JP7355350B2 - 遊技機島の製造方法 - Google Patents
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Description
このような遊技機島として、例えば、特許文献1に開示されたものがある。
すなわち、左右方向で離れた2つのフレーム部材の一方と他方のそれぞれに上段ユニット及び下段ユニットの左右方向における両端部のそれぞれが固定され、上段ユニット及び下段ユニットがこの2つのフレーム部材の間で延びた構造となっている。そして、複数の上段ユニット、複数の下段ユニットが左右方向で並列することで、それぞれ遊技島の上側壁部分の基礎となる部分と、下側壁部分の基礎となる部分が形成されている。
すなわち、遊技機や台間機器の選定には、一般的に時間がかかることが多いため、施工の開始が遅れてしまい、遊技機島を期日までに構築することが困難となる場合があった。
以上のことから、施工開始後の作業を簡易化し、遊技機島をいち早く構築したいという欲求があった。
請求項2に記載の発明は、前記荷重支持部材は、支柱本体部と、上側取付部と、下側取付部を有し、前記上側取付部及び前記下側取付部は、前記構造体を固定する部分であり、それぞれ前記支柱本体部に取り付けられ、前記支柱本体部を介して連続しており、前記ユニット体が一の前記荷重支持部材に固定されるとき、前記ユニット体は、前記ユニット体の並列方向における両端の間の中途部分であって当該並列方向で連続する部分のいずれかを一の前記荷重支持部材との接触位置とすることが可能であり、前記構造体形成工程は、複数の前記荷重支持部材の上側に取り付けられる前記構造体である上側連結構造体を形成する工程を含み、前記構造体固定工程は、前記支持部材配置工程の後に前記上側連結構造体と前記下側連結構造体を複数の前記荷重支持部材に固定する工程であり、前記構造体に属する複数の前記ユニット体のそれぞれの前記荷重支持部材との接触位置を異なる位置とすることができることを特徴とする請求項1に記載の遊技機島の製造方法である。
請求項3に記載の発明は、前記内側壁形成部材は、前記膳板形成部材と前記下側下板部の間に形成される空間の内側部分を閉塞していることを特徴とする請求項1に記載の遊技機島の製造方法である。
請求項4に記載の発明は、前記構造体固定工程では、2つの前記下側連結構造体がそれぞれの前記内側壁形成部材が対向するように取り付けられ、前記構造体固定工程の後、補助連結部材によって2つの前記内側壁形成部材を連結する工程を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機島の製造方法である。
本発明に関連する発明は、遊技機を設置する配設部と、前記配設部の上部側に位置する上部側壁部と、前記配設部の下部側に位置する下部側壁部と、前記上部側壁部及び前記下部側壁部の少なくとも一方を支持する荷重支持部材とを有し、さらに前記上部側壁部及び前記下部側壁部の少なくとも一方は、外壁材と立体構造の外壁保持部材を有し、前記外壁保持部材によって前記外壁材が保持されている遊技機島であって、前記外壁保持部材の一部又は全部を構成し、規定寸法に基づく大きさのユニット体を有し、前記荷重支持部材は、支柱本体部と、上側取付部と、下側取付部を有し、前記上側取付部及び前記下側取付部は、それぞれ前記支柱本体部に取り付けられ、前記支柱本体部を介して連続しており、前記荷重支持部材を複数有しており、複数の前記荷重支持部材は、それぞれが設置場所の床に対して固定された状態で間隔を空けて並べられ、少なくとも一の前記ユニット体が含まれる構造体である上側連結構造体と下側連結構造体を有し、前記上側取付部及び前記下側取付部は、前記構造体を固定する部分であり、前記上側連結構造体は、複数の前記荷重支持部材の上側に取り付けられ、かつ、前記下側連結構造体は、複数の前記荷重支持部材の下側に取り付けられており、前記ユニット体は、前記ユニット体の並列方向における両端の間の中途部分であって前記並列方向で連続する部分のいずれかを一の前記荷重支持部材との接触位置とすることが可能であり、前記下側連結構造体の一部が、前記ユニット体である下側ユニット体によって構成されており、前記荷重支持部材には、並列方向における両端に配される第一支柱部材と、前記第一支柱部材の間に並べられる第二支柱部材とが含まれ、前記第二支柱部材の前記下側取付部は、ユニット載置部と、前記ユニット載置部の内側で上下方向に延びる下側添設体を有し、前記下側連結構造体は、前記下側ユニット体を前記ユニット載置部に載置し、かつ、前記下側添設体に外側から接触させた状態で前記第二支柱部材に固定されることを特徴とする遊技機島である。
上記した本発明に関連する発明は、前記下側ユニット体は、膳板形成部材と、下側下板部と、内側壁形成部材を有し、前記膳板形成部材と前記下側下板部が上下方向で離れた位置に配され、前記内側壁形成部材は、前記膳板形成部材と前記下側下板部の間に形成される空間の内側部分を閉塞していることが好ましい。
本発明に関連する発明は、遊技機を設置する配設部と、前記配設部の上部側に位置する上部側壁部と、前記配設部の下部側に位置する下部側壁部と、前記上部側壁部及び前記下部側壁部の荷重を支持する荷重支持部材とを有し、さらに前記上部側壁部及び前記下部側壁部は、外壁材と立体構造の外壁保持部材を有し、前記外壁保持部材によって前記外壁材が保持されている遊技機島の製造方法であって、前記外壁保持部材の一部又は全部を有し、規定寸法に基づく大きさのユニット体を形成するユニット体形成工程と、複数の前記荷重支持部材を間隔を空けて並べる支持部材配置工程と、少なくとも一の前記ユニット体が含まれ、複数の前記荷重支持部材に固定する構造体を形成する構造体形成工程と、前記構造体を複数の前記荷重支持部材に固定する構造体固定工程を含み、前記荷重支持部材には第一支柱部材と第二支柱部材とが含まれ、前記第一支柱部材及び前記第二支柱部材は、支柱本体部と、上側取付部と、下側取付部を有し、前記上側取付部及び前記下側取付部は、前記構造体を固定する部分であり、それぞれ前記支柱本体部に取り付けられ、前記支柱本体部を介して連続しており、前記支持部材配置工程では、前記第一支柱部材の間に前記第二支柱部材が並べられ、前記構造体形成工程では、複数の前記荷重支持部材の上側に取り付ける上側連結構造体と、複数の前記荷重支持部材の下側に取り付ける下側連結構造体を形成し、且つ、前記ユニット体を並べることで前記ユニット体の並列方向の合計長さを規定長さにできない場合に、前記ユニット体と近接する位置に不足分の大きさを補う調整部材を配し、前記構造体固定工程は、前記支持部材配置工程の後に実施される工程であり、前記上側連結構造体を複数の前記荷重支持部材に固定する上側構造体固定工程と、前記下側連結構造体を複数の前記荷重支持部材に固定する下側構造体固定工程を含み、前記ユニット体が一の前記荷重支持部材に固定されるとき、前記ユニット体は、前記ユニット体の並列方向における両端の間の中途部分であって前記並列方向で連続する部分のいずれかを一の前記荷重支持部材との接触位置とすることが可能であり、前記構造体固定工程では、前記構造体に属する複数の前記ユニット体のそれぞれの前記荷重支持部材との接触位置を異なる位置とすることができることを特徴とする遊技機島の製造方法である。
また、本発明に関連する発明は、遊技機を設置する配設部と、前記配設部の上部側に位置する上部側壁部と、前記配設部の下部側に位置する下部側壁部と、前記上部側壁部又は前記下部側壁部の少なくとも一方を支持する荷重支持部材とを有し、さらに前記上部側壁部又は前記下部側壁部の少なくとも一方は、外壁材と立体構造の外壁保持部材を有し、前記外壁保持部材によって前記外壁材が保持されている遊技機島の製造方法であって、前記外壁保持部材の一部又は全部を有し、規定寸法に基づく大きさのユニット体を形成するユニット体形成工程と、複数の前記荷重支持部材を間隔を空けて並べる支持部材配置工程と、少なくとも一の前記ユニット体が含まれ、複数の前記荷重支持部材に固定する構造体を形成する構造体形成工程とを含み、前記構造体形成工程では、前記ユニット体を並べることで前記ユニット体の並列方向の合計長さを規定長さにできない場合に、前記ユニット体と近接する位置に不足分の大きさを補う調整部材を配することを特徴とする遊技機島の製造方法である。
すなわち、ユニット体を複数並べることで、ユニット体の並列方向の合計長さが規定長さとなる場合には、規定大きさのユニット体を並べて構造体を形成する。対して、規定大きさのユニット体を複数並べても構造体の長さを規定長さにできない場合には、ユニット体と調整部材によって構造体を形成する。
また、支柱部材(荷重支持部材)の配置間隔に関わらず、規定大きさのユニット体によって構造体の全部又は大部分を構築するので、支柱部材の配置間隔が決定される前からユニット体の生産が可能となる。
つまり、本発明の遊技機島の製造方法では、構築する遊技機島の大きさや、支柱部材の配置間隔が変わっても同一のユニット体を使用して壁部分を構築可能である。このことから、ユニット体の事前の大量生産が可能となり、製造コストを低減や、施工開始後の作業の簡易化(施工期間の短縮)が可能となる。
