JP2019193371A - 電力変換装置の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力変換装置において、リアクトル電流の指令値の過補正を抑制することができる制御装置を提供することを目的とする。【解決手段】制御装置30は、交流電圧、及び直流電圧のうち、入力される一方の電圧を他方の電圧に変換して出力する電力変換装置100に適用される。制御装置30は、リアクトル13に流れるリアクトル電流を、補正された指令電流に制御すべく、ピーク電流モード制御によりスイッチSWを操作する。また、制御装置30は、基準波形及び基準波形に振幅指令値を積算した値のいずれかに補正係数を積算することにより、指令電流を算出する。【選択図】 図1

Description

本発明は、電力変換装置に適用される制御装置に関する。
特許文献1には、リアクトルと、駆動スイッチとを有し、交流電圧を直流電圧に変換する電力変換装置に適用される制御装置が開示されている。制御装置はリアクトルに流れるリアクトル電流を指令値に制御すべく、周知のピーク電流モード制御により駆動スイッチを操作する。また、制御装置は交流電圧の位相に応じて変化する電流補正値を指令値に加算することにより、交流電流の歪みを低減している。
特開2015−198460号公報
補正値を指令値に加算する補正方法では、リアクトル電流の指令値が小さいほど、補正後の指令値に占める補正値の比率が大きくなる。そのため、補正後の指令値に対する補正量の比率が過剰となることにより、指令値が過補正され、リアクトル電流が指令値に対して過剰に流れることが懸念される。
本発明は上記課題に鑑みたものであり、電力変換装置において、リアクトル電流の指令値の過補正を抑制することができる制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために第1の発明は、リアクトルと、駆動スイッチとを有し、交流電圧及び直流電圧のうち、入力される一方の電圧を他方の電圧に変換して出力する電力変換装置に適用される電力変換装置の制御装置に関する。制御装置は、前記リアクトルに流れるリアクトル電流を取得する電流取得部と、前記交流電圧を取得する交流電圧取得部と、前記交流電圧の電圧変化を示す基準波形と前記リアクトル電流の振幅を示す振幅指令値とを積算した値に基づいて、前記リアクトル電流の指令値である指令電流を算出する指令値算出部と、取得された前記交流電圧に基づいて、算出された前記指令電流を補正するための補正係数を設定する補正値設定部と、取得された前記リアクトル電流を、算出された前記指令電流に制御すべく、ピーク電流モード制御により前記駆動スイッチを操作する電流制御部と、前記基準波形及び前記基準波形に前記振幅指令値を積算した値のいずれかに前記補正係数を積算することにより、前記電流制御部で用いられる前記指令電流を補正する補正部を備える。
基準波形、及び基準波形に振幅指令値を積算した値のいずれかに補正係数を積算する場合、補正係数による補正量は積算される元の値に比例した量となる。そのため、指令電流が小さい場合、補正後の指令電流に占める補正量が過剰に大きくなることを抑制することができる。この点、上記構成では、取得されたリアクトル電流を、指令電流に制御すべく、ピーク電流モード制御により駆動スイッチが操作される。このとき、基準波形及び基準波形に振幅指令値を積算した値のいずれかに補正係数が積算される。この場合、指令電流に占める補正量が過剰となることにより指令電流が過補正されるのを抑制できる。
第2の発明では、前記補正値設定部は、取得された前記交流電圧と前記振幅指令値とに基づいて、前記補正係数を設定し、前記振幅指令値が大きいほど前記補正係数を小さな値に設定する。
振幅指令値が大きくなるほど、リアクトルに流れるリアクトル電流が大きくなるため、リアクトル電流が過剰に流れるのを抑制するためには、振幅指令値が大きくなるほど、補正係数を小さくした方が良い。この点、上記構成では、交流電圧と振幅指令値とに基づいて、補正係数が設定され、振幅指令値が大きいほど補正係数が小さな値に設定される。この場合、リアクトル電流が過剰に流れるのを抑制することができる。
第3の発明では、前記電力変換装置の負荷が所定値よりも大きいか否かを判定する判定部を備え、前記補正部は、前記判定部により前記電力変換装置の負荷が前記所定値以下であると判定された場合に、前記基準波形及び前記基準波形に前記振幅指令値を積算した値のいずれかに前記補正係数を積算することにより、前記電流制御部で用いられる前記指令電流を補正し、前記判定部により前記電力変換装置の負荷が前記所定値よりも大きいと判定された場合に、前記基準波形に前記振幅指令値を積算した値に補正値を加算することにより、前記電流制御部で用いられる前記指令電流を補正する。
