JP2019189389A - 画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法 - Google Patents

画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019189389A
JP2019189389A JP2018082721A JP2018082721A JP2019189389A JP 2019189389 A JP2019189389 A JP 2019189389A JP 2018082721 A JP2018082721 A JP 2018082721A JP 2018082721 A JP2018082721 A JP 2018082721A JP 2019189389 A JP2019189389 A JP 2019189389A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
curl
delivery
guide
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018082721A
Other languages
English (en)
Inventor
白石 嘉儀
Yoshinori Shiraishi
嘉儀 白石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2018082721A priority Critical patent/JP2019189389A/ja
Priority to CN201910314352.7A priority patent/CN110398887A/zh
Priority to US16/389,474 priority patent/US20190324394A1/en
Publication of JP2019189389A publication Critical patent/JP2019189389A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/65Apparatus which relate to the handling of copy material
    • G03G15/6555Handling of sheet copy material taking place in a specific part of the copy material feeding path
    • G03G15/6573Feeding path after the fixing point and up to the discharge tray or the finisher, e.g. special treatment of copy material to compensate for effects from the fixing
    • G03G15/6576Decurling of sheet material
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/65Apparatus which relate to the handling of copy material
    • G03G15/6529Transporting
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/65Apparatus which relate to the handling of copy material
    • G03G15/6555Handling of sheet copy material taking place in a specific part of the copy material feeding path
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/70Detecting malfunctions relating to paper handling, e.g. jams

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

【課題】カールした用紙でも付設装置に適切に受け渡すことができる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置10は、付設装置102に対して用紙を受け渡す受け渡し部62を備える。受け渡し部には、排紙ローラ68dと一対の受け渡しガイドとが設けられる。受け渡しガイドは、用紙がカールしているとき、互いの相対位置を変化させて、排紙ローラの紙搬送方向下流側に用紙のカール方向と反対向きに傾斜する補助搬送路L4を形成する。【選択図】図11

Description

この発明は画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法に関し、特にたとえば、後処理装置などの付設装置に対して画像形成済みの用紙を受け渡す受け渡し部を備える画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法に関する。
従来のこの種の画像形成装置の一例が特許文献1に開示される。特許文献1の技術は、画像形成装置に設けられて、画像形成済みの用紙を後処理装置(付設装置)に導く中継搬送装置に関する技術である。この中継搬送装置は、用紙排紙スリットに設けられる第2案内板を備えており、第2案内板は、後処理装置側の側壁の一部を折り曲げることで形成される。そして、第2案内板の下流側の突端を側壁の壁面よりも筐体の外方向に張り出させると共に、上流側の突端をガイド部材と第2側壁の内面との間に形成された余裕隙間を越えて筐体の内方向に張り出させることで、後処理装置の給紙口に用紙をスムーズに案内するようにしている。
特開2010−163248号公報
画像形成装置から後処理装置などの付設装置に受け渡される用紙には、当該用紙が定着部で加熱および加圧されること等によって、カールが発生している場合がある。しかしながら、特許文献1の技術では、用紙がカールしている場合の対応については考慮されておらず、カールしている用紙を付設装置に受け渡すときに、紙詰まり等の不具合が生じてしまう恐れがある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法を提供することである。
この発明の他の目的は、用紙にカールが発生している場合でも、付設装置に用紙を適切に受け渡すことができる、画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法を提供することである。
第1の発明は、付設装置に対して画像形成済みの用紙を受け渡す受け渡し部を備える画像形成装置であって、カールの有無を含む用紙のカール情報を検知するカール検知部、受け渡し部に設けられる排紙ローラ、互いの相対位置を変化可能に受け渡し部に設けられる一対の受け渡しガイド、およびカール検知部によって用紙にカールが発生していることが検知されたとき、排紙ローラの用紙搬送方向下流側に用紙のカール方向と反対向きに傾斜する補助搬送路が形成されるように、一対の受け渡しガイドの相対位置を変化させるガイド制御部を備える、画像形成装置である。
第1の発明では、画像形成装置は、後処理装置などの付設装置に対して画像形成済みの用紙を受け渡す受け渡し部を備える。この受け渡し部には、排紙ローラと、互いの相対位置を変化可能な一対の受け渡しガイドとが設けられる。また、この画像形成装置は、カールの有無を含む用紙のカール情報を検知するカール検知部と、一対の受け渡しガイドの動作を制御するガイド制御部とを備える。ガイド制御部は、用紙がカールしているとき、一対の受け渡しガイドの相対位置を変化させて、排紙ローラの用紙搬送方向下流側に用紙のカール方向と反対向きに傾斜する補助搬送路を形成させる。
第1の発明によれば、用紙がカールしているときに、用紙搬送方向に対して用紙のカール方向と反対向きに傾斜する補助搬送路を一対の受け渡しガイドによって形成するので、付設装置に用紙を受け渡すときの用紙先端部の角度を用紙搬送方向に合わせることができる。したがって、用紙がカールしている場合でも、付設装置に用紙を滑らかに受け渡すことができ、紙詰まり等の不具合の発生を防止できる。
