JP2019175590A - 照明器具 - Google Patents

Abstract

【課題】内部接続を簡単にできる照明器具を提供する。【解決手段】照明器具10は、器具本体11、端子台12、電源装置13および光源を備える。端子台12は、端子台本体30、および端子台本体30に設けられた端子台側端子31を有し、器具本体11に取り付けられる。電源装置13は、端子台12の端子台側端子31に直接接続される電源入力端子44を有し、器具本体11に取り付けられる。光源は、電源装置13から点灯電源が供給される。【選択図】図１

Description

本発明の実施形態は、端子台を備えた照明器具に関する。

従来、例えば照明装置では、器具本体に端子台および電源装置がそれぞれ取り付けられているとともに光源が配置されている。少なくとも端子台と電源装置との間は内部配線で接続されていることが多い。

内部配線を用いた接続では、配線の端部の皮むき処理や接続した配線を器具本体の内部に沿って固定する処理などが必要となり、内部接続が簡単にはできない。

特開２０１６−１１０９３３号公報

本発明が解決しようとする課題は、内部接続を簡単にできる照明器具を提供することである。

実施形態の照明器具は、器具本体、端子台、電源装置および光源を備える。端子台は、端子台本体、および端子台本体に設けられた端子台側端子を有し、器具本体に取り付けられる。電源装置は、端子台の端子台側端子に直接接続される電源入力端子を有し、器具本体に取り付けられる。光源は、電源装置から点灯電源が供給される。

実施形態によれば、内部接続を簡単にできる照明器具を提供することが期待できる。

第１の実施形態を示す照明器具の器具本体の正面図である。 同上照明器具の器具本体の断面図である。 同上照明器具に用いられる端子台の端子収納部および端子台側端子の側面図である。 同上端子台の接続部の端子収納部および端子台側端子の正面図である。 同上照明器具の器具本体の正面図である。 同上照明器具の斜視図である。 第２の実施形態を示す照明器具の器具本体の正面図である。 第３の実施形態を示す照明器具の器具本体の正面図である。 第４の実施形態を示す照明器具の断面図である。

以下、第１の実施形態を、図１ないし図６を参照して説明する。

図６に示すように、照明器具10は、長尺状の例えば天井直付形照明器具である。照明器具10は、長尺状の器具本体11を備えるとともに、この器具本体11に取り付けられた端子台12、電源装置13および光源ユニット14を備えている。

そして、図５に示すように、器具本体11は、細長く設けられた取付面部20、この取付面部20の長手方向に対して交差する短手方向の両側に設けられた側面部21、および取付面部20の長手方向の両端に設けられた端面部22を有し、取付面部20に対して反対側が開口形成されている。取付面部20には、配線孔23が設けられているとともに、天井などへの設置用の図示しない複数の取付孔が設けられている。さらに、取付面部20には、配線孔23に臨んで端子台12が取り付けられ、この端子台12に隣接して電源装置13が取り付けられている。さらに、取付面部20の両端近傍には、光源ユニット14を器具本体11に取り付けるための取付金具24が取り付けられている。

また、図１および図２に示すように、端子台12は、端子台本体30、この端子台本体30内に配置された図示しない複数の電線接続端子および複数の端子台側端子31を備えている。

端子台本体30は、例えば樹脂製で、絶縁性を有している。端子台本体30は、例えばケースとこのケースに対して開閉可能なカバーとを有し、これらケースとカバーとを組み合わせて略直方体形状に形成されている。端子台本体30は、一面を電線接続面30a、この電線接続面30aに対して反対側の他面を取付面30bとしている。端子台本体30の電線接続面30aには、複数の電線挿入孔32が形成されている。複数の電線挿入孔32には、少なくとも外部電源配線用およびこの外部電源の送り配線用が含まれ、さらに、調光信号配線用およびこの調光信号の送り配線用や、アース配線用およびこのアースの送り配線用などが含まれていてもよい。

端子台本体30内で各電線挿入孔32の内側に、各電線挿入孔32に挿入された電線を抜け止め係止した状態で電気的に接続する速結端子である電線接続端子がそれぞれ配置されている。さらに、端子台本体30の電線接続面30aには、電線挿入孔32の近傍にリリース孔33が設けられている。このリリース孔33の内側には、電線接続端子を電線から離反させて電線を引抜き可能とする図示しないリリースボタンが配置されている。

