JP2019189409A - 物品収納棚 - Google Patents

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Abstract

【課題】物品の移載時において、収納部における物品の位置を規制する規制部材と物品搬送装置の移載部とが互いに干渉することを抑制可能な物品収納棚を実現する。【解決手段】物品収納棚1は、収納部13Sを有し、収納部13Sは、物品載置面13Fに載置された物品Cの位置を規制する複数の規制部材2を有している。物品載置面13Fには、係合凹部14が設けられ、規制部材2は、本体部23と、係合凹部14に係合する係合突部26と、を有している。一対の規制部材2が、物品載置面13Fに載置された物品Cに対して幅方向Wの両側に隣接して配置され、本体部23は、移載部72の移動軌跡と鉛直方向Z視で重複すると共に、物品載置面13Fよりも上方で、且つ、移動軌跡よりも下方に配置される。【選択図】図2

Description

本発明は、物品が収納される収納部を有する物品収納棚に関する。
例えば、下記の特許文献1(特開2016−60624号公報)には、物品〔W〕を収納可能な収納部を有する物品収納棚〔1〕が開示されている。物品〔W〕は、物品収納棚〔1〕の幅方向に沿って設けられた走行レール〔8〕を走行する物品搬送装置〔2〕によって搬送され、収納部に移載される。物品搬送装置〔2〕は、物品収納棚〔1〕の奥行方向に出退移動する移載部〔15〕を有しており、この移載部〔15〕によって収納部に物品〔W〕を移載する。
特開2016−60624号公報
ところで、上記のような物品収納棚においては、物品搬送装置の作動に伴う振動によって、収納部に収納されている物品が適正な位置からずれることがある。そこで、収納部における物品の位置ずれを規制するため、収納部に規制部材を配置することが考えられる。これにより、物品搬送装置の作動に伴う振動による物品の位置ずれを規制することができる。
上記のような規制部材を収納部に配置した場合、物品搬送装置の移載部が物品収納棚の奥行方向に沿って出退移動する際に、移載部と規制部材とが干渉すると、適切に物品を移載できない移載不良を起こす可能性があった。そのため当該規制部材を配置することによる物品収納棚の収納効率の低下を抑制しつつ、物品搬送装置の移載部の動作範囲及び当該移載部により移載される物品の移動範囲と干渉しないような規制部材の位置及び形状とする必要がある。しかしながら、既存の物品収納棚は、このような条件を満たす規制部材を備えたものばかりではなかった。
上記実状に鑑みて、物品搬送装置の移載部の動作範囲及び当該移載部により移載される物品の移動範囲と干渉せず、物品収納棚の収納効率の低下も抑制でき、物品の位置ずれを適切に規制することができる規制部材を備えた物品収納棚の実現が望まれている。
本開示に係る物品収納棚は、
物品が収納される収納部を有する物品収納棚であって、
前記収納部は、物品が載置される物品載置面と、前記物品載置面に載置された物品の位置を規制する複数の規制部材と、を有し、
物品を搬送する物品搬送装置の移載部が、前記物品載置面の奥行方向に出退移動して前記物品載置面に物品を移載することができるように、前記収納部が構成され、
前記物品載置面に係合凹部が設けられ、
前記規制部材は、本体部と、当該本体部から突出すると共に前記係合凹部に係合する係合突部と、を有し、
鉛直方向視で前記奥行方向に直交する方向を幅方向として、一対の前記規制部材が、前記物品載置面に載置された物品に対して前記幅方向の両側に隣接して配置され、
前記本体部は、前記移載部の移動軌跡と鉛直方向視で重複すると共に、前記物品載置面よりも上方で、且つ、前記移動軌跡よりも下方に配置される。
本構成によれば、一対の規制部材が、物品載置面に載置された物品に対して幅方向の両側に隣接して配置されると共に、規制部材の本体部が物品載置面よりも上方に配置されるため、物品の位置ずれを規制部材によって適切に規制することができる。また、本構成によれば、一対の規制部材が、物品載置面に載置された物品に対して幅方向の両側に隣接して配置されると共に、規制部材の本体部が移載部の移動軌跡よりも下方に配置されるため、物品載置面の奥行方向に出退移動する移載部の動作範囲及び当該移載部により移載される物品の移動範囲に、規制部材が干渉しないようにできる。更に、本構成によれば、規制部材の本体部が移載部の移動軌跡と鉛直方向視で重複するように配置されるため、移載部の移動軌跡を空けておくために物品を配置できない物品載置面の領域を利用して規制部材を効率的に配置することができる。よって、規制部材を配置することによる物品収納棚の収納効率の低下を抑制することができる。
本開示に係る技術のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の例示的かつ非限定的な実施形態の説明によってより明確になるであろう。
物品収納棚を備える自動倉庫の概略斜視図 奥行方向視における移載部と規制部材との位置関係を示す図 鉛直方向視における移載部と規制部材との位置関係を示す図 第1規制部材の上面斜視図 第1規制部材の下面斜視図 第1規制部材の四面図 第2規制部材の上面斜視図 第2規制部材の下面斜視図 第2規制部材の四面図 規制範囲幅の調整に関する説明図 規制範囲幅の調整に関する説明図 規制範囲幅と物品種類との対応関係を示す図
