JP2016225160A - イオン又はオゾン風発生装置 - Google Patents

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Shoichi Goto
昌一 後藤
一成 尾崎
Kazunari Ozaki
一成 尾崎
大塚 寛治
Kanji Otsuka
寛治 大塚
秋山 豊
Yutaka Akiyama
豊 秋山
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Abstract

【課題】高効率又は低コストなイオン風又はオゾン風の発生装置を提供する。
【解決手段】例えば、複数の電極がそれぞれX方向、Y方向及びZ方向に配置される。複数の第1の電極11(11a〜11c)はX方向に展開して配置され、複数の第2の電極12(12a〜12c)はX方向に展開して配置され、複数の第3の電極13(13a、13b)はX方向に展開して配置される。複数の第1の電極11と複数の第2の電極12は、Z方向に積層の関係で配置される。複数の第3の電極13は、Y方向に複数の第2の電極12と対向する関係で配置される。第3の突起部は、Y方向に第1の突起部と対向する関係、第2の突起部と対向する関係で、夫々配置される。コロナ放電の発生は、互いに対向する突起部(点線)間で発生する。
【選択図】図1(A)

Description

本発明は、イオン又はオゾン風を発生する装置に関する。
コロナ放電を発生させる装置として、例えば特許文献1に開示された構成(図9)がある。特許文献1に開示されている対向電極は、複数の針電極1及びメッシュ状の対向電極2が設けられ、コロナ放電を発生させる構造が開示される。
次に、特許文献2に開示された構造(図1、2及び5)では、複数の針状体6を所定の間隔で固定した平板を複数段に平行して設けた針状電極3と、小区画(円筒、四角形断又はハミカム体)を集合させた対向電極4が設けられ、コロナ放電を発生させる構造が開示される。
次に、実用新案文献1に開示された構造(図7)では、複数の針状極5及び複数段に平行して設けた複数の電極板6が設けられ、コロナ放電を発生させる構造が開示される。
次に、特許文献3に開示された構造(図2)では、複数の鋭状先端を持つ放電電極板1とそれを挟むようにして複数の放電電極板2a,2bを配置し、コロナ放電を発生させる構造が開示される。放電電極板1について、その鋭状先端は電極面に対して概ね0〜45°で交互に曲げることが開示される。
特開2008−287891号 特開2005−149901号 特開2003−261310号
実用新案出願公開 昭61−33647号
例えば、装置の小型化を目指すために、単位面積(または単位容量)当たりのイオン又はオゾン風の量、イオン又はオゾンの量、イオン又はオゾン風の方向の指向性、及び製造コスト減少の少なくともいずれか一つを、更に高める必要がある。
例えば、特許文献1に開示された構成においては、対向電極がメッシュ状であり、特許文献2に開示された構成においては、対向電極が複数の円筒、四角形断又はハミカム体であり、実用新案文献1に開示された構成においては、対向電極が複数の電極板であり、特許文献3に開示された構成においては、対向電極が放電電極板2a,2bである。即ち、針状極に対向する対向極が板で実現される構造であるので、イオン又はオゾン風量等を増加させるには主電極と副電極対のセット数を増やすか、コロナ放電のための電位差を大きくする必要がある。よって、装置の更なる小型化が難しい。更に、主電極と副電極対の間の電位差を大きくすると、感電の危険性が増加すると共に、高電圧発生装置が大型化し、装置の更なる小型化が難しい。更に、主電極と副電極の構造が互いに異なる、若しくは円筒、四角形断又はハミカム体の様に複雑であると、部材種類の数又は部材点数が増加して製造コストが上昇する。
本発明のイオン又はオゾンの風を発生する装置は、第1の電圧が供給され、水平方向であるX方向に展開して配置され、X方向と異なる水平方向であるY方向にそれぞれが第1の突起部を有する複数の第1の電極と、第2の電圧が供給され、X方向に展開して配置され、Y方向にそれぞれが第2の突起部を有する複数の第2の電極と、第3の電圧が供給され、X方向に展開して配置され、Y方向にそれぞれが第1及び第2の突起部と対向する第3の突起部を有する複数の第3の電極と、を備え、複数の第1の電極にそれぞれ対応する複数の第1の突起部は、互いに第1のギャップを有し、複数の第2の電極にそれぞれ対応する複数の第2の突起部は、互いに第2のギャップを有し、複数の第3の電極にそれぞれ対応する複数の第3の突起部は、互いに第3のギャップを有し、複数の第1の電極と複数の第2の電極は、X及びY方向と異なる垂直方向であるZ方向に第4のギャップを介して配置され、複数の第3の突起部は、Y方向に複数の第1の突起部及び複数の第2の突起部とそれぞれ第5のギャップを介して配置され、複数の第1の突起部及び複数の第3の突起部の間、並びに複数の第2の突起部及び複数の第3の突起部の間で、それぞれコロナ放電を発生し、イオン又はオゾンの風を発生することを特徴とする。
