JP2019177073A - 遊技機島の製造方法及び遊技機島 - Google Patents

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慶吾 永田
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Abstract

【課題】遊技機島の製造において、製造コストを低減し、施工開始後の作業を簡易化するための技術を提供することを課題とする。【解決手段】外壁保持部材37,38によって外壁材が保持された壁分を有する遊技機島を形成する際、規定寸法に基づく大きさのユニット体31,33を予め形成する。そして、ユニット体31,33を並べることで外壁保持部材37,38の少なくとも一部を形成する構造体を形成し、この構造体を間隔を空けて並べた荷重支持部材30に対して固定する。さらに、この構造体は、ユニット体31,33を並べることでユニット体31,33の並列方向の合計長さを規定長さにできない場合に、ユニット体31,33と近接する位置に不足分の大きさを補う調整部材32、34を配することで形成されるものとする。【選択図】図2

Description

本発明は、遊技機を配置するための遊技機島の製造方法及び遊技機島に関する。
ぱちんこ機やスロット機等の遊技機が設置されている遊技場では、一般的に、遊技機島と称される構造物が設けられている。そして、この遊技機島には、遊技機が設置されると共に、設置された遊技機への遊技媒体の供給や、遊技機からの遊技媒体の回収を可能とするための各種部材が内蔵されている。
このような遊技機島として、例えば、特許文献1に開示されたものがある。
特許文献1に開示された遊技機島(遊技島)は、左右に所定間隔(ユニット間隔Ly)を開けて配列したフレーム部材と、左右側部がフレーム部材に取り付けられる上段ユニット及び下段ユニットを備えたものとなっている。
すなわち、左右方向で離れた2つのフレーム部材の一方と他方のそれぞれに上段ユニット及び下段ユニットの左右方向における両端部のそれぞれが固定され、上段ユニット及び下段ユニットがこの2つのフレーム部材の間で延びた構造となっている。そして、複数の上段ユニット、複数の下段ユニットが左右方向で並列することで、それぞれ遊技島の上側壁部分の基礎となる部分と、下側壁部分の基礎となる部分が形成されている。
この遊技機島を構築する際には、フレーム部材の配置間隔に合わせた大きさの上段ユニット及び下段ユニットを形成する。つまり、上段ユニット及び下段ユニットは、左右方向の長さがフレーム部材の配置間隔と同等程度の長さとなっている。そして、左右方向で隣合う2つの上段ユニット同士の境界部分と、下段ユニット同士の境界部分とが1つのフレーム部材に固定された状態となる。
特開2008−148940号公報
ここで、フレーム部材の間隔は、遊技機島に設置する遊技機や台間機器(所謂玉貸機等)の数や大きさ、遊技場(遊技機島の設置場所)の状況等に応じて適宜決定される。
このため、特許文献1に記載の遊技機島では、遊技機や台間機器の選定が完了しない場合、フレーム部材の配置間隔が決まらず、上段ユニットや下段ユニットを形成できないという問題があった。
すなわち、遊技機や台間機器の選定には、一般的に時間がかかることが多いため、施工の開始が遅れてしまい、遊技機島を期日までに構築することが困難となる場合があった。
また、施工開始後に台間機器等を追加配置することが決定された場合、フレーム部材の配置間隔を変更する必要が生じてしまう。この場合もまた、変更後の配置間隔に合わせて上段ユニット及び下段ユニットを再作製する必要が生じてしまうので、遊技機島の期日までの構築が困難となる。
以上のことから、施工開始後の作業を簡易化し、遊技機島をいち早く構築したいという欲求があった。
さらに、遊技機島を構築する毎に、フレーム部材の配置間隔に合わせてその都度上段ユニット及び下段ユニットを作製するので、構築する遊技機島毎に上段ユニット及び下段ユニットの大きさが異なるものとなってしまう。このことから、大量生産に向かず、遊技機島の製造コストを低減する上で改善の余地があった。
そこで本発明は、遊技機島の製造において、製造コストを低減し、施工開始後の作業を簡易化するための技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、遊技機を設置する配設部と、前記配設部の上部側に位置する上部側壁部と、前記配設部の下部側に位置する下部側壁部と、前記上部側壁部又は前記下部側壁部の少なくとも一方を支持する荷重支持部材とを有し、さらに前記上部側壁部又は前記下部側壁部の少なくとも一方は、外壁材と立体構造の外壁保持部材を有し、前記外壁保持部材によって前記外壁材が保持されている遊技機島の製造方法であって、前記外壁保持部材の一部又は全部を有し、規定寸法に基づく大きさのユニット体を形成するユニット体形成工程と、複数の前記荷重支持部材を間隔を空けて並べる支持部材配置工程と、少なくとも一の前記ユニット体が含まれ、複数の前記荷重支持部材に固定する構造体を形成する構造体形成工程とを含み、前記構造体形成工程では、前記ユニット体を並べることで前記ユニット体の並列方向の合計長さを規定長さにできない場合に、前記ユニット体と近接する位置に不足分の大きさを補う調整部材を配することを特徴とする遊技機島の製造方法である。
本発明の遊技機島の製造方法では、上部側壁部や下部側壁部といった壁部分の少なくとも一部を形成するユニット体を規定寸法に基づく大きさで形成する。そして、このユニット体を複数並べる、又は、少なくとも一つのユニット体と少なくとも一つの調整部材を並べることで構造体を形成し、この構造体によって壁部分を形成することができる。
すなわち、ユニット体を複数並べることで、ユニット体の並列方向の合計長さが規定長さとなる場合には、規定大きさのユニット体を並べて構造体を形成する。対して、規定大きさのユニット体を複数並べても構造体の長さを規定長さにできない場合には、ユニット体と調整部材によって構造体を形成する。
このことから、構築する遊技機島の全体の大きさが変わり、壁部分の構築において必要とされる構造体の大きさが変わっても、ユニット体の数を可変させたり、必要に応じて一部分を調整部材で形成したりすることで、必要な大きさの構造体を構築できる。
また、支柱部材(荷重支持部材)の配置間隔に関わらず、規定大きさのユニット体によって構造体の全部又は大部分を構築するので、支柱部材の配置間隔が決定される前からユニット体の生産が可能となる。
つまり、本発明の遊技機島の製造方法では、構築する遊技機島の大きさや、支柱部材の配置間隔が変わっても同一のユニット体を使用して壁部分を構築可能である。このことから、ユニット体の事前の大量生産が可能となり、製造コストを低減や、施工開始後の作業の簡易化(施工期間の短縮)が可能となる。
請求項2に記載の発明は、前記ユニット体形成工程では、前記上部側壁部の前記外壁保持部材の一部又は全部となる前記ユニット体と、前記下部側壁部の前記外壁保持部材の一部又は全部となる前記ユニット体とをそれぞれ形成し、前記支持部材配置工程では、複数の前記荷重支持部材のそれぞれを設置場所の床に対して固定し、一の前記荷重支持部材に対し、前記上部側壁部の一部を形成する前記外壁保持部材を固定し、且つ、前記下部側壁部の一部を形成する前記外壁保持部材を固定することを特徴とする請求項1に記載の遊技機島の製造方法である。
かかる構成では、より多くの壁部分をユニット体を使用して構築可能であり、製造コストのさらなる低減や、施工開始後の作業のさらなる簡易化を図ることができる。また、床に固定した荷重支持部材に対して外壁保持部材を固定する構造であるので、荷重支持部材からの荷重を床で支えることが可能となり、製造した遊技機島を安定させることが可能である。
請求項3に記載の発明は、前記支持部材配置工程に先だって、前記支持部材配置工程で並列配置する複数の前記荷重支持部材の配置位置を決定する配置位置決定工程を実施し、前記ユニット体形成工程は、前記配置位置決定工程に先だって実施する工程であることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機島の製造方法である。
かかる構成では、荷重支持部材の配置位置が決定される前にユニット体を製造するので、ユニット体の事前の大量生産が可能となる。
請求項4に記載の発明は、前記構造体は、少なくとも一つの前記ユニット体と少なくとも一つの前記調整部材が並べられて形成される、又は、複数の前記ユニット体が並べられて形成されるものであり、前記構造体を複数の前記荷重支持部材に固定する際、少なくとも一の前記ユニット体の一部分であり、前記構造体を構成する部材の並列方向における両端部分から離れた部分を一の前記荷重支持部材に固定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の遊技機島の製造方法である。
上記した遊技機島の製造方法では、このようにユニット体を固定することが好ましい。
請求項5に記載の発明は、遊技機を設置する配設部と、前記配設部の上部側に位置する上部側壁部と、前記配設部の下部側に位置する下部側壁部と、前記上部側壁部又は前記下部側壁部の少なくとも一方を支持する荷重支持部材とを有し、さらに前記上部側壁部又は前記下部側壁部の少なくとも一方は、外壁材と立体構造の外壁保持部材を有し、前記外壁保持部材によって前記外壁材が保持されている遊技機島の製造方法であって、前記外壁保持部材の一部又は全部を有し、規定寸法に基づく大きさのユニット体を形成するユニット体形成工程と、複数の前記荷重支持部材の配置位置を決定する配置位置決定工程と、複数の前記荷重支持部材を間隔を空けて並べる支持部材配置工程を含み、前記ユニット体形成工程は、前記配置位置決定工程に先だって実施可能であることを特徴とする遊技機島の製造方法である。
本発明もまた、上記したように荷重支持部材の配置位置が決定される前にユニット体を製造するので、ユニット体の事前の大量生産が可能となる。
請求項6に記載の発明は、遊技機を設置する配設部と、外壁保持部材に外壁材が保持されて形成される壁部分と、前記壁部分を支持する荷重支持部材とを有する遊技機島であり、遊技場に構築される遊技機島の製造方法であって、前記外壁保持部材の一部又は全部を有し、規定寸法に基づく大きさのユニット体を前記遊技場の外で形成するユニット体形成工程と、複数の前記荷重支持部材の配置位置を決定する配置位置決定工程と、前記遊技場の中で複数の前記荷重支持部材のそれぞれを設置場所の床に対して固定し、間隔を空けて並べる支持部材配置工程と、少なくとも一の前記ユニット体が含まれ、複数の前記荷重支持部材に固定する構造体を形成する構造体形成工程とを含み、前記ユニット体形成工程を前記配置位置決定工程に先だって実施し、前記構造体形成工程は、前記構造体の長さを調整する調整工程を含み、前記調整工程は、複数の前記ユニット体を連結させて前記構造体を形成できない場合に、前記構造体の不足分を他部材、又は、前記ユニット体に基づいて形成される部材によって形成する工程であることを特徴とする遊技機島の製造方法である。
本発明もまた、製造コストの低減や施工開始後の作業の簡易化が可能となる。
請求項7に記載の発明は、遊技機を設置する配設部を有し、当該配設部の上部側に上部側壁部があり、前記配設部の下部側に下部側壁部を有し、前記上部側壁部又は前記下部側壁部の少なくとも一方は、外壁材と立体構造の外壁保持部材を有し、前記外壁保持部材によって前記外壁材が保持されている遊技機島において、ユニット体と、複数の荷重支持部材を有し、前記ユニット体は、少なくとも前記外壁保持部材の一部を構成する部材を含み、前記荷重支持部材は、前記ユニット体が取り付けられて前記ユニット体の垂直荷重を支持するものであり、前記外壁保持部材は、前記ユニット体を含んで形成される構造体によって少なくとも一部が形成されるものであり、前記構造体は、複数の前記ユニット体を並列配置して形成される、又は、前記ユニット体と前記ユニット体とは並列方向の長さが異なる調整部材を並列配置して形成されるものであり、前記構造体は、隣接する前記ユニット体同士、又は、隣接する前記ユニット体と前記調整部材の端面が接触又は近接する境界部があり、少なくとも一つの前記境界部は、前記構造体を構成する部材の並列方向において、前記荷重支持部材から離れた位置にあることを特徴とする遊技機島である。
本発明の遊技機島は、安価に製造可能であり、製造時における施工開始後の作業を簡易化できる。
請求項8に記載の発明は、遊技球を上方へ搬送するための揚送装置と、前記揚送装置に流入する遊技球が流れる導入用流路とを備え、少なくとも一つの前記荷重支持部材は、下記(a)〜(c)のいずれかによって形成されていることを特徴とする請求項7に記載の遊技機島である。
(a)前記揚送装置と連結されて上方に延びる揚送流路の水平方向への移動を規制する規制部を備えた柱状体及び/又はその土台部分、
(b)前記揚送装置と連結されて上方に延びる揚送流路を配設する空間の外側で縦材及び横材を枠組みして形成される枠柱体及び/又はその土台部分、
(c)前記揚送装置の外側に配される箱体又は枠体であり、前記導入用流路の一部を取り付ける流路取付部を備え、内側に前記揚送装置の少なくとも一部を配される外郭部材、及び/又は、当該外郭部材から上方に延びる柱状体。
かかる構成では、揚送流路と隣接する位置で揚送流路の位置ずれを防止する柱状体や枠柱体、さらには揚送装置の外郭部材から延びる柱状体を荷重支持部材として使用する。このことから、揚送装置周辺の柱状の部材を配置し難い(配置できない)位置に、構造体の荷重を支持する部分を形成できる。
また、揚送流路の位置ずれを防止する柱状体や枠柱体を利用して荷重支持部材を形成する場合、不必要に部材を増やすことなく構造体の荷重を支持する部分を増やすことが可能となり、遊技機島の全体強度の向上を図ることができる。
請求項9に記載の発明は、前記上部側壁部は、前記外壁保持部材の一部を構成する前記ユニット体である上側ユニット体を有し、前記上側ユニット体は、上側上板部と、当該上側上板部の下方側に位置する上側下板部と、前記上側上板部と前記上側下板部を連結する上側立板部を有し、前記荷重支持部材の少なくとも一つは、前記上側ユニット体を固定するための上側取付部を有し、前記上側上板部及び前記上側下板部に締結要素が挿通され、前記上側上板部及び前記上側下板部と前記上側取付部とが一体に固定されていることを特徴とする請求項7又は8に記載の遊技機島である。
本発明の遊技機島は、このような構成であることが好ましい。
請求項10に記載の発明は、前記下部側壁部は、前記外壁保持部材の一部を構成する前記ユニット体である下側ユニット体を有し、前記荷重支持部材の少なくとも一つは、前記下側ユニット体を固定するための下側取付部を有し、前記下側取付部は、前記下側ユニット体を載置するためのユニット載置部と、前記ユニット載置部よりも内側で上下方向に延びる下側添設体を有し、前記下側添設体は、前記下側ユニット体に内側から接触しており、前記下側ユニット体の内側部分と前記下側添設体は、締結要素が挿通されて一体に固定されていることを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の遊技機島である。
かかる構成によると、下側ユニット体を固定する際の位置合わせが容易であり、下側ユニット体を簡易に固定可能であるので好ましい。
請求項11に記載の発明は、前記下側ユニット体は、膳板の少なくとも一部を形成する膳板形成部材と、下端側部分を形成する下側下板部を有し、前記膳板形成部材及び前記下側下板部は、いずれも平板状の部材であり、且つ、いずれも端面から前記締結要素が挿入されていることを特徴とする請求項10に記載の遊技機島である。
かかる構成では、下側ユニット体を固定する際、下側ユニット体の背板部分を厚くしたりすることなく、下側ユニット体に締結要素を深く挿し込むことが可能であるので、簡易かつ強固に固定する上でより好ましい。
請求項12に記載の発明は、前記上部側壁部と前記下部側壁部は、それぞれ異なる前記構造体によって少なくとも一部が形成されるものであり、前記上部側壁部の少なくとも一部を形成する前記構造体の前記境界部のうちの少なくとも一つと、前記下部側壁部の少なくとも一部を形成する前記構造体の前記境界部のうちの少なくとも一つとが、いずれも前記構造体を構成する部材の並列方向において、前記荷重支持部材から離れた位置にあることを特徴とする請求項7乃至11のいずれかに記載の遊技機島である。
かかる構成では、より多くの壁部分がユニット体を使用して構築されており、より安価に製造可能であると共に、施工開始後の作業をより簡易化できる。
請求項13に記載の発明は、遊技機を設置する配設部を有し、当該配設部の上部側に上部側壁部があり、前記配設部の下部側に下部側壁部を有する遊技機島において、複数のユニット体と、複数の荷重支持部材を有し、前記ユニット体は、前記上部側壁部及び/又は前記下部側壁部の一部を形成する立体構造の部材であり、前記荷重支持部材は、前記ユニット体が取り付けられて前記ユニット体の垂直荷重を支持するものであり、複数の前記ユニット体が並べられた状態で前記荷重支持部材に支持され、隣接する前記ユニット体同士の端面が接触又は近接する境界部があり、当該境界部のいずれかは前記荷重支持部材から前記ユニット体の並列方向に離れた位置にあることを特徴とする遊技機島である。
本発明の遊技機島もまた、安価に製造可能であり、製造時における施工開始後の作業を簡易化できる。
本発明によると、遊技機島を安価に製造可能であり、製造時における施工開始後の作業を簡易化できる。
本発明の実施形態に係る遊技機島を示す斜視図である。 図1で示される遊技機島の内部側の主要部を示す斜視図であり、一部分を拡大して示す。 図2で示される第一支柱部材を示す斜視図である。 図3で示される上側横桟部材を示す斜視図である。 (a)は、図3で示される第一上側取付部を示す斜視図であり、(b)は、図3で示される第一下側取付部を示す斜視図である。 図3で示されるアンカー連結部を示す斜視図である。 図2で示される第二支柱部材を示す斜視図であり、一部分を拡大して示す。 図7で示される第二上側取付部の連結体部を示す斜視図であり、(a)、(b)はそれぞれ異なる方向からみた斜視図である。 (a)は、図7で示される第二上側取付部の第一固定片部を示す斜視図であり(b)は、図7で示される第二上側取付部の第二固定片部を示す斜視図である。 図7で示される第二下側取付部を示す分解斜視図である。 図2で示される上側ユニット体を示す図であり、(a)は一部を拡大して示す斜視図、(b)は(a)のA−A断面図である。 図2で示される上側調整部材を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は平面図である。 図2で示される下側ユニット体を示す図であり、(a)は一部を拡大して示す斜視図、(b)は(a)のB−B断面図である。 図2で示される下側調整部材を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は平面図である。 図2で示される下側調整部材であり、図14とは異なる下側調整部材を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は平面図である。 遊技機島の製造手順を示す説明図であり、遊技場の床面にベース部材を固定した状態を示す。 図16に続いてベース部材に支柱部材の下端側部分を固定する様子を示す説明図である。 図16に続いてベース部材に支柱部材が取り付けられた状態を示す説明図である。 図18に続いて支柱部材間に研磨機ユニットを配設した様子を示す説明図である。 並列配置した支柱部材に対して、下側連結構造体を取り付ける様子を示す説明図であり、一部を省略して示す。 並列配置された支柱部材に下側連結構造体が取り付けられた状態を模式的に示す説明図である。 下側連結構造体の一部を第二支柱部材に固定する手順を示す説明図であり、(a)、(b)の順に固定する。 並列配置した支柱部材に対して、上側連結構造体を取り付ける様子を示す説明図であり、一部を省略して示す。 並列配置された支柱部材に上側連結構造体が取り付けられた状態を模式的に示す説明図である。 上側連結構造体の一部を第二支柱部材に固定する手順を示す説明図であり、(a)、(b)の順に固定する。 2つの上側連結構造体に対して天板を固定する様子を示す説明図であり、(a)、(b)の順に固定する。 上側連結構造体に対して外壁面を形成する各種部材を取り付ける様子を示す説明図であり、(a)、(b)の順に取り付ける。 下側連結構造体に対して外壁面を形成する各種部材を取り付ける様子を示す説明図であり、(a)、(b)の順に取り付ける。 第一レール部材及び第二レール部材に対して腰板を取り付ける様子を示す説明図である。 上記とは異なる実施形態に係る遊技機島の主要部を模式的に示す説明図であり、(a)、(b)は、それぞれ異なる遊技機島を示す。 (a)は上記とは異なる実施形態に係る上側調整部材を示す斜視図であり(b)は上記とは異なる実施形態に係る下側調整部材を示す斜視図である。 上記とは異なる実施形態に係る上側調整部材を取り付ける様子を示す説明図である。 上記とは異なる実施形態に係る支柱部材を示す斜視図である。 上記とは異なる実施形態に係る支柱部材の下方側部分を示す斜視図である。 上記とは異なる実施形態に係る支柱部材の下方側部分を示す斜視図であり、(a)は、ベース部材に直接固定した様子を示し、(b)は、下端側部分にアンカー連結部を取り付けた様子を示す。 上記とは異なる実施形態に係る支柱部材を示す斜視図である。 本発明の遊技機島内に配置可能な柱状立設体を示す説明図であり、下側の土台部分を省略して示す。 上記した実施形態とは異なる研磨機ユニットを示す分解斜視図であり、研磨揚送装置を模式的に示す。 (a)は、異なる2つの上側連結構造体に補助連結部材を取り付けた状態を示す説明図であり、(b)は、異なる2つの下側連結構造体に補助連結部材を取り付けた状態を示す説明図である。 上記とは異なる実施形態に係る支柱部材に上側連結構造体を取り付ける様子を示す説明図であり、(a)、(b)の順に取り付ける。 上記とは異なる実施形態に係る支柱部材に上側連結構造体を取り付ける様子を示す説明図であり、(a)、(b)の順に取り付ける。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。また、前後、上下、左右の方向は、特に断りのない限り、図1を基準に説明とする。
