JP2019192584A - 蓄電モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】電解液の漏れを抑制することができる蓄電モジュールを提供する。【解決手段】蓄電モジュール4は、内部空間Vが形成された電極積層体11と、内部空間Vに収容された電解液と、を備えている。電極積層体11は、積層方向Dに積層された複数のシート状の電極(複数のバイポーラ電極14、単一の負極終端電極18、及び、単一の正極終端電極19)と、電極の周縁部15cに設けられた樹脂枠21と、ガスを透過させつつ液体を留めるためのフィルタ24と、を有している。樹脂枠21は、積層方向Dに沿って隣接する一対の電極と共に内部空間Vを形成する。樹脂枠21には、内部空間Vに電解液を注入するための注入口21fが形成されている。フィルタ24は、注入口21fに対応する位置において樹脂枠21の内側(すなわち内部空間V)に配置されている。【選択図】図2

Description

本発明は、蓄電モジュールに関する。
特許文献1には、バイポーラ電池が記載されている。このバイポーラ電池は、積層された複数枚のバイポーラ電極を含む電池要素を備えている。また、このバイポーラ電池は、隣接する電池要素の間に電解液が収容される空間を形成するために電池要素の外部を被覆する樹脂群を備えている。この樹脂群の少なくとも一部には、被覆厚さを一般面より薄くした部位を有している。被覆の薄い部位は、異常時に電池の内圧が上昇した場合に、その部位から効果的にガスを放出するための安全弁としての効果を有している。
特開2005−005163号公報
ところで、バイポーラ電池においては、電池の内圧が上昇すると、安全弁からガスが放出されると共に電解液が漏れてしまう場合がある。この場合、液枯れにより電池の抵抗が増加するおそれがある。
そこで、本発明は、電解液の漏れを抑制することができる蓄電モジュールを提供することを目的とする。
本発明の蓄電モジュールは、内部空間が形成された積層体と、内部空間に収容された電解液と、を備え、積層体は、第1方向に積層された複数のシート状の電極と、電極の周縁部に設けられ、第1方向に沿って隣接する一対の電極と共に内部空間を形成する樹脂枠と、内部空間内に配置され、ガスを透過させつつ液体を留めるためのフィルタと、を有し、樹脂枠には、内部空間に電解液を注入するための注入口が形成されており、フィルタは、注入口に対応する位置において樹脂枠の内側に配置されている。
この蓄電モジュールにおいては、互いに隣り合う一対の電極と樹脂枠とによって内部空間が形成されている。また、樹脂枠には、内部空間に対して電解液を注入するための注入口が形成されている。更に、積層体にあっては、樹脂枠の注入口に対応する位置において樹脂枠の内側(すなわち内部空間)には、ガスを透過させつつ液体を留めるフィルタが配置されている。このため、内部空間で発生したガスはフィルタを透過し注入口から排出される一方、内部空間に収容された電解液はフィルタによって内部空間に留められる。これにより、電解液が注入口から漏れることが抑制される。
本発明の蓄電モジュールにおいては、積層体は、電極の間に配置されたセパレータを更に有し、セパレータは、電極の活物質層の間に介在する第1部分と、第1部分から注入口に向けて延在し、注入口に対応する位置において樹脂枠の内側に配置される第2部分と、を有し、フィルタは、第2部分によって構成されていてもよい。この場合、セパレータによってフィルタを構成することにより、部品点数を削減できる。
本発明の蓄電モジュールにおいては、第2部分の厚さは、第1部分の厚さよりも大きくてもよい。このように、セパレータの第2部分を相対的に厚くすることにより、好適にフィルタを構成できる。
本発明の蓄電モジュールにおいては、樹脂枠は、電極上に配置された枠状の第1層と、第1層上に積層され注入口が形成された枠状の第2層と、を含み、第1層は、第1領域と、第1方向から見て第1領域よりも内側に配置された第2領域と、を含み、第2層は、第1方向から見て第2領域を露出するように第1領域上に積層されており、第2部分は、第2領域上に配置されていてもよい。このように、セパレータの第2部分を樹脂枠の第1層上に配置することにより、好適にフィルタを構成できる。
本発明の蓄電モジュールにおいては、第2部分は、第1層及び第1層に対向する電極に押圧されて圧縮されていてもよい。この場合、電解液の漏れがより確実に抑制される。
本発明の蓄電モジュールにおいては、積層体は、電極の間に配置されたセパレータを更に有し、フィルタは、セパレータとは別体に設けられていてもよい。この場合、フィルタの設計の自由度が向上される。