本発明の第1の実施例を簡素に例示する模式図。 図1(A)をZ方向から見た斜視図。 図1(A)をY方向から見た斜視図。 図1(A)をX方向から見た斜視図。 本発明の第2の実施例を簡素に例示する模式図。 図2(A)をZ方向から見た斜視図。 図2(A)をX方向から見た斜視図。 本発明の第3の実施例を簡素に例示する模式図。 図3(A)をZ方向から見た斜視図。 図3(A)をX方向から見た斜視図。 第4の実施例の第1の拡大斜視図。 第4の実施例の第2の拡大斜視図。 第4の実施例の第3の拡大斜視図。 第4の実施例の第4の拡大斜視図。 第4の実施例の第5の拡大斜視図。 X方向から見たコロナ放電(発光)の写真。 Z方向から見たコロナ放電(発光)の写真。 図2(A)のイオン風またはオゾン風が流れる方向を示す斜視図。 図3(A)のイオン風またはオゾン風が流れる方向を示す斜視図。 X方向のオフセットに関連する風量の測定グラフ。 X方向のオフセットに関連するイオン量の測定グラフ X方向のオフセットに関連するオゾン量の測定グラフ。 X方向のギャップG3の数値並びにギャップG1の数値及びギャップG2の数値に関連する風量(風速)の測定グラフ。
図1は、本発明の一つの実施例(イオン又はオゾンの風を発生する装置の一部)を簡素に例示する模式図であり、立体的構造を示す斜視図である。図1(A)、図1(B)、図1(C)及び図1(D)は、その一つの実施例をそれぞれ4つの側面から見た斜視図である。図1(A)は、第1の方向(以下、X方向と記す)、第2の方向(以下、Y方向と記す)及び第3の方向(以下、Z方向と記す)を示す斜視図である。図1(B)は、Z方向から見た斜視図である。図1(C)は、Y方向から見た斜視図である。図1(D)は、X方向から見た斜視図である。図1(A)〜図1(D)の4つの図面を説明する。
図1(A)において、複数の電極がそれぞれX方向、Y方向及びZ方向に配置される。X及びY方向は、水平面の視点であり、Z方向は水平面に対して垂直の視点である。複数の第1の電極11(11a、11b、11c)はX方向に展開して配置され、複数の第2の電極12(12a、12b、12c)はX方向に展開して配置され、複数の第3の電極13(13a、13b)はX方向に展開して配置される。複数の第1の電極11のそれぞれは、第1の突起部(代表として11aにおいて点線で図示)を含む。複数の第2の電極12のそれぞれは、第2の突起部(代表として12aにおいて点線で図示)を含む。複数の第3の電極13のそれぞれは、第3の突起部(代表として13bにおいて点線で図示)を含む。複数の第1の電極11と複数の第2の電極12は、Z方向に積層の関係で配置される。複数の第3の電極13は、Y方向に複数の第1の電極11と対向する関係で配置される。複数の第3の電極13は、Y方向に複数の第2の電極12と対向する関係で配置される。第3の突起部は、Y方向に第1の突起部と対向する関係で配置される。第3の突起部は、Y方向に第2の突起部と対向する関係で配置される。
図1(B)において、複数の第1の突起部は、第1のギャップG1で配置される。複数の第2の突起部は、第2のギャップG2で配置される。複数の第3の突起部は、第3のギャップG3で配置される。図1(C)において、複数の第1の突起部と複数の第2の突起部は、それぞれ第4のギャップG4で配置される。図1(D)において、複数の第3の突起部と複数の第1の突起部は、第5のギャップG5で配置される。複数の第3の突起部と複数の第2の突起部は、第5のギャップG5で配置される。図1(B)において、第3の突起部は、複数の第1の突起部の間(ベストモードとしては、第1のギャップG1の半分)に配置される。第3の突起部は、複数の第2の突起部の間(ベストモードとしては、第2のギャップG2の半分)に配置される。図1(C)において、第3の突起部は、第1の突起部と第2の突起部の間(ベストモードとしては、第4のギャップG4の半分の位置)に配置される。複数の第1の電極11(11a、11b、11c)、複数の第2の電極12(12a、12b、12c)、複数の第3の電極13(13a、13b)の間は、エアギャップ(不図示)である。ガス(気体)の種類の代表としては、空気である。ガスには様々な不純物が含まれる。
図1(D)は、一部の電気回路を示す。複数の第1の電極11(代表として11aにおいて結線で図示)は、第1の電圧源V1の正電圧側に接続する。複数の第2の電極12(代表として12aにおいて結線で図示)は、第2の電圧源V2の正電圧側に接続する。複数の第3の電極13(代表として13aにおいて結線で図示)は、第3の電圧源V3の負電圧側に接続する。正電圧及び負電圧は、両極間の相対電圧である。よって、複数の第1の電極11及び複数の第2の電極12は陽極であり、複数の第3の電極13は陰極である。第1の陽極である複数の第1の電極11のセット(第1のセット)及び第2の陽極である複数の第2の電極12のセット(第2のセット)、並びに陰極である複数の第3の電極13のセット(第3のセット)が開示される。
