JP2019145307A - 渦輪送出装置 - Google Patents

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賢吾 福永
Kengo Fukunaga
賢吾 福永
正義 佐竹
Masayoshi Satake
正義 佐竹
登 前田
Noboru Maeda
登 前田
四方 一史
Kazufumi Yomo
四方  一史
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Abstract

【課題】小型化を図ると共に、より遠方まで渦輪を到達できるようにする。【解決手段】コロナ放電により発生したイオンによるイオン風が流れる通風路10aを形成する筒状の筒状部11と、イオン風を渦輪として噴射する噴射口12と、を有するケース10と、筒状部11に配置され、通風路10aを流れるイオン風に筒状部11の周方向に旋回する旋回成分を付与する旋回成分付与部50、60と、を備える。旋回成分付与部50、60により、通風路を流れるイオン風に旋回成分が付与され、旋回成分が付与されたイオン風が渦輪として噴射口から噴射される。【選択図】図1

Description

本発明は、渦輪送出装置に関するものである。
従来、特許文献1に記載された渦輪発生装置がある。この装置は、装置本体を先端の開口部に向かって徐々に断面積が小さくなる先細状のノズルを有し、圧縮部で装置本体の内部空間に急激な圧力変化を生じさせることにより、開口部から渦輪を排出するようになっている。
この装置は、内部空間から開口部を通じて外部に向かおうとする空気の流れが、開口部近傍の先細形状部分を経て開口部にスムーズに集まってそのまま外向きの流となることから、開口部から外部に向かう空気の流れが抵抗を受けず、開口部から一様に吹き出しやすく、開口部全面側に渦輪が均一に形成されて乱れにくい状態が得られるようになっている。
特開2017−53592号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された装置は、開口部から排出される渦輪の噴出圧を増加させるために、開口部に向かって徐々に断面積が小さくなる先細状のノズルが設けられている。このため、装置におけるノズルの軸方向の長さが長くなり、装置の小型化が困難である。
また、上記特許文献1に記載された装置は、単に、圧縮部により機械的に装置本体の内部空間に急激な圧力変化を生じさせて開口部から渦輪を送出する構成となっているので、開口部から送出された渦輪に外乱気流が当たると渦輪の形が乱れやすい。このため、渦輪を遠方まで到達させるのが困難であるといった問題もある。
本発明は上記問題に鑑みたもので、小型化を図ると共に、より遠方まで渦輪を到達できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、放電電極(20)と、放電電極と離間して配置された基準電極(30)と、放電電極と基準電極の電位差を制御する出力電圧を発生させる電源回路(70)と、電源回路の出力電圧を、放電電極と基準電極との間にコロナ放電を誘起させない第1電圧と、放電電極と基準電極との間にコロナ放電を誘起させる第2電圧との間で切り替える制御部(80)と、コロナ放電により発生したイオンによるイオン風が流れる通風路を形成する筒状の筒状部(11)と、イオン風を渦輪として噴射する噴射口(12)と、を有するケース(10)と、筒状部に配置され、通風路を流れるイオン風に筒状部の周方向に旋回する旋回成分を付与する旋回成分付与部(50、60)と、を備えている。
したがって、旋回成分付与部により、通風路を流れるイオン風に筒状部の周方向に旋回する旋回成分が付与され、この旋回成分が付与されたイオン風が渦輪として噴射口から噴射されるので、小型化を図ると共に、より遠方まで渦輪を到達させることができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態に係る渦輪送出装置の構成を示した図である。 図1中のII矢視図である。 第1実施形態に係る渦輪送出装置の電源回路の出力波形を示した図である。 旋回電極にマイナスイオンが吸引される様子を表した図である。 第2実施形態に係る渦輪送出装置の構成を模式的に示した図である。 第3実施形態に係る渦輪送出装置の構成を模式的に示した図である。 第3実施形態に係る渦輪送出装置において磁石の一方にマイナスイオンが吸引される様子を表した図である。 第4実施形態に係る渦輪送出装置の構成を模式的に示した図である。 第5実施形態に係る渦輪送出装置の側面図である。 図9中のX-X断面を模式的に表した図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る渦輪送出装置の構成について図1〜図2を用いて説明する。本渦輪送出装置は、快適性向上のため、居室内空間へイオンを含むイオン風を渦輪として供給するものである。本実施形態の渦輪送出装置は、車両の乗員の顔に向けて渦輪を噴出するよう、車両のメータの周囲等に取り付けられる。