1.第1実施形態
第1実施形態に係る物品収納棚について図面を参照して説明する。以下では、物品収納棚が、物品の入出庫を自動的に行う自動倉庫に適用される場合を例に説明する。
図1に示す自動倉庫100は、物品Cを搬送する物品搬送装置7と、当該物品搬送装置7を挟んで対向する一対の物品収納棚1と、を備えている。なお、本実施形態の説明では、物品収納棚1に関する方向として、物品搬送装置7の走行方向に沿う方向すなわち物品収納棚1の前面に沿う方向を幅方向Wとする。また、鉛直方向Z及び幅方向Wの双方に直交する方向すなわち物品収納棚1の奥行きに沿う方向を奥行方向Lとする。また、一対の物品収納棚1のそれぞれの奥行方向Lに沿って、物品搬送装置7側を手前側L1、その反対側を奥側L2とする。以下では、特に言及しない限り、一対の物品収納棚1の一方を対象として説明する。
物品収納棚1は、物品Cが収納される収納部13Sを有している。本実施形態では、物品収納棚1は、奥行方向Lに互いに所定間隔をあけて配置される複数の支柱11と、物品収納棚1の幅方向Wにおいて隣り合う一対の支柱11の間に設けられる梁12と、当該梁12に支持される棚板13と、を有している。そして、幅方向Wにおいては、収納部13Sは、隣り合う一対の支柱11の間に形成されている。なお、梁12には、物品収納棚1の手前側L1において幅方向Wに隣り合う一対の支柱11の間に設けられる手前側L1の梁12と、物品収納棚1の奥側L2において幅方向Wに隣り合う一対の支柱11の間に設けられる奥側L2の梁12と、が含まれる。そして、本実施形態では、下記のように、手前側L1の梁12は、物品搬送装置7の走行レール73と一体的に設けられている。
収納部13Sは、物品Cが載置される物品載置面13Fと、当該物品載置面13Fに対する物品Cの出し入れが行われる出入部15と、を有している。物品載置面13Fは、棚板13の上面により構成される。また、物品載置面13Fに対する物品Cの出し入れは、収納部13Sの奥行方向Lに沿って行われる。本実施形態では、物品収納棚1は、棚板13を、幅方向Wに沿って並ぶように複数有しており、物品載置面13Fは、幅方向Wに並ぶ複数の棚板13のそれぞれの上面により構成されている。出入部15は、物品収納棚1の前面の開口部、すなわち、支柱11が存在しない前面部分である。本実施形態では、出入部15は、幅方向Wに隣り合う一対の支柱11の間であって、鉛直方向Zに隣り合う一対の梁12の間(最上段の棚板13については最上段の梁12の上方)に形成される。
物品載置面13Fに対する物品Cの出し入れは、物品搬送装置7によって行われる。収納部13Sは、物品Cを搬送する物品搬送装置7の移載部72が、物品載置面13Fの奥行方向Lに出退移動して物品載置面13Fに物品Cを移載することができるように構成されている。図示の例では、物品収納棚1の前面に沿って、収納部13Sよりも手前側L1に、物品搬送装置7が走行するための走行レール73が設けられている。走行レール73は、幅方向Wに沿って延在しており、本実施形態では、物品収納棚1の手前側L1の梁12と一体的に設けられている。そして、物品搬送装置7は、走行レール73上を走行することで幅方向Wに沿って移動することができる。これにより、物品搬送装置7は、物品Cを幅方向Wに沿って搬送可能であると共に、物品収納棚1の幅方向Wの各所において、収納部13Sに対して物品Cを移載可能となっている。
本実施形態では、収納部13Sは、鉛直方向Zに沿う複数段に亘って設けられている。図1に示すように、自動倉庫100には、鉛直方向Zに沿って昇降して、複数段の収納部13Sのそれぞれに対応する高さに物品Cを搬送可能なリフタ9が設けられている。例えばリフタ9は、鉛直方向Zに沿って延びるマストと、モータにより駆動されて当該マストに沿って昇降する物品載置台と、を備える。
また、リフタ9と物品収納棚1との間には、両者の間で物品Cを搬送する中継コンベヤ8が設けられている。中継コンベヤ8は、複数段の収納部13Sのそれぞれに対応して複数段に設けられており、物品Cを載置した状態で当該物品Cを幅方向Wに沿って搬送する。例えば中継コンベヤ8は、ローラコンベヤやベルトコンベヤなどにより構成される。図示の例では、物品収納棚1、中継コンベヤ8、及びリフタ9が、奥行方向Lで物品搬送装置7を挟んで一対設けられている。但し、このような構成に限定されることなく、物品収納棚1、中継コンベヤ8、及びリフタ9は、物品搬送装置7の搬送経路に対して一方側にだけ設けられていても良い。
図1に示す自動倉庫100では、リフタ9、中継コンベヤ8、及び物品搬送装置7によって、物品Cの入出庫が行われる。但し、リフタ9や中継コンベヤ8などの搬送装置については必須の構成ではなく、また反対に、リフタ9や中継コンベヤ8に加えて他の搬送装置(或いは人)によって物品Cの入出庫が行われても良い。
図1に示すように、収納部13Sは、幅方向Wに沿って複数の物品Cを収納可能に構成されている。ここで、上述のように、物品搬送装置7が走行するための走行レール73は、物品収納棚1の手前側L1の梁12と一体的に設けられている。そのため、物品搬送装置7の作動に伴って物品収納棚1が振動することがあり、この振動よって収納部13Sに収納されている物品Cが適正な位置からずれることがある。
