JP7199141B2 - 画像処理装置、画像処理システムおよびプログラム - Google Patents

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Description

この発明は、画像形成部で形成された転写媒体上の画像の読取結果を取得し、前記読取結果に基づいて、画像形成に際し生じる濃度ムラを補正する処理を行う画像処理装置、画像処理システムおよびプログラムに関するものである。
デジタル印刷システムでは、現像・感光体・定着などで用いられる回転体形状が適正でなかったり、軸方向がずれるなどして設置が適正に行われていなかったりすることによって、画像形成を行う際に通紙方向(副走査)で周期的な濃度ムラが発生することが広く知られている。そのため濃度センサー上に回転体の1周期以上の補正用パターンを読み込むことで一次元的に濃度ムラ補正をするような対策が採られている。
しかし、回転体の精度や取り付け公差などによっては、通紙方向(副走査)の回転周期に同期して通紙交差方向(主走査)ムラが同期して発生するようなケースがある。このような画像に対して一次元的な濃度ムラ補正を実施した場合には逆効果となり濃度ムラが目立つ結果となっている。すなわち、画像形成を行う現像・感光体・定着などの回転体による周期的な通紙方向(副走査)の濃度ムラについて、通常の副走査だけを段階的に濃度補正するムラ補正では逆効果(過補正)となってしまう二次元的なムラという課題がある。そのため、このようなムラが発生した場合には副走査補正の実施自体をしない、または補正値を非常に弱くすることで過補正を抑えるなどの対応になっている。補正値を弱くすることで過補正自体は目立たなくなるが元々の濃度ムラの補正自体も弱くなってしまうため得られる効果そのものが弱くなってしまう問題点もある。
特許文献1では回転体の周期がわかるマークを印字したチャートを読み込んで1次元的な濃度ムラ補正を行うものとしている。
特許文献2では、濃度検知部にて検知された画像の濃度データに基づき、第1のサブモジュールに起因する副走査方向の濃度変動を補正するための第1のパラメータおよび第2のサブモジュールに起因する副走査方向の濃度変動を補正するための第2のパラメータを設定し、前記第1のパラメータから第1補正値を取得し、前記第2のパラメータから第2補正値を取得し、当該第1補正値と当該第2補正値とを合成して補正する画像形成装置が開示されている。
特許文献3では、副走査方向に隣り合う主走査ライン間でみてブロックの境界を軸方向で異なる位置に設定して感光体の軸方向に発生する濃度ムラを補正する画像形成装置が提案されている。
特許文献4では、画像読取手段によるテストパターンの読み取り結果に基づいて像担持体の軸方向のブロック毎に画像濃度を補正する濃度補正手段を備え、テストパターンは、同じ画素構成で形成された複数の濃度パターンを含み、同じ画素構成で形成された各濃度パターンは、前記像担持体、前記帯電部材、前記現像剤担持体のうち少なくとも一つの回転周期の略M/N倍(M、Nは互いに素な整数であり、M≧2、N≧3)の位置に配置される画像形成装置が開示されている。
特開2013-148778号公報 特開2007-140402号公報 特開2009-53466号公報 特開2010-134160号公報
しかし、特許文献1では、濃度分布情報を取得する上でマーカー情報の除外処理が必要となり、さらにはマーカー情報を精度よく検出しなくてはならないという課題がある。
特許文献2では、2種の回転体の周期情報と濃度センサーを用いて、通紙方向の濃度ムラを2種分合成して副走査ムラ補正値を合成して補正しており、主走査方向における濃度ムラを補正するものではない。
特許文献3では、副走査方向における濃度ムラを補正しようとするものであり、主走査方向に関連して、副走査方向の濃度ムラも二次元的に補正するものではない。
特許文献で4は、各テストパターン間における濃度変動を小さくすることを目的としており、主走査方向および副走査方向における二次元的な濃度ムラの補正を行うものではない。
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、濃度分布情報を二次元的に取得して、回転体の開始位置を取得して濃度ムラを適正に補正することを可能にする画像処理装置、画像処理システムおよびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の画像処理装置のうち、第1の形態は、画像形成部で形成された転写媒体上の画像の、主走査方向のラインにおいてライン毎ではなく所定のライン間隔のタイミング得られる読取結果を取得し、前記読取結果に基づいて、画像形成に際し生じる濃度ムラを補正する処理を行う制御部を有し、
