JP2019188952A - 洗車機 - Google Patents

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Abstract

【課題】泡洗浄を含む洗車の洗車時間を短縮できる洗車機を提供する。【解決手段】トップブラシ5及びサイドブラシ6よりも入口面2a側に配される第1洗浄ノズル11、12と、トップブラシ5の回転中心よりも出口面2b側に配される第2洗浄ノズル13、14と、トップブラシ5及びサイドブラシ6よりも出口面2b側に配される泡ノズル18と、トップブラシ5及びサイドブラシ6よりも入口面2a側に配される液剤ノズル17とを備え、泡洗浄コースの第1往路工程ではトップブラシ5及びサイドブラシ6が回転し、第1洗浄ノズル11、12から高圧の洗浄水を噴射して泡ノズル18から泡状の洗剤を噴射する。第1復路工程ではトップブラシ5及びサイドブラシ6が回転し、第2洗浄ノズル13、14から高圧の洗浄水を噴射して液剤ノズル17からワックス等の液剤を噴射し、泡ノズル18及び第1洗浄ノズル11、12による噴射を停止した。【選択図】図4

Description

本発明は、泡状の洗剤による洗浄を行う洗車機に関する。
泡状の洗剤による洗浄を行う洗車機は特許文献1に開示されている。この洗車機は被洗浄車両に対して前後方向に移動する門型の洗車機本体を備えている。洗車機本体には回転ブラシ及びブロアが設けられる。回転ブラシはトップブラシ及びサイドブラシから成り、被洗浄車両に回転摺動して洗浄を行う。ブロアは送風により被洗浄車両の乾燥を行う。
また、洗車機本体には複数の噴射ノズルが設けられる。噴射ノズルは洗浄ノズル、液剤ノズル、泡ノズルを有している。洗浄ノズルは洗車機本体の入口面側の端部及び回転ブラシと出口面との間に配され、洗浄水を噴射する。液剤ノズルは洗車機本体の入口面と回転ブラシとの間に配され、ワックスを噴射する。また、液剤ノズルは液状の洗剤を噴射可能になっている。泡ノズルは洗車機本体の出口面側の端部に配され、泡状の洗剤を噴射する。また、泡ノズルは洗浄水を噴射可能になっている。
上記構成の洗車機において、洗車が開始されると洗車機本体が被洗浄車両の後方に向かって進行する第1往路工程が行われる。第1往路工程では回転ブラシが回転し、洗浄ノズル及び泡ノズルから洗浄水を噴射して液剤ノズルから液状の洗剤を噴射する。これにより、液状の洗剤による洗浄が行われる。
被洗浄車両の後面まで洗浄されると、洗車機本体が反転して第1復路工程が行われる。第1復路工程では回転ブラシが回転し、回転ブラシに先行する泡ノズルから泡状の洗剤を噴射する。これにより、泡状の洗剤による洗浄が行われる。
被洗浄車両の後面まで洗浄されると、洗車機本体が反転して第2往路工程が行われる。第2往路工程では回転ブラシが回転し、液剤ノズルからワックスを噴射して泡ノズルから洗浄水を噴射する。これにより、洗車機本体の表面にワックスの塗布膜が形成される。回転ブラシに後行する泡ノズルから噴射される洗浄水により余剰のワックスが洗い流される。
被洗浄車両の前面までワックスが塗布されると、洗車機本体が反転して第2復路工程が行われる。第2復路工程ではブロアを駆動して送風し、被洗浄車両を乾燥させる。これにより、泡洗浄を含む洗車が完了し、被洗浄車両は後退して退出する。
特開平08−332927号公報(第3頁〜第7頁、第1図)
しかしながら上記従来の洗車機によると、泡洗浄及びワックスの塗布を含む洗車を行うために洗車機本体が2往復する。このため、洗車時間が長くなる問題があった。
また、被洗浄車両が前進して退出するドライブスルー式の洗車機では、洗車終了時に洗車機本体が被洗浄車両の後方に配置される。このため、例えば第2往路工程で洗浄水によるすすぎ洗いが行われる。そして、第2復路工程でワックスを塗布し、第3往路工程で乾燥が行われる。これにより、洗車機本体が2.5往復し、洗車時間がより長くなる問題があった。
本発明は、泡洗浄を含む洗車の洗車時間を短縮できる洗車機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、一対のスタンド部の上端を天井部により連結して前後方向に移動する門型の洗車機本体と、被洗浄車両の上面に摺動するトップブラシと、被洗浄車両の側面に摺動するサイドブラシと、前記洗車機本体に配される複数の噴射ノズルと、高圧水を供給する高圧給水経路と、低圧水を供給する低圧給水経路とを備え、被洗浄車両を泡状の洗剤により洗浄する泡洗浄コースを設けた洗車機において、
