JP2019192358A - イオン風発生装置 - Google Patents

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Kengo Fukunaga
賢吾 福永
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正義 佐竹
登 前田
Noboru Maeda
登 前田
四方一史
Kazufumi Yomo
四方  一史
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Abstract

【課題】噴射口から噴射されるイオン風のエネルギーを確保できるようにする。【解決手段】先端部を有する第1の放電電極11と、先端部を有する第2の放電電極13と、基準電極30と、を備える。放電電極11は、基準電極30における放電電極11との距離が最短となる最短距離点30aと噴射口41の中心線Oとの距離が、放電電極11の先端部と噴射口41の中心線Oとの距離よりも短くなるよう配置されている。放電電極13は、基準電極30における放電電極13との距離が最短となる最短距離点30cと噴射口41の中心線Oとの距離が、放電電極13の先端部と噴射口41の中心線Oとの距離よりも短くなるよう配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、イオン風を噴射口から噴射させるイオン風発生装置に関するものである。
従来、空気砲を送出する装置として、特許文献1に記載されたものがある。この装置は、放出口が形成された筐体と、筐体内に配置された圧縮部材、磁石およびコイルを備え、コイルの電磁力により磁石を変位させて圧縮部材を変形させることにより筐体の放出口から空気砲を送出する。
特開2006−282082号公報
上記特許文献1に記載された装置を車両の車室内に配置することが考えられる。車両の車室内のような狭い空間に装置を設置する場合には、装置の小型化が要求される。しかし、筐体を小型化すると、空気砲のエネルギーが低下してしまう。このため、コイルに大電流を流す等して圧縮部材を変形させるためのエネルギーを大きくする必要がある。しかし、この場合、作動音が増大してしまうといった問題がある。
そこで、作動音を低減するようにした空気吹出装置が検討されている。この装置は、図10に示すように、筒状のケース95内に複数の放電電極91〜93と基準電極94とを配置し、放電電極91〜93と基準電極94との間にコロナ放電を発生させ、このコロナ放電によりイオンを含んだイオン風をケース95の軸方向一方側に形成された噴射口96から噴射させる。
しかし、このような装置では、ケース95内で発生したイオン風の一部がケース95に設けられた噴射口96の周囲の壁面に当たって跳ね返ってしまう。特に、ケース95の長さを短くした場合、ケース95に設けられた噴射口96の周囲の壁面に当たって跳ね返るイオン風が多くなり、噴射口96から噴射されるイオン風のエネルギーが低下してしまうといった問題がある。
本発明は上記問題に鑑みたもので、噴射口から噴射されるイオン風のエネルギーを確保できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、先端部を有する第1の放電電極(11)と、先端部を有する第2の放電電極(13)と、第1の放電電極の先端部および第2の放電電極の先端部と離間した位置に配置された基準電極(30)と、噴射口(41)を有し、第1の放電電極、第2の放電電極および基準電極を収納したケース(40)と、第1の放電電極の先端部と基準電極との間および第2の放電電極の先端部と基準電極との間に印加する電圧を出力する電源(50)と、第1の放電電極の先端部と基準電極との間および第2の放電電極の先端部と基準電極との間にコロナ放電を誘起させるよう電源の出力電圧を制御する電圧制御部(60)と、を備え、コロナ放電を誘起させることによりイオンを含むイオン風を噴射口から噴射させるイオン風発生装置であって、第1の放電電極は、基準電極における第1の放電電極との距離が最短となる最短距離点(30a)と噴射口の中心線(O)との距離が、第1の放電電極の先端部と噴射口の中心線(O)との距離よりも短くなるよう配置され、第2の放電電極は、基準電極における第2の放電電極との距離が最短となる最短距離点(30c)と噴射口の中心線(O)との距離が、第2の放電電極の先端部と噴射口の中心線(O)との距離よりも短くなるよう配置されている。
したがって、イオン風が噴射口の周囲の壁面に当たって跳ね返るのが抑制されるので、噴射口から噴射されるイオン風のエネルギーを確保することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態のイオン風発生装置の上面視図であっって、ケースの上面を切断した図である。 放電電極の最短距離点から噴射口の中心線に下ろした垂線の長さと、放電電極の先端部から噴射口の中心線に下ろした垂線の長さについて説明するための図である。 イオン風発生装置の内部の空気の流れを示した図である。 ケースの内部空間に空気を流入させた際の噴射口から吹き出される空気の進行距離のシミュレーションモデルを表した図である。 図4のシミュレーションモデルで実施したシミュレーションの結果を表した図である。 第2実施形態に係るイオン風発生装置の放電電極および基準電極を示した図である。 第3実施形態に係るイオン風発生装置の放電電極および基準電極を示した図である。 第4実施形態に係るイオン風発生装置の放電電極および基準電極を示した図である。 第5実施形態に係るイオン風発生装置の放電電極および基準電極を示した図である。 課題について説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
