JP2015198870A - 遊技機島 - Google Patents
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Abstract
【課題】導入時やメンテナンス時に発生する組み立て作業を簡易化可能な遊技機島を提供する。【解決手段】支柱や梁等の骨格部材に対して板状部材を組み付け、遊技機島を形成する。このとき、複数の壁面形成部材22を並列配置して固定し、遊技機島の内部空間に面する内壁面を形成する。それぞれの壁面形成部材22には、遊技機島の内部部材を固定するための位置基準部28,29を一体に設ける。そして、壁面形成部材22が並列配置された状態では、複数の位置基準部28,29が、床面に対して所定角度傾斜して延びる仮想線αに沿って並列するようにする。【選択図】図12
Description
本発明は、ぱちんこ機やスロット機といった遊技機を設置するための遊技機島に関する。
ぱちんこ機やスロット機等の遊技機が設置される遊技場では、一般的に、遊技機島と称される建造物が設けられている。そして、この遊技機島には、遊技機が設置されると共に、設置された遊技機への遊技媒体の供給や、遊技機からの遊技媒体の回収を可能とするための各種装置が内蔵されている。
このような遊技機島として、例えば、特許文献1に開示された遊技機島がある。この遊技機島では、複数のぱちんこ機が並列配置されており、その内部に遊技球を循環させるための経路が設けられている。
具体的には、ぱちんこ機よりも高位置に、島上タンクと、ぱちんこ機に遊技球を供給するための上側搬送路が配されている。また、ぱちんこ機よりも低位置に、島中タンクと、ぱちんこ機から排出された遊技球を回収するための下側搬送路と、遊技球を研磨するための研磨装置と、遊技球を上方へと搬送するための揚送装置が配されている。そして、島上タンクと揚送装置の間と、上側搬送路と島中タンクの間には、縦方向に延びる縦搬送路が設けられている。
すなわち、島上タンクに貯留された遊技球は、上側搬送路を経て各ぱちんこ機に供給される。ぱちんこ機から排出された遊技球は、下側搬送路を介して研磨装置へと導入されて研磨され、その後、揚送装置に導入されて上方へ揚送される。そして、上方へ揚送された遊技球は、島上タンクに導入されることとなる。このように、遊技機島の内部には、遊技機を経て遊技球が循環するための経路が形成されている。
ところで、下側搬送路(所謂アウトレールと称される経路)は、ぱちんこ機から排出された遊技球を研磨装置に搬送するため、一般的に、研磨装置に向かって下り勾配となるように固定されている。
ここで、下側搬送路の勾配が急すぎる場合には、遊技球の流速が速くなりすぎるという問題が生じてしまう。また反対に、下側搬送路の勾配が緩やかすぎる場合には、遊技球が円滑に流れていかなくなるという問題が生じてしまう。そして、遊技球が適切な速度で流れない場合、下側搬送路で遊技球が詰まってしまう等の不具合の原因となる可能性がある。
そこで、下側搬送路を遊技機島内に固定する際には、好ましい角度で固定する必要がある。しかしながら、この固定作業は熟練を要するので、経験の少ない作業員には困難であり、大変手間であった。
本発明は、このような従来技術の問題に鑑み、導入時やメンテナンス時に発生する組み立て作業が容易な遊技機島を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、1又は複数台の遊技機を配設するための遊技機島であり、内部空間の内壁面を形成する壁面形成部材を複数備え、前記内壁面に内部部材が固定されるものであって、前記壁面形成部材には、前記内部部材を固定するための位置基準部が一体に形成されており、複数の前記壁面形成部材が並列配置され、前記壁面形成部材が並列配置された状態では、それぞれの前記壁面形成部材に形成された前記位置基準部が、床面に対して所定角度傾斜して延びる仮想線に沿って並列することを特徴とする遊技機島である。
本発明の遊技機島は、壁面形成部材を複数並列配置して内部空間の内壁面を形成する構造としており、壁面形成部材のそれぞれには、内部部材を固定するための位置基準部を設けている。そして、壁面形成部材を並べるだけで、複数の位置基準部が床面に対して所定角度傾斜する方向で並列する構造となっている。
つまり、本発明の遊技機島は、壁面形成部材を並列配置するだけで複数の位置基準部が並列すると共に、その位置基準部の並列方向が床面に対して所定角度傾斜する方向となる。このことから、壁面形成部材を並列配置した後、並列する位置基準部を基準として内部部材を固定するだけで、内部部材を好ましい角度で傾斜させつつ固定することが可能となる。そして、内部部材を固定する際の角度調整作業を簡易化できることから、遊技機島の組み立て作業が容易となる。
つまり、本発明の遊技機島は、壁面形成部材を並列配置するだけで複数の位置基準部が並列すると共に、その位置基準部の並列方向が床面に対して所定角度傾斜する方向となる。このことから、壁面形成部材を並列配置した後、並列する位置基準部を基準として内部部材を固定するだけで、内部部材を好ましい角度で傾斜させつつ固定することが可能となる。そして、内部部材を固定する際の角度調整作業を簡易化できることから、遊技機島の組み立て作業が容易となる。
請求項2に記載の発明は、前記内部部材は、遊技媒体を搬送するためのレール部材であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機島である。
本発明によると、遊技媒体の搬送路を形成するレール部材の固定作業、すなわち、レール部材を所定角度で傾斜させつつ固定する作業を簡易化できる。
請求項3に記載の発明は、前記位置基準部は、長尺状の突起、又は、長溝であることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機島である。
かかる構成によると、内部部材を突起上に載置して固定する、又は、内部部材を長溝に嵌め込んで固定することが可能となり、内部部材の固定作業がより容易となる。
請求項4に記載の発明は、前記位置基準部が前記仮想線に沿って延びており、前記壁面形成部材が並列配置された状態では、隣接する前記位置基準部の端部同士が接触する、又は、僅かに隙間を空けて近接することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の遊技機島である。
