JP2019178591A - リモコン装置 - Google Patents

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Daisuke Hayashida
大輔 林田
光野 善明
Yoshiaki Kono
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Abstract

【課題】盗難の防止を図りつつ、メンテナンス性を向上させることができるリモコン装置を提供すること。【解決手段】実施形態に係るリモコン装置は、リモコン本体と、保持部と、固定部とを備える。リモコン本体は、機器を遠隔制御する。保持部は、壁面に固定されるとともに、リモコン本体を着脱可能に保持する。固定部は、リモコン本体および保持部の一方側に設けられる係止部と、他方側に設けられて係止部が係止可能な被係止部とを含み、係止部が被係止部に係止されることでリモコン本体を保持部に対して固定する。また、固定部は、係止部と被係止部との係止部分がリモコン本体の正面視において隠れる位置に配置されるように形成される。【選択図】図15

Description

開示の実施形態は、リモコン装置に関する。
従来、トイレ室には、便器の洗浄を行う便器洗浄装置や洗浄水を使用者の身体へ噴出して局部を洗浄する便座装置などの機器を遠隔制御するリモコン装置が設置される。また、リモコン装置が、例えば駅やホテル等の公共施設のトイレ室に設置される場合、盗難防止のため、リモコン装置とトイレ室の壁面とをネジによって締結固定する技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2005−204270号公報
しかしながら、従来技術においては、例えばリモコン装置の電池交換などのメンテナンス作業の際、ネジを着脱する作業が作業者にとって負担になっていた。このように、従来技術には、リモコン装置のメンテナンス性の向上という点で改善の余地があった。
なお、かかるメンテナンス性の向上は、上記したトイレ室に設置されるリモコン装置に限らず、その他各種の機器を遠隔制御するリモコン装置にも求められていた。
実施形態の一態様は、盗難の防止を図りつつ、メンテナンス性を向上させることができるリモコン装置を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係るリモコン装置は、機器を遠隔制御するリモコン本体と、壁面に固定されるとともに、前記リモコン本体を着脱可能に保持する保持部と、前記リモコン本体および前記保持部の一方側に設けられる係止部と、他方側に設けられて前記係止部が係止可能な被係止部とを含み、前記係止部が前記被係止部に係止されることで前記リモコン本体を前記保持部に対して固定する固定部とを備え、前記固定部は、前記係止部と前記被係止部との係止部分が前記リモコン本体の正面視において隠れる位置に配置されるように形成されることを特徴とする。
これにより、例えばリモコン本体の盗難の防止を図ることができる。すなわち、係止部と被係止部との係止部分が隠れる位置に配置されるため、リモコン本体が保持部にどのような構造で固定されているのか分かりにくくすることができる。言い換えると、リモコン本体の保持部からの取り外し方が分かりにくい構成とすることができ、よってリモコン本体の盗難の防止を図ることができる。
また、固定部にあっては、係止部が被係止部に係止されることでリモコン本体を保持部に対して固定していることから、例えばリモコン本体を保持部から取り外す際、係止部と被係止部との係合を解除するだけでよい。そのため、例えばメンテナンス作業における作業者の負担を、ネジを着脱する作業がある場合に比べて軽減でき、よってリモコン装置のメンテナンス性を向上させることができる。
また、前記係止部は、係止爪と、前記係止爪を支持する支柱部とを備え、前記係止爪は、前記支柱部の弾性変形により前記被係止部に係止されることを特徴とする。
これにより、簡易な構成でありながら、係止部と被係止部とを確実に係止させることができる。
また、前記固定部は、前記リモコン本体の下方に配置されることを特徴とする。
これにより、固定部が使用者から見えにくい位置に配置されることとなるため、例えば、リモコン装置の意匠性を損なわないようにすることができる。
また、前記係止部は、前記リモコン本体の正面側から、前記係止部と前記被係止部との係止を解除する解除用工具によって押圧されて後方へ撓むことで、前記被係止部との係止が解除されることを特徴とする。
これにより、リモコン装置のメンテナンス性をより向上させることができる。すなわち、例えばリモコン装置の周辺には、紙巻器や手すりなどが設置されるため、メンテナンスの作業スペースが限られる場合がある。かかる場合であっても、係止部が上記のように構成されるため、作業者は、例えばリモコン本体の正面側から解除用工具を用いて係止の解除を行うことが可能となる、言い換えると、紙巻器の設置位置などの影響を受けずに係止の解除を行うことが可能となり、よってリモコン装置のメンテナンス性をより向上させることができる。
また、前記固定部は、前記係止部を有する第1固定部材と、前記被係止部と、前記解除用工具が挿通可能なスリットとを有する第2固定部材とを備え、前記係止部は、前記スリットに挿通された前記解除用工具によって押圧されることで、前記被係止部との係止が解除されることを特徴とする。
このように、第2固定部がスリットを有することで、例えば、解除用工具を挿入すべき位置が作業者にとって分かり易くなり、結果としてメンテナンス性をより一層向上させることができる。
また、前記スリットは、前記リモコン本体の正面側から後方へ向かうにつれて幅が狭くなるテーパ状に形成されることを特徴とする。
これにより、解除用工具は、テーパ状のスリットによって案内されつつ、係止部へ確実に到達して係止部を押圧することが可能となり、よって作業者は、係止部と被係止部との係止を容易に解除することができる。
また、前記係止部は、前記リモコン本体の正面側から前記解除用工具によって押圧されて後方へ撓んで前記被係止部との係止が解除されるとき、後方に位置する前記壁面に当接するように形成されることを特徴とする。
これにより、係止部において、後方への移動が規制されることから、係止部が解除用工具によって後方へ過度に撓んでしまうことを抑制することができる。
また、前記固定部は、前記リモコン本体および前記保持部とは別体に構成されることを特徴とする。
これにより、リモコン装置の汎用性を向上させることができる。すなわち、例えば、リモコン装置が一般の住宅に設置される場合、盗難の可能性が低いことから、リモコン本体を保持部に固定しなくてもよいことがある。そこで、固定部をリモコン本体等とは別体とすることで、例えば公共施設等では固定部を用いてリモコン本体10の固定が行われる一方、住宅では固定部によるリモコン本体の固定が行われないようにすることが可能となる。これにより、例えば公共施設用と住宅用とでリモコン本体および保持部を共用化させることができ、リモコン装置の汎用性を向上させることができる。
