JP2019175954A - ボンディング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボンディング装置により被実装部材の上面に対する実装後の電子部品の傾きを検出する。【解決手段】電子部品12と被実装部材14との間に接着剤を介在させて電子部品12を被実装部材14に実装するボンディング装置10は、被実装部材14上に電子部品12を押圧して実装するボンディングヘッド18と、実装後の被実装部材14上における電子部品12からはみ出した接着剤のはみ出し量に基づいて、被実装部材14の上面に対する電子部品12の傾きを検出する傾き検出部(下向きカメラ27b及び画像処理部)とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体チップ等の電子部品を回路基板等の被実装部材に実装するボンディング装置に関する。
従来、ボンディングステージの上の回路基板(被実装部材)上に、ボンディングヘッドにより半導体チップ(電子部品)を押圧加熱することで、半導体チップを回路基板へ実装するフリップチップボンディングが行われている。
フリップチップボンディングは、例えば次の工程手順により行われる。まず、半導体チップの電極にバンプを形成し、その表面に熱硬化性樹脂である非導電性フィルム(NCF)を取り付ける。その半導体チップを反転させて、上面をボンディングヘッドにより吸着して回路基板の上に搬送する。なお、回路基板はボンディングステージの上に吸着固定されている。そして、ボンディングヘッドにより半導体チップを回路基板上の所定位置に押圧加熱することで、バンプを溶融させて回路基板の電極と接合すると共に、回路基板と半導体チップとの間に熱硬化性樹脂を充填する。特許文献1には、以上のフリップチップボンディングについて開示がある。熱硬化性樹脂であるNCFは、接着剤として機能する。
また、従来、半導体チップの下面にNCFを取り付けるのではなく、回路基板に予め熱硬化性樹脂である非導電性ペースト(NCP)を塗布しておくことで、回路基板と半導体チップとの間に熱硬化性樹脂を充填する方法も採用されている。
国際公開2014/141514号
ボンディングヘッド、ボンディングステージ、或いは回路基板が傾いている場合には、半導体チップは、回路基板の上面に対して傾いて実装される。それにより、半導体チップのバンプと回路基板の電極とが接合不良になってしまう虞がある。接合不良の虞がある半導体チップを検出し、或いは、それ以降の半導体チップの傾いた実装を抑制するために、半導体チップの傾きを検出することが望まれている。
本発明の目的は、半導体チップ等の電子部品と回路基板等の被実装部材との間に接着剤を介在させて、電子部品を被実装部材に実装するボンディング装置において、被実装部材の上面に対する電子部品の傾きを検出することにある。
本発明のボンディング装置は、電子部品と被実装部材との間に接着剤を介在させて、電子部品を被実装部材に実装するボンディング装置であって、被実装部材上に電子部品を押圧して実装するボンディングヘッドと、実装後の被実装部材上における電子部品からはみ出した接着剤のはみ出し量に基づいて、被実装部材の上面に対する電子部品の傾きを検出する傾き検出部と、を備える、ことを特徴とする。
本発明のボンディング装置において、傾き検出部は、ボンディングヘッドの降下方向と直交する方向である予め定められた方向における、実装後の電子部品の両端からはみ出した接着剤のはみ出し量の差から、電子部品の傾き度合を検出する、としても好適である。
本発明のボンディング装置において、はみ出し量は、予め定められた方向における、電子部品の端部と当該端部から外方にはみ出した接着剤の末端との間の距離である、としても好適である。
本発明のボンディング装置において、予め定められた方向は、電子部品の2つの端辺と直交する方向であり、はみ出し量は、端辺から外方にはみ出した接着剤の面積である、としても好適である。
本発明のボンディング装置において、傾き検出部は、電子部品からはみ出した接着剤を撮像する撮像装置と、撮像装置により撮像された画像に基づいてはみ出し量を検出する画像処理部と、を備える、としても好適である。
本発明のボンディング装置において、ボンディングヘッドの傾きを調整する機構であるヘッド傾き調整機構と、傾き検出部により検出された電子部品の傾きに基づいて、以降の実装において電子部品の傾きが解消されるように、ヘッド傾き調整機構を制御するヘッド制御部と、をさらに備える、としても好適である。
本発明のボンディング装置において、被実装部材が上に置かれたボンディングステージと、ボンディングステージの傾きを調整する機構であるステージ傾き調整機構と、傾き検出部により検出された電子部品の傾きに基づいて、以降の実装において電子部品の傾きが解消されるように、ステージ傾き調整機構を制御するステージ制御部と、をさらに備える、としても好適である。