また、本発明に関連する発明は、遊技機を設置する配設部と、前記配設部の上部側に位置する上部側壁部と、前記配設部の下部側に位置する下部側壁部と、前記上部側壁部又は前記下部側壁部の少なくとも一方を支持する荷重支持部材とを有し、さらに前記上部側壁部又は前記下部側壁部の少なくとも一方は、外壁材と立体構造の外壁保持部材を有し、前記外壁保持部材によって前記外壁材が保持されている遊技機島の製造方法であって、前記外壁保持部材の一部又は全部を有し、規定寸法に基づく大きさのユニット体を形成するユニット体形成工程と、複数の前記荷重支持部材の配置位置を決定する配置位置決定工程と、複数の前記荷重支持部材を間隔を空けて並べる支持部材配置工程を含み、前記ユニット体形成工程は、前記配置位置決定工程に先だって実施可能であることを特徴とする遊技機島の製造方法である。
また、本発明に関連する発明は、遊技機を設置する配設部と、外壁保持部材に外壁材が保持されて形成される壁部分と、前記壁部分を支持する荷重支持部材とを有する遊技機島であり、遊技場に構築される遊技機島の製造方法であって、前記外壁保持部材の一部又は全部を有し、規定寸法に基づく大きさのユニット体を前記遊技場の外で形成するユニット体形成工程と、複数の前記荷重支持部材の配置位置を決定する配置位置決定工程と、前記遊技場の中で複数の前記荷重支持部材のそれぞれを設置場所の床に対して固定し、間隔を空けて並べる支持部材配置工程と、少なくとも一の前記ユニット体が含まれ、複数の前記荷重支持部材に固定する構造体を形成する構造体形成工程とを含み、前記ユニット体形成工程を前記配置位置決定工程に先だって実施し、前記構造体形成工程は、前記構造体の長さを調整する調整工程を含み、前記調整工程は、複数の前記ユニット体を連結させて前記構造体を形成できない場合に、前記構造体の不足分を他部材、又は、前記ユニット体に基づいて形成される部材によって形成する工程であることを特徴とする遊技機島の製造方法である。
また、本発明に関連する発明は、遊技機を設置する配設部を有し、当該配設部の上部側に上部側壁部があり、前記配設部の下部側に下部側壁部を有し、前記上部側壁部又は前記下部側壁部の少なくとも一方は、外壁材と立体構造の外壁保持部材を有し、前記外壁保持部材によって前記外壁材が保持されている遊技機島において、ユニット体と、複数の荷重支持部材を有し、前記ユニット体は、少なくとも前記外壁保持部材の一部を構成する部材を含み、前記荷重支持部材は、前記ユニット体が取り付けられて前記ユニット体の垂直荷重を支持するものであり、前記外壁保持部材は、前記ユニット体を含んで形成される構造体によって少なくとも一部が形成されるものであり、前記構造体は、複数の前記ユニット体を並列配置して形成される、又は、前記ユニット体と前記ユニット体とは並列方向の長さが異なる調整部材を並列配置して形成されるものであり、前記構造体は、隣接する前記ユニット体同士、又は、隣接する前記ユニット体と前記調整部材の端面が接触又は近接する境界部があり、少なくとも一つの前記境界部は、前記構造体を構成する部材の並列方向において、前記荷重支持部材から離れた位置にあることを特徴とする遊技機島である。
(a)前記揚送装置と連結されて上方に延びる揚送流路の水平方向への移動を規制する規制部を備えた柱状体及び/又はその土台部分、
(b)前記揚送装置と連結されて上方に延びる揚送流路を配設する空間の外側で縦材及び横材を枠組みして形成される枠柱体及び/又はその土台部分、
(c)前記揚送装置の外側に配される箱体又は枠体であり、前記導入用流路の一部を取り付ける流路取付部を備え、内側に前記揚送装置の少なくとも一部を配される外郭部材、及び/又は、当該外郭部材から上方に延びる柱状体。
また、揚送流路の位置ずれを防止する柱状体や枠柱体を利用して荷重支持部材を形成する場合、不必要に部材を増やすことなく構造体の荷重を支持する部分を増やすことが可能となり、遊技機島の全体強度の向上を図ることができる。
また、本発明に関連する発明は、遊技機を設置する配設部を有し、当該配設部の上部側に上部側壁部があり、前記配設部の下部側に下部側壁部を有する遊技機島において、複数のユニット体と、複数の荷重支持部材を有し、前記ユニット体は、前記上部側壁部及び/又は前記下部側壁部の一部を形成する立体構造の部材であり、前記荷重支持部材は、前記ユニット体が取り付けられて前記ユニット体の垂直荷重を支持するものであり、複数の前記ユニット体が並べられた状態で前記荷重支持部材に支持され、隣接する前記ユニット体同士の端面が接触又は近接する境界部があり、当該境界部のいずれかは前記荷重支持部材から前記ユニット体の並列方向に離れた位置にあることを特徴とする遊技機島である。
なお、以下の各実施形態は、本発明を具体化した例であり、本発明がこれらの例に限定されるものではない。
すなわち、遊技機島1は、長手方向の一端側及び他端側のそれぞれに位置する2つの長手側壁部10と、短手方向の一端側及び他端側のそれぞれに位置する2つの短手側壁部11(一方については図1では図示しない)からなる4つの側壁部分を有する。
すなわち、短手側壁部11には、高さ方向における中央側部分に、遊技機2や台間機器20等を配置するための空間である機器配置部17が形成されている(図2等参照)。
なお、図1では、作図の都合上、一部の遊技機2にのみ符号を付しており、他への符号を省略している。また、他部材(例えば、図1では台間機器20、台間板部材44等)についても同様に、複数のうちの一部にのみ適宜符号を付し、他への符号を省略している。このことは、以下の図面においても同様であり、適宜一部の符号を省略している。
遊技媒体貸出機は、遊技者に対して遊技球(遊技媒体)を貸し出すための装置である。
また、この他、台間機器20としては、例えば、分煙用装置が採用できる。
例えば、本実施形態では、2つの遊技機2の間に一つの台間機器20を設けているが、これに替わって複数の台間機器20を設けてもよい。すなわち、2つの遊技機2の間に二つの台間機器20を設け、それぞれの台間機器20として遊技媒体貸出機と、分煙用装置を採用してもよい。
なお、遊技機2は、図1で示されるように、遊技機島1の長手方向に沿って並列するようにそれぞれ配されている。つまり、遊技機島1の長手方向とは、複数の遊技機2の並列方向でもある。また、遊技機島1の短手方向は、水平面に平行であって遊技機2の並列方向と交わる方向である。
すなわち、上側横桟部材55bは、上板部60及び下板部61と、上板部60及び下板部61の間に形成される内部空間を囲む4つの側壁部を有する。具体的には、長手方向における両端部にそれぞれ位置する2つの第一側壁部62と、短手方向の両端部にそれぞれ位置する2つの第二側壁部63を有する構造となっている。
なお、2つの第二側壁部63の一方は、外部と内部空間を連通する欠落部63aを有している。そして、この欠落部63aは、第二側壁部63の高さ方向における中央側で、第二側壁部63を上側部分と下側部分の2つに分断するように、上側横桟部材55bの長手方向に沿って延びている。
すなわち、上側横桟部材55bと縦桟部材55aは、縦桟部材55aのそれぞれの上端側部分が上側横桟部材55bの内部空間に挿入された状態で一体に固定される(図3参照)。
この下側横桟部材55cは、下板部61ではなく上板部60に縦桟取付孔64が形成されている点で上側横桟部材55bと異なる構造となっている。また、下側横桟部材55cは、長手方向の長さが上側横桟部材55bよりも長い点でも上側横桟部材55bとは異なる部材となっている。
ここで、2つの縦桟部材55aは、いずれも上側横桟部材55b、下側横桟部材55cの長手方向(遊技機島1の短手方向)の両端からそれぞれ中央側に離れた位置に連結されている。そして、上側横桟部材55bの長手方向における両端部分(2つの第一側壁部62、図4参照)のそれぞれが、第一上側取付部56を固定するための取付片部として機能する。同様に、下側横桟部材55cの長手方向における両端部分に位置するそれぞれの側壁部が、第一下側取付部57を固定するための取付片部として機能する。
上板部58cは、立板部58bの上端部分のうち、中央側の一部分から突出する平板状部分であり、下板部58aと離間対向する部分となっている。
詳細には、上側横桟部材55bの第一側壁部62(図4参照)と、第一上側取付部56の連結板本体68aの下端側部分を重ね合わせ、これらを適宜な固定手段で一体に固定している。
なお、ここでいう「固定手段」とは、締結要素や、接着剤等の複数部材の間に介在して接着力を発揮する部材、溶接等の接合部を連続性のある一体化された一部材とする手段を含むものとする。また、このことは、以下の記載においても同様のものとする。さらに、ここでいう「締結要素」とは、ネジ、釘、ボルトといった、複数部材を貫通して(又は少なくとも一部材を貫通すると共に他の一部材内に挿通して)一体に固定する棒状の固定手段とし、以下の記載においても同様のものとする。
すなわち、下側横桟部材55c、2つの第一下側取付部57、アンカー連結部58が四角環状に連続した状態となっている。