また、前記固定部は、前記リモコン本体および前記保持部に装着されて前記係止部が前記被係止部に係止されるとともに、前記係止部と前記被係止部との係止が解除された状態のとき、前記リモコン本体および前記保持部の少なくともいずれかへの装着が維持されることを特徴とする。
これにより、固定部は、係止部と被係止部との係止が解除されてリモコン本体と保持部とが固定されていない状態のときであっても、リモコン本体や保持部へ装着されたままとなることから、固定部の紛失を抑制することができる。
実施形態の一態様によれば、リモコン装置において、盗難の防止を図りつつ、メンテナンス性を向上させることができる。
図1は、第1の実施形態に係るリモコン装置を備えるトイレシステムを示す全体図である。 図2は、リモコン装置の正面図である。 図3は、リモコン装置の背面図である。 図4は、リモコン装置の分解斜視図である。 図5は、第1固定部の斜視図である。 図6は、第1固定部の正面図である。 図7は、図6のVII−VII線断面図である。 図8は、第2固定部の正面側の斜視図である。 図9は、第2固定部の背面側の斜視図である。 図10は、第2固定部の正面図である。 図11は、図10のXI−XI線断面図である。 図12は、第2固定部がリモコン本体へ装着された状態を示す拡大断面図である。 図13は、第1固定部が保持部へ装着された状態を示す拡大背面図である。 図14は、第1固定部と第2固定部との組み付け途中の状態を示す拡大断面図である。 図15は、第1固定部と第2固定部とが組み付けられた状態を示す拡大断面図である。 図16は、リモコン本体の保持部からの取り外しを説明する図である。 図17は、第1固定部が保持部へ装着された状態を示す拡大背面図である。 図18は、第1変形例に係る第1固定部が保持部へ装着された状態を示す拡大背面図である。 図19は、第2変形例に係る第1固定部の斜視図である。 図20は、第2の実施形態に係るリモコン装置の正面図である。 図21は、リモコン装置の背面図である。 図22は、第1固定部の正面図である。 図23は、図22のXXIII−XXIII線断面図である。 図24は、第2固定部の背面側の斜視図である。 図25は、第1固定部と第2固定部との組み付け途中の状態を示す拡大断面図である。 図26は、第1固定部と第2固定部とが組み付けられた状態を示す拡大断面図である。 図27は、リモコン本体の保持部からの取り外しを説明する図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示するリモコン装置の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るリモコン装置を備えるトイレシステムを示す全体図である。なお、図1および図2以降に示す図は、いずれも模式図である。従って、図1等に示される各構成要素の大きさや形状等は必ずしも正確ではない。また、各図では、理解の便宜のため、構成要素の一部を省略したり、誇張して示したりする場合がある。
図1に示すように、トイレシステム1は、トイレ装置2と、リモコン装置3とを備える。
トイレ装置2は、便器5と、便器洗浄装置6と、便座装置7とを備える。便器5は、例えば洋式の水洗大便器であり、トイレ室Rに配置される。なお、ここでは、床置き式の便器5を示したが、便器5は、壁掛け式であってもよい。
便器洗浄装置6は、便器5の洗浄を行う機器である。例えば、便器洗浄装置6は、便器5に洗浄水を供給する通水路6aと、通水路6aに接続される第1本体部6bとを備える。例えば、第1本体部6bは、通水路6aから便器5への給水および止水をリモコン装置3の遠隔制御に応じて切り替えることで、便器5の洗浄を行うことができる。
便座装置7は、便器5の上部に設置される第2本体部7aと、第2本体部7aに対して開閉自在に軸支された便座7bとを備え、使用者の局部を洗浄する機能を有する衛生洗浄装置である。例えば、第2本体部7aは、リモコン装置3の遠隔制御に応じて、図示しない洗浄ノズルを制御し、洗浄水を使用者の身体へ噴出して局部を洗浄することができる。
なお、上記では、便座装置7は、衛生洗浄機能を有するようにしたが、これに限られず、衛生洗浄機能に代えて、あるいは加えて、便座7bに座った使用者のおしりなどに温風を吹き付けて乾燥させる乾燥機能や、便座7bの着座面を適温に温める便座暖房機能などを有していてもよい。
リモコン装置3は、上記したように、便器洗浄装置6や便座装置7などの機器を遠隔制御する装置である。なお、上記では、リモコン装置3は、便器洗浄装置6および便座装置7の両方を遠隔制御するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば便器洗浄装置6および便座装置7の一方を制御するようにしてもよい。
リモコン装置3は、例えば、トイレ室Rの壁面Wに設置される。なお、図1に示す例において、リモコン装置3は、便座7bに着座した使用者から見て左側方の壁面Wに設置されるが、設置される位置はこれに限定されるものではない。
なお、図1では、説明の便宜のために、互いに直交するX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向を規定し、Z軸正方向を鉛直上向き方向とする3次元の直交座標系を図示している。かかる直交座標系は、後述の説明に用いる他の図面でも示す場合がある。
また、以下のリモコン装置3の説明では、例えば壁面Wに設置されたときの状態を基準として、直交座標系におけるX軸正方向を「右方」、X軸負方向を「左方」、Y軸正方向を「前方」あるいは「正面側」、Y軸負方向を「後方」、Z軸正方向を「上方」、Z軸負方向を「下方」と記載する場合がある。
ところで、リモコン装置3は、例えば駅やホテルなど多くの人が利用する公共施設のトイレ室Rに設置される場合がある。かかる場合、従来技術にあっては、リモコン装置3とトイレ室Rと壁面Wとをネジによって締結固定することで、リモコン装置3の盗難防止を図っていた。
しかしながら、上記のようにリモコン装置3がネジで壁面Wに締結固定されると、例えばリモコン装置3の電池交換などのメンテナンス作業が煩雑になるおそれがあった。すなわち、リモコン装置3は、作業者によってネジが一旦外されて電池交換がなされ、その後、ネジで再び壁面Wへ締結固定される。そのため、ネジを着脱する作業が作業者にとって煩わしく負担になっていた。また、トイレ装置2およびリモコン装置3が設置される台数が比較的多い公共施設では、台数の増加に伴ってメンテナンス作業の負担も大きくなっていた。
