JP2019189618A - 遊離塩基結晶 - Google Patents

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Abstract

【課題】強力かつ選択的なホスホジエステラーゼ1(PDE1)阻害剤である、(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オンの遊離塩基の結晶形態の提供。
【解決手段】下記式を有する化合物の遊離塩基の結晶形態。

【選択図】なし

Description

発明の分野
本発明は、(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基の結晶およびこのような遊離塩基結晶の製造法および使用法に関する。
発明の背景
化合物(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オンはWO2009/075784(米国公開番号2010/0273754)に開示されている。この化合物は、PDE1発現細胞における低レベルのcAMPおよび/またはcGMPおよび/またはドーパミンD1受容体シグナル伝達活性低下により特徴付けられる障害(例えば、パーキンソン病、トゥーレット症候群、自閉症、脆弱X症候群、ADHD、レストレスレッグ症候群、うつ病、統合失調症の認知機能障害、ナルコレプシー);および/またはプロゲステロンシグナル伝達の増強により軽減し得る何らかの疾患または状態の処置または予防に有用な強力かつ選択的ホスホジエステラーゼ1(PDE1)阻害剤であることが判明している。この障害の一覧は例示的であり、網羅的であることを意図しない。
公報WO2009/075784は、一般に遊離塩基形態のおよび一般に薬学的に許容される塩形態の化合物(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オンを開示する。化合物(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン(“本化合物”)のモノリン酸塩結晶は、米国仮出願番号61/662335に開示されている。しかしながら、これらの出願は、遊離塩基形態の本化合物の特定の結晶およびこのような遊離塩基結晶の使用を開示しておらず、これらが、本願発明の主題である。
国際出願公報WO2009/075784明細書 米国仮出願番号61/662335明細書
発明の要約
24種の異なる溶媒と、熟成、温度循環、蒸発、クラッシュ・クーリング、貧溶媒添加、湿気誘発結晶化、アニーリングおよび超音波促進結晶化法の組み合わせを使用して、遊離塩基形態の化合物(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン(“化合物A”)が、多くの溶媒系中で非晶質固体または油状物として存在するが、驚くべきことに、特定の溶媒系および方法を使用したときに、結晶形態で単離できることが判明した。これらの遊離塩基結晶は安定であり、該化合物Aのモノリン酸塩結晶の製造に特に有利であり、該塩の製造においては化合物A対酸比1:1を形成するためには、極めて高度に制御された化学量論量のリン酸を一般に必要とする。いかなる特定の理論にも拘束されないが、遊離塩基結晶形態の化合物Aは、非晶質形態と比較して含まれる不純物が極めて小量であり、化合物Aのモノリン酸付加塩の製造のためのリン酸の量が正確に決定され、それによりモノリン酸塩結晶を効率的に、安定して、かつ再現性よく製造することを可能にする。それゆえに、先ず、第一の面において、本発明は次のものを提供する。
1.1 化合物A、すなわち、(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基の結晶(“遊離塩基結晶”);
1.2 非溶媒和物形態である、1.1の遊離塩基結晶;
1.3 溶媒和物形態である、1.1の遊離塩基結晶;
1.4 アルコールとの溶媒和物形態である、1.3の遊離塩基結晶;
1.5 メタノール、エタノール、プロパノール(例えば、n−プロパノールまたはイソプロパノール)またはブタノール(例えば、n−ブタノール)との溶媒和物形態である、1.4の遊離塩基結晶;
1.6 非水和物または水和物形態である、1.1〜1.5のいずれかの遊離塩基結晶;
1.7 6.2、7.6、8.2、11.2、12.4、12.8、13.4、15.2、16.5、17.6、18.2、19.1、19.8、21.0、21.9、22.6、23.1、23.7、24.8、25.8、26.6、27.8、28.4、29.6、30.9、31.8、32.6、33.4、34.3、36.3、37.2、38.4および39.5度からなる群から選択される2θ角値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターンを示し、ここで、XRPDパターンは、例えば、1.5406Åの波長α1および1.5444Åの波長α2で銅アノードを使用する回折計で測定されている、1.4〜1.6の遊離塩基結晶;
1.8 14.34、11.65、10.83、7.91、7.16、6.89、6.59、5.82、5.37、5.03、4.87、4.64、4.48、4.23、4.06、3.93、3.85、3.75、3.59、3.45、3.35、3.21、3.14、3.01、2.89、2.81、2.74、2.68、2.61、2.47、2.42、2.34および2.28Åからなる群から選択されるd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターンを示す、1.4〜1.6のいずれかの遊離塩基結晶;
1.9 14.34、11.65、10.83、5.82、4.87、4.64、4.48、4.23、3.93および3.21Åからなる群から選択されるd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターンを示す、1.4〜1.6のいずれかの遊離塩基結晶;
1.10 下記表1に示すものから選択される2θ角および/またはd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターンを示す、1.4〜1.6のいずれかの遊離塩基結晶:


ここで、XRPDパターンは、例えば、1.5406Åの波長α1および1.5444Åの波長α2で銅アノードを使用する回折計で測定されている;
1.11 下記表1−Aに示すものから選択される2θ角および/またはd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターンを示す、1.4〜1.6のいずれかの遊離塩基結晶:


ここで、XRPDパターンは、例えば、1.5406Åの波長α1および1.5444Åの波長α2で銅アノードを使用する回折計で測定されている;
1.12 図1−Bまたは6−Aに対応するまたは実質的に図1−Bまたは6−Aに表示されるようなX線粉末回折パターンを示す、1.4〜1.11のいずれかの遊離塩基結晶;
1.13 約107℃〜108℃の吸熱ピークを含む示差走査熱量測定(DSC)パターンを示す、1.4〜1.12のいずれかの遊離塩基結晶;
1.14 図1−Aまたは6−Bに対応するまたは実質的に図1−Aまたは6−Bに表示されるような示差走査熱量測定(DSC)パターンを示す、1.13の遊離塩基結晶;
1.15 6.0、7.6、8.1、11.1、12.0、12.1、13.0、15.1、15.9、16.3、18.2、19.3、20.4、21.0、21.5、22.1、22.5、23.3、24.0、25.3、25.8、26.7、27.6、28.8、29.6、30.3、30.7、31.3、32.3、34.1、35.1、35.8、37.2および38.5度からなる群から選択される2θ角値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターンを示し、ここで、XRPDパターンは、例えば、1.5406Åの波長α1および1.5444Åの波長α2で銅アノードを使用する回折計で測定されている、1.4〜1.6のいずれかの遊離塩基結晶;
1.16 14.67、11.68、10.96、7.95、7.39、7.30、6.80、5.85、5.57、5.42、4.86、4.60、4.36、4.23、4.14、4.03、3.95、3.82、3.71、3.51、3.46、3.34、3.22、3.10、3.02、2.94、2.91、2.86、2.77、2.62、2.55、2.51、2.42および2.33Åからなる群から選択されるd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターンを示す、1.4〜1.6のいずれかの遊離塩基結晶;
1.17 14.67、11.68、10.96、5.85、4.86、4.60、4.23、4.03、3.95および3.22Åからなる群から選択されるd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターンを示す、1.4〜1.6のいずれかの遊離塩基結晶;
1.18 下記表2に示すものから選択される2θ角および/またはd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターンを示す、1.4〜1.6のいずれかの遊離塩基結晶:


ここで、XRPDパターンは、例えば、1.5406Åの波長α1および1.5444Åの波長α2で銅アノードを使用する回折計で測定されている;
1.19 下記表2−Aに示すものから選択される2θ角および/またはd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターンを示す、1.4〜1.6のいずれかの遊離塩基結晶:


ここで、XRPDパターンは、例えば、1.5406Åの波長α1および1.5444Åの波長α2で銅アノードを使用する回折計で測定されている;
1.20 図2−Bに対応するまたは実質的に図2−Bに表示されるようなX線粉末回折パターンを示す、1.4〜1.6または1.15〜1.19のいずれかの遊離塩基結晶;
1.21 112〜118℃の範囲、例えば、112℃または118℃に吸熱ピークを含む示差走査熱量測定(DSC)パターンを示す、1.4〜1.6または1.15〜1.20のいずれかの遊離塩基結晶;
1.22 図2−Aに対応するまたは実質的に図2−Aに表示されるような示差走査熱量測定(DSC)パターンを示す、1.4〜1.6または1.15〜1.21のいずれかの遊離塩基結晶;
1.23 6.0、7.7、8.2、11.1、12.2、12.8、13.4、14.9、15.4、16.4、18.2、18.9、19.8、20.5、20.9、21.9、22.5、23.2、24.7、25.9、26.5、27.5、27.9、29.6、30.2、31.1、32.3、33.0、34.1、34.7、35.4、36.2、37.7、38.3および38.8度からなる群から選択される2θ角値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターンを示し、ここで、XRPDパターンは、例えば、1.5406Åの波長α1および1.5444Åの波長α2で銅アノードを使用する回折計で測定されている、1.4〜1.6のいずれかの遊離塩基結晶;
1.24 14.67、11.53、10.80、7.95、7.25、6.93、6.59、5.95、5.76、5.41、4.86、4.68、4.47、4.33、4.24、4.06、3.95、3.82、3.61、3.44、3.36、3.25、3.19、3.02、2.96、2.87、2.77、2.71、2.63、2.58、2.53、2.48、2.38、2.35および2.32Åからなる群から選択されるd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターンを示す、1.4〜1.6のいずれかの遊離塩基結晶;
1.25 14.67、11.53、10.80、5.76、4.86、4.68、4.47、4.24、4.06および3.95Åからなる群から選択されるd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターンを示す、1.4〜1.6のいずれかの遊離塩基結晶;
1.26 下記表3に示すものから選択される2θ角および/またはd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターンを示す、1.4〜1.6のいずれかの遊離塩基結晶:


ここで、XRPDパターンは、例えば、1.5406Åの波長α1および1.5444Åの波長α2で銅アノードを使用する回折計で測定されている;
1.27 下記表3−Aに示すものから選択される2θ角および/またはd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターンを示す、1.4〜1.6のいずれかの遊離塩基結晶:


ここで、XRPDパターンは、例えば、1.5406Åの波長α1および1.5444Åの波長α2で銅アノードを使用する回折計で測定されている;
1.28 図3−Bに対応するまたは実質的に図3−Bに表示されるようなX線粉末回折パターンを示す、1.4〜1.6または1.23〜1.27のいずれかの遊離塩基結晶;
1.29 約97℃に吸熱ピークを含む示差走査熱量測定(DSC)パターンを示す、1.4〜1.6または1.23〜1.28のいずれかの遊離塩基結晶;
1.30 図3−Aに対応するまたは実質的に図3−Aに表示されるような示差走査熱量測定(DSC)パターンを示す、1.4〜1.6または1.23〜1.29のいずれかの遊離塩基結晶;
1.31 4.6、7.1、7.7、8.0、9.2、9.9、10.5、13.4、13.9、14.5、15.4、16.6、17.3、18.3、19.4、20.2、21.3、22.7、23.3、24.9、26.4、27.3、28.3、29.4、30.0、31.2および31.4度からなる群から選択される2θ角値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターンを示し、ここで、XRPDパターンは、例えば、1.5406Åの波長α1および1.5444Åの波長α2で銅アノードを使用する回折計で測定されている、1.1〜1.2、1.6のいずれかの遊離塩基結晶;
1.32 19.11、12.51、11.41、11.01、9.58、8.95、8.40、6.60、6.37、6.10、5.74、5.33、5.13、4.83、4.56、4.39、4.16、3.91、3.81、3.58、3.37、3.26、3.15、3.03、2.97、2.87および2.84Åからなる群から選択されるd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターンを示す、1.1〜1.2、1.6のいずれかの遊離塩基結晶;
1.33 12.51、11.41、11.01、9.58、8.95、6.60、5.13、4.16および3.81Åからなる群から選択されるd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターンを示す、1.1〜1.2、1.6のいずれかの遊離塩基結晶;
1.34 下記表4に示すものから選択される2θ角および/またはd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターンを示す、1.1〜1.2、1.6のいずれかの遊離塩基結晶:


ここで、XRPDパターンは、例えば、1.5406Åの波長α1および1.5444Åの波長α2で銅アノードを使用する回折計で測定されている;
1.35 下記表4−Aに示すものから選択される2θ角および/またはd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターンを示す、1.1〜1.2、1.6のいずれかの遊離塩基結晶:


