JP2019188657A - 画像処理装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】出力物の形式に合ったエビデンス画像を作成することを可能にする。【解決手段】画像を記憶する記憶部と、記録媒体上の画像を画像読取部で読み取った読取画像を取得し、読取画像に基づいて記録媒体上の画像に異常があるかを判定し、読取画像に基づいて読み取りにおけるエビデンス画像を記憶部に保存する制御部を有し、制御部は、記録媒体上の副走査方向における所定の範囲毎に、複数の読取画像を取得する場合、所定の範囲を記録媒体上の副走査方向における画像の配置に応じて行う。【選択図】図3

Description

本発明は、記録媒体に形成された画像を読み取った読取画像に基づいて画像に異常があるかを判定することができる画像処理装置およびプログラムに関する。
複写機、プリンター、複合機などの画像形成装置の分野では、用紙上の画像を読み取った読取画像と、印刷用の画像やプルーフ出力物を読み取った読取画像などからなる元画像とを比較することにより、画像の汚れや色ずれ、位置ずれ等の異常を検出することが可能な検査システムが知られている。
画像検査を行うことが可能なシステムでは、画像検査を行った際の読取画像をユーザーに提示することを可能にした装置が知られている。
例えば、特許文献1には、出力画像の画像不良が検知された際に、画像不良が検知されたページの読取画像と原稿画像とを用紙の同じ面に形成し、その用紙を不良検知レポートとして出力することが記載されている。特許文献1の発明によれば、用紙に形成された出力画像に画像不良が検知された際に、ユーザーが出力画像の品質に問題が無いかを確認する作業を容易に行うことができるとしている。
特開2017−202627号公報
ところで、従来から、画像検査時の読取画像をエビデンス画像として表示および保存し、納品物と一緒に顧客へ提出することが行われている。
しかし、ラベルロール紙のような連続した記録媒体の読み取りを行う場合、スキャナーの性能やメモリー容量等の制約により一度に読み取り可能な領域の制限が存在するため、連続して読取を行うことができない。
そのため、記録媒体の全体の読取画像をエビデンス画像として表示または保存することができないという問題がある。
本発明は上記課題を背景としてなされたものであり、出力物の形式に合ったエビデンス画像を作成することが可能な画像処理装置およびプログラムを提供することを目的とする。
すなわち、本発明の画像処理装置のうち、第1の形態は、画像を記憶する記憶部と、
記録媒体上の画像を画像読取部で読み取った読取画像を取得し、前記読取画像に基づいて前記記録媒体上の画像に異常があるかを判定し、前記読取画像に基づいて読み取りにおけるエビデンス画像を前記記憶部に保存する制御部を有し、
前記制御部は、記録媒体上の副走査方向における所定の範囲毎に、複数の読取画像を取得する場合、前記所定の範囲を記録媒体上の副走査方向における画像の配置に応じて行うことを特徴とする。
他の形態の画像処理装置の発明は、前記形態の本発明において、前記制御部は、前記所定の範囲の仕切り位置を、副走査方向における画像間の余白領域に位置させる。
他の形態の画像処理装置の発明は、前記形態の本発明において、前記制御部は、複数の前記読取画像を副走査方向に連結してエビデンス画像を作成する。
他の形態の画像処理装置の発明は、前記形態の本発明において、前記制御部は、前記所定の範囲の仕切り位置を、画像間の余白領域に位置させる場合に、隣接する所定の範囲の間で、読取画像に含まれていない未読み取り領域がある場合、前記連結に際し、隣接する読取画像間に未読み取り領域に対応する余白領域を付加して連結を行うことを特徴とする。
他の形態の画像処理装置の発明は、前記形態の本発明において、前記所定の範囲は、所定の範囲で読み取られた読取画像のデータ量が、読取画像を一時記憶する読取画像記憶部の格納データ量の大きさ以内となるように決定されることを特徴とする。
他の形態の画像処理装置の発明は、前記形態の本発明において、前記制御部は、前記読取画像を主走査方向に沿って分割することが可能である。
他の形態の画像処理装置の発明は、前記形態の本発明において、前記制御部は、前記読取画像を主走査方向に沿って分割した後、分割された読取画像を副走査方向に連結して、複数のエビデンス画像とすることを特徴とする。