本発明の蓄電モジュールにおいては、フィルタの空隙率は、40%以下であってもよい。この場合、電解液の漏れが確実に抑制される。すなわち、注入口からの電解液の排出量が抑制される。
本発明の蓄電モジュールにおいては、フィルタの空隙率は、30%以上であってもよい。この場合、内部空間で発生したガスが確実に排出される。すなわち、内部空間で発生したガスによって内部空間と外部との圧力差が大きくなることが抑制される。
本発明の蓄電モジュールにおいては、フィルタの空隙率は、36%以上であって、40%以下であってもよい。この場合、電解液の漏れが確実に抑制されると共に、内部空間で発生したガスが確実に排出される。すなわち、注入口からの電解液の排出量が抑制されると共に、内部空間で発生したガスによって内部空間と外部との圧力差が大きくなることが抑制される。
本発明の蓄電モジュールにおいては、フィルタの材料は、不織布であってもよい。この場合、不織布を用いて上記効果を奏するフィルタを形成することができる。
本発明によれば、電解液の漏れを抑制することができる蓄電モジュールを提供することができる。
蓄電装置の一実施形態を示す概略断面図である。 図1に示された蓄電モジュールの内部構成を示す概略断面図である。 図2に示された電極ユニットの平面図である。 図2に示されたフィルタの性能を示す図である。 変形例に係る蓄電モジュールを示す図である。 変形例に係る蓄電モジュールを示す図である。 変形例に係る蓄電モジュールを示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、蓄電装置の一実施形態を示す概略断面図である。図1に示される蓄電装置1は、例えば、フォークリフト、ハイブリッド自動車、電気自動車等の各種車両のバッテリとして用いられる。蓄電装置1は、積層方向(第1方向)Dに積層された複数の蓄電モジュール4を含むモジュール積層体2と、モジュール積層体2に対してその積層方向Dに拘束荷重を付加する拘束部材3とを備えている。
モジュール積層体2は、複数(ここでは3つ)の蓄電モジュール4と、複数(ここでは4つ)の導電板5と、を含む。蓄電モジュール4は、バイポーラ電池であり、積層方向Dから見て矩形状をなしている。蓄電モジュール4は、例えばニッケル水素二次電池、リチウムイオン二次電池等の二次電池、又は電気二重層キャパシタである。以下の説明では、ニッケル水素二次電池を例示する。
積層方向Dに互いに隣り合う蓄電モジュール4同士は、導電板5を介して電気的に接続されている。導電板5は、積層方向Dに互いに隣り合う蓄電モジュール4間と、積層端に位置する蓄電モジュール4の外側と、にそれぞれ配置されている。すなわち、導電板5は、蓄電モジュール4と交互に積層されている。積層端に位置する蓄電モジュール4の外側に配置された一方の導電板5には、正極端子6が接続されている。積層端に位置する蓄電モジュール4の外側に配置された他方の導電板5には、負極端子7が接続されている。正極端子6及び負極端子7は、例えば導電板5の縁部から積層方向Dに交差する方向に引き出されている。正極端子6及び負極端子7により、蓄電装置1の充放電が実施される。
導電板5の内部には、空気等の冷媒を流通させる複数の流路5aが設けられている。流路5aは、例えば、積層方向Dと、正極端子6及び負極端子7の引き出し方向と、にそれぞれ交差(直交)する方向に沿って延在している。導電板5は、蓄電モジュール4同士を電気的に接続する接続部材としての機能のほか、これらの流路5aに冷媒を流通させることにより、蓄電モジュール4で発生した熱を放熱する放熱板としての機能を併せ持つ。すなわち、導電板5は、蓄電モジュール4を冷却する機能を有している。
なお、図1の例では、積層方向Dから見た導電板5の面積は、蓄電モジュール4の面積よりも小さいが、放熱性の向上の観点から、導電板5の面積は、蓄電モジュール4の面積と同じであってもよく、蓄電モジュール4の面積よりも大きくてもよい。導電板5は、積層方向Dから見て、後述するフィルタ24(図2参照)に重複するように延在している。導電板5は、積層方向Dから見て、後述する樹脂枠21(図2参照)に重複するように延在している。
拘束部材3は、モジュール積層体2を積層方向Dに挟む一対のエンドプレート8と、エンドプレート8同士を締結する締結ボルト9及びナット10と、によって構成されている。エンドプレート8は、積層方向Dから見て蓄電モジュール4及び導電板5の面積よりも一回り大きい面積を有する矩形の金属板である。エンドプレート8の内側面(モジュール積層体2側の面)には、電気絶縁性を有するフィルムFが設けられている。フィルムFにより、エンドプレート8と導電板5との間が絶縁されている。
