JP2019180705A - 固形製剤印刷機、及び固形製剤印刷方法 - Google Patents

固形製剤印刷機、及び固形製剤印刷方法 Download PDF

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聖 今井
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Abstract

【課題】簡易な構成で固形製剤に文字又はマークを高精度に印刷することができる印刷機を提供する。【解決手段】第1主面又は第2主面の少なくともいずれかに割線を有する固形製剤Tに文字又はマークを印刷する固形製剤印刷機100であって、前記第1主面と前記第2主面を繋ぐ側面の方向から固形製剤Tの側方画像を撮像する側方撮像部61と、前記側方画像に基づいて、前記第1主面又は前記第2主面における割線の有無を検出する側方視割線有無検出部と、割線を有する前記第1主面又は前記第2主面における割線の位置である割線位置を検出する割線位置検出部と、前記第1主面又は前記第2主面において、前記割線位置に基づいて文字又はマークを印刷する印刷部21、31と、を備えたことを特徴とする固形製剤印刷機100とした。【選択図】図1

Description

本発明は、割線を有する固形製剤に文字又はマークを高精度に印刷する固形製剤印刷機、及び固形製剤印刷方法に関するものである。
錠剤やカプセル剤等の固形製剤には、薬剤師による調剤過誤のリスクを低減するために、薬の種類や製造者を明示するための製品名等の文字や会社ロゴ等のマークが製薬会社等で刻印又は印刷により表示することが行われている。
特許文献1には、複数の搬送コンベアに錠剤を複数回受け渡して搬送する過程で、錠剤の一方面(第1主面)及び他方面(第2主面)の両方を撮像して、錠剤の一方面(第1主面)又は他方面(第2主面)にある割線の向きに基づいて一方面(第1主面)及び他方面(第2主面)に文字を印刷する構成が記載されている。
特許文献1:特開2015−223323
しかしながら、特許文献1に記載のものは、錠剤の第1主面及び第2主面の両方を撮像しなければ割線の有無やその位置を検出することができず構成が複雑で大規模なものになるとともに、錠剤の受け渡し時に位置がずれる可能性があり高精度な印刷ができないという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決して、簡易な構成で固形製剤に文字又はマークを高精度に印刷することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明は、第1主面又は第2主面の少なくともいずれかに割線を有する固形製剤に文字又はマークを印刷する固形製剤印刷機であって、
前記第1主面と前記第2主面を繋ぐ側面の方向から固形製剤の側方画像を撮像する側方撮像部と、
前記側方画像に基づいて、前記第1主面又は前記第2主面における割線の有無を検出する側方視割線有無検出部と、
割線を有する前記第1主面又は前記第2主面における割線の位置である割線位置を検出する割線位置検出部と、
前記第1主面又は前記第2主面において、前記割線位置に基づいて文字又はマークを印刷する印刷部と、を備えたことを特徴とする固形製剤印刷機を提供するものである。
この構成により、固形製剤の側方画像の撮像のみで割線を有する主面を検出することができるため、簡易な構成で固形製剤に文字又はマークを高精度に印刷することができる。
前記割線位置検出部は、前記側方撮像部が撮像した画像に基づいて、前記第1主面又は前記第2主面における前記割線位置を検出する構成としてもよい。
この構成により、固形製剤の第1主面及び第2主面の方向から撮像する必要がなくなり、さらに簡易な構成で文字又はマークを印刷することができる。
前記側方撮像部は、一の固形製剤について複数の側方画像を撮像可能なプリズムを備えた構成としてもよい。
この構成により、割線の位置にかかわらず正確に割線面や割線位置を検出することができる。
前記印刷部は、割線を有さない前記第1主面又は前記第2主面に、前記割線位置に基づいて文字又はマークを印刷する構成としてもよい。
この構成により、割線を有さない第1主面又は第2主面においても割線位置に基づいて文字又はマークを印刷することができる。
