JP2019175008A - 煙感知器試験装置 - Google Patents
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Description
煙感知器を検査する際、検査対象となる煙感知器を取付ベースに取り付け、上蓋を閉じて、煙発生部により疑似煙を発生させる。疑似煙はファンにより試験空間内に循環される。煙感知器の火災検出信号が既定のレベルに達すると、このときの煙濃度信号がホールド部に保持され、煙濃度信号が表示部に表示される。検査者は表示部に表示される煙濃度信号が所定の範囲であるかを判断して、煙感知器の合否判定が行われる。
また、側面視において、隙間と同じ高さに、第2取付ベースに取り付けられた煙感知器の煙が侵入する煙侵入口が位置しているため、隙間を通過した疑似煙が第2取付ベースに取り付けられた煙感知器の煙侵入口から入る。これにより、試験空間内の疑似煙が効率よく煙感知器内に侵入することができる。
また、疑似煙の下流側に上底部が配置されているため、下流側を高くすることにより、下流側に配置された煙感知器にも疑似煙を行き渡らせることが可能となる。
本実施形態の煙感知器試験装置1は、試験空間Sに、試験対象となる5つの煙感知器2A,2B,2C,2D,2Eと、合否の基準となる基準煙感知器2Rとが収容可能に構成されている。煙感知器試験装置1は、収容部10と、中蓋部20と、煙発生部30と、表示部40と、上蓋部50とを備えている。
収容部10の底部15に対向する上面側には、厚み方向に貫通され試験空間を開放する開口部16を有する上面板17が設けられている。この開口部16から検査対象となる煙感知器2A,2B,2C,2D,2Eの出し入れが行われる。
第1のベルト取付部3は、図3に示すように、側面視において、第2のベルト取付部4より底部15側に固定されている。第1のベルト取付部3は、第2のベルト取付部4に比べて約50mmほど底部15側に固定されている。
図5の矢印Fに示すように、煙発生部30により発生された疑似煙は、台座18の下部を通り、第1壁部11に沿って上昇し、第1取付ベース60a,60bを通り、第2取付ベース62に向かう。すなわち、第2取付ベース62が疑似煙の下流側になる。この疑似煙の下流側に、上底部61が配置されている。
蓋34のスライド量Dは、図6に示すように、ファン70の外形寸法より大きく設定されている。
本実施形態の番号情報は、煙感知器2Aが、番号“1”に相当し、煙感知器2Bが、番号“2”に相当し、煙感知器2Cが、番号“3”に相当し、煙感知器2Dが、番号“4”に相当し、煙感知器2Eが、番号“5”に相当する。すなわち、取付ベースの位置と番号とが対応付けられている。このように、各煙感知器2A〜2Eが発報されると、各煙感知器2A〜2Eを識別する番号情報1〜5が、受信部44に送られる。
また、番号情報と、番号情報に対応付けられた濃度検出値とを、記録媒体に記憶させることや、煙感知器試験装置1の外部に出力することも可能である。また、制御部42により検査日や検査者等を記憶部45に記憶させることも可能である。
判定部46は、濃度検出値が判定基準値内である場合は、煙感知器2A〜2Eが正常であると判断し、判定基準値より小さい場合や大きい場合は正常ではないと判断する。また、煙感知器には1種、2種、3種があり、それぞれ公称作動濃度は減光率5%、10%、15%であり、種類ごとの判定基準値が記憶部45に記憶されている。
各煙感知器2A〜2Eが発報されたときの濃度検出値が基準範囲内である場合、制御部42は合否表示灯65を点灯させる。一方、各煙感知器2A〜2Eが発報されたときの濃度検出値が基準範囲外である場合、制御部42は合否表示灯65を点滅させる。例えば、合否表示灯65は、ランプ(電球)であってもよいし、液晶表示であってもよい。
まず、検査者Tが建物内の天井等に設置されている5個の煙感知器を取り外す。図12に示すように、検査者Tは、煙感知器試験装置1の表示部40が正面に位置するようにショルダーベルト5を肩に掛ける。図1に示すように、5個の煙感知器を第1取付ベース60a,60b、第2取付ベース62、中蓋用取付ベース21a,21bそれぞれに取り付ける(ステップS1)。さらに、取り付けられたそれぞれの煙感知器が1種、2種、3種のいずれか操作パネル41を用いて入力する。
また、中蓋部20を閉じた際、中蓋用取付ベース21a,21bに取り付けられた煙感知器2B,2Cと、第1取付ベース60a,60bに取り付けられた煙感知器2B,2Cとの間の隙間Gの寸法は、煙感知器2B,2Cの高さ寸法より小さいため、中蓋用取付ベース21a,21bに取り付けられた煙感知器2D,2Eと第1取付ベース60a,60bに取り付けられた煙感知器2B,2Cとが近接して配置されることになる。これにより、試験空間S内に疑似煙を均一に行き渡らせることが可能となる。
また、側面視において、隙間Gと同じ高さに、第2取付ベース62に取り付けられた煙感知器2Aの煙が侵入する煙侵入口2aが位置しているため、隙間Gを通過した疑似煙が第2取付ベース62に取り付けられた煙感知器2Aの煙侵入口2aから流れ込む。これにより、試験空間S内の疑似煙を効率よく煙感知器2A〜2E内に侵入させることができる。