エンドプレート8の縁部には、モジュール積層体2よりも外側となる位置に挿通孔8aが設けられている。締結ボルト9は、一方のエンドプレート8の挿通孔8aから他方のエンドプレート8の挿通孔8aに向かって通され、他方のエンドプレート8の挿通孔8aから突出した締結ボルト9の先端部分には、ナット10が螺合されている。これにより、蓄電モジュール4及び導電板5がエンドプレート8によって挟持されてモジュール積層体2としてユニット化されると共に、モジュール積層体2に対して積層方向に拘束荷重が付加される。すなわち、蓄電モジュール4と導電板5とは、拘束部材3の拘束によって一体化されている。
次に、蓄電モジュール4の構成について詳細に説明する。図2は、図1に示された蓄電モジュールの内部構成を示す概略断面図である。図2に示されるように、蓄電モジュール4は、電極積層体(積層体)11と、電解液(不図示)と、を備えている。電極積層体11は、積層方向Dに積層された複数の電極ユニット12と、互いに隣接する電極ユニット12の間に配置されたセパレータ13と、を有している。電極ユニット12は、シート状の電極(複数のバイポーラ電極14、単一の負極終端電極18、及び、単一の正極終端電極19)と、電極の周縁部に設けられた樹脂枠21と、樹脂枠21の内側に配置されたフィルタ24と、を有している。
バイポーラ電極14は、電極板15、電極板15の第1面15aに設けられた正極16、電極板15の第1面15aの反対の第2面15bに設けられた負極17を含んでいる。正極16は、正極活物質が電極板15に塗工されることにより形成される正極活物質層である。負極17は、負極活物質が電極板15に塗工されることにより形成される負極活物質層である。電極積層体11において、一のバイポーラ電極14の正極16は、セパレータ13を挟んで積層方向Dに隣り合う別のバイポーラ電極14の負極17と対向している。電極積層体11において、一のバイポーラ電極14の負極17は、セパレータ13を挟んで積層方向Dに隣り合うさらに別のバイポーラ電極14の正極16と対向している。
負極終端電極18は、電極板15、及び電極板15の第2面15bに設けられた負極17を含んでいる。負極終端電極18は、その第2面15bが電極積層体11の内側(積層方向Dについての中心側)になるように、積層方向Dの一端に配置されている。負極終端電極18の負極17は、セパレータ13を介して、積層方向Dの一端のバイポーラ電極14の正極16と対向している。正極終端電極19は、電極板15、及び電極板15の第1面15aに設けられた正極16を含んでいる。正極終端電極19は、その第1面15aが電極積層体11の内側になるように、積層方向Dの他端に配置されている。正極終端電極19の正極16は、セパレータ13を介して、積層方向Dの他端のバイポーラ電極14の負極17と対向している。
負極終端電極18の電極板15の第1面15aには、導電板5が接触している。また、正極終端電極19の電極板15の第2面15bには、蓄電モジュール4に隣接する他方の導電板5が接触している。拘束部材3からの拘束荷重は、導電板5を介して負極終端電極18及び正極終端電極19から電極積層体11に付加される。すなわち、導電板5は、積層方向Dに沿って電極積層体11に拘束荷重を付加する拘束部材でもある。
電極板15は、例えば、ニッケル又はニッケルメッキ鋼板といった金属からなる。一例として、電極板15は、ニッケルからなる矩形の金属箔である。電極板15の周縁部(バイポーラ電極14、負極終端電極18、及び、正極終端電極19の周縁部)15cは、矩形枠状をなし、正極活物質及び負極活物質が塗工されない未塗工領域となっている。正極16を構成する正極活物質としては、例えば水酸化ニッケルが挙げられる。負極17を構成する負極活物質としては、例えば水素吸蔵合金が挙げられる。本実施形態では、電極板15の第2面15bにおける負極17の形成領域は、電極板15の第1面15aにおける正極16の形成領域に対して一回り大きくなっている。
電極板15の表面は粗面化されている。ここでは、第1面15a、第2面15b及び端面を含む電極板15の表面全体が粗面化されている。電極板15の表面は、例えば、電解メッキ処理で複数の突起が形成されることにより粗面化されている。このように電極板15が粗面化されている場合、電極板15と後述する樹脂枠21との接合界面では、溶融状態の樹脂枠21が粗面化により形成された凹部内に入り込み、アンカー効果が発揮される。これにより、電極板15と樹脂枠21との結合力を向上させることができる。少なくとも、第1面15aにおける周縁部15cが粗面化されていれば、結合力向上の効果が得られる。突起は、例えば、基端側から先端側に向かって先太りとなる形状を有している。この場合、互いに隣接する突起の間の断面形状はアンダーカット形状となり、アンカー効果が生じ易い。なお、突起の形状及び密度等は特に限定されない。