第2の発明は、第1の発明に従属し、ガイド制御部は、一対の受け渡しガイドに補助搬送路を形成させるとき、当該一対の受け渡しガイドのうち、用紙搬送方向下流側に配置される一方のガイドを移動させた後、用紙搬送方向上流側に配置される他方のガイドを移動させる。
第2の発明によれば、補助搬送路を形成したことによる用紙詰まりの発生を抑制できる。
第3の発明は、第1または第2の発明に従属し、付設装置は、用紙に対してステープル処理などの所定の後処理を行う後処理装置であって、画像形成装置は、用紙に画像形成を行う装置本体と、装置本体から排出された用紙を後処理装置まで中継して搬送する中継搬送装置とを含む。そして、排紙ローラと一対の受け渡しガイドとを備える受け渡し部は、中継搬送装置に設けられる。
第4の発明は、付設装置に対して画像形成済みの用紙を受け渡す受け渡し部、受け渡し部に設けられる排紙ローラ、および互いの相対位置を変化可能に受け渡し部に設けられる一対の受け渡しガイドを備える画像形成装置の制御プログラムであって、画像形成装置のプロセッサに、カールの有無を含む用紙のカール情報を検知するカール検知ステップ、およびカール検知ステップによって用紙にカールが発生していることが検知されたとき、排紙ローラの用紙搬送方向下流側に用紙のカール方向と反対向きに傾斜する補助搬送路が形成されるように、一対の受け渡しガイドの相対位置を変化させるガイド制御ステップを実行させる、制御プログラムである。
第5の発明は、付設装置に対して画像形成済みの用紙を受け渡す受け渡し部、受け渡し部に設けられる排紙ローラ、および互いの相対位置を変化可能に受け渡し部に設けられる一対の受け渡しガイドを備える画像形成装置の制御方法であって、カールの有無を含む用紙のカール情報を検知するステップ、および用紙にカールが発生していることが検知されたとき、排紙ローラの用紙搬送方向下流側に用紙のカール方向と反対向きに傾斜する補助搬送路が形成されるように、一対の受け渡しガイドの相対位置を変化させるステップを含む、制御方法である。
第4または第5の発明によれば、第1の発明と同様の作用効果を奏し、用紙がカールしている場合でも、付設装置に用紙を滑らかに受け渡すことができるので、紙詰まり等の不具合の発生を防止できる。
この発明によれば、用紙がカールしているときに、用紙のカール方向と反対向きに傾斜する補助搬送路を一対の受け渡しガイドによって形成するので、付設装置に用紙を受け渡すときの用紙先端部の角度を用紙搬送方向に合わせることができる。したがって、用紙がカールしている場合でも、付設装置に用紙を滑らかに受け渡すことができ、紙詰まり等の不具合の発生を防止できる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う後述の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この発明の第1実施例である画像形成装置に後処理装置を接続した画像形成システムを示す図解図である。 図1の画像形成装置の内部構造を概略的に示す図解図である。 図1の後処理装置の内部構造を概略的に示す図解図である。 図1の画像形成装置が備える中継搬送装置を示す図解図である。 図4の中継搬送装置が備えるカール検出センサの下カール検出時の動きを示す図解図である。 図4の中継搬送装置が備えるカール検出センサの上カール検出時の動きを示す図解図である。 図4の中継搬送装置が備える受け渡しガイドを示す正面図である。 図7の受け渡しガイドを示す側面図である。 図1の画像形成装置の電気的な構成の一例を示すブロック図である。 用紙が下カールしているときの受け渡しガイドの動作を示す図解図である。 下カールしている用紙が受け渡しガイドによって案内される様子を模式的に示す図解図である。 用紙が上カールしているときの受け渡しガイドの動作を示す図解図である。 上カールしている用紙が受け渡しガイドによって案内される様子を模式的に示す図解図である。 図9に示すRAMのメモリマップの一例を示す図解図である。 図1の画像形成装置の下カール検知処理の一例を示すフロー図である。 図1の画像形成装置におけるガイド制御の全体処理の一例を示すフロー図である。 図1の画像形成装置のカール判定処理の一例を示すフロー図である。 図1の画像形成装置の受け渡しガイドの移動処理の一例を示すフロー図である。 この発明の第2実施例の画像形成装置が備える受け渡しガイドによって用紙が案内される様子を模式的に示す図解図である。 この発明の第3実施例の画像形成装置におけるガイド制御の全体処理の一例を示すフロー図である。
[第1実施例]
図1および図2を参照して、この発明の一実施例である画像形成装置10は、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能などを有するカラー複合機であって、電子写真方式によって用紙(記録媒体)に対して多色または単色の画像を形成する。この実施例の画像形成装置10は、画像形成済みの用紙に後処理を施す後処理装置102が付設されることで、画像形成システム100を構成している。
ただし、画像形成装置10は、複写機、ファクシミリおよびプリンタ等のいずれか、またはこれらの少なくとも2つを組み合わせた複合機であってもよく、また、モノクロ機であってもよい。
先ず、画像形成装置10の構成について概略的に説明する。図2に示すように、画像形成装置10は、画像形成部30を備える装置本体12と、装置本体12の上方に配置される画像読取装置14と、装置本体12の胴内排紙部48に配置される中継搬送装置16とを含む。
画像読取装置14は、透明材によって形成される原稿載置台18を備える。原稿載置台18の上方には、ヒンジ等を介して原稿押えカバー20が開閉自在に取り付けられる。この原稿押えカバー20の上面には、原稿供給トレイが設けられており、その内部には、ADF(自動原稿送り装置)22が設けられる。ADF22は、原稿供給トレイに載置された原稿を画像読取位置に対して1枚ずつ自動的に供給し、原稿排出トレイに排出する。
また、画像読取装置14に内蔵される画像読取部24は、光源、複数のミラー、結像レンズおよびラインセンサ等を備える。画像読取部24は、原稿表面を光源によって露光し、原稿表面から反射した反射光を複数のミラーによって結像レンズに導く。そして、結像レンズによって反射光をラインセンサの受光素子に結像させる。ラインセンサでは、受光素子に結像した反射光の輝度や色度が検出され、原稿表面の画像に基づく画像データが生成される。ラインセンサとしては、CCD(Charge Coupled Device)またはCIS(Contact Image Sensor)等が用いられる。
画像読取装置14の前面側には、ユーザによる印刷指示等の入力操作を受け付ける操作パネル26(図9参照)が設けられる。操作パネル26は、タッチパネル付きのディスプレイおよび複数の操作ボタン等を有する。
装置本体12には、CPU200等を含む制御部28および画像形成部30が設けられる。制御部28は、操作パネル26への入力操作などに応じて、画像形成装置10の各部位に制御信号を送信し、画像形成装置10に種々の動作を実行させる。
画像形成部30は、露光ユニット32、現像器34、感光体ドラム36、クリーナユニット38、帯電器40、転写装置42および定着ユニット44等を備え、給紙カセット46等から搬送される用紙上に画像を形成する。画像形成済みの用紙は、胴内排紙部48に設置された中継搬送装置16を介して後処理装置102に導かれる。また、用紙上に画像を形成するための画像データとしては、画像読取部24で読み取った画像データまたは外部コンピュータから送信された画像データ等が利用される。
なお、画像形成装置10において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)の4色のカラー画像に応じたものである。このため、現像器34、感光体ドラム36、クリーナユニット38および帯電器40のそれぞれは、各色に応じた4種類の潜像を形成するように4個ずつ設けられ、これらによって4つの画像ステーションが構成される。
感光体ドラム36は、導電性を有する円筒状の基体の表面に感光層が形成された像担持体であり、帯電器40は、この感光体ドラム36の表面を所定の電位に帯電させる部材である。また、露光ユニット32は、レーザ出射部および反射ミラー等を備えたレーザスキャニングユニット(LSU)として構成され、帯電された感光体ドラム36の表面を露光することによって、画像データに応じた静電潜像を感光体ドラム36の表面に形成する。現像器34は、感光体ドラム36の表面に形成された静電潜像を4色(YMCK)のトナーによって顕像化するものである。また、クリーナユニット38は、現像および画像転写後における感光体ドラム36の表面に残留したトナーを除去する。
