JP2019195808A - タンクおよびシステムの内部を洗浄するための方法および装置 - Google Patents

タンクおよびシステムの内部を洗浄するための方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】タンクおよびシステムの内部の堆積物を、爆発技術によって除去するための方法および洗浄装置を提供する。【解決手段】内壁にケーキングがある、汚れてスラグが付いた容器および設備の内部に、洗浄装置51によって爆発性の気体混合物を与え、爆発させる。爆発圧力波が洗浄装置51の出口開口69を介して内部71に伝えられる。爆発の衝撃と、衝撃波によって振動が生じる容器の壁またはパイプの壁が、壁のケーキングおよびスラグを吹き飛ばし、表面を洗浄する。【選択図】図2

Description

本発明は、容器(タンク)および設備の内部の洗浄の分野に属する。これは、容器および設備の内部の堆積物を爆発技術によって除去するための方法および洗浄装置に関する。この洗浄装置は特に本発明に従う方法を実施するために設計される。
この方法および装置は、内壁にケーキングがある、汚れてスラグが付いた容器および設備、具体的には焼却設備の洗浄に、特に役立つ。
加熱面、たとえば、廃棄物焼却プラントまたは一般的には燃焼ボイラの加熱面は通常、大量の汚染物質または付着物に晒される。この付着物は、無機組成を有し、典型的には壁の上の灰粒子の堆積物が原因で発生したものである。高煙道ガス温度の領域の被膜は大抵非常に硬い。なぜなら、この被膜は、溶けた形態で、または、壁の上で溶けて、または、より低温のボイラ壁上で固化するときに物質が低温で溶融または凝縮することによりくっ付いて、壁の上に付着して残っているからである。このような被膜は、除去するのが非常に難しく、周知の洗浄方法では除去が不十分である。その結果、ボイラは定期的に稼働を停止させて冷却しなければならない。このようなボイラは通常非常に大きいので、火炉または炉の中に足場を建てなければならないことが多い。そのためには、さらに作業を数日または数週間中断することが必要であり、塵や埃が大量に発生するので洗浄作業員にとっては非常に不快であり健康に悪い。設備の稼働中断の本質的な1つの結果は、大抵の場合、大きな温度変化によって容器の材料そのものが損傷を受けることである。生産または収入の減少による設備停止コストは、洗浄および修繕コストに加えて、重要なコストの要素である。
たとえば設備の停止時に使用される従来の洗浄方法は、ボイラービーティング、ならびに、蒸気噴射ブラスタ、水噴射ブラスタ/煤煙ブラスタの使用、または、ショットクリーニングおよびサンドブラスティングである。
さらに、ある周知の洗浄方法の場合、冷却されたタンクまたは稼働中の高温タンクを、爆発物を導入しこれに点火することによって洗浄する。文献EP1067349に記載のこの方法では、冷却された爆発物を冷却されたランスによって、汚れた加熱面の近くまで運び、そこで炸薬に点火する。加熱面のケーキングは、爆発の衝撃によって、および、衝撃波により発生した壁の振動によって、吹き飛ばされる。この方法の場合、従来の洗浄方法と比較して洗浄時間を大幅に短縮することができる。必要な安全上の予防措置を講じておけば、焼却または燃焼炉の稼働中に、すなわち容器またはコンテナがまだ熱い状態で、洗浄を行なうことができる。したがって、従来の洗浄方法では数日を要する稼働中断を行なうことなく、このようにしてタンクを数時間以内で洗浄することが可能である。
EP1067349に記載の方法の欠点は、爆薬が必要であることである。爆発材料は高コストであることに加え、安全性に関して、たとえば事故または盗難防止のために爆薬の保管には多大な費用が必要である。加えて、高温の容器に爆発材料を導入するには、爆薬が早まって爆発しないようにするために、絶対的に信頼性があり効率的な冷却システムが必要である。
その他の洗浄方法がEP1362213B1から知られている。これも同様に、爆発を起こすための手段を利用する。しかしながら、この方法によると、爆発物の代わりに、爆発性気体混合物で膨張させることが可能な容器外被を洗浄ランスの端部に取付ける。洗浄
ランスは、空の容器外被とともにボイラ空間に導入され、洗浄する場所の近くに配置される。次に、容器外被を爆発性気体混合物で膨張させる。爆発は、容器外被の中の気体混合物に点火することによって生じ、この爆発の衝撃波によってボイラ壁上の付着物が剥がれる。容器外被は、爆発によって粉砕されて燃焼する。これはしたがって消耗材であることを意味する。
この方法および関連する装置には、爆薬を用いる上述の爆発技術と比較すると、作業に関して好適な方法であるという利点がある、したがって、たとえば、酸素と可燃性ガスとを含む気体混合物の出発成分は、爆薬と比較して調達費用が安い。さらに、上記ガスは、爆薬とは異なり、調達および取扱いに特別な許可または資格が不要なので、対応する訓練を終了した者は誰でもこの方法を実行することができる。
さらに、出発成分が洗浄ランスの別の供給管を介して導入され、したがって危険な爆発性混合物が爆発を引起す直前まで洗浄ランス内で作られないという利点もある。爆薬と比較して、気体混合物の個々の成分の取扱いは実際、危険性が大幅に低い、なぜなら、個々の成分は、せいぜい可燃性であるだけで、爆発性ではないからである。
関連する方法には、容器外被の取扱いが非常に厄介であるという欠点がある。すなわち、容器外被は、洗浄処置ごとに、毎回洗浄装置の出口開口部を介して固定しなければならない。このプロセスは時間も相当にかかるので、個々の洗浄処置は比較的長い時間を要する。
さらに、充填処置も比較的遅い。その原因は、容器外被を、損傷を与えずに制御された状態で広げて拡張させることができるよう、爆発性混合物は、比較的低い充填速度で容器外被に入れることしかできないからである。特に爆発性混合物が高速で容器外被の中に入れられると、容器外被は一緒に引張られ、発生した真空が原因で拡張しない。さらに、容器外被の個々の層は、内側で剥離する可能性がある。
加えて、拡張した容器外被は、たとえばパイプの束の場合に存在するような狭い領域には挿入できない。このことは、爆発性混合物を、洗浄しようとして、爆発させようとしている狭い領域には入れられないことを意味する。これに対し、爆発性混合物はこのような領域の外側から点火することしかできず、狭いまたは制限された領域に入る爆発波の洗浄効果には結果として限界がある。
さらに、容器外被の形態の消費材料を再度供給することを恒久的に保証しなければならない。消費材料はさらに、他のコスト要素を意味する。このため、原則的にこの容器外被は手製でなければならず、したがってこれにも費用がかかる。
加えて、容器外被を使用すると残渣が生じ、これは爆発では完全に燃焼しない。この残渣により、洗浄しようとする設備の運転に支障が生じる可能性がある。
したがって、本発明の目的は、EP1362213B1に記載の洗浄装置および関連する方法を、目標とする改善もなされた洗浄効果を得ることができるように、修正することである。特に、狭い領域にも爆発性混合物を届けることができる。
他の目的に従うと、この方法の実現は、煩わしさがより少なく、要する時間がより短く、かつより経済的である。
他の目的に従うと、洗浄方法を実行するときに発生する残渣はできる限り少ないはずである。
これらの目的は、独立請求項1および18の特徴によって達成される。本発明のさらに他の発展形および具体的な実施形態は、従属請求項、明細書、および図面から導き出される。よって、方法の請求項の特徴は、装置の請求項の特徴と適宜組合わせることが可能であり、その逆も可能である。
本発明の文脈において開示される洗浄方法は、爆発性混合物を、次に爆発させるために、洗浄しようとする場所の近傍に運ぶことに基づく。
爆発性混合物は、少なくとも爆発条件において気体である。
第1の変形に従うと、爆発性混合物は、洗浄装置に導入される気体成分から形成することができる。このことは、導入される気体成分が既に爆発性の気体混合物を形成していることを意味する。
第2の変形に従うと、爆発性混合物は、別々に洗浄装置に導入される、2つ以上、特に2つの気体成分から形成することができる。これら気体成分は、洗浄器具内の混合ゾーンにおいて混合されて爆発性の気体混合物になる。混合ゾーンは特に、供給圧管の前または供給圧管の内部に配置される。
気体成分は、これら成分が、収容空間内で爆発性混合物を形成するときに、特に洗浄器具に導入するときに気体の状態で存在することを意味する。しかしながら、出発成分とも呼ばれるこの気体成分は、圧力容器(タンク)内の圧力下では液体の状態で存在することもある。気体成分は特に、素早く蒸発する液体であってもよい。
爆発性混合物は、特に、燃料と、たとえば気体酸素または気体含有酸素等の酸化体とを含む。燃料は液体でも気体でもよい。これはたとえば、アセチレン、エチレン、メタン、エタン、プロパン、ベンゼン/石油、油等といった可燃性の炭化水素群から得られる。よって、たとえば第1の気体成分は燃料であり第2の気体成分は酸化体である。
爆発性混合物は、特に、洗浄器具の収容空間内で準備される。
この混合物は、特に、爆発を引起すための点火装置を介して点火される。
爆発の衝撃と、表面、たとえば衝撃波によって振動が生じる容器の壁またはパイプの壁が、壁のケーキングおよびスラグを吹き飛ばし、したがって、表面を洗浄する。
洗浄に必要な爆発の強度、したがって、爆発性混合物を生成するために与えられる気体成分の量は、付着物の種類、および、付着物が付いた容器の大きさと種類に関連する。爆発の調節および強度は、設備に損傷が生じないように、選択すればよく、好ましくは選択される。与えられる物質を最適に調整可能であるということは、一方では洗浄コストを削減し、他方では設備および人が危険に晒され損傷を受けるリスクを低下させる。
洗浄器具は、特に、供給管とも呼ばれる供給圧管を含み、これを介して爆発性混合物が出口開口部に導かれる。
供給圧管は、特に、供給チャネルとも呼ばれる閉じられた供給圧チャネルを形成する。これは、円形の断面を形成してもよく、直径が、150mm(ミリメートル)以下、または100mm以下、または60mm以下、特に55mm以下であってもよい。この直径は
さらに、20mm以上、30mm以上、特に40mm以上であってもよい。
供給圧管の長さは、たとえば、1m(メートル)以上、または2m以上、または3m以上、または4m以上であってもよい。
洗浄器具は、特に、出口開口部を含む出口装置を含む。出口装置は、特に、流出方向において供給圧管の次に配置される。
特に、出口装置は、供給された爆発性混合物の少なくとも一部を収容するための収容空間を形成する。特に、供給圧管および出口装置は、供給された爆発性混合物の少なくとも一部を収容するための収容空間を形成する。
収容空間は、特に、出口開口部を介して外側に開いている。
爆発性混合物は、たとえば収容空間内で、特に供給圧管内で爆発させる。この爆発の圧力波は、出口(流出)開口部を通して設備または容器の内部に伝搬する。
このような方法および関連する装置は、たとえば、例として煙道ガス洗浄設備において触媒体を除去するために、適用することができる。洗浄器具の出口開口部を通して外に出た爆発圧力波はしたがって、触媒体に作用し、付着物/堆積物を剥がす。
出口開口部は、たとえば爆発性混合物の点火および爆発中、外側に開いている。
