JP2019186014A - スパークプラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】絶縁体の割れの発生を抑制しつつ主体金具と絶縁体との間の気密を確保できるスパークプラグを提供すること。【解決手段】スパークプラグは、絶縁体が直接または他部材を介して係止される後端側向き面を備える棚部が、主体金具の内周に設けられる。棚部は、後端側向き面を有する第1凸部と、第1凸部よりも先端側で第1凸部に隣り合う第2凸部と、第1凸部と第2凸部とを接続する接続部と、を備え、軸線を含む断面を見たとき、接続部は、軸線に垂直な方向において、後端側向き面のうち絶縁体または他部材と接触する部分が位置する範囲内に存在する。【選択図】図2

Description

本発明はスパークプラグに関し、特に絶縁体が主体金具に係止されるスパークプラグに関するものである。
絶縁体が主体金具に係止されるスパークプラグにおいて、特許文献1には、金属製のパッキンを用いて主体金具と絶縁体との間を気密にする技術が開示されている。主体金具および絶縁体がパッキンに加える荷重を大きくすると気密性は高まるが、過変形したパッキンが絶縁体を圧迫すると絶縁体に割れが生じる。特許文献1の技術では、主体金具と絶縁体との隙間の形状を調整してパッキンの過変形を抑制し、絶縁体の割れの発生を抑制しつつ気密を確保する。
国際公開第2010/035717号
しかしながら上記従来の技術において、絶縁体が主体金具に係止される際の荷重を過度に大きくすることなく、主体金具と絶縁体との間の気密性を高めることへの要求がある。
本発明はこの要求に応えるためになされたものであり、絶縁体の割れの発生を抑制しつつ主体金具と絶縁体との間の気密を確保できるスパークプラグを提供することを目的としている。
この目的を達成するために本発明のスパークプラグは、先端側から後端側へと軸線に沿って延びる絶縁体と、絶縁体の外周側に配置される筒状の主体金具と、を備え、主体金具は、径方向内側に張り出した棚部であり、絶縁体が直接または他部材を介して係止される後端側向き面を備える棚部を、自身の内周に有する。棚部は、後端側向き面を有する第1凸部と、第1凸部よりも先端側で第1凸部に隣り合う第2凸部と、第1凸部と第2凸部とを接続する接続部と、を備え、軸線を含む断面を見たとき、接続部は、軸線に垂直な方向において、後端側向き面のうち絶縁体または他部材と接触する部分が位置する範囲内に存在する。
請求項1記載のスパークプラグによれば、棚部の第1凸部と第2凸部とを接続する接続部は、軸線に垂直な方向において、第1凸部の後端側向き面のうち絶縁体または他部材と接触する部分が位置する範囲内に存在する。これにより、絶縁体が主体金具に係止される際に絶縁体から軸線方向の先端側の力を第1凸部が受けると、後端側向き面に沿って第1凸部に引張応力が生じ、第2凸部が隣り合う接続部側の面に沿って第1凸部に圧縮応力が生じる。その結果、第1凸部の弾性変形によって生じる反力により、直接または他部材を介して後端側向き面を絶縁体に密着させることができる。よって、主体金具の棚部と絶縁体との気密を確保できる。
なお、絶縁体が他部材を介して後端向き面に係止される場合は、第1凸部が弾性変形して他部材の過変形を抑制するので、他部材が原因となる絶縁体の割れの発生を抑制できる。後端側向き面に絶縁体が接触する場合は、他部材がないので、他部材が原因となる絶縁体の割れの発生を抑制できる。
請求項2記載のスパークプラグによれば、軸線を含む断面において、接続部を通り軸線に沿う仮想直線上の第1凸部の長さは、仮想直線上の第2凸部の長さよりも短い。これにより、軸線方向の先端側の力を受けた第1凸部を弾性変形させ易くできる。その結果、第1凸部の弾性変形によって生じる反力を確保できるので、請求項1の効果に加え、気密性を向上できる。
請求項3記載のスパークプラグによれば、軸線を含む断面において、接続部を通り軸線に沿う仮想直線から、第2凸部の最も径方向内側の位置までの距離は、仮想直線から第1凸部の最も径方向内側の位置までの距離よりも長い。これにより、軸線方向の先端側の力を受けた第1凸部が接続部に加える荷重を、第2凸部によって分散し易くできる。その結果、請求項1又は2の効果に加え、第1凸部を座屈させ難くできる。
請求項4記載のスパークプラグによれば、絶縁体は後端側向き面に直接係止される。棚部と絶縁体との間に介在する他部材を省略できるので、請求項1から3のいずれかの効果に加え、部品点数を削減できると共に、他部材の過変形が原因となる絶縁体の割れの発生を防止できる。