かかる構成では、並列する複数の位置基準部のそれぞれが、並列方向と同一の方向に延びている。そして、各位置基準部の端部同士が接触(又は非常に近接)した状態となっている。このため、並列する複数の位置基準部が、あたかも1つの大きな位置基準部のようになっており、複数の壁面形成部材によって形成される内壁面の全体に亘って延びた状態となっている。
ところで、遊技機島を組み立てるとき、他の部材等との関係により、遊技球の搬送路を延長したり、短縮したりする必要が生じる場合がある。つまり、搬送路を形成するレール部材を長くしたり、短くする必要が生じる。そして、レール部材を長くした場合と短くした場合では、ネジ止めや釘打ちをする位置が異なってしまう場合がある。
上記した構成によると、連続的に並列配置される位置基準部によって構成される一群が、あたかも1つの位置基準部のようになっており、複数の壁面形成部材によって形成される内壁面の全体に亘って延びている。そのため、ネジ止めや釘打ちをする方向が位置基準部の並列方向にずれた場合であっても、簡単に取り付け可能となる。
本発明によると、内部部材を固定する際の角度調整作業を簡易化できるので、遊技機島の組み立て作業が容易となる。
以下に、本発明の実施形態に係る遊技機島1について詳細に説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。また、以下の説明において、上下左右の位置関係については特に断りのない限り通常の設置状態を基準として説明する。
遊技機島1は、支柱や梁といった骨格部材(図1では図示せず)に対し、天板2、妻板3、幕板4、ランプ板5、台間板6、膳板7といった外壁面を形成する部材を組み付けて形成されている。さらに、この遊技機島1は、膳板7の下方に位置する壁面を形成する腰板部8と、腰板部8のさらに下方に位置する壁面を形成する幅木9を備えている。そして、この遊技機島1は、全体の外形が略直方体状となっている。
この遊技機島1の長寸の側面には、ぱちんこ機12(遊技機)や球貸機13を配するための遊技機取付部14が設けられている。
この遊技機取付部14は、遊技機島1の高さ方向の略中央となる位置に形成される空間であり、遊技機島1の内外を連通している。この遊技機取付部14には、ぱちんこ機12と球貸機13からなる組を遊技機島1の長手方向に沿って並列配置している。つまり、ぱちんこ機12と、これに対として設けられる球貸機13を1組の機器群とすると、この機器群が遊技機島1の長手方向で並列するように取付けられている。
この遊技機取付部14は、遊技機島1の高さ方向の略中央となる位置に形成される空間であり、遊技機島1の内外を連通している。この遊技機取付部14には、ぱちんこ機12と球貸機13からなる組を遊技機島1の長手方向に沿って並列配置している。つまり、ぱちんこ機12と、これに対として設けられる球貸機13を1組の機器群とすると、この機器群が遊技機島1の長手方向で並列するように取付けられている。
天板2は、遊技機島1の天井壁を形成する部材である。
妻板3は、遊技機島1の側壁のうち、遊技機島1の長手方向の両端部にそれぞれ位置する短寸の側壁(以下、短側壁とも称す)を形成する部材である。
幕板4は、遊技機島1の側壁のうち、遊技機島1の短手方向の両端部にそれぞれ位置する長寸の側壁(以下、長側壁とも称す)の一部を形成する部材である。この幕板4は、天板2の縁部分と連続しており、遊技機取付部14の上側部分に位置している。すなわち、幕板4は、遊技機取付部14が設けられる長側壁の上端近傍を形成する部材である。
ランプ板5は、上端からやや下方側に離れた部分を覆う略長方形平板状の部材であり、遊技機島1の長側壁の一部を形成している。ここで、ランプ板5の上端部分は、幕板4の下端部分と連続した状態となっている。つまり、ランプ板5は、長側壁のうち、幕板4の下方に位置する部分を形成している。
このランプ板5には、データランプ17を取り付けるためのランプ取付部18が設けられている。このランプ取付部18は、複数設けられており、ランプ板5の長手方向に沿って間隔を空けて並列した状態となっている。
このランプ板5には、データランプ17を取り付けるためのランプ取付部18が設けられている。このランプ取付部18は、複数設けられており、ランプ板5の長手方向に沿って間隔を空けて並列した状態となっている。
データランプ17は、公知のそれと同様のものであり、「コールランプ」、「呼出ランプ」等とも称される装置である。このデータランプ17は、下方に位置するぱちんこ機12と対となっており、対となるぱちんこ機12の稼働状況に係る情報を液晶表示画面に表示可能となっている。また、このデータランプ17には、遊技客が遊技場従業員を呼び出す際に押下する呼び出しボタンが一体に形成されている。この呼び出しボタンが押下されると、データランプ17と一体に形成されたランプ部分が所定のパターンで点滅動作を実施する。このことにより、呼び出しボタンを押下されたことが遊技場従業員に報知される。
台間板6は、ぱちんこ機12や球貸機13と水平方向(遊技機島1の長手方向)で隣接する部分に配され、この部分を覆うことにより、遊技機島1の長側壁の一部を形成する部材である。つまり、台間板6は、遊技機島1の高さ方向の略中央となる位置において、ぱちんこ機12又は球貸機13が配置されていない部分を覆っている。
膳板7は、平面視した形状が略四角形状となる平板状の部材であり、遊技機取付部14の下方部分から外側へ張り出した状態となっている。
より詳細には、膳板7は、遊技客の着座側(図1において椅子のある側)へ突出しつつ、遊技機島1の長手方向に沿って延設されるものであり、遊技機島1の長手方向の一端部から他端部まで延びている。この膳板7は、大別して遊技機島1の内部側に位置する部分と、遊技機島1の外部に露出した部分とに区分されるものである。そして、内部側に位置する部分は、ぱちんこ機12を載置するための土台として機能し、外部側に位置する部分は、遊技球(遊技媒体)を収容する収容箱(図示せず)等を載置するための載置棚として機能する。