これら構造から以下のことが言える。陰極である第3のセット、並びに陽極である第1及び第2のセットは、1対2の比(1:2、以下、第1のレシオと記す)である。この構造において、複数の第1の突起部及び複数の第3の突起部の間、並びに複数の第2の突起部及び複数の第3の突起部の間で、それぞれコロナ放電を発生し、イオン又はオゾンの風を発生する。発生したイオン風またはオゾン風は、Yの方向であり、第3の突起部(陰極側)から第1の突起部及び第2の突起部(陽極側)の方向(図面上では右から左の方向)へ流れる。
第1のレシオの構造における特徴あるコロナ放電について開示する。図7は、X方向(図1(D)に対応)から見たコロナ放電(発光)の写真である。撮影技術の観点から電極等は見えない。写真に加工をしない視点から、説明で詳述する。白い部分がコロナ放電の空間を示す。白色の右側の一点が陰極側(第3の突起部)である。白色の左下側の一点が第1の陽極側(第1の突起部)である。白色の左上側の一点が第2の陽極側(第2の突起部)である。第3の突起部と第1の突起部の間で楕円のコロナ放電の空間(第1のコロナ放電領域)が理解できる。第3の突起部と第2の突起部の間で楕円のコロナ放電の空間(第2のコロナ放電領域)が理解できる。楕円は写真上(平面)の表現であり、第1及び第2のコロナ放電領域のそれぞれは、立体的に紡錘形(spindle shape)の空間容量である。第1及び第2のコロナ放電領域のそれぞれの一部が重なり、ハート形(平面状の表現)が形成される。2つの紡績体のコロナ放電領域の体積量又は密度が、イオン又はオゾンの量、若しくは風量に関連する。第1のレシオの構造においては、第1の突起部、第2の突起部及び第3の突起部である第1の特徴から、少なくとも2つの紡績体が形成される。第3の突起部が第1の突起部と第2の突起部の間(ベストモードとしては、第4のギャップG4の半分の位置)に配置される第2の特徴からは、第1の特徴よりも更に理想的な2つの紡績体が形成される。これら2つの特徴は、2つの陽極側がそれぞれ板状で構成される場合よりも電場の集中度が高いので、イオン又はオゾンの量、若しくは風量が効率的に高めることができる。
第1のレシオ(1対2の比)の構造は、2対2(陰極側:陽極側)の比よりも効率が高い。陰極側の2つ電極をZ方向に2つ配置し、対向する第1の電極11と第2の電極12とそれぞれZ座標を同じにする構造を想定する。この想定構造においても特性を高めることは可能であるも、部材点数の増大又は消費電流の増大の視点において、第1のレシオ(1対2の比)の構造よりも効率が低い。
第1のレシオの構造における特徴あるコロナ放電について開示する。図6は、Z方向(図1(B)に対応)から見たコロナ放電(発光)の写真である。撮影技術の観点から電極等は見えない。写真に加工をしない視点から、説明で詳述する。白い部分がコロナ放電の空間を示す。5つの陰極側(5つの第3の突起部)、6つの第1の陽極側(6つの第1の突起部)及び6つの第2の陽極側(6つの第3の突起部)の構造のコロナ放電(発光)の写真である。白色の右側の各一点が陰極側(第3の突起部)である。白色の左側の各一点が第1の陽極側(第1の突起部)及び第2の陽極側(第2の突起部)である。第1の陽極側(第1の突起部)及び第2の陽極側(第2の突起部)は、Z方向に重なっている。1つの第3の突起部と2つの第1の突起部の間で2つの楕円のコロナ放電の空間(2つの第3のコロナ放電領域)が理解できる。1つの第3の突起部と2つの第2の突起部の間で2つの楕円のコロナ放電の空間(2つの第4のコロナ放電領域)が理解できる。楕円は写真上(平面)の表現であり、第3及び第4のコロナ放電領域のそれぞれは、立体的に紡錘形(spindle shape)の空間容量である。2つの第3のコロナ放電領域のそれぞれの一部が重なり、ハート形(平面状の表現)が形成される。2つの第4のコロナ放電領域のそれぞれの一部が重なり、ハート形(平面状の表現)が形成される。4つの紡績体のコロナ放電領域の体積量又は密度が、イオン又はオゾンの量、若しくは風量に関連する。第1のレシオの構造においては、1つの第1の突起部、2つの第2の突起部及び2つの第3の突起部である第3の特徴から、少なくとも4つの紡績体が形成される。第3の突起部が2つの第1の突起部の間(ベストモードとしては、第1のギャップG1の半分の位置)並びに第3の突起部が第2の突起部の間(ベストモードとしては、第2のギャップG2の半分の位置)に配置される第4の特徴からは、第3の特徴よりも更に理想的な4つの紡績体が形成される。4つの陽極側(2つの第1の突起部及び2つの第2の突起部)がそれぞれ板状で構成される場合よりも電場の集中度が高いので、イオン又はオゾンの量、若しくは風量が効率的に高めることができる。
第1のレシオ(1対2の比)の構造は、2対2(陰極側:陽極側)の比よりも効率が高い。陰極側の2つ電極をZ方向に2つ配置し、対向する第1の電極11と第2の電極12とそれぞれZ座標を同じにする構造を想定する。この想定構造においても特性を高めることは可能であるも、部材点数の増大又は消費電流の増大の視点において、第1のレシオ(1対2の比)の構造よりも効率が低い。