そこで、図1に示すように、収納部13Sは、物品載置面13Fに載置された物品Cの位置を規制する複数の規制部材2を有している。そして、規制部材2は、物品載置面13Fよりも上方に突出するように設けられており、一対の規制部材2が、物品載置面13Fに載置された物品Cに対して幅方向Wの両側に隣接して配置されている。これにより、幅方向Wに隣り合う一対の規制部材2の間に、物品載置面13Fに載置される物品Cの位置を規制する規制範囲Rが規定される。そのため、物品収納棚1に振動が生じた場合であっても、物品Cを、位置ずれさせることなく幅方向Wで隣り合う一対の規制部材2の間に留めておくことができる。
物品Cは、物品搬送装置7によって、幅方向Wで隣り合う一対の規制部材2の間(規制範囲R)に移載される。図1に示すように、本実施形態では、物品搬送装置7は、物品Cを載置した状態で当該物品Cを幅方向Wに沿って搬送する台車71を備えている。詳細な説明は省略するが、例えば台車71は、走行用モータによって駆動されて走行レール73上を転動する車輪を有している。これにより、台車71は、幅方向Wに沿って移動することができる。
図1〜3に示すように、物品搬送装置7は、収納部13Sとの間で物品Cを移載する移載部72を備えている。移載部72は、奥行方向Lに沿って出退移動自在に構成された移載アーム72Aを備えている。図示の例では、移載アーム72Aは、台車71に固定される固定フレーム72a(図2参照)と、当該固定フレーム72aに支持されて奥行方向Lに沿って移動自在な中間アーム72bと、当該中間アーム72bに支持されて奥行方向Lに沿って移動自在であると共に物品Cを保持する保持アーム72cと、を有している。中間アーム72bと保持アーム72cとは、互いに連動するように構成され、不図示の出退用モータによって駆動される。
本実施形態では、保持アーム72cは、物品Cにフック72dを引掛けることにより物品Cを移載方向(奥行方向L)に保持するように構成されている。そのため、フック72dは、保持アーム72cに対して幅方向Wにおける物品C側に突出した突出状態と、保持アーム72cに対して幅方向Wにおける物品C側に突出しない非突出状態と、に状態変更可能に設けられている。ここでは、保持アーム72cのそれぞれに一対のフック72dが設けられ、これら一対のフック72dは、物品Cの奥行方向Lの長さ以上の間隔で奥行方向Lに離れて配置されている。具体的には、保持アーム72cにおける奥行方向Lの両端部に、フック72dが設けられている。フック72dは、奥行方向Lに沿う軸心まわりに旋回自在となるように保持アーム72cに支持されており、奥行方向L視で移載対象の物品Cと重複する突出状態と、重複しない非突出状態と、に状態変更される。フック72dは、例えば、不図示の旋回用モータによって駆動される。
また、移載部72は、上記のような移載アーム72Aを一対備えている。一対の移載アーム72Aは、物品Cの幅方向Wの長さ以上の間隔で幅方向Wに離れて配置されている。
移載部72は、台車71から収納部13Sへ物品Cを移載する場合は、保持アーム72cに設けられた一対のフック72dのうち手前側L1のフック72dを突出状態として、一対の移載アーム72Aを収納部13Sの側(奥側L2)へ突出させる。なお、上記のとおり、一対の物品収納棚1のそれぞれの奥行方向Lに沿って、物品搬送装置7側が「手前側L1」、その反対側が「奥側L2」である。すなわち、奥行方向Lにおける「手前側L1」と「奥側L2」とは、物品収納棚1のそれぞれが備える収納部13Sの中での手前側と奥側とを指す。これにより、物品Cは、一対のフック72dに押されて、収納部13Sに向かって移動する。また反対に、移載部72は、収納部13Sから台車71へ物品Cを移載する場合は、まず、保持アーム72cに設けられた一対のフック72dの双方を非突出状態として、一対の移載アーム72Aを収納部13Sの側(奥側L2)へ突出させる。これにより、保持アーム72cにおける奥行方向Lの両端部に設けられた一対のフック72dのうち奥側L2のフック72dを、物品Cよりも奥側L2に配置する。次に、移載部72は、当該奥側L2のフック72dを突出状態とし、その後、一対の移載アーム72Aを台車71の側(手前側L1)に引き込む。これにより、物品Cは、一対のフック72dに引かれて、台車71に向かって移動する。
なお、図1及び3に示すように、物品載置面13Fにおける規制部材2よりも奥側L2の領域には、当該物品載置面13Fから上方に突出するストッパ13aが設けられている。これにより、収納部13Sに移載される物品Cが奥行方向Lに位置ずれすることを規制できる。本実施形態では、ストッパ13aは、物品載置面13Fを構成する複数の棚板13のそれぞれに設けられている。また、ストッパ13aは、棚板13と一体的に形成されており、ここでは、棚板13の一部を切り欠いて上方に折り曲げることにより形成されている。
以上のように、移載部72は、幅方向Wにおける適正位置で奥行方向Lに沿って出退移動することで、幅方向Wにおいて隣り合う一対の規制部材2の間(規制範囲R)に物品Cを移載する。そこで、図2及び3に示すように、規制部材2は本体部23を有し、当該本体部23は、移載部72の移動軌跡と鉛直方向Z視で重複すると共に、物品載置面13Fよりも上方で、且つ、移載部72の移動軌跡よりも下方に配置される。本体部23が物品載置面13Fよりも上方に配置されることにより、物品載置面13Fに載置される物品Cを、位置ずれしないよう規制範囲Rにおいて適切に規制することができる。そして、本体部23が、移載部72が出退移動する際の移動軌跡よりも下方に配置されることにより、出退移動する移載部72に規制部材2の上方を通過させることができる。従って、出退移動する移載部72と規制部材2とが干渉することを抑制できる。
