JP2019196880A - 冷蔵庫の扉および冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷蔵庫扉の表面部分の歪みや変形を起こりにくくし、意匠性の低下を抑えることのできる冷蔵庫扉の構造を提供する。【解決手段】冷蔵庫1は、冷蔵室扉11を備えている。一例の冷蔵室扉11は、正面に位置する正面プレート(前面板)51と、正面プレート51に取り付けられる上方キャップ(樹脂部品)31とを備えている。正面プレート51は、端部の少なくとも一つを折り曲げて形成された折り曲げ部(例えば、上方折り曲げ部53)を有している。上方キャップ31は、折り曲げ部を覆うように取り付けられる。折り曲げ部(例えば、上方折り曲げ部53)は、上方キャップ31に対する押し付け構造(例えば、ビード56)を有している。【選択図】図8

Description

本発明は、冷蔵庫の扉、および、この扉を備えている冷蔵庫に関する。
近年、電気部品の小型化に伴って、操作パネルなどのような電気部品を冷蔵庫の扉の正面部に設置することが技術的に可能となっている。
例えば、特許文献1には、前面部分に操作パネルを備えている冷蔵庫扉が開示されている。特許文献1の冷蔵庫扉5では、前面板6に開口12が形成されており、この開口12に操作パネル16などが固定される背面カバー15が取り付けられる。また、前面板6の背面部分には、断熱材11が設けられている。
特開2004−100969号公報
このような前面部分に操作パネルを備えている冷蔵庫扉では、扉の内部に充填される発泡ウレタンの断熱厚みの差や、発泡密度の差などの影響を受けて、前面部材の表面に歪みが発生する可能性がある。また、冷蔵庫扉の前面部分の上下端に取り付けられる扉キャップ(例えば、特許文献1の扉キャップ上(7)および扉キャップ下(8))との接続部周辺においても、発泡断熱材の特性によって前面部分の表面に歪みが発生する可能性がある。
近年、冷蔵庫の意匠性を向上させるために、高光沢の鋼板を扉の前面板として使用することが増えている。しかし、高光沢の鋼板を使用することで、前面板の表面に発生した歪みがより目立ちやすくなる可能性がある。
そこで、本発明では、冷蔵庫扉の表面部分の歪みや変形を起こりにくくし、意匠性の低下を抑えることのできる冷蔵庫扉の構造を提供することを目的とする。
本発明の一局面は、冷蔵庫に設けられる扉に関する。本発明の一局面にかかる扉は、前記扉の正面に位置する前面板と、前記前面板に取り付けられる樹脂部品とを備えている。前記前面板は、端部の少なくとも一つを折り曲げて形成された折り曲げ部を有する。前記樹脂部品は、前記折り曲げ部を覆うように取り付けられる。そして、前記折り曲げ部は、前記樹脂部品に対する押し付け構造を有している。
上記の本発明の一局面にかかる扉において、前記押し付け構造は、前記樹脂部品に向かって突出する凸部であってもよい。
上記の本発明の一局面にかかる扉において、前記折り曲げ部には、切り欠き部が形成されており、前記樹脂部品には、前記切り欠き部と接触する当接部が形成されていてもよい。
上記の本発明の一局面にかかる扉において、前記樹脂部品と、前記前面板の前記折り曲げ部との間には、シール部材が配置されていてもよい。
上記の本発明の一局面にかかる扉において、前記樹脂部品は、前記扉の上端部、下端部、および側端部の少なくとも何れかに配置されるキャップ部材であってもよい。
上記の本発明の一局面にかかる扉において、前記樹脂部品は、前記前面板に形成された開口部に嵌め込まれる操作パネルを搭載するための操作パネル用部品であってもよい。
上記の本発明の一局面にかかる扉において、前記前面板には、前記操作パネルに隣接する位置にフックが設けられていてもよい。
本発明のもう一つの局面は、冷蔵庫に関する。この冷蔵庫は、本発明の一局面にかかる冷蔵庫扉を備えている。
以上のように、本発明の一局面によれば、冷蔵庫扉の表面部分の歪みや変形を起こりにくくし、冷蔵庫扉の正面部分の意匠性の低下を抑えることができる。
本発明の一実施の形態にかかる冷蔵庫の外観を示す正面図である。 図1に示す冷蔵庫に備えられた右側の冷蔵室扉の構成を示す斜視図である。 図1に示す冷蔵庫に備えられた右側の冷蔵室扉の構成を示す正面図である。 図2に示す冷蔵室扉を構成する正面プレートと上方キャップとを分解した状態で示す斜視図である。 図2に示す冷蔵室扉を構成する正面プレートの構成を示す斜視図である。 図2に示す冷蔵室扉を構成する上方キャップの構成を示す斜視図である。 図2に示す冷蔵室扉を構成する上方キャップの構成を示す斜視図である。 図3に示す冷蔵室扉のA−A線部分の構成を示す断面図である。 図3に示す冷蔵室扉のB−B線部分の構成を示す断面図である。 図3に示す冷蔵室扉のC−C線部分の構成を示す断面図である。 図3に示す冷蔵室扉のD−D線部分の構成を示す断面図である。 第2の実施形態にかかる冷蔵庫に備えられた冷蔵室扉の構成を示す正面図である。 図12に示す冷蔵室扉に備えられた操作パネルの外観を示す正面図である。 