本渦輪送出装置は、ケース10、放電電極20、基準電極30、電源回路70および制御部80を備えている。
ケース10は、放電電極20および基準電極30との間のコロナ放電により発生したイオンによるイオン風が流れる通風路10aを形成する筒状の筒状部11と、放電電極20を支持する支持部13と、を有している。筒状部11および支持部13は、絶縁性部材により構成されている。
支持部13は、筒状部11における長手方向の一端側に形成されている。放電電極20は、針状の先端部20aを有し、先端部20aが筒状部11の内側を向くよう支持部13により支持されている。放電電極20は、導電金属製(例えば、銅)の部材により構成されている。
筒状部11における長手方向の一端側には、ケース10の外部の空気を当該ケース10の内部に取り込む開口部13aが形成されている。また、筒状部11における長手方向の他端側にはイオン風を噴出する噴射口12が形成されている。噴射口12は、円形状を成している。なお、噴射口12の形状は円形状に限定されるものではない。
筒状部11における放電電極20と噴射口12の間には、導電金属製(例えば、銅)の基準電極30が設けられている。基準電極30は、円環状を成しており、その外周面が筒状部11の内周面と接触するようケース10内に配置されている。
本実施形態の渦輪送出装置は、ケース10の筒状部11によって形成される通風路10aを流れるイオン風に筒状部11の軸周り方向に旋回する旋回成分を付与する旋回成分付与部50を備えている。旋回成分付与部50は、円環状を成す円環状部52と、この円環状部52を回転駆動する電極駆動部56と、を備えている。旋回成分付与部50は、筒状部11の外周面に設けられている。
基準電極30より噴射口12側における筒状部11の外周面には、筒状部11の径方向に延びる溝部110が形成されている。円環状部52は、この溝部110に嵌め込まれ、筒状部11の軸周り方向に回動可能に配置されている。円環状部52は、樹脂により構成されている。
円環状部52は、導線性部材により構成された旋回電極51を有している。旋回電極51は、円環状部52に埋設されている。円環状部52には、旋回電極51に電力を供給するための不図示のパターンが形成されている。
電極駆動部56は、円環状部52の一部を覆うように筒状部11の外周面に設けられている。電極駆動部56は、円環状部52を回転駆動するための不図示のモータを有している。このモータには、電源回路70から配線70c、70dを介して所定電圧(例えば、5V)が印加される。また、電極駆動部56には、配線70d、70eを介して電源回路70から数kVの電圧が印加されるようになっている。
電源回路70から配線70c、70dを介して電極駆動部56のモータに所定電圧(例えば、5V)が印加されると、電極駆動部56のモータが作動して円環状部52を筒状部11の周方向に回転させる。
電極駆動部56は、旋回電極51に電力を供給するための不図示のパターンと摺動する摺動接点(図示せず)を有し、この摺動接点および不図示のパターンを介して電源回路70からの数kVの電圧が旋回電極51に印加される。
電極駆動部56から旋回電極51に電極駆動部56数kVの電圧が印加されることで、旋回電極51の周囲に電界が形成される。また、電極駆動部56のモータによる円環状部52の回転に伴って、旋回電極51の周囲に形成される電界も移動する。
電源回路70は、放電電極20と基準電極30の間に電位差を生じさせる電圧を出力する。さらに、電源回路70は、電極駆動部56のモータを駆動するための所定電圧と、電極駆動部56を介して旋回電極51に供給する数kVの電圧を出力する。
電源回路70は、配線70aを介して放電電極20に接続された負極端子−と、配線70bを介して放電電極20および接地端子GNDに接続された正極端子+と、を有している。電源回路70は、制御部80からの制御信号に応じて負極端子−と正極端子+との間に3kV以上の出力電圧を出力することが可能となっている。また、電源回路70は、矩形波形の電圧を出力することが可能となっている。
また、電源回路70は、配線70c〜70eを介して電極駆動部56と接続されている。電源回路70は、制御部80からの制御信号に応じて配線70cと配線70dとの間に所定電圧を出力する。なお、図示してないが、配線70dは接地端子GNDに接続されている。また、電源回路70は、制御部80からの制御信号に応じて配線70eと配線70dとの間に数kVの電圧を出力する。
制御部80は、CPU、RAM、ROM、I/O等を有するコンピュータとして構成され、CPUはROMに記憶されたプログラムにしたがって各種処理を実施する。
制御部80は、電源回路70の出力電圧を、放電電極20と基準電極30の間にコロナ放電を誘起させない第1電圧(本実施形態では、−2キロボルト)と、放電電極20と基準電極30の間にコロナ放電を誘起させる第2電圧(本実施形態では、−3キロボルト)との間で切り替える。
