JP2012101695A - 洗車機 - Google Patents

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淳盛 西濱
Shinji Kanamaru
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Abstract

【課題】噴射する泡状液剤の比重を高くして、風の影響を受けない泡状液剤を形成し、洗浄能力を発揮し利便性のある洗車機を提供する。
【解決手段】被洗浄車両CAと洗車機本体1を前後方向に相対移動させながら、噴射ノズルから泡状の泡状液剤を噴射し、前記被洗浄車両の洗車を行う洗車機WAであって、所定の濃度の液剤に空気を含有させて泡状液剤に形成した後、所定量の浄水を添加し泡状液剤の比重を高くして噴射ノズルから噴射する。
【選択図】図1

Description

本発明は洗車機に関する。
従来、給油所などに設置されている洗車機は、被洗浄車両と洗車機本体を前後方向に相対移動させながら、被洗浄車両に貯液タンクに貯留された液剤や洗浄水を噴射して洗車を行う構成とされている。また、液剤や洗浄水を噴射しながらブラッシングして洗浄することや、洗浄後に風を吹き付けて乾燥することが行われている。
従来から、被洗浄車両に貯液タンクに貯留された液剤や洗浄水を噴射する際に、液剤と洗浄水と空気とを混合させた泡状液剤をノズルにより噴射させる方式の洗車機が存在する。
一方、洗車機は屋外に設置されている場合が多く、上記のように空気を入れて混合し噴射させる方式の場合には、空気を入れない場合に比べ比重が低くなり風の影響を受けやすくなる。
そこで、風の影響を受けにくいようにするため防風パネルなどを設置することがある。また、泡状液剤を高圧エアにより風圧を調整した発明が開示されている(例えば特許文献1及び2)。
実開平3−102290号公報 特開2006−26615号公報
防風パネルなどを設置する場合には、新たに所定の場所に防風パネルを設置する装置と場所が必要となるが、風の無い季節には防風パネル自体が不要となる。また、風の向きは時間とともに変化し、防風パネルを用いた対応は難しい。さらに、上記特許文献に開示されている技術では、圧縮空気のエア圧を風の強さによって調整する必要があり、空気圧縮装置は高価でその構成が複雑になる。さらに、圧縮空気の勢いを強く噴射すると、泡状の性質が壊れ、所定の範囲まで広がらないため調整が難しい。
そのために、防風パネルや高圧エアによる新たな空気圧縮装置を用いず洗浄能力を発揮可能な洗車機であることが好ましい。
本発明は、上記問題点に鑑み、噴射する泡状液剤の比重を高くして、風の影響を受けない泡状液剤を形成し、洗浄能力を発揮し利便性のある洗車機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、被洗浄車両と洗車機本体を前後方向に相対移動させながら、噴射ノズルから泡状の泡状液剤を噴射して、前記被洗浄車両の洗車を行う洗車機であって、所定の濃度の液剤に空気を含有させて泡状液剤に形成した後に、所定の量の浄水を添加して前記噴射ノズルから噴射したことを特徴とする。
この構成によると、被洗浄車両の洗車を行う洗車機は、所定の濃度の液剤に空気を含有させて空気泡を包有する泡状液剤に形成した後に、所定の量の浄水を添加して前記噴射ノズルから噴射したために、泡状液剤の比重が高くなる。即ち、浄水を添加しない場合の泡状液剤に比べて、浄水を添加した分だけ比重が高くなり、ノズルから被洗浄車両へ泡状液剤を噴射する際に風の影響を受けにくくなる。よって、噴射する泡状液剤の比重を高くして、風の影響を受けない泡状液剤を形成するため、洗浄能力を発揮し利便性のある洗車機を提供できる。
尚、ここでいうユーザ(使用者と同義)とは、洗車機を操作することのできる全ての人のことを指すものである。つまり、自動車のユーザという意味に限定されるものではなく、洗車事業者(例えばガソリンスタンドの店員等)や、自動車ディーラ、洗車機メーカ、自動車用部品販売業者などを含むものである。