そこで、本実施形態に係るリモコン装置3にあっては、盗難の防止を図りつつ、メンテナンス性を向上させることができる構成とした。以下、かかる構成について、図2以降を参照して詳しく説明する。
図2はリモコン装置3の正面図であり、図3はリモコン装置3の背面図である。また、図4は、リモコン装置3の分解斜視図である。図2〜図4に示すように、リモコン装置3は、リモコン本体10と、保持部20と、固定部30とを備える。
リモコン本体10は、筐体11と、操作ボタン12と、保持用凹部13と、電池収容部14と、本体側凹部15とを備え、便器洗浄装置6や便座装置7などの機器を遠隔制御する。
筐体11は、例えば直方体状に形成され、内部には図示しない制御用の基板などが収容される。なお、図2などに示す筐体11の形状は、あくまでも例示であって限定されるものではなく、例えば円形状などその他の形状であってもよい。また、以下では、筐体11において、トイレ装置2の使用者やメンテナンスの作業者側に向いている正面側の面を「操作面11a」、操作面11aとは反対側の面を「背面11b」と記載する場合がある。
操作ボタン12は、図2に示すように、筐体11の操作面11aの適宜位置に配置され、使用者による操作を受け付ける。例えば、操作ボタン12は、便器洗浄用ボタンや局部洗浄用ボタンなどを含み、使用者によって操作されたボタンに応じて便器洗浄装置6や便座装置7へ駆動信号が出力され、便器洗浄や局部洗浄などが行われる。なお、操作ボタン12の配置や形状は、図2に示す例に限定されるものではない。
保持用凹部13は、図4に示すように、筐体11の背面11bの中央付近に形成される。例えば、保持用凹部13は、後述する保持部20の保持用凸部23に引っ掛けることができる形状の凹部である。
電池収容部14は、図3,4に示すように、筐体11の背面11bに設けられる。例えば、電池収容部14は、基板などで必要となる電力を供給する電池(図示せず)を収容する。なお、電池収容部14が設けられる位置は、図示の例に限定されるものではない。
本体側凹部15は、図4に示すように、筐体11の背面11bであって、筐体11の下端部11c付近に形成される窪みである。詳しくは、本体側凹部15は、固定部30(正確には後述する第2固定部60)が装着可能な形状の窪みである。また、例えば、本体側凹部15は、窪みを形成する側壁のうち、下端部11c側の側壁が形成されない形状とされる。
上記した本体側凹部15には、本体側挿入穴16と、本体側突起部17とが形成される。例えば、本体側挿入穴16は、Y軸正方向である前方(正面側)へ向けて穿設される穴である。例えば、本体側突起部17は、Y軸負方向である後方へ向けて立設される薄板状の部位である。かかる本体側挿入穴16には第2固定部60の突起部62(後述。図8参照)が挿入されるとともに、本体側突起部17は第2固定部60の挿入穴63(後述。図8参照)に挿入されるが、これについては後に説明する。
保持部20は、リモコン本体10を着脱可能に保持する部材(ハンガー)である。保持部20は、図4に示すように、例えば正面視において矩形状で、かつ薄板状に形成される。なお、保持部20において、リモコン本体10の背面11bと対向して配置されるとともにリモコン本体10が保持される面(Y軸正方向側の面)を「保持面20a」、保持面20aとは反対側の面を「背面20b」と記載する場合がある。
保持部20は、ネジ挿通孔21と、保持用凸部23と、保持部側凹部24とを備える。ネジ挿通孔21は、保持部20の適宜位置に複数(例えば3個)形成される。かかるネジ挿通孔21には、図示しないネジがY軸正側から負方向へ向けて挿通され、これにより、保持部20は壁面W(図1参照)に固定される。なお、ネジ挿通孔21が形成される位置や数は、図示の例に限定されるものではない。
保持用凸部23は、保持部20において、リモコン本体10の保持用凹部13と対応する位置に形成される。保持用凸部23は、保持面20aから前方(正面側)へ向けて突出するように形成される凸部であり、かかる保持用凸部23には、上記したように保持用凹部13が引っ掛けられる。
従って、保持部20は、保持用凸部23にリモコン本体10の保持用凹部13が引っ掛けられることで、リモコン本体10が取り付けられて保持することができる。一方、保持用凸部23に引っ掛けられたリモコン本体10の保持用凹部13が保持用凸部23から抜かれることで、リモコン本体10が保持部20から取り外される。このように、保持部20は、リモコン本体10を着脱可能に保持する。
保持部側凹部24は、保持部20において本体側凹部15と対応する位置に形成される。具体的には、保持部側凹部24は、保持部20の背面20bであって、保持部20の下端部20c付近に形成される窪みである。詳しくは、保持部側凹部24は、固定部30(正確には後述する第1固定部40)が装着可能な形状の窪みである。また、例えば、保持部側凹部24は、窪みを形成する側壁のうち、下端部20c側の側壁が形成されない形状とされる。
上記した保持部側凹部24には、保持部側被係止部25が形成される。例えば、保持部側被係止部25は、保持部側凹部24において左右両側にそれぞれ設けられる段差部分であり、かかる段差部分に第1固定部40の装着用係止部47(後述。図5参照)が係止されるが、これについては後に説明する。
固定部30は、リモコン本体10を保持部20に対して固定する部材であり、リモコン本体10および保持部20とは別体に構成される。また、固定部30は、図2に示すように、リモコン本体10の下方に配置される。このように、本実施形態に係る固定部30にあっては、使用者から見えにくい位置に配置されることで、リモコン装置3の意匠性を損なわないようにすることができる。
上記した固定部30は、図4に示すように、第1固定部40と、第2固定部60とを備える。先ず、第1固定部40について図5〜図7を参照して説明する。図5は、第1固定部40の斜視図である。また、図6は第1固定部40の正面図であり、図7は図6のVII−VII線断面図である。
図5〜図7に示すように、第1固定部40は、基部41と、係止部42と、ガイド溝部45と、装着用係止部47とを備え、可撓性を有する材料(例えば樹脂など)を用いて製作される。
基部41は、例えば直方体状で、かつ薄板状に形成される部位である。また、基部41の中央付近には、開口部50が形成される。
係止部42は、後述する第2固定部60の被係止部66(図9参照)と係止する部位であり、具体的にはスナップフィットである。より具体的には、係止部42は、係止爪43と、支柱部44とを備え、上記した基部41の開口部50の内側に位置するように形成される。
係止爪43は、図7などに示すように、前方(Y軸正方向)へ向かって突設される。また、係止爪43は、後方(Y軸負方向)へ延在される。なお、かかる係止爪43の後方端43aは、支柱部44が撓むときに、後方に位置する壁面Wに当接するが、これについては図16を参照して後述する。