より詳細には、膳板7は、遊技客の着座側(図1において椅子のある側)へ突出しつつ、遊技機島1の長手方向に沿って延設されるものであり、遊技機島1の長手方向の一端部から他端部まで延びている。この膳板7は、大別して遊技機島1の内部側に位置する部分と、遊技機島1の外部に露出した部分とに区分されるものである。そして、内部側に位置する部分は、ぱちんこ機12を載置するための土台として機能し、外部側に位置する部分は、遊技球(遊技媒体)を収容する収容箱(図示せず)等を載置するための載置棚として機能する。
腰板部8は、図2で示されるように、上下方向に沿って延びる角柱状の支柱部21と、内壁面を形成する内側板部22(壁面形成部材)と、外壁面を形成する外側板部23を備えた壁状の部分である。
支柱部21は、図3で示されるように、上下方向で間隔を空けて対向配置される膳板7と下側受板26の間に設けられ、これらと一体に固定されている。すなわち、支柱部21の上面は膳板7の下面と面接触し、支柱部21の下面は下側受板26の上面と面接触した状態で固定されている。
本実施形態では、複数の支柱部21が膳板7と下側受板26の間に組み付けられており、遊技機島1の長手方向でそれぞれ所定の間隔を空けて並列している(図3では2つのみ図示し、他の支柱部21については図示しない)。
本実施形態では、複数の支柱部21が膳板7と下側受板26の間に組み付けられており、遊技機島1の長手方向でそれぞれ所定の間隔を空けて並列している(図3では2つのみ図示し、他の支柱部21については図示しない)。
内側板部22は、膳板7、下側受板26、支柱部21によって形成される構造体に対して内側(図3では左側)から取り付けられた略長方形平板状の部材であり、腰板部8の内側面を形成する部材である。すなわち、内側板部22の内側面は、図2で示されるように、遊技機島1の内部空間に面しており、貯留部41(詳しくは後述する)の側壁部分を形成している。
この内側板部22の内側面には、図4で示されるように、上下方向で離れた位置にレール取付用突起28(位置基準部)と、底板取付用溝29(位置基準部)が設けられている。
レール取付用突起28は、内側に向かって突出する突起状の部分である。このレール取付用突起28は、内側板部22の内側面に形成された取付用溝30に対して角棒部材31を嵌め込み、一体に固定することで形成されている。
より詳細に説明すると、角棒部材31は、断面形状が略四角形で延びており、側方の一部分が取付用溝30に嵌り込んだ状態となっている。すなわち、角棒部材31は、断面の一部が取付用溝30の内側に位置すると共に、他の部分が取付用溝30の外側に位置した状態となっているといえる。このとき、取付用溝30もまた、断面形状が略四角形で延びる溝となっており、角棒部材31の一部が略丁度嵌り込む構造となっている。
底板取付用溝29は、外側面に向かって窪んだ溝状の部分であり、断面形状が略四角形で延びている。
ここで、レール取付用突起28と底板取付用溝29は、いずれも長手方向の一端側が他端側が比べて高位置となっている。すなわち、斜め方向に延びた状態となっている。
より詳細には、図5で示されるように、レール取付用突起28と底板取付用溝29は、床面(床面と平行な面)に対し、所定角度Tだけ傾斜する方向に延びている。言い換えると、床面に対して所定角度Tだけ傾斜して延びる仮想線αに沿って延びた状態となっている。
より詳細には、図5で示されるように、レール取付用突起28と底板取付用溝29は、床面(床面と平行な面)に対し、所定角度Tだけ傾斜する方向に延びている。言い換えると、床面に対して所定角度Tだけ傾斜して延びる仮想線αに沿って延びた状態となっている。
外側板部23は、図3で示されるように、膳板7、下側受板26、支柱部21によって形成される構造体に対して外側(図3では右側)から取り付けられた略長方形平板状の部材であり、化粧板として機能する。換言すると、外側板部23は、腰板部8並びに遊技機島1の外側面を形成する部材となっている。
幅木9は、腰板部8より低い位置の側壁を形成する長尺板状の部材であり、遊技機島1の長側壁の下端近傍を形成する部材である。
続いて、本実施形態の遊技機島1の内部構造について、詳細に説明する。
遊技機島1の内部には、図6で示されるように、島上タンク36、補給レール37、オーバーフローレール38、球抜きホース39、オーバーフローホース40、貯留部41、アウトレール42(内部部材、レール部材)、研磨装置43、揚送装置44がそれぞれ設けられている。
このうち、島上タンク36と貯留部41は、遊技機島1の内部で循環する遊技球を一時的に貯留可能となっている。また、補給レール37、オーバーフローレール38、球抜きホース39、オーバーフローホース40、アウトレール42はそれぞれ所定の方向へ向かって遊技球を搬送するための搬送経路を形成している。
島上タンク36は、遊技機島1の長手方向の中心近傍であって、ぱちんこ機12(図1参照)よりも上側に取り付けられた部材であり、揚送装置44から揚送された遊技球を一時的に貯留する貯留手段として機能する。
この島上タンク36は、内部に貯留した遊技球を必要に応じてぱちんこ機12に送り出す機能や、内部に一定以上の遊技球が流入した場合に遊技球を外部へ排出する機能を備えている。なお、貯留した遊技球をぱちんこ機12に送り出す際には、補給レール37を介してぱちんこ機12に遊技球を供給している。そして、内部の遊技球が一定量以上となった場合には、主にオーバーフローレール38を介して遊技球を外部へ排出している。
この島上タンク36は、内部に貯留した遊技球を必要に応じてぱちんこ機12に送り出す機能や、内部に一定以上の遊技球が流入した場合に遊技球を外部へ排出する機能を備えている。なお、貯留した遊技球をぱちんこ機12に送り出す際には、補給レール37を介してぱちんこ機12に遊技球を供給している。そして、内部の遊技球が一定量以上となった場合には、主にオーバーフローレール38を介して遊技球を外部へ排出している。
補給レール37は、各ぱちんこ機12に向かって遊技球を搬送する経路を形成するための部材であり、島上タンク36が位置する部分から遊技機島1の長手方向の端部に向かって下り勾配となるように設けられている。より詳細には、本実施形態の遊技機島1には2つの補給レール37が設けられており、一方が遊技機島1の長手方向における一方端側へ向かって延びており、他方が遊技機島1の長手方向における他方端側へ向かって延びている。