なお、以下の各実施形態は、本発明を具体化した例であり、本発明がこれらの例に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係る遊技機島1は、図1で示されるように、複数の遊技機2を配設するための構造物であり、全体の外形が略直方体状となる箱型構造物となっている。
すなわち、遊技機島1は、長手方向の一端側及び他端側のそれぞれに位置する2つの長手側壁部10と、短手方向の一端側及び他端側のそれぞれに位置する2つの短手側壁部11(一方については図1では図示しない)からなる4つの側壁部分を有する。
長手側壁部10は、主に装飾を目的とする板状部材(後述する妻板部材41)によって形成される側壁部分である。この長手側壁部10は、必要に応じて呼出ランプ等の機器(島用設備)が取り付けられる部分である。
短手側壁部11は、遊技機2の取り付け部分が形成される側壁部分であり、上側の外壁部分を形成する上部側壁部15(壁部分)と、下側の外壁部分を形成する下部側壁部16(壁部分)と、これらの間に位置する機器配置部17(配設部)を有する。
すなわち、短手側壁部11には、高さ方向における中央側部分に、遊技機2や台間機器20等を配置するための空間である機器配置部17が形成されている(図2等参照)。
なお、図1では、作図の都合上、一部の遊技機2にのみ符号を付しており、他への符号を省略している。また、他部材(例えば、図1では台間機器20、台間板部材44等)についても同様に、複数のうちの一部にのみ適宜符号を付し、他への符号を省略している。このことは、以下の図面においても同様であり、適宜一部の符号を省略している。
下部側壁部16は、遊技機2の下方側に位置する膳板部分25と、この膳板部分25の下方側に隣接する外壁部分を形成している。
機器配置部17は、遊技機島1の内外を連通し、遊技機島1の長手方向に沿って延びる空間である(図2参照)。
ここで、本実施形態では、機器配置部17に配置する遊技機2として、所謂ぱちんこ機(弾球遊技機)を採用している。つまり、この遊技機2は、遊技球(ぱちんこ球であり遊技媒体)を本体内の遊技領域に打ち出し、遊技領域に形成された入賞口に入賞させる遊技が可能となっている。
また、本実施形態では、機器配置部17に配置する台間機器20として、遊技媒体貸出機(所謂玉貸機)を採用している。
遊技媒体貸出機は、遊技者に対して遊技球(遊技媒体)を貸し出すための装置である。
また、この他、台間機器20としては、例えば、分煙用装置が採用できる。
例えば、本実施形態では、2つの遊技機2の間に一つの台間機器20を設けているが、これに替わって複数の台間機器20を設けてもよい。すなわち、2つの遊技機2の間に二つの台間機器20を設け、それぞれの台間機器20として遊技媒体貸出機と、分煙用装置を採用してもよい。
なお、ここでいう分煙用装置は、所定の席から臨席へ向かう煙草の煙の流れを遮断(又は抑制)するための装置である。この分煙用装置としては、空気を吹き出すエアーカーテン装置や、物理的に煙を遮断する板状体(分煙ボード)を備えた遮蔽装置がある。
そして、機器配置部17において、遊技機2と台間機器20が配置されていない部分には、遊技機島1の外壁面(短手側壁部11の外壁面)の一部を形成する板部材(後述する台間板部材44)を配置している。すなわち、機器配置部17では、一部に遊技機2と台間機器20が配置され、他の一部が台間板部材44で覆われた状態となっている。つまり、短手側壁部11では、遊技機2、台間機器20、台間板部材44が遊技機島1の内部空間と外部を隔てるように配置されており、これらによって遊技機島1の内外が分断された状態(空間が埋められた状態)となっている。
なお、遊技機2は、図1で示されるように、遊技機島1の長手方向に沿って並列するようにそれぞれ配されている。つまり、遊技機島1の長手方向とは、複数の遊技機2の並列方向でもある。また、遊技機島1の短手方向は、水平面に平行であって遊技機2の並列方向と交わる方向である。
ここで、遊技機島1は、図2で示されるように、内部に複数の支柱部材30(荷重支持部材)を備えた構造となっている。さらに、上側ユニット体31(ユニット体)と、上側調整部材32(調整部材)と、下側ユニット体33(ユニット体)と、下側調整部材34(調整部材)を備えた構造となっている。
詳しくは後述するが、複数の上側ユニット体31と複数の上側調整部材32によって上側連結構造体37(外壁保持部材、構造体)が形成されており、この上側連結構造体37が複数の支柱部材30の上側部分に対して取り付けられている。同様に、複数の下側ユニット体33と複数の下側調整部材34によって下側連結構造体38(外壁保持部材、構造体)が形成されており、この下側連結構造体38が複数の支柱部材30の下側部分に対して取り付けられている。その上で、これらに天板部材40、妻板部材41、幕板部材42、ランプ板形成部材43、台間板部材44、腰板部材45等の遊技機島1の外壁面を形成する部材(外壁材)が取り付けられ(図1参照、詳しくは後述する)、遊技機島1の壁部分が形成されている。
支柱部材30には、具体的には、図2で示されるように、遊技機島1の長手方向における端部側に配される第一支柱部材50と、遊技機島1の長手方向における中央側に配される第二支柱部材51とが含まれる。つまり、本実施形態の遊技機島1は、形状の異なる2つの支柱部材30を有する。
第一支柱部材50は、金属製の部材であり、図3で示されるように、支柱本体部55と、第一上側取付部56と、第一下側取付部57と、アンカー連結部58を備えた構造となっている。
支柱本体部55は、上下方向に延びる2つの縦桟部材55aと、この2つの縦桟部材55aの上端側を連結するように延びる上側横桟部材55bと、2つの縦桟部材55aの下端側を連結するように延びる下側横桟部材55cを有している。そして、これらが一体に固定されて形成されている。
縦桟部材55aは、断面形状が略コ字状で上下方向に延びる長尺部材となっている。
上側横桟部材55bは、図4で示されるように、金属板を適宜折り曲げ加工して形成される略直方体の長尺部材となっている。
すなわち、上側横桟部材55bは、上板部60及び下板部61と、上板部60及び下板部61の間に形成される内部空間を囲む4つの側壁部を有する。具体的には、長手方向における両端部にそれぞれ位置する2つの第一側壁部62と、短手方向の両端部にそれぞれ位置する2つの第二側壁部63を有する構造となっている。
なお、2つの第二側壁部63の一方は、外部と内部空間を連通する欠落部63aを有している。そして、この欠落部63aは、第二側壁部63の高さ方向における中央側で、第二側壁部63を上側部分と下側部分の2つに分断するように、上側横桟部材55bの長手方向に沿って延びている。
ここで、下板部61には、下板部61を上下方向(厚さ方向)に貫通する縦桟取付孔64が形成されている。この縦桟取付孔64は、上記した縦桟部材55a(図3参照)を挿入するための孔であり、長手方向で離れた位置にそれぞれ一つずつ形成されている。
すなわち、上側横桟部材55bと縦桟部材55aは、縦桟部材55aのそれぞれの上端側部分が上側横桟部材55bの内部空間に挿入された状態で一体に固定される(図3参照)。
下側横桟部材55cは、図3で示されるように、上側横桟部材55bと同じく上板部60、下板部61と4つの側壁部を有する。すなわち、上側横桟部材55bと略同形の部材であり、重複する詳細な説明を省略する。
この下側横桟部材55cは、下板部61ではなく上板部60に縦桟取付孔64が形成されている点で上側横桟部材55bと異なる構造となっている。また、下側横桟部材55cは、長手方向の長さが上側横桟部材55bよりも長い点でも上側横桟部材55bとは異なる部材となっている。
つまり、支柱本体部55では、それぞれ上端側周辺と下端側周辺で同方向に延びる(互いに平行となるように延びる)上側横桟部材55bと下側横桟部材55cとが、2つの縦桟部材55aによって連結された状態となっている。
ここで、2つの縦桟部材55aは、いずれも上側横桟部材55b、下側横桟部材55cの長手方向(遊技機島1の短手方向)の両端からそれぞれ中央側に離れた位置に連結されている。そして、上側横桟部材55bの長手方向における両端部分(2つの第一側壁部62、図4参照)のそれぞれが、第一上側取付部56を固定するための取付片部として機能する。同様に、下側横桟部材55cの長手方向における両端部分に位置するそれぞれの側壁部が、第一下側取付部57を固定するための取付片部として機能する。
第一上側取付部56は、金属板を折り曲げ加工して形成される部材であり、図5(a)で示されるように、柱連結部68と固定板部69を有する。
柱連結部68は、固定板部69を支柱本体部55に固定するための部分であり、固定板部69と支柱本体部55の間に介在する部分である(図3参照)。この柱連結部68は、上下方向に延びる立板状の連結板本体68aと、連結板本体68aの幅方向の縁端部分の一方を折り曲げて形成される補強壁部68bと、連結板本体68aの下端部分を段状に折り曲げて形成される屈曲板部68cを有する。
ここで、固定板部69は、連結板本体68aの幅方向における縁端部分の他方と連続している。つまり、連結板本体68a、補強壁部68b、固定板部69は、平面視形状が略コ字状となるように連続しており、いずれも上下方向に延びる立板状部分となっている。つまり、補強壁部68bと固定板部69は、いずれも連結板本体68aから同方向に突出している。そして、補強壁部68bと、固定板部69の突出方向における基端側の一部分とが、突出方向と直交する方向で離間対向している。
屈曲板部68cは、連結板本体68aの下端側から突出する平板状部分と、平板状部分の突出端から下方に延びる立板状部分を有する。そして、この屈曲板部68cの平板状部分は、補強壁部68b及び固定板部69と同方向に突出している。
固定板部69は、外形が略長方形状となる立板状部分であり、詳細には、いくつかの角部分を欠落させたような板状部分となっている。この固定板部69の上端部分は、柱連結部68の上端部分よりも上側に位置しており、突出方向の長さが補強壁部68bの同方向の長さよりも長くなっている。すなわち、固定板部69は、補強壁部68bよりも大型の立板状部材となっており、適宜の部分に固定板部69を厚さ方向に貫通する貫通孔が形成されている。
第一下側取付部57は、図5(b)で示されるように、柱連結部75と、固定板部76と、補助添板部77とを有する。
柱連結部75は、固定板部76及び補助添板部77を支柱本体部55に固定するための部分である(図3参照)。具体的には、この柱連結部75は、図5(b)で示されるように、上下方向に延びる略長方形立板状の連結板本体75aと、連結板本体75aの幅方向における縁端部分の一方を折り曲げて形成される補強壁部75bとを有する。
ここで、固定板部76は、連結板本体75aの幅方向における縁端部分の他方と連続している。つまり、連結板本体75a、補強壁部75b、固定板部76は、平面視形状が略コ字状となるように連続しており、いずれも上下方向に延びる立板状部分となっている。つまり、補強壁部75bと固定板部76は、いずれも連結板本体75aから同方向に突出している。そして、補強壁部75bと、固定板部76の突出方向における基端側の一部分が、突出方向と直交する方向で離間対向している。
固定板部76は、補強壁部75bよりも突出方向の長さが長く、補強壁部75bよりも大型の略長方形立板状の部分である。また、この固定板部76には、適宜の部分に固定板部76を厚さ方向に貫通する貫通孔が形成されている。
補助添板部77は、固定板部76の突出端部分のうち、下端側部分から延びる略長方形立板状の部分である。この補助添板部77は、詳細には、補強壁部75bから離れる方向であり、補強壁部75b側から固定板部76側へ向かう方向に延びる立板状部分となっている。言い換えると、固定板部76の下側部分と補助添板部77とは、略L字状に連続している。
アンカー連結部58は、図6で示されるように、下板部58a及び立板部58bが連続して形成される略L字板状の本体部分と、立板部58bの上端部分の一部から突出する上板部58cを備えた構造となっている。
上板部58cは、立板部58bの上端部分のうち、中央側の一部分から突出する平板状部分であり、下板部58aと離間対向する部分となっている。
第一支柱部材50では、図3で示されるように、上側横桟部材55bの長手方向における両端部分のそれぞれに第一上側取付部56を一つずつ取り付けている。
詳細には、上側横桟部材55bの第一側壁部62(図4参照)と、第一上側取付部56の連結板本体68aの下端側部分を重ね合わせ、これらを適宜な固定手段で一体に固定している。
なお、ここでいう「固定手段」とは、締結要素や、接着剤等の複数部材の間に介在して接着力を発揮する部材、溶接等の接合部を連続性のある一体化された一部材とする手段を含むものとする。また、このことは、以下の記載においても同様のものとする。さらに、ここでいう「締結要素」とは、ネジ、釘、ボルトといった、複数部材を貫通して(又は少なくとも一部材を貫通すると共に他の一部材内に挿通して)一体に固定する棒状の固定手段とし、以下の記載においても同様のものとする。
また、第一支柱部材50の下側部分では、2つの第一下側取付部57の上端側部分同士が下側横桟部材55cに連結されており、2つの第一下側取付部57の下端側部分同士がアンカー連結部58によって連結されている。
すなわち、下側横桟部材55c、2つの第一下側取付部57、アンカー連結部58が四角環状に連続した状態となっている。
具体的には、下側横桟部材55cの長手方向における端部側に位置する側壁部と、第一下側取付部57の連結板本体75aの上端部分とを重ね合わせ、これらを適宜な固定手段で一体に固定している。さらに、第一下側取付部57の固定板部76の下端部分と、アンカー連結部58の立板部58bとを重ね合わせ、これらを適宜な固定手段で一体に固定している。
以上のことから、第一支柱部材50の上側部分では、2つの固定板部69がいずれも上側横桟部材55bの長手方向外側へ向かって突出しており、上側横桟部材55bの長手方向の端部周辺から上側に延びている。
また、第一支柱部材50の下側部分では、2つの固定板部76がいずれも下側横桟部材55cの長手方向外側へ向かって突出しており、下側横桟部材55cよりもやや下方側から下端部分までの間で延びている。
第二支柱部材51は、金属製の部材であり、図7で示されるように、支柱本体部55と、第二上側取付部80(上側取付部)と、第二下側取付部81(下側取付部)と、アンカー連結部58を備えた構造となっている。
なお、支柱本体部55、アンカー連結部58については、上記した第一支柱部材50と同様の部材であるので、詳細な説明を省略する。
すなわち、第二支柱部材51は、第一支柱部材50の第一上側取付部56及び第一下側取付部57を、第二上側取付部80及び第二下側取付部81に取り換えるだけで形成可能となっている。言い換えると、これらの支柱部材30は、主要部分とは異なる部分を共通の部材で形成している。このような構造は、支柱部材30を大量生産する上で好ましい。
第二上側取付部80は、図7で示されるように、連結体部85と、第一固定片部86と、第二固定片部87を有している。
連結体部85は、図8で示されるように、平面視形状が略T字となる立板状の本体板部85aと、2つで一対の挟持板部85bと、下側取付片部85cを備えた構造となっている。
挟持板部85bは、本体板部85aの下方側に位置する部分(縦長の略長方形立板状の部分)と連続しており、詳細には、この部分の幅方向における両端のそれぞれから突出する板状部分となっている。
すなわち、2つの挟持板部85bは、いずれも縦長の板状部分であり、本体板部85aから同方向に突出し、突出方向と直交する方向で離間対向している。
なお、挟持板部85bの下端よりもやや上方側の部分は、他の部分よりも突出長さの長い部分となっている。すなわち、挟持板部85bは、突出方向基端側に位置する縦長の立板状部分と、この立板状部分の突出端からさらに突出する立板状の小片部分とを備えた構造となっている。
下側取付片部85cは、本体板部85aの下端側部分から外側に突出する平板状部分と、この平板状部分の突出端から下方に延びる立板状部分とを有している。下側取付片部85cの平板状部分は、長手方向の中央側部分が本体板部85aと連続しており、その突出方向が挟持板部85bの突出方向の逆向きとなっている。
第一固定片部86は、図9(a)で示されるように、金属板を段状に折り曲げて形成されるものであり、立板部86aと、略L字板状の連結板部86bと、平板状部86cとを有する構造となっている。
すなわち、連結板部86bは、立板部86aの上端側部分から水平方向に突出する平板状部分と、平板状部分の突出端から上方に突出する立板状部分を有する。そして、平板状部86cは、連結板部86bの立板状部分の上端部分から水平方向に突出しており、その突出方向が、立板部86aの上端部分から突出する平板状部分の突出方向と同方向となっている。
なお、ここでいう「水平方向」とは、完全に水平面と平行となる方向の他、微細に上下方向に傾いた方向(上下方向に1、2度程度傾いた方向)を含むものとする。すなわち、「水平方向」とは、水平方向成分を含む方向であって実質的に水平方向となる方向であり、以下の記載についても同様のものとする。
第二固定片部87は、図9(b)で示されるように、金属板を略L字状に折り曲げて形成される板状部材であり、立板部87aと、立板部87aの下端部分から水平方向に突出する平板状部87bを備えた構造となっている。
そして、図7で示されるように、連結体部85の本体板部85aの上側部分と下側部分のそれぞれに第一固定片部86、第二固定片部87を固定することで、第二上側取付部80が形成されている。
具体的には、第一固定片部86は、立板部86a(図9(a)参照)を本体板部85aに重ね合わせ、これらを適宜な固定手段で固定することにより、連結体部85に一体に固定された状態となっている。