支柱部44は、上記した係止爪43を支持する。例えば、支柱部44は、基部41の開口部50において下方(Z軸負方向)側の周縁から上方(Z軸正方向)へ向けて立設され、支柱部44の先端に係止爪43が形成される。なお、上記したように、係止部42を含む第1固定部40は、可撓性を有する材料を用いて製作されることから、支柱部44は、例えば、前後方向に撓むことが可能、言い換えると、前後方向に弾性変形可能とされる。
ガイド溝部45は、後述するように第2固定部60と第1固定部40とが組み付けられる際に、第2固定部60のガイド用突出部67(図8参照)によって案内される部位である。具体的には、ガイド溝部45は、基部41から連続するとともに、基部41に対して前方(Y軸正方向)に位置するように形成される。
ガイド溝部45は、図6に示すように、正面視において略U字状に形成される。また、ガイド溝部45は、図7に示すように、基部41との間に空隙45aが形成され、かかる空隙45a部分が、第2固定部60のガイド用突出部67(図8参照)によって案内される溝として機能する。なお、上記では、ガイド溝部45は、正面視において略U字状に形成されるようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば正面視において略コの字状などその他の種類の形状に形成されてもよい。
装着用係止部47は、上記した保持部側被係止部25(図4参照)と係止する部位であり、具体的にはスナップフィットである。より具体的には、装着用係止部47は、図5および図6に示すように、基部41の上端部41aにおいて左右両側にそれぞれ設けられる。詳しくは、装着用係止部47は、係止爪48と、支柱部49とを備える。
図6に示すように、左側の係止爪48は左方へ(X軸負方向)へ向かって突設される一方、右側の係止爪48は右方へ(X軸正方向)へ向かって突設される。すなわち、左右の係止爪48は互いに、左右方向(X軸方向)における外側へ向かって突設される。なお、左右の係止爪48は、上記した左右方向における外側へ突設するものに限られず、例えば、左右方向における内側へ向かって突設するなど、その他の方向へ突設するものであってもよい。
支柱部49は、上記した係止爪48を支持する。例えば、支柱部49は、基部41の上端部41aから上方(Z軸正方向)へ向けて立設され、支柱部49の先端に係止爪48が形成される。なお、上記したように、装着用係止部47は、係止部42と同様に、可撓性を有する材料を用いて製作されることから、支柱部49は、例えば左右方向に撓むことが可能、言い換えると、左右方向に弾性変形可能とされる。
次に、第2固定部60について図8〜図11を参照して説明する。図8は第2固定部60の正面側の斜視図であり、図9は第2固定部60の背面側の斜視図である。また、図10は第2固定部60の正面図であり、図11は図10のXI−XI線断面図である。
図8〜図10に示すように、第2固定部60は、基部61と、突起部62と、挿入穴63と、延在部64と、被係止部66(図8,10で見えず)と、ガイド用突出部67とを備える。なお、第2固定部60は、例えば第1固定部40と同様の樹脂などを用いて製作されるが、これに限定されるものではない。
基部61は、例えば直方体状で、かつ薄板状に形成される部位である。突起部62は、図8に示すように、基部61の正面側の主面61aから前方(Y軸正方向)へ向けて立設される。挿入穴63は、基部61の主面61aにおいて、後方(Y軸負方向)へ向けて穿設される穴である。
延在部64は、基部61の下端部61bから下方(Z軸負方向)へ向けて延在する、略直方体状の部位である。かかる延在部64には、スリット65が形成される。スリット65は、例えば正面視において鉛直方向に沿った長尺状の貫通孔である。なお、スリット65の詳細な構成については、図11などを参照して後述する。
被係止部66は、第1固定部40の係止部42と係止する部位である。具体的には、図9に示すように、被係止部66は、延在部64の背面64aから後方(Y軸負方向)へ向けて突出するように形成される段差部分である。また、被係止部66は、延在部64の背面64aにおいて、上記したスリット65を挟むようにして形成される。言い換えると、被係止部66は、スリット65部分に形成されない。
上記のように構成された被係止部66には、図11において想像線で示すように、第1固定部40の係止部42(正確には係止爪43)が係止され、これによってリモコン本体10が保持部20に対して固定される。なお、図11では、係止部42と被係止部66との係止部分Aを破線で囲んで示している。
ここで、スリット65について説明する。上記した係止部42と被係止部66との係止は、後述するように、係止部42が解除用工具T(図11に想像線で示す)によって後方へ押圧されて撓むことで解除される。スリット65は、かかる解除用工具Tが挿通可能な形状とされる。
また、スリット65は、正面側(Y軸正側)から後方(Y軸負方向)へ向かうにつれて幅が狭くなるテーパ状に形成される。具体的には、スリット65は、後方の幅W1が正面側の幅W2に比べて小さくなるように形成される(W1<W2)。これにより、解除用工具Tは、テーパ状のスリット65によって案内されつつ、係止部42へ確実に到達して係止部42を押圧することが可能となる。なお、解除用工具Tとしては、例えばマイナスドライバなどを用いることができるが、これに限定されるものではない。
第2固定部60の説明を続ける。ガイド用突出部67は、第2固定部60と第1固定部40(図5参照)とが組み付けられる際に、上記した第1固定部40のガイド溝部45(図5参照)に挿通されて案内する部位である。例えば、ガイド用突出部67は、基部61の下端部61bから下方(Z軸負方向)へ向けて突設されるとともに、延在部64の左右両側にそれぞれ設けられる。
次に、第1固定部40および第2固定部60を用いた、リモコン本体10の保持部20に対する固定について説明する。なお、リモコン本体10の保持部20に対する固定は、図示しない作業者によって行われるが、これに限られない。
具体的には先ず、上記した第2固定部60がリモコン本体10へ装着されるとともに、第1固定部40が保持部20へ装着される。なお、装着される順番は、第1、第2固定部40,60のどちらが先でもよい。
図12は、第2固定部60がリモコン本体10へ装着された状態を示す拡大断面図である。図12に示すように、第2固定部60は、リモコン本体10の後方から本体側凹部15へ向けて作業者によって移動させられ(矢印D1参照)、基部61が本体側凹部15に嵌合されてリモコン本体10へ装着される。詳しくは、第2固定部60は、挿入穴63に本体側突起部17が挿入されるとともに、突起部62が本体側挿入穴16に挿入される、正確には圧入されることで、リモコン本体10へ装着される。