前記制御部は、画像形成で使用される一つ以上の回転体の位相基準位置情報を得て保持し、前記読取結果と、保持された前記位相基準位置情報とを関連付け、
読取結果に付与された前記位相基準位置情報によって読み取り画像内の所定の回転体の基準位置を特定し、特定された基準位置を基にして読取結果から前記回転体に起因する濃度ムラを検知・解析し、ジョブ出力時に得られる前記位相基準位置情報を基に、前記検知・解析して得られた濃度ムラをルックアップテーブルを使用して主走査濃度補正値に適用して、副走査方向に対して画像データ補正を実施し、前記副走査方向に対して画像データ補正を実施する際に所定の主走査領域毎に補正値を独立して実施し、前記主走査領域毎の補正値は、隣り合った領域の境界部ではそれぞれ隣接した補正値同士の平均値を設定することを特徴とする。
他の形態の画像処理装置の本発明は、前記形態の本発明において、前記制御部は、取得した一つ以上の回転体の位相基準位置情報のそれぞれについて保持することを特徴とする。
他の形態の画像処理装置の本発明は、前記形態の本発明において、前記読取結果は、転写媒体の幅方向において、複数位置で読み取られた結果であることを特徴とする。
他の形態の画像処理装置の本発明は、前記形態の本発明において、前記読取結果は、転写媒体の幅方向に配置されたインラインセンサーで読み取られた結果であることを特徴とする。
他の形態の画像処理装置の本発明は、前記形態の本発明において、前記制御部は、前記回転体の回転基準位置を検知するセンサーの出力を得て前記回転体の位相基準位置情報を得ることを特徴とする。
他の形態の画像処理装置の本発明は、前記形態の本発明において、前記ジョブ出力が、濃度ムラを検知・解析を行う処理の後に行われるジョブの出力であることを特徴とする。
他の形態の画像処理装置の本発明は、前記形態の本発明において、前記ジョブ出力が、ジョブ中において濃度ムラを検知・解析を行う処理を行ったページの後の出力であることを特徴とする。
他の形態の画像処理装置の本発明は、前記形態の本発明において、濃度ムラの補正のために読み取りが行われる画像が、濃度読み取り用パターンであることを特徴とする。
他の形態の画像処理装置の本発明は、前記形態の本発明において、出力するジョブが断裁を行うものである場合、前記制御部は、前記濃度読み取り用パターンを転写媒体の媒体断裁領域に形成することを特徴とする。
他の形態の画像処理装置の本発明は、前記形態の本発明において、画像形成部の下流側にあって、転写媒体の画像を読み取る画像読取部を備えることを特徴とする。
他の形態の画像処理装置の本発明は、前記形態の本発明において、前記画像処理装置が画像形成装置であることを特徴とする。
他の形態の画像処理装置の本発明は、前記形態の本発明において、前記画像処理装置が画像形成装置を管理する管理装置であることを特徴とする。
本発明の画像処理システムの発明は、前記形態の画像処理装置と、画像読取部とを備え、
読取結果に基づいて、画像形成に際し生じる濃度ムラを補正する処理を行う制御部は、画像形成で使用される一つ以上の回転体の位相基準位置情報を得て保持し、前記読取結果と、保持された前記位相基準位置情報とを関連付け、
読取結果に付与された前記位相基準位置情報によって読み取り画像内の所定の回転体の基準位置を特定し、特定された基準位置を基にして読取結果から前記回転体に起因する濃度ムラを検知・解析し、ジョブ出力時に得られる前記位相基準位置情報を基に、前記検知・解析して得られた濃度ムラをルックアップテーブルを使用して主走査濃度補正値に適用して、副走査方向に対して画像データ補正を実施し、前記副走査方向に対して画像データ補正を実施する際に所定の主走査領域毎に補正値を独立して実施し、前記主走査領域毎の補正値は、隣り合った領域の境界部ではそれぞれ隣接した補正値同士の平均値を設定することを特徴とする。
本発明のプログラムの発明は、画像形成部で形成された転写媒体上の画像の、主走査方向のラインにおいてライン毎ではなく所定のライン間隔のタイミング得られ読取結果を取得し、前記読取結果に基づいて、画像形成に際し生じる濃度ムラを補正する処理を行う制御部を制御するプログラムであって、
画像形成で使用される一つ以上の回転体の位相基準位置情報を得て保持するステップと、