端子台本体30は、電線接続面30aから挿通されるねじ34によって器具本体11の取付面部20に取り付けられる。

端子台本体30の電線接続面30aに交差する一側面には、端子収納部35が一体に形成されている。端子収納部35は、端子台本体30の一側面の高さ方向の中間位置つまり電線接続面30aと取付面30bとの中間位置から突出されているとともに、端子台本体30の幅方向に沿って幅広に形成されている。図３および図４に示すように、端子収納部35の突出方向の先端側には、複数の溝部36が所定の間隔をあけて設けられている。溝部36は、端子収納部35の先端面から端子収納部35の突出方向の中間位置に亘って設けられている。溝部36の先端側は、端子収納部35の先端側に向けて拡開するように傾斜状に設けられている。溝部36の内側には、端子台側端子31を収納する端子収納凹部37が設けられている。なお、端子収納部35は、端子台本体30とは別体に形成された後に端子台本体30に取り付けるようにしてもよい。

端子台側端子31は、端子収納部35の各溝部36内にそれぞれ配置されている。すなわち、端子台側端子31は、端子収納部35の各端子収納凹部37にそれぞれ収納されている。各端子台側端子31は、端子台本体30内に配置される複数の電線接続端子のうちの対応する電線接続端子に電気的に接続されている。

端子台側端子31は、例えば板ばねで構成されている。端子台側端子31は、板ばねの中間部に対して両端部が互いに対向するようにコ字形に折り曲げられるとともに、板ばねの両端部の先端側が板ばねの中間部側に向けて略Ｖ字形に屈曲されている。これら板ばねの先端側に、互いに接触されているとともに互いに接触する方向に弾性を有する一対の接触片部31aが設けられている。一対の接触片部31aは溝部36内に配置されている。

また、図１および図２に示すように、電源装置13は、ケース40、およびこのケース40内に収納される回路基板41を備えている。ケース40は両端が開口された四角形筒状に形成されている。ケース40は、例えば断面略コ字形のケース本体と断面略コ字形のカバーを有し、これらケース本体とカバーとを組み合わせて四角形筒状に形成されている。ケース40は、器具本体11の取付面部20にねじで取り付けられる。

回路基板41は、外部から供給される交流電源などの外部電力を直流電源などの所定の点灯電源に変換して光源ユニット14に供給する電源回路42として構成されている。

回路基板41の一面は配線パターンが形成された配線パターン面41a、他面は電源回路42を構成する複数の電子部品43が実装される実装面41bである。実装面41bに実装される電子部品43は、リード線などの脚部を有し、この脚部が回路基板41を挿通して配線パターンにはんだ付け接続されている。

回路基板41の一端側には、端子台12の各端子台側端子31にそれぞれ接続される複数の電源入力端子44が実装されている。電源入力端子44は、略平板状に形成され、回路基板41の一端縁に対して直交するとともに回路基板41の実装面41bに対して垂直に立設されている。電源入力端子44には少なくとも３つ以上の脚部45が設けられ、これら脚部45が回路基板41を挿通して配線パターンにはんだ付け接続されている。電源入力端子44の先端側には、回路基板41の一端部よりも外側に突出する突片部46が設けられている。なお、電源入力端子44は、強度を向上させるために屈曲部を設けたり、突片部46とは反対側をＬ字形に折曲してもよい。また、図１および図２では、回路基板41の一端側がケース40の一端部から突出されているが、この回路基板41の一端側はケース40の内側に位置していてもよい。例えば、電源入力端子44の突片部46がケース40の一端側から突出される状態、電源入力端子44の突片部46がケース40の一端側と一致あるいはケース40の一端側よりも少し内側に配置される状態でもよい。

回路基板41の他端側には、光源ユニット14と配線によって接続するためのコネクタ47が実装されている。

また、図６に示すように、光源ユニット14は、器具本体11の開口側に嵌合されて取り付けられる細長い形状の図示しないユニット本体、このユニット本体に支持された光源50、およびこのユニット本体との間で光源50を覆う透光カバー51などを備えている。

