JP2000009380A - 冷蔵庫の仕切り構造 - Google Patents

冷蔵庫の仕切り構造

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JP2000009380A
JP2000009380A JP10174848A JP17484898A JP2000009380A JP 2000009380 A JP2000009380 A JP 2000009380A JP 10174848 A JP10174848 A JP 10174848A JP 17484898 A JP17484898 A JP 17484898A JP 2000009380 A JP2000009380 A JP 2000009380A
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refrigerator
partition
plate
cover
front plate
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JP10174848A
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Tomomoto Enozono
智基 榎園
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵庫の仕切り部分の構造の強度を容易に上
げることができるとともに、結露も防止できるものを提
供する。 【解決手段】 冷蔵庫と製氷室を区切る仕切部26内部
に断面コの字状の補強用空間部40を設け、この内部に
断熱材48を配し、その前面に防露パイプ50,50を
配し、さらに鉄製の前板52を配し、この前板52に下
部ヒンジ部58を取り付けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫の仕切り構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷蔵庫の冷蔵室の扉は、通常ヒンジ構造
により開閉自在となっている。このヒンジ構造を構成す
るヒンジ部材の下方の部材は、冷蔵室と冷凍室等の他の
部屋とを仕切る仕切り部分の前面に固定されている。
【0003】この構造は、図4に示すように、仕切部1
00の前面に仕切りカバー101を配し、仕切りカバー
101の前面を鉄板で構成した前板102を設け、補強
板104を仕切りカバー101内部の断熱部材106に
埋没させることによって、アンカーとしての効果を持た
せ、また、前板102の取付構造に剛性を持たせた上
で、この前板102にヒンジ部材108をネジ110で
固定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構造にお
いて、さらにヒンジ部材108の取付け強度を上げるた
めには、補強板104を大型化するか、新たに他の部分
に補強板を設けるか、或いは、ヒンジ取付け構造部品の
肉厚を増す等の方法がある。
【0005】しかしながら、これらはいずれもコストの
上昇につながるという問題点があった。
【0006】さらに、前板102の剛性を上げるには、
その肉厚を大きくする必要があるが、同時に鉄板の熱容
量も増すことになるため、庫内の冷気によって前板10
2が冷やされて、結露するのを防止するために、従来よ
り大きな熱を防露パイプ112から供給する必要があ
り、場合によっては防露パイプ112だけでは熱の供給
が不足するためそれ以外の対策部品を取り付ける必要が
あるという問題点があった。
【0007】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、冷蔵
庫の仕切り部分の構造の強度を容易に上げることができ
るとともに、結露も防止できるものを提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の冷蔵
庫の仕切り構造は、冷蔵庫のキャビネットが外箱と内箱
との組合せより構成され、この内箱に設けた仕切り部に
より2つの部屋を上下に仕切る冷蔵庫において、仕切り
部は上面と下面とよりなり、その前面は開口し、この開
口した前面に仕切りカバーが嵌め込まれ、この仕切りカ
バーの内部に水平方向に架設された補強用リブを設けた
ものである。
【0009】請求項2の冷蔵庫の仕切り構造は、請求項
1のものにおいて、補強用リブを上下に2個設け、これ
ら上下の補強用リブの後端を接続する背面部を設けるこ
とにより、断面コの字状にしたものである。
【0010】請求項3の冷蔵庫の仕切り構造は、請求項
2のものにおいて、断面コの字状の部分に断熱材を収納
したものである。
【0011】請求項4の冷蔵庫の仕切り構造は、請求項
3のものにおいて、仕切りカバーの前面に前板を配し、
前板と断熱材との間に防露パイプを配したものである。
【0012】請求項5の冷蔵庫の仕切り構造は、請求項
1のものにおいて、仕切りカバーの前面に前板を配し、
前板の前面に冷蔵庫の扉を枢支するヒンジ部材を固定し
たものである。
【0013】請求項1の冷蔵庫の仕切り構造であると、
仕切りカバー内部に水平方向に補強用リブを架設するこ
とにより、仕切部の強度を上げることができる。
【0014】請求項2の冷蔵庫の仕切り構造であると、
断面コの字状に形成することにより、仕切部の強度をよ
り上げることができる。
【0015】請求項3の冷蔵庫の仕切り構造であると、
断面コの字状の部分に断熱材を収納することにより、冷
気の漏れ及び熱の侵入を防止することができる。
【0016】請求項4の冷蔵庫の仕切り構造であると、
前板と断熱材との間に防露パイプを配することにより、
熱を適切に前板に伝えることができる。
【0017】請求項5の冷蔵庫の仕切り構造であると、
前板にヒンジ部材を固定することにより、ヒンジ構造の
強度を上げることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1〜