また、上記目的を達成するために本発明は、前記液剤は、所定量の浄水に液剤原液を溶解して形成した後に前記泡状液剤に添加する浄水の量が、前記液剤原液を溶解する浄水の量よりも少ないことを特徴とする。
この構成によると、浄水が泡へ均一に包有されるため、泡状液剤の比重に偏りが生じない。即ち、泡状液剤の泡状態が崩れない。このため、ノズルから被洗浄車両へ泡状液剤を噴射する際に風の影響を受けにくくなる。
また、上記目的を達成するために本発明は、風速を計測する風速計を備え、風速が大きいときには、前記泡状液剤に添加する浄水の量を増やすことを特徴とする。
この構成によると、風速が大きいときには、前記泡状液剤に添加する浄水の量を増やすために泡状液剤の比重が高くなり、これにより風速の影響をより受けにくくなり、ユーザにとって利便性のある洗車機を提供できる。
また、上記目的を達成するために本発明は、浄水タンクと、前記浄水タンクに接続される水中ポンプと、前記液剤原液を溶解する浄水と、前記泡状体に添加する浄水と、を前記水中ポンプから分岐する配管と、を備えることを特徴とする。
この構成によると、浄水タンクと、前記浄水タンクに接続される水中ポンプと、前記液剤原液を溶解する浄水と、前記泡状体に添加する浄水と、を前記水中ポンプから分岐する配管とがあればよく、コスト削減に貢献でき、利便性のある洗車機を提供できる。
以上のように本発明によれば、噴射する泡状液剤の比重を高くして、風の影響を受けない泡状液剤を形成するため、洗浄能力を発揮し利便性のある洗車機を提供できる。
洗車機一台の全体構成を示す側面図である。 洗車機一台の全体構成を示す正面図である。 本発明に係る噴射ノズルの配管系統の一例を示す図である。 本発明に係る洗車機の実験を示す図である。 本発明に係る泡状液剤を示す図である。 本発明に係る泡状液剤を示す図である。 本発明に係る洗車機の動作を示すフローチャートである。 本発明に係るリモートパネルを示す図である。 本発明に係る洗車機を示す斜視図である。
給油所などに設置されている洗車機は、被洗浄車両と洗車機本体を前後方向に相対移動させながら、被洗浄車両に貯液タンクに貯留された液剤や洗浄水を噴射して洗車を行う構成とされている。また、液剤や洗浄水を噴射しながらブラッシングして洗浄することや、洗浄後に乾燥用空気を吹き付けて乾燥することが行われている。
洗浄工程においては、先ず、洗浄水を用いて汚れを落とし、次いでシャンプーなどの液剤を用いて洗浄し、さらに洗浄水を用いて水洗いする。この洗浄工程の後で、各送風ノズルから送風して乾燥する乾燥工程が行われる。また、必要に応じてワックスや撥水コートなどの液剤塗布工程を適宜組み合わせて洗車を行う。このように、洗車の際に用いる液剤としては、各種のシャンプーやワックスやコート類が用いられており、それぞれ専用の貯液タンクに貯留され、タンク内に挿入されたチューブを介して、洗車工程の処理に応じて噴射され消費される。
また、複数の洗車モードから所望のモードを選択し、使用する液剤の種類を選択して所定の洗車モードに設定する操作パネルやリモートパネルを備えている。操作パネルは洗車機本体に配設しているが、リモートパネルは洗車機本体から離れた位置に設置して、このリモートパネルと操作パネルとを電気的に接続して、リモートパネルに設定された洗車モードにより、洗車機を駆動可能にしている。
具体的な一例として、図1及び図2を用いて説明する。この洗車機WAは、複数のブラシを備える洗浄部材と、ブロワと複数の送風ノズルを備える乾燥部材とを装着し、被洗浄車両CAを跨ぐように門型とされる洗車機本体1を備えた構成であり、被洗浄車両CAと洗車機本体1を前後方向に相対移動させながら、複数の貯液タンクに貯留された液剤をそれぞれ水により希釈して前記被洗浄車両CAへ噴射して、前記被洗浄車両CAの洗車を行う。
洗車機本体1が、車輪3を介してレール2上に沿って走行移動する構成とし、被洗浄車両CAを、該被洗浄車両CAを跨ぐ門型とされる洗車機の左右一対のレール間の所定の位置に停車して、洗車機本体1に設置する操作パネル(操作部と同義)7やリモートパネル7Aから、所望の洗車モードを設定し、スタートボタンを操作して、洗車操作を開始する。