前記読取結果と、保持された前記位相基準位置情報とを関連付けるステップと、
読取結果に付与された前記位相基準位置情報によって読み取り画像内の所定の回転体の基準位置を特定し、特定された基準位置を基にして読取結果から前記回転体に起因する濃度ムラを検知・解析し、ジョブ出力時に得られる前記位相基準位置情報を基に、前記検知・解析して得られた濃度ムラをルックアップテーブルを使用して主走査濃度補正値に適用して、副走査方向に対して画像データ補正を実施し、前記副走査方向に対して画像データ補正を実施する際に所定の主走査領域毎に補正値を独立して実施し、前記主走査領域毎の補正値は、隣り合った領域の境界部ではそれぞれ隣接した補正値同士の平均値を設定するステップと、を前記制御部に実行させることを特徴とする。
本発明によれば、2次元の濃度分布情報からの回転体周期の濃度ムラ補正を行うことができ、濃度センサーなしでの副走査ムラ補正が可能となる。これにより工程の歩留りアップおよび市場での部品寿命・交換サイクルの延期等によってコストダウンを図ることが可能となる。
本発明の画像形成装置の一実施形態を示す図である。 同じく、画像形成装置本体の詳細図である。 同じく、画像読取装置の詳細図である。 同じく、制御ブロックを示す図である。 従来の画像形成装置の制御ブロックを示す図である。 濃度ムラが発生する状態を説明する図である。
以下に、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
画像形成装置1は、装置本体10と、装置本体10の前段側に接続された給紙装置50と、装置本体10の後段側に順次接続された反転機構20、画像読取装置30、後処理装置40とを備えている。
なお、この実施形態では、これら装置によって画像形成装置が構成されているものとして説明しているが、装置本体10によって画像形成装置が構成されているものとしてもよく、画像形成装置と、その他の装置によって画像形成システムが構成されるものとしてもよい。また、画像形成システムにおいて、画像読取装置は画像形成装置に含まれるものとしてもよく、さらに画像読取装置が画像形成装置に含まれるものとしてもよい。なお、この実施形態では、画像形成装置が本発明の画像処理装置を構成しており、画像形成システムとなる場合は、本発明の画像処理システムを構成する。
給紙装置50は用紙を収納して、装置本体10に用紙を給紙するものであり、大容量で用紙を収納することができる。用紙は、本発明の転写媒体に相当する。なお、転写媒体の材質は紙に限定されるものではなく、布やプラスチックなどであってもよい。
装置本体10にはLAN2などが接続され、ネットワーク3を介してPC4が接続されている。
次に、装置本体10について図2に基づいて詳細に説明する。
装置本体10の下部側には、複数の給紙段を有する図示しない本体給紙部12が配置されている。本体給紙部12には用紙が収納されており、用紙は装置本体10の搬送経路13へと給紙される。また、用紙は、装置本体10の前段の給紙装置50にも収納されており、給紙装置50から用紙を給紙することも可能である。
装置本体10内には、用紙を搬送する搬送経路13が設けられている。搬送経路13は、本体給紙部12または給紙装置50から給紙される用紙を搬送する。
装置本体10内の搬送経路13の途中に、画像形成部11が設けられている。画像形成部11は、各色(シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K))用にそれぞれ感光体11aを有しており、各感光体11aの周囲に、図示しない、帯電器、LD11b、現像器11cを有している。さらに、画像形成部11は、中間転写ベルト11d、二次転写部11e、定着器11fを有している。中間転写ベルト11dは、各感光体11a上の画像が転写されるものであり、二次転写部11eは、中間転写ベルト11dの画像を用紙に転写する。定着器11fは、二次転写部11eの下流側の搬送経路13に配置されており、用紙に対して熱や圧力を加え、用紙上の画像を定着させる。
上記したように、画像形成部11は、感光体11a、図示しない帯電器、LD11b、現像器11c、中間転写ベルト11d、二次転写部11e、定着器11fなどによって構成されている。なお、本実施形態ではカラー印刷機を前提としているが、本発明としてはこれに限定されず、モノクロなど単色のみで印刷可能な画像形成装置であってもよい。
