JP2019196789A - パッキン - Google Patents
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Abstract
Description
相対的に往復移動する軸とハウジングとの間の環状隙間を封止する弾性体製のパッキンにおいて、
前記軸に密着する内周リップと、
前記ハウジングに設けられた軸孔の内周面に摺動自在に設けられる外周リップと、
を備え、
前記外周リップの外周面は、
円錐面部と、
前記円錐面部上に設けられる環状の微小突起と、
が備えられていることを特徴とする。
ことができる。
密封対象流体による流体圧力が作用していない環境下で、前記環状の微小突起が設けられている部位の前記軸孔内周面に対するピーク面圧が、仮に前記環状の微小突起が設けられない場合の前記円錐面部の前記軸孔内周面に対する最大ピーク面圧に対して、2倍以上10倍未満となるように設計されているとよい。
密封対象流体による流体圧力が作用していない環境下で、前記環状の微小突起が設けられている部位の前記軸孔内周面に対するピーク面圧が、前記円錐面部のうち前記環状の微小突起が設けられていない範囲における前記軸孔内周面に対する最大ピーク面圧に対して、2倍以上10倍未満となるように設計されていることも好適である。
図1〜図5を参照して、本発明の実施例に係るパッキンについて説明する。図1は本発明の実施例に係るパッキン100の模式的断面図である。なお、本実施例に係るパッキン100は回転対称形状である。図1においては、パッキン100の中心軸線を含む面でパッキン100を切断した断面図を示している。図2はパッキン100における外周リップ120の一部拡大断面図である。図3は本発明の実施例に係るパッキン100を備える密封構造の模式的断面図である。図4は本発明の実施例に係るパッキン100における外周リップ120の軸孔内周面に対する接触圧力の分布図である。図5は比較例に係るパッキンにおける外周リップの軸孔内周面に対する接触圧力の分布図である。
特に、図3を参照して、本実施例に係るパッキン100を備える密封構造について説明する。本実施例に係る密封構造は、相対的に往復移動する軸500及びハウジング600と、これら軸500とハウジング600との間の環状隙間を封止する弾性体製のパッキン100とから構成される。パッキン100は、ゴムやウレタンなどの弾性材料により構成される。
本実施例に係るパッキン100は、環状の胴体部110と、胴体部110から径方向内側かつ高圧側(H)に伸びるように設けられる内周リップ130と、胴体部110から径方向外側かつ高圧側(H)に伸びるように設けられる外周リップ120とを備えている。内周リップ130は、軸500(より具体的には、環状溝510の溝底面)に密着するように構成される。また、外周リップ120は、ハウジング600に設けられた軸孔の内周面610に摺動自在に設けられる。以上のよう構成により、密封対象流体の流体圧力が作用していない場合でも、軸500とハウジング600との間の環状隙間は封止された状態が保たれる。また、流体圧力が作用すると、内周リップ130は径方向内側に押圧されて、外周リップ120は径方向外側に押圧されるため、より一層密封性を高める機能が発揮される。
23が設けられていない点を除けば、その他の寸法形状及び材料は同一である。この比較例に係るパッキンの場合、図5に示すように、面圧のピークは、1か所に存在する。すなわち、図5中の第3ピーク面圧P0は、外周リップにおける円錐面部と湾曲面部との境界付近の軸孔の内周面610に対する面圧に相当する。
本実施例に係るパッキン100によれば、環状の微小突起123の部分で、軸孔の内周面610に対するピーク面圧を高めることができる。これにより、外周リップ120の径を大きくすることなく、密封性の向上を図ることができる。従って、摺動抵抗が高くなってしまうことを抑制しつつ、密封性の向上を図ることができる。この点について、図4及び図5を参照して、より詳細に説明する。一般的に、図4及び図5に示すような接触圧力の分布図において、面圧分布の面積の広さは摺動抵抗にほぼ比例する。従って、面圧分布の面積が狭い程、摺動抵抗を低減させることができる。また、ピーク面圧が高い程、密封性は高くなる。以上より、図4及び図5から、本実施例に係るパッキン100によれば、摺動抵抗が高くなってしまうことを抑制しつつ、密封性の向上を図ることができることが分かる。また、外周リップ120の径を大きくする必要がないことから、組み付け性が低下してしまうこともない。
110 胴体部
120 外周リップ
121 円錐面部
122 湾曲面部
123 微小突起
130 内周リップ
500 軸
510 環状溝
600 ハウジング
610 内周面
Claims (4)
- 相対的に往復移動する軸とハウジングとの間の環状隙間を封止する弾性体製のパッキンにおいて、
前記軸に密着する内周リップと、
前記ハウジングに設けられた軸孔の内周面に摺動自在に設けられる外周リップと、
を備え、
前記外周リップの外周面は、
円錐面部と、
前記円錐面部上に設けられる環状の微小突起と、
が備えられていることを特徴とするパッキン。 - 前記環状の微小突起は、前記円錐面部のうち、前記微小突起の先端の外径が前記軸孔の内径よりも大きくなる位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のパッキン。
- 前記環状の微小突起の寸法形状は、
密封対象流体による流体圧力が作用していない環境下で、前記環状の微小突起が設けられている部位の前記軸孔内周面に対するピーク面圧が、仮に前記環状の微小突起が設けられない場合の前記円錐面部の前記軸孔内周面に対する最大ピーク面圧に対して、2倍以上10倍未満となるように設計されていることを特徴とする請求項2に記載のパッキン。 - 前記環状の微小突起の寸法形状は、
密封対象流体による流体圧力が作用していない環境下で、前記環状の微小突起が設けられている部位の前記軸孔内周面に対するピーク面圧が、前記円錐面部のうち前記環状の微小突起が設けられていない範囲における前記軸孔内周面に対する最大ピーク面圧に対して、2倍以上10倍未満となるように設計されていることを特徴とする請求項2に記載のパッキン。
Priority Applications (1)
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JP2018089868A JP2019196789A (ja) | 2018-05-08 | 2018-05-08 | パッキン |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018089868A JP2019196789A (ja) | 2018-05-08 | 2018-05-08 | パッキン |
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JP2019196789A true JP2019196789A (ja) | 2019-11-14 |
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ID=68538308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018089868A Pending JP2019196789A (ja) | 2018-05-08 | 2018-05-08 | パッキン |
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Citations (3)
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---|---|---|---|---|
JPS5167961U (ja) * | 1974-11-22 | 1976-05-29 | ||
JPH11101348A (ja) * | 1997-09-30 | 1999-04-13 | Kyoritsu Packing Kk | シール部材 |
JP2006322528A (ja) * | 2005-05-18 | 2006-11-30 | Koyo Sealing Techno Co Ltd | 密封装置 |
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2018
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Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5167961U (ja) * | 1974-11-22 | 1976-05-29 | ||
JPH11101348A (ja) * | 1997-09-30 | 1999-04-13 | Kyoritsu Packing Kk | シール部材 |
JP2006322528A (ja) * | 2005-05-18 | 2006-11-30 | Koyo Sealing Techno Co Ltd | 密封装置 |
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