JP2022035985A - 画像形成装置、情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】読取部を正確に補正すること。【解決手段】本発明の一態様に係る画像形成装置は、第1記録媒体に第1画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部に前記第1記録媒体を供給可能な供給部と、前記第1記録媒体に形成された前記第1画像を読み取る読取部と、前記読取部が前記第1画像を読み取った読取画像に基づき、所定の処理を実行する処理実行部と、前記供給部により供給される第2記録媒体に形成された第2画像を前記読取部が読み取った読取画像と、所定の読取基準画像と、に基づいて前記読取部を補正する補正部と、を有する。【選択図】図8

Description

本発明は、画像形成装置、情報処理装置及びプログラムに関する。
従来、画像形成装置では、画像形成部による印刷画像をインラインセンサ等の読取部で読み取った画像に基づき、印刷画像の検品や画像形成部の補正等の処理を実行する技術が知られている。この場合には、画像形成部は給紙トレイ等の供給部から供給される記録媒体に印刷画像を形成し、読取部は画像形成直後の印刷画像をインラインで読み取る。
一方、第1の画像形成装置による印刷画像を第2の画像形成装置が読取った画像に基づき、第1及び第2の画像形成装置における読取部の読取特性を判定する構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1の構成では、読取部は原稿台やADF(Auto Document Feeder)を用いて印刷画像を読み取るものであり、印刷画像の検品や画像形成部の補正等を行うための画像形成後の搬送経路に設けられた読取部を補正できない。
本発明は、読取部を正確に補正することを課題とする。
本発明の一態様に係る画像形成装置は、第1記録媒体に第1画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部に前記第1記録媒体を供給可能な供給部と、前記第1記録媒体に形成された前記第1画像を読み取る読取部と、前記読取部が前記第1画像を読み取った読取画像に基づき、所定の処理を実行する処理実行部と、前記供給部により供給される第2記録媒体に形成された第2画像を前記読取部が読み取った読取画像と、所定の読取基準画像と、に基づいて前記読取部を補正する補正部と、を有する。
本発明によれば、読取部を正確に補正できる。
実施形態に係る画像形成システムの構成例を示す図である。 実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成例のブロック図である。 実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成例のブロック図である。 第1実施形態に係る画像形成装置の構成例を示す図である。 実施形態に係る画像形成装置の機能構成例のブロック図である。 チャート用紙例を説明する図である。 中間転写ベルトの離間例を説明する図である。 第1実施形態に係る画像形成装置による補正動作例のフロー図である。 第2実施形態に係る画像形成装置の構成例を示す図である。 第3実施形態に係る画像形成システムの構成例を示す図である。 第3実施形態に係る画像形成システムによる補正動作例を示すフロー図である。 画像形成装置における読取基準データ例を示す図である。 他の画像形成装置における読取基準データ例を示す図である。 インラインセンサの補正操作画面例を示す図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部には同一符号を付し、重複した説明を適宜省略する。
また以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための画像形成装置を例示するものであって、本発明を以下に示す実施形態に限定するものではない。以下に記載されている構成部品の形状、その相対的配置、パラメータの値等は特定的な記載がない限り、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、例示することを意図したものである。また図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため、誇張している場合がある。
実施形態に係る画像形成装置は、第1記録媒体に第1画像を形成する画像形成部と、画像形成部に第1記録媒体を供給可能な供給部と、第1記録媒体に形成された第1画像を読み取る読取部と、読取部が第1画像を読み取った読取画像に基づき、所定の処理を実行する処理実行部とを有する。
所定の処理は、例えば第1画像の検品処理、非画像形成時における画像形成部の色補正処理、又は画像形成時における画像形成部の色補正処理等である。非画像形成時における画像形成部の色補正処理は、画像形成装置による画像形成を行う前に実行される色校正処理等が該当する。画像形成時における画像形成部の色補正処理は、画像形成中に実行されるいわゆるリアルタイム色補正処理等が該当する。
実施形態では、供給部により供給される第2記録媒体に形成された第2画像を読取部が読み取った読取画像と、所定の読取基準画像とに基づいて読取部を補正する。第2画像は、読取部の読取特性を補正するための補正用チャート画像等であり、実施形態に係る画像形成装置、或いは該画像形成装置とは異なる他の画像形成装置等により予め第2記録媒体に形成された画像である。
所定の処理の実行時と同様に、供給部により供給される第2記録媒体に形成された第2画像を用いて読取部の補正を行うことで、処理実行部による処理の実行時と同じ状態で読取部を正確に補正する。
以下では、画像形成装置を備える画像形成システムを一例として実施形態を説明する。この画像形成システムは、例えば所望の画像を大量の記録媒体に印刷する商用印刷(プロダクションプリンティング)用の画像形成システムである。なお、実施形態の用語における印刷、画像形成、及び印字は何れも同義とする。
<画像形成システム100の全体構成例>
まず図1を参照して、画像形成システム100の構成の一例を説明する。図1は、画像形成システム100の構成の一例を説明する図である。図1に示すように、画像形成システム100は、クライアントPC(Personal Computer)101と、DFE(Digital Front End)102と、画像形成装置103と、管理サーバ104とを有する。これらはインターネット等を介して相互に通信可能に接続している。