ユニット本体には、器具本体11の各取付金具24に係合されて、光源ユニット14を器具本体に付勢して取り付ける図示しない取付ばね機構が取り付けられている。

光源50は、例えば発光モジュール52である。発光モジュール52は、細長い基板53、およびこの基板53に実装された発光素子54を備えている。発光素子54は、例えば表面実装形のＬＥＤなどが用いられるが、例えば有機ＥＬなどの他の発光素子でもよい。

光源ユニット14の発光モジュール52は、図示しない配線によって電源装置13に接続される。配線は先端に有するコネクタが電源装置13のコネクタ47に接続される。

そして、照明器具10を組み立てるには、図１および図２に示すように、まず、器具本体11の取付面部20に、端子台12を配置してねじ34で固定する。

続いて、器具本体11の取付面部20に電源装置13を配置し、この電源装置13を端子台12に近付くように移動させ、各電源入力端子44の突片部46を端子台12の端子収納部35の各溝部36に挿入するとともに各溝部36内の各端子台側端子31に差し込む。端子台側端子31は差し込まれる電源入力端子44に両側から圧着して電気的に接続される。端子台12と接続状態とした電源装置13をねじ止めによって器具本体11に固定する。

光源ユニット14から引き出されている配線のコネクタを電源装置13のコネクタ47に接続し、取付ばね機構によって光源ユニット14を器具本体11に取り付ける。

また、照明器具10を天井などの設置面に設置するには、設置面から引き出されている電源線および信号線や送り配線などの電線を器具本体11の配線孔23から器具内に引き込み、器具本体11を設置面に固定する。器具内に引き込んだ電線を端子台12の対応する電線挿入孔32に挿入して電線接続端子に接続する。光源ユニット14と電源装置13とを配線によって接続し、光源ユニット14を器具本体11に取り付ける。

また、交流電源などの外部電源が端子台12を通じて電源装置13に供給され、電源装置13により外部電源を直流電源などの所定の点灯電源に変換して発光モジュール52に供給され、発光素子54が点灯する。

そして、本実施形態の照明器具10では、器具本体11に端子台12および電源装置13がそれぞれ取り付けられる構成において、端子台12が有する端子台側端子31と電源装置13が有する電源入力端子44とを直接接続することにより、端子台12と電源装置13とを電気的に接続ができるため、器具内の内部接続を簡単に行うことができ、作業性を良好にできる。

また、器具本体11に取り付けられる端子台12の側面に端子台側端子31および端子収納部35が設けられ、電源装置13の一端側に電源入力端子44が設けられているため、例えば予め器具本体11に取り付けられた端子台12に対して、電源装置13を器具本体11に配置するとともに器具本体11に沿って移動させるだけで、電源装置13を端子台12に直接接続することができ、作業性を良好にできる。

また、電源装置13の電源入力端子44は、少なくとも３つ以上の脚部45を有し、これら脚部45によって回路基板41にはんだ付け接続されるため、回路基板41に対する接続強度を確保することができる。

また、電源装置13の電源入力端子44が板状に設けられ、端子台12の端子台側端子31が板ばねで構成されるとともに端子収納部35内に収納される構成であるため、電源装置13の回路基板41の構成を簡素化できる。

なお、端子台12の端子台側端子31と電源装置13の電源入力端子44とが直接接続可能であれば、例えば、端子台側端子31および端子収納部35の構造を回路基板41側に設け、電源入力端子44の構造を端子台12側に設けてもよい。

次に、図７に第２の実施形態を示す。

照明器具10は、電源装置13と光源50とが一体のユニットとして構成された光源装置60を備える。

この場合にも、端子台12が有する端子台側端子31に対して、電源装置13が有する電源入力端子44を直接接続することができるため、端子台12と光源装置60との内部接続を簡単に行うことができ、作業性を良好にできる。さらに、光源装置60を器具本体11に取り付けることで端子台12が有する端子台側端子31と電源装置13が有する電源入力端子44とを接続するように構成することにより、光源装置60の器具本体11への取り付けと電源装置13の端子台12への接続とを同時に行うことができる。

