JP2019188372A - 農業管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】色彩選別の処理をスムーズに行うことができるようにする。【解決手段】農業管理システムは、色彩選別機の稼動計画を設定するための計画設定部と、稼動計画を記憶するための計画記憶部と、稼動計画に基づいて色彩選別機への作業指示を設定する作業設定部と、を有する管理装置と、作業設定部で設定された作業指示を受信することが可能な通信装置と、通信装置が受信した作業指示に基づいて処理を実行する制御装置と、を有する色彩選別機と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、農業管理システムに関する。
従来、穀物等を色彩選別する色彩選別機として特許文献1が知られている。
特許文献1の色彩選別機は、被選別物を移送する移送手段と、移送手段の端部から落下する被選別物を検出位置において検出する光学検出手段と、光学検出手段のさらに下方に設けられ当該光学検出手段による検出結果に基づいて被選別物から異物又は不良品を除去するエジェクター手段と、検出位置を照明する照明手段とを備えている。
特開2011−88096号公報
特許文献1の色彩選別機では、例えば、色彩選別を行う前に照明手段を起動する必要があり、照明手段を起動後に色彩選別を開始するまでに時間がかかるという問題がある。また、色彩選別機の他の作業を行うにあたっても即座に色彩選別機を動作できないことがある。つまり、従来の色彩選別機では様々な処理において不用意な待ち時間等が発生しているのが実情である。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、色彩選別の処理をスムーズに行うことができる農業管理システムを提供することを目的とする。
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、以下に示す点を特徴とする。
農業管理システムは、色彩選別機の稼動計画を設定するための計画設定部と、前記稼動計画を記憶するための計画記憶部と、前記稼動計画に基づいて色彩選別機への作業指示を設定する作業設定部と、を有する管理装置と、前記作業設定部で設定された作業指示を受信することが可能な通信装置と、前記通信装置が受信した作業指示に基づいて処理を実行する制御装置と、を有する色彩選別機と、を備えている。
前記作業設定部は、前記計画記憶部より前記稼動計画を取得し且つ前記稼動計画に示された実行時間に達した場合に、前記色彩選別機に対して、前記処理を実行させる作業指示を送信する。
前記作業設定部は、前記作業指示として、少なくとも色彩選別機の暖機運転の処理を設定する。
前記作業設定部は、前記稼動計画に示された色彩選別の第1開始時間から前記暖機運転の第2開始時間を算出し、算出した第2開始時間を前記実行時間に適用する。
農業管理システムは、色彩選別機の稼動計画を設定するための計画設定部と、前記稼動計画を記憶するための計画記憶部と、前記稼動計画を色彩選別機に送信する計画送信部とを有する管理装置を備え、前記計画送信部から送信された稼動計画を受信可能な通信装置と、前記通信装置が受信した稼動計画に基づいて処理を実行する制御装置と、を有する色彩選別機と、を備えている。
前記制御装置は、前記稼動計画に示された実行時間に達した場合に、前記稼動計画に示された前記処理を実行する。
前記制御装置は、前記色彩選別機の暖機運転の処理を実行する。
前記制御装置は、前記稼動計画に示された色選の第1開始時間から前記暖機運転の第2開始時間を算出し、算出した第2開始時間を前記実行時間に適用する。
本発明によれば、色彩選別を稼動計画の通りにスムーズに行うことができる。
農業管理システムの概略図である。 処理設備の構成を示す図である。 色彩選別機の内部構造を示す図である。 管理画面の一例を示す図である。 管理画面の子画面の一例(色彩選別機の運転状態)を示す図である。 管理画面の子画面の一例(カメラ波形のチェック画面)を示す図である。 色彩選別機の機種メンテナンス表を示す図である。 処理機管理情報を示す図である。 色彩選別機の累積稼動時間の一例を示す図である。 色彩選別機の累積稼動時間とメンテナンス時間の比較結果を示す図である。 LED照明が交換目安時間超過時に送信する電子メールを示す図である。 稼動部が耐用限界時間超過時に送信する電子メールを示す図である。 色彩選別機でエラーが発生したとき、ユーザー宛に送信する電子メールを示す図である。 ユーザー向けメンテナンス画面の一例を示す図である。 ディーラー向けメンテナンス画面の一例を示す図である。 非清掃期間の超過時に送信する電子メールを示す図である。 計画設定画面の一例を示す図である。 稼動計画を示す図である。 メニュー画面の一例を示す図である。 選別情報[登録]画面の一例を示す図である。 選別情報[設定]画面の一例を示す図である。 選別情報を示す図である。 選別情報一覧画面の一例を示す図である。 選別結果履歴を示す図である。 ユーザ等によって情報を入力した選別結果履歴にを示す図である。 選別結果一覧画面の一例を示す図である。 基準価格の一例を示す図である。 収益比較画面の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。
[第1実施形態]
図1は、農業管理システムの全体図を示している。
本実施例で例示する農業管理システムは、主に、収穫後の農作物を管理するシステムである。農作物は、野菜類、穀物類、いも類、種類等である。この実施形態では、農作物は穀物であるとして説明を進める。
図2は、穀物を処理する穀物処理設備を備えている。穀物処理設備は、複数の処理機61を備えている。処理機61は、例えば、乾燥機61a、放冷タンク61b、籾摺機61c、色彩選別機61d、計量器61e等である。