装置本体10には、制御部100を備えている。制御部100は、画像形成装置全体を制御するものであり、CPUやCPUで実行されるプログラム、パラメータや作業領域が格納される記憶部などによって構成することができる。制御部100では後述する画像読取装置20における読取結果を受けることができる。制御部100で実行されるプログラムには本発明のプログラムが含まれている。
制御部100では、読取結果に基づいて画像の濃度を判定し、濃度のムラの解析を行うことができる。濃度ムラがある場合、画像形成を補正して、濃度ムラをなくす動作を行うことができる。画像形成の補正は、副走査方向および主走査方向において行うことができる。
装置本体10の排紙側には反転機構20が接続されている。反転機構20は、画像形成が行われて装置本体10から排紙される用紙の表裏を反転する。反転された用紙は画像読取装置30に搬送される。
次に、画像読取装置30について図3に基づいて説明する。
反転機構20の排紙側に接続されている画像読取装置30は、内部に搬送路38を有している。搬送路38は、上流側が反転機構20の搬送経路に接続され、下流側が後処理装置40の搬送路に接続されている。搬送路38には、搬送ローラ34、35、36が搬送方向に沿って設けられている。搬送路38の中途には、用紙の下面の画像を読み取るCCD31と、用紙の上面の画像を読み取るCCD32とが搬送方向の順で備えられている。CCD31、32の対向側には対向板31A、32Aが配置されている。CCD31、32の下流側に測色計33が配置されている。
CCD31、32、測色計33の読取結果は制御部100に送信される。CCD31、32は、この実施形態では画像読取部に相当する。画像読取部は、CMOSセンサーやCCDセンサー等によって構成されたラインセンサーとすることができる。
なお、この実施形態では、2つの画像読取部を有するものについて説明をしたが、本発明としては画像読取部の数が限定されるものではなく、その数は1つでもよく、また、3つ以上でもよい。複数の画像読取部では種別の異なるものであってもよい。
画像読取装置30に備えられた読取制御部300は、CCD31、32を制御して、CCD31、32の読取結果を受けて画像メモリに一旦格納したり、制御部100に送信したりすることができる。
なお、この実施形態では、画像の濃度ムラを制御部100で検知、解析を行うものとしたが、画像読取装置30で濃度ムラの検知、解析を行うようにしてもよい。この場合、CCD31、32で読み取った読取結果を読取制御部300で取得し、読取制御部300で判定を濃度ムラの検知、解析を行うことができる。この場合、読取制御部300と制御部100とが協働して本発明の制御部として機能する。
後処理装置40は、用紙の搬送が可能な搬送経路を備えている。
後処理装置40は、図示しない後処理部を有し、所定の後処理を実行することが可能である。後処理としては、例えば、ステープル、パンチ、冊子処理などの適宜の処理や、折りを含む後処理、例えば、内三つ折り、中綴じ、Z折り、観音折り、四つ折り等の処理を行うことが可能である。後処理部では、複数の後処理を行うものであってもよい。
次に、画像形成装置1の制御ブロックを図4に基づいて説明する。
装置本体10には、画像形成装置全体を制御する、CPUを有する制御部100と、動作パラメータなどを格納した不揮発メモリ、作業領域となるRAM、プログラムなどが格納されたROMなどからなるメモリ101を有しており、メモリ101は制御部100に制御可能に接続されている。なお、メモリ101が制御部100に含まれるものであってもよい。
装置本体10には、入力画像処理部120を有しており、入力画像処理部120は制御部100に制御可能に接続されており、図示しない原稿読取部やネットワークなどを介して入力された画像データに対して画像制御によって、画像処理が施され、印刷用画像データに変換され、画像メモリ130に格納される。また、濃度ムラの補正のために読み取りが行われる画像として濃度読み取り用パターンを出力する場合は、メモリなどに格納された濃度読み取り用パターンの画像を読み出し、画像処理が施されて画像メモリ130に格納される。
出力画像処理部140は制御部100に制御可能に接続されており、画像メモリ130から入力されたR、G、B3色分のスキャン画像データまたはプリンタ画像データY1、M1、C1、K1(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)を、Y、M、C、K(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)4色分の画像データに色変換し、制御部100により作成される画像形成部11の専用インターフェースに出力する。