出口開口部は、特に爆発性混合物の点火および爆発中、外側に開いている。出口開口部は、特に、爆発性混合物を収容空間に導入している間、外側に開いている。
出口開口部は、特に、爆発性混合物の導入と爆発性混合物の点火および爆発とを含む洗浄サイクル全体の間、外側に開いている。出口開口部は、特に、閉鎖不能であってもよい。
爆発性混合物の総体積は、少なくとも収容空間内の爆発性混合物の体積によって形成される。
出口開口部は、任意で、爆発性混合物を収容空間に導入する間、閉鎖してもよい。出口開口部はカバーによって閉鎖してもよい。カバーは、たとえば、装着してもよい(組付けてもよい)。カバーは可撓性であっても剛性であってもよい。カバーはプラスチック製であってもよい。カバーは板状であってもよい。カバーは、爆発性混合物の爆発によって破壊されることにより爆発圧力波が出口開口部を通って外に出る経路を解放するように、設計してもよい。爆発性混合物の総体積は、この場合、収容空間内の爆発性混合物の体積のみによって形成される。
本発明の他の局面に従うと、導入される爆発性混合物の少なくとも一部は、洗浄器具の出口開口部を介して容器または設備の内部に導入される。これにより、爆発性混合物の雲状体は内部に形成される。この雲状体を爆発させる。
この場合、爆発性混合物の総体積は、洗浄器具の収容空間内の爆発性混合物の体積と、洗浄器具の外側に形成される爆発性混合物の雲状体の体積とを含む。
雲状体は、特に、内部において、この雲状体の境界が、物理的手段を介してまたはたとえば容器外被等の障壁を介して周囲大気に対して定められるのではないことを特徴とする。これに対し、雲状体の端部領域は、周囲の大気と直に接している。
爆発性混合物の全体積に、収容空間内で、特に供給圧管内で、点火装置を介して制御された状態で点火することができる。
爆発性混合物の総体積が雲状体を含む場合は、これも、点火装置を介し、収容空間内の体積とともに、制御された状態で爆発させることができる。
点火装置の点火に有効な部品は特に洗浄器具内に配置される。点火装置の点火に有効な部品は、たとえば、供給圧管内に配置されるかまたは少なくともこれに有効に接続される。
場合によっては雲状体を含む爆発性混合物の総体積は、たとえば2秒以下の期間で生成される。この総体積は、1秒以下、好ましくは0.5秒以下、特に0.2秒以下、さらには0.1秒以下の期間内で好ましくは生成される。しかしながら、この総体積は、0.03秒以下の期間で生成してもよい。0.01〜0.2秒の期間がおそらくは最適であることがわかっている。
上記期間は、特に、収容空間への爆発性混合物の導入を含む。
上記期間は、特に、以下でさらに説明する、洗浄器具の供給圧管に少なくとも1つの気体成分を導入するための計量器具の、導入を終えるために計量器具を閉じるまでの、開口から計算される。
制御技術に関する爆発性混合物の点火および結果としての爆発は、特に、計量器具を閉鎖する時点に関して調整される。
点火は、特に、計量器具の閉鎖の直後に行なわれる。特に、点火の遅れは、非常に短い遅れでしかない。
少なくとも1つの気体成分を導入するための計量器具の開放と、爆発性混合物の点火との間の時間間隔はしたがって、具体的には同様に上記期間の範囲に含まれる。
最後に、この期間の下限は、技術的には特に少なくとも1つの気体成分を洗浄器具に導入するための計量器具の配置と切換能力によって決まる。
上記少なくとも1つの気体成分は、洗浄器具に、少なくとも1つの計量器具を介して、特に供給圧管内の爆発性混合物が爆発性混合物の総体積を形成するための衝撃波面とも呼ばれる圧力波面を形成するほどの高い速度で、導入される。
流出方向における圧力波面は、圧力波面の後ろにある爆発性混合物と圧力波面の前にある周囲大気との間の境界を形成する。
爆発性混合物は、特に、流れの方向において圧力波面の後ろで超過圧力を有する。
超過圧力は、実際の圧力と、周囲の(大気)圧との圧力差に相当する。この超過圧力は、0.5バール以上、または1バール以上、特に2バール以上であってもよい。超過圧力は、2.5バール以上でもよく、さらに3バール以上であってもよい。
爆発性混合物の点火は、特に、上記超過圧力条件になるように行なわれる。
爆発性混合物はまた、周囲の条件に対して高密度であることによっても特徴付けられる。なぜなら、圧力波面の後ろで超過圧力を有するからである。その原因は、圧力容器から導入される圧縮ガスは、点火の時点では洗浄器具内で完全には緩和されていないが、依然として超過圧力でありしたがって圧縮されていることにある。
このことは、本発明に従う条件下では、従来の開いた洗浄システムの場合よりも、単位体積当たりより多くの量の爆発性混合物が洗浄器具に導入されることを意味する。従来の開いた洗浄システムでは、気体の導入の速度が比較的遅く、気体は、爆発性混合物の形成時、少なくとも点火の時点では、周囲圧力まで弛緩している。
超過圧力下で、したがって高密度で気体成分を導入することにより、非常に短時間で大量の爆発性混合物を与えることができる。このことは、本発明に従う方法によって大量の流れを洗浄器具内に導入することおよびその点火を非常に短時間で行なうことができることを意味する。
爆発性混合物が体積が同一で密度がより高い場合、その爆発力はそれに応じて大きい。なぜなら、爆発力は、利用できる爆発性混合物の量によって決まるからである。
圧力波面は、特に、流れの方向においてその前にある周囲空気を押す。圧力波面は、特に、周囲空気を出口開口部を介して洗浄器具の外に出す。特に、爆発性混合物と周囲空気の、供給圧チャネル内または出口装置内における混合は、発生しないか発生しても最小に留まる。
爆発性混合物およびその圧力波面は、出力開口部まで、速度100m/s以上、特に200m/s以上で移動するまたは流れることができる。
出口開口部の方向に移動する爆発圧力波は、供給圧管内の爆発性混合物の点火によって作られる。爆発圧力波は非常に早い速度で伝搬する。これは特に、音速を超えており、たとえば3000m/sの領域に含まれる。
爆発の圧力は、毎回、爆発前の爆発性混合物の圧力の倍数である。爆発の圧力はたとえば初期圧力の25倍であってもよい。爆発性混合物が超過圧力を有している場合、爆発の圧力も対応する倍数分増大する。
爆発性混合物の圧力がたとえば1バール(大気圧)の場合、爆発の圧力は、25倍の約25バールに相当する。しかしながら、爆発性混合物の圧力が2バール(超過圧力領域、より高密度)であれば、爆発の圧力も25倍の約50バールである。したがって、爆発の圧力ひいては洗浄効果は、点火させようとしている爆発性混合物が洗浄器具内で超過圧力を有する場合、遥かに大きなものになる。
本発明のある側面に従うと、爆発性混合物は、圧力波面がまだ供給圧管内にあるときに点火される。本発明のある局面に従うと、爆発性混合物は、圧力波面がまだ出口装置内にあるときに点火される。
本発明のある局面に従うと、爆発性混合物の雲状体は、点火の時点ではまだ形成されていないかまたは完全には形成されていない。したがって、雲状体は、たとえば、爆発性混合物の点火の前は、形成されないまたは完全に形成されないことがある。このため、爆発性混合物を、出口開口部から、爆発性雲状体の形成の最中に、出口開口部の方向において供給圧管内で伝搬する爆発圧力波により、外に出し、直接爆発させることができる。
爆発サイクルは、燃焼機関と同様、異なる工程に分割することができる。第1工程では、供給圧管への計量器具が開放され、少なくとも1つの気体成分が、たとえば少なくとも1つの圧力容器(圧力タンク)から、圧力をかけて、洗浄器具内に導入され、爆発性の気体混合物として、供給圧管を介し出口装置まで送られる。場合によっては、出口装置を介
して出口開口部の外側で雲状体が形成される。
少なくとも1つの計量器具は、規定量の気体成分の導入後に閉鎖される。点火がこれに続いて行なわれ、形成された爆発性混合物の総体積が爆発させられる。爆発に続いて、上記少なくとも1つの計量器具を再び開放することにり、気体の爆発性混合物を収容空間内で新たに生成することができる。
爆発性混合物の全体積が非常に短時間で生成される場合は、本発明に従う方法によって、パルス状の爆発を生じさせることもできる。このことは、たとえば、爆発性混合物の適切な総体積を複数生成しそれぞれを短い時間間隔で連続的に爆発させることを意味する。
たとえば1以上の爆発を1秒で生じさせることができる。したがって2〜10の爆発を1秒以内に生じさせることが可能である。さらに、パルス状の爆発は、洗浄プロセスを支援する、設備または容器の振動を引起すことができる。
パルス状の爆発を生じさせる方法にも、各々が雲状体を含む、爆発性混合物の総体積数個分を、連続的に短時間で生成できるという利点がある。これら雲状体の体積の大きさを、個々の雲状体をより長い期間で生成する場合よりも、小さくすることができる。パルス状爆発の雲状体の体積は、たとえば1〜5リットルであってもよい。より大きな雲状体も可能である。
エッジゾーンにおける混合を原因とする損失は、特に周囲大気における流量が大きい場合、雲状体が小さいほど小さいので、雲状体の大きさが小さくても、比較的大きな爆発力が得られる。高温での自己点火のリスクも、雲状体がより小さくその形成時間が短い場合は大幅に低下する。より小さな雲状体を生じさせる場合にはさらに、洗浄器具をより小さく設計できるという利点がある。
供給圧管内で爆発性混合物が形成されると、それに伴って、供給圧管の端部における洗浄器具の出口開口部の出口で爆発性混合物から雲状体が形成される。
この時間が短いほど、混合物の点火時に、雲状体が容器または設備内部で周囲大気と相互に混合する程度は低い。
さらに、驚くべきことに、この相互の混合を妨げる、比較的大きな密度差が、たとえば高温の煙道ガス(200℃〜1000℃)からなる周囲大気と爆発性混合物との間に存在することが見出された。
しかしながら、出口開口部から出た爆発性混合物と周囲の大気との相互混合の程度は、雲状体の形成とそれに続く点火に要する時間によって決まるだけではない。むしろ、少なくとも供給圧管に接続し少なくとも1つの出口開口を形成する出口装置の形状も、決定的な要素である。
具体的には、供給圧管が突然終わると、そこから出た爆発性混合物が渦流になり、結果として薄くなることがわかっている。このため、周囲の大気、たとえば煙道ガスは、特に、爆発性混合物が高速で供給圧管から出る、出口開口部の領域で、吸入される。その結果、混合物が薄まり爆発限界を下回ることになる。混合物は、渦が形成されるために、内部におけるまたは容器もしくは設備内における周囲大気との混合の過程で希釈される。
しかしながら、爆発性混合物が薄まると、爆発能力は失われる。このようにして薄まった混合物はせいぜい燃焼するだけであるか、または、熱が大量にあっても容器または設備
内では全く何も起こらない。
爆発性混合物が供給圧管から出るときの出口速度が高いほど、渦流効果は大きい。容器または設備の内部で爆発性混合物から雲状体を生成するとき、この雲状体をできる限り迅速に生成し点火することはまさに重要である。具体的には、このような雲状体の生成および点火が素早いほど、すなわち、相互混合過程のために雲状体が薄まる程度が低いほど、雲状体を点火までより十分に保つことができる。このようにして、混合物の爆発能力が保持される。
しかしながら、このような雲状体をできる限り急速に生成しようとすると、実際、供給圧管から爆発性混合物が出る速度が速くなければならない。しかしながら、このようにすると、上記のように、供給圧管の出口の渦流により、形成される雲状体が周囲大気と相互に混合される程度が高くなる。