第1実施形態に係るイオン風発生装置について、図1〜図6を用いて説明する。本イオン風発生装置は、快適性向上のため、車両の乗員の顔に向けてイオンを含むイオン風を噴射するよう車両のメータ等に取り付けられる。
図1に示すように、イオン風発生装置は、放電電極10、基準電極30、ケース40、電源回路50および制御部60を備えている。
ケース40は、放電電極10および基準電極30を収容するものであり、筒状を成している。ケース40は、絶縁性部材により構成されている。ケース40の軸方向の一方側には、イオン風を噴射する噴射口41が形成されている。
ケース40の内部には、放電電極10および基準電極30が、図示しない支持部材を介して固定されている。
放電電極10は、放電電極11、放電電極12および放電電極13を有している。放電電極11〜13は、それぞれ軸状を成しており、その一端側に針状の先端部を有している。放電電極11〜13は、それぞれ導電金属製(例えば、銅)の部材により構成されている。なお、放電電極11は第1放電電極に相当し、放電電極13は第2放電電極に相当し、放電電極12は第3放電電極に相当する。
放電電極11〜13は、それぞれその一端側に設けられた針状の先端部が基準電極30側を向くように配置されている。
放電電極11は、基準電極30における放電電極11との距離が最短となる最短距離点30aと噴射口41の中心線Oとの距離が、放電電極11の先端部と噴射口41の中心線Oとの距離よりも短くなるよう配置されている。
具体的には、図2に示すように、放電電極11は、最短距離点30aから噴射口41の中心線Oに下ろした垂線の長さL1が、放電電極11の先端部から噴射口41の中心線Oに下ろした垂線の長さL2よりも短くなるよう配置されている。
また、放電電極13は、基準電極30における放電電極13との距離が最短となる最短距離点30cと噴射口41の中心線Oとの距離が、放電電極13の先端部と噴射口41の中心線Oとの距離よりも短くなるよう配置されている。
具体的には、放電電極13は、最短距離点30cから噴射口41の中心線Oに下ろした垂線の長さが、放電電極13の先端部から噴射口41の中心線Oに下ろした垂線の長さよりも短くなるよう配置されている。
さらに、放電電極11は、該放電電極11の先端部と、基準電極30における放電電極11との距離が最短となる最短距離点30aとの延長線E1が噴射口41の中を通るように配置されている。
また、放電電極12は、該放電電極12の先端部と、基準電極30における放電電極12との距離が最短となる最短距離点30bとの延長線E2が噴射口41の中心線Oと一致するよう配置されている。具体的には、放電電極12は、該放電電極12の先端部と、基準電極30における放電電極12との距離が最短となる最短距離点30bとの延長線E2が噴射口41の中を通るように配置されている。
また、放電電極13は、該放電電極13の先端部と、基準電極30における放電電極13との距離が最短となる最短距離点30cとの延長線E3が噴射口41の中を通るように配置されている。
基準電極30は、長尺状の板材により構成されており、放電電極11〜13と離間した位置に配置されている。基準電極30は、放電電極11〜13よりケース40の軸方向の一方側に配置されている。また、基準電極30は、その中央部がケース40の軸方向の他方側に凸となるよう湾曲している。
電源回路50は、放電電極11〜13と基準電極30の電位差を制御する出力電圧を発生させる。電源回路50は、正極端子+および負極端子−を有している。電源回路50の負極端子−は配線50aを介して放電電極11〜13に接続されている。また、電源回路50の正極端子+は配線50bを介して放電電極11〜13および接地端子GNDに接続されている。電源回路50は、3kV以上の出力電圧を出力することが可能となっている。また、電源回路50は、矩形形状の電圧を出力することが可能となっている。
制御部60は、CPU、RAM、ROM、I/O等を有するコンピュータとして構成され、CPUはROMに記憶されたプログラムにしたがって各種処理を実施する。
本実施形態の制御部60は、電源回路50の出力電圧を、放電電極11〜13と基準電極30の間にコロナ放電を誘起させない第1電圧(本実施形態では、−2キロボルト)と、放電電極11〜13と基準電極30の間にコロナ放電を誘起させる第2電圧(本実施形態では、−3キロボルト)との間で切り替える。これにより、コロナ放電により発生したイオン風がケース40の噴射口41から噴射される。