前記噴射ノズルが、前記高圧給水経路または前記低圧給水経路に接続して洗浄水を噴射するとともに前記トップブラシ及び前記サイドブラシよりも前記洗車機本体の入口面側に配される第1洗浄ノズルと、前記高圧給水経路に接続して洗浄水を噴射するとともに前記トップブラシの回転中心よりも前記洗車機本体の出口面側に配される第2洗浄ノズルと、前記低圧給水経路または前記高圧給水経路に接続して泡状の洗剤を噴射するとともに前記トップブラシ及び前記サイドブラシよりも前記出口面側に配される泡ノズルと、前記低圧給水経路に接続してワックスまたはコーティング剤から成る液剤を噴射するとともに前記トップブラシ及び前記サイドブラシよりも前記入口面側に配される液剤ノズルとを有し、
前記泡洗浄コースの第1往路工程で前記トップブラシ及び前記サイドブラシが回転して前記第1洗浄ノズル及び前記泡ノズルによる噴射を行い、第1復路工程で前記トップブラシ及び前記サイドブラシが回転して前記第2洗浄ノズル及び前記液剤ノズルによる噴射を行うとともに前記泡ノズル及び前記第1洗浄ノズルによる噴射を停止することを特徴としている。
この構成によると、第1往路工程ではトップブラシ及びサイドブラシに先行する第1洗浄ノズルから噴射される洗浄水によって被洗浄車両を予備洗いする。第1洗浄ノズルの洗浄水で濡れた被洗浄車両はトップブラシ及びサイドブラシにより洗浄される。また、トップブラシ及びサイドブラシに後行する泡ノズルから噴射される泡状の洗剤によって被洗浄車両が覆われる。
第1復路工程では第2洗浄ノズルから洗浄水を噴射してトップブラシ及びサイドブラシが回転し、泡状の洗剤のすすぎ洗いが行われる。また、トップブラシ及びサイドブラシに後行する液剤ノズルから噴射される液剤の塗布膜が被洗浄車両の表面に形成される。この時、第2洗浄ノズルと液剤ノズルとの間に配されるトップブラシによって、第2洗浄ノズルからの洗浄水が液剤の噴射面上に広がることを防止する。
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記トップブラシの回転中心と前記サイドブラシの回転中心との間に前記第2洗浄ノズルが配されることを特徴としている。
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記第2洗浄ノズルが前記トップブラシの回転径の外縁よりも回転軸側の鉛直面上に配されることを特徴としている。
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記第1洗浄ノズルが前記高圧給水経路に接続されることを特徴としている。
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記噴射ノズルが、前記低圧給水経路に接続して洗浄水を噴射するとともに前記トップブラシの回転中心と前記出口面との間に配される第3洗浄ノズルを有し、前記泡洗浄コースの第1往路工程及び第1復路工程で前記第3洗浄ノズルによる噴射を行うことを特徴としている。
また、本発明は上記構成の洗車機において、被洗浄車両を水洗いする水洗いコースの第1往路工程で前記第1洗浄ノズル及び前記第3洗浄ノズルによる噴射を行うとともに前記第2洗浄ノズルの噴射を停止し、第1復路工程で前記第3洗浄ノズルによる噴射を行うとともに前記第1洗浄ノズル及び前記第2洗浄ノズルの噴射を停止することを特徴としている。
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記洗車機本体の前記入口面側の端部に被洗浄車両の形状を検知する形状センサを備え、前記泡洗浄コース時に第1往路工程の前記第1洗浄ノズルの水量よりも第1復路工程の前記第2洗浄ノズルの水量が多いことを特徴としている。
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記第1洗浄ノズルが左右方向に揺動可能に配されることを特徴としている。
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記第1洗浄ノズル及び前記第2洗浄ノズルを前記スタンド部に配し、前記スタンド部上の前記第2洗浄ノズルの上端が前記第1洗浄ノズルの上端よりも上方に配されることを特徴としている。
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記泡洗浄コースの第1復路工程の前記洗車機本体の移動速度を第1往路工程の前記洗車機本体の移動速度以上にしたことを特徴とことを特徴としている。
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記トップブラシ及び前記サイドブラシよりも前記出口面側に配されて送風により被洗浄車両を乾燥させる送風ノズルを備え、前記泡洗浄コースの第2往路工程で前記トップブラシ及び前記サイドブラシの回転を停止して前記送風ノズルから送風することを特徴としている。