電力変換装置が高負荷で駆動する場合、低負荷で駆動する場合と比べて指令電流に対して高い応答性が求められる。ここで、指令電流に補正値を積算する場合、補正係数を加算する場合と比べて、制御装置の処理負荷が高いため、指令値を算出する際の応答性が低くなる。この点、上記構成では、電力変換装置の負荷が所定値以下であると判定された場合に、基準波形及び基準波形に振幅指令値を積算した値のいずれかに補正係数が積算される。一方、電力変換装置の負荷が所定値よりも大きいと判定された場合に、基準波形に振幅指令値を積算した値に補正値が加算される。この場合、指令電流に対する過補正を抑制しつつ、高負荷時における指令電流に対する応答性を損なわないようにすることができる。
第1実施形態に係る電力変換装置の構成図。 制御装置の機能を説明する機能ブロック図。 交流電圧、補正前指令電流、及びリアクトル電流の平均値の推移を示す図。 交流電圧と乖離幅との関係を説明する図。 乖離幅を説明する図。 ピーク電流モード制御を用いたスイッチの操作手順を示すフローチャート。 第2実施形態に係る電力変換装置の構成図。 制御装置の機能ブロック図。 交流電圧と乖離幅との関係を説明する図。 第3実施形態に係る制御装置の機能ブロック図。
<第1実施形態>
本実施形態に係る電力変換装置の制御装置の一態様について図を用いて説明する。本実施形態に係る電力変換装置は、交流電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換する。
図1に示すように、電力変換装置100は、AC・DC変換器10を備えている。AC・DC変換器10は、第1交流端子TA1及び第2交流端子TA2を介して交流電源200に接続され、第1直流端子TD1及び第2直流端子TD2を介して不図示の機器に接続されている。交流電源200は、例えば、商用電源である。機器には、例えば、バッテリ等の直流電源及びDC・DCコンバータのうち少なくとも一方が含まれる。
AC・DC変換器10は、フルブリッジ回路12と、ハーフブリッジ回路15と、リアクトル13と、コンデンサ16と、第1〜第6配線LP1〜LP6とを備えている。
フルブリッジ回路12は、第1〜第4ダイオードD1〜D4を備えている。第1ダイオードD1のアノードと第2ダイオードD2のカソードとが接続され、第3ダイオードD3のアノードと、第4ダイオードD4のカソードとが接続されている。第1,第3ダイオードD1,D3の各カソードが第3配線LP3の第1端に接続され、第2,第4ダイオードD2,D4の各アノードが第4配線LP4の第1端に接続されている。
フルブリッジ回路12において、第1ダイオードD1と第2ダイオードD2との第1接続点K1は、第5配線LP5の第1端に接続されており、第5配線LP5の第2端は第1交流端子TA1に接続されている。第3ダイオードD3と第4ダイオードD4との第2接続点K2は、第6配線LP6の第1端に接続されており、第6配線LP6の第2端は第2交流端子TA2に接続されている。
ハーフブリッジ回路15は、第5ダイオードD5と、スイッチSWとを備えている。スイッチSWは、電圧駆動型のスイッチであり、本実施形態ではnチャネルMOSFETである。第5ダイオードD5のアノードと、スイッチSWのドレインとが接続されている。第5ダイオードD5のカソードが第1配線LP1の第1端に接続され、第1配線LP1の第2端が第1直流端子TD1に接続されている。スイッチSWのソースが第2配線LP2の第1端に接続され、第2配線LP2の第2端が第2直流端子TD2に接続されている。スイッチSWは、逆並列接続された寄生ダイオードを備えている。
第5ダイオードD5とスイッチSWとの第3接続点K3は、第3配線LP3の第2端に接続されている。第3配線LP3にはリアクトル13が設けられている。また、スイッチSWのソースは、第4配線LP4の第2端に接続されている。
コンデンサ16は、第1配線LP1と第2配線LP2との間に接続されている。
電力変換装置100は、第1電圧センサ31と、電流センサ32と、第2電圧センサ33とを備えている。第1電圧センサ31は、第1配線LP1と第2配線LP2との間に接続されており、コンデンサ16の端子間電圧を直流電圧Vdcとして検出する。本実施形態では、コンデンサ16の両端のうち、第2配線LP2側の電位よりも第1配線LP1側の電位が高い場合における直流電圧Vdcの符号を正と定義する。電流センサ32は、第4配線LP4に設けられており、リアクトル13に流れる電流をリアクトル電流ILrとして検出する。第2電圧センサ33は、第5配線LP5と第6配線LP6との間に接続されており、交流電源200の電圧を交流電圧Vacとして検出する。