次に、イオン風発生装置の作動について説明する。まず、制御部60は、電源回路50から−2kVの電圧が出力されるよう電源回路50を制御する。これにより、放電電極11〜13の電位は−2kVとなる。このように、電源回路50の出力電圧が−2kVになっても放電電極11〜13の周囲にコロナ放電は発生しない。
次に、制御部60は、一定期間(本実施形態では、0.2秒間)、電源回路50から−3kVの電圧が出力されるよう電源回路50を制御する。これにより、放電電極11〜13の電位は−3kVとなる。このように、放電電極11〜13と基準電極30の間に−3kVの電圧が印加されると、放電電極11〜13の先端部の近傍に強電界が生じ、放電電極11〜13と基準電極30の間にコロナ放電が発生する。
ここで、本実施形態のイオン風発生装置は、放電電極11が、基準電極30における放電電極11との距離が最短となる最短距離点30aと噴射口41の中心線Oとの距離が、放電電極11の先端部と噴射口41の中心線Oとの距離よりも短くなるよう配置されている。
そして、放電電極11の先端部と、基準電極30における放電電極11との距離が最短となる最短距離点30aとの間にコロナ放電が発生し、このコロナ放電により放電電極11の先端部から最短距離点30aに向かうイオン風が生成される。
また、放電電極13は、基準電極30における放電電極13との距離が最短となる最短距離点30cと噴射口41の中心線Oとの距離が、放電電極13の先端部と噴射口41の中心線Oとの距離よりも短くなるよう配置されている。
そして、放電電極13の先端部と、基準電極30における放電電極13との距離が最短となる最短距離点30cとの間にコロナ放電が発生し、このコロナ放電により放電電極13の先端部から最短距離点30cに向かうイオン風が生成される。
さらに、放電電極12の先端部と、基準電極30における放電電極12との距離が最短となる最短距離点30bとの間にコロナ放電が発生し、このコロナ放電により放電電極12の先端部から最短距離点30bに向かうイオン風が生成される。
すなわち、図3の矢印F1に示す如く、放電電極11の先端部から最短距離点30aに向かうイオン風が生成されるとともに、図3の矢印F3に示す如く、放電電極13から最短距離点30cに向かうイオン風が生成される。さらに、図3の矢印F2に示す如く、放電電極12から最短距離点30bに向かうイオン風が生成される。そして、これらのイオン風は、ケース40の噴射口41へと向かい、ケース40の噴射口41を通ってケース40の外に排出される。
次に、図4〜図5を参照して、ケース80の内部空間Yに空気を流入させてケース80の噴射口81から吹き出される渦輪の進行距離をシミュレーションした結果について説明する。
図4は、ケース80の内部空間Yに空気を流入させてケース80の噴射口81から吹き出させるシミュレーションモデルを表している。図4(a)は、本実施形態の放電電極に相当する流入口X1〜X3の3方向からケース80の内部空間Yに空気を流入させるモデルを表している。図4(b)は、従来装置に相当する流入口Xの一方向からケース80の内部空間Yに空気を流入させるモデルを表している。ケース80の噴射口81の中心線方向の長さは35ミリメートル、ケース80の噴射口81の中心線方向と直交する方向の長さは70ミリメートルとなっている。
図5は、放電電極11〜13と基準電極30との間に4キロボルト程度の高電圧を印加した際に発生するイオン風の速度を各流入口から0.03秒間、ケース80の内部空間Yに流入させた際の渦輪の進行距離を示している。
また、図4(a)に示すように、流入口X1〜X3の3方向からケース80の内部空間Yに空気を流入させるモデルでは、噴射口81から吹き出される空気の進行距離は、図5中の本発明として示される結果となった。
図4(b)に示すように、流入口Xの一方向からケース80の内部空間Yに空気を流入させるモデルでは、噴射口81から吹き出される空気の進行距離は、図5中の従来構成として示される結果となった。
図4(a)に示したモデルでは、ケース80の内部空間Yに空気を流入させてから1.2秒後における渦輪の進行距離が、図4(a)に示したモデルよりも15センチメート路程度長くなっている。このように、図4(a)に示した本発明に相当するモデルの方が、図4(a)に示した従来構成に相当するモデルよりも、渦輪のエネルギーが大きくなっていることを示している。
ケース80を単純に小型化すると圧損が大きくなり、渦輪のエネルギーが減少するが、図4(a)に示した本発明のような電極構成とすることで、筐体を小型化した際の渦輪のエネルギーの減少を抑制することができる。これは、図4(a)に示した流入口X1〜X3を曲げることによりイオン流れを発生させる部分を大きくできる効果もある。図4(a)に示した流入口X1〜X3の開口面積と図4(a)に示した流入口Xの開口面積を同一にした場合でも、図4(a)に示した流入口X1〜X3からケース80の内部空間Yに空気を流入させる構成の方が渦輪のエネルギーが大きくなることが確認できた。