また、第2固定部60がリモコン本体10へ装着された状態のとき、スリット65を有する延在部64は、リモコン本体10の下方に露出するように位置される。なお、被係止部66は、スリット65を挟むようにして形成されることから、リモコン本体10の正面視において延在部64に隠れて見えない位置とされる。
図13は、第1固定部40が保持部20へ装着された状態を示す拡大背面図である。図13に示すように、第1固定部40は、保持部20の下方から保持部側凹部24へ向けて作業者によって移動させられる(矢印D2参照)。
ここで、保持部側凹部24の下方の部位であって、第1固定部40が挿入される部位の幅は、左右の装着用係止部47の間隔より小さくなるように設定される。従って、第1固定部40にあっては、保持部側凹部24の下方の部位を移動させられる際、想像線で示すように、左右の装着用係止部47の支柱部49が互いに近づく方向に変形する。
続いて、第1固定部40にあっては、保持部側凹部24の下方の部位を通過すると、支柱部49が元の形に戻り(弾性変形し)、係止爪48が保持部側被係止部25に係止されることで、保持部20へ装着される。なお、保持部側被係止部25は、保持部20に装着された装着用係止部47が上下方向(矢印D3参照)にスライド可能となるような位置に形成される。また、図13では、装着用係止部47が上方へスライドした状態を示している。
また、第1固定部40が保持部20へ装着された状態のとき、基部41や係止部42は、保持部20の下方に露出するように位置される。
次に、保持部20に装着された第1固定部40と、リモコン本体10に装着された第2固定部60との組み付けについて、図14および図15を参照して説明する。図14は、第1固定部40と第2固定部60との組み付け途中の状態を示す拡大断面図であり、また、図15は、第1固定部40と第2固定部60とが組み付けられた状態を示す拡大断面図である。
図14に示すように、第1固定部40と第2固定部60とは、上下方向へ相対的に移動させることで、組み付けられる。具体的には、例えば、第1固定部40の正面側と第2固定部60の背面側とが合わせられた状態で、第1固定部40が第2固定部60に向けて上方へ移動させられる(矢印D4参照)。なお、かかる移動の際、第1固定部40は、上記したように、第2固定部60のガイド用突出部67(図8参照)に第1固定部40のガイド溝部45が挿通されて案内される。
そして、第1固定部40が移動させられると、図14に示すように、係止部42の係止爪43が被係止部66に当接する。第1固定部40がさらに移動させられると、係止部42にあっては、想像線で示すように、係止爪43が被係止部66に押圧されて支柱部44が後方(Y軸負方向)に変形する。
続いて、第1固定部40がさらに上方へ移動させられると、図15に示すように、係止部42にあっては、係止爪43が被係止部66を通過して支柱部44が元の形に戻り(弾性変形し)、係止爪43が被係止部66に係止される。
このように、本実施形態に係る固定部30にあっては、係止部42が被係止部66に係止されることで、リモコン本体10を保持部20に対して固定する。
また、上記したように、係止爪43は、支柱部44の弾性変形により被係止部66に係止されることから、簡易な構成でありながら、係止部42と被係止部66とを確実に係止させることができる。
また、上記したように、被係止部66はリモコン本体10の正面視において延在部64に隠れて見えない位置とされるため、係止部42と被係止部66との係止部分Aは、リモコン本体10の正面視において隠れる位置に配置されることとなる(図2および図11参照)。
これにより、本実施形態に係るリモコン装置3にあっては、例えばリモコン本体10の盗難の防止を図ることができる。すなわち、本実施形態においては、係止部分Aが隠れる位置に配置されるため、リモコン本体10が保持部20にどのような構造で固定されているのか分かりにくくすることができる、言い換えると、リモコン本体10の保持部20からの取り外し方が分かりにくい構成とすることができ、よってリモコン本体10の盗難の防止を図ることができる。
また、リモコン本体10の保持部20からの取り外し方が分かりにくいことから、リモコン本体10からの電池の抜き取りなどの盗難も防止することが可能となる。
次に、リモコン本体10の保持部20からの取り外しについて図16を参照して説明する。図16は、リモコン本体10の保持部20からの取り外しを説明する図である。なお、図16は、第1、第2固定部40,60などの拡大断面図である。
図16に示すように、リモコン本体10は、係止部42と被係止部66との係止が解除されることで、保持部20から取り外される。具体的には先ず、作業者によって破線で示す解除用工具Tがリモコン本体10の正面側からスリット65に挿通され(矢印D5参照)、スリット65の後方に位置される係止部42に当接する。
続いて、解除用工具Tが後方へ移動させられると、係止部42は、図16に想像線で示すように、解除用工具Tによって押圧されて後方へ撓み、これによって被係止部66との係止が解除される。
このとき、係止部42(正確には係止爪43の後方端43a)は、後方に位置する壁面Wに当接するように形成される。これにより、係止部42において、後方への移動が規制されることから、係止部42が解除用工具Tによって後方へ過度に撓んでしまうことを抑制することができる。
そして、係止部42と被係止部66との係止が解除された状態で、第1固定部40が作業者によって下方へ移動(スライド)させられる(矢印D6参照)。これにより、リモコン本体10は、保持部20に対して固定されない状態となることから、リモコン本体10を保持部20から取り外すことができる。
そして、例えばリモコン装置3の電池交換などのメンテナンス作業が行われる。このように、本実施形態に係る固定部30にあっては、係止部42が被係止部66に係止されることでリモコン本体10を保持部20に対して固定していることから、リモコン本体10を保持部20から取り外す際、係止部42と被係止部66との係合を解除するだけでよい。そのため、本実施形態にあっては、例えばメンテナンス作業における作業者の負担を、ネジを着脱する作業がある場合に比べて軽減でき、よってリモコン装置3のメンテナンス性を向上させることができる。
また、本実施形態にあっては、解除用工具Tを用いた解除動作以外の動作(例えばリモコン本体10を上下に動かすような動作等)では、係止部42は撓まないため、係止部42と被係止部66との係止は解除されにくく、よってリモコン本体10の盗難をより一層防止することができる。