図13に示す操作パネルのX−X線部分の構成を示す断面模式図である。 従来の冷蔵庫に備えられた操作パネルの内部構成を示す断面模式図である。 図15に示す操作パネルを構成するパネル収容部品を示す斜視図である。 従来の冷蔵庫に備えられた操作パネルの内部構成を示す断面模式図である。 第3の実施形態にかかる冷蔵庫に備えられた冷蔵室扉の構成を示す斜視図である。 図18に示す冷蔵室扉の操作パネル周辺の構成を示す正面図である。 図19に示す冷蔵室扉のY−Y線部分の構成を示す断面模式図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の各実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
〔第1の実施形態〕
<冷蔵庫の全体構成>
図1には、本実施形態にかかる冷蔵庫1の正面側の構成を示す。冷蔵庫1は、上段に第1の冷蔵室、中段に第2の冷蔵室(野菜室)、および下段に第1の冷凍室を備えている。また、冷蔵庫1の中段には、製氷室および第2の冷凍室も備えられている。
なお、冷蔵庫1における各貯蔵室の構成や配置は、上記のものに限定はされない。各貯蔵室の構成および配置は、冷蔵庫の容量、用途などに応じて適宜変更することができる。
また、上段の第1の冷蔵室には、左右に分割された観音開き(フレンチドア)式の冷蔵室扉11(右側の冷蔵室扉)及び12(左側の冷蔵室扉)が設けられている。中段の第2の冷蔵室(野菜室)には、引き出し式の冷蔵室扉13が設けられている。下段の第1の冷凍室には、引き出し式の冷凍室扉14が設けられている。また、中段に製氷室および第2の冷凍室には、引き出し式の製氷室扉15または冷凍室扉16がそれぞれ設けられている。
なお、冷蔵庫1における各扉の構成は、上記のものに限定はされない。各貯蔵室の扉は、各貯蔵室の構造、用途、位置などに応じて、例えば、観音開き方式、左右の何れかの端部から開閉する方式、左右両側から開閉可能な方式、引き出し方式などを適宜採用することができる。
本実施形態では、扉が設けられている面を冷蔵庫の前面(正面)とする。そして、前面を基準にして、冷蔵庫1を通常の状態で設置した場合に存在する位置に基づいて、冷蔵庫1の各面を、上面、側面、背面、及び底面とする。したがって、本明細書中において、「前面側」または「背面側」と規定するときは、任意の位置を基準として前面又は背面が設けられている側、あるいは、任意の位置から前面又は背面へ向かう方向のことを意味する。また、本明細書では、冷蔵庫1の前面から背面へ向かう方向および冷蔵庫1の背面から前面へ向かう方向を、前後方向と呼ぶ。また、本明細書では、冷蔵庫1の一方の側面から他方の側面へ向かう方向を、左右方向と呼ぶ。さらに、本明細書においては、原則として、冷蔵庫または冷蔵室扉の「右側」とは、冷蔵庫の正面から見て右側に当たる側のことを意味し、冷蔵庫または冷蔵室扉の「左側」とは、冷蔵庫の正面から見て左側に当たる側のことを意味する。
<冷蔵室扉の構成>
続いて、冷蔵庫1に備えられた冷蔵室扉11のより具体的な構成について、図面を参照しながら説明する。冷蔵室扉11は、本発明にかかる扉の一例である。
図2および図3には、冷蔵室扉11の正面側を拡大して示す。図4には、冷蔵室扉11の正面部分を構成する正面プレート(前面板)51と、冷蔵室扉11の上端部分を構成する上方キャップ(キャップ部材)31とを分解した状態で示す。
冷蔵室扉11は、主として、正面プレート51、ドアバック(図示せず)、断熱層27(図8参照)、上方キャップ31、下方キャップ61、側方部材(サイドキャップ、キャップ部材)25、および把手26などで構成されている。上方キャップ31および下方キャップ61は、樹脂材料で形成されている。上方キャップ31および下方キャップ61は、樹脂部品の一例である。
正面プレート51は、冷蔵室扉11の正面側に位置し、冷蔵室扉11の本体部分の正面を構成する。正面プレート51は、鋼板などの金属材料で形成された略板状の部材である。ドアバック(図示せず)は、正面プレート51と対向配置され、冷蔵室扉11の背面側を構成する。正面プレート51の背面にドアバックが嵌め込まれることによって、冷蔵室扉11の本体部分の外形が形成される。断熱層27は、正面プレート51とドアバックとの間に配置される。
上方キャップ31は、正面プレート51およびドアバックの上方に取り付けられ、冷蔵室扉11の上端部を構成する。下方キャップ61は、正面プレート51およびドアバックの下方に取り付けられ、冷蔵室扉11の下端部を構成する。
側方部材25は、冷蔵室扉11の左側端部(開放端部)側に位置し、冷蔵室扉11の左側の側方部分を構成する。側方部材25の前方側には、把手26が取り付けられる。冷蔵室扉11は、把手26が取り付けられている開放端部側から開閉される。
また、冷蔵室扉11の右側端部(開放端部の反対側の端部)には、正面プレート51の側壁部52が位置する。側壁部52の上方および下方には、ヒンジ部22が設けられている。側壁部52には側方部材(図示せず)が取り付けられており、冷蔵室扉11の右側の側方部分を構成する。