また、第一支柱部材50の下側部分では、2つの固定板部76がいずれも下側横桟部材55cの長手方向外側へ向かって突出しており、下側横桟部材55cよりもやや下方側から下端部分までの間で延びている。
なお、支柱本体部55、アンカー連結部58については、上記した第一支柱部材50と同様の部材であるので、詳細な説明を省略する。
すなわち、2つの挟持板部85bは、いずれも縦長の板状部分であり、本体板部85aから同方向に突出し、突出方向と直交する方向で離間対向している。
すなわち、連結板部86bは、立板部86aの上端側部分から水平方向に突出する平板状部分と、平板状部分の突出端から上方に突出する立板状部分を有する。そして、平板状部86cは、連結板部86bの立板状部分の上端部分から水平方向に突出しており、その突出方向が、立板部86aの上端部分から突出する平板状部分の突出方向と同方向となっている。
なお、ここでいう「水平方向」とは、完全に水平面と平行となる方向の他、微細に上下方向に傾いた方向(上下方向に1、2度程度傾いた方向)を含むものとする。すなわち、「水平方向」とは、水平方向成分を含む方向であって実質的に水平方向となる方向であり、以下の記載についても同様のものとする。
また、第二固定片部87は、立板部87aを本体板部85aに重ね合わせ、これらを適宜な固定手段で固定することにより、連結体部85に一体に固定された状態となっている。
添板形成部90aは、縦長の略長方形立板状の部分であり、詳細には、下方側の角部分を切り落とした立板状部分である。添板形成部90aは、その大部分が、連結板部90bと比べて幅方向の長さが長くなっている。
連結板部90bは、細長い縦長の略長方形板状の部分であり、添板形成部90aの下端部分から下方へ向かって延びる部分である。
ここで、補助添板部91dは、突出板部91bの一部分と略L字状に連続しており、この突出板部91bから突出する載置板部91cと同方向に延びている。つまり、同一の突出板部91bから突出する載置板部91cと、補助添板部91dの突出方向が同方向となっている。
そして、2つの第二下側取付部81の下端側部分同士が、アンカー連結部58によって連結されている。
すなわち、下側横桟部材55c、2つの第二下側取付部81、アンカー連結部58が四角環状に連続した状態となっている。
この上側ユニット体31は、長手方向の長さL1が予め定められた所定長さとなるように形成するものであり、本実施形態では、長手方向の長さL1が1800mmとなるように形成している。
ここで、側壁形成部材97の下面は、下面形成部材96の下面と同一の高さに配されており、これらが隣接配置されて上側ユニット体31の下面を形成している。そして、側壁形成部材97の上端部分は、上面形成部材95の下面よりも下方側に離れた位置に配されており、詳細には、後述する第一欠落部98aの上端よりも下方側に位置している。
つまり、側壁形成部材97は、上面形成部材95と下面形成部材96の間に形成される空間のうち、下方側の一部分を外側から覆うように配されている。
この上下連結部材98は、上面が上面形成部材95の下面と接触し、下面が下面形成部材96の上面と接触した状態でこれらと一体に固定されている。
第二欠落部98bは、第一欠落部98aよりも下方側に離れた位置に形成されており、その全域が側壁形成部材97の内側に隣接する位置に配されている。すなわち、第二欠落部98bは、側壁形成部材97の内側面と、3つの内周面のそれぞれに周囲を囲まれた空間を形成する。
第三欠落部98cは、上下連結部材98の内側下端に位置する角部分を欠落させて形成される部分である。
ここで、補助補強板部材99の上面は、上記した欠落部95aの底面と隣接する位置に配されており、一連の面を形成している。このことから、上側ユニット体31では、上面の奥側端部周辺となる位置に、手前側よりも窪んだ部分である天板係合凹部100が形成されている。
また、上側ユニット体31の上方奥側に位置する補助補強板部材99の下方側の部分は、上面形成部材95の下面よりも下方側に突出する突出部分であり、周囲よりも下方に突出する突起部分を形成している。言い換えると、上面形成部材95の奥側部分と補助補強板部材99は、鉤状(略L字状)に連続する部分となっており、補助補強板部材99の外側面と上面形成部材95の下面は段状に連続している。
そして、長手方向における両端部それぞれの近傍に、立板状部材である上下連結部材98が配されている。
したがって、第二欠落部98bもまた、上側ユニット体31の長手方向で所定間隔を開けて並列配置されており、この複数の第二欠落部98bによって配線部材を挿通するための配線挿通部が形成されている。
つまり、第二欠落部98bは、2つの上下連結部材98の間に形成される空間同士、又は、同空間と外部を連通する孔となるものであり、上側ユニット体31の長手方向で連続する配線挿通のための領域の一部を形成する。
詳細には、天板係合凹部100は、上側部分、奥側部分、長手方向の両端部分がそれぞれ開放された窪み部分である。
なお、本実施形態では、上下連結部材98の数が、上側ユニット体31における上下連結部材98の数と異なっている。詳細には、この上下連結部材98の数が上側ユニット体31と比べて少なくなっている。
この上側調整部材32は、上側ユニット体31と同様の手順で構築可能であり、また、上側ユニット体31の一部を切り落とすことで構築可能となっている。この上側調整部材32の詳細な構造については、上記した上側ユニット体31と同様であるので、重複する詳細な説明を省略する。
すなわち、上下連結部材98の長手方向における一方端であり、遊技機島1の長手方向における片側端部から、最も近接する位置にある上下連結部材98までの距離を、他方端から最も近接する位置にある上下連結部材98までの距離よりも長くしてもよい。
この下側ユニット体33もまた、長手方向の長さL3が予め定められた所定長さとなるように形成されるものであり、本実施形態では、長手方向の長さL3が1800mmとなるように形成している。すなわち、上記した上側ユニット体31と長手方向の長さが同一の長さとなっている。
この下面形成部材116は、膳板形成部材115のうち、遊技機島1の短手方向で内側に位置する部分の下方側に離れた位置に配されている。
すなわち、上端側の部分が膳板形成部材115の内側面と接触し、上面が膳板形成部材115の上面と隣接する位置に配されて一連の面を形成している。また、下端側の部分が下面形成部材116の内側面と接触し、下面が下面形成部材116の下面と隣接する位置に配されて一連の面を形成している。
ここで、下外壁形成部材118は、上端部分が下面形成部材116の上面よりやや高位置に位置しており、下端部分が下面形成部材116の下面よりやや底位置に位置している。
また、遊技機島1の短手方向における内側面(図13(b)の左側面)が、上下連結部材121の外側端面から外側に離れた位置に形成されている。すなわち、下外壁形成部材118の上側部分と、上下連結部材121の下側部分の間には隙間部分123が形成されている。
すなわち、上外壁形成部材119は、その内側面(遊技機島1の短手方向における内側面)が、複数の上下連結部材121のそれぞれの外側面と接触した状態となっている。そして、これらに対して固定されている。
この上下連結部材121は、上面が膳板形成部材115の下面と接触し、下面が下面形成部材116の上面と接触した状態でこれらと一体に固定されている。
すなわち、この箱型構造物の外側壁面は、上下方向で離れた位置にそれぞれ配される下外壁形成部材118と上外壁形成部材119によって形成されている。詳細には、下外壁形成部材118と上外壁形成部材119は、それぞれの外側面が略同一平面状に位置するように配されている。
また、箱型構造物の長手方向における両側面は、同長手方向両端にそれぞれ位置する2つの上下連結部材121によって形成されており、内側壁面は内側壁形成部材117によって形成されている。
そして、膳板形成部材115の外側部分(遊技機島1の短手方向で外側)は、この箱型構造物の上端部分から外側突出する部分となっている。
なお、本実施形態では、上下連結部材121の数が、下側ユニット体33における上下連結部材121の数と異なっている。詳細には、この上下連結部材121の数が下側ユニット体33と比べて少なくなっている。
この下側調整部材34は、下側ユニット体33と同様の手順で構築可能であり、また、下側ユニット体33の一部を切り落とすことで構築可能となっている。この下側調整部材34の詳細な構造については、上記した下側ユニット体33と同様であるので、重複する詳細な説明を省略する。
このように、下側調整部材34を遊技機島1の長手方向の端部側に配する場合、上記した上側調整部材32と同様に、下側調整部材34の長手方向の両端にそれぞれ位置する上下連結部材121の一方を中央側に離れた位置に形成してもよい。
すなわち、上下連結部材121の長手方向における一方端であり、遊技機島1の長手方向における片側端部から、最も近接する位置にある上下連結部材121までの距離を、他方端から最も近接する位置にある上下連結部材121までの距離よりも長くしてもよい。