他の形態の画像処理装置の発明は、前記形態の本発明において、分割が行われる画像が主走査方向において異なるジョブに基づいて印刷されたものである。
他の形態の画像処理装置の発明は、前記形態の本発明において、前記制御部は、画像形成部による記録媒体への画像形成および前記画像読取部による記録媒体の読み取りを制御し、
前記制御部は、前記記録媒体への画像形成の際に、前記記録媒体の副走査方向の画像間にマークを印刷し、前記画像読取部による読み取りの際に、前記マークの位置を基準として前記記録媒体の読み取りを行う。
他の形態の画像処理装置の発明は、前記形態の本発明において、前記記録媒体は、連続記録媒体である。
他の形態の画像処理装置の発明は、前記エビデンス画像を表示可能な表示部を備える。
本発明のプログラムのうち、第一の形態は、記録媒体上の画像を画像読取部で読み取った読取画像を取得し、前記読取画像に基づいて前記記録媒体上の画像に異常があるかを判定し、前記読取画像に基づいて読み取りにおけるエビデンス画像を記憶部に保存する制御部で実行されるプログラムであって、
前記プログラムは、記録媒体上の副走査方向における所定の範囲毎に、複数の読取画像を取得する場合、前記所定の範囲を記録媒体上の副走査方向における画像の配置に応じて決定することを特徴とする。
本発明によれば、出力物の形式に合ったエビデンス画像を保存することが可能となる。
本発明の一実施形態の画像形成装置の機械的構成の概略を示す図である。 同じく、システム構成を示す図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置におけるスキャン領域の例を示す図である。 同じく、スキャン領域の別の例を示す図である。 同じく、画像読取部による読み取り結果を示す図である。 同じく、読み取り結果に基づいて作成したエビデンス画像を示す図である。 同じく、スキャン開始位置および終了位置を示すマークの印刷手順を示すフローチャートである。 従来の画像形成装置におけるエビデンス画像作成時の課題を示す図である。
以下、本発明の画像処理装置の一実施形態である画像形成装置を添付図面に基づいて説明する。
画像形成装置1は、図1に示すように、前段側から給紙部200、装置本体10、および排紙部500をこの順で備えている。各部および装置本体10は電気的および機械的に接続されており、各部および装置本体間での通信および用紙の移動が可能となっている。用紙は、給紙部200から排紙部500にかけて搬送される。
なお、画像形成装置1を構成する装置の数や種類は特に限定されず、後処理装置や断裁装置等の他の装置を有しているものであってもよい。また装置本体のみで画像形成装置を構成するものであってもよく、装置本体からなる画像形成装置と、その他の各部によって画像形成システムを構成するものであってもよい。
画像形成装置1は、給紙部200から排紙部500に亘って搬送路22を有しており、搬送路22には搬送ローラー23が設けられている。
給紙部200には、ロール紙RPが収納されており、給紙部200内のロール紙RPは、搬送路22を通じて後段に搬送される。ロール紙RPは、本発明の記録媒体に相当する。なお、本発明の記録媒体は、ロール紙に限定されるものではなく、連続帳票用紙のように、長尺の用紙が折りたたまれて収納されているものであってもよい。また、記録媒体は、紙に限定されるものではなく、例えば布やプラスチック製のものであってもよい。また、本発明では、記録媒体は、連続記録媒体に限定されず、シート状の記録媒体であってもよい。
装置本体10は、搬送路22の途中に、電子写真方式で用紙に画像を形成する画像形成部110が設けられている。
画像形成部110は、各色用の感光体110Aを有し、感光体110Aの周囲には、図示しない帯電器、LD、現像器、クリーニング部等が備えられている。各色用の感光体110Aは中間転写ベルト110Bと接触しており、中間転写ベルト110Bは、二次転写部110Cにおいて、搬送路22上のロール紙RPに接触可能となっている。さらに、搬送路22において、二次転写部110Cの下流側に、定着部110Dが備えられている。
用紙に画像を形成する場合、帯電器によって感光体110Aを一様に帯電した後、画像データに基づき、LDによって感光体110Aに潜像を描画する。そして、現像器によってトナーを付着して感光体110A上の潜像を現像し、トナー像とする。感光体110A上のトナー像は、各色用のトナー像が重なるように中間転写ベルト110Bに転写され、中間転写ベルト110B上のトナー像が二次転写部110Cにおいて用紙に転写される。用紙に転写されたトナー像は、定着部110Dにおいて熱と圧力が加えられることによって用紙に定着される。
