JP2019181546A - チップドレス用切削カッター - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の故障を少なくできるとともに電極チップの先端部に凹凸面を繰り返し綺麗に形成することができ、しかも、開発のリードタイムを短くすることができるチップドレス用切削カッターを提供する。【解決手段】チップドレス用切削カッター1は、すくい面部2aと逃げ面部2bとを備える。すくい面部2aには、回転ホルダ5の回転軸心C1に沿って延びて逃げ面部2bに開放する凹条溝部2dが形成され、凹条溝部2dは、回転軸心C1と交差する方向に所定の間隔をあけて複数形成される。すくい面部2aと逃げ面部2bの連続部分には、回転軸心C1と交差する方向に延びる切刃部2eが設けられ、切刃部2eは、すくい面部2a及び逃げ面部2bの交差部分からなる第1領域2fと、凹条溝部2dの逃げ面部2bにおける開放部分の周縁部分からなる第2領域2gとで構成される。【選択図】図3

Description

本発明は、スポット溶接用電極チップの先端部を切削するために用いるチップドレス用切削カッターに関する。
従来より、アルミニウム材をスポット溶接する際、溶接時に発生する酸化被膜によって溶接が不安定になることが一般的に知られている。これに対応するために、例えば、特許文献1では、スポット溶接用電極チップの先端部に凹凸面を形成することで溶接の安定化を図っており、この電極チップの先端部における凹凸面は、チップドレス用切削カッターを用いて形成している。該切削カッターは、板状をなし、回転軸心が上下方向に延びる回転ホルダに取り付けられて使用される。切削カッターは、回転軸心周りの周方向に対して交差するように延びるすくい面部と、該すくい面部の上側及び下側にそれぞれ位置する一対の逃げ面部とを備え、すくい面部と各逃げ面部とは、それぞれ略直交している。各逃げ面部には、回転軸心周りの周方向に延びてすくい面部に開放する凹条溝部がすくい面部と各逃げ面部との交差部分に沿う方向に所定の間隔をあけて複数形成され、すくい面部及び逃げ面部の交差部分と凹条溝部のすくい面部における開放部分の周縁部分とで蛇行する切刃部が構成されている。そして、中心軸を回転軸心に一致させた状態の電極チップを回転する回転ホルダに接触させると、蛇行する切刃部によって電極チップの先端部に同心円状の環状突条部が複数形成され、電極チップの先端部に凹凸面が形成されるようになっている。
米国特許第8222560号明細書
ところで、特許文献1の如き切削カッターを用いて電極チップの先端部を切削すると、切粉が切削カッターのすくい面部に沿って発生するが、その際、図7及び図8に示すように、発生する切粉の一部が凹条溝部と電極チップの先端部との間の隙間に入り込んでしまう。したがって、凹条溝部と電極チップの先端部との間の隙間に入り込んだ各切粉が凹条溝部の内側面と電極チップの先端部との両方に接触することによって回転ホルダの回転に大きな負荷がかかるようになり、装置が故障したり、或いは、電極チップの先端部に凹凸面が綺麗に形成されなくなってしまうおそれがある。
また、特許文献1の如き切削カッターを製作する場合、電極チップの先端部に対向させる逃げ面部に各凹条溝部を形成する必要があるので、電極チップの形状が決まるまで各凹条溝部を加工できない。したがって、切削カッターの開発のリードタイムが長くなってしまうという問題がある。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、回転ホルダの回転負荷を減らして装置の故障を少なくできるとともに、電極チップの先端部に凹凸面を繰り返し綺麗に形成することができ、しかも、開発のリードタイムを短くすることができるチップドレス用切削カッターを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、逃げ面部ではなくすくい面部に複数の凹条溝部を形成するようにしたことを特徴とする。
具体的には、スポット溶接用電極チップの中心軸に回転軸心を一致させた状態で回転する回転ホルダに取り付けられ、該回転ホルダの回転動作時に当該回転ホルダに接近させた上記電極チップの先端部に接触して当該先端部を切削するよう構成されたチップドレス用切削カッターを対象とし、次のような対策を講じた。
すなわち、第1の発明では、上記回転軸心周りの周方向に対して交差するように延びるすくい面部と、上記電極チップを上記回転ホルダに接近させた際、上記電極チップの先端部に対向する逃げ面部と、上記すくい面部に上記回転軸心と交差する方向に所定の間隔をあけて複数形成され、上記回転軸心に沿って延びて上記逃げ面部に開放する凹条溝部と、上記すくい面部及び上記逃げ面部の連続部分に形成され、上記回転軸心と交差する方向に延びる切刃部とを備え、該切刃部は、上記すくい面部及び上記逃げ面部の交差部分からなる第1領域と、上記凹条溝部の上記逃げ面部における開放部分の周縁部分からなる第2領域とで構成されていることを特徴とする。