出力画像処理部140にはPC間遅延メモリ150が接続されている。出力画像処理部140は、入力画像処理部120から入力される画像データを、一旦、PC間遅延メモリ150に書き込み、これを各色成分の出力タイミングに合わせて読み出し、出力する機能を果たす。なお、PC間遅延メモリ150のPCはPhotoConductor(感光体ドラムユニット)の略である。
YMCKの各色成分の画像データは、対応する色成分の感光体11aが有するレーザーダイオード11bを駆動する。感光体11aの画像は、中間転写ベルト11dに転写され、二次転写部11eによって用紙に画像が転写され、定着器11fにより定着される。
なお、出力画像処理部140では、感光体位相検知160および現像位相検知161の機能が与えられ、画像形成に際し、主走査方向のラインにおけるタイミング検知が行われる。なお、感光体位相検知160および現像位相検知161では、感光体および現像器の回転位置の基準をセンサーなどによって機械的に検知する。したがって、感光体および現像器を制御する制御部100では、それぞれの位相位置を各タイミングで把握することができる。なお、ラインにおけるタイミング検知は、ライン毎でもよく、所定のライン間隔でタイミング検知が行われるものであってもよい。
画像が形成された用紙Pは、下流側の画像読取装置30に送られ、CCD31、32によって画像が読み取られ、読み取り結果は、入力画像処理部120に送られる。
入力画像処理部120では、制御部100の制御によって読み取り画像(読み取り結果)に位相基準位置情報を含む位相タイミング情報を付与して両者を関連付ける。位相基準位置は、上記したセンサーによって検知された位相位置としてもよく、また、画像書き出しの位相位置を位相基準位置としてもよい。
制御部100では、所定のタイミングで主走査方向の濃度の読取結果が得られるため、正解となる画像濃度が得られるように補正値を作成する。補正値の作成時期は補正値を適用するまでに得られるものであればよい。
後述するジョブの出力では、所定のタイミングにおける補正値を、後続のジョブの出力際しての所定のタイミングに適用する。後続のジョブの出力に際してもタイミングは、画像読取を行った場合と同様に、現像位相検知および感光体位相検知によるタイミング検知によって得ることができる。
PC4は、PC制御部40によって制御され、プリンタドライバ41によって画像データを、ネットワーク3を介して外部に送信するものである。画像データは、プリンタコントローラ170に送信される。プリンタコントローラ170は、画像形成装置本体10内に備えられているものでもよく、また、画像形成装置本体10の外部に備えられているものであってもよい。
プリンタコントローラ170は、画像処理を行うCPU171を有しており、外部から受けた画像データのRIP処理を行い、処理を行った画像データを入力画像処理部120に送信する。
PC4は、画像データを画像形成装置に送信する他、画像形成装置を管理する管理装置として使用するものであってもよい。
すなわち、PC制御部40において、画像読取装置の読み取り結果や位相基準位置情報を含む位相検知結果を受けてタイミング検知を行い、二次元的に濃度補正を行う指令を作成して画像形成装置に濃度補正指令を行うようにしてもよい。この場合、PC4は、本発明の画像処理装置に相当し、PC制御部40は、本発明の制御部に相当する。
図5は、従来の画像形成装置本体10Aにおける制御ブロックを示す図である。従来例では、感光体位相検知や現像位相検知は行われておらず、タイミング検知を行われていない。したがって、読み取り画像に位相タイミング情報を付与することもない。
図6は、感光体の例において濃度ムラを測定する従来の手法を示している。
通常、感光体では、用紙の通紙方向中央に沿って濃度センサーを配置し、読み取った濃度分布で一次元的に補正をしている。しかし、前述したように、現像器や感光体などの回転体自体は製造交差などで真円ではなく、楕円状のもので画像形成すると副走査方向に回転ムラが現れる(下記中央部)。さらにこの回転体の主走査方向の製造交差や取り付け時精度等で二次元的なムラが現れる(下記手前・奥)。※例では斜め+1次元副走査ムラ
図6では、感光体の手前側、中央、奥側で濃度のムラが異なっている。この場合、中央の濃度センサーで読み取った濃度分布で1次元的に濃度補正すると手前と奥で過補正となり、濃度ムラを適正に補正することができない。