また、第二固定片部87は、立板部87aを本体板部85aに重ね合わせ、これらを適宜な固定手段で固定することにより、連結体部85に一体に固定された状態となっている。
このとき、第二固定片部87は、平板状部87bの内側部分が、下側取付片部85cの平板状部分の上に載置された状態となっている。つまり、平板状部87bと立板部87aの境界に形成される角部分が、本体板部85aと下側取付片部85cの平板状部分の境界に形成される角部分に当接した状態となっている。また、平板状部87bの外側部分は、下側取付片部85cの立板状部分の上方で外側へ突出する部分となっている。
第二下側取付部81は、図7で示されるように、連結添板部90と、載置台形成部91を備えている。
連結添板部90は、図10で示されるように、上下方向に延びる立板状の部材であり、上方に位置する添板形成部90a(下側添設体)と、下方側に位置する連結板部90bが一体となって形成されている。
添板形成部90aは、縦長の略長方形立板状の部分であり、詳細には、下方側の角部分を切り落とした立板状部分である。添板形成部90aは、その大部分が、連結板部90bと比べて幅方向の長さが長くなっている。
連結板部90bは、細長い縦長の略長方形板状の部分であり、添板形成部90aの下端部分から下方へ向かって延びる部分である。
載置台形成部91は、縦長の略長方形立板状となる連結板部91aと、2つの突出板部91bと、2つの載置板部91c(ユニット載置部)と、補助添板部91dを有しており、これらが一体となって形成される。
突出板部91bは、連結板部91aの幅方向における両端部分のそれぞれから外側へ突出する立板状部分である。2つの突出板部91bは、連結板部91aから同方向に突出しており、突出方向と直交する方向で離間対向している。
載置板部91cは、突出板部91bの上端部分を折り曲げて形成される平板状部分である。2つの載置板部91cは、いずれも突出板部91bの上端部分から突出しており、その突出方向が互いに逆向きとなっている。すなわち、2つの載置板部91cは、いずれも突出板部91bの並列方向で外側へ突出する部分であり、それぞれが互いに離れる方向に突出している。
補助添板部91dは、一方の突出板部91bの突出端部分から延びる立板状部分であり、詳細には、突出端部分の下端側部分から延びている。
ここで、補助添板部91dは、突出板部91bの一部分と略L字状に連続しており、この突出板部91bから突出する載置板部91cと同方向に延びている。つまり、同一の突出板部91bから突出する載置板部91cと、補助添板部91dの突出方向が同方向となっている。
そして、連結添板部90の連結板部90bと、載置台形成部91の連結板部91aを重ね合わせ、これらを一体に固定することで、第二下側取付部81が形成されている(図7参照)。
第二支柱部材51では、図7で示されるように、上側横桟部材55bの長手方向における両端それぞれに第二上側取付部80を一つずつ取り付けている。詳細には、上側横桟部材55bの長手方向における端部側の部分を、2つの挟持板部85b(図8参照)で挟み込んだ状態とし、適宜な固定手段で固定している。
また、第二支柱部材51の下側部分では、下側横桟部材55cの長手方向における両端それぞれに、それぞれ別の第二下側取付部81の上端側部分が取り付けられている。
そして、2つの第二下側取付部81の下端側部分同士が、アンカー連結部58によって連結されている。
すなわち、下側横桟部材55c、2つの第二下側取付部81、アンカー連結部58が四角環状に連続した状態となっている。
具体的には、下側横桟部材55cの長手方向における端部に位置する側壁部と、第二下側取付部81の添板形成部90aの上端部分とを重ね合わせ、これらを適宜な固定手段で一体に固定している。さらに、第二下側取付部81一方の突出板部91b(補助添板部91dと連続する突出板部91b、図10参照)と、アンカー連結部58の立板部58bとを重ね合わせ、これらを適宜な固定手段で一体に固定している。
以上のことから、第二支柱部材51の上側部分では、上側横桟部材55bの長手方向で、上側横桟部材55bよりも外側に位置する部分において、第一固定片部86と第二固定片部87とが上下方向で離れた位置に配された状態となっている。詳細には、厚さ方向が上下方向となる2つの平板状部86c,87bが離間対向し、いずれも遊技機島1の短手方向外側へ延びている。
また、第二支柱部材51の下側部分では、下側横桟部材55cの長手方向で、添板形成部90aの下端側部分の外側となる位置に、2つの載置板部91cが位置している。そして、2つの載置板部91cは、遊技機島1の長手方向で間隔を空けて並列配置されている。そして、2つの載置板部91cの上側であって添板形成部90aと隣接する位置が、下側ユニット体33の一部を配置するための部分となる(詳しくは後述する)。
上側ユニット体31は、図11で示されるように、上面形成部材95(上側上板部)と、下面形成部材96(上側下板部)と、側壁形成部材97と、複数の上下連結部材98(上側立板部)と、補助補強板部材99を有する立体構造物である。
この上側ユニット体31は、長手方向の長さL1が予め定められた所定長さとなるように形成するものであり、本実施形態では、長手方向の長さL1が1800mmとなるように形成している。
上面形成部材95は、全体形状が略長方形平板状となる長尺部材である。この上面形成部材95の上面には、奥側(遊技機島1の短手方向における内側)の一部に欠落部95aが形成されている。この欠落部95aは、下方に向かって凸となる窪み部分を形成し、上面形成部材95の長手方向全域に亘って延びる部分となっている。
下面形成部材96は、略長方形平板状の長尺部材であり、上面形成部材95の下方側に離れた位置に配されている。
側壁形成部材97は、下面形成部材96及び上下連結部材98の外側端面(遊技機島1の短手方向における外側面)に対して一体に固定される立板状の部材である。詳細には、内外方向(遊技機島1の短手方向)を厚さ方向とする横長の略長方形立板状の部材となっている。
ここで、側壁形成部材97の下面は、下面形成部材96の下面と同一の高さに配されており、これらが隣接配置されて上側ユニット体31の下面を形成している。そして、側壁形成部材97の上端部分は、上面形成部材95の下面よりも下方側に離れた位置に配されており、詳細には、後述する第一欠落部98aの上端よりも下方側に位置している。
つまり、側壁形成部材97は、上面形成部材95と下面形成部材96の間に形成される空間のうち、下方側の一部分を外側から覆うように配されている。
上下連結部材98は、立板状の部材であり、遊技機島1の長手方向を視線方向とした平面視形状は、一部が欠落した略縦長長方形状となっている。詳細には、厚さ方向が上側ユニット体31の長手方向(遊技機島1の長手方向)と同方向となる部材である。
この上下連結部材98は、上面が上面形成部材95の下面と接触し、下面が下面形成部材96の上面と接触した状態でこれらと一体に固定されている。
ここで、上下連結部材98には、縁端部分の一部を欠落させて形成される第一欠落部98a、第二欠落部98b、第三欠落部98cが設けられている。これらはいずれも、上下連結部材98の長手方向の一端側からみた平面視形状が略四角形状であり、縁端部分から延びる欠落部分となっている。
第一欠落部98aは、高さ方向の中央側であって側壁形成部材97側の端部を欠落して形成されており、その下端側の一部が側壁形成部材97の内側(遊技機島1の短手方向で内側)に隣接する位置に配されている。
第二欠落部98bは、第一欠落部98aよりも下方側に離れた位置に形成されており、その全域が側壁形成部材97の内側に隣接する位置に配されている。すなわち、第二欠落部98bは、側壁形成部材97の内側面と、3つの内周面のそれぞれに周囲を囲まれた空間を形成する。
第三欠落部98cは、上下連結部材98の内側下端に位置する角部分を欠落させて形成される部分である。
補助補強板部材99は、横長の略長方形立板状の部材であり、厚さ方向が遊技機島1の短手方向と同方向となる部材である。上面形成部材95の奥側端面と補助補強板部材99の手前側の面の一部が接触した状態で、上面形成部材95に対して固定されている。
ここで、補助補強板部材99の上面は、上記した欠落部95aの底面と隣接する位置に配されており、一連の面を形成している。このことから、上側ユニット体31では、上面の奥側端部周辺となる位置に、手前側よりも窪んだ部分である天板係合凹部100が形成されている。
また、上側ユニット体31の上方奥側に位置する補助補強板部材99の下方側の部分は、上面形成部材95の下面よりも下方側に突出する突出部分であり、周囲よりも下方に突出する突起部分を形成している。言い換えると、上面形成部材95の奥側部分と補助補強板部材99は、鉤状(略L字状)に連続する部分となっており、補助補強板部材99の外側面と上面形成部材95の下面は段状に連続している。
以上のように、上側ユニット体31は、上側部分(上面形成部材95及び補助補強板部材99によって形成される部分)と、下側部分(下面形成部材96及び側壁形成部材97によって形成される部分)が、複数の上下連結部材98に連結されて形成されている。
そして、長手方向における両端部それぞれの近傍に、立板状部材である上下連結部材98が配されている。
ここで、上下連結部材98は、上側ユニット体31の長手方向で所定間隔を開けて並列配置された状態となっている。そして、上側ユニット体31の長手方向の一端側からみた平面視において、各欠落部(第一欠落部98a、第二欠落部98b、第三欠落部98c)が重なるように配置されている。
したがって、第二欠落部98bもまた、上側ユニット体31の長手方向で所定間隔を開けて並列配置されており、この複数の第二欠落部98bによって配線部材を挿通するための配線挿通部が形成されている。
つまり、第二欠落部98bは、2つの上下連結部材98の間に形成される空間同士、又は、同空間と外部を連通する孔となるものであり、上側ユニット体31の長手方向で連続する配線挿通のための領域の一部を形成する。
天板係合凹部100は、上側ユニット体31の長手方向全域に亘って延びる窪み部分であり、略直方体状の空間を形成するように下方に向かって窪んだ部分となっている。
詳細には、天板係合凹部100は、上側部分、奥側部分、長手方向の両端部分がそれぞれ開放された窪み部分である。
上側調整部材32は、図12で示されるように、上側ユニット体31と略同形の部材であり、同長手方向の長さL2が上側ユニット体31とは異なる(上側ユニット体31より短い)立体構造物である。
詳細には、上側調整部材32もまた、上面形成部材95と、下面形成部材96と、側壁形成部材97と、複数の上下連結部材98と、補助補強板部材99を有する。そして、上面形成部材95、下面形成部材96と、側壁形成部材97、補助補強板部材99の長さが上側ユニット体31と異なっている。より詳細には、これらの部分が上側ユニット体31に比べて短寸の部材(遊技機島1の長手方向の長さが短い部材)となっている。
なお、本実施形態では、上下連結部材98の数が、上側ユニット体31における上下連結部材98の数と異なっている。詳細には、この上下連結部材98の数が上側ユニット体31と比べて少なくなっている。
つまり、上側調整部材32は、上側ユニット体31の長手方向の長さ(上記長さL1)を短くし、小型化したような形状の立体構造物である。
この上側調整部材32は、上側ユニット体31と同様の手順で構築可能であり、また、上側ユニット体31の一部を切り落とすことで構築可能となっている。この上側調整部材32の詳細な構造については、上記した上側ユニット体31と同様であるので、重複する詳細な説明を省略する。
なお、詳しくは後述するが、本実施形態の遊技機島1では、この上側調整部材32を遊技機島1の長手方向の両端部にそれぞれ配している(図2参照)。このように、上側調整部材32を遊技機島1の長手方向の端部側に配する場合、図12で示されるように、上側調整部材32の長手方向における両端それぞれに位置する上下連結部材98の一方を中央側に寄った位置に形成してもよい。
具体的に説明すると、上側調整部材32を遊技機島1の長手方向における片側端部側に配する場合、上側調整部材32の配置時に最も同片側端部側に位置する上下連結部材98を中央側に離れた位置に形成してもよい。
すなわち、上下連結部材98の長手方向における一方端であり、遊技機島1の長手方向における片側端部から、最も近接する位置にある上下連結部材98までの距離を、他方端から最も近接する位置にある上下連結部材98までの距離よりも長くしてもよい。
下側ユニット体33は、図13で示されるように、膳板形成部材115と、下面形成部材116(下側下板部)と、内側壁形成部材117と、下外壁形成部材118と、上外壁形成部材119と、上下連結部材121を有する立体構造物である。
この下側ユニット体33もまた、長手方向の長さL3が予め定められた所定長さとなるように形成されるものであり、本実施形態では、長手方向の長さL3が1800mmとなるように形成している。すなわち、上記した上側ユニット体31と長手方向の長さが同一の長さとなっている。
膳板形成部材115は、全体形状が略長方形平板状となる長尺部材であり、下側ユニット体33の上端部分を形成する部材である。
下面形成部材116は、全体形状が略長方形平板状の長尺部材であり、短手方向の長さが膳板形成部材115よりも短い部材である。
この下面形成部材116は、膳板形成部材115のうち、遊技機島1の短手方向で内側に位置する部分の下方側に離れた位置に配されている。
内側壁形成部材117は、横長の略長方形立板状の薄板部材であり、下側ユニット体33の内側面を形成する部材である。この内側壁形成部材117は、膳板形成部材115と下面形成部材116の間に形成される空間の内側端部を閉塞するように設けられている。
すなわち、上端側の部分が膳板形成部材115の内側面と接触し、上面が膳板形成部材115の上面と隣接する位置に配されて一連の面を形成している。また、下端側の部分が下面形成部材116の内側面と接触し、下面が下面形成部材116の下面と隣接する位置に配されて一連の面を形成している。
下外壁形成部材118は、横長の略長方形立板状の部材である。詳細には、内側面の一部が下面形成部材116の外側面と接触した状態で、下面形成部材116に対して一体に固定される部材となっている。
ここで、下外壁形成部材118は、上端部分が下面形成部材116の上面よりやや高位置に位置しており、下端部分が下面形成部材116の下面よりやや底位置に位置している。
また、遊技機島1の短手方向における内側面(図13(b)の左側面)が、上下連結部材121の外側端面から外側に離れた位置に形成されている。すなわち、下外壁形成部材118の上側部分と、上下連結部材121の下側部分の間には隙間部分123が形成されている。
上外壁形成部材119もまた、横長の略長方形立板状の部材である。詳細には、上外壁形成部材119は、上面が膳板形成部材115の下面と接触した状態で、複数の上下連結部材121に対して一体に固定される部材となっている。
すなわち、上外壁形成部材119は、その内側面(遊技機島1の短手方向における内側面)が、複数の上下連結部材121のそれぞれの外側面と接触した状態となっている。そして、これらに対して固定されている。
上下連結部材121は、縦長の略長方形立板状となる部材であり、詳細には、厚さ方向が下側ユニット体33の長手方向と同方向となる部材である。
この上下連結部材121は、上面が膳板形成部材115の下面と接触し、下面が下面形成部材116の上面と接触した状態でこれらと一体に固定されている。
ここで、上下連結部材121には、高さ方向の中央側であって遊技機島1の短手方向(内外方向)で外側に位置する縁端部分を欠落させて形成される欠落部121aが設けられている。この欠落部121aは、上下連結部材121の長手方向の一端側からみた平面視形状が略四角形状であり、縁端部分から延びる欠落部分となっている。
以上のように、下側ユニット体33では、上側に位置する膳板形成部材115のうち、内側部分(遊技機島1の短手方向で内側)の下方側に、全体として略直方体状となる小型の箱型構造物が形成されている。
すなわち、この箱型構造物の外側壁面は、上下方向で離れた位置にそれぞれ配される下外壁形成部材118と上外壁形成部材119によって形成されている。詳細には、下外壁形成部材118と上外壁形成部材119は、それぞれの外側面が略同一平面状に位置するように配されている。
また、箱型構造物の長手方向における両側面は、同長手方向両端にそれぞれ位置する2つの上下連結部材121によって形成されており、内側壁面は内側壁形成部材117によって形成されている。
そして、膳板形成部材115の外側部分(遊技機島1の短手方向で外側)は、この箱型構造物の上端部分から外側突出する部分となっている。
下側調整部材34は、図14、図15で示されるように、いずれも下側ユニット体33と略同形の部材であり、同長手方向の長さL4,L5が下側ユニット体33とは異なる(下側ユニット体33より短い)立体構造物である。
詳細には、下側調整部材34もまた、膳板形成部材115と、下面形成部材116と、内側壁形成部材117と、下外壁形成部材118と、上外壁形成部材119と、上下連結部材121を有する。そして、膳板形成部材115と、下面形成部材116と、内側壁形成部材117と、下外壁形成部材118と、上外壁形成部材119の長さが下側ユニット体33と異なっている。より詳細には、これらの部分が下側ユニット体33に比べて短寸の部材(遊技機島1の長手方向の長さが短い部材)となっている。
なお、本実施形態では、上下連結部材121の数が、下側ユニット体33における上下連結部材121の数と異なっている。詳細には、この上下連結部材121の数が下側ユニット体33と比べて少なくなっている。
つまり、下側調整部材34は、下側ユニット体33の長手方向の長さ(上記長さL3)を短くし、小型化したような形状の立体構造物である。
この下側調整部材34は、下側ユニット体33と同様の手順で構築可能であり、また、下側ユニット体33の一部を切り落とすことで構築可能となっている。この下側調整部材34の詳細な構造については、上記した下側ユニット体33と同様であるので、重複する詳細な説明を省略する。
なお、詳しくは後述するが、本実施形態の遊技機島1では、2つの下側調整部材34のうち、一方の下側調整部材34a(図14参照)を遊技機島1の長手方向の片側端部に配している(図2参照)。そして、他方の下側調整部材34b(図15参照)を遊技機島1の長手方向の他方側端部に配している(図2参照)。
このように、下側調整部材34を遊技機島1の長手方向の端部側に配する場合、上記した上側調整部材32と同様に、下側調整部材34の長手方向の両端にそれぞれ位置する上下連結部材121の一方を中央側に離れた位置に形成してもよい。
すなわち、上記した上側調整部材32と同様に、下側調整部材34を遊技機島1の長手方向における片側端部側に配する場合、下側調整部材34の配置時に最も同片側端部側に位置する上下連結部材121を中央側に離れた位置に形成してもよい。
すなわち、上下連結部材121の長手方向における一方端であり、遊技機島1の長手方向における片側端部から、最も近接する位置にある上下連結部材121までの距離を、他方端から最も近接する位置にある上下連結部材121までの距離よりも長くしてもよい。
続いて、上記した本実施形態の遊技機島1の製造方法について、詳細に説明する。また、以下の説明では、遊技機島1を構築する場所(設置場所)を遊技場のフロアとした場合について説明する。
まず、後述する各工程に先立って、上記した上側ユニット体31、下側ユニット体33を形成する工程であるユニット体形成工程を実施する。
このユニット体形成工程は、遊技場内(遊技機島1の設置場所がある建屋内)での施工作業の開始前に実施可能であり、遊技場とは異なる場所(別の建屋内や屋外であり、例えば別の生産拠点)で実施できる。
次に、構築する遊技機島1に属する支柱部材30の配置位置を決定する配置位置決定工程が実施される。この工程は、各種情報に基づいて支柱部材30の配置位置を決定する工程であり、この各種情報としては、遊技機島1を構築する場所、その周辺の状況、構築する遊技機島1の大きさがある。また、その他、遊技機島1に設置する遊技機2の種類や設置位置、台間機器20の種類や設置位置、遊技機島1の内部に配される各種機器(例えば、後述する研磨機ユニット148)の位置等がある。