本発明によると、洗浄水を噴射する第1洗浄ノズル及び第2洗浄ノズルと、泡状の洗剤を噴射する泡ノズルと、液剤を噴射する液剤ノズルが設けられる。また、高圧の洗浄水を噴射する第2洗浄ノズルと液剤ノズルとの間にトップブラシが配される。これにより、第1往路工程及び第1復路工程によって被洗浄車両の泡状の洗剤による洗浄と液剤の塗布とを行うことができる。従って、泡洗浄を含む洗車の洗車時間を短縮することができる。
本発明の実施形態の洗車機を示す正面図 本発明の実施形態の洗車機を示す側面図 本発明の実施形態の洗車機の給水経路を示す配管図 本発明の実施形態の洗車機の泡洗浄コースの第1往路工程を示す側面図 本発明の実施形態の洗車機の泡洗浄コースの第1往路工程を示す被洗浄車両の正面図 本発明の実施形態の洗車機の泡洗浄コースの第1復路工程を示す側面図 本発明の実施形態の洗車機の泡洗浄コースの第1復路工程を示す被洗浄車両の正面図 本発明の実施形態の洗車機の泡洗浄コースの第2往路工程を示す側面図 本発明の実施形態の洗車機の水洗いコースの第1往路工程を示す側面図 本発明の実施形態の洗車機の水洗いコースの第1復路工程を示す側面図
<第1実施形態>
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1、図2は第1実施形態の洗車機1を示す正面図及び側面図である。洗車機1は洗車機本体2及びリモートパネル65を備えている。洗車機本体2は左右の対向する2つのスタンド部3と、スタンド部3の上端を連結する天井部4とを有した門型に形成される。
地面G上には左右一対のレール66が敷設され、スタンド部3の底面に設けた車輪2cがレール66上に配される。これにより、洗車機本体2はレール66上に立設し、走行モータ(不図示)の駆動によりレール66上を走行して被洗浄車両70に対して前後方向に移動する。
リモートパネル65は洗車機本体2に対する進入経路Aに沿って配される。リモートパネル65は複数のボタンを有し、洗車条件を設定する。洗車条件として、洗浄方法(水洗い、シャンプー洗い、泡洗浄、ワックス・コーティングの有無等)、装備品(フロントガード、フェンダーポール、サイドアンダーミラー、リアワイパー、ルーフスポイラ、ルーフキャリア等)の有無等を設定することができる。
洗車機本体2の一方のスタンド部3の正面には操作パネル8が配される。操作パネル8はリモートパネル65と同様に洗車条件を設定することができる。
洗車機本体2のスタンド部3の入口面2a側の端部には形状センサ9が設けられる。形状センサ9はスタンド部3に縦方向に並設された複数の光電センサにより形成される。一方のスタンド部3に設けた投光部と他方のスタンド部3に設けた受光部との間を被洗浄車両70が通過して遮光することで被洗浄車両70の側面形状が検出される。形状センサ9を他の超音波センサ等により形成してもよい。
洗車機本体2には被洗浄車両70上に摺動してブラッシングする複数の回転ブラシが設けられる。回転ブラシはトップブラシ5及びサイドブラシ6から成っている。トップブラシ5は天井部4に昇降可能に設けられて水平な回転軸5aで回転し、被洗浄車両70の上面に摺動して洗浄を行う。サイドブラシ6は左右一対設けられて上下に延びる回転軸6aで回転し、被洗浄車両70の前後面及び両側面に摺動して洗浄を行う。
洗車機本体2の上部には気流を発生するブロア20が配される。ブロア20には被洗浄車両70に向けて空気流を送出する複数の送風ノズルが接続される。送風ノズルはトップ送風ノズル21及びサイド送風ノズル22から成っている。
トップ送風ノズル21は天井部4に昇降可能に設けられ、被洗浄車両70の上面及び後面に沿って移動して送風により被洗浄車両70の前面、上面及び後面を乾燥させる。サイド送風ノズル22は両スタンド部3にそれぞれ設けられ、送風により被洗浄車両70の側面を乾燥させる。
一方のスタンド部3内には分配配管部30が設けられる。分配配管部30は複数の貯液タンク31、32(図3参照)を収納し、水道水及び各貯液タンクからの洗剤や液剤を分配する。貯液タンク31には洗剤が貯液され、貯液タンク32にはワックスが貯液される。また、図示しないが、コーティング剤を貯液する貯液タンクも設けられる。
天井部4及びスタンド部3には複数の噴射ノズルが設けられる。噴射ノズルは、洗浄ノズル11〜16、液剤ノズル17、泡ノズル18を有している。
洗浄ノズル11、12(第1洗浄ノズル)はトップブラシ5及びサイドブラシ6よりも洗車機本体2の入口面2a側に配され、水道水の洗浄水を噴射する。洗浄ノズル11は天井部4に設けられ、洗浄ノズル12はスタンド部3に設けられる。本実施形態では洗浄ノズル11、12は入口面2a側の端部に配される。
洗浄ノズル12は上方から順に並設される複数の洗浄ノズル12a、洗浄ノズル12b及び洗浄ノズル12c(図5参照)から成っている。また、洗浄ノズル11は左右方向に揺動可能に形成される。