本実施形態では、
1) 画像出力時(チャートが望ましい)に各種回転体(現像スリーブ・感光体ドラム)からの位相検知用信号を画像処理回路に入力
2) 画像処理回路は画像形成のための副走査画像領域(V-Sync)の開始から回転体位相検知用のラインカウンタをカウントアップ開始
3) 回転体の開始位置タイミング(立ち上がりエッジ)を検出した際のカウンタ数値をそれぞれ保持
4) 画像形成された出力紙を後段のインラインスキャナで画像読み取り
5) 読み取った際の画像に対して、カウンタで保持していたそれぞれの回転体開始位置タイミングを画像ヘッダに付与
6) その際に回転周期も付与
7) これにより画像内の副走査ラインのどこからどの回転体周期が始まったかが検出可能となる。また補正時には、位相検知用信号を得て、位相に応じた補正を行うことができる。
なお、本実施形態では、回転体として現像スリーブ、回転体ドラムを例として説明したが、本発明としては、濃度補正を行う対象となる回転体の数や対象が特定のものに限定されるものではなく、画像形成に際し、濃度ムラを発生させる回転体を適宜対象にすることができる。複数の回転体を対象とする場合、それぞれの回転体における位相位置と濃度ムラとの関係によって濃度補正を行う。
補正方法を説明する。
画像処理回路側に主走査濃度補正用のLUT(ルックアップテーブル)を用意する。このLUTを基に一定のライン毎に濃度補正値を加減算実施する。主走査を画素単位で実施すると回路規模が大きくなるためある分割数(例えば16分割程度)で独立して実施するようにしてもよい。分割数は特に限定されるものではない。
それぞれのブロックのLUTの加減算は従来の副走査ムラ補正と同様に単独で動作させる(副走査ムラ補正回路が16個並列動作する)。
なお、主走査領域毎の補正値は、隣り合った領域の境界部ではそれぞれ隣接した補正値同士の平均値を設定することができる。これにより主走査方向の濃度段差をなめらかに処理することができる。
なお、濃度補正を行うための画像は、上記したように濃度読み取り用パターンは、断裁を行うジョブでは、用紙の断裁領域に形成することができ、ジョブ前には、用紙の全面にハーフトーンを形成するなどしたものとしてもよい。また、ジョブ出力中に、ジョブの出力画像を読み取り、印刷用画像との対比によって濃度ムラを検知、解析するものであってもよい。
以上、本発明について上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明の範囲を逸脱しない限りは上記実施形態に対する適宜の変更が可能である。
1 画像形成装置
4 PC
10 画像形成装置本体
30 画像読取部
31 CCD
32 CCD
40 PC制御部
100 制御部
101 メモリ
120 入力画像処理部
140 出力画像処理部
160 感光体位相検知
161 現像位相検知
300 読取制御部

Claims (14)

  1. 画像形成部で形成された転写媒体上の画像の、主走査方向のラインにおいてライン毎ではなく所定のライン間隔のタイミング得られる読取結果を取得し、前記読取結果に基づいて、画像形成に際し生じる濃度ムラを補正する処理を行う制御部を有し、
    前記制御部は、画像形成で使用される一つ以上の回転体の位相基準位置情報を得て保持し、前記読取結果と、保持された前記位相基準位置情報とを関連付け、
    読取結果に付与された前記位相基準位置情報によって読み取り画像内の所定の回転体の基準位置を特定し、特定された基準位置を基にして読取結果から前記回転体に起因する濃度ムラを検知・解析し、ジョブ出力時に得られる前記位相基準位置情報を基に、前記検知・解析して得られた濃度ムラをルックアップテーブルを使用して主走査濃度補正値に適用して、副走査方向に対して画像データ補正を実施し、前記副走査方向に対して画像データ補正を実施する際に所定の主走査領域毎に補正値を独立して実施し、前記主走査領域毎の補正値は、隣り合った領域の境界部ではそれぞれ隣接した補正値同士の平均値を設定することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記制御部は、取得した一つ以上の回転体の前記位相基準位置情報のそれぞれ保持することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記読取結果は、転写媒体の幅方向において、複数位置で読み取られた結果であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記読取結果は、転写媒体の幅方向に配置されたインラインセンサーで読み取られた結果であることを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 