乾燥機61aは、穀物を乾燥する装置である。この乾燥機61aは、穀物(籾)を投入する投入口62と、穀物を一時的に貯留する貯留部63と、貯留部63で貯留された穀物が供給されて当該供給された穀物を乾燥する乾燥部64と、循環部65と、第1制御装置66aとを有している。循環部65は、投入口62に投入された穀物を貯留部63に運搬したり、乾燥部64で乾燥した穀物を再び貯留部63に戻す機構である。
第1制御装置66aは、乾燥機61aを制御する装置であって、乾燥終了後の穀物の水分量やタンパク量が予め設定された目標値となるように、乾燥部64の乾燥温度や循環部65の循環速度等を制御する。また、第1制御装置66aは、乾燥機61aの稼動情報(乾燥稼動情報という)を出力可能である。例えば、第1制御装置66aは、乾燥稼動情報として、稼動状態(張り込み中、乾燥中、停止中等)、乾燥開始時間、乾燥終了時間、乾燥中の水分量(乾燥水分量)、乾燥温度、乾燥中の穀物の重量(乾燥重量)等を出力する。
したがって、乾燥機61aによれば、投入口62に入れた(張り込みした)穀物を貯留部63で一時的に貯留しながら乾燥部64に供給することで、当該乾燥部64で乾燥することができる。また、乾燥部64で乾燥した穀物を貯留部63に戻すことによって、穀物を循環させながら乾燥することができる。
放冷タンク61bは、乾燥機61aで乾燥した穀物を所定時間に貯留することで放冷するタンクである。籾摺機61cは、放冷タンク61bで放冷した穀物の籾摺りを行う装置である。
計量器61eは、色選などが行われた後の穀物の計量を行うもので、穀物を入れる第2ホッパー77と、第2ホッパー77の下部に設けられた台座78と、計量部79と、第3制御装置66cとを有している。第2ホッパー77は、穀物を入れる容器であり、台座78は、穀物を入れる収容部材80を置く台である。収容部材80は、フレコンやコンテナ等である。計量部79は、収容部材80に入れられた穀物の重量を測定する装置である。第3制御装置66cは、計量器61eを制御する装置であって、計量結果、計量開始、計量終了等に関する処理を行う。また、第3制御装置66cは、計量器61eの稼動情報(計量稼動情報)を出力可能である。例えば、第3制御装置66cは、計量稼動情報として、計測結果(例えば、出荷量、袋詰数、袋詰量)、計量開始時間、計量終了時間等を出力する。
色彩選別機61dは、籾摺り後の穀物等の色彩選別(色選又は選別という)、即ち、穀物等を色彩判定によって良品と不良品に選別するための装置である。第1ホッパー67に投入された穀物は、色彩選別機61d内で良品と不良品に選別される。選別された穀物は、良品は良品排出口69から、不良品は不良品排出口70から排出される。
色彩選別機61dは、図3に示すように選別のための部材として、シュート71と、照明器72と、カメラ73(73a,73b,73c)と、撮影背景74(74a,74b,74c)と、遮光板75と、インジェクタ76と、第2制御装置66bとを有している。第1ホッパー67に投入された穀物は、色彩選別機61d内をシュート71まで流れる。シュート71は穀物を一列に整列し、落下させる部材である。カメラ73は、落下中の穀物を撮影する装置である。カメラ73aは位置Aで穀物の表側を、カメラ73bは位置Aで穀物の裏側を、カメラ73cは位置Bで穀物の透過度を撮影する。インジェクタ76は、色選結果(撮影画像)に基づいて、不良とされた穀物を不良品排出口70へと吹き飛ばして分別する。
第2制御装置66bは、色彩選別機61dを制御する装置であって、例えば、カメラ73で撮影した穀物の画像から穀物の色が不良であるか否かを判別する。即ち、第2制御装置66bは、撮影した穀物の画像の色に基づいて、カメムシの被害米や着色米を検出し、これらに該当する穀物は不良であると判別する。第2制御装置66bは穀物が不良であると判定した場合には、インジェクタ76に不良の穀物を吹き飛ばす指令を出力する。
第2制御装置66bは、作業者の操作パネル68への入力によって色彩選別機61dに設定された感度設定値を元に撮影画像の判定を行う。具体的には、色彩選別機61dには、選別する目的に応じて、選別を重視する複数の選別項目が割り当てられている。例えば、複数の選別項目は、カメムシの被害米を選別するための「ガメムシ」、ヤケ米を選別するための「ヤケ米」、ガラス等の異物を選別するための「ガラス」、乳白・シラタもみを選別するための「乳白シラタもみ」の項目を含んでいる。選別項目のそれぞれでは、選別の判定方法、例えば、判定に用いるピクセル数等が異なっている。また、色彩選別機61dでは、カメラ73a、73b、73cで撮像した撮像画像において、所定範囲における明るさの大小によって、色彩選別を行っていて、選別項目毎に明るさの上下限値(閾値)が割り当てられている。つまり、感度設定値とは、予め色彩選別機61dに割り当てられた選別項目の明るさの閾値であり、感度設定値を変化させることで、選別の調整を行うことができる。なお、上述した選別項目は一例であり限定されない。
図1に示すように、色彩選別機61dは、通信装置31を備えている。通信装置31は、色彩選別61dと、当該色彩選別61d以外の外部のネットワークに接続する装置である。通信装置31によって、色彩選別61dは様々な情報を送受信することができる。例えば、第2制御装置66bから通信装置31に、色彩選別機61dの稼動情報(色選稼動情報)が出力され、出力された稼動情報を通信装置31が色彩選別機61dの外部へ出力する。例えば、第2制御装置66bは、稼動情報として、色選結果(色選実行時の色選条件(選別対象の設定)、感度設定値、色選開始時間、色選終了時間等)を通信装置31に出力し、当該通信装置31は、色選結果を外部に送信する。
さて、図2に示すように、農業管理システムは、サーバ等で構成された管理装置10を備えている。管理装置10、第1制御装置66a、第2制御装置66b及び第3制御装置66cは、互いにLAN等のネットワークで繋がっている。このネットワークにより、管理装置10と各制御装置とはデータの送受信が可能である。例えば、管理装置10は、各制御装置から出力された稼動情報を記憶したり、各制御装置に様々なデータを出力したりすることができる。