続いて、支柱部材30を固定するための工程である支持部材配置工程を実施する。この支持部材配置工程は、遊技場内で実施される工程であり、ベース部材固定工程と、支柱取付工程が含まれる。
ベース部材固定工程は、図16で示されるように、支柱部材30を支持ずるベース部材140を遊技場床面にアンカーボルト等によって固定する工程である。この工程により、上記した配置位置決定工程で決定されたそれぞれの支柱部材30の配置位置にベース部材140が固定される。
このベース部材固定工程では、形成する遊技機島1の長手方向に沿って間隔を開けて並列するように、複数のベース部材140を固定していく。
なお、隣接配置される2つのベース部材140の間隔は、一定であってもよく、不定であってもよい。本実施形態では、隣接配置される2つのベース部材140の間隔が不定となっている。
詳細に説明すると、複数のベース部材140の列では、中央側が位置にする2つのベース部材140の間隔長さが比較的長くなっており、研磨機ユニット148(詳しくは後述する)を配置するための領域を形成している。
これに加え、本実施形態では、この領域よりも遊技機島1の長手方向(ベース部材140の並列方向)の端部側となる位置で並列した複数のベース部材140が、不定間隔で配置されている。つまり、中央側の領域よりも遊技機島1の長手方向端部よりに配されるベース部材140の列では、所定個所での2つのベース部材140の間隔長さと、他の個所での2つのベース部材140の間隔長さが異なっている。
つまり、本実施形態では、研磨機ユニット148を配置する領域から離れた位置で並列する複数のベース部材140の間隔長さが不定間隔となっている。
ここで、ベース部材140は、図16で示されるように、断面形状が略L字状で延びる長尺体となっている。すなわち、略長方形平板状の下板部140aと、下板部140aの短手方向における縁端部分から上方に突出する立板状の取付板部140bを有し、これらが一体となった金属製の部材である。
そして、取付板部140bには、取付板部140bを厚さ方向に貫通する取付用長孔141が形成されている。この取付用長孔141は、ベース部材140の長手方向(遊技機島1の短手方向)で離れた位置にそれぞれ形成されており、いずれも上下方向に延びる長孔となっている。
また、取付板部140bの厚さ方向における両端面の一方であり、下板部140aの下面と連続する面が柱接触面142となる。この柱接触面142は、ベース部材140に支柱部材30を固定する際、支柱部材30の一部が接触する面となっている。
なお、並列配置される複数のベース部材140の一部は、この柱接触面142が並列方向における一端側を向くように固定され、他の一部は、この柱接触面142が他端側を向くように固定されている。
支柱取付工程は、ベース部材固定工程に続いて実施される工程であり、それぞれのベース部材140に支柱部材30を固定する工程である。
すなわち、図17で示されるように、ベース部材140の取付板部140bと、支柱部材30の下端側に位置するアンカー連結部58の立板部58bとを重ね合わせ、これらを締結要素によって一体に固定する。
詳細には、立板部58bをベース部材140の柱接触面142に接触させた状態とし、立板部58bの取り付け用の貫通孔と、取付板部140bの取付用長孔141とを重ね合わせ、これらに締結要素を挿通する。
ここで、上記したように、取付用長孔141は縦長の長孔となっており、立板部58bの貫通孔と重ね合わせる位置を可変させることで、支柱部材30の取り付け高さを変更できる。
すなわち、立板部58bの取り付け用の貫通孔と、取付板部140bの取付用長孔141が高さ調整手段として機能することで、支柱部材30の取り付け位置の高さ調整が可能となっている。
なお、並列配置された複数のベース部材140のうち、並列方向における両端にそれぞれ位置する2つのベース部材140には、第一支柱部材50を固定し、他のベース部材140には、第二支柱部材51を固定する(図18参照)。
その結果、図18で示されるように、それぞれの支柱部材30が間隔を空けて並べられた状態となり、ベース部材140を介して遊技場の床面に固定された状態となる。すなわち、本実施形態の遊技機島1は、支柱部材30からの荷重を床面で受ける構造となっている。
続いて、研磨機ユニット取付工程を実施する。
この研磨機ユニット取付工程は、間隔を空けて並べられた支柱部材30のうち、並列方向で中央側に位置する2つの支柱部材30の間となる床面(図18におけるαで示される部分)に、研磨機ユニット148(図19参照)を取り付ける工程である。
研磨機ユニット148は、図19で示されるように、研磨揚送装置150(揚送装置)と、研磨揚送装置150を内蔵する本体外郭部151(土台部分)と、柱状部材152(柱状体)と、揚送流路(図示しない)とを備えた構造となっている。
研磨揚送装置150は、公知のそれと同様であり、外部から導入された遊技球を布部材で磨く動作を実施する研磨装置と、磨かれた遊技球を上方へ揚送する揚送装置とが一体に形成された(又はそれぞれ別に形成されて連結された)装置である。
本体外郭部151は、内側に研磨揚送装置150の少なくとも一部を収納するため空間を形成する箱状又は枠状の部材であり、本実施形態では、一部の側壁部分が欠落した略直方体状の箱状部材となっている。また、本実施形態では、研磨揚送装置150の全体が収納されている。
すなわち、本実施形態の本体外郭部151は、上板部材と、下板部材と、遊技機島1の長手方向で離間対向する2つの側壁部材を有する構造となっており、内部にこれらによって囲まれた空間が形成されている。そして、遊技機島1の短手方向で両端に位置する部分が開放されており、内外を連通する状態となっている。この本体外郭部151が、遊技場の床面に固定されることで、研磨機ユニット148が取り付けられた状態となる。
柱状部材152は、本体外郭部151の上側部分(上板部材)に固定され、上下方向に柱状の長尺部材となっている。
この柱状部材152の一部には、内部に空間が形成されており、この空間が揚送流路(図示しない)を配置するための流路収容空間となっている。すなわち、柱状部材152の一部であって空間と隣接する位置にある板部材が、揚送流路の水平方向への移動を規制する規制部として機能する。
なお、揚送流路は、遊技球が上方に向かって搬送するための流路であり、研磨揚送装置150と連結されている。この揚送流路は、柱状部材152に沿って延びる流路形成部材によって形成されている。
続いて、島上タンク形成工程を実施する。
島上タンク形成工程は、柱状部材152の上端部分に島上タンク155(図2等参照)を固定し、島上タンク155に揚送流路の上端部分を連結させる工程である。すなわち、柱状部材152は、島上タンク155を支持するための柱として機能する部材である。この島上タンク155は、公知のそれと同様であり、揚送流路の内部を通過した遊技球が内部に導入され、導入された遊技球を一時的に貯留可能な箱状部材となっている。
続いて、下側保持部形成工程を実施する。
本実施形態の下側保持部形成工程は、図20で示されるように、下側連結構造体38を形成する下側構造体形成工程(構造体形成工程)と、下側連結構造体38を複数の支柱部材30に固定する下側構造体固定工程を実施する工程である。
ここで、下側構造体形成工程では、下側連結構造体38の長さを調整する調整工程が実施される。
この調整工程は、複数の下側ユニット体33を並べた並列方向の合計長さが下側連結構造体38の長手方向の長さと同一(又は略同一)とならない場合、下側連結構造体38の一部を下側調整部材34によって形成する工程である。
つまり、調整工程では、複数の下側ユニット体33を並べた並列方向の合計長さが下側連結構造体38の長手方向の長さと同一(又は略同一)となる場合には、調整部材(下側調整部材34)による長さ調整を実施しない。対して、これらの長さが略同一(又は略同一)とならない場合、下側連結構造体38の一部を下側調整部材34によって形成し、下側連結構造体38の長さ調整を実施する。
具体的に説明すると、本実施形態では、調整工程において使用する下側調整部材34を下側構造体形成工程に先立って事前に作製している。詳細には、配置位置決定工程の実施後であり、支持部材配置工程の実施前に下側調整部材34を作製している。言い換えると、遊技場での作業開始前に下側調整部材34を遊技場外で事前作製している。
つまり、配置位置決定工程の後、複数の下側ユニット体33を並べた並列方向の合計長さが下側連結構造体38の長手方向の長さと同一の長さとなるか否かを判別する判別工程を実施する。そして、判別工程の結果、この合計長さが下側連結構造体38の長さとならない場合、調整工程で使用する長さ調整のための部材(下側調整部材34)を事前作製する。すなわち、下側調整部材34の大きさ(遊技機島1の長手方向の長さ)は、配置位置決定工程に伴って決定される。
つまり、下側構造体形成工程では、調整工程で長さ調整が実施されない場合、複数の下側ユニット体33を連結して下側連結構造体38を形成する。対して、調整工程で長さ調整が実施される場合、下側連結構造体38の一部を下側ユニット体33によって形成し、他部を他部材(本実施形態では下側調整部材34)によって形成する。
複数の下側ユニット体33によって下側連結構造体38を形成する場合(長さ調整をしない場合)、下側構造体形成工程では、並列した際に隣り合う2つの下側ユニット体33を連結させていくことで、下側連結構造体38を形成する。この場合、それぞれの下側ユニット体33の遊技機島1の長手方向における長さのn個分(nは整数であり、下側連結構造体38に含まれる下側ユニット体33の数)が、下側連結構造体38の同方向の長さと同一又は略同一となる。
対して、少なくとも一つの下側ユニット体33と、少なくとも一つの下側調整部材34によって下側連結構造体38を形成する場合は、下側ユニット体33、下側調整部材34から選択される隣り合う二部材を連結させていく。
詳細に説明すると、下側連結構造体38を形成する際、下側連結構造体38を構成する部材である下側ユニット体33、下側調整部材34のうちで隣接配置される二部材を連結する。すなわち、二部材の一方において、下側連結構造体38の長手方向における片側端部側に位置する上下連結部材121と、二部材の他方において、同長手方向における他方端部側に位置する上下連結部材121とを重ね合わせた状態とする。そして、これら2つの上下連結部材121を適宜な固定手段で一体に固定する。なお、本実施形態では、これらに締結要素を挿通することで、一体に固定している。
なお、このとき、2つの上下連結部材121は、互いに接触するように重ねてもよく、2つの上下連結部材121の間に僅かに間隔が空いた状態としてもよい。すなわち、下側連結構造体38の長手方向で重なった状態であればよい。
すなわち、下側連結構造体38は、下側ユニット体33、下側調整部材34から選択される部材が遊技機島1の長手方向に沿って並列配置される。
なお、本実施形態では、図21で示されるように、下側連結構造体38の長手方向における両端部分のそれぞれを下側調整部材34が形成しており、その間に位置する部分を下側ユニット体33によって形成している。
下側構造体固定工程では、下側連結構造体38を複数の支柱部材30に固定する際、下側連結構造体38の長手方向における片側端部側に位置する一部分と、他方端部側に位置する他の一部分のそれぞれを別の第一支柱部材50に固定している。そして、下側連結構造体38の中央側の複数個所をそれぞれ別の第二支柱部材51に固定している。
具体的には、下側連結構造体38の一部を第一支柱部材50に固定する際、下側連結構造体38における一の上下連結部材121の側面と、第一支柱部材50における固定板部76を重ね合わせた状態(遊技機島1の長手方向で重なった状態)とする(図2等参照)。その上で、これらに締結要素を挿通して一体に固定された状態とする。
対して、下側連結構造体38の一部を第二支柱部材51に固定するとき、図22で示されるように、下面形成部材116の下面の一部を2つの載置板部91cの上に載置した状態とする。さらに、図22(b)で示されるように、内側壁形成部材117の内側面(遊技機島1の短手方向における内側面)に添板形成部90aを内側から接触させた状態とする。
つまり、略L字状に連続する下面形成部材116の下面の一部と、内側壁形成部材117の内側面の一部のそれぞれに載置板部91cと添板形成部90aを添え当てた状態とする。詳細には、下面形成部材116の下面の一部であって、内側(遊技機島1の短手方向における内側)よりの部分を載置板部91cに載置した状態とする。そして、内側壁形成部材117の内側面の一部であって、下端側から上端側に至るまでの部分を添板形成部90aの外側面と接触した状態とする。
そして、遊技機島1の短手方向で重なる内側壁形成部材117と添板形成部90aに対し、同短手方向内側から締結要素を挿通して、これらを一体に固定する。すなわち、この締結要素の挿通方向は、水平方向であり、遊技機島1の短手方向と同方向である。
本実施形態では、膳板形成部材115と内側壁形成部材117が重なる部分と、下面形成部材116と内側壁形成部材117が重なる部分では、締結要素が内側壁形成部材117を貫通して、膳板形成部材115、下面形成部材116のそれぞれに挿入されている。
このとき、膳板形成部材115、下面形成部材116は、遊技機島1の短手方向における内側端面から締結要素が挿入されることなる。このような構造とすると、内側壁形成部材117を必要以上に厚くすることなく、締結要素を深く挿入できるので、強固な取り付けが可能となる。
さらに、上下方向で重なる下面形成部材116と載置板部91cに対し、下方側から締結要素を挿通して、これらを一体に固定する。すなわち、この締結要素の挿通方向は上下方向である。
以上のことから、下側連結構造体38が複数の支柱部材30に対して固定された状態となり、下側連結構造体38の垂直荷重を支柱部材30が支持した状態となる。
ここで、この下側連結構造体38は、遊技機島1の短手方向における一方端側と他方端側にそれぞれ取り付けられ、2つの下側連結構造体38が同短手方向で対向した状態となる(図2参照)。なお、もう一方の取り付け手順については、重複する説明を省略する。
このように、2つの下側連結構造体38が取り付けられると、遊技機島1における下部側壁部16(図1参照)の基礎部分が形成される。
ところで、上記のように下側連結構造体38を第二支柱部材51に固定するとき、下側連結構造体38を上方から載置板部91cに近接させて接触させることで、載置板部91cが下側連結構造体38を固定位置に配するための位置決め部材として機能する。
すなわち、載置板部91cは、下側連結構造体38の一部を載置する載置台部として機能するだけでなく、位置決め部材としても機能する。
そして、載置板部91cの上方であって添板形成部90aの外側に位置する空間が、下側連結構造体38(下側ユニット体33)の一部を配置するユニット配置空間となる。
ここで、図21で示されるように、下側連結構造体38を第二支柱部材51に固定する際、下側連結構造体38に属するそれぞれの下側ユニット体33は、第二支柱部材51と接触する接触位置をそれぞれ異なる位置とすることができる。
つまり、上記したように、下側ユニット体33は、内側(遊技機島1の短手方向における内側)の一部を第二支柱部材51に接触させ、第二支柱部材51に対して固定する。そして、この下側ユニット体33は、上記した接触位置から遊技機島1の長手方向でずれた様々な位置を、固定時に第二支柱部材51と接触させる接触位置とすることができる。また、このことは、下側調整部材34においても同様である。
具体的に説明すると、上記したように、下側連結構造体38は、下面形成部材116の下面の一部分を載置板部91cに載置し、これらを締結要素で一体に固定する。このとき、下面形成部材116の下面は、内側部分(遊技機島1の短手方向で内側部分)の全域のうち、いずれの部分でも載置板部91cに載置させる(接触させる)部分とすることができる。
同様に、内側壁形成部材117の内側面の一部を連結添板部90に接触させ、これらを締結要素で一体に固定するが、内側壁形成部材117の内側面のいずれの部分でも連結添板部90を接触させる部分とすることができる。
つまり、下面形成部材116の下面のうち、上下方向で上下連結部材121と重なる重なり部分(重畳領域)と、上下連結部材121と重ならない非重なり部分(非重畳領域)のどちらでも第二支柱部材51との接触位置とすることができる。
同様に、内側壁形成部材117の内側面のうち、遊技機島1の短手方向で上下連結部材121と重なる重なり部分(重畳領域)と、上下連結部材121と重ならない非重なり部分(非重畳領域)のどちらでも第二支柱部材51との接触位置とすることができる。
本実施形態では、下面形成部材116と内側壁形成部材117の重なり部分の一部を一の第二支柱部材51との接触位置としており、これらの非重なり部分の一部を他の第二支柱部材51との接触位置としている。
このため、下側連結構造体38の全体長さが施工中に突然変更され、下側調整部材34を短く(又は長く)しても、下側連結構造体38を複数の支柱部材30に取り付けできる。また、下側連結構造体38に属する下側ユニット体33、下側調整部材34の並び順が変更された場合においても、下側連結構造体38を複数の支柱部材30に取り付けできる。すなわち、下側連結構造体38の自由度の高い組み立て及び取り付けが可能となる。
ここで、下側連結構造体38は、上記したように、下側ユニット体33と下側調整部材34を連結させて形成されている。このため、各部において、異なる2つの下側ユニット体33や、下側ユニット体33と下側調整部材34とが隣接配置された状態となる。つまり、下側ユニット体33、下側調整部材34からそれぞれ選択される一部材及び他の一部材が隣接配置された状態となる。
したがって、図21で示されるように、下側連結構造体38には、これら一部材及び他の一部材の境界部分である部材境界部160(境界部)が複数形成される。詳細には、複数の部材境界部160は、下側連結構造体38の長手方向における中途部分にそれぞれ形成されており、同長手方向でそれぞれ間隔を開けて並列している。
すなわち、部材境界部160は、隣接する二部材の端部同士が接触する部分、又は、僅かに間隔を空けて対向する部分である。すなわち、二部材の端部同士が面接触している部分、又は、一方の部材の端部から他方の部材の端部までの間となる部分である。
なお、ここでいう「二部材の端部同士が面接触している部分」とは、具体的には、二部材のそれぞれに属する各部材(膳板形成部材115、下面形成部材116、内側壁形成部材117、下外壁形成部材118、上外壁形成部材119、又は上下連結部材121)から選択される少なくとも一つの部材の端部同士が面接触している部分である。
そして、この部材境界部160は、下側連結構造体38の長手方向(遊技機島1の長手方向)において、いずれも支柱部材30から離れた位置にある。言い換えると、遊技機島1の短手方向を視線方向とした平面視において、支柱部材30と重ならない位置に形成される。
次に、下側内部部材取付工程を実施する。
下側内部部材取付工程は、遊技機島1の下側内部に配する部材を取り付ける工程であり、具体的には、所謂アウトレールや貯留タンクを取り付ける工程である。
なお、アウトレールは、遊技機2から排出された遊技球を研磨揚送装置150に導入する遊技球回収用の流路を形成する部材であり、遊技球の流れ方向における下流端側の部分が研磨揚送装置150に連結される部材である。すなわち、遊技機島1の長手方向に沿って延びる流路形成部材となっている。
また、貯留タンクは、遊技球を一時的に貯留するための部材であり、アウトレールの上流端側と連結する位置や、アウトレールの中途部に配設される部材である。
続いて、上側保持部形成工程を実施する。
本実施形態の上側保持部形成工程は、図23で示されるように、上側連結構造体37を形成する上側構造体形成工程(構造体形成工程)と、上側連結構造体37を複数の支柱部材30に固定する上側構造体固定工程を実施する工程である。