以下、渦輪送出装置の作動について図3〜図4を参照して説明する。まず、図3に示すように、制御部80は、電極駆動部56のモータに出力する電圧が0V、旋回電極51の電位が0Vとなるよう電源回路70を制御するとともに、放電電極20の電位が−2kVとなるよう電源回路70を制御する。これにより、放電電極20の電位は−2kVとなり、基準電極30の電位は0Vとなる。このように、電源回路70の出力電圧が−2kVになっても放電電極20の周囲にコロナ放電は発生しない。
次に、制御部80は、電源回路70から電極駆動部56のモータに所定電圧(例えば、5V)を出力させるとともに、さらに、旋回電極51の電位が数kVとなるよう電源回路70を制御する。これにより、旋回電極51の周囲に電界が形成されるとともに、電極駆動部56のモータが円環状部52を筒状部11の軸周り方向に回転駆動する。
次に、制御部80は、一定期間(本実施形態では、0.2秒間)、放電電極20の電位が−3kVとなるよう電源回路70を制御する。これにより、放電電極20の先端部20aの近傍に強電界が生じ、放電電極20の周囲にコロナ放電が誘起され、放電電極20と基準電極30の間にコロナ放電が発生する。
そして、コロナ放電の発生により放電電極20の周囲の空気が電離して空気イオンが発生する。具体的には、放電電極20の周囲の空気が電離してプラスイオンとマイナスイオンが生成される。そして、マイナスイオンは、基準電極30側に移動する過程で放電電極20および基準電極30の周囲の空気を巻き込みイオン風が発生する。
そして、マイナスイオンが放電電極20と基準電極30との間の電界によって加速され基準電極30側に移動する。この際、このマイナスイオンは、図4に示すように、筒状部11の軸周り方向に回転する旋回電極51にクーロン力によりに引き寄せられ、旋回成分が付与される。このため、マイナスイオンは、通風路10aの内部を螺旋状に旋回しながら噴射口12へと向かい、ケース10に形成された噴射口12から旋回成分が付与された渦輪が噴射される。このように、マイナスイオンに筒状部11の周方向の旋回成分を付与することにより、噴射口12から噴射される渦輪の波形が崩れ難くなり、より遠方まで渦輪を到達させることが可能となる。
次に、制御部80は、放電電極20の電位が−2kVとなるよう電源回路70を制御する。これにより、放電電極20と基準電極30の間のコロナ放電は生じなくなる。
次に、制御部80は、電極駆動部56のモータに出力する電圧が0V、旋回電極51の電位が0Vとなるよう電源回路70を制御する。これにより、旋回電極51の周囲に電界が形成されなくなるとともに、円環状部52の回転も終了する。
制御部80は、上記した処理を繰り返し実施し、旋回成分付与部50によって旋回成分が付与された渦輪の噴射を断続的に行う。
以上、説明したように、渦輪送出装置は、放電電極20と、放電電極20と離間して配置された基準電極30と、放電電極20と基準電極30の電位差を制御する出力電圧を発生させる電源回路70と、を備えている。
また、電源回路70の出力電圧を、放電電極20と基準電極30との間にコロナ放電を誘起させない第1電圧と、放電電極20と基準電極30との間にコロナ放電を誘起させる第2電圧との間で切り替える制御部80とを備えている。
また、コロナ放電により発生したイオンによるイオン風が流れる通風路10aを形成する筒状の筒状部11と、イオン風を渦輪として噴射する噴射口12と、を有するケース10を備えている。
また、筒状部11に配置され、通風路10aを流れるイオン風に筒状部11の周方向に旋回する旋回成分を付与する旋回成分付与部50と、を備えている。
したがって、旋回成分付与部50により、通風路10aを流れるイオン風に筒状部11の周方向に旋回する旋回成分が付与され、この旋回成分が付与されたイオン風が渦輪として噴射口から噴射されるので、小型化を図ると共に、より遠方まで渦輪を到達させることができる。
また、旋回成分付与部50は、電界により通風路10aを流れるイオン風に旋回成分を付与することができる。
また、旋回成分付与部50は、基準電極30より噴射口12側に配置されるとともに筒状部11の周方向に回動可能に支持された少なくとも1つの旋回電極51と、旋回電極51を筒状部11の周方向に回動させる電極駆動部56と、を有している。そして、電極駆動部56により筒状部11の周方向に回動する旋回電極51にイオン風に含まれるイオンが吸引されることにより、通風路10aを流れるイオン風に旋回成分を付与することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る渦輪送出装置について図5を用いて説明する。上記第1実施形態の旋回成分付与部50は、旋回電極51が埋設された円環状部52と、電極駆動部56と、を備えている。そして、電極駆動部56が円環状部52を回転駆動することで通風路10aを流れるイオン風に通風路10aの軸周り方向に旋回する旋回成分を付与するようにした。
これに対し、本実施形態の旋回成分付与部50は、筒状部11の外周面に固定された3つの旋回電極53〜55を有している。そして、各旋回電極53〜55の極性を切り替えることで、各旋回電極53〜55を回転させることなく、通風路10aを流れるイオン風に通風路10aの軸周り方向に旋回する旋回成分を付与する。