本発明のボンディング装置において、傾き検出部は、被実装部材に実装された複数の電子部品のそれぞれのはみ出し量に基づいて、それぞれの電子部品の傾きを検出し、ヘッド制御部は、過去に傾きが検出された電子部品と同じ位置、又は、近傍の位置に電子部品を実装する際に、当該検出された電子部品の傾きに基づいて、ヘッド傾き調整機構を制御する、としても好適である。
本発明のボンディング装置において、傾き検出部は、被実装部材に実装された複数の電子部品のそれぞれのはみ出し量に基づいて、それぞれの電子部品の傾きを検出し、ステージ制御部は、過去に傾きが検出された電子部品と同じ位置、又は、近傍の位置に電子部品を実装する際に、当該検出された電子部品の傾きに基づいて、ステージ傾き調整機構を制御する、としても好適である。
本発明のボンディング装置において、傾き検出部により検出された電子部品の傾き度合が所定値を超える場合には、実装処理を停止させる、としても好適である。
本発明のボンディング装置において、ボンディングヘッドは、被実装部材上に電子部品を押圧加熱して電子部品を実装するヘッドであり、接着剤は、実装前に電子部品の下面に取り付けられた熱硬化性樹脂からなる非導電性フィルム、または、電子部品が実装される位置に予め塗布された熱硬化性樹脂からなる非導電性ペーストである、としても好適である。
本発明によれば、被実装部材の上面に対する実装後の電子部品の傾きを検出することができる。
ボンディング装置の斜視図である。 ボンディング装置の制御構成を示すブロック図である。 実装前の半導体チップ(NCF有り)と回路基板とを示す断面図である。 実装時の半導体チップと回路基板とを示す断面図である。 実装前の半導体チップと回路基板(NCP有り)とを示す断面図である。 傾いて半導体チップが実装される状態の一例を示す断面図である。 半導体チップの傾きが無い場合の半導体チップとその周辺の一例を示す上面図である。 半導体チップの傾きが有る場合の半導体チップとその周辺の一例を示す上面図である。 半導体チップの傾きが有る場合の半導体チップとその周辺の一例を示す上面図である。 接着剤のはみ出し量に基づく半導体チップの傾き検出について説明するための図である。 接着剤のはみ出し量に基づく半導体チップの傾き検出について説明するための図である。 半導体チップの傾きが無い場合の半導体チップとその周辺の一例を示す上面図である。 回路基板の傾きについて説明するための図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する
<構成>
図1は、本実施形態のボンディング装置10の斜視図である。図1における矢印Xは装置左右方向、矢印Yは装置前後方向、矢印Zは装置上下方向を示しており、以降説明する図においても同様である。本実施形態のボンディング装置10は、フリップチップボンダである。図1に示すように、ボンディング装置10は、回路基板14(被実装部材)を吸着固定するボンディングステージ20と、半導体チップ12(電子部品)をボンディングステージ20にある回路基板14上に運び、回路基板14に実装するボンディングヘッド18と、二視野カメラ26とを備える。さらに、ボンディング装置10は、ボンディングステージ20の下側に配置されたステージ傾き調整機構36と、ボンディングヘッド18の上側に配置されたヘッド傾き調整機構32と、を備える。
ボンディングステージ20は、回路基板14が置かれるステージ本体21と、回路基板14を下側から加熱するステージ本体21の内部に設けられたヒータ56とを備える。ステージ本体21の上面には、配管とバルブ(不図示)を介して吸引ポンプ(不図示)に接続された真空吸引孔(不図示)が形成されており、真空吸引孔を介して真空引きすることでステージ本体21の上面に回路基板14を吸着固定する。
ステージ傾き調整機構36は、本体37と、本体37から上方へ突き出てステージ本体21の下側に接続された4つの調整棒38F,38B,38L,38Rとを備える。4つの調整棒38F,38B,38L,38Rの各々は、ステージ本体21の前側、後側、左側、右側の各々の端辺の略中央の位置に接続されている。調整棒38F,38Bの本体37からの突き出し量を変化せることでボンディングステージ20の前後方向(Y方向)の傾きが調整され、調整棒38L,38Rの本体37からの突き出し量を変化させることでボンディングステージ20の左右方向(X方向)の傾きが調整される。
ボンディングヘッド18は、半導体チップ12を回路基板14に押圧するツール24と、ツール24の上側に取り付けられツール24を加熱するためのヒータ22と、ヒータ22の上側に取り付けられたヘッド本体19とを備える。ツール24の下面には、配管とバルブ(不図示)を介して吸引ポンプ(不図示)に接続された真空吸引孔(不図示)が形成されており、真空吸引孔を介して真空引きすることでツール24の下面に半導体チップ12を吸着する。
