JP2019187092A - モータユニット - Google Patents

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一美 古林
Kazumi Furubayashi
一美 古林
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Abstract

【課題】モータ及び基板を収容するケース部材に対して前記基板の位置が規定される構造を備えるモータユニットを提供する。【解決手段】モータユニットは、モータ本体と、モータ本体の外周に取り付けられた基板と、モータ本体及び基板を収容する第1ケース部材と、第1ケース部材に取り付けられ、モータ本体及び基板を覆う第2ケース部材とを備え、基板は、第1ケース部材及び第2ケース部材とそれぞれ係合し、第1ケース部材と係合した状態において、モータ本体の駆動軸の軸線に沿う第1方向及び第2方向のいずれか一方における位置が規定される第1被位置規定部と、第2ケース部材と係合した状態において、第1方向及び第2方向のいずれか他方における位置が規定される第2被位置規定部とを有する。【選択図】図14

Description

本発明は、モータユニットに関するものである。
従来、モータには、当該モータの外周に基板が設けられている。この基板は、モータから延出するモータ端子と電気的に接続され、モータに駆動用の電力を供給するとともに、モータの駆動を制御するための電気信号を送受信するために設けられている。
一般的に、基板が取り付けられたモータは、ハウジング等に組み込まれてユニット化されて、モータの駆動力を利用する装置等に取り付けられる。この際、ハウジング等に前記モータが組み込まれる際、前記ハウジングに対して前記モータ及び前記基板の取付位置を規定する必要がある。
この問題に対して、前記モータに上部プレート及び下部プレートを取りつけ、当該上部プレート及び下部プレートにより前記基板を保持することで、前記モータに対する前記基板の取付位置を規定するモータ(特許文献1)がある。
特開2008−199875号公報
しかしながら、特許文献1に記載のモータでは、前記モータに対する前記基板の取付位置の規定はなされるが、例えば、このモータをハウジングに組み込む際、前記ハウジングに対する前記基板の取付位置や取付精度が十分に考慮されたものではなかった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、モータ及び基板を収容するケース部材に対して前記基板の位置が規定される構造を備えるモータユニットを提供することを目的とする。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様のモータユニットは、モータ本体と、モータ本体の外周に取り付けられた基板と、前記モータ本体及び前記基板を収容する第1ケース部材と、前記第1ケース部材に取り付けられ、前記モータ本体及び前記基板を覆う第2ケース部材と、を備え、前記基板は、前記第1ケース部材及び前記第2ケース部材とそれぞれ係合し、前記第1ケース部材と係合した状態において、前記モータ本体の駆動軸の軸線に沿う第1方向及び前記第1方向と交差する方向である第2方向のいずれか一方における位置が規定される第1被位置規定部と、前記第2ケース部材と係合した状態において、前記第1方向及び前記第2方向のいずれか他方における位置が規定される第2被位置規定部と、を有する、ことを特徴とする。
本明細書において、「モータ本体の外周」とは、モータ本体の外面に取り付ける構成だけでなく、前記外面から間隔をおいて取りつけられる構成も含むことを意味している。
本態様によれば、前記基板は、前記第1ケース部材及び前記第2ケース部材とそれぞれ係合し、前記第1ケース部材と係合した状態において、前記モータ本体の駆動軸の軸線に沿う第1方向及び前記第1方向と交差する方向である第2方向のいずれか一方における位置が規定される第1被位置規定部と、前記第2ケース部材と係合した状態において、前記第1方向及び前記第2方向のいずれか他方における位置が規定される第2被位置規定部と、を有するので、前記第1ケース部材に対して第1方向及び第2方向のいずれか一方の方向における前記基板の位置を規定し、前記第2ケース部材に対して第1方向及び第2方向のいずれか他方の方向における前記基板の位置を規定することができる。
本発明の第2の態様に係るモータユニットは、第1の態様において、前記基板において前記第1被位置規定部は前記第1方向における一方側の端部において他方側の端部に向けて凹む凹部として形成され、前記第2被位置規定部は前記他方側の端部において前記一方側の端部に向けて凹む凹部として形成され、前記第1ケース部材には、前記基板の前記第1被位置規定部に向けて突出し、前記第1被位置規定部と係合する凸状の第1位置規定部が形成され、前記第2ケース部材には、前記基板の前記第2被位置規定部に向けて突出し、前記第2被位置規定部と係合する凸状の第2位置規定部が形成されている、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記第1ケース部材には、前記基板の前記第1被位置規定部に向けて突出し、前記第1被位置規定部と係合する凸状の第1位置規定部が形成され、前記第2ケース部材には、前記基板の前記第2被位置規定部に向けて突出し、前記第2被位置規定部と係合する凸状の第2位置規定部が形成されている。つまり凹状の第1被位置規定部に凸状の第1位置規定部を係合させ、凹状の第2被位置規定部に凸状の第2位置規定部を係合させることで、前記第1ケース部材及び前記第2ケース部材に対して前記基板の位置を容易に規定することができる。したがって、簡素な構成で、前記第1ケース部材及び前記第2ケース部材と前記第基板との位置決めを行うことができる。
本発明の第3の態様に係るモータユニットは、第2の態様において、前記第1位置規定部は、前記基板に対して前記第1方向における位置を規定し、前記第2位置規定部は、前記基板に対して前記第2方向における位置を規定する、ことを特徴とする。
本態様によれば、上述した第2の態様における作用効果を得ることができる。