規制部材2は、物品載置面13Fに対して着脱自在に設けられている。図2に示すように、物品載置面13Fには、複数の係合凹部14が設けられている(図2中の拡大図参照)。そして、規制部材2は、本体部23から突出すると共に係合凹部14に係合する係合突部26を有している。係合突部26が係合凹部14に係合することで、規制部材2が物品載置面13Fに取り付けられる。本実施形態では、係合凹部14は、物品載置面13Fを構成する棚板13を、鉛直方向Zに貫通する貫通孔として形成されている。但し、このような構成に限定されることなく、係合凹部14は、棚板13を貫通せず、単に鉛直方向Zの窪みとして形成されていても良い。
図3に示すように、本実施形態では、複数の規制部材2が、奥行方向Lの異なる位置に配置されている。そして、奥行方向Lの同じ位置に配置され、物品Cに対して幅方向Wの両側に隣接して配置される一対の規制部材2の組が、奥行方向Lに離間して複数組(図示の例では2組)配置されている。より具体的には、幅方向Wで隣り合う一対の規制部材2の組が、奥行方向Lにおける手前側L1及び奥側L2の双方に配置されている。但し、このような構成に限定されることなく、幅方向Wで隣り合う一対の規制部材2は、互いに奥行方向Lの異なる位置に配置されていても良い。そして、そのような一対の規制部材2の組が、1つの物品Cに対して1組又は複数組配置される。
次に、規制部材2の詳細な構成について、図2〜6を参照して説明する。なお、図6は、鉛直方向Z、幅方向W、及び奥行方向Lの各方向視における規制部材2の形状を示している。上述のように、規制部材2は、物品載置面13Fに対して着脱自在に構成されると共に、本体部23と、当該本体部23から突出する係合突部26と、を有している。以下では、規制部材2が物品載置面13Fに配置された状態を基準に、方向(鉛直方向Z、奥行方向L、幅方向W)を定義するものとする。
本体部23は、奥行方向Lを長手方向とする板状に形成されている。換言すれば、本体部23の奥行方向長さ23Lは、その幅方向長さ23Wよりも長く形成されている。また、本体部23の下面は、規制部材2が物品載置面13Fに配置された状態で当該物品載置面13Fに当接する。ここでは、本体部23の下面は、物品載置面13Fに沿う平面状に形成された平面部分を有している。
係合突部26は、本体部23の下面から下方に突出するように形成されている。係合突部26は、規制部材2が物品載置面13Fに配置された状態で係合凹部14に挿入されて当該係合凹部14に係合する。図示の例では、係合突部26は、先端側から本体部23側へ向かうに従って当該係合突部26の径方向外側への突出量が大きくなるテーパ状に形成されていると共に、径方向内側に押圧されることによって引退するように揺動する係合爪26aを有している。これにより、係合突部26が係合凹部14に挿入される際には、係合爪26aが係合凹部14の内周面に押圧されて径方向内側に引退し、係合爪26aが棚板13に形成された係合凹部14としての貫通孔を貫通した後に径方向外側に突出する。これにより、係合爪26aが棚板13の裏面側に突出することで、係合突部26が係合凹部14から抜けないように係合され、規制部材2が棚板13に取り付けられる。
規制部材2のそれぞれは、係合突部26を複数(本例では2つ)備えている。そして、複数の係合突部26は、奥行方向Lに並んで配置されると共に、本体部23における幅方向Wの中心位置WCから偏って配置されている。説明を加えると、複数の係合突部26は、奥行方向Lの異なる位置であって、且つ、幅方向Wの同じ位置に配置されており、奥行方向L視で重複している。そして、係合突部26を本体部23における幅方向中心位置WCから偏って配置することにより、本体部23における一対の幅方向端部23Eのうち一方を、係合突部26までの距離が小さい幅狭側端部23Eaとして、本体部23における一対の幅方向端部23Eのうち他方を、係合突部26までの距離が大きい幅広側端部23Ebとしている。つまり、幅狭側端部23Eaから係合突部26までの幅方向Wの距離は、幅広側端部23Ebから係合突部26までの幅方向Wの距離よりも小さい。
上述のように、幅方向Wで隣り合う一対の規制部材2によって、両者の間には、物品Cの位置を規制する規制範囲Rが規定される。そして、規制範囲Rの幅である規制範囲幅WRは、一対の規制部材2における幅方向Wの間で互いに対向する幅方向端部23Eによって定まる。より具体的には、規制範囲幅WRは、幅方向Wに隣接する一対の規制部材2における、幅方向Wに対向する一対の本体部23の対向面(幅方向端部23Eの面)の間隔により定まる。本実施形態では、規制部材2は、幅方向Wに反転することによりその向きを変更し、幅狭側端部23Eaと幅広側端部23Ebとの位置を幅方向Wで入れ替え可能に構成されている。これにより、1種類の規制部材2を使用しつつ、規制範囲幅WRを変更することができる。