第3の突起部の配置について、測定グラフ(図10、図11、図12及び図13)を参照する。図1(A)において、第3の突起部は、立体的構造の視点(X方向、Z方向)で対応する4つの突起部(2つの第1の突起部及び2つの第2の突起部)のほぼ中心に配置される。これをそれぞれX方向のオフセット、Z方向のオフセットと呼ぶ。
図10は、X方向のオフセットに関連する風量の測定グラフである。測定グラフのX軸は、Y方向のギャップG5(図1(D))の値(第3の突起部と第1の突起部、第2の突起部の間の距離)であり、単位はミリメートルmmである。測定グラフのY軸は、風量であり、単位はミリリットル/分(ml/min)である。測定器は、Z方向の第4のギャップG4の半分の位置であり、第1の突起部及び第2の突起部からY方向に第1の突起部とは反対方向の50mmに配置される。X方向のオフセットは、オフセット無しに比べて風量が高い。
図11は、X方向のオフセットに関連するイオン量の測定グラフである。測定グラフのX軸は、Y方向のギャップG5(図1(D))の値(第3の突起部と第1の突起部、第2の突起部の間の距離)であり、単位はミリメートルmmである。測定グラフのY軸は、イオン量であり、単位は×10000 Ion/cm3である。測定器は、Z方向の第4のギャップG4の半分の位置であり、第1の突起部及び第2の突起部からY方向に第1の突起部とは反対方向の50mmに配置される。X方向のオフセットは、オフセット無しに比べてイオン量が高い。
図12は、X方向のオフセットに関連するオゾン量の測定グラフである。測定グラフのX軸は、Y方向のギャップG5(図1(D))の値(第3の突起部と第1の突起部、第2の突起部の間の距離)であり、単位はミリメートルmmである。測定グラフのY軸は、オゾン量であり、単位はppmである。測定器は、Z方向の第4のギャップG4の半分の位置であり、第1の突起部及び第2の突起部からY方向に第1の突起部とは反対方向の50mmに配置される。X方向のオフセットは、オフセット無しに比べてオゾン量が高い。
13は、X方向のギャップG3(図1(B))の数値並びにギャップG1の数値及びギャップG2の数値に関連する風量(風速)の測定グラフである。ギャップG1の数値(L1)及びギャップG2の数値(L1)を基準として、ギャップG3の数値(L1、L2、L3)を変更した。数値L2はL1よりも大きく、数値L3はL2よりも大きい。言い換えれば数値L2のギャップG3は、L1のギャップG3よりも広い。数値L3のギャップG3は、L2のギャップG3よりも広い。これらを、風量(風速)の視点で比較した。その結果、数値L2の風量は、数値L1の風量よりも大きな結果が得られた。数値L3の風量は、数値L2の風量よりも大きな結果が得られた。
第1のレシオの構造を含むイオン又はオゾン風を発生する装置は、イオン、オゾン及び風量の少なくとも一つの特性が向上する。その結果、正電圧である第1の電極11及び第2の電極12、並びに負電圧である第3の電極13の間の電圧を低電圧に下げることが可能となった。その電圧は、一般的である7,000vよりも低い約4,000vである。複数の電圧源V1、V2、V3の小型化が可能である。オフセットは、特性が向上すると共に、第3の突起部及びそれ関連する部材点数を削減できる。また、第1の突起部(第2の突起部)の数に対応する第3の突起部の数の削減は、特性が向上すると共に、部材点数を削減できる。また、複数の第1の電極11、複数の電極12及び複数の第3の電極13を同一部材に出来るので、部材種類の数を削減できると共に製品コストが低減できた。複数の電圧源の小型化も含めて装置の更なる小型化が可能である。
図2は、本発明の一つの実施例(イオン又はオゾンの風を発生する装置の一部)を簡素に例示する模式図であり、立体的構造を示す斜視図である。図2(A)、図2(B)及び図2(C)は、その一つの実施例をそれぞれ3つの側面から見た斜視図である。図2(A)は、第1の方向(以下、X方向と記す)、第2の方向(以下、Y方向と記す)及び第3の方向(以下、Z方向と記す)を示す斜視図である。図2(B)は、Z方向から見た斜視図である。図2(C)は、X方向から見た斜視図である。図2(A)〜図2(C)の3つの図面を、第1の実施例と異なる視点で説明する。
図2(A)において、複数の第1の電極11は、1つの金属板21(導電板)に接続する。複数の第2の電極12は、1つの金属板22に接続する。複数の第3の電極13は、1つの金属板23に接続する。複数の金属板21、22、23は、X方向及びY方向で示される水平面に配置される。X方向の長さは、Y方向の長さよりも長い。Z方向の長さ(厚さ)について、断面積は、水平面の面積よりも小さいように薄い。
金属板21は、第1の実施例同様に不図示の第1の電圧源V1の正電圧側に接続する。金属板22は、第1の実施例同様に不図示の第2の電圧源V2の正電圧側に接続する。金属板23は、第1の実施例同様に不図示の第3の電圧源V3の負電圧側に接続する。