断熱層27は、例えば、真空断熱材、および発泡断熱材などで構成される。真空断熱材は、シート状または板状の断熱材である。発泡断熱材には、例えば、発泡ポリウレタン(硬質ウレタンフォームともいう)などが含まれる。
真空断熱材は、冷蔵庫の筐体および各扉の内部に部分的に配置されている。真空断熱材は、グラスウールやシリカ粉末等の微細空隙を有する芯材を、ガスバリア性を有する外被材(袋状体、例えばラミネートフィルム)で覆い、外被材の内部を減圧密封して形成される。真空断熱材は、その内部空間を高真空に保ち、気相を伝わる熱量を出来る限り小さくすることにより、高い断熱効果を実現することができる。真空断熱材を構成する材料については、従来公知のものを用いることができる。
冷蔵室扉11の断熱層27を形成する際には、例えば、先ず、正面プレート51の上下両端部に上方キャップ31および下方キャップ61を取り付けるとともに、正面プレート51の開放端部に側方部材25を取り付ける。次に、正面プレート51またはドアバックの所定の位置に真空断熱材を貼り付ける。そして、正面プレート51の裏面上に発泡断熱材料を滴下する。その後、正面プレート51に対してドアバックを取り付ける。これにより、正面プレート51、ドアバック、上方キャップ31、下方キャップ61、および側方部材25などで形成された密閉空間内に断熱層27が形成される。
<正面部材およびドアバックについて>
続いて、正面プレート51、および上方キャップ31のより具体的な構成について説明する。図5は、正面プレート51の上面部分(上方折り曲げ部53の部分)を示す斜視図である。図6および図7は、上方キャップ31の斜視図である。
正面プレート51は、主として、略矩形状の板状部51aと、その周囲に設けられている側壁部52、上方折り曲げ部53、側方折り曲げ部54、および下方折り曲げ部(図示せず)とで構成されている。
側壁部52は、板状部51aの一部を折り曲げて形成されている。側壁部52は、冷蔵室扉11のヒンジ部22側に配置されている側壁であって、冷蔵室扉11のヒンジ側の端部を形成している。
上方折り曲げ部53、側方折り曲げ部54、および下方折り曲げ部は、板状部51aの各端部を略垂直に折り曲げて形成されている。各折り曲げ部の幅(前後方向の長さ)は、例えば、数ミリメートルから数センチメートル程度とすることができる。上方折り曲げ部53は、正面プレート51の上端部に形成されている。側方折り曲げ部54は、正面プレート51の開放端部に形成されている。また、図示はしていないが、下方折り曲げ部は、正面プレート51の下端部に形成されている。下方折り曲げ部は、上方折り曲げ部53と同様の構成を有する。
図5に示すように、上方折り曲げ部53には、ビード(凸部)56、切り欠き部58、および孔57などが形成されている。
ビード56は、平板上にプレス成形されたうね状の部材である。本実施形態では、ビード56は、上方キャップ31(具体的には、上方キャップ31のプレート保持空間34を形成している底部33)に向かって突出する凸形状を有している。すなわち、上方折り曲げ部53に形成されたビード56は、下方に向かって突出している。また、図示はしていないが、下方折り曲げ部に形成されたビードは、上方に向かって突出している。図5に示すように、ビード56は、孔57の周辺を除いて、上方折り曲げ部53の長手方向(正面プレート51の左右方向)に沿って形成されている。
切り欠き部58は、上方折り曲げ部53の一部を切り欠くことによって形成されている。本実施形態では、複数個(例えば、3個)の切り欠き部58が、略等間隔に離間して設けられている。正面プレート51に上方キャップ31が取り付けられた状態では、切り欠き部58は、上方キャップ31のプレート保持空間34内に形成されたプレート当たり部(当接部)36に接触(当接)する(図9参照)。これにより、上方キャップ31を正面プレート51に取り付けるときに、上方キャップ31の正面プレート51に対する位置合わせを正確に行うことができる。
孔57は、上方折り曲げ部53に形成された開口部である。本実施形態では、複数個(例えば、4個)の孔57が、略等間隔に離間して設けられている。また、一例では、各孔57は、隣接して配置されている2つの切り欠き部58の間の略中央部に設けられている。正面プレート51に上方キャップ31が取り付けられた状態では、各孔57には、上方キャップ31のプレート保持空間34内に形成された爪部38が嵌まり込む(図10参照)。
図6および図7に示すように、上方キャップ31は、主として、本体部32、ヒンジ部22、底部33、およびプレート保持空間34などで構成されている。
本体部32は、上方キャップ31の外形を主として構成している。本体部32の上方側の平面は、冷蔵室扉11の上端部を形成する。ヒンジ部22は、上方キャップ31の右側端部(開放端部の反対側の端部)に設けられている。
底部33は、本体部32の下面の一部(具体的には、上方キャップ31の前方側に位置する本体部32の先端部32aの下面の一部)と対向するように形成されている(図9など参照)。底部33は、本体部32の下面から下方および前方へ向かって突出するように形成されている。