電力変換装置100は、制御装置30を備えている。制御装置30が提供する各機能は、例えば、実体的なメモリ装置に記録されたソフトウェア及びそれを実行するコンピュータ、ハードウェア、又はそれらの組み合わせによって提供することができる。
図2は、制御装置30の機能を説明する機能ブロック図である。制御装置30は、周知のピーク電流モード制御により、スイッチSWをオフ状態(開状態)又はオン状態(閉状態)に操作する。制御装置30は、波形生成部40と、補正部41と、乗算器42と、絶対値算出部43と、補正値設定部44と、電流制御部50とを備えている。本実施形態では、波形生成部40と、補正部41と、乗算器42と、絶対値算出部43とが指令値算出部に相当する。
波形生成部40は、交流電源200の変化を示す基準波形sinωtを生成する。基準波形は、交流電源200の半周期(T/2)における電圧変化を示す値である。例えば、波形生成部40は、第2電圧センサ33により検出された交流電圧Vacが0となる点を、ゼロクロスタイミングとして検出し、交流電圧Vacが、ゼロクロスタイミングから次のゼロクロスタイミングまで変化する期間を、交流電源200の半周期(T/2)として設定する。そして、波形生成部40は、周期Tから交流電源200の角速度ω(=2π×(1/T))を算出する。波形生成部40は、振幅が1の正弦波信号の角速度を、算出した角速度ωに設定することにより、交流電圧Vacと同位相となる基準波形sinωtを算出する。
補正部41は、波形生成部40により生成された基準波形に補正値設定部44により設定された補正係数kを積算する。補正係数kは、交流電流Iacの歪みを抑制するための補正値である。なお、補正係数kについては後述する。
乗算器42は、補正係数kが積算された基準波形sinωtと振幅指令値Ia*とを積算する。振幅指令値Ia*は、リアクトル電流ILrの振幅を定める指令値であり、例えば、出力電圧である直流電圧Vdcの指令値に基づいて定められる。
絶対値算出部43は、乗算器42からの出力値の絶対値|k×Ia*×sinωt|を、指令電流IL*として算出する。
電流制御部50は、電流センサ32により検出されたリアクトル電流ILrと、指令電流IL*とに基づいて、スイッチSWを操作するゲート信号GSを出力する。本実施形態では、電流制御部50は、周知のピーク電流モード制御によりゲート信号GSを出力する。
電流制御部50は、DA変換器351と、コンパレータ352と、加算器353と、RSフリップフロップ357と、スロープ補償部51と、を備えている。指令電流IL*は、DA変換器351によりデジタル値からアナログ値に変換される。アナログ値に変換された指令電流IL*は、コンパレータ352の反転入力端子に入力される。加算器353は、リアクトル電流ILrと、スロープ補償部51により設定されたスロープ補償信号Slopeとを加算する。加算器353からの出力は、コンパレータ352の非反転入力端子に入力される。なお、スロープ補償信号Slopeは、リアクトル13に流れる電流の変動に伴う発振を抑制するものである。
コンパレータ352は、指令電流IL*とスロープ補償後のリアクトル電流ILrとを比較し、スロープ補償後のリアクトル電流ILrが指令電流IL*より小さい期間において、ローレベルの信号をRSフリップフロップ357のR端子に入力する。また、コンパレータ352は、スロープ補償後のリアクトル電流ILrが指令電流IL*より大きい期間において、ハイレベルの信号をRSフリップフロップ357のR端子に入力する。更に、RSフリップフロップ357のS端子には、クロック信号が入力される。クロック信号がハイレベルに切り替えられてから、クロック信号が次回ハイレベルに切り替えられるまでの期間が、スイッチSWの1スイッチング周期Tswとなる。
RSフリップフロップ357のQ端子は、スイッチSWのゲートに接続されている。Q端子からスイッチSWのゲートに出力される信号が、ゲート信号GSとなる。
次に、電力変換装置100の動作を説明する。図3(a)は、交流電圧Vacの推移を示し、図3(b)は、振幅指令値Ia*と基準波形との乗算値の絶対値である補正前指令電流ILp*(=|Ia*×sinωt|)の推移を示す。図3(c)は、リアクトル電流ILrの平均値Iaveの推移を示す。また、図3(a)において、t1,t3,t5は、交流電圧Vacのゼロクロスタイミングを示し、t2,t4は、交流電圧Vacが正,負のピーク値となるピークタイミングを示している。