正極16は、積層方向Dに交差する方向に延びる複数の溝16a(図3参照)によって、溝16aの延在方向及び積層方向Dに交差する方向に沿って配列された複数のストライプ状の部分に分割されている。これにより、バイポーラ電極14及び正極終端電極19の第1面15aにおける当該部分の間の領域は、正極活物質から露出された未塗工領域16bとなっている。また、バイポーラ電極14及び正極終端電極19の第1面15aにおける溝16aの延在方向の一方の端部(後述する注入口21fと反対側の端部)にも、未塗工領域16cが設けられている。未塗工領域16cは、複数の未塗工領域16bに接続されるように長方形状に設定されている。未塗工領域16cの面積は、未塗工領域16bの面積に比べて十分に大きい。これにより、後述する内部空間Vにおいてガスが発生した場合に、当該ガスが未塗工領域16bから未塗工領域16cに導入されて貯留されることにより、内部空間Vの内圧の上昇が抑制される。バイポーラ電極14の第2面15b、及び、負極終端電極18の第2面15bについても、同様に構成されている。
すなわち、負極17は、積層方向Dに交差する方向に延びる複数の溝によって、溝の延在方向及び積層方向Dに交差する方向に沿って配列された複数のストライプ状の部分に分割されている。これにより、バイポーラ電極14及び負極終端電極18の第2面15bにおける当該部分の間の領域は、負極活物質から露出された未塗工領域(第1未塗工領域)となっている。また、バイポーラ電極14及び負極終端電極18の第2面15bにおける溝の延在方向の一方の端部(後述する注入口21fと反対側の端部)にも、未塗工領域(第2未塗工領域)が設けられている。第2未塗工領域は、複数の第1未塗工領域に接続されるように長方形状に設定されている。第2未塗工領域の面積は、第1未塗工領域の面積に比べて十分に大きい。これにより、内部空間Vにおいてガスが発生した場合に、当該ガスが第1未塗工領域から第2未塗工領域に導入されて貯留されることにより、内部空間Vの内圧の上昇が抑制される。
図3は、電極ユニット12の平面図である。図2及び図3に示されるように、樹脂枠21は、積層方向Dから見て、矩形環状をなし、周縁部15cの全周にわたって連続的に設けられている。樹脂枠21は、電極板15の第1面15aに気密に接合(例えば溶着)されている。樹脂枠21は、例えば超音波又は熱によって溶着されている。樹脂枠21は所定の厚さ(積層方向Dの長さ)を有するフィルムである。電極板15の端面は、樹脂枠21から露出している。樹脂枠21の内側の一部は、積層方向Dに互いに隣り合う電極板15の周縁部15c同士の間に位置しており、外側の一部は、電極板15から外側に張り出している。樹脂枠21は、当該外側の一部において後述する封止体に埋設されている。積層方向Dに沿って互いに隣り合う樹脂枠21同士は、互いに離間している。
樹脂枠21は、枠状の第1樹脂枠(第1層)22と、枠状の第2樹脂枠(第2層)23と、を含んでいる。第1樹脂枠22は、電極板15上に配置されている。第1樹脂枠22は、積層方向Dから見て、矩形環状をなしている。第1樹脂枠22は、矩形環状の第1領域22eと矩形環状の第2領域22fとを含んでいる。積層方向Dから見て、第2領域22fは、第1領域22eの内側に位置している。第1樹脂枠22は、第3面22a、及び第3面22aの反対の第4面22b、並びに、積層方向Dから見て矩形状をなしている内縁22c及び外縁22dを含んでいる。
第1領域22eは、積層方向Dから見て、矩形環状をなしている。積層方向Dから見て、第1領域22eの外縁は、第1樹脂枠22の外縁22dと一致している。積層方向Dから見て、第1領域22eの内縁は、第1樹脂枠22の内縁22cよりも一回り大きい矩形状である。第2領域22fは、積層方向Dから見て第1領域22eよりも内側に配置されている。第2領域22fは、積層方向Dから見て、矩形環状をなしている。積層方向Dから見て、第2領域22fの外縁は、第1領域22eの内縁と一致している。積層方向Dから見て、第2領域22fの内縁は、第1樹脂枠22の内縁22cと一致している。
第2樹脂枠23は、第1樹脂枠22上に積層されている。第2樹脂枠23は、積層方向Dから見て、矩形環状をなしている。第2樹脂枠23は、第5面23a、及び第5面23aの反対の第6面23b、並びに、積層方向Dから見て矩形状をなしている内縁23c及び外縁23dを含んでいる。積層方向Dから見て、第1樹脂枠22の外縁22d及び第2樹脂枠23の外縁23dは、互いに一致しており樹脂枠21の外縁21dを構成している。積層方向Dから見て、第2樹脂枠23の外縁23dは、第1領域22eの外縁と一致している。