門型の洗車機本体1は、被洗浄車両CAを洗浄するブラシとして、例えば、被洗浄車両CAの上面を洗浄するトップブラシ4と、被洗浄車両CAの両側面と前後面を洗浄する左右一対のサイドブラシ5とロッカーブラシ6とを備えている。トップブラシ4は、ブラシ軸(不図示)と該ブラシ軸に取付けられたブラシ毛、あるいは布(織布、編布および不織布が該当する)から作られ、図示しない支持装置を介して昇降自在で回転可能に支持されている。
また、ブラッシングの際に使用する洗浄水や各種液剤を噴射する各種ノズルや各種液剤を貯液する貯液タンクを備えている。各種液剤を貯液する複数の貯液タンクは、洗車機本体1に設けられるタンク収納部50に収納されており、電磁式の開閉弁と副給水ホースを備える分配配管部51や配管HKを介して各ノズルに分配している。
液剤を噴射するノズルとしては、例えば、第一浄水ノズル11、第一洗剤ノズル12、第二浄水ノズル13、撥水コートノズル14、第二洗剤ノズル15、ワックスノズル16などが配設されている。また、乾燥のために、ブロワ20と該ブロワ20からの送風を吹き付ける昇降自在なトップ送風ノズル21と左右一対のサイド送風ノズル22を備えている。
また、泡状液剤を噴射する構成として、図2に示すように泡状の泡状液剤を分配する配管HKと、配管HKに接続され泡状の泡状液剤を噴射する噴射ノズルN1Aと、噴射ノズルN1Bと、噴射ノズルN2Aと、噴射ノズルN2Bと、を備える。これらの構成については後述する。
また、洗車機本体1に配設する操作パネル7やリモートパネル7Aを介して、洗車機WAの駆動条件を設定し、設定された条件に基づいて洗車機WAを駆動する構成としている。洗車機本体1に配設する操作パネル7、もしくは、洗車機本体1から離れた位置に設置するリモートパネル7Aを介して、洗車機WAの駆動条件を設定し、設定された条件に基づいて洗車機WAを駆動する構成としている。
8は、被洗浄車両CAの有無および車高を検知するセンサであって、例えば、光電センサや超音波を利用したソニックセンサが好適に用いられる。センサ8に替えて透過式光電センサからなる車形検出センサ(不図示)を用いることもできる。この場合には、洗車機本体の一方の側部の上下方向に投光器を併設し、これらの投光器に対向する他方の側部の上下方向に受光器を併設することで、洗浄位置に進入してくる被洗浄車両CAの車形およびボンネット高さを検知する。
また、洗車機本体1の上部には風向きと風速とを計測する風速計49が設けられ、洗車機本体1の備える制御部(不図示)へ風向きと風速とを送信する。
操作パネル7やリモートパネル7Aには、水洗いモードや、洗剤を用いた洗浄モードや、ワックスを塗布するワックスモードや、撥水剤をコートする撥水モードなどの各種洗車モードを選択する選択ボタンや、ブラシの回転数を制御するブラシ回転スイッチや、スタート・ストップボタンなどが設けられている。
また、洗車機本体1を、洗浄部材を備えた洗浄機本体と乾燥部材を備えた乾燥機本体との別体として、それぞれが、被洗浄車両CAを跨ぐように門型とされ、被洗浄車両CAと洗浄機本体と乾燥機本体とを前後方向に相対移動させながら、被洗浄車両CAの洗車を行う構成の洗車機も知られている。この構成であっても、各種ブラシと各種ノズルを備え、操作パネル7もしくはリモートパネル7Aを備えていることは同じである。
上記した洗車機WAにおいては、一台の洗車機に一台の操作パネル7が配設された1:1構成とされていて、洗車の際には、車種に適応した洗車モードや使用者が所望する洗車モードに設定する必要がある。そのために、操作パネル7に、ユーザ(使用者と同義)もしくは洗車スタッフが所定の洗車モードを選択して設定している。
図3に示す配管HKは、液剤原液31Aを浄水38Aで希釈して所定の濃度にし、空気ポンプ32で空気を包含させた後に、再び浄水38Aを添加した泡状液剤を噴射する噴射ノズルN1(N1A、N1B)、N2(N2A、N2B)に分配して噴射するまでを示している。