ここで、XRPDパターンは、例えば、1.5406Åの波長α1および1.5444Åの波長α2で銅アノードを使用する回折計で測定されている;
1.36 図4−Bに対応するまたは実質的に図4−Bに表示されるようなX線粉末回折パターンを示す、1.1〜1.2、1.6または1.31〜1.35のいずれかの遊離塩基結晶;
1.37 約126℃に吸熱ピークを含む示差走査熱量測定(DSC)パターンを示す、1.1〜1.2、1.6または1.31〜1.36のいずれかの遊離塩基結晶;
1.38 図4−Aに対応するまたは実質的に図4−Aに表示されるような示差走査熱量測定(DSC)パターンを示す、1.1〜1.2、1.6または1.31〜1.37のいずれかの遊離塩基結晶;
1.39 7.0、8.2、9.9、11.4、12.0、12.7、13.5、14.5、16.1、17.2、18.7、19.9、21.5、22.4、22.9、23.4、23.9、24.5、25.6、26.8、27.4、28.4、29.2、29.9、30.7、31.3、31.9、32.2、34.4、35.0、36.3および38.6度からなる群から選択される2θ角値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターンを示し、ここで、XRPDパターンは、例えば、1.5406Åの波長α1および1.5444Åの波長α2で銅アノードを使用する回折計で測定されている、1.4〜1.6のいずれかの遊離塩基結晶;
1.40 12.58、10.75、8.89、7.76、7.36、6.95、6.57、6.10、5.50、5.16、4.74、4.47、4.12、3.96、3.87、3.80、3.72、3.63、3.47、3.33、3.25、3.14、3.06、2.99、2.91、2.86、2.81、2.78、2.61、2.56、2.47および2.33Åからなる群から選択されるd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターンを示す、1.4〜1.6のいずれかの遊離塩基結晶;
1.41 12.58、10.75、5.50、4.74、4.47、3.96、3.87、3.80、3.72および3.14Åからなる群から選択されるd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターンを示す、1.4〜1.6のいずれかの遊離塩基結晶;
1.42 下記表5に示すものから選択される2θ角および/またはd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターンを示す、1.4〜1.6のいずれかの遊離塩基結晶:


ここで、XRPDパターンは、例えば、1.5406Åの波長α1および1.5444Åの波長α2で銅アノードを使用する回折計で測定されている;
1.43 下記表5−Aに示すものから選択される2θ角および/またはd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターンを示す、1.4〜1.6のいずれかの遊離塩基結晶:


ここで、XRPDパターンは、例えば、1.5406Åの波長α1および1.5444Åの波長α2で銅アノードを使用する回折計で測定されている;
1.44 図5−Bに対応するまたは実質的に図5−Bに表示されるようなX線粉末回折パターンを示す、1.4〜1.6または1.39〜1.43のいずれかの遊離塩基結晶;
1.45 約84〜85℃、例えば約84.6℃に吸熱ピークを含む示差走査熱量測定(DSC)パターン;または図5−Aに対応するまたは実質的に図5−Aに表示されるような示差走査熱量測定(DSC)パターンを示す、1.4〜1.6または1.39〜1.44のいずれかの遊離塩基結晶;
1.46 7.1、8.2、9.9、11.4、12.1、12.8、13.4、14.4、16.0、17.3、18.6、19.9、21.4、22.4、23.4、24.4、25.3、26.2、27.1、28.3、29.2、33.8、34.0、35.8および36.3度からなる群から選択される2θ角値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターンを示し、ここで、XRPDパターンは、例えば、1.5406Åの波長α1および1.5444Åの波長α2で銅アノードを使用する回折計で測定されている、1.4〜1.6のいずれかの遊離塩基結晶;
1.47 12.51、10.80、8.95、7.78、7.28、6.93、6.62、6.14、5.53、5.13、4.77、4.45、4.14、3.96、3.79、3.64、3.52、3.40、3.28、3.15、3.05、2.65、2.63、2.51および2.47Åからなる群から選択されるd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターンを示す、1.4〜1.6のいずれかの遊離塩基結晶;
1.48 12.51、10.80、5.53、4.77、4.45、4.14、3.96、3.79、3.64、3.40、3.28および3.15Åからなる群から選択されるd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターンを示す、1.4〜1.6のいずれかの遊離塩基結晶;
1.49 下記表6に示すものから選択される2θ角および/またはd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターンを示す、1.4〜1.6のいずれかの遊離塩基結晶:


ここで、XRPDパターンは、例えば、1.5406Åの波長α1および1.5444Åの波長α2で銅アノードを使用する回折計で測定されている;
1.50 下記表6−Aに示すものから選択される2θ角および/またはd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターンを示す、1.4〜1.6のいずれかの遊離塩基結晶:


ここで、XRPDパターンは、例えば、1.5406Åの波長α1および1.5444Åの波長α2で銅アノードを使用する回折計で測定されている;
1.51 図7−Bに対応するまたは実質的に図7−Bに表示されるようなX線粉末回折パターンを示す、1.4〜1.6または1.46〜1.50のいずれかの遊離塩基結晶;
1.52 約79℃、例えば約78.6℃に吸熱ピークを含む示差走査熱量測定(DSC)パターン;または図7−Aに対応するまたは実質的に図7−Aに表示されるような示差走査熱量測定(DSC)パターンを示す、1.4〜1.6または1.46〜1.51のいずれかの遊離塩基結晶;
1.53 単結晶形態であり、あらゆる他の形態を含まないまたは実質的に含まない、例えば、非晶質形態の含量が10wt.%未満、好ましくは約5wt.%未満、より好ましくは約2wt.%未満、さらに好ましくは約1wt.%未満、さらに好ましくは約0.1%未満、最も好ましくは約0.01wt.%未満である、1.1〜1.52のいずれかの遊離塩基結晶;
1.54 単結晶形態であり、あらゆる他の形態を含まないまたは実質的に含まない、例えば、他の結晶形態の含量が10wt.%未満、好ましくは約5wt.%未満、より好ましくは約2wt.%未満、さらに好ましくは約1wt.%未満、さらに好ましくは約0.1%未満、最も好ましくは約0.01wt.%未満である、1.1〜1.53のいずれかの遊離塩基結晶;
1.55 単結晶形態であり、あらゆる他の形態を含まないまたは実質的に含まない、例えば、非晶質形態および他の結晶形態の含量が10wt.%未満、好ましくは約5wt.%未満、より好ましくは約2wt.%未満、さらに好ましくは約1wt.%未満、さらに好ましくは約0.1%未満、最も好ましくは約0.01wt.%未満である、1.1〜1.54のいずれかの遊離塩基結晶;
1.56 方法IIIにまたは実施例1〜7もしくは実施例13のいずれかに記載したまたは記載したものに類似する方法により製造される、1.1〜1.55のいずれかの遊離塩基結晶。
第二の面において、本発明は、(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン(化合物A)の塩の製造法(方法I)であって、
(1) 非溶媒和物または溶媒和物形態の(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基(化合物A)の結晶、すなわち、化合物Aの遊離塩基結晶を溶媒に溶解し;
(2) 工程(1)で得られた溶液に、所望により溶媒中の酸を添加し、そして
(3) 工程(2)で得られた混合物を撹拌して、目的の塩を得る
ことを含む、方法を提供する。
第二の面のさらなる態様において、本発明は、塩が塩結晶、例えば、フマル酸塩(例えば、ヘミフマル酸塩)、リン酸塩(例えば、モノリン酸塩)、(1−ヒドロキシ−2)−ナフトエ酸塩またはメシル酸塩結晶である、方法Iを提供する。それゆえに、特定の態様において、化合物Aの塩結晶の製造のために方法Iの工程(2)において有用な酸は、フマル酸、リン酸、酒石酸(例えば、L−酒石酸)およびメタンスルホン酸を含む。塩結晶を製造するために方法Iで有用な溶媒はメタノール、アセトニトリル、アセトンまたはそれらの混合物を含む。さらに別の態様において、塩は、安息香酸塩結晶であり、化合物Aの該安息香酸塩結晶の製造のために方法Iの工程(2)において有用な酸は安息香酸である。安息香酸塩結晶の製造のために方法Iにおいて有用な溶媒は酢酸エチルおよびキシレンを含む。
第二の面のさらなる態様において、本発明は、(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オンのモノリン酸塩結晶(化合物Aのモノリン酸塩結晶)の製造法(方法II)であって、
(1) 非溶媒和物または溶媒和物形態の(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基の結晶(すなわち、化合物Aの遊離塩基結晶)を溶媒に溶解し;
(2) 工程(1)で得られた溶液に溶媒中のリン酸を添加し、そして
(3) 工程(2)で得られた混合物を撹拌して、目的のモノリン酸塩結晶を得る
ことを含む、方法を提供する。
さらなる態様において、本発明は、次のとおりの化合物Aのモノリン酸塩結晶の製造のための方法IIを提供する。
2.1 工程(1)における溶媒がアセトンおよびアセトニトリルから選択される、前記方法II;
2.2 工程(2)における溶媒がアセトンまたはアセトニトリルから選択される、前記方法IIまたは2.1;
2.3 工程(2)で添加すべきリン酸の量が工程(1)の非溶媒和物形態または溶媒和物形態の(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基の結晶(化合物Aの遊離塩基結晶)の量とほぼ(およそ)等モル量である;特定の態様において、工程(2)で添加すべきリン酸の量が、工程(1)の非溶媒和物形態または溶媒和物形態の(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基の結晶(化合物Aの遊離塩基結晶)の量の0.5〜2.0当量、より好ましくは0.8〜1.2当量、最も好ましくは0.9〜1.1当量である、前記方法IIまたは2.1もしくは2.2;
2.4 水を工程(2)においてさらに添加する、前記方法IIまたは2.1〜2.3のいずれか;
2.5 混合物を工程(3)において20〜70℃で撹拌する、前記方法IIまたは2.1〜2.4のいずれか;
2.6 混合物を約50℃、約32℃、約38℃または約39℃で撹拌する、前記方法IIまたは2.1〜2.4のいずれか;
2.7 工程1における化合物Aの遊離塩基結晶が非溶媒和物形態である、前記方法IIまたは2.1〜2.6のいずれか;
2.8 工程1における化合物Aの遊離塩基結晶が溶媒和物形態、例えば、アルコール溶媒和物形態、例えば、エタノール溶媒和物形態、例えば、モノエタノール溶媒和物形態である、前記方法IIまたは2.1〜2.6のいずれか。
第三の面において、本発明は、1.1〜1.56のいずれかの溶媒和物形態または非溶媒和物形態の化合物Aの遊離塩基結晶の製造法を提供する(方法III)。一つの態様において、本発明は、溶媒和物形態の化合物(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オンの遊離塩基結晶(化合物Aの遊離塩基結晶)の製造法(方法III−A)を提供し、これは、
(1)(6aR,9aS)−3−クロロ−2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−5−メチル−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロシクロペンタ[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オンを溶媒中、塩基、アニリン、パラジウム触媒およびリガンドの存在下で撹拌し、次いで有機層を分離し;
(2)工程(1)において得た有機層に目的の溶媒和物形態に対応する溶媒を添加する
ことを含む、方法である。
第三の面の他の態様において、本発明は、非溶媒和物形態の(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基の結晶(化合物Aの遊離塩基結晶)の製造法(方法III−B)を提供し、これは、
(1)(6aR,9aS)−3−クロロ−2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−5−メチル−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロシクロペンタ[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オンを溶媒中、塩基、アニリン、パラジウム触媒およびリガンドの存在下で撹拌し、次いで有機層を分離し;
(2)工程(1)において得た有機層に非溶媒和物形態の(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基の種晶を添加する
ことを含む、方法である。
上記の本発明の方法IIIに有用な塩基は、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の炭酸塩、重炭酸塩、リン酸塩または水酸化物(例えばナトリウム、マグネシウム、カルシウム、カリウム、セシウムまたはバリウムの炭酸塩、重炭酸塩、水酸化物、ブトキシドまたはリン酸塩、例えば炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、ナトリウムt−ブトキシド、炭酸カルシウム、炭酸カリウム、水酸化カリウム、カリウムt−ブトキシド、リン酸カリウム、炭酸セシウム、水酸化セシウム)を含むが、これらに限定されない。好ましくは、本発明の方法の工程(1)の塩基は炭酸カリウムまたはKCOである。好ましくは、本発明の方法IIIの工程(1)に有用なパラジウム触媒は、酢酸パラジウム(II)、塩化パラジウム、臭化パラジウム、Pd(PPh)、PdCl(PPh)、Pd(dba)、Pd/Cおよびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)を含むが、これらに限定されない。好ましくは、本発明の方法IIIに有用なパラジウム触媒は酢酸パラジウム(II)またはPd(OAc)である。
本発明の方法IIIに有用なリガンドは、二座リガンド、好ましくはキサントホスである。
本発明の方法IIIに有用な溶媒は、有機溶媒、例えばトルエン、テトラヒドロフラン、キシレン、ジメチルアセトアミド、好ましくは、キシレンまたはジメチルアセトアミドとキシレンの組み合わせを含む。
本発明の方法IIIは、好ましくは窒素雰囲気下で実施する。本発明の方法IIIの工程(1)と工程(2)の間に、分離した有機層を好ましくは適当な溶液で洗浄し、チャコールで処理して残存パラジウム触媒を除去する。一つの態様において、上記の方法IIIの工程(1)は、さらに、例えば、有機層の分離前に、水を添加する工程を含む。別の態様において、上記の方法IIIの工程(1)は、さらに、システイン水溶液を、所望によりさらなる溶媒と共に(例えば、さらなるジメチルアセトアミドおよびキシレンと共に)添加する工程を含む。
第三の面の他の態様において、本発明は、溶媒和物形態の化合物Aの結晶(すなわち、化合物Aの遊離塩基結晶)を化合物Aの塩結晶を使用して製造する、方法III−Cを提供する。それゆえに、本発明は、溶媒和物形態の(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基の結晶(化合物Aの遊離塩基結晶)の製造法であって、
(1) 非溶媒和物または溶媒和物形態の(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン(化合物A)の塩結晶(すなわち、化合物Aの塩結晶)を有機溶媒、水および塩基水溶液の混合物に溶解し;
(2) 有機層を分離し;
(3) 工程(2)に溶媒を添加して、目的の溶媒和物を形成させ;
(4) 工程(3)で得られた混合物を撹拌して、目的の結晶を得る
ことを含む、方法を提供する。
(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オンの塩結晶(化合物Aの塩結晶)は、フマル酸塩、例えば、ヘミフマル酸塩;リン酸塩(例えば、モノリン酸塩);(1−ヒドロ−2)−ナフトエ酸塩;メシル酸塩;または安息香酸塩結晶であってよい。好ましい態様において、製造される化合物Aの遊離塩基結はエタノール溶媒和物形態(例えば、モノエタノール溶媒和物形態)であり、工程(1)の塩結晶はヘミフマル酸塩、酢酸エチル/アセトン溶媒和物形態(例えば、ヘミフマル酸塩、0.5酢酸エチル、0.3アセトン溶媒和物形態)である。
方法IIIの工程(1)の塩結晶は、(1)塩基、アニリン、パラジウム触媒およびリガンドの存在下、溶媒中で(6aR,9aS)−3−クロロ−2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−5−メチル−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロシクロペンタ[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン(化合物A)を撹拌し;(2)有機層を分離し;(3)工程(2)で得られた溶液へ、所望により溶媒中の、酸を添加し、そして工程(3)で得られた混合物を撹拌して、目的の塩を得ることにより製造し得る。工程(1)の有用な塩基、パラジウム触媒、リガンドおよび溶媒は、方法IIIにおいて先に定義している。工程(2)の有用な酸は、方法Iにおいて先に定義している(例えば、フマル酸、リン酸、酒石酸(例えば、L−酒石酸)、メタンスルホン酸ならびに安息香酸)である。
方法III−Cにより製造した化合物Aの遊離塩基結晶は、また方法Iにおいて記載した塩結晶、特に方法IIにおいて記載したモノリン酸塩結晶の製造にも有用である。それゆえに、特定の態様において、本発明は、さらに、上記した方法III−Cにより化合物Aの遊離塩基結晶を製造する工程を含む、上記した方法Iによる化合物Aの塩結晶の製造法を提供する。それゆえに、本発明は、(a)方法III−A、III−BまたはIII−Cに記載したように化合物Aの遊離塩基結晶を製造し;(b)工程(a)で得られる化合物Aの遊離塩基結晶を単離し;(c)方法III−A、III−BまたはIII−Cで製造した遊離塩基結晶を溶解し;(d)工程(c)において得られた溶液に、所望により溶媒中の、酸を添加し、そして(e)工程(d)で得られた混合物を撹拌して、目的の塩を得ることを含む、化合物Aの塩結晶の製造法を提供する。他の特定の態様において、本発明は、(a)III−Cに記載のように化合物Aの遊離塩基結晶を製造し;(b)工程(a)で得られる化合物Aの遊離塩基結晶を単離し;そして(c)方法III−Cで製造した遊離塩基結晶を溶解し;(d)工程(c)において得られた溶液に、所望により溶媒中の、酸を添加し、そして(e)工程(d)で得られる混合物を撹拌して、目的の塩を得ることを含む、化合物Aのモノリン酸塩結晶の製造法を提供する。それゆえに、特定の態様において、本発明は、化合物Aのモノリン酸塩結晶の製造法であって、
(a) 非溶媒和物または溶媒和物形態のヘミフマル酸塩の(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン(化合物A)の塩結晶を有機溶媒と塩基性水溶液の混合物に溶解し;
(b) 有機層を分離し;
(c) 工程(b)で得られた有機溶媒溶液にエタノールを添加し;
(d) 工程(c)で得られた混合物を撹拌して、目的の結晶を得て;
(e) 工程(d)で得られた結晶を単離し;
(f) 工程(e)で得られた結晶を溶解し;
(g) 工程(f)で得られた溶液に溶媒中のリン酸(例えば、化合物Aの遊離塩基結晶の0.5〜2.0当量、好ましくは0.8〜1.2当量、より好ましくは、0.9〜1.1当量の量)を添加し;そして
(h) 工程(g)で得られた混合物を撹拌して、目的の塩を得る
ことを含む、方法を提供する。
第四の面において、本発明は、化合物Aの新規塩結晶を提供する。それゆえに、本発明は、ヘミフマル酸塩、0.5酢酸エチル、0.3アセトン溶媒和物形態または安息香酸塩非溶媒和物形態の化合物Aの塩結晶を提供する。
ヘミフマル酸塩、0.5酢酸エチル、0.3アセトン溶媒和物形態の化合物Aの塩結晶である、当該塩結晶は14.67、11.97、10.99、8.19、7.41、6.98、6.46、6.14、5.89、5.59、5.20、5.01、4.66、4.61、4.30、4.07、3.93、3.74、3.59、3.47、3.34、3.23、3.06、3.00、2.94、2.86、2.80、2.62、2.54、2.51および2.40Åからなる群から選択されるd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターンを示す。さらなる態様において、ヘミフマル酸塩、0.5酢酸エチル、0.3アセトン溶媒和物形態の化合物Aの塩結晶である、当該塩結晶は14.67、11.97、7.41、6.98、6.46、5.20、5.01、4.66、4.30、4.07、3.93、3.74および3.59Åからなる群から選択されるd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターンを示す。別の態様において、上記の本発明のヘミフマル酸塩、0.5酢酸エチル、0.3アセトン溶媒和物塩結晶は、実質的に図8−Bに表示しているようなX線粉末回折パターンを示す。さらに別の態様において、本発明のヘミフマル酸塩、0.5酢酸エチル、0.3アセトン溶媒和物塩結晶は、実質的に図8−Aに表示しているような示差走査熱量測定パターンを示す。
安息香酸塩非溶媒和物形態の化合物Aの塩結晶である、当該塩結晶は14.15、12.17、7.31、5.93、5.59、5.15、4.52、4.07、3.92、3.64、3.50、3.42、3.29、3.21および3.11Åからなる群から選択されるd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターンを示す。さらなる態様において、安息香酸塩非溶媒和物形態の化合物Aの塩結晶は、14.15、7.31、5.15、4.07および3.92Åからなる群から選択されるd−スペーシング値を有するピークの全てを含むX線粉末回折パターンを示す。別の態様において、上記の本発明の安息香酸塩非溶媒和物塩結晶は、実質的に図9−Bに表示しているようなX線粉末回折パターンを示す。さらに別の態様において、本発明の安息香酸塩非溶媒和物塩結晶は、実質的に図9−Aに表示しているような示差走査熱量測定パターンを示す。
第五の面において、本発明は、(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン(化合物A)のモノリン酸塩結晶を、薬学的に許容される希釈剤または担体と共に含む医薬組成物を提供する。特定の態様において、薬学的に許容される希釈剤または担体は、マンニトール、微結晶セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、デンプングリコール酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、ポリエチレングリコール、二酸化チタン、酸化第二鉄(赤色および/または黄色)からなる群から選択される。他の特定の態様において、本発明の医薬組成物は次のものを含む。