このユニット体形成工程は、遊技場内(遊技機島1の設置場所がある建屋内)での施工作業の開始前に実施可能であり、遊技場とは異なる場所(別の建屋内や屋外であり、例えば別の生産拠点)で実施できる。
なお、隣接配置される2つのベース部材140の間隔は、一定であってもよく、不定であってもよい。本実施形態では、隣接配置される2つのベース部材140の間隔が不定となっている。
詳細に説明すると、複数のベース部材140の列では、中央側が位置にする2つのベース部材140の間隔長さが比較的長くなっており、研磨機ユニット148(詳しくは後述する)を配置するための領域を形成している。
これに加え、本実施形態では、この領域よりも遊技機島1の長手方向(ベース部材140の並列方向)の端部側となる位置で並列した複数のベース部材140が、不定間隔で配置されている。つまり、中央側の領域よりも遊技機島1の長手方向端部よりに配されるベース部材140の列では、所定個所での2つのベース部材140の間隔長さと、他の個所での2つのベース部材140の間隔長さが異なっている。
つまり、本実施形態では、研磨機ユニット148を配置する領域から離れた位置で並列する複数のベース部材140の間隔長さが不定間隔となっている。
そして、取付板部140bには、取付板部140bを厚さ方向に貫通する取付用長孔141が形成されている。この取付用長孔141は、ベース部材140の長手方向(遊技機島1の短手方向)で離れた位置にそれぞれ形成されており、いずれも上下方向に延びる長孔となっている。
なお、並列配置される複数のベース部材140の一部は、この柱接触面142が並列方向における一端側を向くように固定され、他の一部は、この柱接触面142が他端側を向くように固定されている。
すなわち、図17で示されるように、ベース部材140の取付板部140bと、支柱部材30の下端側に位置するアンカー連結部58の立板部58bとを重ね合わせ、これらを締結要素によって一体に固定する。
ここで、上記したように、取付用長孔141は縦長の長孔となっており、立板部58bの貫通孔と重ね合わせる位置を可変させることで、支柱部材30の取り付け高さを変更できる。
すなわち、立板部58bの取り付け用の貫通孔と、取付板部140bの取付用長孔141が高さ調整手段として機能することで、支柱部材30の取り付け位置の高さ調整が可能となっている。
その結果、図18で示されるように、それぞれの支柱部材30が間隔を空けて並べられた状態となり、ベース部材140を介して遊技場の床面に固定された状態となる。すなわち、本実施形態の遊技機島1は、支柱部材30からの荷重を床面で受ける構造となっている。
この研磨機ユニット取付工程は、間隔を空けて並べられた支柱部材30のうち、並列方向で中央側に位置する2つの支柱部材30の間となる床面(図18におけるαで示される部分)に、研磨機ユニット148(図19参照)を取り付ける工程である。
すなわち、本実施形態の本体外郭部151は、上板部材と、下板部材と、遊技機島1の長手方向で離間対向する2つの側壁部材を有する構造となっており、内部にこれらによって囲まれた空間が形成されている。そして、遊技機島1の短手方向で両端に位置する部分が開放されており、内外を連通する状態となっている。この本体外郭部151が、遊技場の床面に固定されることで、研磨機ユニット148が取り付けられた状態となる。
この柱状部材152の一部には、内部に空間が形成されており、この空間が揚送流路(図示しない)を配置するための流路収容空間となっている。すなわち、柱状部材152の一部であって空間と隣接する位置にある板部材が、揚送流路の水平方向への移動を規制する規制部として機能する。
なお、揚送流路は、遊技球が上方に向かって搬送するための流路であり、研磨揚送装置150と連結されている。この揚送流路は、柱状部材152に沿って延びる流路形成部材によって形成されている。
島上タンク形成工程は、柱状部材152の上端部分に島上タンク155(図2等参照)を固定し、島上タンク155に揚送流路の上端部分を連結させる工程である。すなわち、柱状部材152は、島上タンク155を支持するための柱として機能する部材である。この島上タンク155は、公知のそれと同様であり、揚送流路の内部を通過した遊技球が内部に導入され、導入された遊技球を一時的に貯留可能な箱状部材となっている。
本実施形態の下側保持部形成工程は、図20で示されるように、下側連結構造体38を形成する下側構造体形成工程(構造体形成工程)と、下側連結構造体38を複数の支柱部材30に固定する下側構造体固定工程を実施する工程である。
ここで、下側構造体形成工程では、下側連結構造体38の長さを調整する調整工程が実施される。
この調整工程は、複数の下側ユニット体33を並べた並列方向の合計長さが下側連結構造体38の長手方向の長さと同一(又は略同一)とならない場合、下側連結構造体38の一部を下側調整部材34によって形成する工程である。
つまり、調整工程では、複数の下側ユニット体33を並べた並列方向の合計長さが下側連結構造体38の長手方向の長さと同一(又は略同一)となる場合には、調整部材(下側調整部材34)による長さ調整を実施しない。対して、これらの長さが略同一(又は略同一)とならない場合、下側連結構造体38の一部を下側調整部材34によって形成し、下側連結構造体38の長さ調整を実施する。
なお、このとき、2つの上下連結部材121は、互いに接触するように重ねてもよく、2つの上下連結部材121の間に僅かに間隔が空いた状態としてもよい。すなわち、下側連結構造体38の長手方向で重なった状態であればよい。
なお、本実施形態では、図21で示されるように、下側連結構造体38の長手方向における両端部分のそれぞれを下側調整部材34が形成しており、その間に位置する部分を下側ユニット体33によって形成している。
このとき、膳板形成部材115、下面形成部材116は、遊技機島1の短手方向における内側端面から締結要素が挿入されることなる。このような構造とすると、内側壁形成部材117を必要以上に厚くすることなく、締結要素を深く挿入できるので、強固な取り付けが可能となる。
以上のことから、下側連結構造体38が複数の支柱部材30に対して固定された状態となり、下側連結構造体38の垂直荷重を支柱部材30が支持した状態となる。
ここで、この下側連結構造体38は、遊技機島1の短手方向における一方端側と他方端側にそれぞれ取り付けられ、2つの下側連結構造体38が同短手方向で対向した状態となる(図2参照)。なお、もう一方の取り付け手順については、重複する説明を省略する。
このように、2つの下側連結構造体38が取り付けられると、遊技機島1における下部側壁部16(図1参照)の基礎部分が形成される。
すなわち、載置板部91cは、下側連結構造体38の一部を載置する載置台部として機能するだけでなく、位置決め部材としても機能する。
そして、載置板部91cの上方であって添板形成部90aの外側に位置する空間が、下側連結構造体38(下側ユニット体33)の一部を配置するユニット配置空間となる。
つまり、上記したように、下側ユニット体33は、内側(遊技機島1の短手方向における内側)の一部を第二支柱部材51に接触させ、第二支柱部材51に対して固定する。そして、この下側ユニット体33は、上記した接触位置から遊技機島1の長手方向でずれた様々な位置を、固定時に第二支柱部材51と接触させる接触位置とすることができる。また、このことは、下側調整部材34においても同様である。
同様に、内側壁形成部材117の内側面の一部を連結添板部90に接触させ、これらを締結要素で一体に固定するが、内側壁形成部材117の内側面のいずれの部分でも連結添板部90を接触させる部分とすることができる。
同様に、内側壁形成部材117の内側面のうち、遊技機島1の短手方向で上下連結部材121と重なる重なり部分(重畳領域)と、上下連結部材121と重ならない非重なり部分(非重畳領域)のどちらでも第二支柱部材51との接触位置とすることができる。
本実施形態では、下面形成部材116と内側壁形成部材117の重なり部分の一部を一の第二支柱部材51との接触位置としており、これらの非重なり部分の一部を他の第二支柱部材51との接触位置としている。
したがって、図21で示されるように、下側連結構造体38には、これら一部材及び他の一部材の境界部分である部材境界部160(境界部)が複数形成される。詳細には、複数の部材境界部160は、下側連結構造体38の長手方向における中途部分にそれぞれ形成されており、同長手方向でそれぞれ間隔を開けて並列している。
なお、ここでいう「二部材の端部同士が面接触している部分」とは、具体的には、二部材のそれぞれに属する各部材(膳板形成部材115、下面形成部材116、内側壁形成部材117、下外壁形成部材118、上外壁形成部材119、又は上下連結部材121)から選択される少なくとも一つの部材の端部同士が面接触している部分である。
下側内部部材取付工程は、遊技機島1の下側内部に配する部材を取り付ける工程であり、具体的には、所謂アウトレールや貯留タンクを取り付ける工程である。
なお、アウトレールは、遊技機2から排出された遊技球を研磨揚送装置150に導入する遊技球回収用の流路を形成する部材であり、遊技球の流れ方向における下流端側の部分が研磨揚送装置150に連結される部材である。すなわち、遊技機島1の長手方向に沿って延びる流路形成部材となっている。