旋回成分付与部50は、筒状部11の外周面に固定された3つの旋回電極53〜55を有している。旋回電極53〜55は、不図示の支持部材により筒状部11の外周面に固定されている。
電源回路70は、配線70aを介して放電電極20に接続された負極端子−と、配線70bを介して放電電極20および接地端子GNDに接続された正極端子+と、を有している。
また、電源回路70は、配線70f〜70hを介して旋回電極53〜55と接続されている。具体的には、電源回路70は、配線70fを介して旋回電極53と接続され、配線70gを介して旋回電極54と接続され、配線70gを介して旋回電極55と接続されている。
電源回路70は、通風路10aを流れるイオン風に通風路10aの軸周り方向に旋回する旋回成分を付与するため、制御部80からの制御信号に応じて旋回電極53〜55の電位を切り替える制御を行う。
まず、制御部80は、旋回電極53の電位が数kVとなり、旋回電極54、55の電位が0Vとなるよう電源回路70を制御する。次に、制御部80は、旋回電極54の電位が数kVとなり、旋回電極53、55の電位が0Vとなるよう電源回路70を制御する。次に、制御部80は、旋回電極55の電位が数kVとなり、旋回電極53、54の電位が0Vとなるよう電源回路70を制御する。次に、制御部80は、再度、旋回電極53の電位が数kVとなり、旋回電極54、55の電位が0Vとなるよう電源回路70を制御する。
このように、制御部80は、旋回電極53〜55のうち1つの旋回電極の電位を数kVとし、この電位を数kVとする旋回電極を順次切り替える制御を繰り返し実施することにより、上記第1実施形態のような旋回電極51を回転駆動する回転機構を設けることなく、通風路10aを流れるイオン風に通風路10aの軸周り方向に旋回する旋回成分を付与する。
具体的には、制御部80は、電位を数kVとする旋回電極を順次切り替える制御を繰り返し実施する途中で、一定期間(本実施形態では、0.2秒間)、放電電極20の電位が−3kVとなるよう電源回路70を制御する。これにより、放電電極20の先端部20aの近傍に強電界が生じ、放電電極20の周囲にコロナ放電が誘起され、放電電極20と基準電極30の間にコロナ放電が発生する。
そして、コロナ放電の発生により放電電極20の周囲の空気が電離して空気イオンが発生する。具体的には、放電電極20の周囲の空気が電離してプラスイオンとマイナスイオンが生成される。そして、マイナスイオンは、基準電極30側に移動する過程で放電電極20および基準電極30の周囲の空気を巻き込みイオン風が発生する。
そして、マイナスイオンが放電電極20と基準電極30との間の電界によって加速され基準電極30側に移動する。この際、このマイナスイオンは、数kVの電位となっている旋回電極にクーロン力によりに引き寄せられる。さらに、数kVの電位となっている旋回電極が順次切り替わるため、マイナスイオンは、通風路10aの内部を螺旋状に旋回しながら噴射口12へと向かい、ケース10に形成された噴射口12から旋回成分が付与され、この旋回成分が付与されたマイナスイオンが渦輪として噴射口12から噴射される。
本実施形態では、上記第1実施形態と共通の構成から奏される同様の効果を上記第1実施形態と同様に得ることができる。
また、旋回成分付与部50は、基準電極30より噴射口12側であって筒状部11の周方向に離間して配置された複数の旋回電極53〜55と、複数の旋回電極53〜55の電位を順次変化させる制御部80と、を備えている。
そして、制御部80により複数の旋回電極の電位が順次変化し、複数の電極の少なくとも1つにイオン風に含まれるイオンが吸引されることにより、通風路を流れるイオン風に旋回成分を付与することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態に係る渦輪送出装置について図6〜図7を用いて説明する。上記第1実施形態の旋回成分付与部50は、旋回電極51に高電圧を印加した際に旋回電極51の周囲に形成される電界によって、回転する旋回電極51にマイナスイオンを引きつけることで通風路10aを流れるイオン風に旋回成分を付与するようにした。
これに対し、本実施形態の旋回成分付与部60は、磁石61、62によって形成される磁界をマイナスイオンが横切る際に生じるローレンツ力により通風路10aを流れるイオン風にマイナスイオンに旋回成分を付与する。
本実施形態の旋回成分付与部60は、円環状を成す円環状部63および磁石駆動部640を備えている。
円環状部63は、永久磁石を用いて構成された磁石61、62を有している。磁石61、62は、筒状部11の軸線を基準として軸対称となる位置に埋設されている。磁石61、62としては、例えば、強力な磁力を生じさせるネオジム磁石を採用することができる。
磁石駆動部640は、円環状部63の一部を覆うように筒状部11の外周面に設けられている。磁石駆動部640には、配線70c、70dを介して電源回路70から所定電圧(例えば、5V)の電力が供給さるようになっている。