この問題は、今まで常に容器外被内で保護された状態で混合物が容器または設備内部に導入されてきた理由でもある。
本発明に従う洗浄器具は、供給圧管と、供給圧管の端部に配置され少なくとも1つの出口開口部を有する出口装置とを含む。
供給圧管および出口装置は、たとえば、導入された爆発性混合物の少なくとも一部を収容するための収容空間を形成する。収容空間は、たとえば少なくとも1つの出口開口部を介して外側に開いている。
洗浄器具および特にその出口装置は、たとえば、爆発性混合物を、容器または設備の内部に導入するため、かつ、容器または設備の内部で爆発性混合物から雲状体を形成するために、設計される。
少なくとも1つの出口開口部の断面積は、好ましくは少なくとも1つの供給圧管の供給圧チャネルの断面積よりも大きい。
出口装置はまた、数個の出口開口部を含み得る。さらに、数本の供給圧管が出口装置につながっていてもよい。出口装置は、特に、上記1つまたは複数の出口開口部を形成する1つまたは複数の出口本体を含む。
出口本体は、出口開口部から流れ出る爆発性混合物のための流路を形成する部分である。出口開口部は、洗浄器具から容器または設備の内部に移行する部分を示し、外に出た爆発性混合物は、この移行部では洗浄器具の内部を通っていない。
出口本体またはその流路は、爆発性混合物の収容空間の一部である。
出口本体には、爆発性混合物を、共通する供給圧管または別の供給圧管によって、供給してもよい。したがって、出口装置は、1つ以上の供給圧管に接続してもよい。出口装置はまた、爆発性混合物を個々の出口本体に導く管路分岐部を含み得る。
さらに、供給圧管は多岐管または分配空間につながっていてもよい。この多岐管または分配空間から、爆発性混合物は、開口部(通路)を介して個々の出口本体に供給される。分配空間は、たとえば、球状または半球状であってもよい。1つ以上の流れ案内要素が分配空間内に配置されてもよい。このような流れ案内要素は、たとえば衝撃ビードとして設計してもよい。
これらの場合、出口開口部の総断面積は、好ましくは1つの供給圧チャネルの断面積よりも大きく、または、複数の供給圧チャネルの総断面積よりも大きい。
分配空間内の複数の開口部の総断面積の範囲は、1つの供給圧チャネルの断面積または複数の供給圧チャネルの総断面積よりもわずかに大きいものからそれよりもわずかに小さいものまでであってもよい。
出口開口部を含む出口装置または出口本体は、好ましくはディフューザとして設計される。ディフューザは同時に爆発性混合物のための収容空間の一部を形成する。
出口装置が数個の出口本体を含む場合、これらもまた円筒形状であってもよくまたは別の幾何学的形状であってもよい。
出口装置またはその出口本体は、供給圧管の端部として設計してもよい。
ディフューザは、気体の流れの速度を低下させる部品である。これは、供給圧管から出る部分が出口開口部に向かって増大している断面拡大部によって特徴付けられる。この断面の増大は好ましくは連続的な増大である。原則的にディフューザはノズルの逆のものを表わす。
具体的には、驚くべきことに、供給圧管の端部をディフューザとして、または、出口装置の出口本体をディフューザとして設計することにより、爆発性混合物から爆発性雲状体を、この雲状体を容器外被によって保護しなくても、容器または設備の内部で形成することができることが見出された。
このディフューザによって、導入速度は、供給圧管内の高い値から、少なくとも1つの出口開口部の領域内のより低い値まで変えられる。出口開口部の直後での渦の形成したがって混合物と周囲大気との相互混合は、出口開口部に向かう爆発性混合物の速度を下げることによって、防止されるかまたは少なくとも相当減じられる。
特に出口開口部の直前で流れの速度を低下させるので、爆発性混合物は、それにもかかわらず、比較的速い速度で高圧の下、供給圧管を介して出口装置に導かれる。これにより、たとえば、雲状体を内部で素早く形成することができる。同じ効果によって、収容空間を爆発性混合物で素早く満たすことができる。
さらに、供給圧チャネルからディフューザに入る爆発性混合物の気体成分は、断面が増しているので膨張する。爆発性混合物の冷却はこのようにして行なわれる。この冷却効果は、雲状体の形成にも好都合である。なぜなら、内部を構成する、形成中の雲状体の温度は、自己点火温度よりも大幅に低いからである。容器のまたは設備の内部の周囲大気が熱いために生じる雲状体の自己点火または点火の危険性は、このようにして減じられるまたは不可能にされる。
具体的には、驚くべきことに、本発明に従う方法によって生成される爆発性混合物の雲状体は、焼却設備の内部において、周囲の温度が自己点火温度を遥かに上回っていても点火しないことが見出された。これは、先に述べたように、一方では、雲状体は容器外被の充填と比較すると非常に短時間で形成され爆発させられるので内部のこの雲状体は自己点火温度を超えるまで高温になることはないからであり、他方では、雲状体は周囲大気と相互混合されないからである。
雲状体は、高温の周囲によって自己点火温度まで加熱される前に、洗浄器具を介して制御された状態で点火される。
ディフューザは、特に、漏斗状に広がる部分を含む、または、漏斗状に広がる部分からなる。このディフューザは、特に金属からなる。これは、シート鋼/鋼板等のシート金属/金属板から製造することができる。
漏斗状ディフューザは、たとえば、例としてその長手方向軸に向かって折畳むことができるように設計してもよい。このようにして、洗浄器具の出口装置を細い開口部を通して内部に送り、畳まれていたものをそこで広げてもよい。出口装置を内部から再び引出すためには、漏斗状のディフューザを再び長手方向軸に向かって折畳む。
特に供給圧チャネルから出る流れの断面は、このディフューザがあるので、出口開口部に向かって連続的に増大する。
出口開口部に向かう供給圧管は、たとえば、漏斗状に広がる部分に合流する。この移行はたとえば連続的である。
供給圧チャネルの断面は一定であってもよい。供給圧チャネルの断面は、出口装置に向かて増大していてもよい。断面の増大は連続的であってもよい。
特に、混合ゾーン、具体的には内部のパイプの端部の領域および/またはそれに続く領域における規定された部分の断面の増大も考えられる。この断面の増大は末広がりであってもよい。
ディフューザの開口(円錐)角度は、好ましくは45°(角度の度)以下、好ましくは
30°以下、または、特に20°以下である。上記開口角度は、特に、15°以下または10°以下であってもよい。開口角度は、供給圧管の長手方向軸と、漏斗状に広がる部分の開口軸との間の角度に相当する。開口軸は、出口開口部の高さにおける、長手方向軸の方向において最も外側にある漏斗状に広がる部分の一点を、供給圧チャネルが漏斗状に広がる部分の内部に向かって開いている部分の、供給圧チャネルの一点とを、接続している。
本発明の好ましい発展形に従うと、出口開口部の最大直径に対するディフューザの長さの比率は、2:1以上、好ましくは3:1、特に少なくとも5:1以上である。ディフューザの長さは長手方向軸に沿って測定される。
本発明の好ましい他の発展形に従うと、供給圧管の内径に対する出口開口部の最大直径の比率は、3:1以上であり、特に5:1以上である。
本発明の特別な他の発展形に従うと、漏斗状に広がる部分は、少なくとも基部は指数関数的漏斗に相当する。指数関数的漏斗の断面積は、好ましくは以下の指数関数によって説明される。
A(x)=A・ekx
はこれにより漏斗の首部の断面積であり、kは漏斗の定数、すなわち漏斗の開度であり、A(x)は漏斗の首部まで距離xの場所の部分の断面積である。
本発明のさらに他の発展形に従うと、渦流要素がディフューザに配置される。渦流要素は、混合物が出る前にディフューザ内部で流速をさらに低下させる役割を果たす。
出口装置は、爆発性混合物から数個のまたは1つの共通する雲状体を形成するために設
計してもよい。
複数の出口本体の出口開口部は、異なる空間方向に整列させてもよい。
少なくとも1つの雲状体を形成するために、出口本体のさまざまな配置の変形が可能である。よって、たとえばそれぞれの出口開口部を有する出口本体は、中心または中心軸から径方向外側に向けて整列させてもよい。出口本体は特に、中心から、異なる空間方向において径方向外側に向けて整列させまたは方向付けてもよい。これらの異なる空間方向は、二次元、すなわち平面にあっても、三次元にあってもよい。
このように、出口本体は、
中心から径方向外側に向けられてもよく、出口開口部は球状または半球状の外面を定め、
平面においてすなわちたとえば円板状に、中心から径方向外側に向けて配置されてもよく、出口開口部は環状の外面を定め、または、
中心軸から径方向外側に向けられてもよく、出口開口部は円筒状の外面を定める。
出口開口部はこれにより常に径方向外側に向いている。
上記出口装置はすべて、概要説明において述べたように、特に図1および図2に示されるように、洗浄ランスの洗浄側端部に配置してもよい。
このため、たとえば、出口装置に導かれた爆発性混合物を、数個のこのような出口本体を介して容器のまたは設備の内部まで導くことができ、そこでこの爆発性混合物は共通するまたは数個の隣合う雲状体を形成する。
出口装置のある具体的な実施形態に従うと、これは、気体の流れが長手方向から側方に90°偏向するように設計される。少なくとも1つの出口開口部はこれにより側方に向けられる。出口装置は特に、2つの出口開口部が側方に向けられたT字形である。この実施形態に従うと、気体の流れはこの出口装置の中で分割され側方にそれぞれ90°偏向される。
爆発物の総体積を生成するために、少なくとも1つの気体成分が少なくとも1つの圧力容器から少なくとも1つの計量器具を介して洗浄器具内に超過圧力で導入される。1つまたは複数の圧力容器内の圧力を測定するための圧力センサを上記1つまたは複数の圧力容器に設けてもよい。
よって、第1および第2の気体成分をそれぞれ別々に、各々少なくとも1つの圧力容器から、各々少なくとも1つの計量器具を介して、洗浄器具内に導いてもよい。数種の気体成分は特に、相互の化学量論比で洗浄装置内に導かれる。
少なくとも1つの計量器具は、少なくとも1つの気体成分の計量された量をまたは一回分の量を洗浄器具内に導入する役割を果たす。計量器具は具体的にはバルブである。バルブは電磁弁であってもよい。
少なくとも1つの気体成分は、洗浄器具上の少なくとも1つの導入チャネルを介して直接または間接的に供給圧管に導入してもよい。
圧力容器は、導入の開始時に、たとえば、10バール以上、特に20バール以上等の数バールの最大圧力を有し得る。よって圧力として20〜40バールを与えてもよい。これにより、気体成分を、洗浄器具に、高圧したがって高速で導入することができる。
よって、少なくとも1つの気体成分は、50m/s(1秒当たりのメートル)を上回る、特に100m/sを超える、好都合には200m/sを超える平均速度で、導入することができる。平均速度は、たとえば200〜340m/sであってもよい。音速を超えないことが好ましい。
圧力容器は各々完全に空になるすなわち雰囲気圧力になることはないと考えることができる。よって、残留圧力は特に超過圧力を有する。残留圧力は、5バール以上、特に10バール以上、たとえば10〜15バールであってもよい。残留圧力が高いので導入時の高い速度が得られる。
