JPH0839327A - 切削工具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】ビビリを発生させることなく切削面を良好に仕
上げることができる切削工具を提供する。 【構成】アキシャルすくい角がポジティブでラジアルす
くい角がネガティブに装着された第１のスローアウェイ
チップ１１と、アキシャルすくい角およびラジアルすく
い角がともにポジティブに装着された第２のスローアウ
ェイチップ１２とを備え、第１および第２のスローアウ
ェイチップはそれぞれ略正方形状で同一の形状を有する
とともに、それぞれの外周側の切刃が回転方向に重なる
ように配設され、かつ第１のスローアウェイチップ１１
の軸線方向先端側の切刃１８が第２のスローアウェイチ
ップ１２の軸線方向先端側の切刃１７よりも被削材６側
に突出するように配設されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、複数のスローアウェイ
チップが装着されてなる正面フライスカッタやエンドミ
ル等の切削工具に関し、より詳しくは前記スローアウェ
イチップの外周側の切刃により被削材の工具本体の軸線
に対して平行に延びる縦壁面を切削するとともに、前記
スローアウェイチップの前記軸線方向先端側の切刃によ
り被削材の前記軸線に対して直交する底面を切削する形
式の切削工具に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の形式の工具の一例として
正面フライスカッタが用いられているが、正面フライス
カッタのなかには、複数のスローアウェイチップがその
アキシャルすくい角およびラジアルすくい角がともにポ
ジティブとなるように工具本体に装着されている、いわ
ゆるダブルポジティブ型のものがある。このダブルポジ
ティブ型の正面フライスカッタは、アキシャルすくい角
がポジティブとされラジアルすくい角がネガティブとさ
れているネガティブポジティブ型、あるいはアキシャル
すくい角およびラジアルすくい角がともにネガティブと
されているダブルネガティブ型の正面フライスカッタに
比較して切れ味が良く、かつ切削抵抗も小さくて仕上げ
切削に適している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ダブル
ポジティブ型の正面フライスカッタは上述したような長
所を有する反面、すべてのスローアウェイチップがダブ
ルポジティブとなるように配設されているので、切削条
件によっては切削工具と被削材との間の共振に起因する
ビビリが発生し、切削面を良好に仕上げることができな
い場合があった。

【０００４】また、ダブルポジティブ型の正面フライス
カッタにおいては、低廉な正方形状のスローアウェイチ
ップを用いて、その外周側の切刃により被削材の工具本
体の軸線に対して平行に延びる縦壁面を切削するととも
に、軸線方向先端側の切刃により被削材の工具本体の軸
線に対して直交する底面を切削する、いわゆる９０°の
肩削りを行おうとすると、その軸線方向先端側の切刃の
正面切刃角がネガティブとなってしまう。これにより、
軸線方向先端側の切刃が被削材と連続的に接触して摩耗
が進行し、寿命が短くなるという問題がある。

【０００５】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、ビビリを発生さ
せることなく切削面を良好に仕上げることができるばか
りでなく、低廉な正方形状のスローアウェイチップを用
いて９０°の肩削りを行うことができる切削工具を提供
することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の請求項１に記載の切削工具は、切削工具
の本体に装着された複数のスローアウェイチップの外周
側の切刃により前記本体の軸線に対して平行に延びる縦
壁面を切削し、かつ前記スローアウェイチップの前記軸
線方向先端側の切刃により前記軸線に対して直交する底
面を切削する切削工具であって、前記本体にアキシャル
すくい角がポジティブでラジアルすくい角がネガティブ
に装着された第１のスローアウェイチップと、前記本体
にアキシャルすくい角およびラジアルすくい角がともに
ポジティブに装着された第２のスローアウェイチップと
を備え、前記第１および第２のスローアウェイチップ
は、それぞれ略正方形状で同一の形状を有するとともに
それぞれの外周側の切刃が回転方向に重なるように配設
され、かつ前記第１のスローアウェイチップの前記軸線
方向先端側の切刃が、前記第２のスローアウェイチップ
の前記軸線方向先端側の切刃よりも前記被削材側に突出
するように配設されていることを特徴とする。