クライアントPC101は、ユーザが印刷したい印刷ジョブを作成し、DFE102又は管理サーバ104へ印刷ジョブを送信する。液晶ディスプレイである表示部や、マウスやキーボードなどの入力装置を備えている。
DFE102は、クライアントPC101又は管理サーバ104から印刷ジョブを受け取り、受け取った印刷ジョブに基づいて、RIP(Raster Image Processor)エンジンにより描画データを作成し、画像形成装置103へ描画データを送信する。ここでDFE102は、情報処理装置の一例である。
画像形成装置103は、DFE102から受け取った描画データに基づいて、記録媒体に画像形成を行う。
管理サーバ104は、クライアントPC101から受け取った印刷ジョブを管理する。また、DFE102からの要求により、印刷ジョブをDFE102へ送信する。
なお、画像形成システム100には、複数の画像形成装置や複数のクライアントPCが通信可能に接続されてもよい。
<DFE102のハードウェア構成例>
次に図2を参照して、DFE102のハードウェア構成を説明する。図2は、DFE102のハードウェア構成の一例を説明するブロック図である。
図2に示すように、DFE102は、CPU(Central Processing Unit)201と、ROM(Read Only Memory)202と、RAM(Random Access Memory)203と、HDD(Hard Disk)/SSD(Solid State Drive)204と、I/F(Interface)205とを有する。
これらのうち、CPU201は、RAM203を作業領域として使用し、ROM202に格納されているプログラムを実行することにより、DFE102全体の動作を制御する。
HDD/SSD204は、記憶部として使用され、予め設定された設定値を格納している。HDD/SSD204に格納されている情報は、CPU201が読み出しプログラム実行時に使用することもある。
I/F205は、DFE102と、クライアントPC101、画像形成装置103及び管理サーバ104とを通信可能にするインターフェースである。
<画像形成装置103のハードウェア構成例>
次に図3を参照して、画像形成装置103のハードウェア構成を説明する。図3は、画像形成装置103のハードウェア構成の一例を説明するブロック図である。
図3に示すように、画像形成装置103は、CPU301と、ROM302と、RAM303と、HDD/SSD304と、I/F305と、画像形成部306と、読取部307と、給紙部500と、を有する。
これらのうち、CPU301は、RAM303を作業領域として使用し、ROM302に格納されているプログラムを実行することにより、画像形成装置103全体の動作を制御する。
HDD/SSD304は、記憶部として使用され、予め設定された設定値を格納している。HDD/SSD304に格納されている情報は、CPU301が読み出しプログラム実行時に使用することもある。
I/F305は、画像形成装置103と、DEF102、クライアントPC101及び管理サーバ104とを通信可能にするインターフェースである。
画像形成部306は、印刷用紙に印刷画像を形成する印刷エンジンである。ここで、印刷用紙は第1記録媒体の一例であり、印刷画像は第1画像の一例である。読取部307は印刷用紙に形成された印刷画像を読み取る読取装置である。給紙部500は、画像形成部306に印刷用紙を供給可能な供給部の一例である。
<画像形成装置103の構成例>
次に図4を参照して、画像形成装置103の構成を説明する。図4は、画像形成装置103の構成の一例を説明する図である。図4に示すように、画像形成装置103は、タンデム式の電子写真方式の感光体ドラム403K,403C,403M,403Yと、中間転写ベルト402と、二次転写ローラ404と、給紙部500と、搬送ローラ対401と、定着ローラ405と、インラインセンサ406a及び406bと、反転パス407と、搬送経路408とを有する。
図3の画像形成部306は、感光体ドラム403K、403C、403M及び403Yと、中間転写ベルト402と、二次転写ローラ404と、定着ローラ405と、を含んでいる。また図3の読取部307は、インラインセンサ406a及び406bを含んでいる。
画像形成装置103は、無端状移動手段である中間転写ベルト402に沿って各色の感光体ドラム403Y、403M、403C、403K(以降、総じて感光体ドラム403とする)が並べられた構成を備える、いわゆるタンデムタイプの画像形成装置である。給紙部500から給紙され、搬送ローラ対401により搬送される印刷用紙(第1記録媒体の一例)に転写するための中間転写画像が形成される中間転写ベルト402に沿って、この中間転写ベルト402の搬送方向の上流側から順に、感光体ドラム403Y、403M、403C及び403Kが配列している。
画像形成装置103は、各色の感光体ドラム403の表面においてトナーにより現像された各色の画像を、中間転写ベルト402に重ね合わせて転写することによりフルカラーの画像を形成する。ここで、中間転写ベルト402は、画像を担持する像担持体の一例である。
画像形成装置103は、中間転写ベルト402上に形成されたフルカラー画像を、図中に破線で示す印刷用紙の搬送経路408と最も接近する位置において、二次転写ローラ404の機能により、搬送経路408上を搬送されてきた印刷用紙の紙面上に転写する。
画像形成装置103は、紙面上に画像が形成された印刷用紙を更に搬送し、定着ローラ405によって、印刷用紙に画像を定着(画像形成)させる。定着ローラ405は、印刷用紙に印刷画像を熱定着させる定着部の一例である。定着ローラ405は、フルカラーのトナー像が転写された印刷用紙を加熱及び加圧することにより、フルカラーのトナー像を印刷用紙に定着させる。定着ローラ405は、内蔵するハロゲンヒータ等のヒータにより発熱し、印刷用紙を加熱することができる。
両面印刷を行う場合には、画像形成装置103は、表面に画像形成を行った後、印刷用紙を搬送経路408中の反転パス407に搬送し、表裏を反転させたのち、再度二次転写ローラ404の位置まで搬送する。
給紙部500は、給紙トレイ501と、ピックアップローラ502と、給紙ローラ503とを有する。給紙トレイ501は、印刷用紙を収容可能な収容部の一例である。
給紙トレイ501は、複数の印刷用紙を重ね合わせて収容している。第1記録媒体としては、記録紙(転写紙)等の印刷用紙が挙げられるが、これに限定されるものではなく、画像を形成(記録)可能な媒体であれば、コート紙、厚紙、OHP(Overhead Projector)シート、プラスチックフィルム、プリプレグ、及び銅箔等であってもよい。