(6aR,9aS)−3−クロロ−2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−5−メチル−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロシクロペンタ[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基(化合物A)モノエタノール溶媒和物結晶の示差走査熱量測定(DSC)サーモグラフを示す。 (6aR,9aS)−3−クロロ−2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−5−メチル−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロシクロペンタ[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基(化合物A)モノエタノール溶媒和物結晶のX線粉末回折パターンを示す。 (6aR,9aS)−3−クロロ−2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−5−メチル−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロシクロペンタ[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基(化合物A)モノ−n−プロパノール溶媒和物結晶の示差走査熱量測定(DSC)サーモグラフを示す。 (6aR,9aS)−3−クロロ−2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−5−メチル−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロシクロペンタ[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基(化合物A)モノ−n−プロパノール溶媒和物結晶のX線粉末回折パターンを示す。 (6aR,9aS)−3−クロロ−2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−5−メチル−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロシクロペンタ[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基(化合物A)モノ−2−プロパノール溶媒和物結晶の示差走査熱量測定(DSC)サーモグラフを示す。 (6aR,9aS)−3−クロロ−2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−5−メチル−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロシクロペンタ[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基(化合物A)モノ−2−プロパノール溶媒和物結晶のX線粉末回折パターンを示す。 (6aR,9aS)−3−クロロ−2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−5−メチル−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロシクロペンタ[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基(化合物A)の非溶媒和物結晶の示差走査熱量測定(DSC)サーモグラフを示す。 (6aR,9aS)−3−クロロ−2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−5−メチル−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロシクロペンタ[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基(化合物A)の非溶媒和物結晶のX線粉末回折パターンを示す。 (6aR,9aS)−3−クロロ−2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−5−メチル−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロシクロペンタ[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基(化合物A)モノメタノール溶媒和物結晶の示差走査熱量測定(DSC)サーモグラフを示す。 (6aR,9aS)−3−クロロ−2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−5−メチル−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロシクロペンタ[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基(化合物A)モノメタノール溶媒和物結晶のX線粉末回折パターンを示す。 (6aR,9aS)−3−クロロ−2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−5−メチル−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロシクロペンタ[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基(化合物A)モノエタノール溶媒和物結晶のX線粉末回折パターンを示す。 (6aR,9aS)−3−クロロ−2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−5−メチル−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロシクロペンタ[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基(化合物A)モノエタノール溶媒和物結晶の示差走査熱量測定(DSC)サーモグラフおよび熱重量分析(TGA)を示す。 (6aR,9aS)−3−クロロ−2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−5−メチル−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロシクロペンタ[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基(化合物A)モノ−n−ブタノール溶媒和物結晶の示差走査熱量測定(DSC)サーモグラフを示す。 (6aR,9aS)−3−クロロ−2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−5−メチル−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロシクロペンタ[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基(化合物A)モノ−n−ブタノール溶媒和物結晶のX線粉末回折パターンを示す。 (6aR,9aS)−3−クロロ−2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−5−メチル−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロシクロペンタ[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン(化合物A)のヘミフマル酸塩0.5酢酸エチル0.3アセトン溶媒和物結晶の示差走査熱量測定(DSC)サーモグラフを示す。 (6aR,9aS)−3−クロロ−2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−5−メチル−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロシクロペンタ[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン(化合物A)のヘミフマル酸塩0.5酢酸エチル0.3アセトン溶媒和物結晶のX線粉末回折パターンを示す。 (6aR,9aS)−3−クロロ−2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−5−メチル−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロシクロペンタ[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン(化合物A)の安息香酸塩非溶媒和物結晶の示差走査熱量測定(DSC)サーモグラフを示す。 (6aR,9aS)−3−クロロ−2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−5−メチル−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロシクロペンタ[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン(化合物A)の安息香酸塩非溶媒和物結晶のX線粉末回折パターンを示す。
ここで使用する用語“結晶”または“結晶性”または“結晶の”は、固定された格子配列での分子、原子またはイオンの短または長距離秩序を有するあらゆる固体をいう。本発明の結晶は単結晶形態であり得る。それゆえに、本発明の結晶は、三斜晶系、単斜晶系、斜方晶系、正方晶系、菱面体晶系、六方晶系または立方晶系結晶形態またはそれらの混合物であり得る。具体的態様において、本発明の結晶は乾燥結晶形態である。他の特定の態様において、本発明の結晶は他の形態を実質的に含まず、例えば、非晶質形態または他の結晶形態を含まない。
他の結晶形態を“実質的に含まない”なる用語は、他の結晶形態、例えば、非晶質形態または他の結晶形態が約10wt.%未満、好ましくは約5wt.%未満、より好ましくは約2wt.%未満、さらに好ましくは約1wt.%未満、さらに好ましくは約0.1%未満、最も好ましくは約0.01wt.%未満であることをいう。
用語“優勢に”または“実質的に完全に単一形態”は、他の結晶形態、例えば、非晶質形態または他の結晶形態が約10wt.%未満、好ましくは約5wt.%未満、より好ましくは約2wt.%未満、さらに好ましくは約1wt.%未満、さらに好ましくは約0.1%未満、最も好ましくは約0.01wt.%未満であることをいう。
具体的態様において、本発明の結晶は、例えば、溶媒和物形態で、一定量の溶媒をまたは、例えば、水和物形態で微量の水を含み得る。好ましくは、本発明の結晶は溶媒和物形態または非溶媒和物形態である。さらに好ましくは、本発明の結晶は溶媒和物および非水和物形態である。
本発明のモノリン酸塩結晶は、好ましくは1対1の遊離塩基対酸比を有する。例えば、本発明のリン酸塩結晶は、1モル当量のリン酸塩について1モル当量の遊離塩基を含み得る。
用語“溶媒和物”は、結晶構造内に取り込まれた化学量論量または非化学量論量の溶媒を含む結晶固体付加物をいう。それゆえに、ここでの用語“非溶媒和物”形態は、本発明の結晶構造内に溶媒分子を含まないまたは実質的に含まない結晶をいう。同様に、ここでの用語“非水和物”形態は、本発明の結晶構造内に水分子を含まないまたは実質的に含まない結晶をいう。
用語“非晶質”形態は、分子が無秩序配置であり、識別可能な結晶格子を有さない固体をいう。
さらに修飾しない限り、用語“化合物A”は、次の構造を有する遊離塩基形態の(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オンをいう。
用語“化合物Aの結晶”は、遊離塩基形態の化合物Aの結晶をいう。用語“遊離塩基結晶”もまたこのような結晶をいうために使用する。それゆえに、“化合物Aの遊離塩基結晶”はまた遊離塩基形態の化合物Aの結晶をいう。用語“塩結晶”は、塩形態の化合物Aの結晶をいうことを意図する。
本発明の結晶の結晶化度または形態学は、単結晶X線回折、X線粉末回折、偏光顕微鏡、熱顕微鏡、示差走査熱量測定(DSC)、熱重量分析(TGA)、赤外吸収スペクトロスコピーおよびラマンスペクトロスコピーを含むが、これらに限定されない多くの方法により決定し得る。溶媒和物または水和物の特徴づけまたはその欠失もまたDSCおよび/またはTGAにより決定し得る。
あるサンプルのX線粉末回折および示差走査熱量測定パターンは、使用する装置、時間および測定時のサンプルの温度および標準的実験誤差によりわずかに変わり得ることが理解されるべきである。それゆえに、表1〜6または図1−A〜9−Aおよび1−B〜9−Bにおいて本明細書に示す温度およびピークの2θ値、d−スペーシング値、強度および相対強度は、許容されるレベルの偏差を有する。例えば、値は、例えば、約20%、15%、10%、5%、3%、2%または1%の許容される偏差を有し得る。一つの態様において、本発明の結晶のXRPDパターンの2θ値および/またはd−スペーシング値は、±0.2度および/またはÅの許容される偏差を有する。さらに、本発明の結晶のXRPDパターンは、当業者により認識されるような特徴的ピークにより同定され得る。例えば、本発明の結晶は、例えば、少なくとも5個の特徴的ピーク、例えば、少なくとも3個または少なくとも5個のピーク、例えば、ここに示すXRPDパターンに示す2θ値を有する少なくとも3個または少なくとも5個のピークおよび/またはd−スペーシング値を有する少なくとも3個または少なくとも5個のピークにより同定され得る。別の態様において、本発明の結晶は、ここに提供するXRPDパターンに示す2θ値および/またはd−スペーシング値により同定され得る。それゆえに、用語表1〜6のいずれかまたは図1−B、2−B、3−B、4−B、5−B、6−A、7−B、8−Bまたは9−Bのいずれかに“対応するまたは実質的に表示されるような”は、該表/図に示す主要なまたは特徴的ピークを含むXRPDパターンを有するあらゆる結晶を意味する。
数値の前にある用語“約”は該数値自体または該数値自体±該値の20%、±15%、±10%、好ましくは±5%、好ましくは±3%、好ましくは±2%、好ましくは±1%をいう。例えば、温度を参照するとき、用語“約”は、該温度自体±参照温度の10℃、好ましくは±5℃、好ましくは±3℃をいう。他の例では、2θ角値を参照するとき、用語“約”は2θ角数値自体±参照2θ角値の0.2度をいう。さらに別の例では、d−スペーシング値を参照するとき、用語“約”は、2θ角の実数値±0.2Åの参照d−スペーシング値をいう。
化合物(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オンの製造法は一般にWO2009/075784に記載されており、その内容を引用によりその全体を本明細書に包含させる。本化合物はまた次の反応スキームに要約したとおりまたはこれに準じても製造できる。
特に、(6aR,9aS)−3−クロロ−2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−5−メチル−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロシクロペンタ[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン(Int−5)は以下に記載したようにまたはこれに準じて製造できる。本発明の遊離塩基結晶およびモノリン酸塩結晶は、次の実施例1〜14に記載の方法を使用してまたはこれに準じて製造できる。
(6aR,9aS)−3−クロロ−2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−5−メチル−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロシクロペンタ[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オンの製造
(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メタノール
NaCO(121g)、水(500mL)、THF(650mL)、PdCl(PPh)(997mg)、2−ブロモ−6−フルオロピリジン(100g)および4−(ヒドロキシメチル)フェニルボロン酸(90.7g)の混合物を、窒素雰囲気下、65℃で4時間撹拌する。室温に冷却後、THF(200mL)を添加する。有機層を分離し、5%NaCl溶液で2回洗浄する。有機層を400mLまで濃縮する。トルエン(100mL)添加後、ヘプタン(500mL)を55℃で添加する。混合物を室温に冷却する。結晶を濾過により単離し、トルエン(100mL)とヘプタン(100mL)の混合物で洗浄し、乾燥して、(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メタノール(103g)を得る。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 1.71-1.78 (m, 1H), 4.74-4.79 (m, 2H), 6.84-6.88 (m, 1H), 7.44-7.50 (m, 2H), 7.61-7.65 (m, 1H), 7.80-7.88 (m, 1H), 7.98-8.04 (m, 2H)
2−(4−(クロロメチル)フェニル)−6−フルオロピリジン
塩化チオニル(43.1mL)のAcOEt(200mL)溶液を、(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メタノール(100g)、DMF(10mL)およびAcOEt(600mL)の混合物に室温で添加する。混合物を室温で1時間撹拌する。10℃に冷却後、15%NaCO溶液を添加する。有機層を分離し、水(500mL)および2回5%NaCl溶液(500mL)で洗浄する。有機層を500mLに濃縮する。EtOH(500mL)添加後、混合物を500mLに濃縮する。EtOH(500mL)添加後、混合物を500mLに濃縮する。EtOH(500mL)添加後、混合物を500mLに濃縮する。EtOH(200mL)添加後、水(700mL)を40℃で添加する。混合物を室温で撹拌する。結晶を濾過により単離し、乾燥して、2−(4−(クロロメチル)フェニル)−6−フルオロピリジン(89.5g)を得る。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 4.64 (s, 2H), 6.86-6.90 (m, 1H), 7.47-7.52 (m, 2H), 7.60-7.65 (m, 1H), 7.82-7.88 (m, 1H), 7.98-8.03 (m, 2H)
6−クロロ−1−(4−メトキシベンジル)−3−メチルピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン
6−クロロ−3−メチルウラシル(100g)、塩化p−メトキシベンジル(107g)、KCO(86.1g)およびDMAc(600mL)の混合物を75℃で4時間撹拌する。水(400mL)を45℃で添加し、混合物を室温に冷却する。水(800mL)を添加し、混合物を室温で撹拌する。結晶を濾過により単離し、DMAcと水の混合物(1:2、200mL)で洗浄し、乾燥して、6−クロロ−1−(4−メトキシベンジル)−3−メチルピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(167g)を得る。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 3.35 (s, 3H), 3.80 (s, 3H), 5.21 (s, 2H), 5.93 (s, 1H), 6.85-6.89 (m, 2H), 7.26-7.32 (m, 2H)
6−ヒドラジニル−1−(4−メトキシベンジル)−3−メチルピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン
6−クロロ−1−(4−メトキシベンジル)−3−メチルピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(165g)、IPA(990mL)、水(124mL)およびヒドラジン水和物(62.9mL)の混合物を室温で1時間撹拌する。混合物を60℃に温め、同温度で4時間撹拌する。酢酸イソプロピル(1485mL)を45℃で添加し、混合物を同温度で0.5時間撹拌する。混合物を10℃に冷却し、1時間撹拌する。結晶を濾過により単離し、IPAと酢酸イソプロピルの混合物(1:2、330mL)で洗浄し、乾燥して、6−ヒドラジニル−1−(4−メトキシベンジル)−3−メチルピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(153g)を得る。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 3.12 (s, 3H), 3.71 (s, 3H), 4.36 (s, 2H), 5.01 (s, 2H), 5.14 (s, 1H), 6.87-6.89 (m, 2H), 7.12-7.17 (m, 2H), 8.04 (s, 1H)
7−(4−メトキシベンジル)−5−メチル−2H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4,6(5H,7H)−ジオン
DMF(725mL)および6−ヒドラジニル−1−(4−メトキシベンジル)−3−メチルピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(145g)の混合物にPOCl(58.5mL)を5℃で添加する。混合物を室温で1時間撹拌する。水(725mL)を50℃で添加し、混合物を室温で1時間撹拌する。結晶を濾過により単離し、DMFと水の混合物(1:1、290mL)で洗浄し、乾燥して、7−(4−メトキシベンジル)−5−メチル−2H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4,6(5H,7H)−ジオン(145g)を得る。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 3.23 (s, 3H), 3.71 (s, 3H), 5.05 (s, 2H), 6.82-6.90 (m, 2H), 7.28-7.36 (m, 2H), 8.48 (s, 1H), 13.51 (br, 1H)。
2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−7−(4−メトキシベンジル)−5−メチル−2H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4,6(5H,7H)−ジオン
2−(4−(クロロメチル)フェニル)−6−フルオロピリジン(100g)、7−(4−メトキシベンジル)−5−メチル−2H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4,6(5H,7H)−ジオン(129g)、KCO(62.3g)およびDMAc(1500mL)の混合物を45℃で5時間撹拌する。水(1500mL)を40℃で添加し、混合物を室温で1時間撹拌する。結晶を濾過により単離し、DMAcと水の混合物(1:1、500mL)で洗浄し、乾燥して、2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−7−(4−メトキシベンジル)−5−メチル−2H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4,6(5H,7H)−ジオン(207g)を得る。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 3.21 (s, 3H), 3.66 (s, 3H), 4.98 (s, 2H), 5.45 (s, 2H), 6.77-6.82 (m, 2H), 7.13-7.16 (m, 1H), 7.25-7.30 (m, 2H), 7.41-7.44 (m, 2H), 7.92-7.96 (m, 1H), 8.04-8.11 (m, 3H), 8.68 (s, 1H)
2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−5−メチル−2H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4,6(5H,7H)−ジオン
2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−7−(4−メトキシベンジル)−5−メチル−2H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4,6(5H,7H)−ジオン(105g)、CFCOOH(300mL)およびCFSOH(100g)の混合物を室温で10時間撹拌する。アセトニトリル(1000mL)を添加する。混合物を、25%NH(1000mL)とアセトニトリル(500mL)の混合物に10℃で添加する。混合物を室温で1時間撹拌する。結晶を濾過により単離し、アセトニトリルと水の混合物(1:1、500mL)で洗浄し、乾燥して、粗製の生成物を得る。粗製の生成物とAcOEt(1200mL)の混合物を室温で1時間撹拌する。結晶を濾過により単離し、AcOEt(250mL)で洗浄し、乾燥して、2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−5−メチル−2H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4,6(5H,7H)−ジオン(75.3g)を得る。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 3.16 (s, 3H), 3.50-4.00 (br, 1H), 5.40 (s, 2H), 7.13-7.16 (m, 1H), 7.41-7.44 (m, 2H), 7.91-7.94 (m, 1H), 8.04-8.10 (m, 3H), 8.60 (s, 1H)
2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−6−(((1R,2R)−2−ヒドロキシシクロペンチル)アミノ)−5−メチル−2H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4(5H)−オン
BOP試薬(126g)、2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−5−メチル−2H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4,6(5H,7H)−ジオン(80g)、DBU(136mL)およびTHF(1120mL)の混合物を室温で1時間撹拌する。(1R,2R)−2−アミノシクロペンタノール塩酸塩(37.6g)およびTHF(80mL)を添加し、混合物を室温で5時間撹拌する。5%NaCl(400mL)およびAcOEt(800mL)添加後、有機層を分離する。有機層を10%NaCl(400mL)、1M HCl 15%NaCl(400mL)、5%NaCl(400mL)、5%NaHCO(400mL)および5%NaCl(400mL)で連続的に洗浄する。活性炭処理後、有機層を400mLまで濃縮する。アセトニトリル(800mL)添加後、混合物を400mLに濃縮する。アセトニトリル(800mL)添加後、種晶を40℃で添加する。混合物を400mLに濃縮する。水(800mL)を室温で添加し、混合物を2時間撹拌する。結晶を濾過により単離し、アセトニトリルと水の混合物(1:2、400mL)で洗浄し、乾燥して、2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−6−(((1R,2R)−2−ヒドロキシシクロペンチル)アミノ)−5−メチル−2H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4(5H)−オン(81.7g)を得る。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 1.47-1.59 (m, 1H), 1.68-1.93 (m, 3H), 2.02-2.12 (m, 1H), 2.24-2.34 (m, 1H), 3.42 (s, 3H), 3.98-4.12 (m, 2H), 4.68-4.70 (m, 1H), 5.37 (s, 2H), 6.86-6.90 (m, 1H), 7.36-7.42 (m, 2H), 7.58-7.63 (m, 1H), 7.81-7.88 (m, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.97-8.01 (m, 2H)
(6aR,9aS)−2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−5−メチル−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロシクロペンタ[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン
2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−6−(((1R,2R)−2−ヒドロキシシクロペンチル)アミノ)−5−メチル−2H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4(5H)−オン(80g)、塩化p−トルエンスルホニル(38.6g)、EtN(28.2mL)、N,N−ジメチルアミノピリジン(24.7g)およびTHF(800mL)の混合物を50℃で10時間撹拌する。混合物に8M NaOH(11.5mL)を室温で添加し、混合物を2時間撹拌する。5%NaCl(400mL)およびAcOEt(800mL)添加後、有機層を分離する。有機層を5%NaCl(400mL)で2回洗浄する。有機層を240mLに濃縮する。MeOH(800mL)添加後、混合物を240mLに濃縮する。MeOH(800mL)添加後、混合物を240mLに濃縮する。MeOH(160mL)添加後、混合物を室温で1時間、そして0℃で1時間撹拌する。結晶を濾過により単離し、冷MeOH(160mL)で洗浄し、乾燥して、(6aR,9aS)−2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−5−メチル−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロシクロペンタ[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン(55.7g)を得る。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 1.39-1.54 (m, 1H), 1.58-1.81 (m, 3H), 1.81-1.92 (m, 1H), 2.12-2.22 (m, 1H), 3.28 (s, 3H), 4.61-4.70 (m, 2H), 5.20 (s, 2H), 6.79-6.85 (m, 1H), 7.25-7.32 (m, 2H), 7.53-7.58 (m, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.75-7.83 (m, 1H), 7.92-7.98 (m, 2H)。
(6aR,9aS)−3−クロロ−2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−5−メチル−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロシクロペンタ[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン
(6aR,9aS)−2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−5−メチル−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロシクロペンタ[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン(50g)およびトルエン(1000mL)の混合物を、窒素雰囲気下750mLに濃縮する。トルエン(250mL)およびNCS(24g)を添加する。混合物にLiHMDS(1M THF溶液、204mL)を0℃で添加し、混合物を0.5時間撹拌する。混合物に20%NHCl(50mL)を5℃で添加する。混合物を250mLに濃縮する。EtOH(250mL)添加後、混合物を150mLに濃縮する。EtOH(250mL)添加後、混合物を200mLに濃縮する。EtOH(200mL)添加後、混合物を50℃に温める。水(300mL)を添加し、混合物を50℃で0.5時間撹拌する。室温で1時間撹拌後、結晶を濾過により単離し、EtOHと水の混合物(1:1、150mL)で洗浄し、乾燥して、(6aR,9aS)−3−クロロ−2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−5−メチル−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロシクロペンタ[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン(51.1g)を得る。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 1.46-1.61 (m, 1H), 1.67-1.90 (m, 3H), 1.92-2.00 (m, 1H), 2.19-2.27 (m, 1H), 3.37 (s, 3H), 4.66-4.77 (m, 2H), 5.34 (s, 2H), 6.87-6.93 (m, 1H), 7.35-7.41 (m, 2H), 7.59-7.65 (m, 1H), 7.82-7.91 (m, 1H), 7.97-8.05 (m, 2H)
実施例1
(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基モノエタノール溶媒和物の結晶
(6aR,9aS)−3−クロロ−2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−5−メチル−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロシクロペンタ[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン(2.5g)、KCO(1.53g)、Pd(OAc)(12.5mg)、キサントホス(32mg)、アニリン(0.76mL)およびキシレン(12.5mL)の混合物を、窒素雰囲気下、125℃で7時間撹拌する。水(12.5mL)添加後、有機層を分離する。有機層を水(12.5mL)で2回洗浄する。有機層をDMAc(6.25mL)と0.5N HCl(12.5mL)の混合物で抽出する。有機層をDMAc(3.2mL)と0.5N HCl(6.25mL)の混合物で抽出する。合わせた水層へのDMAc(6.25mL)、キシレン(12.5mL)および25wt%NH水溶液の添加後、有機層を分離する。水層をキシレン(6.25mL)で抽出する。合わせた有機層を水(12.5mL)、2.5wt%1,2−シクロヘキサンジアミン水溶液(12.5mL)で2回および水(12.5mL)で続けて洗浄する。活性炭処理後、有機層を濃縮する。EtOH(12.5mL)添加後、混合物を濃縮する。EtOH(12.5mL)添加後、混合物を濃縮する。EtOH(12.5mL)添加後、n−ヘプタン(25mL)を70℃で添加する。混合物を5℃に冷却し、同温度で撹拌する。結晶を濾過により単離し、乾燥して、(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基モノエタノール溶媒和物(2.56g)を結晶として得る。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.98-1.13 (m, 3H), 1.34-1.52 (m, 1H), 1.54-1.83 (m, 4H), 2.03-2.17 (m, 1H), 3.11 (s, 3H), 3.39-3.54 (m, 2H), 4.29-4.43 (m, 1H), 4.51-4.60 (m, 1H), 4.60-4.70 (m, 1H), 5.15-5.35 (m, 2H), 6.71-6.88 (m, 3H), 7.05-7.29 (m, 5H), 7.81-7.93 (m, 1H), 7.94-8.11 (m, 3H), 8.67 (s, 1H)
モノエタノール溶媒和物遊離塩基結晶の示差走査熱量測定(DSC)サーモグラフをここに記載のとおりにまたは記載に準じて得て、DSCを図1−Aに表示する。約2mgのサンプルをアルミニウムDSCパンに量り入れ、気密性の蓋で密閉する(圧着)。サンプルを、次いで、日立High-Tech DSC6220ASD-2に30℃で載せる。サンプルを30℃から250℃まで5℃/分の走査速度で加熱し、得られる熱流応答をモニターする。50mL/分の窒素パージを使用して加熱中のサンプルの熱誘発される酸化を阻止し、装置の感度を高めるためにサンプル全体の熱ラグを減少させる。
モノエタノール溶媒和物遊離塩基結晶のXRPDをここに記載のとおりにまたは記載に準じて得る。結果を図1−Bに表示する。約20mgのサンプルをXRPDガラスサンプルホルダーに穏やかに入れる。サンプルを、次いで、MiniFlex IIに入れ、次の実験条件を使用して分析する。
チューブアノード:Cu
発生機電圧:30kV
チューブ電流:15mA
波長α1:1.5406Å
波長α2:1.5444Å
開始角度[2θ]:3
終了角度[2θ]:40
走査速度6.000°/分
走査ステップサイズ:0.02
モノエタノール溶媒和物結晶のXRPDパターンは図1−Bにされ、下記表1に示すピークを有する。