図1に示すように、管理装置10は、稼動取得部11と、稼動管理部12と、情報記憶部13と、情報通知部15とを有している。稼動取得部11及び稼動管理部12及び情報通知部15は、管理装置10に設けられた電気・電子部品、管理装置10に格納されたプログラム等から構成されている。
稼動取得部11は、電子部品やプログラム等から構成され、第1制御装置66a、第2制御装置66b及び第3制御装置66cから様々な稼動情報を取得する。また、稼動取得部11は、各処理機61の経由で、処理機61の稼動部の累積稼動時間、処理機61の各種設定値などを取得する。例えば、稼動取得部11は、色彩選別機61の稼動情報として、色選実行時の色選条件(選別対象の設定)、感度設定、色選開始時間、色選終了時間等)の色選稼動情報を取得することが可能である。
稼動管理部12は、処理設備60に関する処理を行う。図4に示すように、稼動管理部12は、管理画面Q8を通信端末40や管理装置10に接続された表示装置に表示する。通信端末40は、パーソナルコンピュータ等の固定端末、タブレット、スマートフォン、PDA等の携帯端末である。この管理画面Q8は、処理設備60の稼動に関する情報等を表示する画面である。管理画面Q8は、圃場から処理設備60へ穀物を輸送する際の荷受コンテナ表示部51aと、乾燥表示部51bと、放冷表示部51cと、色選表示部51dと、計量器表示部51eとを有している。稼動管理部12は、荷受コンテナ表示部51a、乾燥表示部51b、放冷表示部51c、色選表示部51d及び計量器表示部51eの表示に関する制御を行う。
このとき管理画面Q8に表示する情報は、表示対象となる処理機関連の情報であれば、当該管理装置10以外のコンピュータが管理している情報(管理画面Q8では荷受コンテナ51aの情報等が該当する)であってもよいし、作業者が通信端末40などで入力した情報であってもよい。
また、稼動管理部12は、管理画面Q8において、色選表示部51dに表示された項目を選択すると、色彩選別機61dの詳細な情報を管理装置10が取得して、取得した情報を画面上に表示することもできる。例えば、各色彩選別機61dの色選稼動情報を表示している51dの領域F内にて、項目の選択が行われた場合には、稼動取得部11は、管理装置10にネットワーク接続された色彩選別機61dの詳細情報を取得する。稼動管理部12は取得した情報を元に、図5A及び図5Bに示すように、表示画面Q8a、チェック画面Q8bを画面上に表示する。表示画面Q8aでは、機種名が「色選02」である色彩選別機61dの運転状態を表示する。また、チェック画面Q8bでは、「色選02」である色彩選別機61dのカメラ波形を表示する。なお、管理装置10で取得できる情報であれば、画面上の表示項目はどのような情報であっても構わない。
管理装置10の情報記憶部13は、ハードディスクや不揮発性等のメモリで構成されており、少なくとも色彩選別機61dにおける色選稼動情報、或いは、色選稼動情報及び当該色選稼動情報より算出された累積稼動時間などから構成される稼動履歴を記憶している。
また、情報記憶部13は、図6に示すように、色彩選別機61dに設けた稼働部の1つである照明具72の交換目安時間、耐用限界時間等のメンテナンス情報を記憶している。なお、情報記憶部13は、メンテナンス情報として、シュート71、カメラ73、撮影背景74、遮光板75、インジェクタ76の稼働部における交換目安時間、耐用限界時間等を記憶していてもよい。
また、情報記憶部13は、図7に示すように、色彩選別機61dの識別情報(識別子)と色彩選別機61dの処理機管理情報とを記憶している。処理機管理情報は、ユーザー側の担当者の連絡先とディーラー側の担当者の連絡先を含んでいる。
情報通知部15は、色彩選別機61dの担当者に、当該色彩選別機61dの状況を電子メールにて通知する。情報通知部15は、稼動取得部11の稼動情報等から得られた色彩選別機61dのメンテナンス状況を確認する。図8に示すように、情報通知部15は、色彩選別機61dにおける照明具72(LED照明(白米用)、LED照明(玄米用))の点灯時間である累積稼動時間等を参照し、参照した累積稼動時間と、照明具72の交換目安時間及び耐用限界時間のいずれかの比較を行う。
また、情報通知部15は、累積稼動時間が、交換目安時間及び耐用限界時間のいずれかの時間以上である場合、外部に通知を行う。例えば、図9に示すように、LED照明(白米用)が交換目安時期を超えているため、情報通知部15は、LED照明(白米用)が交換目安時期を超えていることを通知する。
即ち、情報通知部15は、交換目安時間又は耐用限界時間を超過している稼動部があれば、情報記憶部13より処理機管理情報を取得し、処理機管理情報の担当者連絡先に記載されている連絡先に電子メールを送信する。図10A及び図10Bに示すように、ディーラー側の担当者は当該電子メールを受信することで、当該部位が交換時期に達していることを把握することができる。
なお、情報通知部15は、電子メール81a、81bの作成時に、テキスト上にWEBページへのリンクを内包する。また、情報通知部15は、件名欄82に色彩選別機61dの機種名、識別ID、交換が必要な稼動部名などを出力する。電子メールの本文中の交換部位名83には交換が必要な稼動部名を出力する。図10A、図10B及び図11に示すように、情報通知部15は、リンク付きテキスト84にユーザー向けメンテナンス画面Q11を起動するHTMLリンクを備えたテキストを出力する。また、図10A、図10B及び図12に示すように、情報通知部15は、リンク付きテキスト85にディーラー向けメンテナンス画面Q12を起動するHTMLリンクを備えたテキストを出力する。
また、色彩選別機61dは、第2制御装置66bにて検出可能なエラーが発生した際には、管理装置10に対して、エラーの発生した色彩選別機61dの識別子とエラー内容とを含むエラー情報を出力する。
管理装置10は、稼動取得部11にてエラー情報を受信すると、当該エラー情報を情報通知部15へ送出する。情報通知部15は、稼動取得部11よりエラー情報を受け取ると、情報記憶部13より処理機管理情報を参照する。次に、処理機管理情報よりエラー情報が示す識別子と対応する担当者連絡先に記載されている連絡先に電子メールを送信する。図10Cに示すように、ユーザー及びディーラーの担当者は、当該電子メールを受信することにより、現在、色彩選別機61dにてエラーが発生していることと、色彩選別機61dで発生しているエラーの内容とを知ることができる。