転写装置42は、感光体ドラム36上に形成されたトナー像を用紙に転写するための装置であって、中間転写ユニット50および転写ローラ52を含む。中間転写ユニット50は、中間転写ベルト、懸架ローラ、および4つの中間転写ローラなどを備え、感光体ドラム36の上方に配置される。画像形成時には、中間転写ローラに所定の電圧が印加されることによって、感光体ドラム36と中間転写ベルトとの間に転写電界が形成され、感光体ドラム36の外周面に形成されたトナー像が、周回移動する中間転写ベルトの外周面に順次転写される。また、転写ローラ52は、懸架ローラとの間で中間転写ベルトを押圧するように設けられる。画像形成時には、転写ローラ52に所定の電圧が印加されることによって、中間転写ベルトと転写ローラ52との間に転写電界が形成され、中間転写ベルトと転写ローラ52との間の転写ニップ部を用紙が通過する間に、中間転写ベルトの外周面に形成されたトナー像が用紙に転写される。
定着ユニット44は、ヒートローラおよび加圧ローラを備え、転写ローラ52の上方に配置される。ヒートローラは、所定の定着温度となるように設定されており、ヒートローラと加圧ローラとの間の定着ニップ部を用紙が通過することによって、用紙に転写されたトナー像が溶融、混合および圧接されて、用紙に対してトナー像が熱定着される。
このような装置本体12内には、給紙カセット46等から搬送される用紙をレジストローラ54、転写ニップ部および定着ニップ部を経由させて中継搬送装置16に送るための第1用紙搬送路L1が形成される。また、用紙に対して両面印刷を行う際に、片面印刷が終了して定着ニップ部を通過した後の用紙を、転写ローラ52の用紙搬送方向の上流側において第1用紙搬送路L1に戻すための第2用紙搬送路L2が形成される。この第1用紙搬送路L1および第2用紙搬送路L2には、用紙に対して補助的に推進力を与えるための複数の搬送ローラ56が適宜設けられる。
中継搬送装置16は、装置本体12の胴内排紙部48に着脱可能に設けられる。中継搬送装置16は、装置本体12の排紙口から送り出された画像形成済みの用紙を後処理装置102まで中継して搬送する装置であって、後処理装置102に対して用紙を受け渡す受け渡し部62を備える。中継搬送装置16の具体的構成については、後述する。
図1および図3に示すように、後処理装置102は、画像形成装置10に接続される付設装置の一例であって、装置本体12で画像形成された用紙に対して所定の後処理を行う。後処理装置102は、中継搬送装置16の受け渡し部62から用紙を受け入れる給紙口104を有し、この給紙口104には、受け入れガイド104aが設けられる。また、後処理装置102の筐体内には、後処理部106が設けられる。給紙口104から後処理装置102の筐体内に搬入された用紙は、後処理部106において、ステープル処理、パンチ処理およびソート処理などの後処理を施された後、第1排紙トレイ108aに排出される。ただし、後処理が必要のない用紙は、後処理部106を経由せずに、第2排紙トレイ108bに排出される。
続いて、受け渡し部62を備える中継搬送装置16について具体的に説明する。図2と共に図4を参照して、中継搬送装置16は、全体として略直方体状に形成されており、中継搬送装置16の筐体内部には、右側から左側に向かって略水平に延びる第3用紙搬送路(中継搬送路)L3が形成される。この第3用紙搬送路L3の用紙搬送方向における上流側端部には、装置本体12の排紙口から用紙を受け入れる受け入れ部60が設けられ、その下流側端部には、後処理装置102の給紙口104に用紙を受け渡す受け渡し部62が設けられる。
第3用紙搬送路L3は、用紙の表裏面を挟むようにして用紙を案内する一対のペーパーガイド64、すなわち上ペーパーガイド64xおよび下ペーパーガイド64yによって構成されている。この第3用紙搬送路L3には、複数の搬送ローラ68が設けられる。この実施例では、第1搬送ローラ68a、第2搬送ローラ68b、第3搬送ローラ68cおよび第4搬送ローラ68dを含む4つの搬送ローラ68が第3用紙搬送路L3に設けられる。このうち、第1搬送ローラ68aは、受け入れ部60に設けられる給紙ローラであり、第4搬送ローラ68dは、受け渡し部62に設けられる排紙ローラである。
また、第3用紙搬送路L3には、用紙の通過を検出するための複数の通過センサ70が設けられる。この実施例では、第1通過センサ70a、第2通過センサ70bおよび第3通過センサ70cを含む3つの通過センサ70が第3用紙搬送路L3に設けられる。第1通過センサ70aは、用紙の下カールを検出する際に用いられる通過センサであって、第1搬送ローラ68aと第2搬送ローラ68bとの間の位置に設けられる。第2通過センサ70bは、用紙の上カールを検出する際に用いられる通過センサであって、第2搬送ローラ68bと第3搬送ローラ68cとの間の位置に設けられる。第3通過センサ70cは、後述する受け渡しガイド110の動作タイミングを計るための通過センサであって、第3搬送ローラ68cと第4搬送ローラ68dとの間の位置に設けられる。
なお、説明の都合上、第1通過センサ70a、第2通過センサ70bおよび第3通過センサ70cを区別する必要がない場合には、第1通過センサ70a、第2通過センサ70bおよび第3通過センサ70cをまとめて通過センサ70と呼ぶこととする。同様に、他の構成部分の名称についてもまとめて呼ぶことがある。
通過センサ70としては、公知のセンサを適宜採用可能であるが、この実施例では接触型のセンサが用いられる。簡単に説明すると、通過センサ70は、アクチュエータ部材72と透過型の光センサ74とを備える。アクチュエータ部材72は、回転軸76を支点として回動可能であり、その先端部は、第3用紙搬送路L3内に突出するように設けられる。また、アクチュエータ部材72の基端部側には、遮蔽部材78が設けられる。光センサ74は、所定間隔で配置される発光部と受光部とを含み、この発光部と受光部との間に遮蔽部材78が配置される。光センサ74は、発光部から出力された光が受光部で受光される場合にオンされ、発光部から出力された光が受光部に受光されない場合にオフされる。
このような通過センサ70では、アクチュエータ部材72の先端部が設けられる位置に用紙が無い場合、発光部からの光は、遮蔽部材78によって遮蔽された状態となり、受光部には受光されない。つまり、光センサ74はオフである。一方、アクチュエータ部材72の先端部が設けられる位置に用紙が搬送されてくると、アクチュエータ部材72は、その先端部が用紙に押されることで用紙搬送方向の前方に向かって回動し、これに伴い遮蔽部材78も回動する。そして、遮蔽部材78が発光部と受光部との間の位置から外れることで、発光部から出力される光が受光部で受光されるようになる。これにより、光センサ74はオンされる。その後、アクチュエータ部材72の先端部が設けられる位置を用紙が通り抜けると、トーションばね等の作用により、アクチュエータ部材72は元の位置に戻り、光センサ74はオフされる。すなわち、各通過センサ70は、用紙の始端が到達するとオン状態になり、用紙の通過中はオン状態を維持し、用紙の後端が通り抜けるとオフ状態に戻る。
さらに、第3用紙搬送路L3には、用紙のカール情報を検出するためのカール検出センサ80が設けられる。カール検出センサ80としては、公知のセンサを適宜採用可能であるが、この実施例では、通過センサ70と同様の構成を有する接触型のセンサを用いて、用紙にカールが生じているか否か(カールの有無)およびその方向(カールの向き)を検出している。以下、具体的に説明する。
下ペーパーガイド64yには、第1通過センサ70aの用紙搬送方向上流側において、下方に窪む下窪み部82が形成される。また、上ペーパーガイド64xには、第2通過センサ70bの用紙搬送方向上流側において、上方に窪む上窪み部84が形成される。そして、下カール検出センサ80aと上カール検出センサ80bとを含む2つのカール検出センサ80が第3用紙搬送路L3に設けられる。下カール検出センサ80aは、用紙の端部が下向きにカールしている下カールを検出するセンサであって、下窪み部82と対応する位置に設けられる。一方、上カール検出センサ80bは、用紙の端部が上向きにカールしている上カールを検出するセンサであって、上窪み部84と対応する位置に設けられる。