ここで、上側構造体形成工程でもまた、上側連結構造体37の長さを調整する調整工程が実施される。
すなわち、複数の上側ユニット体31を並べた並列方向の合計長さが上側連結構造体37の長手方向の長さと同一(又は略同一)とならない場合、上側連結構造体37の一部を上側調整部材32によって形成する工程である。
つまり、この調整工程においても、複数の上側ユニット体31を並べた並列方向の合計長さが上側連結構造体37の長手方向の長さと同一(又は略同一)となる場合、調整部材(上側調整部材32)による長さ調整を実施しない。対して、これらの長さが略同一(又は略同一)とならない場合、上側連結構造体37の一部を上側調整部材32によって形成し、上側連結構造体37の長さ調整を実施する。
ここで、本実施形態では、この調整工程において使用する上側調整部材32もまた、上側構造体形成工程に先立って事前に作製している。詳細には、上記と同様に、配置位置決定工程の実施後であり、支持部材配置工程の実施前に上側調整部材32を作製している。言い換えると、遊技場での作業開始前に上側調整部材32を遊技場外で事前作製している。
つまり、配置位置決定工程の後、複数の上側ユニット体31を並べた並列方向の合計長さが上側連結構造体37の長手方向の長さと同一の長さとなるか否かを判別する判別工程を実施する。そして、判別工程の結果、この合計長さが上側連結構造体37の長さとならない場合、調整工程で使用する長さ調整のための部材(上側調整部材32)を事前作製する。すなわち、上側調整部材32の大きさ(遊技機島1の長手方向の長さ)は、配置位置決定工程に伴って決定される。
つまり、上側構造体形成工程もまた、調整工程で長さ調整が実施されない場合、複数の上側ユニット体31を連結して上側連結構造体37を形成する。対して、調整工程で長さ調整が実施される場合、上側連結構造体37の一部を上側ユニット体31によって形成し、他部を他部材(本実施形態では上側調整部材32)によって形成する。
複数の上側ユニット体31によって上側連結構造体37を形成する場合(長さ調整をしない場合)、上側構造体形成工程では、並列した際に隣り合う2つの上側ユニット体31を連結させていくことで、上側連結構造体37を形成する。この場合、それぞれの上側ユニット体31の遊技機島1の長手方向における長さのn個分(nは整数であり、上側連結構造体37に含まれる上側ユニット体31の数)が、上側連結構造体37の同方向の長さと同一又は略同一となる。
対して、少なくとも一つの上側ユニット体31と、少なくとも一つの上側調整部材32によって上側連結構造体37を形成する場合(長さ調整をする場合)は、上側ユニット体31、上側調整部材32から選択される隣り合う二部材を連結させていく。
詳細に説明すると、上側連結構造体37を形成する際には、上記した下側保持部形成工程と同様に、上側連結構造体37を構成する部材である上側ユニット体31、上側調整部材32のうちで隣接配置される二部材を連結する。すなわち、二部材の一方において、上側連結構造体37の長手方向における片側端部側に位置する上下連結部材98と、二部材の他方において、同長手方向における他方端部側に位置する上下連結部材98とを重ね合わせた状態とする。つまり、これら2つの上下連結部材98が、上側連結構造体37の長手方向で重なった状態とする。そして、これら2つの上下連結部材98を適宜な固定手段で一体に固定する。なお、本実施形態では、これらに締結要素を挿通することで、一体に固定している。
すなわち、上側連結構造体37もまた、上側ユニット体31、上側調整部材32から選択される部材を遊技機島1の長手方向に沿って並列配置し、隣接配置される部材同士を一体に連結させて形成される部材である。
なお、本実施形態では、図24で示されるように、上側連結構造体37の長手方向における両端部分のそれぞれを上側調整部材32が形成しており、その間に位置する部分を上側ユニット体31によって形成している。
上側構造体固定工程でもまた、上側連結構造体37を複数の支柱部材30に固定する際、上側連結構造体37の長手方向における両端部分のそれぞれに位置する一部分と他の一部分を、それぞれ別の第一支柱部材50に固定する。その上で、中央側の複数個所をそれぞれ別の第二支柱部材51に固定している。
具体的には、上側連結構造体37の一部を第一支柱部材50に固定するとき、上側連結構造体37における一の上下連結部材98の側面と、第一支柱部材50における固定板部69を重ね合わせた状態とする(図2等参照)。その上で、これらに締結要素を挿通して一体に固定された状態とする。つまり、これら2つの立板状部分を遊技機島1の長手方向(上側連結構造体37の長手方向)で重ね合わせ、これらに締結要素を挿通することで、上側連結構造体37の長手方向における端部側の一部分が第一支柱部材50に固定される。
対して、上側連結構造体37の一部を第二支柱部材51に固定するとき、図25で示されるように、上側連結構造体37の上側部分を連結体部85及び第一固定片部86に対して固定する。そして、下側部分を連結体部85及び第二固定片部87に対して固定する。
具体的には、第二支柱部材51は、図25で示されるように、本体板部85aの外側面と、連結板部86bにおける立板状部分の内側面との間に下方に窪んだ係合凹部165が形成されている。そして、補助補強板部材99の下端側部分をこの係合凹部165に挿入し、これらを係合させた状態とする。つまり、補助補強板部材99のうちで上面形成部材95の下面よりも下方側へ突出する突出部分と、係合凹部165とが対となる係合部として機能することで、上側連結構造体37の上側部分が第二支柱部材51の一部と係合した状態となる。
このとき、平板状部86cの上面と上面形成部材95の下面とが接触した状態となる。さらに、補助補強板部材99の下端部分における外側面及び内側面が、係合凹部165の離間対向する2面(連結板部86bの立板状部分における内側面と、補助補強板部材99の下端側部分における外側面)のそれぞれと接触した状態となる。
さらに、下面形成部材96の内側端面と、下側取付片部85cの立板状部分における外側面とを接触させると共に、下面形成部材96の上面と、第二固定片部87の平板状部87bの下面を接触させた状態とする。
そして、本体板部85a、補助補強板部材99、上面形成部材95が水平方向で重なる重なり部分に対して、遊技機島1の短手方向内側から締結要素を挿通する。また、下面形成部材96と、下側取付片部85cの立板状部分とが水平方向で重なる重なり部分に対しても、遊技機島1の短手方向内側から締結要素を挿通する。すなわち、これらの締結要素の挿通方向は、水平方向であり、遊技機島1の短手方向である。
本実施形態では、補助補強板部材99を貫通した締結要素の先端部分が、上面形成部材95に挿入され、下側取付片部85cを貫通した締結要素の先端部分が、下面形成部材96に挿入される。このとき、上面形成部材95、下面形成部材96は、遊技機島1の短手方向における内側端面から締結要素が挿入されることになる。
このような構造とすると、締結要素を深く挿入できるので、強固な取り付けが可能となる。また、下側ユニット体33の内側壁形成部材117(図22参照)のような背板部材を設けることなく、締結要素を水平方向に挿入できるので部材数を削減する上で、好ましい。
さらに、上下方向で重なる上面形成部材95と平板状部86c、下面形成部材96と平板状部87bのそれぞれの重なり部分に対し、下方側から締結要素を挿通する。すなわち、挿通方向が上下方向となるように、締結要素を挿通する。
以上のことから、上側連結構造体37が複数の支柱部材30に対して固定された状態となり、上側連結構造体37の垂直荷重を支柱部材30が支持した状態となる。
ここで、上側連結構造体37が複数の支柱部材30に固定された状態では、上側連結構造体37の上側部分と下側部分の間(上面形成部材95と下面形成部材96の間)に、第一固定片部86の一部と、第二固定片部87の一部がそれぞれ位置する。
そして、上側連結構造体37の上側部分と下側部分の間に形成される空間の上下方向の長さと、第一固定片部86の上面から第二固定片部87の下面までの距離(最短長さ)が略同一の長さとなっている。
なお、ここでいう「略同一の長さ」とは、数パーセントの誤差を含むものとし、以下の記載においても同様とする。
この上側連結構造体37もまた、遊技機島1の短手方向における一方端側と他方端側にそれぞれ取り付けられ、2つの上側連結構造体37が同短手方向で対向した状態となる(図2参照)。なお、もう一方の取り付け手順については、重複する説明を省略する。
このように、2つの上側連結構造体37が取り付けられると、遊技機島1における上部側壁部15(図1参照)の基礎部分が形成される。
ここで、上側連結構造体37もまた、図24で示されるように、遊技機島1の長手方向でずれた様々な位置を固定時における第二支柱部材51との接触位置とすることができる。つまり、上側ユニット体31、上側調整部材32もまた、遊技機島1の長手方向の位置が異なる様々な部分を、固定時における第二支柱部材51との接触位置とすることができる。
具体的に説明すると、上側連結構造体37の上面形成部材95、下面形成部材96は、上下方向で上下連結部材98と重なる重なり部分(重畳領域)と、上下連結部材98と重ならない非重なり部分(非重畳領域)を有する。
そして、上面形成部材95の非重なり部分のいずれの部分であっても、第一固定片部86との接触部分とすることができる。
同様に、下面形成部材96の非重なり部分のいずれの部分であっても、第二固定片部87と接触部分とすることができる。
これらのことから、上側調整部材32は、遊技機島1の長手方向の位置が異なる様々な部分を第二支柱部材51との接触位置とすることができる。
本実施形態では、非重なり部分の一部を第二支柱部材51との接触位置としており、重なり部分が第二支柱部材51との接触位置とならない構造とした。
しかしながら、これに限らず、上下連結部材98の上端側及び下端側それぞれの内側部分(遊技機島1の内側部分)に欠落部を形成し、この欠落部に第一固定片部86、下面形成部材96を配置可能な構造としてもよい。この構造によると、上面形成部材95、下面形成部材96の内側部分は、長手方向における全域のいずれの部分でも第二支柱部材51との接触位置とすることが可能となる。
したがって、上側連結構造体37もまた、上側連結構造体37の全体長さや、上側連結構造体37に属する上側ユニット体31、上側調整部材32の並び順が変わっても複数の支柱部材30への取り付けが可能である。すなわち、上側連結構造体37もまた、自由度の高い組み立て及び取り付けが可能となる
ここで、上側連結構造体37は、上記したように、上側ユニット体31と上側調整部材32を連結させて形成されている。つまり、上側連結構造体37においても、上記した下側連結構造体38と同様に、各部において、上側ユニット体31、上側調整部材32からそれぞれ選択される一部材及び他の一部材が隣接配置される。そして、図24で示されるように、これら一部材及び他の一部材の境界部分である部材境界部163(境界部)が複数形成される。詳細には、複数の部材境界部163は、上側連結構造体37の長手方向における中途部分にそれぞれ形成されており、同長手方向でそれぞれ間隔を開けて並列している。
この部材境界部163もまた、上記した部材境界部160と同じく、隣接する二部材の端部同士が接触する部分、又は、僅かに間隔を空けて対向する部分である。
そして、上側連結構造体37の部材境界部163もまた、上側連結構造体37の長手方向(遊技機島1の長手方向)において、いずれも支柱部材30から離れた位置にある。言い換えると、遊技機島1の短手方向を視線方向とした平面視において、支柱部材30と重ならない位置に形成される。
なお、本実施形態では、図24で示されるように、上側連結構造体37に形成される複数の部材境界部163のいずれもが、下側連結構造体38に形成される複数の部材境界部160それぞれと上下方向で重ならない位置に形成される。
続いて、上側内部部材取付工程を実施する。この上側内部部材取付工程は、遊技機島1の上側内部に配する部材を取り付ける工程である。
具体的には、所謂補給樋や補給シュート、さらには、遊技球を遊技機島1の下側内部まで搬送する搬送用流路を形成する部材(以下、連結流路形成部材とも称す)等のうち、必要な一以上の部材を取り付ける工程となっている。
なお、補給樋とは、島上タンク155から排出された遊技球を遊技機2に供給する遊技球供給用の流路を形成する部材である。すなわち、遊技機島1の長手方向に沿って延びる流路形成部材となっている。
また、補給シュートは、補給樋と遊技機2の間に配設される部材であり、補給樋上の遊技媒体を遊技機側に誘導するための分岐部分を形成する部材である。
また、連結流路形成部材は、例えば、補給樋に滞留した球を強制的に下方へ排出するための流路を形成する所謂球抜きホースと称される部材でもよい。また、他の例としては島上タンク155から補給樋に供給されなかった遊技球や、補給樋から遊技機2に供給されなかった遊技球を下方側へ排出する流路を形成する部材(所謂オーバーフローレール及びオーバーフローホース)がある。
次に外壁面形成工程を実施する。この外壁面形成工程は、複数の支柱部材30に対して上側連結構造体37、下側連結構造体38を取り付けて形成される遊技機島1の基礎部分に対し、外壁材(外壁面を形成する部材)を取り付けていく工程である。
この外壁面形成工程には、天板取付工程、妻板取付工程、幕板取付工程、ランプ板取付工程、台間板取付工程、膳板形成工程、腰板取付工程が含まれる。
天板取付工程は、遊技機島1の天井壁を形成する外壁材である天板部材40(図1参照)を取り付ける工程である。
具体的には、天板部材40は、図26で示されるように、遊技機島1の短手方向(図26の左右方向)で離れた位置にそれぞれ取り付けられた2つの上側連結構造体37に取り付けられる平板状部材である。すなわち、天板部材40は、遊技機島1の短手方向における両端部分のそれぞれが、それぞれ別の上側連結構造体37に形成された天板係合凹部100に嵌入され、2つの上側連結構造体37を跨ぐように取り付けられる。そして、遊技機島1の短手方向における中心側に形成される内部空間を上方から覆った状態となる。そして、天板部材40の厚さと天板係合凹部100の深さとが略同一となっており、天板部材40の上面は、2つの上側連結構造体37の上面と水平方向に広がりを持つ一連の面を形成する。
妻板取付工程は、長手側壁部10(図1参照)を形成する外壁材である妻板部材41を取り付ける工程である。
妻板部材41は、厚さ方向が遊技機島1の長手方向と同方向となるように取り付けられる立板状部材であり、同長手方向を視線方向とした平面視形状が略四角形状となる部材である。この妻板取付工程では、遊技機島1の長手方向の両端側のそれぞれに対し、1つずつ妻板部材41を取り付ける。
すなわち、この妻板部材41は、支柱部材30、上側連結構造体37、下側連結構造体38の少なくとも一つに対して取り付けられる。
幕板取付工程は、図27で示されるように、上部側壁部15(図1参照)の上側部分を形成する外壁材である幕板部材42を取り付ける工程である。
幕板部材42は、略四角形立板状の本体板42aに外表面形成部材42bが取り付けられて形成される部材である。詳細には、外表面形成部材42bは、本体板42aの外側面(遊技機島1の短手方向における外側面)と、上面と、下面と、内側面の上側と、内側面の下側を覆うように取り付けられている。
また、幕板部材42の内側部分の下端側には、緩衝部材166が取り付けられている。この緩衝部材166は、幕板部材42の下側部分と、ランプ板形成部材43(詳しくは後述する)の直接接触を防止するため、これらの間に介在する部材である。
この幕板部材42は、遊技機島1の長手方向に沿って延びる立板状の長尺体であり、上側連結構造体37に対して回動自在に取り付ける。
詳細には、連結部材である蝶番部材167を介して取り付けられており、蝶番部材167が、幕板部材42の内側部分の上側と、上面形成部材95の上面の間に介在している。
ランプ板取付工程は、上側連結構造体37の下側部分に墨出板168を取り付ける墨出板取付工程の後に実施される工程である。
墨出板168は、遊技機2の設置位置等、機器配置部17に配設する部材の配置位置や、同部材の配置作業で基準となる線等を記すための平板状部材であり、遊技機島1の長手方向に沿って延びる長尺体である。
具体的には、墨出板168の遊技機島1の短手方向における長さは、同方向における下面形成部材96、側壁形成部材97の合計長さと、同一(又は略同一)の長さとなっている。
墨出板取付工程は、墨出板168の上面を下面形成部材96の下面及び側壁形成部材97の下面と接触させた状態とし、これらを適宜な固定手段で一体に取り付ける工程である。
ランプ板取付工程は、上部側壁部15(図1参照)の下側部分を形成する外壁材であるランプ板形成部材43を取り付ける工程である。すなわち、公知のデータランプを取り付ける壁面を形成する工程である。
ランプ板形成部材43は、金属製の板状部材であり、遊技機島1の長手方向に沿って延びる長尺体である(図1参照)。具体的には、図27(a)で示されるように、立板状部分であるランプ板本体部43aと、ランプ板本体部43aの上側部分を折り曲げて形成される鉤状部43bと、ランプ板本体部43aの下側部分を折り曲げて形成される下側添板部43cとが一体となっている。
鉤状部43bは、ランプ板本体部43aの上端から遊技機島1の短手方向内側へ向かって延びる平板状部分と、この平板状部分の内側端部を下方側へ折り曲げて形成される立板状部分を有する。また、下側添板部43cは、ランプ板本体部43aの上端から遊技機島1の短手方向内側へ向かって延びる平板状部分である。
このランプ板形成部材43は、鉤状部43bが側壁形成部材97の上端側に係止され、下側添板部43cが墨出板168の下面の外側部分に下方から当接した状態で取り付けられる。
つまり、側壁形成部材97と墨出板168の一部分とが、ランプ板の本体部分となる。
以上のように、上部側壁部15の外壁面(図1参照)は、幕板部材42、ランプ板形成部材43によって形成される。そして、図27(b)で示されるように、幕板部材42は、ランプ板形成部材43よりも遊技機島1の短手方向で外側に位置しており、その下端側周辺部分が、ランプ板形成部材43の上端側周辺部分と同短手方向で重なった状態となる。
なお、ランプ板形成部材43のランプ板本体部43aと、側壁形成部材97の重なり部分のうち、適宜な部分に、これらを遊技機島1の短手方向で貫通するデータランプ取付用孔(ランプ取付部、図示しない)を複数形成する。この複数のデータランプ取付用孔は、遊技機島1の長手方向に沿って間隔を空けて並列するように形成される。
台間板取付工程は、台間板部材44(図1参照)を取り付ける工程である。
台間板部材44は、厚さ方向が遊技機島1の短手方向と同方向となる立板状部材であり、機器配置部17において機器(遊技機2、台間機器20等)を配置しない部分の外壁面を形成する外壁材である
すなわち、台間板部材44は、遊技機2又は台間機器20と水平方向(遊技機島1の長手方向)で隣接する部分に配され、機器配置部17の隙間部分を閉塞する。この台間板部材44は、上側に位置する上部側壁部15と下側に位置する下部側壁部16のそれぞれの一部に取り付けられる。
膳板形成工程は、図28で示されるように、膳板形成部材115の上側に遊技機載置板170を固定する載置板固定工程の後に実施される工程である。
遊技機載置板170は、遊技機島1の長手方向に略平板状の長尺部材であり、遊技機2及び台間機器20を載置するための土台部分として機能する部材である。
遊技機載置板170は、外側(遊技機島1の短手方向で外側)の一部が膳板形成部材115に載置され、内側の一部が下側横桟部材55cに載置された状態で、膳板形成部材115に適宜な固定手段により固定される。
なお、膳板形成部材115の上面は、下側横桟部材55cの上面と同一(又は略同一)の高さとなるように、支柱部材30に取り付けられている。このことから、遊技機載置板170の下面は、膳板形成部材115の上面の内側部分と、下側横桟部材55cの上面の外側部分(下側横桟部材55cの長手方向で端部側部分)のそれぞれと密着した状態となる。