また、貯留タンクは、遊技球を一時的に貯留するための部材であり、アウトレールの上流端側と連結する位置や、アウトレールの中途部に配設される部材である。
本実施形態の上側保持部形成工程は、図23で示されるように、上側連結構造体37を形成する上側構造体形成工程(構造体形成工程)と、上側連結構造体37を複数の支柱部材30に固定する上側構造体固定工程を実施する工程である。
ここで、上側構造体形成工程でもまた、上側連結構造体37の長さを調整する調整工程が実施される。
すなわち、複数の上側ユニット体31を並べた並列方向の合計長さが上側連結構造体37の長手方向の長さと同一(又は略同一)とならない場合、上側連結構造体37の一部を上側調整部材32によって形成する工程である。
つまり、この調整工程においても、複数の上側ユニット体31を並べた並列方向の合計長さが上側連結構造体37の長手方向の長さと同一(又は略同一)となる場合、調整部材(上側調整部材32)による長さ調整を実施しない。対して、これらの長さが略同一(又は略同一)とならない場合、上側連結構造体37の一部を上側調整部材32によって形成し、上側連結構造体37の長さ調整を実施する。
なお、本実施形態では、図24で示されるように、上側連結構造体37の長手方向における両端部分のそれぞれを上側調整部材32が形成しており、その間に位置する部分を上側ユニット体31によって形成している。
このような構造とすると、締結要素を深く挿入できるので、強固な取り付けが可能となる。また、下側ユニット体33の内側壁形成部材117(図22参照)のような背板部材を設けることなく、締結要素を水平方向に挿入できるので部材数を削減する上で、好ましい。
以上のことから、上側連結構造体37が複数の支柱部材30に対して固定された状態となり、上側連結構造体37の垂直荷重を支柱部材30が支持した状態となる。
そして、上側連結構造体37の上側部分と下側部分の間に形成される空間の上下方向の長さと、第一固定片部86の上面から第二固定片部87の下面までの距離(最短長さ)が略同一の長さとなっている。
なお、ここでいう「略同一の長さ」とは、数パーセントの誤差を含むものとし、以下の記載においても同様とする。
このように、2つの上側連結構造体37が取り付けられると、遊技機島1における上部側壁部15(図1参照)の基礎部分が形成される。
そして、上面形成部材95の非重なり部分のいずれの部分であっても、第一固定片部86との接触部分とすることができる。
同様に、下面形成部材96の非重なり部分のいずれの部分であっても、第二固定片部87と接触部分とすることができる。
これらのことから、上側調整部材32は、遊技機島1の長手方向の位置が異なる様々な部分を第二支柱部材51との接触位置とすることができる。
しかしながら、これに限らず、上下連結部材98の上端側及び下端側それぞれの内側部分(遊技機島1の内側部分)に欠落部を形成し、この欠落部に第一固定片部86、下面形成部材96を配置可能な構造としてもよい。この構造によると、上面形成部材95、下面形成部材96の内側部分は、長手方向における全域のいずれの部分でも第二支柱部材51との接触位置とすることが可能となる。
具体的には、所謂補給樋や補給シュート、さらには、遊技球を遊技機島1の下側内部まで搬送する搬送用流路を形成する部材(以下、連結流路形成部材とも称す)等のうち、必要な一以上の部材を取り付ける工程となっている。
なお、補給樋とは、島上タンク155から排出された遊技球を遊技機2に供給する遊技球供給用の流路を形成する部材である。すなわち、遊技機島1の長手方向に沿って延びる流路形成部材となっている。
また、補給シュートは、補給樋と遊技機2の間に配設される部材であり、補給樋上の遊技媒体を遊技機側に誘導するための分岐部分を形成する部材である。
また、連結流路形成部材は、例えば、補給樋に滞留した球を強制的に下方へ排出するための流路を形成する所謂球抜きホースと称される部材でもよい。また、他の例としては島上タンク155から補給樋に供給されなかった遊技球や、補給樋から遊技機2に供給されなかった遊技球を下方側へ排出する流路を形成する部材(所謂オーバーフローレール及びオーバーフローホース)がある。
この外壁面形成工程には、天板取付工程、妻板取付工程、幕板取付工程、ランプ板取付工程、台間板取付工程、膳板形成工程、腰板取付工程が含まれる。
具体的には、天板部材40は、図26で示されるように、遊技機島1の短手方向(図26の左右方向)で離れた位置にそれぞれ取り付けられた2つの上側連結構造体37に取り付けられる平板状部材である。すなわち、天板部材40は、遊技機島1の短手方向における両端部分のそれぞれが、それぞれ別の上側連結構造体37に形成された天板係合凹部100に嵌入され、2つの上側連結構造体37を跨ぐように取り付けられる。そして、遊技機島1の短手方向における中心側に形成される内部空間を上方から覆った状態となる。そして、天板部材40の厚さと天板係合凹部100の深さとが略同一となっており、天板部材40の上面は、2つの上側連結構造体37の上面と水平方向に広がりを持つ一連の面を形成する。
妻板部材41は、厚さ方向が遊技機島1の長手方向と同方向となるように取り付けられる立板状部材であり、同長手方向を視線方向とした平面視形状が略四角形状となる部材である。この妻板取付工程では、遊技機島1の長手方向の両端側のそれぞれに対し、1つずつ妻板部材41を取り付ける。
すなわち、この妻板部材41は、支柱部材30、上側連結構造体37、下側連結構造体38の少なくとも一つに対して取り付けられる。
幕板部材42は、略四角形立板状の本体板42aに外表面形成部材42bが取り付けられて形成される部材である。詳細には、外表面形成部材42bは、本体板42aの外側面(遊技機島1の短手方向における外側面)と、上面と、下面と、内側面の上側と、内側面の下側を覆うように取り付けられている。
また、幕板部材42の内側部分の下端側には、緩衝部材166が取り付けられている。この緩衝部材166は、幕板部材42の下側部分と、ランプ板形成部材43(詳しくは後述する)の直接接触を防止するため、これらの間に介在する部材である。
詳細には、連結部材である蝶番部材167を介して取り付けられており、蝶番部材167が、幕板部材42の内側部分の上側と、上面形成部材95の上面の間に介在している。
具体的には、墨出板168の遊技機島1の短手方向における長さは、同方向における下面形成部材96、側壁形成部材97の合計長さと、同一(又は略同一)の長さとなっている。
ランプ板形成部材43は、金属製の板状部材であり、遊技機島1の長手方向に沿って延びる長尺体である(図1参照)。具体的には、図27(a)で示されるように、立板状部分であるランプ板本体部43aと、ランプ板本体部43aの上側部分を折り曲げて形成される鉤状部43bと、ランプ板本体部43aの下側部分を折り曲げて形成される下側添板部43cとが一体となっている。
つまり、側壁形成部材97と墨出板168の一部分とが、ランプ板の本体部分となる。
台間板部材44は、厚さ方向が遊技機島1の短手方向と同方向となる立板状部材であり、機器配置部17において機器(遊技機2、台間機器20等)を配置しない部分の外壁面を形成する外壁材である
すなわち、台間板部材44は、遊技機2又は台間機器20と水平方向(遊技機島1の長手方向)で隣接する部分に配され、機器配置部17の隙間部分を閉塞する。この台間板部材44は、上側に位置する上部側壁部15と下側に位置する下部側壁部16のそれぞれの一部に取り付けられる。
遊技機載置板170は、外側(遊技機島1の短手方向で外側)の一部が膳板形成部材115に載置され、内側の一部が下側横桟部材55cに載置された状態で、膳板形成部材115に適宜な固定手段により固定される。
具体的には、図28(a)で示されるように、膳板保護部材173は、平板状の本体板部173aと、本体板部173aの外側端部と連続する外側掛止部173bと、内側端部と連続する内側係合部173cとを有する。
詳細には、上板部分は、遊技機島1の短手方向における外側に向かうにつれて高さが高くなる内側傾斜部と、外側端部に位置する平板状の隆起頂部とが連続して形成されている。
なお、このとき、外側掛止部173bの上板部分と下板部分の間に形成される空間に、膳板形成部材115の外側端部が配される。また、内側係合部173cの立板状部分の内側面が遊技機載置板170の外側面と接触し、内側係合部173cの平板状部分が遊技機載置板170に載置された状態となる。
取付板部175aは、遊技機島1の長手方向に延びる立板状部分である。
係合板部175bは、断面形状が略L字状で延びる部分であり、取付板部175aの高さ方向中央側から外側へ突出する平板状部分と、この平板状部分の突出端部分を下方に折り曲げて形成される立板状部分を有する。
取付板部176aは、遊技機島1の長手方向に延びる立板状部分である。
取付用係合部176bは、取付板部176aの上端部分と連続しており、内側へ延びる平板状部分と、この平板状部分の突出端部分を下方に折り曲げて形成される立板状部分を有する。