また、本実施形態に係る係止部42にあっては、リモコン本体10の正面側から解除用工具Tによって押圧されて後方へ撓むことで、被係止部66との係止が解除されるようにした。これにより、リモコン装置3のメンテナンス性をより向上させることができる。すなわち、例えばリモコン装置3の周辺には、紙巻器や手すりなどが設置されるため、メンテナンスの作業スペースが限られる場合がある。かかる場合であっても、上記のように構成することで、作業者はリモコン本体10の正面側から解除用工具Tを用いて係止の解除を行うことが可能となる、言い換えると、紙巻器の設置位置などの影響を受けずに係止の解除を行うことが可能となり、よってリモコン装置3のメンテナンス性をより向上させることができる。
また、本実施形態にあっては、第2固定部60がスリット65を備えることから、解除用工具Tを挿入すべき位置(すなわち、係止部42の位置)が作業者にとって分かり易くなり、結果としてメンテナンス性をより一層向上させることができる。
また、本実施形態に係る固定部30は、リモコン本体10および保持部20とは別体に構成されることから、リモコン装置3の汎用性を向上させることができる。すなわち、例えば、リモコン装置3が一般の住宅に設置される場合、盗難の可能性が低いことから、リモコン本体10を保持部20に固定しなくてもよいことがある。
そこで、本実施形態にあっては、固定部30をリモコン本体10等とは別体とすることで、例えば公共施設等では固定部30を用いてリモコン本体10の固定が行われる一方、一般の住宅では固定部30を除去してリモコン本体10の固定が行われないようにすることができる構成とした。これにより、例えば公共施設用と住宅用とでリモコン本体10および保持部20を共用化させることができ、リモコン装置3の汎用性を向上させることができる。
また、本実施形態に係る固定部30にあっては、係止部42と被係止部66との係止が解除された状態のとき、リモコン本体10や保持部20への装着が維持されるようにした。これにより、固定部30である第1固定部40や第2固定部60の紛失を抑制することができる。ここで、保持部20への装着が維持される第1固定部40について図17を参照して説明する。
図17は、第1固定部40が保持部20へ装着された状態を示す拡大背面図である。なお、図17では、第1固定部40の係止部42は、被係止部66との係止が解除されて、リモコン本体10が保持部20から取り外された状態を示している。
図17に示すように、第1固定部40は、被係止部66との係止が解除されてリモコン本体10が取り外された状態のときであっても、係止爪48が保持部側被係止部25に係止される、言い換えると、保持部20への装着が維持されるように構成される。このように、第1固定部40は、係止部42と被係止部66との係止が解除されてリモコン本体10と保持部20とが固定されていない状態のときであっても、保持部20へ装着されたままとなることから、第1固定部40の紛失を抑制することができる。
また、第2固定部60にあっては、図12に示すように、突起部62が本体側挿入穴16に圧入されるため、係止部42と被係止部66との係止が解除されてリモコン本体10が取り外された状態のときであっても、リモコン本体10への装着が維持されるように構成される。このように、第2固定部60は、係止部42と被係止部66との係止が解除されてリモコン本体10と保持部20とが固定されていない状態のときであっても、リモコン本体10へ装着されたままとなることから、第2固定部60の紛失を抑制することができる。
上述してきたように、第1の実施形態に係るリモコン装置3は、リモコン本体10と、保持部20と、固定部30とを備える。リモコン本体10は、機器(例えば便器洗浄装置6や便座装置7)を遠隔制御する。保持部20は、壁面Wに固定されるとともに、リモコン本体10を着脱可能に保持する。固定部30は、リモコン本体10および保持部20の一方側に設けられる係止部42と、他方側に設けられて係止部42が係止可能な被係止部66とを含み、係止部42が被係止部66に係止されることでリモコン本体10を保持部20に対して固定する。
また、固定部30は、係止部42と被係止部66との係止部分Aがリモコン本体10の正面視において隠れる位置に配置されるように形成される。これにより、リモコン装置3において、盗難の防止を図りつつ、メンテナンス性を向上させることができる。
(第1変形例)
次に、第1変形例について説明する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同様の部分については、既に説明した部分と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
上記した第1の実施形態に係る第1固定部40にあっては、保持部20に装着された状態のときに、上下方向にスライド可能となるように構成されるが(図13の矢印D3参照)、これに限定されるものではない。
図18は、第1変形例に係る第1固定部40が保持部20へ装着された状態を示す拡大背面図である。図18に示すように、第1変形例において、保持部側被係止部25は、保持部側凹部24の上方付近に形成される。別言すれば、保持部側被係止部25は、係止爪48が係止されて第1固定部40が保持部20に装着された状態のとき、第1固定部40が上下方向(Z軸方向)にスライドしないような位置に形成される。
第1変形例では、第1固定部40が上下方向にスライドしないため、リモコン本体10を保持部20から取り外す場合(図16参照)、第1固定部40を下方へ移動させることができない。そこで、第1変形例では、係止部42と被係止部66との係止が解除され状態で、リモコン装置3が作業者によって上方へ移動させられることで(図16の二点鎖線矢印D7参照)、保持部20から取り外される。
上記した第1変形例に係るリモコン装置3にあっては、第1の実施形態と同様、盗難の防止を図りつつ、メンテナンス性を向上させることができる。
(第2変形例)
次に、第2変形例について説明する。図19は、第2変形例に係る第1固定部40の斜視図である。図19に示すように、第2変形例に係る第1固定部40にあっては、凸部51を備える一方、第1の実施形態における装着用係止部47が除去される。
凸部51は、基部41の上端部41aから上方(Z軸正方向)へ向けて立設される、薄板状の部位である。凸部51は、保持部20の保持部側凹部24(図13参照)に挿入可能な形状とされる。
従って、第2変形例にあっては、図示は省略するが、第2固定部60が装着されたリモコン本体10が保持部20に保持された状態で、第1固定部40が保持部20に装着される。詳しくは、第1固定部40は、凸部51が保持部側凹部24に挿入されつつ保持部20に装着される。このとき、係止部42が被係止部66に係止されることで、リモコン本体10が保持部20に固定されることとなる。
第2変形例に係る第1固定部40にあっては、簡易な構成でありながら、保持部20に装着されて、リモコン本体10を保持部20に固定することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るリモコン装置103について図20以降を参照して説明する。なお、第2の実施形態において、第1の実施形態の構成と対応する構成は、符号の先頭に「1」を付して説明することがある。