洗浄ノズル13、14(第2洗浄ノズル)はトップブラシ5の回転軸5aよりも洗車機本体2の出口面2b側に配され、水道水の洗浄水を噴射する。洗浄ノズル13は天井部4に設けられ、洗浄ノズル14はスタンド部3に設けられる。また、洗浄ノズル14は上方から順に並設される複数の洗浄ノズル14a及び洗浄ノズル14b(図7参照)から成っている。
本実施形態では、洗浄ノズル13、14は側面視においてトップブラシ5の回転軸5aとサイドブラシ6の回転軸6aとの間に配される。この時、洗浄ノズル13、14はトップブラシ5の回転径の外縁よりも回転軸5a側の鉛直面上に配される。
洗浄ノズル15、16(第3洗浄ノズル)はトップブラシ5の回転軸5aと出口面2bとの間の天井部4に配され、水道水の洗浄水を噴射する。洗浄ノズル15は側面視においてトップブラシ5の回転軸5aとサイドブラシ6の回転軸6aとの間に配される。洗浄ノズル16はサイドブラシ6の回転径の外縁よりも回転軸6a側の鉛直面上に配される。
詳細を後述するように、洗浄ノズル11〜14は高圧の洗浄水を噴射し、洗浄ノズル15、16は低圧の洗浄水を噴射する。
液剤ノズル17は天井部4に設けられ、ワックスの水溶液を噴射する。液剤ノズル17はトップブラシ5及びサイドブラシ6よりも洗車機本体2の入口面2a側に配される。これにより、トップブラシ5は洗浄ノズル13、14と液剤ノズル17との間に配される。本実施形態では液剤ノズル17は洗車機本体2の入口面2a側の端部に配される。
泡ノズル18は天井部4に設けられ、洗剤の水溶液を発泡させた泡状の洗剤の水溶液を噴射する。泡ノズル18はトップブラシ5及びサイドブラシ6よりも洗車機本体2の出口面2b側であって、出口面2b側の端部に配される。
尚、図示しないが、コーティング剤を噴射する液剤ノズル及び液状の洗剤を噴射するシャンプーノズルが入口面2a側の端部に配される。
図3は各噴射ノズルの給水経路の配管図を示している。洗車機本体2の出口面2bの外側には水道水の洗浄水を貯水する貯水タンク35及び貯水タンク36が設置される。貯水タンク35、36に水道水以外の水(例えば、井戸水、地下水、河川水、回収水)を貯水してもよい。
貯水タンク35内には水ポンプ37が浸漬され、貯水タンク36内には水ポンプ38が浸漬される。水ポンプ37、38は貯水タンク35、36内の水道水を汲み上げる。水ポンプ37の排水側には配管61aが接続され、水ポンプ38の排水側には配管62aが接続される。
配管61aには上流から順にバルブ41、高圧ポンプ39が設けられる。バルブ41は配管61a内の水量を調整し、高圧ポンプ39は洗浄水の水圧を上げて送出する。これにより、配管61aを含む経路は高圧水を供給する高圧給水経路61を形成する。配管61aは高圧ポンプ39の下流で分岐し、一の配管61aにはバルブ42及び電磁弁44を介して洗浄ノズル11、12が接続される。他の配管61aには電磁弁45を介して洗浄ノズル13、14が接続される。
これにより、洗浄ノズル11〜14は高圧給水経路61に接続され、高圧(例えば、2MPa)の洗浄水を噴射する。電磁弁44、45のオンオフによって洗浄ノズル11〜14による噴射の実行及び停止が切り替えられる。また、バルブ42は洗浄ノズル11、12の水量を絞り、洗浄ノズル13、14の水量が洗浄ノズル11、12の水量よりも多くなっている。
配管62aはバルブ43が設けられ、バルブ43の下流で複数に分岐する。バルブ43は配管62a内の水量を調整する。分岐した各配管62aには電磁弁46〜49を介してそれぞれ洗浄ノズル15、16、液剤ノズル17、泡ノズル18が接続される。配管62aを含む経路は高圧ポンプ39が設けられないため高圧給水経路61よりも低圧(例えば、0.2MPa)の低圧水を供給する低圧給水経路62を形成する。これにより、洗浄ノズル15、16、液剤ノズル17、泡ノズル18は低圧給水経路62に接続される。
洗浄ノズル15、16は電磁弁46、47のオンオフによって噴射の実行及び停止が切り替えられ、低圧の洗浄水を噴射する。
液剤ノズル17は電磁弁48のオンオフによって噴射の実行及び停止が切り替えられる。電磁弁48と液剤ノズル17との間にはインジェクタ55が配される。ワックスを貯液する貯液タンク31には、逆止弁53を介してインジェクタ56に接続される吸込部51が浸漬される。
インジェクタ56には配管62aを流通する水によって貯液タンク31の液剤が吸引され、所定の濃度に希釈された液剤が液剤ノズル17に供給される。逆止弁53によって水道水の貯液タンク31への流入が防止される。尚、コーティング剤を噴射する液剤ノズルは液剤ノズル17と同様に接続される。
泡ノズル18は電磁弁49のオンオフによって噴射の実行及び停止が切り替えられる。電磁弁49と泡ノズル18との間にはインジェクタ57及び三方継手58が配される。洗剤を貯液する貯液タンク32には、逆止弁54を介してインジェクタ57に接続される吸込部52が浸漬される。
インジェクタ57には配管62aを流通する水によって貯液タンク32の洗剤が吸引され、所定の濃度に希釈された洗剤が供給される。逆止弁54によって水道水の貯液タンク32への流入が防止される。