図2(B)において、符号31は、金属板21と複数の第1の電極11が同一の材料で一体化されていることを示す。符号32は、金属板22と複数の第2の電極12が同一の材料で一体化されていることを示す。符号33は、金属板23と複数の第3の電極13が同一の材料で一体化されていることを示す。これは、部材の数及び部材の種類を削減できる。一つの金属板から、機械加工またはエッチング等の化学加工等により、対応する複数の電極を形成する。
図2(C)において、発生したイオン風またはオゾン風は、金属板21(符号31)と金属板22(符号32)の間をそれらの面に誘導されて(陰極側から陽極側へ)流れる。図8は、イオン風またはオゾン風が流れる方向を示す。例示として、1つの第3の突起部と、4つの突起部(2つの第1の突起部及び2つの第2の突起部)との間で発生した4つのコロナ放電領域(4つの紡錘領域83)が示される。4つの紡錘領域83が発生したイオン風またはオゾン風は、Yの方向であり、陰極側から陽極側へ流れる。
尚、図2(A)において、複数の第3の電極13の数は、複数の第1の電極11の数(及び複数の第2の電極12の数)よりも少なく示されるが、互いに同一数であってもよい。この場合において、複数の第1の電極11にオフセットを与える場合、金属板23も金属板21(金属板22)に対してオフセットを与える。これは、部材の種類を削減できる。第2実施例は、第1の実施例の装置のメリットに加えて、更に風量の制御(指向性の制御)が可能となる。
図3は、本発明の一つの実施例(イオン又はオゾンの風を発生する装置の一部)を簡素に例示する模式図であり、立体的構造を示す斜視図である。図3(A)、図3(B)及び図3(C)は、その一つの実施例をそれぞれ3つの側面から見た斜視図である。図3(A)は、第1の方向(以下、X方向と記す)、第2の方向(以下、Y方向と記す)及び第3の方向(以下、Z方向と記す)を示す斜視図である。図3(B)は、Z方向から見た斜視図である。図3(C)は、X方向から見た斜視図である。図3(A)〜図3(C)の3つの図面を、第1及び第2の実施例と異なる視点で説明する。
図3(A)において、符号34及び符号35が追加される。符号34の構造の特徴は、符号33の構造の特徴と同じである。符号35の構造の特徴は、符号31の構造の特徴と同じである。符号34は、金属板24及び複数の第4の電極14(14a、14b)を含む。複数の第4の電極14は、X方向に展開して配置される。複数の第4の電極14は、複数の第4の突起部を含む。符号35は、金属板25及び複数の第5の電極15(15a、15b、15c)を含む。複数の第5の電極15は、X方向に展開して配置される。複数の第5の電極15は、複数の第5の突起部を含む。符号34と符号33は、Z方向に積層の関係で配置される。符号35と符号31は、Z方向に積層の関係で配置される。複数の第4の電極14は、複数の第1の電極11と対向する関係で配置される。複数の第4の突起部は、複数の第1の突起部及び複数の第5の突起部と対向する関係で配置される。
図3(B)において、複数の第4の突起部は、X方向に第6のギャップG6で配置される。複数の第5の突起部は、X方向に第8のギャップG8で配置される。第4の突起部は、複数の第1の突起部の間(ベストモードとしては、第1のギャップG1の半分)に配置される。第4の突起部は、複数の第5の突起部の間(ベストモードとしては、第8のギャップG8の半分)に配置される。
図3(C)において、複数の第4の突起部は、Z方向に第7のギャップG7で配置される。複数の第5の突起部は、Z方向に第9のギャップG9で配置される。第4の突起部は、第1の突起部と第5の突起部の間(ベストモードとしては、第9のギャップG9の半分の位置)に配置される。複数の第4の突起部及び複数の第5の突起部は、Y方向に第10のギャップG10で配置される。複数の第4の突起部及び複数の第1の突起部は、Y方向に第10のギャップG10で配置される。
図3(C)は、一部の電気回路を示す。第4の電圧源V4及び第5の電圧源V5が追加される。複数の第4の電極14は、金属板24を介して第4の電圧源V4の負電圧側に接続する。複数の第5の電極15は、金属板25を介して第5の電圧源V5の正電圧側に接続する。
図3(C)において、発生したイオン風またはオゾン風は、金属板21(符号31)と金属板22(符号32)の間、並びに金属板21(符号31)と金属板25(符号35)の間を、それらの面に誘導されて(陰極側から陽極側へ)流れる。図9は、イオン風またはオゾン風が流れる方向を示す。例示として、1つの第3の突起部と、4つの突起部(2つの第1の突起部及び2つの第2の突起部)との間で発生した4つのコロナ放電領域(4つの紡錘領域93)、並びに1つの第4の突起部と、4つの突起部(2つの第1の突起部及び2つの第5の突起部)との間で発生した4つのコロナ放電領域(4つの紡錘領域94)が示される。4つの紡錘領域93及び4つの紡錘領域94がそれぞれ発生したイオン風またはオゾン風は、Yの方向であり、陰極側から陽極側へ流れる。