少なくとも1つの気体成分の導入は、差圧の原理に従って行なうことができる。差圧法は、圧力容器内の残留圧力が、気体成分導入の完了後、超過圧力領域内にあることを特徴とする。
超過圧力に関し、圧力容器内の圧力と雰囲気圧との差の結果としてこの圧力値が生じる。雰囲気圧は具体的には圧力容器外部の圧力である。雰囲気圧はたとえば大気圧である。このことは、たとえば、1つまたは複数の圧力容器が空になり雰囲気圧まで下がることはないことを意味する。
導入する気体成分の量の制御は、圧力容器内の圧力の検出を介して行なってもよく、これら成分は、たとえば、2つ以上の気体成分の場合化学量論比でなければならない。よって、対応する公称残留圧力または差圧は、導入工程の始めにおける既知の最大圧力を想定して、導入する気体成分の量から求めることができる。計量器具は、圧力センサによって公称残留圧力が測定されるまでの間制御装置を介して開かれている。圧力センサはしたがって制御装置に接続される。
たとえば2つ以上の気体成分の場合は化学量論比でなければならない、導入する量の制御は、特に、計量器具の開放時間を通して、したがって時間で制御して、行なってもよい。
よって、計量器具を通る気体の速度は、導入工程の始めにおける既知の最大圧力を想定して、数値的にまたは経験的に求めることができる。求めたものから、開放時間と導入する気体成分との直接的な関係を導き出すことができる。計量器具の予め規定された解放時間は制御装置を介して制御される。
たとえばホースの形態の供給管は、計量器具に、この少なくとも1つの計量器具の供給側において、接続してもよい。供給管は、圧力容器から出た気体成分の供給のために設けてもよい。
供給管は、気体成分の圧力容器の一部であってもよく、または、この圧力容器を形成していてもよい。この場合の気体成分は供給管の圧力を受けている。圧力は、上記特定された値を有し得る。
酸素および可燃性ガスのための供給管は、上記ガスの種類に応じて、ガスの1つの圧力容器の一部として設計してもよく、ガスの複数の圧力容器として設計してもよい。
1種または数種類またはすべての気体成分をそれぞれ、1つ以上の計量器具を介して洗浄器具に導入してもよい。気体成分を数個の計量器具を介して洗浄器具に導入する場合、これら計量器具を共通のまたは異なる圧力容器に接続してもよい。
1つの気体成分当たりの計量器具の数も、洗浄器具に導入される気体成分の化学量論比に従って決定してもよい。
さらに、計量器具それぞれの流れ断面の相互の比率は、化学量論比であってもよい。
導入チャネルそれぞれの流れ断面の相互の比率も、化学量論比であってもよい。
非戻し弁等の非戻し(チェック)要素を、流れの方向において計量器具の下流側に配置してもよい。これら要素は計量器具を逆流から保護する。ブローバックはたとえば爆発性混合物の点火によって生じ得る。また、非戻し要素はさらに、圧力容器間における気体成分の交換を防止する。非戻し要素は特に、流れの方向において供給圧管の前に配置される。
窒素等の不活性ガスを供給するための装置を、同じ場所に、非戻し要素の代わりに配置してもよい。導入された不活性ガスは、一種の緩衝域を形成し、爆発の高温の気体による計量器具の加熱を防止する。一方、導入された不活性ガスは、ガス障壁を形成し、計量器具間における気体成分の交換を防止する。
洗浄装置はさらに、好ましくは点火装置を含む。爆発性混合物は、好ましくは供給圧管内でまたは出口装置内で、点火装置によって点火される。その結果、起こされた爆発は、洗浄器具から、ディフューザの外側の爆発性混合物の雲状体および出口装置の収容空間内の爆発性混合物に伝達される。
爆発性混合物の点火は、技術の現状から周知の手段によって行なわれる。これは好ましくは、電気的に引起された火花点火により、補助的な火炎により、または適切に装着された点火手段および点火装置の支援を受けて花火技術による点火によって、行なわれる。
点火装置は特に、電気的点火装置である。これは、点火火花または特に電気アークを点火のために形成することを特徴とする。
洗浄装置は特に制御装置を含む。制御装置はとりわけ点火装置の制御に役立つ。制御装置はさらに、具体的には洗浄器具に気体成分を導入するための計量器具の制御に役立つ。制御装置はしたがって、爆発性混合物の生成、特に雲状体の形成に役立つ。計量器具の制御および点火装置の制御は特に、制御技術に関して連係して行なわれる。
制御装置は特に、上記時間以内に計量器具を開閉するように設計される。
本発明に従う方法を実行するための洗浄器具は、特に、洗浄ランス等の長手方向部品であってもよい。このような洗浄ランスは、たとえばEP1362213B1に記載されている。そこに記載されている特徴および実施形態の変形の多くはしたがって、供給管および冷却管または供給装置の構造に関し本願に与えることができる。
長手方向部品はたとえば筒状装置として設計される。
洗浄器具、特に長手方向部品は、特に供給側端部および洗浄側端部を含み、出口開口部は洗浄側端部に配置される。特に出口装置も洗浄側端部に配置される。
供給側端部について、少なくとも1つの気体成分が洗浄器具に導入される部分がこの端部である。場合によっては、ユーザ側端部という表現も有効である。なぜなら、この端部は原則としてユーザに対向するまたはユーザの方を向いているからである。供給側端部はグリップ部を形成してもよく、ユーザはグリップ部を介して洗浄器具を掴むことができる。
洗浄側端部について、洗浄しようとする場所の方向を向いているのがこの端部である。
供給側端部は、たとえば、その内部で爆発性混合物が利用可能にされる計量装置を含む。気体成分または混合物を導入するための上記計量器具はこの計量装置に配置される。
洗浄側端部は出口開口部、特に出口装置を含む。供給圧管は、計量装置と出口開口部または出口装置との間に配置される。これは供給圧管として設計してもよい。
長手方向部品または洗浄ランスの長さは1〜数メートル、たとえば4〜10mであってもよい。
洗浄ランスはさらに、爆発性混合物を受けるための少なくとも1つの供給圧管を含む。この少なくとも1つの供給圧管は好ましくは長手方向部品の構造と一体化される。長手方向部品は、そのために筒状に設計してもよい。1つ以上の供給圧管は、長手方向部品の外部または内部における別々の導管として設計してもよく、たとえば長手方向部品に沿って延びていてもよい。
たとえば酸素と可燃性ガスの供給のための計量器具は、長手方向部品上、特に長手方向部品の供給側端部上に配置される。
計量器具は特に、これら計量器具が気体成分を間接的または直接的に長手方向部品の1つの供給圧管または複数の供給圧管に導入するように、配置される。気体成分は、長手方向部品内、たとえば混合ゾーン内で相互に混合される。
数個の計量器具を爆発性混合物に対して設けるまたは計量器具各々を1つの気体成分に対して設ける場合、これらは計量器具は、たとえば長手方向部品の長手方向において連続して配置してもよい。各々が1つの気体成分に対して設けられる数個の計量器具は、長手方向を横断する方向において関連する導入チャネルの周囲に沿い配置してもよい。
長手方向部品は、外側パイプとも呼ばれるガスリードパイプを含む。ガスリードパイプはたとえば供給圧チャネルとともに供給圧管を形成する。内側パイプがガスリードパイプの供給側端部に配置されてもよい。内側パイプは第1の気体成分のための第1の導入チャネルを形成する。第2の気体成分のための第2の環状の導入チャネルはガスリードパイプと内側パイプとの間に形成される。これら2つのパイプおよびしたがって導入チャネルは互いに同心で配置してもよい。
内側パイプの終端は、ガスリードパイプが内側パイプの端部で供給圧管内に合流するように、ガスリードパイプ内部にあってもよい。
第1の気体成分、特に可燃性ガスは少なくとも1つの第1の計量器具を介して第1の導入チャネルに導入される。第2の気体成分、特に酸素含有ガスは、少なくとも1つの第2の計量器具を介して第2の導入チャネルに導入される。2つの気体成分が混ざり合う混合ゾーンは、内側パイプの端部に続くように形成され、第1の気体成分は内側パイプから出て接続する供給圧チャネルに入る。
その結果としての気体成分は、導入チャネル双方に接続する供給圧管の供給圧チャネルを通して、爆発性混合物として洗浄側端部に導かれる。供給圧チャネルまたは供給圧管は外側パイプ(管)によって形成される。
供給装置は、計量器具の供給側に設けられる。供給装置は洗浄器具に各気体成分を供給する。供給装置はたとえば、その内部で気体成分または爆発性混合物が圧力を加えた状態
で収容される1つ以上の圧力容器を含む。
よって、計量器具は、たとえばホースの形態の供給管に接続し得る。供給管は圧力容器に接続し得る。計量器具は直接それぞれの圧力容器に接続されてもよい。
具体的なある実施形態に従うと、内側のパイプの端部の領域に断面が狭くなった部分が設けられる。この狭くなった部分は、第1の環状の導入チャネルの断面が内側のパイプの端部に向かって狭くなる、たとえば円錐形状に狭くなるという性質のものであってもよい。特に、この断面は収束していてもよい。
この狭くなった部分はさらに、内側パイプの端部に続いて、接続する供給圧チャネルの断面が供給方向にたとえば円錐状に増大する部分であってもよい。この断面は末広がりであってもよい。
内側パイプの端部は、断面が供給方向に増大する領域にあってもよい。供給方向において、最も狭い場所は、内側パイプの後ろにあってもよい。
特にこの断面の変化の幾何学的設計は、洗浄器具が内側のパイプの端部領域でラバル管を形成し気体成分が導入チャネルに適切に導入されるような性質のものであってもよい。
気体成分が導入チャネルに導入された後の導入チャネルへの気体成分の流れの方向は特に、長手方向部品の長手方向である。供給圧管内の気体混合物の流れの方向は特に、長手方向部品の長手方向である。
点火のためおよび爆発を引起すための点火装置は、たとえばこれも長手方向部品に設けられる。
洗浄装置および特に関連する洗浄器具はまた、容器上または設備上の、特に壁上の固定設備として設計してもよい。なぜなら、この洗浄装置の作業には容器外被等の消費材料が不要であるからである。このような固定設備の出口装置はしたがって、好ましくは容器または設備の内部に配置される。しかしながら、出口装置の少なくとも1つの出口開口部を、容器または設備の壁の中に配置する、またはこれと一体化することも考えられる。
固定設備として設計される本発明に従う洗浄装置は、設備自体の運営会社によって運営でき洗浄のためにサービスチームを招集する必要がないという利点を有する。これによって多大なコストを削減できる。さらに、洗浄をより頻繁に実施することができ、このことは、汚れの程度、したがって個々の洗浄プロセスの手間を、妥当な範囲の中に留めることができることを意味する。
以下、本発明の主題を、添付の図面に示される好ましい実施形態の例を用いてより詳細に説明する。各図面には以下の図が概略的に示される。
出口装置を有する、本発明に従う洗浄装置の第1の実施形態の例を示す。 出口装置を有する、本発明に従う洗浄装置の第2の実施形態の例を示す。 出口装置の他の実施形態の例を示す。 出口装置の他の実施形態の例を示す。 出口装置の他の実施形態の例を示す。 出口装置の他の実施形態の例を示す。 図5に従う出口装置の一局面を概略的に示す。 出口装置の他の実施形態の例を示す。 出口装置の他の実施形態の例を示す。 出口装置の他の実施形態の例を示す。 出口装置の他の実施形態の例を示す。 出口装置の他の実施形態の例を示す。 出口装置の他の実施形態の例を示す。 出口装置の他の実施形態の例を示す。 出口装置の他の実施形態の例を示す。 出口装置の他の実施形態の例を示す。 出口装置の他の実施形態の例を示す。 本発明に従う出口装置の供給溶液を概略的に示す。 本発明に従う出口装置の他の供給溶液を概略的に示す。 本発明に従う出口装置の他の供給溶液を概略的に示す。 出口装置の他の実施形態の例の断面図である。 図17aに従う出口装置の正面図である。 洗浄器具の混合ゾーンの具体的な実施形態を示す。 洗浄装置の他の実施形態を示す。 図19aの断面A−Aに沿う断面図である。