画像形成部110よりも搬送方向後方には、用紙の読み取りを行う画像読取部24を備えている。
画像読取部24は、CCDセンサーやCMOSセンサー等のラインセンサによって構成することができ、用紙の幅方向全体の読み取りを行うことが可能である。画像読取部24で取得した読取画像は制御部100へ送信され、画像検査やエビデンス画像の作成に用いられる。なお、この形態では、画像読取部は、装置本体10に備えられているものとして説明したが、装置本体10の用紙搬送方向下流側に画像読取部を備えるものであってもよい。
装置本体10の筐体の上部に、自動原稿給送部(ADF)135を備えている。
自動原稿給送部(ADF)135では、セットされた原稿を自動で給送し、スキャナー部のCCDによって原稿の画像の読み取りを行う。読み取りによって取得した画像データは画像形成等に用いられる。
また、装置本体10の筐体の上部に、操作表示部140を備えている。操作表示部140は、タッチパネル式を備えたLCDや操作キー群等を有しており、情報の表示および操作入力が可能となっている。
装置本体10は、さらに、制御部100を有している。制御部100は、CPU、ROMおよびRAM等の記憶部、CPUで動作するプログラム等によって構成され、画像形成装置1全体を制御する。CPUで動作するプログラムには、本発明のプログラムが含まれている。
また、この実施形態では、画像形成装置1が画像処理装置に相当するものとして説明したが、本発明の画像処理装置は、画像読取部が読み取った読取画像を取得して画像データの処理を行うことが可能であればよく、例えば画像読取部を備える読取装置や、画像形成装置を管理するサーバなどが本発明の画像処理装置として機能するものであってもよい。
装置本体10の後段には、ロール紙を巻き取って収納する排紙部500が接続されている。
装置本体10から排紙されたロール紙RPは排紙部500へ搬送され、排紙部500において巻き取られて収納される。
なお、本実施形態では、給紙部200と、装置本体10と、排紙部500とによって画像形成装置1が構成されているが、本発明としては他の装置をさらに備えるものであっても良い。例えば、装置本体10と排紙部500との間にロール紙の断裁を行う断裁装置を備えていてもよい。
次に、画像形成装置1のシステム構成を図2に基づいて説明する。
画像形成装置1は、CPU101(中央演算処理装置)を備えており、CPU101には、ROM107、RAM108、および不揮発メモリー109が接続されている。
ROM107には、CPU101を動作させるためのプログラムやパラメータ等が格納されている。RAM108は、プログラム実行時にワークエリアとして使用される。不揮発メモリー109は、フラッシュメモリーなどにより構成され、画像形成装置1を動作するためのプログラムやパラメータが格納されている。
CPU101は、ROM107や不揮発メモリー109に格納されているプログラムを読み出して画像形成装置1の各部の動作を制御することができる。また、CPU101は、不揮発メモリー109の不揮発データを読み取り可能であり、かつ、所望のデータを不揮発メモリー109に書き込むことが可能である。
CPU101、ROM107、RAM108、および不揮発メモリー109は、本発明の制御部100の一部を構成している。
不揮発メモリー109には、装置本体10の初期設定情報や、画像読取部24のスキャナーの読み取り性能に関する情報(読み取り可能長さ、読取の終了から読取の再開までの所要時間等)、プロセス制御パラメータ等の機械設定情報などが格納されている
制御部100は、不揮発メモリー109に格納されている読み取り性能のデータや印刷速度に基づいて、エビデンス画像生成時に隣接する読取画像間に挿入する余白の大きさを算出することができる。
CPU101には、操作表示部140が接続されている。操作表示部140は、タッチパネルを供えたLCD等により構成することができ、画像の表示や設定入力等を行うことができる。操作表示部140では、例えば、画像検査の結果となるエビデンス画像を表示することができる。
CPU101には、さらに、画像形成部110が接続されている。画像形成部110は、CPU101の制御に基づいて用紙に画像を形成することができる。