【０００７】また、本発明の請求項２に記載の切削工具
は、請求項１に記載の切削工具について、前記第１のス
ローアウェイチップの前記軸線方向先端側の切刃の、前
記第２のスローアウェイチップの前記軸線方向先端側の
切刃に対する突出量が、０．０１〜０．５ミリとされて
いることを特徴とする。

【０００８】さらに本発明の請求項３に記載の切削工具
は、請求項１に記載の切削工具について、前記第１のス
ローアウェイチップの前記軸線方向先端側の切刃が、前
記軸線に対して直交する底面上に位置するように配設さ
れていることを特徴とする。

【０００９】

【作用】本発明の請求項１に記載の切削工具において
は、第１および第２のスローアウェイチップの外周側の
切刃が連続的に被削材の縦壁面を切削する。この際、第
１のスローアウェイチップのラジアルすくい角がネガテ
ィブとされ、かつ第２のスローアウェイチップのラジア
ルすくい角がポジティブとされて、それぞれのスローア
ウェイチップの切削抵抗が異なるようにされているの
で、切削工具と被削材とが共振することが無く、もって
ビビリの発生を抑えることができる。また、本発明の請
求項１に記載の切削工具においては、第１のスローアウ
ェイチップの軸線方向先端側の切刃が、第２のスローア
ウェイチップの軸線方向先端側の切刃に対して被削材側
に突出するようにされているので、第１のスローアウェ
イチップの軸線方向先端側の切刃によって被削材の軸線
に対して直交する底面が切削される。この際、第１のス
ローアウェイチップはそのラジアルすくい角がネガティ
ブとされているので、その軸線方向先端側の切刃に正面
逃げ角を付すことができ、その摩耗を防止してチップの
寿命を延ばすことができる。さらに、本発明の請求項１
に記載の切削工具においては、スローアウェイチップが
略正方形状とされているので、その４辺に設けられてい
るすべての切刃を切削に使用することができ、もって切
削工具を低廉なものとすることができる。

【００１０】本発明の請求項２に記載の切削工具におい
ては、第１のスローアウェイチップの軸線方向先端側の
切刃の第２のスローアウェイチップの軸線方向先端側の
切刃に対する突出量が０．０１〜０．５ミリとされてい
るので、第１のスローアウェイチップの軸線方向先端側
の切刃により被削材を切削し、第２のスローアウェイチ
ップの軸線方向先端側の切刃は被削材の切削に関与しな
い。

【００１１】本発明の請求項３に記載の切削工具におい
ては、第１のスローアウェイチップの軸線方向先端側の
切刃が、前記軸線に対して直交する底面上に位置するよ
うに形成されているので、被削材の軸線に対して直交す
る底面を良好に仕上げることができる。

【００１２】

【実施例】本発明に係る切削工具の１実施例を、以下に
図面に基づいて詳細に説明する。ここで、図１は本発明
に係る切削工具における第１と第２のスローアウェイチ
ップの相対位置関係を説明する正面図、図２は本発明に
係る切削工具に使用するスローアウェイチップの平面
図、図３は図２に示すスローアウェイチップの断面図、
図４は第１のスローアウェイチップのアキシャルすくい
角を説明する側面図、図５は第１のスローアウェイチッ
プのラジアルすくい角を説明する平面図、図６は第２の
スローアウェイチップのアキシャルすくい角を説明する
側面図、図７は第２のスローアウェイチップのラジアル
すくい角を説明する平面図である。

【００１３】図１に示すように、本実施例の切削工具１
００は、カッタ本体１に設けられている複数のチップ取
り付け部２のそれぞれに、スローアウェイチップ１０を
チップ固定用ボルト３により着脱自在に取り付けてなる
正面フライスカッタであり、被削材６を直角に肩削りす
る作業に用いて好適なものとされている。