本発明の第4の態様に係るモータユニットは、第2又は第3の態様において、前記モータ本体には、前記駆動軸を回転可能に支持する軸受部が設けられ、前記第1ケース部材には、前記モータ本体の前記軸受部と嵌合する嵌合部が形成され、前記嵌合部と前記軸受部とが嵌合した状態において、前記嵌合部は前記モータ本体の半径方向の位置を規定している、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記モータ本体には、前記駆動軸を回転可能に支持する軸受部が設けられ、前記第1ケース部材には、前記モータ本体の前記軸受部と嵌合する嵌合部が形成され、前記嵌合部と前記軸受部とが嵌合した状態において、前記嵌合部は前記モータ本体の半径方向の位置を規定している。したがって、前記嵌合部と前記軸受部とを嵌合させることで、前記第1ケース部材に対する前記モータの位置を容易に規定することができる。
本発明の第5の態様に係るモータユニットは、第4の態様において、前記第2ケース部材には、前記モータ本体の前記軸受部が前記嵌合部と嵌合した状態において、前記モータ本体と接触する接触部が形成され、前記接触部が前記モータ本体と接触することで、前記基板の前記第1被位置規定部と前記第1位置規定部とが接触する、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記接触部が前記モータ本体と接触することで、前記基板の前記第1被位置規定部と前記第1位置規定部とが接触するので、前記第1方向において前記第1ケース部材に対する前記基板の位置を規定することができる。また、前記接触部が前記モータ本体と接触することで、前記基板が前記第1位置規定部と接触するので、前記モータユニットに振動や衝撃等が加わっても、前記第1被位置規定部と前記第1位置規定部との係合状態が解除され難く、前記第1ケース部材に対する前記基板の位置を安定させることができる。
本発明の第6の態様に係るモータユニットは、第2から第5のいずれか一の態様において、前記第2位置規定部は、前記第2方向における少なくとも一方の端部において前記第2被位置規定部と接する、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記第2位置規定部は、前記第2方向における少なくとも一方の端部において前記第2被位置規定部と接するので、前記第2ケース部材に対して前記第2方向における前記基板の位置をより確実に規定することができる。
本発明の第7の態様に係るモータユニットは、第2から第5のいずれか一の態様において、前記基板の前記第1被位置規定部が、前記第1の方向において前記第1位置規定部における前記基板側の端部と接触することで、前記基板の前記第1の方向における位置が規定され、前記基板の前記第2被位置規定部が、前記第2位置規定部の前記第2の方向における両端部と接触することで、前記基板の前記第2の方向における位置が規定される、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記基板の前記第1被位置規定部が、前記第1の方向において前記第1位置規定部における前記基板側の端部と接触することで、前記基板の前記第1の方向における位置が規定され、前記基板の前記第2被位置規定部が、前記第2位置規定部の前記第2の方向における両端部と接触することで、前記基板の前記第2の方向における位置が規定されるので、前記基板の前記第1の方向及び前記第2の方向における位置をより確実に規定することができる。
本発明の第8の態様に係るモータユニットは、第2から第7のいずれか一の態様において、前記第2ケース部材は、前記第1方向及び前記第2方向と交差する方向である第3方向に沿って延び、前記第3方向における一方の側に前記基板が配置され、他方の側が開口されているコネクタ接続部を有し、前記コネクタ接続部は、前記第2方向において前記第2位置規定部に対する位置が規定され、前記基板には、当該基板から前記第3方向の前記他方の側に向かって延び、かつ前記コネクタ接続部に収容される、少なくとも1つの接続端子が接続されている、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記第2ケース部材は、前記第1方向及び前記第2方向と交差する方向である第3方向に沿って延び、前記第3方向における一方の側に前記基板が配置され、他方の側が開口されているコネクタ接続部を有し、前記コネクタ接続部は、前記第2方向において前記第2位置規定部に対する位置が規定され、前記基板には、当該基板から前記第3方向の前記他方の側に向かって延び、かつ前記コネクタ接続部に収容される、少なくとも1つの接続端子が接続されている。この構成では、前記コネクタ接続部は前記第2方向において前記第2位置規定部に対する位置が規定されているので、前記第2位置規定部及び前記第2被位置規定部を介して前記基板と前記コネクタ接続部との前記第2方向における位置が位置決めされる。その結果、前記コネクタ接続部と前記接続端子との前記第2方向における位置を位置決めすることができる。
本発明の第9の態様に係るモータユニットは、第8の態様において、前記第1ケース部材には、前記第2ケース部材を取りつける取付面が形成され、前記取付面は、前記第1方向において第1位置規定部に対する位置が規定され、前記取付面に前記第2ケース部材が取りつけられた状態において、前記第1方向における前記コネクタ接続部と前記第1位置規定部との位置が規定される、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記取付面は、前記第1方向において第1位置規定部に対する位置が規定され、前記取付面に前記第2ケース部材が取りつけられた状態において、前記第1方向における前記コネクタ接続部と前記第1位置規定部との位置が規定されるので、前記コネクタ接続部と前記基板との位置を規定することができる。その結果、前記コネクタ接続部と前記接続端子との前記第1方向における位置を位置決めすることができる。