電流制御部50が実施するピーク電流モード制御により、ゲート信号GSがハイレベルとなることにより、スイッチSWがオン状態(閉状態)となり、リアクトル13及びスイッチSWを含む閉回路が形成される。また、閉回路内においてリアクトル13に電流が流れ、リアクトル13に磁気エネルギが蓄えられる。ゲート信号GSがローレベルとなることによりスイッチSWがオフ状態(開状態)となり、リアクトル13に蓄えられた磁気エネルギにより、第5ダイオードD5を通じて第1直流端子TD1に電流が流れる。
図3(a),(b)に示すように、補正前指令電流ILp*は、交流電圧Vacの電圧変化に同期して正弦波の正の半波が繰り返されるように推移する。また、図3(c)に示すように、歪みのないリアクトル電流ILrでは、平均値Iaveが補正前指令電流ILp*と同様、交流電圧Vacの変化に同期して正弦波の正の半波が繰り返されるように推移する。
一方、実際には、リアクトル電流ILrに歪みが生じる場合があり、この場合、平均値Iaveが図3(c)に示した波形とならない場合がある。ピーク電流モード制御では、リアクトル電流ILrが適正な値とならないことにより、交流電流Iacに歪みが生じる。
具体的には、交流電圧Vacを直流電圧Vdcに変換する場合、図4(a),(b)に示すように、歪みが生じているリアクトル電流ILrの平均値Iaveと補正前指令電流ILp*との差を示す乖離幅Δiは、ゼロクロスタイミング(t1,t3,t5)付近において最も大きな値となる。また、乖離幅Δiは交流電圧Vacのピークタイミング(t2,t4)付近において最も小さな値となる。そこで、補正値設定部44は、補正係数kを交流電圧Vacに応じて設定することにより、ゼロクロスタイミング付近でのリアクトル電流ILrを増加させている。
ここで、補正前指令電流ILp*に補正係数kを積算する構成とは異なり、補正前指令電流ILp*に補正値を加算する場合、指令電流IL*が小さいほど、この指令電流IL*に対する補正値の比率が大きくなる。そのため、指令電流IL*に占める補正値が過剰となることで、リアクトル電流ILrが、交流電流Iacの歪みを抑制するための適正な値に対して過剰に流れることが懸念される。これに対して、補正前指令電流ILp*に補正係数kを積算して指令電流IL*を算出する場合、指令電流IL*が大きいときにおける指令電流IL*に対する補正係数kによる補正量の比率は、指令電流IL*が小さいときにおける指令電流IL*に対する補正量の比率と同じ比率になる。そのため、補正係数kが用いられる本実施形態によれば、指令電流IL*が小さい場合でも、指令電流IL*に占める補正量が過剰に大きくなるのを抑制することができる。そこで、制御装置30は、補正係数kを設定する補正値設定部44と、補正部41とを備えている。
本実施形態では、補正値設定部44は、ゼロクロスタイミングにおけるデューティ比の増加量が、他のタイミングよりも大きくなるように補正係数kを設定する。ここで、デューティ比は、1スイッチング周期Tswに対するオン操作期間Tonの比(=Ton/Tsw)を示す。具体的には、交流電圧Vacが正極性及び負極性となる期間P1,P2それぞれで極小値を1つ取り、正極性となる第1期間P1での極小値と負極性となる第2期間P2での極小値との間に極大値を1つ取るように補正係数kを設定する。
また、振幅指令値Ia*が大きくなるほど、リアクトル電流ILrが大きくなるため、補正によりリアクトル電流ILrが過剰に流れるのを抑制するためには、振幅指令値Ia*が大きくなるほど、補正係数kを小さくした方が良い。そのため、本実施形態では、補正値設定部44は、振幅指令値Ia*が大きくなるほど、補正係数kを小さな値に設定している。
本実施形態では、制御装置30は、メモリ等の記憶部を備え、記憶部には、交流電圧Vacと、直流電圧Vdcと、基準波形sinωtと、振幅指令値Ia*と、補正係数kとの関係を示す補正値マップが記憶されている。そのため、補正値設定部44は、補正値マップを参照することにより、各値Vac,Vdc,sinωt,Ia*に応じた補正係数kを設定することができる。
次に、振幅指令値Ia*と補正係数kとの対応関係を示す補正値マップの作成方法について図5を用いて説明する。
図5は、乖離幅Δiを説明する図である。本実施形態では、乖離幅Δiを、リアクトル電流ILrの平均値Iaveと指令電流IL*との差として定義している。そのため、1スイッチング周期Tswにおけるリアクトル電流ILrの最大増加分をΔILとすると、乖離幅Δiは、平均値Iaveと最大増加分ΔILとの差(=ΔIL/2)に、スロープ補償信号Slopeの最大増加分ΔSlopeを加えた値となる。また、本実施形態では、乖離幅Δiは、リアクトル電流ILrの増加時の傾きmbと、スロープ量msとを用いた下記式(1)により算出される。下記式(1)において、Dはデューティ比である。
Δi=mb×D×Tsw/2+ms×D×Tsw … (1)