給紙部500は、給紙トレイ501に積載して収容される印刷用紙を最上部から順にピックアップローラ502で拾い上げ、拾い上げた印刷用紙を、一対のローラである給紙ローラ503を用いて搬送ローラ対401に供給する。なお給紙部500は、他に搬送用のローラを有する構成であってもよい。
画像形成装置103は、印刷用紙の搬送方向における定着ローラ405の下流側に、インラインセンサ406a及び406b(以降、総じてインラインセンサ406とする)を備える。
インラインセンサ406は、定着ローラ405により印刷用紙の両面を読み取り、印刷用紙上に定着された画像の読取画像データを得る。なお、インラインセンサ406は必ず2つ(406a、406b)必要なわけではなく、インラインセンサ406aのみでもよい。センサが406aのみの時は、表面を画像形成した時点でインラインセンサ406aにより読取りを行う。画像形成装置103は、その後裏面の画像形成を行う。
ここで、インラインセンサ406は、受光した光強度に応じた電気信号を出力する画素が一次元アレイ状に配列されたCCD(Charge Coupled Device)ラインセンサである。画素の配列方向は、印刷用紙の搬送方向に交差している。また、インラインセンサ406は、赤色の光(R)を受光する画素アレイと、緑色の光(G)を受光する画素アレイと、青色の光(B)を受光する画素アレイとを含んでいる。
インラインセンサ406は、各色の画素アレイによって、印刷用紙に形成された印刷画像による反射光の光強度に応じた電気信号を出力する。画像形成装置103は、インラインセンサ406による読取画像の各色の光強度(濃度)を色情報として、印刷色の補正に用いる。
なお、インラインセンサ406は、それぞれ印刷用紙に光を照射する光源を備えてもよい。光源から印刷用紙に光を照射することで、インラインセンサ406による読み取りの明るさを確保できる。また、インラインセンサ406は、CCDに代えて、CMOS(Complementary metal-oxide-semiconductor)やPD(Photo Diode)アレイ等で含んでもよい。
<画像形成装置103の機能構成例>
次に図5を参照し、また図4の構成図も適宜参照して、画像形成装置103の機能構成について説明する。図5は、画像形成装置103の機能構成の一例を説明するブロック図である。図5に示すように画像形成装置103は、画像形成制御部11と、停止制御部12と、給紙制御部13と、格納部14と、検品処理部15と、非印刷時色補正処理部16と、印刷時色補正処理部17と、読取特性補正部18とを有する。これらのうち、格納部14の機能は、HDD/SSD304等により実現される。また格納部14以外の構成部の各機能は、図3のCPU301が所定のプログラムを実行すること等により実現される。なお、図5では主要な構成部のみを示しているが、画像形成装置103は上記以外の構成部を備えることもできる。
画像形成制御部11は、画像形成部306による画像形成動作を制御する機能を有する。
停止制御部12は、読取特性補正部18が読取部307の読取特性を補正する際に、画像形成部306の動作を停止させる機能を有する。
また停止制御部12は、発熱停止制御部121と、離間制御部122とを有する。発熱停止制御部121は、画像形成部306における定着ローラ405の発熱を停止させる。離間制御部122は、印刷用紙が搬送される搬送経路408に対して中間転写ベルト402を離間させることができる。
給紙制御部13は、給紙部500の動作を制御する機能を有する。
格納部14は、検品処理部15が用いる検品基準画像データ141と、非印刷時色補正処理部16及び印刷時色補正処理部17が用いる色補正基準データ142と、読取特性補正部18が用いる読取基準画像データ143等を格納する。
検品処理部15は、印刷用紙に形成された印刷画像の検品処理を実行する。例えば検品処理部15は、読取部307が印刷画像を読み取った読取画像と、格納部14を参照して取得される所定の検品基準画像とを比較する。そして、検品基準画像に対して所定の位置ずれ閾値以上の位置ずれや所定の色ずれ閾値以上の色ずれが検出された場合に、読取画像に対応する印刷用紙を不良品として除外する。また印刷用紙や印刷画像にキズや汚れがあった場合にも読取画像に対応する印刷用紙を不良品として除外することもできる。
非印刷時色補正処理部16は、非画像形成時に画像形成部306の色補正処理を実行する。なお、非画像形成時は、画像形成装置103が画像形成を行っていない時を意味する。
例えば非印刷時色補正処理部16は、画像形成装置103が大量の印刷用紙に連続して画像形成を行う前に、読取部307が印刷画像を読み取った読取画像と、格納部14を参照して取得される所定の色補正基準画像とを比較する。そして、読取画像の色が色補正基準画像の色に合致するように、画像形成部306におけるガンマカーブ等の色変換パラメータを調整して画像形成部306の色補正を行う。
非印刷時色補正処理部16による色補正処理の実行タイミングは、画像形成装置103による画像形成前に限定されず、所定の期間ごとの定期的なタイミングであってもよい。
印刷時色補正処理部17は、画像形成時に画像形成部306の色補正処理を実行する。画像形成時は、画像形成装置103が画像形成を行っている時を意味する。印刷時色補正処理部17による処理は、いわゆるリアルタイム色補正に対応する。
例えば印刷時色補正処理部17は、画像形成装置103が大量の印刷用紙に連続して画像形成を行っている時に、画像形成直後の印刷用紙の印刷画像を読取部307が読み取る。そして読取部307による読取画像と、格納部14を参照して取得される所定の色補正基準画像とを比較し、読取画像の色が色補正基準画像の色に合致するように、画像形成部306におけるガンマカーブ等の色変換パラメータを調整して、画像形成部306による印刷色を補正する。画像形成装置103は、補正処理を実行後の印刷用紙への画像形成において、補正結果を反映させる。
以上の検品処理部15、非印刷時色補正処理部16及び印刷時色補正処理部17のそれぞれは、印刷用紙に形成された印刷画像を読取部307が読み取った読取画像に基づき、所定の処理を実行する処理実行部の一例である。
読取特性補正部18は、給紙部500により供給されるチャート用紙に形成された補正用チャート画像を読取部307が読み取った読取画像と、所定の読取基準画像とに基づいて読取部307を補正する補正部の一例である。
ここでチャート用紙は、第2記録媒体の一例であり、補正用チャート画像は、第2画像の一例である。チャート用紙は、画像形成装置103、或いは画像形成装置103とは異なる他の画像形成装置によって予め形成された補正用チャート画像を含んでいる。