【００１４】前記スローアウェイチップ１０は、図２お
よび図３に示すように平面形状が略正方形状とされた板
状のチップで、その下面１４が前記カッタ本体１のチッ
プ取り付け部２の壁面に密着するようにされているとと
もに、前記下面１４に対して平行に延びる上面１３がす
くい面を兼ねるようにされ、かつ厚み方向に延びる外周
面１５が逃げ面とされている。そして、前記上面１３と
外周面１５とにより形成される交差稜に主切刃１７およ
び副切刃１８が設けられ、副切刃１８は主切刃１７に対
して微少角度内側に傾斜して延びるように形成されてい
る。

【００１５】本実施例の切削工具１００においては、前
述のように複数の前記スローアウェイチップ１０がカッ
タ本体１にそれぞれ螺着されているが、これらのスロー
アウェイチップ１０は、カッタ本体１に対する取り付け
方の違いによって、第１のスローアウェイチップ１１と
第２のスローアウェイチップ１２とに分けられる。すな
わち、前記第１のスローアウェイチップ１１は、そのア
キシャルすくい角がポジティブにラジアルすくい角がネ
ガティブとされているのに対して、第２のスローアウェ
イチップ１２は、そのアキシャルすくい角およびラジア
ルすくい角がともにポジティブとなるようにされてい
る。言い換えれば、第１のスローアウェイチップ１１は
ネガティブポジティブ型、第２のスローアウェイチップ
１２はダブルポジティブ型の配置とされている。

【００１６】すなわち、前記第１のスローアウェイチッ
プ１１について図４および図５を用いて説明すると、図
４に示すようにそのアキシャルすくい角Ａ１はカッタ本
体１の軸線４に対して正角（ポジティブ）をなすように
され、かつ図５に示すようにそのラジアルすくい角Ｒ１
はカッタ本体１の半径方向に延びる直線５に対して負角
（ネガティブ）をなすようにされている。

【００１７】同様に、前記第２のスローアウェイチップ
１２について図６および図７を用いて説明すると、図６
に示すようにそのアキシャルすくい角はカッタ本体１の
軸線４に対して正角（ポジティブ）をなすようにされ、
かつ図７に示すようにそのラジアルすくい角はカッタ本
体１の半径方向に延びる直線５に対して正角（ポジティ
ブ）をなすようにされている。

【００１８】また、図５および図７に示すように、第１
のスローアウェイチップ１１および第２のスローアウェ
イチップ１２は共に、その外周側の主切刃１７の回転方
向前端側の部分１７ａおよび後端側の部分１７ｂが、カ
ッタ本体１の軸線を中心とする円７の円周上に位置する
ように、カッタ本体１に取り付けられている。これによ
り、第１のスローアウェイチップ１１および第２のスロ
ーアウェイチップ１２の外周側の主切刃１７は、図１に
示すように互いに回転方向に重なるようにされ、被削材
６の縦壁面６ａを連続的に切削するようにされている。

【００１９】さらに本実施例の切削工具１００において
は、第１のスローアウェイチップ１１および第２のスロ
ーアウェイチップ１２が円周方向に交互に配設されてい
る。これにより、被削材６の縦壁面６ａは、ラジアルす
くい角がネガティブとされている第１のスローアウェイ
チップ１１と、ラジアルすくい角がポジテイィブとされ
ている第２のスローアウェイチップ１２とにより交互に
切削されるので、肩削り作業を効率よく行うことができ
るばかりでなく、第１のスローアウェイチップ１１と第
２のスローアウェイチップ１２の切削抵抗が異なること
により、切削工具１００と被削材６との共振を防止する
ことができて、ビビリの発生を抑えることができる。