また、上記課題を解決するために本発明は、第1主面又は第2主面の少なくともいずれかに割線を有する固形製剤に文字又はマークを印刷する固形製剤印刷方法であって、 前記第1主面と前記第2主面を繋ぐ側面の方向から固形製剤の側方画像を撮像する側方撮像工程と、 前記側方撮像工程で撮像した前記側方画像に基づいて、前記第1主面又は前記第2主面における割線の有無を検出する側方視割線有無検出工程と、 前記側方視割線有無検出工程で検出した割線を有する前記第1主面又は前記第2主面において、割線の位置である割線位置を検出する割線位置検出工程と、 前記第1主面又は前記第2主面において、前記割線位置検出工程で検出した前記割線位置に基づいて文字又はマークを印刷する印刷工程と、を備えたことを特徴とする固形製剤印刷方法を提供するものである。
この構成により、固形製剤の側方画像の撮像のみで割線を有する主面を検出することができるため、簡易な構成で固形製剤に文字又はマークを高精度に印刷することができる。
前記割線位置検出工程は、前記側方撮像工程で撮像した前記側方画像に基づいて、前記第1主面又は前記第2主面における前記割線位置を検出する構成としてもよい。
この構成により、固形製剤の第1主面及び第2主面の方向から撮像する必要がなくなり、さらに簡易な構成で文字又はマークを印刷することができる。
前記側方撮像工程は、一の固形製剤についてプリズムにより複数の側方画像を撮像する構成としてもよい。
この構成により、割線の位置にかかわらず正確に割線面及び割線位置を検出することができる。
前記印刷工程は、割線を有さない前記第1主面又は前記第2主面に、前記割線位置検出工程で検出した前記割線位置に基づいて文字又はマークを印刷する構成としてもよい。
この構成により、割線を有さない第1主面又は第2主面においても割線位置に基づいて文字又はマークを印刷することができる。
本発明の固形製剤印刷機、及び固形製剤印刷方法により、簡易な構成で固形製剤に文字又はマークを高精度に印刷することができる。
本発明の実施例1における固形製剤印刷機の構成を説明する図である。 本発明の実施例1における側方撮像部を説明する図で固形製剤を側方から視た図である。 本発明の実施例1における側方撮像部を説明する図で固形製剤を第2主面方向から視た図である。 本発明の実施例1における撮像部と印刷部を説明する図である。 本発明の実施例1における固形製剤を説明する図であり、(a)は第1主面の図、(b)は側方からみた側方視の図、(c)は第2主面の図である。 本発明の実施例2における固形製剤印刷機の構成を説明する図である。 本発明の実施例2における割線位置検出工程を説明する図であり、(a)は固形製剤Tの側方画像を撮像する方向を説明する図であり、(A)〜(D)はそれぞれの撮像方向における割線位置を説明する図である。
本発明の実施例1について、図1〜図5を参照して説明する。図1は、本発明の実施例1における固形製剤印刷機の構成を説明する図である。図2は、本発明の実施例1における側方撮像部を説明する図で固形製剤を側方から視た図である。図3は、本発明の実施例1における側方撮像部を説明する図で固形製剤を第2主面方向から視た図である。図4は、本発明の実施例1における撮像部と印刷部を説明する図である。図5は、本発明の実施例1における固形製剤を説明する図であり、(a)は第1主面の図、(b)は側方からみた側方視の図、(c)は第2主面の図である。
(固形製剤印刷機)
本発明の実施例1における固形製剤印刷機100は、図1に示すように、ディスク11、ディスク12、ディスク13、パーツフィーダ14、固形製剤投入部15、印刷部21、印刷部31、撮像部41、撮像部51、側方撮像部61、収納箱17等からなっている。側方撮像部61にはプリズム62が設けられ、一の固形製剤について複数の側方画像を撮像できるように構成されている。ディスク11は、主面を垂直にして設けられ、ディスク12は、ディスク11と直交かつ側面同士が近接するように垂直に設けられ、ディスク13はディスク12と直交かつ側面同士が近接するように水平に設けられている。ディスク11、ディスク12、ディスク13は、側面円周上に複数の吸着孔を備え、この吸着孔に固形製剤Tを個別に吸着保持することで固形製剤の受け渡しに際しての位置ずれを防いでいる。
本発明における固形製剤Tは、第1主面M1又は第2主面M2の少なくともいずれかに割線を有している錠剤、異形錠等の固形の製剤である(図5の例では、第1主面M1が割線Kを有している。)。割線Kは、固形製剤を分割する際に割れやすいように固形製剤の主面(第1主面M1又は第2主面M2)に設けられた溝である。割線Kは、図5に示すように1本の溝が固形製剤Tの一方の端部から他方の端部に直線状に設けられて半分に分割できるようにしたものが多いが、十字形状に縦・横に2本の溝が設けられて1/4に分割できるようにした固形製剤Tもある。ここで、固形製剤Tにおける2つの主面である第1主面及び第2主面を繋ぐ円周面を側面Sと呼ぶ。