CPU101には、さらに、画像処理部102が接続されている。画像処理部102は画像データに対する所定の処理を行うものであり、例えば、画像読取部24で読み取った画像データに対するA/D変換処理やシェーディング補正、印刷する画像の補正処理等を行うことができる。
CPU101には、さらに、画像出力部103が接続されている。画像出力部103は、出力画像を生成して画像形成部110によって画像を出力するものである。
CPU101には、さらに、ネットワーク接続部104が接続されている。ネットワーク接続部104は、外部のネットワークとの間でデータの送受信を行うものであり、ネットワーク上の外部装置からジョブデータや画像データ等を受信し、また、画像データや画像検査結果等を外部へ送信することができる。
CPU101には、さらに、画像保存部105が接続されている。画像保存部105では画像データを保存することができ、例えば、印刷用画像データや基準画像データ、読取画像データ等を保存することができる。画像保存部105は、本発明の記憶部を構成し、比較的大容量の記憶部で構成されている。
CPU101には、さらに、エビデンス画像形成部106が接続されている。エビデンス画像形成部106は、画像読取部24で読み取った読取画像を用いてエビデンス画像を生成することができる。エビデンス画像の作成動作については後述する。
エビデンス画像形成部106は、制御部100の一部機能を構成している。
CPU101には、さらに、画像読取部24が接続されている。画像読取部24は、制御部100の制御に従って用紙上の画像の読み取りを行うことが可能であり、読み取った画像データは、画像検査部111や画像保存部105、エビデンス画像形成部106へ送信される。なお、用紙上のスキャン開始マークを検知し、当該マークの位置に基づいて読み取りを行うようにしてもよい。また、画像読取部24には、読取画像を一時格納する読取画像記憶部を有している。読取画像記憶部は、画像保存部105に比べて比較的格納データ量が小さいRAMなどによって構成されている。
CPU101には、さらに、画像検査部111が接続されている。画像検査部111は、画像読取部24で読み取った読取画像データと、予め用意した基準画像データとの比較によって画像検査を行うことができる。画像検査部111における画像検査方法は本発明としては特に限定されず、読取画像データと基準画像データとの間の差分の大きさに基づいて異常判定を行うものであってもよく、読取画像の特徴量の算出を行って異常を判定するものであってもよい。
画像検査部111は、本発明の制御部100の一部を構成している。
CPU101には、さらに、基準画像形成部112が接続されている。
基準画像形成部112は、画像検査用の基準画像を生成することができる。基準画像としては、画像読取部24で読み取った読取画像を用いてもよく、印刷用画像データを用いてもよい。作成した基準画像は画像保存部105に保存することができる。
CPU101には、さらに、印刷ジョブ・検査基準設定データ転送部113を有している。印刷ジョブ・検査基準設定データ転送部113は、ネットワークに接続された他の画像形成装置に印刷ジョブや検査基準設定情報の転送を行う。この際には画像検査結果やエビデンス画像を転送することもできる。
次に、本実施形態におけるエビデンス画像の生成方法について説明する。
従来例におけるラベルロール紙の読み取り領域の例を図8に示す。図8では、網掛けの領域(A)が画像読取領域(スキャン領域)を示しており、画像読取領域の間の領域(B)は、読取が行われない領域を示している。
図8に示すように、画像読取部で一度に連続して読み取り可能な画像サイズには制限があるため、連続用紙の読み取りを行うと、副走査方向における所定の範囲毎に複数の読取画像が取得される。そして、その際には複数の読取画像の間には読み取れない領域(未読み取り領域)が発生してしまう。図8の例では、スキャン領域(網掛けの領域)(A)の間の領域が未読み取り領域(B)となっている。
本実施形態では、記録媒体の読取によって副走査方向に複数の読取画像が取得される場合に、読み取り範囲を、用紙の副走査方向における画像の配置に応じて決定し、取得した複数の読取画像を用いてエビデンス画像を作成する。
例えばラベルロール紙のような連続記録媒体に対する印刷を行う場合であって、画像読取部の読み取り結果に基づくヤレ検出機能が有効である場合、画像読取部による一回あたりのスキャン領域のサイズを決定するが、この際に、スキャン領域の大きさが一度のスキャン処理で扱える最大画像サイズ以下、かつ、スキャン領域の仕切り位置が、印刷される画像の間の余白領域に位置するように、スキャン領域の設定を行う。