例えば、一対の規制部材2の双方を、幅方向Wの内側(他方の規制部材2に近い側)に幅狭側端部23Eaが位置するように配置することで、当該一対の規制部材2の幅方向Wにおける間隔、すなわち規制範囲幅WRを広くすることができる。また、例えば図2に示すように、一対の規制部材2の双方を、幅方向Wの内側に幅広側端部23Ebが位置するように配置することで、当該一対の規制部材2の幅方向Wにおける間隔、すなわち規制範囲幅WRを狭くすることができる。これにより、大きさや形状が異なる複数種類の物品Cに応じて、規制範囲幅WRを調整することができ、物品載置面13Fに載置された物品Cの位置ずれを適切に規制することができる。
図4及び6等に示すように、本実施形態では、規制部材2は、当該規制部材2の向きを識別可能な識別部27を更に有している。識別部27は、本体部23に設けられており、規制部材2が物品載置面13Fに配置された状態で、幅狭側端部23Ea及び幅広側端部23Ebの位置が識別できるように構成されている。説明を加えると、通常、規制部材2が物品載置面13Fに配置された状態では、上方から見て係合突部26が本体部23によって隠れるため、本体部23における係合突部26の位置が分かりにくく、幅狭側端部23Ea及び幅広側端部23Ebの位置が識別しにくくなる。しかし、本実施形態のように識別部27を設けたことで、規制部材2の向きを識別し易くなり、ひいては、規制部材2が物品載置面13Fに配置された状態でも、幅狭側端部23Ea及び幅広側端部23Ebの位置を容易に識別できるようになっている。
ここで、識別部27は、本体部23を上方から見て、幅狭側端部23Eaと幅広側端部23Ebとの一方が、他方に対して幅方向Wのいずれの側にあるかを識別できる識別標章である。このような識別標章としては、例えば、文字、図形、記号、模様、色彩、或いはこれらの一部又は全部の組み合わせ等が用いられる。例えば、本体部23の上面における幅狭側端部23Eaの側と、当該上面における幅広側端部23Ebの側と、のそれぞれに、互いに異なる文字が表示されることにより、識別部27が構成される。図示の例では、本体部23の上面における幅狭側端部23Eaの側に「A」の文字が表示され、幅広側端部23Ebの側に「B」の文字が表示されている。但し、このような構成に限定されることなく、本体部23の上面に表示される文字は任意に設定することができ、また、文字以外にも例えば「○」や「△」などの記号や各種図形等が表示されていても良い。更には、文字や記号に限らず、本体部23の上面における幅狭側端部23Eaの側と幅広側端部23Ebの側とで、異なる色彩を付すことにより、識別部27を構成しても良い。
本実施形態では、本体部23は、奥行方向Lの両端部のそれぞれに、奥行方向Lの中心位置LCの側から奥行方向Lの両端のそれぞれに向かうに従って幅方向Wに狭まる幅方向テーパ部24を有している。図示の例では、幅方向テーパ部24は、幅方向Wの両側面のそれぞれに形成された一対の幅方向テーパ面24Fを有している。一対の幅方向テーパ面24Fは、本体部23における奥行方向中心位置LCから奥行方向Lの端に向かうに従って互いに接近するように傾斜している。この幅方向テーパ部24により、移載部72が台車71から収納部13Sへ物品Cを移載する場合に、物品Cの幅方向Wの位置ずれを、幅方向テーパ面24Fに沿って矯正する等、物品Cの幅方向Wの位置が適切な位置となるように案内することができる。
更に、本実施形態では、本体部23は、奥行方向Lの両端部のそれぞれに、奥行方向中心位置LCの側から奥行方向Lの両端のそれぞれに向かうに従って鉛直方向Zに狭まる鉛直方向テーパ部25を有している。図示の例では、鉛直方向テーパ部25は、その上面に、物品載置面13Fに対して傾斜した鉛直方向テーパ面25Fを有している。鉛直方向テーパ面25Fは、本体部23における奥行方向中心位置LCから奥行方向Lの端に向かうに従って下方に向かうように傾斜している。なお、鉛直方向テーパ部25の下面は、物品載置面13Fに沿うように構成されており、本例では、水平面に沿って形成されている。この鉛直方向テーパ部25により、移載部72が台車71から収納部13Sへ物品Cを移載する場合に、当該物品Cの幅方向Wの位置がずれていたことによって物品Cが本体部23に干渉した場合であっても、当該物品Cを鉛直方向テーパ面25Fに沿って本体部23に乗り上げさせることができる。これにより、物品Cと規制部材2との干渉に起因する移載不良が発生する可能性を低減できる。
ここで、物品収納棚1は、物品載置面13Fに対して、異なる種類の規制部材2を選択的に配置可能に構成されている。本実施形態では、物品収納棚1は、幅方向長さ23Wが互いに異なる第1規制部材21と第2規制部材22とを選択的に配置可能に構成されている。図4〜6に示される上述の規制部材2は、第1規制部材21である。そして、図7〜9に示される規制部材2は、第1規制部材21よりも幅方向長さ23Wが短く構成された第2規制部材22である。図示の例では、第2規制部材22は、幅狭側端部23Eaから係合突部26までの幅方向Wの距離と、幅広側端部23Ebから係合突部26までの幅方向Wの距離との双方について、第1規制部材21よりも短く形成されている。このような幅方向長さ23Wの長さ以外は、第1規制部材21と第2規制部材22とは、同様に構成されている。従って、第2規制部材22についての詳細な説明は省略する。なお、この物品収納棚1において、第1規制部材21と第2規制部材22とを混在させて配置することもできる。