第1実施の形態におけるスパークプラグの片側断面図である。 図1の一部を拡大したスパークプラグの断面図である。 第2実施の形態におけるスパークプラグの断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照して説明する。図1は本発明の第1実施の形態におけるスパークプラグ10の軸線Oを境にした片側断面図である。図1では、紙面下側をスパークプラグ10の先端側、紙面上側をスパークプラグ10の後端側という(図2及び図3においても同じ)。図1に示すようにスパークプラグ10は、絶縁体11及び主体金具30を備えている。
絶縁体11は、高温下の絶縁性や機械的特性に優れるアルミナ等により形成された略円筒状の部材である。絶縁体11は、軸線Oに沿って軸孔が貫通する。軸孔を形成する絶縁体11の内周面12の先端側には、後端側を向きつつ先端側へ向かって縮径する傾斜面13が形成されている。絶縁体11は、後端側から先端側へ順に、後端部14、大径部15、小径部16及び先端部17が連接されている。大径部15は、絶縁体11のうち外径が最も大きい部位である。小径部16は、大径部15よりも外径の小さい部位である。小径部16の先端側に、係止部18を介して、小径部16よりも外径の小さい先端部17が隣接している。係止部18は、先端側へ向かうにつれて縮径する。
中心電極20は、軸孔の先端側に挿入され軸線Oに沿って絶縁体11に保持される棒状の電極である。中心電極20は、軸線O方向に延びる軸部21に、軸部21に対して軸直角方向へ張り出す頭部22が連接されている。頭部22は傾斜面13に係止される。中心電極20は、熱伝導性に優れる芯材が母材に埋設されている。母材は、Niを主体とする合金またはNiからなる金属材料で形成されており、芯材は銅または銅を主成分とする合金で形成されている。なお、芯材を省略しても良い。
端子金具23は、高圧ケーブル(図示せず)が接続される棒状の部材であり、導電性を有する金属材料(例えば低炭素鋼等)によって形成されている。端子金具23は先端側が絶縁体11の軸孔に挿入される。端子金具23は、ガラスを含有する導体等によって、中心電極20の頭部22と電気的に接続されている。
主体金具30は、導電性を有する金属材料(例えば低炭素鋼等)によって形成された略円筒状の部材である。主体金具30は、絶縁体11の先端部17から小径部16までを取り囲む胴部31と、胴部31の後端側に連接される座部32と、座部32の後端側に連接される連結部33と、連結部33の後端側に連接される工具係合部34と、工具係合部34の後端側に連接される後端部35と、を備えている。胴部31は、エンジン(図示せず)のねじ穴に螺合するおねじ36が外周に形成されている。胴部31は、径方向の内側へ張り出した棚部37が、全周に亘って内周に形成されている。
座部32は、エンジン(図示せず)のねじ穴とおねじ36との隙間を塞ぐための部位であり、胴部31よりも外径が大きく形成されている。連結部33は、主体金具30を絶縁体11に組み付けるときに湾曲状に塑性変形した部位である。工具係合部34は、エンジンのねじ穴におねじ36を締め付けるときに、レンチ等の工具を係合させる部位である。後端部35は径方向の内側へ向けて屈曲した部位であり、絶縁体11の大径部15よりも後端側に位置する。絶縁体11の後端部14の外周の全周に亘って、大径部15と後端部35との間に、タルク等の粉末が充填されたシール部38が設けられている。
主体金具30の棚部37は、絶縁体11の係止部18よりも先端側に位置する。絶縁体11に主体金具30が組み付けられると、主体金具30の棚部37から後端部35までの部分は、絶縁体11の小径部16から大径部15までの部分に、シール部38を介して軸線O方向の圧縮荷重を加える。その結果、主体金具30は絶縁体11を保持する。接地電極39は、主体金具30の胴部31に接合された棒状の金属製(例えばニッケル基合金製)の部材である。接地電極39は中心電極20との間に火花ギャップを形成する。
図2は図1の一部(棚部37付近)を拡大したスパークプラグ10の軸線O(図1参照)を含む断面図である。棚部37は、主体金具30の胴部31から径方向の内側(図2右側)へ向けて突出する第1凸部41と、胴部31から径方向の内側へ向けて突出する第2凸部42と、を備えている。第2凸部42は、第1凸部41の先端側(図2下側)で第1凸部41に隣り合う。接続部43は、第1凸部41と第2凸部42とを接続する。
第1凸部41は、後端側向き面44及び先端側向き面45を備えている。後端側向き面44は、絶縁体11の係止部18に対面する。後端側向き面44は絶縁体11を係止する面であり、軸線O方向(図2上下方向)の先端側に向かって縮径している。本実施形態では、後端側向き面44は絶縁体11の係止部18に接触する。先端側向き面45は、接続部43に連なる面であり、先端側に向かって拡径している。