また、管理装置の情報通知部15は、色彩選別機61dの担当者に対して色彩選別機61dの清掃を促す情報を電子メールにて通知する。
管理装置10の情報記憶部13は、色彩選別機61dの前回清掃時間を記憶している。情報通知部15は、定期的(例えば一日一回)に情報記憶部13より色彩選別機61dの前回清掃時間を取得する。前回清掃時間から情報取得時点までの経過期間(非清掃期間)が一定期間(例えば、30日)を超えているようであれば、情報通知部15は、情報記憶部13より処理機管理情報を取得し、当該色彩選別機61dの識別子と対応する担当者連絡先に記載されている連絡先に電子メールを送信する。図13に示すように、色彩選別機61dの担当者は、電子メールを受信することで、色彩選別機61dの清掃時期が来たことを知ることができる。
情報通知部15は、件名欄82において、色彩選別機61dのユーザー名称と清掃時期が来ていることを通知する内容を出力する。また、情報通知部15は、電子メールの本文中のリンク付きテキスト84に、お客様向けメンテナンス画面を起動するHTMLリンクを備えたテキストを出力する。また、情報通知部15は、動画コンテンツへのリンク86、即ち、色彩選別機61dの清掃方法を紹介している動画コンテンツを起動するためのHTMLリンクを備えたテキスト“○○のお掃除方法”を出力する。清掃完了通知リンク89には、の清掃が行われたことを管理装置10に通知するHTMLリンクを備えたテキスト“>清掃が完了しました(清掃実行時間を更新します)”を出力する。
担当者は、動画コンテンツへのリンク86にて再生される清掃方法の解説動画コンテンツを閲覧することで清掃方法を把握することができる。清掃終了後、担当者は、清掃完了通知リンク89を押下する。当該リンク89が押下されるとWEBサーバ経由で管理装置10に色彩選別機61dに対して清掃が行われた情報が通知される。管理装置10は、当該通知を受信すると、情報記憶部13の識別子:S101102-24の色彩選別機61dの前回清掃時間を当該通知時間に更新する。
以上の方法により、管理装置10は、定期的に色彩選別機61dの担当者に清掃を促し、担当者等により色彩選別機61dに対して清掃が行われた際には、清掃時間の情報を最新の時間に更新することができる。その結果、色彩選別機61dに対して最適なタイミングで清掃が実施されるので、各色彩選別機61dは、継続的に本来の性能を発揮することができるようになる。
図1に示すように、管理装置10は、計画設定部21と、計画記憶部22とを有している。計画設定部21、管理装置10に設けられた電気・電子部品、管理装置10に格納されたプログラム等から構成されている。計画記憶部22は、ハードディスクや不揮発性等のメモリで構成されている。
計画設定部21は、色彩選別機61dの稼動計画を設定する。
作業者(担当者)が、通信端末40にて管理装置10にログインし、所定の操作(画面遷移)を行うと、図14に示すように、計画設定部21は、通信端末40の表示画面上に計画設定画面M1を表示する。
計画設定部21は、設定画面M1生成時に管理装置10の情報記憶部13から処理機管理情報を参照し、色彩選別機61dのユーザー名称を処理機選択部101に表示する。また、計画設定部21は、計画リスト103を設定画面M1に表示する。計画設定部21は、計画リスト103として、日付を指定する日付設定部103a、時間を指定する時間設定部103b、103c、処理を指定する処理設定部103d、処理の有効又は無効を設定する実行可否部103e等を表示する。時間設定部103b、103cは、色彩選別機61dにおいて少なくとも処理を実行する時刻を設定する部分である。時間設定部103b、103cにおいて、例えば、8時30分に設定された場合、現在の時刻が8時30分になると、色彩選別機61dは処理設定部103dに示された処理を実行する。
処理設定部103dは、白米の選別開始、玄米の選別開始、電源OFF、暖機運転等の処理を設定することが可能である。暖機運転は、例えば、照明具72(LED照明(白米用)、LED照明(玄米用))が所定の輝度(明るさ)まで起動する運転である。選別開始は、色彩選別機が電源ON状態であり且つ指定した穀物を対象とする照明器72の暖気運転が完了している状態になっていることを示している。既存の稼動計画を変更する場合には、作業者が計画リスト103の表示値を入力操作にて変更することができる。
また、新たに稼動計画を追加する場合には、空行の各列に任意のデータを入力後、追加ボタンを押下することで、稼動計画を追加することができる。
設定画面M1において、登録ボタン104が選択されると、図15に示すように、計画設定部21によって設定された稼動計画は、計画記憶部22に記憶される。
管理装置10は、作業設定部23を備えている。作業設定部23は、管理装置10に設けられた電気・電子部品、管理装置10に格納されたプログラム等から構成されている。
作業設定部23は、稼動計画に基づいて色彩選別機61dへ作業指示を設定する。例えば、作業設定部23は、作業指示として、少なくとも色彩選別機61dの暖機運転の処理を設定する。
詳しくは、作業設定部23は、1分間に一度、管理装置10の計画記憶部22より稼動計画を取得し、且つ、当該稼動計画と対応する色彩選別機61dの照明器72の暖気運転時間を取得する。暖気運転時間は、作業設定部23が色彩選別機61d経由で、色彩選別機61dの暖気運転設定時間を取得してもよいし、作業者が通信端末40などで色彩選別機61dごとに入力した情報であってもよい。
作業設定部23は、稼動計画と暖気運転時間を取得すると、稼動計画に設定された色彩選別機61dの第1開始時間から暖機運転時間を考慮した第2開始時間を算出し、算出した第2開始時間を暖機運転の実行時間とする。また、作業設定部23は、第1開始時間を稼動計画の処理設定部103dに示された処理を実行する実行時間とする。