係合板部176cは、取付板部176aの外側面の下端側部分から外側へ突出する平板状部分と、この平板状部分の突出端部分と連続する湾曲した立板状部分とを有する構造となっている。具体的には、湾曲した立板状部分の内側面の内で高さ方向における中途部分と平板状部分とが連続している。
具体的には、第一レール部材175は、取付板部175aの内側面を上外壁形成部材119の外側面と接触させた状態とし、これらを適宜な固定手段で一体に固定する。また、第二レール部材176は、取付用係合部176bを下外壁形成部材118に掛止させた状態とし、取付板部176aの内側面を下外壁形成部材118の外側面と接触させ、これらを適宜な固定手段で一体に固定する。
ここで、腰板部材45の下端部分が第二係合部182の底部分と接触した状態において、腰板部材45の上端部分は、第一係合部181の底部分(上面)から下方に離れた位置に配される。つまり、第二係合部182の底部分から第一係合部181の底部分(上面)までの長さが、腰板部材45の上下方向の長さよりも長くなっている。このことから、腰板部材45の姿勢を変更させつつ、第一係合部181、第二係合部182に順に係合させることで、これらの双方と係合した状態とすることが可能となる。
つまり、残存外壁形成工程は、上記した各工程で形成されなかった遊技機島1の外壁を形成する工程であり、化粧板として機能する各種板部材又はカバー部材を取り付ける工程である。
そして、遊技機2、台間機器20、データランプ等の遊技機島1において少なくとも一部が外部に露出する機器を取り付ける外部機器取付工程を実施する。以上の各工程により、遊技機島1(図1参照)が構築される。
ユニット体を連結して形成される構造体は、外壁保持部材の少なくとも一部を形成するものであればよく、ユニット体はそのような構造体の一部を形成するものであればよい。
例えば、ユニット体を連結して形成される構造体は、上側連結構造体37から側壁形成部材97を除いたものであってもよく、側壁形成部材97は、外壁面形成工程等の適宜の工程で取り付けてもよい。この場合、この構造体の一部を形成するユニット体は、上側ユニット体31から側壁形成部材97を除いたものであってもよい。
すなわち、上側調整部材232(調整部材)、下側調整部材234(調整部材)は、上側連結構造体237(外壁保持部材、構造体)、下側連結構造体238(外壁保持部材、構造体)の中央側部分を構築するものであってもよい。
つまり、調整部材は、構造体のいずれの部分を構築してもよく、2つのユニット体の間や、ユニット体と他の調整部材の間、さらには、2つの他の調整部材の間に位置していてもよい。また、1つの構造体に含まれる調整部材の数は適宜変更してよく、1又は複数のいずれでもよい。
すなわち、上側調整部材232、下側調整部材234の遊技機島の長手方向の長さ(大きさ)は、上側ユニット体31、下側ユニット体33よりも短いもの(小さい)でなくてもよく、これらよりも長い(大きい)ものでもよい。
すなわち、調整部材は、遊技機島1の長手方向の長さが上下方向より短くてもよい。
この場合、この上側調整部材432は、隣接配置される上側連結構造体の構成部材(ユニット体や調整部材であり、図32では上側ユニット体31)と、支柱部材30の少なくとも一方に固定してもよい。
例えば、調整部材の作製作業の一部を遊技場外で事前に実施し、続く作業を遊技場内で構造体を構築する際に実施してもよい。
具体的に説明すると、調整部材を形成するための部材(以下、調整用基礎部材とも称す)を遊技場外で事前作製する。このとき、調整用基礎部材は、調整部材よりも遊技機島における長手方向の長さを長くした部材とする。
そして、遊技場内で構造体を構築する際や、構造体の構築前に、調整用基礎部材の一部を切り落とし、調整部材を形成する。すなわち、遊技場内において、構造体形成工程(又は調整工程)の実施中又は実施前に調整部材の作製作業の一部を実施してもよい。
また、この構造とは異なり、構造体を構築する全てのユニット体、調整部材がそれぞれ一又は複数の支柱部材と接触する状態(支柱部材に固定された状態)であってもよい。
このように、複数の部材境界部163の一部が支柱部材と隣接する位置にはいされていてもよい。すなわち、少なくとも一つの部材境界部163が、支柱部材30から遊技機島の長手方向で離れた位置にあればよい。
なお、これは下側連結構造体においても同様であり、重複する説明を省略する。
本発明の遊技機島は、必ずしも長手方向に直線状に延びるものに限るものではなく、所謂R島と称される遊技機島のように、長手方向の少なくとも一部が弧を描くように曲がりつつ延びる遊技機島であってよい。すなわち、平面視において、少なくとも一部が屈曲又は湾曲しつつ延びる遊技機島であってもよい。
この場合、ユニット体もまた長手方向の少なくとも一部が弧を描くように曲がりつつ延びる形状(以下、湾曲形状とも称す)や、少なくとも一個所で屈曲して延びる形状(以下、屈曲形状とも称す)としてもよい。また、この場合において、長尺の調整部材を採用する際には(詳しくは後述する)、これらもまた湾曲形状や屈曲形状としてもよい。
なお、この場合もまた、ユニット体や調整部材を並列させる並列方向は、遊技機島の長手方向と同方向となる。すなわち、平面視において、少なくとも一部が屈曲又は湾曲しつつ延びる方向が並列方向となる。例えば、平面視において円環状に延びる遊技機島を形成する場合、遊技機島の長手方向及びユニット体等の並列方向は、円の周方向となる。
例えば、遊技機2には、ぱちんこ機に替わって所謂スロットマシンのような回胴式遊技機を採用してもよい。すなわち、短手方向の一方側と他方側のそれぞれに回胴式遊技機を取り付けた遊技機島であってもよい。また、短手方向の一方側にぱちんこ機を取り付け、他方に回胴式遊技機を取り付けた遊技機島であってもよい。すなわち、遊技機2として採用される機器は、適宜変更してよい。
この場合、遊技機島の長手方向における端部側に配する支柱部材として、図33で示される支柱部材630(荷重支持部材)を採用してもよい。
そして、壁側縦桟部材655aが上側横桟部材655bを上下方向で貫通して延びており、詳細には、上側横桟部材655bの長手方向における片側端部であり、設置時に壁側となる壁側端部と隣接する位置を貫通している。すなわち、縦桟部材55aが、最も近接する上側横桟部材655bの長手方向端部から中央側に離れた位置に連結されているのに対し、この壁側縦桟部材655aは、上側横桟部材655bの長手方向の端部周辺を貫通している。
つまり、この支柱部材630の上側横桟部材655bと下側横桟部材655cは、一方の縦桟部材655aを連結させるための連結部分の形成位置が、上記の上側横桟部材55b、下側横桟部材55cと異なる構造となっている。すなわち、この連結部分が、より長手方向における端部よりの部分に形成されている点で異なっている。さらに、上側横桟部材655bでは、この連結部分において、一方の縦桟部材655aを貫通させて連結させる点でも、上記した上側横桟部材55bと異なっている。
脚部形成部材657は、上下方向に延びる本体板部657aと、本体板部657aの下側の一部を折り曲げて形成される補助板部657bを有する。
本体板部657aは、上記した連結添板部90(図7参照)を縦方向に延びる中心線で二分割したような形状となる立板状部材である。すなわち、上側に位置する幅方向の長さが長い部分と、下側に位置する幅方向の長さが短い部分とが連結して形成されている。
補助板部657bは、縦方向に延びる長尺の略長方形立板状の部分であり、本体板部657aの下側部分における幅方向片側端部(遊技機島の長手方向における端部)と連続する部分である。すなわち、遊技機島の短手方向に沿って突出する板状部分である。
この添板形成部690aは、断面形状が略コ字状で上下方向に延びた形状となっている。すなわち、添板形成部690aは、上下方向に延びる縦長の長方形立板状の本体部695と、本体部695の短手方向の両端それぞれから外側(遊技機島の短手方向で外側)へ突出する立板状の突片部分696とを有する。2つの突片部分696は、いずれも厚さ方向が遊技機島の長手方向と同方向となっており、この長手方向で離間対向している。
このような構造によると、下側連結構造体38を取り付けるとき、突片部分696の突出端が下側連結構造体38と接触し、本体部695と下側連結構造体38の間に隙間が形成される。この状態でも、本体部695の内側(遊技機島の短手方向で内側)から締結要素を挿通することで、添板形成部690a(本体部695)と下側連結構造体38を一体に固定できる。
取付部形成部材701もまた、上下方向に延びる縦長の長方形立板状の本体部702と、本体部702の短手方向の両端それぞれから外側(遊技機島の短手方向で外側)へ突出する立板状の突片部分703を有する。そして、2つの突片部分703は、いずれも厚さ方向が遊技機島の長手方向と同方向となっており、この長手方向で離間対向している。
そして、下側連結構造体38を取り付けるとき、上記した添板形成部690aと同様に、取付部形成部材701の上側部分が下側添設体として機能する。