ヘッド傾き調整機構32は、本体33と、本体33から下方へ突き出てヘッド本体19の上側に接続された4つの調整棒34F,34B,34L,34Rと、を備える。4つの調整棒34F,34B,34L,34Rの各々は、ヘッド本体19の前側、後側、左側、右側の各々の端辺の略中央の位置に接続されている。調整棒34F,34Bの本体33からの突き出し量を変化せることでボンディングヘッド18の前後方向(Y方向)の傾きが調整され、調整棒34L,34Rの本体33からの突き出し量を変化せることでボンディングヘッド18の左右方向(X方向)の傾きが調整される。
ボンディングヘッド18とヘッド傾き調整機構32とは一体となって、ヘッド駆動機構50(図2参照)により、X,Y,Z方向に移動可能となっている。
二視野カメラ26は、上向きカメラ27aと下向きカメラ27bとを備える。二視野カメラ26は、半導体チップ12を吸着したボンディングヘッド18が回路基板14の上側に移動した際に、ボンディングヘッド18と回路基板14との間に挿入され、上向きカメラ27aによりボンディングヘッド18が撮像され、下向きカメラ27bにより回路基板14の半導体チップ12の実装位置が撮像される。そして、それらの撮像画像に基づいて、ボンディングヘッド18の位置を微調整することで、ボンディングヘッド18にある半導体チップ12と、回路基板14上の実装位置とが位置合わせされる。本実施形態のボンディング装置10は、後述するように、下向きカメラ27bが、実装後の半導体チップ12の傾きを検出するために用いられる。
図2は、ボンディング装置10の制御構成を示す図である。ボンディング装置10は、制御部42を備える。制御部42は、プロセッサを含み、記憶部48に記憶されているプログラムに従って処理を実行することで、ヘッド制御部44、ステージ制御部46、カメラ制御部25、および画像処理部28として機能する。ヘッド制御部44は、ヘッド駆動機構50と、ヒータ22と、ヘッド傾き調整機構32とを制御し、ボンディングヘッドのツール24の真空吸引孔の吸引量をバルブを介して制御する。ステージ制御部46は、ヒータ56と、ステージ傾き調整機構36とを制御し、ボンディングステージのステージ本体21の真空吸引孔の吸引量をバルブを介して制御する。カメラ制御部25は、二視野カメラ26のX,Y,Z方向の移動を制御し、上向きカメラ27aと下向きカメラ27bの各々のズームやピント合わせ等の制御を行う。なお、制御部42には上向きカメラ27aと下向きカメラ27bとの各々の撮像画像が入力され、それらの撮像画像に基づいて、ヘッド制御部44がヘッド駆動機構50を制御し、ボンディングヘッド18の位置の微調整が行われる。画像処理部28は、下向きカメラ27b(撮像装置)と組み合わされて、実装後の半導体チップ12の傾きを検出するための傾き検出部30を構成する。この詳細については後述する。
<フリップチップボンディングの工程手順>
ここで、ボンディング装置10によるフリップチップボンディングの工程手順について説明する。まず、図1に示すように、回路基板14がステージ本体21の上に置かれ、ステージ本体21の真空吸引孔の吸引をオンにして、回路基板14をステージ本体21の上面に吸着固定する。半導体チップ12は、その電極にバンプ52(図3参照)が形成され、その表面に熱硬化性樹脂である非導電性フィルム(NCF)16a(図3参照)が取り付けられる。その半導体チップ12が反転され、台座(不図示)に置かれる。
ボンディングヘッドのツール24の真空吸引孔の吸引をオンにして、台座に置かれた半導体チップ12の上面をツール24の下面に真空吸着させ、回路基板14の上側に搬送する。図3には、半導体チップ12が回路基板14の上側に搬送された状態が示されている。この状態で、二視野カメラが、ボンディングヘッド18と回路基板14との間に挿入され、二視野カメラの上向きカメラと下向きカメラの撮像画像に基づいて、ボンディングヘッド18の位置を微調整し、半導体チップ12のバンプ52の位置と、回路基板14上にある電極54の位置とが合わせられる。
そして、ボンディングヘッドのヒータ22をオンにして半導体チップ12を加熱すると共に、ボンディングステージのヒータ56をオンにして回路基板14を下側から加熱し、その状態で、ボンディングヘッド18を降下させる。そして、図4に示すように、ボンディングヘッド18により半導体チップ12を回路基板14上に押圧加熱し、バンプ52を溶融させると共に、NCF(熱硬化性樹脂)16aを半導体チップ12と回路基板14との間で軟化させる。この状態を所定時間保持すると、図4に示すように熱硬化性樹脂16aの一部が半導体チップ12の外側にはみ出した状態になり、その後、熱硬化性樹脂16aは硬化する。そして、ボンディングヘッド18のヒータ22の温度を低下させること、或いは、ボンディングヘッド18のツール24の吸引をオフにしてボンディングヘッド18を半導体チップ12から離れることで、溶融したバンプ52が凝固して回路基板14の電極54に電気的に接合される。
以上説明した工程を複数の半導体チップ12の各々について繰り返し行うことで、図1に示すように複数の半導体チップ12が回路基板14上に実装される。全ての半導体チップ12の回路基板14への実装が完了した際には、ステージ本体21の吸引がオフにされて回路基板14がステージ本体21から取り除かれて、次の回路基板14がステージ本体21の上に載せられる。そして、同様に、次の回路基板14上へ半導体チップ12が実装される。