プレート保持空間34は、底部33と、底部33と対向する本体部32の先端部32aの下面とによって形成されている空間である。プレート保持空間34は、冷蔵室扉11の左右方向に延びる空間であり、この空間内に正面プレート51の上方折り曲げ部53が差し込まれる。プレート保持空間34内には、保持リブ35、プレート当たり部(当接部)36、切り欠き部37、および爪部38などが形成されている。
保持リブ35は、プレート保持空間34内の底部33上に複数個形成されている。各保持リブ35は、略等間隔に並んで配置されている。保持リブ35は、底部33の面上に略垂直に立設している板状の部材である。
プレート当たり部36は、本体部32の下面の一部が盛り上がることによって形成されている突起状の部材である(図9参照)。プレート当たり部36は、正面プレート51の上方折り曲げ部53の切り欠き部58に対応する位置に形成されている。
切り欠き部37は、底部33の一部を切り欠くことによって形成されている。また、爪部38は、切り欠き部37と対向する位置(すなわち、切り欠き部37の上方)に配置されている。爪部38は、楔形状の突起である。爪部38および切り欠き部37は、正面プレート51の上方折り曲げ部53の孔57に対応する位置に形成されている。そして、正面プレート51に上方キャップ31が取り付けられた状態では、各爪部38は、対応する孔57に嵌まり込む(図10参照)。
<冷蔵室扉の上方部分の断面構成について>
続いて、冷蔵室扉11の上方部分の断面構成について、図8から図11を参照しながら説明する。図8から図11は、図3に示す冷蔵室扉11のA−A線部分、B−B線部分、C−C線部分、およびD−D線部分の構成をそれぞれ示す断面図である。
図3に示す冷蔵室扉11のA−A線部分は、上方キャップ31の保持リブ35の形成位置に相当する部分である。図3に示す冷蔵室扉11のB−B線部分は、上方キャップ31のプレート当たり部36および正面プレート51の切り欠き部58の形成位置に相当する部分である。図3に示す冷蔵室扉11のC−C線部分は、上方キャップ31の爪部38および正面プレート51の孔57の形成位置に相当する部分である。図3に示す冷蔵室扉11のD−D線部分は、上方キャップ31のプレート保持空間34内において、保持リブ35、プレート当たり部36、および爪部38の何れもが形成されていない部分である。
正面プレート51に上方キャップ31が取り付けられた状態では、上方キャップ31のプレート保持空間34内に上方折り曲げ部53が差し込まれている(図9など参照)。そして、上方折り曲げ部53に形成されたビード56は、プレート保持空間34内に形成されている保持リブ35に対して押し付けられた状態となっている(図8参照)。このように、本実施形態では、上方折り曲げ部53のビード56が、上方キャップ31に対する押し付け構造となっている。このような押し付け構造が形成されていることで、断熱層27が形成される冷蔵室扉11の内部空間の密閉性を高めることができる。すなわち、押し付け構造は、断熱層27を構成する発泡断熱材(発泡ウレタン)の漏れを抑制するための構造である。
また、図9に示すように、上方キャップ31のプレート保持空間34内に上方折り曲げ部53を差し込む際には、上方折り曲げ部53に形成された切り欠き部58は、プレート保持空間34内に形成されたプレート当たり部36にぶつかる位置にまで挿入される。これにより、正面プレート51に対して上方キャップ31を取り付ける際に、前後方向の位置合わせを正確に行うことができる。図8、図10、および図11に示すように、プレート保持空間34内のプレート当たり部36の形成位置以外の場所では、上方折り曲げ部53の端部は、上方キャップ31に当たっていない。すなわち、上方折り曲げ部53の端部と、プレート保持空間34を形成している底部33との間には、隙間が形成されている。
正面プレート51を構成する大判の鋼板材などは、寸法が正確に揃っておらずに数ミリメートルから数センチメートル程度の寸法ばらつきがあることが多い。このような板材を折り曲げて正面プレート51を形成する場合、上方折り曲げ部53の幅に上記の寸法ばらつきが現れる。上方折り曲げ部53を上方キャップ31のプレート保持空間34の奥まで挿入すると、上方折り曲げ部53の幅の寸法ばらつきによって冷蔵室扉11の正面プレート51と上方キャップ31の本体部32との前後位置関係にばらつきが生じてしまい、冷蔵室扉11の美観を著しく損なう。そこで、本実施形態では、上方折り曲げ部53の一部に切り欠き部58を形成する。この切り欠き部58は上方折り曲げ部53が形成された後に、折り曲げ箇所からの距離が一定の値となるように切り欠いて形成される。