基本的に、図面における同一の部品には同一の参照番号が付されている。
本発明を理解し易くするために、いくつかの特徴は図面に示されていない。記載されている実施形態の例は、本発明の主題に関して代表的なものであり、限定する効果はない。
本発明に従う洗浄方法を実行するための本発明に従う洗浄装置1の第1の実施形態の例が、図1に示される。洗浄装置1は冷却可能な洗浄ランス2を含む。洗浄ランス2は、外側の包囲パイプ8と、外側の包囲パイプ8内に配置されとりわけ供給圧管を形成する内側のガスリードパイプ7とを含む。外側の包囲パイプ8は、内側のガスリードパイプ7を包んでおり、それによって環状の冷却チャネルを形成する。内側のガスリードパイプ7はとりわけ閉じられた供給圧チャネルを形成する。
洗浄ランス2は、その供給側端部4aにおいて、爆発性気体混合物を形成するための気体成分を供給するための接続部を有する計量装置を含む。
漏斗状に成形されたディフューザ5の形態の出口装置が、洗浄側端部4bで内側のガスリードパイプ7に接続されている。
洗浄ランス2には、爆発性混合物を生成するための気体成分が充填装置3を介して供給される。洗浄ランス2はさらに、制御装置17を介して制御される。制御装置17は特に、供給圧管への気体成分の供給の制御および爆発性混合物の点火の制御に役立つ。
冷却は、恒久的な冷却であってもよく、または、手動で制御される冷却であってもよい。しかしながら、制御装置17を介した冷却の制御も可能である。
爆発性混合物の生成のための気体成分の供給は、内側のガスリードパイプ7に直接または間接的に接続された2つの気体供給管10、11を介して行なわれる。
第1の気体供給管10は第1のバルブ23を介して圧力容器22に接続され、この圧力容器は第2のバルブ15を介して市販の第1のガスボトル20、たとえば酸素ボトルに接
続される。非戻りバルブ39は、第1のバルブ23と、気体供給管10が内側のガスリードパイプ7内に合流する部分との間に配置される。
第2の気体供給管11も同様に、第1のバルブ25を介して第2の圧力容器24に接続される。これは、第2のバルブ16を介して市販の第2のガスボトル21に接続される。第2のガスボトル21はしたがって、たとえばアセチレン、エチレン、またはエタンである可燃性ガスを収容している。非戻りバルブ39も同様に、第1のバルブ25と、気体供給管11が内側のガスリードパイプ7内に合流する部分との間に配置される。
圧力容器22、24には、ガスボトル20、21に代えて別のやり方で爆発性混合物を生成するための気体成分がそれぞれ供給されてもよい。
圧力容器22、24は、第2のバルブ15、16の開放後にそれぞれの気体で充填される。圧力容器の容積は、たとえば、エタン3.7リットル、酸素12.5リットルという化学量論比、またはその倍数の化学量論比の値であってもよい。たとえば充填圧力20バールが体積約110リットルの雲状体6を生成するために加えられ、充填圧力40バールが体積約220リットルの雲状体6を生成するために加えられる。当然、互いに異なる充填圧力の代わりに、均一でより高い充填圧力を加えてもよく、圧力容器は、より小さな容器を充填するために必要な気体の量しか提供しないので、完全に空になることはない。言い換えると、ここで化学量論比で気体成分を与えることは、差圧の原理に従って行なわれている。
さらに、圧力容器22、24内の圧力を、ガスボトル20、21内の圧力から独立してまたは別のやり方で圧力容器22、24内に供給される気体の圧力から独立して設定できる手段も設けてもよい。このため、ガスボトル20、21内のより高い圧力を、圧力容器22、24内で生じさせることができる。
こういった手段はたとえば圧縮機を含み得る。圧力容器内の圧力を、さらに、たとえば窒素等の他のガスを介し圧搾空気によって生成してもよく、または液圧によって生成してもよく、この場合の気体成分は圧力容器内の移動するピストンを介して所望の圧力にされる。
したがって、ガスボトル20、21内の圧力から独立して、より高い出口圧力を生成することができる。そうすれば、内側のガスリードパイプ7内に気体成分をより速く供給することができ、したがって、爆発性混合物から雲状体6をより素早く形成することができる。
このように、圧力容器22、24は、気体成分の一回分の量を供給するまたは気体成分を計量する役割を果たす。よって、この計量は、毎回、内側の気体供給パイプ7に気体成分を導入する前に行なわれる。
爆発性混合物に、爆発性混合物から雲状体6が生成されたときまたはその後に、点火装置18によって点火する。点火装置18は、洗浄ランス2に装着され、供給圧チャネル内の爆発性混合物に点火する。爆発性混合物の生成およびこの混合物の点火を含む工程を有する洗浄サイクルの開始は、制御装置17を介しスイッチ19によって起動することができる。
内側のガスリードパイプ7の周りの外側の包囲パイプ8によって形成される環状チャネルは、既に述べたように冷却チャネルとして機能する。内側のガスリードパイプ7を冷却するための粘性の冷却剤が、このチャネルを通って循環する。
洗浄ランス2はしたがって、その供給側端部4aにおいてまたはその近傍において、冷却剤供給の供給管12、13それぞれのための接続部を含む。たとえば水は第1の供給管12を通して供給され、たとえば空気は第2の供給管13を通して供給される。また、唯一の冷却剤、たとえば水の供給のために冷却剤供給管を1つだけ設けてもよい。冷却剤、たとえば水/空気混合物は、外側の包囲パイプ8と内側のガスリードパイプ7との間で導かれる。冷却剤は、洗浄ランス2が過熱されないように保護する役割を果たす。冷却剤は、矢印9によって示されるように、再び冷却側端部4bから出る。
洗浄ランス2を通して導かれ冷却側から出る冷却剤はまた、ディフューザ5を冷却する。しかしながら、冷却材が冷却側から出てディフューザを冷却することは、この実施形態の本質的な特徴ではない。
洗浄ランスの冷却チャネルへの冷却剤の供給は、適切なバルブ14を介して制御される。これらを起動することにより、冷却のオンオフを切換えることができる。バルブは、手で起動されてもよく、または制御装置を介して制御されてもよい。恒久的な冷却も同様に可能である。
このようにして設計されるランスの冷却は、好ましくは、冷却しようとしている焼却設備30の高温の内部に洗浄ランス2を導入する前に起動される。これは典型的には、洗浄ランス2が熱に晒されている間はずっとオンに切換えられたままである。このような能動的なランス冷却は、制御装置17を介し、制御装置17を介して起動されている洗浄ランス2のバルブ14によって行なうことができる。
当然ながら、ランスの供給側端部の冷却接続部を通して冷却剤を導入し、再び同じ端部に向かって逆流させることも可能である。これはたとえば一方側が閉じられている外側の包囲パイプの場合に可能であろう。
しかしながら、上記能動的な冷却は任意であり本発明に必要な特徴ではない。外側の包囲パイプ8および環状チャネルは、たとえば、受動的な冷却に対してのみ設計され断熱方式で機能してもよく、このようにして、洗浄ランス2およびその中に位置する爆発性気体混合物またはその気体成分を過熱から保護する。
本発明に従う洗浄方法を実行するために、洗浄ランス2の冷却側端部4bを、導入方向Eに、貫通開口部33を通して焼却設備30の内側31に導入し、たとえば一束のパイプ32の前に配置する。先ず第1に、第1のバルブ23、25を、その後または同時に、短時間、たとえば1秒未満開く。この間に、圧力容器22、24内の気体は、気体供給管10、11を介して洗浄ランス2の内側のガスリードパイプ7内に流れる。
気体成分は、内側のガスリードパイプ7内で混ぜ合わされて爆発性気体混合物になり、供給圧管を通してディフューザ5の方向に導かれる。供給圧管およびディフューザ5は、導入された爆発性混合物の少なくとも一部のための収容空間27を形成する。たとえば気体混合物の別の部分はディフューザ5を介して外に流れて雲状体を形成する。
基本的には、収容空間27のみを爆発性混合物で満たしてもよい。この場合はたとえばディフューザ5の外側に雲状体は形成されない。
爆発性混合物からの雲状体6の形成はたとえば0.015〜0.03秒間続く。
第1のバルブ23、25を閉じた後、爆発性混合物が、直ちにまたは選択された時間遅延後に、点火装置によって点火され、雲状体6を爆発させる。
本発明に従う図2に示される洗浄装置51の実施形態の例は、導入方向Eにおいて焼却設備70の貫通開口部76を通して焼却設備70の内部71に延在する冷却可能な洗浄ランス52を含む。
洗浄ランス52はいずれの場合も供給側端部65から洗浄側端部66まで延在するガスリードパイプ67を含み、これを通して爆発性混合物またはその気体成分が出口開口部69の方向に導かれる。ガスリードパイプ67はとりわけ、供給圧管の閉じられた供給圧チャネル78を形成する。
計量装置が供給側端部65に設けられる。ガスリードパイプ67と同心で配置される入口部とも呼ばれる入口パイプ53は、ガスリードパイプ54の中に延びている。内側のパイプ54は第1の導入チャネルを形成しガスリードパイプ67内で終端をなす。ガスリードパイプ67はこの場所で供給圧チャネルを有する供給圧管に合流する。
爆発性混合物の第1の気体成分が、内側のパイプ53を介してガスリードパイプ67に導入される。内側のパイプ53はしたがって、接続部を介して第1の気体供給管57に接続される。
ガスリードパイプ67内に爆発性混合物の第2の気体成分を供給するための第2の気体供給管56内には、環状の第2の導入チャネルがあり、これは内側のパイプ53と外側のパイプとも呼ばれるガスリードパイプ67との間に形成される。
バルブ72、73を介してガスリードパイプ67内への気体成分の供給を制御することができ、バルブ72、73は、洗浄ランス52への気体供給管56、57の接続部に直接配置される。非戻りバルブ79は、いずれの場合も、バルブ72、73と、気体供給管56、57がガスリードパイプ67内に合流する部分との間に配置される。
ガスリードパイプ67の内側のパイプ端部にある混合ゾーン内で、第1の気体成分は第2の気体成分と混ざり合って爆発性混合物になる。第1の気体成分はたとえば気体または液体燃料であってもよく、特に炭化水素化合物であってもよい。第2の気体成分は酸素または酸素含有ガスであってもよい。
スパークプラグ61を有する点火装置60がさらに洗浄ランス52に装着され、このスパークプラグは、ガスリードパイプ67の中まで延在し、ガスリードパイプ67内の爆発性混合物に電気的に点火するように設計される。
ガスリードパイプ67は包囲パイプ55によって包まれている。中にガスリードパイプ67を冷却するための冷却剤が導入される環状の冷却チャネル68が、包囲パイプ55とガスリードパイプ67との間に形成される。このために、第1および第2の冷却剤の供給のために第1および第2の冷却剤供給管58、59が接続されている第1および第2の接続部が、洗浄ランス52の供給側端部65に設けられる。第1の冷却剤は水等の冷却液であってもよく、第2の冷却剤はたとえば空気等の気体であってもよい。