第2凸部42は、後端側から先端側へ順に、第1面46、第2面47及び第3面48が連なる。第1面46は後端側を向く面であり、先端側に向かって縮径している。第2面47は軸線Oに垂直な方向(絶縁体11の先端部17側)を向く面である。第3面48は先端側を向く面であり、先端側に向かって拡径している。
接続部43は、第1凸部41の先端側向き面45と第2凸部42の第1面46とを連絡する谷底に相当する面である。接続部43は、軸線Oに垂直な方向(図2左右方向)において、後端側向き面44のうち絶縁体11と接触する部分が位置する範囲49内に存在する。これにより、絶縁体11が主体金具30に係止され、絶縁体11に主体金具30が組み付けられる際に、絶縁体11から軸線O方向の先端側(図2下側)の力を第1凸部41が受けると、後端側向き面44に沿って第1凸部41に引張応力が生じ、先端側向き面45に沿って第1凸部41に圧縮応力が生じる。その結果、第1凸部41に生じる後端側(図2上側)の反力により、後端側向き面44を絶縁体11に密着させることができる。よって、絶縁体11が主体金具30に加える荷重を過度に大きくしなくても、棚部37と絶縁体11との気密を確保できる。
また、後端側向き面44を絶縁体11に接触させるので、棚部37と絶縁体11との間に介在するパッキンを省略できる。パッキンを省略できる分だけ部品点数を削減でき、さらにパッキンの過変形が原因となる絶縁体11の小径部16や先端部17の割れの発生を防止できる。
本実施形態では、軸線Oを含む断面において(図2参照)、接続部43を通り軸線Oに平行な仮想直線50と後端側向き面44とのなす角θ1(鋭角側)は、仮想直線50と先端側向き面45とのなす角θ2(鋭角側)よりも大きい(θ1>θ2)。これにより、θ1≦θ2の場合に比べ、絶縁体11から力を受ける第1凸部41を座屈させ難くでき、第1凸部41に生じる後端側の反力を大きくできる。よって、気密性を向上できる。
軸線Oを含む断面において、仮想直線50上の第1凸部41の長さL1は、仮想直線50上の第2凸部42の長さL2よりも短い(L1<L2)。これにより、L1≧L2の場合に比べ、軸線方向の先端側の力を受けた第1凸部41を弾性変形させ易くし、第1凸部41の弾性変形によって生じる反力を確保できる。よって、第1凸部41と絶縁体11との気密性を向上できる。
なお、長さL1は、後端側向き面44と仮想直線50との交点から接続部43までの線分の長さをいう。長さL2は、第3面48の先端51を通る仮想直線50の垂線と仮想直線50との交点から接続部43までの線分の長さをいう。接続部43は仮想直線50に1点で接するので、仮想直線50上の接続部43の長さは0である。
軸線Oを含む断面において、仮想直線50から第2凸部42の最も径方向内側の位置までの距離D2は、仮想直線50から第1凸部41の最も径方向内側の位置までの距離D1よりも長い。これにより、軸線方向の先端側の力を受けた第1凸部41が接続部43に加える荷重を、第2凸部42によって分散し易くできる。その結果、第1凸部41を座屈させ難くできる。さらに、接続部43は丸みが付けられているので、接続部43に角がある場合に比べ、荷重をより分散させ易くできる。
第2凸部42は、先端側に向かって拡径する第3面48があるので、第3面48が存在しないで第2面47が主体金具30の先端まで連続する場合に比べ、胴部31と先端部17との隙間を確保できる。これにより、混合気の不完全燃焼等によって生じたカーボンによる先端部17の汚損を抑制し、リークの発生を抑制できる。
また、第2凸部42は第1面46、第2面47及び第3面48に囲まれているので、径方向の内側を向く第2面47が存在しない(第1面46に第3面48が接続する)場合に比べ、第2凸部42の断面二次モーメントを大きくできる。その結果、第2凸部42の座屈荷重を大きくできるので、第1凸部41が接続部43に加える荷重を第2凸部42が受けることができる。よって、第1凸部41をさらに座屈させ難くできる。
図3を参照して第2実施の形態について説明する。第1実施形態では、主体金具30が絶縁体11を直接係止するスパークプラグ10について説明した。これに対し第2実施形態では、主体金具61がパッキン62(別部材)を介して絶縁体11を係止する場合について説明する。なお、第1実施形態で説明した部分と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図3は第2実施の形態におけるスパークプラグ60の軸線O(図1参照)を含む断面図である。図3は図2に図示された部分と同様の部分が図示されている。