ディスク12における固形製剤Tが搬送される位置には、側方撮像部61が設けられている。側方撮像部61は、CMOSセンサーで構成され、搬送移動中の固形製剤Tを電子シャッタとストロボを用いて画像がぶれないように撮像する。実施例1においては、プリズム62を介して固形製剤Tにおける4ヶ所の側方画像を撮像するように構成している。
プリズム62により固形製剤Tの側方画像を側方撮像部61が撮像する構成について説明する。図2に示すように、ディスク12に吸着された固形製剤Tは、凹部63を通過するようにプリズム62が配置されている。このときディスク12に吸着保持されている固形製剤Tの主面は第1主面M1とし、側方撮像部61側を向いている主面は第2主面M2とする。凹部63を通過する固形製剤Tは、4ヶ所から側方画像が撮像されるようにプリズム62が構成されており、固形製剤Tからの光がプリズム62内で屈折を繰り返して側方撮像部61に入光してCMOSセンサーに撮像される(図2、図3参照)。そして、撮像された側方画像は、図示しない側方視割線有無検出部に入力され、当該側方画像に基づいて、第1主面M1又は第2主面M2における割線Kの有無を検出する(割線有無の検出方法については後述する)。
なお、実施例1においては、プリズム62を用いて固形製剤Tの側方画像を撮像するように構成したが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、ハーフミラーやミラーを用いて構成してもよいし複数の撮像部を用いて直接側方画像を撮像するように構成してもよい。
また、実施例1においては、4ヶ所の側方画像を撮像するように構成したが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、3ヶ所や2ヶ所でもよいし、5ヶ所以上であってもよいが、割線のあらゆる向きに対応できるように、できるだけ広い角度範囲の側方画像を撮像できるように構成することが望ましい。
さらに、実施例1においては、ディスク12における固形製剤Tが搬送される位置に側方撮像部61を設けるように構成したが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、ディスク13における固形製剤Tが搬送される位置に側方撮像部61を設けるように構成してもよいし、ディスク11における固形製剤Tが搬送される位置に側方撮像部61を設けるように構成してもよい。
ディスク11における固形製剤Tが搬送される位置には、撮像部41、撮像部51、印刷部21、印刷部31が配置されている(図1、図4参照)。撮像部41と撮像部51とは、互いに向き合い、固形製剤Tを挟むように配置され、第1主面M1を撮像部41が撮像し、第2主面M2を撮像部51が撮像する。撮像部41が撮像した画像と撮像部51が撮像した画像とは、図示しない割線位置検出部に入力され、側方視割線有無検出部で割線があると判断された第1主面M1又は第2主面M2における割線の位置である割線位置を検出する。
ここで、側方視割線有無検出部及び割線位置検出部は、パソコンで構成されていて公知の画像処理ソフトが動作することにより、割線有無を検出するとともに割線位置を検出することができる。
なお、実施例1においては、側方視割線有無検出部及び割線位置検出部は、パソコンで構成するようにしたが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、任意の制御回路で構成してもよい。
印刷部21と印刷部31とは、互いに向き合い、固形製剤Tを挟むように配置され、第1主面M1に対して印刷部21が印刷し、第2主面M2に対して印刷部31が印刷する。印刷部21及び印刷部31は共に、インクジェットプリンターで構成され、固形製剤Tの移動に同期してノズルからインクを吐出することにより、任意の文字又はマークを割線位置に基づいて印刷することができる。
ディスク11の固形製剤Tの搬送端には収納箱17が設けられ、吸着孔の吸着を解除することにより文字又はマークの印刷が終了した固形製剤Tを収納することができる。
(固形製剤印刷方法)
固形製剤印刷機100の動作(固形製剤印刷方法)について説明する。まず、固形製剤投入部15から固形製剤Tがパーツフィーダ14に投入されると、パーツフィーダ14の振動又は回転によって次第に水平方向に整列させられる。整列させられた固形製剤Tはパーツフィーダ14の最終端において、ディスク13の側面円周上に設けられた複数の吸着孔のうち近接の吸着孔にその側面Sを吸着される。