本発明の第10の態様に係るモータユニットは、第8又は第9の態様において、前記基板には、少なくとも1つの貫通孔が形成され、前記接続端子には、前記第3方向において一方の側の端部と他方の側の端部との間に前記第1方向及び前記第2方向の少なくとも一方の方向において前記貫通孔の径寸法より大きい寸法を有する位置決め部を有し、前記貫通孔に前記接続端子が通された際、前記位置決め部が前記貫通孔の周縁部と接することにより、前記接続端子は前記第3方向において前記基板に対して位置決めされる、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記貫通孔に前記接続端子が通された際、前記位置決め部が前記貫通孔の周縁部と接することにより、前記接続端子は前記第3方向において前記基板に対して位置決めされるので、前記コネクタ接続部内における前記接続端子の位置を規定することができる。その結果、例えば、前記コネクタ接続部に着脱されるコネクタとの接続を容易に行うことができる。
本発明の第11の態様に係るモータユニットは、第8から第10のいずれか一の態様において、前記モータ本体は、前記第3方向において前記モータ本体から前記他方の側に向けて延出するモータ端子を有し、前記モータ端子は、前記基板に通されて、前記基板の前記他方の側の面で前記基板に対して接続され、前記接続端子は、前記基板に通されて、前記モータ本体に対向する、前記基板の一方の側の面で前記基板に対して接続される、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記モータ端子は、前記基板に通されて、前記基板の前記他方の側の面で前記基板に対して接続され、前記接続端子は、前記基板に通されて、前記モータ本体に対向する、前記基板の一方の側の面で前記基板に対して接続される。例えば、前記接続端子を前記基板に接続する作業を行った後、前記接続端子が接続された前記基板に前記モータ端子を通して、前記基板において前記モータ本体と対向する側と反対の側の一方の側の面で前記基板と前記モータ端子との接続作業を行うことができるので、前記モータ本体に対する前記基板の取り付け作業を容易にすることができ、作業性を向上させることができる。
本発明によれば、前記第1ケース部材に対して第1方向及び第2方向のいずれか一方の方向における前記基板の位置を規定し、前記第2ケース部材に対して第1方向及び第2方向のいずれか他方の方向における前記基板の位置を規定することができる。
本発明に係るモータユニットの外観斜視図。 モータユニットから第2ケース部材を取り外した状態を示す斜視図。 本発明に係るモータ本体及び基板の斜視図。 基板及び接続端子の斜視図。 基板の正面図。 接続端子の斜視図。 モータと基板との接続状態を示す平面図。 第1ケース部材の斜視図。 第1ケース部材にモータ本体を取り付けた状態における第1ケース部材の下面側を示す斜視図。 図8におけるA−A断面図。 第2ケース部材の斜視図。 図11におけるB−B断面図。 第1ケース部材及び第2ケース部材に取り付けられたモータを示す断面図。 基板と第1位置規定部及び第2位置規定部との関係を示す断面図。 (A)は図14におけるC部の拡大図であり、(B)は図14におけるD部の拡大図。 第2ケース部材の変更形態を示す斜視図。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施例において同一の構成については、同一の符号を付し、最初の実施例においてのみ説明し、以後の実施例においてはその構成の説明を省略する。
図1は本発明に係るモータユニットの外観斜視図であり、図2はモータユニットから第2ケース部材を取り外した状態を示す斜視図であり、図3は本発明に係るモータ本体及び基板の斜視図であり、図4は基板及び接続端子の斜視図であり、図5は基板の正面図である。
図6は接続端子の斜視図であり、図7はモータと基板との接続状態を示す平面図であり、図8は第1ケース部材の斜視図であり、図9は第1ケース部材にモータ本体を取り付けた状態における第1ケース部材の下面側を示す斜視図であり、図10は図8におけるA−A断面図である。
図11は第2ケース部材の斜視図であり、図12は図11におけるB−B断面図であり、図13は第1ケース部材及び第2ケース部材に取り付けられたモータを示す断面図であり、図14は基板と第1位置規定部及び第2位置規定部との関係を示す断面図であり、図15(A)は図14におけるC部の拡大図であり、図15(B)は図14におけるD部の拡大図であり、図16は第2ケース部材の変更形態を示す斜視図である。
また、各図において示すX−Y−Z座標系はX方向が第1の方向、つまりモータの軸線方向であり、Y軸方向が第2方向、つまりモータの軸線方向と交差する方向であり、Z軸方向が第3方向、つまり接続端子の延びる方向である。
<<<実施形態>>>
<<<モータユニットの概要について>>>
図1ないし図3及び図9を参照して、本実施形態におけるモータユニット10について説明する。モータユニット10は、第1ケース部材12と、第2ケース部材14と、第3ケース部材16と、モータ本体18(図2及び図3)と、基板20(図2及び図3)とを備えている。
図1及び図9を参照するに、本実施形態において第1ケース部材12は、+X軸方向側が開口する箱状部材として構成されている。同様に、図示していないが第3ケース部材16は、−X軸方向側が開口する箱状部材として構成されている。本実施形態において第1ケース部材12を第3ケース部材16に着脱可能に取り付けることで内部空間を有する箱状部材として構成される。
具体的には、第1ケース部材12には、+X軸方向側に突出する複数の被掛止部12aが設けられている。一方、第3ケース部材16には、第1ケース部材12が第3ケース部材16に取り付けられた際、被掛止部12aに対応する位置にフック状の掛止部16aが設けられている。掛止部16aに被掛止部12aが掛止されることで、第1ケース部材12と第3ケース部材16とは一体化される。
第1ケース部材12の上面12bは、第2ケース部材14の取り付け面として構成されている。図8に示すように第1ケース部材12の上面12bには、開口部12cと、モータ収容部12dとが形成されている。開口部12c内には、モータユニット10から駆動対象に駆動力を出力するための駆動力出力部22が配置されている。駆動力出力部22は第1ケース部材に対して回転可能に設けられている。図2及び図8に示すようにモータ収容部12dの外周面には、フック状の掛止部12eが形成されている。