実施例1−B
(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基モノエタノール溶媒和物の結晶
31mgの(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基を1mLのエタノールに溶解する。溶液を10秒音波処理し、白色固体の即時の沈殿が観察される。固体を、真空濾過を使用して濾過し、空気乾燥する。
モノエタノール溶媒和物結晶の示差走査熱量測定(DSC)サーモグラフおよび熱重量分析(TGA)をここに記載のとおりにまたは記載に準じて得て、DSCおよびTGAを図6−Bに記載する。
DSC:約4mgのサンプルをアルミニウムDSCパンに量り入れる。サンプルを、−10℃でPerkin-Elmer Jade DSに入れる。サンプルを異なる走査速度(1℃/分および50℃/分)で−10℃から90℃まで加熱し、得られる熱流応答をモニターする。20cm/分の窒素パージを使用して加熱中のサンプルの熱誘発される酸化を阻止し、装置の感度を高めるためにサンプル全体の熱ラグを減少させる。分析前に、インジウム標準品を使用して温度および熱流量を較正する。
TGA:約5mgのサンプルをセラミックるつぼに正確に量り入れ、環境温度でPerkin-Elmer STA 600 TGA/DTAアナライザーのチャンバーに入れる。サンプルを10℃/分の速度で25℃から350℃まで加熱し、その間の重量変化ならびにDTAシグナルをモニターする。使用するパージガスは20cm/分の流速の窒素である。装置を、分析前に100mg参照重量を使用して重量を較正し、インジウム標準品を使用して温度を較正する。
本固体のX線粉末回折パターンはここに記載のとおりにまたは記載に準じて得られ、XRPDを図6−Aに表示する。約20mgのサンプルを、XRPDゼロバックグラウンド単一斜めカットシリカサンプルホルダー上で穏やかに圧縮する。サンプルをPhilips X-Pert PRO回折計に載せ、次の実験条件を使用して分析する。
チューブアノード:Cu
発生機電圧:40kV
チューブ電流:40mA
波長α1:1.5406Å
波長α2:1.5444Å
開始角度[2θ]:4
終了角度[2θ]:40
ステップあたりの時間:2.5秒
走査ステップサイズ:0.016
実施例2
(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基モノ−n−プロパノール溶媒和物の結晶
(6aR,9aS)−3−クロロ−2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−5−メチル−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロシクロペンタ[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン(10g)、KCO(6.14g)、Pd(OAc)(50mg)、キサントホス(128mg)、アニリン(3.04mL)、DMAc(5mL)およびキシレン(50mL)の混合物を、窒素雰囲気下、125℃で5時間撹拌する。水(50mL)添加後、有機層を分離する。有機層をDMAc(25mL)および水(50mL)の混合物で2回洗浄する。有機層をDMAc(25mL)および0.5N HCl(50mL)の混合物で抽出する。有機層をDMAc(12.5mL)および0.5N HCl(25mL)の混合物で抽出する。合わせた水層にDMAc(25mL)、キシレン(50mL)および25wt%NH水溶液を添加後、有機層を分離する。水層をキシレン(25mL)で抽出する。合わせた有機層を水(50mL)、2.5wt%1,2−シクロヘキサンジアミン水溶液(50mL)で2回および水(50mL)で続けて洗浄する。活性炭処理後、有機層(300g)を得る。有機層(60g)を量り取り、濃縮する。n−プロパノール添加後、混合物を濃縮する。n−プロパノール(10mL)添加後、n−ヘプタン(10mL)を90℃で添加する。混合物を室温に冷却する。結晶を濾過により単離し、乾燥して、(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基モノ−n−プロパノール溶媒和物(2.23g)を結晶として得る。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.74-0.92 (m, 3H), 1.31-1.50 (m, 3H), 1.54-1.83 (m, 4H), 1.98-2.21 (m, 1H), 3.11 (s, 3H), 3.25-3.42 (m, 2H), 4.29-4.43 (m, 1H), 4.51-4.60 (m, 1H), 4.60-4.70 (m, 1H), 5.15-5.35 (m, 2H), 6.71-6.88 (m, 3H), 7.05-7.29 (m, 5H), 7.81-7.93 (m, 1H), 7.94-8.11 (m, 3H), 8.66 (s, 1H)
モノ−n−プロパノール溶媒和物遊離塩基結晶の示差走査熱量測定(DSC)サーモグラフをここに記載のとおりにまたは記載に準じて得て、DSCを図2−Aに表示する。約3mgのサンプルをアルミニウムDSCパンに量り入れ、気密性の蓋で密閉する(圧着)。サンプルを、次いで、日立High-Tech DSC6220ASD-2に30℃で載せる。サンプルを5℃/分の走査速度で30℃から250℃まで加熱し、得られる熱流応答をモニターする。50mL/分の窒素パージを使用して加熱中のサンプルの熱誘発される酸化を阻止し、装置の感度を高めるためにサンプル全体の熱ラグを減少させる。
モノ−n−プロパノール溶媒和物遊離塩基結晶のXRPDをここに記載のとおりにまたは記載に準じて得る。結果を図2−Bに表示する。約20mgのサンプルをXRPDガラスサンプルホルダーに穏やかに入れる。サンプルを、次いで、MiniFlex IIに入れ、次の実験条件を使用して分析する。
チューブアノード:Cu
発生機電圧:30kV
チューブ電流:15mA
波長α1:1.5406Å
波長α2:1.5444Å
開始角度[2θ]:3
終了角度[2θ]:40
走査速度6.000°/分
走査ステップサイズ:0.02
モノ−n−プロパノール溶媒和物遊離塩基結晶のXRPDパターンは図2−Bに表示され、下記表2に示すピークを有する。