この補給レール37には、延び方向の中途部分に補給シュート(図示しない)が設けられている。この補給シュートは、補給レール37から枝分かれして延びる経路、すなわち、それぞれのぱちんこ機12や球貸機13(図1参照)に遊技球を供給するための経路を形成する部材である。
オーバーフローレール38は、補給レール37よりもやや下方側に設けられており、補給レール37と同様に、島上タンク36が位置する部分から遊技機島1の長手方向の端部に向かって下り勾配となっている。このオーバーフローレール38は、島上タンク36の内部で一定量以上となった遊技球や、補給レール37から溢れた遊技球を搬送する経路を形成するための部材である。
このように、補給レール37とオーバーフローレール38は、ぱちんこ機12よりも上方で遊技球を水平方向(横方向)に搬送するための経路を形成している。
球抜きホース39は、遊技機島1の長手方向の端部よりの位置に配されており、遊技球を下方へ向かって搬送するための経路を形成している。より具体的には、補給レール37の下流端近傍に連結されると共に、補給レール37から垂下された状態となっており、高さ方向(上下方向)に延びる経路を形成している。
なお、この球抜きホース39によって形成される経路は、補給レール37上に滞留した球を強制的に排出するための経路であり、通常、この球抜きホース39の内部を遊技球が流れることはない。
なお、この球抜きホース39によって形成される経路は、補給レール37上に滞留した球を強制的に排出するための経路であり、通常、この球抜きホース39の内部を遊技球が流れることはない。
オーバーフローホース40もまた、遊技機島1の長手方向の端部よりの位置に配されており、遊技球を下方へ向かって搬送するための流通路を形成している。このオーバーフローホース40は、オーバーフローレール38の下流端近傍に連結され、オーバーフローレール38から垂下された状態となっており、高さ方向(上下方向)に延びる流通路を形成している。
貯留部41は、遊技機島1の内部で循環する遊技球を一時的に貯留するための部分であり、ぱちんこ機12(図1参照)の下方側に形成されている。
すなわち、遊技機島1の内部空間の下方側には、図2で示されるように、腰板部8と底板形成部45(内部部材)に囲まれた空間である収容空間47が形成されており、この収容空間47に遊技球を貯留可能となっている。
すなわち、遊技機島1の内部空間の下方側には、図2で示されるように、腰板部8と底板形成部45(内部部材)に囲まれた空間である収容空間47が形成されており、この収容空間47に遊技球を貯留可能となっている。
底板形成部45は、図7で示されるように、底板本体50と底板脚部51とを有しており、これらが一体となって形成されている。この底板形成部45は、貯留部41の底部分を形成する部材となっている。
底板本体50は、略長方形平板状の部分であり、長手方向の一方端が他方端に比べて高位置となっている。すなわち、底板本体50の上面は傾斜面となっている。より詳細には、図7で示されるように、底板形成部45の上面は、遊技機島1の長手方向における端部側から中心側へ向かって下り勾配となる傾斜面となっている。換言すると、底板形成部45の上面は、研磨装置43に向かって下り勾配となっているともいえる。
底板脚部51は、底板本体50の下面から下方に突出した設置用の突起部であり、底板本体50を下方側から支持している。すなわち、底板脚部51は、底板本体50を床面から離れた位置に支持するための部分となっている。
本実施形態では、底板本体50の裏面に2つの底板脚部51が取り付けられており、底板本体50の長手方向で所定間隔を空けて並列している。そして、一方の底板脚部51aの高さが他方の底板脚部51bの高さよりも高くなっている。言い換えると、高さの異なる複数の底板脚部51が底板本体50の長手方向で所定間隔を空けて並列しており、列を構成するそれぞれの底板脚部51の高さが、列方向の一方側から他方側に向かうにつれて低くなる。つまり、底板脚部51は、高さを基準として降順に並んでいるといえる。
本実施形態では、底板本体50の裏面に2つの底板脚部51が取り付けられており、底板本体50の長手方向で所定間隔を空けて並列している。そして、一方の底板脚部51aの高さが他方の底板脚部51bの高さよりも高くなっている。言い換えると、高さの異なる複数の底板脚部51が底板本体50の長手方向で所定間隔を空けて並列しており、列を構成するそれぞれの底板脚部51の高さが、列方向の一方側から他方側に向かうにつれて低くなる。つまり、底板脚部51は、高さを基準として降順に並んでいるといえる。
アウトレール42は、ぱちんこ機12から排出される遊技球(所謂アウト球)を搬送する流通路を形成するための部材である。
このアウトレール42は、図8で示されるように、長尺状のレール本体部55と、このレール本体部55を支持するレール脚部56を備えた部材となっている。このアウトレール42では、1つのレール本体部55に対して複数のレール脚部56が取り付けらており、それぞれのレール脚部56は、レール本体部55の長手方向で所定間隔をおいて固定されている。
このアウトレール42は、図8で示されるように、長尺状のレール本体部55と、このレール本体部55を支持するレール脚部56を備えた部材となっている。このアウトレール42では、1つのレール本体部55に対して複数のレール脚部56が取り付けらており、それぞれのレール脚部56は、レール本体部55の長手方向で所定間隔をおいて固定されている。
レール本体部55は、断面形状が略「凹」字状で延びる流路部59と、この流路部59の上側開放部分を閉塞する蓋部60とを有している。
流路部59は、幅方向の両端部分にそれぞれ立設された2つの流路側壁部62と、この1対の流路側壁部62の下側部分同士を繋ぐように設けられた流路底部63とが一体に形成されている。流路底部63の上面には、複数の溝部64が設けられており、この複数の溝部64は、流路部59の幅方向で所定間隔を空けて並列している。また、いずれの溝部64も流路部59の長手方向に沿って延びている。
この流路部59は、流路底部63の上面に流れ込んだ遊技球が、溝部64に嵌り込んだ状態で流れていく構造となっている。言い換えると、それぞれの溝部64が遊技球を誘導可能な誘導路として機能する構造となっている。