なお、以上説明した半導体チップ12は、その下面にNCF16aを取り付けていたが、NCF16aの代わりに、図5に示すように回路基板14上面の半導体チップの実装位置に熱硬化性樹脂である非導電性ペースト(NCP)16bを予め塗布しておいてもよい。NCF16aやNCP16bは、半導体チップ12と回路基板14との接着剤16として機能する。
<半導体チップの傾き>
次に、回路基板14の上面に対する半導体チップ12の傾きについて説明する。図6に示すように、回路基板14の上面に対して半導体チップ12の下面が水平(平行)ではなく、相対的に傾きを有した状態で、半導体チップ12が回路基板14に実装されることがある。これは、ボンディングヘッド18、ステージ本体21、および回路基板14のいずれか1つ又は複数に傾きが生じていることが要因と考えられる。このような実装が行われた際には、図6の右側に示すように、半導体チップ12のバンプ52と回路基板14の電極54と接することなく接合不良になる可能性がある。また、図6の左側に示すように、半導体チップ12のバンプ52が回路基板14の電極54に潰されて、所望の接合が行われず、接合不良となる可能性がある。そこで、本実施形態のボンディング装置10は、実装後の半導体チップ12の傾きを検出し、接合不良の虞がある半導体チップ12を検出する。また、その検出結果に基づいて、ボンディングヘッド18の傾きの調整とボンディングステージ20の傾きの調整との少なくとも1つを行い、以降の半導体チップ12の傾いた実装を抑制する。
<半導体チップの傾き検出>
次に、本実施形態の半導体チップ12の傾き検出について説明する。図7は、半導体チップ12の傾きが無い場合の実装後の半導体チップ12とその周辺の一例を示す上面図であり、図8は、半導体チップ12の傾きが有る場合の実装後の半導体チップ12とその周辺の一例を示す上面図である。前述した図4、及び図7に示すように、半導体チップ12の傾きが無い場合には、半導体チップ12の周辺からNCF等の接着剤16がほぼ均等にはみ出した状態となる。
一方、前述した図6、及び図8に示すように、半導体チップ12の傾きが有る場合には、半導体チップ12の周辺からNCF等の接着剤16が不均等にはみ出した状態になる。具体的には、図6に示すように、半導体チップ12が傾くことで、半導体チップ12と回路基板14との間隔が広くなった側(図6の右側)の接着剤16のはみ出し量に比べて、半導体チップ12と回路基板14との間隔が狭くなった側(図6の左側)の接着剤16のはみ出し量の方が多くなる。なお、図6及び図8にはX方向(左右方向)に半導体チップ12が傾いた場合が示されているが、Y方向(前後方向)に半導体チップ12が傾いた場合も同様に不均等に接着剤16がはみ出した状態となり(図9参照)、XY両方向に半導体チップ12が傾いた場合も同様に不均等に接着剤16がはみ出した状態となる。
本実施形態のボンディング装置10は、回路基板14上における実装後の半導体チップ12からはみ出した接着剤16のはみ出し量に基づいて、回路基板14の上面に対する半導体チップ12の傾きを検出する。これは、二視野カメラ26の下向きカメラ27b(撮像装置)と、制御部42の画像処理部28とで構成される傾き検出部30により行われる。ここで、具体的な傾き検出方法を説明する。カメラ制御部25は、二視野カメラ26を、回路基板14上に実装された半導体チップ12の上側まで移動させる。そして、二視野カメラ26の下向きカメラ27bにより、半導体チップ12とその周辺を上から撮像する。それにより、例えば、図8の一点鎖線の内側の領域の撮像画像58が取得される。
そして、画像処理部28は、下向きカメラ27bから撮像画像58を受け取り画像処理を施すことで、撮像画像58から半導体チップ12の端辺(端部)と、半導体チップ12からはみ出した接着剤16の外郭(末端)とを認識する。そして、X方向の半導体チップ12の傾きを検出する場合には、例えば、図8に示すように、半導体チップ12の2つの端辺40L,40Rの各々の略中央を通る直線DIR上における、端辺40Lから接着剤16の末端までの距離xl(はみ出し量)と、端辺40Rから接着剤16の末端までの距離xr(はみ出し量)とを取得する。ここで、xl,xrは、例えば画素数として取得される。そして、画像処理部28は、xlとxrの距離がほぼ同じであれば半導体チップ12のX方向の傾きが無いと判断(検出)し、xl>xr(図8の状態)であれば半導体チップ12が左側に傾いている(図6の状態)と判断し、xl<xrであれば半導体チップ12が右側に傾いていると判断し、xlとxrとの差が大きいほど半導体チップ12のX方向の傾き度合が大きいと判断する。