そして、用紙の読み取りを行った後、隣接する複数の読取画像の間に、読み取りが行われなかった領域に対応する余白を挿入して結合し、エビデンス画像を作成する。これにより、出力物と同様の形式のエビデンス画像を得る。
以下に、エビデンス画像の作成方法について詳細に説明する。
まず、所定の範囲となるスキャン領域を決定する。
スキャン領域は、例えば、印刷するラベルのサイズに基づいて決定することができる。この際に、スキャン領域は、スキャン領域で読み取られた読取画像のデータ量が、読取画像を一時記憶する読取画像記憶部の格納データ量の大きさ以内となるように決定される。
図3に、スキャン領域の設定例として、1つのラベルのサイズを基にスキャン領域を決定した場合を示す。なお、図8と同様に、網掛けの領域(C)が読取を行う領域(スキャン領域)を示しており、スキャン領域の間の網掛けでない領域(D)は、読取が行われない領域となる。
図3の例では、副走査方向において1列分のラベルが含まれるように各スキャン領域が決定されている。ここでは、スキャン領域の仕切り位置がラベルの間の余白領域に位置している。なお、所定の範囲は、全てが同じである必要はなく、画像の配置などに従って適宜にその大きさが異なるものであってもよい。
また、スキャン領域の設定方法の他の例として、複数ラベル分のサイズをもとにスキャン領域を決定した例を図4に示す。図4では、網掛けの領域(E)が読取を行う領域(スキャン領域)を示しており、スキャン領域の間の網掛けでない領域(F)は、読取が行われない領域となる。
図4は、各スキャン領域がそれぞれ2列分のラベルを含むようにスキャン領域を決定しており、図3の例と同様に、スキャン領域の間の仕切り位置は、ラベル間の余白領域に位置している。
なお、スキャン領域は、所定の範囲における仕切り位置が画像の間の余白領域に位置し、かつ、画像読取部が一度に読取可能なサイズ以下の大きさであればよく、スキャン領域の大きさや配置は本発明では特に限定されない。例えば、3列以上のラベル画像を含むようにスキャン領域を決定してもよい。また、印刷される画像の数に基づいて決定するのではなく、例えば、スキャン領域の長さに基づいて決定してもよい。
スキャン領域の決定後には、設定されたスキャン領域で読取を行い、複数の読取画像を取得する。
図5は、図4に示すスキャン領域でラベルロールの読み取りを行った場合の所定範囲ごとの読取画像を示している。スキャン領域において読取を行うことにより、図5に示す複数の読取画像RI1〜RI4を得ることができる。ここでは、いずれの読取画像にもラベル画像が分割されることなく含まれている。取得した複数の読取画像は、画像検査に用いることができる。
次に、取得した複数の読取画像を結合してエビデンス画像を作成する。
スキャン領域間の未読み取り部分は画像が存在しない領域であるため、エビデンス画像の作成では、隣接する複数の読取画像の間に、読み取りを行っていない領域(未読み取り領域)と同じ大きさの余白を付加して、読取画像の結合を行い、エビデンス画像を作成する。
未読み取りの領域の大きさは、用紙の搬送速度とスキャナー(画像読取部)の読み取り性能に基づいて決定することができる。例えば、予めスキャナーの性能として、複数の読取画像の取得を行う際の読取不可時間をデータとして保存しておき、画像読取時の用紙の搬送速度とスキャナーの読取不可時間とに基づいて未読み取りの領域の大きさを算出することが可能である。
図5の読取画像に基づいて作成したエビデンス画像を図6に示す。
図6では、読取画像RI1〜RI4の間に、未読み取りの余白X1〜X3が付加されており、読み取られた印刷物と同じ形状の画像データが作成されている。なお、余白X1〜X3の大きさは、図4における未読み取り領域(F)の大きさと等しい。
この画像データは、画像検査結果を示すエビデンス画像として、ジョブのデータや検査基準のデータ等とともに保存したり、他の装置へ転送したりすることができる。
これにより、エビデンス画像を実際の出力物と同じ形状とすることができるため、エビデンス画像と実際の印刷物とを比較することが容易になる。
上記動作によれば、出力物と同様の形式のエビデンス画像を作成することが可能となる。
作成したエビデンス画像は、例えば納品物と一緒に顧客に提供することにより、顧客側にて納品物の品質の確認を行うことが可能となる。