配管HKは、液剤原液31Aを貯留する貯液タンク31Bと液剤ホース40と電磁開閉弁33とを備えた液剤配管部LHと、浄水タンク38Bと浄水38Aと水中ポンプ38と電磁開閉弁33とサイフォンインジェクタ36とを備えた水配管部WHと、水配管部WH1と、水配管部WHから分岐しニードルバルブ37とを備えた水配管部WH2と、電磁開閉弁33と空気を送り込むエアポンプ32とを備えた空気菅部AHと、サイフォンインジェクタ36を経由して、空気泡を包有する泡状液剤を分配する泡配管部AWHと、泡配管部AWHから送られてくる泡状液剤に再び浄水38Aを添加して比重を高くした洗浄用の泡状液剤を分配する配管部H1と、を備えた構成とされる。
サイフォンインジェクタ36は、サイフォン式の混合器であって、電磁開閉弁33を介して配送される浄水や液剤や空気を混合する。
ここで、各配管の太さは表1の通りである。配管部H1が他の配管よりも太いのは、泡状液剤を分配する理由であり、細い場合には背圧で泡状液剤の泡がつぶされてしまうからである。
Figure 2012101695
また、配管部H1から噴射ノズルN1(N1A、N1B)、N2(N2A、N2B)へと分配される各配管の太さの比率は同じである。一方、下記表のように内外で配管の噴射ノズルの開口サイズは異なる。この理由として、外側の噴射ノズルN2A(又は噴射ノズルN2B)では、内側の噴射ノズルN1A(又は噴射ノズルN1B)よりも風の影響を受けやすい。そうすると、内側の噴射ノズルN1A(又は噴射ノズルN1B)よりも大量の泡状液剤を送る必要がある。また、内側の噴射ノズルN1A(又は噴射ノズルN1B)から噴射される泡状液剤は、ユーザから見えない。このため、ショー効果を高めるためには、外側の噴射ノズルN2A(又は噴射ノズルN2B)からの泡状液剤の噴射量が大きいほどよい。
Figure 2012101695
また、噴射ノズルN1(N1A、N1B)は、例えば、トップノズルであり、噴射ノズルN2(N2A、N2B)は、例えば、サイドノズルであって、それぞれ少なくとも左右一対設けられている。また、左右それぞれに複数のノズルを配設してもよい。
さらにまた、上記のように、水配管部WHは、水配管部WH1と、水配管部WHから分岐しニードルバルブ37とを備えた水配管部WH2と、に分岐している。本実施形態においては、水配管部WHでは7L/minの量の浄水が流れ、水配管部WH1では5L/minの量の浄水が流れ、水配管部WH2では2L/minの量の浄水が流れている。水配管部WH2における浄水量の増減の調整は、ニードルバルブ37でおこなっている。
所定の濃度の液剤は、液剤タンク31B内の液剤原液31Aを水配管部WH1からの5L/minの量の浄水によって溶解して形成される。その後、所定の濃度の液剤になって、空気菅部AHから空気を含有させて泡状液剤に形成する。その後、泡状液剤は、水配管部WH2から排出される浄水の量(2L/min)の浄水を再び添加して、比重の高い泡状液剤となる。泡状液剤の比重を高くしているので、風の影響を受けない泡状液剤を形成し、これを噴射ノズルN1(N1A、N1B)、N2(N2A、N2B)から噴射するため、洗浄能力を発揮し利便性のある洗車機を提供できる。
また、図4に示すような装置を用いて泡状液剤の比重と風の関係による飛距離を調べる実験を行った。本発明と同様に、泡状液剤が浄水を添加すれば、どの程度風の影響を受けるかという実験である。泡状液剤はノズルJ2から噴射され、扇風機J1から風速5m/minの風をあてて飛距離の計測比較をおこなった結果が表3となる。
Figure 2012101695
上記のように浄水を再び添加した泡状液剤した場合には2.8m(L1)であり、浄水を再び添加しない泡状液剤は3.2m(L2)となった。よって、浄水を再び添加した泡状液剤は風の影響を受けにくくなった。また、使用水量を6.0(L/分)として同じような実験を行っても、浄水を再び添加した泡状液剤は風の影響を受けにくい泡状液剤となった。
一方、追加水(L/分)を使用水量(L/分)よりも多くすると、記泡状液剤の比重に偏りが生じてくる。具体的には、泡状液剤の泡の形状がくずれてきて、噴射ノズルN1(N1A、N1B)、N2(N2A、N2B)、J2から十分に泡状液剤から噴射できなくなる。このため、泡状液剤に添加する水配管部WH2から排出される浄水の量(2L/min)は、液剤原液31Aを溶解する浄水の量(5L/min)よりも少ない(概ね4割程度)ことが好ましい。