カール検出センサ80は、アクチュエータ部材86と透過型の光センサ88とを備える。アクチュエータ部材86は、回転軸90を支点として回動可能であり、その先端部は、下窪み部82内または上窪み部84内に突出するように設けられる。また、アクチュエータ部材86の基端部側には、遮蔽部材92が設けられる。一方、光センサ88は、所定間隔で配置される発光部94と受光部96とを含み、この発光部94と受光部96との間に遮蔽部材92が配置される。光センサ88は、発光部94から出力された光が受光部96で受光される場合にオンされ、発光部94から出力された光が受光部96に受光されない場合にオフされる。
図5は、下向きにカールしている用紙が搬送されてきたときの下カール検出センサ80aの動きを説明するための図解図である。図5(A)に示すように、下カールする用紙の先端がアクチュエータ部材86の先端部の位置に到達する前は、アクチュエータ部材86は起立した基準状態にあり、発光部94からの光は、遮蔽部材92によって遮蔽されて受光部96には受光されない。つまり、光センサ88はオフである。次に、図5(B)に示すように、下カールする用紙の先端がアクチュエータ部材86の先端部の位置に到達すると、アクチュエータ部材86は、その先端部が用紙の先端に押されることで用紙搬送方向の前方に向かって回動し、これに伴い遮蔽部材92も回動する。そして、遮蔽部材92が発光部94と受光部96との間の位置から外れることで、発光部94から出力される光が受光部96で受光されるようになる。これにより、光センサ88はオンされて、この検出情報に基づいて用紙の下カールが検知される。その後、図5(C)に示すように、用紙の先端がアクチュエータ部材86の先端部の位置を通り抜けると、トーションばね等の作用により、アクチュエータ部材86は元の基準位置に戻り、光センサ88はオフされる。なお、カールしていない用紙または上向きにカールしている用紙が搬送されてきた場合、用紙はアクチュエータ部材86の上方を素通りするので、下カール検出センサ80aは反応しない。
図6は、上向きにカールしている用紙が搬送されてきたときの上カール検出センサ80bの動きを説明するための図解図である。下カール検出時の下カール検出センサ80aの動きと同様であるので、簡単に説明すると、図6(A)に示すように、上カールする用紙の先端の到達前は、アクチュエータ部材86は起立した基準状態にあり、光センサ88はオフである。次に、図6(B)に示すように、上カールする用紙の先端がアクチュエータ部材86の先端部の位置に到達すると、アクチュエータ部材86は、その先端部が用紙の先端に押されることで用紙搬送方向の前方に向かって回動し、遮蔽部材92が発光部94と受光部96との間の位置から外れる。これにより、光センサ88はオンされて、この検出情報に基づいて用紙の上カールが検知される。その後、図6(C)に示すように、用紙の先端が通り抜けると、アクチュエータ部材86は元の基準位置に戻り、光センサ88はオフされる。なお、カールしていない用紙または下向きにカールしている用紙が搬送されてきた場合、用紙はアクチュエータ部材86の下方を素通りするので、上カール検出センサ80bは反応しない。
図4と共に図7および図8を参照して、中継搬送装置16の受け渡し部62には、上ガイド110xと下ガイド110yとを含む一対の受け渡しガイド110が設けられる。一対の受け渡しガイド110(つまり上ガイド110xおよび下ガイド110y)は、後処理装置102への用紙の受け渡しを補助する搬送ガイドであって、互いの相対位置を変化可能に設けられる。この実施例では、受け渡しガイド110の移動機構としてラック&ピニオン方式が用いられる。
なお、上ガイド110xおよびその移動機構を含む上ガイド機構112xと、下ガイド110yおよびその移動機構を含む下ガイド機構112yとは、上下が逆に配置されること以外は、同様の構成を有している。このため、各構成部分の名称については、区別する必要がある場合を除き、添え字「x」,「y」を省略してまとめて呼ぶこととし、重複する説明は省略する。
受け渡しガイド110は、前後方向(用紙搬送方向と直交する方向)に長い中空直方体状の基体114と、基体114の第3用紙搬送路L3側の面に設けられる複数のガイド片116とを有する。各ガイド片116は、山型のリブ状に形成され、用紙搬送方向に延び、かつ用紙搬送方向と直交する方向に所定の間隔で並ぶように配置される。
基体114の両端面(前面および背面)のそれぞれには、上下方向に並ぶ2つのガイドピン118が形成される。一方、ペーパーガイド64の側板(前板および後板)のそれぞれには、上下方向に並ぶ2つのガイド孔120が形成される。各ガイド孔120は、略台形状に屈曲するように左右方向(用紙搬送方向)に延びる。そして、ガイド孔120にガイドピン118が挿通されることにより、受け渡しガイド110は、ペーパーガイド64の側板に対して左右方向および上下方向に移動可能に支持される。また、基体114の内部には、複数の圧縮ばね122が組み込まれており、受け渡しガイド110は、第3用紙搬送路L3側に向かって付勢される。
また、基体114の第3用紙搬送路L3側と反対側の面には、複数の爪部124が設けられており、この爪部124には長板状の連結板126が連結される。連結板126の一方端には、左右方向に延びるラックギヤ128が固着される。このラックギヤ128には、ピニオンギヤ130が連結されており、ピニオンギヤ130には、モータ132が連結される。モータ132を駆動させてピニオンギヤ130を回転させると、ラックギヤ128が左右方向に移動する。そして、このラックギヤ128の移動に伴い、連結板126および爪部124を介して、受け渡しガイド110がガイド孔120に沿って移動する。また、連結板126の他端と対応する位置には、ラックギヤ128の位置(延いては受け渡しガイド110の位置)を検出するための光センサ134が設けられる。
この実施例では、受け渡しガイド110は、退避位置、下流側規制位置および上流側規制位置の3つの位置に変位可能である。ここで、退避位置は、ガイド片116が第3用紙搬送路L3に突出しない初期位置(基準位置)である。また、下流側規制位置は、退避位置よりも用紙搬送方向下流側の位置において、ガイド片116が第3用紙搬送路L3内に突出する位置である。さらに、上流側規制位置は、退避位置よりも用紙搬送方向上流側の位置において、ガイド片116が第3用紙搬送路L3内に突出する位置である。ここで、下流側規制位置および上流側規制位置においては、ガイド片116の先端は、第3用紙搬送路L3の上下方向中央を超える位置まで突出する。
図9は、画像形成装置10の電気的な構成の一例を示すブロック図である。図9に示すように、画像形成装置10は、CPU200を含み、CPU200は、バス202を介して、RAM204、ROM206およびHDD208等に接続される。これらCPU200、RAM204、ROM206およびHDD208は、上述の制御部28を構成する。また、CPU200(制御部28)には、バス202を介して、上述した画像読取部24、操作パネル26および画像形成部30、並びに中継搬送装置16の通過センサ70、カール検出センサ80およびガイド機構112等が接続される。さらに、CPU200には、バス202を介して、付設装置である後処理装置102が接続される。
CPU200は、画像形成装置10および画像形成システム100の全体的な制御を司る。RAM204は、CPU200のワーキング領域およびバッファ領域として用いられる。ROM206は、画像形成装置10のプログラムおよび各種情報についてのデフォルト値を記憶する。HDD208は、画像形成装置10の主記憶装置であり、画像読取部24で読み取った画像データ(スキャン画像データ)および外部コンピュータから送信された画像データ等を保存する。
通過センサ70は、第1通過センサ70a、第2通過センサ70bおよび第3通過センサ70cを含む。CPU200は、通過センサ70から入力される光センサ74のオン-オフ情報に基づき、用紙の通過(位置)を検知する。カール検出センサ80は、下カール検出センサ80aおよび上カール検出センサ80bを含む。CPU200は、カール検出センサ80から入力される光センサ88のオン-オフ情報に基づき、カールの有無および方向を含む用紙のカール情報を検知する。ガイド機構112は、上ガイド機構112xおよび下ガイド機構112yを含む。CPU200は、後述のように、用紙のカール情報に応じてガイド機構112を制御し、受け渡しガイド110のガイド片116に補助搬送路L4を適宜形成させる。