同様に、Y方向の半導体チップ12の傾きを検出する場合には、例えば、図9に示すように、半導体チップ12の2つの端辺40F,40Bの各々の略中央を通る直線DIR上における、端辺40Fから接着剤16の末端までの距離yf(はみ出し量)と、端辺40Bから接着剤16の末端までの距離yb(はみ出し量)とを取得する。そして、画像処理部28は、yfとybの距離がほぼ同じであれば半導体チップ12のY方向の傾きが無いと判断(検出)し、yf>ybであれば半導体チップ12が前側に傾いていると判断し、yf<ybであれば半導体チップ12が後側に傾いていると判断し、yfとybとの差が大きいほど半導体チップ12のY方向の傾き度合が大きいと判断する。
なお、上記した直線DIRは、半導体チップ12の2つの端辺40L,40R(または2つの端辺40F,40B)の各々の略中央を通る直線に限定されるものではなく、中央から離れた位置を通る直線であってもよい。
また、上記した直線DIRは、Z方向(ボンディングヘッドの降下方向)と直交する方向の予め定められた方向(XY平面上の予め定められた方向)の直線であればよく、半導体チップ12の各端辺40L,40R,40F,40Bに直交しない直線であってもよい。例えば、図8において、図示された直線DIRを45度未満傾けて、その直線上における、端辺40Lから接着剤16の末端までの距離をxlとし、端辺40Rから接着剤16の末端までの距離をxrとして取得してもよい。
また、図10に示すように、画像処理部28は、半導体チップ12の左後角(図10の左上角)と右前角(図10の右下角)を通る直線DIR1上における、半導体チップ12の左後角から接着剤16の末端までの距離dblと、右前角から接着剤16の末端までの距離dfrとを取得し、半導体チップ12の右後角(図10の右上角)と左前角(図10の左下角)を通る直線DIR2上における、半導体チップ12の右後角から接着剤16の末端までの距離dbrと、左前角から接着剤16の末端までの距離dflとを取得してもよい。そして、画像処理部28は、4つの距離dbl,dfr,dbr,dflに基づいて、X方向における半導体チップ12の傾き方向および傾き度合と、Y方向における半導体チップ12の傾き方向および傾き度合とを判断(検出)してもよい。
以上の説明では、半導体チップ12の端部から接着剤16の末端までの距離をはみ出し量としたが、半導体チップ12の各端辺から外方にはみ出した接着剤16の面積をはみ出し量としてもよい。例えば、図11に示すように、画像処理部28は、端辺40Lから外方にはみ出した接着剤16の面積ALと、端辺40Rから外方にはみ出した接着剤16の面積ARとを取得する。そして、画像処理部28は、ALとARの大きさがほぼ同じであれば半導体チップ12のX方向の傾きが無いと判断(検出)し、AL>ARであれば半導体チップ12が左側に傾いていると判断し、AL<ARであれば半導体チップ12が右側に傾いていると判断し、ALとARとの差が大きいほど半導体チップ12のX方向の傾き度合が大きいと判断する。なお、Y方向についても同様である。
なお、図7のように半導体チップ12の傾きが無い場合に半導体チップ12の周辺に略均等に接着剤16がはみ出す場合の他、例えば、図12のように半導体チップ12の傾きが無い場合に半導体チップ12の各端辺の略中央の外方で接着剤16が大きくはみ出し、各端辺の端側の外方では接着剤16がはみ出さない場合もある。したがって、半導体チップ12の傾きが無い場合における接着剤16のはみ出し形状に応じて、接着剤16のはみ出し量の特定位置を適宜変更するようにしてもよい。
<ヘッドおよびステージの傾き調整>
次に、ボンディングヘッド18およびボンディングステージ20の傾き調整について説明する。ヘッド制御部44は、検出された半導体チップ12の傾きに基づいて、以降の実装において半導体チップ12の傾きが解消されるように、ヘッド傾き調整機構32を制御してボンディングヘッド18の傾きを調整する。具体的には、半導体チップ12の左側への傾きが検出された場合(図6の状態)には、図1に示すヘッド傾き調整機構32において、調整棒34Rの突き出し量を大きくする、または、調整棒34Lの突き出し量を小さくする。一方、半導体チップ12の右側への傾きが検出された場合には、調整棒34Lの突き出し量を大きくする、または、調整棒34Rの突き出し量を小さくする。また、検出された半導体チップ12の左右方向(X方向)の傾き度合が大きい程、調整棒34L,34Rの突き出し量の差を大きくする。
同様に、半導体チップ12の前側への傾きが検出された場合には、ヘッド傾き調整機構32の調整棒34Bの突き出し量を大きくする、または、調整棒34Fの突き出し量を小さくする。一方、半導体チップ12の後側への傾きが検出された場合には、調整棒34Fの突き出し量を大きくする、または、調整棒34Bの突き出し量を小さくする。また、検出された半導体チップ12の前後方向(Y方向)の傾き度合が大きい程、調整棒34F,34Bの突き出し量の差を大きくする。