膳板形成工程は、膳板部分25を形成する外壁材である膳板保護部材173を取り付ける工程である。
膳板保護部材173は、膳板形成部材115、遊技機載置板170に対して取り付けられる金属製の部材である。
具体的には、図28(a)で示されるように、膳板保護部材173は、平板状の本体板部173aと、本体板部173aの外側端部と連続する外側掛止部173bと、内側端部と連続する内側係合部173cとを有する。
外側掛止部173bは、断面形状が略コ字状で遊技機島1の長手方向に延びる部分である。詳細には、本体板部173aに対して上側に凸となる盛り上がり部分を形成する上板部分と、上板部分の外側端部から下方に延びる立板状部分と、立板状部部分の下端から内側へ延びる平板状の下板部分とを有する。
詳細には、上板部分は、遊技機島1の短手方向における外側に向かうにつれて高さが高くなる内側傾斜部と、外側端部に位置する平板状の隆起頂部とが連続して形成されている。
この膳板保護部材173は、本体板部173aを膳板形成部材115の上面に載置し、外側掛止部173bを膳板形成部材115の外側端部に掛止し、さらに内側係合部173cを遊技機載置板170と接触させた状態として、膳板形成部材115に一体に固定する。
なお、このとき、外側掛止部173bの上板部分と下板部分の間に形成される空間に、膳板形成部材115の外側端部が配される。また、内側係合部173cの立板状部分の内側面が遊技機載置板170の外側面と接触し、内側係合部173cの平板状部分が遊技機載置板170に載置された状態となる。
膳板保護部材173を膳板形成部材115に取り付けることで、膳板部分25(図1参照)が形成される。つまり、膳板形成部材115は、膳板の本体部分となり、膳板保護部材173は膳板の上側及び外側端部周辺の外表面を形成する(図28(b)参照)。
なお、膳板部分25は、図1で示されるように、機器配置部17の下方から外側へ張り出す部分であり、平面視した形状が略四角形状となる略平板状部分である。すなわち、膳板部分25は、遊技者の着座側(図1において短手側壁部11の外側)へ突出しつつ、遊技機島1の長手方向に沿って延びる部分である。この膳板部分25は、一般的な膳板と同様に、遊技球を収容する収容箱(図示せず)等を載置する載置棚として機能する。
腰板取付工程は、膳板部分25の下方側に位置する壁部分を形成する外壁材である腰板部材45を取り付ける工程である。
腰板部材45は、厚さ方向が遊技機島1の短手方向と同方向となるように取り付けられる立板状部材であり、対となる第一レール部材175及び第二レール部材176によって下側連結構造体38に取り付けられる部材である。
第一レール部材175は、図28、図29で示されるように、取付板部175aと、係合板部175bとが一体に形成された構造となっている。
取付板部175aは、遊技機島1の長手方向に延びる立板状部分である。
係合板部175bは、断面形状が略L字状で延びる部分であり、取付板部175aの高さ方向中央側から外側へ突出する平板状部分と、この平板状部分の突出端部分を下方に折り曲げて形成される立板状部分を有する。
すなわち、第一レール部材175は、係合板部175bの立板状部分の内側面と、係合板部175bの平板状部分の下面と、取付板部175aの外側面によって囲まれた凹部である第一係合部181を有する。この第一係合部181は、上方に窪み、下方が開口した凹部である。
第二レール部材176は、図28、図29で示されるように、取付板部176aと、取付用係合部176bと、係合板部176cとが一体に形成された構造となっている。
取付板部176aは、遊技機島1の長手方向に延びる立板状部分である。
取付用係合部176bは、取付板部176aの上端部分と連続しており、内側へ延びる平板状部分と、この平板状部分の突出端部分を下方に折り曲げて形成される立板状部分を有する。
係合板部176cは、取付板部176aの外側面の下端側部分から外側へ突出する平板状部分と、この平板状部分の突出端部分と連続する湾曲した立板状部分とを有する構造となっている。具体的には、湾曲した立板状部分の内側面の内で高さ方向における中途部分と平板状部分とが連続している。
すなわち、第二レール部材176には、係合板部176cの立板状部分の内側面と、係合板部176cの平板状部分の上面と、取付板部176aの外側面によって囲まれた凹部である第二係合部182を有する。この第二係合部182は、下方に窪み、上方が開口した凹部であり、第一係合部181と対となる係合部となっている。
そして、腰板取付工程では、まず第一レール部材175を上外壁形成部材119に対して固定し、第二レール部材176を下外壁形成部材118に対して固定する。
具体的には、第一レール部材175は、取付板部175aの内側面を上外壁形成部材119の外側面と接触させた状態とし、これらを適宜な固定手段で一体に固定する。また、第二レール部材176は、取付用係合部176bを下外壁形成部材118に掛止させた状態とし、取付板部176aの内側面を下外壁形成部材118の外側面と接触させ、これらを適宜な固定手段で一体に固定する。
このとき、取付用係合部176bの立板状部分が隙間部分123に挿入された状態となる。また、第一レール部材175の第一係合部181と、第二レール部材176の第二係合部182とが上下方向で離れた位置にそれぞれ配されており、離間対向した状態となる。
腰板部材45は、上側部分を第一係合部181と係合させ、下側部分を第二係合部182と係合させることで、取り付けられる部材となっている。
ここで、腰板部材45の下端部分が第二係合部182の底部分と接触した状態において、腰板部材45の上端部分は、第一係合部181の底部分(上面)から下方に離れた位置に配される。つまり、第二係合部182の底部分から第一係合部181の底部分(上面)までの長さが、腰板部材45の上下方向の長さよりも長くなっている。このことから、腰板部材45の姿勢を変更させつつ、第一係合部181、第二係合部182に順に係合させることで、これらの双方と係合した状態とすることが可能となる。
さらに、外壁面形成工程は、支柱部材30の下端側周辺にカバー部材を取り付けたり、島上タンク155に外表面を形成する部材を取り付けたりする工程、すなわち、残存する外壁材を取り付ける残存外壁形成工程を含む。
つまり、残存外壁形成工程は、上記した各工程で形成されなかった遊技機島1の外壁を形成する工程であり、化粧板として機能する各種板部材又はカバー部材を取り付ける工程である。
上記した各工程に加え、遊技機島1の各種タンク、各種流路の適宜な部分に遊技媒体を補充する玉入れ工程を実施する。
そして、遊技機2、台間機器20、データランプ等の遊技機島1において少なくとも一部が外部に露出する機器を取り付ける外部機器取付工程を実施する。以上の各工程により、遊技機島1(図1参照)が構築される。
上記した実施形態では、上側連結構造体37、下側連結構造体38がそれぞれ外壁保持部材を形成した例について説明したが、本発明はこれに限るものではない。
ユニット体を連結して形成される構造体は、外壁保持部材の少なくとも一部を形成するものであればよく、ユニット体はそのような構造体の一部を形成するものであればよい。
例えば、ユニット体を連結して形成される構造体は、上側連結構造体37から側壁形成部材97を除いたものであってもよく、側壁形成部材97は、外壁面形成工程等の適宜の工程で取り付けてもよい。この場合、この構造体の一部を形成するユニット体は、上側ユニット体31から側壁形成部材97を除いたものであってもよい。
すなわち、ユニット体は、構造体を所定方向(長手方向)に分割した一部分を形成する形状であり、予め設定された規定大きさ(基点寸法に基づく大きさ)であればよい。
ここで、上記実施形態の判別工程において、ユニット体を並べた並列方向の合計長さが構造体の同並列方向の長さ(以下、規定長さとも称する)とならない場合とは、2つのユニット体を並べた際に合計長さが規定長さより長くなる場合も含む。すなわち、2つのユニット体を並べた並列方向の合計長さが構造体の長さよりも長くなる場合、一つのユニット体と、少なくとも一つの調整部材を並べることで構造体を構築してもよい。
また、調整部材の配置位置は、上記した構造体の端部側に限るものではなく、図30(a)で示されるように、中央側部分でもよい。
すなわち、上側調整部材232(調整部材)、下側調整部材234(調整部材)は、上側連結構造体237(外壁保持部材、構造体)、下側連結構造体238(外壁保持部材、構造体)の中央側部分を構築するものであってもよい。
つまり、調整部材は、構造体のいずれの部分を構築してもよく、2つのユニット体の間や、ユニット体と他の調整部材の間、さらには、2つの他の調整部材の間に位置していてもよい。また、1つの構造体に含まれる調整部材の数は適宜変更してよく、1又は複数のいずれでもよい。
また、調整部材の大きさもまた、上記したようにユニット体よりも小さいものに限るものではなく、図30(a)で示されるように、ユニット体よりも大きいものであってもよい。
すなわち、上側調整部材232、下側調整部材234の遊技機島の長手方向の長さ(大きさ)は、上側ユニット体31、下側ユニット体33よりも短いもの(小さい)でなくてもよく、これらよりも長い(大きい)ものでもよい。
つまり、調整部材は、上記したように、遊技機島1の長手方向の長さが長いものに限らず、図31で示されるように、同方向の長さが短い上側調整部材332(調整部材)や下側調整部材334(調整部材)であってもよい。
すなわち、調整部材は、遊技機島1の長手方向の長さが上下方向より短くてもよい。
また、調整部材の形状は、上記したように、ユニット体を小型化(又は大型化)したものが好ましいが、必ずしもこれに限るものではない。例えば、略直方体状や箱状となる他形状の立体構造物であってもよい。また、図32で示されるように、立板状部材であってもよい。
すなわち、図32で示されるように、上側調整部材432(調整部材)を一の板状部材によって形成してもよい。すなわち、上側連結構造体は、大部分を複数の上側ユニット体31を連結して形成し、余剰部分を上側調整部材432によって形成してもよい。
この場合、この上側調整部材432は、隣接配置される上側連結構造体の構成部材(ユニット体や調整部材であり、図32では上側ユニット体31)と、支柱部材30の少なくとも一方に固定してもよい。
また、この場合、隣接する上側ユニット体31に固定される幕板部材42(図)と、ランプ板形成部材43とを長手方向に長いものとし、その一部が上側調整部材432の外側(遊技機島の短手方向で外側)の一部分に位置するように形成してもよい。つまり、調整部材には、必ずしも外壁材が取り付けられなくてもよい。
上記した実施形態では、調整工程で使用する調整部材(上側調整部材32、下側調整部材34)を遊技場外で事前作製した例について説明したが、本発明はこれに限るものではない。
例えば、調整部材の作製作業の一部を遊技場外で事前に実施し、続く作業を遊技場内で構造体を構築する際に実施してもよい。
具体的に説明すると、調整部材を形成するための部材(以下、調整用基礎部材とも称す)を遊技場外で事前作製する。このとき、調整用基礎部材は、調整部材よりも遊技機島における長手方向の長さを長くした部材とする。
そして、遊技場内で構造体を構築する際や、構造体の構築前に、調整用基礎部材の一部を切り落とし、調整部材を形成する。すなわち、遊技場内において、構造体形成工程(又は調整工程)の実施中又は実施前に調整部材の作製作業の一部を実施してもよい。
さらにまた、調整部材の作製作業を事前に実施せず、遊技場内で形成してもよい。すなわち、遊技場内で構造体を構築し、その際に長さを調整する作業の一環として、調整部材を形成してもよい。この場合、遊技場内で実施する構造体形成工程(又は調整工程)の実施中又は実施前に調整部材の作製作業の全工程が実施される。
また、上記した実施形態では、配置位置決定工程の後に判別工程を実施し、その後に、不足長さに応じた大きさの調整部材を形成した例を示したが、本発明はこれに限るものではない。それぞれ異なる大きさ(異なる長さ)の調整部材を予め形成しておき、判別工程で不足長さが生じたとき、それぞれ異なる大きさの調整部材から一の調整部材を選択使用してもよい。この場合、調整部材の作製は、ユニット体形成工程と同様に、各工程に先立って実施してもよい。また、ユニット体形成工程の後であり、他の工程よりも前に実施してもよい。
また、上記した実施形態では、下側連結構造体38に形成されたそれぞれの部材境界部160と、上側連結構造体37に形成された部材境界部163がいずれも上下方向で重ならない位置に形成されていた(図24参照)。しかしながら、図30(a)で示されるように、これらは上下方向で重なる位置に形成されていてもよい。また、図30(a)のように、すべての下側の部材境界部160が、上側の部材境界部163と重なる構造の他、一部のみの部材境界部160が、上側の部材境界部163と重なる構造でもよい。
また、上記した実施形態では、上側ユニット体31、下側ユニット体33の長さ(遊技機島1の長手方向における長さ)を同一の長さとしたが、本発明はこれに限るものではない。例えば、図30(b)で示されるように、上側ユニット体531(ユニット体)、下側ユニット体533(ユニット体)の長さが異なる長さであってもよい。
ここで、図30(b)で示される上側連結構造体537(外壁保持部材、構造体)では、上側連結構造体537を構築する上側ユニット体531の一部が、支柱部材30と直接接触しない状態となっている。同様に、下側連結構造体538(外壁保持部材、構造体)を構築する下側ユニット体533の一部もまた、支柱部材30と直接接触しない状態となっている。
つまり、構造体を支柱部材に取り付けた状態では、構造体を構築する全てのユニット体と調整部材のうちの少なくとも一部材が、支柱部材と直接接触しない状態であってもよい。
また、この構造とは異なり、構造体を構築する全てのユニット体、調整部材がそれぞれ一又は複数の支柱部材と接触する状態(支柱部材に固定された状態)であってもよい。
さらに、図30(b)で示される上側連結構造体537では、上側の部材境界部163の一部と、下側の部材境界部160の一部とが支柱部材30と近接する位置にある。すなわち、遊技機島の長手方向と交わる方向(遊技機島の短手方向)を視線方向とした平面視において、支柱部材30と重なる位置に形成されている。
このように、複数の部材境界部163の一部が支柱部材と隣接する位置にはいされていてもよい。すなわち、少なくとも一つの部材境界部163が、支柱部材30から遊技機島の長手方向で離れた位置にあればよい。
なお、これは下側連結構造体においても同様であり、重複する説明を省略する。
上記した実施形態では、長手方向に直線状に延びる遊技機島1について説明したが、本発明はこれに限るものではない。
本発明の遊技機島は、必ずしも長手方向に直線状に延びるものに限るものではなく、所謂R島と称される遊技機島のように、長手方向の少なくとも一部が弧を描くように曲がりつつ延びる遊技機島であってよい。すなわち、平面視において、少なくとも一部が屈曲又は湾曲しつつ延びる遊技機島であってもよい。
この場合、ユニット体もまた長手方向の少なくとも一部が弧を描くように曲がりつつ延びる形状(以下、湾曲形状とも称す)や、少なくとも一個所で屈曲して延びる形状(以下、屈曲形状とも称す)としてもよい。また、この場合において、長尺の調整部材を採用する際には(詳しくは後述する)、これらもまた湾曲形状や屈曲形状としてもよい。
なお、この場合もまた、ユニット体や調整部材を並列させる並列方向は、遊技機島の長手方向と同方向となる。すなわち、平面視において、少なくとも一部が屈曲又は湾曲しつつ延びる方向が並列方向となる。例えば、平面視において円環状に延びる遊技機島を形成する場合、遊技機島の長手方向及びユニット体等の並列方向は、円の周方向となる。
上記した実施形態では、短手方向の一方側と他方側のそれぞれに遊技機2を取り付けた遊技機島1であり、遊技機2としてぱちんこ機を採用した遊技機島1について説明した。すなわち、短手方向の両側それぞれでぱちんこ機が並列配置され、同短手方向においてぱちんこ機が背中合わせに配置される遊技機島1について説明した。しかしながら、本発明はこれに限るものではない。
例えば、遊技機2には、ぱちんこ機に替わって所謂スロットマシンのような回胴式遊技機を採用してもよい。すなわち、短手方向の一方側と他方側のそれぞれに回胴式遊技機を取り付けた遊技機島であってもよい。また、短手方向の一方側にぱちんこ機を取り付け、他方に回胴式遊技機を取り付けた遊技機島であってもよい。すなわち、遊技機2として採用される機器は、適宜変更してよい。
また、所謂壁島と称される遊技機島のように、短手方向の一方側にのみ遊技機2を取り付けた遊技機島であってもよい。すなわち、遊技機島の設置場所(遊技場等)において壁と隣接する短手方向の他方側に遊技機2を取り付けない遊技機島であってもよい。
この場合、遊技機島の長手方向における端部側に配する支柱部材として、図33で示される支柱部材630(荷重支持部材)を採用してもよい。
この支柱部材630は、遊技機島の短手方向における一方側と他方側でそれぞれ形状が異なるものとなっている。以下、この支柱部材630について説明するが、上記した第一支柱部材50と同様の部分については同様の符号を付し、重複する説明を省略する。
詳細に説明すると、同短手方向における一方側(図33の手前側)では、上側に位置する第一上側取付部656のうち、柱連結部668の形状が上記した第一支柱部材50と異なっている。詳細には、補強壁部668bは、同短手方向における長さが上記した補強壁部68bよりも長く、固定板部69と同一(又は略同一)の長さとなる略台形板状の部分となっている。
この支柱部材630では、2つの縦桟部材55a,655aのうち、壁側に位置する壁側縦桟部材655aが、もう一方の縦桟部材55aよりも長さが長くなっている。
そして、壁側縦桟部材655aが上側横桟部材655bを上下方向で貫通して延びており、詳細には、上側横桟部材655bの長手方向における片側端部であり、設置時に壁側となる壁側端部と隣接する位置を貫通している。すなわち、縦桟部材55aが、最も近接する上側横桟部材655bの長手方向端部から中央側に離れた位置に連結されているのに対し、この壁側縦桟部材655aは、上側横桟部材655bの長手方向の端部周辺を貫通している。
また、壁側縦桟部材655aは、下側横桟部材655cの長手方向における壁側端部近傍と連結している。
つまり、この支柱部材630の上側横桟部材655bと下側横桟部材655cは、一方の縦桟部材655aを連結させるための連結部分の形成位置が、上記の上側横桟部材55b、下側横桟部材55cと異なる構造となっている。すなわち、この連結部分が、より長手方向における端部よりの部分に形成されている点で異なっている。さらに、上側横桟部材655bでは、この連結部分において、一方の縦桟部材655aを貫通させて連結させる点でも、上記した上側横桟部材55bと異なっている。
下側横桟部材655cの長手方向の一方端には、第一下側取付部57の上端部分が取り付けられており、他方端部分には、脚部形成部材657の上端部分が取り付けられている。
脚部形成部材657は、上下方向に延びる本体板部657aと、本体板部657aの下側の一部を折り曲げて形成される補助板部657bを有する。
本体板部657aは、上記した連結添板部90(図7参照)を縦方向に延びる中心線で二分割したような形状となる立板状部材である。すなわち、上側に位置する幅方向の長さが長い部分と、下側に位置する幅方向の長さが短い部分とが連結して形成されている。
補助板部657bは、縦方向に延びる長尺の略長方形立板状の部分であり、本体板部657aの下側部分における幅方向片側端部(遊技機島の長手方向における端部)と連続する部分である。すなわち、遊技機島の短手方向に沿って突出する板状部分である。
そして、脚部形成部材657の下端側部分と第一下側取付部57の下端側部分とがアンカー連結部58で連結された状態となっている。
以上のように、上記した支柱部材30のうち、遊技機島1の短手方向における一端側を上記とは異なる構造とすることで、壁島で使用する支柱部材630としてもよい。