磁石駆動部640は、円環状部63を回転駆動するための不図示のモータを有している。このモータは、電源回路70から所定電圧の電力が供給されたときに動作する。すなわち、電源回路70から磁石駆動部640に所定電圧の電力が供給されると、磁石駆動部540のモータが作動して円環状部63を筒状部11の軸心を中心として筒状部11の外周面の周方向に回転させる。
磁石61、62の間の通風路10aには、磁石61、62によって磁界が形成される。また、磁石駆動部640のモータによる円環状部63の回転に伴って、磁石61、62によって形成される磁界も回転する。
なお、図7に示すように、磁石61、62によって形成される磁界をマイナスイオンが横切る際に生じるローレンツ力によりマイナスイオンには磁石61、62によって形成される磁界と直交する向きの力が作用する。そして、通風路10aを流れるイオン風にマイナスイオンに筒状の11の周方向の旋回成分が付与される。
そして、磁石駆動部640のモータにより円環状部63の磁石61、62を回転させた状態で、放電電極20と基準電極30との間にコロナ放電を発生させることで、通風路10aを流れるイオン風に旋回成分が付与され、この旋回成分が付与されたイオン風を渦輪として噴射口12から噴射されることができる。
本実施形態では、上記第1実施形態と共通の構成から奏される同様の効果を上記第1実施形態と同様に得ることができる。
また、旋回成分付与部60は、磁界により通風路10aを流れるイオン風に旋回成分を付与することができる。
また、旋回成分付与部60は、基準電極30より噴射口12側に配置され筒状部11の周方向に回動可能に支持された磁石61、62と、磁石61、62を筒状部11の周方向に回動させる磁石駆動部640と、を有している。
そして、磁石駆動部640により筒状部11の周方向に回動する磁石にイオン風に含まれるイオンが吸引されることにより、通風路10aを流れるイオン風に旋回成分を付与することができる。
また、旋回成分付与部60は、磁界により通風路10aを流れるイオン風に旋回成分を付与することができる。
(第4実施形態)
第4実施形態に係る渦輪送出装置について図8を用いて説明する。上記第3実施形態では、永久磁石を用いて構成された磁石61、62によって通風路10aを流れるイオン風にマイナスイオンに旋回成分を付与するようにした。
これに対し、本実施形態では、電磁石を用いて構成された磁石64、65によって通風路10aを流れるイオン風にマイナスイオンに旋回成分を付与する。
本実施形態の旋回成分付与部60は、図8に示すように、電磁石を用いて構成された磁石64、65を有している。このため、本実施形態の旋回成分付与部60は、上記第1実施形態の渦輪送出装置と同様に、筒状を成す円環状部と、この円環状部を回転駆動する駆動部(いずれも図示せず)を備えている。円環状部には、磁石64のコイル641および磁石65のコイル651に電力を供給するための不図示のパターンが形成されている。
磁石64、65は、円環状部に埋設されている。具体的には、磁石64、65は、円環状部の軸心を中心として軸対称となる位置に配置されている。
磁石64は、コイル641および磁性材より成る鉄心642を有し、このコイル641に電流が流れることにより鉄心642が磁化されて磁石のような働きをする。また、磁石65は、コイル651および磁性材より成る鉄心652を有し、このコイル651に電流が流れることにより鉄心652が磁化されて磁石のような働きをする。
本実施形態の旋回成分付与部60の駆動部は、上記第1実施形態の渦輪送出装置と同様に、磁石64のコイル641および磁石65のコイル651に電力を供給するための不図示のパターンと摺動する摺動接点(図示せず)を有している。そして、この摺動接点を介して電源回路70からの電力を磁石64のコイル641および磁石65のコイル651に供給する。
本実施形態の旋回成分付与部60の駆動部は、上記第1実施形態の渦輪送出装置と同様に、円環状部を回転駆動するための不図示のモータを有している。電源回路70から所定電圧(例えば、5V)の電力が供給されると、この電力により駆動部のモータが作動して円環状部を筒状部11の軸心を中心として筒状部11の外周面の周方向に回転させる。
そして、円環状部の磁石64、65を回転させた状態で、放電電極20と基準電極30との間にコロナ放電を発生させることで、通風路10aを流れるイオン風に旋回成分が付与され、この旋回成分が付与されたイオン風を渦輪として噴射口12から噴射されることができる。
本実施形態では、上記第1実施形態と共通の構成から奏される同様の効果を上記第1実施形態と同様に得ることができる。
また、電磁石を用いて構成された磁石64、65によって通風路10aを流れるイオン風にマイナスイオンに旋回成分を付与することもできる。
(第5実施形態)
第5実施形態に係る渦輪送出装置について図9〜図10を用いて説明する。本実施形態の渦輪送出装置の旋回成分付与部60は、基準電極30よりイオン風の空気流れ下流側に、通風路10aを流れるイオン風にケース10の周方向に循環する循環流を形成する循環流形成部66〜69を有している。そして、これらの循環流形成部66〜69により通風路10aを流れるイオン風に旋回成分を付与する。