つまり、作業設定部23は、処理設定部103dに示された操作(処理)を第1開始時間に設定し、且つ、当該第1開始時間から暖気運転時間を減算した第2開始時間を暖機運転の実行時間として設定する。
例えば、図16に示すように、「毎日、8時30分、選別開始(白米)」が稼動計画として示され、且つ、色彩選別機61dにおける暖機運転時間が5分である場合、作業設定部23は、第1開始時間である8時30分から暖機運転時間である5分を減算した8時25分を第2開始時間に設定する。
つまり、作業設定部23は、色彩選別を開始する5分前である8時25分に、「暖機運転をすること」を作業指示として色彩選別機61dに設定する。また、作業設定部23は、8時30分に、「色彩選別を開始すること」を作業指示として色彩選別機61dに設定する。なお、上述した実施形態では、作業設定部23は、処理を行う直前、略1分前に稼動計画を参照して、作業指示を設定しているが、当該作業設定部23は、処理を行う数十分~数時間前に作業指示を参照して作業指示を設定してもよい。
作業設定部23は、作業指示の設定後、現在の時間が設定した実行時間(第1開始時間、第2開始時間)に達した場合に、色彩選別機61dに対して、処理を実行させる作業指示を送信する。作業設定部23は、現在の時刻が第2開始時間である8時25分に達したときに、指示対象の色彩選別機61dに作業指示を送信する。指示対象の色彩選別機61dの通信装置31が作業指示を受信すると、受信した作業指示を第2制御装置66bへ送出する。第2制御装置66bは作業指示を受けとると、通信装置16が受信した作業指示に基づいて処理を実行する。
例えば、上述したように、8時25分に「暖機運転をすること」を作業指示として受信すると、指示対象の色彩選別機61dの第2制御装置66bは、当該8時25分に白米用照明器を点灯させる。即ち、白米用照明器の暖気運転が開始される。また、8時30分に「色彩選別を開始すること」を作業指示として受信すると、指示対象の色彩選別機61dの第2制御装置66bは、色彩選別機61dの第2制御装置66bは、色彩選別を開始する。
以上によれば、管理装置10は、計画設定部21、計画記憶部22及び作業設定部23を有し、色彩選別機61dは、作業設定部23で設定された作業指示を受信することが可能な通信装置31と、通信装置31が受信した作業指示に基づいて処理を実行する第2制御装置66bと、有している。これによれば、計画設定部21によって簡単に色彩選別機61dの稼動計画を設定することができ、当該計画設定部21によって設定された稼動計画に応じて当該色彩選別機61dを動かすことができる。例えば、稼動計画に応じて、色彩選別機61dによる色彩選別の開始、停止、色彩選別を行う前の暖機運転等を簡単に行うことができ、色彩選別機を無駄なくスムーズに動かすことができる。
作業設定部23は、計画記憶部22より稼動計画を取得し且つ稼動計画に示された実行時間に達した場合に、色彩選別機61dに対して、処理を実行させる作業指示を送信する。これによれば、色彩選別機61dが処理を実行する必要があるタイミングになった時点で簡単に作業指示に基づく処理を実行することができる。
作業設定部23は、作業指示として、少なくとも色彩選別機61dの暖機運転の処理を設定する。これによれば、色彩選別機61dの暖機運転を簡単に行うことができる。
作業設定部23は、稼動計画に示された色選の第1開始時間から暖機運転の第2開始時間を算出し、算出した第2開始時間を実行時間に適用する。これによれば、色彩選別を開始する時点で既に暖機運転を完了させることができる。例えば、作業者が従来のように暖機運転が終了するのを待ってから色彩選別の開始をするというような無駄な時間を省くことができる。つまり、作業設定部23及び第2制御装置66bによって、色彩選別を開始する前に、色彩選別機61dの暖機運転を開始すると共に、色彩選別を開始する際には既に暖機運転を終了させることができる。また、作業設定部23及び第2制御装置66bによって、現在の時刻が稼動計画で示された実行時間になった場合に、色彩選別等を行うことができる。
上述した実施形態では、色彩選別機61dが、稼動計画に基づいて、色彩選別の開始、暖機運転の開始をすることについて説明したが、処理の内容については限定されない。例えば、図15に示すように、稼動計画として、21時に電源OFFの処理が設定されている場合、作業設定部23は、現在の時刻が実行時刻である21時になった時に、色彩選別機61dの電源をOFFする作業指示を当該色彩選別機61dに送信する。第2制御装置66bは、電源をOFFする作業指示を取得すると、色彩選別機61dの電源をOFFする。
上述した実施形態では、管理装置10が稼動計画に基づいて作業指示を色彩選別機61dに送信していたが、稼動計画を色彩選別機61dに送信して当該色彩選別機61dは、稼動計画に基づいて処理を行ってもよい。
管理装置10は、計画送信部24を備えている。計画送信部24は、管理装置10に設けられた電気・電子部品、管理装置10に格納されたプログラム等から構成されている。計画設定部21で設定された稼動計画を色彩選別機61dに送信する。計画送信部24は、定期的に稼動計画を参照し、稼動計画の中で示された色彩選別機61dに対して、計画リスト103に示された情報、日付、時間、処理(処理内容)等の稼動計画を送信する。
色彩選別機61dの通信装置31が稼動計画を受信すると、受信した稼動計画を第2制御装置66bに出力する。第2制御装置66bは、稼動計画に基づいて処理を実行する。第2制御装置66bは、稼動計画と暖気運転時間を取得すると、稼動計画に設定された色彩選別機61dの第1開始時間から暖機運転時間を考慮した第2開始時間を算出し、算出した第2開始時間を暖機運転の実行時間とする。また、第2制御装置66bは、第1開始時間を稼動計画の処理設定部103dに示された処理を実行する実行時間とする。
つまり、第2制御装置66bは、処理設定部103dに示された操作(処理)を第1開始時間に設定し、且つ、当該第1開始時間から暖気運転時間を減算した第2開始時間を暖機運転の実行時間として設定する。