三方継手58には逆止弁55を介してエアポンプ40が接続される。エアポンプ40は高圧の圧縮空気を供給し、逆止弁55は空気の逆流を防ぐ。これにより、希釈された洗剤と高圧の空気とが三方継手58で混合され、泡状の洗剤が泡ノズル18に供給される。尚、配管62aはインジェクタ57と三方継手58との間で分岐して液状の洗剤を噴射するシャンプーノズル(不図示)に接続される。
尚、電磁弁49、インジェクタ57及び三方継手58を配管61a上に配し、泡ノズル18を高圧給水経路61に接続してもよい。
上記構成の洗車機1において、被洗浄車両70がリモートパネル65の面前で停車すると洗車条件の設定が行われる。洗車条件を設定した後、ユーザの運転により被洗浄車両70が所定の洗浄開始位置まで移動して停車すると洗車が開始される。
リモートパネル65の操作により、水洗いコース、シャンプーコース、ワックスコース、コーティングコース、泡洗浄コースから成る洗車コースを選択することができる。水洗いコースは回転ブラシを回転して洗浄水を噴射し、被洗浄車両70を水洗いする。シャンプーコースは回転ブラシを回転してシャンプーノズルから液状の洗剤水を噴射し、被洗浄車両70を洗浄する。
ワックスコースはシャンプーコースと同様に被洗浄車両70を洗浄した後、液剤ノズル17により被洗浄車両70にワックスを塗布する。コーティングコースはシャンプーコースと同様に被洗浄車両70を洗浄した後、コーティング剤を塗布する。泡洗浄コースは回転ブラシを回転して水洗いした被洗浄車両70の表面を泡状の洗剤により覆い、洗剤による洗浄及びすすぎ洗いを行った後にワックスを塗布する。
図4〜図8は泡洗浄コースの動作を示している。泡洗浄コースが開始されると図4に示す第1往路工程が行われる。第1往路工程では洗車機本体2が矢印E1に示すように被洗浄車両70の後方に向かって所定の移動速度(例えば、5m/min)で移動する。
この時、トップブラシ5及びサイドブラシ6は回転駆動される。洗浄ノズル11、12は高圧の洗浄水S1を噴射して洗浄ノズル15、16は低圧の洗浄水S2を噴射し、泡ノズル18は泡状の洗剤S3を噴射する。また、洗浄ノズル13、14及び液剤ノズル17の噴射が停止される。入口面2a側の端部に配置される形状センサ9はトップブラシ5及びサイドブラシ6に先行し、被洗浄車両70の形状を検出する。
トップブラシ5及びサイドブラシ6に先行する洗浄ノズル11、12によって被洗浄車両70の予備洗いが行われる。これにより、被洗浄車両70の表面が濡れ、トップブラシ5及びサイドブラシ6の摺動による傷が防止される。
洗浄ノズル11、12はバルブ42によって水量を絞られるため、洗浄水S1の飛散が抑制される。これにより、形状センサ9の検知範囲内に洗浄水S1が飛散することによる車両形状の誤検知を防止することができる。
図5は第1往路工程の被洗浄車両70の正面図を示している。第1往路工程で洗浄ノズル11、12は矢印Rに示すように左右方向に揺動するため、洗浄水S1の水量が少なくても被洗浄車両70の上面全体に洗浄水S1が行き渡る。
また、スタンド部3に配される上端の洗浄ノズル12aの高さH1はセダンタイプやコンパクトカー等の通常の車高(1500mm以下)の被洗浄車両70の側面上端に洗浄水S1が当たる範囲に設定される。
これにより、頻度の高い通常の車高を有した被洗浄車両70に対し、水量が少なくても側面全体に十分な量の高圧の洗浄水S1を当てることができる。このため、予備洗いを確実に行うことができる。車高の高い被洗浄車両70に対しては予備洗いの洗浄力が低下するが、洗浄ノズル11から噴射される洗浄水が側面を流下するため傷を防止できる。
尚、洗浄ノズル11、12を低圧給水経路62に接続して低圧の洗浄水により予備洗いを行ってもよい。本実施形態のように洗浄ノズル11、12から高圧の洗浄水を噴射すると、予備洗いの洗浄力を向上できるためより望ましい。
洗浄ノズル15、16から噴射される洗浄水は被洗浄車両70上に広がる。このため、被洗浄車両70上に洗浄水を補充し、水不足による洗浄力低下を防止することができる。洗浄ノズル15、16から高圧の洗浄水を噴射してもよいが、低圧の洗浄水を噴射することによって被洗浄車両70の表面で跳ね返る洗浄水を低減できるためより望ましい。
泡ノズル18はトップブラシ5及びサイドブラシ6に後行するため、トップブラシ5及びサイドブラシ6により洗浄した被洗浄車両70の表面が泡状の洗剤により覆われる。
被洗浄車両70の後面まで洗浄して泡状の洗剤により覆われると、洗車機本体2が反転して図6に示す第1復路工程が行われる。第1復路工程では洗車機本体2が矢印E2に示すように被洗浄車両70の前方に向かって第1往路工程と同じ移動速度または高速で移動する。