第2の発明では、第1の発明において、上記逃げ面部は、上記回転軸心に沿って所定の間隔をあけて一対形成され、上記各凹条溝部は、上記回転軸心に沿って延びて上記各逃げ面部にそれぞれ開放しており、上記切刃部は、上記回転軸心に沿って対称となるように一対形成され、上記一方の切刃部が、上記すくい面部及び上記一方の逃げ面部の連続部分に形成される一方、上記他方の切刃部が、上記すくい面部及び上記他方の逃げ面部の連続部分に形成されていることを特徴とする。
第3の発明では、第1又は第2の発明において、上記凹条溝部は、直線状をなしていることを特徴とする。
第1の発明では、電極チップの先端部を切削すると、切刃部における第2領域の削る深さが、切刃部における第1領域の削る深さよりも深くなる。したがって、電極チップの先端部に同心円状の環状突条部を形成して電極チップの先端部を凹凸面にすることができる。また、切削カッターで電極チップの先端部を切削すると、切刃部における第1領域から発生する切粉はすくい面部に沿って発生する一方、切刃部における第2領域から発生する切粉は各凹条溝部に沿って発生するが、その際、切刃部と電極チップの先端部との間に隙間が生じない。したがって、発生する切粉が凹条溝部と電極チップの先端部との間に入り込むといった特許文献1の如き現象を防ぐことができ、電極チップの先端部を凹凸面にするための切削時に回転ホルダの回転に負荷がかかり過ぎることを防ぐことができるようになるとともに、電極チップの先端部の切削を繰り返しても電極チップの先端部に凹凸面を綺麗に形成することができる。さらに、各凹条溝部をすくい面部に形成して逃げ面部に形成する必要が無いので、電極チップの形状を決める前に各凹条溝部を材料に加工しておくことができる。したがって、切削カッターの開発のリードタイムを短くすることができる。
第2の発明では、互いに対向する一対の電極チップを各々の中心軸を回転ホルダの回転軸心に一致させるとともに回転状態の回転ホルダに接近させて各電極チップの先端部を切削カッターに接触させると、各電極チップの先端部に凹凸面が形成される。このように、すくい面部に形成する凹条溝部の数を増やすことなく2つの電極チップの先端部に同時に凹凸面を形成することができるようになり、電極チップの切削効率を高めることができる。
第3の発明では、切削カッターの製造時における加工が簡単になるので、開発のリードタイムをさらに短縮することができる。
本発明の実施形態に係るチップドレッサの斜視図である。 図1のII−II線における断面図である。 本発明の実施形態に係る切削カッターが取り付けられた回転ホルダの斜視図である。 本発明の実施形態に係る切削カッターの斜視図である。 図2のV部拡大図である。 図5のVI部拡大図である。 従来の切削カッターが取り付けられた回転ホルダを示す図5相当図である。 従来の切削カッターの図6相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎない。
図1は、本発明の実施形態に係るチップドレッサ10を示す。該チップドレッサ10は、溶接ガン(図示せず)のシャンクに嵌め込まれて対向する一対の電極チップ11(図2参照)の先端部11aをそれぞれ切削するためのものであり、筒中心線方向が上下方向に向く円筒状のモータケース部10aと、該モータケース部10aの上端部分から水平方向に延びる板状ケース部10bと、モータケース部10aの側面に取り付けられ、モータケース部10a及び板状ケース部10bに加わる上下方向の衝撃を吸収する衝撃吸収機構部10cとを備え、モータケース部10aの内部には、回転軸が上方に向かって延びる駆動モータ(図示せず)が収容されている。
板状ケース部10bの延出端側上面及び下面には、図2に示すように、互いに対向する円形状をなす貫通孔10dが一対形成されている。
板状ケース部10b内部における両貫通孔10dの間には、リング状をなす出力歯車6が上下一対のベアリング7を介して上下方向に延びる回転軸心C1周りに回転可能に取り付けられ、出力歯車6は、図示しない駆動モータ及び歯車噛合機構によって回転軸心C1周りに回転するようになっている。
出力歯車6の中央には、図3に示すように、上下に貫通する取付用孔6aが設けられ、該取付用孔6aには、円盤状の回転ホルダ5が装着されている。
該回転ホルダ5は、平面視で略C字状をなし、回転軸心C1から径方向外側に向かうにつれて次第に回転軸心C1周りの周方向に拡がって外側方に開放する切欠部5aを有している。