例えば、図15に示すように、第2制御装置66bは、「毎日、8時30分、選別開始(白米)」が稼動計画として示され、且つ、色彩選別機61dにおける暖機運転時間が5分である場合、第2制御装置66bは、第1開始時間である8時30分から暖機運転時間である5分を減算した8時25分を第2開始時間に設定する。
つまり、第2制御装置66bは、実行予定として、「8時25分に暖機運転をすること」を設定する。また、第2制御装置66bは、「8時30分に色彩選別を開始すること」を実行予定として設定する。
第2制御装置66bは、現在の時間が設定した実行時間(第1開始時間、第2開始時間)に達した場合に、実行予定を実行する。第2制御装置66bは、現在の時刻が第2開始時間である8時25分に達したときに、暖機運転を開始する。また、第2制御装置66bは、現在の時刻がある8時30分に達したときに、色彩選別を開始する。
以上によれば、管理装置10は、計画設定部21、計画記憶部22及び計画送信部24を備え、色彩選別機61dは、計画送信部24から送信された稼動計画を受信可能な通信装置31と、通信装置31が受信した稼動計画に基づいて処理を実行する第2制御装置66bを有している。このため、計画設定部21によって作成された稼動計画を色彩選別機61dが簡単に取得することができ、当該稼動計画に応じて色彩選別機61dを稼動させることができる。例えば、色彩選別機61dは、稼動計画を受信後、管理装置10と逐次接続を行わなくても稼動計画に基づいて、色彩選別の開始、停止、色彩選別を行う前の暖機運転等を簡単に行うことができ、色彩選別機を無駄なくスムーズに動かすことができる。
さて、農業管理システムでは、色彩選別機61dにおいて設定した感度設定値を管理装置10に送信し、管理装置10に接続した通信端末40によって感度設定値を確認することができる。
色彩選別機61d、管理装置10、通信端末40間での感度設定値の送受信について説明する。
図1に示すように、色彩選別機61dは、選別送信部33を備えている。選別送信部33は、色彩選別機61dに設けられた電気・電子部品、色彩選別機61dに格納されたプログラム等から構成されている。選別送信部33は、感度設定値を管理装置10に送信する。
管理装置10は、第1取得部25を有している。第1取得部25は、管理装置10に設けられた電気・電子部品、管理装置10に格納されたプログラム等から構成されている。第1取得部25は、選別送信部33から送信された感度設定値を取得する。
通信端末40は、第2取得部41と、情報追加部42とを有している。第2取得部41及び情報追加部42は、通信端末40に設けられた電気・電子部品、通信端末40に格納されたプログラム等から構成されている。第2取得部41は、管理装置10が取得した感度設定値を取得する。情報追加部42は、第2取得部41が取得した感度設定値に補足情報を追加する。
詳しくは、通信端末40にて管理装置10にログインし、所定の操作(画面遷移)を行うと、図16に示すように、通信端末40の表示画面上にメニュー画面M2が表示される。
メニュー画面M2の色選機選択部201で色彩選別機61dを選択し、設定取得ボタン202を選択すると、管理装置10の第1取得部25は、選択された名称が付けられた色彩選別機61dに対して、感度設定値の送信の要求を行う。色彩選別機61dの選別送信部33は、第1取得部25からの要求を受けて、感度設定値を管理装置10に送信する。一方、管理装置10が感度設定値を受信すると、設定取得ボタン202を選択することにより、色彩選別機61dの感度設定値の送信を要求した通信端末40に対して、感度設定値を送信する。通信端末40の第2取得部41は、当該通信端末40が感度設定値を受信すると、図17Aに示すように、登録画面M3aを通信端末40に表示する。
登録画面M3aの感度表示部111には、通信端末の第2取得部41が取得した感度設定値を表示する。情報入力部112は、感度設定値を管理装置10に登録する際に補足する情報(補足情報)を、入力するための入力領域である。
情報入力部112は、名称入力部112aと、メモ入力部112bと、位置情報入力部112cとを含んでいる。名称入力部112aは、感度設定値及び補足情報を含む選別情報を管理装置10に保存する際の名称を入力する部分である。メモ入力部112bは、作業者等が感度設定値の設定にした理由等の様々な情報を入力する部分である。位置情報入力部112cは、圃場等の情報を入力する部分であって、圃場の名称、圃場の地図、圃場の写真等が入力可能である。
登録画面M3aにおいて、保存ボタン113が選択されると、通信端末40の情報追加部42は、感度表示部111に示した感度設定値の他に、情報入力部112に入力された補足情報を含む選別情報を、図18に示すように、管理装置10の選別情報記憶部26に記憶する。
図19に示すように、管理装置10に登録(記憶)した選別情報は、一覧画面M4にて確認することができる。例えば、図16に示すように、メニュー画面M2において、情報一覧ボタン203が選択されると、通信端末40の第2取得部41は、管理装置の選別情報記憶部26より選別情報を取得し、通信端末40に一覧画面M4を表示する。一覧画面M4において、当該一覧画面M4の中から所定のデータを選択すると、通信端末40は、図17Bに示すように、感度設定値、補足情報を含む選別情報を示す詳細画面M3bを表示する。このように、詳細画面M3bに選別情報によって、感度設定値の詳細を把握することができる。
さて、通信端末40に表示された感度設定値は、所定の色彩選別機61dに対して設定することが可能である。具体的には、通信装置40は、感度設定部43を有している。感度設定部43は、通信端末40に設けられた電気・電子部品、通信端末40に格納されたプログラム等から構成されている。