前記制御部は、前記回転体の回転基準位置を検知するセンサーの出力を得て前記回転体の位相基準位置情報を得ることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記ジョブ出力が、濃度ムラを検知・解析を行う処理の後に行われるジョブの出力であることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記ジョブ出力が、ジョブ中において濃度ムラを検知・解析を行う処理を行ったページの後の出力であることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 濃度ムラの補正のために読み取りが行われる画像が、濃度読み取り用パターンであることを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 出力するジョブが断裁を行うものである場合、前記制御部は、前記濃度読み取り用パターンを転写媒体の媒体断裁領域に形成することを特徴とする請求項8記載の画像処理装置。
  10. 画像形成部の下流側にあって、転写媒体の画像を読み取る画像読取部を備えることを特徴とする請求項1~9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 前記画像処理装置が画像形成装置であることを特徴とする請求項1~10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  12. 前記画像処理装置が画像形成装置を管理する管理装置であることを特徴とする請求項1~10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  13. 請求項1~12のいずれか1項に記載の画像処理装置と画像読取部とを備え、
    読取結果に基づいて、画像形成に際し生じる濃度ムラを補正する処理を行う制御部は、画像形成で使用される一つ以上の回転体の位相基準位置情報を得て保持し、前記読取結果と、保持された前記位相基準位置情報とを関連付け、
    読取結果に付与された前記位相基準位置情報によって読み取り画像内の所定の回転体の基準位置を特定し、特定された基準位置を基にして読取結果から前記回転体に起因する濃度ムラを検知・解析し、ジョブ出力時に得られる前記位相基準位置情報を基に、前記検知・解析して得られた濃度ムラをルックアップテーブルを使用して主走査濃度補正値に適用して、副走査方向に対して画像データ補正を実施し、前記副走査方向に対して画像データ補正を実施する際に所定の主走査領域毎に補正値を独立して実施し、前記主走査領域毎の補正値は、隣り合った領域の境界部ではそれぞれ隣接した補正値同士の平均値を設定することを特徴とする画像処理システム。
  14. 画像形成部で形成された転写媒体上の画像の、主走査方向のラインにおいてライン毎ではなく所定のライン間隔のタイミング得られ読取結果を取得し、前記読取結果に基づいて、画像形成に際し生じる濃度ムラを補正する処理を行う制御部を制御するプログラムであって、
    画像形成で使用される一つ以上の回転体の位相基準位置情報を得て保持するステップと、
    前記読取結果と、保持された前記位相基準位置情報とを関連付けるステップと、
    読取結果に付与された前記位相基準位置情報によって読み取り画像内の所定の回転体の基準位置を特定し、特定された基準位置を基にして読取結果から前記回転体に起因する濃度ムラを検知・解析し、ジョブ出力時に得られる前記位相基準位置情報を基に、前記検知・解析して得られた濃度ムラをルックアップテーブルを使用して主走査濃度補正値に適用して、副走査方向に対して画像データ補正を実施し、前記副走査方向に対して画像データ補正を実施する際に所定の主走査領域毎に補正値を独立して実施し、前記主走査領域毎の補正値は、隣り合った領域の境界部ではそれぞれ隣接した補正値同士の平均値を設定するステップと、を前記制御部に実行させることを特徴とするプログラム。
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