読取特性補正部18による補正の際には、画像形成装置103は、給紙部500の給紙トレイ501にチャート用紙を収容され、給紙制御部13の制御下で給紙部500により画像形成部306に供給する。
換言すると、画像形成装置103は、画像形成時に印刷用紙が搬送される場合と同様に、チャート用紙を搬送経路408に沿って搬送し、定着ローラ405の位置を通過したチャート用紙上の補正用チャート画像を、読取部307により読み取る。なお、給紙トレイ501へのチャート用紙の収容は、例えば画像形成装置103のユーザ又は管理者等が手動で行う。
読取特性補正部18による補正の際には、チャート用紙に印刷画像を形成するわけではないため、画像形成部306は、停止制御部12により動作を停止する。また定着ローラ405が発熱していると、消費電力の無駄が生じるうえ、定着ローラ405の位置を通過する際にチャート用紙が加熱され、紙面上の補正用チャート画像が損傷する場合がある。そのため、画像形成装置103は、発熱停止制御部121により定着ローラ405の発熱を停止させる。
また、中間転写ベルト402には、画像形成時に印刷用紙に転写されなかった残留トナーが付着している場合があり、残留トナーにチャート用紙が接触すると、残留トナーで補正用チャート画像が汚染される場合がある。そのため、画像形成装置103は、読取特性補正部18による補正の際には、搬送経路408に沿って搬送されるチャート用紙に中間転写ベルト402が接触しないように、中間転写ベルト402を、離間制御部122により搬送経路408に対して離間させる。
このような状態で、読取部307は、搬送経路408に沿って搬送されるチャード用紙上の補正用チャート画像を読み取る。読取特性補正部18は、読取部307による読取画像と、格納部14を参照して取得される読取基準画像とを比較し、読取画像の色が読取基準画像の色に合致するように、読取部307の読取特性を補正する。例えば読取部307のCCDにおける各色のゲインやオフセットを調整することで、読取部307の読取特性を補正することができる。
<チャート用紙例>
次に図6を参照して、読取特性補正部18による補正の際に使用されるチャート用紙について説明する。図6は、チャート用紙の一例を説明する図である。
図6における画像形成装置103'は、実施形態に係る画像形成装置103とは異なる他の画像形成装置であり、画像形成装置103における読取部307の読取特性の補正のための基準とする画像形成装置である。
チャート用紙181は、画像形成装置103'により紙面上に補正用チャート画像181aが形成された用紙である。補正用チャート画像181aは、複数の色ごとの色パッチがアレイ状に形成された画像である。なお、色パッチとは、チャート用紙において1つの色が形成されている領域を意味する。色パッチの数や配置、また色の種類等は、用途に応じて適宜選択可能である。
画像形成装置103'は、チャート用紙181上に補正用チャート画像181aを形成し、また画像形成装置103'が備える読取部により補正用チャート画像181aを読み取って、この読取画像を読取基準画像データとして記憶装置等に記憶させる。
補正用チャート画像181aが形成されたチャート用紙181は、画像形成装置103のユーザ又は管理者により持ち運ばれて、読取部307の補正の際に、画像形成装置103における給紙部500の給紙トレイ501内にセットされる。また読取基準画像データは、ネートワーク又は記憶媒体を介して画像形成装置103に移動され、画像形成装置103の格納部14(図5参照)に格納される。その後、画像形成装置103における読取部307の補正が行われる。
なお本実施形態では、画像形成装置103'により補正用チャート画像181aを形成する例を示すが、これに限定されるものではない。画像形成装置103自身が過去に補正用チャート画像を形成したチャート用紙を第2記録媒体とし、その読取画像を読取基準画像データとすることもできる。
また、写真画像やテキスト画像等の画像形成装置103が形成する画像の種類に応じて、補正用チャート画像及び読取基準画像データを用意することもできる。この場合は、画像の種類と、補正用チャート画像及び読取基準画像データとが予め対応付けられ、画像形成装置103は、画像の種類に応じた補正用チャート画像及び読取基準画像データを、読取部307の補正において使用する。
さらに色パッチの数が多い場合には、複数のチャート用紙に分けて補正用チャート画像を形成することもできる。画像形成装置103は、複数のチャート用紙を用いて読取部の補正を行う場合には、複数のチャート用紙を給紙トレイ501にセットし、給紙部500により順次供給する。
<中間転写ベルト402の離間例>
次に図7を参照して、中間転写ベルト402の離間を説明する。図7は、離間制御部122(図5参照)の制御下で搬送経路408に対して離間した中間転写ベルト402の一例を示している。
図7では、二次転写ローラ404の位置が搬送経路408に対して離間する方向に移動している。二次転写ローラ404の移動は、偏心カムを用いた離接機構等により行うことができる。二次転写ローラ404の移動の結果、二次転写ローラ404に支持される中間転写ベルト402は搬送経路408に対して距離Dだけ離間している。これにより、搬送経路408に沿って搬送されるチャート用紙が中間転写ベルト402に接触しないようにでき、中間転写ベルト402上に残留する残留トナーで補正用チャート画像が汚染されることを防止できる。
なお、図7では二次転写ローラ404のみが移動する構成を例示したが、感光体ドラム403、二次転写ローラ404及び中間転写ベルト402全体が移動する構成にしてもよい。
<画像形成装置103による読取部307の補正動作例>
次に図8を参照し、また適宜、図5の機能構成図も参照して、画像形成装置103による読取部307の補正動作について説明する。図8は、画像形成装置103による読取部307の補正動作の一例を説明するフローチャートである。
なお、画像形成装置103は、起動状態において、所定のタイミングで読取部307の補正を行うように設定されており、図8は、画像形成装置103が読取部307の補正を開始するタイミングを起点とした動作を示している。上記の所定のタイミングは、画像形成装置103による画像形成を行うごとのタイミングや、予め定めた期間ごとのタイミング等を適宜選択可能である。
まず、ステップS81において、読取特性補正部18は、格納部14を参照して読取基準画像データを取得する。
続いて、ステップS82において、発熱停止制御部121は、定着ローラ405(図4参照)の発熱を停止させる。
続いて、ステップS83において、離間制御部122は、印刷用紙が搬送される搬送経路408に対して中間転写ベルト402を離間させる。