リアクトル電流ILrの増加時の傾き(リアクトル電流ILrの上昇速度)mbは、「mb=Vac/L」の関係があり、この関係性を上記式(1)に代入することにより、乖離幅Δiは下記式(2)により算出される。
Figure 2019193371
電力変換装置100が交流電圧を直流電圧に変換する場合、デューティ比Dは下記式(3)により算出される。
Figure 2019193371
ここで、補正前指令電流ILp*(=|Ia*×sinωt|)が乖離幅Δiに応じた値となることで、交流電流Iacの歪みが抑制されるため、乖離幅Δi、補正係数k、及び補正前指令電流ILp*は、下記式(4)の関係性がある。
Δi=k×ILp* … (4)
そのため、補正係数kは、上記式(4)の乖離幅Δiに上記(2)式を代入し、代入後の式を補正係数kの式として展開した下記式(5)により算出される。
Figure 2019193371
本実施形態では、上記式(3),(5)を用いて、交流電圧Vacと、補正前指令電流ILp*とに応じた補正係数kを算出する。ここで、「ILp*=0」となる場合、補正係数kが発散する。このため、本実施形態では、「ILp*=0」とならないような補正前指令電流ILp*が設定される。例えば、非常に小さい値を規定値ε(>0)とする場合、正弦波状に変化するILp*が規定値ε以下になる場合、「ILp*=ε」すればよい。そして、算出した補正係数kを、振幅指令値Ia*と交流電圧Vacとに対応付けることにより補正値マップを作成する。
次に、図6を用いて、ピーク電流モード制御を用いたスイッチSWの操作手順を説明する。図6に示す処理は、制御装置30により所定周期で繰り返し実施される。
ステップS10では、電流センサ32により検出されたリアクトル電流ILrを取得する。ステップS10が電流取得部に相当する。ステップS11では、第2電圧センサ33により検出された交流電圧Vacを取得する。ステップS11が交流電圧取得部に相当する。
ステップS12では、交流電圧Vac及び振幅指令値Ia*に基づいて、補正係数kを設定する。ステップS13では、基準波形sinωtに補正係数kを積算する。
ステップS14では、ステップS13で補正係数kを積算した基準波形sinωtに、振幅指令値Ia*を積算し、その積算値の絶対値を指令電流IL*として算出する。ステップS13,S14が指令値算出部に相当する。
ステップS15では、図2を用いて説明したように、指令電流IL*に基づいてピーク電流モード制御を実施する場合のゲート信号GSを出力する。これにより、リアクトル電流ILrがステップS14で設定した指令電流IL*に制御される。その結果、リアクトル13には交流電流Iacの歪みが抑制されたリアクトル電流ILrが流れる。ステップS15の処理が終了すると、図6の処理を一旦終了する。
以上説明した本実施形態では、以下の効果を奏する。
・制御装置30は、リアクトル電流ILrを指令電流IL*に制御すべく、ピーク電流モード制御によりスイッチSWを操作する。このとき、基準波形sinωtに補正係数kを積算した値に基づいて指令電流IL*を算出する。この場合、指令電流IL*に占める補正量が過剰となることにより指令電流IL*が過補正されるのを抑制できる。
・制御装置30は、交流電圧Vacと、振幅指令値Ia*とに基づいて、補正係数kを設定し、振幅指令値Ia*が大きくなるほど、補正係数kを小さな値に設定する。この場合、リアクトル電流ILrが過剰に流れるのを抑制できる。
<第1実施形態の変形例>
制御装置30は、基準波形sinωtに振幅指令値Ia*を積算した後、この積算値に補正係数kを積算することにより指令電流IL*を算出してもよい。この場合、補正部41は、絶対値算出部43と、電流制御部50との間に設けられていればよい。
<第2実施形態>
第2実施形態では、第1実施形態と異なる構成を主に説明する。なお、第1実施形態と同一の符号を付した構成は同一の構成を示し、その説明は繰り返さない。
本実施形態の電力変換装置100は、直流電圧を交流電圧に変換する。図7に示す電力変換装置100は、DC・AC変換器80を備えている。DC・AC変換器80は、コンデンサ16と、ハーフブリッジ回路73と、リアクトル13と、フルブリッジ回路74と、第1〜第6配線LP1〜LP6とを備えている。
ハーフブリッジ回路73は、第1スイッチSW11と、第2スイッチSW12とを備えている。第1,第2スイッチSW11,SW12は、電圧駆動型のスイッチであり、本実施形態では、nチャネルMOSFETである。第1スイッチSW11のソースと、第2スイッチSW12のドレインとが接続されている。第1スイッチSW11のドレインが第1配線LP1に接続され、第2スイッチSW12のソースが第2配線LP2に接続されている。第1,第2スイッチSW11,SW12それぞれは、逆並列接続された寄生ダイオードを備えている。本実施形態では、第1スイッチSW11が駆動スイッチに相当する。