より具体的に説明すると、それぞれの溝部64は、断面形状が上下逆とした略台形状となっており、幅方向の最大長さが遊技球の直径と略同一となっている。このことから、それぞれの溝部64に遊技球が嵌り込んでいくとき、遊技球が1つの溝部64の内側で横並びになることなく、1つずつ順次流れていく構造となっている。このことにより、遊技球が詰まったりすることなく円滑に流れていくこととなる。
蓋部60は、流路底部63の上方に位置し、流路底部63を覆うように固定される部材である。この蓋部60には、蓋部60を厚さ方向(上下方向)に貫通する遊技球通過孔67が複数設けられている。
なお、図面の見易さを考慮し、全ての遊技球通過孔67に符号を付さず、一部の符号を省略している。
なお、図面の見易さを考慮し、全ての遊技球通過孔67に符号を付さず、一部の符号を省略している。
遊技球通過孔67は、蓋部60の上側から落下してきた遊技球を流路底部63の上面へ導入するための通路となる部分であり、開口径が遊技球の直径よりもやや大きくなっている。
レール脚部56は、横倒しした四角柱状の脚部本体69と、脚部本体69の長手方向の両端部分にそれぞれ形成された取付板部70とが一体に形成されている。
取付板部70は、直立姿勢をとる板状体であり、詳細には、上側の角部分が丸まった略長方平板状の部分となっている。すなわち、取付板部70の上端側の部分は、上方に丸みを帯びて凸となっている。
ここで、取付板部70の厚さ方向は、脚部本体69の長手方向と同方向となっている。そして、取付板部70の内側面における下端側の一部が、脚部本体69の端部と一体に連結された状態となっている。このため、取付板部70の大部分は、脚部本体69の上面より上側に位置している。言い換えると、取付板部70の高さは、脚部本体69の高さの2倍以上となっている。
ここで、取付板部70の厚さ方向は、脚部本体69の長手方向と同方向となっている。そして、取付板部70の内側面における下端側の一部が、脚部本体69の端部と一体に連結された状態となっている。このため、取付板部70の大部分は、脚部本体69の上面より上側に位置している。言い換えると、取付板部70の高さは、脚部本体69の高さの2倍以上となっている。
研磨装置43は、公知のそれと同様のものであり、遊技球を研磨し、付着した汚れを除去する装置である。この研磨装置43は、図6で示されるように、遊技機島1の長手方向の略中央となる部分の下部に配されており、研磨した遊技球を近接する揚送装置44に搬送する機能を有している。
揚送装置44は、公知のそれと同様のものであり、遊技球を上方へ向けて揚送するための装置である。
続いて、本実施形態の遊技機島1の組み立て構造について詳細に説明する。
遊技場等の遊技機島1の設置場所において、図9で示されるように、床面に鉄製の支柱部材74を固定する。そして、支柱部材74に対し、膳板7と、下側受板26をそれぞれ取り付ける。膳板7と下側受板26は、上下方向で離間対向した状態となる。
続いて、膳板7と下側受板26の間に支柱部21を取り付ける。
支柱部21は、膳板7と下側受板26の間に位置し、これらを連結している。膳板7と下側受板26の間には、複数の支柱部21が取り付けられており、これらは、遊技機島1の長手方向、すなわち、膳板7や下側受板26の長手方向で、所定間隔を空けて並列した状態となっている。
支柱部21は、膳板7と下側受板26の間に位置し、これらを連結している。膳板7と下側受板26の間には、複数の支柱部21が取り付けられており、これらは、遊技機島1の長手方向、すなわち、膳板7や下側受板26の長手方向で、所定間隔を空けて並列した状態となっている。
その一方、図10で示されるように、内側板部22の取付用溝30に対し、角棒部材31を嵌め込み、これらを一体に固定する。このことにより、内側板部22の内側面に、内側へ向かって凸となる突条部分が形成される。当然のことながら、この突状部分は、取付用溝30に沿って斜め方向に延びる突条部分となる。
そして、図11で示されるように、膳板7、下側受板26、支柱部21によって形成される構造体(以下、腰板用骨組体76と称す)に対し、内側板部22を内側から取り付けていく。
すなわち、遊技機島1の長手方向に沿って延びる腰板用骨組体76の内側部分に対し、複数の内側板部22を取り付けていく。このとき、隣接する内側板部22の端部同士は密着した(又は僅かに隙間を空けて近接した)状態となっており、複数の内側板部22が遊技機島1の長手方向に沿って並列した状態となっている。つまり、腰板用骨組体76の内側に複数の内側板部22を敷き詰めることにより、遊技機島1の内部空間(収容空間47)に面する壁面(内壁面)を形成している。
すなわち、遊技機島1の長手方向に沿って延びる腰板用骨組体76の内側部分に対し、複数の内側板部22を取り付けていく。このとき、隣接する内側板部22の端部同士は密着した(又は僅かに隙間を空けて近接した)状態となっており、複数の内側板部22が遊技機島1の長手方向に沿って並列した状態となっている。つまり、腰板用骨組体76の内側に複数の内側板部22を敷き詰めることにより、遊技機島1の内部空間(収容空間47)に面する壁面(内壁面)を形成している。
ここで、それぞれの内側板部22に形成されたレール取付用突起28、底板取付用溝29は、図12で示されるように、それぞれ異なる高さに設けられている。
具体的に説明すると、いずれのレール取付用突起28、底板取付用溝29も遊技機島1の長手方向における端部側から中心側へ向かって下り勾配となるように延びている。すなわち、レール取付用突起28と底板取付用溝29は、研磨装置43に向かって下り勾配となるように延びている(図6参照)。
ここで、本実施形態では、各内側板部22に形成されるレール取付用突起28、底板取付用溝29の位置がそれぞれ異なる位置となっている。この本実施形態の特徴的な構造について、以下で詳細に説明する。
なお、以下の説明において、遊技機島1の長手方向における端部側を単に「島の端部側」、遊技機島1の長手方向における中心側を単に「島の中心側」とも称す。
なお、以下の説明において、遊技機島1の長手方向における端部側を単に「島の端部側」、遊技機島1の長手方向における中心側を単に「島の中心側」とも称す。