循環流形成部66は、針状を成す電極661と、電極661の先端側に電極661と離間して配置された電極662と、を有している。循環流形成部67は、針状を成す電極671と、電極671の先端側に電極671と離間して配置された電極672と、を有している。
また、循環流形成部68は、針状を成す電極681と、電極681の先端側に電極681と離間して配置された電極682と、を有している。循環流形成部69は、針状を成す電極691と、電極691の先端側に電極691と離間して配置された電極692と、を有している。なお、電極661〜電極691は、第1電極に相当し、電極662〜692は、第2電極に相当する。
循環流形成部66〜69は、筒状部11の周方向に沿うように互いに離間して配置されている。また、電極662〜692は、それぞれ筒状を成している。
電極662〜692は、それぞれ接続線を介して接地されている。また、電極661と電極662との間、電極671と電極672との間、電極681と電極682との間、電極691と電極692との間には、制御部80からの制御に応じて動作する電源回路70の出力電圧が印加されるようになっている。
循環流形成部66の電極661と電極662との間の電位差大きくなり電極661と電極662との間でコロナ放電が発生すると、電極661の周囲の空気が電離して空気イオンが発生する。そして、この空気イオンは、電極661と電極662との間の電界によって加速され電極662を通って循環流形成部66側へ流れる。
また、循環流形成部67の電極671と電極672との間の電位差が大きくなり電極671と電極672との間でコロナ放電が発生すると、電極671の周囲の空気が電離して空気イオンが発生する。そして、この空気イオンは、電極671と電極672との間の電界によって加速され電極672を通って循環流形成部68側へ流れる。
また、循環流形成部68の電極681と電極682との間の電位差が大きくなり電極681と電極682との間でコロナ放電が発生すると、電極681の周囲の空気が電離して空気イオンが発生する。そして、この空気イオンは、電極681と電極682との間の電界によって加速され電極682を通って循環流形成部69側へ流れる。
また、循環流形成部69の電極691と電極692との間の電位差が大きくなり循環流形成部69の電極691と電極692との間でコロナ放電が発生すると、電極691の周囲の空気が電離して空気イオンが発生する。そして、この空気イオンは、電極691と電極692との間の電界によって加速され電極692を通って循環流形成部66側へ流れる。
このように、筒状部11の内部には、循環流形成部66〜69によって筒状部11の内部の空気に、循環流形成部66→循環流形成部67→循環流形成部68→循環流形成部69→循環流形成部66の順に循環する循環流が形成される。
このような循環流が形成された状態で、放電電極20の電位が−3kVとなるよう電源回路70が制御されると、放電電極20の先端部20aの近傍に強電界が生じ、放電電極20の周囲にコロナ放電が誘起され、放電電極20と基準電極30の間にコロナ放電が発生する。
そして、コロナ放電の発生により放電電極20の周囲の空気が電離して空気イオンが発生する。具体的には、放電電極20の周囲の空気が電離してプラスイオンとマイナスイオンが生成される。そして、マイナスイオンは、基準電極30側に移動する過程で放電電極20および基準電極30の周囲の空気を巻き込みイオン風が発生する。
マイナスイオンが放電電極20と基準電極30との間の電界によって加速され基準電極30側に移動する。この際、このマイナスイオンは、循環流形成部66〜69によって循環流形成部66→循環流形成部67→循環流形成部68→循環流形成部69→循環流形成部66の順に流れる循環流によって筒状部11の軸周り方向に旋回する旋回成分が付与され、ケース10に形成された噴射口12から旋回成分が付与された渦輪が噴射される。
本実施形態では、上記第1実施形態と共通の構成から奏される同様の効果を上記第1実施形態と同様に得ることができる。
また、旋回成分付与部60は、基準電極30より噴射口12側であって筒状部11の周方向に離間して配置され、通風路10aを流れるイオン風に筒状部11の周方向に循環する循環流を形成する複数の循環流形成部66〜69を有している。そして、循環流形成部66〜69により通風路10aを流れるイオン風に旋回成分を付与することができる。
具体的には、複数の循環流形成部66〜69は、基準電極30より噴射口12側に配置された電極661〜691と、電極661〜691に対して筒状部11の周方向に配置された電極662〜692と、を有している。そして、電極661〜691と電極662〜692との間にコロナ放電を発生させ、通風路10aを流れるイオン風に筒状部11の周方向に循環する循環流を形成することにより通風路10aを流れるイオン風に旋回成分を付与することができる。
(他の実施形態)