第1,第2スイッチSW11,SW12の第1接続点K21は、第3配線LP3の第1端に接続されている。第3配線LP3の一部には、リアクトル13が設けられている。また、第2スイッチSW12のソースは、第4配線LP4の第1端に接続されている。第3,4配線LP3,LP4それぞれの第2端は、フルブリッジ回路74に接続されている。
フルブリッジ回路74は、第3〜第6スイッチSW13〜SW16を備えている。第3〜第6スイッチSW13〜SW16は、電圧駆動型のスイッチであり、本実施形態ではnチャネルMOSFETである。第3スイッチSW13のソースと、第4スイッチSW14のドレインとが接続されている。第5スイッチSW15のソースと、第6スイッチSW16のドレインとが接続されている。第3,第5スイッチSW13,SW15それぞれのドレインが第3配線LP3に接続され、第4,第6スイッチSW14,SW16それぞれのソースが第4配線LP4に接続されている。
第3スイッチSW13と第4スイッチSW14との第2接続点K22は、第5配線LP5の第1端に接続されており、第5配線LP5の第2端は第1交流端子TA1に接続されている。第5スイッチSW15と第6スイッチSW16との第3接続点K23は、第6配線LP6の第1端に接続されており、第6配線LP6の第2端は第2交流端子TA2に接続されている。
図8は、本実施形態に係る制御装置30の機能を説明する機能ブロック図である。制御装置30は、ピーク電流モード制御により、第1,第2スイッチSW11,SW12をオフ状態(開状態)又はオン状態(閉状態)に操作する。
電流制御部150は、リアクトル電流ILrと指令電流IL*とに基づいて、第1スイッチSW11を操作する第1ゲート信号GS11と、第2スイッチSW12を操作する第2ゲート信号GS12とを出力する。電流制御部150は、第1スイッチSW11のゲートに接続されており、第1ゲート信号GS11を出力する。また、電流制御部150は、反転器162を介して第2スイッチSW12のゲートに接続されており、反転器162を介して第2ゲート信号GS12を出力する。
切替部160は、極性判定部161と、反転器162,163とを備えている。極性判定部161は、交流電圧Vacを正極性と判定した場合に、出力信号をローレベルにし、交流電圧Vacを負極性と判定した場合に、出力信号をハイレベルにする。
極性判定部161は、第3,第6スイッチSW13,SW16の各ゲートに接続されており、第3,第6スイッチSW13,SW16を操作する第3,第6ゲート信号GS13,GS16を出力する。また、極性判定部161は、反転器163を介して第4,第5スイッチSW14,SW15の各ゲートに接続されており、反転器163を介して第4,第5スイッチSW14,SW15を操作する第4,第5ゲート信号GS14,GS15を出力する。第4,第5ゲート信号GS14,GS15は、第3,第6ゲート信号GS13,GS16を反転させた値となる。
次に、図9を用いて、本実施形態に係る電力変換装置100の動作を説明する。図9(a)は交流電圧Vacの推移を示し、図9(b)は乖離幅Δiの推移を示す。また、図9(a)において、t31,t33,t35は、交流電圧Vacのゼロクロスタイミングを示し、t32,t34は、交流電圧Vacが正,負のピーク値となるピークタイミングを示す。
交流電圧Vacが正極性となる第1期間P1では、第4,第5ゲート信号GS14,GS15がハイレベルとなることにより、第4,第5スイッチSW14,SW15がオン状態(閉状態)となる。第3,第6ゲート信号GS13,GS16がローレベルとなることにより、第3,第6スイッチSW13,SW16がオフ状態(開状態)となる。そのため、第1期間P1で実施されるピーク電流モード制御により、第1ゲート信号GS11がハイレベルとなり、第2ゲート信号GS12がローレベルとなることにより、第4,第5スイッチSW14,SW15、リアクトル13及び第2スイッチSW12を含む閉回路が形成される。
交流電圧Vacが負極性となる第2期間P2では、第4,第5ゲート信号GS14,GS15がローレベルとなることにより、第4,第5スイッチSW14,SW15がオフ状態(開状態)となる。また、第3,第6ゲート信号GS13,GS16がハイレベルとなることにより、第3,第6スイッチSW13,SW16がオン状態(閉状態)となる。そのため、第2期間P2において、電流制御部150により、第1ゲート信号GS11がハイレベルとなり、第2ゲート信号GS12がローレベルとなることにより、第3,第6スイッチSW13,SW16、リアクトル13、及び第2スイッチSW12を含む閉回路が形成される。