続いて、ステップS84において、給紙部500は、給紙制御部13の制御下で、給紙トレイ501に収容されたチャート用紙を給紙する。
続いて、ステップS85において、読取部307は、搬送経路408(図4参照)に沿って搬送されるチャート用紙に形成された補正用チャート画像を読み取る。
続いて、ステップS86において、読取部307による読取画像と、格納部14を参照して取得される読取基準画像とを比較し、読取画像の色が読取基準画像の色に合致するように、読取部307の読取特性を補正する。
このようにして、画像形成装置103は、読取部307の読取特性を補正することができる。
<画像形成装置103の作用効果>
次に、画像形成装置103の作用効果について説明する。従来、画像形成装置では、画像形成部による印刷画像を読取部で読み取った画像に基づき、印刷画像の検品や画像形成部の色補正等の処理を実行する技術が知られている。印刷画像の検品や画像形成部の補正では、画像形成部は給紙トレイ等の供給部から供給される記録媒体に印刷画像を形成し、読取部は画像形成直後の印刷画像をインラインで読み取る。
この場合に、読取部の読取特性が経時変化したり、また画像形成装置ごとで異なったりすると、上記の検品処理や色補正処理の精度が低下する場合がある。
一方、読取部の読取特性の経時変化等を補正するために、第1の画像形成装置による印刷画像を第2の画像形成装置が読取った画像に基づき、第1及び第2の画像形成装置における読取部の読取特性を判定する構成が開示されている。
しかしながら、開示されている構成では、読取部は原稿台やADFを用いて印刷画像を読み取るものであり、印刷画像の検品や画像形成部の補正等を行うための読取部を補正できない。
本実施形態では、画像形成装置103は、給紙部(供給部)により供給されるチャート用紙(第2記録媒体)に形成された補正用チャート画像(第2画像)を読取部が読み取った読取画像と、所定の読取基準画像とに基づいて読取部を補正する。
画像形成装置103は、検品や色補正等における印刷用紙(第1記録媒体)と同様に、給紙部から画像形成のための搬送経路に沿って搬送されるチャート用紙に形成された補正用チャート画像を用いるため、読取部の使用状態を検品や色補正等を行う場合と同じ状態にできる。これにより読取部を正確に補正可能になる。
また本実施形態では、画像形成装置103は、補正用チャート画像が形成されたチャート用紙を予め用意し、これを用いて読取部を補正する。従って、読取部の補正を行うたびに、画像形成装置103がチャート用紙に補正用チャート画像を形成しなくてもよいため、画像形成装置103は、読取部の補正にかかる手間や時間、コストを削減することができる。
また本実施形態では、画像形成装置103は、読取部がチャート用紙を読み取る際に、停止制御部により画像形成部の動作を停止させる。これにより、画像形成装置103は、チャート用紙を給紙部から画像形成のための搬送経路に沿って搬送することが可能になる。
また本実施形態では、画像形成装置103は、読取部がチャート用紙を読み取る際に、定着ローラ(定着部)の発熱を停止させる。これにより、画像形成装置103は、定着ローラを発熱させるための消費電力を節約するとともに、チャート用紙が定着ローラの位置を通過する際に、チャート用紙が加熱されて補正用チャート画像が損傷することを防止することができる。
また本実施形態では、画像形成装置103は、読取部がチャート用紙を読み取る際に、印刷用紙が搬送される搬送経路に対して中間転写ベルト(像担持体)を離間させる。これにより、画像形成装置103は、中間転写ベルトに付着した残留トナーにチャート用紙が接触することによる補正用チャート画像の汚染を防止できる。
[第2実施形態]
次に第2実施形態に係る画像形成システム100aについて説明する。なお、第1実施形態と同一の構成部には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。この点は以下に示す他の実施形態においても同様である。
図9は、画像形成システム100aが備える画像形成装置103aの構成の一例を示す図である。図9に示すように、画像形成装置103aは、感光体ドラム403K,403C,403M,403Yに加えて、感光体ドラム403Wを有する。
感光体ドラム403Kはブラック(K)のトナー、感光体ドラム403Cはシアン(C)のトナー、感光体ドラム403Mはマゼンタ(M)のトナー、感光体ドラム403Yはイエロー(Y)のトナー、感光体ドラム403Wはホワイト(W)のトナーでそれぞれ作像することができる。
K,C,M,Yはプロセスカラーであり、第1の色の一例である。なおプロセスカラーとは、印刷物において、基本となる4色のトナーの組み合わせによって表現された色をいう。一方、ホワイトはプロセスカラー以外の色である、いわゆる特色であり、第2の色の一例である。画像形成装置103aは、ホワイト以外にも蛍光ピンクや蛍光イエロー等の他の複数の特色トナーを用いて画像を形成することができる。
このような特色について、読取部の読取特性を補正する場合、画像形成装置103a自身で補正用チャート画像を形成しようとすると、複数の特色の数に対応する回数だけ感光体ドラムを交換する必要があり、時間と手間がかかる場合がある。
実施形態では、画像形成システム100aは、上述したように補正用チャート画像が形成されたチャート用紙を予め用意し、これを用いて読取部を補正する。従って、複数の特色を含む補正用チャート画像が形成されたチャート用紙を予め作成しておけば、特色の数に対応する回数の感光体ドラム交換は不要になる。これにより、画像形成システム100aは、読取部の補正にかかる手間や時間を削減することができる。
なお、上記以外の効果は、第1実施形態で説明したものと同様である。
[第3実施形態]
第3実施形態に係る画像形成システム100bについて説明する。
<画像形成システム100bの構成>
図10は、画像形成システム100bの構成の一例を示す図である。画像形成システム100bは、画像形成装置103と、他の画像形成装置に対応する2台の画像形成装置103'と、管理サーバ104と、を有する。画像形成装置103、画像形成装置103'及び管理サーバ104は、それぞれネットワークNを介して通信可能に接続している。また画像形成システム100bは、外部測色装置105ともネットワークNを介して通信可能に接続している。外部測色装置105は、例えば分光測色計である。
<画像形成システム100bによる補正動作>