また、以上のヘッド傾き調整機構32の調整に代えて、或いは、それと共に、ステージ制御部46は、傾き検出により検出された半導体チップ12の傾きに基づいて、以降の実装において半導体チップ12の傾きが解消されるように、ステージ傾き調整機構36を制御してボンディングステージ20の傾きを調整する。この調整は、上記したヘッド傾き調整機構32の調整と同様である。すなわち、半導体チップ12の左側への傾きが検出された場合(図6の状態)には、ステージ傾き調整機構36において、調整棒38Rの突き出し量を大きくする、または、調整棒38Lの突き出し量を小さくする。一方、半導体チップ12の右側への傾きが検出された場合には、調整棒38Lの突き出し量を大きくする、または、調整棒38Rの突き出し量を小さくする。また、検出された半導体チップ12の左右方向(X方向)の傾き度合が大きい程、調整棒38L,38Rの突き出し量の差を大きくする。
同様に、半導体チップ12の前側への傾きが検出された場合には、ステージ傾き調整機構36の調整棒38Bの突き出し量を大きくする、または、調整棒38Fの突き出し量を小さくする。一方、半導体チップ12の後側への傾きが検出された場合には、調整棒38Fの突き出し量を大きくする、または、調整棒38Bの突き出し量を小さくする。また、検出された半導体チップ12の前後方向(Y方向)の傾き度合が大きい程、調整棒38F,38Bの突き出し量の差を大きくする。
以上説明したボンディングヘッド18の傾き調整と、ボンディングステージ20の傾き調整との少なくとも1つを行うことで、以降実装する半導体チップ12において、半導体チップ12の下面を回路基板14の上面に対してほぼ水平とすることができる。それにより、以降の実装で、半導体チップ12のバンプ52と回路基板14の電極54との接合不良を抑制することができる。
<作用効果>
次に、本実施形態のボンディング装置10の作用効果について説明する。本実施形態のボンディング装置10によれば、回路基板14における実装後の半導体チップ12からはみ出した接着剤16のはみ出し量に基づいて、回路基板14の上面に対する半導体チップ12の傾きを検出することができる。また、本実施形態のボンディング装置10によれば、ボンディング装置10に予め備わっている二視野カメラ26の下向きカメラ27bおよび制御部42を用いて半導体チップ12の傾きを検出することができる。すなわち、傾き検出のための新たな部材をボンディング装置10に追加する必要がない。
また、半導体チップ12は、回路基板14に実装された後、樹脂で封止されることがある。その場合には、半導体チップ12の傾きを検出することができない。しかし、本実施形態は、ボンディング装置10を用いて半導体チップ12の傾きを検出するため、樹脂封止される前の早い段階で、半導体チップ12の傾きを検出することが可能である。
また、本実施形態のボンディング装置10は、半導体チップ12の傾き検出結果に基づいて、ボンディングヘッド18またはボンディングステージ20の傾きが調整される。そのため、以降の半導体チップ12の実装において半導体チップ12の傾きを解消することができ、半導体チップ12のバンプ52と回路基板14の電極54との接合不良を抑制することがきる。これにより、半導体チップ12の実装品質が向上し、歩留まりを高めることができる。
<その他>
なお、半導体チップ12の傾き検出、および、ヘッド又はステージの傾き調整を行うタイミングは特に限定されない。例えば、所定数の半導体チップ12の実装毎、所定枚の回路基板14の実装完了毎、或いは、実装する半導体チップ12や回路基板14が変更になる毎などに、半導体チップ12の傾き検出を選択的に所定個の半導体チップ12に対して行えばよい。また、1回の傾き検出が行われる毎に、或いは、複数回の傾き検出が行われる毎に、ヘッド又はステージの傾き調整を行えばよい。
また、以上説明した半導体チップ12の傾き検出において、半導体チップ12の傾き度合が所定値を超えた場合には、半導体チップ12の実装処理を強制的に停止させてもよい。それにより、接合不良の虞のある半導体チップ12が大量に発生してしまうことを抑制することができる。
また、例えば、図13に示すように、左側の半導体チップ12aの実装位置では回路基板14にθの傾きがあるのに対し、右側の半導体チップ12bの実装位置では回路基板14に傾きが無いというケースが考えられる。すなわち、回路基板14の位置によって傾きが異なる場合が考えられる。このような場合、回路基板14上の半導体チップ12の実装位置に応じて、ヘッド又はステージの傾き調整量を変えた方が好適である。例えば、同じ仕様(或いは同種)の複数の回路基板14のそれぞれに複数の半導体チップ12を実装する場合、各回路基板14における実装位置ごとの傾きは、ほぼ同じ(同じ傾向)となりえる。そのため、例えば、同じ仕様の複数の回路基板14のそれぞれに実装を行っていく際に、次のように制御を行ってもよい。