通信端末40に図17Bに示す詳細画面M3bを表示している状況下において、対象選択部114にて所定の色彩選別機61dが選択され、設定ボタン115が選択されると、感度設定部43は、詳細画面M3bに示された選別情報のうち、少なくとも感度設定値を、管理装置10を介して色彩選別機61dに送信する。即ち、感度設定部43は、管理装置10に対して所定の色彩選別機61dに感度設定値を送信する要求を行い、管理装置10は、感度設定部43の要求に応じて所定の色彩選別機61dに感度設定値を送信する。色彩選別機61dが感度設定値を受信すると、第2制御装置66bは受信した感度設定値に変更する。なお、上述した実施形態では、感度設定部43は、感度設定値を、管理装置10を経由して色彩選別機61dに送信しているが、直接、所定の色彩選別機61dに送信してもよい。
農業管理システムは、色彩選別時の感度設定値を送信可能な選別送信部33を有する色彩選別機61dと、選別送信部33から送信された感度設定値を取得可能な第1取得部25と、第1取得部25が受信した感度設定値を記憶する選別情報記憶部26と、を有する管理装置10と、管理装置10の選別情報記憶部26に記憶された感度設定値を取得して表示する通信端末40と、を備えている。これによれば、色彩選別時の感度設定値を管理装置10の選別情報記憶部26に記憶して残すことができ、選別情報記憶部26に記憶した感度設定値を作業者が通信端末40で確認することができる。即ち、作業者は従来のように、色彩選別を終了した後などに感度設定値をメモ帳等に書き留めなくても、前回の感度設定値がどれくらいの値であったかを簡単に確認することができる。また、色彩選別機61dの感度設定を他の作業者と共有することができる。
通信端末40は、感度設定値を取得する第2取得部41と、第2取得部41が取得した感度設定値に補足情報を追加する情報追加部42とを有している。これによれば、感度設定値を設定した場合の状況や条件等を補足情報として追加することができる。例えば、カメムシ被害に対応する感度設定値を設定した場合、カメムシ被害がどのような状況であり、その状況から設定値にした理由を補足情報として残すことができる。
通信端末40は、感度設定値を取得する第2取得部41と、第2取得部41が取得した感度設定値を所定の色彩選別機61dに設定する感度設定部43と、を有している。これによれば、通信端末40を用いて、前回(過去)の感度設定値を簡単に色彩選別機61dに設定することができる。
図1に示すように、管理装置10は、第3取得部27と、表示部28とを備えている。第3取得部27及び表示部28は、管理装置10に設けられた電気・電子部品、管理装置10に格納されたプログラム等から構成されている。
第3取得部27は、感度設定値にて色選した結果(色選結果)を取得する。表示部28は通信端末40等に色彩選別機61dの感度設定値と、色選結果とを表示させる。
具体的には、第3取得部27は、良品排出口69又は不良品排出口70から排出された選別物の重量を計測する計測装置90に対して、良品の重量(良品重量)と、不良の重量(不良品)の重量を問い合わせ、所定の色彩選別機61dで行った良品重量及び不良重量を計測装置90から取得する。
なお、計測装置90において不良重量のみを得た場合は、色彩選別機61dに投入した投入重量から不良重量を減算することで良品重量を取得することができる。また、第3取得部27は、色彩選別機61dの色彩選別の終了後に、計量器60eに良品重量を問い合わせることで良品重量を取得してもよい。この場合、色彩選別機61dに投入した投入重量から良品重量を減算することで不良重量を取得することができる。
或いは、第3取得部27は、色彩選別機61dが良品重量及び/又は不良重量を計測できる場合は、色彩選別機61dに良品重量及び/又は不良重量を問い合わせることで、良品重量及び/又は不良重量を取得することができる。或いは、第3取得部27は、通信端末40に、少なくとも良品重量及び不良重量のいずれかを入力する結果入力画面を表示して、当該結果入力画面に入力された良品重量及び不良重量のいずれかを取得してもよい。
また、第3取得部27は、情報記憶部13を参照して、感度設定値、色選開始時間、色選終了時間等の色選稼動情報を取得する。なお、上述したように、良品重量及び不良重量のいずれかの情報と、感度設定値が対応付けられている場合は、計測装置90、計量器60e等から良品重量及び不良重量のいずれかの情報と、感度設定値とを取得する。
さらに詳しくは、通信端末40にて、メニュー画面M2において、選別結果ボタン204を選択すると、第3取得部27は、上述したように良品重量及び/又は不良重量を取得する。また、第3取得部27は、情報記憶部13を参照することで、図20Aに示すように、感度設定値に対する色選結果(良品重量、不良重量、色選開始時間、色選終了時間等)を取得する。表示部28は、第3取得部27が感度設定値に対する色選結果を取得後に、図20Aに示すような感度設定値に対する色選結果を表示する。
なお、色選結果として色選後の穀物の等級を含むことが好ましい。この場合、第3取得部27は、色選結果として、通信端末40に等級を入力する要求を行う。通信端末40には、図20Aに示すように、感度設定値に対する色選結果として、空白の等級を入力できるようにする。作業者は、感度設定値に対する色選結果を見ながら等級等を入力すると、図20Bに示すように、等級を含んだ色選結果を第3取得部27は取得することができる。
この場合、メニュー画面M2において、選別結果ボタン204を選択すると、感度設定値に対する色選結果として、図21に示すように、表示部28は、通信端末40に結果画面M5を表示することができる。
さて、表示部28は、感度設定値に対する色選結果として色選された作物の等級に対応する価格から求められた収益と、感度設定値とを通信端末40に送信してもよい。メニュー画面M2において、収益比較ボタン206が選択されると、管理装置10は、図22に示すような選択された年の穀物の価格(基準価格)を取得する。図22に示した基準価格は60kg当たりの価格であるが、1kg当たりであってもよいし、その他の単位で示された価格であってもよい。