図11は、画像形成システム100bによるインラインセンサの補正動作の一例を示す。図11は、画像形成装置103と他の画像形成装置103'の各々により、各々が備えるインラインセンサの補正パラメータ生成を開始するタイミングをトリガーにした画像形成システム100bの動作を示している。画像形成装置103と、他の画像形成装置103'の各々は、例えばユーザによる操作入力に応じて補正パラメータ生成を開始する。
まず、ステップS10において、画像形成システム100bは、画像形成装置103により、画像形成装置103が有する画像形成部306の状態を調整する。
続いて、ステップS20において、画像形成システム100bは、画像形成装置103により、画像形成装置103が有するインラインセンサ406の補正において使用される階調補正パターンの画像をチャート用紙に形成する。
続いて、ステップS30において、画像形成システム100bは、画像形成装置103が有するインラインセンサ406により、チャート用紙に形成された階調補正パターンを読み取る。
続いて、ステップS40において、画像形成システム100bは、画像形成装置103が有するインラインセンサ406により階調補正パターン読取った読取データを、RAM203等により保持する。
続いて、ステップS50において、画像形成システム100bは、外部測色装置105により、画像形成装置103によって形成された階調補正パターンを測色し、この測色データを保持する。この測色データは、画像形成装置103自身が目標(基準)とするものである。画像形成システム100bに含まれる画像形成装置103及び103'のうち、基準となる画像形成装置は、測色データとインラインセンサによる読取データとの対応を示す読取基準データを生成する際に、この測色データを使用する。画像形成装置103及び103'は、例えばネットワークN経由により、或いはUSB(Universal Serial Bus)メモリ又はSDカード等の可搬記録媒体等を用いて、外部測色装置105から測色データを入力することができる。
続いて、ステップS60において、画像形成システム100bは、画像形成装置103により、階調補正パターンに含まれる色パッチごとに読取データと測色データとを対応付け、読取基準データを生成する。
読取基準データは、読取データと測色データとが対になったデータである。画像形成システム100bは、画像形成装置103内のHDD/SSD304に読取基準データを格納する。或いは、ステップS70において、画像形成システム100bは、ネットワークNを介して画像形成装置103'に読取基準データを送信し、画像形成装置103' 内のHDD/SSD304に読取基準データを格納する。また画像形成システム100bは、画像形成装置103及び103'とは独立したストレージサーバ装置等に読取基準データを格納してもよい。
画像形成装置103'は、読取基準データのうち、画像形成装置103が有するインラインセンサ406による読取データを使用しない。画像形成装置103'は、基準とするデータセットを残しておくため、また補正パラメータの精度検証時の比較のために、読取基準データを使用する。
続いて、ステップS80において、画像形成システム100bは、ステップS60において生成された読取基準データ又は予め生成されていた読取基準データの何れかに合うように、画像形成装置103が有するインラインセンサ406を補正する補正パラメータを生成し、登録する。
続いて、ステップS90において、画像形成システム100bは、ステップS20において階調補正パターンが形成されたチャート用紙を、画像形成装置103により保持する。なお、この場合のチャート用紙の保持は、チャート用紙を保管しておくことを意味する。
続いて、ステップS100において、ステップS90で保持されたチャート用紙は、画像形成装置103'が有する給紙トレイ501にセット(収容)される 。既に画像形成済みのチャート用紙を補正対象である画像形成装置103'の給紙トレイ501にセットすることにより、画像形成装置103'によりチャート用紙に階調補正パターンの画像を形成する必要がなくなる。主に白色等の特色トナーにおいては、特色用の感光体ドラム403W等の装着や交換に時間がかかるため、チャート用紙に階調補正パターンの画像を形成する手順を不要とすることにより、大幅な工数削減を達成できる。
続いて、ステップS110において、画像形成システム100bは、画像形成装置103'により、画像形成装置103'が有する感光体ドラム403を中間転写ベルト402に対して離間させた後、画像形成装置103'が有する給紙トレイ501からチャート用紙を搬送する。
続いて、ステップS120において、画像形成システム100bは、画像形成装置103'が有するインラインセンサ406により、搬送されるチャート用紙における階調補正パターンを読み取る。
続いて、ステップS130において、画像形成システム100bは、画像形成装置103'が有するインラインセンサ406により読み取った読取データと、ステップS70で格納された読取基準データと、の対応付けを行う。この対応付けにおいては、画像形成装置103'は、画像形成装置103が有するインラインセンサ406による読取データと、外部測色装置105による測色データに対し、さらに画像形成装置103'が有するインラインセンサ406による読取データを対応付ける。
続いて、ステップS140において、画像形成システム100bは、画像形成装置103'により、読取基準データに合うように、画像形成装置103'が有するインラインセンサ406の補正パラメータを生成し、登録する。
このようにして、画像形成システム100bは、画像形成装置103が有するインラインセンサ406の補正パラメータと、画像形成装置103'が有するインラインセンサ406の補正パラメータと、を生成できる。また、これらの補正パラメータを用いて各インラインセンサ406を補正することができる。
<読取基準データ例>
図12は、図11の動作におけるステップS60で生成される読取データと測色データとが対応付けられた読取基準データの一例を示す図である。つまり、図12は、画像形成装置103により生成される読取基準データを示している。
図13は、図11の動作におけるステップS130で生成される読取データと測色データとが対応付けられた読取基準データの一例を示す図である。つまり、図13は、画像形成装置103'により生成される読取基準データを示している。
<補正操作画面例>
図14は、画像形成システム100bに含まれている画像形成装置103及び103'が有するインラインセンサの補正操作画面110の一例を示す図である。この補正操作画面110は、画像形成装置103及び103'が有する操作パネルの少なくとも一方に表示される画面であり、ユーザ等による操作入力が可能な画面である。