本実施形態において第2ケース部材14は、その一部が+X軸方向側に開口する箱状部材として形成されている。第2ケース部材14には、主に図1及び図11に示すように、被掛止部14aが形成されている。図1に示すように、第1ケース部材12の掛止部12eに第2ケース部材14の被掛止部14aを掛止させることで、第2ケース部材14は第1ケース部材12に対して着脱可能に取り付けられる。
図2及び図9に示すように、第1ケース部材12のモータ収容部12d内にモータ本体18を収容した状態において、第1ケース部材12の+X軸方向側端部、具体的にはモータ収容部12dの底面から、モータ本体18の駆動軸18a及び駆動軸18aに取り付けられたピニオンギア24が+X軸方向に突出する。言い換えると、モータ収容部12dに収容されたモータ本体18の駆動軸18a及びピニオンギア24は、第1ケース部材12及び第3ケース部材16とが形成する内部空間(不図示)に突出する。
第1ケース部材12及び第3ケース部材16が形成する内部空間(不図示)内には、不図示の歯車が複数設けられており、複数の歯車(不図示)を介してピニオンギア24の回転、つまりモータ本体18の駆動力を駆動力出力部22に伝達するように構成されている。
<<<モータ本体について>>>
図3及び図13を参照してモータ本体18の構成について説明する。モータ本体18は、本実施形態において一例としてステッピングモータとして構成されているが、この構成に限定されるものではなくDCモータ等で構成してもよい。
図13に示すようにモータ本体18は、駆動軸18aと、モータケースを構成するステータ18bと、ステータ18bの内側に配置されたロータ18cとを備えている。ロータ18cは、駆動軸18aと、駆動軸18aに固定された永久磁石18dとを備えている。ステータ18bには駆動コイル18eが設けられている。また、ステータ18bの+X軸方向側端部には、駆動軸18aを支持するための軸受部18fが設けられている。
図3に示すようにモータ本体18は、ステータ18bから+Z軸方向に向かって突出する複数のモータ端子18gを備えている。本実施形態において、モータ端子18gには、駆動コイル18eの巻線端部が絡げられている。複数のモータ端子18gは、本実施形態では基板20の側に向けて突出している。本実施形態において駆動コイル18eの巻線端部が絡げられたモータ端子18gは、基板20に電気的に接続されている。
<<<基板について>>>
モータ本体18の外周には基板20が取り付けられている。以下、図4ないし図6を参照して基板20の構成について説明し、図7を参照して基板20のモータ本体18への取付について説明する。
図3及び図4において基板20には、複数の接続端子26が接続されている。本実施形態において基板20は、平板状の部材として構成されている。本実施形態における基板20は、一例としてモータ本体18に電力を供給する給電基板として構成されている。本実施形態におけるモータ本体18は、モータ端子18gを介して基板20から電力の供給を受ける様に構成されている。
尚、本実施形態における基板とは、給電機能を設けずに、モータ本体18の制御信号のみを送受信する制御基板等も含んでいる。本実施形態において基板20はステッピングモータに電力を供給する基板として構成したが、例えば、モータをステッピングモータ以外のモータで構成した場合、基板20はモータ本体18への電力供給だけでなく、モータ本体18の制御信号も送受信可能に構成してもよく、モータ本体18への制御信号の送受信のみを可能とする構成としてもよい。
図4及び図5を参照するに、基板20には、少なくとも1つの第1貫通孔28と、少なくとも1つの第2貫通孔30と、第1被位置規定部32と、第2被位置規定部34とが形成されている。本実施形態において第1貫通孔28及び第2貫通孔30は、一例として基板20において6箇所形成されている。
図5に示すように本実施形態において第1貫通孔28の周縁部28aは、一例として導電材質、例えば、銅などの導電性の金属箔が露出したランドを形成している。尚、本実施形態において第1貫通孔28の周縁部28aに形成されるランドは、図5に示すように基板20の第1面20a側に形成されているとともに、図示していないが第2面20b側にも形成されている。本実施形態において第1貫通孔28の径寸法はd1である。
第2貫通孔30の周縁部30aも、一例として導電材質、例えば、銅などの導電性の金属箔が露出したランドを形成している。本実施形態において第2貫通孔30の周縁部30aに形成されるランドは、図5に示すように基板20の第1面20a側に形成されている。尚、本実施形態において基板20の第1面20aは、基板20がモータ本体18に取り付けられた状態で、モータ本体18と反対側に向く面であり、第2面20bは、モータ本体18と対向する側に向く面である。
図5において、基板20を平面視した際、複数の第1貫通孔28は、基板20のX軸方向における中央部から+X軸方向側端部寄りに位置し、+Y軸方向に向かって2列に並んで配置されている。各列には、3つの第1貫通孔28が形成されている。各第1貫通孔28はY軸方向において適宜間隔をおいて設けられている。
本実施形態において、第2貫通孔30は、X軸方向において、第1貫通孔28よりも外側、つまり−X軸方向側および+X軸方向側の端部寄りにそれぞれ3箇所ずつ設けられている。本実施形態において、少なくとも2箇所の第2貫通孔30は、Y軸方向において互いに隣り合う第1貫通孔28の間、つまり第1貫通孔28間の領域W1内に少なくとも一部が入り込むように形成されている。このように構成することで、X軸方向において第1貫通孔28と近接する第2貫通孔30とを近づけ、第1貫通孔28と第2貫通孔30との間隔を短くできるので、基板20をX軸方向に小型化することができる。