その後、切り欠き部58をプレート保持空間34内に形成されたプレート当たり部36にぶつかる位置にまで挿入する。このとき、上記の通り、プレート保持空間34内のプレート当たり部36の形成位置以外の場所では、上方折り曲げ部53の端部は、上方キャップ31に当たっておらず、隙間が形成されている。このような構成とすることで、正面プレート51を構成する鋼板材の寸法を予め厳密に揃えなくとも、切り欠き部58の加工のみで、冷蔵室扉11の正面プレート51と上方キャップ31の本体部32との前後位置を揃えることができる。すなわち、この隙間は、上方キャップ31を正面プレート51に取り付ける際に遊間(あそび)の役割を果たす。
また、図10に示すように、上方キャップ31のプレート保持空間34内に上方折り曲げ部53を差し込む際には、上方折り曲げ部53に形成された孔57に上方キャップ31の爪部38が嵌め込まれる。これにより、正面プレート51と上方キャップ31との前後方向および左右方向における大まかな位置合わせを行うことができる。また、断熱層27の形成時などの冷蔵室扉11の製造過程において起こり得る正面プレート51と上方キャップ31と位置ずれや歪みの発生を抑えることができる。
なお、図11に示す冷蔵室扉11のように、正面プレート51の上端部の裏面には、シール部材171が配置されていてもよい。図8から図10では、シール部材171は図示されていないが、シール部材171は、上方折り曲げ部53の右側の端部付近から左側の端部付近にまで左右方向に延びて配置されていることが好ましい。シール部材171は、例えば、発泡スチロール、スポンジなどのように、比較的柔らかく弾力性を有する材料で形成することができる。このようなシール部材171は、断熱層27を構成する発泡断熱材(発泡ウレタン)の漏れを抑制するための補助部材としての役割を果たす。シール部材171が設けられていることで、上方キャップ31と正面プレート51との境界部分からの発泡断熱材(発泡ウレタン)の漏れをより確実に抑制することができる。
なお、図示はしていないが、正面プレート51および下方キャップ61などで構成されている冷蔵室扉11の下方部分について、上述した上端部と同様の構成が適用できる。また、正面プレート51または正面プレート51の側壁部52と側方部材25とで構成されている冷蔵室扉11の側方部分について、上述した上端部と同様の構成が適用できる。
(まとめ)
以上のように、本実施形態にかかる冷蔵庫1の冷蔵室扉11は、正面に位置する正面プレート(前面板)51と、正面プレート51に取り付けられる上方キャップ(樹脂部品)31とを備えている。正面プレート51は、端部の少なくとも一つを折り曲げて形成された折り曲げ部(例えば、上方折り曲げ部53)を有している。上方キャップ31は、この折り曲げ部を覆うように取り付けられる。折り曲げ部(例えば、上方折り曲げ部53)は、上方キャップ31に対する押し付け構造(例えば、ビード56)を有している。
上記の構成によれば、正面プレート51の折り曲げ部が上方キャップ31に押し付けられているため、断熱層27を構成する発泡断熱材(発泡ウレタン)の漏れを抑制することができる。そして、押し付け構造が、正面プレート51の正面部分を構成する板状部51aではなく、上方折り曲げ部53などの折り曲げ部に形成されていることで、正面プレート51の平坦性を維持することができる。したがって、冷蔵室扉11の正面部分に凹凸や波打ち形状などが形成されて、冷蔵庫1の正面部分の意匠性が低下することを抑制することができる。
〔第2の実施形態〕
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、本発明の一態様にかかる冷蔵庫として、冷蔵庫扉(例えば、冷蔵室の扉)に操作パネルが備えられている冷蔵庫を例に挙げて説明する。なお、操作パネル周辺部以外の構成については、基本的に第1の実施形態と同様の構成を適用することができる。そこで、以下では、第1の実施形態とは異なる点を中心に説明する。
図12には、第2の実施形態にかかる冷蔵庫1に備えられている冷蔵室扉211の正面側の構成を示す。冷蔵室扉211は、例えば、第1の実施形態にかかる冷蔵室扉11と同じ場所に取り付けることができる。
冷蔵室扉211は、主として、正面プレート251、ドアバック(図示せず)、断熱層27(図8参照)、上方キャップ31、下方キャップ61、側方部材25、および把手26などで構成されている。正面プレート251以外の構成については、第1の実施形態と同様の構成が適用できる。
正面プレート251は、冷蔵室扉211の正面側に位置し、冷蔵室扉211の本体部分の正面を構成する。正面プレート251の右側端部(開放端部の反対側の端部)には、側壁部252が位置する。側壁部252の上方および下方には、ヒンジ部22が設けられている。
正面プレート251には、操作パネル280が設置されている。操作パネル280は、例えば、タッチセンサ、押し釦などで実現される。操作パネル280からは、ユーザが入力操作を行うことができ、冷蔵庫1の制御または設定内容の変更を行うことができる。操作パネル280を操作することによって入力された情報は、冷蔵庫1内の制御部(図示せず)へ送信される。操作パネル280は表示部を備えてもよく、表示部のみであってもよい。