予想収益は、等級に対応する基準価格と、良品重量及び不良重量により計算される。この実施形態では、予想収益は、第1予想収益と、第2予想収益とがある。第1予想収益は、くず米として処理される不良重量を考慮せずに良品重量のみを含む収益、即ち、「第1予想収益=良品重量×1等米〜3等米の基準価格」である。第2予想収益は、良品重量及び不良重量のそれぞれの等級の価格を積算した利益、第2予想収益=良品重量×1等米〜3等米の基準価格+不良重量×くず米の基準価格である。第1予想収益、第2予想収益の演算は、管理装置10により行う。
管理装置10による収益の計算後は、表示部28は通信端末40に収益比較画面M6を表示する。収益比較画面M6は、基準価格を示す価格表示部90と、予め定められた感度設定値等から予想収益を示す第1予想収益部91と、選別情報等から予想収益を示す第2予想収益部92とを含んでいる。
価格表示部90は、管理装置10が取得した等級に応じた基準価格を表示する。第1予想収益部91では、感度設定値を、標準値にした場合を示す「標準」、標準値よりも高い高値にした場合を示す「強」、標準値よりも低い低値にした場合を示す「弱」のそれぞれにおける予想収益を示している。なお、色彩選別機61dには、感度設定値に関して、標準値、高値、低値が選別項目に応じて記憶されていて、作業者は、操作パネル等によって、選別項目に対応する標準値、高値、低値を選択可能である。標準の予想収益も予め定められたデフォルト値である。
例えば、色彩選別機61dには、強、弱のそれぞれの感度設定値に対して、良品重量及び不良重量の割合が予め設定され、感度設定値に応じて決められた良品重量及び不良重量に基準価格を積算することで、「強」、「弱」の収益を求めることができる。収益比較画面M6において、予想収益の増減は、増加を示す「↑」、減少を示す「↓」、変化なしを示す「→」で示される。予想収益の増減は、標準の予想収益に対する指標であって、標準の予想収益に対して±5%程度(95%未満、95%以上〜105%未満、105%以上)で、増加、減少、変化なしが示されている。
したがって、第1予想収益部91では、上述したように、色彩選別機61dに予め設定されている感度設定(強、標準、低)に対応する良品重量及び不良重量の割合と、基準価格とにより、予想収益を把握することができる。例えば、等級の基準価格が変動した場合は、基準価格の変動により「強」、「弱」に対応する予想収益が変化することから、作業者は、どの設定感度で色彩選別を行えば収益が上がるかを検討することができる。なお、標準の予想収益は、固定値で説明したが、標準単価の変動に連動して、標準の予想収益を増減させてもよい。
第2予想収益部92は、管理装置10の選別情報記憶部26に登録された選別情報の感度設定値によって色彩選別を行った場合の標準の予想収益に対する予想収益の増減を示している。第2予想収益部92には、選別情報の補足情報が示され、選別情報に対応して選別を行った結果(良品重量及び不良重量)から得られた予想収益を求めた結果を、標準の予想収益と比較して示している。
管理装置10は、感度設定値を取得可能な第1取得部25と、感度設定値にて色彩選別した結果を取得する第3取得部27と、第1取得部25で取得した感度設定値と色彩選別の結果とを表示する表示部28と、を有している。これによれば、色彩選別後の結果と、感度設定値とを見比べることができ、感度設定値が適正であるか否かを簡単に確認したり、検討したりすることができる。
表示部28は、色彩選別の結果として色彩選別された作物の等級に対応する価格から求められた収益と、感度設定値に関する情報とを表示する。これによれば、色彩選別機61dに設定した感度設定値と、色彩選別後の収益との関係を比較したり、検討することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 管理装置
11 稼動取得部
12 稼動管理部
13 情報記憶部
14 情報通知部
15 処理機情報取得部
21 計画設定部
22 計画記憶部
23 作業設定部
24 計画送信部
25 第1取得部
26 選別情報記憶部
27 第3取得部
28 表示部
31 通信装置
61d 色彩選別機
66b 制御装置(第2制御装置)

Claims (8)

  1. 色彩選別機の稼動計画を設定するための計画設定部と、前記稼動計画を記憶するための計画記憶部と、前記稼動計画に基づいて色彩選別機への作業指示を設定する作業設定部と、を有する管理装置と、
    前記作業設定部で設定された作業指示を受信することが可能な通信装置と、前記通信装置が受信した作業指示に基づいて処理を実行する制御装置と、を有する色彩選別機と、
    を備えている農業管理システム。
  2. 前記作業設定部は、前記計画記憶部より前記稼動計画を取得し且つ前記稼動計画に示された実行時間に達した場合に、前記色彩選別機に対して、前記処理を実行させる作業指示を送信する請求項1に記載の農業管理システム。
  3. 前記作業設定部は、前記作業指示として、少なくとも色彩選別機の暖機運転の処理を設定する請求項2に記載の農業管理システム。
  4. 前記作業設定部は、前記稼動計画に示された色彩選別の第1開始時間から前記暖機運転の第2開始時間を算出し、算出した第2開始時間を前記実行時間に適用する請求項3に記載の農業管理システム。
  5. 色彩選別機の稼動計画を設定するための計画設定部と、前記稼動計画を記憶するための計画記憶部と、前記稼動計画を色彩選別機に送信する計画送信部とを有する管理装置を備え、
    前記計画送信部から送信された稼動計画を受信可能な通信装置と、前記通信装置が受信した稼動計画に基づいて処理を実行する制御装置と、を有する色彩選別機と、
    を備えている農業管理システム。
  6. 前記制御装置は、前記稼動計画に示された実行時間に達した場合に、前記稼動計画に示された前記処理を実行する請求項5に記載の農業管理システム。
  7. 前記制御装置は、前記色彩選別機の暖機運転の処理を実行する請求項6に記載の農業管理システム。
  8. 前記制御装置は、前記稼動計画に示された色選の第1開始時間から前記暖機運転の第2開始時間を算出し、算出した第2開始時間を前記実行時間に適用する請求項7に記載の農業管理システム。
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