ディスク13の側面円周上の吸着孔に吸着保持された固形製剤Tはディスク13の反時計方向への回転に伴って、ディスク12に近づくように搬送移動させられる。そして、ディスク12に近接移動した固形製剤Tは、ディスク12における近接の吸着孔への吸着を開始するとともに、ディスク13の当該吸着孔の吸着を解除して、固形製剤Tの一方の主面をディスク12の当該吸着孔に吸着させる。このとき、吸着保持された主面を第1主面Mとし、その反対側の主面を第2主面M2とする。
ディスク12は、時計方向に回転することにより固形製剤Tは側方撮像部61に近づく。固形製剤Tが、側方撮像部61で撮像できる位置に回転させられると図示しないセンサーにより固形製剤Tが検出されて、側方撮像部61によって側方撮像工程を実行して固形製剤Tの側面S方向からみた側方画像を撮像する。側方画像は、図5(b)に示すように、側面Sに加えて第1主面M1及び第2主面M2の一部分も撮像することができる。側方撮像部61は、CMOSセンサーで構成され、搬送移動中の固形製剤Tを電子シャッタとストロボを用いて画像がぶれないように撮像する。
側方撮像部61が撮像した側方画像は図示しない側方視割線有無検出部に入力されて側方視割線有無検出工程が実行される。このとき、実施例1においては、4ヶ所の側方画像を撮像しているので、図7に示すようにいずれかの側方画像で割線Kが撮像されるので、安定して割線の有無を判断することができる。側方画像に基づいて割線の有無は、公知の画像処理ソフトを用いて検出することができる。具体的には境界検出法を用いて境界を求めて割線による凹部を検出するようにしてもよいし、固形製剤Tが白く、背景が黒く撮像されることから領域を区切って白領域の面積をカウントするソフトを利用してもよく、任意の画像処理ソフトを用いて割線有無を検出することができる。
側方視割線有無検出工程が終了した固形製剤Tは、ディスク12が図1に示すように時計方向に回転することによりディスク11に近接するように垂直回転する。そして、ディスク11に近接移動した固形製剤Tは、ディスク11における近接の吸着孔への吸着を開始するとともに、ディスク12における当該吸着孔の吸着を解除して、固形製剤Tの側面Sをディスク11の当該吸着孔に吸着保持させる。このとき固形製剤Tは、図1における手前側が第1主面M1、奥側が第2主面M2となっている。ディスク11に吸着保持された固形製剤Tは、ディスク11の回転に伴って反時計方向に搬送移動される。
図示しないセンサーにより固形製剤Tが検出され、固形製剤Tが撮像部41及び撮像部51で撮像できる位置に回転させられると、撮像部41によって固形製剤Tの第1主面M1を撮像し、撮像部51によって固形製剤Tの第2主面M2を撮像する。撮像部41及び撮像部51は共に、CMOSセンサーで構成され、搬送移動中の固形製剤Tを電子シャッタとストロボを用いて画像がぶれないように撮像する。
そして、側方視割線有無検出工程で割線を有すると検出した第1主面M1又は第2主面M2における割線の位置である割線位置を検出する割線位置検出工程を実行する。撮像部41及び撮像部51は共に、図示しない割線位置検出部に接続されている。撮像部41及び撮像部51が撮像した各画像は、割線位置検出部にて画像処理が実行されて、割線を有すると判断されている主面において、割線の位置と回転角を検出する。つまり、第1主面M1が割線を有すると判断されていれば、撮像部41が撮像した画像に基づいて割線の位置と回転角を検出し、第2主面M2が割線を有すると判断されていれば、撮像部51が撮像した画像に基づいて割線の位置と回転角を検出する。割線の位置と回転角の検出は、公知の画像処理ソフトで検出可能である。例えば、テンプレートマッチング法で認識してもよいし、境界検出法を用いて検出してもよい。
ここで、実施例1においては、第1主面M1が割線を有するのか、第2主面M2が割線を有するのかを側方画像に基づく側方視割線有無検出工程で判断しているので、第1主面M1を撮像する撮像部41又は第2主面M2を撮像する撮像部51のいずれかの画像のみを画像処理して割線の位置と回転角を検出すればよいので、制御部における処理時間を短くすることができる。また、割線を有すると判断されている主面(第1主面M1又は第2主面M2)のみを撮像するようにしてもよい。
なお、実施例1においては、割線位置検出工程において割線の位置と回転角を検出するようにしたが、固形製剤Tの中心位置がほとんどずれないように撮像部及び印刷部に供給される場合は、割線位置は検出せずに回転角のみ検出するようにしてもよい。