操作パネル280は、正面プレート251に形成された開口部251b内に嵌め込まれている(図14参照)。これにより、正面プレート251の表面と、操作パネル280の表面とは、略面一となっている。
<操作パネル周辺の構成>
続いて、正面プレート251に取り付けられる操作パネル280周辺のより具体的な構成について説明する。図13には、操作パネル280周辺の外観を拡大して示す。図14には、図13に示す操作パネル280およびその周囲のX−X線部分の断面構成を示す。
操作パネル280は、正面プレート251の板状部251aに形成された開口部251b内に収容されている。操作パネル280は、主な構成部品として、パネル搭載部品281と、パネル収容部品(操作パネル用部品)282とを有している。
パネル搭載部品281は、樹脂材料で形成された箱状の本体部(樹脂部品)を有する。本体部の表面には、表示パネルが配置されている。表示パネルには、図13に示すように、各種操作ボタンおよび冷蔵庫1の動作内容が表示されている。表示パネルの裏面には、配線基板が配置されている。パネル搭載部品281は、パネル収容部品282の内部空間内に嵌め込まれている。
パネル収容部品282は、樹脂材料で形成された箱状の樹脂部品である。パネル収容部品282は、パネル搭載部品281の本体部よりも一回り大きな寸法を有しており、内部空間内にパネル搭載部品281を収容できるようになっている。パネル収容部品282の内部空間には、突起状の爪部283が複数個形成されている。爪部283は、パネル収容部品282の側壁282aに形成されている。
パネル収容部品282は、正面プレート251の開口部251bの周囲に形成された折り曲げ部253に対して取り付けられている。図14に示すように、パネル収容部品282は、折り曲げ部253をその外周側から覆うように取り付けられる。折り曲げ部253は、開口部251bの外周端部を折り曲げることによって形成されている。折り曲げ部253には、ビード(凸部)256、および孔257などが形成されている。
ビード256は、第1の実施形態で説明したビード56と同様の構成を有している。ビード256は、例えば、折り曲げ部253の上方側および下方側に所定の長さを有して形成されている。
孔257は、折り曲げ部253に形成された開口部である。本実施形態では、複数個の孔257が、略等間隔に離間して設けられている。正面プレート251の開口部251bにパネル収容部品282が取り付けられた状態では、各孔257には、パネル収容部品282の側壁282aに形成された爪部283が嵌まり込む(図14参照)。
ここで、比較のために、従来の冷蔵庫扉に備えられた操作パネル980の構成について、図15から図17を参照しながら説明する。図15には、操作パネル980およびその周囲の断面構成を示す。図16には、操作パネル980を構成するパネル収容部品982の背面側の外観を示す。また、図17には、操作パネル980において、パネル収容部品982にパネル搭載部品281を取り付けた際に位置ずれが発生した状態を示す。
操作パネル980は、正面プレートの板状部951aに形成された開口部951b内に収容されている。操作パネル980は、主な構成部品として、パネル搭載部品981と、パネル収容部品982とを有している。パネル搭載部品981は、パネル搭載部品281と同様の構成を有している。
パネル収容部品982は、開口部951bの端部に形成された折り曲げ部953に対して取り付けられている。折り曲げ部953は、開口部951bの外周端部を折り曲げることによって形成されている。折り曲げ部953には、複数の孔957が形成されている。
正面プレートの開口部951bにパネル収容部品982が取り付けられた状態では、各孔957には、パネル収容部品982の側壁982aに形成された爪部983aが嵌まり込む(図15参照)。これにより、正面プレートの開口部951bに対して、パネル収容部品982が固定される。
また、パネル収容部品982には、前方側の開口部の周囲に前方突起984が形成されている。また、前方突起984の周囲には、鍔部985が形成されている。正面プレートの開口部951bにパネル収容部品982が取り付けられた状態で、冷蔵室扉の内部空間に発泡断熱材料が注入されて断熱層が形成されると、前方突起984および鍔部985が正面プレートの裏面に押し付けられるような構造となる。これにより、パネル収容部品982と正面プレートの折り曲げ部953との隙間から発泡断熱材が漏れ出すことを抑制している。
また、パネル収容部品982の側壁982aには、第2の爪部983bが形成されている。第2の爪部983bは、パネル搭載部品981の背面側の端部に形成された突起983と係合する。これにより、パネル搭載部品981は、パネル収容部品982の内部空間内に取り付けられる。
しかしながら、従来の操作パネル980の構成では、正面プレートの開口部951bに対するパネル収容部品982の固定位置を正確に決めることが難しい。上述のように、パネル収容部品982は、折り曲げ部953をその外周側から覆うように取り付けられ、折り曲げ部953に形成された孔957にパネル収容部品982の側壁982aに形成された爪部983aが嵌まり込んで固定される。このとき、パネル収容部品982の側壁982a間の内寸が、正面プレートの開口部951bの開口寸法に等しいと、パネル収容部品982を折り曲げ部953の外周側に被せることが困難となり、作業性が著しく低下する。