図12で示されるように、最も島の端部側に位置する内側板部22を第1内側板部22aとし、島の端部側から島の中心側に向かって第1内側板部22a、第2内側板部22b、第3内側板部22cが順に並列しているとする。このとき、第1内側板部22aに形成された第1レール取付用突起28aは、第2内側板部22bに形成された第2レール取付用突起28bや、第3内側板部22cに形成された第3レール取付用突起28cよりも高位置に配された状態となっている。
すなわち、第1レール取付用突起28aは、島の端部側から島の中心側に向かって下り勾配となっており、島の端部側に位置する端部が最も高く、島の中心側に位置する端部が最も低くとなっている。
さらに、第1レール取付用突起28aと僅かに間隔を空けて隣接する第2レール取付用突起28bもまた、島の端部側から島の中心側に向かって下り勾配となっており、島の端部側に位置する端部が最も高く、島の中心側に位置する端部が最も低くとなっている。
さらに、第1レール取付用突起28aと僅かに間隔を空けて隣接する第2レール取付用突起28bもまた、島の端部側から島の中心側に向かって下り勾配となっており、島の端部側に位置する端部が最も高く、島の中心側に位置する端部が最も低くとなっている。
そして、第2レール取付用突起28bのうちで最も高位置となる端部は、第1レール取付用突起28aのうちで最も低位置となる端部の延長線上に位置している。つまり、第1レール取付用突起28aのうちで最も低位置となる端部から斜め下方側に離れた位置に、第2レール取付用突起28bのうちで最も高位置となる端部が配されている。
このことから、第1レール取付用突起28aは、第2レール取付用突起28bの斜め上方に位置しており、第2レール取付用突起28bよりも高い位置に配された状態となっている。これと同様に、第2レール取付用突起28bもまた、第3レール取付用突起28cよりも高い位置に配された状態となっている。つまり、内側板部22に形成されたレール取付用突起28は、島の中心側に隣接する内側板部22に形成されたレール取付用突起28よりも高い位置となるように形成されている。
そして、上記したように、いずれのレール取付用突起28も床面(床面と平行な面)に対し、所定角度Tだけ傾斜する方向に延びている。つまり、いずれのレール取付用突起28も同方向に延びており、より詳細には、床面に対して所定角度Tだけ傾斜して延びる仮想線αに沿って延びている。
これらのことから、第1レール取付用突起28a、第2レール取付用突起28b、第3レール取付用突起28cは斜め方向で並列しており、この列は、複数の内側板部22に亘って延びている。より詳細には、複数のレール取付用突起28によって形成されるレール取付用突起28の列は、図6で示されるように、島の端部側から島の中心側に位置する研磨装置43の近傍まで延びている。
なお、図12、図13で示されるように、隣接するレール取付用突起28同士の間には僅かな隙間が形成されている。すなわち、複数のレール取付用突起28は、隣接するレール取付用突起28との間に僅かに間隔を空けて並列配置された状態となっている。
ここで、図12で示されるように、レール取付用突起28の長さをL1とし、レール取付用突起28同士の間に形成される間隔の長さ、すなわち、第1レール取付用突起28aの下側端部から第2レール取付用突起28bの上側端部までの長さをL2としたとき、L2はL1の10分の1以下の長さとなっている。すなわち、レール取付用突起28の間に形成される間隔の長さL2は、レール取付用突起28の長さL1よりも十分に短く、非常に小さな間隔となっている。
ここで、図12で示されるように、レール取付用突起28の長さをL1とし、レール取付用突起28同士の間に形成される間隔の長さ、すなわち、第1レール取付用突起28aの下側端部から第2レール取付用突起28bの上側端部までの長さをL2としたとき、L2はL1の10分の1以下の長さとなっている。すなわち、レール取付用突起28の間に形成される間隔の長さL2は、レール取付用突起28の長さL1よりも十分に短く、非常に小さな間隔となっている。
底板取付用溝29もまた、複数の内側板部22のそれぞれで位置が異なる構造となっている。そして、第1内側板部22aに形成された第1底板取付用溝29aは、第2内側板部22bに形成された第2底板取付用溝29bや、第3内側板部22cに形成された第3底板取付用溝29cよりも高位置に配された状態となっている。
第1底板取付用溝29aは、島の端部側から島の中心側に向かって下り勾配となっており、島の端部側に位置する端部が最も高く、島の中心側に位置する端部が最も低くとなっている。
さらに、第1底板取付用溝29aと隣接する第2底板取付用溝29bもまた、島の端部側から島の中心側に向かって下り勾配となっており、島の端部側に位置する端部が最も高く、島の中心側に位置する端部が最も低くとなっている。
さらに、第1底板取付用溝29aと隣接する第2底板取付用溝29bもまた、島の端部側から島の中心側に向かって下り勾配となっており、島の端部側に位置する端部が最も高く、島の中心側に位置する端部が最も低くとなっている。
そして、第2底板取付用溝29bのうちで最も高位置となる端部は、第1底板取付用溝29aのうちで最も低位置となる端部と接触している。言い換えると、第1底板取付用溝29aの下側端部の斜め下に隣接する位置に、第1底板取付用溝29aの上側端部が位置している。
このように、第1底板取付用溝29aが第2底板取付用溝29bの斜め上方に隣接しているので、第1底板取付用溝29aは、第2底板取付用溝29bよりも高い位置に配されているといえる。同様に、第2底板取付用溝29bもまた、第3底板取付用溝29cよりも高い位置に配された状態となっている。
そして、上記したように、いずれの底板取付用溝29も床面(床面と平行な面)に対し、所定角度Tだけ傾斜する方向に延びている。つまり、いずれの底板取付用溝29も同方向に延びており、より詳細には、床面に対して所定角度Tだけ傾斜して延びる仮想線αに沿って延びている。
これらのことから、第1底板取付用溝29a、第2底板取付用溝29b、第3底板取付用溝29cは斜め方向で並列し、それぞれ連続してあたかも1つの長い溝状部分を形成している。この一連の溝状部分は、島の端部側から島の中心側に位置する研磨装置43の近傍まで延びている。