また、疑似煙の下流側に上底部61が配置されているため、下流側を高くすることにより、下流側に配置された煙感知器2Aにも疑似煙を行き渡らせることが可能となる。
また、煙感知器試験装置1には台座18が設けられ、煙発生部30とファンとを1段目に配置し、煙感知器2A〜2E,2R及び整流板19とを2段目に配置する2段構造としたが、この構造に限らない。すなわち、煙発生部30及びファン70が、同じ段に設けられていてもよく、また、1段構造であってもよい。
また、煙感知器2B,2Cと煙感知器2R,2Aとの高さを変える構成として、台座18上に上底部61を配置する構成としたが、台座の一部に凸部が形成されている構成であってもよい。すなわち、台座18と上底部61が別構成でなくてもよい。
また、側面視において、隙間Gと同じ高さに、第2取付ベース62に取り付けられた煙感知器2Aの煙が侵入する煙侵入口2aが必ずしも位置していなくてもよい。
また、疑似煙の下流側に上底部61が配置されているため、下流側を高くするとしたが、この構成に限らない。すなわち、下流側の煙感知器2Aが上流側の煙感知器2B,2Cよりも下側に配置されていてもよい。
また、煙感知器2A〜2Eは、特に限定されず、通常の煙感知器やプチタイプの感知器を検査することが可能である。
また、上記実施形態に加え、第1のベルト取付部3と第2のベルト取付部4は、取り付けられた壁面に対して平行に回転自在な構成としても良い。このような構成とすることで、検査者が煙感知器試験装置1を肩掛けする際、ショルダーベルト5の方向にベルト取付部が回転するため、ショルダーベルトに余分な負荷がかからないようにできる。
1 煙感知器試験装置
2A〜2E 煙感知器
2a 煙侵入口
16 開口部
19 整流板(煙流入口)
20 中蓋部
30 煙発生部
40 表示部
50 上蓋部
60a,60b 第1取付ベース
61 上底部
62 第2取付ベース
63 段部
Claims (7)
- 開口部が形成され、試験対象となる1以上の煙感知器及び濃度計が収容される試験空間を有する収容部と、
前記試験空間に供給する疑似煙を発生させる煙発生部と、
前記試験空間に設けられ前記疑似煙が通過する煙流入口と、を備え、
前記濃度計は前記試験空間内の濃度を検出し、
前記煙感知器と前記煙流入口との距離及び前記濃度計と前記煙流入口との距離のうち少なくともいずれか一つの距離が異なり、
前記試験空間に収容される前記煙感知器の煙侵入口及び前記濃度計の煙侵入口が前記煙流入口と対向するように前記煙感知器及び前記濃度計が配置されていることを特徴とする煙感知器試験装置。 - 前記煙流入口と第1の距離を有する前記煙感知器の前記煙侵入口の高さと、前記煙流入口と第2の距離を有する前記煙感知器または前記濃度計の前記煙侵入口の高さとが異なることを特徴とする請求項1に記載の煙感知器試験装置。
- 前記煙感知器または前記濃度計を取り付け可能な第1取付ベースと、
前記煙感知器または前記濃度計を取り付け可能な第2取付ベースと、
前記第2取付ベースが設けられた上底部と、
をさらに備え、
前記第1取付ベースに前記濃度計が取り付けられている場合、前記第2取付ベースに前記煙感知器が取り付けられ、
前記第2取付ベースに前記濃度計が取り付けられている場合、前記第1取付ベースに前記煙感知器が取り付けられ、
前記上底部により前記第1取付ベースに取り付けられた前記煙感知器または前記濃度計の前記煙侵入口の高さと前記第2取付ベースに取り付けられた前記煙感知器または前記濃度計の前記煙侵入口の高さとが異なることを特徴とする請求項2に記載の煙感知器試験装置。 - 開口部を閉塞可能な中蓋部をさらに備え、
前記中蓋部に前記煙感知器を取り付け可能な中蓋用取付ベースが設けられ、
前記中蓋部を閉じた際、前記中蓋用取付ベースに取り付けられた前記煙感知器と、前記第1取付ベースに取り付けられた前記煙感知器との間に隙間が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の煙感知器試験装置。 - 側面視において、前記隙間と同じ高さに、前記第2取付ベースに取り付けられた前記煙感知器の煙が侵入する前記煙侵入口が位置していることを特徴とする請求項4に記載の煙感知器試験装置。
- 前記疑似煙の下流側に前記上底部が配置されていることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の煙感知器試験装置。
- 開口部が形成され、試験対象となる1以上の煙感知器と濃度計が収容される試験空間を有する収容部と、
前記試験空間に供給する疑似煙を発生させる煙発生部と、
前記試験空間に設けられ前記疑似煙が通過する煙流入口と、
前記煙感知器を取り付け可能な第1取付ベースと、
開口部を閉塞可能な中蓋部と、
前記中蓋部に設けられ前記煙感知器を取り付け可能な中蓋用取付ベースと、
を備え、
前記中蓋部を閉じた際、前記中蓋用取付ベースに取り付けられた前記煙感知器と、前記第1取付ベースに取り付けられた前記煙感知器との間に隙間が設けられており、
前記隙間の寸法は、前記煙感知器の高さ寸法より小さいことを特徴とする煙感知器試験装置。
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