また、上記した実施形態では、下側添設体(添板形成部90a)を立板状部分として形成した例を示したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、下側添設体は、円筒状、角筒状のような筒状体であってもよく、円柱状、角柱状のような柱状体であってもよい。
例えば、図34で示されるように、上記とは異なる形状の添板形成部690a(下側添設体)を備えた第二下側取付部681(下側取付部)を形成してもよい。
この添板形成部690aは、断面形状が略コ字状で上下方向に延びた形状となっている。すなわち、添板形成部690aは、上下方向に延びる縦長の長方形立板状の本体部695と、本体部695の短手方向の両端それぞれから外側(遊技機島の短手方向で外側)へ突出する立板状の突片部分696とを有する。2つの突片部分696は、いずれも厚さ方向が遊技機島の長手方向と同方向となっており、この長手方向で離間対向している。
このような構造によると、下側連結構造体38を取り付けるとき、突片部分696の突出端が下側連結構造体38と接触し、本体部695と下側連結構造体38の間に隙間が形成される。この状態でも、本体部695の内側(遊技機島の短手方向で内側)から締結要素を挿通することで、添板形成部690a(本体部695)と下側連結構造体38を一体に固定できる。
また、図35で示されるように、第二下側取付部700(下側取付部)は、打ち抜き加工後、曲げ加工を施した一つの板部材である取付部形成部材701によって形成してもよい。
取付部形成部材701もまた、上下方向に延びる縦長の長方形立板状の本体部702と、本体部702の短手方向の両端それぞれから外側(遊技機島の短手方向で外側)へ突出する立板状の突片部分703を有する。そして、2つの突片部分703は、いずれも厚さ方向が遊技機島の長手方向と同方向となっており、この長手方向で離間対向している。
ここで、突片部分703は、上側部分と下側部分とで突出長さが異なっており、上側部分の突出長さが下側部分と比べて短い。詳細には、突片部分703上側部分と下側部分は、それぞれが縦長の長方形立板状であり、それぞれ突出端面が段差を介して連続している。
そして、下側連結構造体38を取り付けるとき、上記した添板形成部690aと同様に、取付部形成部材701の上側部分が下側添設体として機能する。
ところで、上記した実施形態では、支柱部材30の下端側部分をアンカー連結部58で連結し、このアンカー連結部58をベース部材140に固定した(図17参照)。すなわち、支柱部材30の下端側部分の一部をアンカー連結部58によって形成した。
しかしながら、図35(a)で示されるように、2つの第二下側取付部700の下端側部分をベース部材140に直接固定してもよい。すなわち、アンカー連結部58を介さず、2つの第二下側取付部700とベース部材140を適宜な固定手段(ビス止め等)により固定してもよい。この場合、下側横桟部材705の長手方向の長さを、上記した下側横桟部材55cよりも短くしてもよい。
対して、上記と同様に、2つの第二下側取付部700の下端側部分同士をベース部材140によって連結してもよい(図35(b)参照)。つまり、一方の第二下側取付部700の下端側分と、もう一方の第二下側取付部700の下端側分のそれぞれを、溶接等の適宜な固定手段により、ベース部材140の異なる部分に固定してもよい。
つまり、支柱部材の下側取付部同士は、必ずしもアンカー連結部58で連結しなくてもよく、下側取付部をベース部材140に直接固定してもよい。しかしながら、強度を向上させるという観点から、2つの下側取付部の下端側部分同士をアンカー連結部58で連結させる構造とすることが好ましい。
さらに、図36で示されるように、支柱部材730の下端側部分に平板状の取付片部731を形成し、遊技場床面に対してアンカーボルト及びナット等の固定手段で直接固定してもよい。
すなわち、上記したベース部材固定工程を実施せず、支柱取付工程において支柱部材を直接床面に対して固定してもよい。
また、支柱部材730の一部を形成する縦桟部材732同士を連結する際、縦桟部材732の長手方向における中途部分同士を連結してもよい。また、縦桟部材732の下端側と連結する横桟部材733は、複数(図36では2つ)形成し、それぞれ異なる縦桟部材732と連結させてもよい。すなわち、横桟部材は、必ずしも複数(2つ)の縦桟部材732を連結させなくてもよい。
また、上記した実施形態では、2つの第一支柱部材50と、8つの第二支柱部材51からなる10の支柱部材30を並列配置し、遊技機島1を形成した例について説明したが、本発明はこれに限るものではない。
例えば、上記した研磨機ユニット148を支柱部材として使用してもよい。
すなわち、研磨機ユニット148の柱状部材152を上側連結構造体37の垂直荷重を支持する支柱部材の一部として使用してもよい。言い換えると、上側ユニット体31や上側調整部材32を取り付ける柱状部材として使用してもよい。
同様に、研磨機ユニット148の本体外郭部151を下側連結構造体38の垂直荷重を支持する支柱部材として使用してもよい。言い換えると、下側ユニット体33や下側調整部材34を取り付ける柱状部材として使用してもよい。
なお、この本体外郭部151は、上記したベース部材140を介して遊技場床面に固定してもよい。その一方で、上記した支柱部材730(図36参照)のように、下端側部分に平板状の取付片部を形成し、アンカーボルト等によって固定してもよい。
また、上記した実施形態の遊技機島1では、研磨機ユニット148を遊技機島1の長手方向における中央側部分に配置した例について説明したが、本発明はこれに限るものではない。
研磨機ユニット148は、遊技機島1の長手方向における端部側周辺に配置してもよく、端部側周辺と中央側部分の間に配置してもよい。すなわち、研磨機ユニット148は遊技機島1の適宜位置に配置でき、柱状部材152を基準に支柱部材30の配置位置を設定してもよい。したがって、上記したように研磨機ユニット148を支柱部材として機能させる場合、遊技機島1の長手方向で最も端部側に位置する支柱部材を研磨機ユニット148によって形成してもよい。また、これとは異なり、最も端部側に位置する支柱部材から中央側に離れた位置に配される支柱部材を研磨機ユニット148によって形成してもよい。
また、本発明の遊技機島は、上記した上下方向に延びる流路(揚送流路、球抜きホース、オーバーフローホース等)を囲むように形成される柱状立設体752(枠柱体、図37参照)を備えていてもよい。そして、この柱状立設体752を上側連結構造体37の垂直荷重を支持する支柱部材として使用してもよい。
ここで、柱状立設体752は、上記した柱状部材152に替わって研磨機ユニットの一部として設けられてもよい。この場合、本体外郭部151が柱状立設体752の土台部分となる。同様に、研磨機ユニットとは別に適宜形成した枠状体や箱状体(図示しない)の上に設けられてもよい。この場合、これら枠状体や箱状体が柱状立設体752の土台部分となる。
そして、柱状立設体752の下側に一体に形成される土台部分(図示しない)もまた、下側連結構造体38の垂直荷重を支持する支柱部材として使用してもよい。つまり、柱状立設体752とその土台部分は、それぞれ別に支柱部材として使用してもよく、一つの支柱部材として使用してもよい。
ところで、柱状立設体752は、上記した支柱部材730(図36参照)のように、下端側部分に平板状の取付片部を形成し、アンカーボルト等によって遊技場床面に固定してもよい。この場合、柱状立設体752の下側部分が土台部分として機能し、その上方側の部分が枠柱体として機能する。つまり、柱状立設体752の上側部分を上側連結構造体37の垂直荷重を支持する部分とし、下側部分を下側連結構造体38の垂直荷重を支持する部分としてもよい。
この柱状立設体752は、上記したように研磨機ユニットの形成位置に設けられてもよく、研磨機ユニットから離れた位置に設けられてもよい。さらに、異なる位置に複数設けられていてもよい。
続いて、柱状立設体752の構造について具体的に説明する。
柱状立設体752は、縦方向に延びる縦材752aと、異なる縦材752a同士を連結する横材752bを有しており、これら複数の縦材752aと複数の752bを枠組みして形成される金属性の枠柱体(枠状の柱状体)である。
すなわち、縦材752aは、上下方向に延びる流路形成部材(図37では図示しない)と隣接する位置で、この流路形成部材と同方向に延びる長尺体である。
そして、横材752bは、縦材752aの長手方向(上下方向)と交わる方向に延びる長尺体であり、一部が一の縦材752aと連結され、他部が他の縦材752aと連結されている。
なお、この柱状立設体752では、流路形成部材が配置される空間が略縦長直方体状の空間であり、その四隅部分にそれぞれ縦材752aが配されている。そして、4つの横材752bが同高さで四角環状に連続する組を形成しており、複数の横材752bの組が異なる高さにそれぞれ位置している。
柱状立設体752は、上記した構造に限らず、縦材752aの数や横材752bの数は適宜変更してよい。例えば、横材752bを設けず、縦材752aのみを配置して形成されてもよい。また、縦材752aは、一以上備えていればよく、3つ以下や5つ以上の縦材752aを備えたものであってもよい。
さらには、図38で示されるように、上記の研磨機ユニット148とは異なる研磨機ユニット760を支柱部材として使用してもよい。
この研磨機ユニット760もまた、研磨揚送装置150と、本体外郭部761(外郭部材、土台部分)と、柱状部材762(柱状体)と、揚送流路(図示しない)とを備えた構造となっている。
本体外郭部761は、2つの側壁形成部768と、この2つの側壁形成部768の上側部分同士の間で延びる屋根形成部769を有しており、これらが一体となって形成されている。
そして、屋根形成部769の下方であり、2つの側壁形成部768と屋根形成部769によって3方を囲まれた空間が、研磨揚送装置150を配置する空間となっている。本実施形態では、研磨揚送装置150の一部がこの空間に配され、他部がこの空間の外側に配されている。
側壁形成部768は、2つの縦桟部768aと壁体部768bを有する。
縦桟部768aは、上下方向に延びる角筒状の部分である。
壁体部768bは、2つの縦桟部768aの間に位置する立板状部分であり、その厚さ方向が遊技機島の長手方向と同方向となっている。
ここで、壁体部768bの一部には、流路取付部770が形成されている。
流路取付部770は、遊技球の流路を形成する流路形成部材を連結する部分であり、壁体部768bを厚さ方向に貫通する貫通孔と、その開口周辺に位置する部分で形成されている。
具体的には、この流路取付部770に流路形成部材が取り付けられることで、本体外郭部761の外部から研磨揚送装置150へ向かう遊技球の流路(導入用流路)が形成される。このとき、遊技球は、流路取付部770の貫通孔の内側を通過した後、研磨揚送装置150に導入される。
また、2つの側壁形成部768は、いずれも縦桟部768aに第一下側取付部57を取り付けている。
つまり、本実施形態では、本体外郭部761を下側連結構造体38の荷重を支持するための部材として使用している。また、下側連結構造体38の長手方向の中途部分を第一下側取付部57に固定する構造としている。
屋根形成部769は、2つの横桟部769aと上側板部769bを有する。
横桟部769aは、水平方向に延びる角筒状の部分である。
上側板部769bは、2つの横桟部769aの間に位置する平板状部分であり、その厚さ方向が上下方向と同方向となっている。
上側板部769bの一部には、流路挿通用孔771が形成されている。
流路挿通用孔771は、上側板部769bを厚さ方向に貫通する貫通孔であり、揚送流路を配するための部分となっている。
なお、この上側板部769bには、必要に応じて、アウト球誘導部材のような遊技球の流路を形成する部材(流路形成部材)を載置してもよい。このアウト球誘導部材は、上方から落下した遊技球をアウトレール側へ流す流路を形成する部材である。
ここで、2つの横桟部769aは、いずれも2つの縦桟部768aに対して溶接等の固定手段により、一体に固定されている。つまり、本体外郭部761は、2つの縦桟部768aと2つの横桟部769aによって形成される枠状体(フレーム体)に対し、板状部材が取り付けられて形成されている。
なお、この本体外郭部761は、2つの側壁形成部768のそれぞれをベース部材140に固定することで、遊技場の床面に固定する部材となっている。
柱状部材762は、2つの縦桟部762aと、これらの上端側部分同士を連結する横桟部762bを有しており、これらが連結して形成されている。
縦桟部762aは、上下方向に延びる角筒状の部分である。この縦桟部762aは、その下端側部分を本体外郭部761の縦桟部768aに対して嵌め込み可能となっている。
すなわち、縦桟部762aの下端側部分は、上側部分と比べて小型の角筒状部分となっており、下端側部分の外周面と上側部分の外周面とが段差を介して連続した形状となっている。そして、この縦桟部762aは、本体外郭部761の縦桟部768aの内孔に下端側部分を挿入可能である一方で、その上側部分は、この内孔に対して挿入不可能となっている。
ここで、柱状部材762には、第二上側取付部80が取り付けられている。
具体的には、横桟部762bの長手方向における両端部それぞれの近傍であり、それぞれの縦桟部762aの上側周辺となる位置に、一つずつ合計二つの第二上側取付部80が取り付けられている。
この研磨機ユニット760では、2つの側壁形成部768のそれぞれに対し、一つずつ柱状部材762を取り付けている。すなわち、柱状部材762の2つの縦桟部762aの下端側部分を、側壁形成部768の2つの縦桟部768aに嵌入し、これらをネジ等の固定手段で一体に固定している。
このことにより、柱状部材762は、本体外郭部761の上側部分から上方に延びた状態となる。
すなわち、研磨機ユニット760をあたかも2つ(複数)の荷重支持部材を連結したような構造し、上側連結構造体37、下側連結構造体38の荷重を支持する部材としている。
ここで、上記した実施形態では、柱状部材762の縦桟部762aを本体外郭部761の縦桟部768aに嵌め込み、ネジ等で固定する例を示したが、これらの連結構造は、これに限るものではない。これらは溶接等で固定してもよい。この場合、柱状部材762の縦桟部762aの下方側部分に縦桟部768aと係合する部分(縦桟部768aに嵌入可能な部分)を形成しなくてもよい。
さらに、柱状部材762の縦桟部762aと、本体外郭部761の縦桟部768aは一体に形成してもよい。すなわち、上記した本体外郭部761の縦桟部768aをより上下方向に長い形状とし、その上側に横桟部762bや、上側連結構造体37の荷重を支持する部材(第二上側取付部80等)を固定してもよい。すなわち、研磨揚送装置150の周囲に位置する枠状態又は箱状体の一部を上側へ延びた形状とし、上側連結構造体37の荷重を支持する部材としてもよい。
また、上記した実施形態では、ベース部材140を介して研磨機ユニット760を遊技場床面に固定したが、研磨機ユニット760の固定構造は、このような構造に限るものでない。上記した支柱部材730(図36参照)のように、側壁形成部768の下端側部分に平板状の取付片部を形成し、アンカーボルト等によって遊技場床面に固定してもよい。
また、上記した研磨機ユニット148,760において、本体外郭部761や柱状部材762と共に配される研磨揚送装置150は、上記したものに限るものではない。
例えば、研磨揚送装置150に替わって、研磨機能を備えていない揚送装置を配してもよい。この揚送装置は、公知のものを適宜採用可能である。採用可能な揚送装置の一例として、揚送流路と一体に形成され(揚送流路を含んで形成され)、揚送流路そのものに遊技球を上方に搬送する機能を備えた揚送装置がある。
具体的に説明すると、この揚送装置は、遊技球が導入される下方側の導入部分と、導入部分と連なる揚送部(揚送流路)とを有する。
導入部分は、揚送部の下方側に位置してこれを支持する支持部としても機能する。また、揚送部は、ベルトコンベア、チェーンコンベア等のコンベア部材を少なくとも有し、必要に応じてこのコンベア部材を内蔵するケース部材(流路外郭部材)を有する。
つまり、揚送装置及び揚送流路は、別途形成されて連結されていてもよく、一体に形成されていてもよい。これらは、遊技球が内部を流れる状態に連結されていればよい。
そして、別途形成して連結する場合には、例えば、導入された遊技球が内部を通過する共にこの遊技球に上方へ向かう力を付与する揚送装置と、筒状のホース部材等によって形成される揚送流路を連結してもよい。
その一方で、揚送装置と揚送流路を一体に形成する場合には、例えば、搬送用のベルト部材と、このベルト部材を駆動させるためのモータと、これらを内蔵する外郭部材を有し、揚送流路を形成する部分でベルト部材が動作する揚送装置を採用してもよい。そして、モータは、揚送流路を形成する部分の外側(揚送流路の下方側)に設けてもよく、揚送流路を形成する部分に設けてもよい。なお、揚送装置及び揚送流路を一つの装置で形成する場合、本体外郭部761の内側に装置の下方側部分が囲まれた状態となる。その一方で、装置の上方側部分が本体外郭部761より上方に配され、柱状の部分を形成する。
また、遊技機島における支柱部材の数は2以上の数で適宜変更してよく、例えば、2つの支柱部材を備えた遊技機島であってもよい。
この場合、一のユニット体と一の調整部材によって構造体を形成し、部材境界部163が2つの支柱部材の双方から遊技機島の長手方向(支柱部材の並列方向)で離れた位置に形成されるように構造体を取り付けてもよい。すなわち、2つの支柱部材の一方にユニット体を固定し、他方に調整部材を固定する構造であってもよい。
また、上記した実施形態では、遊技機島1の内部空間であり、2つの上側連結構造体37の間に形成される空間に補給樋等の流路形成部材を設けた例について説明した。すなわち、上側連結構造体37の内側に形成される内部空間において、遊技機島1の長手方向に沿って延びる流路形成部材を配する例について説明した。
同様に、下側連結構造体38の内側に形成される内部空間においてもまた、遊技機島1の長手方向に沿って延びる流路形成部材(アウトレール)を配する例について説明した。
ここで、これら流路形成部材は、上側連結構造体37、下側連結構造体38に直接固定されてもよく、他部材を介して間接的に固定されていてもよい。例えば、図39で示されるように、2つの上側連結構造体37や2つの下側連結構造体38に対して補助連結部材800を固定し、この補助連結部材800に流路形成部材を固定してもよい。
補助連結部材800は、断面形状が略コ字状で遊技機島1の長手方向に延びる長尺部材である。具体的には、流路形成部材を載置するための平板状の本体板部800aと、それぞれ立板状の第一取付板部800b、第二取付板部800cを有する。
第一取付板部800b、第二取付板部800cは、本体板部800aの短手方向における両端部分のそれぞれと連続しており、本体板部800aの上面よりも上方に突出するように延びる立板状部分である。
すなわち、第一取付板部800bと第二取付板部800cが遊技機島1の短手方向で離間対向しており、第一取付板部800bと第二取付板部800cの間であって本体板部800aの上方に三方を囲まれた空間が形成されている。
そして、補助連結部材800を2つの下側連結構造体38に対して固定する際には、第一取付板部800bを一方の下側連結構造体38に対して固定し、第二取付板部800cを他方の下側連結構造体38に対して固定する。詳細には、第一取付板部800b、第二取付板部800cの外側面をそれぞれ別の下側連結構造体38の内側部分と接触させ、これらを適宜な固定手段で一体に固定する。
つまり、遊技機島1の下側部分に形成される内部空間において、遊技機島1の短手方向における一端側に隣接する一部材と、他端側に隣接する他部材を連結するように補助連結部材800が取り付けられる。言い換えると、この内部空間を挟んで対向する位置にある二部材を連結するように補助連結部材800が取り付けられる。
このように2つの下側連結構造体38に対して補助連結部材800を固定することで、2つの下側連結構造体38が補助連結部材800を介して連結される。このことにより、遊技機島1の下側部分の強度向上を図ることができる。