まず、傾き検出部30は、回路基板14に実装された複数の半導体チップ12のそれぞれの接着剤16のはみ出し量に基づいて、それぞれの半導体チップ12の傾きを検出する。そして、傾き検出部30は、それぞれの半導体チップ12の傾き検出結果を、それぞれの半導体チップ12の実装位置と対応付けて記憶部48に記憶する。そして、ヘッド制御部44は、記憶部48を参照して、過去に傾き検出結果が得られた半導体チップ12と同じ位置、又は、近傍の位置に半導体チップ12を実装する際に、その傾き検出結果に基づいて、ヘッド傾き調整機構32を制御しボンディングヘッド18の傾きを調整する。または、ステージ制御部46は、記憶部48を参照して、過去に傾き検出結果が得られた半導体チップ12と同じ位置、又は、近傍の位置に半導体チップ12を実装する際に、その傾き検出結果に基づいて、ステージ傾き調整機構36を制御しボンディングステージ20の傾きを調整する。このように制御することで、回路基板14上の半導体チップ12の実装位置毎に、適切にボンディングヘッド18又はボンディングステージ20の傾きが調整されるため、それぞれの半導体チップ12の傾いた実装を抑制することができる。なお、以上では、同じ仕様の複数の回路基板14に実装をする場合を例としたが、この制御はそれ以外の場合にも行うことができる。例えば、ボンディングステージ20の上面の傾きが半導体チップ12の実装位置毎で異なっている場合には、上記制御を行うことで、同様に各半導体チップ12の傾いた実装を抑制できる。
また、以上説明した実施形態のボンディング装置10は、傾き検出部30の一部として二視野カメラ26の下向きカメラ27b(撮像装置)を用いたが、その他の撮像装置が用いられてもよい。例えば、ボンディングヘッド18の近傍に取り付けられ、それと共にX,Y、Z方向に移動可能な撮像装置が用いられてもよい。また、半導体チップ12からはみ出した接着剤のはみ出し量を検出できる限り、撮像装置以外のセンサ等が用いられてもよい。
また、以上説明した実施形態のボンディング装置10は、ヘッド傾き調整機構32が、4つの調整棒によりボンディングヘッド18の傾きを調整する構造であり、同様に、ステージ傾き調整機構36が、4つの調整棒によりボンディングステージ20の傾きを調整する構造であった。しかし、ヘッド傾き調整機構32はボンディングヘッド18の傾きを調整できる限りその他の構造であってもよく、同様に、ステージ傾き調整機構36はボンディングステージ20の傾きを調整できる限りその他の構造であってもよい。また、調整棒を採用する構造の場合、ヘッド、ステージの傾き調整は、調整棒を数μm〜数十μmだけ移動させれば十分な場合も考えられるため、調整棒は非常に短い構造のものも想定することができる。
また、以上説明した実施形態では、ボンディングステージ20上の回路基板14に対して半導体チップ12の傾き検出を行った。しかし、例えば、回路基板14をボンディングステージ20の上から検査モジュールに移動させて、検査モジュールの撮像装置や制御部を傾き検知部として用いて、半導体チップ12の傾きを検出してもよい。
また、以上説明した実施形態では、半導体チップ12を回路基板14へ実装した。しかし、半導体チップ12以外の電子部品(例えばトランジスタやコンデンサ等)を、回路基板14又は回路基板14以外の被実装部材(ウェーハ、ガラス、樹脂等)に実装するものであってもよい。
また、以上説明した実施形態のボンディング装置10は、フリップチップボンダであった。しかし、ボンディング装置10は、ダイボンダであってもよい。すなわち、ボンディング装置10は、電子部品と被実装部材との間に接着剤を介在させて、電子部品を被実装部材に実装する装置であればよい。また、ボンディング装置10がダイボンダである場合には、ボンディングヘッド18は、被実装部材上に電子部品を押圧して実装するヘッドであればよく、加熱機能(ヒータ)を有していなくてもよい。このようなボンディング装置10においても、電子部品からはみ出した接着剤のはみ出し量に基づいて、電子部品の傾きを検出することができ、ヘッドまたはステージの傾き調整を行うことができる。
また、以上説明した実施形態の接着剤16は、NCFやNCP等の熱硬化性樹脂であった。しかし、接着剤16は、熱硬化性樹脂でなくてもよく、例えば熱可塑性樹脂であってもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
10 ボンディング装置、12,12a,12b 半導体チップ(電子部品)、14 回路基板(被実装部材)、16 接着剤、16a 非導電性フィルム(NCF,熱硬化性樹脂)、16b 非導電性ペースト(NCP,熱硬化性樹脂)、18 ボンディングヘッド、19 ヘッド本体、20 ボンディングステージ、21 ステージ本体、22 ヒータ、24 ツール、25 カメラ制御部、26 二視野カメラ、27a 上向きカメラ(撮像装置)、27b 下向きカメラ(撮像装置)、28 画像処理部、30 傾き検出部、32 ヘッド傾き調整機構、33 本体、34L,34R,34F,34B 調整棒、36 ステージ傾き調整機構、37 本体、38L,38R,38F,38B 調整棒、40L,40R,40F,40B 端辺、42 制御部、44 ヘッド制御部、46 ステージ制御部、48 記憶部、50 ヘッド駆動機構、52 バンプ、54 電極、56 ヒータ、58 撮像画像、60 実装エリア。