第1,第2期間P1,P2において、歪みを伴うリアクトル電流ILrの平均値Iaveと補正前指令電流ILp*との差を示す乖離幅Δiは、ゼロクロスタイミング(t31,t33,t35)付近において最も小さな値となる。また、乖離幅Δiは、交流電圧Vacのピークタイミング(t32,t34)付近において最も大きな値となる。
本実施形態では、補正値設定部44は、交流電圧Vacが正極性及び負極性となる第1,第2期間P1,P2それぞれで極大値を1つ取り、第1期間P1での極大値と第2期間P2での極大値との間に極小値を1つ取るように補正係数kを設定する。また、補正値設定部44は、振幅指令値Ia*が大きくなるほど、補正係数kを小さな値に設定する。
本実施形態においても、制御装置30は、交流電圧Vacと、振幅指令値Ia*と、補正係数kとの関係を示す補正値マップを記憶部に記憶している。そのため、補正値設定部44は、この補正値マップを参照することにより、振幅指令値Ia*及び交流電圧Vacに応じた補正係数kを設定することができる。
次に、本実施形態において、補正係数kと交流電圧Vacとの対応関係を示す補正値マップの作成方法について説明する。
リアクトル電流ILrの増加時の傾きmbは、「mb=(Vdc−|Vac|)/L」の関係がある。そのため、この関係性を上記式(1)に代入することにより、直流電圧Vdcを交流電圧Vacに変換する場合の乖離幅Δiは下記式(6)により算出される。
Figure 2019193371
DC・AC変換器80が直流電圧を交流電圧に変換する場合、デューティ比Dは、下記式(7)により算出される。
Figure 2019193371
補正係数kは、上記式(4)の乖離幅Δiに上記式(6)を代入し、代入後の式を補正係数kの式として展開した下記式(8)により算出される。
Figure 2019193371
本実施形態では、上記式(7),(8)を用いて、交流電圧Vacと、直流電圧Vdcと、補正前指令電流ILp*とに応じた補正係数kを算出する。そして、算出した補正係数kを、交流電圧Vacに対応付けることにより補正値マップを作成する。
以上説明した本実施形態では、直流電圧を交流電圧に変換する場合においても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
<第3実施形態>
第3実施形態では、第1実施形態と異なる構成を主に説明する。なお、第1実施形態と同一の符号を付した構成は同一の構成を示し、その説明は繰り返さない。
電力変換装置100が高負荷で駆動する場合、低負荷で駆動する場合と比べて、リアクトル電流ILrが過剰に流れるのを防止する等の観点から、補正前指令電流ILp*の補正に対して高い応答性が要求される場合がある。ここで、補正前指令電流ILp*に補正係数kを積算する場合、補正前指令電流ILp*に補正値を加算する場合と比べて、制御装置30の処理負荷が高くなるため、補正の際の応答性が低くなる。
本実施形態では、電力変換装置100の負荷が所定値以下である場合は、補正係数kを補正前指令電流ILp*に積算することにより指令電流IL*を算出する。一方、電力変換装置100の負荷が所定値よりも大きい場合は、補正値Icを補正前指令電流ILp*に加算することにより指令電流IL*を算出する。
本実施形態に係る制御装置30の機能ブロック図を図10を用いて説明する。本実施形態では、補正部140は、負荷判定部141と、第1補正部142と、第2補正部143とを備えている。
負荷判定部141は、振幅指令値Ia*に基づいて、電力変換装置100の負荷を判定し、判定結果に基づいて、絶対値算出部43から出力された補正前指令電流ILp*(=|Ia*×sinωt|)を、第1補正部142と第2補正部143とのいずれかに出力する。具体的には、負荷判定部141は、振幅指令値Ia*を負荷判定値THA以下と判定すると、補正前指令電流ILp*を第1補正部142に出力する。一方、負荷判定部141は、振幅指令値Ia*を負荷判定値THAよりも大きいと判定すると、補正前指令電流ILp*を第2補正部143に出力する。
第1補正部142は、補正前指令電流ILp*に補正係数kを積算する。第2補正部143は、補正前指令電流ILp*に補正値Icを加算する。そのため、本実施形態では、高負荷時では、補正前指令電流ILp*に補正値Icが加算された値が指令電流IL*となる。
本実施形態では、補正値設定部44は、交流電圧Vacが正極性及び負極性となる期間P1,P2それぞれで極小値を1つ取り、正極性の期間での極小値と負極性の期間での極小値との間に極大値を1つ取るように補正値Icを設定する。
本実施形態では、上記式(2),(3)を用いて、交流電圧Vacに応じた乖離幅Δiを補正値Icとして算出する。そして、算出した補正値Icを、交流電圧Vacに対応付けることにより補正値マップを作成する。