この時、トップブラシ5及びサイドブラシ6は回転駆動される。洗浄ノズル13、14は高圧の洗浄水S1を噴射して洗浄ノズル15、16は低圧の洗浄水S2を噴射し、液剤ノズル17はワックスから成る液剤S4を噴射する。また、洗浄ノズル11、12及び泡ノズル18の噴射が停止される。
トップブラシ5及びサイドブラシ6によって洗剤による洗浄が行われる。また、洗浄ノズル13、14から噴射される高圧の洗浄水S1によって泡状の洗剤のすすぎ洗いが行われる。このため、洗車機本体2を低速で走行させる必要がなく、洗車機本体2が第1往路工程と同じ移動速度または高速で移動しても確実に泡状の洗剤を洗い流すことができる。これにより、後行する液剤ノズル17による液剤の塗布膜を確実に形成することができるとともに洗車時間を短縮することができる。
洗浄ノズル13、14の水量は第1往路工程時の洗浄ノズル11、12の水量よりも多いため、すすぎ洗いの洗浄力をより向上することができる。また、洗浄ノズル15、16から噴射される低圧の洗浄水S2によってすすぎ洗いの洗浄力をより向上することができる。
この時、洗浄ノズル13、14はトップブラシ5の回転軸5aとサイドブラシ6の回転軸6aとの間に配される。このため、被洗浄車両70の側面を覆う泡状の洗剤が洗浄水により流れ落ちる前にサイドブラシ6が被洗浄車両70の側面に摺動する。これにより、被洗浄車両70の側面を洗剤によって確実に洗浄し、洗浄車両70の側面に対する洗浄力を向上することができる。
また、洗浄ノズル13はトップブラシ5の回転径の外縁よりも回転軸5a側の鉛直面上に配される。このため、被洗浄車両70の上面を覆う泡状の洗剤が洗浄水により流れ落ちる前にトップブラシ5の外縁が被洗浄車両70の上面に摺動する。これにより、被洗浄車両70の上面を洗剤によって確実に洗浄し、被洗浄車両70の上面に対する洗浄力を向上することができる。
図7は第1復路工程の被洗浄車両70の正面図を示している。スタンド部3に配される上端の洗浄ノズル14aの高さH2はワンボックスタイプ等の車高の高い被洗浄車両70の側面上端に洗浄水S1が当たる範囲に設定される。これにより、洗浄ノズル14aの高さH2は洗浄ノズル12aの高さH1(図5参照)よりも大きく、洗浄ノズル14aは洗浄ノズル12aよりも上方に配置される。このため、車高の高い被洗浄車両70及び車高の低い被洗浄車両70の側面上のすすぎ洗いを確実に行うことができる。
液剤ノズル17はトップブラシ5及びサイドブラシ6に後行するため、すすぎ洗いが行われた被洗浄車両70の表面にワックスから成る液剤が塗布される。これにより、被洗浄車両70の表面にワックスの塗布膜が形成される。
この時、トップブラシ5が洗浄ノズル13と液剤ノズル17との間に配される。このため、洗浄ノズル13から噴射された洗浄水が液剤の噴射面上に広がることをトップブラシ5により防止することができる。これにより、被洗浄車両70の表面にワックスの塗布膜を確実に形成することができる。尚、ワックスの塗布膜に替えてコーティング剤を噴射する液剤ノズルによってコーティング剤の塗布膜を形成してもよい。
被洗浄車両70の前面まで液剤の塗布膜が形成されると、洗車機本体2が反転して図8に示す第2往路工程が行われる。第2往路工程では洗車機本体2が矢印E1に示すように被洗浄車両70の後方に向かって移動する。トップブラシ5及びサイドブラシ6は被洗浄車両70から退避して回転を停止され、各噴射ノズルは噴射を停止される。そして、トップ送風ノズル21及びサイド送風ノズル22から空気流A1を送出し、被洗浄車両70を乾燥させて洗車が終了する。これにより、洗車機本体2が1.5往復して泡洗浄コースの洗車が行われる。
次に、図9、図10は水洗いコースの動作を示す側面図である。水洗いコースが開始されると図9に示す第1往路工程が行われる。第1往路工程ではトップブラシ5及びサイドブラシ6は回転駆動される。洗浄ノズル11、12は高圧の洗浄水S1を噴射して洗浄ノズル15、16は低圧の洗浄水S2を噴射する。洗浄ノズル13、14、液剤ノズル17、泡ノズル18の噴射は停止される。形状センサ9はトップブラシ5及びサイドブラシ6に先行し、被洗浄車両70の形状を検出する。
これにより、被洗浄車両70がトップブラシ5及びサイドブラシ6に摺動して洗浄される。この時、洗浄ノズル11、12から噴射される高圧の洗浄水S1によって予備洗いを行うことができ、洗浄力を向上することができる。
被洗浄車両70の後面まで洗浄されると、洗車機本体2が反転して図10に示す第1復路工程が行われる。第1復路工程ではトップブラシ5及びサイドブラシ6は回転駆動され、洗浄ノズル15、16は低圧の洗浄水S2を噴射する。洗浄ノズル11〜14、液剤ノズル17、泡ノズル18は噴射を停止される。これにより、被洗浄車両70が再度水洗いされる。
被洗浄車両70の前面まで洗浄されると洗車機本体2が反転して第2往路工程が行われる。第2往路工程は上記と同様にトップ送風ノズル21及びサイド送風ノズル22から空気流A1(図8参照)を送出して乾燥が行われる。