しかしながら、図35(a)で示されるように、2つの第二下側取付部700の下端側部分をベース部材140に直接固定してもよい。すなわち、アンカー連結部58を介さず、2つの第二下側取付部700とベース部材140を適宜な固定手段(ビス止め等)により固定してもよい。この場合、下側横桟部材705の長手方向の長さを、上記した下側横桟部材55cよりも短くしてもよい。
つまり、支柱部材の下側取付部同士は、必ずしもアンカー連結部58で連結しなくてもよく、下側取付部をベース部材140に直接固定してもよい。しかしながら、強度を向上させるという観点から、2つの下側取付部の下端側部分同士をアンカー連結部58で連結させる構造とすることが好ましい。
すなわち、上記したベース部材固定工程を実施せず、支柱取付工程において支柱部材を直接床面に対して固定してもよい。
すなわち、研磨機ユニット148の柱状部材152を上側連結構造体37の垂直荷重を支持する支柱部材の一部として使用してもよい。言い換えると、上側ユニット体31や上側調整部材32を取り付ける柱状部材として使用してもよい。
同様に、研磨機ユニット148の本体外郭部151を下側連結構造体38の垂直荷重を支持する支柱部材として使用してもよい。言い換えると、下側ユニット体33や下側調整部材34を取り付ける柱状部材として使用してもよい。
なお、この本体外郭部151は、上記したベース部材140を介して遊技場床面に固定してもよい。その一方で、上記した支柱部材730(図36参照)のように、下端側部分に平板状の取付片部を形成し、アンカーボルト等によって固定してもよい。
研磨機ユニット148は、遊技機島1の長手方向における端部側周辺に配置してもよく、端部側周辺と中央側部分の間に配置してもよい。すなわち、研磨機ユニット148は遊技機島1の適宜位置に配置でき、柱状部材152を基準に支柱部材30の配置位置を設定してもよい。したがって、上記したように研磨機ユニット148を支柱部材として機能させる場合、遊技機島1の長手方向で最も端部側に位置する支柱部材を研磨機ユニット148によって形成してもよい。また、これとは異なり、最も端部側に位置する支柱部材から中央側に離れた位置に配される支柱部材を研磨機ユニット148によって形成してもよい。
ここで、柱状立設体752は、上記した柱状部材152に替わって研磨機ユニットの一部として設けられてもよい。この場合、本体外郭部151が柱状立設体752の土台部分となる。同様に、研磨機ユニットとは別に適宜形成した枠状体や箱状体(図示しない)の上に設けられてもよい。この場合、これら枠状体や箱状体が柱状立設体752の土台部分となる。
柱状立設体752は、縦方向に延びる縦材752aと、異なる縦材752a同士を連結する横材752bを有しており、これら複数の縦材752aと複数の752bを枠組みして形成される金属性の枠柱体(枠状の柱状体)である。
すなわち、縦材752aは、上下方向に延びる流路形成部材(図37では図示しない)と隣接する位置で、この流路形成部材と同方向に延びる長尺体である。
そして、横材752bは、縦材752aの長手方向(上下方向)と交わる方向に延びる長尺体であり、一部が一の縦材752aと連結され、他部が他の縦材752aと連結されている。
そして、屋根形成部769の下方であり、2つの側壁形成部768と屋根形成部769によって3方を囲まれた空間が、研磨揚送装置150を配置する空間となっている。本実施形態では、研磨揚送装置150の一部がこの空間に配され、他部がこの空間の外側に配されている。
縦桟部768aは、上下方向に延びる角筒状の部分である。
壁体部768bは、2つの縦桟部768aの間に位置する立板状部分であり、その厚さ方向が遊技機島の長手方向と同方向となっている。
流路取付部770は、遊技球の流路を形成する流路形成部材を連結する部分であり、壁体部768bを厚さ方向に貫通する貫通孔と、その開口周辺に位置する部分で形成されている。
具体的には、この流路取付部770に流路形成部材が取り付けられることで、本体外郭部761の外部から研磨揚送装置150へ向かう遊技球の流路(導入用流路)が形成される。このとき、遊技球は、流路取付部770の貫通孔の内側を通過した後、研磨揚送装置150に導入される。
つまり、本実施形態では、本体外郭部761を下側連結構造体38の荷重を支持するための部材として使用している。また、下側連結構造体38の長手方向の中途部分を第一下側取付部57に固定する構造としている。
横桟部769aは、水平方向に延びる角筒状の部分である。
上側板部769bは、2つの横桟部769aの間に位置する平板状部分であり、その厚さ方向が上下方向と同方向となっている。
流路挿通用孔771は、上側板部769bを厚さ方向に貫通する貫通孔であり、揚送流路を配するための部分となっている。
なお、この上側板部769bには、必要に応じて、アウト球誘導部材のような遊技球の流路を形成する部材(流路形成部材)を載置してもよい。このアウト球誘導部材は、上方から落下した遊技球をアウトレール側へ流す流路を形成する部材である。
なお、この本体外郭部761は、2つの側壁形成部768のそれぞれをベース部材140に固定することで、遊技場の床面に固定する部材となっている。
縦桟部762aは、上下方向に延びる角筒状の部分である。この縦桟部762aは、その下端側部分を本体外郭部761の縦桟部768aに対して嵌め込み可能となっている。
具体的には、横桟部762bの長手方向における両端部それぞれの近傍であり、それぞれの縦桟部762aの上側周辺となる位置に、一つずつ合計二つの第二上側取付部80が取り付けられている。
このことにより、柱状部材762は、本体外郭部761の上側部分から上方に延びた状態となる。
すなわち、研磨機ユニット760をあたかも2つ(複数)の荷重支持部材を連結したような構造し、上側連結構造体37、下側連結構造体38の荷重を支持する部材としている。
例えば、研磨揚送装置150に替わって、研磨機能を備えていない揚送装置を配してもよい。この揚送装置は、公知のものを適宜採用可能である。採用可能な揚送装置の一例として、揚送流路と一体に形成され(揚送流路を含んで形成され)、揚送流路そのものに遊技球を上方に搬送する機能を備えた揚送装置がある。
導入部分は、揚送部の下方側に位置してこれを支持する支持部としても機能する。また、揚送部は、ベルトコンベア、チェーンコンベア等のコンベア部材を少なくとも有し、必要に応じてこのコンベア部材を内蔵するケース部材(流路外郭部材)を有する。
そして、別途形成して連結する場合には、例えば、導入された遊技球が内部を通過する共にこの遊技球に上方へ向かう力を付与する揚送装置と、筒状のホース部材等によって形成される揚送流路を連結してもよい。
その一方で、揚送装置と揚送流路を一体に形成する場合には、例えば、搬送用のベルト部材と、このベルト部材を駆動させるためのモータと、これらを内蔵する外郭部材を有し、揚送流路を形成する部分でベルト部材が動作する揚送装置を採用してもよい。そして、モータは、揚送流路を形成する部分の外側(揚送流路の下方側)に設けてもよく、揚送流路を形成する部分に設けてもよい。なお、揚送装置及び揚送流路を一つの装置で形成する場合、本体外郭部761の内側に装置の下方側部分が囲まれた状態となる。その一方で、装置の上方側部分が本体外郭部761より上方に配され、柱状の部分を形成する。
この場合、一のユニット体と一の調整部材によって構造体を形成し、部材境界部163が2つの支柱部材の双方から遊技機島の長手方向(支柱部材の並列方向)で離れた位置に形成されるように構造体を取り付けてもよい。すなわち、2つの支柱部材の一方にユニット体を固定し、他方に調整部材を固定する構造であってもよい。
同様に、下側連結構造体38の内側に形成される内部空間においてもまた、遊技機島1の長手方向に沿って延びる流路形成部材(アウトレール)を配する例について説明した。
第一取付板部800b、第二取付板部800cは、本体板部800aの短手方向における両端部分のそれぞれと連続しており、本体板部800aの上面よりも上方に突出するように延びる立板状部分である。
すなわち、第一取付板部800bと第二取付板部800cが遊技機島1の短手方向で離間対向しており、第一取付板部800bと第二取付板部800cの間であって本体板部800aの上方に三方を囲まれた空間が形成されている。
つまり、遊技機島1の下側部分に形成される内部空間において、遊技機島1の短手方向における一端側に隣接する一部材と、他端側に隣接する他部材を連結するように補助連結部材800が取り付けられる。言い換えると、この内部空間を挟んで対向する位置にある二部材を連結するように補助連結部材800が取り付けられる。
つまり、補助連結部材800は、流路形成部材を固定するための部材として機能すると共に、遊技機島1の強度を向上させる補強部材としても機能する。
また、補助連結部材800が遊技機島1の内部空間で底板として機能することで、島内に流入した異物等がさらなる下方側へ落下すること(例えば、内部空間の下端部分まで落下すること)を防止できる。
つまり、遊技機島1の上側部分に形成される内部空間においてもまた、この内部空間を挟んで対向する位置にある二部材を連結するように補助連結部材800が取り付けられる。このことにより、上記と同様に、遊技機島1の上側部分の強度向上を図ることができる。