また、図5を参照するに、第1被位置規定部32は、基板20の+X軸方向側端部に設けられ、−X軸方向側に凹む凹部として形成されている。本実施形態では、第1被位置規定部32はY軸方向に間隔をおいて2箇所設けられている。第2被位置規定部34は、基板20の−X軸方向側端部に設けられ、+X軸方向側に凹む凹部として形成されている。本実施形態では、第2被位置規定部34はY軸方向に間隔をおいて2箇所設けられている。
<<<接続端子の構成について>>>
次いで、図6を参照して、接続端子26について説明する。接続端子26は、一方側の端部26aと、他方側の端部26bと、位置決め部26cとを備えている。本実施形態において位置決め部26cは、一方側の端部26aと他方側の端部26bとの間に配置されている。より具体的には、位置決め部26cは一方側の端部26a寄りに配置されている。
本実施形態において、一方側の端部26a及び他方側の端部26bにおけるX軸方向及びY軸方向の寸法は、第1貫通孔28を通り抜けることができる寸法に設定されている。本実施形態において、接続端子26は、一例として角柱状に形成され、一方側の端部26a及び他方側の端部26bにおけるX軸方向及びY軸方向の寸法はd2に設定されている。
本実施形態において寸法d2は、第1貫通孔28の径寸法d1よりも小さく設定されている。また、本実施形態において位置決め部26cと一方側の端部26a及び他方側の端部26bとの境目は、段差となるように構成されている。本実施形態では、この段差部分が第1貫通孔28の周縁部28aと接する。
一方、位置決め部26cにおけるX軸方向及びY軸方向の少なくとも一方の寸法は、第1貫通孔28の径寸法d1よりも大きく、第1貫通孔28を通り抜けできないように設定されている。本実施形態では、位置決め部26cにおけるX軸方向の寸法d3がd1よりも大きく設定されている。したがって、X軸方向において位置決め部26cの寸法d3は、一方側の端部26a及び他方側の端部26bの寸法d2よりも大きい。
また、本実施形態において位置決め部26cと一方側の端部26aとの境目には、段差部26dが形成されている。段差部26dは、X軸方向に延びる面を有している。同様に、
位置決め部26cと他方側の端部26bとの境目には、段差部26eが形成されている。段差部26eは、X軸方向に延びる面を有している。本実施形態では、段差部26dが第1貫通孔28の周縁部28aと接する。
本実施形態において、位置決め部26cは、例えば、接続端子26において一方側の端部26aと他方側の端部26bとの間でその一部をプレス加工等により押し潰して形成することができる。例えば、図6におけるY軸方向に接続端子26の一部を押し潰して位置決め部26cを形成すると、押し潰された部分のX軸方向における寸法をd2よりも大きくすることができる。したがって、プレス加工等により接続端子26に位置決め部26cを容易に形成することができるので、接続端子26における部品コストを低減できる。
尚、本実施形態において接続端子26の位置決め部26cを、一例としてプレス加工で形成したが、この構成に限定されるものではなく、例えば、旋盤等で位置規定部が一方側の端部及び他方側の端部よりも径が太くなるような円柱状の接続端子を成形してもよい。
図3及び図7を参照するに、本実施形態では、接続端子26の一方側の端部26aが、基板20の第1面20aの側から第1貫通孔28に挿入されている。第1貫通孔28に挿入された接続端子26は、位置決め部26cの段差部26dが第1貫通孔28の周縁部28aと接することで、Z軸方向における位置決めが成される。接続端子26の基板20に対する位置決めが成された状態において、基板20の第2面20b側において第1貫通孔28内に挿入された接続端子26の一方の側の端部26aと第1貫通孔28の周縁部28aに形成されたランドとが半田付けされて、基板20と接続端子26とが接続されている。尚、図7において基板20と接続端子26との半田付け部分は符号36を付している。
基板20に接続端子26が接続された状態で、基板20の第2面20b側をモータ本体18の外周面側に向けながら、基板20の第2貫通孔30にモータ端子18gを通す。この状態で、基板20の第1面20aの側から第2貫通孔30の周縁部30aとモータ端子18gとを半田付けして基板20とモータ本体18とを接続する。尚、基板20とモータ端子18gとは、半田付け部38において接続されている。本実施形態では、一例としてモータ本体18の外周から所定の距離をおいて基板20を固定する構成としたが、この構成に代えて、モータ本体18の外周面に直接基板20を取りつける構成としてもよい。
本実施形態においてモータ端子18gは、基板20に通されて、基板20の第1面20a側で基板20に対して接続され、接続端子26は、基板20に通されて、モータ本体18に対向する、基板20の第2面20b側で基板20に対して接続されている。つまり、本実施形態の構成では、接続端子26を基板20に接続する作業を行った後、接続端子26が接続された基板20にモータ端子18gを通して、基板20においてモータ本体18と対向する側と反対の側の第1面20aで基板20とモータ端子18gとの接続作業を行うことができるので、モータ本体18に対する基板20の取り付け作業を容易にすることができ、作業性を向上させることができる。
<<<モータ収容部に対するモータの取付について>>>
図2、図8及び図9を参照するに、本実施形態におけるモータ収容部12dは、モータ本体18の外周面、すなわちステータ18bを収容する形状、一例として+X軸方向に凹む円状の凹部として形成されている。モータ収容部12dの底部には、第1ケース部材12を貫通する嵌合部12fが形成されている。
本実施形態において嵌合部12f内には、図9及び図13に示すようにモータ本体18の軸受部18fが挿入され、嵌合部12fと軸受部18fとは嵌合している。これにより、軸受部18fは嵌合部12fによりモータ本体18の半径方向における変位が規制され、半径方向において位置決めされる。つまり、モータ本体18は、軸受部18fと嵌合部12fとの嵌合により第1ケース部材12に対して位置決めされる。
<<<第1ケース部材及び第2ケース部材に対する基板の取付について>>>
次いで、図8、図10ないし図15を参照して第1ケース部材12及び第2ケース部材14に対する基板20の取付構造及び位置決めについて説明する。