バルブ74、75を介して冷却剤チャネル68内への冷却剤供給を制御することができ、バルブ74、75は、洗浄ランス52への冷却剤供給管58、59の接続部に配置されてもよい。バルブ74、75は手で起動してもよく、または制御装置を介して制御してもよい。恒久的な冷却も同様に可能である。
また、唯一の冷却剤、たとえば水の供給のために冷却剤供給管を1つのみ設けてもよい
。冷却剤、たとえば水/空気混合物はしたがって、包囲パイプ55とガスリードパイプ67との間で導かれる。冷却剤は、洗浄ランス52が過剰に加熱されないように保護する役割を果たす。
冷却剤64は、洗浄側端部66において軸方向の出口開口部を介して冷却チャネル68から出ることができる。このようにして洗浄ランス52を通して導かれる冷却剤は、次に説明するディフューザ62も冷却することができる。
このように設計されるランス冷却は、好ましくは、冷却する高温容器内に洗浄ランス52を導入する前に始動される。これは典型的には、洗浄ランス52が熱に晒されている間ずっとオンに切換えられたままである。
しかしながら、上記能動的冷却は任意であり本発明に必要な特徴ではない。
漏斗状ディフューザ62の形態の出口装置の端部には、爆発性混合物のための出口開口部69があり、出口装置は、供給側端部65の反対側にある洗浄側端部66でガスリードパイプ67に接続する。ディフューザ62は開口角αを形成する。さらに、ディフューザ62の、出口開口部69の最大直径に対するディフューザ長さの比率はL:Dである。ディフューザ62の長さLはその長手方向軸Aに沿って測定される(図1も参照)。
ガスリードパイプ67を通って高速で流れる爆発性混合物は、内部空間または内部71に入る前に、静められ、爆発性混合物と周囲雰囲気との間の境界領域における渦流が、雲状体77を形成するときに出口開口部69に続く部分で生じる。
供給圧チャネル内の供給速度約300m/s(音速)は、たとえば図1および図2に示す出口装置によって出口開口部で4m/sまで低下させることができ、これにより、雲状体を形成することが可能である。
供給圧チャネルおよびディフューザ62はまた、導入された爆発性混合物の少なくとも一部のための収容空間80を形成する。上記のように、この気体混合物の別の部分はディフューザ62を介して外側に流れ雲状体を形成することができる。
基本的に、ここでは収容空間80のみを爆発性混合物で満たすこともできる。この場合、たとえばディフューザの外側において雲状体は形成されない。
図3に示す実施形態の例に従う洗浄器具は、出口開口部95を有するディフューザ93の形態の出口装置を含む。渦流要素94が中心に配置される。渦流要素94は、供給圧管92からディフューザ93に入った爆発性混合物の流れおよび混合の速度をさらに低下させる役割を果たす。渦流要素94は供給圧管92内に固定される。渦流要素94は、流出方向Rを横断する方向に配置された小板状の要素を含む(図1も参照のこと)。
ディフューザ93はまた、導入された爆発性混合物の一部のための収容空間99を形成する。この気体混合物の別の部分はディフューザ93を介して外側に流れ雲状体96を形成する。
図3に示す出口装置およびその動作は、代わりに、ディフューザ93の収容空間99のみが爆発性混合物で満たされ爆発させられるように構成されてもよい。爆発圧力波97は出口開口部95から出て伝搬する。この場合ディフューザ93の外側において雲状体は形成されない。図3の爆発圧力波97および雲状体96はしたがって代替例を示す。
図4に示す実施形態の例に従う洗浄装置81は、切頂二十面体の形態で設計された出口
装置83を有する洗浄器具を含む。これは、漏斗状に広がった部分を表わすディフューザ84の形態の複数の出口本体を含む。ディフューザは中心から径方向外側に向けられている。出口開口部85は径方向外向きに配置されている。爆発性混合物のための供給圧チャネル88を有する供給圧管82は、二十面体の形状の出口装置83の中心まで延び、そこから爆発性混合物が漏斗状に広がった部分84内に導入される。
図5に示す実施形態の例に従う洗浄器具101の出口装置103は、球状に設計されている。これは、漏斗状に広がった部分として設計されたディフューザ104の形態の複数の出口本体を含む。ディフューザは中心から径方向外側に向けられている。出口開口部105は径方向外側を向くように配置されている。
爆発性混合物のための供給圧チャネル108を有する供給圧管102は、球状の出口装置103の中心まで延びて中心の球状分布空間111に合流している。この空間から、爆発性混合物が、球状分布空間111の周囲領域の開口部を介して径方向外側に、漏斗状に広がった部分の中に導かれる。流れ案内要素を球状分布空間111内に配置してもよい(図示せず)。
供給圧チャネル108の直径は、たとえば15〜30mm、特に20〜25mm、たとえば21mmであってもよい。
図6に示す実施形態の例に従う洗浄器具121の出口装置123は、図5に示す実施形態の例に従う出口装置103と同様に構成されている。ただし、この出口装置123は半球状に設計されているだけである。これも同様に、漏斗状に広がった部分として設計されたディフューザ124の形態の複数の出口本体を含む。ディフューザは中心から径方向外側に向けられている。出口開口部125は径方向外側を向くように配置されている。
雲状体の分解は、境界領域で壁に向かって生じることはない。なぜなら、半球状の出口装置は特に壁上に配置されるからである。半球状の出口装置は、半球状の出口開口部が壁から一定の距離の場所に設けられている場合は、同じ効果を得るために周囲鍔部を含んでいてもよい。
爆発性混合物のための供給圧チャネル128を有する供給圧管122は、中心位置において半球状出口装置123の平坦な側からその出口装置123の中まで延びている。出口装置から爆発性混合物は漏斗状に広がった部分124の中に導かれる。出口装置123は供給圧管122と組合わせてマッシュルーム状に設計される。出口装置123の平坦な側は容器または設備の壁130に向けられる。出口装置123は壁130の中に沈むまたは後退するようにしてもよい。
図4、図5、および図6に示す出口装置によって、爆発性混合物はすべての方向において空間に出ることができる。これは、容器または設備の内部における雲状体の形成を促進または支援する。なぜなら、爆発性混合物は空間内で均一に広がるからである。
ディフューザの出口開口部における爆発性混合物の出口速度は、図1および図2に示す1つのディフューザと比較してさらに高くてもよい。よって、ディフューザは、開口の直径に対する長さの比率に関して、図1および図2に示すものよりも小さくなるように設計してもよい。開口角も同様に小さく設計してもよい。
その理由は、端側のディフューザを除いて個々のディフューザは隣接するディフューザによって囲まれており、そこから爆発性混合物がそれぞれ同じように放出されるからである。このため、横方向において周囲大気と混じり合うことは全く起こり得ない。
外に出る個々のガスの流れ同士の間には渦流または渦は生じないと予想される。なぜなら、爆発性混合物はさらに、すべてのディフューザを通して、好ましくは同一または同様の速度で放出されるからである。これに対し、平面的に流出する爆発性混合物は、流出方向において周囲大気と置換わる。これはさらに、図10〜図13に示す実施形態の例に関連する。
図7は、図5に示す実施形態の例に従うディフューザ104の配置の概略図を示す。出口開口部の直径Dは、たとえば5〜20mm、特に10〜15mm、たとえば13mmであってもよい。ディフューザ104の、漏斗状に広がる部分が始まる場所の最も狭い部分の直径dは、たとえば1〜5mm、特に1〜2mm、たとえば1.5mmであってもよい。出口装置123の中央空間に合流する部分までのディフューザ104の長さLは、たとえば30〜50mm、特に35〜45mm、たとえば39mmであってもよい。比率D:dはたとえば75以下であってもよい。これら指定した寸法および比率は、好ましくは図6に示す実施形態の例にも有効である。
図8aは、洗浄器具141の出口装置143を示す。爆発性混合物は供給圧管142の供給圧チャネル148を介して洗浄器具に流れ込む。出口開口部143は、導入された爆発性混合物の少なくとも一部のための収容空間147を形成する。図1〜図3に示す実施形態の例と異なり、出口装置143は横方向に配置された出口開口部145を含む。このため、幅が広がっている断面を有する漏斗状の基体144は、この基体に対して横方向に配置された出口本体に合流する。この出口本体も、2つの出口開口部145各々に向かって漏斗状に広がっている。したがって、軸方向に基体144に流れ込んだ爆発性混合物は、横方向の出口開口部145に向けて約90°(角度の度)偏向する(矢印参照)。結果としてこの基体または出口本体はディフューザとして設計されている。爆発性混合物は、ディフューザの外側で雲状体146を形成する。
図8に示される他の洗浄装置161の出口装置163も同様に漏斗状の気体164を含み、爆発性混合物は供給圧管162の供給圧チャネル168を介してこの基体に流れ込む。ここでもまた、出口装置163は、導入された爆発性混合物の少なくとも一部のための収容空間167を形成する。さらに、出口装置163も同様に横方向に配置された出口開口部165を含む。このため、幅が広がっている断面を有する漏斗状の基体164は、この基体に対して横方向に配置された出口本体に合流し、この出口本体も、2つの出口開口部165各々に向かって漏斗状に広がっている。基体164は、出口本体の方向に導かれる爆発性混合物の流れを2つの出口開口部165に向けて分割する流れ案内壁170を含む。この流れも同様に、横方向の2つの出口開口部165に向けて約90°偏向する(矢印参照)。ここでもまた、この基体または出口本体はディフューザとして設計されている。爆発性混合物は、ディフューザの外側で雲状体166を形成する。
図8aおよび図8bに示す出口装置は特に、爆発性混合物が横方向に出てゆくので、生じる斥力が減少するまたは斥力が生じないという利点を有する。
図9aは、図8aに示す出口装置に似た種類の構造の出口装置343を有する洗浄器具341を示す。爆発性混合物は、供給圧管の供給圧チャネル348を介して出口装置343に流れ込む。出口装置343は、導入された爆発性混合物のための収容空間を形成する。出口装置443は横方向に配置された出口開口部345を含む。このため、断面が供給圧管に対して幅が広がっている基体344は、これに対して横方向に配置された出口本体349に合流する。出口本体349は互いに対向する出口開口部345に向けて各々漏斗状に幅が広がった部分を有する。
爆発性混合物は収容空間347内で点火される。爆発圧力波346は、横方向の出口開口部に向けて90°(角度の度)偏向され、出口開口部345から出て横方向に伝搬する。
図9bは、図8bに示す出口装置と同様の種類の構造の出口装置443を有する洗浄器具441を示す。出口装置443は基体444を含み、爆発性混合物はは供給圧管の供給圧チャネル448を介してこの基体に流れ込む。ここでも、出口装置443は導入された爆発性混合物の少なくとも一部のための収容空間447を形成する。さらに、出口装置443も同様に横方向に配置された出口開口部445を含む。このため、供給圧管に対し幅が広がっている断面を有する基体444は、この基体に対して横方向に配置された出口本体449に合流し、この出口本体も、2つの出口開口部445に向かって漏斗状に広がっている。