図3に基づいて説明する。
【0019】図3は、冷蔵庫のキャビネット10の斜視
図である。
【0020】キャビネット10は、内箱12と外箱14
とを組合わせたものであり、内箱12と外箱14との間
の空間には、発泡ウレタン等の断熱材が充填されてい
る。
【0021】このキャビネット10において、上段から
冷蔵室16、製氷室18、冷凍室20、野菜室22が配
されている。また、製氷室18の右側には、庫内温度を
切り替えることができる切替室24が設けられている。
【0022】図1は、冷蔵室16と、製氷室18及び切
替室24を仕切る仕切部26の縦断面図である。
【0023】仕切部26は、内箱12と一体成形された
ものであり、仕切部26の上面を構成する上板28と下
板30とよりなり、その前面に図2に示す仕切りカバー
32がはめ込まれている。
【0024】仕切りカバー32は、図1及び図2に示す
ように、上面板34、下面板36、左右両側板38,3
8より構成され、前後は開口している。また、仕切りカ
バー32の内部において、両側面板38の間を断面コの
字状の補強用空間部40が架設されている。この補強用
空間部40は、水平方向の上リブ42と、下リブ44
と、上リブ42,下リブ44との後端部を接続する背面
板46とより構成されている。また、この補強用空間部
40の前面は開口している。
【0025】この補強用空間部40の内部には、直方体
形状の発泡スチロールよりなる断熱材48が収納されて
いる。
【0026】この断熱材48の前面には、防露パイプ5
0が2本配されている。
【0027】2本の防露パイプ50を挟むように、補強
用空間部40の前面には、鉄板より構成される前板52
がはめ込まれている。この前板52の上部と下部は後方
に折曲され、補強用空間部40の上リブ42と下リブ4
4を挟んでいる。
【0028】上記の状態で、内箱12と外箱14の間の
空間に発泡ウレタン15を注入することにより、仕切部
26内部全体に発泡ウレタン15が充填される。そし
て、発泡ウレタン15を仕切部24内部に充填すること
により、仕切部26の上板28と下板30とを接着固定
することができる。
【0029】次に、冷蔵庫の扉の取付構造について説明
する。
【0030】図3に示すように、ヒンジ部材の一方であ
る上部ヒンジ部54は、キャビネット10の天板にネジ
56で取り付けられる。上部ヒンジ部54には、ヒンジ
カバー62を被せる。
【0031】また、下部ヒンジ部58は、図1及び図3
に示すように、仕切部26の前面右端部、すなわち鉄板
よりなる前板52にネジ60で固定される。このネジ6
0は、2本の防露パイプ50の間に位置するようにす
る。
【0032】上記構成の仕切り構造であると、下部ヒン
ジ部58に扉11を取り付けた場合に、扉11の荷重に
より下部ヒンジ部58が、図1に示すようにその先端部
が下方に引っ張られる力を受けるが、この時、前板52
も左下方向に引っ張られる方向の力を受ける。しかしな
がら、前板52の上下のフランジ部52a,52bは、
発泡ウレタン15内部に埋没しており、発泡ウレタン1
5は圧縮に対して強い強度を持っているため、前板52
が傾くのを阻止する効果を発揮できる。したがって、下
部ヒンジ部58の傾きを阻止することができる。
【0033】また、冷蔵室16と製氷室18との間に
は、温度差があるが、仕切りカバー32は合成樹脂によ
り形成されているため、熱伝導率が小さく、さらに金属
で構成された前板52との間には断熱材48が配置され
ているので、前板52の熱を奪うことを軽減でき、防露
パイプ50,50によって室温とほぼ同じ温度を保つこ
とができる。したがって、前板50に結露が発生するこ
とがない。
【0034】さらに、前板52の肉厚を大きくしても、
直接冷気と接しないため、前板50の肉厚も厚くするこ
とができる。
【0035】
【発明の効果】以上により本発明の冷蔵庫の仕切り構造
であると、仕切部の構造を特別な部品を追加することな
く上げることができる。また、仕切部の前面に結露を防
止することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す仕切部の縦断面図であ
る。
【図2】仕切りカバーの斜視図である。
【図3】キャビネットの斜視図である。
【図4】従来の仕切部の縦断面図である。
【符号の説明】
10 キャビネット 12 内箱 14 外箱 26 仕切部 32 仕切り板 40 補強用空間部 42 上リブ 44 下リブ 46 背面板 48 断熱材 50 防露パイプ 52 前板 58 下部ヒンジ部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷蔵庫のキャビネットが外箱と内箱との組
    合せより構成され、この内箱に設けた仕切り部により2
    つの部屋を上下に仕切る冷蔵庫において、 仕切り部は上面と下面とよりなり、その前面は開口し、 この開口した前面に仕切りカバーが嵌め込まれ、 この仕切りカバーの内部に水平方向に架設された補強用
    リブを設けたことを特徴とする冷蔵庫の仕切り構造。
  2. 【請求項2】補強用リブを上下に2個設け、 これら上下の補強用リブの後端を接続する背面部を設け
    ることにより、断面コの字状にしたことを特徴とする請
    求項1記載の冷蔵庫の仕切り構造。
  3. 【請求項3】断面コの字状の部分に断熱材を収納したこ
    とを特徴とする請求項2記載の冷蔵庫の仕切り構造。
  4. 【請求項4】仕切りカバーの前面に前板を配し、 前板と断熱材との間に防露パイプを配したことを特徴と
    する請求項3記載の冷蔵庫の仕切り構造。
  5. 【請求項5】仕切りカバーの前面に前板を配し、 前板の前面に冷蔵庫の扉を枢支するヒンジ部材を固定し
    たことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫の仕切り構
    造。
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