また、スキャン領域の仕切り位置を、画像の間の余白領域に位置するように設定することで、エビデンス画像の作成時に印刷画像が欠けてしまうのを防ぐことができる。
また、ラベルの印刷時にスキャンの開始・終了位置を示すマーク(例:トンボ)を印刷用画像に追加して用紙上にマークを印刷し、出力物の読み取りを行う際に、用紙上のマークを基準としてスキャン範囲を決定してもよい。
マークは、副走査方向における画像間に位置していればよく、本発明では特に限定されない。マークの印刷位置は、ジョブの印刷画像データや、画像読取部24の処理能力に基づいて決定することができる。また、マークの種類は特に限定されず、例えばトンボマークなどを使用することができる。
上記動作の手順を図7のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の動作は制御部100の制御によって実行されるものであり、例として、プリンタドライバからラベル印刷及びヤレ検出機能有効を指定した場合の動作として説明している。
まず、印刷モードが画像検査モードであるか判定する(ステップs1)。画像検査モードでない場合(ステップs1、No)、手順を終了する。
画像検査モードである場合(ステップs1、Yes)、実施するジョブがラベルロール印刷かどうかを判定する(ステップs2)。ここでは、ラベルロール印刷であれば、画像読取部24による読み取りによって、副走査方向の所定の範囲毎に複数の読取画像が取得されると判定される。ラベルロール印刷でない場合(ステップs2、No)、手順を終了する。
ラベルロール印刷である場合(ステップs2、Yes)、ラベル画像サイズ、およびラベル間隔から、出力物のスキャン領域、および、未読み取り部分の幅を決定する(ステップs3)。ここでは、ラベル画像の配置、画像読取部24や画像検査部111の処理能力、用紙の搬送速度等に基づいてスキャン領域および未読み取り部分の幅が決定される。また、スキャン領域の決定に際しては、スキャン領域の仕切り位置を画像間の余白領域に位置させる。
次に、印刷ジョブの印刷画像に、スキャン開始位置および終了位置を示すマークを付加する(ステップs4)。スキャン開始位置および終了位置は、スキャン領域の仕切り位置に相当するものである。その後、画像形成装置本体に、ラベル印刷ジョブと、出力物の読み取り時のスキャン領域および挿入する余白幅情報を送信する(ステップs5)。その後、手順を終了する。
制御部100は、上記手順により設定されたスキャン領域に従って読み取りを行って画像検査を実施し、画像検査後には、余白幅の情報に基づいて読取画像間に余白を挿入してエビデンス画像の作成を行う。
上記手順によれば、スキャン開始位置および終了位置を示すマークを印刷することで、用紙の読み取りを適切に行うことが可能となる。
また、ラベルロール紙をはじめとする連続紙に対して印刷を行う場合には、主走査方向において複数の画像を印刷して、印刷後にラベルロールの断裁を行うことがある。複数の画像は、複数のジョブを結合して作成したものであってもよい。
このため、読取画像を主走査方向に分割して保存し、断裁後の出力物の内容に合わせたエビデンス画像を作成するようにしてもよく、読取画像を主走査方向に沿って分割した後、分割された読取画像を副走査方向に連結して、複数のエビデンス画像としてもよい。
これにより、主走査方向に別々の納品物が出力された連続画像として表示、保存することが可能となり、エビデンス画像を断裁後の出力物の形状と合った形にすることが可能となる。
なお、上記の説明では、ラベルロールに対する印刷および読み取りを行う場合を例として説明したが、本発明はラベルロール紙に印刷を行う場合以外にも適用可能であり、例えば、連続記録媒体や、画像読取部の連続読取可能長さを超えるサイズの記録媒体の読み取りを行う場合にも適用可能である。
また、印刷する画像はラベルに限定されず、通常のページ画像の印刷を行うものであってもよい。その場合は、ページ間の余白に未読み取り領域が含まれるようにスキャン領域の仕切り位置を設定し、当該余白にスキャン開始位置および終了位置を示すマークを印刷することができる。
また、上記説明ではエビデンス画像の作成方法について説明したが、作成されたエビデンス画像を用いて画像検査を行うようにしてもよい。
以上、本発明について上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りは、前記実施形態に対し適宜変更することができる。