次に、図８に第３の実施形態を示す。

電源装置13の回路基板41の他端側に、一端側の電源入力端子44と同様構成の電源出力端子63を設ける。電源出力端子63には、光源ユニット14に供給する点灯電源が出力される。なお、電源出力端子63は、少なくとも２つあればよい。

光源ユニット14の一端側に、端子台12の端子台側端子31および端子収納部35と同様構成の光源側端子64および端子収納部65を有する端子部を設ける。

そして、端子台12の端子台側端子31に対して電源装置13の電源入力端子44が直接接続され、電源装置13の電源出力端子63に対して光源ユニット14の光源側端子64が直接接続される。そのため、端子台12と電源装置13との間、および電源装置13と光源ユニット14との間の内部接続を簡単に行うことができ、作業性を良好にできる。

次に、図９に第４の実施形態を示す。

電源装置13のケース40は、底面部70、およびこの底面部70の両側から立ち上げられた両側の側面部71を有する断面略コ字形のケース本体72を有している。両側の側面部71の先端間には開口部73が形成されている。底面部70からの両側の側面部71の高さは、ケース本体72内に収納される回路基板41に実装された最大高さ寸法の電子部品43よりも高く設けられている。

そして、器具本体11の取付面部20に対して、ケース本体72の開口部73が対向した状態でケース本体72の両側の側面部71が取り付けられている。器具本体11に取り付けられたケース本体72内に収納されている電子部品43は、器具本体11の取付面部20に対して所定の間隔があけられている。

この場合、器具本体11の取付面部20がケース本体72の開口部73を覆うカバーとして機能するため、ケース40としてはカバーが不要となり、電源装置13の構成を簡素化できる。

そして、第４の実施形態においても、第１ないし第３の実施形態のように端子台12の端子台側端子31に対して電源装置13の電源入力端子44が直接接続され、あるいは第３の実施形態のように電源装置13の電源出力端子63に対して光源ユニット14の光源側端子64が直接接続される。そのため、端子台12と電源装置13との間、あるいは電源装置13と光源ユニット14との間の内部接続を簡単に行うことができ、作業性を良好にできる。

本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。

10 照明器具
11 器具本体
12 端子台
13 電源装置
14 光源ユニット
30 端子台本体
31 端子台側端子
40 ケース
41 回路基板
43 電子部品
44 電源入力端子
50 光源
60 光源装置
63 電源出力端子
64 光源側端子

Claims (4)

1. 器具本体と；
   端子台本体、およびこの端子台本体に設けられた端子台側端子を有し、前記器具本体に取り付けられた端子台と；
   前記端子台の前記端子台側端子に直接接続される電源入力端子を有し、前記器具本体に取り付けられる電源装置と；
   前記電源装置から点灯電源が供給される光源と；
   を具備することを特徴とする照明器具。
2. 器具本体と；
   端子台本体、およびこの端子台本体に設けられた端子台側端子を有し、前記器具本体に取り付けられる端子台と；
   前記端子台の前記端子台側端子に直接接続される電源入力端子を有する電源装置、およびこの電源装置から点灯電源が供給される光源を備え、前記器具本体に取り付けられる光源装置と；
   を具備することを特徴とする照明器具。
3. 器具本体と；
   端子台本体、およびこの端子台本体に設けられた端子台側端子を有し、前記器具本体に取り付けられる端子台と；
   前記端子台の前記端子台側端子に直接接続される電源入力端子、および点灯電源を出力する電源出力端子を有し、前記器具本体に取り付けられる電源装置と；
   光源、および前記電源装置の前記電源出力端子に直接接続される光源側端子を有し、前記器具本体に配置される光源ユニットと；
   を具備することを特徴とする照明器具。
4. 前記電源装置は、ケース、およびこのケース内に収納される電子部品が実装された回路基板を有し、前記器具本体に対向する前記ケースの一面が開口されているとともに、前記ケースの一面が前記器具本体によって閉塞された状態で前記ケースが前記器具本体に取り付けられている
   ことを特徴とする請求項１ないし３いずれか一記載の照明器具。

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