また、浄水を添加しない泡状液剤の形状を図5へ、浄水を添加した泡状液剤の形状を図6へ示す。図5に示すように浄水を添加する前の泡状液剤の形状AWAは、泡ARからなる。一方、図6に示すように浄水を添加した後の泡状液剤の形状AWA2は、泡ARの間に浄水WTが均一に分散した構成となる。このように、浄水を添加した後の泡状液剤の形状AWA2では、泡ARの隙間に浄水WTが浸透し、泡状液剤の比重が高い構成となる。
次に、図7のフローチャートを用いて、操作パネル7やリモートパネル7Aによる操作によって洗車機本体1の洗車動作について説明する。
ステップS1では、被洗浄車両CAが洗車機本体1へ進入して洗浄位置へ停車する。
ステップS2では、被洗浄車両CAが洗浄停止位置に停止しているか否か判断される。停止している場合にはステップS3へ移行し、停止してない場合にはステップS1へ移行する。停止していない場合には「洗浄停止位置に停止していませんので、位置をご確認下さい」等のアナウンスが報知されてもよい。
ステップS3では、ユーザは、リモートパネル7Aや操作パネルを用いて洗浄をするための所定の操作を行う。例えば、図8に示すリモートパネル7Aでは、洗車機WAの洗車モードを設定する装置であって、図1に示すように、洗車機WAへの進入経路上に設置されている。
リモートパネル7Aは、支柱60にパネル本体61が上下動自在に装着された構成であって、支柱60に昇降装置(不図示)を内蔵し、上昇ボタン69A、もしくは下降ボタン69Bを押下して、所定の距離を昇降自在な構成とされている。パネル本体61の正面側には、返却レバー62、コイン投入口63、紙幣投入口64を設けている。さらに、プリペイドカード等の電子データの記録媒体の読取装置としてのカード投入口65とレシート等を読み取るための光学的読取機能を備えた読取部66とつり銭の返却口もしくは領収書やレシートの発行部となる払い出し部79が設けられている。
さらに、リモートパネル7Aには、報知部として音声出力を行うスピーカ81が設けられており、洗車モードの設定操作の内容や手順を案内する音声ガイド、もしくは、注意事項などの音声ガイドを出力可能としている。また、音声ガイドの出力を停止する停止ボタン67と音声ガイドの音量を調整するボリューム調整ボタン68が設けられている。また、リモートパネル7A部に進入してくる被洗浄車両CAを検知する反射型光電センサである車両検知センサ80を設けている。
また、リモートパネル7Aには、投入された金額を表示する金額表示部70、各種の洗車モードに対応する設定ボタン71が設けられている。設定ボタン71には、例えば、シャンプーを行うボタン、ワックス掛けを行うボタン、撥水コートを行うボタン、第2(高級)シャンプー、第2(高級)ワックス、第2(高級)撥水コートや特殊なコートを行う選択ボタンを設ける構成としている。
さらに、設定ボタン71には、泡状液剤を用いて洗車を行うか否かを選択できるものとする。これによりユーザのニーズにあった洗浄方法を選択できる。
さらにまた、リモートパネル7Aには、装備品設定ボタン72を備える。装備品設定ボタン72として、例えば、該当装備品なしボタン、フロントガードありボタン、フェンダーポールありボタン、ドアミラーありボタン、リヤワイパーありボタンなどが設けられている。また、スタート操作ボタンとして、例えば、スタートボタン73、キャンセルボタン74が設けられている。
ユーザは上記のような構成のリモートパネル7A(又は操作パネル7)を用いて洗車のための所定の設定を行う。
ステップS4では、ユーザの操作によって泡状液剤を使用した洗車か否か判定される。泡状液剤を使用した洗車の場合にはステップS5へ移行し、泡状液剤を使用しない洗車の場合にはステップS9へ移行する。
ステップS5では、洗車機本体1の上部に備えている風速計49によって現在の風向きと風速とを計測する。