以上、説明したように、本実施形態のイオン風発生装置は、先端部を有する第1の放電電極11と、先端部を有する第2の放電電極13と、第1の放電電極11の先端部および第2の放電電極の先端部と離間した位置に配置された基準電極30と、を備えている。また、噴射口41を有し、第1の放電電極11、第2の放電電極13および基準電極30を収納したケース40を備えている。また、第1の放電電極11の先端部と基準電極30との間および第2の放電電極13の先端部と基準電極30との間に印加する電圧を出力する電源回路50と、第1の放電電極11の先端部と基準電極30との間および第2の放電電極13の先端部と基準電極30との間にコロナ放電を誘起させるよう電源の出力電圧を制御する電圧制御部60と、を備えている。また、コロナ放電を誘起させることによりイオンを含むイオン風を噴射口41から噴射させる。第1の放電電極11は、基準電極30における第1の放電電極11との距離が最短となる最短距離点30aと噴射口41の中心線Oとの距離が、第1の放電電極11の先端部と噴射口41の中心線Oとの距離よりも短くなるよう配置されている。また、第2の放電電極13は、基準電極30における第2の放電電極13との距離が最短となる最短距離点30cと噴射口41の中心線Oとの距離が、第2の放電電極13の先端部と噴射口41の中心線Oとの距離よりも短くなるよう配置されている。
したがって、イオン風のうち噴射口41の周囲の壁面に当たって跳ね返る量が抑制されるので、噴射口41から噴射されるイオン風のエネルギーを確保することができる。また、イオン風のうち噴射口41の周囲の壁面に当たって跳ね返る量が抑制されることで、イオン風の圧力損失が低減するので、ケース40の容積を低減することも可能である。
また、第1の放電電極11は、該第1の放電電極11の先端部と、基準電極30における第1の放電電極11との距離が最短となる最短距離点30aとの延長線が、噴射口41の内側を通るよう配置され、第2の放電電極13は、該第2の放電電極13の先端部と、基準電極30における第2の放電電極13との距離が最短となる最短距離点30cとの延長線が、噴射口41の内側を通るよう配置されている。
したがって、イオン風のうち噴射口41の周囲の壁面に当たって跳ね返る量がさらに抑制されるので、さらに、噴射口41から噴射されるイオン風のエネルギーを確保することができる。
また、第1、第2の放電電極は、針状の先端部を有しているので、第1の放電電極11の先端部と基準電極30との間および第2の放電電極13の先端部と基準電極30との間に安定的にコロナ放電を誘起させることができ、イオン風の流れを安定化させることができる。
また、本実施形態のイオン風発生装置は、さらに、先端部を有する第3の放電電極12を備えている。また、基準電極30は、第3の放電電極12の先端部と離間した位置に配置され、ケース40は、さらに、第3の放電電極を収納している。また、電源回路50は、さらに、第3の放電電極12の先端部と基準電極との間に印加する電圧を出力する。電圧制御部は、さらに、第3の放電電極の先端部と基準電極との間にコロナ放電を誘起させるよう電源の出力電圧を制御する。そして、第3の放電電極は、該第3の放電電極の先端部と、基準電極における第3の放電電極との距離が最短となる最短距離点30aとの延長線E2が噴射口の中心線Oと一致するよう配置されている。
このように、さらに、先端部を有する第3の放電電極12が、該第3の放電電極の先端部と、基準電極30における第3の放電電極12との距離が最短となる最短距離点30bとの延長線E2が噴射口41の中心線Oと一致するよう配置されている。したがって、さらに、噴射口41から噴射されるイオン風のエネルギーを確保することができる。
また、ケース40の軸方向の一方側には、イオン風を噴射する噴射口41が形成されており、基準電極30は、その中央部がケース40の軸方向の他端側に凸となるよう配置されている。
これにより、基準電極30における第1の放電電極11との距離が最短となる最短距離点30aと噴射口41の中心線Oとの距離が、第1の放電電極11の先端部と噴射口41の中心線Oとの距離よりも短くなるよう第1の放電電極11を配置するとともに、基準電極30における第2の放電電極13との距離が最短となる最短距離点30cと噴射口41の中心線Oとの距離が、第2の放電電極13の先端部と噴射口41の中心線Oとの距離よりも短くなるよう放電電極13を配置することが可能である。
(第2実施形態)
第2実施形態に係るイオン風発生装置について図6を用いて説明する。本実施形態のイオン風発生装置は、上記第1実施形態のイオン風発生装置と比較して、放電電極11〜13の数および配置と、基準電極30の形状が異なる。
本実施形態のイオン風発生装置は、放電電極10が、第1放電電極11、第2放電電極12、第3放電電極13および放電電極基材14を備えている。この放電電極基材14は、板状を成しており、その両端部が中央部に対して所定角度(本実施形態では、10°)傾斜している。放電電極基材14は、その中央部がケース40の軸方向の他端側に凸となるよう配置されている。
放電電極11〜13は、放電電極基材14の基準電極30側の面に配置されている。具体的には、3つの放電電極12が放電電極基材14の中央部に配置され、3つの放電電極11が放電電極基材14の一端側に配置され、3つの放電電極13が放電電極基材14の他端側に配置されている。なお、放電電極基材14および各放電電極11〜13は一体化されている。放電電極11〜13は、3ミリメートル間隔で配置されている。