続いて、図10〜図13を参照して、このような画像形成装置10において、用紙がカールしている場合の受け渡しガイド110の動作の一例について説明する。図10および図11は、用紙が下カールしているときの受け渡しガイド110の動作を示す図解図である。
図10(A)に示すように、第3用紙搬送路L3を搬送される用紙が無い場合または用紙がカールしていない場合などの通常時には、受け渡しガイド110は、ガイド片116が第3用紙搬送路L3に突出しない退避位置に控えている。
一方、第3用紙搬送路L3を搬送される用紙が下向きにカールしているときには、先ず、図10(B)に示すように、下ガイド機構112yのモータ132yを駆動することで、下ガイド110yを下流側規制位置に移動させ、ガイド片116yを第3用紙搬送路L3内に突出させる。下ガイド110yを下流側規制位置に移動させるタイミングは、用紙の先端がガイド片116yに到達する前であることが好ましく、この実施例では、用紙の先端が第3通過センサ70cを通過するのと同時のタイミングとされる。
その後、図10(C)に示すように、上ガイド機構112xのモータ132xを駆動することで、上ガイド110xを上流側規制位置に移動させ、ガイド片116xを第3用紙搬送路L3内に突出させる。上ガイド110xを上流側規制位置に移動させるタイミングは、用紙の先端がガイド片116xを通過した後であることが好ましく、この実施例では、用紙の先端が下ガイド110yのガイド片116yを通過した直後のタイミングとされる。
以上の動作により、下ガイド110yのガイド片116yが上ガイド110xのガイド片116xよりも用紙搬送方向下流側に位置し、かつ両ガイド片116の先端部が上下方向において互いに重なり合う位置となり、第4搬送ローラ(排紙ローラ)68dの用紙搬送方向下流側において、斜め上方向に延びる補助搬送路L4が形成される。つまり、用紙搬送方向に対して用紙のカール方向と反対向きに傾斜する補助搬送路L4が受け渡し部62に形成される。
図11に示すように、一対の受け渡しガイド110によって斜め上方向に延びる補助搬送路L4が形成されることで、下向きにカールする用紙は、斜め上方向に向けて送り出される。これにより、下向きにカールする用紙の先端部の角度が用紙搬送方向に近くなるので、画像形成装置10から後処理装置102の受け入れガイド104aに用紙を滑らかに受け渡しすることが可能となる。
図12および図13は、用紙が上カールしているときの受け渡しガイド110の動作を示す図解図である。この際の受け渡しガイド110の動作は、下ガイド110yの動作と上ガイド110xの動作とが逆となる以外は、用紙が下カールしているときの動作と同様であるので、簡単な説明に留めるものとする。
図12(A)に示すように、通常時には、受け渡しガイド110は、ガイド片116が第3用紙搬送路L3に突出しない退避位置に控えている。一方、第3用紙搬送路L3を搬送される用紙が上向きにカールしているときには、先ず、図12(B)に示すように、用紙の先端が第3通過センサ70cを通過するのと同時のタイミングで、上ガイド110xを下流側規制位置に移動させ、ガイド片116xを第3用紙搬送路L3内に突出させる。その後、図12(C)に示すように、用紙の先端が上ガイド110xのガイド片116xを通過した直後のタイミングで、下ガイド110yを上流側規制位置に移動させ、ガイド片116yを第3用紙搬送路L3内に突出させる。以上の動作により、上ガイド110xのガイド片116xが下ガイド110yのガイド片116yよりも用紙搬送方向下流側に位置し、かつ両ガイド片116の先端部が上下方向において互いに重なり合う位置となり、第4搬送ローラ68dの用紙搬送方向下流側において、斜め下方向に延びる補助搬送路L4が形成される。
図13に示すように、一対の受け渡しガイド110によって斜め下方向に延びる補助搬送路L4が形成されることで、上向きにカールする用紙は、斜め下方向に向けて送り出される。これにより、上向きにカールする用紙の先端部の角度が用紙搬送方向に近くなるので、画像形成装置10から後処理装置102の受け入れガイド104aに用紙を滑らかに受け渡しすることが可能となる。
なお、一対の受け渡しガイド110は、必ずしも時間差をつけて動作させる必要はなく、たとえば用紙の先端が第3通過センサ70cを通過するタイミングで、同時に移動させることもできる。ただし、補助搬送路L4を形成したことによる用紙詰まりの発生を考慮すると、用紙搬送方向下流側に配置される一方の受け渡しガイド110を移動させた後に、用紙搬送方向上流側に配置される他方の受け渡しガイド110を移動させることが好ましい。すなわち、用紙搬送方向上流側に配置される他方の受け渡しガイド110は、用紙の先端が到達する前に一方の受け渡しガイド110と同時に移動させるのではなく、用紙の先端が他方の受け渡しガイド110のガイド片116を通過した後に移動させることが好ましい。
画像形成装置10の上述のような動作は、CPU200がRAM204に読み出されて記憶された制御プログラムを実行することによって実現される。具体的な処理については、後でフロー図を用いて説明する。
図14は、図9に示したRAM204のメモリマップ300の一例を示す図解図である。図14に示すように、RAM204は、プログラム記憶領域302およびデータ記憶領域304を含む。プログラム記憶領域302には、画像形成装置10を制御するための制御プログラムが記憶される。制御プログラムは、操作検出プログラム302a、画像読取プログラム302b、画像形成プログラム302c、カール検知プログラム302dおよびガイド制御プログラム302eなどを含む。
操作検出プログラム302aは、ユーザによって操作された操作パネル26からの操作入力を検出するためのプログラムである。たとえば、操作入力は、コピーボタンなどの各種の操作ボタンを操作したことに応じて入力される操作データ、およびタッチパネルを操作(タッチ)したことに応じて入力されるタッチ座標データである。
画像読取プログラム302bは、画像読取部24の動作を制御して、原稿載置台18に載置された対象物またはADF22から搬送された対象物の画像を読み取って画像データ(スキャン画像データ)を生成するためのプログラムである。
画像形成プログラム302cは、画像形成部30の動作を制御して、画像データに対応する画像を記録紙(用紙)などに印刷するためのプログラムである。
カール検知プログラム302dは、カール検出センサ80および通過センサ70の状態に基づいて、カールの有無および向きを含む用紙のカール情報(カール状態)を検知するためのプログラムである。
ガイド制御プログラム302eは、用紙がカールしているときに、所定のタイミングでガイド機構112を制御して、受け渡しガイド110のガイド片116に補助搬送路L4を形成させるためのプログラムである。
また、データ記憶領域304には、操作入力データバッファ304a、画像データバッファ304b、カール検知データバッファ304cおよびタイマ304dが設けられる。
操作入力データバッファ304aは、操作パネル26からの操作入力を一時記憶するためのバッファである。画像データバッファ304bは、画像読取部24で読み取った画像データおよび外部コンピュータから送信された画像データ等を一時記憶するためのバッファである。
カール検知データバッファ304cは、カールの検知および判定に用いられるフラグ等を一時記憶するためのバッファである。タイマ304dは、受け渡しガイド110の動作タイミングを計るためのタイマであり、第3通過センサ70cがオン状態になるとカウントを開始する。
なお、図示は省略するが、プログラム記憶領域302には、画像形成装置10の機能を実行するための他のプログラムも適宜記憶される。また、データ記憶領域304には、制御プログラムの実行に必要な他のデータが記憶されたり、制御プログラムの実行に必要な他のタイマおよびフラグが設けられたりする。
図15は、画像形成装置10におけるカール検知処理の一例を示すフロー図である。ここでは、下カール検出センサ80aおよび第1通過センサ70aの状態に基づいて、用紙の下カールを検知する処理の一例を示す。なお、用紙の上カールは、下カールの場合と同様にして、上カール検出センサ80bおよび第2通過センサ70bの状態に基づいて検知するので、説明は省略する。
図15に示すように、たとえばユーザによってコピーボタンが押される等してジョブが開始されると、先ず、ステップS1において、下カール検知フラグを0とする。すなわち、CPU200は、用紙が下向きにカールしていることを示す下カール検知フラグをリセットする。