積層方向Dから見て、第2樹脂枠23の内縁23cは、第1樹脂枠22の内縁22cよりも一回り大きい矩形状である。積層方向Dから見て、第2樹脂枠23の内縁23cは、第1領域22eの内縁及び第2領域22fの外縁と一致している。すなわち、第2樹脂枠23は、積層方向Dから見て、第2領域22fを露出するように第1領域22e上に積層されている。
第1樹脂枠22の内縁22cは、樹脂枠21の内縁21cを構成している。第1樹脂枠22の第4面22bは、バイポーラ電極14及び正極終端電極19の第1面15aに溶着されて第1面15aに接合されている。第2樹脂枠23の第6面23bは、第1樹脂枠22の第3面22aに溶着されて第3面22aに接合されている。第2樹脂枠23の第5面23aは、バイポーラ電極14及び負極終端電極18の第2面15bに接触している。
このように、樹脂枠21は、積層方向Dに沿って隣接する一対の電極と共に内部空間Vを形成している。すなわち、電極積層体11には、内部空間Vが形成されている。具体的には、積層方向Dに沿って互いに隣り合うバイポーラ電極14の間、積層方向Dに沿って互いに隣り合う負極終端電極18とバイポーラ電極14との間、及び、積層方向Dに沿って互いに隣り合う正極終端電極19とバイポーラ電極14との間には、内部空間Vが形成されている。内部空間Vには、例えば水酸化カリウム水溶液等のアルカリ水溶液からなる電解液が収容されている。電解液は、セパレータ13、正極16及び負極17内に含浸されている。
樹脂枠21には、内部空間Vに電解液を注入するための注入口21fが形成されている。注入口21fは、矩形環状の樹脂枠21の一つの辺部及び積層方向Dに交差(直交)する方向において、当該辺部を貫通している。具体的には、注入口21fは、矩形環状の第2樹脂枠23の一つの辺部に交差(直交)する方向において、当該辺部を貫通している。注入口21fは、積層方向Dにおいて第2樹脂枠23の当該辺部を貫通している。すなわち、第1樹脂枠22の第3面22aは、第2樹脂枠23と共に注入口21fを形成する。
フィルタ24は、内部空間V内に配置されている。フィルタ24は、注入口21fに対応する位置において樹脂枠21の内側に配置されている。フィルタ24は、注入口21fに臨むように第1樹脂枠22の内側に配置されている。フィルタ24は、樹脂枠21とセパレータ13との間に配置されている。つまり、フィルタ24は、セパレータ13とは別体に設けられている。フィルタ24は、樹脂枠21と正極16及び負極17との間に配置されている。つまり、フィルタ24は、積層方向Dから見て、電極板15の未塗工領域に配置されている。フィルタ24は、注入口21fが形成された樹脂枠21の辺部に沿って延在している。フィルタ24の延在方向における両端は、第1樹脂枠22の内縁22cに当接している。
フィルタ24は、積層方向Dに沿って隣接する一対の電極(ここでは、電極板15)の間に配置されている。フィルタ24は、電極板15の第1面15a及び第2面15bに接触している。フィルタ24の材料は、例えば不織布である。フィルタ24としては、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、メチルセルロース等からなる不織布が例示される。フィルタ24は、一対の電極(ここでは、電極板15)によって押圧されて圧縮されている。つまり、自然状態(圧縮等により変形していない状態)におけるフィルタ24の厚さは、電極板15の間の距離よりも大きい。
フィルタ24は、ガス(ここでは、内部空間Vで発生したガス)を透過させつつ液体(ここでは、電解液)を留めるために設けられている。図4は、フィルタ24の性能を示す図である。図4に示されるように、フィルタ24の空隙率が上昇すると、フィルタ24における圧力損失(実線)は低下する一方、内部空間Vに収容された電解液の排出量(点線)は上昇する。すなわち、フィルタ24における圧力損失と内部空間Vに収容された電解液の排出量とは互いに背反の関係にある。これは、フィルタ24の空隙率が上昇すると、内部空間Vで発生したガス及び電解液がフィルタ24を介して注入口から排出しやすくなるためである。フィルタ24における圧力損失とは、フィルタ24の内側と外側との圧力差のことをいう。
内部空間Vで発生したガスが、フィルタ24の内側に貯留し続けると、フィルタ24における圧力損失は大きくなり、内部空間Vで発生したガスが排出されると、フィルタ24における圧力損失は小さくなる。内部空間Vで発生したガスを排出させるために、フィルタ24の空隙率を大きくすると、内部空間Vに収容された電解液の排出量も増えてしまう。ここで、電解液の排出量を抑制するために、フィルタ24の空隙率を小さくすると、ガスが内部空間Vから排出され難くなってしまう。本願の発明者らは、フィルタ24の空隙率が40%以下である場合には、電解液の排出量が確実に減少することを見出した。また、フィルタ24の空隙率が30%以上である場合には、ガスが確実に排出されることを見出した。