また、本実施形態のイオン風発生装置は、長尺状の板材よりなる基準電極30を備えている。また、基準電極30は、その両端部が中央部に対して所定角度(本実施形態では、10度)傾斜している。基準電極30は、その中央部がケース40の軸方向の他端側に凸となるよう配置されている。
本実施形態のイオン風発生装置は、放電電極11が、基準電極30における放電電極11との距離が最短となる最短距離点30aと噴射口41の中心線Oとの距離が、放電電極11の先端部と噴射口41の中心線Oとの距離よりも短くなるよう配置されている。
そして、放電電極11の先端部と、基準電極30における放電電極11との距離が最短となる最短距離点30aとの間にコロナ放電が発生し、このコロナ放電により放電電極11の先端部から最短距離点30aに向かうイオン風が生成される。
また、放電電極13は、基準電極30における放電電極13との距離が最短となる最短距離点30cと噴射口41の中心線Oとの距離が、放電電極13の先端部と噴射口41の中心線Oとの距離よりも短くなるよう配置されている。
そして、放電電極13の先端部と、基準電極30における放電電極13との距離が最短となる最短距離点30aとの間にコロナ放電が発生し、このコロナ放電により放電電極13の先端部から最短距離点30cに向かうイオン風が生成される。
さらに、放電電極12の先端部と、基準電極30における放電電極12との距離が最短となる最短距離点30bとの間にコロナ放電が発生し、このコロナ放電により放電電極12の先端部から最短距離点30bに向かうイオン風が生成される。
そして、これらのイオン風は、ケース40の噴射口41へと向かい、ケース40の噴射口41を通ってケース40の外に排出される。
本実施形態では、上記第1実施形態と共通の構成から奏される同様の効果を上記第1実施形態と同様に得ることができる。
また、本実施形態の基準電極30は、板状を成す放電電極基材14を備え、第1の放電電極11および第2の放電電極13は、放電電極基材14の基準電極30側の面に配置されている。したがって、第1の放電電極11、第2の放電電極13および放電電極基材14を一体加工することが可能であり、加工コストを低減することが可能である。
(第3実施形態)
第3実施形態に係るイオン風発生装置について図7を用いて説明する。上記第2実施形態のイオン風発生装置は、放電電極基材14の両端部がその中央部に対して所定角度傾斜するとともに、基準電極30の両端部がその中央部に対して所定角度傾斜している。これに対し、本実施形態のイオン風発生装置は、放電電極基材14の中央部がケース40の軸方向の他方側に凸となるよう湾曲するとともに、基準電極30の中央部がケース40の軸方向の他方側に凸となるよう湾曲している。
放電電極基材14あるいは放電電極基材14に角部が形成されると、この角部に電界集中部が形成され、この電界集中部で沿面放電やアーク放電が発生する可能性がある。
しかし、本実施形態では、放電電極基材14および基準電極30が湾曲しているので、電界集中部を形成させないようにでき、沿面放電やアーク放電を防止することができる。
本実施形態では、上記第1実施形態と共通の構成から奏される同様の効果を上記第1実施形態と同様に得ることができる。
また、本実施形態のイオン風発生装置は、板状を成す放電電極基材14を備え、第1の放電電極11および第2の放電電極13は、放電電極基材14の基準電極側の面に配置されている。
したがって、第1の放電電極11、第2の放電電極13および放電電極基材14を一体化することができ、加工コストを低減することが可能である。
(第4実施形態)
第4実施形態に係るイオン風発生装置について図8を用いて説明する。本実施形態のイオン風発生装置は、上記第3実施形態のイオン風発生装置と比較して、基準電極30の放電電極10側の面に突起部31〜33が形成されている点が異なる。すなわち、本実施形態のイオン風発生装置は、突起部31〜33と、基準電極基材34と、を有する基準電極30を備えている。基準電極30と突起部31〜33は一体化されている。
基準電極30における突起部31の先端部に、放電電極11の先端部との距離が最短となる最短距離点30aが形成される。また、基準電極30における突起部32の先端部に、放電電極12の先端部との距離が最短となる最短距離点30bが形成される。また、基準電極30における突起部33の先端部に、放電電極13の先端部との距離が最短となる最短距離点30cが形成される。
このように、基準電極30の放電電極10側の面に突起部31を形成することで、より確実に放電電極11の先端部と、最短距離点30aとの間にコロナ放電を発生させることができる。また、基準電極30の放電電極10側の面に突起部32を形成することで、より確実に放電電極12の先端部と、最短距離点30bとの間にコロナ放電を発生させることができる。また、基準電極30の放電電極10側の面に突起部33を形成することで、より確実に放電電極13の先端部と、最短距離点30cとの間にコロナ放電を発生させることができる。
本実施形態では、上記第1実施形態と共通の構成から奏される同様の効果を上記第1実施形態と同様に得ることができる。