スパークプラグ60は絶縁体11及び主体金具61を備えている。主体金具61は、導電性を有する金属材料(例えば低炭素鋼等)によって形成された略円筒状の部材である。主体金具61の胴部31は、径方向の内側(図3右側)へ張り出した棚部70が、全周に亘って内周に形成されている。棚部70は、絶縁体11の係止部18よりも先端側に位置する。係止部18と棚部70との間にパッキン62が介在する。パッキン62は、主体金具61を構成する金属材料よりも軟質の軟鋼板等の金属材料で形成される円環状の板材である。
絶縁体11に主体金具61が組み付けられると、主体金具61の棚部70から後端部35(図1参照)までの部分は、絶縁体11の小径部16から大径部15(図1参照)までの部分に、シール部38及びパッキン62を介して軸線O方向(図3上下方向)の圧縮荷重を加える。その結果、主体金具61は絶縁体11を保持する。パッキン62は、その圧縮荷重により変形して軸線O方向に圧縮される。
棚部70は、胴部31から径方向の内側へ向けて突出する第1凸部71と、胴部31から径方向の内側へ向けて突出する第2凸部72と、を備えている。第2凸部72は、第1凸部71の先端側(図3下側)で第1凸部71に隣り合う。接続部73は、第1凸部71と第2凸部72とを接続する。
第1凸部71は、後端側向き面74及び先端側向き面75を備えている。後端側向き面74は、絶縁体11の係止部18に対面する。後端側向き面74は絶縁体11を係止する面であり、軸線O方向(図3上下方向)の先端側に向かって縮径している。本実施形態では、後端側向き面74はパッキン62に接触する。先端側向き面75は、接続部73に連なる面であり、先端側に向かって拡径している。
第2凸部72は、後端側から先端側へ順に、第1面76、第2面77及び第3面78が連なる。第1面76は後端側を向く面であり、先端側に向かって縮径している。第2面77は軸線Oに垂直な方向(絶縁体11の先端部17側)を向く面である。第3面78は先端側を向く面であり、先端側に向かって拡径している。
接続部73は、第1凸部71の先端側向き面75と第2凸部72の第1面76とを連絡する谷底に相当する面である。接続部73は、軸線Oに垂直な方向(図3左右方向)において、後端側向き面74のうちパッキン62と接触する部分が位置する範囲79内に存在する。
これにより、絶縁体11が主体金具61に係止され、絶縁体11に主体金具61が組み付けられる際に、絶縁体11から軸線O方向の先端側(図3下側)の力を第1凸部71が受けると、後端側向き面74に沿って第1凸部71に引張応力が生じ、先端側向き面75に沿って第1凸部71に圧縮応力が生じる。その結果、第1凸部71に生じる後端側(図3上側)の反力により、パッキン62を介して後端側向き面74を絶縁体11の係止部18に密着させることができる。よって、絶縁体11が主体金具61に加える荷重を過度に大きくしなくても、主体金具61の棚部70と絶縁体11との気密を確保できる。さらに、第1凸部71が弾性変形してパッキン62の過変形を抑制するので、パッキン62が原因となる絶縁体11の小径部16や先端部17の割れの発生を抑制できる。
本実施形態では、軸線Oを含む断面において(図3参照)、接続部73を通り軸線Oに平行な仮想直線80と後端側向き面74とのなす角θ1(鋭角側)は、仮想直線80と先端側向き面75とのなす角θ2(鋭角側)以下である(θ1≦θ2)。これにより、θ1>θ2の場合に比べ、絶縁体11から力を受ける第1凸部71の反力を抑制し、パッキン62の過変形を抑制し易くできる。
軸線Oを含む断面において、仮想直線80上の第1凸部71の長さL1は、仮想直線80上の第2凸部72の長さL2よりも短い(L1<L2)。これにより、L1≧L2の場合に比べ、軸線方向の先端側の力を受けた第1凸部71を弾性変形させ易くし、第1凸部71の弾性変形によって生じる反力を確保できる。よって、パッキン62を介して第1凸部71と絶縁体11との気密性を向上できる。
なお、長さL1は、後端側向き面74と仮想直線80との交点から接続部73の後端までの線分の長さをいう。長さL2は、第3面78と仮想直線80との交点から接続部73の先端までの線分の長さをいう。接続部73は仮想直線80に線接触する。仮想直線80が接続部73に接する接続部73の長さL3は0.1mm以下である。接続部73の長さL3が0.1mm以下なので、第2凸部72は、軸線方向の先端側の力を受けた第1凸部71が接続部73に加える荷重を分散し易くできる。これにより、第1凸部71の座屈を抑制できる。