このような観点から、フィルタ24の空隙率を以下のように設定することができる。すなわち、フィルタ24の空隙率は、例えば30%以上であって、40%以下である。フィルタ24の空隙率は、好ましくは、36%以上であって、40%以下である。なお、フィルタ24の空隙率は、一例として、一対の電極板15によってフィルタ24を圧縮する際に、フィルタ24の圧縮率を制御することによって設定する。具体的には、例えば、自然状態におけるフィルタ24の厚さと電極板15の間の距離との相対関係を変更することによって、フィルタ24の圧縮率を設定可能である。自然状態におけるフィルタ24の厚さが電極板15の間の距離より大きければ大きいほど、一対の電極板15によってフィルタ24を圧縮したときに、フィルタ24の圧縮率が大きくなる。空隙率は、圧縮率に応じて減少する。すなわち、圧縮率が大きくなると、空隙率は小さくなる。フィルタ24は、後述する封止体が設けられるときに、導電板5によって蓄電モジュール4を押圧することによって所定の圧縮率となるように圧縮される。
セパレータ13は、例えばシート状に形成されている。セパレータ13は、積層方向Dに沿って隣接する一対の電極の間に配置されている。セパレータ13は、正極16と負極17との間に配置されている。セパレータ13の縁部(フィルタ24側の縁部を除く)は、第1樹脂枠22の第2領域22f上に載置されている。セパレータ13としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂からなる多孔質フィルム、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、メチルセルロース等からなる織布又は不織布等が例示される。セパレータ13は、フッ化ビニリデン樹脂化合物で補強されたものであってもよい。
蓄電モジュール4は、電極積層体11を封止する樹脂製の封止体(不図示)を更に備えている。封止体は、例えば絶縁性の樹脂によって、全体として矩形の筒状に形成されている。封止体は、周縁部15cを包囲するように電極積層体11の側面に設けられている。封止体は、電極積層体11の側面において周縁部15cを保持している。封止体は、電極積層体11の側面に沿って樹脂枠21を外側から包囲するように樹脂枠21に接合されている。封止体は、樹脂枠21の外側に設けられ、蓄電モジュール4の外壁(筐体)を構成している。封止体は、例えば樹脂の射出成型によって形成されている。封止体は、例えば、射出成型時の熱によって樹脂枠21の外表面に溶着(接合)されている。
封止体は、樹脂枠21と共に内部空間Vを封止している。これにより、バイポーラ電極14の間、負極終端電極18とバイポーラ電極14との間、及び、正極終端電極19とバイポーラ電極14との間には、それぞれ気密に仕切られた内部空間Vが形成されている。樹脂枠21及び封止体は、例えば、絶縁性の樹脂であって、ポリプロピレン(PP)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、又は変性ポリフェニレンエーテル(変性PPE)等から構成され得る。
封止体には、注入口21fに連通した連通孔が形成されている。連通孔には、安全弁(圧力調整弁)が設けられている。安全弁は、内部空間Vの内圧が上昇したときに、内部空間V内のガスを排出させるためのものである。連通孔及び注入口21fは、各内部空間Vに電解液を注入するための注液口として機能すると共に、電解液が注入された後は、安全弁の接続口として機能する。
以上説明したように、蓄電モジュール4においては、互いに隣り合う一対の電極と樹脂枠21とによって内部空間Vが形成されている。また、樹脂枠21には、内部空間Vに対して電解液を注入するための注入口21fが形成されている。更に、電極積層体11にあっては、樹脂枠21の注入口21fに対応する位置において樹脂枠21の内側(すなわち内部空間V)には、ガスを透過させつつ液体を留めるフィルタ24が配置されている。このため、内部空間Vで発生したガスはフィルタ24を透過し注入口21fから排出される一方、内部空間Vに収容された電解液はフィルタ24によって内部空間Vに留められる。これにより、電解液が注入口21fから漏れることが抑制される。よって、蓄電モジュール4によれば、電解液の漏れを抑制することができる。
また、蓄電モジュール4においては、フィルタ24がセパレータ13とは別体に設けられている。これにより、フィルタの設計の自由度が向上される。
また、蓄電モジュール4においては、フィルタ24の空隙率は、40%以下である。これにより、電解液の漏れが確実に抑制される。すなわち、注入口21fからの電解液の排出量が抑制される。