(1)上記各実施形態では、車両の乗員の顔に向けてイオンを含むイオン風を渦輪として噴出するよう、渦輪送出装置を車両のメータ等に取り付ける例を示したが、渦輪送出装置の取付位置や噴流を噴射する対象は、上記実施形態に記載されたものに限定されるものではない。また、イオン風に湿気やアロマを含ませて渦輪として局所的に供給するように渦輪送出装置を構成することもできる。
(2)上記第1〜第5実施形態では、基準電極30よりも低い電圧を放電電極20に印加して放電電極20と基準電極30の間にコロナ放電を発生させるようにしたが、基準電極30よりも高い電圧を放電電極20に印加して放電電極20と基準電極30の間にコロナ放電を発生させるようにしてもよい。
(3)上記第1〜第5実施形態では、ケース10の内部に放電電極20および基準電極30を配置したが、放電電極20および基準電極30の少なくとも一方をケース10の外部に配置してもよい。
(4)上記第1〜第4実施形態では、ケース10の外部に旋回成分付与部50、60を設けるようにしたが、ケース10の内部に旋回成分付与部50、60を設けるようにしてもよい。
(5)上記第1実施形態では、コロナ放電を発生させるため、電源回路40の出力電圧を−2kVから−3kVに変化させる前に、電極駆動部56を駆動するようにしたが、電源回路40の出力電圧を−2kVから−3kVに変化させる際に、同時に電極駆動部56を駆動するようにしてもよい。
(6)上記各実施形態における旋回成分付与部50、60は、電界または磁界により通風路10aを流れるイオン風に旋回成分を付与するよう構成した。これに対し、旋回成分付与部50、60は、電界および磁界の少なくとも一方により通風路10aを流れるイオン風に旋回成分を付与するよう構成することもできる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
(まとめ)
上記各実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、渦輪送出装置は、放電電極と、放電電極と離間して配置された基準電極と、放電電極と基準電極の電位差を制御する出力電圧を発生させる電源回路と、を備えている。また、電源回路の出力電圧を、放電電極と基準電極との間にコロナ放電を誘起させない第1電圧と、放電電極と基準電極との間にコロナ放電を誘起させる第2電圧との間で切り替える制御部を備えている。また、コロナ放電により発生したイオンによるイオン風が流れる通風路を形成する筒状の筒状部と、イオン風を渦輪として噴射する噴射口と、を有するケースを備えている。さらに、筒状部に配置され、通風路を流れるイオン風に筒状部の周方向に旋回する旋回成分を付与する旋回成分付与部を備えている。
また、第2の観点によれば、旋回成分付与部は、電界および磁界の少なくとも一方により通風路を流れるイオン風に旋回成分を付与する。このように、電界および磁界の少なくとも一方により通風路を流れるイオン風に旋回成分を付与することができる。
また、第3の観点によれば、旋回成分付与部は、基準電極より噴射口側に配置されるとともに筒状部の周方向に回動可能に支持された少なくとも1つの旋回電極を備えている。また、旋回電極を筒状部の周方向に回動させる電極駆動部と、を備えている。そして、電極駆動部により筒状部の周方向に回動する旋回電極にイオン風に含まれるイオンが吸引されることにより、通風路を流れるイオン風に旋回成分を付与する。
このように、電極駆動部により筒状部の周方向に回動する旋回電極にイオン風に含まれるイオンが吸引されることにより、通風路を流れるイオン風に旋回成分を付与することができる。
また、第4の観点によれば、旋回成分付与部は、基準電極より噴射口側であって筒状部の周方向に離間して配置された複数の旋回電極と、複数の旋回電極の電位を順次変化させる極性制御部と、を備えている。また、極性制御部により複数の旋回電極の電位が順次変化し、複数の電極の少なくとも1つにイオン風に含まれるイオンが吸引されることにより、通風路を流れるイオン風に旋回成分を付与する。
このように、極性制御部により複数の旋回電極の電位が順次変化し、複数の電極の少なくとも1つにイオン風に含まれるイオンが吸引されることにより、通風路を流れるイオン風に旋回成分を付与することができる。また、筒状部の周方向に回動するような機構を有していないので構成を簡素化することも可能である。
また、第5の観点によれば、旋回成分付与部は、基準電極より噴出口側に配置され筒状部の周方向に回動可能に支持された磁石と、磁石を筒状部の周方向に回動させる磁石駆動部と、を有している。そして、磁石駆動部により筒状部の周方向に回動する磁石にイオン風に含まれるイオンが吸引されることにより、通風路を流れるイオン風に旋回成分を付与する。
このように、磁石駆動部により筒状部の周方向に回動する磁石にイオン風に含まれるイオンが吸引されることにより、通風路を流れるイオン風に旋回成分を付与することができる。
また、第6の観点によれば、旋回成分付与部は、基準電極より噴出口側であって筒状部の周方向に離間して配置され、通風路を流れるイオン風に筒状部の周方向に循環する循環流を形成する複数の循環流形成部を有している。そして、循環流形成部により通風路を流れるイオン風に旋回成分を付与する。