本実施形態によると、洗浄水を噴射する洗浄ノズル11、12(第1洗浄ノズル)及び洗浄ノズル13、14(第2洗浄ノズル)が設けられる。また、泡状の洗剤を噴射する泡ノズル18及び液剤を噴射する液剤ノズル17が設けられる。また、高圧の洗浄水を噴射する洗浄ノズル13と液剤ノズル17との間にトップブラシ5が配される。
これにより、第1往路工程では洗浄ノズル11、12から洗浄水を噴射してトップブラシ5及びサイドブラシ6により洗浄された被洗浄車両70が泡ノズル18から噴射した泡状の洗剤により覆われる。第1復路工程では洗浄ノズル13、14から噴射される高圧の洗浄水により泡状の洗剤のすすぎ洗いを行った後、液剤ノズル17から噴射される液剤の塗布膜が形成される。この時、洗浄ノズル13と液剤ノズル17との間にトップブラシ5が配され、液剤の塗布膜を確実に形成することができる。
このため、第1往路工程及び第1復路工程によって被洗浄車両の泡状の洗剤による洗浄と液剤の塗布とを行うことができる。従って、泡洗浄コースの洗車時間を短縮することができる。
また、トップブラシ5の回転中心(回転軸5a)とサイドブラシ6の回転中心(回転軸6a)との間に洗浄ノズル13、14が配される。このため、泡状の洗剤が流れ落ちる前にサイドブラシ6が被洗浄車両70の側面に摺動する。従って、被洗浄車両70の側面に対する洗浄力を向上することができる。
また、洗浄ノズル13がトップブラシ5の回転径の外縁よりも回転軸5a側の鉛直面上に配される。このため、泡状の洗剤が流れ落ちる前にトップブラシ5の外縁が被洗浄車両70の上面に摺動する。従って、被洗浄車両70の上面に対する洗浄力を向上することができる。
また、洗浄ノズル11、12が高圧給水経路61に接続されるので、予備洗いの洗浄力を向上することができる。
また、低圧給水経路62に接続される洗浄ノズル15、16(第3洗浄ノズル)がトップブラシ5の回転中心と出口面2bとの間に配される。泡洗浄コースの第1往路工程及び第1復路工程では洗浄ノズル15、16(第3洗浄ノズル)による噴射を行う。これにより、水不足による洗浄力低下を防止できるとともにすすぎ洗いの洗浄力を向上することができる。
また、水洗いコースの第1往路工程では洗浄ノズル11、12及び洗浄ノズル15、16による噴射を行い、洗浄ノズル13、14の噴射を停止する。第1復路工程では洗浄ノズル15、16による噴射を行い、洗浄ノズル11〜14の噴射を停止する。これにより、水洗いコースの予備洗いが高圧の洗浄水S1により行われ、洗浄力を向上することができる。また、予備洗い後の洗浄が低圧の洗浄水S2により行われるので、洗車コストを削減することができる。
また、泡洗浄コース時に第1往路工程の洗浄ノズル11、12の水量よりも第1復路工程の洗浄ノズル13、14の水量が多い。これにより、洗浄ノズル11、12から噴射される洗浄水S1が少ないため洗浄水S1の飛散による形状センサ9の誤検知を防止できる。加えて、洗浄ノズル13、14から噴射される洗浄水S1の水量が多いためすすぎ洗いの洗浄力を向上することができる。
また、洗浄ノズル11が左右方向に揺動可能に配されるので、少ない水量でも被洗浄車両70の上面全体に高圧の洗浄水S1が行き渡る。
また、スタンド部3上の洗浄ノズル14の上端の洗浄ノズル14aが洗浄ノズル12の上端の洗浄ノズル12aよりも上方に配される。これにより、第1往路工程では頻度の高い通常の車高の被洗浄車両70に対し、少ない水量でも側面全体に洗浄水S1が行き渡る。第1復路工程では車高の高い被洗浄車両70及び車高の低い被洗浄車両70に対してすすぎ洗いの洗浄力を向上できる。
また、泡洗浄コースの第1復路工程の洗車機本体2の移動速度を第1往路工程の洗車機本体2の移動速度以上にした。これにより、水量の多い洗浄ノズル13、14によってすすぎ洗いの洗浄力を低下させずに、泡洗浄コースの洗車時間を短縮することができる。
また、泡洗浄コースの第2往路工程で送風ノズルから送風して被洗浄車両70を乾燥させるため、洗車機本体2が1.5往復して洗車を行うことができ、洗車時間を短縮することができる。
本発明によると、泡洗浄コースを有した洗車機に利用することができる。
1 洗車機
2 洗車機本体
2a 入口面
2b 出口面
2c 車輪
3 スタンド部
4 天井部
5 トップブラシ
5a 回転軸
6 サイドブラシ
6a 回転軸
8 操作パネル
9 形状センサ
11、12 洗浄ノズル(第1洗浄ノズル)
13、14 洗浄ノズル(第2洗浄ノズル)
15、16 洗浄ノズル(第3洗浄ノズル)
17 液剤ノズル
18 泡ノズル
20 ブロア
21 トップ送風ノズル
22 サイド送風ノズル
30 分配配管部
31、32 貯液タンク
35、36 貯水タンク
37、38 水ポンプ
39 高圧ポンプ
40 エアポンプ