割線位置検出工程が終了した固形製剤Tは、印刷部21及び印刷部31が文字又はマークを印刷可能な位置に回転搬送され、印刷部21又は印刷部31により印刷工程を実行する。
ここで、図1又は図4(b)において、手前側の面、すなわち第1主面M1が割線Kを有する場合は、印刷部21が割線位置に基づいて第1主面M1に印刷を行い、奥側の面、すなわち第2主面M2が割線Kを有する場合は、印刷部31が割線位置に基づいて第2主面M2に印刷を行う。
また、割線Kを有さない主面に文字又はマークを印刷する場合は、割線Kを有する主面の割線位置に基づき、反対側の主面に印刷することができる。つまり、割線Kにより固形製剤Tを分割した場合に印刷文字又は印刷マークを視認できるように割線位置を跨がないように印刷する。
印刷工程が終了した固形製剤Tは、収納箱17に投入可能な位置まで搬送されて、ディスク11の当該吸着孔の吸着を解除することにより収納箱17に投入される。
なお、実施例1においては、固形製剤Tの第1主面M1又は第2主面M2のいずれかが割線Kを有するようにしたが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、第1主面M1又は第2主面M2のいずれにも割線Kを有するようにしてもよい。この場合は、当該主面の割線位置に基づいて文字又はマークを印刷するようにすればよい。
また、実施例1においては、撮像部41、撮像部51、側方撮像部61を共に、CMOSセンサーで構成したが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、CCDセンサーで構成してもよいし、撮像管で構成してもよい。また、回転搬送中の固形製剤Tに電子シャッタやストロボを用いて撮像せずに、都度、固形製剤Tを停止させて撮像するようにしてもよい。
このように実施例1においては、第1主面又は第2主面の少なくともいずれかに割線を有する固形製剤に文字又はマークを印刷する固形製剤印刷機であって、前記第1主面と前記第2主面を繋ぐ側面の方向から固形製剤の側方画像を撮像する側方撮像部と、前記側方画像に基づいて、前記第1主面又は前記第2主面における割線の有無を検出する側方視割線有無検出部と、割線を有する前記第1主面又は前記第2主面における割線の位置である割線位置を検出する割線位置検出部と、前記第1主面又は前記第2主面において、前記割線位置に基づいて文字又はマークを印刷する印刷部と、を備えたことを特徴とする固形製剤印刷機により、固形製剤の側方画像のみで割線を有する主面を検出することができるため固形製剤の受け渡しを極力なくすことが可能となり、簡易な構成で固形製剤に文字又はマークを高精度に印刷することができる。
また、第1主面又は第2主面の少なくともいずれかに割線を有する固形製剤に文字又はマークを印刷する固形製剤印刷方法であって、前記第1主面と前記第2主面を繋ぐ側面の方向から固形製剤の側方画像を撮像する側方撮像工程と、前記側方撮像工程で撮像した前記側方画像に基づいて、前記第1主面又は前記第2主面における割線の有無を検出する側方視割線有無検出工程と、前記側方視割線有無検出工程で検出した割線を有する前記第1主面又は前記第2主面において、割線の位置である割線位置を検出する割線位置検出工程と、前記第1主面又は前記第2主面において、前記割線位置検出工程で検出した前記割線位置に基づいて文字又はマークを印刷する印刷工程と、を備えたことを特徴とする固形製剤印刷方法により、固形製剤の側方画像のみで割線を有する主面を検出することができるため固形製剤の受け渡しを極力なくすことが可能となり、簡易な構成で固形製剤に文字又はマークを高精度に印刷することができる。
本発明における実施例2は、固形製剤の側方画像に基づいて第1主面又は第2主面における割線位置を検出する点で、実施例1と異なっている。実施例2について図6、図7を参照して説明する。図6は、本発明の実施例2における固形製剤印刷機の構成を説明する図である。図7は、本発明の実施例2における割線位置検出工程を説明する図であり、(a)は固形製剤Tの側方画像を撮像する方向を説明する図であり、(A)〜(D)はそれぞれの撮像方向における割線位置を説明する図である。
実施例2における固形製剤印刷機200は、固形製剤印刷機100とほぼ同様の構成を有しているが、撮像部41、撮像部51を備えていない点が異なっている。すなわち、割線の位置と回転角の検出は、側方撮像部61が撮像した側方画像に基づいて図示しない割線位置検出部が行う(割線位置検出工程)。