具体的に説明すると、ユニット体、調整部材のいずれかから選択される一部材(以下、構成部材とも称す)を支柱部材に固定する。その後、他の構成部材を他の支柱部材と隣接する構成部材の少なくとも一方に対して固定する。以下同様に、構成部材を一つずつ固定する作業を実施していくといった具合である。
そして、係合取付部856bは、遊技機島の短手方向で外側に向かって突出する平板状部分と、平板状部分の突出端から下方に延びる立板状部分を有する構造とする。そして、係合取付部856bの立板状部分は、連結部856aの外側端部に位置する立板状部分と遊技機島の短手方向で離間対向するように形成する。
すなわち、連結部856aの立板状部分と、係合取付部856bの平板状部分と、係合取付部856bの立板状部分とが略コ字状に連続するように形成する。このことにより、これらによって三方を囲まれた係合凹部857が形成され、この係合凹部857が、上方に凸となるように窪んだ凹部となる。
すなわち、上側連結構造体837を支柱部材830に固定する際、必ずしも支柱部材830の一部が上側連結構造体837の下方側から接触する必要はない。しかしながら、上側連結構造体837をより強固且つ安定させた状態で取り付けるという観点から、上記実施形態における上側連結構造体37の固定構造を採用することがより好ましい。
フレーム部材956は、遊技機島の長手方向に延びる長尺体であり、一部が一の支柱部材930に対して一体に固定され、長手方向における位置が異なる他部が他の支柱部材930に対して一体に固定される部材である。すなわち、フレーム部材956は、2以上の支柱部材930に固定される部材である。
すなわち、上側連結構造体937は、フレーム部材956を介して複数の支柱部材930に固定され、複数の支柱部材930によって荷重(垂直荷重)を支持される部材であってもよい。
すなわち、上側連結構造体937を載置するフレーム部材は、一部材であってもよく、複数の部材を並列して形成されてもよい。
また、フレーム部材は、図41で示されるように、上側連結構造体937の下面の一部が載置されてもよく、下面全体が載置されてもよい。
すなわち、上記した上側取付部(第二上側取付部80)は、上側上板部と上下方向で重なる第一固定片(平板状部86c)と、上側下板部と上下方向で重なる第二固定片(平板状部87b)とを有するものとした。そして、上側上板部及び第一固定片と、上側下板部及び第二固定片のそれぞれは、締結要素が上下方向に挿通されて一体に固定されたものとした。
しかしながら、上側取付部は、第一固定片部86と第二固定片部87を備えたものに限るものではない。
このような構造では、上側連結構造体37の支柱部材への取り付け時に、上側連結構造体37の長手方向全域を支柱部材との接触位置とすることができる。つまり、上記したように、上側上板部の下面と上側下板部の上面を接触位置する構成では、これらの下面と上面のうちで上下連結部材98と接触する部分(平面視で上下連結部材98と重なる部分)は、支柱部材との接触位置とすることができない。つまり、上側連結構造体37の長手方向における各位置のうち、上下連結部材98が形成されている位置は、支柱部材との接触位置とすることができない。そのため、場合によっては、上下連結部材98を切断して取り外したり、上下連結部材98の一部を加工したりする必要がある。
これに対し、上記した第一固定片部86、第二固定片部87を形成しない構造によると、上下連結部材98の形成位置がいずれの位置であっても、特段の加工なく取り付けが可能となる。
つまり、上側取付部は、上側連結構造体37の内側に配される添設体(上側添設体)であればよい。そして、この添設体を上側連結構造体37の内側から接触させ、さらに内側から締結要素を水平方向に挿通し、固定してもよい。
しかしながら、上側連結構造体は、このような構造に限るものではない。
この場合、上側ユニット体、上側調整部材もまた、この上側連結構造体を長手方向で分割した形状であってもよい。さらにこの場合、上側調整部材に外壁部材を取り付けず、そのまま短手側壁部を形成してもよい。
2 遊技機
15 上部側壁部(壁部分)
16 下部側壁部(壁部分)
17 機器配置部(配設部)
30、630、830、730、930 支柱部材(荷重支持部材)
31、531 上側ユニット体(ユニット体)
32、232、332、432 上側調整部材(調整部材)
33、533 下側ユニット体(ユニット体)
34、234、334 下側調整部材(調整部材)
37、237、537、837、937 上側連結構造体(外壁保持部材、構造体)
38、238、538 下側連結構造体(外壁保持部材、構造体)
80 第二上側取付部(上側取付部)
81、681、700 第二下側取付部(下側取付部)
90a、690a 添板形成部(下側添設体)
91c 載置板部(ユニット載置部)
95 上面形成部材(上側上板部)
96 下面形成部材(上側下板部)
98 上下連結部材(上側立板部)
115 膳板形成部材
116 下面形成部材(下側下板部)
150 研磨揚送装置(揚送装置)
151 本体外郭部(土台部分)
152 柱状部材(柱状体)
160 部材境界部(境界部)
163 部材境界部(境界部)
752 柱状立設体(枠柱体)
752a 縦材
752b 横材
761 本体外郭部(外郭部材、土台部分)
762 柱状部材(柱状体)
770 流路取付部
Claims (4)
- 遊技機を設置する配設部と、前記配設部の上部側に位置する上部側壁部と、前記配設部の下部側に位置する下部側壁部と、前記上部側壁部及び前記下部側壁部の少なくとも一方を支持する荷重支持部材とを有し、
さらに前記上部側壁部及び前記下部側壁部の少なくとも一方は、外壁材と立体構造の外壁保持部材を有し、前記外壁保持部材によって前記外壁材が保持されている遊技機島の製造方法であって、
ユニット体形成工程と、支持部材配置工程と、構造体形成工程と、構造体固定工程を含み、
前記ユニット体形成工程は、前記外壁保持部材の一部又は全部を有し、規定寸法に基づく大きさのユニット体を形成する工程であり、
前記支持部材配置工程は、前記荷重支持部材のそれぞれを設置場所の床に対して固定し、間隔を空けて並べる工程であり、
前記構造体形成工程は、少なくとも一の前記ユニット体が含まれる構造体を形成する工程であり、複数の前記荷重支持部材の下側に取り付ける下側連結構造体を形成する工程を含み、前記下側連結構造体の一部を前記ユニット体である下側ユニット体によって形成し、
前記下側ユニット体は、膳板形成部材と、下側下板部と、内側壁形成部材を有し、前記膳板形成部材と前記下側下板部が上下方向で離れた位置に配され、前記内側壁形成部材は、前記膳板形成部材と前記下側下板部の間に形成される空間の内側で内側壁面を形成しており、
前記荷重支持部材には、並列方向における両端に配される第一支柱部材と、前記第一支柱部材の間に配される第二支柱部材とが含まれ、
前記第二支柱部材の下側取付部は、ユニット載置部と、前記ユニット載置部の内側で上下方向に延びる下側添設体を有し、
前記ユニット体形成工程は、前記構造体形成工程及び前記構造体固定工程の前に実施され、前記下側ユニット体を形成する工程を含み、前記構造体固定工程では、前記下側ユニット体の前記下側下板部を前記ユニット載置部に載置させ、前記内側壁形成部材を前記下側添設体の外側面に接触させることを特徴とする遊技機島の製造方法。 - 前記荷重支持部材は、支柱本体部と、上側取付部と、下側取付部を有し、前記上側取付部及び前記下側取付部は、前記構造体を固定する部分であり、それぞれ前記支柱本体部に取り付けられ、前記支柱本体部を介して連続しており、
前記ユニット体が一の前記荷重支持部材に固定されるとき、前記ユニット体は、前記ユニット体の並列方向における両端の間の中途部分であって当該並列方向で連続する部分のいずれかを一の前記荷重支持部材との接触位置とすることが可能であり、
前記構造体形成工程は、複数の前記荷重支持部材の上側に取り付けられる前記構造体である上側連結構造体を形成する工程を含み、
前記構造体固定工程は、前記支持部材配置工程の後に前記上側連結構造体と前記下側連結構造体を複数の前記荷重支持部材に固定する工程であり、前記構造体に属する複数の前記ユニット体のそれぞれの前記荷重支持部材との接触位置を異なる位置とすることができることを特徴とする請求項1に記載の遊技機島の製造方法。 - 前記内側壁形成部材は、前記膳板形成部材と前記下側下板部の間に形成される空間の内側部分を閉塞していることを特徴とする請求項1に記載の遊技機島の製造方法。
- 前記構造体固定工程では、2つの前記下側連結構造体がそれぞれの前記内側壁形成部材が対向するように取り付けられ、
前記構造体固定工程の後、補助連結部材によって2つの前記内側壁形成部材を連結する工程を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機島の製造方法。
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