このように、通風路を流れるイオン風に筒状部の周方向に循環する循環流を形成し、この循環流により通風路を流れるイオン風に旋回成分を付与することもできる。
また、第7の観点によれば、 複数の旋回成分付与部は、基準電極より噴出口側に配置された第1電極と、第1電極に対して筒状部の周方向に配置された第2電極と、を有している。そして、第1電極と第2電極との間にコロナ放電を発生させ、通風路を流れるイオン風に筒状部の周方向に循環する循環流を形成することにより通風路を流れるイオン風に旋回成分を付与する。
このように、第1電極と第2電極との間にコロナ放電を発生させ、通風路を流れるイオン風に筒状部の周方向に循環する循環流を形成することにより通風路を流れるイオン風に旋回成分を付与することもできる。
10 ケース
10a 通風路
11 筒状部
12 噴射口
20 放電電極
30 基準電極
40 電源回路
50、60 旋回成分付与部
51、53〜55 旋回電極
56 駆動部
61〜62、64〜65 磁石
66 駆動部

Claims (7)

  1. 放電電極(20)と、
    前記放電電極と離間して配置された基準電極(30)と、
    前記放電電極と前記基準電極の電位差を制御する出力電圧を発生させる電源回路(70)と、
    前記電源回路の前記出力電圧を、前記放電電極と前記基準電極との間にコロナ放電を誘起させない第1電圧と、前記放電電極と前記基準電極との間に前記コロナ放電を誘起させる第2電圧との間で切り替える制御部(80)と、
    前記コロナ放電により発生したイオンによるイオン風が流れる通風路を形成する筒状の筒状部(11)と、前記イオン風を渦輪として噴射する噴射口(12)と、を有するケース(10)と、
    前記筒状部に配置され、前記通風路を流れる前記イオン風に前記筒状部の周方向に旋回する旋回成分を付与する旋回成分付与部(50、60)と、を備えた渦輪送出装置。
  2. 前記旋回成分付与部は、電界および磁界の少なくとも一方により前記通風路を流れる前記イオン風に前記旋回成分を付与する請求項1に記載の渦輪送出装置。
  3. 前記旋回成分付与部は、
    前記基準電極より前記噴射口側に配置されるとともに前記筒状部の周方向に回動可能に支持された少なくとも1つの旋回電極(51)と、
    前記旋回電極を前記筒状部の周方向に回動させる電極駆動部(56)と、を備え、
    前記電極駆動部により前記筒状部の周方向に回動する前記旋回電極に前記イオン風に含まれるイオンが吸引されることにより、前記通風路を流れる前記イオン風に前記旋回成分を付与する請求項1に記載の渦輪送出装置。
  4. 前記旋回成分付与部は、
    前記基準電極より前記噴射口側であって前記筒状部の周方向に離間して配置された複数の旋回電極(53〜55)と、
    前記複数の旋回電極の電位を順次変化させる極性制御部(80)と、を備え、
    前記極性制御部により前記複数の旋回電極の電位が順次変化し、前記複数の旋回電極の少なくとも1つに前記イオン風に含まれるイオンが吸引されることにより、前記通風路を流れる前記イオン風に前記旋回成分を付与する請求項1に記載の渦輪送出装置。
  5. 前記旋回成分付与部は、
    前記基準電極より前記噴出口側に配置され前記筒状部の周方向に回動可能に支持された磁石(61、62)と、
    前記磁石を前記筒状部の周方向に回動させる磁石駆動部(70)と、を有し、
    前記磁石駆動部により前記筒状部の周方向に回動する前記磁石に前記イオン風に含まれるイオンが吸引されることにより、前記通風路を流れる前記イオン風に前記旋回成分を付与する請求項1または2に記載の渦輪送出装置。
  6. 前記旋回成分付与部は、
    前記基準電極より前記噴出口側であって前記筒状部の周方向に離間して配置され、前記通風路を流れる前記イオン風に前記筒状部の周方向に循環する循環流を形成する複数の循環流形成部(66〜69)を有し、
    前記循環流形成部により前記通風路を流れる前記イオン風に前記旋回成分を付与する請求項1に記載の渦輪送出装置。
  7. 前記複数の旋回成分付与部は、
    前記基準電極より前記噴出口側に配置された第1電極(661〜691)と、
    前記第1電極に対して前記筒状部の周方向に配置された第2電極(662〜692)と、を有し、
    前記第1電極と前記第2電極との間にコロナ放電を発生させ、前記通風路を流れる前記イオン風に前記筒状部の周方向に循環する循環流を形成することにより前記通風路を流れる前記イオン風に前記旋回成分を付与する請求項6に記載の渦輪送出装置。
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WO2017030078A1 (ja) * 2015-08-19 2017-02-23 株式会社日本自動車部品総合研究所 噴流発生装置および噴流発生システム

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