また、本実施形態では、規制部材2のそれぞれに対応する1つ又は複数の係合凹部14が、幅方向W及び奥行方向Lの少なくとも一方に沿って規則的に複数配列されている。そして、規制部材2の係合突部26を係合させる係合凹部14を複数の係合凹部14の中から選択することで、規制部材2が物品載置面13Fに配置される位置を幅方向W及び奥行方向Lの少なくとも一方について変更できる。図10及び図11等に示すように(図1も参照)、本実施形態では、規制部材2のそれぞれに対応する一対の係合凹部14の組が、幅方向Wに沿って規則的に複数組(図示の例では3組)配列されている。これにより、規制範囲幅WRを変更することが可能となっている。図10及び図11に示す例では、幅方向Wに沿って並ぶ複数の係合凹部14は、幅方向Wの内側から順に、α位置、β位置、及びγ位置の、3つの位置に設けられている。但し、このような構成に限定されることなく、複数の係合凹部14は、幅方向Wに沿って4つ以上の位置に設けられていても良い。なお、本例では、規制部材2のそれぞれに対応する一対の係合凹部14の組は、奥行方向Lには複数配列されておらず、規制部材2の奥行方向Lの位置は変更できない。
以上のように、本実施形態に係る物品収納棚1では、規制部材2が配置される向きの変更、規制部材2の種類の変更、及び、各規制部材2の係合突部26が係合する係合凹部14の変更のうち、少なくとも1つの変更によって、規制範囲幅WRを調整可能に構成されている。
以下、規制範囲幅WRの調整について詳細に説明する。以下の説明では、規制部材2が配置される向きに関し、幅方向Wで隣り合う一対の規制部材2において、互いに他方の規制部材2に近い側(幅方向Wの内側)に幅狭側端部23Ea、すなわち識別部27の表示「A」が位置する向きを「A向き」と称し、当該幅方向Wの内側に幅広側端部23Eb、すなわち識別部27の表示「B」が位置する向きを「B向き」と称する。
例えば図10は、規制部材2の種類として第1規制部材21が用いられ、当該第1規制部材21の向きがA向きであり、当該第1規制部材21の係合突部26がα位置の係合凹部14に係合している状態を示している。この状態では、規制範囲幅WRが第1規制範囲幅WR1となる。第1規制範囲幅WR1は、例えば図12に示すように、大きさや形状(より詳細には幅方向長さ)が異なる複数種類の物品Cのうち第1物品種類C1に最も適した幅となっている。換言すれば、第1規制範囲幅WR1となるように配置された一対の規制部材2の幅方向Wの間に第1物品種類C1の物品Cを移載することで、物品載置面13Fに載置される当該第1物品種類C1の物品Cの位置を適切に規制することができる。
また、例えば図11は、規制部材2の種類として第1規制部材21が用いられ、当該第1規制部材21の向きがB向きであり、当該第1規制部材21の係合突部26がβ位置の係合凹部14に係合している。この状態では、規制範囲幅WRが第5規制範囲幅WR5となる。第5規制範囲幅WR5は、例えば図12に示すように、第5物品種類C5に最も適した幅となっている。換言すれば、第5規制範囲幅WR5となるように配置された一対の規制部材2の幅方向Wの間に第5物品種類C5の物品Cを移載することで、物品載置面13Fに載置される当該第5物品種類C5の物品Cの位置を適切に規制することができる。
図12に示すように、本実施形態では、規制部材2の種類、規制部材2が配置される向き、各規制部材2の係合突部26が係合する係合凹部14の位置、の各条件に応じて規制範囲幅WRが設定される。よって、収納部13Sに収納される物品Cの種類に応じて、規制範囲幅WRを設定すると良い。ここで、物品Cの種類によっては、規制部材2の種類、規制部材2が配置される向き、各規制部材2の係合突部26が係合する係合凹部14の位置、のいずれか一つ以上を、幅方向Wにおける一方側と他方側とで異ならせても良い。例えば、規制範囲Rを規定する一対の規制部材2の一方を、幅方向Wの内側に幅狭側端部23Eaが位置するように配置すると共に、他方を、幅方向Wの内側に幅広側端部23Ebが位置するように配置しても良い。また、幅方向Wにおける一方側と他方側とで規制部材2の種類を異ならせたり、係合突部26が係合する係合凹部14の位置を異ならせたりしても良い。
2.その他の実施形態
次に、物品収納棚のその他の実施形態について説明する。
(1)上記の実施形態では、規制部材2の本体部23が、奥行方向Lを長手方向とする板状に形成されている例について説明した。しかし、このような例に限定されることなく、規制部材2の本体部23は、幅方向Wを長手方向とする板状に形成されていても良い。或いは、本体部23は、当該本体部23の奥行方向長さ23Lと幅方向長さ23Wとが同一の長さに形成され、鉛直方向Z視で正方形状に形成されていても良い。或いは、本体部23が、鉛直方向Z視で円形状、楕円形状、三角形状等、他の形状に形成されていても良い。
(2)上記の実施形態では、規制部材2のそれぞれに対応する1つ又は複数の係合凹部14が、幅方向Wに沿って規則的に複数配列されているが、奥行方向Lには複数配列されていない例について説明した。しかし、このような例に限定されることなく、規制部材2のそれぞれに対応する1つ又は複数の係合凹部14は、奥行方向Lに沿って規則的に複数配列されていると共に幅方向Wには複数配列されていない構成としても良いし、また、幅方向Wおよび奥行方向Lの双方に沿って規則的に複数配列されている構成としても良い。