つまり、補助連結部材800は、流路形成部材を固定するための部材として機能すると共に、遊技機島1の強度を向上させる補強部材としても機能する。
また、補助連結部材800が遊技機島1の内部空間で底板として機能することで、島内に流入した異物等がさらなる下方側へ落下すること(例えば、内部空間の下端部分まで落下すること)を防止できる。
補助連結部材800を2つの上側連結構造体37に対して固定する際も同様に、第一取付板部800b、第二取付板部800cの外側面をそれぞれ別の上側連結構造体37の内側部分と接触させ、これらを適宜な固定手段で一体に固定する。
つまり、遊技機島1の上側部分に形成される内部空間においてもまた、この内部空間を挟んで対向する位置にある二部材を連結するように補助連結部材800が取り付けられる。このことにより、上記と同様に、遊技機島1の上側部分の強度向上を図ることができる。
上記した実施形態では、上側連結構造体37、下側連結構造体38を予め形成し、その後に複数の支柱部材30に対して固定する例について説明した。しかしながら、本発明はこれに限るものではない。
例えば、構造体を支柱部材に固定する際、構造体を構成するユニット体、調整部材から選択される部材を一つずつ支柱部材30又は隣接する他部材に固定してもよい。すなわち、構造体形成工程と構造体固定工程(上側構造体固定工程、下側構造体固定工程)は並行して実施してもよい。
具体的に説明すると、ユニット体、調整部材のいずれかから選択される一部材(以下、構成部材とも称す)を支柱部材に固定する。その後、他の構成部材を他の支柱部材と隣接する構成部材の少なくとも一方に対して固定する。以下同様に、構成部材を一つずつ固定する作業を実施していくといった具合である。
上記した実施形態では、上側連結構造体37を取り付ける際、第一支柱部材50の一部である第一上側取付部56(図3等参照)と、上側連結構造体37の上下連結部材98の一つ(図23参照)とを重ね合わせ、これらを一体に固定した。また、第二支柱部材51の第一固定片部86と第二固定片部87とに、上側連結構造体37の上側部分と下側部分をそれぞれ固定した。しかしながら、本発明はこれに限るものではない。
例えば、図40で示されるように、複数の支柱部材830(荷重支持部材)に対して上側連結構造体837(外壁保持部材、構造体)を吊り下げ固定し、複数の支柱部材830によって上側連結構造体837の荷重(垂直荷重)を支持する構造としてもよい。
すなわち、それぞれの支柱部材830の上側に形成される上側取付部856が、上下方向に延びる連結部856aと、連結部856aの上端部分と連続する係合取付部856bを有する構造とする。
そして、係合取付部856bは、遊技機島の短手方向で外側に向かって突出する平板状部分と、平板状部分の突出端から下方に延びる立板状部分を有する構造とする。そして、係合取付部856bの立板状部分は、連結部856aの外側端部に位置する立板状部分と遊技機島の短手方向で離間対向するように形成する。
すなわち、連結部856aの立板状部分と、係合取付部856bの平板状部分と、係合取付部856bの立板状部分とが略コ字状に連続するように形成する。このことにより、これらによって三方を囲まれた係合凹部857が形成され、この係合凹部857が、上方に凸となるように窪んだ凹部となる。
そして、この係合凹部857に上側連結構造体837の上側部分を挿入し、これらを係合させた上で、これらに締結要素を挿通して一体に固定する。このとき、締結要素は、挿通方向が上下方向となるように挿通する。
すなわち、上側連結構造体837を支柱部材830に固定する際、必ずしも支柱部材830の一部が上側連結構造体837の下方側から接触する必要はない。しかしながら、上側連結構造体837をより強固且つ安定させた状態で取り付けるという観点から、上記実施形態における上側連結構造体37の固定構造を採用することがより好ましい。
上記した実施形態では、上側連結構造体37を複数の支柱部材30に固定する際、それぞれ離れた位置にある複数の支柱部材30に対して上側連結構造体37を固定した。すなわち、上側連結構造体37の長手方向で離れた複数個所をそれぞれ別の支柱部材30に接触させ、固定した。しかしながら、本発明はこれに限るものではない。
例えば、図41で示されるように、複数の支柱部材930(荷重支持部材)において、上記した上側取付部(第一上側取付部56、第二上側取付部80)に替わって、複数の支柱部材930のそれぞれと連続するフレーム部材956を設けてもよい。
フレーム部材956は、遊技機島の長手方向に延びる長尺体であり、一部が一の支柱部材930に対して一体に固定され、長手方向における位置が異なる他部が他の支柱部材930に対して一体に固定される部材である。すなわち、フレーム部材956は、2以上の支柱部材930に固定される部材である。
そして、このフレーム部材956に対し、上側連結構造体937(外壁保持部材、構造体)を載置し、これらに締結要素を挿通して一体に固定する。このとき、締結要素は、挿通方向が上下方向となるように挿通する。
すなわち、上側連結構造体937は、フレーム部材956を介して複数の支柱部材930に固定され、複数の支柱部材930によって荷重(垂直荷重)を支持される部材であってもよい。
なお、全ての支柱部材930を一のフレーム部材956で連結し、このフレーム部材956の上に上側連結構造体937を載置してもよい。その一方で、より長さの短い複数のフレーム部材956を遊技機島の長手方向で並列配置し、これらの上に上側連結構造体937を載置してもよい。
すなわち、上側連結構造体937を載置するフレーム部材は、一部材であってもよく、複数の部材を並列して形成されてもよい。
また、フレーム部材は、図41で示されるように、上側連結構造体937の下面の一部が載置されてもよく、下面全体が載置されてもよい。
また、上記した実施形態では、第二上側取付部80が第一固定片部86と第二固定片部87を備えた構造である例を示した。
すなわち、上記した上側取付部(第二上側取付部80)は、上側上板部と上下方向で重なる第一固定片(平板状部86c)と、上側下板部と上下方向で重なる第二固定片(平板状部87b)とを有するものとした。そして、上側上板部及び第一固定片と、上側下板部及び第二固定片のそれぞれは、締結要素が上下方向に挿通されて一体に固定されたものとした。
しかしながら、上側取付部は、第一固定片部86と第二固定片部87を備えたものに限るものではない。
例えば、第一固定片部86、第二固定片部87を設けず、連結体部85と上側連結構造体37を遊技機島の短手方向で重ね合わせ、これらに締結要素を挿通して固定してもよい。このとき、締結要素は、挿通方向が水平方向となるように挿通する。
このような構造では、上側連結構造体37の支柱部材への取り付け時に、上側連結構造体37の長手方向全域を支柱部材との接触位置とすることができる。つまり、上記したように、上側上板部の下面と上側下板部の上面を接触位置する構成では、これらの下面と上面のうちで上下連結部材98と接触する部分(平面視で上下連結部材98と重なる部分)は、支柱部材との接触位置とすることができない。つまり、上側連結構造体37の長手方向における各位置のうち、上下連結部材98が形成されている位置は、支柱部材との接触位置とすることができない。そのため、場合によっては、上下連結部材98を切断して取り外したり、上下連結部材98の一部を加工したりする必要がある。
これに対し、上記した第一固定片部86、第二固定片部87を形成しない構造によると、上下連結部材98の形成位置がいずれの位置であっても、特段の加工なく取り付けが可能となる。
なお、このように第一固定片部86、第二固定片部87を形成しない場合、上側連結構造体37は、補助補強板部材99を形成しない構造とすることが考えられる。またこの場合、上側取付部は、連結体部85に替わって、上下方向に延びる板状体や、筒状体、柱状体等を採用することができる。
つまり、上側取付部は、上側連結構造体37の内側に配される添設体(上側添設体)であればよい。そして、この添設体を上側連結構造体37の内側から接触させ、さらに内側から締結要素を水平方向に挿通し、固定してもよい。
上記した実施形態では、上側連結構造体37に幕板部材42を回動可能に取り付けた(図27参照)。このことにより、遊技機島1を構築した際、幕板部材42を回動させることで、短手側壁部11の上方内部が外部に開放された(内部を目視可能な)状態とすることを可能なものとした。
しかしながら、上側連結構造体は、このような構造に限るものではない。
例えば、上記した上側連結構造体37の側壁形成部材97に替わって、上面形成部材95の上端近傍から下面形成部材96の下端近傍まで上下方向に延び、全長が上側連結構造体の全長と同方向になるように形成してもよい。
この場合、上側ユニット体、上側調整部材もまた、この上側連結構造体を長手方向で分割した形状であってもよい。さらにこの場合、上側調整部材に外壁部材を取り付けず、そのまま短手側壁部を形成してもよい。
1 遊技機島
2 遊技機
15 上部側壁部(壁部分)
16 下部側壁部(壁部分)
17 機器配置部(配設部)
30、630、830、730、930 支柱部材(荷重支持部材)
31、531 上側ユニット体(ユニット体)
32、232、332、432 上側調整部材(調整部材)
33、533 下側ユニット体(ユニット体)
34、234、334 下側調整部材(調整部材)
37、237、537、837、937 上側連結構造体(外壁保持部材、構造体)
38、238、538 下側連結構造体(外壁保持部材、構造体)
80 第二上側取付部(上側取付部)
81、681、700 第二下側取付部(下側取付部)
90a、690a 添板形成部(下側添設体)
91c 載置板部(ユニット載置部)
95 上面形成部材(上側上板部)
96 下面形成部材(上側下板部)
98 上下連結部材(上側立板部)
115 膳板形成部材
116 下面形成部材(下側下板部)
150 研磨揚送装置(揚送装置)
151 本体外郭部(土台部分)
152 柱状部材(柱状体)
160 部材境界部(境界部)
163 部材境界部(境界部)
752 柱状立設体(枠柱体)
752a 縦材
752b 横材
761 本体外郭部(外郭部材、土台部分)
762 柱状部材(柱状体)
770 流路取付部

Claims (13)

  1. 遊技機を設置する配設部と、前記配設部の上部側に位置する上部側壁部と、前記配設部の下部側に位置する下部側壁部と、前記上部側壁部又は前記下部側壁部の少なくとも一方を支持する荷重支持部材とを有し、
    さらに前記上部側壁部又は前記下部側壁部の少なくとも一方は、外壁材と立体構造の外壁保持部材を有し、前記外壁保持部材によって前記外壁材が保持されている遊技機島の製造方法であって、
    前記外壁保持部材の一部又は全部を有し、規定寸法に基づく大きさのユニット体を形成するユニット体形成工程と、
    複数の前記荷重支持部材を間隔を空けて並べる支持部材配置工程と、
    少なくとも一の前記ユニット体が含まれ、複数の前記荷重支持部材に固定する構造体を形成する構造体形成工程とを含み、
    前記構造体形成工程では、前記ユニット体を並べることで前記ユニット体の並列方向の合計長さを規定長さにできない場合に、前記ユニット体と近接する位置に不足分の大きさを補う調整部材を配することを特徴とする遊技機島の製造方法。
  2. 前記ユニット体形成工程では、前記上部側壁部の前記外壁保持部材の一部又は全部となる前記ユニット体と、前記下部側壁部の前記外壁保持部材の一部又は全部となる前記ユニット体とをそれぞれ形成し、
    前記支持部材配置工程では、複数の前記荷重支持部材のそれぞれを設置場所の床に対して固定し、
    一の前記荷重支持部材に対し、前記上部側壁部の一部を形成する前記外壁保持部材を固定し、且つ、前記下部側壁部の一部を形成する前記外壁保持部材を固定することを特徴とする請求項1に記載の遊技機島の製造方法。
  3. 前記支持部材配置工程に先だって、前記支持部材配置工程で並列配置する複数の前記荷重支持部材の配置位置を決定する配置位置決定工程を実施し、
    前記ユニット体形成工程は、前記配置位置決定工程に先だって実施する工程であることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機島の製造方法。
  4. 前記構造体は、少なくとも一つの前記ユニット体と少なくとも一つの前記調整部材が並べられて形成される、又は、複数の前記ユニット体が並べられて形成されるものであり、
    前記構造体を複数の前記荷重支持部材に固定する際、少なくとも一の前記ユニット体の一部分であり、前記構造体を構成する部材の並列方向における両端部分から離れた部分を一の前記荷重支持部材に固定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の遊技機島の製造方法。
  5. 遊技機を設置する配設部と、前記配設部の上部側に位置する上部側壁部と、前記配設部の下部側に位置する下部側壁部と、前記上部側壁部又は前記下部側壁部の少なくとも一方を支持する荷重支持部材とを有し、
    さらに前記上部側壁部又は前記下部側壁部の少なくとも一方は、外壁材と立体構造の外壁保持部材を有し、前記外壁保持部材によって前記外壁材が保持されている遊技機島の製造方法であって、
    前記外壁保持部材の一部又は全部を有し、規定寸法に基づく大きさのユニット体を形成するユニット体形成工程と、
    複数の前記荷重支持部材の配置位置を決定する配置位置決定工程と、
    複数の前記荷重支持部材を間隔を空けて並べる支持部材配置工程を含み、
    前記ユニット体形成工程は、前記配置位置決定工程に先だって実施可能であることを特徴とする遊技機島の製造方法。
  6. 遊技機を設置する配設部と、外壁保持部材に外壁材が保持されて形成される壁部分と、前記壁部分を支持する荷重支持部材とを有する遊技機島であり、遊技場に構築される遊技機島の製造方法であって、
    前記外壁保持部材の一部又は全部を有し、規定寸法に基づく大きさのユニット体を前記遊技場の外で形成するユニット体形成工程と、
    複数の前記荷重支持部材の配置位置を決定する配置位置決定工程と、
    前記遊技場の中で複数の前記荷重支持部材のそれぞれを設置場所の床に対して固定し、間隔を空けて並べる支持部材配置工程と、
    少なくとも一の前記ユニット体が含まれ、複数の前記荷重支持部材に固定する構造体を形成する構造体形成工程とを含み、
    前記ユニット体形成工程を前記配置位置決定工程に先だって実施し、
    前記構造体形成工程は、前記構造体の長さを調整する調整工程を含み、
    前記調整工程は、複数の前記ユニット体を連結させて前記構造体を形成できない場合に、前記構造体の不足分を他部材、又は、前記ユニット体に基づいて形成される部材によって形成する工程であることを特徴とする遊技機島の製造方法。
  7. 遊技機を設置する配設部を有し、当該配設部の上部側に上部側壁部があり、前記配設部の下部側に下部側壁部を有し、前記上部側壁部又は前記下部側壁部の少なくとも一方は、外壁材と立体構造の外壁保持部材を有し、前記外壁保持部材によって前記外壁材が保持されている遊技機島において、
    ユニット体と、複数の荷重支持部材を有し、
    前記ユニット体は、少なくとも前記外壁保持部材の一部を構成する部材を含み、
    前記荷重支持部材は、前記ユニット体が取り付けられて前記ユニット体の垂直荷重を支持するものであり、
    前記外壁保持部材は、前記ユニット体を含んで形成される構造体によって少なくとも一部が形成されるものであり、
    前記構造体は、複数の前記ユニット体を並列配置して形成される、又は、前記ユニット体と前記ユニット体とは並列方向の長さが異なる調整部材を並列配置して形成されるものであり、
    前記構造体は、隣接する前記ユニット体同士、又は、隣接する前記ユニット体と前記調整部材の端面が接触又は近接する境界部があり、
    少なくとも一つの前記境界部は、前記構造体を構成する部材の並列方向において、前記荷重支持部材から離れた位置にあることを特徴とする遊技機島。
  8. 遊技球を上方へ搬送するための揚送装置と、前記揚送装置に流入する遊技球が流れる導入用流路とを備え、
    少なくとも一つの前記荷重支持部材は、下記(a)〜(c)のいずれかによって形成されていることを特徴とする請求項7に記載の遊技機島。
    (a)前記揚送装置と連結されて上方に延びる揚送流路の水平方向への移動を規制する規制部を備えた柱状体及び/又はその土台部分、
    (b)前記揚送装置と連結されて上方に延びる揚送流路を配設する空間の外側で縦材及び横材を枠組みして形成される枠柱体及び/又はその土台部分、
    (c)前記揚送装置の外側に配される箱体又は枠体であり、前記導入用流路の一部を取り付ける流路取付部を備え、内側に前記揚送装置の少なくとも一部を配される外郭部材、及び/又は、当該外郭部材から上方に延びる柱状体。
  9. 前記上部側壁部は、前記外壁保持部材の一部を構成する前記ユニット体である上側ユニット体を有し、
    前記上側ユニット体は、上側上板部と、当該上側上板部の下方側に位置する上側下板部と、前記上側上板部と前記上側下板部を連結する上側立板部を有し、
    前記荷重支持部材の少なくとも一つは、前記上側ユニット体を固定するための上側取付部を有し、
    前記上側上板部及び前記上側下板部に締結要素が挿通され、前記上側上板部及び前記上側下板部と前記上側取付部とが一体に固定されていることを特徴とする請求項7又は8に記載の遊技機島。
  10. 前記下部側壁部は、前記外壁保持部材の一部を構成する前記ユニット体である下側ユニット体を有し、
    前記荷重支持部材の少なくとも一つは、前記下側ユニット体を固定するための下側取付部を有し、
    前記下側取付部は、前記下側ユニット体を載置するためのユニット載置部と、前記ユニット載置部よりも内側で上下方向に延びる下側添設体を有し、
    前記下側添設体は、前記下側ユニット体に内側から接触しており、前記下側ユニット体の内側部分と前記下側添設体は、締結要素が挿通されて一体に固定されていることを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の遊技機島。
  11. 前記下側ユニット体は、膳板の少なくとも一部を形成する膳板形成部材と、下端側部分を形成する下側下板部を有し、
    前記膳板形成部材及び前記下側下板部は、いずれも平板状の部材であり、且つ、いずれも端面から前記締結要素が挿入されていることを特徴とする請求項10に記載の遊技機島。
  12. 前記上部側壁部と前記下部側壁部は、それぞれ異なる前記構造体によって少なくとも一部が形成されるものであり、
    前記上部側壁部の少なくとも一部を形成する前記構造体の前記境界部のうちの少なくとも一つと、
    前記下部側壁部の少なくとも一部を形成する前記構造体の前記境界部のうちの少なくとも一つとが、いずれも前記構造体を構成する部材の並列方向において、前記荷重支持部材から離れた位置にあることを特徴とする請求項7乃至11のいずれかに記載の遊技機島。
  13. 遊技機を設置する配設部を有し、当該配設部の上部側に上部側壁部があり、前記配設部の下部側に下部側壁部を有する遊技機島において、
    複数のユニット体と、複数の荷重支持部材を有し、
    前記ユニット体は、前記上部側壁部及び/又は前記下部側壁部の一部を形成する立体構造の部材であり、
    前記荷重支持部材は、前記ユニット体が取り付けられて前記ユニット体の垂直荷重を支持するものであり、
    複数の前記ユニット体が並べられた状態で前記荷重支持部材に支持され、
    隣接する前記ユニット体同士の端面が接触又は近接する境界部があり、当該境界部のいずれかは前記荷重支持部材から前記ユニット体の並列方向に離れた位置にあることを特徴とする遊技機島。
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