したがって、パネル収容部品982の側壁982a間の内寸は、正面プレートの開口部951bの開口寸法よりも若干大きめに形成する必要がある。また、例えば、正面プレートの開口部951bの寸法やパネル収容部品982の寸法のバラツキもあり、図15に示すように、パネル収容部品982の側壁982aと正面プレートの開口部951bの折り曲げ部953との間には、若干の隙間が生じる。パネル収容部品982は、正面プレートの開口部951bに対して、この隙間分は移動可能となるため、発泡断熱材料の注入や発泡時の応力などによって、図17に示すように、上下方向の位置ずれが生じる場合がある。
パネル搭載部品981は、上述のとおりパネル収容部品982に対して位置決めされて固定される。そのため、パネル収容部品982が開口部951bに対して位置ずれして取り付けられていると、パネル搭載部品981は、開口部951bの中央位置からずれた状態で取り付けられる。これにより、パネル搭載部品981の表面の表示が開口部951bの何れかの端部に片寄った状態で配置されることになり、意匠性の低下につながる。
また、従来の操作パネル980の構成では、冷蔵室扉の内部空間に断熱層が形成されると、断熱材料の発泡作用によって前方突起984および鍔部985が正面プレートの裏面に押し付けられるような構造となる。これにより、正面プレートの表面に凹凸が形成される可能性があり、意匠性の低下につながり得る。
これに対して、本実施形態にかかる操作パネル280では、開口部251bの端部に形成された折り曲げ部253のビード256が、パネル収容部品282に対する押し付け構造となっている。このような押し付け構造が形成されていることで、パネル収容部品282の側壁282a間の内寸を正面プレート251の開口部251bの開口寸法よりも若干大きめに形成した場合であっても、正面プレート251の開口部251bに対するパネル収容部品282の位置決めを正確に行い易くなる。したがって、パネル収容部品282に取り付けられるパネル搭載部品281の位置決めも正確に行うことができる。そのため、パネル搭載部品281の表面の表示が開口部251bの何れかの端部に片寄った状態で配置されることを抑えることができる。
また、上記のような押し付け構造が形成されていることで、前方突起984および鍔部985を形成することなく、断熱層27が形成される冷蔵室扉11の内部空間からパネル収容部品982内へ発泡断熱材が漏れ出すことを抑制することができる。また、従来の操作パネル980の構成のように前方突起984や鍔部985を形成しなくてもよくなるので、断熱材料の発泡によって前方突起984および鍔部985が正面プレートの裏面に押し付けられて、正面プレート251の操作パネル280の周囲が盛り上がるなどして、正面プレート251の表面に凹凸が形成されることを低減できる。
さらに、パネル収容部品282の前側端部の内周部と正面プレート251の折り曲げ部253の屈曲部との間にシール部材271を設けることで、パネル収容部品282周囲における冷蔵室扉11の内部空間からパネル収容部品982内へ発泡断熱材が漏れ出すことをより抑制することができる。
以上のように、本実施形態にかかる冷蔵室扉211の構成によれば、表面部分の歪みや凹凸の発生を起こりにくくすることができる。そのため、冷蔵室扉11の正面部分の意匠性の低下を抑えることができる。
〔第3の実施形態〕
続いて、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態では、操作パネル周辺の構成が第2の実施形態とは異なる。その他の構成については、基本的に第2の実施形態と同様の構成を適用することができる。そこで、以下では、操作パネル周辺の構成を中心に説明する。
図18には、第3の実施形態にかかる冷蔵庫1に備えられている冷蔵室扉311を示す。冷蔵室扉311は、主として、正面プレート251、ドアバック(図示せず)、断熱層27(図8参照)、上方キャップ31、下方キャップ61、側方部材25、および把手26などで構成されている。正面プレート251以外の構成については、第1の実施形態と同様の構成が適用できる。また、正面プレート251については、第2の実施形態とほぼ同様の構成が適用できる。
正面プレート251には、操作パネル380が設置されている。また、操作パネル380の左右両脇には、荷物掛け部390がそれぞれ設けられている。荷物掛け部390は、操作パネル380とともに、正面プレート251の開口部251bの内部に収容されている。
図19には、操作パネル380および荷物掛け部390の周辺の外観を拡大して示す。図20には、図19に示す荷物掛け部390のY−Y線部分の断面構成を示す。