図8に示すように、モータ収容部12dにおいて円周方向の一部が切り欠かれ、切り欠き部12gが形成されている。第1ケース部材12の上面12bにおいて切り欠き部12gの+Z方向側には、基板保持部12hが形成されている。基板保持部12hは、−X軸方向側に開口する箱状に形成されている。本実施形態において、基板保持部12hは、図2に示すように−X軸方向側から基板20の少なくとも一部を挿入して保持できるサイズに構成されている。
図10を参照するに、基板保持部12hの底部12jには、底部12jから−X軸方向に突出する凸状の第1位置規定部12kが設けられている。本実施形態において第1位置規定部12kは、Y軸方向に間隔をおいて2箇所設けられている。本実施形態において、一対の第1位置規定部12kのY軸方向における間隔は、基板20における一対の第1被位置規定部32のY軸方向における間隔に対応するように形成されている。また、本実施形態において、X軸方向において第1位置規定部12kは、第2ケース部材14の取付面としての上面12bに対して所定の位置となるように規定されている。
図11及び図12を参照するに、第2ケース部材14には、第2ケース部材14の内部空間14bに連通するコネクタ接続部14cが形成されている。本実施形態において、コネクタ接続部14cは、内部空間14bから+Z軸方向に延び、第2ケース部材14の+Z軸方向側の端部において開口されている。コネクタ接続部14c内には、Z軸方向に延びるガイド溝14dが形成されている。
ガイド溝14dは、コネクタ接続部14c内に挿入される不図示のコネクタを案内して、コネクタ(不図示)と基板20の接続端子26の他方側の端部26bとを接続させるように構成されている。コネクタ接続部14cの開口の大きさは、コネクタ接続部14c内に挿入されるコネクタ(不図示)のサイズに応じた大きさに設定されている。尚、本実施形態において接続端子26の他方側の端部26bは、コネクタ(不図示)が基板20に取り付けられる際、コネクタ(不図示)と電気的に接続される端子として構成されている。
図12及び図13を参照するに、第1ケース部材12に第2ケース部材14が取り付けられた状態において、第2ケース部材14の内部空間14b内には、第1ケース部材12のモータ収容部12dに収容されたモータ本体18の上部が収容される。つまり第2ケース部材14はモータ収容部12dに収容されたモータ本体18の上部を覆っている。
図12に示すように、第2ケース部材14において内部空間14bの−X軸方向側端部14eには、+X方向側に突出する接触部14fが少なくとも1つ以上形成されている。
本実施形態において、接触部14fは、一例として同心円上に適宜間隔をおいて複数個所設けられている。
接触部14fは、図13に示すように、モータ収容部12dにモータ本体18が収容され、第1ケース部材12に第2ケース部材14が取り付けられた状態において、モータ本体18と接触するように構成されている。より具体的には、一例として接触部14fは、
第1ケース部材12に第2ケース部材14が取り付けられた状態において、モータ本体18を第1ケース部材12の側に押圧するように構成されている。
図12に示すように、Z軸方向において内部空間14bとコネクタ接続部14cとの間には、+X軸方向に突出する凸状の第2位置規定部14gが設けられている。図14に示すように、第2位置規定部14gは、Y軸方向に間隔をおいて2箇所設けられている。本実施形態において、一対の第2位置規定部14gのY軸方向における間隔は、基板20における一対の第2被位置規定部34のY軸方向における間隔に対応するように形成されている。また、本実施形態において、第2位置規定部14gは、コネクタ接続部14cに対するY軸方向における位置が規定されている。
図14及び図15に示すように、モータ収容部12dにモータ本体18が収容され、第1ケース部材12に第2ケース部材14が取り付けられた状態において、基板20は、第1ケース部材12の基板保持部12h内に挿入され、基板20の−X方向側端部は第2ケース部材14に覆われている。
本実施形態では、基板保持部12h内に挿入された基板20の凹状の第1被位置規定部32は、基板保持部12h内に設けられた凸状の第1位置規定部12kと係合している。具体的には図15(B)に示すように、第1位置規定部12kの「基板側の端部」としての−X方向側端部と第1被位置規定部32の−X方向側端部とが係合している。本実施形態では、第1位置規定部12kのX軸方向における長さL1は、第1被位置規定部32のX軸方向における長さL2よりも長く設定されている。また、第1位置規定部12kのY軸方向における幅W2は、第1被位置規定部32のY軸方向における幅W3よりも狭く設定されている。
本実施形態では、接触部14f(図13)がモータ本体18を第1ケース部材12側に押圧しているので、基板20も第1ケース部材12側に押圧される。これにより、第1位置規定部12kと第1被位置規定部32とが係合した際、基板20の+X軸方向側端部と基板保持部12hの底部12jとは接触せず、X軸方向において第1位置規定部12kと第1被位置規定部32とは−X軸方向側の端部のみで接触する。尚、Y軸方向において第1位置規定部12kと第1被位置規定部32とは、後述する第2位置規定部14gと第2被位置規定部34とのY軸方向における位置決めにより、Y軸方向において接触しない構成となっている。
本実施形態では、接触部14fにより基板20の第1被位置規定部32が第1位置規定部12kに向けて押し付けられているので、基板20の第1ケース部材12に対するX軸方向における位置決めを行い、X軸方向における位置を規定することができる。加えて、本実施形態では、第1ケース部材12の上面12bと第1位置規定部12kとのX軸方向における位置が規定されているので、上面12bに第2ケース部材14を取り付けた状態において、基板20と第2ケース部材14のコネクタ接続部14cとのX軸方向における位置が規定される。
さらに、本実施形態では、接触部14fにより基板20の第1被位置規定部32が第1位置規定部12kに向けて押し付けられているので、モータユニット10に振動や衝撃等が加わっても、基板20が接触部14fの押圧力に抗して−X方向側に変位することが抑制される。これにより、第1ケース部材12に対する基板20のX軸方向における位置をより安定して保つことができる。