実施例3
(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基モノイソプロパノール溶媒和物の結晶
(6aR,9aS)−3−クロロ−2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−5−メチル−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロシクロペンタ[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン(10g)、KCO(6.14g)、Pd(OAc)(50mg)、キサントホス(128mg)、アニリン(3.04mL)、DMAc(5mL)およびキシレン(50mL)の混合物を、窒素雰囲気下、125℃で5時間撹拌する。水(50mL)添加後、有機層を分離する。有機層をDMAc(25mL)と水(50mL)の混合物で2回洗浄する。有機層をDMAc(25mL)と0.5N HCl(50mL)の混合物で抽出する。有機層をDMAc(12.5mL)と0.5N HCl(25mL)の混合物で抽出する。合わせた水層にDMAc(25mL)、キシレン(50mL)および25wt%NH水溶液を添加後、有機層を分離する。水層をキシレン(25mL)で抽出する。合わせた有機層を水(50mL)、2.5wt%1,2−シクロヘキサンジアミン水溶液(50mL)で2回および水(50mL)で続けて洗浄する。活性炭処理後、有機層(300g)を得る。有機層(60g)を量り取り、濃縮する。2−プロパノール添加後、混合物を濃縮する。2−プロパノール(10mL)添加後、n−ヘプタン(20mL)を70℃で添加する。混合物を室温に冷却する。結晶を濾過により単離し、乾燥して、(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)−メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基モノイソプロパノール溶媒和物(2.13g)を結晶として得る。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.04 (d, 6H, J=5.99 Hz), 1.30-1.50 (m, 1H), 1.51-1.83 (m, 4H), 1.99-2.20 (m, 1H), 3.11 (s, 3H), 3.72-3.88 (m, 1H), 4.28-4.40 (m, 1H), 4.50-4.60 (m, 1H), 4.60-4.70 (m, 1H), 5.15-5.32 (m, 2H), 6.71-6.91 (m, 3H), 7.01-7.30 (m, 5H), 7.84-7.94 (m, 1H), 7.94-8.12 (m, 3H), 8.65 (s, 1H)
モノイソプロパノール溶媒和物遊離塩基結晶の示差走査熱量測定(DSC)サーモグラフをここに記載のとおりにまたは記載に準じて得て、DSCを図3−Aに表示する。約2mgのサンプルをアルミニウムDSCパンに量り入れ、気密性の蓋で密閉する(圧着)。サンプルを、次いで、日立High-Tech DSC6220ASD-2に30℃で載せる。サンプルを30℃から250℃まで5℃/分の走査速度で加熱し、得られる熱流応答をモニターする。50mL/分の窒素パージを使用して加熱中のサンプルの熱誘発される酸化を阻止し、装置の感度を高めるためにサンプル全体の熱ラグを減少させる。
モノイソプロパノール溶媒和物遊離塩基結晶のXRPDをここに記載のとおりにまたは記載に準じて得る。結果を図3−Bに表示する。約20mgのサンプルをXRPDガラスサンプルホルダーに穏やかに入れる。サンプルを、次いで、MiniFlex IIに入れ、次の実験条件を使用して分析する。
チューブアノード:Cu
発生機電圧:30kV
チューブ電流:15mA
波長α1:1.5406Å
波長α2:1.5444Å
開始角度[2θ]:3
終了角度[2θ]:40
走査速度6.000°/分
走査ステップサイズ:0.02
モノイソプロパノール溶媒和物遊離塩基結晶のXRPDパターンは図3−Bに表示されており、下記表3に示すピークを有する。

実施例4
(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基非溶媒和物の結晶
(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基モノ−n−プロパノール溶媒和物の結晶(2.0g)を、70℃でエタノール(10mL)に溶解する。イソプロピルエーテル(20mL)を添加し、混合物を45℃に冷却する。イソプロピルエーテル(10mL)を添加し、混合物を40℃で撹拌する。混合物を5℃に冷却し、同温度で撹拌する。結晶を濾過により単離し、乾燥して、(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基非溶媒和物(1.7g)を結晶として得る。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.32-1.51 (m, 1H), 1.53-1.83 (m, 4H), 1.97-2.20 (m, 1H), 3.11 (s, 3H), 4.49-4.60 (m, 1H), 4.60-4.69 (m, 1H), 5.13-5.37 (m, 2H), 6.70-6.90 (m, 3H), 7.04-7.31 (m, 5H), 7.82-7.93 (m, 1H), 7.93-8.12 (m, 3H), 8.67 (s, 1H)
非溶媒和物遊離塩基結晶の示差走査熱量測定(DSC)サーモグラフをここに記載のとおりにまたは記載に準じて得て、DSCを図4−Aに表示する。約3mgのサンプルをアルミニウムDSCパンに量り入れ、気密性の蓋で密閉する(圧着)。サンプルを、次いで、日立High-Tech DSC6220ASD-2に30℃で載せる。サンプルを30℃から250℃まで5℃/分の走査速度で加熱し、得られる熱流応答をモニターする。50mL/分の窒素パージを使用して加熱中のサンプルの熱誘発される酸化を阻止し、装置の感度を高めるためにサンプル全体の熱ラグを減少させる。
非溶媒和物遊離塩基結晶のXRPDをここに記載のとおりにまたは記載に準じて得る。結果を図4−Bに表示する。約20mgのサンプルをXRPDガラスサンプルホルダーに穏やかに入れる。サンプルを、次いで、MiniFlex IIに入れ、次の実験条件を使用して分析する。
チューブアノード:Cu
発生機電圧:30kV
チューブ電流:15mA
波長α1:1.5406Å
波長α2:1.5444Å
開始角度[2θ]:3
終了角度[2θ]:40
走査速度6.000°/分
走査ステップサイズ:0.02
非溶媒和物遊離塩基結晶のXRPDパターンは図4−Bに表示されており、下記表4に示すピークを有する。

実施例5
(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基非溶媒和物の結晶
(6aR,9aS)−3−クロロ−2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−5−メチル−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロシクロペンタ[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン(25g)、KCO(15.4g)、Pd(OAc)(125mg)、キサントホス(321mg)、アニリン(7.6mL)、DMAc(6.25mL)およびキシレン(125mL)の混合物を、窒素雰囲気下、125℃で6.5時間撹拌する。水(125mL)およびDMAc(50mL)添加後、有機層を分離する。有機層をDMAc(50mL)と水(125mL)の混合物で2回洗浄する。有機層をDMAc(50mL)と0.5N HCl(125mL)の混合物で抽出する。有機層をDMAc(50mL)と0.5N HCl(62.5mL)の混合物で抽出する。合わせた水層へのDMAc(50mL)、キシレン(125mL)および25wt%NH水溶液(25mL)の添加後、有機層を分離する。水層をキシレン(62.5mL)で抽出する。合わせた有機層をDMAc(50mL)と水(125mL)の混合物、DMAc(50mL)と2.5wt%1,2−シクロヘキサンジアミン水溶液(125mL)の混合物で2回およびDMAc(50mL)と水(125mL)の混合物で続けて洗浄する。活性炭(1.25g)処理後、有機層を75mLに濃縮する。EtOH(125mL)添加後、混合物を75mLに濃縮する。EtOH(125mL)添加後、混合物を75mLに濃縮する。EtOH(125mL)添加後、n−ヘプタン(250mL)を70℃で添加する。(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン非溶媒和物の種晶添加後、混合物を室温に冷却し、室温で撹拌する。結晶を濾過により単離し、乾燥して、(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基非溶媒和物(23.8g)を結晶として得る。
実施例6
(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基モノメタノール溶媒和物の結晶
(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基モノエタノール溶媒和物の結晶(10g)を室温でトルエン(60mL)に溶解する。混合物を濃縮する。メタノール(60mL)添加後、混合物を濃縮する。メタノール(60mL)添加後、混合物を濃縮する。メタノール(70mL)添加後、混合物を40℃で1時間撹拌する。混合物を室温に冷却し、同温度で撹拌する。結晶を濾過により単離し、乾燥して、(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基モノメタノール溶媒和物(6.9g)を結晶として得る。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.34-1.51 (m, 1H), 1.52-1.80 (m, 4H), 2.02-2.16 (m, 1H), 3.12 (s, 3H), 3.18 (d, 3H, J=5.36 Hz), 4.10 (q, 1H, J= 5.36 Hz), 4.52-4.59 (m, 1H), 4.60-4.69 (m, 1H), 5.14-5.32 (m, 2H), 6.74-6.85 (m, 3H), 7.08-7.27 (m, 5H), 7.85-7.93 (m, 1H), 7.93-8.10 (m, 3H), 8.65 (s, 1H)
モノメタノール溶媒和物遊離塩基結晶の示差走査熱量測定(DSC)サーモグラフをここに記載のとおりにまたは記載に準じて得て、DSCを図5−Aに記載する。約3mgのサンプルをアルミニウムDSCパンに量り入れ、気密性の蓋で密閉する(圧着)。サンプルを、次いで、日立High-Tech DSC6220ASD-2に30℃で載せる。サンプルを5℃/分の走査速度で30℃から250℃まで加熱し、得られる熱流応答をモニターする。50mL/分の窒素パージを使用して加熱中のサンプルの熱誘発される酸化を阻止し、装置の感度を高めるためにサンプル全体の熱ラグを減少させる。
モノメタノール溶媒和物遊離塩基結晶のXRPDをここに記載のとおりにまたは記載に準じて得る。結果を図5−Bに表示する。約20mgのサンプルをXRPDガラスサンプルホルダーに穏やかに入れる。サンプルを、次いで、MiniFlex IIに入れ、次の実験条件を使用して分析する。
チューブアノード:Cu
発生機電圧:30kV
チューブ電流:15mA
波長α1:1.5406Å
波長α2:1.5444Å
開始角度[2θ]:3
終了角度[2θ]:40
走査速度6.000°/分
走査ステップサイズ:0.02
モノメタノール溶媒和物遊離塩基結晶のXRPDパターンは図5−Bに表示されており、下記表5に示すピークを有する。