図20は、第2の実施形態に係るリモコン装置103の正面図であり、図21はリモコン装置103の背面図である。図20および図21に示すように、リモコン装置103において、リモコン本体10および保持部20は、リモコン本体10および保持部20の下方に配置される固定部130によって固定される。なお、リモコン本体10、保持部20および固定部130は、可撓性を有する材料(例えば樹脂など)を用いて製作される。
固定部130において、第1固定部140は、保持部20に一体に形成される。また、第2固定部160(図20で見えず)は、リモコン本体10に一体に形成される。
先ず、第1固定部140について図22および図23を参照して説明する。図22は、第1固定部140の正面図であり、図23は図22のXXIII−XXIII線断面図である。
図22および図23に示すように、第1固定部140は、係止部142と、突出部154とを備える。係止部142は、係止爪143と、支柱部144と、押圧部153とを備え、保持部20の下端部20c付近に形成される切欠き部155(図22参照)に位置するように形成される。なお、かかる切欠き部155は、第1固定部140と第2固定部160(図24参照)とが組み付けられる際に、後述する第2固定部160の被ガイド部170(図24参照)が通って第2固定部160を案内する部位として機能する。
係止爪143は、図23に示すように、前方(Y軸正方向)へ向かって突設される。支柱部144は、上記した係止爪143を支持する。例えば、支柱部144は、切欠き部155の上方側の周縁から下方(Z軸負方向)へ向けて立設され、支柱部144の先端に係止爪143が形成される。係止部142を含む第1固定部140は、上記したように可撓性を有する材料を用いて製作されることから、支柱部144は、例えば、前後方向に撓むことが可能、言い換えると、前後方向に弾性変形可能とされる。
押圧部153は、係止爪143から下方(Z軸負方向)へ向けて延在され、後述するように、解除用工具T(図27参照)によって押圧される部位である。かかる押圧部153は、図20に示すように、リモコン本体10と保持部20とが固定された状態のとき、正面視においてリモコン本体10の下方から僅かに見える形状とされるが、これに限られず、正面視においてリモコン本体10の下方から見えない形状、すなわち、隠れる位置となるような形状とされてもよい。なお、係止爪143および支柱部144はともに、リモコン本体10と保持部20とが固定された状態のとき、正面視においてリモコン本体10に隠れる位置となるような形状とされる。
突出部154は、第1固定部140と第2固定部160(図24参照)とが組み付けられる際に、後述する第2固定部160の被ガイド部170(図24参照)を所定の位置に固定する部位である。例えば、突出部154は、切欠き部155の左右側の周縁から中央側へ向けて突設される。
次に、第2固定部160について図24を参照して説明する。図24は、第2固定部160の背面側の斜視図である。
図24に示すように、第2固定部160は、リモコン本体10の筐体11の背面11bであって、筐体11の下端部11c付近に形成される。具体的には、第2固定部160は、被係止部166と、被ガイド部170とを備える。
被係止部166は、筐体11の背面11bからY軸負方向である後方へ向けて立設される。例えば、被係止部166は、薄板状に形成されるが、被係止部166の形状はこれに限定されるものではない。
上記のように構成された被係止部166には、後述するように、第1固定部140の係止部142(正確には係止爪143)が係止され、これによってリモコン本体10が保持部20に対して固定される。
被ガイド部170は、上記したように、第1固定部140の切欠き部155によって案内される部位である。具体的には、被ガイド部170は、被係止部166を挟んで左右両側に形成される。被ガイド部170は、上下方向に延在するレール部170aと、レール部170aの上端付近から後方(Y軸負方向)へ向けて突設される鍵状のフック部170bとを備える。上記のように構成された被ガイド部170は、第1固定部140の切欠き部155(図22参照)を移動させられることで案内されるとともに、第1固定部140の突出部154(図22参照)をレール部170aに沿うように移動させた後にフック部170bに当接させることで所定の位置に固定される。なお、上記した被ガイド部170の形状は、あくまでも例示であって限定されるものではない。
なお、第2固定部160は、上記したように筐体11の背面11bに形成されることから、被係止部166および被ガイド部170はともに、リモコン本体10と保持部20とが固定された状態のとき、正面視においてリモコン本体10に隠れる位置となる。
次に、保持部20に形成される第1固定部140とリモコン本体10に形成される第2固定部160との組み付けについて図25および図26を参照して説明する。図25は、第1固定部140と第2固定部160との組み付け途中の状態を示す拡大断面図であり、また、図26は、第1固定部140と第2固定部160とが組み付けられた状態を示す拡大断面図である。
図25に示すように、第1固定部140と第2固定部160とは、リモコン本体10を保持部20に対して下方へ移動させることで、組み付けられる。具体的には、例えば、保持部20の正面側とリモコン本体10の背面側とが合わせられた状態で、第2固定部160が形成されるリモコン本体10は、第1固定部140が形成される保持部20に向けて下方へ移動させられる(矢印D10参照)。なお、かかる移動の際、第2固定部160は、上記したように、被ガイド部170が切欠き部155を通ることで案内される。
そして、第2固定部160が移動させられると、図25に示すように、被係止部166が係止部142の係止爪143に当接する。第2固定部160がさらに移動させられると、係止部142にあっては、想像線で示すように、係止爪143が被係止部166に押圧されて支柱部144が後方(Y軸負方向)に変形する。
続いて、第2固定部160がさらに移動させられると、図26に示すように、被係止部166が係止爪143を通過して支柱部144が元の形に戻り(弾性変形し)、係止爪143が被係止部166に係止される。なお、係止爪143が被係止部166に係止される際、第2固定部160は、上記したように、被ガイド部170のフック部170bと突出部154とが当接し、これによって所定の位置に固定される。
このように、第2の実施形態に係る固定部130にあっては、係止部142が被係止部166に係止されることで、リモコン本体10を保持部20に対して固定する。なお、図26では、係止部142と被係止部166との係止部分Bを破線で囲んで示している。