次のステップS3では、下カール検出センサ80aがオンされたか否かを判断する。ステップS3で“YES”の場合、すなわち、下カール検出センサ80aがオンに変化したときには、用紙が下カールしていると判断してステップS5に進む。ステップS5では、下カール検知フラグを1にしてステップS9に進む。
一方、ステップS3で“NO”の場合、すなわち、下カール検出センサ80aがオフのままであるときには、ステップS7に進む。ステップS7では、第1通過センサ70aがオンされたか否かを判断する。ステップS7で“NO”の場合、すなわち、第1通過センサ70aがオフのままであるときには、ステップS3に戻る。また、ステップS7で“YES”の場合、すなわち、下カール検出センサ80aがオフのまま、第1通過センサ70aがオンに変化したときには、カールは無いと判断してステップS9に進む。
ステップS9では、下カール検知フラグリセットが1であるか否かを判断する。すなわち、CPU200は、下カール検知フラグをリセットする指示があるか否かを判断する。ステップS9で“NO”の場合、すなわち、下カール検知フラグをリセットする指示が無い場合には、指示があるまで下カール検知フラグをそのまま保持する。一方、ステップS9で“YES”の場合、すなわち、下カール検知フラグをリセットする指示がある場合には、ステップS11に進み、下カール検知フラグリセットおよび下カール検知フラグをリセットする。
次のステップS13では、次ジョブがあるか否かを判断する。ステップS13で“YES”の場合、すなわち、次ジョブがある場合には、ステップS3に戻る。一方、ステップS13で“NO”の場合、すなわち、次ジョブがない場合には、このカール検知処理を終了する。
図16は、画像形成装置10におけるガイド制御の全体処理の一例を示す。図17は、図16のステップS27で実行するカール判定処理の一例を示すフロー図である。図18は、図16のステップS29で実行する受け渡しガイドの移動処理の一例を示すフロー図である。
図16に示すように、たとえばユーザによってコピーボタンが押される等してジョブが開始されると、CPU200は、先ず、ステップS21において、フラグおよびタイマ等の各値を初期化(リセット)する。次のステップS23では、第3通過センサ70cがオンされたか否かを判断する。ステップS23で“NO”の場合、すなわち、第3通過センサ70cがオフのままであるときには、そのまま第3通過センサ70cがオンになるまで待つ。一方、ステップS23で“YES”の場合、すなわち、第3通過センサ70cがオンに変化したときには、用紙の先端が第3通過センサ70cの検出位置まで到達したと判断して、ステップS25に進む。ステップS25では、タイマ304dのカウントを開始する。
次のステップS27では、カール判定処理を行う。このステップS27では、図17に示すように、カール検知フラグの状態に基づき、カールの有無および向きを判定するカール判定を行う。ここでは先ず、ステップS41において、下カール検知フラグが1であるか否かを判断する。ステップS41で“YES”の場合、すなわち、下カール検知フラグが1であるときには、ステップS43で下カール判定を1に設定してステップS49に進む。一方、ステップS41で“NO”の場合、すなわち、下カール検知フラグが0であるときには、ステップS45に進む。
ステップS45では、上カール検知フラグが1であるか否かを判断する。ステップS45で“YES”の場合、すなわち、上カール検知フラグが1であるときには、ステップS47で上カール判定を1に設定してステップS49に進む。一方、ステップS45で“NO”の場合、すなわち、上カール検知フラグが0であるときには、そのままステップS49に進む。
ステップS49では、下カール検知フラグリセットおよび上カール検知フラグリセットを1に設定する。すなわち、CPU200は、下カール検知フラグおよび上カール検知フラグをリセットする指示を出し、図16に示すガイド制御の全体処理にリターンする。
図16に戻って、次のステップS29では、受け渡しガイド110の移動処理を行う。このステップS29では、図18に示すように、カールの有無および方向に基づいて、受け渡しガイド110の移動制御を行う。ここでは先ず、ステップS51において、下カール判定が1であるか否かを判断する。
ステップS51で“YES”の場合、すなわち、用紙が下カールしていると判定したときには、ステップS53に進む。ステップS53では、下ガイド機構112yのモータ132yを駆動させる制御信号を出力して、下ガイド110yを下流側規制位置に移動させる。次のステップS55では、タイマ304dのカウントが所定値に達したか否かを判定する。ここでの所定値は、用紙の先端が第3通過センサ70cの位置から下ガイド110yのガイド片116yを通過するのに要する時間である。ステップS55で“NO”の場合、すなわち、用紙の先端が下ガイド110yのガイド片116yをまだ通過していないときは、そのままタイマ304dのカウントが所定値に達するまで待つ。一方、ステップS55で“YES”の場合、ステップS57に進む。ステップS57では、上ガイド機構112xのモータ132xを駆動させる制御信号を出力して、上ガイド110xを上流側規制位置に移動させる。すなわち、CPU200は、用紙の先端が下ガイド110yのガイド片116yを通過した直後のタイミングとなったときに、上ガイド110xを上流側規制位置に移動させる。これにより、用紙が下カールしている場合の受け渡しガイド110の配置移動が終了するので、図16に示すガイド制御の全体処理にリターンする。
一方、ステップS51で“NO”の場合、すなわち、用紙は下カールしていないと判定したときには、ステップS59に進む。ステップS59では、上カール判定が1であるか否かを判断する。ステップS59で“YES”の場合、すなわち、用紙が上カールしていると判定したときには、ステップS61に進む。ステップS61では、上ガイド機構112xのモータ132xを駆動させる制御信号を出力して、上ガイド110xを下流側規制位置に移動させる。次のステップS63では、タイマ304dのカウントが所定値に達したか否かを判定する。ステップS63で“NO”の場合、そのままタイマ304dのカウントが所定値に達するまで待つ。一方、ステップS63で“YES”の場合、ステップS65に進み、下ガイド機構112yのモータ132yをさせる制御信号を出力して、下ガイド110yを上流側規制位置に移動させる。すなわち、CPU200は、用紙の先端が上ガイド110xのガイド片116xを通過した直後のタイミングとなったときに、下ガイド110yを上流側規制位置に移動させる。これにより、用紙が上カールしている場合の受け渡しガイド110の配置移動が終了するので、図16に示すガイド制御の全体処理にリターンする。
また、ステップS59で“NO”の場合、すなわち、用紙は下カールも上カールもしていないと判定したときには、受け渡しガイド110を移動させることなく、図16に示すガイド制御の全体処理にリターンする。
図16に戻って、ステップS29の受け渡しガイド110の移動処理が終了すると、次のステップS31では、第3通過センサ70cがオフされたか否かを判断する。ステップS31で“NO”の場合、すなわち、第3通過センサ70cがオンのままであるときには、そのまま第3通過センサ70cがオフになるまで待つ。一方、ステップS31で“YES”の場合、すなわち、第3通過センサ70cがオフに変化したときには、用紙の後端が第3通過センサ70cの検出位置を通過したと判断して、ステップS33に進む。
ステップS33では、受け渡しガイド110を退避位置へ移動させる。すなわち、CPU200は、上ガイド機構112xのモータ132xおよび下ガイド機構112yのモータ132yを駆動させる制御信号を出力して、上ガイド110xおよび下ガイド110yを初期位置である退避位置に戻す。
次のステップS35では、次ジョブがあるか否かを判断する。ステップS35で“YES”の場合、すなわち、次ジョブがある場合には、ステップS21に戻る。一方、ステップS35で“NO”の場合、すなわち、次ジョブがない場合には、このガイド制御の全体処理を終了する。
以上のように、この第1実施例によれば、用紙がカールしているときに、用紙のカール方向と反対向きに傾斜する補助搬送路L4を一対の受け渡しガイド110によって形成するので、後処理装置102に用紙を受け渡すときの用紙先端部の角度を用紙搬送方向に合わせることができる。したがって、用紙がカールしているときでも、画像形成装置10から後処理装置102に用紙を適切に受け渡すことができ、紙詰まり等の不具合の発生を防止できる。