また、回転ホルダ5の上端周縁には、その他の部分よりも外側方に拡がるフランジ部5bが形成されている。
さらに、回転ホルダ5の上下面には、図2及び図3に示すように、当該回転ホルダ5の中央部分に行くにつれて次第に縮径する一対の嵌合面部5cが回転軸心C1方向に対称に形成されている。
嵌合面部5cの形状は、電極チップ11の先端部11aの湾曲形状に対応していて、電極チップ11の中心軸が回転軸心C1に一致した状態で電極チップ11の先端部11aが嵌合するようになっている。
切欠部5aにおける回転軸心C1から外側方に延びる一方の内側面には、側面視で略T字状をなす段差状に窪む取付段差部5dが形成されている。
該取付段差部5dには、電極チップ11の先端部11aを切削するための金属製切削カッター1が装着されている。
該切削カッター1は、図3及び図4に示すように、金属板を略T字状に切り出して形成したものであり、ネジ3及びワッシャー4を用いて略中央部分に形成された取付孔2hを介して取付段差部5dに固定するようになっている。
切削カッター1は、取付段差部5dに取り付けた状態で一方の板面が取付段差部5dの底面に対向する一方、他方の板面がすくい面部2aを構成するようになっていて、該すくい面部2aは、回転軸心C1周りの周方向に対して交差するように延びている。
すくい面部2aの上側及び下側には、当該すくい面部2aと略直交する一対の逃げ面部2bが設けられている。
すわなち、両逃げ面部2bは、回転軸心C1に沿う方向に所定の間隔をあけて一対形成され、回転軸心C1から離れるにつれて次第に回転軸心C1に沿って離間する湾曲形状をなしている。
そして、両逃げ面部2bは、切削カッター1を回転ホルダ5に取り付けた状態で嵌合面部5cに対応する形状をなしていて、電極チップ11をその中心軸が回転軸心C1に一致する状態で接近させると、電極チップ11の先端部11aに対向するようになっている。
切削カッター1の回転軸心C1から遠い側の上部及び下部には、側面視で矩形に切り欠かれた形状の位置決め凹部2cが一対形成されている。
また、すくい面部2aには、回転軸心C1に沿って直線状に延びて各逃げ面部2bに開放する断面略V字状をなす凹条溝部2dが回転軸心C1と交差する方向に所定の間隔をあけて等間隔に4つ形成されている。
すくい面部2a及び各逃げ面部2bの連続部分には、回転軸心C1と交差するように延びる切刃部2eが回転軸心C1に沿って対称となるように一対形成されている。
すなわち、一方の切刃部2eが、すくい面部2a及び一方の逃げ面部2bの連続部分に形成される一方、他方の切刃部2eが、すくい面部2a及び他方の逃げ面部2bの連続部分に形成されている。
各切刃部2eは、すくい面部2a及び逃げ面部2bの交差部分からなる第1領域2fと、凹条溝部2dの逃げ面部2bにおける開放部分の周縁部分からなる第2領域2gとで構成されている。
つまり、各切刃部2eは、回転軸心C1と交差する方向に蛇行する形状をなしている。
そして、中心軸を回転軸心C1に一致させた状態の電極チップ11をX1方向に回転する回転ホルダ5に接触させると、図5及び図6に示すように、電極チップ11の先端部11aに切削カッター1が接触して各切刃部2eによって同心円状の環状突条部(図示せず)が複数形成されるように電極チップ11の先端部11aが切削され、電極チップ11の先端部11aに凹凸面が形成されるとともに、切粉M1が発生するようになっている。
次に、チップドレッサ10を用いて電極チップ11の先端部11aを切削する作業について説明する。
まず、図2に示すように、先端部11aの状態が悪い一対の電極チップ11をチップドレッサ10の板状ケース部10bの上方及び下方にそれぞれ移動させるとともに、両電極チップ11の中心軸を回転軸心C1に一致させる。
次いで、チップドレッサ10の図示しない駆動モータ及び歯車噛合機構を回転駆動させて回転ホルダ5を回転軸心C1周りに回転させる。
しかる後、各電極チップ11を回転ホルダ5の各嵌合面部5cに回転軸心C1に沿って接近させ、各嵌合面部5cに各電極チップ11の先端部11aを嵌合させる。すると、図5及び図6に示すように、切削カッター1における各切刃部2eが各電極チップ11の先端部11aに接触して当該各先端部11aをそれぞれ切削し始める。このとき、切刃部2eにおける第2領域2gの削る深さが、切刃部2eにおける第1領域2fの削る深さよりも深くなる。したがって、電極チップ11の先端部11aに同心円状の環状突条部が形成され、電極チップ11の先端部11aを凹凸面にすることができる。