上記したように、係止爪143や被係止部166は、リモコン本体10の正面視において隠れて見えない位置とされるため、係止部142と被係止部166との係止部分Bも、リモコン本体10の正面視において隠れる位置に配置されることとなる(図20参照)。
これにより、第2の実施形態に係るリモコン装置103にあっては、第1の実施形態と同様、例えばリモコン本体10の盗難の防止を図ることができる。
次に、リモコン本体10の保持部20からの取り外しについて図27を参照して説明する。図27は、リモコン本体10の保持部20からの取り外しを説明する図である。なお、図27は、第1、第2固定部140,160などの拡大断面図である。
図27に示すように、リモコン本体10は、係止部142と被係止部166との係止が解除されることで、保持部20から取り外される。具体的には、作業者によって解除用工具Tがリモコン本体10の正面側から後方へ向けて移動させられ(矢印D11参照)、係止部142の押圧部153に当接する。
続いて、解除用工具Tが後方へさらに移動させられると、押圧部153を含む係止部142は、図27に想像線で示すように、解除用工具Tによって押圧されて後方へ撓み、これによって被係止部66との係止が解除される。
そして、係止部42と被係止部66との係止が解除された状態で、リモコン本体10が作業者によって上方へ移動させられて(矢印D12参照)、保持部20から取り外される。そして、例えばリモコン装置103の電池交換などのメンテナンス作業が行われる。
このように、第2の実施形態に係る固定部130にあっては、係止部142が被係止部166に係止されることでリモコン本体10を保持部20に対して固定していることから、リモコン本体10を保持部20から取り外す際、係止部142と被係止部166との係合を解除するだけでよい。そのため、第2の実施形態にあっては、作業者の負担をネジを着脱する作業に比べて軽減でき、よってリモコン装置103のメンテナンス性を向上させることができる。
なお、上記した各実施形態および各変形例では、リモコン装置3,103がトイレ室Rに設けられる場合を例にとって説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、例えば、リモコン装置3,103は、洗面所やキッチンといった水回り空間に設けられて、自動水栓装置等の水回り機器を遠隔制御するようにしてもよい。
また、上記した各実施形態および各変形例では、保持部20に係止部42,142が設けられる一方、リモコン本体10に被係止部66,166が設けられるようにしたが、これに限定されるものではない。すなわち、例えばリモコン本体10に係止部42,142が設けられる一方、保持部20に被係止部66,166が設けられるようにしてもよい。このように、係止部42,142は、リモコン本体10および保持部20の一方側に設けられ、被係止部66,166が他方側に設けられてもよい。
また、上記では、第1の実施形態に係る第2固定部60において、突起部62が本体側挿入穴16に圧入されることで、リモコン本体10へ装着されるようにしたが、これに限定されるものではない。すなわち、第2固定部60は、突起部62の本体側挿入穴16への圧入に代えて、例えばネジなどを用いてリモコン本体10へ装着されてもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
3,103 リモコン装置
6 便器洗浄装置
7 便座装置
10 リモコン本体
20 保持部
30,130 固定部
40,140 第1固定部
42,142 係止部
43,143 係止爪
44,144 支柱部
60,160 第2固定部
65 スリット
66,166 被係止部

Claims (9)

  1. 機器を遠隔制御するリモコン本体と、
    壁面に固定されるとともに、前記リモコン本体を着脱可能に保持する保持部と、
    前記リモコン本体および前記保持部の一方側に設けられる係止部と、他方側に設けられて前記係止部が係止可能な被係止部とを含み、前記係止部が前記被係止部に係止されることで前記リモコン本体を前記保持部に対して固定する固定部と
    を備え、
    前記固定部は、
    前記係止部と前記被係止部との係止部分が前記リモコン本体の正面視において隠れる位置に配置されるように形成されること
    を特徴とするリモコン装置。
  2. 前記係止部は、
    係止爪と、
    前記係止爪を支持する支柱部と
    を備え、
    前記係止爪は、
    前記支柱部の弾性変形により前記被係止部に係止されること
    を特徴とする請求項1に記載のリモコン装置。
  3. 前記固定部は、
    前記リモコン本体の下方に配置されること
    を特徴とする請求項1または2に記載のリモコン装置。
  4. 前記係止部は、
    前記リモコン本体の正面側から、前記係止部と前記被係止部との係止を解除する解除用工具によって押圧されて後方へ撓むことで、前記被係止部との係止が解除されること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のリモコン装置。
  5. 前記固定部は、
    前記係止部を有する第1固定部材と、
    前記被係止部と、前記解除用工具が挿通可能なスリットとを有する第2固定部材と
    を備え、
    前記係止部は、
    前記スリットに挿通された前記解除用工具によって押圧されることで、前記被係止部との係止が解除されること
    を特徴とする請求項4に記載のリモコン装置。
  6. 前記スリットは、
    前記リモコン本体の正面側から後方へ向かうにつれて幅が狭くなるテーパ状に形成されること
    を特徴とする請求項5に記載のリモコン装置。
  7. 前記係止部は、
    前記リモコン本体の正面側から前記解除用工具によって押圧されて後方へ撓んで前記被係止部との係止が解除されるとき、後方に位置する前記壁面に当接するように形成されること
    を特徴とする請求項4〜6のいずれか一つに記載のリモコン装置。
  8. 前記固定部は、
    前記リモコン本体および前記保持部とは別体に構成されること
    を特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載のリモコン装置。
  9. 前記固定部は、
    前記リモコン本体および前記保持部に装着されて前記係止部が前記被係止部に係止されるとともに、前記係止部と前記被係止部との係止が解除された状態のとき、前記リモコン本体および前記保持部の少なくともいずれかへの装着が維持されること
    を特徴とする請求項8に記載のリモコン装置。
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