また、蓄電モジュール4においては、フィルタ24の空隙率は、30%以上である。これにより、内部空間Vで発生したガスが確実に排出される。すなわち、内部空間Vで発生したガスによって内部空間Vと外部との圧力差(フィルタ24における圧力損失)が大きくなることが抑制される。
また、蓄電モジュール4においては、フィルタ24の空隙率は、36%以上であって、40%以下である。これにより、電解液の漏れが確実に抑制されると共に、内部空間Vで発生したガスが確実に排出される。すなわち、注入口21fからの電解液の排出量が抑制されると共に、内部空間Vで発生したガスによって内部空間Vと外部との圧力差が大きくなることが抑制される。
また、蓄電モジュール4においては、フィルタ24の材料は、不織布である。これにより、不織布を用いて上記効果を奏するフィルタ24を形成することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。
図5〜図7は、変形例に係る蓄電モジュールの一部を示す図である。図5に示されるように、セパレータ13は、第1部分13aと、第2部分13bと、を有してもよい。第1部分13aは、積層方向Dに沿って隣接する一対の電極の活物質層の間(ここでは、正極16と負極17との間)に介在している。第2部分13bは、第1部分13aから注入口21fに向けて延在している。第2部分13bは、セパレータ13の縁部である。第1部分13aと第2部分13bとは一体的に形成されている。第2部分13bは、注入口21fに対応する位置において第2樹脂枠23の内側に配置されている。このような場合には、フィルタ24は、セパレータ13の第2部分13bによって構成されている。この場合、セパレータ13によってフィルタ24を構成することにより、部品点数を削減できる。
また、第2部分13bの厚さは、第1部分13aの厚さよりも大きくてもよい。第2部分13bは、例えば、セパレータ13における注入口21f側の縁部を(ここでは、1回)折り返すことによって、第2部分13bをセパレータ13の重複部分として形成し、第2部分13bの厚さを第1部分13aの厚さよりも大きくしている。この場合、セパレータ13の第2部分13bを相対的に厚くすることにより、好適にフィルタ24を構成できる。なお、第2部分13bの厚さを相対的に大きくする方法については、セパレータ13の縁部の折り返しによってセパレータ13に重複部分を形成する態様に限定されない。例えば、重複することなく縁部が中心部よりも相対的に厚いセパレータ13を用意してもよい。
また、第2部分13bは、第1樹脂枠22の第2領域22f上に配置されていてもよい。第2部分13bは、第1樹脂枠22の第2領域22f及び電極板15の第2面15bと接触している。この場合、セパレータ13の第2部分13bを樹脂枠21の第1樹脂枠22上に配置することにより、十分な圧縮率を確保して好適にフィルタ24を構成できる。また、この場合には、第2部分13bに加えて、第1樹脂枠22(第2領域22f)が電極板15の間に介在することになり、第2部分13bが第1樹脂枠22の厚さの分だけかさ上げされるので、第2部分13bの厚さを第1部分13aの厚さよりも大きくしなくても、第2部分13bを十分に圧縮してフィルタ24として機能させることが可能である。
すなわち、図6に示されるように、第2部分13bの厚さは、第1部分13aの厚さよりも大きくなくてもよい。第2部分13bの厚さは、第1部分13aの厚さ以下であってもよい。具体的には、第2部分13bは、第1樹脂枠22及び第1樹脂枠22に対向する電極(ここでは、電極板15)によって押圧されて圧縮されていてもよい。この場合、例えばセパレータ13の縁部を折り返さなくてもよいため、より容易にセパレータ13によりフィルタ24を構成することができる。また、フィルタ24が圧縮されているため、電解液の漏れがより確実に抑制される。第2部分13bの圧縮率は、例えば第2部分13bの厚さと第2樹脂枠23の厚さとの相対関係を変更することによって設定可能である。自然状態における第2部分13bの厚さが第2樹脂枠23の厚さより大きければ大きいほど、第1樹脂枠22及び電極板15によって、電極板15が第2樹脂枠23の第5面23aに接触するまでフィルタ24を圧縮したときに、フィルタ24の圧縮率が大きくなる。