切削カッター1で電極チップ11の先端部11aを切削する際、切刃部2eにおける第1領域2fから発生する切粉M1はすくい面部2aに沿って発生する一方、切刃部2eにおける第2領域2gから発生する切粉M1は各凹条溝部2dに沿って発生するが、その際、切刃部2eと電極チップ11の先端部11aとの間に隙間が生じない。したがって、発生する切粉M1が凹条溝部と電極チップの先端部との間に入り込むといった特許文献1の如き現象(図7及び図8参照)を防ぐことができ、電極チップ11の先端部11aを凹凸面にするための切削時に回転ホルダ5の回転に負荷がかかり過ぎることを防ぐことができるようになるとともに、電極チップ11の先端部11aの切削を繰り返しても電極チップ11の先端部11aに凹凸面を綺麗に形成することができる。
さらに、各凹条溝部2dをすくい面部2aに形成して逃げ面部2bに形成する必要が無いので、電極チップ11の形状を決める前に各凹条溝部2dを材料に加工しておくことができる。したがって、切削カッター1の開発のリードタイムを短くすることができる。
また、各凹条溝部2dは回転軸心C1に沿って延びて各逃げ面部2bにそれぞれ開放するとともに、切刃部2eが回転軸心C1に沿って対称となるように一対形成されているので、互いに対向する一対の電極チップ11を各々の中心軸を回転ホルダ5の回転軸心C1に一致させるとともに回転状態の回転ホルダ5に接近させて各電極チップ11の先端部11aを切削カッター1に接触させると、各電極チップ11の先端部11aに凹凸面が形成される。このように、すくい面部2aに形成する凹条溝部2dの数を増やすことなく2つの電極チップ11の先端部11aに同時に凹凸面を形成することができるようになり、電極チップ11の切削効率を高めることができる。
さらに、すくい面部2aに形成する各凹条溝部2dは直線状をなしているので、切削カッター1の製造時における加工が簡単になり、開発のリードタイムをさらに短縮することができる。
尚、本発明の実施形態では、切削カッター1に一対の切刃部2eが形成されているが、これに限らず、いずれか一方の切刃部2eだけが設けられていてもよい。
また、本発明の実施形態では、各凹条溝部2dの断面が略V字状をなしているが、これに限らず、湾曲形状であってもよい。
また、本発明の実施形態では、各凹条溝部2dが直線状をなしているが、直線状であることが必須ではない。
また、本発明の実施形態では、すくい面部2aに4つの凹条溝部2dを形成しているが、凹条溝部2dは、1〜3つであってもよいし、5つ以上であってもよい。
本発明は、スポット溶接用電極チップの先端部を切削するために用いるチップドレス用切削カッターに適している。
1 切削カッター
2a すくい面部
2b 逃げ面部
2d 凹条溝部
2e 切刃部
2g 第1領域
2f 第2領域
5 回転ホルダ
10 チップドレッサ
11 電源チップ
11a 先端部
C1 回転軸心

Claims (3)

  1. スポット溶接用電極チップの中心軸に回転軸心を一致させた状態で回転する回転ホルダに取り付けられ、該回転ホルダの回転動作時に当該回転ホルダに接近させた上記電極チップの先端部に接触して当該先端部を切削するよう構成されたチップドレス用切削カッターであって、
    上記回転軸心周りの周方向に対して交差するように延びるすくい面部と、
    上記電極チップを上記回転ホルダに接近させた際、上記電極チップの先端部に対向する逃げ面部と、
    上記すくい面部に上記回転軸心と交差する方向に所定の間隔をあけて複数形成され、上記回転軸心に沿って延びて上記逃げ面部に開放する凹条溝部と、
    上記すくい面部及び上記逃げ面部の連続部分に形成され、上記回転軸心と交差する方向に延びる切刃部とを備え、
    該切刃部は、上記すくい面部及び上記逃げ面部の交差部分からなる第1領域と、上記凹条溝部の上記逃げ面部における開放部分の周縁部分からなる第2領域とで構成されていることを特徴とするチップドレス用切削カッター。
  2. 請求項1に記載のチップドレス用切削カッターにおいて、
    上記逃げ面部は、上記回転軸心に沿って所定の間隔をあけて一対形成され、
    上記各凹条溝部は、上記回転軸心に沿って延びて上記各逃げ面部にそれぞれ開放しており、
    上記切刃部は、上記回転軸心に沿って対称となるように一対形成され、上記一方の切刃部が、上記すくい面部及び上記一方の逃げ面部の連続部分に形成される一方、上記他方の切刃部が、上記すくい面部及び上記他方の逃げ面部の連続部分に形成されていることを特徴とするチップドレス用切削カッター。
  3. 請求項1又は2に記載のチップドレス用切削カッターにおいて、
    上記凹条溝部は、直線状をなしていることを特徴とするチップドレス用切削カッター。
JP2018078396A 2018-04-16 2018-04-16 チップドレス用切削カッター Active JP6963814B2 (ja)

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