そして、図14で示されるように、水平方向で所定間隔を空けて対向配置される腰板用骨組体76のそれぞれに内側板部22を取り付けていく。このことにより、内側板部22もまた、水平方向で所定間隔を空けて対向配置されることとなる。
このとき、内側板部22に形成された底板取付用溝29に対し、底板形成部45の一部である底板本体50の端部を嵌入させ、底板取付用溝29と底板本体50における短手方向の端部周辺部分とを一体に固定する。
すなわち、底板本体50の短手方向の両端部のうちの一方を、対向配置された内側板部22のうちの一方と嵌合させ、底板本体50の短手方向の両端部のうちの他方を、対向配置された内側板部22のうちの他方と嵌合させる。そして、2つの内側板部22と底板本体50とを一体に固定する。
すなわち、底板本体50の短手方向の両端部のうちの一方を、対向配置された内側板部22のうちの一方と嵌合させ、底板本体50の短手方向の両端部のうちの他方を、対向配置された内側板部22のうちの他方と嵌合させる。そして、2つの内側板部22と底板本体50とを一体に固定する。
このことにより、図15で示されるように、腰板部8と底板形成部45によって囲まれた空間である収容空間47が形成される。
このとき、2つの内側板部22にそれぞれ形成されたレール取付用突起28は、同じ(又は略同じ)高さに形成されており、互いに近づく方向へ突出している。
ここで、上記したように、遊技機島1の長手方向で並列する複数の内側板部22には、複数の内側板部22に跨って延びるレール取付用突起28の列が形成されており、斜め方向に延びている(図11等参照)。このため、遊技機島1の短手方向で離間対向する2つの内壁面のそれぞれには、複数のレール取付用突起28によって構成されるレール取付用突起28の列が設けられることとなる。そして、この2つのレール取付用突起28の列は、遊技機島1の短手方向で離間対向し、互いに平行に延びた状態となっている。言い換えると、遊技機島1の短手方向で並列する2つのレール取付用突起28は、上面同士が同一(又は略同一)の高さとなっている。
そして、図16、図17で示されるように、平行に延びる2つのレール取付用突起28の上面にアウトレール42のレール脚部56を載置させた状態とする。さらに、レール脚部56の端部に位置する取付板部70の外側面と、内側板部22の内側面を接触させた状態とする。そして、ビス、ネジ、ボルト、釘等の接合具を介してレール脚部56を内側板部22に固定する。
本実施形態では、アウトレール42を2つのレール取付用突起28の上面に載置するだけで、アウトレール42を所定角度T(図12等参照)だけ傾いた状態とすることができる。つまり、レール取付用突起28の上面が床面に対して傾斜していることから、この上面にアウトレール42を載置するだけで、アウトレール42を所定角度Tだけ傾斜した状態とすることができる。
このことから、作業者がアウトレール42を手で所定角度Tだけ傾斜させつつ固定するといった必要がなく、アウトレール42の固定作業を簡易化することが可能となる。
このことから、作業者がアウトレール42を手で所定角度Tだけ傾斜させつつ固定するといった必要がなく、アウトレール42の固定作業を簡易化することが可能となる。
このようにアウトレール42を固定することにより、図17で示されるように、収容空間47の内部にアウトレール42が配された状態となる。そして、アウトレール42が研磨装置43へ向かって下り勾配となるように、遊技機島1の長手方向に沿って延びた状態となる。
さらに、図17で示されるように、内側板部22の内側面のうち、レール取付用突起28やアウトレール42の取付位置を除いた部分に、補強部材80を貼りつける。
補強部材80は、ゴム等の耐衝撃性に優れた原料を基に形成された薄板状の部材である。この補強部材80によって内側板部22の内側面を覆うことにより、収容空間47に貯留する遊技球等の衝突に対する強度を向上させることが可能となる。
補強部材80は、ゴム等の耐衝撃性に優れた原料を基に形成された薄板状の部材である。この補強部材80によって内側板部22の内側面を覆うことにより、収容空間47に貯留する遊技球等の衝突に対する強度を向上させることが可能となる。
本実施形態では、図12等で示されるように、並列配置されるレール取付用突起28の間に形成される隙間が非常に小さくなっている。そして、図6等で示されるように、複数のレール取付用突起28によって構成される列が、島の端部側から島の中心側に位置する研磨装置43の近傍まで延びている。言い換えると、複数のレール取付用突起28によって形成される1つの大きな突起状部分が、一部が僅かに欠落しつつ、島の端部側から島の中心側まで延びたような状態となっている。
このことから、上記したアウトレール42に換えて、レール脚部56の位置が異なるアウトレール142(図18(b)参照)を固定する場合においても、アウトレール142の固定作業が容易であるという利点がある。
このことから、上記したアウトレール42に換えて、レール脚部56の位置が異なるアウトレール142(図18(b)参照)を固定する場合においても、アウトレール142の固定作業が容易であるという利点がある。
具体的に説明すると、図18(a)で示されるアウトレール42と、図18(b)で示されるアウトレール142では、レール脚部56の位置が異なっているので、レール脚部56とレール取付用突起28の上面との接触位置もまた異なる位置となる。換言すると、レール脚部56とレール取付用突起28の接触位置が、レール取付用突起28の延び方向(並列方向)でずれることとなる。
ここで、上記したように、本実施形態では、それぞれ斜め方向に延びるレール取付用突起28によって形成される列が、島の端部側から島の中心側まで延びており、さらにレール取付用突起28の間に形成される隙間が非常に小さくなっている。
このことから、図18で示されるように、レール脚部56とレール取付用突起28の接触位置がレール取付用突起28の延び方向でずれていても、アウトレール142をレール取付用突起28の上に載置することができる。つまり、本実施形態では、レール脚部56の位置が異なるアウトレール142であっても、レール取付用突起28の上に載置し、所定角度だけ傾斜した状態とすることができる。言い換えると、レール脚部56の位置が異なるアウトレール142の固定作業もまた簡易化できるという利点がある。