これら構造から以下のことが言える。陰極である第3及び第4のセット、並びに陽極である第1、第2及び第5のセットは、2対3の比(2:3、以下、第2のレシオと記す)である。この構造において、複数の第1の突起部及び複数の第3の突起部の間、並びに複数の第2の突起部及び複数の第3の突起部の間、更に複数の第1の突起部及び複数の第4の突起部の間、並びに複数の第5の突起部及び複数の第4の突起部の間で、それぞれコロナ放電を発生し、イオン又はオゾンの風を発生する。この特徴は、複数の第1の突起部は、複数の第3の突起部及び複数の第4の突起部の間で、それぞれコロナ放電を発生する。
第2のレシオの構造における特徴あるコロナ放電は、第1のレシオの構造における特徴あるコロナ放電よりも効率が良い。第1のレシオの構造が、3つの突起部(2つの第1の突起部、及び1つの第3の突起部)で2つのコロナ放電領域(2つの紡錘形)を形成するのに対して、第2のレシオの構造が、4つの突起部(2つの第1の突起部、1つの第3の突起部及び1つの第4の突起部)で4つのコロナ放電領域(4つの紡錘形)を形成する、からである。よって、第1のレシオの構造が、5つの突起部(2つの第1の突起部、2つの第2の突起部、及び1つの第3の突起部)で4つのコロナ放電領域(4つの紡錘形)を形成するのに対して、第2のレシオの構造が、8つの突起部(2つの第1の突起部、2つの第2の突起部、2つの第5の突起部、及び1つの第3の突起部及び1つの第4の突起部)で8つのコロナ放電領域(4つの紡錘形)を形成する。
第2のレシオの構造は、第1のレシオの構造が有する複数の効果(部品数の削減、部品種の削減、電圧源が供給する電圧の低減による電圧源の小型化)のそれぞれにおいて、更に高い効果を有する。
図4及び図5は、本発明の幾つかの実施例(イオン又はオゾンの風を発生する装置の一部)をそれぞれ簡素に例示する模式図であり、立体的構造を示す斜視図である。図4(A)、図4(B)、図4(C)及び図4(D)並びに図5は、電極(突起部を含む)の構造と対応する金属板を拡大した斜視図である。
図4(A)は、突起部の形状が鋸の刃(teeth of a saw)である。その形状は、四角面が金属板の側面と接する三角柱である。図4(B)は、突起部の形状が四角錐である。図4(C)は、突起部の形状が円錐である。図4(D)は、突起部の形状が円柱である。図5は、突起部の形状がペンシル型であり円柱と円錐で形成する。5つの実施例のそれぞれは、金属板と電極が同一の材料で一体化されていることを示す。これは、部材の数及び部材の種類を削減できる。一つの金属板から、機械加工またはエッチング等の化学加工等により、対応する複数の電極(突起部)を形成する。製品コストの低減のために入手する安価な金属板はその厚み(Z方向)が厚い場合が多い。その場合、電極(突起部)に電界が集中せずにコロナ放電の効率が低下する懸念がある。よって、機械加工またはエッチング等により、対向する電極に向かって細く、小さく、尖った、等の形状を形成することが好ましい。電極の絶対寸法値がミリメートル(例えば、1〜3mm)クラス、又はそれ未満のクラスでは、エッチングによる形成が好ましい。多様なエッチング技術(例えば、ドライエッチング、ウェットエッチング、異方性エッチング、等方性エッチング、等)が適用、組み合わせできる。金属板が厚い場合、電極(突起部)の厚みは、金属板の厚みよりも薄くすることが望ましい。様々な加工技術により実現できる。図4(A)において、電極(又は突起部)の厚さ(Z4Aー2)は、金属板の厚み(Z4Aー1)よりも薄い(小さい)。図4(B)において、電極(又は突起部)の厚さ(Z4Bー2)は、金属板の厚み(Z4Bー1)よりも薄い。図4(C)において、電極(又は突起部)の厚さ(Z4Cー2)は、金属板の厚み(Z4Cー1)よりも薄い。図4(D)において、電極(又は突起部)の厚さ(Z4Dー2)は、金属板の厚み(Z4Dー1)よりも薄い。図5において、電極(又は突起部)の厚さ(Z5ー2)は、金属板の厚み(Z5ー1)よりも薄い。図4(B)、図4(C)及び図5の突起部の厚さは、更に電極の厚さよりも薄い(小さい)。
金属板と電極は、互いに接合して形成することが出来る。例えば、安価な金属板とその表面に針(needle)又はペンシル状の金属体、若しくは円柱状の金属体を電気的に接続する。固相接合、圧接(熱間、常温、冷間)、拡散接合(高温、常温、液相)、摩擦圧接、超音波接合、等の技術を適用する。導電性の材料(接着材)を用いても良い。
陰極側の構造体及び陽極側の構造体は、図4及び図5で開示する構造体を適宜適用できる。更に、それらを組みわせることが出来る。
実施例1(図1)の装置においては、針(needle)又はペンシル状の金属体、若しくは円柱状の金属体で構成してもよい。また、針(needle)又はペンシル状の金属体、若しくは円柱状の金属体と、図4及び図5の金属体で構成しても良い。
金属板は、四角形に限られず多角形(例えば長方形、台形)であっても良い。