実施例7
(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基モノ−n−ブタノール溶媒和物の結晶
(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基モノエタノール溶媒和物の結晶(0.5g)を、65℃でn−ブタノール(3mL)に溶解する。ヘプタン(2mL)添加後、混合物を25℃で撹拌する。ヘプタン(1mL)を添加し、混合物を5℃で撹拌する。結晶を濾過により単離し、乾燥して、(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基モノ−n−ブタノール溶媒和物(0.3g)を結晶として得る。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.87 (t, J=7.4 Hz, 3H), 1.25-1.48 (m, 5H), 1.54-1.78 (m, 4H), 2.00-2.20 (m, 1H), 3.11 (s, 3H), 3.30-3.42 (m, 2H), 4.29-4.32 (m, 1H), 4.51-4.60 (m, 1H), 4.60-4.70 (m, 1H), 5.19-5.30 (m, 2H), 6.71-6.90 (m, 3H), 7.05-7.25 (m, 5H), 7.81-7.93 (m, 1H), 7.94-8.10 (m, 3H), 8.64 (s, 1H)
モノ−n−ブタノール溶媒和物遊離塩基結晶の示差走査熱量測定(DSC)サーモグラフをここに記載のとおりにまたは記載に準じて得て、DSCを図6−Aに表示する。約2mgのサンプルをアルミニウムDSCパンに量り入れ、気密性の蓋で密閉する(圧着)。サンプルを、次いで、日立High-Tech DSC6220ASD-2に30℃で載せる。サンプルを30℃から250℃まで5℃/分の走査速度で加熱し、得られる熱流応答をモニターする。50mL/分の窒素パージを使用して加熱中のサンプルの熱誘発される酸化を阻止し、装置の感度を高めるためにサンプル全体の熱ラグを減少させる。
モノ−n−ブタノール溶媒和物遊離塩基結晶のXRPDをここに記載のとおりにまたは記載に準じて得る。結果を図7−Aに記載する。約20mgのサンプルをXRPDガラスサンプルホルダーに穏やかに入れる。サンプルを、次いで、MiniFlex IIに入れ、次の実験条件を使用して分析する。
チューブアノード:Cu
発生機電圧:30kV
チューブ電流:15mA
波長α1:1.5406Å
波長α2:1.5444Å
開始角度[2θ]:3
終了角度[2θ]:40
走査速度6.000°/分
走査ステップサイズ:0.02
モノ−n−ブタノール溶媒和物遊離塩基結晶のXRPDパターンは図7−Bに表示されており、下記表6に示すピークを有する。

実施例8
(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オンモノリン酸塩
(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基非溶媒和物の結晶(20g)を、50℃でアセトニトリル(60mL)に溶解する。活性炭(1g)添加後、混合物を同温度で0.5時間撹拌する。活性炭を濾過により除去し、アセトニトリル(40mL)で洗浄する。濾液および洗液を合わせ、50℃に温める。アセトニトリル(100mL)中の85wt.%リン酸(2.64mL)溶液を添加する。水(20mL)添加後、混合物を50℃で1時間撹拌する。結晶を濾過により単離し、アセトニトリル(60mL×3)で洗浄し、乾燥して、(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オンモノリン酸塩(20.5g)を得る。
実施例9
(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オンモノリン酸塩
(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基モノエタノール溶媒和物の結晶(4g)を50℃でアセトニトリル(12mL)に溶解する。活性炭(0.2g)添加後、混合物を同温度で0.5時間撹拌する。活性炭を濾過により除去し、アセトニトリル(8mL)で洗浄する。濾液および洗液を合わせ、50℃に温める。アセトニトリル(20mL)中85wt.%リン酸(0.528mL)溶液を添加する。水(4mL)添加後、混合物を50℃で1時間撹拌する。結晶を濾過により単離し、アセトニトリル(12mL×3)で洗浄し、乾燥して、(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オンモノリン酸塩(4.01g)を得る。
実施例10
(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オンモノリン酸塩
(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基非溶媒和物の結晶(20g)を、32℃でアセトン(60mL)に溶解する。活性炭(1g)添加後、混合物を同温度で0.5時間撹拌する。活性炭を濾過により除去し、アセトン(40mL)で洗浄する。濾液および洗液を合わせ、39℃に温める。アセトン(100mL)中85wt.%リン酸(2.64mL)溶液を添加する。水(20mL)添加後、混合物を40℃で1時間撹拌する。結晶を濾過により単離し、アセトン(60mL×3)で洗浄し、乾燥して、(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オンモノリン酸塩(22.86g)を得る。
実施例11
(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オンモノリン酸塩
(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基モノエタノール溶媒和物の結晶(20g)を、38℃でアセトン(60mL)に溶解する。活性炭(1g)添加後、混合物を同温度で0.5時間撹拌する。活性炭を濾過により除去し、アセトン(40mL)で洗浄する。濾液および洗液を合わせ、38℃に温める。アセトン(100mL)中85wt.%リン酸(2.64mL)溶液を添加する。水(20mL)添加後、混合物を40℃で1時間撹拌する。結晶を濾過により単離し、アセトン(60mL×3)で洗浄し、乾燥して、(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オンモノリン酸塩(23.2g)を得る。
実施例12
(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オンヘミフマル酸塩0.5酢酸エチル0.3アセトン溶媒和物の塩結晶
(6aR,9aS)−3−クロロ−2−(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンジル)−5−メチル−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロシクロペンタ[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン(50g)、KCO(30.7g)、Pd(OAc)(249mg)、キサントホス(642mg)、アニリン(15.5g)、DMAc(12.5mL)およびキシレン(250mL)の混合物を、窒素雰囲気下、125℃で6時間撹拌する。システイン(12.5g)の水(250mL)溶液、DMAc(100mL)およびキシレン(50mL)添加後、有機層を分離する。有機層を水(500mL)、DMAc(100mL)と12N HCl(20mL)の混合物で抽出する。水層をEtOAc(375mL)で洗浄する。EtOAc(500mL)および25wt%NH水溶液(27.5mL)添加後、有機層を分離する。有機層を400mLまで濃縮する。活性炭(5g)およびQuadrasil MP(10g)を添加し、混合物を2時間、50℃で撹拌する。濾過後、不溶物をEtOAc(100mL)およびアセトン(100mL)で洗浄する。フマル酸(0.64g)を40℃で添加する。1時間撹拌後、フマル酸(2.58g)を45℃で添加する。10分撹拌後、フマル酸(1.29g)を45℃で添加する。10分撹拌後、フマル酸(1.29g)を45℃で添加する。10分撹拌後、フマル酸(1.29g)を45℃で添加する。混合物を室温で一夜撹拌し、10℃に冷却する。混合物を同温度で2時間撹拌する。結晶を濾過により単離し、アセトン/EtOAc(1/1、200mL)で洗浄し、乾燥して、(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オンヘミフマル酸塩0.5酢酸エチル0.3アセトン溶媒和物(62.76g)を結晶として得る。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.18 (t, J = 7.09 Hz, 1.5H), 1.38-1.52 (m, 1H), 1.56-1.80 (m, 4H), 2.00 (s, 1.5 H), 2.05-2.16 (m, 3H), 3.12 (s, 3H), 4.04 (q, J = 6.94 Hz, 1H), 4.54-4.61 (m, 1H), 4.62-4.71 (m, 1H), 5.20-5.31 (m, 2H), 6.62 (s, 1H), 6.77-6.84 (m, 3H), 7.12-7.24 (m, 5H), 7.89-7.92 (m, 1H), 7.98-8.10 (m, 3H), 8.69 (s, 1H)
ヘミフマル酸塩0.5酢酸エチル0.3アセトン溶媒和物塩結晶の示差走査熱量測定(DSC)サーモグラフをここに記載のとおりにまたは記載に準じて得て、DSCを図8−Aに記載する。約3mgのサンプルをアルミニウムDSCパンに量り入れ、気密性の蓋で密閉する(圧着)。サンプルを日立High-Tech DSC6220ASD-2に30℃で載せる。サンプルを5℃/分の走査速度で30℃から250℃まで加熱し、得られる熱流応答をモニターする。50mL/分の窒素パージを使用して加熱中のサンプルの熱誘発される酸化を阻止し、装置の感度を高めるためにサンプル全体の熱ラグを減少させる。
ヘミフマル酸塩0.5酢酸エチル0.3アセトン溶媒和物塩結晶のXRPDをここに記載のとおりにまたは記載に準じて得る。結果を図8−Bに記載する。約20mgのサンプルをXRPDガラスサンプルホルダーに穏やかに入れる。サンプルを、次いで、MiniFlex IIに入れ、次の実験条件を使用して分析する。
チューブアノード:Cu
発生機電圧:30kV
チューブ電流:15mA
波長α1:1.5406Å
波長α2:1.5444Å
開始角度[2θ]:3
終了角度[2θ]:40
走査速度6.000°/分
走査ステップサイズ:0.02
ヘミフマル酸塩0.5酢酸エチル0.3アセトン溶媒和物塩結晶のXRPDパターンは図8−Bに表示されており、下記表7に示すピークを有する。

実施例13
(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基モノエタノール溶媒和物の結晶
(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オンヘミフマル酸塩0.5酢酸エチル0.3アセトン溶媒和物塩結晶(61.63g)、EtOAc(750mL)および水(250mL)の混合物に25wt%NH水溶液(25mL)を添加する。有機層を分離し、水(250mL)で洗浄する。有機層を150mLに濃縮する。EtOH(300mL)添加後、混合物を150mLに濃縮する。ヘプタン(750mL)を50℃で添加し、混合物を5℃に冷却し、同温度で2時間撹拌する。結晶を濾過により単離し、EtOH/ヘプタン(1/5、150mL)で洗浄し、乾燥して、(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基モノエタノール溶媒和物(52.7g)を結晶として得る。
実施例14
(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オンモノ安息香酸塩結晶
安息香酸(2.21g)を、(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基モノエタノール溶媒和物(5.00g)、EtOAc(25mL)およびキシレン(25mL)の混合物に室温で添加する。混合物を室温で6時間撹拌する。結晶を濾過により単離し、EtOAc/キシレン(1/1、20mL)で洗浄し、乾燥して、粗製の生成物を得る。粗製の生成物をアセトン(50mL)に添加し、混合物を室温で2時間撹拌する。結晶を濾過により単離し、アセトン(25mL)で洗浄し、乾燥して、(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オンモノ安息香酸塩(3.00g)を結晶として得る。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.37-1.50 (m, 1H), 1.58-1.76 (m, 4H), 2.06-2.13 (m, 1H), 3.12 (s, 3H), 4.54-4.60 (m, 1H), 4.62-4.67 (m, 1H), 5.20-5.29 (m, 2H), 6.77-6.84 (m, 3H), 7.11-7.24 (m, 5H), 7.49-7.53 (m, 2H), 7.60-7.65 (m, 1H), 7.89-7.92 (m, 1H), 7.93-7.97 (m, 2H), 7.97-8.02 (m, 2H), 8.02-8.09 (m, 1H), 8.67 (s, 1H), 12.95 (bro, 1H)
モノ安息香酸塩結晶の示差走査熱量測定(DSC)サーモグラフをここに記載のとおりにまたは記載に準じて得て、DSCを図9−Aに表示する。約3mgのサンプルをアルミニウムDSCパンに量り入れ、気密性の蓋で密閉する(圧着)。サンプルを日立High-Tech DSC6220ASD-2に30℃で載せる。サンプルを5℃/分の走査速度で30℃から250℃まで加熱し、得られる熱流応答をモニターする。50mL/分の窒素パージを使用して加熱中のサンプルの熱誘発される酸化を阻止し、装置の感度を高めるためにサンプル全体の熱ラグを減少させる。
モノ安息香酸塩結晶のXRPDをここに記載のとおりにまたは記載に準じて得る。結果を図9−Bに表示する。約20mgのサンプルをXRPDガラスサンプルホルダーに穏やかに入れる。サンプルを、次いで、MiniFlex IIに入れ、次の実験条件を使用して分析する。
チューブアノード:Cu
発生機電圧:30kV
チューブ電流:15mA
波長α1:1.5406Å
波長α2:1.5444Å
開始角度[2θ]:3
終了角度[2θ]:40
走査速度6.000°/分
走査ステップサイズ:0.02
モノ安息香酸塩結晶のXRPDパターンは図9−Bに表示されており、下記表8に示すピークを有する。

実施例15
化合物Aのモノリン酸塩結晶を含む医薬組成物
結合剤溶液を、ヒドロキシプロピルセルロース(157.5g)を精製水(2468g)に溶解することにより調製する。化合物Aのモノリン酸塩結晶(1232g)、マンニトール(2996g)、微結晶セルロース(367.5g)およびデンプングリコール酸ナトリウム(262.5g)を、流動層造粒装置に入れる。入れた粉末(5016g)を、結合剤溶液(2626g)を流動層造粒装置中で噴霧することにより増収する。顆粒を流動層造粒装置中で乾燥させる。乾燥顆粒を、1.5mmΦパンチングスクリーンを備えたパワーミルを使用して粉砕する。粉砕顆粒(4299g)を、拡散混合器中で微結晶セルロース(135.0g)およびステアリン酸マグネシウム(66.00g)と混合する。混合顆粒(4200g)を、7mmΦのパンチを備えた打錠機を使用して、150mgの荷重で錠剤に圧縮する。錠剤(3000g)を、プレミックス1(ヒプロメロー2910/ポリエチレングリコール8000/二酸化チタン/酸化第二鉄赤色=9/2/1/0.2)およびプレミックス2(ヒプロメロー2910/ポリエチレングリコール8000/二酸化チタン/酸化第二鉄黄色=9/2/1/0.2)を含む水性フィルムコーティング溶液で被覆する。