[第2実施例]
次に、図19を参照して、この発明の第2実施例である画像形成装置10について説明する。上述の第1実施例とこの第2実施例とでは、受け渡しガイド110のガイド片116の形状が異なる。これ以外は第1実施例と同じであるため、上述の第1実施例と共通する部分については、同じ参照番号を付し、重複する説明は省略または簡略化する。
図19に示すように、この第2実施例では、受け渡しガイド110のガイド片116は、棒型のリブ状に形成され、用紙搬送方向に延び、かつ用紙搬送方向と直交する方向に所定の間隔で並ぶように配置される。
そして、用紙が下カールしているときには、図19(A)に示すように、受け渡しガイド110は、下ガイド110yのガイド片116yが上ガイド110xのガイド片116xよりも用紙搬送方向下流側に位置し、かつ両ガイド片116の先端部が上下方向において互いに重なり合う位置となるように移動され、第4搬送ローラ68dの用紙搬送方向下流側において、斜め上方向に延びる補助搬送路L4が形成される。一方、用紙が上カールしているよきには、図19(B)に示すように、上ガイド110xのガイド片116xが下ガイド110yのガイド片116yよりも用紙搬送方向下流側に位置し、かつ両ガイド片116の先端部が上下方向において互いに重なり合う位置となるように移動され、第4搬送ローラ68dの用紙搬送方向下流側において、斜め下方向に延びる補助搬送路L4が形成される。なお、この場合も、用紙搬送方向下流側に配置される一方の受け渡しガイド110を移動させた後に、用紙搬送方向上流側に配置される他方の受け渡しガイド110を移動させることが好ましい。
第2実施例においても、第1実施例と同様の作用効果を奏し、用紙がカールしている場合でも、画像形成装置10から後処理装置102に用紙を適切に受け渡すことができるので、紙詰まり等の不具合の発生を防止できる。
ただし、受け渡しガイドの形状および移動機構などの具体的態様は、排紙ローラの用紙搬送方向下流側において用紙のカール方向と反対向きに傾斜する補助搬送路を形成できるものであれば、上述の第1実施例および第2実施例の態様に限定されず、適宜変更可能である。
たとえば、上述の実施例では、一対の受け渡しガイド110は、個別の2つのモータ132を用いて駆動しているが、共通する1つのモータで駆動する構成としてもよい。
また、一対の受け渡しガイドによって補助搬送路を形成するときには、必ずしも上ガイドおよび下ガイドの双方を移動させる必要はなく、一方のガイドのみを移動させるだけでもよい。すなわち、用紙が下カールしているときには、下ガイドを下流側規制位置に移動させるだけでもよく、用紙が上カールしているときには、上ガイドを下流側規制位置に移動させるだけでもよい。
また、上述の実施例では、受け渡しガイド110を退避位置から用紙搬送方向に対して斜め方向に移動させることで、上流側または下流側の規制位置に変位させているが、受け渡しガイドは、支点を中心に回動させることで退避位置と規制位置とに変位可能としてもよい。
さらに、上述の実施例では、受け渡しガイド110は、上カールおよび下カールの双方の用紙に対応できる構成としたが、発生するカールの方向が装置特性によって一方向に決まっている場合は、その方向のみに対応できる構成としてもよい。また、カールの方向が一方向に決まっている画像形成装置の場合は、少なくともカールの有無を検知できれば、必ずしもカールの方向まで検知する必要はない。すなわち、カールの有無に応じて、所定の規制位置に受け渡しガイドを移動させるようにすればよい。さらに、カールの方向が一方向に決まっている画像形成装置の場合は、一対の受け渡しガイドの内、一方のガイドのみを移動可能として互いの相対位置を変化させてもよく、他方のガイドはガイドプレート等によって移動不可に構成されていてもよい。
さらにまた、上述の実施例では、カールの有無および方向を検知するようにしたが、カールの大きさも検知するようにし、カールの大きさに応じて、受け渡しガイドに形成させる補助搬送路の傾斜角度を変更することもできる。
また、上述の実施例では、カール検出センサ80を用いて用紙のカール情報を直接検出するようにしたが、カール情報は、印刷条件に基づいて推定することで検知してもよい。たとえば、湿度および用紙の種類などに基づいてカールの有無を検知することができる。
[第3実施例]
続いて、図20を参照して、この発明の第3実施例である画像形成装置について説明する。この第3実施例の画像形成装置は、発生するカールの方向が一方向のみである装置特性を有する画像形成装置であって、装置本体内に設けられる湿度センサ(図示せず)で検出された機内湿度に基づいてカールの有無を検知する。そして、カールがある場合には、一対の受け渡しガイドの相対位置を変化させて、用紙のカール方向と反対向きに傾斜する補助搬送路を形成する。これ以外は第1実施例と同じであるため、図20ではガイド制御の全体処理の一例を示し、重複した説明については省略または簡略化することにする。
図20に示すように、この第3実施例では、ジョブが開始されると、画像形成装置のCPUは、ステップS71において、湿度センサから機内湿度データを取得する。次のステップS73では、機内湿度が所定値(たとえば70%)以上であるか否かを判断する。つまり、CPUは、用紙にカールが発生しているか否かを機内湿度に基づき判断する。
ステップS73で“YES”の場合、すなわち、機内湿度が所定値以上の場合には、用紙にカールが発生していると判断して、ステップS75に進む。ステップS75では、受け渡しガイドの移動制御を実行する。すなわち、予め設定されたタイミングで一対の受け渡しガイドを所定の規制位置に移動させて、補助搬送路を形成する。一方、ステップS73で“NO”の場合、すなわち、機内湿度が所定値未満の場合には、用紙にカールが発生していないと判断して、ステップS77に進む。ステップS77では、受け渡しガイドの移動制御を不実行とする。すなわち、受け渡しガイドを退避位置のままとして移動させることなく、用紙を後処理装置に送り出す。
第3実施例においても、第1実施例と同様の作用効果を奏し、用紙がカールしている場合でも、画像形成装置から後処理装置に用紙を適切に受け渡すことができるので、紙詰まり等の不具合の発生を防止できる。
なお、上述の実施例では、中継搬送装置16に受け渡し部62を設けたが、画像形成装置は、必ずしも中継搬送装置を備える必要はなく、排紙ローラおよび受け渡しガイド等を備える受け渡し部は、装置本体に設けられていてもよい。また、画像形成装置に付設される付設装置は、中継搬送装置であってもよい。つまり、排紙ローラと一対の受け渡しガイドとを備える受け渡し部は、中継搬送装置に対して用紙を受け渡すものであってもよい。
また、上で挙げた具体的な数値および部品形状などは、いずれも単なる一例であり、製品の仕様などの必要に応じて適宜変更可能である。
10 …画像形成装置
12 …装置本体
14 …画像読取装置
16 …中継搬送装置
30 …画像形成部
62 …受け渡し部
64 …ペーパーガイド
68d …第4搬送ローラ(排紙ローラ)
70 …通過センサ
80 …カール検出センサ
100 …画像形成システム
102 …後処理装置(付設装置)
110 …受け渡しガイド
112 …ガイド機構
116 …ガイド片
L4 …補助搬送路

Claims (5)

  1. 付設装置に対して画像形成済みの用紙を受け渡す受け渡し部を備える画像形成装置であって、
    カールの有無を含む前記用紙のカール情報を検知するカール検知部、
    前記受け渡し部に設けられる排紙ローラ、
    互いの相対位置を変化可能に前記受け渡し部に設けられる一対の受け渡しガイド、および
    前記カール検知部によって前記用紙にカールが発生していることが検知されたとき、前記排紙ローラの用紙搬送方向下流側に前記用紙のカール方向と反対向きに傾斜する補助搬送路が形成されるように、前記一対の受け渡しガイドの相対位置を変化させるガイド制御部を備える、画像形成装置。
  2. 前記ガイド制御部は、前記一対の受け渡しガイドに前記補助搬送路を形成させるとき、当該一対の受け渡しガイドのうち、用紙搬送方向下流側に配置される一方のガイドを移動させた後、用紙搬送方向上流側に配置される他方のガイドを移動させる、請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記付設装置は、後処理装置であって、
    前記画像形成装置は、装置本体と、前記装置本体から排出された前記用紙を前記後処理装置まで中継して搬送する中継搬送装置とを含み、