爆発性混合物は収容空間447内で点火される。爆発圧力波446は、横方向の出口開口部445に向けて約90°(角度の度)偏向され、出口開口部445から出て横方向に伝搬する。
図9aおよび図9bに示す出口装置は特に、爆発圧力波が横方向に出てゆくので、生じる斥力が減少するまたは斥力が生じないという利点を有する。
図10に示す、容器または設備の壁190の開口部を通して導入される出口装置183は、供給圧管182の端部から形成されている。この端部の外周上では、漏斗状のディフューザ184の形態であり出口開口部185を有する複数の出口本体が、径方向外向きに、異なる空間方向に延在している。供給圧管182はディフューザ184に合流する適切な開口部を含む。ディフューザ184は、供給圧管182の周りで環状に配置されるとともに、供給圧管の長手方向において連続して配置される。これらは円筒形の出口装置183を形成する。
シールド要素186を、出口装置183の軸方向の前端と後端各々に配置してもよく、出口方向において出口装置183の軸方向の前端と後端各々にあるこのシールド要素は、出口本体184から側部に出る爆発性混合物を遮蔽するので、混合による雲状体の分解はこの境界領域では生じない。
シールド要素186は、出口開口部185によって形成される出口領域に続いて一種の漏斗状に広がった部分を形成する。シールド要素186の形状は、示されているものと異なる設計であってもよい。
さらに、軸方向部品を有する出口本体を同様に出口装置の前端に配置することを考えてもよい。出口本体の出口開口部は、たとえば図6に示す実施形態の例に示されるように、たとえば半球状の外面を形成してもよい。
図11に示される出口装置203は、ディフューザフィールドを有する。これは複数の出口本体で構成される。これら出口本体は、隣合わせに配置され、均等に整列させた漏斗状ディフューザ204の形態である。この実施形態の例では出口開口部205は共通面にあるが、このことは本質的なことではない。出口開口部205は平面の出口面を形成する。
出口装置203は特に壁の上または中に設置するのに適する。出口装置203はたとえば壁の中に沈むまたは後退するようにしてもよい。出口開口部205は壁と同一面にある。
図12に示される洗浄器具221は出口装置223を含む。これは、外側に向けられた出口開口部225を有する漏斗状ディフューザ224の形態の複数の出口本体を含み、これら出口本体は、供給圧管222の周囲に沿って配置され、この管から径方向外側に向かって延在する。ディフューザ224は共通面にありこのため円板状の配列を形成する。
このディフューザの配列に対応する窪みまたは凹部を、容器または設備の壁230に設けてもよい。この窪みの中に、出口装置203を(矢印の方向に)後退させることによって円板状の配列を詰める、埋込む、または沈めてもよい(図12a参照)。円板状のディフューザ配列は、作業位置を取るために、窪みから容器または設備の空間内に出される(矢印方向)(図12b参照)。図12cはさらに出口装置203のディフューザ配列の平面図を示す。
洗浄器具221は特に、その上にこの器具を載せる壁230の洗浄に適している。洗浄器具221によって生成される爆発圧力は、壁230に付着している汚れをせん断する効果を生み出す。
図13に示される洗浄器具241は出口装置243を含む。これは、回転フィーダと同様に仕切り壁251を含む。これら仕切り壁は、供給圧管242から径方向に突出し、供給圧管242の長手方向に対して平行に配置されている。隣合う2つの仕切り壁251は径方向に並んでいるので出口本体を形成する。出口本体は、ディフューザ244として作用する楔形空間を形成する。仕切り壁251同士の間の楔形空間に合流する開口部250が、供給圧管242に設けられる。爆発性混合物は、2つの仕切り壁の間に形成されたスロット状出口開口部を通って外に逃げる前に、これら開口部250を通って楔形ディフューザ空間に入りここで静められる。
この実施形態の例に従うと、供給圧管242の洗浄側端部は分配または多岐空間を形成する。
図13に示す実施形態の例の改良形として、たとえばディフューザとして設計された出口本体を仕切り壁同士の間に配置することも考えられる。これら出口本体は、好ましくは一列で隣同士に配置され供給圧管の開口部に接続される。仕切り壁は、出口本体の出口開口部を過ぎて径方向に延びる。実施形態の例183に従うディフューザ184の列と列の間に供給圧管182から径方向外向きに延びる仕切り壁を配置する場合、同じ結果が得られるであろう。
仕切り壁は、周囲の雰囲気の中で強い流れがある場合、さらなる保護を提供する。したがって雲状体を仕切り壁の間で保護された状態で形成し点火することができる。仕切り壁は、比較的薄い壁として設計されていても変形しない。なぜなら、爆発時に爆発圧力は仕切り壁の両側で各々蓄積されるからである。
図3〜図13に示す実施形態の例に従う出口装置は、たとえば、上記洗浄ランスの洗浄側端部に装着してもよい。
図14に示される洗浄装置501の概念図に従うと、数個のディフューザ504各々に別々の供給圧管502を通して爆発性混合物が供給される。この混合物の個々の気体成分は、適切な供給管512、513を介してれぞれの共通圧力容器510、511から個々のディフューザ504または供給圧管501に供給される。
図15および図16に示される洗浄装置521、541の概念図に従うと、数個のディ
フューザ524、544に、共通供給部を介して爆発性混合物が供給される。このためのディフューザ524には、個々のディフューザ524、544に分岐する共通供給圧管522を通して供給される。
図15および図16に示す実施形態は、図14に示す実施形態と組合わせてもよい。すなわち、供給圧管501は、分岐して、図14の1つのディフューザ504の代わりにいくつかのディフューザに供給してもよい。
図17aおよび図17bは、出口開口部465を有する洗浄器具の出口装置463のさらに他の実施形態を示す。出口開口部465に向かっている出口装置463は、漏斗状に広がる部分の形態のディフューザを形成する。出口装置463も、ディフューザとともに、導入された爆発性混合物の一部のための収容空間467を形成する。この気体混合物の別の部分は、ディフューザ内で静められ、出口開口部465を介して流出し雲状体466を形成する。
各々が同様に出口開口部465に向かって漏斗状に広がる部分を形成する環状の流れ案内要素469が、ディフューザの漏斗状に広がった部分に配置される。環状流路471が、ディフューザの外壁と流れ案内要素469との間または流れ案内要素469間に形成される。この、出口開口部465に向かう流路も同様に円錐状に広がる部分を有する。環状流路471は、流れ案内要素469同士を接続しディフューザの外壁に接続する径方向に配置された接続ウェブ470によって中断される。流れ案内要素469も同様に、流れを静め均一にすることに寄与する。流れ案内要素469の数は変化させてもよい。
流れ案内要素469は、長手方向軸Aに対して内側から外側に増大する角度を有し得る。この示されている実施形態の例では、この角度は外側に向かって10°(角度の度)ず
つ増大する。たとえば最も内側にある流れ案内要素469の、長手方向軸Aに対する角度は10°であり、最外周から2番目の流れ案内要素469の角度は20°であり、外壁の角度は30°である。
図18は、混合ゾーン664の領域における洗浄器具651の特別な設計を示す。洗浄器具651は、供給圧管656と供給圧チャネル657とを有する洗浄ランスである。点火装置668が供給圧管上に設けられる。
計量(一回分の計量)装置654が供給側端部に配置される。計量装置654は、外側のパイプとも呼ばれるガスリードパイプ658と、内側のパイプ659とを含む。内側のパイプ659は第1の導入チャネル652を形成し、これを介して可燃性の気体成分が供給圧チャネル657に導入される。後者の成分は計量バルブ663を介して第1の導入チャネル652に導入されるが、これは例として示しているに過ぎない。
環状の第2の導入チャネル653が、ガスリードパイプ658と内側のパイプ659との間に形成される。このチャネルを介して、気体酸素または酸素含有気体成分が供給圧管656の供給圧チャネル657に導入される。
内側のパイプ659は、気体供給パイプ658の内部で終端をなす。第2の環状の導入チャネル653はこの場所で供給圧チャネル657に合流する。第1および第2の導入チャネル652、653から共通の供給圧チャネル657に流入した気体成分が混ぜ合わされる混合ゾーン664が、この領域に形成される。
断面が減少しているのは、内側のパイプの端部の領域である。この減少とは、第2の環状の導入チャネル653の断面が、内側のパイプの端部に向かって円錐状に狭くなってい
ることである。この狭くなっている部分ではさらに、供給圧チャネル657の断面が、内側のパイプの端部に続いて供給方向Rに円錐状に増している。内側のパイプの端部は、これも供給方向Rに増す断面の領域にある。最も狭い場所は内側のパイプの端部の背後にある。
この断面の変化の幾何学的設計は、洗浄器具651が、内側のパイプの端部領域でラバル管を形成し、適切な流れの状態が得られる設計である。
図19aおよび図19bに示す洗浄ランス601の実施形態は、計量装置604が形成される供給側端部と出口装置605が配置される洗浄側端部とを有する洗浄ランスを示す。供給圧チャネル607を有する供給圧管606は、計量装置604と出口装置605との間に配置される。爆発性混合物は供給圧チャネル607を介して計量装置604から出口装置605に送られる。
この例における出口装置605は、出口開口部を有する円錐形のディフューザとして設計されている。しかしながら出口装置605の設計が異なっていてもよい。
洗浄ランスは、容器の壁630の開口部を通して、洗浄しようとしている容器の内部に導入すればよい。
計量装置604はガスリードパイプ608と内側のパイプ609とを含む。内側のパイプ609は第1の導入チャネル602を形成し、可燃性の気体成分はこのチャネルを介して供給圧チャネル607に導入される。第2の環状の導入チャネル603は、ガスリードパイプ608と内側のパイプ609との間に形成される。酸素または酸素を含有する気体成分はこの環状の導入チャネルを介して供給圧管606の供給圧チャネル607に導入される。
第1の可燃性成分は第1の圧力容器621から数個の計量バルブ612を介して第1の導入チャネル602に導入される。酸素または酸素含有成分は第2の圧力容器622から数個の計量バルブ613を介して第2の導入チャネル603に導入される。
第1および第2の気体成分の計量バルブ612、613の数は、計量バルブ612、613の数の比率が供給する成分の化学量論比に対応するように、選択される。この例では、第1の成分は酸素であり第2の成分はエタンである。これらは化学量論比7:2で導入される。したがって、第1の成分に対しては2つの計量バルブ612が設けられ、第2の成分に対しては7つの計量バルブ613が設けられる。
第1の圧力容器621には第1の供給管610を介して、第2の圧力容器622には第2の供給管611を介して、それぞれの気体成分が供給される。