ステップS6では、測定した風速が所定の値と比べて強いか否か判断される。所定の値は、季節や場所、時間帯によって異なって設定するものとし、その値は洗車機WAの記憶部(不図示)に記憶されている。
ステップS7では、所定の濃度の液剤に空気を含有させて泡状液剤に形成した後の浄水を添加する浄水の量を増やす。増やす浄水の量は、液剤の濃度や、季節や場所、時間帯によって異なっているものとする。浄水の量はニードルバルブ37によって行うことが好ましい。しかしながら、前記泡状液剤に添加する浄水の量は、液剤原液31Aを溶解する浄水の量よりも少ないものとする。
ステップS8では、所定の濃度の液剤に空気を含有させて泡状液剤に形成した後に、添加する浄水の量を増やさない。
ステップS9は、被洗浄車両CAの洗車を開始し、ステップS10では被洗浄車両CAの洗車を終了する。
以上によりフローチャートは終了する。
なお、上記した洗車機WAの構成はいずれも例示であり、洗車の種類に対応して種々の構成の採用が可能である。
例えば、門型の洗車機WAとして説明したが、図9に示すように、洗車機本体1の走行経路を跨ぐような支持用構造体WWAに噴射ノズルNN1(NN1A、NN1B)、NN2(NN2A、NN2B)を備え、所定の濃度の液剤に空気を含有させて泡状液剤に形成した後に、浄水を添加してこれらの噴射ノズルから噴射した構成でもよい。
即ち、洗車機本体1の走行経路と緩衝しない位置で支持用構造体WWAに支持された左右一対のガイドレール100と、該ガイドレール100に支持され洗車機本体1の走行経路に沿って往復走行する移動体IDTを備え、該移動体IDTに噴射ノズルNN1(NN1A、NN1B)、NN2(NN2A、NN2B)が備えられている構成としてもよい。
また、例えば、図3では水配管部WHを水配管部WH1とニードルバルブ37を備えた水配管部WH2と分岐したが、水配管部WH2は浄水タンク38Bから直接供給することも可能である。この場合、水中ポンプ38Aから浄水量を調整するので、ニードルバルブ37は不要となる。
また、本発明の適用対象は洗車目的に限られるものではなく一般の各種洗浄装置においても採用が可能である。
上記の通り、当該発明は、被洗浄車両CAと洗車機本体1を前後方向に相対移動させながら、噴射ノズルから泡状の泡状液剤を噴射して、前記被洗浄車両の洗車を行う洗車機WAであって、所定の濃度の液剤に空気を含有させて泡状液剤に形成した後に、浄水を添加して前記噴射ノズルから噴射したことを特徴とする。
このため、泡状液剤の比重を高くして、風の影響を受けない泡状液剤を形成し、洗浄能力を発揮し利便性のある洗車機を提供できる。
1 洗車機本体
2 レール
3 車輪
4 トップブラシ
5 サイドブラシ
6 ロッカーブラシ
7 操作パネル
7A リモートパネル
8、92 センサ
49 風速計
CA 被洗浄車両
WA 洗車機
N1A 噴射ノズル
N1B 噴射ノズル
N2A 噴射ノズル
N2B 噴射ノズル

Claims (4)

  1. 被洗浄車両と洗車機本体を前後方向に相対移動させながら、噴射ノズルから泡状の泡状液剤を噴射して、前記被洗浄車両の洗車を行う洗車機であって、
    所定の濃度の液剤に空気を含有させて泡状液剤に形成した後に、所定の量の浄水を添加して前記噴射ノズルから噴射したことを特徴とする洗車機。
  2. 前記液剤は、所定量の浄水に液剤原液を溶解して形成し、
    前記泡状液剤に添加する浄水の量が、前記液剤原液を溶解する浄水の量よりも少ないことを特徴とする請求項1に記載の洗車機。
  3. 風速を計測する風速計を備え、
    風速が大きいときには、前記泡状液剤に添加する浄水の量を増やすことを特徴とする請求項1又は2に記載の洗車機。
  4. 浄水タンクと、
    前記浄水タンクに接続される水中ポンプと、
    前記液剤原液を溶解する浄水と、前記泡状液剤に添加する浄水と、を前記水中ポンプから分岐する配管と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の洗車機。
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