金属板は、金属シート(導電性のフレキシブルな材料)であっても良い。
上記に開示した様々な金属板を、金属プレートと呼ぶ。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で他の様々な形態で実施可能である。例えば、複数の電圧源(電源)は、一つの電圧源で構成できる。第1の実施例から第4の実施例を、本明細書において明記または明示されていないに係わらず適宜組み合わせることができる。本発明の技術的範囲は、上述した複数の実施例またはそれらの組み合わせに限定されず、特許請求の範囲に記載された事項とその均等物または変形物まで及ぶ。
11、12、13 電極
21、22、23、24、25 金属体
G1、G2、G3、G4、G5、G6、G7、G8、G9、G10 ギャップ
V1、V2、V3、V4、V5 電圧源
83、93、94 コロナ放電領域

Claims (34)

  1. 第1の電圧が供給され、水平方向であるX方向に展開して配置され、前記X方向と異なる前記水平方向であるY方向にそれぞれが第1の突起部を有する複数の第1の電極と、
    第2の電圧が供給され、前記X方向に展開して配置され、前記Y方向にそれぞれが第2の突起部を有する複数の第2の電極と、
    第3の電圧が供給され、前記X方向に展開して配置され、前記Y方向にそれぞれが前記第1及び第2の突起部と対向する第3の突起部を有する複数の第3の電極と、を備え、
    前記複数の第1の電極にそれぞれ対応する複数の前記第1の突起部は、互いに第1のギャップを有し、
    前記複数の第2の電極にそれぞれ対応する複数の前記第2の突起部は、互いに第2のギャップを有し、
    前記複数の第3の電極にそれぞれ対応する複数の前記第3の突起部は、互いに第3のギャップを有し、
    前記複数の第1の電極と前記複数の第2の電極は、前記X及びY方向と異なる垂直方向であるZ方向に第4のギャップを介して配置され、
    前記複数の第3の突起部は、前記Y方向に前記複数の第1の突起部及び前記複数の第2の突起部とそれぞれ第5のギャップを介して配置され、
    前記複数の第1の突起部及び前記複数の第3の突起部の間、並びに前記複数の第2の突起部及び前記複数の第3の突起部の間で、それぞれコロナ放電を発生し、イオン又はオゾンの風を発生することを特徴とする、装置。
  2. 前記複数の第3の突起部は、前記X方向に前記複数の第1の突起部の間に配置される、請求項1に記載の装置。
  3. 前記複数の第3の突起部は、前記X方向に前記複数の第2の突起部の間に配置される、請求項2に記載の装置。
  4. 前記複数の第3の突起部の数は、前記複数の第1の突起部の数よりも少ない、請求項1から3いずれか一項に記載の装置。
  5. 前記複数の第3の突起部の数は、前記複数の第2の突起部の数よりも少ない、請求項4に記載の装置。
  6. 前記複数の第3の突起部は、前記第4のギャップの間に配置される、請求項1から5いずれか一項に記載の装置。
  7. 前記複数の第3の突起部は、前記第4のギャップの間に配置され、
    前記第3のギャップの数値は、前記第1のギャップの数値よりも大きい、請求項1に記載の装置。
  8. 前記第3のギャップの数値は、前記第2のギャップの数値よりも大きい、請求項7に記載の装置。
  9. 更に、前記複数の第1の電極に接続し、前記水平方向に配置される第1の金属プレートを含む、1から8いずれか一項に記載の装置。
  10. 更に、前記複数の第2の電極に接続し、前記水平方向に配置される第2の金属プレートを含む、請求項9に記載の装置。
  11. 更に、前記複数の第3の電極に接続し、前記水平方向に配置される第3の金属プレートを含む、請求項10に記載の装置。
  12. 前記複数の第1の電極及び前記第1の金属プレート、前記複数の第2の電極及び前記第2の金属プレート、並びに前記複数の第3の電極及び前記第3の金属プレートは、それぞれ一体化された金属体である、請求項11に記載の装置。
  13. 更に、第4の電圧が供給され、前記X方向に展開して配置され、前記Y方向にそれぞれが前記第1及び第2の突起部と対向する第4の突起部を有する複数の第4の電極を含み、
    前記複数の第4の電極にそれぞれ対応する複数の前記第4の突起部は、互いに第6のギャップを有し、
    前記複数の第3の電極と前記複数の第4の電極は、前記Z方向に第7のギャップを介して配置され、
    更に、第5の電圧が供給され、前記X方向に展開して配置され、前記Y方向にそれぞれが前記第3の突起部と対向する第5の突起部を有する複数の第5の電極を含み、
    前記複数の第5の電極にそれぞれ対応する複数の前記第5の突起部は、互いに第8のギャップを有し、
    前記複数の第1の電極と前記複数の第5の電極は、前記Z方向に第9のギャップを介して配置され、
    前記複数の第4の突起部は、前記Y方向に前記複数の第1の突起部及び前記複数の第5の突起部とそれぞれ第10のギャップを介して配置され、