図14に示すように、補正操作画面110は、読取基準データ生成ボタン111と、読取基準データ登録ボタン112と、インラインセンサ補正実行ボタン113と、補正パラメータ一覧ボタン114と、チャート印刷&読取ボタン115と、チャート測色ボタン116と、チャート搬送&読取ボタン117と、を有する。
読取基準データ生成ボタン111は、図11に示した補正動作におけるステップS10乃至S60の動作を実行させるためのボタンである。このボタンが押下されることにより、画像形成装置103は、チャート用紙に階調補正パターンの画像を形成し、形成された階調補正パターンをインラインセンサ406により読み取り、外部測色装置105により階調補正パターンを測色し、その後、読取基準データを生成する。
読取基準データ登録ボタン112は、画像形成装置103における画像設計時に取得されたインラインセンサ406による読取データ、外部測色装置105により測色された測色データ及び読取基準データを、画像形成装置103にインポートし、登録するためのボタンである。
インラインセンサ補正実行ボタン113は、図11に示した補正動作におけるステップS10乃至S90の動作を実行させるためのボタンである。このボタンが押下されることにより、画像形成装置103は、チャート用紙に階調補正パターンの画像を形成し、形成された階調補正パターンをインラインセンサ406により読み取り、外部測色装置105により階調補正パターンを測色する。インラインセンサ406による読取データと外部測色装置105による測色データは、読取順が異なっており、色パッチが階調順に並んでいない。そのため、色パッチIDごとに読取データと測色データの対応付け及びID順への並び替えが行われる。その後、画像形成装置103は、取得された情報に基づいて、登録されている読取基準データに合うように補正パラメータを生成し、登録を行う。
補正パラメータ一覧ボタン114は、画像形成システム100bに含まれる画像形成装置103及び103'ごとに保持されている補正パラメータを、一覧表示させるためのボタンである。補正パラメータ一覧ボタン114は、補正パラメータ生成後の色精度評価においてNGとなった場合に行われる補正パラメータ解析や、市場で障害が発生した際に行われる原因分析や、画像形成装置103又は103'における急な部品交換時の暫定情報として補正パラメータを再度画像形成装置にインストールするため等に使用される。
読取基準データを用いて補正を行う画像形成装置が複数ある場合には、画像形成システム100bは、複数の画像形成装置それぞれに異なる補正パラメータが生成する。なお、補正パラメータ一覧ボタン114の押下により閲覧できる画像形成装置103及び103'ごとの補正パラメータ一覧は、図13に示した画像形成装置のリストに対応する。画像形成装置が複数台ある場合には、その分、図13にデータが追加される。
チャート印刷&読取ボタン115は、図11に示した補正動作におけるステップS10乃至S40の動作を実行させるためのボタンである。このボタンが押下されることにより、画像形成装置103は、補正のために必要な階調補正パターンの画像をチャート用紙に形成する。白色等の特色の補正パラメータを生成する際、特色用の感光体ドラム等を画像形成装置にセット又は交換するためには多くの時間がかかる。これに対し、チャート印刷&読取ボタン115が押下されることに応じた画像形成システム100bの動作により、他の画像形成装置103'において上記セット又は交換の作業を行わなくても特色用の補正パラメータを生成可能になる。
チャート測色ボタン116は、図11に示した補正動作におけるステップS10乃至S30の動作を実行させるためのボタンである。このボタンが押下されることにより、外部測色装置105による階調補正パターンの測色が可能となる。階調補正パターンの濃度を評価したい場合や、チャート用紙を保管することによって測色データを更新したい場合等に利用される。
チャート搬送&読取ボタン117は、ボタンの押下に応じて、図11に示した補正動作におけるステップS70及び100乃至S140の動作を実行させるためのボタンである。
以上、実施形態を説明したが、本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
なお、画像形成装置103の備える機能の一部、或いはDFE102の備える機能の一部又は全部の機能を外部装置に設けて画像形成システム100を構成してもよい。外部装置として、クラウドサーバ等が挙げられる。又は、画像形成装置103の備える機能の一部をDFE102が備えてもよい。
また、検品処理や色補正処理を行う等を行う後処理装置を画像形成装置とは別に、画像形成装置の後段等に設ける場合には、画像形成装置103が備える機能の一部を後処理装置が備えるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、電子写真方式の画像形成装置を備える画像形成システムについて説明したが、インクジェット方式等の他方式の画像形成装置を備える画像形成システムにも適用可能である。
また、実施形態の説明で用いた序数、数量等の数字は、全て本発明の技術を具体的に説明するために例示するものであり、本発明は例示された数字に制限されない。また、構成要素間の接続関係は、本発明の技術を具体的に説明するために例示するものであり、本発明の機能を実現する接続関係はこれに限定されない。
また、機能ブロック図におけるブロックの分割は一例であり、複数のブロックを一つのブロックとして実現する、一つのブロックを複数に分割する、及び/又は、一部の機能を他のブロックに移してもよい。また、類似する機能を有する複数のブロックの機能を単一のハードウェア又はソフトウェアが並列又は時分割に処理してもよい。
また、実施形態は、プログラムも含む。例えば、プログラムは、第1記録媒体に第1画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部に前記第1記録媒体を供給可能な供給部と、前記第1記録媒体に形成された前記第1画像を読み取る読取部と、前記読取部が前記第1画像を読み取った読取画像に基づき、所定の処理を実行する処理実行部と、を有する画像形成装置で用いられるプログラムであって、前記供給部により供給される第2記録媒体に形成された第2画像を前記読取部が読み取った読取画像と、所定の読取基準画像と、に基づいて前記読取部を補正する処理をコンピュータに実行させる。このようなプログラムにより、上述した画像形成システムと同様の効果を得ることができる。
さらに、上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
