求項1に記載のプローブ光ファイバ。
  3. 前記プローブ光ファイバは、複数の単一コアファイバを束ねたファイババンドルであり、前記複数の単一コアファイバのコアで同一の光を伝搬させて前記先端から出射することを特徴とする請求項1に記載のプローブ光ファイバ。
  4. 前記コアのいずれか1つが、前記光ファイバ心線の曲げ部からの漏洩する光の受光用であることを特徴とする請求項2又は3に記載のプローブ光ファイバ。
  5. 断面において、前記コアが、中心に1つ配置され、前記中心の周りで正多角形の頂点の位置に配置され、
    前記中心に配置された前記コアが、前記光ファイバ心線の曲げ部からの漏洩する光の受光用であることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載のプローブ光ファイバ。
  6. 前記プローブ光ファイバは、コアの直径が100μm以上の大口径コアファイバであることを特徴とする請求項1に記載のプローブ光ファイバ。
  7. 光ファイバ心線に対して長手方向に湾曲する凹部、及び前記曲げ部が与えられた前記光ファイバ心線に対して光を入出力する請求項1から6のいずれかに記載のプローブ光ファイバを保持する保持部を有する第1治具と、
    前記光ファイバ心線に対して長手方向に湾曲し、前記第1治具の凹部との間で前記光ファイバ心線を挟み込む凸部を有する第2治具と、
    を備える光ファイバ側方入出力装置。
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