41、42、43 バルブ
44〜49 電磁弁
51、52 吸込部
53、54、55 逆止弁
56、57 インジェクタ
58 三方継手
61 高圧給水経路
61a、62a 配管
62 低圧給水経路
65 リモートパネル
66 レール
70 被洗浄車両
A 進入経路
A1 空気流
G 地面
S1、S2 洗浄水
S3 洗剤
S4 液剤

Claims (11)

  1. 一対のスタンド部の上端を天井部により連結して前後方向に移動する門型の洗車機本体と、被洗浄車両の上面に摺動するトップブラシと、被洗浄車両の側面に摺動するサイドブラシと、前記洗車機本体に配される複数の噴射ノズルと、高圧水を供給する高圧給水経路と、低圧水を供給する低圧給水経路とを備え、被洗浄車両を泡状の洗剤により洗浄する泡洗浄コースを設けた洗車機において、
    前記噴射ノズルが、前記高圧給水経路または前記低圧給水経路に接続して洗浄水を噴射するとともに前記トップブラシ及び前記サイドブラシよりも前記洗車機本体の入口面側に配される第1洗浄ノズルと、前記高圧給水経路に接続して洗浄水を噴射するとともに前記トップブラシの回転中心よりも前記洗車機本体の出口面側に配される第2洗浄ノズルと、前記低圧給水経路または前記高圧給水経路に接続して泡状の洗剤を噴射するとともに前記トップブラシ及び前記サイドブラシよりも前記出口面側に配される泡ノズルと、前記低圧給水経路に接続してワックスまたはコーティング剤から成る液剤を噴射するとともに前記トップブラシ及び前記サイドブラシよりも前記入口面側に配される液剤ノズルとを有し、
    前記泡洗浄コースの第1往路工程で前記トップブラシ及び前記サイドブラシが回転して前記第1洗浄ノズル及び前記泡ノズルによる噴射を行い、第1復路工程で前記トップブラシ及び前記サイドブラシが回転して前記第2洗浄ノズル及び前記液剤ノズルによる噴射を行うとともに前記泡ノズル及び前記第1洗浄ノズルによる噴射を停止することを特徴とする洗車機。
  2. 前記トップブラシの回転中心と前記サイドブラシの回転中心との間に前記第2洗浄ノズルが配されることを特徴とする請求項1に記載の洗車機。
  3. 前記第2洗浄ノズルが前記トップブラシの回転径の外縁よりも回転軸側の鉛直面上に配されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の洗車機。
  4. 前記第1洗浄ノズルが前記高圧給水経路に接続されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の洗車機。
  5. 前記噴射ノズルが、前記低圧給水経路に接続して洗浄水を噴射するとともに前記トップブラシの回転中心と前記出口面との間に配される第3洗浄ノズルを有し、前記泡洗浄コースの第1往路工程及び第1復路工程で前記第3洗浄ノズルによる噴射を行うことを特徴とする請求項4に記載の洗車機。
  6. 被洗浄車両を水洗いする水洗いコースの第1往路工程で前記第1洗浄ノズル及び前記第3洗浄ノズルによる噴射を行うとともに前記第2洗浄ノズルの噴射を停止し、第1復路工程で前記第3洗浄ノズルによる噴射を行うとともに前記第1洗浄ノズル及び前記第2洗浄ノズルの噴射を停止することを特徴とする請求項5に記載の洗車機。
  7. 前記洗車機本体の前記入口面側の端部に被洗浄車両の形状を検知する形状センサを備え、前記泡洗浄コース時に第1往路工程の前記第1洗浄ノズルの水量よりも第1復路工程の前記第2洗浄ノズルの水量が多いことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の洗車機。
  8. 前記第1洗浄ノズルが左右方向に揺動可能に配されることを特徴とする請求項7に記載の洗車機。
  9. 前記第1洗浄ノズル及び前記第2洗浄ノズルを前記スタンド部に配し、前記スタンド部上の前記第2洗浄ノズルの上端が前記第1洗浄ノズルの上端よりも上方に配されることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の洗車機。
  10. 前記泡洗浄コースの第1復路工程の前記洗車機本体の移動速度を第1往路工程の前記洗車機本体の移動速度以上にしたことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の洗車機。
  11. 前記トップブラシ及び前記サイドブラシよりも前記出口面側に配されて送風により被洗浄車両を乾燥させる送風ノズルを備え、前記泡洗浄コースの第2往路工程で前記トップブラシ及び前記サイドブラシの回転を停止して前記送風ノズルから送風することを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載の洗車機。
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