操作パネル380および荷物掛け部390は、パネル収容部品(樹脂部品)382に対して取り付けられている。操作パネル380の構成は、第2の実施形態の操作パネル280と同様の構成が適用できる。また、パネル収容部品(樹脂部品)382に対する操作パネル380の取り付け構造については、第2の実施形態と同様の構成が適用できる。
荷物掛け部390は、フック391、回転軸392、および突起393などを有している。フック391は、回転軸392に対して回転可能に取り付けられている。これにより、フック391を、パネル収容部品382の内部に収容した状態から手前側に引き出すことができる。フック391を手前に引き出すことで、食材などを収容する手提げ袋などを掛けることができる。
回転軸392は、パネル収容部品(樹脂部品)382のフック支持部388に取り付けられている。フック支持部388は、パネル収容部品382の一部分であって、パネル収容部品382の底部から前方側へ突出する部材である。
突起393は、フック391がパネル収容部品382内に収容された状態で、フック391の正面部分の下方に形成されている。フック391を使用する際には、ユーザは突起393を押すことで、フック391を手前に引き出すことができる。なお、フック391は、突起393の形成位置の近傍に重みを有していることが好ましい。これによれば、フック391から荷物を取り外すと、フック391が自重によって回転し、パネル収容部品382内に収容される。
冷蔵室扉311の正面部分にフック391が設けられていることで、例えば、買い物から帰宅した際に、食材などを収容する手提げ袋をフック391に引っ掛けることができて便利である。また、フック391を回転可能とし、非使用時には、パネル収容部品382内に収容することで、冷蔵室扉311の正面部分の平坦性を維持することができる。
操作パネル380の左右両側に荷物掛け部390が隣接して配置されていることで、正面プレート251の開口部251bの左右両側の端部には、荷物掛け部390が配置される。これにより、冷蔵室扉311を正面から見たときに、開口部251bの左右両側の端部に可動部となる荷物掛け部390が配置されていることから、操作パネル380と荷物掛け部390との間、および開口部251bと荷物掛け部390との間に隙間がされていても、荷物掛け部390が可動する際に必要な隙間と認識できるため、隙間を目立たなくさせる効果が得られる。なお、荷物掛け部390は操作パネル380の左右一方の側に隣接して配置されていてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、本明細書で説明した異なる実施形態の構成を互いに組み合わせて得られる構成についても、本発明の範疇に含まれる。
1 :冷蔵庫
11 :冷蔵室扉(冷蔵庫の扉)
27 :断熱層
31 :上方キャップ(キャップ部材)
34 :プレート保持空間
36 :プレート当たり部(当接部)
51 :正面プレート(前面板)
51a :板状部
53 :上方折り曲げ部(折り曲げ部)
56 :ビード(凸部)
58 :切り欠き部
61 :下方キャップ(キャップ部材)
71 :シール部材
211 :冷蔵室扉(冷蔵庫の扉)
251 :正面プレート(前面板)
251b :開口部
253 :折り曲げ部
271 :シール部材
280 :操作パネル
281 :パネル搭載部品
282 :パネル収容部品(操作パネル用部品)
311 :冷蔵室扉(冷蔵庫の扉)
380 :操作パネル
390 :荷物掛け部
391 :フック

Claims (8)

  1. 冷蔵庫に設けられる扉であって、
    前記扉の正面に位置する前面板と、
    前記前面板に取り付けられる樹脂部品と
    を備え、
    前記前面板は、端部の少なくとも一つを折り曲げて形成された折り曲げ部を有し、
    前記樹脂部品は、前記折り曲げ部を覆うように取り付けられ、
    前記折り曲げ部は、前記樹脂部品に対する押し付け構造を有している、扉。
  2. 前記押し付け構造は、前記樹脂部品に向かって突出する凸部である、
    請求項1に記載の扉。
  3. 前記折り曲げ部には、切り欠き部が形成されており、
    前記樹脂部品には、前記切り欠き部と接触する当接部が形成されている、請求項1または2に記載の扉。
  4. 前記樹脂部品と、前記前面板の前記折り曲げ部との間には、シール部材が配置されている、請求項1から3の何れか1項に記載の扉。
  5. 前記樹脂部品は、前記扉の上端部、下端部、および側端部の少なくとも何れかに配置されるキャップ部材である、請求項1から4の何れか1項に記載の扉。
  6. 前記樹脂部品は、前記前面板に形成された開口部に嵌め込まれる操作パネルを搭載するための操作パネル用部品である、請求項1から4の何れか1項に記載の扉。
  7. 前記前面板には、前記操作パネルに隣接する位置にフックが設けられている、請求項6に記載の扉。
  8. 請求項1から7の何れか1項に記載の扉を備えている冷蔵庫。
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