    前記排紙ローラと前記一対の受け渡しガイドとを備える前記受け渡し部は、前記中継搬送装置に設けられる、請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 付設装置に対して画像形成済みの用紙を受け渡す受け渡し部、前記受け渡し部に設けられる排紙ローラ、および互いの相対位置を変化可能に前記受け渡し部に設けられる一対の受け渡しガイドを備える画像形成装置の制御プログラムであって、
    前記画像形成装置のプロセッサに、
    カールの有無を含む前記用紙のカール情報を検知するカール検知ステップ、および
    前記カール検知ステップによって前記用紙にカールが発生していることが検知されたとき、前記排紙ローラの用紙搬送方向下流側に前記用紙のカール方向と反対向きに傾斜する補助搬送路が形成されるように、前記一対の受け渡しガイドの相対位置を変化させるガイド制御ステップを実行させる、制御プログラム。
  5. 付設装置に対して画像形成済みの用紙を受け渡す受け渡し部、前記受け渡し部に設けられる排紙ローラ、および互いの相対位置を変化可能に前記受け渡し部に設けられる一対の受け渡しガイドを備える画像形成装置の制御方法であって、
    カールの有無を含む前記用紙のカール情報を検知するステップ、および
    前記用紙にカールが発生していることが検知されたとき、前記排紙ローラの用紙搬送方向下流側に前記用紙のカール方向と反対向きに傾斜する補助搬送路が形成されるように、前記一対の受け渡しガイドの相対位置を変化させるステップを含む、制御方法。
JP2018082721A 2018-04-24 2018-04-24 画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法 Pending JP2019189389A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018082721A JP2019189389A (ja) 2018-04-24 2018-04-24 画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法
CN201910314352.7A CN110398887A (zh) 2018-04-24 2019-04-18 图像形成装置、记录介质及控制方法
US16/389,474 US20190324394A1 (en) 2018-04-24 2019-04-19 Image forming apparatus, recording medium, and control method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018082721A JP2019189389A (ja) 2018-04-24 2018-04-24 画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019189389A true JP2019189389A (ja) 2019-10-31

Family

ID=68237729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018082721A Pending JP2019189389A (ja) 2018-04-24 2018-04-24 画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20190324394A1 (ja)
JP (1) JP2019189389A (ja)
CN (1) CN110398887A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7435012B2 (ja) 2020-02-24 2024-02-21 セイコーエプソン株式会社 媒体搬送装置、記録装置、記録システム

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5084731A (en) * 1990-12-24 1992-01-28 Eastman Kodak Company Sheet decurling mechanism and method
JP2005309062A (ja) * 2004-04-21 2005-11-04 Canon Inc 定着装置
US8544386B2 (en) * 2006-09-12 2013-10-01 Xerox Corporation Interposer having decurler
JP2010163248A (ja) * 2009-01-15 2010-07-29 Murata Machinery Ltd 中継ユニット
US8886111B2 (en) * 2012-02-13 2014-11-11 Xerox Corporation Quad-roll media curling apparatus, systems, and methods
JP6304137B2 (ja) * 2015-06-18 2018-04-04 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 カール矯正装置およびこれを備える画像形成装置
US10001740B2 (en) * 2015-07-16 2018-06-19 Sharp Kabushiki Kaisha Curl correcting apparatus and image forming apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7435012B2 (ja) 2020-02-24 2024-02-21 セイコーエプソン株式会社 媒体搬送装置、記録装置、記録システム

Also Published As

Publication number Publication date
CN110398887A (zh) 2019-11-01
US20190324394A1 (en) 2019-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013237555A (ja) 折り装置、後処理装置及び画像形成装置
EP2538278B1 (en) Image forming apparatus
JP2010128364A (ja) 画像形成装置
JP6083953B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP4250918B2 (ja) 画像形成装置および方法
CN103287879B (zh) 后处理装置及图像形成装置
JP2019189389A (ja) 画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法
WO2015037666A1 (ja) 画像形成装置
JP4647463B2 (ja) 画像形成装置
JP2019206411A (ja) 用紙位置検出装置、用紙搬送装置および画像形成装置
JP4493477B2 (ja) 画像形成装置、その補充用紙表示方法及びその方法をコンピュータに実行させるためのプログラム
CN113726970A (zh) 图像形成系统
JP2021131246A (ja) 画像形成装置および表面状態判定方法
JP6614911B2 (ja) 画像読取装置、画像形成装置、原稿サイズ検出プログラムおよび原稿サイズ検出方法
JP7399384B2 (ja) シート載置装置、シート給送装置及び画像形成装置
JP2014059471A (ja) 画像形成装置
JP2019153983A (ja) シート搬送装置、画像読取装置および画像形成装置
JP7356386B2 (ja) 画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法
JP2011195266A (ja) 画像形成装置
JP4211302B2 (ja) 画像形成装置
JP6601252B2 (ja) 画像形成装置
JP6568730B2 (ja) 用紙搬送装置および画像形成装置
JP2022049871A (ja) 画像形成装置
JP6249107B2 (ja) シート後処理装置及びそれを備えた画像形成システム
JP6041792B2 (ja) シート検出装置、画像処理装置、シート検出方法