    前記複数の第1の突起部及び前記複数の第4の突起部の間、並びに前記複数の第5の突起部及び前記複数の第4の突起部の間で、それぞれコロナ放電を発生し、イオン又はオゾンの風を発生する、請求項1から6、9から12いずれか一項に記載の装置。
  14. 前記複数の第4の突起部は、前記X方向に前記複数の第1の突起部の間に配置される、請求項13に記載の装置。
  15. 前記複数の第4の突起部は、前記X方向に前記複数の第5の突起部の間に配置される、請求項14に記載の装置。
  16. 前記複数の第4の突起部の数は、前記複数の第5の突起部の数よりも少ない、請求項13から15いずれか一項に記載の装置。
  17. 前記複数の第3の突起部は、前記第4のギャップの間に配置され、
    前記複数の第4の突起部は、前記第9のギャップの間に配置される、請求項13から16いずれか一項に記載の装置。
  18. 前記複数の第4の突起部は、前記第9のギャップの間に配置され、
    前記第6のギャップの数値は、前記第8のギャップの数値よりも大きい、請求項13に記載の装置。
  19. 前記第6のギャップの数値は、前記第1のギャップの数値よりも大きい、請求項18に記載の装置。
  20. 前記複数の第3の突起部は、前記第4のギャップの間に配置され、
    前記第3のギャップの数値は、前記第1のギャップの数値よりも大きく、
    前記第3のギャップの数値は、前記第2のギャップの数値よりも大きい、請求項19に記載の装置。
  21. 更に、前記複数の第5の電極に接続し、前記水平方向に配置される第5の金属プレートを含む、13から18いずれか一項に記載の装置。
  22. 更に、前記複数の第4の電極に接続し、前記水平方向に配置される第4の金属プレートを含む、21に記載の装置。
  23. 前記複数の第1の電極及び前記第1の金属プレート、前記複数の第2の電極及び前記第2の金属プレート、前記複数の第3の電極及び前記第3の金属プレート、前記複数の第4の電極及び前記第4の金属プレート、並びに前記複数の第5の電極及び前記第5の金属プレートは、それぞれ一体化された金属体である、請求項22に記載の装置。
  24. 前記第1の電圧及び前記第3の電圧の間の絶対電圧は、4,000ボルト以下である、請求項1から23いずれか一項に記載の装置。
  25. 前記複数の第1の電極、前記複数の第2の電極及び前記複数の第3の電極の少なくともいずれかの複数の電極は、楔、四角錐、円錐及び円柱のいずれかである、請求項12に記載の装置。
  26. 前記少なくともいずれかの複数の電極の前記Z方向の厚さは、対応する前記第1から前記第3の金属プレートの前記Z方向の厚さよりも薄い、請求項25に記載の装置。
  27. 前記複数の第1の電極、前記複数の第2の電極、前記複数の第3の電極、前記複数の第4の電極及び前記複数の第5の電極の少なくともいずれかの複数の電極は、楔、四角錐、円錐、及び円柱のいずれかである、請求項23に記載の装置。
  28. 前記少なくともいずれかの複数の電極の前記Z方向の厚さは、対応する前記第1から前記第5の金属プレートの前記Z方向の厚さよりも薄い、請求項27に記載の装置。
  29. 前記複数の第3の電極は、それぞれ金属のニードルである、請求項10に記載の装置。
  30. 前記複数の第4の電極は、それぞれ金属のニードルである、請求項21に記載の装置。
  31. 前記複数の第3の突起部は、前記第4のギャップを2等分する間に配置され、
    前記複数の第3の突起部は、更に、前記第1のギャップを2等分する間及び前記第2のギャップを2等分する間に配置される、請求項6に記載の装置。
  32. 前記第5のギャップは、前記複数の第3の突起部と前記複数の第1の突起部の間を示すギャップと、前記複数の第3の突起部と前記複数の第2の突起部の間を示すギャップと等しい、請求項31に記載の装置。
  33. 前記複数の第3の突起部は、前記第4のギャップを2等分する間に配置され、
    前記複数の第3の突起部は、更に、前記第1のギャップを2等分する間及び前記第2のギャップを2等分する間に配置され、
    前記複数の第4の突起部は、前記第9のギャップを2等分する間に配置され、
    前記複数の第4の突起部は、更に、前記第1のギャップを2等分する間及び前記第8のギャップを2等分する間に配置される、請求項17に記載の装置。
  34. 前記第10のギャップは、前記複数の第4の突起部と前記複数の第1の突起部の間を示すギャップと、前記複数の第4の突起部と前記複数の第5の突起部の間を示すギャップと等しい、請求項33に記載の装置。
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JP2022007766A (ja) * 2020-06-26 2022-01-13 株式会社Soken 送風装置

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