11 画像形成制御部
12 停止制御部
13 給紙制御部
14 格納部
15 検品処理部(処理実行部の一例)
16 非印刷時色補正処理部(処理実行部の一例)
17 印刷時色補正処理部(処理実行部の一例)
18 読取特性補正部(補正部の一例)
100 画像形成システム
101 クライアントPC
102 DFE(情報処理装置の一例)
103 画像形成装置
104 管理サーバ
181 チャート用紙(第2記録媒体の一例)
181a 補正用チャート画像(第2画像の一例)
306 画像形成部
307 読取部
402 中間転写ベルト(像担持体の一例)
403 感光体ドラム
405 定着ローラ(定着部の一例)
406 インラインセンサ(読取部の一例)
407 反転パス
408 搬送経路
500 給紙部(供給部の一例)
501 給紙トレイ
502 ピックアップローラ
503 給紙ローラ
特開2015-176517号公報

Claims (14)

  1. 第1記録媒体に第1画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部に前記第1記録媒体を供給可能な供給部と、
    前記第1記録媒体に形成された前記第1画像を読み取る読取部と、
    前記読取部が前記第1画像を読み取った読取画像に基づき、所定の処理を実行する処理実行部と、
    前記供給部により供給される第2記録媒体に形成された第2画像を前記読取部が読み取った読取画像と、所定の読取基準画像と、に基づいて前記読取部を補正する補正部と、を有する
    画像形成装置。
  2. 前記所定の処理は、前記第1画像の検品処理、非画像形成時における前記画像形成部の色補正処理、又は画像形成時における前記画像形成部の色補正処理の少なくとも1つである
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1記録媒体を収容可能な収容部を有し、
    前記供給部は、前記収容部に収容された前記第2記録媒体を供給する
    請求項1、又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記読取部が前記第2画像を読み取る際に、前記画像形成部の動作を停止させる停止制御部を有する
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成部は、前記第1記録媒体に前記第1画像を熱定着させる定着部を有し、
    前記停止制御部は、前記定着部の発熱を停止させる
    請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成部は、画像を担持する像担持体を有し、
    前記停止制御部は、前記第1記録媒体が搬送される搬送経路に対して前記像担持体を離間させる
    請求項4、又は5に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成部は、第1の色と、前記第1の色とは異なる第2の色で画像形成する
    請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記第1の色はプロセスカラーであり、
    前記第2の色はプロセスカラー以外の色である
    請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記第2記録媒体は、前記画像形成装置とは異なる他の画像形成装置により形成された階調補正パターンを有し、
    前記補正部は、前記供給部により供給される前記第2記録媒体に形成された階調補正パターンを前記読取部が読み取った読取データに基づいて前記読取部を補正する
    請求項1乃至8の何れか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記補正部は、前記第2記録媒体に形成された前記階調補正パターンを外部測色装置により測色した測色データと、前記第2記録媒体に形成された前記階調補正パターンを前記読取部により読み取った読取データと、に基づいて、前記読取部を補正する
    請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記補正部は、前記第2記録媒体に形成された前記階調補正パターンを前記他の画像形成装置に設けられた他の読取部により読み取った読取データと、前記第2記録媒体に形成された前記階調補正パターンを前記外部測色装置により測色した測色データと、に基づいて、前記他の読取部を補正する
    請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記補正部は、前記第2記録媒体を前記外部測色装置により測色した測色データと、前記第2記録媒体を前記読取部により読み取った読取データと、が対応づけられた読取基準データと、前記第2記録媒体を読み取った読取データと、に基づいて、前記読取部又は前記他の読取部の少なくとも1つを補正する
    請求項10または11に記載の画像形成装置。
  13. 第1記録媒体に第1画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部に前記第1記録媒体を供給可能な供給部と、を有する画像形成装置に取り付け可能な情報処理装置であって、
    前記第1記録媒体に形成された前記第1画像を読み取る読取部と、
    前記読取部が前記第1画像を読み取った読取画像に基づき、所定の処理を実行する処理実行部と、
    前記供給部により供給される第2記録媒体に形成された第2画像を前記読取部が読み取った読取画像と、所定の読取基準画像と、に基づいて前記読取部を補正する補正部と、を有する
    情報処理装置。
  14. 第1記録媒体に第1画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部に前記第1記録媒体を供給可能な供給部と、
    前記第1記録媒体に形成された前記第1画像を読み取る読取部と、
    前記読取部が前記第1画像を読み取った読取画像に基づき、所定の処理を実行する処理実行部と、を有する画像形成装置で用いられるプログラムであって、
    前記供給部により供給される第2記録媒体に形成された第2画像を前記読取部が読み取った読取画像と、所定の読取基準画像と、に基づいて前記読取部を補正する
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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