Claims (36)

  1. 次の化学式
    で示される、(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基の結晶(化合物A)。
  2. 非溶媒和物形態である、請求項1に記載の結晶。
  3. 溶媒和物形態である、請求項1に記載の結晶。
  4. アルコールとの溶媒和物形態である、請求項3に記載の結晶。
  5. メタノール、エタノール、プロパノールまたはブタノールとの溶媒和物形態である、請求項4に記載の結晶。
  6. 非水和物または水和物形態である、請求項2〜5のいずれかに記載の結晶。
  7. a) 14.34、11.65、10.83、7.91、7.16、6.89、6.59、5.82、5.37、5.03、4.87、4.64、4.48、4.23、4.06、3.93、3.85、3.75、3.59、3.45、3.35、3.21、3.14、3.01、2.89、2.81、2.74、2.68、2.61、2.47、2.42、2.34および2.28Åからなる群から選択されるd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターン;
    b) 14.67、11.68、10.96、7.95、7.39、7.30、6.80、5.85、5.57、5.42、4.86、4.60、4.36、4.23、4.14、4.03、3.95、3.82、3.71、3.51、3.46、3.34、3.22、3.10、3.02、2.94、2.91、2.86、2.77、2.62、2.55、2.51、2.42および2.33Åからなる群から選択されるd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターン;
    c) 14.67、11.53、10.80、7.95、7.25、6.93、6.59、5.95、5.76、5.41、4.86、4.68、4.47、4.33、4.24、4.06、3.95、3.82、3.61、3.44、3.36、3.25、3.19、3.02、2.96、2.87、2.77、2.71、2.63、2.58、2.53、2.48、2.38、2.35および2.32Åからなる群から選択されるd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターン;
    d) 19.11、12.51、11.41、11.01、9.58、8.95、8.40、6.60、6.37、6.10、5.74、5.33、5.13、4.83、4.56、4.39、4.16、3.91、3.81、3.58、3.37、3.26、3.15、3.03、2.97、2.87および2.84Åからなる群から選択されるd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターン;
    e) 12.58、10.75、8.89、7.76、7.36、6.95、6.57、6.10、5.50、5.16、4.74、4.47、4.12、3.96、3.87、3.80、3.72、3.63、3.47、3.33、3.25、3.14、3.06、2.99、2.91、2.86、2.81、2.78、2.61、2.56、2.47および2.33Åからなる群から選択されるd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターン;および
    f) 12.51、10.80、8.95、7.78、7.28、6.93、6.62、6.14、5.53、5.13、4.77、4.45、4.14、3.96、3.79、3.64、3.52、3.40、3.28、3.15、3.05、2.65、2.63、2.51および2.47Åからなる群から選択されるd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターン
    から選択されるX線粉末回折パターンを示す、請求項1に記載の結晶。
  8. a) 14.34、11.65、10.83、5.82、4.87、4.64、4.48、4.23、3.93および3.21Åからなる群から選択されるd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターン;
    b) 14.67、11.68、10.96、5.85、4.86、4.60、4.23、4.03、3.95および3.22Åからなる群から選択されるd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターン;
    c) 14.67、11.53、10.80、5.76、4.86、4.68、4.47、4.24、4.06および3.95Åからなる群から選択されるd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターン;
    d) 12.51、11.41、11.01、9.58、8.95、6.60、5.13、4.16および3.81Åからなる群から選択されるd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターン;
    e) 12.58、10.75、5.50、4.74、4.47、3.96、3.87、3.80、3.72および3.14Åからなる群から選択されるd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターン;および
    f) 12.51、10.80、5.53、4.77、4.45、4.14、3.96、3.79、3.64、3.40、3.28および3.15Åからなる群から選択されるd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターン
    から選択されるX線粉末回折パターンを示す、請求項1に記載の結晶。
  9. a) 約107℃〜108℃の吸熱ピークを含む示差走査熱量測定(DSC)パターンまたは図1−Aまたは6−Bに対応するまたは実質的に図1−Aまたは6−Bに表示しているような示差走査熱量測定(DSC)パターン;
    b) 112〜118℃の範囲に吸熱ピークを含む示差走査熱量測定(DSC)パターンまたは図2−Aに対応するまたは実質的に図2−Aに表示しているような示差走査熱量測定(DSC)パターン;
    c) 約97℃に吸熱ピークを含む示差走査熱量測定(DSC)パターンまたは図3−Aに対応するまたは実質的に図3−Aに表示しているような示差走査熱量測定(DSC)パターン;
    d) 約126℃に吸熱ピークを含む示差走査熱量測定(DSC)パターンまたは図4−Aに対応するまたは実質的に図4−Aに表示しているような示差走査熱量測定(DSC)パターン;
    e) 約84〜85℃に吸熱ピークを含む示差走査熱量測定(DSC)パターンまたは図5−Aに対応するまたは実質的に図5−Aに表示しているような示差走査熱量測定(DSC)パターン;および
    f) 約79℃、例えば約78.6℃に吸熱を含む示差走査熱量測定(DSC)パターン;または図7−Aに対応するまたは実質的に図7−Aに表示しているような示差走査熱量測定(DSC)パターン
    の示差走査熱量測定(DSC)融解吸熱パターンを示す、請求項1に記載の結晶。
  10. (6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン(化合物A)の塩の製造法であって、
    (1) 非溶媒和物または溶媒和物形態の(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基の結晶(化合物A)を溶媒に溶解し;
    (2) 工程(1)で得られた溶液に、所望により溶媒中の酸を添加し、そして
    (3) 工程(2)で得られた混合物を撹拌して、目的の塩を得る
    ことを含む、方法。
  11. 該塩が塩結晶である、請求項10に記載の方法。
  12. 該塩結晶がフマル酸塩、リン酸塩、(1−ヒドロキシ−2)−ナフトエ酸塩、メシル酸塩または安息香酸塩の結晶から選択される、請求項10または11に記載の方法。
  13. 工程(2)の酸がフマル酸、リン酸、酒石酸、メタンスルホン酸および安息香酸から選択される、請求項11または12に記載の方法。
  14. 工程(1)および/または(2)の溶媒がメタノール、アセトニトリル、アセトンまたはそれらの混合物である、請求項10〜12のいずれかに記載の方法。
  15. (6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン(化合物A)のモノリン酸塩結晶の製造法であって、
    (1) 非溶媒和物または溶媒和物形態の(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基の結晶(化合物A)を溶媒に溶解し;
    (2) 工程(1)で得られた溶液に溶媒中のリン酸を添加し、そして
    (3) 工程(2)で得られた混合物を撹拌して、目的のモノリン酸塩結晶を得る
    ことを含む、方法。
  16. 工程(1)における溶媒がアセトンおよびアセトニトリルから選択される、請求項15に記載の方法。
  17. 程(2)における溶媒がアセトンまたはアセトニトリルから選択される、請求項15または16に記載の方法。
  18. 工程(2)で添加すべきリン酸の量が工程(1)の非溶媒和物形態または溶媒和物形態の(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基の結晶(化合物A)の量と殆ど(およそ)等モル量である、請求項15〜17のいずれかに記載の方法。
  19. 工程(2)においてさらに水を添加する、請求項15〜18のいずれかに記載の方法。
  20. 工程(3)において混合物を20〜70℃で撹拌する、請求項15〜19のいずれかに記載の方法。
  21. 混合物を約50℃、約32℃、約38℃または約39℃で撹拌する、請求項20に記載の方法。
  22. ヘミフマル酸塩、0.5酢酸エチル、0.3アセトン溶媒和物形態またはモノ安息香酸塩非溶媒和物形態の(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン(化合物A)の塩結晶。
  23. ヘミフマル酸塩、0.5酢酸エチル、0.3アセトン溶媒和物形態であり、14.67、11.97、10.99、8.19、7.41、6.98、6.46、6.14、5.89、5.59、5.20、5.01、4.66、4.61、4.30、4.07、3.93、3.74、3.59、3.47、3.34、3.23、3.06、3.00、2.94、2.86、2.80、2.62、2.54、2.51および2.40Åからなる群から選択されるd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターンを示す、請求項22に記載の塩結晶。
  24. ヘミフマル酸塩、0.5酢酸エチル、0.3アセトン溶媒和物形態であり、14.67、11.97、7.41、6.98、6.46、5.20、5.01、4.66、4.30、4.07、3.93、3.74および3.59Åからなる群から選択されるd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターンを示す、請求項22または23に記載の塩結晶。
  25. ヘミフマル酸塩、0.5酢酸エチル、0.3アセトン溶媒和物形態であり、実質的に図8−Bに表示するようなX線粉末回折パターンを示す、請求項22、23または24に記載の塩結晶。
  26. 実質的に図8−Aに表示するような示差走査熱量測定パターンを示す、請求項22〜25のいずれかに記載の塩結晶。
  27. モノ安息香酸塩非溶媒和物形態であり、14.15、12.17、7.31、5.93、5.59、5.15、4.52、4.07、3.92、3.64、3.50、3.42、3.29、3.21および3.11Åからなる群から選択されるd−スペーシング値を有する少なくとも5個のピークを含むX線粉末回折パターンを示す、請求項22に記載の塩結晶。
  28. モノ安息香酸塩非溶媒和物形態であり、14.15、7.31、5.15、4.07および3.92、3Åからなる群から選択されるd−スペーシング値を有するピークを含むX線粉末回折パターンを示す、請求項22に記載の塩結晶。
  29. モノ安息香酸塩非溶媒和物形態であり、実質的に図9−Bに表示するようなX線粉末回折パターンを示す、請求項22に記載の塩結晶。
  30. 実質的に図9−Aに表示するような示差走査熱量測定パターンを示す、請求項22、27、28または29に記載の塩結晶。
  31. 溶媒和物形態の(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基(化合物A)の結晶の製造法であって、
    (1) 非溶媒和物または溶媒和物形態の(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン(化合物A)の塩結晶を有機溶媒と塩基性水溶液の混合物に溶解し、
    (2) 有機層を分離し、
    (3) 工程(2)で得られた有機溶液に溶媒を添加し、そして
    (4) 工程(3)で得られた混合物を撹拌して、目的の結晶を得る
    ことを含む、方法。
  32. 製造される(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基(化合物A)の結晶がエタノール溶媒和物形態であり;工程(1)の(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]−ピリミジン−4(2H)−オン(化合物A)の塩結晶が非溶媒和物または溶媒和物形態のヘミフマル酸塩結晶であり;そして工程(3)の溶媒がエタノールである、請求項31に記載の方法。
  33. 工程(1)の非溶媒和物または溶媒和物形態の(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン(化合物A)ヘミフマル酸塩の塩結晶が(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オンヘミフマル酸塩、0.5酢酸エチル、0.3アセトン溶媒和物の塩結晶である、請求項32に記載の方法。
  34. エタノール溶媒和物形態の(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基(化合物A)の結晶が(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン遊離塩基(化合物A)モノエタノール溶媒和物の結晶である、請求項31、32または33に記載の方法。
  35. さらに請求項31〜34のいずれかに従い化合物Aの遊離塩基結晶を製造する工程を含む、請求項15〜21のいずれかに記載の方法。
  36. 化合物Aのモノリン酸塩結晶の製造法であって、
    (i) 非溶媒和物または溶媒和物形態のヘミフマル酸塩の(6aR,9aS)−5,6a,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−5−メチル−3−(フェニルアミノ)−2−((4−(6−フルオロピリジン−2−イル)フェニル)メチル)−シクロペント[4,5]イミダゾ[1,2−a]ピラゾロ[4,3−e]ピリミジン−4(2H)−オン(化合物A)の塩結晶を有機溶媒と塩基性水溶液の混合物に溶解し;
    (j) 有機層を分離し;
    (k) 工程(b)で得られた有機溶液にエタノールを添加し;
    (l) 工程(c)で得られた混合物を撹拌して、目的の結晶を得て;
    (m) 工程(d)で得られた結晶を単離し;
    (n) 工程(e)で得られた結晶を溶解し;
    (o) 工程(b)で得られた溶液に溶媒中のリン酸を添加し;そして
    (p) 工程(c)で得られた混合物を撹拌して、目的の塩を得る
    ことを含む、方法。
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