1 画像形成装置
10 装置本体
22 搬送路
24 画像読取部
100 制御部
101 CPU
102 画像処理部
103 画像出力部
104 ネットワーク接続部
105 画像保存部
106 エビデンス画像形成部
107 ROM
108 RAM
109 不揮発メモリー
110 画像形成部
111 画像検査部
112 基準画像形成部
113 印刷ジョブ・検査基準設定データ転送部
140 操作表示部
200 給紙部
500 排紙部
RI1 読取画像
RI2 読取画像
RI3 読取画像
RI4 読取画像

Claims (12)

  1. 画像を記憶する記憶部と、
    記録媒体上の画像を画像読取部で読み取った読取画像を取得し、前記読取画像に基づいて前記記録媒体上の画像に異常があるかを判定し、前記読取画像に基づいて読み取りにおけるエビデンス画像を前記記憶部に保存する制御部を有し、
    前記制御部は、記録媒体上の副走査方向における所定の範囲毎に、複数の読取画像を取得する場合、前記所定の範囲を記録媒体上の副走査方向における画像の配置に応じて行うことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記制御部は、前記所定の範囲の仕切り位置を、副走査方向における画像間の余白領域に位置させる請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記制御部は、複数の前記読取画像を副走査方向に連結してエビデンス画像を作成する請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記制御部は、前記所定の範囲の仕切り位置を、画像間の余白領域に位置させる場合に、隣接する所定の範囲の間で、読取画像に含まれていない未読み取り領域がある場合、前記連結に際し、隣接する読取画像間に未読み取り領域に対応する余白領域を付加して連結を行うことを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 前記所定の範囲は、所定の範囲で読み取られた読取画像のデータ量が、読取画像を一時記憶する読取画像記憶部の格納データ量の大きさ以内となるように決定されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記制御部は、前記読取画像を主走査方向に沿って分割することが可能である請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記制御部は、前記読取画像を主走査方向に沿って分割した後、分割された読取画像を副走査方向に連結して、複数のエビデンス画像とすることを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
  8. 分割が行われる画像が主走査方向において異なるジョブに基づいて印刷されたものである請求項6または7に記載の画像処理装置。
  9. 前記制御部は、画像形成部による記録媒体への画像形成および前記画像読取部による記録媒体の読み取りを制御し、
    前記制御部は、前記記録媒体への画像形成の際に、前記記録媒体の副走査方向の画像間にマークを印刷し、前記画像読取部による読み取りの際に、前記マークの位置を基準として前記記録媒体の読み取りを行う請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記記録媒体は、連続記録媒体である請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 前記エビデンス画像を表示可能な表示部を備える請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  12. 記録媒体上の画像を画像読取部で読み取った読取画像を取得し、前記読取画像に基づいて前記記録媒体上の画像に異常があるかを判定し、前記読取画像に基づいて読み取りにおけるエビデンス画像を記憶部に保存する制御部で実行されるプログラムであって、
    前記プログラムは、記録媒体上の副走査方向における所定の範囲毎に、複数の読取画像を取得する場合、前記所定の範囲を記録媒体上の副走査方向における画像の配置に応じて決定することを特徴とするプログラム。
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