【００２０】また、ネガティブポジティブ型の配置とさ
れた第１のスローアウェイチップ１１は、図１に示すよ
うに、その副切刃１８がカッタ本体１の軸線に対して直
交する平面上に位置するように配設されて、被削材６の
底面６ｂを良好に切削することができるようにされてい
る。そして、副切刃１８に隣接して設けられている主切
刃１７は３０分〜５度の範囲の正面逃げ角αを有して被
削材６の底面６ｂから離間するようにされ、もって主切
刃１７が前記底面６ｂと接触して摩耗することが無いよ
うにされている。

【００２１】これに対して、ネガティブポジティブ型の
配置とされた第１のスローアウェイチップ１１の軸線方
向先端側の副切刃１８は、ダブルポジティブ型の配置と
された第２のスローアウェイチップ１２の軸線方向先端
側の切刃１７に対してカッタ本体１の軸線方向側に寸法
Ｌだけずらされて、被削材６の底面６ｂに向かって突出
するようにされている。これにより、図１に示すよう
に、ラジアルすくい角がポジティブとされていることに
より被削材６の底面６ｂに対して左肩下がりとなる第２
のスローアウェイチップ１２の主切刃１７が、被削材６
の底面６ｂと接触することが無いようにされ、もって第
２のスローアウェイチップ１２の主切刃１７の寿命を延
ばすようにされている。

【００２２】なお、本実施例においては、第１のスロー
アウェイチップ１１の軸線方向先端側の副切刃１８と、
第２のスローアウェイチップ１２の軸線方向先端側の主
切刃１７との軸線方向のずれ量Ｌを０．０１〜０．５ミ
リ、好ましくは０．０５〜０．１ミリとしているので、
第１のスローアウェイチップの軸線方向先端側の副切刃
１８が被削材６を切削し、第２のスローアウェイチップ
１２の軸線方向先端側の切刃１７は被削材６の切削には
関与しないようにされている。

【００２３】すなわち、本実施例の切削工具１００にお
いては、被削材６の縦壁面６ａを、ラジアルすくい角が
ネガティブとされている第１のスローアウェイチップ１
１とラジアルすくい角がポジテイィブとされている第２
のスローアウェイチップ１２により交互に切削するの
で、ビビリの発生を防止することができ、効率よく肩削
り作業を行うことができる。また、被削材６の底面６ｂ
を、第１のスローアウェイチップ１１の軸線に対して直
交する平面上に位置するように配設されている副切刃１
８により切削するので、被削材６の底面６ｂを良好に切
削することができる。さらに、本実施例の切削工具１０
０においては、正方形状とされている第１のスローアウ
ェイチップ１１および第２のスローアウェイチップ１２
の、４辺に形成されているすべての主切刃１７を被削材
６の縦壁面６ａの切削に用いることができるので、能率
の良い切削加工とすることができる。加えて、被削材６
の底面６ｂを第１のスローアウェイチップ１１の副切刃
１８によって切削するようにされているので、第１のス
ローアウェイチップの主切刃１７を被削材の縦壁面６ａ
の切削にのみ用いることができ、もって第１のスローア
ウェイチップの寿命を長くすることができる。さらに、
第２のスローアウェイチップ１２は、被削材の底面６ｂ
の切削には関与しないので、チップの寿命を長くするこ
とができる。

【００２４】なお、本実施例の切削工具１００において
は複数のネガティブポジティブ型の第１のスローアウェ
イチップ１１と複数のダブルポジティブ型の第２のスロ
ーアウェイチップ１２とを回転方向に交互に配設するよ
うにしているが、これにとらわれる必要はなく、同種の
チップを連続させる等任意の配列が可能である。また、
両チップの数については必ずしも同数でなくても良く、
例えば第１のスローアウェイチップの数を少なくし、第
２のスローアウェイチップ１２の数を多くすることもで
きる。加えて、１つの切削工具に配設する第１のスロー
アウェイチップ１１、または第２のスローアウェイチッ
プの数は奇数でもよい。また、本実施例においては、正
面フライスカッタを例にとって説明しているが、その他
の形式のフライスカッタやエンドミル等であっても良
い。