以上説明した本実施形態では、制御装置30は、振幅指令値Ia*が負荷判定値THA以下であると判定した場合は、補正係数kを補正前指令電流ILp*に積算することにより補正前指令電流ILp*を算出する。一方、振幅指令値Ia*が負荷判定値THAよりも大きいと判定した場合は、補正値Icを補正前指令電流ILp*に加算することにより、補正前指令電流ILp*を算出する。この場合、補正前指令電流ILp*に対する過補正を抑制しつつ、高負荷時において補正時に求められる応答性を損なわないようにすることができる。
<第3実施形態の変形例>
・電力変換装置100が直流電圧を交流電圧に変換する場合、補正値Icを以下のように算出すればよい。具体的には、上記式(6),(7)を用いて、交流電圧Vacに応じた乖離幅Δiを補正値Icとして算出する。そして、算出した補正値Icを、交流電圧Vacに対応付けることにより補正値マップを作成する。
・電力変換装置100の負荷を振幅指令値Ia*に基づいて判定することに換えて、リアクトル電流ILrにより判定してもよい。
<その他の実施形態>
・各実施形態では、力率を1とする場合を例に説明を行った。これに換えて、力率が1未満の場合においても、本実施形態を適用することができる。この場合、波形生成部40は、力率に応じて、交流電圧Vacから所定量αだけ位相がずれた基準波形(=sin(ωt+α))を生成すればよい。
・制御装置30は、補正値マップを参照することにより補正係数kを設定することに換えて、交流電圧Vac、直流電圧Vdc、基準波形sinωt、及び振幅指令値Ia*に基づいて補正係数kを都度算出してもよい。この場合、基準波形sinωtが0とならないように、補正係数kの算出周期を設定すればよい。
・制御装置30は、メモリ等の記憶部を備え、この記憶部に、基準波形に補正係数を積算した値が記憶されていてもよい。
・例えば、振幅指令値Ia*が固定値に設定される場合、振幅指令値Ia*及び交流電圧Vacのうち、交流電圧Vacのみに基づいて補正係数kが設定されてもよい。
電力変換装置100は、交流電圧と直流電圧との間で双方向での電力変換を行う装置であってもよい。
13…リアクトル、30…制御装置、40…波形生成部、41…補正部、42…乗算器、43…絶対値算出部、44…補正値設定部、50…電流制御部、100…電力変換装置、SW…スイッチ。

Claims (3)

  1. リアクトル(13)と、駆動スイッチ(SW〜SW16)とを有し、交流電圧及び直流電圧のうち、入力される一方の電圧を他方の電圧に変換して出力する電力変換装置(100)に適用される電力変換装置の制御装置(30)であって、
    前記リアクトルに流れるリアクトル電流を取得する電流取得部と、
    前記交流電圧を取得する交流電圧取得部と、
    前記交流電圧の電圧変化を示す基準波形と前記リアクトル電流の振幅を示す振幅指令値とを積算した値に基づいて、前記リアクトル電流の指令値である指令電流を算出する指令値算出部(40,42,43)と、
    取得された前記交流電圧に基づいて、算出された前記指令電流を補正するための補正係数を設定する補正値設定部(44)と、
    取得された前記リアクトル電流を、算出された前記指令電流に制御すべく、ピーク電流モード制御により前記駆動スイッチを操作する電流制御部(50,150)と、
    前記基準波形及び前記基準波形に前記振幅指令値を積算した値のいずれかに前記補正係数を積算することにより、前記電流制御部で用いられる前記指令電流を補正する補正部(41,140)を備える電力変換装置の制御装置。
  2. 前記補正値設定部は、取得された前記交流電圧と前記振幅指令値とに基づいて、前記補正係数を設定し、前記振幅指令値が大きいほど前記補正係数を小さな値に設定する請求項1に記載の電力変換装置の制御装置。
  3. 前記電力変換装置の負荷が所定値よりも大きいか否かを判定する判定部(141)を備え、
    前記補正部は、
    前記判定部により前記電力変換装置の負荷が前記所定値以下であると判定された場合に、前記基準波形及び前記基準波形に前記振幅指令値を積算した値のいずれかに前記補正係数を積算することにより、前記電流制御部で用いられる前記指令電流を補正し、
    前記判定部により前記電力変換装置の負荷が前記所定値よりも大きいと判定された場合に、前記基準波形に前記振幅指令値を積算した値に補正値を加算することにより、前記電流制御部で用いられる前記指令電流を補正する請求項1又は2に記載の電力変換装置の制御装置。
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