また、本実施形態の基準電極30は、板状を成す基準電極基材34と、第1の放電電極11の先端部側に向かって突出する第1の突起部31と、第2の放電電極の先端部側に向かって突出する第2の突起部33と、を有している。
したがって、基準電極基材34、第1の突起部31および第2の突起部33を一体化することが可能である。加工コストを低減することが可能である。
また、第1の放電電極11の先端部は、基準電極30における第1の放電電極11との距離が最短となる最短距離点となっており、第2の放電電極13の先端部は、基準電極30における第2の放電電極13との距離が最短となる最短距離点となっている。
このように、第1の放電電極11の先端部が、基準電極30における第1の放電電極11との距離が最短となる最短距離点となり、第2の放電電極13の先端部が、基準電極30における第2の放電電極13との距離が最短となる最短距離点となるよう構成することができる。
(第5実施形態)
第5実施形態に係るイオン風発生装置について図9を用いて説明する。本実施形態のイオン風発生装置は、上記第4実施形態のイオン風発生装置と比較して、放電電極10および基準電極30の形状が異なっている。
本実施形態のイオン風発生装置は、放電電極11〜13および放電電極基材14を有する放電電極10と、突起部31〜33および基準電極基材34を有する基準電極30と、を備えている。
放電電極11〜13は、板状を成す放電電極基材14の基準電極30側の面に形成されている。3つの放電電極11、3つの放電電極12、3つの放電電極13の間隔t0は、それぞれ等しくなっている。
また、突起部31〜33は、基準電極基材34の放電電極11〜13側の面に形成されている。3つ突起部31の間隔t1、3つ突起部32の間隔t2、3つ突起部33の間隔t3は、放電電極11〜13の間隔t0と等しくなっている。また、隣り合う突起部31と突起部32の間隔t4と、隣り合う突起部32と突起部33の間隔t5は、各放電電極の間隔t1〜t3よりも短くなっている。
放電電極11は、最短距離点30aから噴射口41の中心線Oに下ろした垂線の長さL1が、放電電極11の先端部から噴射口41の中心線Oに下ろした垂線の長さよりも短くなるよう配置されている。
そして、放電電極11の先端部と、基準電極30における放電電極11との距離が最短となる最短距離点30aとの間にコロナ放電が発生し、このコロナ放電により放電電極11の先端部から最短距離点30aに向かうイオン風が生成される。
放電電極12は、該放電電極12の先端部と、基準電極30における放電電極12との距離が最短となる最短距離点30bとの延長線E2が噴射口の中心線Oと一致するよう配置されている。
そして、放電電極12の先端部と、基準電極30における放電電極12との距離が最短となる最短距離点30bとの間にコロナ放電が発生し、このコロナ放電により放電電極12の先端部から最短距離点30bに向かうイオン風が生成される。
放電電極13は、基準電極30における放電電極13との距離が最短となる最短距離点30cと噴射口41の中心線Oとの距離が、放電電極13の先端部と噴射口41の中心線Oとの距離よりも短くなるよう配置されている。
そして、放電電極13の先端部と、基準電極30における放電電極13との距離が最短となる最短距離点30cとの間にコロナ放電が発生し、このコロナ放電により放電電極13の先端部から最短距離点30cに向かうイオン風が生成される。
本実施形態では、上記第1実施形態と共通の構成から奏される同様の効果を上記第1実施形態と同様に得ることができる。
(他の実施形態)
(1)上記各実施形態において、快適性向上のため、車両の乗員の顔に向けてイオンを含むイオン風を噴射する例を示したが、例えば、湿度を高めたイオン風やアロマオイル用等による香りを含むイオン風を噴射するよう構成することもできる。
(2)上記第1〜第5実施形態では、長尺状の板材により基準電極30を構成したが、基準電極30は、このような形状のものに限定されない。
(3)上記第1〜第5実施形態では、第1の放電電極11が、該第1の放電電極11の先端部と、基準電極30における第1の放電電極との距離が最短となる最短距離点30aとの延長線E1が、噴射口41の内側を通るよう配置されている。また、第2の放電電極13が、該第2の放電電極13の先端部と、基準電極30における第2の放電電極13との距離が最短となる最短距離点30cとの延長線E3が、噴射口41の内側を通るよう配置されている。
これに対し、第1の放電電極11の先端部と、基準電極30における第1の放電電極との距離が最短となる最短距離点30aとの延長線E1が、必ずしも噴射口41の内側を通るよう第1の放電電極11を配置しなくてもよい。また、該第2の放電電極13の先端部と、基準電極30における第2の放電電極13との距離が最短となる最短距離点30cとの延長線E3が、必ずしも噴射口41の内側を通るよう第2の放電電極13を配置しなくてもよい。
(4)上記第2実施形態では、放電電極11〜13を3ミリメートル間隔で配置するようにしたが、放電電極11〜13を3ミリメートル以外の間隔で配置してもよい。例えば、放電電極11〜13を2ミリメートル間隔で配置して放電電極11〜13の数を増加させることで、噴射口41から吹き出されるイオン風のエネルギーをより大きくすることができる。