このことから、図18で示されるように、レール脚部56とレール取付用突起28の接触位置がレール取付用突起28の延び方向でずれていても、アウトレール142をレール取付用突起28の上に載置することができる。つまり、本実施形態では、レール脚部56の位置が異なるアウトレール142であっても、レール取付用突起28の上に載置し、所定角度だけ傾斜した状態とすることができる。言い換えると、レール脚部56の位置が異なるアウトレール142の固定作業もまた簡易化できるという利点がある。
上記した実施形態では、複数のレール取付用突起28を並列配置する際に、上側のレール取付用突起28と下側のレール取付用突起28の間に間隔が形成される例を示したが、本発明はこれに限るものではない。
例えば、隣接配置されるレール取付用突起の長手方向の端部同士が接触する構成であっても構わない。すなわち、上側に位置するレール取付用突起の下方側端部と、下側に位置するレール取付用突起の上方側端部とが接触する構成あってもよい。このような構成によると、複数のレール取付用突起がそれぞれ連続し、あたかも1つの長い突起部分のようになる。
例えば、隣接配置されるレール取付用突起の長手方向の端部同士が接触する構成であっても構わない。すなわち、上側に位置するレール取付用突起の下方側端部と、下側に位置するレール取付用突起の上方側端部とが接触する構成あってもよい。このような構成によると、複数のレール取付用突起がそれぞれ連続し、あたかも1つの長い突起部分のようになる。
また、上記した実施形態では、複数の底板取付用溝29を並列配置する際に、隣接配置される底板取付用溝29の端部同士が接触する例を示したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、上記した複数のレール取付用突起28によって形成される列のように、隣接配置される取付用溝の間に間隔が形成される構成であってもよい。
上記した実施形態では、レール取付用突起28と、底板取付用溝29のいずれもが床面に対して所定角度Tだけ傾斜して延びる仮想線αに沿って延びる例を示した。また、複数のレール取付用突起28が仮想線αに沿う方向で並列し、且つ、複数の底板取付用溝29が仮想線αに沿う方向で並列している例を示した。しかしながら、本発明はこれに限るものではない。
例えば、レール取付用突起28の延び方向と、底板取付用溝29の延び方向が異なる方向であってもよい。すなわち、レール取付用突起28と底板取付用溝29の少なくとも1つが、所定角度Tとは異なる角度に傾斜して延びる仮想線に沿う方向に延びていてもよい。
同様に、複数のレール取付用突起28によって形成される列の並列方向と、複数の底板取付用溝29によって形成される列の並列方向が異なる方向であっても構わない。すなわち、複数のレール取付用突起28からなる列と、複数の底板取付用溝29からなる列の少なくとも1つが、所定角度Tとは異なる角度に傾斜して延びる仮想線に沿う方向で並列していてもよい。
上記した実施形態では、内側板部22に対してレール取付用突起28と底板取付用溝29の2つの位置基準部を設ける例を示したが、本発明はこれに限るものではない。内側板部に設ける位置基準部は1つであってもよい。
1 遊技機島
12 ぱちんこ機(遊技機)
22 内側板部(壁面形成部材)
28 レール取付用突起(位置基準部)
29 底板取付用溝(位置基準部)
42,142 アウトレール(内部部材、レール部材)
45 底板形成部(内部部材)
12 ぱちんこ機(遊技機)
22 内側板部(壁面形成部材)
28 レール取付用突起(位置基準部)
29 底板取付用溝(位置基準部)
42,142 アウトレール(内部部材、レール部材)
45 底板形成部(内部部材)
Claims (4)
- 1又は複数台の遊技機を配設するための遊技機島であり、
内部空間の内壁面を形成する壁面形成部材を複数備え、前記内壁面に内部部材が固定されるものであって、
前記壁面形成部材には、前記内部部材を固定するための位置基準部が一体に形成されており、
複数の前記壁面形成部材が並列配置され、前記壁面形成部材が並列配置された状態では、それぞれの前記壁面形成部材に形成された前記位置基準部が、床面に対して所定角度傾斜して延びる仮想線に沿って並列することを特徴とする遊技機島。 - 前記内部部材は、遊技媒体を搬送するためのレール部材であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機島。
- 前記位置基準部は、長尺状の突起、又は、長溝であることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機島。
- 前記位置基準部が前記仮想線に沿って延びており、前記壁面形成部材が並列配置された状態では、隣接する前記位置基準部の端部同士が接触する、又は、僅かに隙間を空けて近接することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の遊技機島。
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Citations (3)
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JP2003135825A (ja) * | 2001-10-30 | 2003-05-13 | Gp Advance:Kk | 遊技機島及びその製造方法 |
JP2003190592A (ja) * | 2001-12-27 | 2003-07-08 | Heiwa Corp | アウト玉集合樋 |
JP2010184061A (ja) * | 2009-02-13 | 2010-08-26 | Sanei:Kk | 遊技島 |
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2014
- 2014-04-10 JP JP2014080990A patent/JP2015198870A/ja active Pending
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