【００２５】

【発明の効果】本発明の切削工具は上述のように構成し
たので、以下のような優れた効果を得ることができた。
すなわち本発明の切削工具においては、被削材の縦壁面
を、ラジアルすくい角がネガティブとされている第１の
スローアウェイチップとラジアルすくい角がポジテイィ
ブとされている第２のスローアウェイチップとにより交
互に切削するので、ビビリを発生させることなく切削す
ることができる。また、被削材の底面をアキシャルすく
い角がポジティブとされている第１のスローアウェイチ
ップより切削するので、切れ味良くかつ小さい切削抵抗
で効率よく仕上げ切削することができる。さらに、本発
明の切削工具においては、正方形状とされている第１の
スローアウェイチップおよび第２のスローアウェイチッ
プの、４辺に形成されているすべての主切刃を用いるこ
とができるので、被削材を肩削りする切削加工を経済的
で能率の良い物とすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る切削工具における第１と第２のス
ローアウェイチップの相対位置関係を説明する正面図で
ある。

【図２】本発明に係る切削工具に使用するスローアウェ
イチップの平面図である。

【図３】図２に示すスローアウェイチップの断面図であ
る。

【図４】第１のスローアウェイチップのアキシャルすく
い角を説明する側面図である。

【図５】第１のスローアウェイチップのラジアルすくい
角を説明する平面図である。

【図６】第２のスローアウェイチップのアキシャルすく
い角を説明する側面図である。

【図７】第２のスローアウェイチップのラジアルすくい
角を説明する平面図である。

【符号の説明】

Ａ１、Ａ２ アキシャルすくい角 Ｒ１、Ｒ２ ラジアルすくい角 α 正面逃げ角 Ｌ 軸線方向のずれ量 １ カッタ本体 ２ チップ取り付け部 ３ チップ固定用ボルト ４ カッタの軸線 ５ カッタ半径方向線 ６ 被削材 ６ａ 縦壁面 ６ｂ 底面 ７ 円 １０ スローアウェイチップ １１ 第１のスローアウェイチップ １２ 第２のスローアウェイチップ １３ 上面（すくい面） １４ 下面 １５ 外周面（逃げ面） １６ ボルト挿通孔 １７ 主切刃 １８ 副切刃 １００ 本発明に係る切削工具

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】切削工具の本体に装着された複数のスロー
   アウェイチップの外周側の切刃により、前記本体の軸線
   に対して平行に延びる縦壁面を切削し、かつ前記スロー
   アウェイチップの前記軸線方向先端側の切刃により前記
   軸線に対して直交する底面を切削する切削工具であっ
   て、前記本体にアキシャルすくい角がポジティブでラジ
   アルすくい角がネガティブに装着された第１のスローア
   ウェイチップと、前記本体にアキシャルすくい角および
   ラジアルすくい角がともにポジティブに装着された第２
   のスローアウェイチップとを備え、前記第１および第２
   のスローアウェイチップは、それぞれ略正方形状で同一
   の形状を有するようにされているとともに、それぞれの
   外周側の切刃が回転方向に重なるように配設され、かつ
   前記第１のスローアウェイチップの前記軸線方向先端側
   の切刃が、前記第２のスローアウェイチップの前記軸線
   方向先端側の切刃よりも前記被削材側に突出するように
   配設されていることを特徴とする切削工具。
2. 【請求項２】前記第１のスローアウェイチップの前記軸
   線方向先端側の切刃の、前記第２のスローアウェイチッ
   プの前記軸線方向先端側の切刃に対する突出量が、０．
   ０１〜０．５ミリとされていることを特徴とする請求項
   １に記載の切削工具。
3. 【請求項３】前記第１のスローアウェイチップの前記軸
   線方向先端側の切刃が、前記軸線に対して直交する底面
   上に位置するように配設された副切刃とされていること
   を特徴とする請求項１に記載の切削工具。