一方、本実施形態では、基板保持部12h内に挿入された基板20の凹状の第2被位置規定部34は、第2ケース部材14に設けられた凸状の第2位置規定部14gと係合している。具体的には図15(A)に示すように、第2位置規定部14gのY軸方向における両側端部と第2被位置規定部34のY軸方向における両側端部とが係合している。
本実施形態では、第2位置規定部14gのY軸方向における幅W4は、第2被位置規定部34のY軸方向における幅W5に対して、第2位置規定部14gが第2被位置規定部34に圧入可能な寸法に設定されている。つまり、第2位置規定部14gは、第2被位置規定部34との係合状態において第2被位置規定部34に圧入されている。尚、本実施形態において、第2位置規定部14gと第2被位置規定部34とが係合した際、第2位置規定部14gの+X軸方向側端部と第2被位置規定部34の+X軸方向側端部とは接触しないように構成されている。
本実施形態では、第2位置規定部14gが第2被位置規定部34に圧入されているので、基板20の第2ケース部材14に対するY軸方向における位置決めを行い、Y軸方向における位置を確実に規定することができる。これにより、基板20と第2ケース部材14のコネクタ接続部14cとのY軸方向における位置が規定される。
これにより、コネクタ接続部14cと基板20、ひいては接続端子26とのX軸方向及びY軸方向における位置決めがなされ、位置が規定されるので、コネクタ接続部14cに挿入される不図示のコネクタと接続端子26との接続を容易にすることができる。
本実施形態では、凸状の第1位置規定部12kに凹状の第1被位置規定部32を係合させて、第1ケース部材12及び第2ケース部材14に対する基板20のX軸方向における位置を規定し、凸状の第2位置規定部14gに凹状の第2被位置規定部34を係合させて、第1ケース部材12及び第2ケース部材14に対する基板20のY軸方向における位置を規定した。これにより、基板20の位置決めを、凹凸を係合させることで位置決めすることができ、位置決めの構成を簡素化することができる。
本実施形態では、第1位置規定部12kにより第1ケース部材12及び第2ケース部材14に対する基板20のX軸方向における位置を規定することができ、第2位置規定部14gにより第1ケース部材12及び第2ケース部材14に対する基板20のY軸方向における位置を規定することができる。
<<<実施形態の変更形態>>>
(1)本実施形態では、凸状の第1位置規定部12kに凹状の第1被位置規定部32を係合させて、第1ケース部材12及び第2ケース部材14に対する基板20のX軸方向における位置を規定し、凸状の第2位置規定部14gに凹状の第2被位置規定部34を係合させて、第1ケース部材12及び第2ケース部材14に対する基板20のY軸方向における位置を規定する構成としたが、この構成に代えて、凸状の第1位置規定部12kに凹状の第1被位置規定部32を係合させて、第1ケース部材12及び第2ケース部材14に対する基板20のY軸方向における位置を規定し、凸状の第2位置規定部14gに凹状の第2被位置規定部34を係合させて、第1ケース部材12及び第2ケース部材14に対する基板20のX軸方向における位置を規定する構成としてもよい。
(2)本実施形態において第2ケース部材14を第1ケース部材12に取り付けるための掛止部12eをモータ収容部12dの外周面に設ける構成としたが、この構成に加えて、図16に示すように、第1ケース部材40の基板保持部に保持された基板20(破線部参照)のY軸方向両側の位置に掛止部40aを設け、第2ケース部材42の被掛止部42aと掛止させる構成としてもよい。
このように構成することで、例えば、モータユニット10に振動や衝撃等が加わった場合でも、基板20に対応する位置で第1ケース部材40と第2ケース部材42とが掛止されているので、第2ケース部材42が第1ケース部材40から浮き上がることを抑制し、基板20が基板保持部から脱落することを低減できるとともに、基板20のX軸方向における位置がずれることを抑制できる。
(3)本実施形態において、基板20の位置決めの形状を凹凸形状としたが、この構成に代えて、位置決めの形状を四角形状等、適宜変更してもよい。
(4)本実施形態において、基板20の+X軸方向側端部に第1被位置規定部32を設け、−X軸方向側端部に第2被位置規定部34を設ける構成としたが、基板20の+Y軸方向側端部及び−Y軸方向側端部に第1被位置規定部32及び第2被位置規定部34を設ける構成としてもよい。例えば、基板20の+Y軸方向側端部における+X軸方向側に第1被位置規定部32を設け、−X軸方向側に第2被位置規定部34を設け、基板20の−Y軸方向側端部における+X軸方向側に第1被位置規定部32を設け、−X軸方向側に第2被位置規定部34を設ける構成としてもよい。
(5)本実施形態では、接続端子26の段差部26dが第1貫通孔28の周縁部28aと接する構成としたが、基板20の第2面20b側から接続端子26の他方側の端部26bを第1貫通孔28内に挿入し、段差部26eを第2面20b側の第1貫通孔28の周縁部28aと接する構成としてもよい。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
10 モータユニット、12、40 第1ケース部材、
12a、14a、42a 被掛止部、12b 上面、12c 開口部、
12d モータ収容部、12e、16a、40a 掛止部、12f 嵌合部、
12g 切り欠き部、12h 基板保持部、12j 底部、12k 第1位置規定部、
14、42 第2ケース部材、14b 内部空間、14c コネクタ接続部、
14d ガイド溝、14e X軸方向側端部、14f 押圧部、14g 第2位置規定部、
16 第3ケース部材、18 モータ本体、18a 駆動軸、18b ステータ、
18c ロータ、18d 永久磁石、18e 駆動コイル、18f 軸受部、
18g モータ端子、20 基板、20a 第1面、20b 第2面、
22 駆動力出力部、24 ピニオンギア、26 接続端子、26a 一方側の端部、