Claims (11)

  1. 電子部品と被実装部材との間に接着剤を介在させて、前記電子部品を前記被実装部材に実装するボンディング装置であって、
    前記被実装部材上に前記電子部品を押圧して実装するボンディングヘッドと、
    実装後の前記被実装部材上における前記電子部品からはみ出した前記接着剤のはみ出し量に基づいて、前記被実装部材の上面に対する前記電子部品の傾きを検出する傾き検出部と、を備える、
    ことを特徴とするボンディング装置。
  2. 請求項1に記載のボンディング装置において、
    前記傾き検出部は、
    前記ボンディングヘッドの降下方向と直交する方向である予め定められた方向における、実装後の前記電子部品の両端からはみ出した前記接着剤のはみ出し量の差から、前記電子部品の傾き度合を検出する、
    ことを特徴とするボンディング装置。
  3. 請求項2に記載のボンディング装置において、
    前記はみ出し量は、前記予め定められた方向における、前記電子部品の端部と当該端部から外方にはみ出した前記接着剤の末端との間の距離である、
    ことを特徴とするボンディング装置。
  4. 請求項2に記載のボンディング装置において、
    前記予め定められた方向は、前記電子部品の2つの端辺と直交する方向であり、
    前記はみ出し量は、前記端辺から外方にはみ出した前記接着剤の面積である、
    ことを特徴とするボンディング装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のボンディング装置において、
    前記傾き検出部は、
    前記電子部品からはみ出した前記接着剤を撮像する撮像装置と、
    前記撮像装置により撮像された画像に基づいて前記はみ出し量を検出する画像処理部と、を備える、
    ことを特徴とするボンディング装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載のボンディング装置において、
    前記ボンディングヘッドの傾きを調整する機構であるヘッド傾き調整機構と、
    前記傾き検出部により検出された前記電子部品の傾きに基づいて、以降の実装において前記電子部品の傾きが解消されるように、前記ヘッド傾き調整機構を制御するヘッド制御部と、をさらに備える、
    ことを特徴とするボンディング装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載のボンディング装置において、
    前記被実装部材が上に置かれたボンディングステージと、
    前記ボンディングステージの傾きを調整する機構であるステージ傾き調整機構と、
    前記傾き検出部により検出された前記電子部品の傾きに基づいて、以降の実装において前記電子部品の傾きが解消されるように、前記ステージ傾き調整機構を制御するステージ制御部と、をさらに備える、
    ことを特徴とするボンディング装置。
  8. 請求項6に記載のボンディング装置において、
    前記傾き検出部は、前記被実装部材に実装された複数の電子部品のそれぞれの前記はみ出し量に基づいて、それぞれの電子部品の傾きを検出し、
    前記ヘッド制御部は、過去に傾きが検出された電子部品と同じ位置、又は、近傍の位置に電子部品を実装する際に、当該検出された電子部品の傾きに基づいて、前記ヘッド傾き調整機構を制御する、
    ことを特徴とするボンディング装置。
  9. 請求項7に記載のボンディング装置において、
    前記傾き検出部は、前記被実装部材に実装された複数の電子部品のそれぞれの前記はみ出し量に基づいて、それぞれの電子部品の傾きを検出し、
    前記ステージ制御部は、過去に傾きが検出された電子部品と同じ位置、又は、近傍の位置に電子部品を実装する際に、当該検出された電子部品の傾きに基づいて、前記ステージ傾き調整機構を制御する、
    ことを特徴とするボンディング装置。
  10. 請求項2から9のいずれか一項に記載のボンディング装置において、
    前記傾き検出部により検出された前記電子部品の傾き度合が所定値を超える場合には、実装処理を停止させる、
    ことを特徴とするボンディング装置。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載のボンディング装置において、
    前記ボンディングヘッドは、前記被実装部材上に前記電子部品を押圧加熱して前記電子部品を実装するヘッドであり、
    前記接着剤は、
    実装前に前記電子部品の下面に取り付けられた熱硬化性樹脂からなる非導電性フィルム、または、前記電子部品が実装される位置に予め塗布された熱硬化性樹脂からなる非導電性ペーストである、
    ことを特徴とするボンディング装置。
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