詳しく説明すると、固形製剤印刷機100におけるパーツフィーダ14及びディスク11、12と同じ動作を行って、固形製剤Tの第1主面M1がディスク12の側面における吸着孔に吸着保持されて反時計回りに搬送される。そして、固形製剤Tが、側方撮像部61で撮像できる位置に回転させられると図示しないセンサーにより固形製剤Tが検出されて、側方撮像部61によって固形製剤Tの側面S方向からみた側方画像を撮像する(側方画像撮像工程)。
側方画像は、図5(b)に示すように、側面Sに加えて第1主面M1及び第2主面M2の一部分も撮像することができる。側方撮像部61は、CMOSセンサーで構成され、回転中の固形製剤Tを電子シャッタとストロボを用いて画像がぶれないように撮像して側方撮像工程を実行する。
実施例2においても、プリズム62を介して側方画像を撮像する。つまり、固形製剤Tからの光は図2における矢印で示すように反射を繰り返して側方撮像部61に入射するように構成されている。
次に、側方撮像工程で撮像した側方画像に基づいて、第1主面M1又は第2主面M2における割線の有無を検出する側方視割線有無検出工程を側方視割線有無検出部で実行する。すなわち、側方撮像部61が撮像した側方画像は、側方視割線有無検出部にて画像処理が実行される。この画像処理により、第1主面M1が割線を有するのか第2主面M2が割線を有するのかを検出する。割線の有無検出は、公知の画像処理ソフトで検出可能である。例えば、テンプレートマッチング法で検出してもよいし、境界検出法を用いてもよいし、面積カウントにより検出してもよい。
次に、側方視割線有無検出工程で検出した割線を有する第1主面M1又は第2主面M2において、割線の位置である割線位置を検出する割線位置検出工程を実行する。実施例2における割線位置検出工程は、側方撮像部61が撮像した側方画像に基づいて図示しない割線位置検出部にて実行する。図7に側方画像の撮像方向の違いによる見え方の違いを示す。
図7(a)は固形製剤Tの側方画像を撮像する方向を説明する図であり、プリズム62により(A)〜(D)の4方向から撮像している。(A)〜(D)はそれぞれの撮像方向における画像例を示している。この例の場合は、割線Kが第2主面M2にあり、斜め左上から斜め右下に位置している。撮像方向(A)の画像には第2主面M2の右寄りの位置に割線Kの溝が撮像され、撮像方向(B)の画像には左寄りの位置に割線Kの溝が撮像される。また、撮像方向(C)の画像には第2主面M2の右寄りの位置に割線Kの溝が撮像され、撮像方向(D)の画像には左寄りの位置に割線Kの溝が撮像される。
また、図示していないが、割線Kが第1主面M1にあり、斜め右上から斜め左下に位置している場合は、撮像方向(A)の画像には第1主面M1の左寄りの位置に割線Kの溝が撮像され、撮像方向(B)の画像には右寄りの位置に割線Kの溝が撮像される。また、撮像方向(C)の画像には第1主面M1の右寄りの位置に割線Kの溝が撮像され、撮像方向(D)の画像には左寄りの位置に割線Kの溝が撮像される。
このような割線Kの溝方向における撮像画像の特徴を記憶しておくことにより、割線を有すると判断されている主面において、割線Kの位置と回転角を画像処理にて検出することができる。
割線位置検出工程で検出した割線Kの位置と回転角は、割線Kのある主面の情報とともに後述の印刷部21、印刷部31に入力される。そして、割線位置検出工程が終了した固形製剤Tは、ディスク12が時計方向に垂直回転することによりディスク11に近づく。そして、ディスク11に近接移動した固形製剤Tは、ディスク11における近接の吸着孔への吸着を開始するとともに、ディスク12における当該吸着孔の吸着を解除して、固形製剤Tの側面Sをディスク11の当該吸着孔に吸着保持させる。このとき固形製剤Tは、図6における手前側が第1主面M1、奥側が第2主面M2となっている。ディスク11に吸着保持された固形製剤Tは、ディスク11の反時計方向への回転に伴って搬送移動される。
ディスク11に吸着保持された固形製剤Tは搬送移動されることにより、印刷部21、印刷部31に近づく。そして、固形製剤Tが、印刷部21、印刷部31が印刷できる位置に搬送させられると図示しないセンサーにより固形製剤Tが検出されて、印刷工程が実行される。印刷部21及び印刷部31は共に、インクジェットプリンターで構成され、ディスク11の回転と同期してノズルからインクを吐出することにより任意の文字又はマークを印刷する。
このとき、割線Kのある主面の情報、及び当該割線Kの位置と回転角が側方視割線有無検出部及び割線位置検出部より印刷部21、印刷部31に既に送られているので該当の主面で所定の文字又はマークを印刷することができる。