(5)上記第2〜第5実施形態では、1つの放電電極11〜13と1つの基準電極30を備えた。これに対し、図6〜図9に示した放電電極10を複数個用意して、複数の放電電極10を所定間隔毎に紙面垂直方向に積層配置するとともに、図6〜図9に示した基準電極30を複数個用意して、複数の基準電極30を所定間隔毎に紙面垂直方向に積層配置するようにしてもよい。例えば、複数の放電電極10を10ミリメートル間隔毎に積層配置するとともに、積層方向に隣接する放電電極10の中間位置に各基準電極30が配置されるよう複数の基準電極30を積層配置するようにしてもよい。これにより、噴射口41から吹き出されるイオン風のエネルギーをより大きくすることができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
(まとめ)
上記各実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、イオン風発生装置は、先端部を有する第1の放電電極と、先端部を有する第2の放電電極と、を備えている。また、第1の放電電極の先端部および第2の放電電極の先端部と離間した位置に配置された基準電極を備えている。また、噴射口を有し、第1の放電電極、第2の放電電極および基準電極を収納したケースを備えている。また、第1の放電電極の先端部と基準電極との間および第2の放電電極の先端部と基準電極との間に印加する電圧を出力する電源を備えている。また、第1の放電電極の先端部と基準電極との間および第2の放電電極の先端部と基準電極との間にコロナ放電を誘起させるよう電源の出力電圧を制御する電圧制御部を備えている。そして、コロナ放電を誘起させることによりイオンを含むイオン風を噴射口から噴射させる。そして、第1の放電電極は、基準電極における第1の放電電極との距離が最短となる最短距離点と噴射口の中心線との距離が、第1の放電電極の先端部と噴射口の中心線との距離よりも短くなるよう配置されている。また、第2の放電電極は、基準電極における第2の放電電極との距離が最短となる最短距離点と噴射口の中心線との距離が、第2の放電電極の先端部と噴射口の中心線との距離よりも短くなるよう配置されている。
また、第2の観点によれば、第1の放電電極は、該第1の放電電極の先端部と、基準電極における第1の放電電極との距離が最短となる最短距離点との延長線が、噴射口の内側を通るよう配置されている。また、第2の放電電極は、該第2の放電電極の先端部と、基準電極における第2の放電電極との距離が最短となる最短距離点との延長線が、噴射口の内側を通るよう配置されている。
したがって、イオン風のうち噴射口の周囲の壁面に当たって跳ね返る量がさらに抑制されるので、さらに、噴射口から噴射されるイオン風のエネルギーを確保することができる。
また、第3の観点によれば、第1、第2の放電電極は、針状の先端部を有している。したがって、第1の放電電極の先端部と基準電極との間および第2の放電電極の先端部と基準電極との間に安定的にコロナ放電を誘起させることができ、イオン風の流れを安定化させることができる。
また、第4の観点によれば、基準電極は、板状を成す放電電極基材を備え、第1の放電電極および第2の放電電極は、放電電極基材の基準電極側の面に配置されている。したがって、第1の放電電極、第2の放電電極および放電電極基材を一体加工することが可能であり、加工コストを低減することが可能である。
また、第5の観点によれば、噴射口は、ケースの軸方向の一方側に形成され、基準電極は、該基準電極の中央部がケースの軸方向の他端側に凸となるよう配置されている。
これにより、基準電極30における第1の放電電極11との距離が最短となる最短距離点30aと噴射口41の中心線Oとの距離が、第1の放電電極11の先端部と噴射口41の中心線Oとの距離よりも短くなるよう第1の放電電極11を配置するとともに、基準電極30における第2の放電電極13との距離が最短となる最短距離点30cと噴射口41の中心線Oとの距離が、第2の放電電極13の先端部と噴射口41の中心線Oとの距離よりも短くなるよう放電電極13を配置することが可能である。
また、第6の観点によれば、基準電極は、板状を成す基準電極基材と、第1の放電電極の先端部側に向かって突出する第1の突起部と、第2の放電電極の先端部側に向かって突出する第2の突起部と、を有している。そして、第1の突起部の先端部は、基準電極における第1の放電電極との距離が最短となる最短距離点となっており、第2の突起部の先端部は、基準電極における第2の放電電極との距離が最短となる最短距離点となっている。
したがって、基準電極基材、基準電極および第2の突起部を一体化することが可能である。加工コストを低減することが可能である。また、第1の突起部の先端部が、基準電極における第1の放電電極との距離が最短となる最短距離点となり、第2の突起部の先端部が、基準電極における第2の放電電極との距離が最短となる最短距離点となるよう構成することができる。