(3)上記の実施形態では、規制部材2のそれぞれが、係合突部26を複数備えている例について説明した。しかし、このような例に限定されることなく、規制部材2は、係合突部26を1つのみ備えていても良い。この場合、例えば、規制部材2の本体部23が円盤状に形成され、係合突部26が円盤状の本体部23の中心部分に配置されている構成とすると好適である。このような構成であれば、例えば移載中の物品Cが規制部材2に接触して規制部材2が回転した場合であっても、規制部材2における物品Cの位置を規制する面の位置が変化しないようにできる。
(4)上記の実施形態では、当該規制部材2の向きを識別可能な識別部27を有している例について説明したが、規制部材2が識別部27を備えない構成であっても良い。
(5)上記の実施形態では、規制部材2の本体部23が、奥行方向Lの両端部のそれぞれに、幅方向テーパ部24及び鉛直方向テーパ部25を有している例について説明した。しかし、このような例に限定されることなく、本体部23は、奥行方向Lにおける一方の端部に、幅方向テーパ部24及び鉛直方向テーパ部25のいずれか一方又は双方を有していても良い。また、本体部23は、幅方向テーパ部24及び鉛直方向テーパ部25のいずれか一方のみを有し、或いはこれらの双方を有しない構成であっても良い。
(6)上記の実施形態では、例えば図3に示すように、1つの物品Cに対して、幅方向Wの両側で且つ奥行方向Lの2箇所の合計4箇所に規制部材2が配置される構成を例として説明した。このような配置としたことにより、上記実施形態の構成では、最小限の規制部材2を用いた簡素な構成で、物品Cの位置ずれを適切に抑制することができている。しかし、規制部材2の配置はこれには限定されず、物品の大きさや形状等に応じて、規制部材2の数及び配置を適宜設定することができる。例えば、1つの物品Cに対して4箇所に規制部材2を配置する場合であっても、奥行方向Lの手前側L1と中央部、或いは中央部と奥側L2といったように、奥行方向Lの一方に偏らせて配置してもよい。或いは、1つの物品Cに対して幅方向Wの一方側では手前側L1に規制部材2を配置し、幅方向Wの他方側では奥側L2に規制部材2を配置する等であってもよい。また例えば、3つ以上の規制部材2を奥行方向Lに沿って一列に並べて配置してもよい。この場合において、複数の規制部材2を隙間なく配列してもよいし、一定の間隔を空けて配列してもよい。
(7)なお、上述した各実施形態で開示された構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示された構成と組み合わせて適用することも可能である。その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で単なる例示に過ぎない。従って、本開示の趣旨を逸脱しない範囲内で、適宜、種々の改変を行うことが可能である。
3.上記実施形態の概要
以下、上記において説明した物品収納棚の概要について説明する。
物品が収納される収納部を有する物品収納棚であって、
前記収納部は、物品が載置される物品載置面と、前記物品載置面に載置された物品の位置を規制する複数の規制部材と、を有し、
物品を搬送する物品搬送装置の移載部が、前記物品載置面の奥行方向に出退移動して前記物品載置面に物品を移載することができるように、前記収納部が構成され、
前記物品載置面に複数の係合凹部が設けられ、
前記規制部材は、本体部と、当該本体部から突出すると共に前記係合凹部に係合する係合突部と、を有し、
鉛直方向視で前記奥行方向に直交する方向を幅方向として、一対の前記規制部材が、前記物品載置面に載置された物品に対して前記幅方向の両側に隣接して配置され、
前記本体部は、前記移載部の移動軌跡と鉛直方向視で重複すると共に、前記物品載置面よりも上方で、且つ、前記移動軌跡よりも下方に配置される。
本構成によれば、一対の規制部材が、物品載置面に載置された物品に対して幅方向の両側に隣接して配置されると共に、規制部材の本体部が物品載置面よりも上方に配置されるため、物品の位置ずれを規制部材によって適切に規制することができる。また、本構成によれば、一対の規制部材が、物品載置面に載置された物品に対して幅方向の両側に隣接して配置されると共に、規制部材の本体部が移載部の移動軌跡よりも下方に配置されるため、物品載置面の奥行方向に出退移動する移載部の動作範囲及び当該移載部により移載される物品の移動範囲に、規制部材が干渉しないようにできる。更に、本構成によれば、規制部材の本体部が移載部の移動軌跡と鉛直方向視で重複するように配置されるため、移載部の移動軌跡を空けておくために物品を配置できない物品載置面の領域を利用して規制部材を効率的に配置することができる。よって、規制部材を配置することによる物品収納棚の収納効率の低下を抑制することができる。
ここで、
複数の前記規制部材が、前記奥行方向の異なる位置に配置されていると好適である。
本構成によれば、物品の位置ずれを奥行方向の複数箇所で規制できる。従って、物品載置面に載置された物品の姿勢が、奥行方向に対して傾くように位置ずれすることを抑制できる。
また、
前記規制部材のそれぞれに対応する1つ又は複数の前記係合凹部が、前記幅方向及び前記奥行方向の少なくとも一方に沿って規則的に複数配列されていると好適である。
本構成によれば、規制部材の位置を、幅方向及び奥行方向の少なくとも一方について変更することができる。これにより、例えば、物品の大きさ及び形状や、物品載置面上での物品の載置位置に合せて、適切な位置に規制部材を配置することが容易となっている。