軸線Oを含む断面において、仮想直線80から第2凸部72の最も径方向内側の位置までの距離D2は、仮想直線80から第1凸部71の最も径方向内側の位置までの距離D1よりも短い(D1>D2)。これにより、D1≦D2の場合に比べ、第2凸部72の第2面77と絶縁体11の先端部17との空間距離を長くできるので、混合気の不完全燃焼等によって生じたカーボンの堆積等を抑制し、中心電極20(図1参照)と接地電極39との間に所定の火花放電を発生させ易くできる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。例えば、第1凸部41,71及び第2凸部42,72の形状や寸法(距離D1,D2及び長さL1,L2,L3)は一例であり適宜設定できる。
実施形態では、第1凸部41,71の先端側向き面45,75が、先端側に向かって拡径する錘状(円錐面)に形成される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。先端側向き面45,75を軸線Oに垂直な面にすることは当然可能である。
実施形態では、第2凸部42,72の第1面46,76が、先端側に向かって縮径する錘状(円錐面)に形成される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。第1面46,76を軸線Oに垂直な面にすることは当然可能である。
実施形態では、第2凸部42,72が、径方向の内側を向く第2面47,77(円筒面)を備える場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。第2面47,77を省略して、第1面46,76に第3面48,78を接続することは当然可能である。
実施形態では、第2凸部42,72の第3面48,78が、先端側に向かって拡径する錘状(円錐面)に形成される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。第3面48,78を軸線Oに垂直な面にすることは当然可能である。
実施形態では、第2凸部42,72が、第3面48,78を備える場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。第3面48,78を省略して、第2面47,77を主体金具30の先端まで連続させることは当然可能である。
第1実施形態では、第1凸部41が絶縁体11を直接係止する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。第2実施形態のように、第1凸部41と絶縁体11との間にパッキン62(他部材)を介在させることは当然可能である。同様に、第2実施形態においてパッキン62を省略し、第1凸部71が絶縁体11を直接係止することは当然可能である。
実施形態では、主体金具30に接地電極39が1本接合される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。接地電極を複数本、主体金具30に接合することは当然可能である。
10,60 スパークプラグ
11 絶縁体
30,61 主体金具
37,70 棚部
41,71 第1凸部
42,72 第2凸部
43,73 接続部
44,74 後端側向き面
49,79 範囲
50,80 仮想直線
62 パッキン(他部材)
D1,D2 距離
L1,L2 長さ
O 軸線

Claims (4)

  1. 先端側から後端側へと軸線に沿って延びる絶縁体と、
    前記絶縁体の外周側に配置される筒状の主体金具と、を備え、
    前記主体金具は、径方向内側に張り出した棚部であり、前記絶縁体が直接または他部材を介して係止される後端側向き面を備える棚部を、自身の内周に有するスパークプラグであって、
    前記棚部は、前記後端側向き面を有する第1凸部と、前記第1凸部よりも先端側で前記第1凸部に隣り合う第2凸部と、前記第1凸部と前記第2凸部とを接続する接続部と、を備え、
    前記軸線を含む断面を見たとき、前記接続部は、前記軸線に垂直な方向において、前記後端側向き面のうち前記絶縁体または前記他部材と接触する部分が位置する範囲内に存在するスパークプラグ。
  2. 前記軸線を含む断面において、
    前記接続部を通り前記軸線に沿う仮想直線上の前記第1凸部の長さは、前記仮想直線上の前記第2凸部の長さよりも短い請求項1記載のスパークプラグ。
  3. 前記軸線を含む断面において、
    前記接続部を通り前記軸線に沿う仮想直線から、前記第2凸部の最も径方向内側の位置までの距離は、前記仮想直線から前記第1凸部の最も径方向内側の位置までの距離よりも長い請求項1又は2に記載のスパークプラグ。
  4. 前記絶縁体は、前記後端側向き面に直接係止される請求項1から3のいずれかに記載のスパークプラグ。
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