また、第7の観点によれば、先端部を有する第3の放電電極を備え、基準電極は、第3の放電電極の先端部と離間した位置に配置され、ケースは、さらに、第3の放電電極を収納する。電源は、さらに、第3の放電電極の先端部と基準電極との間に印加する電圧を出力し、電圧制御部は、さらに、第3の放電電極の先端部と基準電極との間にコロナ放電を誘起させるよう電源の出力電圧を制御する。まTS、第3の放電電極は、該第3の放電電極の先端部と、基準電極における第3の放電電極との距離が最短となる最短距離点との延長線が噴射口の中心線と一致するよう配置されている。
このように、さらに、先端部を有する第3の放電電極が、該第3の放電電極の先端部と、基準電極における第3の放電電極との距離が最短となる最短距離点との延長線が噴射口の中心線と一致するよう配置されている。したがって、さらに、噴射口から噴射されるイオン風のエネルギーを確保することができる。
10 放電電極
11〜13 放電電極
14 放電電極機材
30 基準電極
31〜33、35 突起部
34 基準電極機材
40 ケース
41 噴射口
50 電源回路
60 制御部

Claims (7)

  1. 先端部を有する第1の放電電極(11)と、
    先端部を有する第2の放電電極(13)と、
    前記第1の放電電極の前記先端部および前記第2の放電電極の前記先端部と離間した位置に配置された基準電極(30)と、
    噴射口(41)を有し、前記第1の放電電極、前記第2の放電電極および前記基準電極を収納したケース(40)と、
    前記第1の放電電極の前記先端部と前記基準電極との間および前記第2の放電電極の前記先端部と前記基準電極との間に印加する電圧を出力する電源(50)と、
    前記第1の放電電極の前記先端部と前記基準電極との間および前記第2の放電電極の前記先端部と前記基準電極との間にコロナ放電を誘起させるよう前記電源の出力電圧を制御する電圧制御部(60)と、を備え、
    前記コロナ放電を誘起させることによりイオンを含むイオン風を前記噴射口から噴射させるイオン風発生装置であって、
    前記第1の放電電極は、前記基準電極における前記第1の放電電極との距離が最短となる最短距離点(30a)と前記噴射口の中心線(O)との距離が、前記第1の放電電極の前記先端部と前記噴射口の中心線との距離よりも短くなるよう配置され、
    前記第2の放電電極は、前記基準電極における前記第2の放電電極との距離が最短となる最短距離点(30c)と前記噴射口の中心線との距離が、前記第2の放電電極の前記先端部と前記噴射口の中心線との距離よりも短くなるよう配置されているイオン風発生装置。
  2. 前記第1の放電電極は、該第1の放電電極の前記先端部と、前記基準電極における前記第1の放電電極との距離が最短となる最短距離点との延長線(E1)が、前記噴射口の内側を通るよう配置され、
    前記第2の放電電極は、該第2の放電電極の前記先端部と、前記基準電極における前記第2の放電電極との距離が最短となる最短距離点との延長線(E3)が、前記噴射口の内側を通るよう配置されている請求項1に記載のイオン風発生装置。
  3. 前記第1、第2の放電電極は、針状の前記先端部を有している請求項1または2に記載のイオン風発生装置。
  4. 前記基準電極は、板状を成す放電電極基材(14)を備え、
    前記第1の放電電極および前記第2の放電電極は、前記放電電極基材の前記基準電極側の面に配置されている請求項1ないし3のいずれか1つに記載のイオン風発生装置。
  5. 前記噴射口は、前記ケースの軸方向の一方側に形成され、前記基準電極は、該基準電極の中央部が前記ケースの軸方向の他端側に凸となるよう配置されている請求項1ないし4のいずれか1つに記載のイオン風発生装置。
  6. 前記基準電極は、板状を成す基準電極基材(34)と、前記第1の放電電極の前記先端部側に向かって突出する第1の突起部(31)と、前記第2の放電電極の前記先端部側に向かって突出する第2の突起部(33)と、を有し、
    前記第1の突起部の前記先端部は、前記基準電極における前記第1の放電電極との距離が最短となる最短距離点となっており、
    前記第2の突起部の前記先端部は、前記基準電極における前記第2の放電電極との距離が最短となる最短距離点となっている請求項1ないし5のいずれか1つに記載のイオン風発生装置。
  7. 先端部を有する第3の放電電極(12)を備え、
    前記基準電極は、前記第3の放電電極の前記先端部と離間した位置に配置され、
    前記ケースは、さらに、前記第3の放電電極を収納し、
    前記電源は、さらに、前記第3の放電電極の前記先端部と前記基準電極との間に印加する電圧を出力し、
    前記電圧制御部は、さらに、前記第3の放電電極の前記先端部と前記基準電極との間にコロナ放電を誘起させるよう前記電源の出力電圧を制御し、
    前記第3の放電電極は、該第3の放電電極の前記先端部と、前記基準電極における前記第3の放電電極との距離が最短となる最短距離点(30a)との延長線(E2)が前記噴射口の中心線(O)と一致するよう配置されている請求項1ないし6のいずれか1つに記載のイオン風発生装置。
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