26b 他方側の端部、26c 位置決め部、26d、26e 段差部、
28 第1貫通孔、28a、30a 周縁部、30 第2貫通孔、
32 第1被位置規定部、34 第2被位置規定部、36、38 半田付け部、
L1、L2 長さ、W1 領域、W2、W3、W4、W5 幅、d1 径寸法、
d2、d3 寸法

Claims (11)

  1. モータ本体と、
    モータ本体の外周に取り付けられた基板と、
    前記モータ本体及び前記基板を収容する第1ケース部材と、
    前記第1ケース部材に取り付けられ、前記モータ本体及び前記基板を覆う第2ケース部材と、
    を備え、
    前記基板は、
    前記第1ケース部材及び前記第2ケース部材とそれぞれ係合し、
    前記第1ケース部材と係合した状態において、前記モータ本体の駆動軸の軸線に沿う第1方向及び前記第1方向と交差する方向である第2方向のいずれか一方における位置が規定される第1被位置規定部と、
    前記第2ケース部材と係合した状態において、前記第1方向及び前記第2方向のいずれか他方における位置が規定される第2被位置規定部と、
    を有する、
    ことを特徴とするモータユニット。
  2. 請求項1に記載のモータユニットにおいて、前記基板において前記第1被位置規定部は前記第1方向における一方側の端部において他方側の端部に向けて凹む凹部として形成され、
    前記第2被位置規定部は前記他方側の端部において前記一方側の端部に向けて凹む凹部として形成され、
    前記第1ケース部材には、前記基板の前記第1被位置規定部に向けて突出し、前記第1被位置規定部と係合する凸状の第1位置規定部が形成され、
    前記第2ケース部材には、前記基板の前記第2被位置規定部に向けて突出し、前記第2被位置規定部と係合する凸状の第2位置規定部が形成されている、
    ことを特徴とするモータユニット。
  3. 請求項2に記載のモータユニットにおいて、前記第1位置規定部は、前記基板に対して前記第1方向における位置を規定し、
    前記第2位置規定部は、前記基板に対して前記第2方向における位置を規定する、
    ことを特徴とするモータユニット。
  4. 請求項2又は請求項3に記載のモータユニットにおいて、前記モータ本体には、前記駆動軸を回転可能に支持する軸受部が設けられ、
    前記第1ケース部材には、前記モータ本体の前記軸受部と嵌合する嵌合部が形成され、
    前記嵌合部と前記軸受部とが嵌合した状態において、前記嵌合部は前記モータ本体の半径方向の位置を規定している、
    ことを特徴とするモータユニット。
  5. 請求項4に記載のモータユニットにおいて、前記第2ケース部材には、前記モータ本体の前記軸受部が前記嵌合部と嵌合した状態において、前記モータ本体と接触する接触部が形成され、
    前記接触部が前記モータ本体と接触することで、前記基板の前記第1被位置規定部と前記第1位置規定部とが接触する、
    ことを特徴とするモータユニット。
  6. 請求項2から請求項5のいずれか一項に記載のモータユニットにおいて、前記第2位置規定部は、前記第2方向における少なくとも一方の端部において前記第2被位置規定部と接触する、
    ことを特徴とするモータユニット。
  7. 請求項2から請求項5のいずれか一項に記載のモータユニットにおいて、前記基板の前記第1被位置規定部が、前記第1の方向において前記第1位置規定部における前記基板側の端部と接触することで、前記基板の前記第1の方向における位置が規定され、
    前記基板の前記第2被位置規定部が、前記第2位置規定部の前記第2の方向における両端部と接触することで、前記基板の前記第2の方向における位置が規定される、
    ことを特徴とするモータユニット。
  8. 請求項2から請求項7のいずれか一項に記載のモータユニットにおいて、前記第2ケース部材は、前記第1方向及び前記第2方向と交差する方向である第3方向に沿って延び、前記第3方向における一方の側に前記基板が配置され、他方の側が開口されているコネクタ接続部を有し、
    前記コネクタ接続部は、前記第2方向において前記第2位置規定部に対する位置が規定され、
    前記基板には、当該基板から前記第3方向の前記他方の側に向かって延び、かつ前記コネクタ接続部に収容される、少なくとも1つの接続端子が接続されている、
    ことを特徴とするモータユニット。
  9. 請求項8に記載のモータユニットにおいて、前記第1ケース部材には、前記第2ケース部材を取りつける取付面が形成され、
    前記取付面は、前記第1方向において第1位置規定部に対する位置が規定され、
    前記取付面に前記第2ケース部材が取りつけられた状態において、前記第1方向における前記コネクタ接続部と前記第1位置規定部との位置が規定される、
    ことを特徴とするモータユニット。
  10. 請求項8又は請求項9に記載のモータユニットにおいて、前記基板には、少なくとも1つの貫通孔が形成され、
    前記接続端子には、前記第3方向において一方の側の端部と他方の側の端部との間に前記第1方向及び前記第2方向の少なくとも一方の方向において前記貫通孔の径寸法より大きい寸法を有する位置決め部を有し、
    前記貫通孔に前記接続端子が通された際、前記位置決め部が前記貫通孔の周縁部と接することにより、前記接続端子は前記第3方向において前記基板に対して位置決めされる、
    ことを特徴とするモータユニット。
  11. 請求項8から請求項10のいずれか一項に記載のモータユニットにおいて、前記モータ本体は、前記第3方向において前記モータ本体から前記他方の側に向けて延出するモータ端子を有し、
    前記モータ端子は、前記基板に通されて、前記基板の前記他方の側の面で前記基板に対して接続され、
    前記接続端子は、前記基板に通されて、前記モータ本体に対向する、前記基板の一方の側の面で前記基板に対して接続される、
    ことを特徴とするモータユニット。
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