印刷工程が終了した固形製剤Tは、収納箱17に投入可能な位置まで搬送されて、ディスク11の当該吸着孔の吸着を解除することにより収納箱17に投入される。
このように、実施例2においては、前記割線位置検出部は、前記側方撮像部が撮像した画像に基づいて、割線位置検出工程を実行して前記第1主面又は前記第2主面における前記割線位置を検出することにより、固形製剤の第1主面及び第2主面を撮像する必要がなくなり、さらに簡易な構成で文字又はマークを印刷することができる。なお、実施例2では側方撮像部61が撮像した側方画像に基づいて図示しない割線位置検出部が割線の位置と回転角の検出を行うために撮像部41、撮像部51を備えていない構成にしたが、第1主面M1及び第2主面M2の異物や欠損を確認するために撮像部41、撮像部51を備えてもよい。
本発明における固形製剤印刷機、及び固形製剤印刷方法は、固形製剤に文字又はマークを印刷する分野に幅広く適用することができる。
11:ディスク 12:ディスク 13:ディスク 14:パーツフィーダ 15:固形製剤投入部 17:収納箱 21:印刷部 31:印刷部 41:撮像部41 51:側方撮像部 61:撮像部 62:プリズム 63:凹部 100:固形製剤印刷機 T:固形製剤 K:割線 M1:第1主面 M2:第2主面

Claims (8)

  1. 第1主面又は第2主面の少なくともいずれかに割線を有する固形製剤に文字又はマークを印刷する固形製剤印刷機であって、
    前記第1主面と前記第2主面を繋ぐ側面の方向から固形製剤の側方画像を撮像する側方撮像部と、
    前記側方画像に基づいて、前記第1主面又は前記第2主面における割線の有無を検出する側方視割線有無検出部と、
    割線を有する前記第1主面又は前記第2主面における割線の位置である割線位置を検出する割線位置検出部と、
    前記第1主面又は前記第2主面において、前記割線位置に基づいて文字又はマークを印刷する印刷部と、を備えたことを特徴とする固形製剤印刷機。
  2. 前記割線位置検出部は、前記側方撮像部が撮像した画像に基づいて、前記第1主面又は前記第2主面における前記割線位置を検出することを特徴とする請求項1に記載の固形製剤印刷機。
  3. 前記側方撮像部は、一の固形製剤について複数の側方画像を撮像可能なプリズムを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の固形製剤印刷機。
  4. 前記印刷部は、割線を有さない前記第1主面又は前記第2主面に、前記割線位置に基づいて文字又はマークを印刷することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の固形製剤印刷機。
  5. 第1主面又は第2主面の少なくともいずれかに割線を有する固形製剤に文字又はマークを印刷する固形製剤印刷方法であって、
    前記第1主面と前記第2主面を繋ぐ側面の方向から固形製剤の側方画像を撮像する側方撮像工程と、
    前記側方撮像工程で撮像した前記側方画像に基づいて、前記第1主面又は前記第2主面における割線の有無を検出する側方視割線有無検出工程と、
    前記側方視割線有無検出工程で検出した割線を有する前記第1主面又は前記第2主面において、割線の位置である割線位置を検出する割線位置検出工程と、
    前記第1主面又は前記第2主面において、前記割線位置検出工程で検出した前記割線位置に基づいて文字又はマークを印刷する印刷工程と、を備えたことを特徴とする固形製剤印刷方法。
  6. 前記割線位置検出工程は、前記側方撮像工程で撮像した前記側方画像に基づいて、前記第1主面又は前記第2主面における前記割線位置を検出することを特徴とする請求項5に記載の固形製剤印刷方法。
  7. 前記側方撮像工程は、一の固形製剤についてプリズムにより複数の側方画像を撮像することを特徴とする請求項5又は6に記載の固形製剤印刷方法。
  8. 前記印刷工程は、割線を有さない前記第1主面又は前記第2主面に、前記割線位置検出工程で検出した前記割線位置に基づいて文字又はマークを印刷することを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の固形製剤印刷方法。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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