また、図7に示されるように、フィルタ24がセパレータ13とは別体に設けられている場合においては、フィルタ24が第1樹脂枠22の第2領域22f上に配置されていてもよい。蓄電モジュール4においては、樹脂枠21が正極16及び負極17に干渉しないように設けられることが求められている。このため、部品単体及び組み立て時の公差を考慮して、樹脂枠21と正極16及び負極17とは、所定の大きさの隙間を介して互いに離れるように設けられている。上記公差の積み重ねによって、積層方向Dから見て、フィルタ24が第1樹脂枠22の内縁から突出する場合がある。このような場合には、電極(ここでは、電極板15の第1面15a)上に、フィルタ24を支持するためのフィルム25が配置されていてもよい。フィルム25は、電極板15の第1面15aに溶着されている。この場合、フィルム25の厚さを変更することで、フィルム25及びフィルム25に対向する電極(ここでは、電極板15)によってフィルタ24を圧縮することができる。
また、第2部分13bの厚さが第1部分13aの厚さよりも大きい場合には、第2部分13bは、第1樹脂枠22の第2領域22f上に配置されていなくてもよい。第2部分13bは、樹脂枠21の全体に対して内側に配置されていてもよい。
また、フィルタ24は、圧縮されていなくてもよい。この場合、所望の空隙率を有するフィルタ24があらかじめ用意されて、内部空間Vに配置されればよい。
また、フィルタ24の材料が不織布である例を示したが、フィルタ24の材料は織布であってもよい。
また、第1樹脂枠22と第2樹脂枠23とが積層されている例を示したが、第1樹脂枠22と第2樹脂枠23とは、一体的に形成されていてもよい。
また、負極終端電極18には、樹脂枠21が設けられていてもよく、設けられていなくてもよい。また、負極終端電極18には、第1樹脂枠22のみが設けられていてもよい。
4…蓄電モジュール、11…電極積層体(積層体)、13…セパレータ、13a…第1部分、13b…第2部分、14…バイポーラ電極、15c…周縁部、16…正極(活物質層)、17…負極(活物質層)、18…負極終端電極、19…正極終端電極、21…樹脂枠、21f…注入口、22…第1樹脂枠(第1層)、22e…第1領域、22f…第2領域、23…第2樹脂枠(第2層)、24…フィルタ、D…積層方向(第1方向)、V…内部空間。

Claims (10)

  1. 内部空間が形成された積層体と、
    前記内部空間に収容された電解液と、
    を備え、
    前記積層体は、
    第1方向に積層された複数のシート状の電極と、
    前記電極の周縁部に設けられ、前記第1方向に沿って隣接する一対の前記電極と共に前記内部空間を形成する樹脂枠と、
    前記内部空間内に配置され、ガスを透過させつつ液体を留めるためのフィルタと、
    を有し、
    前記樹脂枠には、前記内部空間に前記電解液を注入するための注入口が形成されており、
    前記フィルタは、前記注入口に対応する位置において前記樹脂枠の内側に配置されている、
    蓄電モジュール。
  2. 前記積層体は、前記電極の間に配置されたセパレータを更に有し、
    前記セパレータは、前記電極の活物質層の間に介在する第1部分と、前記第1部分から前記注入口に向けて延在し、前記注入口に対応する位置において前記樹脂枠の内側に配置される第2部分と、を有し、
    前記フィルタは、前記第2部分によって構成されている、
    請求項1に記載の蓄電モジュール。
  3. 前記第2部分の厚さは、前記第1部分の厚さよりも大きい、
    請求項2に記載の蓄電モジュール。
  4. 前記樹脂枠は、前記電極上に配置された枠状の第1層と、前記第1層上に積層され前記注入口が形成された枠状の第2層と、を含み、
    前記第1層は、第1領域と、前記第1方向から見て前記第1領域よりも内側に配置された第2領域と、を含み、
    前記第2層は、前記第1方向から見て前記第2領域を露出するように前記第1領域上に積層されており、
    前記第2部分は、前記第2領域上に配置されている、
    請求項2又は3に記載の蓄電モジュール。
  5. 前記第2部分は、前記第1層及び前記第1層に対向する前記電極に押圧されて圧縮されている、
    請求項4に記載の蓄電モジュール。
  6. 前記積層体は、前記電極の間に配置されたセパレータを更に有し、
    前記フィルタは、前記セパレータとは別体に設けられている、
    請求項1に記載の蓄電モジュール。
  7. 前記フィルタの空隙率は、40%以下である、
    請求項1〜6の何れか一項に記載の蓄電モジュール。
  8. 前記フィルタの空隙率は、30%以上である、
    請求項1〜7の何れか一項に記載の蓄電モジュール。
  9. 前記フィルタの空隙率は、36%以上であって、40%以下である、
    請求項1〜8の何れか一項に記載の蓄電モジュール。
  10. 前記フィルタの材料は、不織布である、請求項1〜9の何れか一項に記載の蓄電モジュール。
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