内側のパイプ609の端部はガスリードパイプ608の中にある。第2の環状の導入チャネル603は、内側のパイプの端部で供給圧チャネル607に合流する。この領域には混合ゾーン614が形成され、この混合ゾーン内では第1および第2の導入チャネル602、603から共通の供給圧チャネル607に流入した気体成分が混ぜ合わされる。供給圧チャネル607の断面は、混合ゾーンにおいて漏斗状に広がっている。
爆発性混合物に点火するための点火装置668が供給圧管656に設けられる。制御装置617が、点火装置668におよび計量バルブ612、613に、制御リード619を介して接続される。制御リード619は無線接続にも相当する。計量バルブ612、613の開放と閉鎖および点火装置の起動は、制御装置617を介して行なわれる。

Claims (31)

  1. 容器および設備(30,70)の内部の堆積物を洗浄装置(1,51,81,101,121,141,161,181,201,221,241)を用い爆発技術によって除去するための方法であって、前記洗浄装置(1,51,81,101,121,141,161,181,201,221,241)は、供給圧管を有する洗浄器具と、前記供給圧管(7,67,82,102,122,142,161,182,202,222,242)に接続され少なくとも1つの出口開口部(26,69,84,105,125,145,165,185,205,225,245)を有する出口装置とを含み、
    前記方法は、
    少なくとも1つの気体成分を前記洗浄器具に導入するステップと、
    前記供給圧管に、および前記供給圧管を介して前記出口装置に、前記少なくとも1つの気体成分から気体爆発性混合物を与えるステップとを含み、前記供給圧管と前記出口装置(5,62,463)は、前記爆発性混合物の少なくとも一部を収容するための収容空間(27,80,467)を形成し、
    点火装置によって前記爆発性混合物に対し制御された点火を行ない前記爆発性混合物を爆発させるステップを含む、方法。
  2. 前記収容空間(27,80,467)は、前記少なくとも1つの気体成分の導入中ならびに前記爆発性混合物の点火および爆発中、前記少なくとも1つの出口開口部(26,69,465)を介して外側に開いていることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記爆発性混合物の総体積は、少なくとも、前記収容空間内の爆発性混合物の体積によって形成されることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  4. 導入された前記爆発性混合物の一部は、前記出口開口部(26,69,84,105,125,145,165,185,205,225,245)を介して前記容器または設備(30,70)の内部(31,71)に導入され、前記爆発性混合物の雲状体(6,77)が前記内部(31,71)に形成されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記爆発性混合物の総体積は、前記洗浄器具の収容空間の爆発性混合物の体積と、前記洗浄器具の外部に形成される前記爆発性混合物の雲状体の体積とを含むことを特徴とする、請求項4に記載の方法。
  6. 前記爆発性混合物の総体積を、点火装置(18,60)によって、制御された状態で爆発させることを特徴とする、請求項3〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記爆発性混合物の総体積は、前記収容空間において生成され、1秒以下、好ましくは0.5秒以下、特に0.1秒以下の期間、制御された状態で爆発させることを特徴とする、請求項3〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記少なくとも1つの気体成分の導入は、少なくとも1つの圧力容器から少なくとも1つの計量器具(23,35)を介して行なわれ、前記気体成分の導入の完了後、前記少なくとも1つの圧力容器内の残留圧力は超過圧力領域にあることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 少なくとも2つの気体成分が前記洗浄器具に導入され、前記気体成分が混合されて爆発性混合物になる混合ゾーン(614,664)が前記洗浄器具(601,651)内に形成されることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記爆発性混合物の総体積を形成するために、前記少なくとも1つの気体成分が、少なくとも1つの計量器具を介して、前記供給圧管(606,656)の爆発性混合物が圧力波面を形成する高い速度で、前記洗浄器具に導入されることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記爆発性混合物は、流れの方向において前記圧力波面の後ろで超過圧力を有することを特徴とする、請求項10に記載の方法。
  12. 前記爆発性混合物は、流れの方向において前記圧力波面の後ろで、周囲の状態と比較してより高い密度を有することを特徴とする、請求項10または11に記載の方法。
  13. 前記出口開口部の方向に移動し前記少なくとも1つの出口開口部を通して前記爆発性混合物の爆発を引起す爆発圧力波が、前記供給圧管における前記爆発性混合物の点火によって生成され、これにより特に爆発性混合物の雲状体が形成されるまたはその生成が完了することを特徴とする、請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記爆発性混合物は前記供給圧管(7,82,67)内で点火されることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記供給圧管(7,82,67)内で開始された爆発は、前記出口装置(5,62,83)の外側にある雲状体(6,77)に伝達されることを特徴とする、請求項13に記載の方法。
  16. 容器または設備(30,70)の内部(31,71)の堆積物を爆発技術によって除去するための、特に請求項1〜15に記載の方法を実行するための洗浄装置(1,51,81,101,121,141,161,181,201,221,241)であって、供給圧管(7,67,82,92,102,122,142,162,182,202,222,242,502,522)を有する洗浄器具と、前記供給圧管(7,67,82,92,102,122,142,162,182,202,222,242,502,522)の端部に配置され少なくとも1つの出口開口部(26,69,85,95,105,125,145,165,185,205,225,245)を有する出口装置(5,62,83,103,123,143,163,183,203,223,243)とを備える、洗浄装置。
  17. 前記供給圧管と前記出口装置(5,62,463)は、爆発性混合物の少なくとも一部を収容するための収容空間(27,80,467)を形成することを特徴とする、請求項16に記載の装置。
  18. 収容空間(27,80,467)は、前記少なくとも1つの出口開口部を介して外側に開いていることを特徴とする、請求項16または17に記載の装置。
  19. 前記洗浄器具および特に前記出口装置(5,62,83,103,123,143,163,182,203,223,243)は、爆発性混合物を前記容器または設備(30,70)の内部(31,71)に導入するために、かつ、前記容器または設備(30,70)の内部(31,71)において爆発性混合物から雲状体(6,77)を形成するために設計されることを特徴とする、請求項16〜18のいずれか一項に記載の装置。
  20. 前記洗浄器具は、供給側端部(4a,65)と洗浄側端部(4b,66)とを有する長手方向部品を含み、前記長手方向部品は、爆発性混合物を前記供給側端部から前記洗浄側
    端部(4a,4b;65,66)に供給するための供給圧管(7,78)を含み、前記爆発性混合物のための少なくとも1つの気体成分を計量して前記洗浄器具内に入れるための少なくとも1つの計量器具(23,72)が、前記供給側端部(4a,65)に配置されることを特徴とする、請求項16〜19のいずれか一項に記載の装置。
  21. 前記出口装置(5,62,83,103,123,143,163,183,203,223,243)は、前記供給圧管に続く洗浄側端部に配置されることを特徴とする、請求項16〜20のいずれか一項に記載の装置。
  22. 前記洗浄器具(601,651)は、第1の気体成分を導入するための第1の導入チャネル(602,652)と第2の気体成分を導入するための第2の導入チャネル(603,653)とを含み、前記導入チャネル(602,652;603,653)は前記供給圧管(606,656)の供給圧チャネル(607,657)に合流し、特に移行領域において断面が減少する部分が形成されていることを特徴とする、請求項16〜21のいずれか一項に記載の装置。
  23. 前記出口開口部(26,69,85,95)1つの断面積または前記出口開口部の総断面積は、前記供給圧管(7,82,67,92)の供給圧チャネル(78,88,98)1つの断面積または前記供給圧管の総断面積よりも大きいことを特徴とする、請求項16〜22のいずれか一項に記載の装置。
  24. 前記出口装置はディフューザ(5,62,83)として設計され、前記ディフューザ(5,62,83)は前記出口開口部(26,69,84)を含むことを特徴とする、請求項16〜23のいずれか一項に記載の装置。
  25. ディフューザ(5,62,83)は漏斗状に広がる部分を含むことを特徴とする、請求項16〜24のいずれか一項に記載の装置。
  26. ディフューザは、前記供給圧管(7,81,67)に接続し前記出口開口部(26,69,85)に向かって漏斗状である、広がった部分であることを特徴とする、請求項16〜25のいずれか一項に記載の装置。
  27. ディフューザ(5,62,83)の開口角は45°以下、好ましくは30°以下、特に20°以下であることを特徴とする、請求項16〜26のいずれか一項に記載の装置。
  28. 少なくとも1つの渦流要素(94)がディフューザ(93)または供給圧管(92)に配置されることを特徴とする、請求項16〜27のいずれか一項に記載の装置。
  29. 前記出口装置(83,103,123,183,203,223,243)は、各々が出口開口部(85,105,125,185,205,225,245)を有する1つ以上の出口本体を含むことを特徴とする、請求項16〜28のいずれか一項に記載の装置。
  30. 個々の出口本体はディフューザとして設計されることを特徴とする、請求項29に記載の装置。
  31. 前記出口装置は数個の出口本体を含み、前記出口本体は、
    中心から径方向外側に向けられ、前記出口開口部は球状または半球状の出口面を定め、
    平面において中心から径方向外側に向けて配置され、前記出口開口部は環状の出口面を定め、または、
    中心軸に沿って径方向外側に向けられ、前記出口開口部は円筒状の出口面を形成することを特徴とする、請求項16〜29のいずれか一項に記載の装置。
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