また、
前記規制部材は、前記係合突部を複数備え、
複数の前記係合突部は、前記奥行方向に並んで配置されると共に、前記本体部における前記幅方向の中心位置から偏って配置されていると好適である。
幅方向における物品の規制範囲は、幅方向に隣接する一対の規制部材における、幅方向に対向する一対の本体部の対向面の間隔により定まる。本構成によれば、規制部材の向きを幅方向に反転させることにより、本体部における幅方向に対向する対向面の位置を変更することができる。従って、同一の規制部材を用いつつ、幅方向における物品の規制範囲を変更することができる。更に、本構成によれば、各規制部材について、奥行方向に並ぶ複数の係合突部が物品載置面の係合凹部にそれぞれ係合するため、規制部材に物品が接触した場合であっても、規制部材が物品載置面に沿って回転することを抑制できる。よって、物品の位置ずれをより適切に規制することができる。
また、上記のように、複数の前記係合突部が前記本体部における前記幅方向の中心位置から偏って配置されている構成において、
前記規制部材は、当該規制部材の向きを識別可能な識別部を更に有していると好適である。
本構成によれば、幅方向における物品の規制範囲を変更するために、規制部材の向きが反転して配置される可能性がある場合において、規制部材の向きを容易に識別することが可能となる。
また、
前記本体部は、前記奥行方向の両端部のそれぞれに、前記奥行方向の中心位置から前記奥行方向の両端のそれぞれに向かうに従って前記幅方向に狭まる幅方向テーパ部を有していると好適である。
本構成によれば、物品搬送装置の移載部によって物品載置面に物品を移載する際に、当該物品の幅方向の位置がずれていた場合であっても、幅方向テーパ部によって物品の幅方向の位置が適切な位置となるように案内することができる。
また、
前記本体部は、前記奥行方向の両端部のそれぞれに、前記奥行方向の中心位置から前記奥行方向の両端のそれぞれに向かうに従って鉛直方向に狭まる鉛直方向テーパ部を有していると好適である。
本構成によれば、物品搬送装置の移載部によって物品載置面に物品を移載する際に、当該物品の幅方向の位置がずれていたことによって物品が規制部材に干渉した場合であっても、当該物品を鉛直方向テーパ部により案内して規制部材に乗り上げさせることができる。これにより、物品と規制部材との干渉に起因する移載不良が発生する可能性を低減することができる。
本開示に係る技術は、物品が収納される収納部を有する物品収納棚に利用することができる。
1 :物品収納棚
2 :規制部材
7 :物品搬送装置
13F :物品載置面
13S :収納部
14 :係合凹部
23 :本体部
24 :幅方向テーパ部
25 :鉛直方向テーパ部
26 :係合突部
27 :識別部
72 :移載部
C :物品
L :奥行方向
LC :奥行方向中心位置
W :幅方向
WC :幅方向中心位置
Z :鉛直方向

Claims (7)

  1. 物品が収納される収納部を有する物品収納棚であって、
    前記収納部は、物品が載置される物品載置面と、前記物品載置面に載置された物品の位置を規制する複数の規制部材と、を有し、
    物品を搬送する物品搬送装置の移載部が、前記物品載置面の奥行方向に出退移動して前記物品載置面に物品を移載することができるように、前記収納部が構成され、
    前記物品載置面に複数の係合凹部が設けられ、
    前記規制部材は、本体部と、当該本体部から突出すると共に前記係合凹部に係合する係合突部と、を有し、
    鉛直方向視で前記奥行方向に直交する方向を幅方向として、一対の前記規制部材が、前記物品載置面に載置された物品に対して前記幅方向の両側に隣接して配置され、
    前記本体部は、前記移載部の移動軌跡と鉛直方向視で重複すると共に、前記物品載置面よりも上方で、且つ、前記移動軌跡よりも下方に配置される、物品収納棚。
  2. 複数の前記規制部材が、前記奥行方向の異なる位置に配置されている、請求項1に記載の物品収納棚。
  3. 前記規制部材のそれぞれに対応する1つ又は複数の前記係合凹部が、前記幅方向及び前記奥行方向の少なくとも一方に沿って規則的に複数配列されている、請求項1又は2に記載の物品収納棚。
  4. 前記規制部材は、前記係合突部を複数備え、
    複数の前記係合突部は、前記奥行方向に並んで配置されると共に、前記本体部における前記幅方向の中心位置から偏って配置されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の物品収納棚。
  5. 前記規制部材は、当該規制部材の向きを識別可能な識別部を更に有している、請求項4に記載の物品収納棚。
  6. 前記本体部は、前記奥行方向の両端部のそれぞれに、前記奥行方向の中心位置から前記奥行方向の両端のそれぞれに向かうに従って前記幅方向に狭まる幅方向テーパ部を有している、請求項1から5のいずれか一項に記載の物品収納棚。
  7. 前記本体部は、前記奥行方向の両端部のそれぞれに、前記奥行方向の中心位置から前記奥行方向の両端のそれぞれに向かうに従って鉛直方向に狭まる鉛直方向テーパ部を有している、請求項1から6のいずれか一項に記載の物品収納棚。
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